JP2001114556A - ガラスセラミック基板の製造方法 - Google Patents
ガラスセラミック基板の製造方法Info
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Abstract
度に安定して調整できるようにして、ガラスセラミック
基板の品質を向上させる。 【解決手段】 ベース原料となるセラミック原料Aは、
CaO−Al2 O3−SiO2 −B2 O3 系ガラス粉末
とアルミナ粉末との混合物を用いる。このセラミック原
料Aを800〜1000℃、好ましくは875〜925
℃で仮焼成し、これを粉砕して仮焼成原料を作製する。
このようにして得られた仮焼成原料には、アノーサイト
の結晶が多量に析出している。この仮焼成原料を、仮焼
成しない元のセラミック原料Aに添加して混合すること
で、元のセラミック原料Aよりも結晶化温度を低下させ
たセラミック原料Bを作り、このセラミック原料Bを元
のセラミック原料Aと混合し、その混合割合を調整する
ことで、混合原料の結晶化温度を調整する。この混合原
料を用いてガラスセラミック基板を焼成する。
Description
末とアルミナ粉末とを含むセラミック原料を用いてガラ
スセラミック基板を製造する方法に関するものである。
下で焼成できるため、基板と同時焼成する配線導体とし
て導通抵抗の小さいAg系導体、Cu等の低融点金属を
用いることが可能となると共に、アルミナ基板と比較し
て、基板の誘電率が低く、信号処理の高速化が可能であ
り、更に、基板の熱膨張係数もアルミナ基板よりも小さ
く、半導体チップ(シリコン)の熱膨張係数と整合させ
ることも可能である等の利点があるため、近年の高速、
高性能チップの搭載用基板として、ガラスセラミック基
板の需要が益々増大しつつある。
として、硼珪酸系ガラスとアルミナとを含む硼珪酸系の
ガラスセラミック基板がある。この硼珪酸系のガラスセ
ラミック基板は、焼成過程でガラスとアルミナの界面に
アノーサイト等の結晶が析出し、基板が緻密化される。
この結晶化温度(結晶析出による発熱ピーク温度)が低
くなり過ぎると、ガラス相の軟化・流動による緻密化が
起こる前に、結晶が析出するため、基板が緻密化せず、
空孔の多いポーラスな基板となる欠点がある。その反対
に、結晶化温度が高くなり過ぎると、ガラス相が流動し
やすくなるため、基板の変形量が大きくなり、焼成寸法
のコントロールが困難になる欠点がある。従って、硼珪
酸系のガラスセラミック基板では、結晶化温度を適正範
囲(940〜950℃)にコントロールすることが重要
な技術的課題となっている。
差熱分析計(DSC:differentialscanning calorimet
er )で測定される結晶化温度が970℃前後である。
この結晶化温度は、適正温度(940〜950℃)より
もかなり高く、基板の変形量が大きくなる欠点があっ
た。
スセラミックの原料は、結晶析出の駆動力となる結晶核
が存在しないため、結晶化温度が高くなると考えられる
ことから、近年、硼珪酸系のガラスセラミックの原料
に、結晶核となるアノーサイト粉末を添加することで、
結晶化温度を下げることが提案されている。本発明者ら
は、アノーサイト粉末の添加量と結晶化温度との関係を
考察する試験を行ったので、その試験結果を次の表1及
び図3に示す。
は、CaO−Al2 O3 −SiO2 −B2 O3 系ガラス
粉末:60重量%とアルミナ粉末:40重量%との混合
物である。
サイト粉末の添加量を0.005重量%にすると、結晶
化温度が938〜946℃となり、適正温度(940〜
950℃)付近にすることが可能であるが、結晶化温度
の変動幅が8℃もあり、結晶化温度のばらつきが大き
い。従って、アノーサイト粉末の添加量を0.005重
量%にしても、結晶化温度が適正温度を下回ってしまう
ことがあり、品質を安定させることができない。この原
因は、(1) 添加するアノーサイト粉末の結晶性が製造ロ
ットにより変化することと、(2) アノーサイト粉末の添
加量が微量であるため、セラミック原料中にアノーサイ
ト粉末が十分に分散せず、焼成時の結晶成長が不均一に
なるためと考えられる。
たものであり、従ってその目的は、セラミック原料の結
晶化温度を適正温度に安定して調整することができ、品
質の良いガラスセラミック基板を焼成することができる
ガラスセラミック基板の製造方法を提供することにあ
る。
に、本発明の請求項1のガラスセラミック基板の製造方
法は、硼珪酸系ガラス粉末とアルミナ粉末とを含むセラ
ミック原料を用いてガラスセラミック基板を焼成する際
に、結晶化温度が異なる複数種類のセラミック原料を混
合し、その混合割合を調整することで、混合原料の結晶
化温度を調整するようにしたものである。つまり、本発
明は、セラミック原料の結晶化温度を調整する際に、セ
ラミック原料に微量のアノーサイト粉末を添加するので
はなく、結晶化温度が異なる複数種類のセラミック原料
を混合し、その混合割合を調整することで、混合原料の
結晶化温度を調整するものである。
トによるアノーサイト粉末の結晶性のばらつきの影響を
受けず、しかも、添加物(結晶化温度を下げるためのセ
ラミック原料)の添加量を多くすることができるため、
混合原料中に添加物を十分に分散させて焼成時の結晶成
長を均一化することができ、混合原料の結晶化温度を適
正温度に調整しながら、結晶化温度のばらつきを小さく
することができる。
ラス粉末とアルミナ粉末とを含むセラミック原料を80
0〜1000℃で仮焼成し、これを粉砕して得られた原
料(以下「仮焼成原料」という)を、仮焼成しない元の
セラミック原料に添加することで、元のセラミック原料
よりも結晶化温度を低下させたセラミック原料を作り、
このセラミック原料を、仮焼成原料を添加しない元のセ
ラミック原料と混合し、その混合割合を調整すること
で、混合原料の結晶化温度を調整するようにしても良
い。
を800〜1000℃で仮焼成すると、ガラスとアルミ
ナの界面にアノーサイトの結晶が析出するため、これを
粉砕して得られた仮焼成原料には、アノーサイトが確実
に含まれる。従って、仮焼成原料を添加したセラミック
原料と、仮焼成原料を添加しない元のセラミック原料と
を混合し、その混合割合を調整すれば、混合原料中のア
ノーサイトの量を調整することができ、混合原料の結晶
化温度を調整することができる。しかも、元のセラミッ
ク原料と仮焼成原料とは、焼成後の組成が同じであるた
め、混合原料の混合割合を変化させても、混合原料の焼
成後の組成は元のセラミック原料の焼成後の組成と同じ
になる。これにより、ガラスセラミック基板の電気的、
機械的特性を変えることなく、結晶化温度を調整するこ
とが可能となる。
は、CaO−Al2 O3 −SiO2−B2 O3 系ガラス
粉末とアルミナ粉末との混合物を用い、混合原料の結晶
化温度を940〜950℃の範囲に調整すると良い。つ
まり、CaO−Al2 O3 −SiO2 −B2 O3 系ガラ
スは、それ自体熱処理しても、結晶化が全く起こらない
が、アルミナを混合することで、比較的短時間の仮焼成
でガラスとアルミナの界面にアノーサイトの結晶を多量
に析出させることができる。しかも、混合原料(CaO
−Al2 O3 −SiO2 −B2 O3 系のガラスセラミッ
クの原料)の結晶化温度を940〜950℃の範囲に調
整すれば、混合原料の結晶化温度が適正温度となり、焼
成するガラスセラミック基板を緻密化できると共に、ガ
ラス相の流動性を適度に保つことができ、焼成寸法のコ
ントロールを比較的容易に行うことができる。
l2 O3 −SiO2 −B2 O3 系ガラス粉末とアルミナ
粉末との混合物(セラミック原料)を875〜925℃
で仮焼成し、これを粉砕して仮焼成原料を作るようにす
ると良い。つまり、CaO−Al2 O3 −SiO2 −B
2 O3 系のガラスセラミックの原料は、900℃前後で
アノーサイトの結晶が多量に析出する特性があるので、
875〜925℃で仮焼成すれば、比較的短時間の仮焼
成で結晶核となるアノーサイトの結晶を多量に含む仮焼
成原料を作ることができる。
3 −SiO2 −B2 O3 系のガラスセラミック基板の製
造方法に適用した一実施形態を説明する。本実施形態で
は、図1に示すように、次の(1)〜(8)の工程を経
てガラスセラミック基板を製造する。以下、各工程を説
明する。
の作製 まず、CaO:10〜55重量%、SiO2 :45〜7
0重量%、Al2 O3:0〜30重量%、B2 O3 :5
〜20重量%を含む混合物を例えば1450℃で溶融し
てガラス化した後、水中で急冷し、これを粉砕して、平
均粒径が例えば3〜4μmのCaO−Al2 O3 −Si
O2 −B2 O3 系ガラス粉末を作製する。このガラス粉
末:50〜65重量%(好ましくは60重量%)と、平
均粒径が例えば1〜2μmのアルミナ粉末:50〜35
重量%(好ましくは40重量%)とを混合して、ベース
原料となるセラミック原料Aを作製する。
の作製 セラミック原料Aに溶剤(例えばトルエン、キシレ
ン)、有機バインダー(例えばアクリル樹脂)及び可塑
剤(例えばDOA)を加え、充分混練してスラリーを作
製し、通常のドクターブレード法を用いて例えば厚み
0.3mmのグリーンシートを作製する。
00〜1000℃、好ましくは875〜925℃で仮焼
成して、セラミック原料Aの仮焼成物を作製する。この
仮焼成過程で、仮焼成物中のガラスとアルミナの界面に
アノーサイトの結晶が析出する。CaO−Al2 O3 −
SiO2 −B2 O3 系のガラスセラミックの原料Aは、
900℃前後でアノーサイトの結晶が多量に析出する特
性があるため、セラミック原料Aのグリーンシートを8
75〜925℃で仮焼成すれば、比較的短時間の仮焼成
で結晶核となるアノーサイトの結晶を多量に析出させる
ことができる。
径が1〜5μm、好ましくは2〜3μmの仮焼成原料を
作製する。このようにして作られた仮焼成原料には、ア
ノーサイトの結晶が多量に含まれている。
加して混合することでセラミック原料Bを作製する。こ
の際、仮焼成原料の添加量は、例えば0.04〜0.0
6重量%とすることが好ましい。仮焼成原料を添加した
セラミック原料Bは、添加した仮焼成原料に含まれるア
ノーサイトが結晶析出の駆動力となる結晶核となり、元
のセラミック原料Aよりも結晶化温度が低くなる。
を添加しない元のセラミック原料Aとを混合して混合原
料を作製する。この混合原料は、仮焼成原料を添加した
セラミック原料Bを混合することで、結晶核となるアノ
ーサイトが含まれるようになるため、混合原料の結晶化
温度は、元のセラミック原料Aよりも低くなる。この
際、仮焼成原料を添加したセラミック原料Bの混合割合
を多くするほど、混合原料中のアノーサイトの量が増え
て、結晶化温度が低下する。
%添加したセラミック原料Bの混合割合と混合原料の結
晶化温度との関係を考察する試験を行ったので、その試
験結果を次の表2及び図2に示す。
組成(焼成後)を次の表3に示す。
ミック原料Bの結晶化温度(結晶析出による発熱ピーク
温度)を示差熱分析計(DSC,DTA)で測定したと
ころ、セラミック原料Bの結晶化温度は921℃±1℃
と安定していた。
の測定値は969℃±5℃であり、適正温度範囲である
940〜950℃よりも高い。このセラミック原料A
に、仮焼成原料を添加したセラミック原料Bを混合する
と、このセラミック原料Bの混合割合が多くなるほど、
混合原料中のアノーサイトの量が増えて、混合原料の結
晶化温度が低くなり、その結果、セラミック原料Bの混
合割合が2〜8重量%で結晶化温度が適正温度範囲であ
る940〜950℃となる。
ためのセラミック原料Bの混合割合の適正範囲は、セラ
ミック原料Bに対する仮焼成原料の添加量によって変化
し、セラミック原料Bに対する仮焼成原料の添加量(ア
ノーサイトの量)が増えるほど、セラミック原料Aに対
するセラミック原料Bの混合割合を少なくする必要があ
る。
インダー(例えばアクリル樹脂)及び可塑剤(例えばD
OA)を加え、充分混練してスラリーを作製し、通常の
ドクターブレード法を用いて例えば厚み0.3mmのグ
リーンシートを作製する。尚、グリーンシートの作製後
は、グリーンシートを所定寸法に切断し、ビアホールの
形成、導体パターンの印刷、グリーンシートの積層等の
工程を経て生基板を作製する。
後)で焼成する。この場合、生基板には、仮焼成原料が
含まれているので、仮焼成原料に含まれるアノーサイト
が結晶析出の駆動力となる結晶核となり、元のセラミッ
ク原料Aよりも結晶化温度が低くなる。前述したよう
に、仮焼成原料を添加したセラミック原料Bの混合割合
を調整することで、生基板の結晶化温度を適正温度範囲
内にコントロールすることができ、焼成するガラスセラ
ミック基板を緻密化できると共に、ガラス相の流動性を
適度に保つことができ、焼成寸法のコントロールが比較
的容易である。
を調整する際に、セラミック原料に微量のアノーサイト
粉末を添加するのではなく、アノーサイトを析出させた
仮焼成原料を添加したセラミック原料Bと元のセラミッ
ク原料Aとを混合し、その混合割合を調整することで、
結晶化温度を調整するため、従来のような製造ロットに
よるアノーサイト粉末の結晶性のばらつきの影響を受け
ずに済む。しかも、セラミック原料Aに対する添加物
(結晶化温度を下げるためのセラミック原料B)の添加
量を多くすることができるため、添加物(セラミック原
料B)に含まれるアノーサイトを混合原料中に十分に分
散させて焼成時の結晶成長を均一化することができ、結
晶化温度を適正温度に調整しながら、結晶化温度のばら
つきを小さくして結晶化温度を安定させることができ
て、焼成したガラスセラミック基板の品質を安定させる
ことができる。
料とは、焼成後の組成が同じであるため、混合原料の混
合割合を変化させても、混合原料の焼成後の組成は元の
セラミック原料Aの焼成後の組成と同じになる。これに
より、ガラスセラミック基板の電気的、機械的特性を変
えることなく、結晶化温度を調整することができる利点
もある。
の製造に用いる硼珪酸系ガラス粉末として、CaO−A
l2 O3 −SiO2 −B2 O3 系ガラス粉末を用いた
が、例えば、MgO−Al2 O3 −SiO2 −B2 O3
系ガラス粉末、SiO2 −B2O3 系ガラス粉末、Pb
O−SiO2 −B2 O3 系ガラス粉末等のいずれかを用
いても良い。
仮焼成しない元のセラミック原料Aに添加することで、
結晶化温度を低下させたセラミック原料Bを作製した
が、セラミック原料の組成を変えることで、結晶化温度
を低下させるようにしても良い。また、結晶化温度が異
なる3種類以上のセラミック原料を混合し、その混合割
合を調整することで、混合原料の結晶化温度を調整する
ようにしても良い。
の請求項1によれば、結晶化温度が異なる複数種類のセ
ラミック原料を混合し、その混合割合を調整すること
で、混合原料の結晶化温度を調整するようにしたので、
製造ロットによるアノーサイト粉末の結晶性のばらつき
の影響を受けず、混合原料の結晶化温度を適正温度に安
定して調整することができ、品質の良いガラスセラミッ
ク基板を焼成することができる。
とアルミナ粉末とを含むセラミック原料を仮焼成し、こ
れを粉砕して得られた仮焼成原料を、仮焼成しない元の
セラミック原料に添加するようにしたので、アノーサイ
トを確実に含むセラミック原料を作ることができる。し
かも、元のセラミック原料と仮焼成原料とは、焼成後の
組成が同じであるため、仮焼成原料を添加したセラミッ
ク原料と、仮焼成原料を添加しない元のセラミック原料
とをどの様な混合割合で混合しても、混合原料の焼成後
の組成は元のセラミック原料の焼成後の組成と同じにな
り、ガラスセラミック基板の電気的、機械的特性を変え
ることなく、結晶化温度を調整することができる。
て、CaO−Al2 O3 −SiO2−B2 O3 系ガラス
粉末とアルミナ粉末との混合物を用いたので、比較的短
時間の仮焼成でアノーサイトの結晶を多量に析出させる
ことができる。しかも、混合原料の結晶化温度を適正温
度範囲である940〜950℃の範囲に調整するように
したので、緻密なガラスセラミック基板を焼成できると
共に、ガラス相の流動性を適度に保つことができ、焼成
寸法のコントロールを比較的容易に行うことができる。
−SiO2 −B2 O3 系のセラミック原料を875〜9
25℃で仮焼成するようにしたので、比較的短時間の仮
焼成でアノーサイトの結晶を多量に析出させることがで
きて、仮焼成工程を能率良く行うことができる。
製造方法の概要を説明する工程フローチャート
と結晶化温度との関係を測定したデータをグラフ化した
図
係を測定したデータをグラフ化した図
Claims (4)
- 【請求項1】 硼珪酸系ガラス粉末とアルミナ粉末とを
含むセラミック原料を用いてガラスセラミック基板を製
造する方法において、結晶化温度が異なる複数種類のセ
ラミック原料を混合し、その混合割合を調整すること
で、混合原料の結晶化温度を調整してガラスセラミック
基板を焼成することを特徴とするガラスセラミック基板
の製造方法。 - 【請求項2】 硼珪酸系ガラス粉末とアルミナ粉末とを
含むセラミック原料を800〜1000℃で仮焼成し、
これを粉砕して得られた原料(以下「仮焼成原料」とい
う)を、仮焼成しない元のセラミック原料に添加するこ
とで、元のセラミック原料よりも結晶化温度を低下させ
たセラミック原料を作り、このセラミック原料を、仮焼
成原料を添加しない元のセラミック原料と混合し、その
混合割合を調整することで、混合原料の結晶化温度を調
整することを特徴とする請求項1に記載のガラスセラミ
ック基板の製造方法。 - 【請求項3】 前記セラミック原料は、CaO−Al2
O3 −SiO2 −B2 O3 系ガラス粉末とアルミナ粉末
との混合物を用い、前記混合原料の結晶化温度を940
〜950℃の範囲に調整することを特徴とする請求項1
又は2に記載のガラスセラミック基板の製造方法。 - 【請求項4】 前記セラミック原料を875〜925℃
で仮焼成し、これを粉砕して仮焼成原料を作ることを特
徴とする請求項3に記載のガラスセラミック基板の製造
方法。
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- 1999-10-20 JP JP29759199A patent/JP4432161B2/ja not_active Expired - Lifetime
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