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JP2001117720A - タッチパネル及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

タッチパネル及びそれを用いた液晶表示装置

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Publication number
JP2001117720A
JP2001117720A JP29969299A JP29969299A JP2001117720A JP 2001117720 A JP2001117720 A JP 2001117720A JP 29969299 A JP29969299 A JP 29969299A JP 29969299 A JP29969299 A JP 29969299A JP 2001117720 A JP2001117720 A JP 2001117720A
Authority
JP
Japan
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liquid crystal
touch panel
layer
crystal display
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29969299A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Hiraishi
政憲 平石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP29969299A priority Critical patent/JP2001117720A/ja
Priority to KR1020000050667A priority patent/KR20010030164A/ko
Priority to EP00118800A priority patent/EP1081633A2/en
Priority to CN00126091A priority patent/CN1286424A/zh
Publication of JP2001117720A publication Critical patent/JP2001117720A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の視認性に優れたタッチパネルを提供す
る。 【解決手段】 タッチパネルを、タッチ入力するための
入力側基板と、この入力側基板と離間して対向する非入
力側基板と、前記各基板の対向面に形成された透明導電
層とで構成し、所定の円偏光を透過可能な偏光分離層
を、入力側の透明導電層よりフロント側に配設する。偏
光分離層は、例えば、コレステリック液晶相で構成され
ており、中心波長が300〜900nmの円偏光を選択
反射可能な層である。偏光分離層よりもバック側のエレ
メント又は部材には、位相差層を配設してもよい。この
位相差層は、例えば、100〜200nmの位相差を与
える層と、200〜400nmの位相差を与える層との
積層体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タッチパネル(感
圧式入力装置)及びこのタッチパネルが液晶表示ユニッ
トのフロント面(観察者側の面)に配設された液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示ユニットは、パーソナルコンピ
ューター(パソコン)、ワードプロセッサー、液晶テレ
ビ、時計、電卓などの電気製品の表示部に幅広く利用さ
れている。液晶はそれ自体発光しないため、時計、電卓
などの低輝度用途を除き、裏面(背面)から液晶部を照
射するためのバックライトが使用されている。
【0003】最近、インターネット等の情報通信のイン
フラストラクチャーの整備、コンピュータとの通信機器
の融合による情報のネットワーク化が進んでいる。この
ようなネットワークを効率的に利用するため、現在、P
DA(Personal Digital Assistance)などの携帯情報
端末が開発されている。またノート型パソコンに代え
て、さらに薄型で軽量のモバイル型パソコンの開発が進
められている。
【0004】これらの機器は可搬性が求められるため、
バッテリ駆動時間の長時間化と、通信機器の薄型化・小
型化とを両立する必要がある。従って、これら携帯情報
通信機器に用いるディスプレイは、薄型・軽量であり、
かつ低消費電力性であることが求められている。特に、
低消費電力性を達成するため、従来のバックライトを用
いるユニット(透過型液晶表示ユニットなど)に代え
て、自然光を利用して表示部を明るくするユニットが考
えられている。このようなディスプレイとして最も有望
視されているのは反射型液晶表示ユニットや反射/透過
型液晶表示ユニットである。特に、今後のマルチメディ
アの進歩に伴う情報の多様化に対応するため、カラー表
示及び高画質表示が可能であるともに、安価な反射型液
晶表示ユニットや反射/透過型液晶表示ユニットが求め
られている。
【0005】反射型液晶表示ユニットとしては、TN型
(Twisted Nematic型)やSTN型(Super Twisted Nem
atic型)などの種々のユニットが知られているが、カラ
ー表示と高精細表示には、偏光板を利用するタイプ(1
枚偏光板タイプ)が有利である。例えば、特に液晶層を
HAN(Hybrid Aligned Nematic)配向させたR−OC
Bモードは低電圧、広視野角、高速応答、中間色調表
示、高コントラストなどの点で優れた特性を有してい
る。
【0006】また、反射型液晶表示ユニットとしては、
単純マトリックス方式や、微細な表示を実現するため、
全ての画素をひとつひとつ制御するTFT(Thin Film T
ranjistar)のアクティブマトリックスタイプなどの駆動
方式を有するユニットが一般的である。なお、TFT方
式は基板上に数十万個以上のトランジスターを形成する
必要があるため、ガラス基板の液晶表示ユニットを用い
る必要がある。これに対して、STN(Super Twisted
Nematic)タイプの液晶表示ユニットの場合、棒状電極
を用いた単純マトリックスタイプの画像表示を行うの
で、安価に製造できるとともに、電極の支持基板として
プラスチック基板も使用できる。
【0007】このような反射型液晶表示ユニットでは、
画面に明るさを付与するため、液晶層に入射する光(自
然光、外部光)を効率的に取り込み、光反射性の背面電
極板や背面反射板で光を反射する。また、光反射性背面
電極板や背面反射板は、表面に凹凸処理(凸面処理)が
施されており、視認性を妨げない程度に反射光を散乱す
る。例えば、特開昭63−228887号公報や日本印
刷学会主催のフォトファブリケーションシンポジウム’
92では、反射型液晶表示ユニットの基本技術や、下部
電極として表面凹凸の金属薄膜を用い、鏡面反射を防止
し表示面の視野角を拡大させた液晶表示ユニットの紹介
がされている。しかし、このような凹凸処理には高度な
技術が必要なため、製造コストが高い。
【0008】なお、特開平10−177106号公報に
は、反射板にレジスト膜を形成し、パターニングして変
形することにより、表面に特定の凹凸部を形成し、鏡面
反射を防止することが記載されている。
【0009】また、反射性電極や反射板で光を散乱する
方法に代えて、液晶表示ユニットに光散乱層を形成する
方法が提案されている。例えば、電極板の支持基板の内
側、すなわち液晶セル内に光散乱層を形成する方法とし
て、液晶層を液晶と高分子とが互いに分散した分散構造
にする方法(特開平6−258624号公報)、電極板
の液晶側に、分散微粒子を含有する透明樹脂層(光散乱
層)を形成する方法(特開平7−98452号公報)、
透明性電極を有する支持板と液晶層との間に、液晶性高
分子をランダムに配向した光拡散層を形成する方法(特
開平7−318926号公報)などが提案されている。
一方、電極板の支持基板の外側、すなわち液晶セルの外
に光散乱層を形成する方法として、電極板の外側に偏光
フィルムを積層し、その偏光フィルムの表面に屈折率が
異なる二種以上の樹脂が相分離状態で分散した光散乱層
を形成する方法(特開平7−261171号公報)が提
案されている。
【0010】一方、反射/透過型液晶表示ユニットとし
ては、前記反射型液晶表示ユニットの反射電極の一部を
透明電極にしたり、反射電極をハーフミラー化したユニ
ットが知られている。この反射/透過型液晶表示ユニッ
トは、フロント面からの入射光を反射可能であるだけで
なく、ユニットのバックライトからの光も、バック面か
らフロント面へ透過可能である。このユニットは、屋
外、室内兼用装置として有用である。
【0011】なお、反射型又は反射/透過型液晶表示ユ
ニットにおいて、自然光、外部光などが弱くて十分な明
るさが得られない場合には、一時的(暫時的)に使用し
て明るさを補償するためのフロントライトが設けられた
液晶表示ユニットも開発されている。このフロントライ
トは、液晶表示ユニットの表示面の横から光を照射可能
であり、均一に表示面全体に光を分散できる。
【0012】また、透過型液晶表示ユニットとしては、
典型的な2枚偏光板方式のTN(Twist Nematic)方式
のユニットの他、前記反射型液晶表示ユニットと同様
に、STN(Super Twisted Nematic)方式やTFT方式
のユニットが知られている。また、特開平9−1338
10号公報には、グランジャン配向したコレステリック
液晶の固化層で構成された円偏光二色性光学素子をバッ
クライトシステムの底面に配設した透過型液晶表示ユニ
ットが記載されている。
【0013】これらの液晶表示ユニットのフロント面
(観察者側の面)には、多くの場合、入力手段として、
タッチパネルが配設されている。タッチパネルはキーボ
ードなどの不透明な入力手段とは異なり、表示ユニット
上に配置される。そして、タッチパネルは、位置検出機
能を有しているため、液晶表示部分にアイコンなどを表
示してキー設定が可能なようにプログラミング処理する
ことにより、画面自体を入力キーとして使用できる。こ
のため、コンピュータと対話型の作業が可能になり、表
示画面に直接指で入力したり、ペンで入力することが可
能である。
【0014】タッチパネルには光方式、超音波方式、静
電容量方式、抵抗膜方式などが知られているが、反射型
液晶表示ユニットや反射/透過型液晶表示ユニットに対
しては、省電力で薄くて軽量なタッチパネルが有利であ
り、一般に抵抗膜方式のタッチパネルが採用されてい
る。特に反射型液晶ユニットは、モバイル用表示装置な
どの屋外で用いられる移動用表示体に適しているため、
特に軽量性、省電力性が要求されている。
【0015】抵抗膜方式には、主に抵抗膜に電圧を印加
して、この抵抗膜に形成される電位勾配を利用して位置
座標を検出するアナログ方式と、タッチパネルの観察者
側のフロント基板と背面側のバック基板とにそれぞれス
トライプ状電極を形成し、このフロント側とバック側の
ストライプ状電極を直交させたデジタルマトリックス方
式とが知られている。反射型液晶表示ユニットには、構
造の単純さや光透過率の均一性などの観点からアナログ
方式のタッチパネルが採用されている。
【0016】抵抗膜方式においてフロント基板とバック
基板とを用いる場合、材質の組み合わせ(フロント基板
材質/バック基板材質)としては、フィルム/フィル
ム、フィルム/ガラス、ガラス/ガラスなどが知られて
いる。一般にフィルム/ガラスの組み合わせが液晶表示
ユニットに採用されているが、軽量化を優先する場合に
はフィルム/フィルムが、強度や透明性を優先する場合
にはガラス/ガラスが用いられている。
【0017】しかし、いずれの方式や基板の組み合わせ
を採用する場合であっても、互いに対向する一対の透明
導電性薄膜層を形成する必要があり、透明導電層と空気
との界面で反射が生じるため、タッチパネルの透明性が
低下し、黄色味が生じる。また、タッチパネル表面での
反射光や透明導電層と空気との界面での反射光により、
ギラツキが生じるとともに、画像が多重に映り、視認性
が不十分である。
【0018】特開平5−127822号公報には、視認
性を向上するため、タッチパネルの入力側の基板に位相
差板と偏光板とを順次積層し、このタッチパネルを液晶
表示ユニットに積層している。この装置では、外部から
入射した光を偏光板で直線偏光にした後、位相差板で円
偏光に変換している。この円偏光は、液晶表示ユニット
の表面で反射しても、位相差板で直線偏光に変換される
ときに位相が90゜ずれるため、偏光板を透過すること
がない。このため、液晶表示ユニット表面での反射光を
カットして、液晶表示装置の画質を改良している。ま
た、特開平11−142836号公報には、この技術を
拡張して、特殊な位相差板と偏光板とを組み合わせて、
カラー表示の反射型液晶表示ユニット(1枚偏光板方
式)の視認性を改善している。この文献では、リターデ
ーションが異なる位相差板を複数枚(2〜3枚程度)用
いるのが好ましいとしている。
【0019】しかし、これらの装置では、偏光板でタッ
チパネルの反射光を吸収するためギラツキは防止できて
も、明るさを損ね、タッチパネルの輝度が低下しやすい
という欠点がある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、画像の視認性に優れたタッチパネル及びそのタッチ
パネルを用いた液晶表示装置(特に、反射型液晶表示ユ
ニットや反射/透過型液晶表示ユニットと組み合わせた
液晶表示装置)を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、多重映像を低減でき
るだけでなく、表示画像の明るさにも優れたタッチパネ
ル及びそのタッチパネルを用いた液晶表示装置を提供す
ることにある。
【0022】本発明のさらに他の目的は、視認性に優れ
た薄型の液晶表示装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を達成するため鋭意検討した結果、所定の円偏光を透過
し、この円偏光と反対回りの円偏光を反射する偏光分離
層を配設したタッチパネルと液晶表示ユニットとを用い
て液晶表示装置を構成すると、偏光分離層を透過した円
偏光が液晶表示ユニットのフロント面で鏡面反射して
も、反射光の大部分を偏光分離層で再反射できるため多
重映像を高度に防止できること、かつこの透過光が液晶
表示ユニットのバック面で反射した場合には、液晶によ
り偏光分離層を透過可能な光に変換され液晶表示できる
ことを見いだし、本発明を完成した。
【0024】すなわち、本発明のタッチパネルは、タッ
チ入力するための入力側基板と、この入力側基板と離間
して対向する非入力側基板と、前記各基板の対向面に形
成された透明導電層とで構成されており、所定の円偏光
を透過可能な偏光分離層が、入力側の透明導電層よりフ
ロント側に配設されている。偏光分離層は、例えば、コ
レステリック液晶相で構成されており、中心波長が30
0〜900nmの円偏光を選択反射可能な層である。偏
光分離層よりもバック側(例えば、非入力側の透明導電
層よりもバック側)のエレメント又は部材には、位相差
層が配設されていてもよい。この位相差層は、例えば、
100〜200nmの位相差を与える層と、200〜4
00nmの位相差を与える層との積層体である。入力側
の基板には、光散乱層が形成されていてもよい。光散乱
層は、例えば、屈折率が互いに異なる複数の固体成分で
構成された相分離構造を有している。タッチパネルの入
力側の面には、耐擦傷性の層が形成されていてもよい。
【0025】また、本発明には液晶表示ユニットのフロ
ント面に、前記タッチパネルが配設された液晶表示装置
も含まれる。なお、液晶表示ユニットがフロント面に位
相差板を介して偏光板が配設されたユニットの場合、位
相差層が配設された前記のタッチパネルと組み合わせる
ことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】[タッチパネル]本発明のタッチ
パネルには、(1)所定の円偏光を透過可能な偏光分離
層を用いるタッチパネル(以下、円偏光透過型のタッチ
パネルと称する)、(2)前記偏光分離層と、この偏光
分離層からの光を直線偏光に変換するための位相差層と
を組み合わせて用いるタッチパネル(以下、直線偏光透
過型のタッチパネルと称する)などが含まれる。後述す
るように、円偏光透過型のタッチパネルは、位相差板や
偏光板を備えていない液晶表示ユニットと組み合わせ
て、液晶表示装置を構成できる。また、直線偏光透過型
のタッチパネルは、前記位相差板や偏光板を備えていな
い液晶表示ユニットに限定されず、種々の液晶表示ユニ
ットと組み合わせて液晶表示装置を構成できる。以下、
添付図面を参照しつつ、これらのタッチパネルをより詳
細に説明する。
【0027】図1は円偏光透過型のタッチパネルの一例
を示す概略断面図である。このタッチパネルは、タッチ
入力するための入力側のプラスチック基板2(入力側基
板)と、このプラスチック基板2と離間して対向する非
入力側のプラスチック基板3(非入力側基板)と、これ
ら基板を離間するためのスペーサー4とで構成されてお
り、前記各基板2、3の対向面には透明導電層としての
インジウム錫酸化物(ITO)の薄膜層5、6が形成さ
れている。そして、前記入力側のプラスチック基板2の
フロント面には、偏光分離層7(円偏光二色性光学素子
など)が配設されている。
【0028】このようなタッチパネルを用いると、タッ
チパネルの入力側の面(入力面)から入射した光(自然
光など)のうち、一方の円偏光(例えば、左円偏光)が
偏光分離層7で反射され、前記円偏光と反対回転の円偏
光(例えば、右円偏光)が偏光分離層7を透過する。こ
のようにして偏光分離層7を選択的に透過した所定方向
に回転する円偏光(例えば、右円偏光)は、偏光分離層
7よりもバック側の各エレメント(又は部材)の界面
(例えば、入力側の透明導電薄膜層5と空気との界面、
非入力側の透明導電層6と空気との界面、非入力側の透
明導電層6と基板3との界面など)で反射しても、反射
により円偏光の回転方向が反転するため(例えば、左円
偏光)、大部分(又は全部)の反射光が偏光分離層で再
反射される。このため、反射光がタッチパネルの入力面
から出射することなく、多重映像やギラツキを高度に防
止でき、視認性を向上できる。
【0029】円偏光二色性光学素子としては、例えば、
コレステリック液晶相で構成され、液晶相と同じ回転方
向の円偏光を反射可能な層を用いてもよい。このような
層としては、例えば、特開平9−133810号公報に
記載のグランジャン配向したコレステリック液晶相から
なる液晶ポリマー(ポリ(メタ)アクリル酸エステル系
ポリマー)などが挙げられる。また、グランジャン配向
したセルロース系のコレステリック液晶相なども挙げら
れる。
【0030】なお、選択反射波長が異なる複数の液晶ポ
リマー層(例えば、赤色、緑色、青色域を選択的に反射
する3つの層)を組み合わせて、偏光分離層を可視光の
全域(例えば、300〜900nm程度)の光を選択反
射可能な層としてもよい。
【0031】一方、図2は、前記直線偏光透過型のタッ
チパネルの一例を示すための概略断面図である。このタ
ッチパネルは、前記図1のタッチパネル1aの非入力側
の基板3のバック側の面に位相差層8(1/4波長板な
ど)を配設することにより形成されている。このような
位相差層8を偏光分離層7(円偏光二色性光学素子)よ
りもバック側に配設すると、偏光分離層7を透過した円
偏光を位相差層により直線偏光に変換できる。このた
め、後述するように、フロント面に偏光板を有する液晶
表示ユニット(反射型液晶表示ユニットなど)と組み合
わせることができ、表示のシャープ性に優れ、かつ多重
映像やギラツキを防止して視認性が向上した液晶表示装
置を得ることができる。
【0032】位相差層は、1/4波長板に限られず、円
偏光を直線偏光に変換可能な層であればよい。例えば、
50〜200nm(好ましくは、100〜200nm)
の位相差を与える層と100〜500nm(好ましく
は、200〜400nm)の位相差を与える層の積層体
であってもよい。位相差層のうち、前記のような積層体
を用いると、可視光領域の光であれば、ほぼ全波長の円
偏光を直線偏光に変換できる。好ましい位相差層は、1
00〜200nmの位相差を与える層と200〜400
nmの位相差を与える層の積層体である。
【0033】なお、位相差(R:リターデーション)は
下記式により求めることができる。
【0034】R=Δn×d (式中、Δnはシートの複屈折を、dはシート厚みを示
す) なお、これらのタッチパネル(円偏光透過型タッチパネ
ル、直線偏光透過型タッチパネルなど)において、偏光
分離層は入力側の透明導電層5よりもフロント側に配設
すればよく、例えば、入力側の透明導電層5と基板2と
の間に配設してもよい。
【0035】また、位相差層は、非入力側の透明導電層
よりもバック側のエレメント又は部材に配設される。偏
向分離層と位相差層とを別々の基板に配設することによ
り簡便にタッチパネルを形成できる。また、位相差層を
非入力側の基板3として用いてもよい。
【0036】基板としては、プラスチック基板に限定さ
れず、例えば、ガラス基板などであってもよい。好まし
い基板はプラスチック基板である。プラスチック基板を
用いると、タッチパネルを軽量化及び薄型化できる。
【0037】プラスチック基板を構成する樹脂として
は、例えば、後述の光散乱層を構成する樹脂と同様の樹
脂が使用できる。好ましい樹脂には、耐熱性や透明性に
優れた樹脂、例えば、セルロース誘導体(セルロースエ
ステル、例えば、セルローストリアセテート(TAC)
などのセルロースアセテートなど)、ポリエステル系樹
脂(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチ
レンテレフタレート(PBT)など)、ポリアリレート
系樹脂、ポリスルホン系樹脂(ポリスルホン、ポリエー
テルスルホン(PES)など)、ポリカーボネート系樹
脂(ポリカーボネート(PC)など)、ポリオレフィン
系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂などから得られるシ
ートが挙げられる。これらシートは、1軸又は2軸に延
伸されていてもよく、例えば、1軸延伸PETシート、
2軸延伸PETシートなどのポリエステル延伸シートで
あってもよい。
【0038】プラスチック基板は、位相差を有する基板
(1軸延伸されたPETシート、後述の溶融製膜による
シートなど)であってもよいが、好ましくは、複屈折率
が小さい基板が使用できる。例えば、位相差が50nm
以下、好ましくは30nm以下のシートが使用できる。
このような低位相差の基板は、例えば、ポリエーテルス
ルホン(PES)やセルローストリアセテート(TA
C)を用いることにより得ることができる。
【0039】基板の厚みは、例えば、1〜300μm程
度、好ましくは50〜200μm程度である。基板の厚
みが薄すぎると強度が低下する。また、基板の厚みが厚
すぎるとタッチパネル入力時の押圧特性(作動性など)
が低下する。
【0040】透明導電層はデジタルマトリックス方式や
アナログ抵抗膜方式などのタッチパネルの方式に対応し
て加工処理してもよい。例えば、デジタルマトリックス
方式の場合、透明導電層をストライプ状(棒状)にパタ
ーン処理してパターン電極(棒状電極など)を形成し、
入力側基板の透明導電性基板の棒状電極と非入力側基板
の棒状電極とを、互いに交叉(特に、略直交)するよう
に配向してもよい。また、アナログ抵抗膜方式の場合、
透明導電層の両端部をパターン処理などにより除去し、
この除去部に透明導電層と接続するバスバー(銀製のバ
スバーなど)を形成し、入力側基板のバスバーの配列
と、非入力側基板のバスバーの配列とが互いに交叉(特
に、略直交)するように配向してもよい。なお、バスバ
ーは、例えば、透明導電性基板に銀ペーストを印刷し、
焼成することにより形成される。
【0041】なお、透明導電層は、基板(2又は3)の
静電気を除去するため、基板(2又は3)の非対向面に
形成して静電気除去層としてもよい。
【0042】透明導電層には、導電性無機化合物で形成
された層、例えば、金属酸化物層(ITO(インジウム
錫酸化物)、InO2、SnO2、ZnOなどの層)、金
属層(Au、Ag、Pt、Pdなどの層)などが使用で
きる。好ましい透明導電層は、ITO層である。なお、
透明導電性層は、スパッタリング法、真空蒸着法、イオ
ンプレーティング法、コーティング法などにより形成で
きる。
【0043】透明導電層の厚みは、例えば、100×1
-8〜2,000×10-8cm、好ましくは100×1
-8〜1,500×10-8cm、さらに好ましくは15
0×10-8〜1,000×10-8cm程度である。
【0044】透明導電層の表面抵抗は、例えば、10〜
1,000Ω/□、好ましくは15〜500Ω/□、さ
らに好ましくは20〜300Ω/□である。
【0045】静電気除去層の厚みは、例えば、10×1
-8〜500×10-8cm程度、好ましくは30×10
-8〜300×10-8cm程度である。また、表面抵抗
は、例えば、0.5〜100kΩ/□程度、好ましくは
1〜50kΩ/□程度である。
【0046】スペーサーは、例えば、粒子状のスぺーサ
ー(ドットスペーサー)などが使用できる。ドットスペ
ーサーは、透明導電層間に分散して配設されている。ド
ットスペーサーを用いると、タッチパネルへの入力操作
を行うときに、入力操作に対応する圧力に応じて、入力
部分の絶縁状態が解除されて、入力位置の検出が可能と
なる。なお、ドットスペーサーなどのスペーサーは、印
刷法や微粒子分散法などの慣用の方法により透明導電層
間に形成できる。
【0047】ドットスペーサーの平均粒径は、0.2m
m程度(例えば、0.01〜0.3mm程度)であって
もよいが、タッチパネルの手書き入力性を向上するた
め、例えば、0.1mm以下(例えば、0.01〜0.
1mm程度)、好ましくは0.03mm程度(例えば、
0.01〜0.05mm程度)であってもよい。
【0048】また、本発明のタッチパネルでは、偏光分
離層で反射する円偏光を適度に散乱して視認性をさらに
向上するため、光散乱層(光散乱シートなど)を用いて
もよく、タッチパネルの入力面に凹凸部を形成してもよ
い。
【0049】なお、光散乱層は、前記光散乱シートと基
材シートとの積層シートであってもよい。この基材シー
トを構成する樹脂は、前記透明ベース樹脂から選択でき
る。
【0050】前記光散乱層(光散乱シート)は、例え
ば、偏光分離層よりフロント側に形成してもよい。具体
的には、偏光分離層が入力側基板のフロント面に形成さ
れている場合には、光散乱シートは偏光分離層の入力側
の面に配設できる。一方、偏光分離層が入力側基板のバ
ック面に形成されている場合、入力側基板のフロント面
又は入力側基板と偏光分離層との間に配設できる。
【0051】なお、光散乱シートを用いる場合、必ずし
も入力側基板に配設(積層)する必要はなく、例えば、
光散乱シートで入力側基板を構成してもよい。
【0052】光散乱シートは、例えば、屈折率差が互い
に異なる(例えば、0.01〜0.2程度、好ましくは
0.1〜0.15程度異なる)複数の固体成分[樹脂成
分、無機成分(酸化ケイ素、マイカなどの無機酸化物、
チッ化ホウ素などの無機窒素化物、又はこれらの複合材
など)]により形成された相分離構造を有するシートで
構成されている。より具体的には、(1)透明ベース樹
脂に、この透明ベース樹脂と屈折率が異なる微粒子成分
(樹脂微粒子、無機微粒子)が分散した微粒子分散構造
を有するシート、(2)高温相分離型(LCST型,lo
wer critical solution temperature)の共存系又は低
温相分離型(UCST型,upper critical solution te
mperature )の共存系を示す複数のポリマーをスピノー
ダル分解した共連続相構造を有するシートなどが挙げら
れる。なお、共連続相構造とは、共連続構造や三次元的
に連続又は繋がった構造と称される場合があり、通常、
複数の樹脂成分で構成されており、この構成ポリマー相
が連続している構造を意味する。本明細書で共連続相構
造と称する場合、共連続相構造と液滴相構造(独立又は
孤立した液滴状の相がマトリックス相に分散した構造)
とが混在した中間的構造をも意味する。
【0053】透明ベース樹脂、樹脂微粒子、共連続相構
造を構成するポリマーなどを構成する樹脂は、通常、熱
可塑性樹脂、例えば、スチレン系樹脂(ポリスチレン、
AS樹脂など)、(メタ)アクリル系樹脂(ポリ(メ
タ)アクリル酸アルキル、MS樹脂など)、ビニルエス
テル系樹脂(ポリ酢酸ビニルなど)、ビニルエーテル系
樹脂(ポリビニルアルキルエーテルなど)、ハロゲン含
有樹脂(ポリ塩化ビニルなど)、オレフィン系樹脂(ポ
リエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリカーボネート
系樹脂、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリアルキレ
ンテレフタレートなど)、ポリアミド系樹脂(ナイロン
6、ナイロン12、ナイロン612など)、ポリスルホ
ン系樹脂(ポリスルホン、ポリエーテルスルホンな
ど)、シリコーン系樹脂、セルロース誘導体(セルロー
スアセテートなど)などから選択できる。
【0054】微粒子成分の平均粒径は、例えば、0.1
〜100μm程度、好ましくは1〜20μm程度であっ
てもよい。
【0055】微粒子成分と透明ベース樹脂との割合は、
例えば、前者/後者=10/90〜90/10(重量
比)程度、好ましくは15/85〜60/40(重量
比)程度、さらに好ましくは15/85〜40/60
(重量比)程度であってもよい。
【0056】共連続相構造を構成する場合、前記樹脂か
ら選択された互いに非相溶の2種類のポリマーを主成分
としてもよい。2種類の主成分ポリマーの割合は、例え
ば、10/90〜90/10(重量比)程度、好ましく
は20/80〜80/20(重量比)程度、さらに好ま
しくは30/70〜70/30(重量比)程度であって
もよい。
【0057】なお、光散乱シートのうち、微粒子分散構
造を有するシートは、透明ベース樹脂と微粒子成分を含
む混合物を慣用の方法、例えば、キャスティング法、溶
融押出法などの溶融した透明ベース樹脂に微粒子を分散
して製膜する溶融製膜法より製造できる。
【0058】また、タッチパネルの入力面には、耐擦傷
性層(硬化層など)を形成してもよい。タッチパネルの
入力面に配設された部材(例えば、偏光分離層、光散乱
層、静電気除去層、基板など)を硬化層で保護すること
により、指やペンなどによる入力操作時の損傷を防止
し、耐久性を向上できる。
【0059】硬化層としては、例えば、硬化性単量体又
は樹脂を硬化した樹脂層(例えば、シリコーンアクリレ
ート、エポキシアクリレート、アクリル酸エステル、ウ
レタンアクリレートなどの(メタ)アクリレート系単量
体を光硬化した樹脂層、光又は熱硬化性樹脂を光又は熱
硬化した樹脂層など)などが挙げられる。なお、この樹
脂層に光散乱成分(サイロイドなどのSiO2系微粒子
など)を分散して、光散乱性硬化層を形成することによ
り、反射光を散乱して鏡面反射を防止し、タッチパネル
に防眩性を付与してもよいが、この光散乱性硬化層は、
後方散乱が大きいため、透過率が減少し、液晶表示の画
像の鮮明度を低下させる。
【0060】[液晶表示装置]本発明のタッチパネル
は、円偏光透過型のタッチパネル及び直線偏光透過型の
タッチパネルのいずれであっても、液晶表示ユニットの
フロント面に配設して液晶表示装置を構成できる。
【0061】円偏光透過型のタッチパネルは、偏光板や
位相差板を備えていない液晶表示ユニット(以下、円偏
光使用型の液晶表示ユニットと称する)と組み合わせて
友好に使用される。また、直線偏光透過型のタッチパネ
ルは、前記円偏光使用型の液晶表示ユニットの他、液晶
層のフロント側に偏光板や位相差板が配設された液晶表
示ユニットと組み合わせて使用できる。
【0062】図3は、円偏光透過型のタッチパネルと円
偏光使用型の液晶表示ユニットとで構成された液晶表示
装置を説明するための概略断面図である。すなわち、こ
の液晶表示装置では、図1のタッチパネル1aが、液晶
表示ユニット11aのフロント面に配設されている。こ
の液晶表示ユニット11aは、反射型の液晶表示ユニッ
トであり、透明導電層(透明導電性電極)15が形成さ
れた透明性のフロント基板12と、光反射性導電層(光
反射性電極)16が形成されたバック基板13とで構成
され、フロント基板12とバック基板13とは、互いに
導電層(電極)15、16を対向して配設されている。
そして、この両基板12、13の間には液晶14が封入
されている。この液晶14は、電圧の印加に応答して、
液晶の配向方向[例えば、略垂直方向(液晶層の略厚み
方向)、液晶層の略平面方向など]が可逆的に制御可能
であり、1/4波長板として機能させることができる。
例えば、電圧印加時に略平行方向に配向(例えば、螺旋
配向)して1/4波長板として機能し、電圧無印加時に
略垂直方向に配向する液晶であってもよい。なお、反対
に、電圧印加時に略垂直配向し、電圧無印加時に略平行
方向に配向する液晶であってもよい。
【0063】このような液晶表示装置を用いると、タッ
チパネル1aの入力面から入射した外部光(自然光な
ど)は、偏光分離層7により分離され、所定方向に回転
する円偏光のみがタッチパネル1aの非入力側の面(非
入力面)から出射して液晶表示ユニット11aに入射す
る。液晶表示ユニット11aに入射した円偏光は、液晶
層14を透過し、反射性電極16で反射し、再び液晶層
14を透過し、液晶表示ユニット11aのフロント面か
ら出射して、タッチパネル1aに入射する。そして、液
晶14が電圧の無印加により垂直配向している場合、円
偏光は液晶層14により影響を受けないため、通常の界
面反射と同様に、反射光は偏光分離層7を透過せず、黒
色の表示画面が得られる。一方、液晶14が電圧の印加
により液晶層の平行方向に配向(例えば、螺旋配向)し
ている場合、タッチパネル1aから入射した円偏光は、
液晶層14の位相差のため、反射光として出射するとき
には直線偏光に変換される。このため、反射光がタッチ
パネル1aの偏光分離層7を透過し、白色の表示画面が
得られる。
【0064】このような液晶表示装置では、液晶層14
が位相層として機能し、液晶表示ユニット11aにおい
て偏光板も位相差板も用いる必要がないため、装置を薄
型化できる。また、通常の反射型液晶表示ユニット(偏
光板及び位相差板を有する液晶表示ユニット)とタッチ
パネルとを組み合わせた液晶表示装置では、タッチパネ
ルの入力面から入射した光は液晶表示ユニットの偏光板
で約半分がカットされ、偏光板を透過した光も液晶層に
入射する前に一部反射してタッチパネルの入力面から出
射するため、入射光の液晶層への透過率が低くなるが、
本発明の液晶表示装置では、偏光分離層を透過した円偏
光は反射により入力面から出射する虞がなく、入射光の
殆どが液晶層まで透過する。このため、液晶表示面を明
るくできる。
【0065】なお、液晶としては、負の誘電異方性(n
型)を示すネマティック液晶が使用できる。このような
液晶は、例えば、メルクジャパン(株)から、商品名
「ZLI−2857」、「ZLI−4750」、「ZL
I−4788」、「ZLI−478−000」などとし
て入手できる。液晶層の厚みは、例えば、1〜20μm
程度、好ましくは3〜12μm程度であってもよい。
【0066】また、図4は、直線偏光透過型のタッチパ
ネルと、偏光板や位相差板を有する液晶表示ユニットと
で構成された液晶表示装置を説明するための概略断面図
である。この液晶表示装置は、フロント面に位相差板1
8と偏光板17とが順次積層されている液晶表示ユニッ
ト11bと、図2のタッチパネル1bとで構成されてお
り、前記タッチパネル1bは液晶表示ユニット11bの
フロント面に配設されている。そして、液晶表示ユニッ
ト11bの偏光板17の偏光軸は、タッチパネル1bの
非入力面からの直線偏光の軸の方向に配向している。こ
のようにしてタッチパネルと液晶表示ユニットとを組み
合わせると、タッチパネル1bからの直線偏光は、液晶
表示ユニット11bの偏光板を透過可能であるため、汎
用の反射型液晶表示ユニットの機能(液晶表示能)を損
ねることなく液晶表示装置を構成できる。
【0067】これらの液晶表示装置では、必要に応じて
光散乱層を形成してもよい。例えば、タッチパネルに前
述の光散乱層を有するタッチパネルを用いてもよく、液
晶表示ユニットに前記光散乱層を配設してもよい。一般
的な反射型液晶表示ユニットでは、反射電極に特殊形状
の凹凸部を形成等するなどの煩雑な手段により光散乱性
を付与しているが、前記光散乱層を形成すると簡便に液
晶表示装置に光散乱性を付与できる。
【0068】反射型液晶表示ユニットは、前記構造に限
定されず、一般の反射型液晶ユニットが使用できる。例
えば、バック基板のフロント面に透明性電極を、バック
面に光反射板(アルミニウム箔などの金属板など)を積
層した液晶表示ユニットであってもよい。
【0069】また、液晶表示ユニットは反射型液晶表示
ユニットに限られず、反射/透過型液晶表示ユニットで
あってもよい。また、タッチパネルが直線偏光透過型の
場合、透過型液晶表示ユニットを用いてもよい。
【0070】液晶表示ユニットの基板の材質は、特に制
限されず、例えば、ガラス基板やプラスチック基板が挙
げられる。好ましい基板はプラスチック基板である。プ
ラスチック基板を用いると、液晶表示ユニットを軽量化
及び薄型化できる。
【0071】なお、基板の厚みは、ガラス基板の場合、
例えば、0.1〜3mm程度、好ましくは0.1〜1m
m程度である。また、プラスチック基板の場合、例え
ば、1〜1000μm程度、好ましくは100〜800
μm程度である。
【0072】液晶表示ユニットの透明導電層は、前記タ
ッチパネルの透明導電層(ITO(インジウム錫酸化
物)など)であってもよい。
【0073】配向モードを形成する場合、液晶表示ユニ
ットの両電極には、液晶を配向するための(例えば、基
板に対して垂直方向に配向するための)配向膜を塗布な
どにより形成してもよい。配向膜としては、ポリイミド
系配向膜(垂直配向膜など)が用いられることが多い。
【0074】液晶表示ユニットの駆動方式は、単純マト
リックス(パッシブ)方式(例えば、STN型)であっ
てもよく、アクティブマトリクス方式(例えば、TN−
TFT型)であってもよい。
【0075】また、液晶表示装置には、タッチパネルの
入力面を照射するため、装置の適所(例えば、タッチパ
ネル又は液晶表示ユニットの側部など)にフロントライ
トを設けてもよい。このようなフロントライトを用いる
と、外部光が弱くて十分な明るさが得られない場合であ
っても、タッチパネルの入力面を前方又は側方から照射
可能であり、均一に入力面全体に光を分散できる。
【0076】また、液晶表示ユニットが透過型又は反射
/透過型(特に、反射/透過型)の液晶表示ユニットの
場合、液晶表示ユニットの後方から光を照射するための
バックライトを設けてもよい。
【0077】液晶表示装置は、慣用の方法により、液晶
表示ユニットのフロント面にタッチパネルを積層するこ
とにより得ることができる。例えば、液晶表示ユニット
又はタッチパネルの貼り合わせ面に粘着層(粘着剤の層
など)を形成して貼り合わせる方法、液晶表示ユニット
又はタッチパネルの外周部に粘着層(粘着テープなど)
を形成して貼り合わせる方法、液晶表示ユニットとタッ
チパネルとを積層し、治具などを用いて一体化する方法
などが挙げられる。なお、周辺部で接着する場合や、治
具などで一体化する場合、液晶表示ユニットとタッチパ
ネルとの間の空気層の形成を防止して、干渉縞の発生を
抑制するのが有利である。
【0078】
【発明の効果】本発明では、タッチパネルの入力側の透
明導電層よりフロント側に偏光分離層を配設し、透明導
電層と空気との界面で反射した光をこの偏光分離層で再
度反射して入力面からの出射を防止しているため、入射
光の透過率を高めかつ鏡面反射による多重映像を防止で
き、画像の明るさや視認性を向上できる。また、偏光分
離層は、位相差板と偏光板との役割を有しているため、
液晶表示ユニットと組み合わせて液晶表示装置を構成す
ると、液晶表示ユニットに位相差板と偏光板とを配設す
る必要がなく液晶表示装置を薄型化できる。
【0079】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定さ
れるものではない。
【0080】実施例1 図2に示すタッチパネルを形成した。なお、タッチパネ
ルの構成部材(エレメント)としては、下記のものを用
いた。
【0081】基板2、3:ポリエーテルスルホンフィル
ム(PES,住友ベークライト(株)製) スペーサー4:エポキシ系樹脂(粒径200μm) 透明導電層5、6:ITO(インジウム錫酸化物)層 偏光分離層7:コレステリック液晶層。商品名「NIP
COS」(日東電工(株)製) 位相差層8:液晶表示用位相差フィルム(NRF、日東
電工(株)製) このタッチパネルは、タッチパネルの入力面よりも後方
(例えば、透明導電層と空気との界面)で反射する反射
光が入力面から出射しないため、視認性に優れている。
【0082】比較例1 偏光分離層7を配設しない以外は、実施例1と同様にし
て図5に示すタッチパネルを形成した。
【0083】このタッチパネルは、タッチパネルの入力
面よりも後方で反射する反射光が入力面から出射するた
め、多重映像が形成され、視認性が低い。
【0084】実施例2 位相差層が配設されていない以外は実施例1と同様のタ
ッチパネルを形成した(図1)。
【0085】このタッチパネルは、実施例1のタッチパ
ネルと同様に視認性に優れている。 実施例3 実施例1のタッチパネルの入力面に光散乱シート9を積
層することにより、図6に示すタッチパネルを形成し
た。なお、光散乱性シートは、以下のようにして形成し
た。すなわち、屈折率1.49のポリメタクリ酸メチル
(BR88、三菱レイヨン(株)製)50重量部と屈折
率1.55のスチレン−アクリロニトリル共重合体(0
80SF、ダイセル化学工業(株)製)50重量部とを
塩化メチレン/メタノール混合溶媒(塩化メチレン/メ
タノール=90/10(重量比))に溶解した。この溶
液を厚さ100μmのポリエーテルスルホン(PES)
シート(住友化学工業(株)製)に流延し、乾燥した。
このシートを230℃で、10分間熱処理し、冷水中に
浸漬し、その後十分に乾燥することにより光散乱シート
(厚み115μm、全光線透過率93%、ヘイズ値25
%、反射率4%)を得た。なお、光散乱シートを透過型
顕微鏡により観察したところ、シートの塗布層は共連続
相構造を有しており、連続相の平均相間距離は約6μm
であった。
【0086】実施例4 1枚偏光板型の液晶表示ユニットの上(フロント面)に
実施例1のタッチパネルを配置(貼付)することによ
り、図7に示す液晶表示装置を形成した。なお、液晶表
示ユニットの構成部材としては、下記のものを用いた。
【0087】偏光板17:液晶表示用偏光フィルム(N
PF)(日東電工(株)製) 位相差板18:液晶表示用位相差フィルム(NRF)
(日東電工(株)製) 光散乱板19:透明ベース樹脂(PETG イーストマ
ンケミカル社製、屈折率=1.567)100重量部に
樹脂微粒子(架橋PS微粒子 積水化成品社製、屈折率
=1.59、平均粒径8μm)15重量部を分散したシ
ート 基板12、13:ガラス基板(厚さ0.7mm) 透明性導電層15:ITOの透明導電層。なお、フォト
リソグラフ加工によりパターン処理されている 反射性導電層16:アルミニウム層(ガラス基板に蒸着
により形成)。なお、フォトリソグラフ加工によりパタ
ーン処理されている 配向膜:ポリイミド系配向膜 液晶14:負の誘電異方性(n型)を有するネマティッ
ク液晶ZLI−4750(液晶層の厚さ7μm) なお、液晶表示ユニット11cへのタッチパネル1bの
貼り付けは、タッチパネル1bの位相差層8と、液晶表
示ユニット11cの偏光板17とのそれぞれの外周部を
両面粘着テープにより貼り合わせることにより行った。
【0088】実施例4の液晶表示装置は、タッチパネル
が配設されているにも拘わらず、多重映像が抑制されて
おり、さらには入力面から入射した光が高い率で液晶層
に透過され表示画面が明るく、視認性に優れている。
【0089】比較例2 比較例1のタッチパネル1cを配設する以外は、実施例
4と同様にすることで図8に示す液晶表示装置を形成し
た。
【0090】この液晶表示装置は、タッチパネル1cの
入力面から入射した光が、種々の界面で反射して入力面
から出射するため、多重映像を形成し、視認性が低い。
さらに、タッチパネルから入射した光のうち、偏光板1
7で約半分の光がカットされ、偏光板17を透過した光
も一部が液晶層に到達する前に反射してタッチパネルの
入力面から出射するため、液晶表示画面が暗い。
【0091】実施例5 実施例2のタッチパネル1aを用いて、図3に示す液晶
表示装置を形成した。なお、液晶表示ユニットの構成部
材は、実施例4と同様の部材を用いた。
【0092】この液晶表示装置は、実施例4の液晶表示
装置と同様、フロント面にタッチパネルが配設されてい
るにも拘わらず、視認性に優れている。
【0093】実施例6 光散乱シートが配設されていない以外は実施例4と同様
の液晶表示ユニット11bのフロント面に実施例3のタ
ッチパネル1dを配設することにより、図9に示す液晶
表示装置を形成した。
【0094】この液晶表示装置は、タッチパネルの入力
面での反射光を適度に散乱できるため、特に視認性に優
れている。また、液晶表示ユニットに光散乱シートを形
成する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のタッチパネルの一例を示す概略
断面図である。
【図2】図2は本発明のタッチパネルの他の例を示す概
略断面図である。
【図3】図3は本発明の液晶表示装置の一例を示す概略
断面図である。
【図4】図4は本発明の液晶表示装置の他の例を示す概
略断面図である。
【図5】図5は比較例1のタッチパネルを示す概略断面
図である。
【図6】図6は実施例3のタッチパネルを示す概略断面
図である。
【図7】図7は実施例4の液晶表示装置を示す概略断面
図である。
【図8】図8は比較例2の液晶表示装置を示す概略断面
図である。
【図9】図9は実施例6の液晶表示装置を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
1、1a〜1e…タッチパネル 2、3、12、13…基板 5、6、15…透明導電層 7…偏光分離層 8、18…位相差層 9、19…光散乱層 11、11a〜11c…液晶表示ユニット 14…液晶層 16…反射性導電層 17…偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13363 G09F 9/00 366A G09F 9/00 366 G02F 1/1335 530

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タッチ入力するための入力側基板と、こ
    の入力側基板と離間して対向する非入力側基板と、前記
    各基板の対向面に形成された透明導電層とで構成された
    タッチパネルであって、所定の円偏光を透過可能な偏光
    分離層が、入力側の透明導電層よりフロント側に配設さ
    れているタッチパネル。
  2. 【請求項2】 偏光分離層よりもバック側のエレメント
    又は部材に位相差層が配設されている請求項1記載のタ
    ッチパネル。
  3. 【請求項3】 非入力側の透明導電層よりもバック側の
    エレメント又は部材に位相差層が配設されている請求項
    2記載のタッチパネル。
  4. 【請求項4】 位相差層が、100〜200nmの位相
    差を与える層と、200〜400nmの位相差を与える
    層との積層体である請求項2記載のタッチパネル。
  5. 【請求項5】 偏光分離層がコレステリック液晶相で構
    成され、中心波長が300〜900nmの円偏光を選択
    反射可能な層である請求項1又は2記載のタッチパネ
    ル。
  6. 【請求項6】 入力側の基板に光散乱層が形成されてい
    る請求項1又は2記載のタッチパネル。
  7. 【請求項7】 光散乱層が偏光分離層よりフロント側に
    配設されている請求項6記載のタッチパネル。
  8. 【請求項8】 光散乱層が、屈折率が互いに異なる複数
    の固体成分で構成された相分離構造を有している請求項
    6記載のタッチパネル。
  9. 【請求項9】 光散乱層が、屈折率の異なる複数の成分
    で構成された等方性の共連続相構造を有している請求項
    6記載のタッチパネル。
  10. 【請求項10】 光散乱層が、透明ベース樹脂に、樹脂
    微粒子及び無機微粒子から選ばれた少なくとも一種であ
    って、前記透明ベース樹脂と屈折率が異なる微粒子成分
    を分散した微粒子分散構造を有している請求項6記載の
    タッチパネル。
  11. 【請求項11】 微粒子分散構造が、熱可塑性の透明ベ
    ース樹脂の溶融製膜により形成されている請求項10記
    載のタッチパネル。
  12. 【請求項12】 入力面に耐擦傷性層が形成されている
    請求項1又は2記載のタッチパネル。
  13. 【請求項13】 各基板に、透明導電層と接続するバス
    バーが形成され、入力側基板のバスバーの配列方向と、
    非入力側基板のバスバーの配列方向とが略直交している
    請求項1又は2記載のタッチパネル。
  14. 【請求項14】 液晶表示ユニットのフロント面に請求
    項1記載のタッチパネルが配設された液晶表示装置。
  15. 【請求項15】 フロント面に位相差板を介して偏光板
    が配設された液晶表示ユニットにおいて、この偏光板に
    請求項2記載のタッチパネルが配設された液晶表示装
    置。
  16. 【請求項16】 液晶表示ユニットが反射型又は反射/
    透過型液晶表示ユニットである請求項14又は15記載
    の液晶表示装置。
  17. 【請求項17】 液晶表示装置の入力面を照射するため
    のフロントライトを有する請求項16記載の液晶表示装
    置。
  18. 【請求項18】 タッチパネルの入力側の透明導電性基
    板に光散乱層が形成されている請求項14又は15記載
    の液晶表示装置。
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