JP2001194304A - 酸素濃度測定用素子及びその製造方法及びそれを具えるセンサ - Google Patents
酸素濃度測定用素子及びその製造方法及びそれを具えるセンサInfo
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Abstract
厳しい測定環境への耐性が高く、かつ長期間安定な測定
が行える酸素濃度測定用素子及びその製造方法及びそれ
を具える酸素センサを提供する。 【解決手段】 酸素分子の存在によりその蛍光強度が減
ずる蛍光物質と、液状の酸素透過性化合物とを混合し、
これを多孔質フィルタ中に均一に分散させた後、固定化
して基板ガラス上に形成し、その表面に、蛍光検知部か
ら外部に蛍光・励起光が漏れ出すことを防止し、外光を
遮断する蛍光反射・外光遮断層とで覆って酸素濃度測定
用素子を構成する。この酸素濃度測定用素子を蛍光検知
部として用い、紫外線発光ダイオードから放射される励
起光を光ファイバを経て蛍光発生層へ照射し、発生され
る蛍光を光ファイバを経てフォトダイオードで受光する
ように構成した酸素センサを提供する。
Description
るための酸素濃度測定用素子、特に光励起により発する
蛍光が測定すべき酸素濃度に応じてその強度を減ずると
いう、いわゆる「蛍光消光減少」に基づく酸素濃度測定
用素子に関するものである。本発明は、さらにこのよう
な酸素濃度測定用素子を製造する方法並びにこのような
酸素濃度測定用素子を具える酸素濃度センサにも関する
ものである。
来から種々の原理に基づくものが実際に用いられてき
た。例えば、酸素の電子受容体としての性質を利用し、
酸素透過膜によって被覆した電極を使用して酸素の電気
化学的還元の際に流れる電流を検知したり、高温状態に
あるセラミックの酸素濃淡電池作用に基づく酸素イオン
伝導性を利用して酸素を検知するものが知られている。
更に、近年、光励起により発する蛍光が、存在する酸素
の濃度に応じてその強度を減ずる「蛍光消光現象」を利
用した酸素濃度の測定が提案されている。この現象に基
づく酸素センサは、気体・液中の0〜100%の酸素分圧を
測定が可能であること、電解液や酸素透過性膜を用いな
いので長期間連続して測定できること、圧力の影響を受
けにくいこと、静止した溶液中でも測定が可能であるこ
と等の多くの優れた特性を有している。例えば、特開平
6-180287号公報には、蛍光試薬をシリコンオイル中に混
合し、その後、架橋・固定化して上述したような酸素セ
ンサ素子を製造する方法が開示されている。更に、特開
平10-132742号公報には、蛍光試薬を微細結晶として混
合させる方法が開示されている。
酸素濃度測定用センサの酸素検知素子は、デカシクレ
ン、ペリレン、テトラセン、ベンズアントラセン等の多
環式芳香族分子または複素環式芳香族分子を、シリコ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、テ
フロン等の酸素透過性化合物に固定化する必要がある。
そのため種々の方法が提案されてきたが、実用的な精度
および感度を有する測定ができる程度に十分な蛍光を発
生するデカシクレンなどの蛍光試薬の量を固定化するこ
とは困難であった。また、デカシクレンをシリコンオイ
ル中に分散させた後、加熱してゲル状の蛍光層を製作す
ることも提案されているが、この場合にも感度が低いと
ともに蛍光分子の分散が均一とはならず特性のばらつき
が大きかった。デカシクレンを微細結晶として用いる方
法でも特性のばらつきを十分に小さくすることはできな
かった。
層の膜厚、及び、その形状を一定にする必要があるが、
従来の方法ではこれらを正確に調整することは、極めて
困難であり、膜圧、形状による特性のばらつきも大きか
った。
特性のばらつきがない酸素濃度測定用素子及びその製造
方法を提供することである。本発明の他の目的は、この
ような酸素濃度測定用素子と、蛍光を受光する蛍光検知
部と、この蛍光検知部からの出力信号を処理して酸素濃
度を指示する信号を出力する信号処理部とを具え、安定
的に長期間使用でき、特性のばらつきがない酸素センサ
を提供することである。
定用素子は、励起光及び蛍光が透過する基板と、この基
板上に設けられ、励起光の下で、酸素濃度に応じて蛍光
強度の減少を示す多環式芳香族または複素環式芳香族の
蛍光物質を、多孔質フィルタ内に均一に分散、固定させ
た蛍光発生層と、この蛍光発生層の上に設けられ、蛍光
発生層から放射される蛍光を反射し、外光を遮断し、酸
素を透過すると共に蛍光発生層を保護する被覆層を、具
えることを特徴とするものである。本発明においては、
上述した被覆層は上述した全ての機能を有する単一の層
として構成するか、または、それぞれの機能を有する3
つの独立した層を積層して構成するか、または、蛍光発
生層から放射される蛍光を反射し、外光を遮断すると共
に酸素を透過する蛍光反射・外光遮断層と、保護機能を
有する保護層とを積層して構成することができる。ま
た、上述した多孔質フィルタは、均一な膜厚、かつ均一
な酸素透過性を有し、均一な多孔質である必要がある。
このようなフィルタにおいて、蛍光物質は、このフィル
タ内の多数の微細な孔に入り込み、極めて均一に分散さ
れるとともに安定に存在することとなる。
製造方法は、励起光の下で、酸素濃度に応じて蛍光強度
の減少を示す多環式芳香族または複素環式芳香族の蛍光
物質の粉末を処理精製し、この処理精製した蛍光物質の
粉末を、酸素透過性液状ポリマ中に分散させた分散液
を、多孔質フィルタに塗布、浸透させた後、加熱して蛍
光物質を前記フィルタ中に固定して蛍光発生層を形成
し、この蛍光発生層を基板の上に固定し、その上に蛍光
発生層から放射される蛍光を反射し、外光を遮断すると
共に酸素を透過すると共に蛍光発生層を保護する被覆層
を設けることを特徴とするものである。この被覆層は、
単一の層として形成するか、または、2つまたは3つの
層を積層して形成することができる。
放射する光源と、この光源からの励起光を透過する基板
と、この基板上に設けられ、励起光の下で、酸素濃度に
応じて蛍光強度の減少を示す多環式芳香族または複素環
式芳香族の蛍光物質を、多孔質フィルタ内に均一に分
散、固定させた蛍光発生層と、この蛍光発生層の上に設
けられ、蛍光発生層から放射される蛍光を反射し、外光
を遮断し、酸素を透過すると共に蛍光発生層を保護する
被覆層とを具える酸素測定用素子と、前記蛍光発生層か
ら放射される蛍光を前記基板を経て受光する蛍光検知部
と、この蛍光検知部からの出力信号を処理して酸素濃度
を指示する信号を出力する信号処理部とを具えることを
特徴とするものである。
代表的な例について説明する。初めに、蛍光物質を以下
のようにして処理精製する。5gのデカシクレンと、3
00ccのアニリンを3角フラスコに入れ、十分に攪拌
・混合する。このデカシクレン−アニリン混合液を、温
度60℃で2時間加熱・混合する。デカシクレン−アニ
リン混合液に、過塩素酸を入れてpH=3.0に調整す
る。8時間放置し、不溶性物質を沈降させる。500メ
ッシュのステンレス製の濾過網で、デカシクレン−アニ
リン混合液の上澄み液を濾過する。濾過液を遠心分離器
によって、例えば2000回転で2時間以上、5000回転で30
分以上、10000回転で10分以上という条件で分離させ
る。遠心分離した液の上澄み液を捨て、残りの沈殿物と
アセトンを混合・攪拌し、再度遠心分離機にかけて、分
離させる。更に、このような遠心分離を2回繰り返す。
遠心分離機で沈殿させた物質を、60℃で5時間乾燥さ
せて処理精製した蛍光物質を得る。
物質を用いて酸素測定用素子を製造する。最初に蛍光発
生層を作製する。液状の酸素透過性ポリマーである「サ
イトップ(旭ガラスの登録商標)」溶液に、処理精製し
た蛍光物質の微粉末を入れて混合・攪拌する。図1に示
すように、基板ガラス(すりガラス面)1に、上記の蛍
光物質−酸素透過性化合物混合液を2滴たらし、酸素透
過性化合物である厚さ20−100μm、メッシュ10
−100nmのフッ素系化合物をその上に乗せて、この
フッ素系化合物に液を染み込ませ、基板ガラス−フッ素
系化合物間の空気を追い出し、密着させる。この状態で
12時間自然乾燥させ、その後、乾燥機で100℃、2
時間乾燥させて蛍光発生層2を得る。
プ溶液に酸化チタン粉末を入れて混合・攪拌する。基板
ガラス1の上に形成した蛍光発生層2の表面に酸化チタン
−サイトップ混合液を細い筆などで塗布し、自然乾燥
後、再度塗布し、6時間以上自然乾燥させ、その後、乾
燥機で150℃で、2時間乾燥させて蛍光反射層3を形成す
る。すきまの空気を追い出すために、圧力700Kg/c
m2、6分間以上という条件で油圧プレスする。
プ溶液に金属チタン粉末を入れて混合・攪拌する。塗膜
を剥離させやすいフッ素系化合物に、金属チタン−サイ
トップ混合液を細い筆などで2回塗布し自然乾燥させ、
塗膜を剥離させる。基板ガラス1の表面に形成した蛍光
発生層2の上に形成した蛍光反射層3の表面にサイトップ
溶液を塗布し、30分位乾燥し、半乾きの状態にさせ
る。そこに、上述したように剥離させた塗膜を乗せて接
着し、12時間自然乾燥させる。その後、乾燥機で、2
時間乾燥させて外光遮断層4を得る。すきまの空気を追
い出すために、圧力700Kg/cm2、6分間以上とい
う条件で油圧プレスする。
用素子が得られる。この酸素濃度測定用素子は、外側
(測定すべき酸素と接触する側)から順に、膜厚が20
μmの保護層5、膜厚が5μmの外光遮断層4、膜厚が5
μmの蛍光反射層3、膜厚が20μmの蛍光発生層2、厚
さ2mmの基板ガラス1から構成される。以下、各層に
ついて説明する。
合物溶液を含浸し、熱処理後、プレス圧縮して形成す
る。これによって、水、スチーム、油、アルコール等、
液体の浸潤を完全に防止させる。液体が少しでも浸潤す
ると酸素ガスの移動交換が悪くなったり、また光学特性
が変化し応答特性、感度が非常に悪くなってしまうから
である。
素系化合物溶液とを混合し、その混合液を塗布し乾燥さ
せたものである。蛍光の光強度は非常に微弱であり、外
部から光が侵入すると外乱ノイズになり測定誤差が生じ
測定が不安定になってしまうため、この層で外光を遮断
する必要がある。
素系化合物溶液とを混合し、その混合液を塗布し乾燥さ
せたものである。内部の励起光、蛍光が外部に漏れても
測定誤差が生ずるが、この層はこの内部からの光漏れを
防止する必要がある。この白色の層で励起光、蛍光を反
射して集光効率を高くすることにより、感度を塗らない
時より3倍以上に高くすることができる。
厚さ20μm、メッシュ40nmのフッ素系化合物内に液
状性フッ素系化合物によって均一に分散させ、固定化し
たものである。
あって、材質が石英ガラス、耐熱ガラス、サファイアガ
ラス等を使用すると安定して測定可能である。
した酸素濃度測定用素子10を組み込んだ酸素検知部の
構造を示すものである。図2の上方が測定すべき酸素と
接触する部分である。基板ガラス1、蛍光発生層2、蛍
光反射層3、外光遮断層4および保護層5によって構成
される酸素濃度測定用素子10は、ステンレス(SUS31
6)製のセンサキャップ11の先端に保持し、このセン
サキャップをプローブホルダ12の先端に固定してい
る。
ンサキャップ11の先端に固定するために、エポキシ系
接着剤は、主剤と硬化剤を混合し、真空ベルジャーに入
れ真空ポンプで15分間吸引し、脱泡を行う。脱泡後の
接着剤をセンサキャップ11の内面に塗り、基板ガラス
1とセンサキャップ11とを接着させる。乾燥機で50
℃、5時間以上乾燥させて形成した接着層を符号12で
示す。このように先端に酸素濃度測定用素子を固定した
センサキャップ11をプローブホルダ12に嵌合する。
このとき基板ガラス1の裏面とプローブホルダ12の先
端面との間にOリング13を介挿する。
構成を示すものである。上述したように先端に酸素濃度
測定用素子を固定したプローブホルダ12の内部には、
一端をガラス基板1の裏面に当接したライトガイドロッ
ドLGRを配置し、その他端にそれぞれ一端が当接する
ように一対の光ファイバ14および15を延在させ、一
方の光ファイバ14の他端(入射側)をブルーフィルタ
16を介して、紫外線を発生する発光ダイオード17と
対向させる。また、他方の光ファイバ15の他端(出射
側)はグリーンフィルタ18を介してフォトダイオード
19と対向させる。
ら外れた位置に励起光補償用のフォトダイオード20を
設け、その出力を発光ダイオード17を駆動するための
演算・制御回路21にフィードバックする。この演算・
制御回路21には中央処理ユニット(CPU)22から
規準信号を供給し、この規準信号とフォトダイオード2
0からの信号とのずれに基づいて発光ダイオード17の
駆動電流を制御し、常に一定の輝度の励起光が放射され
るようにする。
定用素子10の表面から、それぞれ酸素透過性を有する
保護層5、外光遮断層4および蛍光反射層3を経て蛍光
発生層2内に酸素が入り込む。この蛍光発生層2には、
発光ダイオード17から放射される紫外線を光ファイバ
14を経て照射するので、蛍光が発生されるが、入り込
んだ酸素による蛍光消光現象によって蛍光量は酸素濃度
に反比例して減少する。この蛍光を基板ガラス1下部に
装着された光ファイバ15を経てフォトダイオード19
で受光する。発光ダイオード17が放射する励起光の波
長は385nm、バンド幅は20nmであり、酸素によって
消光される蛍光の波長は510nm、バンド幅は20nmで
ある。
アンプ23で増幅した後、サンプル・ホールド回路24
でサンプリングし、得られるサンプル値を演算増幅器2
5および計器本体側のアンプ26でさらに増幅した後、
A/D変換器27でディジタル信号に変換し、CPU2
2に供給する。CPU22では、このようにして供給さ
れるフォトダイオード19の出力信号を処理して酸素濃
度を求めることができる。
サ31をも設け、その出力信号をアンプ32で増幅して
計器本体へ送り、A/D変換器33でディジタル信号に
変換した後、CPU22へ供給する。酸素濃度と温度と
の相関関係を予め求めておき、CPU22で酸素濃度を
演算により求める際に、温度センサ31によって検出し
た温度による補正を行うことにより、測定精度を向上す
ることができる。
信号は、CPU22に接続した液晶ディスプレイ41で
表示したり、D/A変換器42でアナログ信号に変換し
て出力したり、RS−232Cインターフェイス43を
介してディジタル信号として出力する。
とともに比較例との特性の差異を説明する。先ず、感度
特性について説明する。サンプル1は、本実施例によっ
て作成した0.02mmの膜厚のセンサチップである。サンプ
ルNo.2として、特開平10-132742号公報の蛍光試薬を微
細結晶として混合させる方法によって、センサチップと
してデカシクレンをアニリンに溶解させ、沈殿物を除去
した後、上澄み液にアセトンを加えて再結晶化させ、ア
セトン、エタノールで洗浄・精製した蛍光材料を液状シ
リコーンポリマ中に混合、溶解し、重合して所定の形状
に硬化させて0.10mmの膜厚の蛍光発生層を作成したセン
サチップを準備した。サンプルNo.3としてデカシクレ
ン粉末をそのままシリコーンポリマ中に分散させて作っ
たセンサチップを準備し、サンプルNo.4としてデカシ
クレンをアニリンに溶解したときに生じる沈殿物を再結
晶化して得られる蛍光材料を液状シリコーンポリマ中に
混合、溶解し、硬化させたセンサチップを準備した。こ
れらのサンプルNo.3およびNo.4の蛍光発生層の膜厚も
0.10mmとした。これらのサンプルを温度25℃、窒素雰囲
気(酸素濃度0%)中において2時間以上経過後に測定
した信号強度と、空気中(酸素濃度20.9%)で測定した信
号強度との差を求めた結果を表1に示す。
ンプルNo2 に比べて2倍以上も高く、サンプルNo3に比
べれば50倍以上も高いことがわかる。サンプルNo.1は
膜厚が0.02mmと他のサンプルの20%しかないことを
考慮すると、膜厚あたりのサンプルNo.1の感度は、No.2
に比べて10倍以上も高く、サンプルNo.4に比べれば2
50倍以上も高いことがわかる。
果を示す。測定条件としては、上述したサンプルNo.1〜
No.4を空気中で温度20℃に保ち、信号強度の時間的変
化、すなわちドリフト率を測定した。その結果を表2示
す。
サンプルNo.1では、長期間に亘って感度の変動はきわめ
て少なく、2000時間での、ドリフト率は、0.0%であ
る。サンプルNo.2は、179時間でドリフト率0.1%である
が、本発明によるサンプルNo.1では、その10倍以上の時
間である2000時間でもドリフト率0.0%であり、サン
プルNo.1は顕著に安定性が優れている。さらに、サンプ
ルNo4は、表1からわかるように感度そのものは大きい
が、大きなドリフト率を示し安定性がないことがわか
る。
う構成となっているが、図4に示すように、これを一体
として蛍光反射・外光遮断層53として形成することも
できる。即ち、蛍光反射層は、蛍光発生層側では主とし
て蛍光発生層から放射される蛍光を反射する機能を果た
すが、一方、被検物質側では外光を遮断する機能をも併
せ持つものである。従って、実施例1では蛍光反射層3
と外光遮断層4とを積層した構造となっているが、図4
に示すように、蛍光反射・外光遮断層53として1層で
形成し、蛍光発生層52から放射される蛍光を反射する
機能及び外光を遮断する機能を果たさせることももちろ
ん可能である。
護層5という構成となっているが、図5に示すように、
これを一体として被覆層63として形成することもでき
る。即ち、実施例1で保護層5として使用したフッ素系
化合物フィルタに、蛍光を反射し、外光を遮断する機能
を果たす物質を塗布し、一体として被覆層63を形成さ
せるものである。具体的には、膜厚70〜80μmのフ
ッ素系化合物フィルタに、金属チタン−サイトップ混合
液を細い筆などで2回塗布し自然乾燥させる。基板ガラ
ス61の表面に形成した蛍光発生層62の上にサイトップ
溶液を塗布し、30分位乾燥し、半乾きの状態にさせ
る。そこに、上述したフィルタを乗せて接着し、12時
間自然乾燥させる。その後、乾燥機で、2時間乾燥させ
て被覆層63を得る。すきまの空気を追い出すために、
圧力700Kg/cm2、6分間以上という条件で油圧プ
レスする。油圧プレスによって被覆層63は、最終的に
は約20〜30μmとなる。図5のように、被覆層63
の上部(被検物質側)には薄い薄膜の金属チタン−サイ
トップ層64が形成される。
孔質フィルタの内部に蛍光物質を均一に分散し、安定に
固定したものであるので、感度および精度が高いと共に
長期間に亘って安定に動作するものである。また、蛍光
発生層、被覆層、蛍光反射・外光遮断層の膜厚及び形状
ともに再現性が高く、特性のばらつきを非常に小さくす
ることができる。また、このような優れた特性を有する
酸素濃度測定用素子を具える酸素センサは、感度が良
く、長期間安定に連続して測定することが可能である。
さらに、このような酸素濃度測定用素子を製造する本発
明の方法によれば、特性の優れた素子をきわめて再現性
高く製造することができる。
の構成を示す断面図である。
合状態を示す断面図である。
線図である。
の構成を示す断面図である。
の構成を示す断面図である。
層、 4 外光遮断層、5 保護層、10 酸素濃度測
定用素子、 11 センサキャップ、 12 プローブ
ホルダ、 13 接着層、 14、15 光ファイバ、
16 ブルーフィルタ、 17 発光ダイオード、
18 グリーンフィルタ、 19 フォトダイオード、
20 励起光補償用フォトダイオード、 21 演算
・制御回路、 22 CPU、 23 プリアンプ、
24 S−Hアンプ、 25 Fアンプ、 26 アン
プ、 27、33 A/Dコンバータ、 41 液晶ディ
スプレイ、42 D/Aコンバータ、 43 RS-232Cイン
ターフェイス、 51 基板ガラス、 52 蛍光発生
層、 53 蛍光反射・外光遮断層、 54 保護層、
61 基板ガラス、 62 蛍光発生層、63 被覆層
Claims (16)
- 【請求項1】 励起光及び蛍光が透過する基板と、この
基板上に設けられ、励起光の下で、酸素濃度に応じて蛍
光強度の減少を示す多環式芳香族または複素環式芳香族
の蛍光物質を、多孔質フィルタ内に均一に分散、固定さ
せた蛍光発生層と、この蛍光発生層の上に設けられ、蛍
光発生層から放射される蛍光を反射し、外光を遮断し、
酸素を透過すると共に蛍光発生層を保護する被覆層と、
を具えることを特徴とする酸素測定用素子。 - 【請求項2】 前記被覆層が、蛍光発生層から放射され
る蛍光を反射すると共に酸素を透過する蛍光反射層、外
光を遮断すると共に酸素を透過する外光遮断層、及び、
酸素を透過する保護層を含むことを特徴とする、請求項
1に記載の酸素測定用素子。 - 【請求項3】 前記被覆層が、蛍光発生層から放射され
る蛍光を反射し、外光を遮断すると共に酸素を透過する
蛍光反射・外光遮断層、及び、酸素を透過する保護層を
含むことを特徴とする、請求項1に記載の酸素測定用素
子。 - 【請求項4】 前記フィルタが、酸素透過性化合物で形
成されていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか
に記載の酸素測定用素子。 - 【請求項5】 前記フィルタが、フッ素系化合物または
シリコン系化合物で形成されていることを特徴とする、
請求項1〜4の何れかに記載の酸素測定用素子。 - 【請求項6】 前記被覆層、前記保護層、前記蛍光反射
・外光遮断層、前記蛍光反射層、または、前記外光遮断
層が、酸素透過性フッ素系化合物またはシリコン系化合
物で形成されていることを特徴とする、請求項1〜5の
何れかに記載の酸素測定用素子。 - 【請求項7】 前記基板が、石英ガラス、耐熱ガラス、
またはサファイアガラスで形成されていることを特徴と
する、請求項1〜6の何れかに記載の酸素測定用素子。 - 【請求項8】 前記被覆層、前記蛍光反射・外光遮断
層、前記蛍光反射層、または、前記外光遮断層が、炭
素、酸化鉄、チタン及びその化合物、及びこれらの混合
物からなる群から選ばれた材料の粉末を含むことを特徴
とする、請求項1〜7の何れかに記載の酸素測定用素
子。 - 【請求項9】 励起光の下で、酸素濃度に応じて蛍光強
度の減少を示す多環式芳香族または複素環式芳香族の蛍
光物質の粉末を処理精製し、この処理精製した蛍光物質
の粉末を、酸素透過性液状ポリマ中に分散させた分散液
を、多孔質フィルタに塗布、浸透させて蛍光物質を前記
フィルタ中に固定して蛍光発生層を形成し、この蛍光発
生層を基板の上に固定し、その上に被覆層、または、蛍
光反射・外光遮断層を形成することを特徴とする酸素測
定用素子の製造方法。 - 【請求項10】 励起光の下で、酸素濃度に応じて蛍光
強度の減少を示す多環式芳香族または複素環式芳香族の
蛍光物質の粉末を処理精製し、この処理精製した蛍光物
質の粉末を、酸素透過性液状ポリマ中に分散させた分散
液を、多孔質フィルタに塗布、浸透させて蛍光物質を前
記フィルタ中に固定して蛍光発生層を形成し、この蛍光
発生層を基板の上に固定し、その上に、蛍光反射層、外
光遮断層を順次に形成することを特徴とする、酸素測定
用素子の製造方法。 - 【請求項11】 前記蛍光物質の処理精製を、アニリ
ン、過塩素酸、アセトン、エタノール、硫化水素、硫
酸、または硫黄系化合物溶液によって行うことを特徴と
する、請求項9または10に記載の酸素測定用素子の製
造方法。 - 【請求項12】 前記被覆層を、炭素、酸化鉄、チタン
及びその化合物、及びこれらの混合物からなる群から選
ばれた材料の粉末を分散させた酸素透過性のシリコン系
化合物及びまたはフッ素系化合物の溶液をフッ素系化合
物フィルタまたはシリコン系化合物フィルタに塗布した
後、固定化して形成することを特徴とする、請求項9に
記載の酸素測定用素子の製造方法。 - 【請求項13】 前記蛍光反射・外光遮断層、または、
前記蛍光反射層及び前記外光遮断層の各々を、炭素、酸
化鉄、チタン及びその化合物、及びこれらの混合物から
なる群から選ばれた材料の粉末を分散させた酸素透過性
のシリコン系化合物及びまたはフッ素系化合物の溶液を
塗布した後、固定化して形成することを特徴とする、請
求項9または10に記載の酸素測定用素子の製造方法。 - 【請求項14】 励起光を放射する光源と、この光源か
らの励起光を透過する基板と、この基板上に設けられ、
励起光の下で、酸素濃度に応じて蛍光強度の減少を示す
多環式芳香族または複素環式芳香族の蛍光物質を、多孔
質フィルタ内に均一に分散、固定させた蛍光発生層と、
この蛍光発生層の上に設けられ、蛍光発生層から放射さ
れる蛍光を反射し、外光を遮断し、酸素を透過すると共
に蛍光発生層を保護する被覆層、または、蛍光発生層か
ら放射される蛍光を反射し、外光を遮断すると共に酸素
を透過する蛍光反射・外光遮断層とを具える酸素測定用
素子と、前記蛍光発生層から放射される蛍光を前記基板
を経て受光する蛍光検知部と、この蛍光検知部からの出
力信号を処理して酸素濃度を指示する信号を出力する信
号処理部と、を具えることを特徴とする酸素センサ。 - 【請求項15】 前記光源に、青色及び励起用紫外線を
放射するLEDを設けたことを特徴とする、請求項14に
記載の酸素センサ。 - 【請求項16】 前記蛍光物質の励起光の波長を中心と
する通過帯域を有するバンドパスフィルタと、このバン
ドパスフィルタを透過した励起光を受光するフォトダイ
オードと、このフォトダイオードの出力を受け、励起光
強度を一定に保つ光源駆動アンプとを設けたことを特徴
とする請求項14に記載の酸素センサ。
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