JP2001100068A - 光ファイバ余長収納ケース - Google Patents
光ファイバ余長収納ケースInfo
- Publication number
- JP2001100068A JP2001100068A JP27848899A JP27848899A JP2001100068A JP 2001100068 A JP2001100068 A JP 2001100068A JP 27848899 A JP27848899 A JP 27848899A JP 27848899 A JP27848899 A JP 27848899A JP 2001100068 A JP2001100068 A JP 2001100068A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical fiber
- frame
- storage case
- diameter
- extra length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4439—Auxiliary devices
- G02B6/4457—Bobbins; Reels
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ファイバの余長が不定であっても余ること
なくすっきりと収納でき、しかもコンパクトな光ファイ
バ余長収納ケースを提供する。 【解決手段】 直径がdである光ファイバの余長部を収
納するケースであって、厚さがd以上かつ2d未満であ
りd以上の間隔を空けて同一平面内に軸対称に配置され
た2つの同一形状の光ファイバ巻き付け体、これらの光
ファイバ巻き付け体の外接円の直径よりも3d以上直径
が大きい円形の外周形状を有し、該円形の外周と上記巻
き付け体の外周との間にd以上の隙間をあけて上記2つ
の光ファイバ巻き付け体を挟むように配置された2つの
枠体とを備えた光ファイバリール3と、内面が上記枠体
の外周の直径より大きな直径を有する円筒形状で、外周
部に光ファイバを導入するための導入口が少なくとも1
箇所形成され、上記光ファイバリールを複数個積層した
状態で収納するケース本体1と、収納した上記複数の光
ファイバリールの回転を固定する回転ロック機構2,4
とを備えた。
なくすっきりと収納でき、しかもコンパクトな光ファイ
バ余長収納ケースを提供する。 【解決手段】 直径がdである光ファイバの余長部を収
納するケースであって、厚さがd以上かつ2d未満であ
りd以上の間隔を空けて同一平面内に軸対称に配置され
た2つの同一形状の光ファイバ巻き付け体、これらの光
ファイバ巻き付け体の外接円の直径よりも3d以上直径
が大きい円形の外周形状を有し、該円形の外周と上記巻
き付け体の外周との間にd以上の隙間をあけて上記2つ
の光ファイバ巻き付け体を挟むように配置された2つの
枠体とを備えた光ファイバリール3と、内面が上記枠体
の外周の直径より大きな直径を有する円筒形状で、外周
部に光ファイバを導入するための導入口が少なくとも1
箇所形成され、上記光ファイバリールを複数個積層した
状態で収納するケース本体1と、収納した上記複数の光
ファイバリールの回転を固定する回転ロック機構2,4
とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光増幅器等の光通
信機器内部の光配線に用いられる光ファイバの余長部を
収納するケースに関する。
信機器内部の光配線に用いられる光ファイバの余長部を
収納するケースに関する。
【0002】
【従来の技術】光通信機器内部の光配線に用いられる光
ファイバの接続には一般に融着接続が用いられるが、こ
の融着接続を行うためには接続しようとする光ファイバ
の端部を融着装置にセットする必要がある。従って、光
ファイバには余長が必須である。特に多数の光ファイバ
を配線接続する光増幅器等の光通信機器においては、多
数の光ファイバの余長部を限られた空間内に効率よく収
納する必要があり、従来から種々の光ファイバ余長収納
ケースが提案されてきた。
ファイバの接続には一般に融着接続が用いられるが、こ
の融着接続を行うためには接続しようとする光ファイバ
の端部を融着装置にセットする必要がある。従って、光
ファイバには余長が必須である。特に多数の光ファイバ
を配線接続する光増幅器等の光通信機器においては、多
数の光ファイバの余長部を限られた空間内に効率よく収
納する必要があり、従来から種々の光ファイバ余長収納
ケースが提案されてきた。
【0003】その一例として、特開平11−17423
8号公報に示される光ファイバ融着接続部用収納ケース
がある。図24および図25は光ファイバ融着接続部用
収納ケースの使用状態を示す斜視図であり、図におい
て、101はケース本体、102は蓋、103は巻き付
け体、104および106は透孔、105および107
は導入口、108は摺動円板である。10は補強スリー
ブであり、光ファイバの端部を突き合わせて融着した後
その周囲を補強スリーブ10により被覆するのが一般的
である。14および15は巻き取り孔、16は押えシー
ト、17は押えシート16の切れ目、Lは心線すなわち
光ファイバである。
8号公報に示される光ファイバ融着接続部用収納ケース
がある。図24および図25は光ファイバ融着接続部用
収納ケースの使用状態を示す斜視図であり、図におい
て、101はケース本体、102は蓋、103は巻き付
け体、104および106は透孔、105および107
は導入口、108は摺動円板である。10は補強スリー
ブであり、光ファイバの端部を突き合わせて融着した後
その周囲を補強スリーブ10により被覆するのが一般的
である。14および15は巻き取り孔、16は押えシー
ト、17は押えシート16の切れ目、Lは心線すなわち
光ファイバである。
【0004】片面方向からの挿入が可能な補強スリーブ
10嵌着用の溝(図示していないが補強スリーブ10と
同じ位置にある)を中心に形成し、その溝両端の延長線
が心線Lの曲げ最小半径以上の曲率半径で外周巻き付け
面に連続する形状に形成された巻き付け体103と、外
径が巻き付け体103の長径よりも大であるとともに溝
開口側の反対の面に巻き付け体103と同軸かつ一体的
に形成された摺動円板108と、巻き付け体103の溝
開口側に貼着されるとともに外形が巻き付け体103よ
りも大きくかつ中心線部分が切り離された押さえシート
16と、溝を中心にして巻き付け体103の両側の位置
に摺動円板108を貫通して形成された1対の巻き取り
孔14,15と、互いの脱着が可能な蓋102と本体1
01から構成されるとともにそれら両方の外周部に接線
方向の心線導入口5,7が形成されかつ中心部に透孔
4,5が形成されて巻き付け体103を回転自在に収納
する収納ケースとを備えている。
10嵌着用の溝(図示していないが補強スリーブ10と
同じ位置にある)を中心に形成し、その溝両端の延長線
が心線Lの曲げ最小半径以上の曲率半径で外周巻き付け
面に連続する形状に形成された巻き付け体103と、外
径が巻き付け体103の長径よりも大であるとともに溝
開口側の反対の面に巻き付け体103と同軸かつ一体的
に形成された摺動円板108と、巻き付け体103の溝
開口側に貼着されるとともに外形が巻き付け体103よ
りも大きくかつ中心線部分が切り離された押さえシート
16と、溝を中心にして巻き付け体103の両側の位置
に摺動円板108を貫通して形成された1対の巻き取り
孔14,15と、互いの脱着が可能な蓋102と本体1
01から構成されるとともにそれら両方の外周部に接線
方向の心線導入口5,7が形成されかつ中心部に透孔
4,5が形成されて巻き付け体103を回転自在に収納
する収納ケースとを備えている。
【0005】この光ファイバ融着接続部用収納ケースに
融着接続部を含む余長の光ファイバを収納するには、図
24に示すように、まず、収納ケースの蓋102を開け
て巻き付け体103を取り外し、押さえシート16の切
れ目17から補強スリーブ嵌着用の溝に、心線Lの融着
接続部である補強スリーブ10を挿入して固定する。次
に、図25に示すように、補強スリーブ10の端部の心
線Lをそれぞれ導入口105,107を通して外部に配
置してから、蓋102を閉じる。次に、収納ケースを保
持した状態で、巻き取り孔14,15を利用して、巻き
付け体103を巻き取り方向に回転させることで、心線
Lが順次、導入口105,107から引き込まれて、心
線Lの余長部がケース内に収納される。
融着接続部を含む余長の光ファイバを収納するには、図
24に示すように、まず、収納ケースの蓋102を開け
て巻き付け体103を取り外し、押さえシート16の切
れ目17から補強スリーブ嵌着用の溝に、心線Lの融着
接続部である補強スリーブ10を挿入して固定する。次
に、図25に示すように、補強スリーブ10の端部の心
線Lをそれぞれ導入口105,107を通して外部に配
置してから、蓋102を閉じる。次に、収納ケースを保
持した状態で、巻き取り孔14,15を利用して、巻き
付け体103を巻き取り方向に回転させることで、心線
Lが順次、導入口105,107から引き込まれて、心
線Lの余長部がケース内に収納される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光ファイバ融着接続部用収納ケースでは、融着
接続部である補強スリーブ10をケース内に固定するた
め、融着接続部10の両側の光ファイバLの余長の差が
定められた長さであることが必要である。すなわち、融
着接続部10の両側の光ファイバLの余長の差がこの定
められた長さでない場合、いずれか片方の余長がケース
に収納できず、余った状態となってしまう。通常、光フ
ァイバLの融着接続の直行率(融着接続が1回で成功し
て次の工程に直行できる割合)は100%ではなく、融
着部をカットして再融着作業をする場合が多々あり、光
ファイバLの余長を正確に定めることは不可能に近いの
が実情である。
た従来の光ファイバ融着接続部用収納ケースでは、融着
接続部である補強スリーブ10をケース内に固定するた
め、融着接続部10の両側の光ファイバLの余長の差が
定められた長さであることが必要である。すなわち、融
着接続部10の両側の光ファイバLの余長の差がこの定
められた長さでない場合、いずれか片方の余長がケース
に収納できず、余った状態となってしまう。通常、光フ
ァイバLの融着接続の直行率(融着接続が1回で成功し
て次の工程に直行できる割合)は100%ではなく、融
着部をカットして再融着作業をする場合が多々あり、光
ファイバLの余長を正確に定めることは不可能に近いの
が実情である。
【0007】さらに、従来の光ファイバ余長収納ケース
では、多数の光ファイバの余長を収納する際、融着部1
0の数だけケース101,102が必要となり、しかも
各ケース101,102の厚さを少なくとも補強スリー
ブ10の直径よりも大きくしなければならないため、収
納スペースが大きくなってしまうという問題があった。
では、多数の光ファイバの余長を収納する際、融着部1
0の数だけケース101,102が必要となり、しかも
各ケース101,102の厚さを少なくとも補強スリー
ブ10の直径よりも大きくしなければならないため、収
納スペースが大きくなってしまうという問題があった。
【0008】本発明は上記のような従来のものの問題点
を解消するためになされたものであり、光ファイバの余
長が不定であっても余ることなくすっきりと収納でき、
しかもコンパクトな光ファイバ余長収納ケースを提供す
ることを目的とする。
を解消するためになされたものであり、光ファイバの余
長が不定であっても余ることなくすっきりと収納でき、
しかもコンパクトな光ファイバ余長収納ケースを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ファイバ
余長収納ケースは、直径がdである光ファイバの余長部
を収納するケースであって、厚さがd以上かつ2d未満
でありd以上の間隔をあけて同一平面内に点対称に配置
された2つの同一形状の光ファイバ巻き付け体、および
これらの光ファイバ巻き付け体の外接円の直径よりも3
d以上直径が大きい円形の外周形状を有し、該円形の外
周と上記巻き付け体の外周との間にd以上の隙間をあけ
て上記2つの光ファイバ巻き付け体を挟むように配置さ
れた2つの枠体を備えた光ファイバリールと、内面が上
記枠体の外周の直径より大きな直径を有する円筒形状
で、外周部に光ファイバを導入するための導入口が少な
くとも1箇所形成され、上記光ファイバリールを複数個
積層した状態で収納するケース本体と、収納した上記複
数の光ファイバリールの回転を固定する回転ロック機構
とを備えたものである。
余長収納ケースは、直径がdである光ファイバの余長部
を収納するケースであって、厚さがd以上かつ2d未満
でありd以上の間隔をあけて同一平面内に点対称に配置
された2つの同一形状の光ファイバ巻き付け体、および
これらの光ファイバ巻き付け体の外接円の直径よりも3
d以上直径が大きい円形の外周形状を有し、該円形の外
周と上記巻き付け体の外周との間にd以上の隙間をあけ
て上記2つの光ファイバ巻き付け体を挟むように配置さ
れた2つの枠体を備えた光ファイバリールと、内面が上
記枠体の外周の直径より大きな直径を有する円筒形状
で、外周部に光ファイバを導入するための導入口が少な
くとも1箇所形成され、上記光ファイバリールを複数個
積層した状態で収納するケース本体と、収納した上記複
数の光ファイバリールの回転を固定する回転ロック機構
とを備えたものである。
【0010】また、円形の外周形状を有する枠体の中心
点を光ファイバ巻き付け体の対称点と一致させて配置し
たものである。
点を光ファイバ巻き付け体の対称点と一致させて配置し
たものである。
【0011】また、光ファイバリールは、光ファイバ巻
き付け体の部分が凸となった2枚の円板の凸部同士を接
合した構成を有するものである。
き付け体の部分が凸となった2枚の円板の凸部同士を接
合した構成を有するものである。
【0012】また、光ファイバ巻き付け体の外周形状が
円形であるものである。
円形であるものである。
【0013】また、光ファイバ巻き付け体の外周形状
が、枠体の中心点近傍から外周部にわたって配置され半
径Rが上記枠体の直径の1/4未満である2つの第1の
凸円弧と、上記一方の第1の凸円弧の上記中心点側端部
から隣接する上記他方の第1の凸円弧に沿って延びる半
径がR+d以上の凹円弧と、半径が2R以上の第2の凸
円弧を含み上記凹円弧の枠体外周側端部と上記第1の凸
円弧の枠体外周側端部とをつなぐ曲線とで構成されてい
るものである。
が、枠体の中心点近傍から外周部にわたって配置され半
径Rが上記枠体の直径の1/4未満である2つの第1の
凸円弧と、上記一方の第1の凸円弧の上記中心点側端部
から隣接する上記他方の第1の凸円弧に沿って延びる半
径がR+d以上の凹円弧と、半径が2R以上の第2の凸
円弧を含み上記凹円弧の枠体外周側端部と上記第1の凸
円弧の枠体外周側端部とをつなぐ曲線とで構成されてい
るものである。
【0014】また、枠体の厚さが0.1mm〜0.3m
mであるものである。
mであるものである。
【0015】また、回転ロック機構が、積層された光フ
ァイバリールを積層方向に押さえつける蓋と、ケース本
体外周部に形成された導入口から積層された光ファイバ
リールの枠体の外周の一部を中心点方向に押さえつける
柱部材とから構成されるものである。
ァイバリールを積層方向に押さえつける蓋と、ケース本
体外周部に形成された導入口から積層された光ファイバ
リールの枠体の外周の一部を中心点方向に押さえつける
柱部材とから構成されるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図に沿って
本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態
1による光ファイバ余長収納ケースを説明する図であ
り、具体的にはその使用状態を示す斜視図である。図に
おいて、1はケース本体、2はその蓋、3はケース本体
1の内部に積層して収納される複数の光ファイバリール
である。ケース本体1は、内面11が光ファイバリール
3の直径よりも大きな直径を有する円筒形状で、外周部
に光ファイバ6を導入するための導入口12が1箇所形
成されている。4はケース本体1に積層して収納された
複数の光ファイバリール3の外周の一部をケース本体1
の導入口12からケース中心方向に押さえつけるための
柱部材である。本実施の形態では、ケース本体1に収納
された複数の光ファイバリール3の回転を固定する回転
ロック機構は、蓋2と柱部材4により構成されている。
5は種々の方向から導入される光ファイバ6を導入口1
2の方向に曲げるためのボビンである。13,14,2
1,23および41はそれぞれケース本体1、蓋2およ
び柱部材4に設けられたねじ孔である。22は蓋2に設
けられた凸部であり、ケース本体1に挿入される。34
bは後に詳細に説明するが凹部である。ケース本体1、
蓋2、柱部材4、およびボビン6は、例えばABS樹脂
等のプラスチックや、鉄に亜鉛めっきを施した材料等で
形成されている。なお、以下の各実施の形態において
は、収納する光ファイバ6の1本の直径dがφ0.6m
mである場合について説明するが、dがこれに限るもの
ではないのは言うまでもない。
本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態
1による光ファイバ余長収納ケースを説明する図であ
り、具体的にはその使用状態を示す斜視図である。図に
おいて、1はケース本体、2はその蓋、3はケース本体
1の内部に積層して収納される複数の光ファイバリール
である。ケース本体1は、内面11が光ファイバリール
3の直径よりも大きな直径を有する円筒形状で、外周部
に光ファイバ6を導入するための導入口12が1箇所形
成されている。4はケース本体1に積層して収納された
複数の光ファイバリール3の外周の一部をケース本体1
の導入口12からケース中心方向に押さえつけるための
柱部材である。本実施の形態では、ケース本体1に収納
された複数の光ファイバリール3の回転を固定する回転
ロック機構は、蓋2と柱部材4により構成されている。
5は種々の方向から導入される光ファイバ6を導入口1
2の方向に曲げるためのボビンである。13,14,2
1,23および41はそれぞれケース本体1、蓋2およ
び柱部材4に設けられたねじ孔である。22は蓋2に設
けられた凸部であり、ケース本体1に挿入される。34
bは後に詳細に説明するが凹部である。ケース本体1、
蓋2、柱部材4、およびボビン6は、例えばABS樹脂
等のプラスチックや、鉄に亜鉛めっきを施した材料等で
形成されている。なお、以下の各実施の形態において
は、収納する光ファイバ6の1本の直径dがφ0.6m
mである場合について説明するが、dがこれに限るもの
ではないのは言うまでもない。
【0017】図2および図3は本発明の実施形態1によ
る光ファイバ余長収納ケースを説明する図であり、具体
的には図1における光ファイバリール3の斜視図および
上面図である。これらの図において、31は厚さが0.
7mmと光ファイバ6の直径d(0.6mm)以上かつ
2d(1.2mm)未満の条件を満足し、外周形状がφ
50mmの円形である光ファイバ巻き付け体である。2
つの光ファイバ巻き付け体31は、光ファイバ6の直径
d(0.6mm)以上である2mmの隙間33をあけて
同一平面内に点対称に配置されている。Oはその対称点
である。32は板厚0.2mmで、外周が直径φ110
mmの円形状を有する枠体であり、Oはその中心点でも
ある。光ファイバリール3は、円形の外周を有する枠体
32の中心点と光ファイバ巻き付け体31の対称点Oと
を一致させて、2つの枠体32の間に2つの光ファイバ
巻き付け体31を挟むような状態で一体に形成されてい
る。同一平面内に配置された2つの光ファイバ巻き付け
体31の外接円の直径は50×2+2=φ102mmと
なるので、光ファイバ巻き付け体31の外周に光ファイ
バ6を巻き付けるための溝の深さ(すなわち光ファイバ
巻き付け体31の外周と枠体32の外周との間の隙間)
は、最も浅い部分Mで(110−102)÷2=4mm
となっている。従ってこの光ファイバーリール3の光フ
ァイバ巻き付け体31の外周に巻き付けることのできる
光ファイバの本数は、最大で片側4÷0.6=6.7す
なわち6本となる。
る光ファイバ余長収納ケースを説明する図であり、具体
的には図1における光ファイバリール3の斜視図および
上面図である。これらの図において、31は厚さが0.
7mmと光ファイバ6の直径d(0.6mm)以上かつ
2d(1.2mm)未満の条件を満足し、外周形状がφ
50mmの円形である光ファイバ巻き付け体である。2
つの光ファイバ巻き付け体31は、光ファイバ6の直径
d(0.6mm)以上である2mmの隙間33をあけて
同一平面内に点対称に配置されている。Oはその対称点
である。32は板厚0.2mmで、外周が直径φ110
mmの円形状を有する枠体であり、Oはその中心点でも
ある。光ファイバリール3は、円形の外周を有する枠体
32の中心点と光ファイバ巻き付け体31の対称点Oと
を一致させて、2つの枠体32の間に2つの光ファイバ
巻き付け体31を挟むような状態で一体に形成されてい
る。同一平面内に配置された2つの光ファイバ巻き付け
体31の外接円の直径は50×2+2=φ102mmと
なるので、光ファイバ巻き付け体31の外周に光ファイ
バ6を巻き付けるための溝の深さ(すなわち光ファイバ
巻き付け体31の外周と枠体32の外周との間の隙間)
は、最も浅い部分Mで(110−102)÷2=4mm
となっている。従ってこの光ファイバーリール3の光フ
ァイバ巻き付け体31の外周に巻き付けることのできる
光ファイバの本数は、最大で片側4÷0.6=6.7す
なわち6本となる。
【0018】次に、上記のような光ファイバリール3の
製造方法について説明する。図4および図5は本発明の
実施形態1による光ファイバ余長収納ケースを説明する
図であり、具体的には図4は図3のA−A線断面図、図
5は光ファイバリールの分解斜視図である。これらの図
に示すように、まず、板厚0.2mmの塩化ビニルシー
トを用い、これを真空成形によって成形して、光ファイ
バ巻き付け体31の一部となる外径φ50mmの円形凸
部(段差0.35mm)34aを2mmの隙間33をあ
けて2つ有する薄板部材34を2枚作る。次に、これら
2枚の薄板部材34の外周をプレスによって円形に抜
き、これら2枚の円形薄板部材34の凸部34a同士を
真空熱溶着によって接合することによって図2〜4に示
すような光ファイバリール3を完成する。34bは凸部
34aの裏面に形成された凹部である。
製造方法について説明する。図4および図5は本発明の
実施形態1による光ファイバ余長収納ケースを説明する
図であり、具体的には図4は図3のA−A線断面図、図
5は光ファイバリールの分解斜視図である。これらの図
に示すように、まず、板厚0.2mmの塩化ビニルシー
トを用い、これを真空成形によって成形して、光ファイ
バ巻き付け体31の一部となる外径φ50mmの円形凸
部(段差0.35mm)34aを2mmの隙間33をあ
けて2つ有する薄板部材34を2枚作る。次に、これら
2枚の薄板部材34の外周をプレスによって円形に抜
き、これら2枚の円形薄板部材34の凸部34a同士を
真空熱溶着によって接合することによって図2〜4に示
すような光ファイバリール3を完成する。34bは凸部
34aの裏面に形成された凹部である。
【0019】なお、凸部34a(裏面は凹部34b)に
位置合わせ用の貫通孔を開けておいてもよく、光ファイ
バ6を巻き付けるのに光ファイバリール3をケース本体
1内で回転させる時の引っ掛かりとしてこの貫通孔を利
用することもできる。また、塩化ビニルシートに限ら
ず、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等を
用いてもよく、また接合も真空熱融着に限るものではな
く、例えば接着剤を用いることも可能である。また、枠
体32すなわち薄板部材34の厚さは、0.1mm〜
0.3mm程度が好ましく、0.1mmより薄いと柔ら
かすぎて枠として機能せず光ファイバ6を巻くのが困難
であり、0.3mmより厚いとコンパクト化の妨げとな
る。また、円形凸部34aの成形は真空成形に限らず、
例えばプレス成形であってもよい。
位置合わせ用の貫通孔を開けておいてもよく、光ファイ
バ6を巻き付けるのに光ファイバリール3をケース本体
1内で回転させる時の引っ掛かりとしてこの貫通孔を利
用することもできる。また、塩化ビニルシートに限ら
ず、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等を
用いてもよく、また接合も真空熱融着に限るものではな
く、例えば接着剤を用いることも可能である。また、枠
体32すなわち薄板部材34の厚さは、0.1mm〜
0.3mm程度が好ましく、0.1mmより薄いと柔ら
かすぎて枠として機能せず光ファイバ6を巻くのが困難
であり、0.3mmより厚いとコンパクト化の妨げとな
る。また、円形凸部34aの成形は真空成形に限らず、
例えばプレス成形であってもよい。
【0020】次に、本実施の形態による光ファイバ余長
収納ケースの使用方法について説明する。図6は本発明
の実施形態1による光ファイバ余長収納ケースを説明す
る図であり、具体的には光増幅器等の光通信機器内部の
一部を説明する斜視図である。図において、71は光フ
ァイバ61,64,65を備えた光部品、72は光ファ
イバ62を備えた光部品である。73は光部品71,7
2を固定するシャーシである。光ファイバ61と62と
は融着接続によって接続され、63は融着点である。図
では融着点63はその周囲に補強スリーブを有してい
る。
収納ケースの使用方法について説明する。図6は本発明
の実施形態1による光ファイバ余長収納ケースを説明す
る図であり、具体的には光増幅器等の光通信機器内部の
一部を説明する斜視図である。図において、71は光フ
ァイバ61,64,65を備えた光部品、72は光ファ
イバ62を備えた光部品である。73は光部品71,7
2を固定するシャーシである。光ファイバ61と62と
は融着接続によって接続され、63は融着点である。図
では融着点63はその周囲に補強スリーブを有してい
る。
【0021】本実施の形態による光ファイバ余長収納ケ
ースの使用に当たっては、まず、光ファイバ61,62
を融着する前に、これらの光ファイバ61と62とをそ
れぞれ別個の光ファイバリール3の中央部の隙間33に
通しておき、その後、各光ファイバ61,62の先端部
を融着装置にセットし、融着接続する。次に、形成され
た融着点63をシャーシ73の所定の位置(図示せず)
に固定する。光部品71と融着点63を結ぶ光ファイバ
61を貫通した光ファイバリール3の状態は、図7およ
び図8に示すようになっている。図7および図8は本実
施の形態による光ファイバ余長収納ケースを説明する図
であり、具体的には、図7は光ファイバリールを分かり
やすいように上側の薄板部材を取り除いて示す上面図、
図8は図7において上側の薄板部材34を取り除いてい
ない正確な状態を示すB−B線断面図である。なお、後
出の図9と図10、図11と図12、図16と図17、
図18と図19、および図20と図21においても同様
に、図9、図11、図16、図18および図20は光フ
ァイバリールを分かりやすいように上側の薄板部材を取
り除いて示す上面図であり、図10、図12、図17、
図19および図21はそれぞれ図9、図11、図16、
図18および図20を図8と同じ位置で切断した側面断
面図であり、それぞれ図9、図11、図16、図18お
よび図20において上側の薄板部材34を取り除いてい
ない正確な状態を示す側面断面図である。なお、図8に
おける光ファイバリール3および光ファイバ61のハッ
チングは、無い方が分かりやすいため省略している。こ
れは後出の図10、図12、図15、図17、図19お
よび図21においても同様である。
ースの使用に当たっては、まず、光ファイバ61,62
を融着する前に、これらの光ファイバ61と62とをそ
れぞれ別個の光ファイバリール3の中央部の隙間33に
通しておき、その後、各光ファイバ61,62の先端部
を融着装置にセットし、融着接続する。次に、形成され
た融着点63をシャーシ73の所定の位置(図示せず)
に固定する。光部品71と融着点63を結ぶ光ファイバ
61を貫通した光ファイバリール3の状態は、図7およ
び図8に示すようになっている。図7および図8は本実
施の形態による光ファイバ余長収納ケースを説明する図
であり、具体的には、図7は光ファイバリールを分かり
やすいように上側の薄板部材を取り除いて示す上面図、
図8は図7において上側の薄板部材34を取り除いてい
ない正確な状態を示すB−B線断面図である。なお、後
出の図9と図10、図11と図12、図16と図17、
図18と図19、および図20と図21においても同様
に、図9、図11、図16、図18および図20は光フ
ァイバリールを分かりやすいように上側の薄板部材を取
り除いて示す上面図であり、図10、図12、図17、
図19および図21はそれぞれ図9、図11、図16、
図18および図20を図8と同じ位置で切断した側面断
面図であり、それぞれ図9、図11、図16、図18お
よび図20において上側の薄板部材34を取り除いてい
ない正確な状態を示す側面断面図である。なお、図8に
おける光ファイバリール3および光ファイバ61のハッ
チングは、無い方が分かりやすいため省略している。こ
れは後出の図10、図12、図15、図17、図19お
よび図21においても同様である。
【0022】以下、この光ファイバ61を収納する場合
について説明する。まず、光ファイバリール3から光部
品71までの光ファイバ61の長さと光ファイバリール
3から融着点63までの光ファイバの長さとの差が定め
られた大きさになるよう、光ファイバ61を滑らせて調
整する。この状態で光ファイバリール3をシャーシ73
との位置関係が固定されているケース本体1内に入れ
る。この際、光ファイバ61は、ボビン5を経由してケ
ース本体1の導入口12を貫通した状態とする。
について説明する。まず、光ファイバリール3から光部
品71までの光ファイバ61の長さと光ファイバリール
3から融着点63までの光ファイバの長さとの差が定め
られた大きさになるよう、光ファイバ61を滑らせて調
整する。この状態で光ファイバリール3をシャーシ73
との位置関係が固定されているケース本体1内に入れ
る。この際、光ファイバ61は、ボビン5を経由してケ
ース本体1の導入口12を貫通した状態とする。
【0023】次に、この光ファイバーリール3を例えば
凹部34bを利用してケース本体1内で回転させ、光フ
ァイバ61を巻き取っていく。図9〜図12は本発明の
実施の形態1による光ファイバ余長収納ケースを説明す
る図であり、具体的には図9および図10は光ファイバ
リール3を1回転した状態を示す上面図および側面断面
図であり、図11および図12は光ファイバリール3を
2回転と30度回転した状態を示す上面図および側面断
面図である。このようにして、光ファイバ61の余長が
不定であってもこれをたるむことなく収納することがで
きる。なお、前述のとおり、光ファイバーリール3の光
ファイバ巻き付け体31の板厚が0.7mmであること
から、φ0.6mmの光ファイバ61は1層で整列巻き
されていく。また、光ファイバ巻き付け体31の外周形
状は直径が50mmの円形であり、図11にて明らかな
ように、巻きつけられた光ファイバ61の曲率はすべて
の部分でR25以上となっており、一般に言われている
光ファイバの許容曲率であるR25を下回ることはな
い。なお、ボビン5も直径が50mmの円形とした。
凹部34bを利用してケース本体1内で回転させ、光フ
ァイバ61を巻き取っていく。図9〜図12は本発明の
実施の形態1による光ファイバ余長収納ケースを説明す
る図であり、具体的には図9および図10は光ファイバ
リール3を1回転した状態を示す上面図および側面断面
図であり、図11および図12は光ファイバリール3を
2回転と30度回転した状態を示す上面図および側面断
面図である。このようにして、光ファイバ61の余長が
不定であってもこれをたるむことなく収納することがで
きる。なお、前述のとおり、光ファイバーリール3の光
ファイバ巻き付け体31の板厚が0.7mmであること
から、φ0.6mmの光ファイバ61は1層で整列巻き
されていく。また、光ファイバ巻き付け体31の外周形
状は直径が50mmの円形であり、図11にて明らかな
ように、巻きつけられた光ファイバ61の曲率はすべて
の部分でR25以上となっており、一般に言われている
光ファイバの許容曲率であるR25を下回ることはな
い。なお、ボビン5も直径が50mmの円形とした。
【0024】次に、同様にして光ファイバ62も別の光
ファイバリール3に巻きつけられた状態で本体ケース1
内に収納される。残りの光ファイバ63,64について
も同様にして、複数本のすべての光ファイバ6を複数個
の光ファイバリール3に巻きつけた状態で本体ケース1
に積層して収納する。
ファイバリール3に巻きつけられた状態で本体ケース1
内に収納される。残りの光ファイバ63,64について
も同様にして、複数本のすべての光ファイバ6を複数個
の光ファイバリール3に巻きつけた状態で本体ケース1
に積層して収納する。
【0025】次に、図1に示すように、積層された複数
の光ファイバリール3を蓋2によって上から積層方向に
押さえつけ、この状態でケース本体1と蓋2とを各ねじ
孔13および21に貫通してねじを通すことで固定す
る。この時、図1に示すように、積層された光ファイバ
リール3の高さがケース本体1の高さよりも低い場合に
は、蓋2に凸部22を設けてこの凸部22で光ファイバ
リール3を上から積層方向に押さえつける。なお、積層
された光ファイバリール3の高さがケース本体1の高さ
よりも高い場合には、凸部22は不要である。次いで柱
部材4で光ファイバリール3の外周すなわち枠体32の
外周の一部をケース中心方向すなわち枠体32の中心点
方向に押さえつけるように柱部材4を導入口12部に配
置し、この状態で柱部材4とケース本体1および蓋2と
を各ねじ孔41、14および23に貫通してねじを通す
ことで固定する。光ファイバリール3の外周部すなわち
枠体32は板厚0.2mmの薄板で形成されているの
で、柱部材4でケース中心方向に押さえつけることで変
形し、その回転をロックすることができる。このように
して、ケース本体1に積層して収納された複数の光ファ
イバリール3の回転をロックすることによって一連の光
ファイバ余長収納作業が完了する。
の光ファイバリール3を蓋2によって上から積層方向に
押さえつけ、この状態でケース本体1と蓋2とを各ねじ
孔13および21に貫通してねじを通すことで固定す
る。この時、図1に示すように、積層された光ファイバ
リール3の高さがケース本体1の高さよりも低い場合に
は、蓋2に凸部22を設けてこの凸部22で光ファイバ
リール3を上から積層方向に押さえつける。なお、積層
された光ファイバリール3の高さがケース本体1の高さ
よりも高い場合には、凸部22は不要である。次いで柱
部材4で光ファイバリール3の外周すなわち枠体32の
外周の一部をケース中心方向すなわち枠体32の中心点
方向に押さえつけるように柱部材4を導入口12部に配
置し、この状態で柱部材4とケース本体1および蓋2と
を各ねじ孔41、14および23に貫通してねじを通す
ことで固定する。光ファイバリール3の外周部すなわち
枠体32は板厚0.2mmの薄板で形成されているの
で、柱部材4でケース中心方向に押さえつけることで変
形し、その回転をロックすることができる。このように
して、ケース本体1に積層して収納された複数の光ファ
イバリール3の回転をロックすることによって一連の光
ファイバ余長収納作業が完了する。
【0026】実施の形態2.上記実施の形態1では、光
ファイバリール3が光ファイバ巻き付け体31の部分が
凸34aとなった2枚の薄板円板部材34の凸部34a
同士を接合した構成を有する場合について示したが、こ
れに限るものではなく、他の構成であってもよい。図1
3は本発明の実施の形態2による光ファイバ余長収納ケ
ースを説明する図であり、具体的には光ファイバリール
の構成を示す分解斜視図である。他の部分の構成は実施
の形態1と同様である。本実施の形態では、板厚0.2
mm、直径φ110mmである2枚の塩化ビニル製の円
板35(枠体32に相当)の間に、板厚0.7mm、外
径φ50mmである2つの塩化ビニル製の円板36(光
ファイバ巻き付け体31に相当)をサンドイッチ状に挟
んで真空熱溶着して光ファイバリール3を作製した。
ファイバリール3が光ファイバ巻き付け体31の部分が
凸34aとなった2枚の薄板円板部材34の凸部34a
同士を接合した構成を有する場合について示したが、こ
れに限るものではなく、他の構成であってもよい。図1
3は本発明の実施の形態2による光ファイバ余長収納ケ
ースを説明する図であり、具体的には光ファイバリール
の構成を示す分解斜視図である。他の部分の構成は実施
の形態1と同様である。本実施の形態では、板厚0.2
mm、直径φ110mmである2枚の塩化ビニル製の円
板35(枠体32に相当)の間に、板厚0.7mm、外
径φ50mmである2つの塩化ビニル製の円板36(光
ファイバ巻き付け体31に相当)をサンドイッチ状に挟
んで真空熱溶着して光ファイバリール3を作製した。
【0027】本実施の形態では、実施の形態1に比べて
部品数が多く工程数も多いため製造コストは若干アップ
してしまうが、光ファイバ巻き付け体31の板厚0.7
mmの精度が実施の形態1に比べて高精度にできるとい
う効果がある。
部品数が多く工程数も多いため製造コストは若干アップ
してしまうが、光ファイバ巻き付け体31の板厚0.7
mmの精度が実施の形態1に比べて高精度にできるとい
う効果がある。
【0028】なお、円板35および36の材料は塩化ビ
ニルに限るものではなく、例えばPET等であってもよ
く、接合も例えば接着剤を用いることも可能である。
ニルに限るものではなく、例えばPET等であってもよ
く、接合も例えば接着剤を用いることも可能である。
【0029】なお、上記各実施の形態では、光ファイバ
リール3の光ファイバ巻き付け体31の外周形状は、直
径が50mmの円形である場合を示したが、これに限る
ものではなく、一般に光ファイバの許容曲率がR25と
言われていることから、直径が50mm以上の円形であ
ればよい。これはボビン5についても同様である。
リール3の光ファイバ巻き付け体31の外周形状は、直
径が50mmの円形である場合を示したが、これに限る
ものではなく、一般に光ファイバの許容曲率がR25と
言われていることから、直径が50mm以上の円形であ
ればよい。これはボビン5についても同様である。
【0030】実施の形態3.図14および15は本発明
の実施の形態3による光ファイバ余長収納ケースを説明
する図であり、具体的には光ファイバリールの構成を示
す上面図およびそのC−C線断面図である。他の部分の
構成は実施の形態1と同様である。図において、破線領
域81および82はR25のそれぞれ第1および第3の
凸円弧であり、81aおよび82aはそれぞれの円弧の
中心点である。破線領域83はR27の凹円弧、83a
はその中心点、破線領域84はR51の第2の凸円弧、
84aはその中心点である。枠体32の外周形状は実施
の形態と同様に直径が110mmの円形であり、2つの
光ファイバ巻き付け体31は2mmの隙間をあけて同一
平面内に点対称に配置されている。中心点81a,82
aおよび83aはそれぞれ枠体32の中心点(すなわち
2つの光ファイバ巻き付け体31の対称点)Oから26
mm離れた位置にあり、中心点81aと中心点83aと
中心点(対称点)Oとは同一直線上すなわち枠体32の
同一直径上にある。また、中心点82aと中心点(対称
点)Oとは中心点81aと中心点83aとがある直線と
直交する直線(直径)上にある。中心点84aは中心点
(対称点)O上にある。
の実施の形態3による光ファイバ余長収納ケースを説明
する図であり、具体的には光ファイバリールの構成を示
す上面図およびそのC−C線断面図である。他の部分の
構成は実施の形態1と同様である。図において、破線領
域81および82はR25のそれぞれ第1および第3の
凸円弧であり、81aおよび82aはそれぞれの円弧の
中心点である。破線領域83はR27の凹円弧、83a
はその中心点、破線領域84はR51の第2の凸円弧、
84aはその中心点である。枠体32の外周形状は実施
の形態と同様に直径が110mmの円形であり、2つの
光ファイバ巻き付け体31は2mmの隙間をあけて同一
平面内に点対称に配置されている。中心点81a,82
aおよび83aはそれぞれ枠体32の中心点(すなわち
2つの光ファイバ巻き付け体31の対称点)Oから26
mm離れた位置にあり、中心点81aと中心点83aと
中心点(対称点)Oとは同一直線上すなわち枠体32の
同一直径上にある。また、中心点82aと中心点(対称
点)Oとは中心点81aと中心点83aとがある直線と
直交する直線(直径)上にある。中心点84aは中心点
(対称点)O上にある。
【0031】本実施の形態では、光ファイバ巻き付け体
31の外周形状が、R25の凸円弧部81、82とR2
7の凹円弧部83とR51の凸円弧部84とを連続的に
繋いだ、いわゆる二つ巴の形状となっている。すなわ
ち、光ファイバ巻き付け体31の外周形状が、枠体32
の中心点O近傍から外周部にわたって配置され半径Rが
25mmと枠体の直径110mmの1/4未満である2
つの第1の凸円弧81と、一方の第1の凸円弧81の中
心点O側端部から隣接する他方の第1の凸円弧81に沿
って延びる半径が27mmとR(25mm)+d(0.
6mm)以上である凹円弧83と、半径が51mmと2
R(50mm)以上である第2の凸円弧84を含み凹円
弧83の枠体32外周側端部と第1の凸円弧81の枠体
外周側端部とをつなぐ曲線とで構成されている。図14
では、凹円弧83の枠体32外周側端部と第1の凸円弧
81の枠体外周側端部とをつなぐ曲線は第2の凸円弧8
4と第3の凸円弧82とで構成されている。
31の外周形状が、R25の凸円弧部81、82とR2
7の凹円弧部83とR51の凸円弧部84とを連続的に
繋いだ、いわゆる二つ巴の形状となっている。すなわ
ち、光ファイバ巻き付け体31の外周形状が、枠体32
の中心点O近傍から外周部にわたって配置され半径Rが
25mmと枠体の直径110mmの1/4未満である2
つの第1の凸円弧81と、一方の第1の凸円弧81の中
心点O側端部から隣接する他方の第1の凸円弧81に沿
って延びる半径が27mmとR(25mm)+d(0.
6mm)以上である凹円弧83と、半径が51mmと2
R(50mm)以上である第2の凸円弧84を含み凹円
弧83の枠体32外周側端部と第1の凸円弧81の枠体
外周側端部とをつなぐ曲線とで構成されている。図14
では、凹円弧83の枠体32外周側端部と第1の凸円弧
81の枠体外周側端部とをつなぐ曲線は第2の凸円弧8
4と第3の凸円弧82とで構成されている。
【0032】図16,17,18,19,20,21は
本実施の形態における光ファイバ余長収納ケースを用い
た光ファイバ61の収納について説明する図であり、実
施の形態1における図7,8,9,10,11,12に
それぞれ対応する。図16,18,20は上面図、図1
7,19,21は側面断面図である。図より明らかなよ
うに、本実施の形態においても巻きつけられた光ファイ
バ61の曲率はすべての部分でR25以上となってお
り、光ファイバの許容曲率R25を下回ることはない。
特に、本実施の形態では、実施の形態1における光ファ
イバリール3に比べて同じ回転数に対する光ファイバ6
の巻き取り量が多いという効果がある。
本実施の形態における光ファイバ余長収納ケースを用い
た光ファイバ61の収納について説明する図であり、実
施の形態1における図7,8,9,10,11,12に
それぞれ対応する。図16,18,20は上面図、図1
7,19,21は側面断面図である。図より明らかなよ
うに、本実施の形態においても巻きつけられた光ファイ
バ61の曲率はすべての部分でR25以上となってお
り、光ファイバの許容曲率R25を下回ることはない。
特に、本実施の形態では、実施の形態1における光ファ
イバリール3に比べて同じ回転数に対する光ファイバ6
の巻き取り量が多いという効果がある。
【0033】なお、前述の特開平11−174238号
公報にも図26に示すような二つ巴の形状を有する巻き
付け体103が示されているが、これは図24および図
25で示した外周が円形状の巻き付け体103におい
て、光ファイバの巻かれる軌跡に沿うように円形状の外
周の一部を直線状としたものであり、本実施の形態にお
けるように枠体32の余白を有効に利用して光ファイバ
6の巻き取り量の増大化を図ろうとするような構成には
なっていない。
公報にも図26に示すような二つ巴の形状を有する巻き
付け体103が示されているが、これは図24および図
25で示した外周が円形状の巻き付け体103におい
て、光ファイバの巻かれる軌跡に沿うように円形状の外
周の一部を直線状としたものであり、本実施の形態にお
けるように枠体32の余白を有効に利用して光ファイバ
6の巻き取り量の増大化を図ろうとするような構成には
なっていない。
【0034】なお、図14〜図21では光ファイバリー
ル3が実施の形態1の場合と同様に光ファイバ巻き付け
体31の部分が凸となった2枚の円板の凸部同士を接合
した構成である場合について示したが、これに限るもの
ではなく、例えば実施の形態2の場合と同様に2枚の円
板状の枠体32の間に、2つの光ファイバ巻き付け体3
1をサンドイッチ状に挟んだ構成であってもよい。
ル3が実施の形態1の場合と同様に光ファイバ巻き付け
体31の部分が凸となった2枚の円板の凸部同士を接合
した構成である場合について示したが、これに限るもの
ではなく、例えば実施の形態2の場合と同様に2枚の円
板状の枠体32の間に、2つの光ファイバ巻き付け体3
1をサンドイッチ状に挟んだ構成であってもよい。
【0035】また、上記実施の形態3では第1の凸円弧
81の半径Rが25mmである場合について説明した
が、これに限るものではなく、一般に光ファイバの許容
曲率がR25と言われていることから、第1の凸円弧8
1の半径Rは25mm以上であればよい。第3の凸円弧
82についても同様に半径Rは25mm以上であればよ
い。なお、第2の凸円弧84と凹円弧83の半径はそれ
ぞれ第1の凸円弧81の半径Rに応じて変化する。
81の半径Rが25mmである場合について説明した
が、これに限るものではなく、一般に光ファイバの許容
曲率がR25と言われていることから、第1の凸円弧8
1の半径Rは25mm以上であればよい。第3の凸円弧
82についても同様に半径Rは25mm以上であればよ
い。なお、第2の凸円弧84と凹円弧83の半径はそれ
ぞれ第1の凸円弧81の半径Rに応じて変化する。
【0036】なお、上記各実施の形態では円形の外周形
状を有する枠体32の中心点を光ファイバ巻き付け体3
1の対称点と一致させて配置し、しかも光ファイバ巻き
付け体31の外周と枠体32の外周との間の隙間が最も
浅い部分Mで両側共に4mmすなわち6d以上となるよ
うに構成した場合について示したが、必ずしも枠体32
の中心点を光ファイバ巻き付け体31の対称点と一致さ
せなくてもよく、光ファイバ巻き付け体31の外周と枠
体32の外周との間の隙間も最も浅い部分でd以上、そ
の反対側で2d以上あれば、例えば図9に示した光ファ
イバ61を1周巻き付けた状態を通り越して更にもう9
0度巻き付けることができ、光ファイバ6の余長によっ
てはこれで十分である場合もある。
状を有する枠体32の中心点を光ファイバ巻き付け体3
1の対称点と一致させて配置し、しかも光ファイバ巻き
付け体31の外周と枠体32の外周との間の隙間が最も
浅い部分Mで両側共に4mmすなわち6d以上となるよ
うに構成した場合について示したが、必ずしも枠体32
の中心点を光ファイバ巻き付け体31の対称点と一致さ
せなくてもよく、光ファイバ巻き付け体31の外周と枠
体32の外周との間の隙間も最も浅い部分でd以上、そ
の反対側で2d以上あれば、例えば図9に示した光ファ
イバ61を1周巻き付けた状態を通り越して更にもう9
0度巻き付けることができ、光ファイバ6の余長によっ
てはこれで十分である場合もある。
【0037】また、2つの光ファイバ巻き付け体31の
隙間も2mmに限るものではなく、光ファイバの直径d
より大きければよい。
隙間も2mmに限るものではなく、光ファイバの直径d
より大きければよい。
【0038】また、上記各実施の形態では枠体32は直
径が110mmである円形の外周形状を有する場合につ
いて説明したが、直径は110mmに限るものではな
く、2つの光ファイバ巻き付け体31の外接円の直径よ
りも3d以上大きい直径であればよい。
径が110mmである円形の外周形状を有する場合につ
いて説明したが、直径は110mmに限るものではな
く、2つの光ファイバ巻き付け体31の外接円の直径よ
りも3d以上大きい直径であればよい。
【0039】実施の形態4.図22は本発明の実施の形
態4による光ファイバ余長収納ケースを説明する図であ
り、具体的にはその使用状態を示す斜視図である。本実
施の形態ではボビン5a,5bを光ファイバ6の導入口
12の左右に2つ配置している。このように光ファイバ
6の方向を調節するボビン5a,5bを2つ配置するこ
とにより、多方向からの光ファイバ6を導入することが
可能となる。なお、図において、19はケース本体1の
外周部に設けた柱状部材用の導入口であり、本実施の形
態では光ファイバ6の導入口12を利用して柱状部材4
を光ファイバリール3に押し付けると光ファイバ6を損
傷する恐れがあるので、これとは別に柱状部材用の導入
口19を設けている。
態4による光ファイバ余長収納ケースを説明する図であ
り、具体的にはその使用状態を示す斜視図である。本実
施の形態ではボビン5a,5bを光ファイバ6の導入口
12の左右に2つ配置している。このように光ファイバ
6の方向を調節するボビン5a,5bを2つ配置するこ
とにより、多方向からの光ファイバ6を導入することが
可能となる。なお、図において、19はケース本体1の
外周部に設けた柱状部材用の導入口であり、本実施の形
態では光ファイバ6の導入口12を利用して柱状部材4
を光ファイバリール3に押し付けると光ファイバ6を損
傷する恐れがあるので、これとは別に柱状部材用の導入
口19を設けている。
【0040】実施の形態5.図23は本発明の実施の形
態5による光ファイバ余長収納ケースを説明する図であ
り、具体的にはその使用状態を示す上面図である。図に
おいて、1a,1bはケース本体である。50は光ファ
イバ6の方向を調節するガイドであり、その曲率はR2
5以上となっている。51は融着点固定部である。光フ
ァイバリール3としては、実施の形態1ないし3で示し
た何れかが用いられる。ケース本体1や蓋2等の構成は
実施の形態1と同様である。本実施の形態では、ケース
本体1a,1bを線対称に2つ配置し、例えば図6にお
いて、融着点63を中央にして、その両側の光ファイバ
61と62をそれぞれ別のケース本体1a,1bに収納
している。なお、回転ロック機構としては例えば実施の
形態1で説明したのと同様の蓋と柱部材を用いることが
でき、ケース本体1a,1bに設けられた光ファイバ6
1,62を導入するための導入口を利用して柱部材を取
り付けてもよいし、ケース本体1a,1bに柱部材用の
導入口を別に設けてもよい。このように構成することに
より、ケースの高さを半分にすることができる。なお、
1つの融着点63に対してその両側に必ず光ファイバの
余長部が存在することから、光ファイバリール3の数は
必然的に偶数となるので、2つのケース本体1a,1b
に収納される光ファイバリール3の数は同数となる。
態5による光ファイバ余長収納ケースを説明する図であ
り、具体的にはその使用状態を示す上面図である。図に
おいて、1a,1bはケース本体である。50は光ファ
イバ6の方向を調節するガイドであり、その曲率はR2
5以上となっている。51は融着点固定部である。光フ
ァイバリール3としては、実施の形態1ないし3で示し
た何れかが用いられる。ケース本体1や蓋2等の構成は
実施の形態1と同様である。本実施の形態では、ケース
本体1a,1bを線対称に2つ配置し、例えば図6にお
いて、融着点63を中央にして、その両側の光ファイバ
61と62をそれぞれ別のケース本体1a,1bに収納
している。なお、回転ロック機構としては例えば実施の
形態1で説明したのと同様の蓋と柱部材を用いることが
でき、ケース本体1a,1bに設けられた光ファイバ6
1,62を導入するための導入口を利用して柱部材を取
り付けてもよいし、ケース本体1a,1bに柱部材用の
導入口を別に設けてもよい。このように構成することに
より、ケースの高さを半分にすることができる。なお、
1つの融着点63に対してその両側に必ず光ファイバの
余長部が存在することから、光ファイバリール3の数は
必然的に偶数となるので、2つのケース本体1a,1b
に収納される光ファイバリール3の数は同数となる。
【0041】なお、上記各実施の形態において、光ファ
イバの導入角度によっては光ファイバ導入口12やボビ
ン5を複数設けてもよい。
イバの導入角度によっては光ファイバ導入口12やボビ
ン5を複数設けてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、直径が
dである光ファイバの余長部を収納するケースであっ
て、厚さがd以上かつ2d未満でありd以上の間隔をあ
けて同一平面内に点対称に配置された2つの同一形状の
光ファイバ巻き付け体、およびこれらの光ファイバ巻き
付け体の外接円の直径よりも3d以上直径が大きい円形
の外周形状を有し、該円形の外周と上記巻き付け体の外
周との間にd以上の隙間をあけて上記2つの光ファイバ
巻き付け体を挟むように配置された2つの枠体を備えた
光ファイバリールと、内面が上記枠体の外周の直径より
大きな直径を有する円筒形状で、外周部に光ファイバを
導入するための導入口が少なくとも1箇所形成され、上
記光ファイバリールを複数個積層した状態で収納するケ
ース本体と、収納した上記複数の光ファイバリールの回
転を固定する回転ロック機構とを備えたので、光ファイ
バが中央の隙間を貫通した状態の光ファイバリールから
光部品までの光ファイバの長さと融着点までの光ファイ
バの長さとの差が定められた大きさになるよう、光ファ
イバを光ファイバリール内で滑らせて調整することがで
き、収納すべき光ファイバの余長が不定であっても余る
ことなくすっきりと収納できる。さらに、光ファイバリ
ールの厚さが光ファイバ1本の直径より若干大きいだけ
という薄さであることから、光ファイバリールを複数個
ケース本体に積層して収納し、省スペースで多数の光フ
ァイバ余長を収納することができる。
dである光ファイバの余長部を収納するケースであっ
て、厚さがd以上かつ2d未満でありd以上の間隔をあ
けて同一平面内に点対称に配置された2つの同一形状の
光ファイバ巻き付け体、およびこれらの光ファイバ巻き
付け体の外接円の直径よりも3d以上直径が大きい円形
の外周形状を有し、該円形の外周と上記巻き付け体の外
周との間にd以上の隙間をあけて上記2つの光ファイバ
巻き付け体を挟むように配置された2つの枠体を備えた
光ファイバリールと、内面が上記枠体の外周の直径より
大きな直径を有する円筒形状で、外周部に光ファイバを
導入するための導入口が少なくとも1箇所形成され、上
記光ファイバリールを複数個積層した状態で収納するケ
ース本体と、収納した上記複数の光ファイバリールの回
転を固定する回転ロック機構とを備えたので、光ファイ
バが中央の隙間を貫通した状態の光ファイバリールから
光部品までの光ファイバの長さと融着点までの光ファイ
バの長さとの差が定められた大きさになるよう、光ファ
イバを光ファイバリール内で滑らせて調整することがで
き、収納すべき光ファイバの余長が不定であっても余る
ことなくすっきりと収納できる。さらに、光ファイバリ
ールの厚さが光ファイバ1本の直径より若干大きいだけ
という薄さであることから、光ファイバリールを複数個
ケース本体に積層して収納し、省スペースで多数の光フ
ァイバ余長を収納することができる。
【0043】また、円形の外周形状を有する枠体の中心
点を光ファイバ巻き付け体の対称点と一致させて配置し
たので、光ファイバリール3をどちらの方向に回転させ
た場合にも同じ効率で光ファイバ余長を収納することが
できる。
点を光ファイバ巻き付け体の対称点と一致させて配置し
たので、光ファイバリール3をどちらの方向に回転させ
た場合にも同じ効率で光ファイバ余長を収納することが
できる。
【0044】また、光ファイバリールは、光ファイバ巻
き付け体の部分が凸となった2枚の円板の凸部同士を接
合した構成を有するので、製造が容易である。
き付け体の部分が凸となった2枚の円板の凸部同士を接
合した構成を有するので、製造が容易である。
【0045】また、光ファイバ巻き付け体の外周形状が
円形であるので、金型の製造が容易である。
円形であるので、金型の製造が容易である。
【0046】また、光ファイバ巻き付け体の外周形状
が、枠体の中心点近傍から外周部にわたって配置され半
径Rが上記枠体の直径の1/4未満である2つの第1の
凸円弧と、上記一方の第1の凸円弧の上記中心点側端部
から隣接する上記他方の第1の凸円弧に沿って延びる半
径がR+d以上の凹円弧と、半径が2R以上の第2の凸
円弧を含み上記凹円弧の枠体外周側端部と上記第1の凸
円弧の枠体外周側端部とをつなぐ曲線とで構成されてい
るので、枠体の余白を有効に利用して光ファイバの巻き
取り量の増大化を図ることができる。
が、枠体の中心点近傍から外周部にわたって配置され半
径Rが上記枠体の直径の1/4未満である2つの第1の
凸円弧と、上記一方の第1の凸円弧の上記中心点側端部
から隣接する上記他方の第1の凸円弧に沿って延びる半
径がR+d以上の凹円弧と、半径が2R以上の第2の凸
円弧を含み上記凹円弧の枠体外周側端部と上記第1の凸
円弧の枠体外周側端部とをつなぐ曲線とで構成されてい
るので、枠体の余白を有効に利用して光ファイバの巻き
取り量の増大化を図ることができる。
【0047】また、枠体の厚さが0.1mm〜0.3m
mであるので、枠体としての機能を果たしながらコンパ
クト化が図れる。
mであるので、枠体としての機能を果たしながらコンパ
クト化が図れる。
【0048】また、回転ロック機構が、積層された光フ
ァイバリールを積層方向に押さえつける蓋と、ケース本
体外周部に形成された導入口から積層された光ファイバ
リールの枠体の外周の一部を中心点方向に押さえつける
柱部材とから構成されるので、簡単な構成で光ファイバ
リールの回転をロックすることができる。
ァイバリールを積層方向に押さえつける蓋と、ケース本
体外周部に形成された導入口から積層された光ファイバ
リールの枠体の外周の一部を中心点方向に押さえつける
柱部材とから構成されるので、簡単な構成で光ファイバ
リールの回転をロックすることができる。
【図1】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図4】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図6】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図7】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図8】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図9】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余長
収納ケースを説明する図である。
収納ケースを説明する図である。
【図10】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図11】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図12】 本発明の実施の形態1による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図13】 本発明の実施の形態2による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図14】 本発明の実施の形態3による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図15】 本発明の実施の形態3による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図16】 本発明の実施の形態3による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図17】 本発明の実施の形態3による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図18】 本発明の実施の形態3による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図19】 本発明の実施の形態3による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図20】 本発明の実施の形態3による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図21】 本発明の実施の形態3による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図22】 本発明の実施の形態4による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図23】 本発明の実施の形態5による光ファイバ余
長収納ケースを説明する図である。
長収納ケースを説明する図である。
【図24】 従来の光ファイバ余長収納ケースを説明す
る図である。
る図である。
【図25】 従来の光ファイバ余長収納ケースを説明す
る図である。
る図である。
【図26】 従来の光ファイバ余長収納ケースを説明す
る図である。
る図である。
1,1a,1b ケース本体、10 補強スリーブ、1
1 凸部、12,19導入口、13 ねじ孔、14,1
5 巻き取り孔、16 押えシート、17切れ目、2
蓋、21,23 ねじ孔、22 凸部、3 光ファイバ
リール、31 光ファイバ巻き付け体、32 枠体、3
3 隙間、34 薄板部材、34a凸部、34b 凹
部、35,36 円板、4 柱部材、41ねじ孔、5,
5a,5b ボビン、50 ガイド、51 融着点固定
部、6,61,62,64,65 光ファイバ、63
融着点、71,72 光部品、73 シャーシ、81R
25の凸円弧部、82 R25の凸円弧部、83 R2
7の凹円弧部、84R51の凸円弧部、101 ケース
本体、102 蓋、103 巻付け体、104 ,10
6 透孔、105,107 導入口、108 摺動円
板、L 光ファイバ。
1 凸部、12,19導入口、13 ねじ孔、14,1
5 巻き取り孔、16 押えシート、17切れ目、2
蓋、21,23 ねじ孔、22 凸部、3 光ファイバ
リール、31 光ファイバ巻き付け体、32 枠体、3
3 隙間、34 薄板部材、34a凸部、34b 凹
部、35,36 円板、4 柱部材、41ねじ孔、5,
5a,5b ボビン、50 ガイド、51 融着点固定
部、6,61,62,64,65 光ファイバ、63
融着点、71,72 光部品、73 シャーシ、81R
25の凸円弧部、82 R25の凸円弧部、83 R2
7の凹円弧部、84R51の凸円弧部、101 ケース
本体、102 蓋、103 巻付け体、104 ,10
6 透孔、105,107 導入口、108 摺動円
板、L 光ファイバ。
Claims (7)
- 【請求項1】 直径がdである光ファイバの余長部を収
納するケースであって、 厚さがd以上かつ2d未満でありd以上の間隔をあけて
同一平面内に点対称に配置された2つの同一形状の光フ
ァイバ巻き付け体、およびこれらの光ファイバ巻き付け
体の外接円の直径よりも3d以上直径が大きい円形の外
周形状を有し、該円形の外周と上記巻き付け体の外周と
の間にd以上の隙間をあけて上記2つの光ファイバ巻き
付け体を挟むように配置された2つの枠体を備えた光フ
ァイバリールと、 内面が上記枠体の外周の直径より大きな直径を有する円
筒形状で、外周部に光ファイバを導入するための導入口
が少なくとも1箇所形成され、上記光ファイバリールを
複数個積層した状態で収納するケース本体と、 収納した上記複数の光ファイバリールの回転を固定する
回転ロック機構とを備えたことを特徴とする光ファイバ
余長収納ケース。 - 【請求項2】 円形の外周形状を有する枠体の中心点を
光ファイバ巻き付け体の対称点と一致させて配置したこ
とを特徴とする請求項1記載の光ファイバ余長収納ケー
ス。 - 【請求項3】 光ファイバリールは、光ファイバ巻き付
け体の部分が凸となった2枚の円板の凸部同士を接合し
た構成を有することを特徴とする請求項1または2記載
の光ファイバ余長収納ケース。 - 【請求項4】 光ファイバ巻き付け体の外周形状が円形
であることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記
載の光ファイバ余長収納ケース。 - 【請求項5】 光ファイバ巻き付け体の外周形状が、枠
体の中心点近傍から外周部にわたって配置され半径Rが
上記枠体の直径の1/4未満である2つの第1の凸円弧
と、上記一方の第1の凸円弧の上記中心点側端部から隣
接する上記他方の第1の凸円弧に沿って延びる半径がR
+d以上の凹円弧と、半径が2R以上の第2の凸円弧を
含み上記凹円弧の枠体外周側端部と上記第1の凸円弧の
枠体外周側端部とをつなぐ曲線とで構成されていること
を特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の光ファ
イバ余長収納ケース。 - 【請求項6】 枠体の厚さが0.1mm〜0.3mmで
あることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載
の光ファイバ余長収納ケース。 - 【請求項7】 回転ロック機構が、積層された光ファイ
バリールを積層方向に押さえつける蓋と、ケース本体外
周部に形成された導入口から積層された光ファイバリー
ルの枠体の外周の一部を枠体の中心点方向に押さえつけ
る柱部材とから構成されることを特徴とする請求項1な
いし6の何れかに記載の光ファイバ余長収納ケース。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27848899A JP2001100068A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 光ファイバ余長収納ケース |
US09/666,588 US6424783B1 (en) | 1999-09-30 | 2000-09-20 | Optical fiber reel, optical fiber storing case and optical repeater |
EP00121435A EP1089104A1 (en) | 1999-09-30 | 2000-09-29 | Optical fiber reel, optical fiber storing case and optical repeater |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27848899A JP2001100068A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 光ファイバ余長収納ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001100068A true JP2001100068A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17598036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27848899A Pending JP2001100068A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 光ファイバ余長収納ケース |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6424783B1 (ja) |
EP (1) | EP1089104A1 (ja) |
JP (1) | JP2001100068A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100566129B1 (ko) | 2004-01-29 | 2006-03-30 | 은현숙 | 광 패치 코드의 여장정리유닛 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6580866B2 (en) * | 2001-05-16 | 2003-06-17 | Lucent Technologies Inc. | Fiber splice holder with protected slack storage feature |
US7000863B2 (en) * | 2003-09-29 | 2006-02-21 | Lucent Technologies Inc. | Method and apparatus for operational low-stress optical fiber storage |
WO2006010326A1 (fr) * | 2004-07-26 | 2006-02-02 | Peijun Xu | Dispositif et procede de bobinage d'une fibre optique |
US7257280B1 (en) | 2006-08-16 | 2007-08-14 | General Instrument Corporation | Method and apparatus for monitoring the security of an optical cablelink during installation |
US8494329B2 (en) * | 2009-01-15 | 2013-07-23 | Adc Telecommunications, Inc. | Fiber optic module and chassis |
US9182563B2 (en) | 2011-03-31 | 2015-11-10 | Adc Telecommunications, Inc. | Adapter plate for fiber optic module |
US9417401B2 (en) | 2011-09-06 | 2016-08-16 | Commscope Technologies Llc | Adapter for fiber optic module |
JPWO2017221890A1 (ja) * | 2016-06-20 | 2019-05-16 | 住友電気工業株式会社 | 光ファイバの配索方法、光ファイバの配索装置および光ファイバの伝送特性測定システム |
CN109828339B (zh) * | 2019-03-15 | 2020-09-25 | 哈尔滨工程大学 | 一种单层光纤应变盘装置与制作方法 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3532313A1 (de) * | 1985-09-11 | 1987-03-12 | Philips Patentverwaltung | Vorratsbehaelter fuer einen laengenabschnitt eines lichtwellenleiters |
US4840449A (en) * | 1988-01-27 | 1989-06-20 | American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories | Optical fiber splice organizer |
US5013121A (en) * | 1989-06-29 | 1991-05-07 | Anton Mark A | Optical fiber storage container |
US5142661A (en) * | 1990-11-29 | 1992-08-25 | Siemens Aktiengesellschaft | Fiber optic cable splice support and routing guide |
IT1255953B (it) * | 1992-10-30 | 1995-11-17 | Pirelli Cavi Spa | Amplificatore ottico compatto a funzioni separate |
IT1254342B (it) * | 1992-04-30 | 1995-09-14 | Dispositivo diramatore a semiconnettori estraibili, integrato in una scheda plastica, per la terminazione di cavi ottici a nastri. | |
DE4241692A1 (de) * | 1992-12-10 | 1994-06-16 | Siemens Ag | Speicher für Lichtwellenleiter-Adern |
DE4320941C2 (de) * | 1993-06-24 | 1996-06-27 | Ibm | Aufwickelvorrichtung für Lichtwellenleiter |
GB9318654D0 (en) * | 1993-09-08 | 1993-10-27 | Raychem Sa Nv | Optical fibre organizer |
US5544273A (en) * | 1995-01-19 | 1996-08-06 | Dsc Communications Corporation | Fiber optic cable storage shelf and method using same |
US5647045A (en) * | 1996-02-23 | 1997-07-08 | Leviton Manufacturing Co., Inc. | Multi-media connection housing |
JP3796726B2 (ja) | 1997-12-17 | 2006-07-12 | 株式会社昭電 | 光ファイバ融着接続部用収納ケース |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27848899A patent/JP2001100068A/ja active Pending
-
2000
- 2000-09-20 US US09/666,588 patent/US6424783B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-09-29 EP EP00121435A patent/EP1089104A1/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100566129B1 (ko) | 2004-01-29 | 2006-03-30 | 은현숙 | 광 패치 코드의 여장정리유닛 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1089104A1 (en) | 2001-04-04 |
US6424783B1 (en) | 2002-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001100068A (ja) | 光ファイバ余長収納ケース | |
US6834132B2 (en) | Fiber-wired sheet and method for manufacturing the same | |
US7352921B2 (en) | Multilayer optical fiber sheet, optical fiber sheet fabricating method, and optical fiber sheet | |
JPH06259614A (ja) | 非接触で動作する電子応答カード | |
US5142661A (en) | Fiber optic cable splice support and routing guide | |
US6038362A (en) | Fiber coil reel | |
JPH11174238A (ja) | 光ファイバ融着接続部用収納ケース | |
JPH10133077A (ja) | 光ファイバケーブルおよびその製造方法 | |
JPH08152545A (ja) | 光ファイバケーブル | |
JP3577980B2 (ja) | テープ状光ファイバ心線集合装置 | |
JP2855747B2 (ja) | 光導波路素子 | |
JPH06289261A (ja) | 光ファイバケーブル | |
JP2780299B2 (ja) | 光フアイバケーブルの製造方法 | |
JPH04163403A (ja) | 薄型光ファイバテープ心線 | |
JPS5850614A (ja) | 磁気ヘツド | |
JP3224751B2 (ja) | テープ心線の撚り合わせ装置 | |
JPH06309836A (ja) | テープカセット | |
JP2520606Y2 (ja) | テープカセット | |
JPH08240752A (ja) | 光ケーブル | |
JP2003241036A (ja) | 光ファイバケーブル | |
JP2019056834A (ja) | 光配線部材 | |
JP2001222874A (ja) | 磁気テープカセット | |
JPH02246305A (ja) | 鞍型コイルの巻線方法 | |
JPH07220325A (ja) | 磁気記録テープの末端検出装置 | |
JP2001021731A (ja) | 光ファイバ心線接続部収納トレイ及び収納方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050906 |