JP2001125453A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2001125453A JP2001125453A JP30753999A JP30753999A JP2001125453A JP 2001125453 A JP2001125453 A JP 2001125453A JP 30753999 A JP30753999 A JP 30753999A JP 30753999 A JP30753999 A JP 30753999A JP 2001125453 A JP2001125453 A JP 2001125453A
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- JP
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 感光体クリーニング装置などにより回収した
トナーを現像装置へ移送する回収トナー移送ユニットを
備えた画像形成装置において、回収トナー移送ユニット
の構成要素であるスクリュポンプのステータ内面の摩耗
劣化を低減させる。 【解決手段】 回収トナー移送ユニット320は、弾性
体からなる雌ねじ形のステータ332と、ステータ33
2に回転可能に嵌挿されステータ内面に接触しつつ回転
することにより軸方向にトナーを移動させる雄ねじ形の
ロータ331と、ステータ332を収容するホルダ33
8とを有するスクリュポンプ330と、スクリュポンプ
330のホルダ内周面とステータ外周面との間にトナー
を流動化させるための空気を供給する手段とを具備す
る。ステータ332の外周部に、ステータ332の外面
形状を保持する形状保持部材344を設けて、ロータ3
31の偏心回転に伴うステータ332の共振を防止する
ことにより、ロータ331がステータ332の内面に片
当たりすることによって生じるステータ332の部分的
な摩耗劣化を防止する。
トナーを現像装置へ移送する回収トナー移送ユニットを
備えた画像形成装置において、回収トナー移送ユニット
の構成要素であるスクリュポンプのステータ内面の摩耗
劣化を低減させる。 【解決手段】 回収トナー移送ユニット320は、弾性
体からなる雌ねじ形のステータ332と、ステータ33
2に回転可能に嵌挿されステータ内面に接触しつつ回転
することにより軸方向にトナーを移動させる雄ねじ形の
ロータ331と、ステータ332を収容するホルダ33
8とを有するスクリュポンプ330と、スクリュポンプ
330のホルダ内周面とステータ外周面との間にトナー
を流動化させるための空気を供給する手段とを具備す
る。ステータ332の外周部に、ステータ332の外面
形状を保持する形状保持部材344を設けて、ロータ3
31の偏心回転に伴うステータ332の共振を防止する
ことにより、ロータ331がステータ332の内面に片
当たりすることによって生じるステータ332の部分的
な摩耗劣化を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2成分現像剤また
は1成分現像剤を用いたプリンタ、ファクシミリ、ある
いは複写機等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特
に、感光体や中間転写体等の画像担持体のクリーニング
装置および転写ベルト等の転写搬送体のクリーニング装
置により回収されたトナーを現像装置に移送して使用す
るトナーリサイクルシステムを備えた画像形成装置に関
するものである。
は1成分現像剤を用いたプリンタ、ファクシミリ、ある
いは複写機等の電子写真方式の画像形成装置に関し、特
に、感光体や中間転写体等の画像担持体のクリーニング
装置および転写ベルト等の転写搬送体のクリーニング装
置により回収されたトナーを現像装置に移送して使用す
るトナーリサイクルシステムを備えた画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成後に感光体や転写ベルト
等に残留したトナーを回収し、現像装置に移送してトナ
ーをリサイクル使用するように構成した画像形成装置と
して、クリーニング装置により回収した紛体のトナーを
通称モーノポンプと呼ばれるスクリュポンプで回収トナ
ー移送経路へ送り出し、エアーによりトナーを流動化さ
せて現像装置へ移送する回収トナー移送装置を具備した
ものが知られている(特開平10-049020号公報等)。図
6(a)にスクリュポンプを備えた回収トナー移送装置
の要部構造を示す。図中、符号330はスクリュポンプ
であり、スクリュポンプ330はダブルピッチの雄ねじ
螺旋形状のロータ331と、このロータ331を包み込
むように配置されて当該ロータ331と接触係合するダ
ブルピッチの雌ねじ螺旋形状のステータ332とで構成
される。ロータ331は、回収トナーを導入するトナー
ガイド部材321の下部に連結されたホッパ337の内
底部に沿って設けられた横搬送スクリュ333の一端に
ほぼ同軸に連結されている。ロータ331と横搬送スク
リュ333との連結部342は、横搬送スクリュ333
の端部に形成された凹部にロータ331の端部に形成さ
れた凸部を挿入し、側面から接合ピン343を挿入して
連結した若干屈曲可能な構造になっている。横搬送スク
リュ333の他端部はシール部材334を通してホッパ
337の外部に突出しており、ホッパ337の外壁に固
定された軸受335により回転可能に支承されるととも
に、その突端部に従動歯車336が固設されている。ロ
ータ331およびステータ332は、ホッパ337と気
密に接合されたホルダ338内に収容されている。ホッ
パ337とホルダ338は支持部材339に固定されて
いる。支持部材339には駆動モータ340が取り付け
られ、その駆動軸端部に固定された駆動歯車341が従
動歯車336と係合している。したがって、駆動モータ
340が回転すると、駆動歯車341および従動歯車3
36を介して横搬送スクリュ333およびロータ331
が回転し、トナーガイド部材321を介してホッパ33
7内に移送されてきた回収トナーが横搬送スクリュ33
3によりスクリュポンプ330に移送される。
等に残留したトナーを回収し、現像装置に移送してトナ
ーをリサイクル使用するように構成した画像形成装置と
して、クリーニング装置により回収した紛体のトナーを
通称モーノポンプと呼ばれるスクリュポンプで回収トナ
ー移送経路へ送り出し、エアーによりトナーを流動化さ
せて現像装置へ移送する回収トナー移送装置を具備した
ものが知られている(特開平10-049020号公報等)。図
6(a)にスクリュポンプを備えた回収トナー移送装置
の要部構造を示す。図中、符号330はスクリュポンプ
であり、スクリュポンプ330はダブルピッチの雄ねじ
螺旋形状のロータ331と、このロータ331を包み込
むように配置されて当該ロータ331と接触係合するダ
ブルピッチの雌ねじ螺旋形状のステータ332とで構成
される。ロータ331は、回収トナーを導入するトナー
ガイド部材321の下部に連結されたホッパ337の内
底部に沿って設けられた横搬送スクリュ333の一端に
ほぼ同軸に連結されている。ロータ331と横搬送スク
リュ333との連結部342は、横搬送スクリュ333
の端部に形成された凹部にロータ331の端部に形成さ
れた凸部を挿入し、側面から接合ピン343を挿入して
連結した若干屈曲可能な構造になっている。横搬送スク
リュ333の他端部はシール部材334を通してホッパ
337の外部に突出しており、ホッパ337の外壁に固
定された軸受335により回転可能に支承されるととも
に、その突端部に従動歯車336が固設されている。ロ
ータ331およびステータ332は、ホッパ337と気
密に接合されたホルダ338内に収容されている。ホッ
パ337とホルダ338は支持部材339に固定されて
いる。支持部材339には駆動モータ340が取り付け
られ、その駆動軸端部に固定された駆動歯車341が従
動歯車336と係合している。したがって、駆動モータ
340が回転すると、駆動歯車341および従動歯車3
36を介して横搬送スクリュ333およびロータ331
が回転し、トナーガイド部材321を介してホッパ33
7内に移送されてきた回収トナーが横搬送スクリュ33
3によりスクリュポンプ330に移送される。
【0003】ステータ332はゴムなどの弾性材で形成
されている。このステータ332の側面とホルダ338
の内周面との問には1mm 程度の隙間が設けられてい
る。この隙間は回収トナー通路(吐出部)350に連通
しており、ホルダ338の側壁には、この隙間を通して
回収トナー通路350へ空気を吹き込むための空気供給
口351が設けられている。そして、空気供給口351
は、空気供給経路をなす空気供給パイプ362(図5参
照)を介して、空気供給手段であるエアーポンプ360
(図5参照)の空気吐出口に接続されている。エアーポ
ンプは作動すると空気供給パイプおよび上記隙間を通し
て0.5〜1リットル/分程度の送風量で回収トナー通
路350へ空気を吹き込む。これにより、スクリュポン
プ330の回収トナー通路350から出る回収トナーは
流動化が促進され、回収トナー移送が確実なものとな
る。上記回収トナー移送装置を用いることにより、クリ
ーニング装置により回収された回収トナーを空気と混合
し流動化させて現像装置へ移送することができるため、
回収トナー移送経路や空気供給経路にフレキシブルなパ
イプ等を用いることができ、したがって、流路の形状や
配置の自由度が大きく、移送負荷も小さくできるため、
簡易で安価な装置構成で、安定且つ確実に回収トナーの
移送を行うことができる。
されている。このステータ332の側面とホルダ338
の内周面との問には1mm 程度の隙間が設けられてい
る。この隙間は回収トナー通路(吐出部)350に連通
しており、ホルダ338の側壁には、この隙間を通して
回収トナー通路350へ空気を吹き込むための空気供給
口351が設けられている。そして、空気供給口351
は、空気供給経路をなす空気供給パイプ362(図5参
照)を介して、空気供給手段であるエアーポンプ360
(図5参照)の空気吐出口に接続されている。エアーポ
ンプは作動すると空気供給パイプおよび上記隙間を通し
て0.5〜1リットル/分程度の送風量で回収トナー通
路350へ空気を吹き込む。これにより、スクリュポン
プ330の回収トナー通路350から出る回収トナーは
流動化が促進され、回収トナー移送が確実なものとな
る。上記回収トナー移送装置を用いることにより、クリ
ーニング装置により回収された回収トナーを空気と混合
し流動化させて現像装置へ移送することができるため、
回収トナー移送経路や空気供給経路にフレキシブルなパ
イプ等を用いることができ、したがって、流路の形状や
配置の自由度が大きく、移送負荷も小さくできるため、
簡易で安価な装置構成で、安定且つ確実に回収トナーの
移送を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スクリュポン
プ330のロータ331と横搬送スクリュ333との連
結部342が若干屈曲可能な構造になっているため、ロ
ータ331はステータ332の中心軸に対して偏心しな
がら回転する。ステータ332は、ゴムなどの弾性体で
成形され、硬度が低いことから、ロータ331の偏心回
転に伴い、ステータ332全体が変形しながら振動する
共振が生じる。その結果、ロータ331がステータ33
2の内面に片当たりし、部分的な摩耗劣化が進むことに
より、ステータ332の使用寿命が短くなるという問題
があった。スクリュポンプ330は、ロータ331の回
転数に比例して、粉体の吐出量が増加するため、製品に
対する要求吐出量が多くなるにつれて、ロータ331の
偏心回転に伴うステータ332の共振の度合いがさらに
大きくなる。また、ステータ332の内面が部分的に摩
耗することにより、ロータ331とステータ332との
間に紛体トナーの移送不良部位が生じるため、その部位
に紛体トナーの塊(ブロック)が生じ、紛体トナーの流
動化に支障をきたすばかりでなく、ロータ331の回転
そのものが停止することにもなる。本発明は上記従来技
術の問題点に鑑み創案されたものである。すなわち、本
発明が解決しようとする課題は、上記スクリュポンプを
備えた画像形成装置において、ロータの偏心回転に伴う
ステータの共振の度合いを低減することにより、ステー
タ内面の摩耗劣化を低減させ、かつ粉体のブロッキング
の発生を防止することにある。
プ330のロータ331と横搬送スクリュ333との連
結部342が若干屈曲可能な構造になっているため、ロ
ータ331はステータ332の中心軸に対して偏心しな
がら回転する。ステータ332は、ゴムなどの弾性体で
成形され、硬度が低いことから、ロータ331の偏心回
転に伴い、ステータ332全体が変形しながら振動する
共振が生じる。その結果、ロータ331がステータ33
2の内面に片当たりし、部分的な摩耗劣化が進むことに
より、ステータ332の使用寿命が短くなるという問題
があった。スクリュポンプ330は、ロータ331の回
転数に比例して、粉体の吐出量が増加するため、製品に
対する要求吐出量が多くなるにつれて、ロータ331の
偏心回転に伴うステータ332の共振の度合いがさらに
大きくなる。また、ステータ332の内面が部分的に摩
耗することにより、ロータ331とステータ332との
間に紛体トナーの移送不良部位が生じるため、その部位
に紛体トナーの塊(ブロック)が生じ、紛体トナーの流
動化に支障をきたすばかりでなく、ロータ331の回転
そのものが停止することにもなる。本発明は上記従来技
術の問題点に鑑み創案されたものである。すなわち、本
発明が解決しようとする課題は、上記スクリュポンプを
備えた画像形成装置において、ロータの偏心回転に伴う
ステータの共振の度合いを低減することにより、ステー
タ内面の摩耗劣化を低減させ、かつ粉体のブロッキング
の発生を防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、画像担持体上の潜像を現像
剤中のトナーで可視像化する現像手段と、画像形成後の
残留トナーをクリーニングし回収するクリーニング手段
と、該クリーニング手段により回収した回収トナーを前
記現像手段へ移送する回収トナー移送手段とを備え、前
記回収トナー移送手段は、弾性体からなる雌ねじ形のス
テータと、当該ステータに回転可能に嵌挿されステータ
内面に接触しつつ回転することにより軸方向にトナーを
移動させる雄ねじ形のロータと、当該ステータを収容す
るホルダとを有するスクリュポンプと、当該スクリュポ
ンプのホルダ内周面とステータ外周面との間にトナーを
流動化させるための空気を供給する空気供給手段とを具
備した画像形成装置において、前記ステータの外周部
に、当該ステータの外面形状を保持する形状保持部材を
設けたことを特徴とする。また、請求項2記載の発明
は、請求項1記載の画像形成装置において、前記ステー
タはその一端にフランジ部を有し、前記形状保持部材
は、前記ステータの外周面を包囲して当該ステータの外
周形状を保持する円筒状の直胴部と、当該直胴部の一端
に形成され前記ステータのフランジ部に形成された溝に
圧入される嵌挿部とを有することを特徴とする。また、
請求項3記載の発明は、画像担持体上の潜像を現像剤中
のトナーで可視像化する現像手段と、画像形成後の残留
トナーをクリーニングし回収するクリーニング手段と、
該クリーニング手段により回収した回収トナーを前記現
像手段へ移送する回収トナー移送手段とを備え、前記回
収トナー移送手段は、弾性体からなる雌ねじ形のステー
タと、当該ステータに回転可能に嵌挿されステータ内面
に接触しつつ回転することにより軸方向にトナーを移動
させる雄ねじ形のロータと、当該ステータを収容するホ
ルダとを有するスクリュポンプと、当該スクリュポンプ
のホルダ内周面とステータ外周面との間にトナーを流動
化させるための空気を供給する空気供給手段とを具備し
た画像形成装置において、前記ステータの外周部に、当
該ステータの外面形状を保持すべく硬質層を一体形成し
たことを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、画像担持体上の潜像を現像
剤中のトナーで可視像化する現像手段と、画像形成後の
残留トナーをクリーニングし回収するクリーニング手段
と、該クリーニング手段により回収した回収トナーを前
記現像手段へ移送する回収トナー移送手段とを備え、前
記回収トナー移送手段は、弾性体からなる雌ねじ形のス
テータと、当該ステータに回転可能に嵌挿されステータ
内面に接触しつつ回転することにより軸方向にトナーを
移動させる雄ねじ形のロータと、当該ステータを収容す
るホルダとを有するスクリュポンプと、当該スクリュポ
ンプのホルダ内周面とステータ外周面との間にトナーを
流動化させるための空気を供給する空気供給手段とを具
備した画像形成装置において、前記ステータの外周部
に、当該ステータの外面形状を保持する形状保持部材を
設けたことを特徴とする。また、請求項2記載の発明
は、請求項1記載の画像形成装置において、前記ステー
タはその一端にフランジ部を有し、前記形状保持部材
は、前記ステータの外周面を包囲して当該ステータの外
周形状を保持する円筒状の直胴部と、当該直胴部の一端
に形成され前記ステータのフランジ部に形成された溝に
圧入される嵌挿部とを有することを特徴とする。また、
請求項3記載の発明は、画像担持体上の潜像を現像剤中
のトナーで可視像化する現像手段と、画像形成後の残留
トナーをクリーニングし回収するクリーニング手段と、
該クリーニング手段により回収した回収トナーを前記現
像手段へ移送する回収トナー移送手段とを備え、前記回
収トナー移送手段は、弾性体からなる雌ねじ形のステー
タと、当該ステータに回転可能に嵌挿されステータ内面
に接触しつつ回転することにより軸方向にトナーを移動
させる雄ねじ形のロータと、当該ステータを収容するホ
ルダとを有するスクリュポンプと、当該スクリュポンプ
のホルダ内周面とステータ外周面との間にトナーを流動
化させるための空気を供給する空気供給手段とを具備し
た画像形成装置において、前記ステータの外周部に、当
該ステータの外面形状を保持すべく硬質層を一体形成し
たことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。まず、本発明が実施される
画像形成装置の構成例を図1により説明する。図1は複
写機の例を示しており、複写機本体10は従来公知の電
子写真方式による画像形成を行うための、読取部20、
画像形成部30、給紙部40から構成されている。読取
部20は、コンタクトガラス21上に載置された原稿に
光を照射するための光源22と、原稿からの反射光像を
潜像担持体である感光体100上に露光するためのミラ
ー23、24、25、27、28、29およびレンズ2
6からなる露光光学系とを備えて構成されている。画像
形成部30は、ドラム状の感光体100とその周囲に配
設された帯電ユニット150、現像装置200、レジス
トローラ250、転写ベルトユニット400、感光体ク
リーニングユニット300、および定着ユニット500
などによって構成されている。また、給紙部40には、
各種サイズの転写紙が収容された複数の給紙カセットが
設置されている。なお、この例では、アナログ光学系か
らなる露光部20を備えた装置構成を示したが、これに
代えて、レーザ光源とレーザ光を偏向する偏向器とを備
えたレーザ走査光学系を用い、画像信号に応じて感光体
100上に光書込みを行う方式にすればデジタル複写機
やレーザプリンタの構成となり、さらに画像データ送受
信機能を設ければファクシミリの構成となる。図1にお
いて、画像形成動作が開始されると、感光体100が帯
電ユニット150により一様に帯電され、その帯電部に
露光部20からの原稿像が露光され静電潜像が形成され
る。この静電潜像は現像装置200の現像剤(2成分現
像剤または1成分現像剤)によって現像され、感光体1
00上にトナー像が形成される。感光体100上のトナ
ー像は、給紙部40から給紙され、レジストローラ25
0を介して乾写位置(感光体100と転写ベルト405
とのニツプ部)に給紙された転写紙に転写される。そし
てトナー像が転写された転写紙は、転写ベルトユニット
400の転写ベルト405で定着ユニット500に搬送
され、定着ユニット500でトナー像が転写紙に定着さ
れ、定着後の転写紙は排紙ローラ550を介して排紙ト
レイ600に排紙される。一方、トナー像転写後の感光
体100は感光体クリーニングユニット300により清
掃され、残留トナーが除去、回収される。また、転写紙
搬送後の転写ベルト405も転写ベルトユニット400
内のクリーニング手段である転写ベルトクリーニング装
置410により清掃され、残留トナーが除去、回収され
る。なお、感光体クリーニングユニット300および転
写ベルトクリーニング装置410のクリーニング方式と
しては、プレードクリーニング方式、ローラクリーニン
グ方式、ブラシクリーニング方式等がある.
を参照して詳細に説明する。まず、本発明が実施される
画像形成装置の構成例を図1により説明する。図1は複
写機の例を示しており、複写機本体10は従来公知の電
子写真方式による画像形成を行うための、読取部20、
画像形成部30、給紙部40から構成されている。読取
部20は、コンタクトガラス21上に載置された原稿に
光を照射するための光源22と、原稿からの反射光像を
潜像担持体である感光体100上に露光するためのミラ
ー23、24、25、27、28、29およびレンズ2
6からなる露光光学系とを備えて構成されている。画像
形成部30は、ドラム状の感光体100とその周囲に配
設された帯電ユニット150、現像装置200、レジス
トローラ250、転写ベルトユニット400、感光体ク
リーニングユニット300、および定着ユニット500
などによって構成されている。また、給紙部40には、
各種サイズの転写紙が収容された複数の給紙カセットが
設置されている。なお、この例では、アナログ光学系か
らなる露光部20を備えた装置構成を示したが、これに
代えて、レーザ光源とレーザ光を偏向する偏向器とを備
えたレーザ走査光学系を用い、画像信号に応じて感光体
100上に光書込みを行う方式にすればデジタル複写機
やレーザプリンタの構成となり、さらに画像データ送受
信機能を設ければファクシミリの構成となる。図1にお
いて、画像形成動作が開始されると、感光体100が帯
電ユニット150により一様に帯電され、その帯電部に
露光部20からの原稿像が露光され静電潜像が形成され
る。この静電潜像は現像装置200の現像剤(2成分現
像剤または1成分現像剤)によって現像され、感光体1
00上にトナー像が形成される。感光体100上のトナ
ー像は、給紙部40から給紙され、レジストローラ25
0を介して乾写位置(感光体100と転写ベルト405
とのニツプ部)に給紙された転写紙に転写される。そし
てトナー像が転写された転写紙は、転写ベルトユニット
400の転写ベルト405で定着ユニット500に搬送
され、定着ユニット500でトナー像が転写紙に定着さ
れ、定着後の転写紙は排紙ローラ550を介して排紙ト
レイ600に排紙される。一方、トナー像転写後の感光
体100は感光体クリーニングユニット300により清
掃され、残留トナーが除去、回収される。また、転写紙
搬送後の転写ベルト405も転写ベルトユニット400
内のクリーニング手段である転写ベルトクリーニング装
置410により清掃され、残留トナーが除去、回収され
る。なお、感光体クリーニングユニット300および転
写ベルトクリーニング装置410のクリーニング方式と
しては、プレードクリーニング方式、ローラクリーニン
グ方式、ブラシクリーニング方式等がある.
【0007】図2に現像装置の構成例を示す。現像装置
200は、感光体100上の潜像を現像するための現像
ローラ212や現像剤攪拌用の攪拌パドル211等を備
えた現像部210と、現像部210にトナーを補給する
ためのトナー補給部220とを備えて構成されている。
図2において、現像部210のケーシング内に収納され
た現像剤(たとえばトナーとキャリアからなる2成分現
象剤)201は攪拌パドル211、現像ローラ212、
現像アジテータ213により循環・搬送され、現像工程
に供される。また、現像工程で消費されたトナーを補給
するために、トナー補給部220から現像部210への
トナー補給が行われる。このトナー補給は、トナー補給
部220に設けられた螺旋状のアジテータ214により
現像装置200の片端部より中央に移送されたトナー2
05を、トナー補給ローラ215により現像部210の
現像アジテータ213部に落下させることによりなされ
る。そして、現像アジテータ213により、トナー20
5と現像剤201とが攪拌混合される。なお、上記の例
では2成分磁気ブラシ現像方式による現像装置の例を示
しているが、1成分現像方式を採用することもできる。
図3は上記画像形成装置の現像装置周辺の構造を示した
斜視図、図4は図3に示すトナー供給部の要部断面図で
ある。図中の符号110は画像形成装置本体の構造体
(本体前側板)の一部を示し、この中に上記現像装置2
00が収納される。現像装置200はメンテナンスを容
易にするために、図3、図4中の矢印方向に引き出せる
ようになっている。また、前述したトナー補給部220
は現像装置200に固定されているが、これもメンテナ
ンスを容易にするために現像装置200より脱着できる
構造になっている。現像装置200のトナー補給部22
0へのトナー補給には、未使用のフレッシュトナーの補
給経路と、リサイクルトナーの補給経路の2つの経路が
ある。まず、フレッシュトナーの補給について説明す
る。現像装置200のトナー補給部220には、現像装
置200と別体として構成されたフレッシュトナー供給
部240が装着されており、トナー補給部220に設置
したトナー検知センサ225がトナーが無いことを検知
すると、トナー補給命令がフレッシュトナー供給部24
0に対して出され、フレッシュトナー供給部240はそ
の下部に設けられた開口部223からトナーを落下さ
せ、トナー補給部220へのトナー補給を始める。補給
されたトナーは前述の螺旋状のアジテータ214の回転
により奥側に順次移送され、やがてトナー検知センサ2
25部がトナーで満たされるとトナー補給命令は取り消
され、トナー補給は停止する。なお、フレッシュトナー
供給部240は、トナー収納部とトナーの供給装置とか
らなり、トナー補給部220に対して容易に脱著するこ
とができるよう構成されているが、図1に示すように、
複写機本体10の外部に補給トナー貯蔵部50を設け、
この補給トナー貯蔵部50から粉体ポンプ等によりトナ
ー供給パイプ51を介して新しいトナーがフレッシュト
ナー供給部240に供給されるような構成とすることも
できる。
200は、感光体100上の潜像を現像するための現像
ローラ212や現像剤攪拌用の攪拌パドル211等を備
えた現像部210と、現像部210にトナーを補給する
ためのトナー補給部220とを備えて構成されている。
図2において、現像部210のケーシング内に収納され
た現像剤(たとえばトナーとキャリアからなる2成分現
象剤)201は攪拌パドル211、現像ローラ212、
現像アジテータ213により循環・搬送され、現像工程
に供される。また、現像工程で消費されたトナーを補給
するために、トナー補給部220から現像部210への
トナー補給が行われる。このトナー補給は、トナー補給
部220に設けられた螺旋状のアジテータ214により
現像装置200の片端部より中央に移送されたトナー2
05を、トナー補給ローラ215により現像部210の
現像アジテータ213部に落下させることによりなされ
る。そして、現像アジテータ213により、トナー20
5と現像剤201とが攪拌混合される。なお、上記の例
では2成分磁気ブラシ現像方式による現像装置の例を示
しているが、1成分現像方式を採用することもできる。
図3は上記画像形成装置の現像装置周辺の構造を示した
斜視図、図4は図3に示すトナー供給部の要部断面図で
ある。図中の符号110は画像形成装置本体の構造体
(本体前側板)の一部を示し、この中に上記現像装置2
00が収納される。現像装置200はメンテナンスを容
易にするために、図3、図4中の矢印方向に引き出せる
ようになっている。また、前述したトナー補給部220
は現像装置200に固定されているが、これもメンテナ
ンスを容易にするために現像装置200より脱着できる
構造になっている。現像装置200のトナー補給部22
0へのトナー補給には、未使用のフレッシュトナーの補
給経路と、リサイクルトナーの補給経路の2つの経路が
ある。まず、フレッシュトナーの補給について説明す
る。現像装置200のトナー補給部220には、現像装
置200と別体として構成されたフレッシュトナー供給
部240が装着されており、トナー補給部220に設置
したトナー検知センサ225がトナーが無いことを検知
すると、トナー補給命令がフレッシュトナー供給部24
0に対して出され、フレッシュトナー供給部240はそ
の下部に設けられた開口部223からトナーを落下さ
せ、トナー補給部220へのトナー補給を始める。補給
されたトナーは前述の螺旋状のアジテータ214の回転
により奥側に順次移送され、やがてトナー検知センサ2
25部がトナーで満たされるとトナー補給命令は取り消
され、トナー補給は停止する。なお、フレッシュトナー
供給部240は、トナー収納部とトナーの供給装置とか
らなり、トナー補給部220に対して容易に脱著するこ
とができるよう構成されているが、図1に示すように、
複写機本体10の外部に補給トナー貯蔵部50を設け、
この補給トナー貯蔵部50から粉体ポンプ等によりトナ
ー供給パイプ51を介して新しいトナーがフレッシュト
ナー供給部240に供給されるような構成とすることも
できる。
【0008】次にリサイクルトナーの補給について説明
する。本発明の画像形成装置には、前述の感光体クリー
ニングユニット300および転写ベルトクリーニング装
置410により回収されたトナー(回収トナー)を現像
装置200のトナー補給部220へ移送するための回収
トナー移送装置が設けられている。図5は回収トナー移
送装置の概略構成を示す要部斜視図である。図5におい
て、感光体クリーニングユニット300により回収され
たトナーは感光体クリーニングユニット300の一部に
設けられた回収トナー排出部301よりこれと係合する
回収トナー移送ユニット320の一部であるトナーガイ
ド部材321に移送される。トナーガイド部材321
は、感光体クリーニングユニット300から回収トナー
移送用粉体ポンプであるスクリュポンプ330へトナー
を送る役割を果たす。また、転写ベルトユニット400
のクリーニング手段である転写ベルトクリーニング装置
410により回収されたトナーについても同様に転写ベ
ルトユニット400の一部に設けられた回収トナー排出
部411よりこれと係合する回収トナー移送ユニット3
20の一部であるトナーガイド部材321に移送され
る。なお、図中の符号110は、複写機本体10の本体
構造体(本体後側板)であり、この本体構造体110に
は、感光体クリーニングユニット300や転写ベルトユ
ニット400、感光体100、現像装置200、その他
の画像形成部材の支持部材、および回収トナー移送ユニ
ット320の支持部材339等が取り付けられている。
なお、図1、図5の例では転写ベルトユニット400を
用いた画像形成装置を示しているが、この転写ベルトユ
ニット400に代えて従来より用いられているコロナ転
写装置やバイアスローラ転写装置を用いてもよく、これ
らの転写装置を用いた場合は、図1、図5の転写ベルト
クリーニング装置410は不要となる。
する。本発明の画像形成装置には、前述の感光体クリー
ニングユニット300および転写ベルトクリーニング装
置410により回収されたトナー(回収トナー)を現像
装置200のトナー補給部220へ移送するための回収
トナー移送装置が設けられている。図5は回収トナー移
送装置の概略構成を示す要部斜視図である。図5におい
て、感光体クリーニングユニット300により回収され
たトナーは感光体クリーニングユニット300の一部に
設けられた回収トナー排出部301よりこれと係合する
回収トナー移送ユニット320の一部であるトナーガイ
ド部材321に移送される。トナーガイド部材321
は、感光体クリーニングユニット300から回収トナー
移送用粉体ポンプであるスクリュポンプ330へトナー
を送る役割を果たす。また、転写ベルトユニット400
のクリーニング手段である転写ベルトクリーニング装置
410により回収されたトナーについても同様に転写ベ
ルトユニット400の一部に設けられた回収トナー排出
部411よりこれと係合する回収トナー移送ユニット3
20の一部であるトナーガイド部材321に移送され
る。なお、図中の符号110は、複写機本体10の本体
構造体(本体後側板)であり、この本体構造体110に
は、感光体クリーニングユニット300や転写ベルトユ
ニット400、感光体100、現像装置200、その他
の画像形成部材の支持部材、および回収トナー移送ユニ
ット320の支持部材339等が取り付けられている。
なお、図1、図5の例では転写ベルトユニット400を
用いた画像形成装置を示しているが、この転写ベルトユ
ニット400に代えて従来より用いられているコロナ転
写装置やバイアスローラ転写装置を用いてもよく、これ
らの転写装置を用いた場合は、図1、図5の転写ベルト
クリーニング装置410は不要となる。
【0009】図6(a)は回収トナー移送ユニット32
0の構造を示す回収トナー移送装置の要部断面図であ
り、図7は上記各クリーニング手段の回収トナー排出部
301、411および回収トナー移送ユニット320の
トナーガイド部材321の構造例を示す要部断面図であ
る。図6(a)に示すように、粉体ポンプにはスクリュ
ポンプ330が使用される。スクリュポンプ330は、
ダブルピッチの雄ねじ螺旋形状のロータ331と、この
ロータ331を包み込むように配置されて当該ロータ3
31と接触係合するダブルピッチの雌ねじ螺旋形状のス
テータ332とを備えて構成される。ロータ331は、
回収トナーを導入するトナーガイド部材321の下部に
連結されたホッパ337の内底部に沿って設けられた横
搬送スクリュ333の一端にほぼ同軸に連結されてい
る。ロータ331と横搬送スクリュ333との連結部3
42は、横搬送スクリュ333の端部に形成された凹部
にロータ331の端部に形成された凸部を挿入し、側面
から接合ピン343を挿入して連結した若干屈曲可能な
構造になっている。横搬送スクリュ333の他端部はシ
ール部材334を通してホッパ337の外部に突出して
おり、ホッパ337の外壁に固定された軸受335によ
り回転可能に支承されるとともに、その突端部に従動歯
車336が固設されている。ロータ331およびステー
タ332は、ホッパ337と気密に接合されたホルダ3
38内に収容されている。ホッパ337とホルダ338
は支持部材339に固定されている。支持部材339に
は駆動モータ340が取り付けられ、その駆動軸端部に
固定された駆動歯車341が従動歯車336と係合して
いる。従って、駆動モータ340が回転すると、駆動歯
車341および従動歯車336を介して横搬送スクリュ
333およびロータ331が回転し、トナーガイド部材
321を介してホッパ337内に移送されてきた回収ト
ナーが横搬送スクリュ333によりスクリュポンプ33
0に移送される。
0の構造を示す回収トナー移送装置の要部断面図であ
り、図7は上記各クリーニング手段の回収トナー排出部
301、411および回収トナー移送ユニット320の
トナーガイド部材321の構造例を示す要部断面図であ
る。図6(a)に示すように、粉体ポンプにはスクリュ
ポンプ330が使用される。スクリュポンプ330は、
ダブルピッチの雄ねじ螺旋形状のロータ331と、この
ロータ331を包み込むように配置されて当該ロータ3
31と接触係合するダブルピッチの雌ねじ螺旋形状のス
テータ332とを備えて構成される。ロータ331は、
回収トナーを導入するトナーガイド部材321の下部に
連結されたホッパ337の内底部に沿って設けられた横
搬送スクリュ333の一端にほぼ同軸に連結されてい
る。ロータ331と横搬送スクリュ333との連結部3
42は、横搬送スクリュ333の端部に形成された凹部
にロータ331の端部に形成された凸部を挿入し、側面
から接合ピン343を挿入して連結した若干屈曲可能な
構造になっている。横搬送スクリュ333の他端部はシ
ール部材334を通してホッパ337の外部に突出して
おり、ホッパ337の外壁に固定された軸受335によ
り回転可能に支承されるとともに、その突端部に従動歯
車336が固設されている。ロータ331およびステー
タ332は、ホッパ337と気密に接合されたホルダ3
38内に収容されている。ホッパ337とホルダ338
は支持部材339に固定されている。支持部材339に
は駆動モータ340が取り付けられ、その駆動軸端部に
固定された駆動歯車341が従動歯車336と係合して
いる。従って、駆動モータ340が回転すると、駆動歯
車341および従動歯車336を介して横搬送スクリュ
333およびロータ331が回転し、トナーガイド部材
321を介してホッパ337内に移送されてきた回収ト
ナーが横搬送スクリュ333によりスクリュポンプ33
0に移送される。
【0010】ステータ332はゴムなどの弾性体で形成
されている。このステータ332の側面とホルダ338
の内周面との問には1mm 程度の隙間が設けられてい
る。この隙間は回収トナー通路(吐出部)350に連通
しており、ホルダ338の側壁には、この隙間を通して
回収トナー通路350へ空気を吹き込むための空気供給
口351が設けられている。そして、空気供給口351
は、空気供給経路をなす空気供給パイプ362を介し
て、空気供給手段であるエアーポンプ360の空気吐出
口に接続されている。エアーポンプ360は作動すると
空気供給パイプ362および上記隙間を通して0.5〜
1リットル/分程度の送風量で回収トナー通路350へ
空気を吹き込む。これにより、スクリュポンプ330の
回収トナー通路350から出る回収トナーは流動化が促
進され、回収トナー移送が確実なものとなる。
されている。このステータ332の側面とホルダ338
の内周面との問には1mm 程度の隙間が設けられてい
る。この隙間は回収トナー通路(吐出部)350に連通
しており、ホルダ338の側壁には、この隙間を通して
回収トナー通路350へ空気を吹き込むための空気供給
口351が設けられている。そして、空気供給口351
は、空気供給経路をなす空気供給パイプ362を介し
て、空気供給手段であるエアーポンプ360の空気吐出
口に接続されている。エアーポンプ360は作動すると
空気供給パイプ362および上記隙間を通して0.5〜
1リットル/分程度の送風量で回収トナー通路350へ
空気を吹き込む。これにより、スクリュポンプ330の
回収トナー通路350から出る回収トナーは流動化が促
進され、回収トナー移送が確実なものとなる。
【0011】図7に示すように、トナーガイド部材32
1には、感光体クリーニングユニット300の回収トナ
ー排出部301と、転写ベルトクリーニング装置410
の回収トナー排出部411とが接続されている。それぞ
れの回収トナー排出部301、411の内部には回収ト
ナー排出部材(コイルスクリュ等)302、412が内
蔵されていて、感光体クリーニングユニット300およ
び転写ベルトクリーニング装置410により回収された
回収トナーをトナーガイド部材321内へ強制移送し、
トナーガイド部材321内を通して上記ホッパ337へ
落し込むようになっている。スクリュポンプ330を通
過した回収トナーは空気との混合気の状態で回収トナー
移送経路をなす回収トナー移送パイプ380を通して移
送され、現像装置200のトナー補給部220に送られ
る。すなわち、回収トナー移送パイプ380は、その一
端側がスクリュポンプ330の出口に接続され、他端側
が図3に示す現像装置200のトナー補給部220に接
続された連結パイプ231に接合されている。連結パイ
プ231は、トナー補給部220の上部に突設された中
空構造の接続部230の開口部に挿入されている。上記
回収トナー移送パイプ380および空気供給パイプ36
2には、フレキシブルでかつ耐トナー性に優れた弾性材
料(たとえば、軟質塩化ビニル、ナイロン、テフロン
(登録商標)等)からなるパイプが使用されている。
1には、感光体クリーニングユニット300の回収トナ
ー排出部301と、転写ベルトクリーニング装置410
の回収トナー排出部411とが接続されている。それぞ
れの回収トナー排出部301、411の内部には回収ト
ナー排出部材(コイルスクリュ等)302、412が内
蔵されていて、感光体クリーニングユニット300およ
び転写ベルトクリーニング装置410により回収された
回収トナーをトナーガイド部材321内へ強制移送し、
トナーガイド部材321内を通して上記ホッパ337へ
落し込むようになっている。スクリュポンプ330を通
過した回収トナーは空気との混合気の状態で回収トナー
移送経路をなす回収トナー移送パイプ380を通して移
送され、現像装置200のトナー補給部220に送られ
る。すなわち、回収トナー移送パイプ380は、その一
端側がスクリュポンプ330の出口に接続され、他端側
が図3に示す現像装置200のトナー補給部220に接
続された連結パイプ231に接合されている。連結パイ
プ231は、トナー補給部220の上部に突設された中
空構造の接続部230の開口部に挿入されている。上記
回収トナー移送パイプ380および空気供給パイプ36
2には、フレキシブルでかつ耐トナー性に優れた弾性材
料(たとえば、軟質塩化ビニル、ナイロン、テフロン
(登録商標)等)からなるパイプが使用されている。
【0012】図8に、スクリュポンプ330への空気供
給手段であるエアーポンプ360と、その駆動制御系の
概略構成を示す。エアーポンプ360は、その動力源と
してDCブラシモーター364を内蔵しており、このD
Cブラシモーター364をほぼ一定電圧で駆動するよう
に駆動制御系の電源回路367が構成されている。駆動
制御系は、電源回路367の他、DCブラシモーター3
64への通電をオン/オフするためのスイッチ回路36
8、DCブラシモーター364へ供給されている電流値
を測定する電流測定器365、および、この電流測定器
365により測定された電流値に基づいてスイッチ回路
368を含む画像形成機構の電源スイッチをオン/オフ
動作させるCPU366などで構成されている。CPU
366は、スクリュポンプ330が回転すると、スイッ
チ回路368をオンしてDCブラシモータ364を作動
させ、エアーポンプ360内の図示しないポンプ機構を
駆動する。これにより、エアーポンプ360の空気吸引
口363より空気が吸引され、ポンプ機構を経由して空
気吐出口361より吐出され、空気供給パイプ362を
通してスクリュポンプ330に空気が送られる。エアー
ポンプ360の運転中、CPU366は電流測定器36
5により測定される電流値を常時監視している。そし
て、万一その電流値が所定の値(閾値)以下になった
ら、スイッチ回路368を含む画像形成機構の電源スイ
ッチをオフし、DCブラシモータ364への通電を停止
するとともに、複写機の画像形成動作を停止させる。
給手段であるエアーポンプ360と、その駆動制御系の
概略構成を示す。エアーポンプ360は、その動力源と
してDCブラシモーター364を内蔵しており、このD
Cブラシモーター364をほぼ一定電圧で駆動するよう
に駆動制御系の電源回路367が構成されている。駆動
制御系は、電源回路367の他、DCブラシモーター3
64への通電をオン/オフするためのスイッチ回路36
8、DCブラシモーター364へ供給されている電流値
を測定する電流測定器365、および、この電流測定器
365により測定された電流値に基づいてスイッチ回路
368を含む画像形成機構の電源スイッチをオン/オフ
動作させるCPU366などで構成されている。CPU
366は、スクリュポンプ330が回転すると、スイッ
チ回路368をオンしてDCブラシモータ364を作動
させ、エアーポンプ360内の図示しないポンプ機構を
駆動する。これにより、エアーポンプ360の空気吸引
口363より空気が吸引され、ポンプ機構を経由して空
気吐出口361より吐出され、空気供給パイプ362を
通してスクリュポンプ330に空気が送られる。エアー
ポンプ360の運転中、CPU366は電流測定器36
5により測定される電流値を常時監視している。そし
て、万一その電流値が所定の値(閾値)以下になった
ら、スイッチ回路368を含む画像形成機構の電源スイ
ッチをオフし、DCブラシモータ364への通電を停止
するとともに、複写機の画像形成動作を停止させる。
【0013】つまり、DCブラシモータ364に流れる
電流の値はエアーポンプ360の運転負荷に応じて変化
するので、CPU366は、電流測定器365により測
定される電流値によってエアーポンプ360の運転負荷
を監視し、電流値が閾値以下になったら、運転負荷が異
常に低下したと判断してエアーポンプ360の運転およ
び画像形成動作を停止させるのである。したがって、こ
のような運転負荷の異常低下が発生する場合として、空
気供給パイプ362がエアーポンプ360の空気吐出口
361またはスクリュポンプ330の空気供給口351
から外れてしまった場合を想定し、このような場合に電
流測定器365が示す電流値を予め上記閾値として設定
しておくことにより、万一空気供給パイプ362が外れ
てしまった場合に、これを直ちに検知してエアーポンプ
360の運転および画像形成動作を停止させることがで
きる。これにより、スクリュポンプ330とエアーポン
プ360とを結ぶ空気供給パイプ362が外れた状態の
まま複写機が運転されるといった異常な事態の発生を完
全に防止できるので、スクリュポンプ330へ空気が供
給されないために、回収トナーの流動化が促進されず、
回収トナーを現像装置220へ安定供給できなくなると
いった不具合や、スクリュポンプ330や回収トナー移
送パイプ380内で回収トナーが凝集してしまうといっ
た不具合は解消される。また、上記のような運転負荷の
異常低下が発生する場合として、回収トナー移送パイプ
380がスクリュポンプ330の出口または現像装置2
20の入口で外れてしまった場合を想定し、このような
場合に電流測定器365が示す電流値を予め上記閾値と
して設定しておけば、万一回収トナー移送パイプ380
が外れてしまった場合に、これを直ちに検知してエアー
ポンプ360の運転および画像形成動作を停止させるこ
とができる。これにより、現像装置220とスクリュポ
ンプ330とを結ぶ回収トナー移送パイプ380が外れ
ているにも拘わらず、その状態のまま複写機が運転され
るといった異常な事態の発生を完全に防止でき、スクリ
ュポンプ330から空気と混合して送り出された回収ト
ナーが複写機内の空間に大量に放出されるのを未然に防
ぐことができる。
電流の値はエアーポンプ360の運転負荷に応じて変化
するので、CPU366は、電流測定器365により測
定される電流値によってエアーポンプ360の運転負荷
を監視し、電流値が閾値以下になったら、運転負荷が異
常に低下したと判断してエアーポンプ360の運転およ
び画像形成動作を停止させるのである。したがって、こ
のような運転負荷の異常低下が発生する場合として、空
気供給パイプ362がエアーポンプ360の空気吐出口
361またはスクリュポンプ330の空気供給口351
から外れてしまった場合を想定し、このような場合に電
流測定器365が示す電流値を予め上記閾値として設定
しておくことにより、万一空気供給パイプ362が外れ
てしまった場合に、これを直ちに検知してエアーポンプ
360の運転および画像形成動作を停止させることがで
きる。これにより、スクリュポンプ330とエアーポン
プ360とを結ぶ空気供給パイプ362が外れた状態の
まま複写機が運転されるといった異常な事態の発生を完
全に防止できるので、スクリュポンプ330へ空気が供
給されないために、回収トナーの流動化が促進されず、
回収トナーを現像装置220へ安定供給できなくなると
いった不具合や、スクリュポンプ330や回収トナー移
送パイプ380内で回収トナーが凝集してしまうといっ
た不具合は解消される。また、上記のような運転負荷の
異常低下が発生する場合として、回収トナー移送パイプ
380がスクリュポンプ330の出口または現像装置2
20の入口で外れてしまった場合を想定し、このような
場合に電流測定器365が示す電流値を予め上記閾値と
して設定しておけば、万一回収トナー移送パイプ380
が外れてしまった場合に、これを直ちに検知してエアー
ポンプ360の運転および画像形成動作を停止させるこ
とができる。これにより、現像装置220とスクリュポ
ンプ330とを結ぶ回収トナー移送パイプ380が外れ
ているにも拘わらず、その状態のまま複写機が運転され
るといった異常な事態の発生を完全に防止でき、スクリ
ュポンプ330から空気と混合して送り出された回収ト
ナーが複写機内の空間に大量に放出されるのを未然に防
ぐことができる。
【0014】しかし、発明が解決しようとする課題の欄
においても述べたように、スクリュポンプ330のロー
タ331と横搬送スクリュ333との連結部342が若
干屈曲可能な構造になっているため、ロータ331はス
テータ332の中心軸に対して偏心しながら回転する。
ステータ332は、ゴムなどの弾性体で成形され、硬度
が低いことから、ロータ331の偏心回転に伴い、ステ
ータ332全体が変形しながら振動する共振が生じる。
その結果、ロータ331がステータ332の内面に片当
たりし、部分的な摩耗劣化が進むことにより、ステータ
332の使用寿命が短くなるという問題があった。スク
リュポンプ330は、ロータ331の回転数に比例し
て、粉体の吐出量が増加するため、製品に対する要求吐
出量が多くなるにつれて、ロータ331の偏心回転に伴
うステータ332の共振の度合いがさらに大きくなる。
また、ステータ332の内面が部分的に摩耗することに
より、ロータ331とステータ332との間に紛体トナ
ーの移送不良部位が生じるため、その部位に紛体トナー
の塊(ブロック)が生じ、紛体トナーの流動化に支障を
きたすばかりでなく、ロータ331の回転そのものが停
止することにもなる。そこで、本発明では、ゴムなどの
弾性体で形成されたステータ332の外周部に、図6
(b)に示すように、ステータ332の雌ねじ部を有す
る本体部分332aの外面形状を保持する形状保持部材
344を設ける。形状保持部材344は、ステータ33
2の本体部分332aの外周面全体に周接してその部分
の外周形状(直径φ)を保持する円筒状の直胴部344
aと、直胴部344aの一端に形成されステータ332
のフランジ部332bに嵌合してその部分の外周形状を
保持する嵌合部344bとからなる。形状保持部材34
4は、鉄などの硬質材で形成されている。上記のよう
に、ステータ332の外周部にその外面形状を保持する
形状保持部材344を設けたことにより、ロータ331
(図6(a))の偏心回転に伴うステータ332の共振
を防止できる。その結果、ロータ331がステータ33
2の内面に片当たりすることによって生じる、ステータ
332の部分的な摩耗劣化を防止し、ステータ332の
使用寿命を延ばすことができる。また、ステータ332
の内面が局部的に摩耗するのを防止できることにより、
ロータ331とステータ332との間に紛体トナーの移
送不良部位が生じるのを防ぐことができるので、粉体の
ブロッキングの発生などを防止して、紛体トナーの円滑
な流動化を確保できる。
においても述べたように、スクリュポンプ330のロー
タ331と横搬送スクリュ333との連結部342が若
干屈曲可能な構造になっているため、ロータ331はス
テータ332の中心軸に対して偏心しながら回転する。
ステータ332は、ゴムなどの弾性体で成形され、硬度
が低いことから、ロータ331の偏心回転に伴い、ステ
ータ332全体が変形しながら振動する共振が生じる。
その結果、ロータ331がステータ332の内面に片当
たりし、部分的な摩耗劣化が進むことにより、ステータ
332の使用寿命が短くなるという問題があった。スク
リュポンプ330は、ロータ331の回転数に比例し
て、粉体の吐出量が増加するため、製品に対する要求吐
出量が多くなるにつれて、ロータ331の偏心回転に伴
うステータ332の共振の度合いがさらに大きくなる。
また、ステータ332の内面が部分的に摩耗することに
より、ロータ331とステータ332との間に紛体トナ
ーの移送不良部位が生じるため、その部位に紛体トナー
の塊(ブロック)が生じ、紛体トナーの流動化に支障を
きたすばかりでなく、ロータ331の回転そのものが停
止することにもなる。そこで、本発明では、ゴムなどの
弾性体で形成されたステータ332の外周部に、図6
(b)に示すように、ステータ332の雌ねじ部を有す
る本体部分332aの外面形状を保持する形状保持部材
344を設ける。形状保持部材344は、ステータ33
2の本体部分332aの外周面全体に周接してその部分
の外周形状(直径φ)を保持する円筒状の直胴部344
aと、直胴部344aの一端に形成されステータ332
のフランジ部332bに嵌合してその部分の外周形状を
保持する嵌合部344bとからなる。形状保持部材34
4は、鉄などの硬質材で形成されている。上記のよう
に、ステータ332の外周部にその外面形状を保持する
形状保持部材344を設けたことにより、ロータ331
(図6(a))の偏心回転に伴うステータ332の共振
を防止できる。その結果、ロータ331がステータ33
2の内面に片当たりすることによって生じる、ステータ
332の部分的な摩耗劣化を防止し、ステータ332の
使用寿命を延ばすことができる。また、ステータ332
の内面が局部的に摩耗するのを防止できることにより、
ロータ331とステータ332との間に紛体トナーの移
送不良部位が生じるのを防ぐことができるので、粉体の
ブロッキングの発生などを防止して、紛体トナーの円滑
な流動化を確保できる。
【0015】図9はスクリュポンプを構成するステータ
と形状保持部材の別の形態例を示す断面図である。この
形態例では、形状保持部材344は、ステータ332の
本体部分332aの外周面全体に周接してその部分の外
周形状(直径φ)を保持する円筒状の直胴部344a
と、直胴部344aの一端に形成されステータ332の
フランジ部332bに嵌合してその部分の外周形状を保
持する嵌合部332bと、フランジ部332bの基部に
形成された溝332cに圧入される嵌挿部344cとか
らなる。嵌挿部344cは図6(b)の直胴部344a
のフランジ332b側一端を延長するかたちで形成され
ている。この場合も形状保持部材344は、鉄などの硬
質材で形成されている。上記のように、ステータ332
の外面形状を保持する形状保持部材344の一端に、ス
テータ332のフランジ部332bの基部に形成された
溝332cに圧入される嵌挿部344cを設けたことに
より、形状保持部材344をステータ332に装着する
際、形状保持部材344の嵌挿部344cをステータ3
32側の溝332cに圧入(嵌挿)することで、ステー
タ332と形状保持部材344とを確実に相互に位置決
めすることができる。また、ステータ332がロータ3
31の回転駆動により振動しても、ステータ332に対
する形状保持部材344の位置を常に同一箇所に保持
し、両者の位置ずれなどを防止できる。なお、形状保持
部材344は、アルミ等できるだけ熱伝導率が高く放熱
性も良好な材料で形成することが望ましい。形状保持部
材344の材質を電熱性ならびに放熱性の高い材質とす
ることで、ロータ331とステータ332との摩擦熱を
素早く吸収し、外気に放出することができるので、粉体
トナーのブロッキングをより効果的に防止できるように
なる。また、ステータ332の外周部に別途形成した形
状保持部材344を設ける代わりに、たとえば図10に
示すように、ステータ332の表面部に紫外線照射等の
処理を施すことにより硬質層345を一体形成してもよ
い。この場合、形状保持部材344を別途作成する必要
が無く、ステータ332のフランジ332bに溝332
cを形成するなどの加工処理も必要なくなるので、図
6、図9の場合よりも製造コストを安くできる。
と形状保持部材の別の形態例を示す断面図である。この
形態例では、形状保持部材344は、ステータ332の
本体部分332aの外周面全体に周接してその部分の外
周形状(直径φ)を保持する円筒状の直胴部344a
と、直胴部344aの一端に形成されステータ332の
フランジ部332bに嵌合してその部分の外周形状を保
持する嵌合部332bと、フランジ部332bの基部に
形成された溝332cに圧入される嵌挿部344cとか
らなる。嵌挿部344cは図6(b)の直胴部344a
のフランジ332b側一端を延長するかたちで形成され
ている。この場合も形状保持部材344は、鉄などの硬
質材で形成されている。上記のように、ステータ332
の外面形状を保持する形状保持部材344の一端に、ス
テータ332のフランジ部332bの基部に形成された
溝332cに圧入される嵌挿部344cを設けたことに
より、形状保持部材344をステータ332に装着する
際、形状保持部材344の嵌挿部344cをステータ3
32側の溝332cに圧入(嵌挿)することで、ステー
タ332と形状保持部材344とを確実に相互に位置決
めすることができる。また、ステータ332がロータ3
31の回転駆動により振動しても、ステータ332に対
する形状保持部材344の位置を常に同一箇所に保持
し、両者の位置ずれなどを防止できる。なお、形状保持
部材344は、アルミ等できるだけ熱伝導率が高く放熱
性も良好な材料で形成することが望ましい。形状保持部
材344の材質を電熱性ならびに放熱性の高い材質とす
ることで、ロータ331とステータ332との摩擦熱を
素早く吸収し、外気に放出することができるので、粉体
トナーのブロッキングをより効果的に防止できるように
なる。また、ステータ332の外周部に別途形成した形
状保持部材344を設ける代わりに、たとえば図10に
示すように、ステータ332の表面部に紫外線照射等の
処理を施すことにより硬質層345を一体形成してもよ
い。この場合、形状保持部材344を別途作成する必要
が無く、ステータ332のフランジ332bに溝332
cを形成するなどの加工処理も必要なくなるので、図
6、図9の場合よりも製造コストを安くできる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような効果が得られる。請求項1記載の発明によれ
ば、クリーニング手段により回収されたトナーをスクリ
ュポンプを備えた回収トナー移送手段により空気と混合
し流動化させて現像装置へ移送するように構成した画像
形成装置において、スクリュポンプのステータの外周部
にその外面形状を保持する形状保持部材を設けたことに
より、ロータの偏心回転に伴うステータの共振を防止で
きるので、ロータがステータの内面に片当たりすること
によって生じるステータの部分的な摩耗劣化を防止し、
ステータの使用寿命を延ばすことができる。また、ステ
ータの内面が局部的に摩耗するのを防止できることによ
り、ロータとステータとの間にトナーの移送不良部位が
生じるのを防ぎ、トナーの円滑な流動化を確保できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像形成
装置において、ステータの外面形状を保持する形状保持
部材の一端に、ステータのフランジ部に形成された溝に
圧入される嵌挿部を設けたことにより、形状保持部材を
ステータに装着する際、形状保持部材の嵌挿部をステー
タ側の溝に圧入することで、ステータと形状保持部材と
を確実に相互に位置決めすることができる。また、ステ
ータがロータの回転駆動などにより振動しても、ステー
タに対する形状保持部材の位置を常に同一箇所に保持
し、両者の位置ずれなどを防止できる。請求項3記載の
発明によれば、クリーニング手段により回収されたトナ
ーをスクリュポンプを用いた回収トナー移送手段により
空気と混合し流動化させて現像装置へ移送するように構
成した画像形成装置において、スクリュポンプのステー
タの外周部にその外面形状を保持すべく硬質層を一体形
成したことにより、請求項1記載の発明と同等の効果を
得ることができ、しかも形状保持部材を別途作成する必
要が無く、ステータのフランジ部に溝を形成するなどの
加工処理も必要なくなるので製造コストを安くできる。
下のような効果が得られる。請求項1記載の発明によれ
ば、クリーニング手段により回収されたトナーをスクリ
ュポンプを備えた回収トナー移送手段により空気と混合
し流動化させて現像装置へ移送するように構成した画像
形成装置において、スクリュポンプのステータの外周部
にその外面形状を保持する形状保持部材を設けたことに
より、ロータの偏心回転に伴うステータの共振を防止で
きるので、ロータがステータの内面に片当たりすること
によって生じるステータの部分的な摩耗劣化を防止し、
ステータの使用寿命を延ばすことができる。また、ステ
ータの内面が局部的に摩耗するのを防止できることによ
り、ロータとステータとの間にトナーの移送不良部位が
生じるのを防ぎ、トナーの円滑な流動化を確保できる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の画像形成
装置において、ステータの外面形状を保持する形状保持
部材の一端に、ステータのフランジ部に形成された溝に
圧入される嵌挿部を設けたことにより、形状保持部材を
ステータに装着する際、形状保持部材の嵌挿部をステー
タ側の溝に圧入することで、ステータと形状保持部材と
を確実に相互に位置決めすることができる。また、ステ
ータがロータの回転駆動などにより振動しても、ステー
タに対する形状保持部材の位置を常に同一箇所に保持
し、両者の位置ずれなどを防止できる。請求項3記載の
発明によれば、クリーニング手段により回収されたトナ
ーをスクリュポンプを用いた回収トナー移送手段により
空気と混合し流動化させて現像装置へ移送するように構
成した画像形成装置において、スクリュポンプのステー
タの外周部にその外面形状を保持すべく硬質層を一体形
成したことにより、請求項1記載の発明と同等の効果を
得ることができ、しかも形状保持部材を別途作成する必
要が無く、ステータのフランジ部に溝を形成するなどの
加工処理も必要なくなるので製造コストを安くできる。
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例を示す
複写機の概略構成図である。
複写機の概略構成図である。
【図2】現像装置の構成を例示する概略構成図である。
【図3】現像装置周辺の要部斜視図である。
【図4】トナー供給部の要部断面図である。
【図5】回収トナー移送装置の構成例を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】(a)は回収トナー移送装置を構成する回収ト
ナー移送ユニットの要部断面図、(b)はスクリュポン
プのステータおよび形状保持部材の構造を例示する断面
図である。
ナー移送ユニットの要部断面図、(b)はスクリュポン
プのステータおよび形状保持部材の構造を例示する断面
図である。
【図7】クリーニング手段の回収トナー排出部及び回収
トナー移送ユニットのトナーガイド部材の構成例を示す
要部断面図である。
トナー移送ユニットのトナーガイド部材の構成例を示す
要部断面図である。
【図8】スクリュポンプへの空気供給手段であるエアー
ポンプとその駆動制御系を示す概略構成図である。
ポンプとその駆動制御系を示す概略構成図である。
【図9】スクリュポンプを構成するステータと形状保持
部材の別の形態例を示す断面図である。
部材の別の形態例を示す断面図である。
【図10】スクリュポンプを構成するステータと形状保
持部材のさらに別の形態例を示す断面図である。
持部材のさらに別の形態例を示す断面図である。
100:感光体(画像担持体) 150:帯電ユニット 200:現像装置(現像手段) 300:感光体クリーニングユニット(クリーニング手
段) 301:回収トナー排出部 320:回収トナー移送ユニット(回収トナー移送手段) 321:トナーガイド部材 330:スクリュポンプ 331:ロータ 332:ステータ 332a:本体部分 332b:フランジ部 332c:溝 333:横搬送スクリュ 342:連結部 343:接合ピン 344:形状保持部材 344a:直胴部 344b:嵌合部 344c:嵌挿部 345:硬質層 350:回収トナー通路 351:空気供給口 360:エアーポンプ(空気供給手段) 362:空気供給パイプ 380:回収トナー移送パイプ 400;転写ベルトユニット 410:転写ベルトクリーニング装置(クリーニング手
段)
段) 301:回収トナー排出部 320:回収トナー移送ユニット(回収トナー移送手段) 321:トナーガイド部材 330:スクリュポンプ 331:ロータ 332:ステータ 332a:本体部分 332b:フランジ部 332c:溝 333:横搬送スクリュ 342:連結部 343:接合ピン 344:形状保持部材 344a:直胴部 344b:嵌合部 344c:嵌挿部 345:硬質層 350:回収トナー通路 351:空気供給口 360:エアーポンプ(空気供給手段) 362:空気供給パイプ 380:回収トナー移送パイプ 400;転写ベルトユニット 410:転写ベルトクリーニング装置(クリーニング手
段)
Claims (3)
- 【請求項1】 画像担持体上の潜像を現像剤中のトナー
で可視像化する現像手段と、画像形成後の残留トナーを
クリーニングし回収するクリーニング手段と、該クリー
ニング手段により回収したトナーを前記現像手段へ移送
する回収トナー移送手段とを備え、 前記回収トナー移送手段は、弾性体からなる雌ねじ形の
ステータと、当該ステータに回転可能に嵌挿されステー
タ内面に接触しつつ回転することにより軸方向にトナー
を移動させる雄ねじ形のロータと、当該ステータを収容
するホルダとを有するスクリュポンプと、当該スクリュ
ポンプのホルダ内周面とステータ外周面との間にトナー
を流動化させるための空気を供給する空気供給手段とを
具備した画像形成装置において、 前記ステータの外周部に、当該ステータの外面形状を保
持する形状保持部材を設けたことを特徴とする画像形成
装置。 - 【請求項2】 前記ステータはその一端にフランジ部を
有し、 前記形状保持部材は、前記ステータの外周面を包囲して
当該ステータの外周形状を保持する円筒状の直胴部と、
当該直胴部の一端に形成され前記ステータのフランジ部
に形成された溝に圧入される嵌挿部とを有することを特
徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 画像担持体上の潜像を現像剤中のトナー
で可視像化する現像手段と、画像形成後の残留トナーを
クリーニングし回収するクリーニング手段と、該クリー
ニング手段により回収したトナーを前記現像手段へ移送
する回収トナー移送手段とを備え、 前記回収トナー移送手段は、弾性体からなる雌ねじ形の
ステータと、当該ステータに回転可能に嵌挿されステー
タ内面に接触しつつ回転することにより軸方向にトナー
を移動させる雄ねじ形のロータと、当該ステータを収容
するホルダとを有するスクリュポンプと、当該スクリュ
ポンプのホルダ内周面とステータ外周面との間にトナー
を流動化させるための空気を供給する空気供給手段とを
具備した画像形成装置において、 前記ステータの外周部に、当該ステータの外面形状を保
持すべく硬質層を一体形成したことを特徴とする画像形
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30753999A JP2001125453A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30753999A JP2001125453A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001125453A true JP2001125453A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17970321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30753999A Pending JP2001125453A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001125453A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008233394A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Ricoh Co Ltd | 廃トナー回収装置及び画像形成装置 |
JP2016505352A (ja) * | 2012-11-12 | 2016-02-25 | ジーイーエー メカニカル エクイップメント ゲーエムベーハー | ダイレクトドライブによるセパレータ |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30753999A patent/JP2001125453A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008233394A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Ricoh Co Ltd | 廃トナー回収装置及び画像形成装置 |
JP2016505352A (ja) * | 2012-11-12 | 2016-02-25 | ジーイーエー メカニカル エクイップメント ゲーエムベーハー | ダイレクトドライブによるセパレータ |
US9981275B2 (en) | 2012-11-12 | 2018-05-29 | Gea Mechanical Equipment Gmbh | Separator with direct drive and coolant system integrated into drive housing |
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