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JP2001114914A - 光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板フィルム及び液晶表示装置 - Google Patents

光学フィルム、光学フィルムの製造方法、偏光板フィルム及び液晶表示装置

Info

Publication number
JP2001114914A
JP2001114914A JP29359699A JP29359699A JP2001114914A JP 2001114914 A JP2001114914 A JP 2001114914A JP 29359699 A JP29359699 A JP 29359699A JP 29359699 A JP29359699 A JP 29359699A JP 2001114914 A JP2001114914 A JP 2001114914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
optical film
liquid crystal
value
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29359699A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotaka Toyama
清孝 當山
Masato Takada
昌人 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP29359699A priority Critical patent/JP2001114914A/ja
Publication of JP2001114914A publication Critical patent/JP2001114914A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Polarising Elements (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な視野角特性を有し、且つ、外部環境の
影響を極めて受けにくい光学フィルム、その光学フィル
ムの製造方法、偏光板フィルム及び液晶表示装置を提供
する。 【解決手段】 下記一般式(1)で定義される、厚み方
向のレターデーション値(Rt)が23℃、55%RH
において、50≦Rt≦300nmであり、且つ、23
℃、20%RHと23℃、80%RHにおけるRt値の
差が40以下である事を特徴とする光学フィルム。 一般式(1) Rt値=((Nx+Ny)/2−Nz)×d

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学フィルム、光学
フィルムの製造方法、偏光板フィルム及び液晶表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置は、低電圧、低消費
電力で、IC回路への直結が可能であり、そして、特
に、薄型化が可能であることから、ワードプロセッサや
パーソナルコンピュータ等の表示装置として広く採用さ
れている。この液晶表示装置は、基本的な構成は、例え
ば液晶セルの両側に偏光板を設けたものである。
【0003】このような液晶表示装置において、コント
ラスト等の観点から、ツイスト角が90度のツイステッ
ドネマティツク(TN)を用いた液晶表示装置からツイ
スト角が160度以上のスーパーツイステッドネマティ
ツク(STN)を用いた液晶表示装置に移行して来てい
る。
【0004】しかし、STNを用いた液晶表示装置は、
液晶の複屈折を利用したものであることから、TNを用
いた液晶表示装置におけるノーマリーホワイトでは白だ
った背景が青色あるいは黄色に着色する問題があり、こ
の為、白黒表示ではコントラスト、視野角が狭く、又、
カラー化が困難と言った問題がある。
【0005】この問題を解決する為、すなわち複屈折分
を補償してやる為、上の偏光板の下に位相差板を用いる
技術が提案された。この技術によれば、前記着色の問題
は解決されるものの、視野角については殆ど改善されて
いない。
【0006】この問題を解決する為、厚さ方向の屈折率
が複屈折の光軸に垂直な方向の屈折率よりも大きな複屈
折フィルムを作製し、これを位相差板として用いる技術
が提案された。更には、固有複屈折値が正と負とのフィ
ルムを各々一枚ずつ、或いは積層したものを位相差板と
して用いる技術が提案された。
【0007】又、特開平7−218724号に示される
如く、偏光子の少なくとも一方の保護フィルムが、波長
590nmの光で測定した面内のレターデーション値が
30〜70nmのトリアセチルセルロースからなるプラ
スチックフィルムである偏光板が提案された。
【0008】これら提案の技術によって、視野角による
コントラストの変化が小さくなり、視角特性が向上し
た。
【0009】ところで、低電圧、低消費電力、薄型化の
上で他の表示装置には無い大きな特長を奏する液晶表示
装置におけ最大の問題、つまり視野角が狭い問題の改善
に対する要求は益々強まる一方であり、更なる研究が押
し進められている。
【0010】このような研究開発の1つとして、TNや
STNタイプとは異なるタイプの液晶が提案されるに至
った。すなわち、TNやSTNタイプの液晶セルは、電
圧オフ時に、液晶分子が配向板に平行で、電圧オン時
に、液晶分子が配向板に垂直に配向するタイプであるの
に対し、電圧オフ時に、液晶分子が配向板に垂直で、電
圧オン時に平行のタイプ、例えば誘電異方性が負のネガ
型液晶を用いた、所謂、バーティカルアライアメント型
のものが開発されるに至った。
【0011】このバーティカルアライアメント(VA)
型液晶表示装置は、電圧オフ時に液晶分子が配向板に垂
直で、電圧オン時に液晶分子が配向板に平行に配向させ
る垂直配向モードの液晶セルであることから、黒がしっ
かり黒として表示され、コントラストが高く、TNやS
TN型のものに比べて、視野角を比較的広くすることを
可能にした。しかしながら、近年の液晶画面の大サイズ
化に伴い、視野角を更に広げる要望が高まってきてい
る。
【0012】これを解決すべく、VA型液晶表示装置に
おいても下記に記載の特許文献の記載に見られる位相差
板フィルムの適用が検討された。例えば、特開平11−
95208号では、フィルム面内のレターデーション値
が0〜100nmであり、厚み方向のレターデーション
が100nm以上である位相差フィルムを用いる技術が
開示され、特開平11−183724号では、面内レタ
ーデーションが0〜30nm、厚み方向レターデーショ
ンが100〜600nm、これらの1m四方のばらつき
が5nm以下であり、遅相軸角の絶対値が30度以下の
位相差フィルムを用いる技術等が提案されている。これ
らの技術により、確かに視野角の拡大が実現された。
【0013】しかし、本発明者らは研究を重ねていくう
ちに、これら視野角拡大を目的とした位相差フィルム
は、保存環境の変化に依存して基本性能が大きく変化す
るという問題点があることが判った。
【0014】すなわち、高湿下でフィルムの平衡含水率
が高い状態では、厚み方向のレターデーションが減少
し、視野角拡大効果が小さくなってしまうのである。
【0015】又、液晶画面の大サイズ化や、屋外での使
用の機会が増大した事などから紫外線などの有害光にさ
らされる割合が増え、これにより液晶が劣化すること
で、位相差フィルムとの併用時に視野角拡大の効果が損
なわれてしまうといった問題もある。
【0016】さらに、高温、高湿といった過酷な環境下
では、位相差フィルムの平面性が劣化し、該フィルム内
の分子配向が乱れる事で、これも視野角拡大効果が失わ
れる原因となる。
【0017】一方で、該位相差フィルムは製膜後、製品
として出荷されるまでの間、ロール形状で保存されるの
が一般的であるが、製膜の処方や条件、或いは保存条件
によってはフィルムの表面と裏面が密着するブロッキン
グと呼ばれる現象が起こることがある。これにより、該
フィルムの面品質が劣化するだけでなく、単位面積内で
のレターデーション値のばらつきが大きくなり、製品出
荷時の品質を大きく下げる原因となっている。
【0018】上記のような問題点が改善された光学フィ
ルム、偏光板フィルム及びそれらを有する液晶表示装置
が要望されていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、十分
な視野角特性を有し、且つ、外部環境の影響を極めて受
けにくい光学フィルム、その光学フィルムの製造方法、
偏光板フィルム及び液晶表示装置を提供する事である。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は下記
の項目1〜19により達成された。
【0021】1.下記一般式(1)で定義される、厚み
方向のレターデーション値(Rt)が23℃、55%R
Hにおいて、50≦Rt≦300nmであり、且つ、2
3℃、20%RHと23℃、80%RHにおけるRt値
の差が40以下である事を特徴とする光学フィルム。
【0022】一般式(1) Rt値=((Nx+Ny)/2−Nz)×d 〔式中、Nxはフィルムの製膜方向に平行な方向におけ
るフィルムの屈折率、Nyは製膜方向に垂直な方向にお
けるフィルムの屈折率、Nzは厚み方向におけるフィル
ムの屈折率、dはフィルムの厚み(nm)を各々表
す。〕 2.前記一般式(1)において、23℃、55%RHに
おけるRt値が、50≦Rt≦300nmであり、且
つ、23℃、55%RHにおける平衡含水率が6%以下
である事を特徴とする光学フィルム。
【0023】3.前記一般式(1)において、23℃、
55%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nm
であり、且つ、可塑剤を含有する事を特徴とする光学フ
ィルム。
【0024】4.前記一般式(1)において、23℃、
55%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nm
であり、且つ、380nmにおける透過率が60%以下
である事を特徴とする光学フィルム。
【0025】5.前記一般式(1)において、23℃、
55%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nm
であり、且つ、1m四方の中における該Rt値の変動巾
が5nm以下である事を特徴とする光学フィルム。
【0026】6.前記一般式(1)において、23℃、
55%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nm
であり、且つ、マット剤を含有する事を特徴とする光学
フィルム。
【0027】7.下記一般式(2)で定義される、フィ
ルムの面内方向のレターデーション値(Ro)が、|R
o|≦30nmであり、且つ、該フィルムの遅相軸の角
度が|遅相軸角|≦30°である事を特徴とする前記1
〜6記載のいずれか1項に記載の光学フィルム。
【0028】一般式(2) Ro値=(Nx−Ny)×d 〔式中、Nx、Ny及びdは、各々、前記一般式(1)
と同義である。〕8.セルロースの低級脂肪酸エステル
をフィルムの主成分として含有する事を特徴とする前記
1〜7のいずれか1項に記載の光学フィルム。
【0029】9.フィルムの膜厚が75〜250μmで
あることを特徴とする前記1〜8のいずれか1項に記載
の光学フィルム。
【0030】10.フィルムの製膜が一軸延伸によって
行われる事を特徴とする前記1〜9のいずれか1項に記
載の光学フィルム。
【0031】11.液晶表示用偏光板保護フィルムであ
ることを特徴とする前記1〜10のいずれか1項に記載
の光学フィルム。
【0032】12.前記1〜11のいずれか1項に記載
の光学フィルムを製造するに当たり、ベルトまたはドラ
ム上で該光学フィルムを流延製膜する際に、該ベルトま
たは該ドラムから該光学フィルムを剥離する時の残留溶
媒量から、該光学フィルム製膜後の巻き取り時の残留溶
媒量を引いた差が10%以上である事を特徴とする光学
フィルムの製造方法。
【0033】13.前記1〜11のいずれか1項に記載
の光学フィルムを製造するに当たり、ベルトまたはドラ
ム上で該光学フィルムを流延製膜する際に、該光学フィ
ルムがベルトまたはドラムから剥離されてからロール状
に巻き取られるまでの間に、(該光学フィルム中の残留
溶媒量)≧10%の状態が剥離直後から一分間以上保持
される事を特徴とする光学フィルムの製造方法。
【0034】14.前記1〜11のいずれか1項に記載
の光学フィルムを製造するに当たり、ベルトまたはドラ
ム上で該光学フィルムを流延製膜する際に、ベルトまた
はドラムから剥離する時の残留溶媒量を10%〜120
%に調整することを特徴とする光学フィルムの製造方
法。
【0035】15.前記1〜11のいずれか1項に記載
の光学フィルムを製造するに当たり、製膜後、該光学フ
ィルムがベルトまたはドラムから剥離されてからロール
状に巻き取られる迄の乾燥工程において、該乾燥工程の
最も高い温度が該光学フィルムのガラス転移温度以下に
保持される事を特徴とする光学フィルムの製造方法。
【0036】16.バーティカルアライアメント型液晶
表示装置に用いられる事を特徴とする前記1〜11のい
ずれか1項に記載の光学フィルム。
【0037】17.前記1〜11のいずれか1項に記載
の光学フィルム上に偏光板を有する偏光板フィルムにお
いて、該光学フィルム中の平衡含水率が6%以下である
事を特徴とする偏光板フィルム。
【0038】18.偏光板と液晶セルとを具備する液晶
表示装置において、前記17に記載の偏光板フィルムが
該液晶セルの少なくとも一面側に設けられている事を特
徴とする液晶表示装置。
【0039】19.偏光板と液晶セルとを具備する液晶
表示装置において、該液晶セルは少なくとも1種のバー
ティカルアライアメント型液晶を有し、且つ、該偏光板
は前記1〜11のいずれか1項に記載の光学フィルムで
ある事を特徴とする液晶表示装置。
【0040】以下、本発明を詳細に説明する。
【0041】本発明者らは、VA(バーティカルアライ
アメント)型液晶表示装置においては、特開平11−1
83724号に記載されている様な、面内方向レターデ
ーション、厚み方向のレターデーション、遅相軸をコン
トロールしたフィルムを用いても、生産時の生産環境の
変化、光学フィルムの使用環境の変化、保存状況の変化
等によって、視野角拡大等の効果が低くなってしまった
り、または視野角の変動が大きくなるなどの望ましくな
い現象が起こることを見いだした。
【0042】従来検討されてきたような、レターデーシ
ョンや遅相軸のコントロールだけでは、液晶本来の基本
性能を十分に生かすためには不十分であり、高湿度条件
下と低湿度条件下での厚み方向のレターデーションを4
0以下になるようなフィルムを開発することによって、
本発明の目的を達成することができた。
【0043】先ず、本発明に係るレターデーション値
(Rt値)が23℃、55%RHにおいて50〜300
nmに調整されたフィルムの製造方法について述べる。
尚、フィルムとしてセルロースの低級脂肪酸エステルを
主成分、特にアセチルセルロースを主成分として有する
セルロースエステルフィルムの場合で説明するが、これ
らに限定されない。
【0044】上記記載のアセチルセルロースを主成分と
して有するセルロースエステルフィルムをメチレンクロ
ライド、エタノール、アセトン、メタノール等の有機溶
媒に溶解してドープを形成する。ドープ中のアセチルセ
ルロースの濃度は10〜35wt%程度である。尚、こ
れにフタル酸エステル、リン酸エステル等の可塑剤をア
セチルセルロースに対して3〜20質量%添加してもよ
い。更に、必要に応じて、紫外線吸収剤、滑剤などの添
加剤を加えてもよい。そして、得られたドープを支持体
上に流廷し、製膜する。
【0045】本発明の光学フィルムの製膜方法として
は、1軸延伸法によって製膜される事がRt値を上昇さ
せる上で好ましく、バンド法やドラム法を用いて製膜す
ることが出来る。次に、このようにして得られたフィル
ムをバンドやドラム等の支持体から剥ぎ取る。その後、
張力をかけて乾燥ゾーン中を搬送させ、乾燥する。
【0046】この時、フィルムをベルト(バンド)又は
ドラムから剥離する際の残留溶媒量は10〜120%に
調整することが好ましい。10%より少ない範囲では該
フィルムを構成する分子の配向が十分におこなわれず、
Rt値が十分に所望の値に満たなくなり、また、120
%よりも多い範囲では、フィルムの乾燥が十分におこな
われないばかりか、剥離が十分にされなくなり、実用と
しては不十分である。また、残留溶媒量としては、更に
好ましくは15〜100%であり、特に好ましくは20
〜80%である。
【0047】本発明に係るフィルム中の残留溶媒量は次
式で表される。
【0048】残留溶媒量=残存揮発分質量/加熱処理後
フィルム質量×100% なお、残存揮発分質量はフィルムを115℃で1時間加
熱処理したとき、加熱処理前のフィルム質量から加熱処
理後のフィルム質量を引いた値である。
【0049】フィルムを剥離する際の張力ならびに、乾
燥ゾーンを搬送する際の張力は、大きくするとRt値は
減少し、小さくすると増加する。好ましい剥離張力とし
ては、5〜40kg/m、より好ましくは10〜30k
g/m、更に好ましくは、10〜25kg/mである。
また、乾燥ゾーンの搬送張力として、好ましくは5〜2
0kg/m、より好ましくは8〜17kg/m、更に好
ましくは11〜15kg/mである。
【0050】また、本発明においては、フィルムをベル
トまたはドラムから剥離後の乾燥工程で、ピンテンター
方式又はクリップテンター方式でフィルムを延伸しなが
ら乾燥することが好ましい。この場合、延伸倍率が大き
くなると、Rt値は増加し、小さくすると減少する。好
ましい延伸倍率としては、2〜50%、より好ましくは
5〜40%、更に好ましくは10〜30%である。
【0051】フィルムを構成する分子の分子配向を十分
に行わせ、上記記載のレターデーション値(Rt)の範
囲になるように調整するためには、残留溶媒が比較的多
い状態を一定期間保つ必要がある。このためにはベルト
又はドラム上で流延製膜する際に、該フィルムが、ベル
トまたはドラムから剥離されてから、ロール状に巻き取
られるまでの間に、(残留溶媒量)≧10%の状態が剥
離直後から一分間以上保持される事が好ましく、更に好
ましくは3分以上であり、特に好ましくは5分以上であ
る。
【0052】Rt値を上昇させるためには、製膜、巻き
取り後の残留溶媒は少ない方がよい。そのために製膜後
の巻き取り時の溶媒残留量が剥離時の溶媒残留量よりも
10%以上減少している事が好ましく、更に好ましくは
15%以上減少していることであり、特に好ましくは2
0%以上減少している事である。
【0053】該フィルムの製膜過程において、ベルトま
たはドラムから剥離されてロール状に巻き取られる間の
乾燥工程は、前記乾燥工程において設定される温度の最
も高い温度が該フィルムのガラス転移温度以下に調整さ
れることが好ましい。ガラス転移温度より高い範囲で
は、フィルムを構成する分子配向に乱れが生じ、Rt値
の減少を引き起こすだけでなく、フィルムの面品質を大
幅に劣化させる。
【0054】上記記載の乾燥工程において設定される温
度としては、好ましくは、Tg(ガラス転移温度を表
す)〜(Tg−70℃)であり、更に好ましくはTg〜
(Tg−50℃)であるが、特に好ましくはTg〜(T
g−30℃)である。
【0055】本発明の光学フィルムの厚み方向のレター
デーション値(Rt値)は正の値で23℃、55%RH
において50〜300nmであり、好ましくは70〜2
50nmであり、特に好ましくは85〜200nmであ
る。
【0056】更に、本発明の光学フィルムは、23℃、
20%RHと23℃、80%RHにおけるRt値の差が
40以下である事が特徴であるが、好ましくは30以下
であり、更に好ましくは20以下であり、特に好ましく
は0である。
【0057】本発明において、”23℃、55%RHに
おいて”とは、35mm四方にカットした測定試料を2
3℃、55%RH条件下に8時間放置した後、同条件下
にて測定する事を意味する。
【0058】又、本発明の光学フィルムの面内方向のレ
ターデーション値(Ro)は−30〜30nmであり、
遅相軸の角度は−30〜30°の範囲であることが好ま
しい。これらの範囲を越えると、フィルムの等方性が悪
くなり、視野角拡大の効果が減少する。より好ましく
は、|Ro|≦15、|遅相軸角|≦15である。
【0059】さらに、本発明の光学フィルムは、1m四
方の中でのレターデーション値(Rt)の変動巾が5n
m以下であることが、視野角特性を安定に発現させる上
で好ましい。本発明において、1m四方の中でのレター
デーション値(Rt)の変動巾が5nm以下であると
は、製膜後、ロール状に巻き取られたフィルムから1m
四方の大きさで任意に切り取ったサンプルのレターデー
ション値(Rt)を100ヶ所測定した時の前記レター
デーション値(Rt)の変動巾が5nm以下であること
を表す。
【0060】本発明に係るレターデーション値及び遅相
軸角の測定には、自動複屈折率計KOBRA−21AD
H(王子計測機器(株)製)を用いて、波長が590n
mにおいて、3次元屈折率測定を行い、屈折率Nx、N
y、Nzを求めることにより得られる。
【0061】本発明の光学フィルムは、その厚さが75
〜250μmのものが好ましい。膜厚が75μmよりも
薄いとRtが所望の値を得られず、250μmよりも厚
い場合には、面品質や取り扱い性に問題が生じる。より
好ましくは80〜220μm、更に好ましくは85〜1
85μmである。
【0062】本発明に係るフィルム材料としては各種の
ポリマーを使用でき、特に限定はされないが、例えば、
ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプ
ロピレンフィルム、セロファン、セルロースジアセテー
トフィルム、セルロースアセテートプロピオネートフィ
ルム、セルロースアセテートブチレートフィルム、セル
ロースアセテートフタレートフィルム、セルローストリ
アセテート、セルロースナイトレート等のセルロースエ
ステル類又はそれらの誘導体からなるフィルム、ポリ塩
化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィル
ム、エチレンビニルアルコールフィルム、シンジオタク
ティックポリスチレン系フィルム、ポリカーボネートフ
ィルム、ノルボルネン樹脂系フィルム、ポリメチルペン
テンフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、ポリエー
テルスルホンフィルム、ポリスルホン系フィルム、ポリ
エーテルケトンイミドフィルム、ポリアミドフィルム、
フッ素樹脂フィルム、ナイロンフィルム、ポリメチルメ
タクリレートフィルム、アクリルフィルム或いはポリア
リレート系フィルム等を挙げる事ができるが、上記記載
の中でもポリカーボネートやセルロースの低級脂肪酸エ
ステルを主成分としたフィルム材料(例えば、セルロー
ストリアセテート等)が好ましい。
【0063】フィルム材料として、セルローストリアセ
テートを使用する場合は、特に重合度250〜400、
結合酢酸量が54〜62.5%のセルローストリアセテ
ートが好ましく、結合酢酸量が58〜62.5%がベー
ス強度が強くより好ましい。セルローストリアセテート
は綿花リンターから合成されたセルローストリアセテー
トと木材パルプから合成されたセルローストリアセテー
トのどちらかを単独あるいは混合して用いることができ
る。ベルトやドラムからの剥離性が良い綿花リンターか
ら合成されたセルローストリアセテートを多く使用した
方が生産性効率が高く好ましい。綿花リンターから合成
されたセルローストリアセテートの比率が60質量%以
上で、剥離性の効果が顕著になるため60質量%以上が
好ましく、更に好ましくは85質量%以上であり、特に
好ましくは、単独で使用することである。
【0064】本発明に係るフィルム中には可塑剤を混入
する事が好ましい。用いることのできる可塑剤としては
特に限定しないが、リン酸エステル系では、トリフェニ
ルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジル
ジフェニルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェ
ート、ジフェニルビフェニルホスフェート、トリオクチ
ルホスフェート、トリブチルホスフェート等、フタル酸
エステル系では、ジエチルフタレート、ジメトキシエチ
ルフタレート、ジメチルフタレート、ジオクチルフタレ
ート、ジブチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフ
タレート等、グリコール酸エステル系では、トリアセチ
ン、トリブチリン、ブチルフタリルブチルグリコレー
ト、エチルフタリルエチルグリコレート、メチルフタリ
ルエチルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコレ
ート等を単独あるいは併用するのが好ましい。可塑剤は
必要に応じて、2種類以上を併用して用いてもよい、セ
ルロースエステルに用いる場合、リン酸エステル系の可
塑剤の使用比率は50%以下が、セルロースエステルフ
ィルムの加水分解を引き起こしにくく、耐久性に優れる
ため好ましい。リン酸エステル系の可塑剤比率は少ない
方がさらに好ましく、フタル酸エステル系やグリコール
酸エステル系の可塑剤だけを使用することが特に好まし
い。
【0065】本発明に係るフィルムには、紫外線吸収剤
を用いることが好ましく、紫外線吸収剤としては、液晶
の劣化防止の点より波長380nm以下の紫外線の吸収
能に優れ、かつ良好な液晶表示性の点より波長400n
m以上の可視光の吸収が可及的に少ないものが好ましく
用いられる。特に、波長380nmでの透過率が、60
%以下である必要があり、好ましくは40%以下、より
好ましくは20%以下である。
【0066】紫外線吸収剤としては、例えばオキシベン
ゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サ
リチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、
シアノアクリレート系化合物、ニッケル錯塩系化合物な
どがあげられるが、本発明はこれらに限定されない。
【0067】本発明においてはこれら紫外線吸収剤の1
種以上を用いていることが好ましく、異なる2種以上の
紫外線吸収剤を含有してもよい。
【0068】紫外線吸収剤の添加方法はアルコールやメ
チレンクロライド、ジオキソランなどの有機溶媒に紫外
線吸収剤を溶解してからドープに添加するか、または直
接ドープ組成中に添加してもよい。無機粉体のように有
機溶剤に溶解しないものは、有機溶剤とセルロースエス
テル中にデゾルバーやサンドミルを使用し、分散してか
らドープに添加する。
【0069】本発明における紫外線吸収剤の使用量とし
ては、セルロースエステルに対する質量%で、0.1質
量%〜2.5質量%、好ましくは、0.5質量%〜2.
0質量%、より好ましくは0.8質量%〜2.0質量%
である。
【0070】また、本発明に係るフィルムには、マット
剤として酸化珪素のような微粒子などを加えるのが好ま
しい。酸化珪素のような微粒子は有機物によって表面処
理されていることが、フィルムのヘイズを低下できるた
め好ましい。表面処理で好ましい有機物としては、ハロ
シラン類、アルコキシシラン類、シラザン、シロキサン
などがあげられる。微粒子の平均径が大きいほうがマッ
ト効果は大きく、平均径の小さいほうは透明性に優れる
ため、好ましい微粒子の一次粒子の平均径は5〜50n
mでより好ましくは7〜14nmである。酸化珪素の微
粒子としてはアエロジル(株)製のAEROSIL20
0、300、R972、R974、R202、R81
2,OX50、TT600などがあげられ、好ましくは
AEROSILR972、R974、R202、R81
2などがあげられる。
【0071】本発明に係るフィルムの製膜時において、
巻き取り時のブロッキング防止等のために、該フィルム
の両サイドにエンボス加工を施すことができる。エンボ
ス加工は目的に応じて任意の高さに加工する事ができる
が、本発明においては、巻き取り後の残留溶媒を揮発さ
せるために、5μm以上とすることが好ましい。より好
ましくは10μm以上である。
【0072】又、ロール状に巻き取られた後、出荷され
るまでの間、汚れや静電気によるゴミ付着等から製品を
保護するために通常、包装加工がなされる。この包装材
料については、上記目的が果たせれば特に限定されない
が、フィルムからの残留溶媒の揮発を妨げないものが好
ましい。具体的には、ポリエチレン、ポリエステル、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリスチレン、紙、各種不織
布等が挙げられる。繊維がメッシュクロス状になったも
のは、より好ましく用いられる。
【0073】本発明において、バーティカルアライアメ
ント(VA)型液晶表示装置とは、電圧オフ時に液晶分
子が配向板に垂直で、電圧オン時に液晶分子が配向板に
平行に配向させる垂直配向モードの液晶セルを用いた液
晶表示装置をいう。
【0074】本発明の光学フィルムが表面に設けられる
偏光子は、従来から公知のものを用いることが出来る。
例えば、ポリビニルアルコールの如きの親水性ポリマー
からなるフィルムを、沃素の如きの二色性染料で処理し
て廷伸したものや、塩化ビニルの如きのプラスチックフ
ィルムを処理してポリエンを配向したものを用いる。そ
して、偏光板は、上記偏光板保護フィルムを偏光子の少
なくとも一面側に積層したものとして構成される。
【0075】本発明においては、湿度によるレターデー
ション値(Rt)の変動を抑制し、また、良好な視野角
特性を得るためには、本発明の光学フィルム及び本発明
の偏光板フィルム(偏光板貼合後の該光学フィルム)の
平衡含水率は6%以下であることが好ましく、5%以
下、4%以下、3%以下、2%以下、1%以下と数値が
下がるに従って更に好ましくなるが、特に好ましくは実
質的に零である場合である。本発明において、”実質的
に零”とは、0.5%以下を表す。
【0076】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されない。
【0077】 実施例1 《試料1の作製》 (ドープ組成物I) 綿花リンターから合成したセルローストリアセテート(酢化度61.0%) 50部 木材パルプから合成されたセルローストリアセテート(酢化度61.0%) 50部 チヌビン326(チバスペシャルティケミカルズ社製紫外線吸収剤1) 0.5部 チヌビン328(チバスペシャルティケミカルズ社製紫外線吸収剤2) 0.5部 トリフェニルホスフェート(可塑剤A) 12部 微粒子シリカ(日本アエロジル社製アエロジル200:0.016μm、 マット剤1) 18部 メチレンクロライド 460部 エタノール 40部 上記組成物を密閉容器に投入し、加圧下で80℃に保温
・撹拌しながら完全に溶解させた。次に、このドープを
濾過し、冷却して31℃に保ち、2つのドラムに張られ
た回転する長さ6m(有効長5.5m)のエンドレスス
テンレスバンド上に均一に流延し、剥離残留溶媒量が5
0%になるまで溶媒を蒸発させた時点でステンレスバン
ド上から剥離張力17kg/mで剥離し、多数のロール
で搬送張力13kg/mで搬送させながら乾燥させ、膜
厚160μmのセルローストリアセテート(TAC)フ
ィルム試料1を得た。この時、剥離してから5分後の残
留溶媒量は40%であり、製膜後の巻き取り時の残留溶
媒量は5%であった。又、最終乾燥ゾーンにおける最高
温度は100℃であった。また、フィルム試料1のガラ
ス転移温度を測定したところ、Tg=120℃であっ
た。
【0078】《ガラス転移温度の測定》上記記載のアル
カリ鹸化処理前の試料を用いガラス転移温度を測定し
た。ガラス転移温度の測定は、JIS規格K7121記
載の方法に基づいて行った。
【0079】このフィルム試料1を40℃の2.5N−
水酸化ナトリウム水溶液で60秒間アルカリ処理し、3
分間水洗して鹸化処理層を形成し、アルカリ処理フィル
ムを得た。次に、厚さ120μmのポリビニルアルコー
ルフィルムを沃素1部、ホウ酸4部を含む水溶液100
部に浸漬し、50℃で4倍に延伸して偏光膜を作った。
この偏光膜の両面に前記アルカリ処理フィルムを完全鹸
化型ポリビニルアルコール5%水溶液を粘着剤として各
々貼り合わせ偏光板を作製し、これをVA型液晶セルの
両面側に設け、液晶表示装置試料1を得た。なお、偏光
板作製時の前記アルカリ処理フィルムの平衡含水率は3
%であった。
【0080】《フィルム試料2〜11及び液晶表示装置
試料2〜11の作製》上記記載のフィルム試料1におい
て、紫外線吸収剤、可塑剤、マット剤、剥離時の残留溶
媒量及びフィルムの膜厚等を表1に示すように変化させ
た以外は、同様にしてフィルム試料2〜11を作製し、
次いで、液晶表示装置試料1の作製と同様にして、液晶
表示装置試料2〜11を作製した。
【0081】得られたフィルム試料1〜11について、
下記(1)、(2)に示すようにレターデーション値
(Rt、Ro)及び遅相軸角度の測定、透過率測定を行
った。
【0082】(1)レターデーション値(Rt、Ro)
及び遅相軸角度の測定 自動複屈折率計KOBRA−21ADH(王子計測機器
(株)製)を用いて、アルカリ鹸化処理前の試料を、2
3℃、20%RH及び23℃、80%RHのそれぞれの
環境下で、590nmの波長において、3次元屈折率測
定を行い、遅相軸角及び屈折率Nx、Ny、Nzを求め
た。下記一般式(1)及び(2)に従って、厚み方向の
レターデーション値Rtと面内方向のレターデーション
値Roを算出した。
【0083】一般式(1) Rt値=((Nx+Ny)/2−Nz)×d 一般式(2) Ro値=(Nx−Ny)×d 式中、Nxはフィルムの製膜方向に平行な方向における
フィルムの屈折率、Nyは製膜方向に垂直な方向におけ
るフィルムの屈折率、Nzは厚み方向におけるフィルム
の屈折率、dはフィルムの厚み(nm)をそれぞれ表
す。
【0084】23℃、20%でのレターデーションをR
t1、23℃、55%でのレターデーションをRt2、
23℃、80%でのレターデーションをRt3とする。
また、フィルム面内方向のレターデーション値をRoと
する。得られた結果を表1のフィルム特性の欄に示す。
【0085】(2)380nmでの透過率測定 分光光度計U−3400(日立製作所製)を用いて、ア
ルカリ鹸化処理前のフィルム試料1〜11について、波
長380nmでの光透過率を測定した。得られた結果を
表1に示す。
【0086】次いで、液晶表示装置1〜11について、
下記に示すように視野角特性を測定、評価を行い、表2
に示す。
【0087】《視野角特性、視野角特性差の評価》得ら
れた液晶表示装置試料に、(株)エーエムティ製VG3
65Nビデオパターンジェネレーターにて、白色表示、
黒色表示及びグレー8階調表示を行い、白色/黒色表示
時のコントラスト比を大塚電子(株)製LCD−700
0にて、上下左右角度60度の範囲で測定した。コント
ラスト比≧10を示す角度を視野角とした。23℃、5
5%RH条件下での視野角特性を測定、次いで、23
℃、80%RHと23℃、20%RHでの視野角特性差
を測定した。得られた結果を各々、表2の視野角特性、
視野角特性差の欄に示す。
【0088】視野角特性については、下記のようなラン
ク評価を行った。
【0089】 ◎:視野角が非常に広く、非常に良好である ○:視野角が広く、良好である △:視野角がやや広い ×:視野角が狭い ××:視野角が非常に狭い 視野角特性差については、下記のようなランク評価を行
った。
【0090】 ◎:湿度条件変化による視野角特性差が全くなく、非常
に良好である ○:湿度条件変化により視野角特性差が極めてわずかで
あり良好 △:湿度条件変化による視野角特性差がわずかながら見
られる ×:湿度条件変化による視野角特性差が大きい ××:湿度条件変化による視野角特性差が極めて大きく
不良である 得られた結果を表1、表2に示す。
【0091】
【表1】
【0092】
【表2】
【0093】表1、表2から、本発明の光学フィルム、
本発明の液晶表示装置、本発明の光学フィルムは、光学
フィルムは各々、優れた視野角特性を示すだけでなく、
高湿度条件下や低湿度条件下等の外部環境の変化に対し
ても、変動が少なく極めて安定である事が明かである。
【0094】実施例2 実施例1で作製した本発明の液晶表示装置1〜4、比較
の液晶表示装置11について、下記のように耐光性、耐
熱性及び耐湿性を評価した。尚、偏光板作製時のアルカ
リ鹸化処理フィルムの平衡含水率については、表3に記
載のように調整した。
【0095】《平衡含水率の測定》平衡含水率の測定は
カールフィッシャー水分計で行った。本発明では、微量
水分測定装置CA−06と水分気化装置VA−06(三
菱化成(株)製)を用い、120℃、45分間加熱させ
た後に、下記式によって含水率を算出した。
【0096】含水率(%)=残存水分質量/加熱処理後
のフィルム質量×100 《耐光性の評価》本発明の液晶表示装置試料1〜4、比
較の液晶表示装置11について、キセノンロングライフ
ウェザーメーターで照度7万ルクス、60℃で500時
間放置し、放置前後の視野角特性差を測定し、下記のよ
うなランク評価を行った。
【0097】視野角特性差については、下記のようなラ
ンク評価を行った。
【0098】 ◎:キセノンランプ照射前後での視野角特性差が全くな
く、非常に良好 ○:キセノンランプ照射前後での視野角特性差が極めて
わずかであり良好 △:キセノンランプ照射前後での視野角特性差がわずか
ながら見られる ×:キセノンランプ照射前後での視野角特性差が大きい ××:キセノンランプ照射前後での視野角特性差が極め
て大きく不良である 《耐熱性及び耐湿性の評価》得られた液晶表示装置試料
を80℃、90%RH条件下に1000時間放置し、放
置前後の視野角特性評価については、下記のようなラン
ク評価を行った。
【0099】 ◎:高温、高湿度条件下での視野角特性差が全くなく、
非常に良好 ○:高温、高湿度条件下での視野角特性差が極めてわず
かであり良好 △:高温、高湿度条件下での視野角特性差がわずかなが
ら見られる ×:高温、高湿度条件下での視野角特性差が大きい ××:高温、高湿度条件下での視野角特性差が極めて大
きく不良である 《レターデーション値(Rt)のばらつき評価方法》本
発明の液晶表示装置試料1〜4、比較の液晶表示装置1
1の作製に用いた各々のフィルム試料1〜4、及び比較
のフィルム試料11について、各々のフィルムを製膜
後、ロール状に巻き取られたフィルムから1m四方の大
きさで任意に切り取ったサンプルを用い、任意の100
ヶ所のRt値を測定した。得られたデータの最大値と最
小値の差をRt値の変動巾とした。
【0100】得られた結果を表3に示す。
【0101】
【表3】
【0102】表3から、平衡含水率が6%以下の光学フ
ィルムを用いて作製した本発明の液晶表示装置1〜4
は、平衡含水率が9%の光学フィルムを用いて作製され
た比較の液晶表示装置11に比べて、耐光性、耐熱性及
び耐湿性に優れていることが明かである。
【0103】実施例3 《試料12〜16の作製》実施例1の液晶表示装置試料
1に対し、剥離時の残留溶媒量、巻き取り時の残留溶媒
量、剥離5分後の残留溶媒量、最終乾燥ゾーン温度、偏
光板作製時の光学フィルムの含水率を表4のように変化
させた以外は同様にして液晶表示装置試料12〜16を
作製した。これらに対し、実施例1と同様にして視野角
特性の評価を行った。得られた結果を表5に示す。
【0104】
【表4】
【0105】
【表5】
【0106】表4及び表5から、比較の液晶表示装置と
比べて、本発明の液晶表示装置は優れた視野角特性を示
し、且つ、湿度条件変化における視野角特性差が小さ
く、良好である事が明かである。
【0107】
【発明の効果】本発明により、十分な視野角特性を有
し、且つ、外部環境の影響を極めて受けにくい光学フィ
ルム、その光学フィルムの製造方法、偏光板フィルム及
び液晶表示装置を提供する事が出来た。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA02 BB33 BC03 BC09 BC22 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FC08 GA16 KA02 LA04 LA06 LA19 4F071 AA09 AA15 AA20 AA21 AA22 AA25 AA28 AA29 AA43 AA50 AA51 AB26 AH19 BA02 BB02 BB07 BC01 BC12 BC17

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で定義される、厚み方
    向のレターデーション値(Rt)が23℃、55%RH
    において、50≦Rt≦300nmであり、且つ、23
    ℃、20%RHと23℃、80%RHにおけるRt値の
    差が40以下である事を特徴とする光学フィルム。 一般式(1) Rt値=((Nx+Ny)/2−Nz)×d 〔式中、Nxはフィルムの製膜方向に平行な方向におけ
    るフィルムの屈折率、Nyは製膜方向に垂直な方向にお
    けるフィルムの屈折率、Nzは厚み方向におけるフィル
    ムの屈折率、dはフィルムの厚み(nm)を各々表
    す。〕
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)において、23℃、5
    5%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nmで
    あり、且つ、23℃、55%RHにおける平衡含水率が
    6%以下である事を特徴とする光学フィルム。
  3. 【請求項3】 前記一般式(1)において、23℃、5
    5%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nmで
    あり、且つ、可塑剤を含有する事を特徴とする光学フィ
    ルム。
  4. 【請求項4】 前記一般式(1)において、23℃、5
    5%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nmで
    あり、且つ、380nmにおける透過率が60%以下で
    ある事を特徴とする光学フィルム。
  5. 【請求項5】 前記一般式(1)において、23℃、5
    5%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nmで
    あり、且つ、1m四方の中における該Rt値の変動巾が
    5nm以下である事を特徴とする光学フィルム。
  6. 【請求項6】 前記一般式(1)において、23℃、5
    5%RHにおけるRt値が、50≦Rt≦300nmで
    あり、且つ、マット剤を含有する事を特徴とする光学フ
    ィルム。
  7. 【請求項7】 下記一般式(2)で定義される、フィル
    ムの面内方向のレターデーション値(Ro)が、|Ro
    |≦30nmであり、且つ、該フィルムの遅相軸の角度
    が|遅相軸角|≦30°である事を特徴とする請求項1
    〜6記載のいずれか1項に記載の光学フィルム。 一般式(2) Ro値=(Nx−Ny)×d 〔式中、Nx、Ny及びdは、各々、前記一般式(1)
    と同義である。〕
  8. 【請求項8】 セルロースの低級脂肪酸エステルをフィ
    ルムの主成分として含有する事を特徴とする請求項1〜
    7のいずれか1項に記載の光学フィルム。
  9. 【請求項9】 フィルムの膜厚が75〜250μmであ
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の光学フィルム。
  10. 【請求項10】 フィルムの製膜が一軸延伸によって行
    われる事を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記
    載の光学フィルム。
  11. 【請求項11】 液晶表示用偏光板保護フィルムである
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の光学フィルム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の光学フィルムを製造するに当たり、ベルトまたはドラ
    ム上で該光学フィルムを流延製膜する際に、該ベルトま
    たは該ドラムから該光学フィルムを剥離する時の残留溶
    媒量から、該光学フィルム製膜後の巻き取り時の残留溶
    媒量を引いた差が10%以上である事を特徴とする光学
    フィルムの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の光学フィルムを製造するに当たり、ベルトまたはドラ
    ム上で該光学フィルムを流延製膜する際に、該光学フィ
    ルムがベルトまたはドラムから剥離されてからロール状
    に巻き取られるまでの間に、(該光学フィルム中の残留
    溶媒量)≧10%の状態が剥離直後から一分間以上保持
    される事を特徴とする光学フィルムの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の光学フィルムを製造するに当たり、ベルトまたはドラ
    ム上で該光学フィルムを流延製膜する際に、ベルトまた
    はドラムから剥離する時の残留溶媒量を10%〜120
    %に調整することを特徴とする光学フィルムの製造方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の光学フィルムを製造するに当たり、製膜後、該光学フ
    ィルムがベルトまたはドラムから剥離されてからロール
    状に巻き取られる迄の乾燥工程において、該乾燥工程の
    最も高い温度が該光学フィルムのガラス転移温度以下に
    保持される事を特徴とする光学フィルムの製造方法。
  16. 【請求項16】 バーティカルアライアメント型液晶表
    示装置に用いられる事を特徴とする請求項1〜11のい
    ずれか1項に記載の光学フィルム。
  17. 【請求項17】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の光学フィルム上に偏光板を有する偏光板フィルムにお
    いて、該光学フィルム中の平衡含水率が6%以下である
    事を特徴とする偏光板フィルム。
  18. 【請求項18】 偏光板と液晶セルとを具備する液晶表
    示装置において、請求項17に記載の偏光板フィルムが
    該液晶セルの少なくとも一面側に設けられている事を特
    徴とする液晶表示装置。
  19. 【請求項19】 偏光板と液晶セルとを具備する液晶表
    示装置において、該液晶セルは少なくとも1種のバーテ
    ィカルアライアメント型液晶を有し、且つ、該偏光板は
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の光学フィルムで
    ある事を特徴とする液晶表示装置。
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