JP2001119575A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JP2001119575A JP2001119575A JP29424899A JP29424899A JP2001119575A JP 2001119575 A JP2001119575 A JP 2001119575A JP 29424899 A JP29424899 A JP 29424899A JP 29424899 A JP29424899 A JP 29424899A JP 2001119575 A JP2001119575 A JP 2001119575A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 モアレが発生する周波数を有する網点画像領
域のみを検出し、また、その検出した画像領域のモアレ
の発生を抑制する。 【解決手段】 特定線数網点以外の画像領域部を処理す
る通常画像処理部3、特定線数網点画像領域を処理する
特定線数網点用画像処理部4、特定線数網点部判定処理
部5、及びセレクタ6を備え、スキャナ部1から入力さ
れた画像データから特定線数網点判定処理部5でモアレ
が発生する周波数を有する網点領域のみを検出し、モア
レ等の問題が発生する特定線数の場合には、特定線数網
点用画像処理部4で強い平滑化処理にフィルタ処理を変
更して、モアレ等による画質の劣化を抑えるとともに、
特定線数以外の線数による網点画像については通常画像
祖hり部3で弱い平滑化処理を行うことにより、不必要
に画像を劣化させることがないようにする。
域のみを検出し、また、その検出した画像領域のモアレ
の発生を抑制する。 【解決手段】 特定線数網点以外の画像領域部を処理す
る通常画像処理部3、特定線数網点画像領域を処理する
特定線数網点用画像処理部4、特定線数網点部判定処理
部5、及びセレクタ6を備え、スキャナ部1から入力さ
れた画像データから特定線数網点判定処理部5でモアレ
が発生する周波数を有する網点領域のみを検出し、モア
レ等の問題が発生する特定線数の場合には、特定線数網
点用画像処理部4で強い平滑化処理にフィルタ処理を変
更して、モアレ等による画質の劣化を抑えるとともに、
特定線数以外の線数による網点画像については通常画像
祖hり部3で弱い平滑化処理を行うことにより、不必要
に画像を劣化させることがないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
ファクシミリ、プリンタに使用され、入力された画像信
号に対する網点処理に特徴のある画像処理装置に関す
る。
ファクシミリ、プリンタに使用され、入力された画像信
号に対する網点処理に特徴のある画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的な印刷物には網点画像が使用され
るケースが多くその線数は、代表的なものがあるものの
さまざまであり、線数によって空間周波数の特性が変わ
ってくる。一般にデジタル複写機において網点画像を処
理する場合、入力画像データに対して平滑化処理とエッ
ジ強調処理が行われる。デジタル複写機の解像度や前記
処理のフィルタサイズにもよるが、通常の処理では高線
数の網点は平滑化処理によりその網点がつぶれる傾向と
なり、低線数の網点ではそのまま網点を再現し、問題と
はならないケースが多い。そのため、実際に問題となる
のは、その中間の線数を持つ網点画像についてである。
このような中間の線数を持つ網点画像では、劣悪なモア
レ画像となって再現されることがしばしば起こる。例え
ばここで、低線数の網点をつぶしてしまうほどの非常に
強い平滑化処理を行えば、上記のような問題はなくなっ
てしまう。しかし、網点上の文字画像が強い平滑によっ
てボケてしまったり、ハードウェア規模が大きくなりコ
ストアップとなってしまう等の問題がある。
るケースが多くその線数は、代表的なものがあるものの
さまざまであり、線数によって空間周波数の特性が変わ
ってくる。一般にデジタル複写機において網点画像を処
理する場合、入力画像データに対して平滑化処理とエッ
ジ強調処理が行われる。デジタル複写機の解像度や前記
処理のフィルタサイズにもよるが、通常の処理では高線
数の網点は平滑化処理によりその網点がつぶれる傾向と
なり、低線数の網点ではそのまま網点を再現し、問題と
はならないケースが多い。そのため、実際に問題となる
のは、その中間の線数を持つ網点画像についてである。
このような中間の線数を持つ網点画像では、劣悪なモア
レ画像となって再現されることがしばしば起こる。例え
ばここで、低線数の網点をつぶしてしまうほどの非常に
強い平滑化処理を行えば、上記のような問題はなくなっ
てしまう。しかし、網点上の文字画像が強い平滑によっ
てボケてしまったり、ハードウェア規模が大きくなりコ
ストアップとなってしまう等の問題がある。
【0003】そこで、このような網点画像とモアレの問
題に対して提案されたものとして、例えば特開平5−4
8894号公報や特開平6−178097号公報に開示
された発明が公知である。前者は、網点写真に中間調処
理を施す際に発生するモアレ雑音を効果的に抑制できる
とともに、網点写真内のエッジのボケを抑えることがで
きることを目的とし、画像を所定サイズのブロックに分
割する分割回路と、ブロック内の画素データから網点適
合度を算出する網点適合度算出回路と、ブロック内の網
点写真の線数を検出する線数検出回路とを備え、網点適
合度算出回路によって算出された網点適合度及び線数検
出回路によって検出された線数に応じた特性の平滑化処
理をブロック内の画像に施すように構成されている。
題に対して提案されたものとして、例えば特開平5−4
8894号公報や特開平6−178097号公報に開示
された発明が公知である。前者は、網点写真に中間調処
理を施す際に発生するモアレ雑音を効果的に抑制できる
とともに、網点写真内のエッジのボケを抑えることがで
きることを目的とし、画像を所定サイズのブロックに分
割する分割回路と、ブロック内の画素データから網点適
合度を算出する網点適合度算出回路と、ブロック内の網
点写真の線数を検出する線数検出回路とを備え、網点適
合度算出回路によって算出された網点適合度及び線数検
出回路によって検出された線数に応じた特性の平滑化処
理をブロック内の画像に施すように構成されている。
【0004】また、後者は、網点によって発生する濃度
の周期を簡単な構成で2次元的に検出し、画像中の網点
画素を正確に分離抽出すると共に、網点線数も検出する
ことができることを目的とし、網点によって水平方向及
び垂直方向に発生する網点終期を主走査方向及び副走査
方向の濃度の極点を検出する機構と、極点間の画素数を
計数する機構を持つことによって、網点画素を抽出する
ようにして、簡単な構成で網点による濃度の終期を2次
元的に検出し、画像中の網点画素を正確に分離周出する
ことができるように構成されている。
の周期を簡単な構成で2次元的に検出し、画像中の網点
画素を正確に分離抽出すると共に、網点線数も検出する
ことができることを目的とし、網点によって水平方向及
び垂直方向に発生する網点終期を主走査方向及び副走査
方向の濃度の極点を検出する機構と、極点間の画素数を
計数する機構を持つことによって、網点画素を抽出する
ようにして、簡単な構成で網点による濃度の終期を2次
元的に検出し、画像中の網点画素を正確に分離周出する
ことができるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように特開平5−
048894公報記載の発明、特開平6−178097
公報記載の発明等においては網点領域の検出と共に網点
線数の検出を行っている。現在、一般原稿で使用されて
いる網点線数は、網掛け文字等を含めると65〜200
線と幅広く、網点線数をこれら一般原稿において全て検
出することは、ハードウェアの増大に繋がったり、文字
の密集部を網点と誤検知するおそれがあった。
048894公報記載の発明、特開平6−178097
公報記載の発明等においては網点領域の検出と共に網点
線数の検出を行っている。現在、一般原稿で使用されて
いる網点線数は、網掛け文字等を含めると65〜200
線と幅広く、網点線数をこれら一般原稿において全て検
出することは、ハードウェアの増大に繋がったり、文字
の密集部を網点と誤検知するおそれがあった。
【0006】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、モアレが発生する周
波数を有する網点画像領域のみを検出することにある。
みてなされたもので、その目的は、モアレが発生する周
波数を有する網点画像領域のみを検出することにある。
【0007】また、他の目的は、モアレが発生する周波
数を有する網点画像領域に対して、空間フィルタ手段を
制御し、モアレの発生を抑制することにある。
数を有する網点画像領域に対して、空間フィルタ手段を
制御し、モアレの発生を抑制することにある。
【0008】さらに、他の目的は、モアレが発生する周
波数を有する網点画像領域に対して、ノイズを付加し、
モアレの発生を抑制することにある。
波数を有する網点画像領域に対して、ノイズを付加し、
モアレの発生を抑制することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、入力画像信号に対して網点領域を検出す
る画像処理装置において、特定の帯域の空間周波数を有
する網点領域のみを検出する特定周波数網点領域検出手
段を備えていることを特徴とする。
め、本発明は、入力画像信号に対して網点領域を検出す
る画像処理装置において、特定の帯域の空間周波数を有
する網点領域のみを検出する特定周波数網点領域検出手
段を備えていることを特徴とする。
【0010】この場合、さらに、空間フィルタ処理手段
と、前記特定周波数網点領域検出手段の検出結果に基づ
いて前記フィルタ手段を制御する制御手段とを設けると
よい。
と、前記特定周波数網点領域検出手段の検出結果に基づ
いて前記フィルタ手段を制御する制御手段とを設けると
よい。
【0011】なお、前記制御手段は、フィルタの特性、
例えば強い平滑化特性と弱い平滑化特性を変更すること
により前記フィルタ手段を制御する。
例えば強い平滑化特性と弱い平滑化特性を変更すること
により前記フィルタ手段を制御する。
【0012】さらに、前記空間フィルタ処理手段及び前
記特定周波数網点領域検出手段に加えて処理ノイズ発生
手段と、前記特定周波数網点領域検出手段の検出結果に
基づいて前記入力画像信号にノイズを付加するノイズ付
加手段とを設けるとよい。
記特定周波数網点領域検出手段に加えて処理ノイズ発生
手段と、前記特定周波数網点領域検出手段の検出結果に
基づいて前記入力画像信号にノイズを付加するノイズ付
加手段とを設けるとよい。
【0013】なお、前述の場合において、前記特定の帯
域の空間周波数は、モアレを発生する周波数である。
域の空間周波数は、モアレを発生する周波数である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0015】<第1の実施形態>図1は、本実施形態に
おける画像処理装置の構成を示すブロック図である。以
下同図をもとに本実施例における処理動作を説明する。
なお、以下の全実施形態においては、画像データの処理
は、画像データの向かって左側上部を起点として、主走
査(横)方向へ処理が進み、1ライン分の処理が終了す
ると次ラインの処理(副走査方向への処理)が行なわれ
るものとして説明を行う。また、画像データは600dpiと
仮定する。
おける画像処理装置の構成を示すブロック図である。以
下同図をもとに本実施例における処理動作を説明する。
なお、以下の全実施形態においては、画像データの処理
は、画像データの向かって左側上部を起点として、主走
査(横)方向へ処理が進み、1ライン分の処理が終了す
ると次ラインの処理(副走査方向への処理)が行なわれ
るものとして説明を行う。また、画像データは600dpiと
仮定する。
【0016】この画像処理装置は、特定線数網点以外の
画像領域部を処理する通常画像処理部3、特定線数網点
画像領域を処理する特定線数網点用画像処理部4、特定
線数網点部判定処理部5、セレクタ6とからなり、スキ
ャナ部1から画像データが入力され、プリンタ部2に出
力するようになっている。
画像領域部を処理する通常画像処理部3、特定線数網点
画像領域を処理する特定線数網点用画像処理部4、特定
線数網点部判定処理部5、セレクタ6とからなり、スキ
ャナ部1から画像データが入力され、プリンタ部2に出
力するようになっている。
【0017】スキャナ部1より入力された600dpi多
値の画像データ(256値(8bit信号)とする)は、通常画像
処理部3、特定線数網点用画像処理部4及び特定線数網
点判定処理部5へそれぞれ入力される。
値の画像データ(256値(8bit信号)とする)は、通常画像
処理部3、特定線数網点用画像処理部4及び特定線数網
点判定処理部5へそれぞれ入力される。
【0018】図2は、本実施形態における特定線数網点
判定処理部5の構成を示すブロック図である。入力デー
タは、まず網点の中心かどうか網点中心判定部11によ
り判定される。図5は網点中心判定部11によって実行
される網点中心判定を説明するための模式図である。説
明のために注目画素(図中*)を中心とした5×5の画素
ウインドウにおいて、注目画素と隣接する画素グループ
(図中A〜D)G1とその外側の画素グループ(図中a〜
f)G2とに分ける。図中空欄の画素は任意とする。
判定処理部5の構成を示すブロック図である。入力デー
タは、まず網点の中心かどうか網点中心判定部11によ
り判定される。図5は網点中心判定部11によって実行
される網点中心判定を説明するための模式図である。説
明のために注目画素(図中*)を中心とした5×5の画素
ウインドウにおいて、注目画素と隣接する画素グループ
(図中A〜D)G1とその外側の画素グループ(図中a〜
f)G2とに分ける。図中空欄の画素は任意とする。
【0019】網点中心判定部11では、まず、G1の画
素群が全て注目画素値(L)よりも値が高いか低いか判
定する。この判定でG1の画素群が全て注目画素値
(L)ようりも高いか低い場合、注目が措置(L)と注
目画素*を挟んで対角線に存在する対画素(図中同一標
記で示す画素−例A)の画素値(H,I)が全ての対
(A〜D)に対して以下の関係を満たすか判定し、満た
した場合、網点中心画素と判定する。
素群が全て注目画素値(L)よりも値が高いか低いか判
定する。この判定でG1の画素群が全て注目画素値
(L)ようりも高いか低い場合、注目が措置(L)と注
目画素*を挟んで対角線に存在する対画素(図中同一標
記で示す画素−例A)の画素値(H,I)が全ての対
(A〜D)に対して以下の関係を満たすか判定し、満た
した場合、網点中心画素と判定する。
【0020】|2×L− H−I| > TH1 但し、TH1は予め定められた定数 一方、前記条件を満たさない場合、今度はG2の画素群
が全て注目画素値(L)よりも値が高いか低いかを判定
する。G2の画素群の値が全て注目画素値(L)よりも
高い、あるいは低い場合、Lと注目画素*をはさんで対
角線に存在する対画素(図中同一表記で示す−例a)の
画素値(J,K)が全ての対(a〜f)に対して以下の
関係を満たすか判定し、満たした場合網点中心画素と判
定する。
が全て注目画素値(L)よりも値が高いか低いかを判定
する。G2の画素群の値が全て注目画素値(L)よりも
高い、あるいは低い場合、Lと注目画素*をはさんで対
角線に存在する対画素(図中同一表記で示す−例a)の
画素値(J,K)が全ての対(a〜f)に対して以下の
関係を満たすか判定し、満たした場合網点中心画素と判
定する。
【0021】|2×L−K−J| > TH2 但し、TH2は予め定められた定数 次いで、網点中心画素か否かを判定されたデータは、そ
の網点が対象となる特定線数であるかどうかが特定線数
判定部12で判定される。ここでは、100線前後の網
点線数を判定するものとする。
の網点が対象となる特定線数であるかどうかが特定線数
判定部12で判定される。ここでは、100線前後の網
点線数を判定するものとする。
【0022】図3は、注目画素(図中*)が網点中心画素
である場合の、100線の網点による網点中心画素の分
布を示している。図中CはCyan網点(スクリーン角15
度)である場合の網点中心、MはMagenta網点(スクリー
ン角75度)である場合の網点中心、YはYellow網点(ス
クリーン角0度)である場合の網点中心、KはBlack網点
(スクリーン角45度)である場合の網点中心を示す。図
を見ると分かるように600dpiの画像処理系において
100線の網点における網点中心は、注目画素*から5
×5の領域には存在せず、その外側でかつ8×8の領域
に多く存在していることがわかる。そこで、本実施形態
では、特定線数判定処理は以下のようにして行う。
である場合の、100線の網点による網点中心画素の分
布を示している。図中CはCyan網点(スクリーン角15
度)である場合の網点中心、MはMagenta網点(スクリー
ン角75度)である場合の網点中心、YはYellow網点(ス
クリーン角0度)である場合の網点中心、KはBlack網点
(スクリーン角45度)である場合の網点中心を示す。図
を見ると分かるように600dpiの画像処理系において
100線の網点における網点中心は、注目画素*から5
×5の領域には存在せず、その外側でかつ8×8の領域
に多く存在していることがわかる。そこで、本実施形態
では、特定線数判定処理は以下のようにして行う。
【0023】図3に示すように、注目画素*を右下とし
た画素ウインドウに対して、5×5の領域に網点中心が
無く、かつ8×8の領域に1個以上の網点中心が存在す
る場合、100線の網点と判定する。
た画素ウインドウに対して、5×5の領域に網点中心が
無く、かつ8×8の領域に1個以上の網点中心が存在す
る場合、100線の網点と判定する。
【0024】特定線数網点であるか否かの判定されたデ
ータは、判定のエラーの影響を低減するためにブロック
判定部13により以下の判定が行われる。本実施形態に
おいては、5×5の画素ブロックを1ブロックとして、
図4のように注目画素*を含んだブロックを中心に3×
3ブロックにより以下の判定を行う。なお、画素ブロッ
ク内に特定線数網点と判定された画素が1個以上ある場
合、当該ブロックを特定線数網点ブロックとする。
ータは、判定のエラーの影響を低減するためにブロック
判定部13により以下の判定が行われる。本実施形態に
おいては、5×5の画素ブロックを1ブロックとして、
図4のように注目画素*を含んだブロックを中心に3×
3ブロックにより以下の判定を行う。なお、画素ブロッ
ク内に特定線数網点と判定された画素が1個以上ある場
合、当該ブロックを特定線数網点ブロックとする。
【0025】一方、図4の3×3ブロックのなかで、特
定線数網点ブロックであると判定されたブロックがTH
3以上ある場合、注目画素*を特定線数網点画素領域で
あると判定する。なお、TH3は予め定められた定数で
ある。このようにして判定した判定結果はAMI信号と
して画素単位で出力する。
定線数網点ブロックであると判定されたブロックがTH
3以上ある場合、注目画素*を特定線数網点画素領域で
あると判定する。なお、TH3は予め定められた定数で
ある。このようにして判定した判定結果はAMI信号と
して画素単位で出力する。
【0026】本実施形態では、このようにして特定線数
網点領域判定処理が実行される。なお、本発明における
特定線数網点領域の判定は、本実施形態のみに限定され
るものではなく、例えばFFT等を使用して周波数分析
等を行って網点線数を求めた上で特定線数を判定すると
いう方法もある。
網点領域判定処理が実行される。なお、本発明における
特定線数網点領域の判定は、本実施形態のみに限定され
るものではなく、例えばFFT等を使用して周波数分析
等を行って網点線数を求めた上で特定線数を判定すると
いう方法もある。
【0027】次に、通常処理画像処理部3と特定線数網
点用画像処理部4について説明する。本実施形態では、
特定線数網点領域においては平滑化フィルタを切り替え
る。図6(a)は、特定線数網点用平滑化フィルタの一
例であり、モアレを除去するために強い平滑化を行う。
図6(b)は、通常画像処理部3用の平滑化フィルタで
あり、文字画質、モアレ等の問題が出ない線数の網点、
印画紙画質等を考慮して弱い平滑化を行う。
点用画像処理部4について説明する。本実施形態では、
特定線数網点領域においては平滑化フィルタを切り替え
る。図6(a)は、特定線数網点用平滑化フィルタの一
例であり、モアレを除去するために強い平滑化を行う。
図6(b)は、通常画像処理部3用の平滑化フィルタで
あり、文字画質、モアレ等の問題が出ない線数の網点、
印画紙画質等を考慮して弱い平滑化を行う。
【0028】なお、本実施例においては、平滑化フィル
タを切り替える例を示しているが、これがエッジ強調フ
ィルタでも同様の結果が得られ、また、その双方を切り
替える方法においても同様である。本発明は、これらの
方法に限定されない。
タを切り替える例を示しているが、これがエッジ強調フ
ィルタでも同様の結果が得られ、また、その双方を切り
替える方法においても同様である。本発明は、これらの
方法に限定されない。
【0029】この2種類の処理データをAMI信号によ
ってセレクタ6にて切り替て出力し、プリンタ部2へ出
力する。
ってセレクタ6にて切り替て出力し、プリンタ部2へ出
力する。
【0030】以上説明したように本実施形態によれば、
特にモアレ等の問題が発生する特定線数のみ判定し、モ
アレ等の問題が発生する特定線数の場合には、フィルタ
処理を強い平滑化処理に変更することによって、モアレ
等による画質の劣化を抑えるとともに、特定線数以外の
線数による網点画像を不必要に劣化させることが無い。
特にモアレ等の問題が発生する特定線数のみ判定し、モ
アレ等の問題が発生する特定線数の場合には、フィルタ
処理を強い平滑化処理に変更することによって、モアレ
等による画質の劣化を抑えるとともに、特定線数以外の
線数による網点画像を不必要に劣化させることが無い。
【0031】<第2の実施形態>図7は、第2の実施形
態における画像処理装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施形態は、前記第1の実施形態における通常
画像処理部3を省略し、特定線数網点用画像処理部4を
乱数発生部7と加算処理部8とから構成したもので、そ
の他の構成は第1の実施形態と同等である。
態における画像処理装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施形態は、前記第1の実施形態における通常
画像処理部3を省略し、特定線数網点用画像処理部4を
乱数発生部7と加算処理部8とから構成したもので、そ
の他の構成は第1の実施形態と同等である。
【0032】本実施形態においては、特定線数網点用画
像処理部4で入力画像データに対してノイズを付加し、
モアレを抑制するように構成している。すなわち、スキ
ャナ部1から入力される入力画像データの画素毎に、乱
数発生部7で予め決められた範囲の乱数(例えば+20
〜−20)を発生し、加算処理部8で入力画像データに
前記乱数を加算する。これによって、モアレの周期性が
押さえられモアレを抑制することが可能となる。
像処理部4で入力画像データに対してノイズを付加し、
モアレを抑制するように構成している。すなわち、スキ
ャナ部1から入力される入力画像データの画素毎に、乱
数発生部7で予め決められた範囲の乱数(例えば+20
〜−20)を発生し、加算処理部8で入力画像データに
前記乱数を加算する。これによって、モアレの周期性が
押さえられモアレを抑制することが可能となる。
【0033】その他、特に説明しない各部は前述の第1
の実施形態と同様に機能する。
の実施形態と同様に機能する。
【0034】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、特定の帯域の空間周波数を有する網点領域のみを検
出するようにしているので、比較的低コストで特定の帯
域の空間周波数を有する網点領域を検出することが可能
となる。
ば、特定の帯域の空間周波数を有する網点領域のみを検
出するようにしているので、比較的低コストで特定の帯
域の空間周波数を有する網点領域を検出することが可能
となる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、空間フィル
タ処理手段と、特定周波数網点領域検出手段の検出結果
に基づいて前記フィルタ手段を制御する制御手段とを備
えているので、例えば、モアレが発生する周波数を有す
る網点画像領域に対して、空間フィルタ手段を制御して
モアレの発生を抑制することができる。
タ処理手段と、特定周波数網点領域検出手段の検出結果
に基づいて前記フィルタ手段を制御する制御手段とを備
えているので、例えば、モアレが発生する周波数を有す
る網点画像領域に対して、空間フィルタ手段を制御して
モアレの発生を抑制することができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、フィルタの
特性を変更することによりフィルタ手段を制御するの
で、簡単な制御で請求項2記載の発明の効果を得ること
ができる。
特性を変更することによりフィルタ手段を制御するの
で、簡単な制御で請求項2記載の発明の効果を得ること
ができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、フィルタの
特性は強い平滑化特性と弱い平滑化特性なので、モアレ
については強い平滑化特性のフィルタを使用してモアレ
の発生を抑制することができる。
特性は強い平滑化特性と弱い平滑化特性なので、モアレ
については強い平滑化特性のフィルタを使用してモアレ
の発生を抑制することができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、ノイズ発生
手段と、特定周波数網点領域検出手段の検出結果に基づ
いて入力画像信号にノイズを付加するノイズ付加手段と
を備えているので、例えば、モアレが発生する周波数を
有する網点画像領域に対してノイズを付加することによ
ってモアレの発生を抑制することができる。
手段と、特定周波数網点領域検出手段の検出結果に基づ
いて入力画像信号にノイズを付加するノイズ付加手段と
を備えているので、例えば、モアレが発生する周波数を
有する網点画像領域に対してノイズを付加することによ
ってモアレの発生を抑制することができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、特定の帯域
の空間周波数がモアレを発生する周波数なので、モアレ
が発生する網点領域のみを検出することが可能になる。
の空間周波数がモアレを発生する周波数なので、モアレ
が発生する網点領域のみを検出することが可能になる。
【図1】第1の実施形態における画像処理装置を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】第1の実施形態における特定線数網点判定処理
部を示すブロック図である。
部を示すブロック図である。
【図3】注目画素が網点中心画素である場合の100線
の網点による網点中心画素の分布を示す図である。
の網点による網点中心画素の分布を示す図である。
【図4】注目画素を含んだブロックを示す図である。
【図5】網点中心判定を示す模式図である。
【図6】平滑化フィルタの例を示す説明図である。
【図7】第2の実施形態における画像処理装置を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 スキャナ部 2 プリンタ部 3 通常画像処理部 4 特定線数網点用画像処理部 5 特性数網点部判定処理部 6 セレクタ 7 乱数発生部 11 網点中心判定部 12 特定線数判定部 13 ブロック判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮城 徳子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B057 AA11 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE05 CE06 5C077 LL03 MP02 PP02 PP49
Claims (6)
- 【請求項1】入力画像信号に対して網点領域を検出する
画像処理装置において、 特定の帯域の空間周波数を有する網点領域のみを検出す
る特定周波数網点領域検出手段を備えていることを特徴
とする画像処理装置。 - 【請求項2】 空間フィルタ処理手段と、 前記特定周波数網点領域検出手段の検出結果に基づいて
前記フィルタ手段を制御する制御手段と、をさらに備え
ていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、フィルタの特性を変更
することにより前記フィルタ手段を制御することを特徴
とする請求項2記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 フィルタの特性は、強い平滑化特性と弱
い平滑化特性であることを特徴とする請求項3記載の画
像処理装置。 - 【請求項5】 ノイズ発生手段と、 前記特定周波数網点領域検出手段の検出結果に基づいて
前記入力画像信号にノイズを付加するノイズ付加手段
と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1記載
の画像処理装置。 - 【請求項6】 前記特定の帯域の空間周波数がモアレを
発生する周波数であることを特徴とする請求項1記載の
画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29424899A JP2001119575A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29424899A JP2001119575A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001119575A true JP2001119575A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17805278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29424899A Pending JP2001119575A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001119575A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JP2016009941A (ja) * | 2014-06-23 | 2016-01-18 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置および画像処理方法 |
CN116137842A (zh) * | 2020-07-22 | 2023-05-19 | 凸版印刷株式会社 | 莫尔条纹产生预测装置、莫尔条纹产生预测系统以及莫尔条纹产生预测方法 |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP29424899A patent/JP2001119575A/ja active Pending
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