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JP2001100558A - 加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2001100558A
JP2001100558A JP27460199A JP27460199A JP2001100558A JP 2001100558 A JP2001100558 A JP 2001100558A JP 27460199 A JP27460199 A JP 27460199A JP 27460199 A JP27460199 A JP 27460199A JP 2001100558 A JP2001100558 A JP 2001100558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heating element
recording material
length
heating elements
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27460199A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Kawazu
孝夫 河津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP27460199A priority Critical patent/JP2001100558A/ja
Publication of JP2001100558A publication Critical patent/JP2001100558A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる長さの発熱体を複数備え、転写材の幅
サイズに応じた長さの発熱体を選択的に用いて非通紙部
昇温を防止することを可能にした加熱装置及び画像形成
装置を提供すること。また、該加熱装置及び画像形成装
置において、絶縁基板上に独立駆動可能に設けた複数本
の発熱体の少なくとも一部の電極を共通化することによ
って、該基板の有効利用を図ることや、基板両端部に設
けられる電極の数を同じにして、該端部に接続されるコ
ネクタの共通化を図ること。 【解決手段】 絶縁基板と、絶縁基板の一方の面上に記
録材の搬送方向と直交する方向に形成された複数本の発
熱体から構成されている加熱体を備えた加熱装置におい
て、前記複数本の発熱体のうち少なくとも1本の発熱体
が他の発熱体と比べて発熱部の長さが異なること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱装置及び画像
形成装置に関するものである。
【0002】例えば、電子写真プロセスで形成されるト
ナー像を転写紙上に定着させる熱定着装置の熱源に関す
るものであり、特に、加熱手段として、独立駆動可能な
複数本の発熱体を同一面上に有するセラミック面発ヒー
タ方式を用いた熱定着装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の電子写真プロセスを用いた画像形
成装置の場合について説明する。
【0004】画像形成装置の熱定着装置は、電子写真プ
ロセスなどの画像形成手段により転写紙上に形成された
未定着画像(トナー像)を転写紙上に定着させるもので
あり、ハロゲンヒータを熱源とする熱ローラ式の熱定着
装置やセラミック面発ヒータを熱源とするフィルム加熱
方式の熱定着装置が用いられている。
【0005】一般的に、セラミック面発ヒータは、1本
あるいは折り返しの1本の発熱体が絶縁基板(AlNや
Al23等)の第1面上に形成されており、1つの電力
供給手段により電力が供給されている。電力供給手段
は、セラミック面発ヒータ上、あるいは近傍に配された
温度検出素子によってヒータの温度を検出し、電力制御
手段によって制御されている。
【0006】また、絶縁基板上の発熱体は、画像形成装
置が通紙可能な最大通紙幅にほぼ等しい領域において均
一に発熱するように形成されている。
【0007】このような面発ヒータを熱源とする定着手
段を有する画像形成装置においては、発熱体が、最大通
紙幅に対応した長さまたは、ある紙種(例えばA4やB
4といった定型の記録紙、以下普通サイズ紙と称する)
の幅に対応した適当な長さである場合、該発熱体の長さ
よりも短い通紙幅の記録紙(小サイズ紙)を通紙したと
きには、この発熱領域かつ非通紙領域において、通紙域
に比べて温度が高くなってしまう場合(以下、非通紙部
昇温と称する)がある。
【0008】そしてこの非通紙領域において、温度が高
くなりすぎると面発ヒータを支持する部材など、周囲の
部材にダメージを与えてしまう場合がある。従来、この
影響を緩和する為に、端部の温度を検知して、あるいは
転写材の幅サイズに従って、転写材のスループットを小
さくしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、異
なる長さの発熱体を複数備え、転写材の幅サイズに応じ
た長さの発熱体を選択的に用いて非通紙部昇温を軽減す
ることを可能にした加熱装置及び画像形成装置の提供を
目的としている。
【0010】また、該加熱装置及び画像形成装置におい
て、絶縁基板上に独立駆動可能に設けた複数本の発熱体
の少なくとも一部の電極を共通化することによって、該
基板の有効利用を図ることや、更に、基板両端部に設け
られる電極の数を同じにして、該端部に接続されるコネ
クタの共通化を図ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の構成を
特徴とする加熱装置及び画像形成装置である。
【0012】〔1〕:絶縁基板と、絶縁基板の一方の面
上に記録材の搬送方向と直交する方向に形成された複数
本の発熱体から構成されている加熱体を備えた加熱装置
において、前記複数本の発熱体のうち少なくとも1本の
発熱体が他の発熱体と比べて発熱部の長さが異なること
を特徴とする加熱装置。
【0013】〔2〕:前記複数本の発熱体に独立に電力
供給可能な電力供給手段を具備したことを特徴とする
〔1〕に記載の加熱装置。
【0014】〔3〕:前記発熱部の長さが、通紙可能な
記録材の幅に対応して設定されていることを特徴とする
〔1〕又は〔2〕に記載の加熱装置。
【0015】〔4〕:前記複数本の発熱体のうち、最も
長い発熱部の長さを有する発熱体を2本以上有すること
を特徴とする〔1〕,〔2〕又は〔3〕に記載の加熱装
置。
【0016】〔5〕:前記複数本の発熱体のうち、発熱
部の長さが長い発熱体ほど記録材の搬送方向に対して上
流側に配置されていることを特徴とする〔1〕乃至
〔4〕の何れか1項に記載の加熱装置。
【0017】〔6〕:発熱部の長さの等しい複数本の発
熱体を有しており、該発熱体の発熱部の長さよりも短い
発熱部を有した発熱体が、前記発熱部の長さの等しい複
数本の発熱体の記録材搬送方向における中間の位置に配
置されていることを特徴とする〔1〕乃至〔4〕の何れ
か1項に記載の加熱装置。
【0018】〔7〕:前記発熱部の長さが長いほど発熱
体の幅が広いことを特徴とする〔1〕乃至〔6〕の何れ
か1項に記載のいずれかに記載の加熱装置。
【0019】〔8〕:同じ長さの発熱部を有する発熱体
の幅を合計した発熱部長さ毎の発熱体幅の比率が、該発
熱部の長さの比率、あるいは発熱部の長さの2乗の比率
と等しいことを特徴とする〔1〕乃至〔7〕の何れか1
項に記載の加熱装置。
【0020】
〔9〕:前記複数の発熱体が偶数本形成さ
れた加熱体の記録材搬送方向と直交する方向の第一の端
部において、該記録材搬送方向の上流側から1番目の発
熱体に接続された電極と、該記録材搬送方向の上流側か
ら偶数番目の発熱体と該発熱体の下流側に隣接した発熱
体に接続された共通の電極と、最も下流側に位置する発
熱体に接続された電極とを有しており、前記加熱体の第
一の端部と反対側に位置する第二の端部において、記録
材搬送方向の上流側から奇数番目の発熱体と該発熱体の
下流側に隣接した発熱体とに接続された共通の電極を有
していることを特徴とする〔1〕から〔8〕の何れか1
項に記載の加熱装置。
【0021】〔10〕:前記複数の発熱体が奇数本形成
された加熱体の記録材搬送方向と直交する方向の第一の
端部において、該記録材搬送方向の上流側から1番目の
発熱体に接続された電極と、該記録材搬送方向の上流側
から偶数番目の発熱体と該発熱体の下流側に隣接した発
熱体とに接続された共通の電極とを有しており、前記加
熱体の第一の端部と反対側に位置する第二の端部におい
て、記録材搬送方向の上流側から奇数番目の発熱体と該
発熱体の下流側に隣接した発熱体とに接続された共通の
電極と、最も下流側に位置する発熱体に接続された電極
とを有していることを特徴とする〔1〕から〔8〕の何
れか1項に記載の加熱装置。
【0022】〔11〕:〔1〕から〔10〕の何れか1
項に記載の加熱装置を構成する絶縁基板がAl23ある
いはAlNであることを特徴とする加熱装置。
【0023】〔12〕:前記加熱体と摺動するフィルム
と、前記フィルムとニップを形成する加圧ローラを有
し、該フィルムを介した加熱手段からの熱により被加熱
材が加熱されており、前記発熱体が形成されている絶縁
基板面が、ニップ面とは反対側に位置することを特徴と
する〔1〕から〔11〕の何れか1項に記載の加熱装
置。
【0024】〔13〕:記録材上に画像を形成する像形
成手段と、該記録材上の画像を加熱する像加熱手段とを
有する画像形成装置において、該像加熱手段として前記
〔1〕から〔12〕の何れか1項に記載の加熱装置を備
えたことを特徴とする画像形成装置。
【0025】
【発明の実施の形態】〈第一の実施形態〉以下、添付図
面に基づき説明する。
【0026】図1は電子写真プロセスを用いた画像形成
装置の概略構成図であり、例えばレーザプリンタの場合
を示している。
【0027】レーザプリンタ本体101(以下、本体1
01)は、記録紙(記録材)Sを収納するカセット10
2を有し、カセット102の記録紙Sの有無を検知する
カセット有無センサ103、カセット102の記録紙S
のサイズを検知するカセットサイズセンサ104(複数
個のマイクロスイッチで構成される)、カセット102
から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105等が設けられ
ている。そして、給紙ローラ105の下流には記録紙S
を同期搬送するレジストローラ対106が設けられてい
る。
【0028】また、レジストローラ対106の下流には
レーザスキャナ部107からのレーザ光に基づいて記録
紙S上にトナー像を形成する画像形成部108が設けら
れている。
【0029】さらに、画像形成部108の下流には記録
紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器Rが設
けられており、定着器Rの下流には排紙部の搬送状態を
検知する排紙センサ110、記録紙Sを排紙する排紙ロ
ーラ111、記録の完了した記録紙Sを積載する積載ト
レイ112が設けられている。この記録紙Sの搬送基準
は、記録紙Sの画像形成装置の搬送方向に直交する方向
の長さ、つまり記録紙Sの幅に対して中央になるように
設定されている。
【0030】また、前記レーザスキャナ107は、後述
する外部装置131から送出される画像信号(画像信号
VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光するレー
ザユニット113、このレーザユニット113からのレ
ーザ光を後述する感光ドラム117上に走査するための
ポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミ
ラー116等により構成されている。
【0031】そして、108は画像形成部であり、公知
の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、1次
帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ12
1、クリーナ122等から構成されている。また、定着
器Rは定着フィルム61、加圧ローラ63、定着フィル
ム内部に設けられたセラミック面発ヒータ24、セラミ
ック面発ヒータの表面温度を検出するサーミスタ21か
ら構成されている。
【0032】また、メインモータ123は、給紙ローラ
105には給紙ローラクラッチ124を介して、レジス
トローラ対106にはレジストローラ125を介して駆
動力を与えており、更に感光ドラム117を含む画像形
成部108の各ユニット、定着器R、排紙ローラ111
にも駆動力を与えている。
【0033】126はエンジンコントローラであり、レ
ーザスキャナ部107、画像形成部108、定着器Rに
よる電子写真プロセスの制御、前記本体101内の記録
紙の搬送制御を行なっている。
【0034】そして、127はビデオコントローラであ
り、パーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用
のインタフェース(セントロニクス、RS232C等)
130で接続されており、この汎用インタフェースから
送られてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビ
ットデータをVDO信号として、エンジンコントローラ
126へ送出している。
【0035】図2に、本発明におけるセラミック面発ヒ
ータの駆動及び制御回路を示す。1は、本画像形成装置
を接続する交流電源で、本画像形成装置は商用電源をA
Cフィルタ2を介してセラミック面発ヒータ24の発熱
体32または発熱体33へ供給することによりセラミッ
ク面発ヒータ24を構成する発熱体32または発熱体3
3を発熱させる。
【0036】この発熱体32への電力の供給は、トライ
アック4によって通電・遮断が制御される。抵抗5,6
はトライアック4のためのバイアス抵抗であり、フォト
トライアックカプラ7は、一次、二次間を隔離するため
のデバイスである。フォトトライアックカプラ7の発光
ダイオードに通電することによりトライアック4をオン
する。抵抗8は、フォトトライアックカプラ7の電流を
制限するための抵抗であり、トランジスタ9によりオン
/オフする。トランジスタ9は抵抗10を介してエンジ
ンコントローラ11からのON1信号にしたがって動作
する。もう一つの発熱体33への電力の供給は、トライ
アック13によって通電・遮断が制御される。抵抗1
4、15はトライアック13のためのバイアス抵抗であ
り、フォトトライアックカプラ16は、一次、二次間の
沿面距離を確保するためのデバイスである。フォトトラ
イアックカプラ16の発光ダイオードに通電することに
よりトライアック13をオンする。抵抗17は、フォト
トライアックカプラ16の電流を制限するための抵抗で
あり、トランジスタ18によりオン/オフする。トラン
ジスタ18は抵抗19を介してエンジンコントローラ1
1からのON2信号にしたがって動作する。
【0037】また、ACフィルタ2を介して交流電源1
は、ゼロクロス検出回路12に入力される。ゼロクロス
検出回路では、商用電源電圧がある闘値以下の電圧にな
っていることをエンジンコントローラ11に対してパル
ス信号として報知する。以下、エンジンコントローラ1
1に送出されるこの信号をZEROX信号と呼ぶ。
【0038】エンジンコントローラ11はZEROX信
号のパルスのエッジを検知し、位相制御または波数制御
によりトライアック4または13をON/OFFする。
【0039】また、21は発熱体32および20が形成
されているセラミック面発ヒータ24の温度を検知する
ための温度検出素子、例えば、サーミスタ感温素子であ
り、セラミック面発ヒータ24上に発熱体32及び20
に対して絶縁距離を確保できるように絶縁耐圧を有する
絶縁物を介して配置されている。この温度検出素子21
によって検出される温度は、抵抗22と、温度検出素子
21との分圧として検出され、エンジンコントローラ1
1にTH信号としてA/D入力される。セラミック面発
ヒータ24の温度は、TH信号としてエンジンコントロ
ーラ11において監視され、エンジンコントローラ11
の内部で設定されているセラミック面発ヒータ24の設
定温度と比較することによって、セラミック面発ヒータ
24を構成する発熱体32または20に供給するべき電
力を算出し、その供給する電力に対応した位相角(位相
制御)または波数(波数制御)に換算し、その制御条件
によりエンジンコントローラ11がトランジスタ9にO
N1信号、あるいはトランジスタ18にON2信号を送
出する。
【0040】発熱体32または20に電力を供給し、制
御する手段が故障して発熱体32または20が熱暴走に
至った場合、過昇温を防止する一手段として、過昇温防
止手段23がセラミック面発ヒータ24上に配されてい
る。過昇温防止手段23は、例えば温度ヒューズやサー
モスイッチである。電力供給制御手段の故障により、発
熱体32または20が熱暴走に至り過昇温防止手段23
が所定の温度以上になると、過昇温防止手段23がOP
ENになり、発熱体32および20への通電が断たれ
る。
【0041】次に、セラミック面発ヒータ24と温度検
出素子21と過昇温防止手段23の位置関係の概略につ
いて、図3に示す。図3(a)はセラミック面発ヒータ
の断面図であり、図3(b)は発熱体32,33が形成
されている面を示しており、図3(c)は図3(b)の
示している面と相対する面を示している。
【0042】セラミック面発ヒータ24は、SiC、A
lN、Al23等のセラミックス系の絶縁基板31と、
絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されている発
熱体32および33と、該2本の発熱体を保護している
ガラス等の保護層34から構成されている。保護層34
上に、セラミック面発ヒータ24の温度を検出する温度
検出素子21が配設されている。
【0043】発熱体32は、電力が供給されると発熱す
る部分32aと、該発熱部分32aに接続した導電部3
2bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32
c,32dから構成されている。
【0044】発熱体33は、電力が供給されると発熱す
る部分33aと、該発熱部分33aに接続した導電部3
3bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32
c,33dから構成されている。
【0045】電極部32cは、発熱体32と発熱体33
の両方に接続されており、発熱体32及び発熱体33の
共通の電極となっている。
【0046】共通電極32cは、交流電源1のHOT側
端子と過昇温防止手段23を介して接続される。電極部
32dは発熱体32を制御するトライアック4に接続さ
れ、電極部33dは発熱体33を制御するトライアック
13に接続され、交流電源1のNeutral端子に接
続される。
【0047】セラミック面発ヒータ24は、図4に示し
たように、フィルムガイド62によって支持されてい
る。61は、円筒状の耐熱材製の定着フィルムであり、
セラミック面発ヒータ24を下面側に支持させたフィル
ムガイド62に外嵌させてある。そして、フィルムガイ
ド62の下面のセラミック面発ヒータ24と、加圧部材
としての弾性加圧ローラ63とを定着フィルム61を挟
ませて弾性加圧ローラ63の弾性に抗して所定の加圧力
をもって圧接させて加熱部としての所定幅の定着ニップ
部Nを形成させてある。ここで、図4(a)のようにセ
ラミック面発ヒータ24は、発熱体32、33がニップ
部と反対側にあっても、図4(b)のように発熱体がニ
ップ部側にあってもかまわない。以下、説明は発熱体3
2、33がニップ部Nと反対側に位置するようにフィル
ムガイド62に支持されている場合について説明する。
【0048】図3において、発熱体32の発熱部32a
の長さはL1であり、通紙可能な最大の記録紙幅と対応
しており、発熱体33の発熱部33aの長さL2は、幅
の狭い小サイズの記録紙幅に対応している。記録紙幅が
発熱部33aの長さL2よりも大きい記録紙が通紙され
た場合は、エンジンコントローラ11から送出されるO
N1信号によりトライアック4を制御して、発熱体32
への通電を制御する。発熱体33への通電を制御するト
ライアック13はOFFのままとする。また、記録紙幅
が発熱部33aの長さL2と同じか小さい記録紙が通紙
された場合は、エンジンコントローラ11から送出され
るON2信号によりトライアック13を制御して、発熱
体33への通電を制御する。発熱体32への通電を制御
するトライアック4はOFFのままとする。このような
制御により、小サイズ紙が通紙された場合に生じる非通
紙域の昇温を抑制することができる。
【0049】本実施形態では、過昇温防止手段23と温
度検出素子21は、記録紙の搬送基準、つまり発熱部3
2a及び発熱部33aの長さ方向の中心a1に対して、
左右対称な位置であり、かつ通紙可能な最小の記録紙幅
よりも内側の位置に配設されている。
【0050】上記のような構成をとることにより、通紙
された記録紙の幅に応じて定着を行うことができ、非通
紙部昇温を防止できる。また、電極の一部を共通化して
基板の有効活用を図ることができ、装置の小型化やコス
トダウンを図ることができる。
【0051】また、温度検出素子21と過昇温防止手段
23の位置を隔てて配置することができるため、1次2
次間の絶縁を確保するのに十分な距離をとることができ
る。そして、温度検出素子21と過昇温防止手段23が
温度的に均等な位置に配置される為、定着器Rが過昇温
した場合の過昇温防止制御の精度の向上を図ることがで
きる。さらに、最小通紙幅の内側に温度検出素子及び過
昇温防止手段を配置する為、いかなる記録紙を通紙して
も、小サイズ紙通紙に非通紙域昇温の影響を受けること
なく、通紙領域内の温度を検出することにより、定着器
の温度制御の精度の向上を図ることができる。
【0052】〈第二の実施形態〉図5および図6に第二
の実施形態を示す。
【0053】本形態において第1の実施形態と重複する
点については説明を省略する。
【0054】図5に本実施形態におけるセラミックヒー
タの駆動及び制御回路を示す。1は、本画像形成装置を
接続する交流電源で、本画像形成装置は商用電源をAC
フィルタ2を介してセラミックヒータ24の発熱体3、
発熱体20または発熱体40へ供給することによりセラ
ミックヒータ24を構成する発熱体3、発熱体20又は
発熱体40を発熱させる。
【0055】発熱体40への電力の供給は、発熱体3及
び20と同様に、トライアック41によって通電・遮断
が行われる。抵抗42、43はトライアック41のため
のバイアス抵抗でフォトトライアックカプラ44は、一
次、二次間の絶縁を確保するためのデバイスである。フ
ォトトライアックカプラ44の発光ダイオードに通電す
ることによりトライアック41をオンする。抵抗45
は、フォトトライアックカプラ44の電流を制限するた
めの抵抗であり、トランジスタ46により該電流をオン
/オフする。トランジスタ46は抵抗47を介してエン
ジンコントローラ11からのON3信号に従って動作す
る。エンジンコントローラ11はZEROX信号のパル
スのエッジを検知し、位相制御または波数制御によりト
ライアック4,13又は41をON/OFFする。
【0056】また、21は発熱体3,20及び40が形
成されているセラミックヒータ24の温度を検知するた
めの温度検出素子、例えば、サーミスタ感温素子であ
り、セラミックヒータ24上に発熱体3,20及び40
に対して絶縁を確保できるように絶縁耐圧を有する絶縁
物を介して配置されている。セラミックヒータ24の温
度は、TH信号としてエンジンコントローラ11におい
て監視され、エンジンコントローラ11の内部で設定さ
れているセラミックヒータ24の設定温度と比較するこ
とによって、セラミックヒータ24を構成する発熱体
3,20または40に供給するべき電力を算出し、その
供給する電力に対応した位相角(位相制御)または波数
(波数制御)に換算し、その制御条件によりエンジンコ
ントローラ11がトランジスタ9にON1信号、あるい
はトランジスタ18にON2信号、あるいはトランジス
タ46にON3信号を送出する。
【0057】発熱体3,20又は40に電力を供給し、
制御する手段が故障し、発熱体3,20又は40が熱暴
走に至った場合、過昇温を防止する一手段として、過昇
温防止手段23がセラミックヒータ24上に配されてい
る。過昇温防止手段23は、例えば温度ヒューズやサー
モスイッチである。電力供給制御手段の故障により、発
熱体3または20または40が熱暴走に至り過昇温防止
手段23が所定の温度以上になると、過昇温防止手段2
3がOPENになり、発熱体3,20,40への通電が
断たれる。
【0058】次に、セラミックヒータ24の概略につい
て、図6に示す。図6(a)はセラミック面発ヒータの
断面図であり、図6(b)は発熱体3,20,40が形
成されている面を示しており、図6(c)は図6(b)
の示している面と相対する面を示している。
【0059】セラミック面発ヒータ24は、SiC、A
lN、Al23等のセラミックス系の絶縁基板31と、
絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されている発
熱体3,20,40と、該3本の発熱体を保護している
ガラス等の保護層34から構成されている。
【0060】発熱体40は、電力が供給されると発熱す
る部分40aと、該発熱部40aに接続された導電部4
0bと、コネクタを介して電力が供給される電極部32
c,40dから構成されている。
【0061】極部32cは、発熱体32,33,40の
全てに接続されており、発熱部32a,33a及び40
aの共通の電極となっている。
【0062】共通電極32cには、交流電源1のHOT
側端子から過昇温防止手段23を介して接続される。電
極部40dは発熱体40を制御するトライアック41に
接続され、トライアック4,13とともに交流電源1の
Neutral端子に接続される。
【0063】図6において、発熱体32の発熱部32a
と発熱体40の発熱部40aの長さはL1であり、通紙
可能な最大の記録紙幅と対応しており、発熱体33の発
熱部33aの長さL2は、幅の狭い小サイズの記録紙幅
に対応している。記録紙幅が発熱部33aの長さL2よ
りも大きい記録紙が通紙された場合は、エンジンコント
ローラ11から送出されるON1信号及びON3信号に
よりトライアック4及び41を制御して、発熱体32,
40への通電を制御する。発熱体33への通電を制御す
るトライアック13はOFFのままとする。また、記録
紙幅が発熱部33aの長さL2と同じか小さい記録紙が
通紙された場合は、エンジンコントローラ11から送出
されるON2信号によりトライアック13を制御して、
発熱体33への通電を制御する。発熱体32,40への
通電を制御するトライアック4及び41はOFFのまま
とする。このような制御により、小サイズ紙が通紙され
た場合に生じる非通紙域の昇温を抑制することができ
る。
【0064】過昇温防止手段23と温度検出素子21
は、記録紙の搬送基準、つまり発熱部32a,33a及
び40aの長さ方向の中心に対して左右対称な位置であ
り、かつ通紙可能な最小の記録紙幅よりも内側の位置に
配設されている。
【0065】記録紙幅が12よりも大きい記録紙が通紙
された場合、発熱体32と40の発熱比を制御して、発
熱体32及び40を発熱させる。発熱部長さL1の発熱
体が1本の場合の発熱量と2本の総発熱量が等しくなる
ように設定することにより、発熱部長さL1の発熱体が
1本の場合と比較して、各発熱体の発熱量を小さくで
き、それぞれの発熱体に発熱量を分散することができ
る。
【0066】上記のような構成をとることにより、記録
紙幅が大きい記録紙に対応した発熱体が2本あるため、
十分な発熱量を確保することができる。従って、厚紙や
ラフぺーパに対して、十分な定着性を得ることが可能と
なる。また、記録紙幅に対応した2本の発熱体のそれぞ
れの発熱量を、1本の場合と比較して小さくすることが
できるため、2本の発熱体を比率制御することにより、
高調波/フリッカを低減することができる。
【0067】さらに、発熱部の長さが長い発熱体程、記
録紙の搬送方向の上流側に配置することにより、幅が大
きい記録紙が通紙された場合に十分な定着性を得ること
ができる。
【0068】〈第三の実施形態〉図7に第三の実施形態
を示す。
【0069】第一及び第二の実施形態と重複する点につ
いては省略する。
【0070】駆動および制御回路は、第二の実施形態で
説明した図5と同じである。図7に示したセラミックヒ
ータ24の概略図において、図6の概略図と異なる点
は、小サイズ紙に対応した発熱体33が、普通サイズ紙
に対応した発熱体32と発熱体40との中間に位置して
いることである。
【0071】上記のような構成をとることにより、発熱
体40を補助的な発熱体として使用することができる。
小サイズ紙が通紙された場合は、発熱体33を発熱させ
て加熱制御をおこない、普通サイズ紙が通紙された場合
には、発熱体32を発熱させることにより、該記録紙上
のトナー像を定着させることができる。
【0072】さらに、普通サイズ紙を通紙する場合であ
って、厚紙通紙や環境条件等により、発熱体32への通
電だけでは発熱量が不十分である場合は、発熱体40に
電力を供給して発熱量を増やすことができる。
【0073】このように、発熱体40を補助的に発熱さ
せるため、発熱体40を記録紙の搬送方向の下流側に配
置することが可能となり、通常時は小サイズ紙が通紙さ
れた場合でも、普通サイズ紙が通紙された場合でも、2
本発熱体の場合と同様な制御をおこなうことができ、厚
紙通紙や環境条件等によって定着しづらい場合であって
も良好に定着できる。
【0074】〈第四の実施形態〉本実施例は、図3、
6、7に示したセラミックヒータ24の概略図におい
て、発熱長L1の発熱体32及び40の発熱体幅の合計
(W1+W3)と、発熱長L2の発熱体幅w2の比率が (W1+W3)/w2=L1/L2 ・・・・・・・ あるいは (W1+W3)/w2=(L1/L2)2・・・・・・ であることを特徴とする。
【0075】発熱体32,40のペースト材に同じもの
を使用した場合、の構成をとることにより、発熱長L
1の発熱体の総発熱量と、発熱長L2の発熱体の総発熱
量を等しくすることができる。
【0076】の構成をとることにより、発熱長L1の
発熱体の単位長あたりの総発熱量と、発熱長L2の発熱
体の単位長あたりの総発熱量を等しくすることができ
る。
【0077】このように、発熱長の異なる発熱体におい
て、発熱量もしくは、単位長あたりの発熱量を等しくす
ることができる。
【0078】これらの構成により、それぞれの発熱体3
2,40の電力制御を行うエンジンコントローラ11に
おける電力供給制御の共通化を図ることができる。
【0079】〈第五の実施形態〉図8に本実施形態の特
徴を示すセラミック面発ヒータの駆動および制御回路を
示す。
【0080】前述の実施形態と重複する点については省
略する。
【0081】発熱体80への電力の供給は、トライアッ
ク4により通電、遮断を行う。発熱体82または発熱体
81への電力の供給は、トライアック13により通電、
遮断を行う。交流電源1のHOT端子からの出力は、A
Cフィルタ2及び過昇温防止手段23を介して、切り替
えリレー73に入力される。この切り替えリレー73は
コイル側に通電される電流のON/OFFにより、発熱
体80または発熱体81に電力を供給するか、発熱体8
2に電力を供給するかを切り替える。
【0082】本実施形態において、コイル側の通電OF
Fで発熱体80または発熱体81に電力を供給する側に
切り替わり、ONで発熱体82に電力を供給する側に切
り替わるとする。もちろん、逆の設定でも構わない。こ
のリレー73のコイル側の通電電流のON/OFFは、
トランジスタ75のON/OFFに従い、トランジスタ
75は抵抗76を介してエンジンコントローラ11によ
りON/OFFされている。抵抗77はトランジスタ7
5の動作を安定させる為の素子であり、ダイオード74
は、リレー73のコイル側に誘起される逆起電圧による
トランジスタ75の破壊を防止する素子である。
【0083】次に、セラミックヒータ24の概略につい
て、図9に示す。セラミック面発ヒータ24は、Si
C、AlN、Al23等のセラミックス系の絶縁基板3
1と、絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成されて
いる発熱体80,81,82と、該3本の発熱体80,
81,82を保護しているガラス等の保護層34から構
成されている。
【0084】発熱体80は、電力が供給されると発熱す
る部分80aと、その導電部80bと、該導電部80b
と接続され、コネクタ(不図示)を介して電力が供給さ
れる電極部80c,80dとから構成されている。発熱
体81は、電力が供給されると発熱する部分81aと、
その導電部81bと、該導電部81bに接続され、コネ
クタ(不図示)を介して電力が供給される電極部80
c,81dから構成されている。発熱体82は、電力が
供給されると発熱する部分82aと、その導電部82b
と、該導電部82bと接続され、コネクタを介して電力
が供給される電極部82c,81dから構成されてい
る。
【0085】前記発熱体80,81,82が奇数本(3
本)形成された加熱体24の記録材搬送方向と直交する
方向の第一の端部において、該記録材搬送方向の上流側
から1番目の発熱体80に接続された電極80dと、該
記録材搬送方向の上流側から偶数番目(2番目)の発熱
体81と該発熱体81の下流側に隣接した発熱体82と
に接続された共通の電極81dとを有しており、前記加
熱体24の第一の端部と反対側に位置する第二の端部に
おいて、記録材搬送方向の上流側から奇数番目(1番
目)の発熱体80と該発熱体80の下流側に隣接した発
熱体81とに接続された共通の電極80cと、最も下流
側に位置する発熱体82に接続された電極82cとを有
している。
【0086】共通電極80cにはリレー73の端子r1
が接続され、電極部82cにはリレー73の端子r2が
接続される。電極部80dは発熱体80を制御するトラ
イアック4に接続され、共通電極部81dは発熱体8
1、82を制御するトライアック13に接続され、交流
電源1のNeutral端子に接続される。
【0087】図9において、発熱体80の発熱部80a
と発熱体81の発熱部81aの長さはL1であり、通紙
可能な最大の記録紙幅と対応しており、発熱体82の発
熱部82aの長さL2は、幅の狭い小サイズの記録紙幅
に対応している。記録紙幅が発熱部82aの長さL2よ
りも大きい記録紙が通紙された場合は、エンジンコント
ローラ11から送出されるRLD信号をOFFとし、リ
レー73を発熱体80又は81に電力を供給する側に切
り替える。エンジンコントローラ11から送出されるO
N1信号によりトライアック4を制御して発熱体80へ
の電力を制御し、ON2信号によりトライアック13を
制御して発熱体81への通電を制御する。
【0088】また、記録紙幅が発熱部82aの長さL2
と同じか小さい記録紙が通紙された場合は、エンジンコ
ントローラ11から送出されるRLD信号をONとし、
リレー73を発熱体82に電力を供給する側に切り替え
る。エンジンコントローラ11から送出されるON2信
号によりトライアック13を制御して発熱体82への電
力を制御する。トライアック4を制御するON1信号は
OFFのままとする。このような制御により、小サイズ
紙が通紙された場合に生じる非通紙域の昇温を抑制する
ことができる。
【0089】上記構成をとることにより、発熱体を駆動
するスイッチング手段(トライアック等)を少なくする
ことができる。さらに、切り替えリレーにより、普通サ
イズ紙用と小サイズ紙用に切り替えることができる。普
通サイズ紙が通紙された場合には、切り替えリレーで普
通サイズ紙用に切り替え、発熱体への電力供給が2本の
発熱体を2個のスイッチング手段で制御でき、小サイズ
紙が通紙された場合には、切り替えリレーで小サイズ紙
用に切り替え、2個のうち1個のスイッチング手段で電
力供給を制御可能となる。
【0090】また、絶縁基板上の電極数が、絶縁基板の
長手方向において左右均等に配置できるため、電極部に
接続されるコネクタの共通化を図ると共に、絶縁基板を
有効に活用することができ、コストダウンを図ることが
できる。
【0091】〈第六の実施形態〉図10に本実施形態の
特徴を示すセラミック面発ヒータの概略構成を示す。
【0092】前述の実施形態と重複する点については省
略する。
【0093】セラミック面発ヒータ24は、絶縁基板3
1と、該絶縁基板31面上にペースト印刷等で形成され
ている4本の発熱体80,81,82,83と、それを
保護しているガラス等の保護層34とから構成されてい
る。
【0094】該発熱体80,81,82は、第五の実施
形態と略同じであり、発熱体83は、電力が供給される
と発熱する部分83aと、その導電部83bと、該導電
部83bと接続され、コネクタ(不図示)を介して電力
が供給される電極部82c,83dとから構成されてい
る。
【0095】本実施形態では、前記複数の発熱体が偶数
本(4本)形成された加熱体24の記録材搬送方向と直
交する方向の第一の端部において、該記録材搬送方向の
上流側から1番目の発熱体80に接続された電極80d
と、該記録材搬送方向の上流側から偶数番目(2番目)
の発熱体81と該発熱体81の下流側に隣接した発熱体
82に接続された共通の電極81dと、最も下流側に位
置する発熱体83に接続された電極83dとを有してお
り、前記第一の端部と反対側に位置する第二の端部にお
いて、記録材搬送方向の上流側から奇数番目(1,3番
目)の発熱体80,82と該発熱体80,82の下流側
に隣接した発熱体81,83とに接続された共通の電極
80c,82cを有している。
【0096】そして、通紙された記録紙の幅に応じて発
熱体80,81,82,83を独立に駆動することや、
厚紙通紙や環境条件に応じて発熱体80と発熱体81と
を同時に、または発熱体82と発熱体83とを同時に駆
動させることにより、加熱定着を行う。
【0097】以上のように本実施形態によれば、電極8
0c,81d82cを共通化して絶縁基板31の有効活
用を図ることができる。また、記録紙の幅や紙厚、周囲
の環境等、種々の条件下において良好な加熱定着を行う
ことができる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
なる長さの発熱体を複数備え、転写材の幅サイズに応じ
た長さの発熱体を選択的に用いて非通紙部昇温を軽減す
ることを可能にした加熱装置及び画像形成装置を提供す
ることができる。
【0099】また、該加熱装置及び画像形成装置におい
て、絶縁基板上に独立駆動可能に設けた複数本の発熱体
の少なくとも一部の電極を共通化することによって、該
基板の有効利用を図ることや、更に、基板両端部に設け
られる電極の数を同じにして、該端部に接続されるコネ
クタの共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における画像形成装置を示した図
【図2】 本発明における定着器の制御及び駆動回路を
示した図
【図3】 本発明におけるセラミックヒータと温度検出
素子と過昇温防止手段の概略位置関係図
【図4】 本発明における画像形成装置を示した図
【図5】 本発明における第二の実施形態を示した図
【図6】 本発明における第二の実施形態を示した図
【図7】 本発明における第三の実施形態を示した図
【図8】 本発明における第五の実施形態を示した図
【図9】 本発明における第五の実施形態を示した図
【図10】 本発明における第六の実施形態を示した図
【符号の説明】
1 交流電源 2 フィルタ 3 発熱体 4,13,41 トライアック 5,6抵抗 7,16,44 フォトトライアックカプラ 8 抵抗 9 トランジスタ 10 抵抗 11 エンジンコントローラ 12 ゼロクロス検出回路 14,17 抵抗 18 トランジスタ 19 抵抗 20 発熱体 21 サーミスタ(温度検出素子) 22 抵抗 23 過昇温防止手段 24 セラミック面発ヒータ(加熱体) 31 絶縁基板 32,33,40,80,81,82,83 発熱体 32a,33a,40a,80a,81a,82a,8
3a 発熱部分 32b,33b,40b,80b,81b,82b,8
3b 導電部 32c,32d,33d,40d,80c,80d,8
1d,82c,83d電極部 34 保護層 42,43,45 抵抗 46 トランジスタ 47 抵抗 61 フィルム 62 フィルムガイド 63 弾性加圧ローラ 73 リレー 74 ダイオード 75 トランジスタ 76,77 抵抗 101レーザプリンタ本体 102カセット 103カセット有無センサ 104カセットサイズセンサ 105給紙ローラ 106レジストローラ対 107レーザスキャナ部 108画像形成部 110排紙センサ 111排紙ローラ 112積載トレイ 113レーザユニット 114ポリゴンモータ 115結像レンズ 116ミラー 117感光ドラム 119次帯電ローラ 120現像器 121転写帯電ローラ 122クリーナ 123メインモータ 124給紙ローラクラッチ 125レジストローラ 126エンジンコントローラ 131外部装置 r1 端子 r2 端子 N ニップ部 R 定着器 S 記録材(記録紙)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、絶縁基板の一方の面上に記
    録材の搬送方向と直交する方向に形成された複数本の発
    熱体から構成されている加熱体を備えた加熱装置におい
    て、 前記複数本の発熱体のうち少なくとも1本の発熱体が他
    の発熱体と比べて発熱部の長さが異なることを特徴とす
    る加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記複数本の発熱体に独立に電力供給可
    能な電力供給手段を具備したことを特徴とする請求項1
    に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱部の長さが、通紙可能な記録材
    の幅に対応して設定されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記複数本の発熱体のうち、最も長い発
    熱部の長さを有する発熱体を2本以上有することを特徴
    とする請求項1,2又は3に記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記複数本の発熱体のうち、発熱部の長
    さが長い発熱体ほど記録材の搬送方向に対して上流側に
    配置されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れ
    か1項に記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 発熱部の長さの等しい複数本の発熱体を
    有しており、該発熱体の発熱部の長さよりも短い発熱部
    を有した発熱体が、前記発熱部の長さの等しい複数本の
    発熱体の記録材搬送方向における中間の位置に配置され
    ていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に
    記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記発熱部の長さが長いほど発熱体の幅
    が広いことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に
    記載のいずれかに記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 同じ長さの発熱部を有する発熱体の幅を
    合計した発熱部長さ毎の発熱体幅の比率が、該発熱部の
    長さの比率、あるいは発熱部の長さの2乗の比率と等し
    いことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載
    の加熱装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の発熱体が偶数本形成された加
    熱体の記録材搬送方向と直交する方向の第一の端部にお
    いて、 該記録材搬送方向の上流側から1番目の発熱体に接続さ
    れた電極と、 該記録材搬送方向の上流側から偶数番目の発熱体と該発
    熱体の下流側に隣接した発熱体に接続された共通の電極
    と、 最も下流側に位置する発熱体に接続された電極とを有し
    ており、 前記加熱体の第一の端部と反対側に位置する第二の端部
    において、記録材搬送方向の上流側から奇数番目の発熱
    体と該発熱体の下流側に隣接した発熱体とに接続された
    共通の電極を有していることを特徴とする請求項1から
    8の何れか1項に記載の加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の発熱体が奇数本形成された
    加熱体の記録材搬送方向と直交する方向の第一の端部に
    おいて、 該記録材搬送方向の上流側から1番目の発熱体に接続さ
    れた電極と、 該記録材搬送方向の上流側から偶数番目の発熱体と該発
    熱体の下流側に隣接した発熱体とに接続された共通の電
    極とを有しており、 前記加熱体の第一の端部と反対側に位置する第二の端部
    において、 記録材搬送方向の上流側から奇数番目の発熱体と該発熱
    体の下流側に隣接した発熱体とに接続された共通の電極
    と、 最も下流側に位置する発熱体に接続された電極とを有し
    ていることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に
    記載の加熱装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10の何れか1項に記載
    の加熱装置を構成する絶縁基板がAl23あるいはAl
    Nであることを特徴とする加熱装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱体と摺動するフィルムと、前
    記フィルムとニップを形成する加圧ローラを有し、該フ
    ィルムを介した加熱手段からの熱により被加熱材が加熱
    されており、 前記発熱体が形成されている絶縁基板面が、ニップ面と
    は反対側に位置することを特徴とする請求項1から11
    の何れか1項に記載の加熱装置。
  13. 【請求項13】 記録材上に画像を形成する像形成手段
    と、該記録材上の画像を加熱する像加熱手段とを有する
    画像形成装置において、 該像加熱手段として前記請求項1から12の何れか1項
    に記載の加熱装置を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
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