JP2001188602A - 排気ガス制御システム - Google Patents
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Abstract
まれる排出物の量を精度よく調整する。 【解決手段】 ボイラー1からの排気ガス1Bを排出す
る排気経路1Aに排気還元装置2を設けて、排気ガス1
B中に含まれるNOxを還元する還元剤21を排気経路
内に投入するとともに、還元剤制御装置50において、
ボイラー1の各種プロセス信号を用いてNOxの量をリ
アルタイムで推定し、推定されたNOxの量に基づき排
気還元装置2で投入される還元剤21の投入量を制御す
る。
Description
テムに関し、特にボイラーやディーゼル機関などの燃焼
装置からの排気ガスに還元剤を投入することにより、そ
の排気ガスに含まれるNOxやSOxなどの排出物の量
を調整する排気ガス制御システムに関するものである。
るNOxやSOxなどの排出物の量を監視する方法とし
て、ニューラルネットワークを用いてこれら排出物の量
を監視するシステムが開示されている(例えば、特表平
9−504346号公報)。これは、ニューラルネット
ワークを用いて燃焼装置から排出されるNOxやSOx
などの排出物の量を推定することにより、これら排出物
を物理的に検出するセンサを用いずに排気ガスに含まれ
る排出物の量を監視し、あるいはこれらセンサを調整し
ようというものである。
うな従来のシステムでは、あくまでも排出物の量を監視
することを目的として構成されており、推定した排出物
の量を用いてこれら排出物をどのように調整するかにつ
いては検討されていない。ニューラルネットワークを用
いて排出物の量を推定しているため、推定に要する時間
が比較的長く、推定した排出物の量を用いて還元剤の投
入量を制御し、リアルタイムでその排出物の量を調整す
ることができないという問題点があった。
合、排出物の量に最適な量だけ還元剤を投入する必要が
ある。これは、還元剤が不足していれば排出量が低減せ
ず、また還元剤が過剰となれば還元剤が大気中に排出さ
れるからである。しかし、排出物を含む排気ガスとこれ
に基づき決定された還元剤投入量とに大きな時間差があ
る場合は、還元剤の投入量に過不足が発生してしまい、
精度よく排出物を調整できない。
ニューラルネットワークについては、一般的に学習処理
が遅く、ある程度の推定精度を得たい場合、推定出力が
得られるまでに分オーダーどころか時間オーダーの所要
時間が必要となる。したがって、比較的変化が速い燃焼
装置の出力に追従する必要があるシステムには適用でき
ない。
サを用いて還元剤の投入量を決定するシステムを考えら
れる。しかしながら、例えばボイラーやディーゼルエン
ジンなどでは、それぞれ入力変化に対する出力の応答が
速いにもかかわらず、NOxやSOxの検出に要する時
間が長い。特に、ボイラーでは、排気経路の後端にセン
サが配置されるため、センサ出力が得られるまでに時間
がかかる。したがって、これら検出遅れに起因して制御
系の時定数が大きくなり、センサ出力をそのまま用いる
ことができない。
ものであり、推定した排出物の量に応じて、排気ガスに
含まれる排出物の量を精度よく調整できる排気ガス制御
システムを提供することを目的としている。
るために、本発明による排気ガス制御システムは、燃焼
装置からの排気ガスを排出する排気経路に排気還元装置
を設けて、排気ガス中に含まれる所定の排出物を還元す
る還元剤を排気経路内に投入するとともに、還元剤制御
装置で、燃焼装置のプロセス信号を用いて排出物の量を
リアルタイムに推定し、推定された排出物の量に基づき
排気還元装置で投入される還元剤の投入量を制御するよ
うにしたものである。
ている多数の事例からなる事例ベースに基づき、新たに
入力されたプロセス信号から排気に含まれる排出物の量
を推定するようにしたものである。さらに、排気還元装
置より後段の排気経路内の排気ガスに含まれる排出物の
量を測定しセンサ出力信号として出力するセンサを設
け、還元剤制御装置で、センサ出力信号を用いて事例ベ
ースのうちの所定事例のみを改訂することにより事例ベ
ースを更新するようにしてもよい。
予め得られたプロセス信号とセンサ出力信号との組から
なる多数の履歴データから、所望の出力許容誤差に応じ
て入力空間を量子化するとともに、各履歴データを量子
化された入力空間内に配置して1つ以上の履歴データを
代表する事例を作成することにより事例ベースを生成す
る事例ベース生成部と、新たに入力された新規プロセス
信号に対応する類似事例を事例ベースから検索する類似
事例検索部と、この類似事例検索部で検索された類似事
例から新規プロセス信号に対応する排出物の量を推定す
る出力推定部とを備えている。
置として主蒸気を生成するボイラーを用い、プロセス信
号に、ボイラーに供給される燃料および空気量と、ボイ
ラーから出力される主蒸気量とを含むようにしてもよ
い。また、燃焼装置としてディーゼル機関を用い、プロ
セス信号に、ディーゼル機関に供給される燃料および空
気量と、ディーゼル機関の軸出力値または軸トルク値と
を含むようにしてもよい。またプロセス信号に、さらに
還元装置で投入された還元剤の投入量を含むようにして
もよい。
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態である
排気ガス制御システムのブロック図であり、以下では、
燃焼装置としてボイラーを用いた構成を例として説明す
る。同図において、この排気ガス制御システムは、ボイ
ラー1と、ボイラー1を制御する燃焼制御装置10と、
ボイラー1の排気経路上に設けられた還元装置2と、還
元装置2で還元された排気ガスを大気中へ排出するため
の煙道3と、煙道3に設けられたNOxセンサ30とか
ら構成されている。
力信号30Aや各種プロセス信号を用いて排出物の量を
推定し、推定された排出物の量に基づき排気還元装置で
投入される還元剤の投入量を制御する還元剤制御装置5
0と、この還元剤制御装置50からの指示に応じて還元
装置2での還元剤投入量を実際に調節する還元剤調節計
20とが設けられている。
ルブ15の開度を制御して、ボイラー1に供給する燃料
11および空気14の供給量を調節している。また、こ
れら供給量の実際の値が流量計13および流量計16で
検出され、燃焼制御装置10へ通知されている。ボイラ
ー1では、供給された空気14で燃料11を燃焼させ、
その発熱で主蒸気19を生成している。
制御して主蒸気19の供給量を調節している。またこの
供給量の実際の値が流量計18で検出され、燃焼制御装
置10へ通知されている。燃焼制御装置10では、これ
らフィードバックされたプロセス信号に基づきバルブ1
2,15の開度を微調整することにより、ボイラー1の
運転状態を安定制御している。
路1Aを介して還元装置2へ供給される。還元装置2で
は、バルブ22を介して供給された還元剤21がボイラ
ー1からの排気ガス1Bに投入され、排気ガス1Bに含
まれる排出物ここではNOxが還元される。これによ
り、排出物の量が低減され、煙道(煙突)3を介して還
元排気2Aとして大気中へ排出される。
からの指示に基づきバルブ22の開度を制御して、還元
装置2へ供給する還元剤21の量を制御しており、これ
により、実際に還元装置2投入される還元剤の量が調節
される。また、バルブ22を介して還元装置2へ供給さ
れる還元剤21の量が流量計23で検出され、還元装置
20へ通知されている。還元装置20では、フィードバ
ックされた還元剤21の量に基づきバルブ22を微調整
して、還元剤21の量を正確に調整している。
やセンサ出力信号などを所定間隔でサンプリングして取
り込む入力部51と、プロセス信号と検出されたNOx
の量との組からなる多数の履歴データ52と、この履歴
データ52を用いて多数の事例からなる事例ベース54
を生成する事例ベース生成部53と、新たに入力された
新規プロセス信号に基づき事例ベース54から類似事例
を検索する類似事例検索部56とから構成されている。
例検索部56で検索された1つ以上の類似事例から、新
規プロセス信号に対応するNOxの量を推定し、還元剤
調節計20へ還元剤21の投入量を指示する出力推定部
57と、プロセス信号およびセンサ出力信号の組からな
る新規データに基づき、事例ベース54を部分改訂する
適応学習部55が設けられている。このうち、事例ベー
ス生成部53、類似事例検索部56、出力推定部57お
よび適応学習部55は、それぞれソフトウェアで実現さ
れている。
ス信号としては、流量計13で検出されるボイラー1へ
の燃料供給量13A、流量計16で検出されるボイラー
1への空気供給量16A、流量計18で検出されるボイ
ラー1からの主蒸気量、還元装置2へ供給される還元剤
投入量23Aなどがある。なお、プロセス信号としては
これら信号に限定されるものではなく、このほか空気1
4の温度など前述したもの以外でNOxの発生量に関与
するデータを取り込んでもよく、システム構成に応じ
て、適時、変更可能である。
50において、ボイラー1の各種プロセス信号を用いて
NOx(排出物)の量をリアルタイムで推定し、推定さ
れたNOxの量に基づき排気還元装置2で投入される還
元剤の投入量を制御するようにしたものである。さら
に、還元剤制御装置50では、予め蓄積されている多数
の事例からなる事例ベースに基づき、新たに入力された
プロセス信号から排気に含まれる排出物の量を推定する
ようしたものである。
て、排気ガスに含まれる排出物の量を精度よく調整でき
る。また、事例ベースを用いて出力値を即座に推定する
ようにしたので、従来のように、排気ガスに含まれる所
定排出物の量を検出する検出系の遅れに影響されること
なく、その排出物の量に応じた適切な還元剤の投入量を
リアルタイムで制御できる。
イラー1を用いる場合は、プロセス信号として、少なく
とも、ボイラーに供給される燃料および空気の量と、ボ
イラーの負荷として主蒸気の量とを用いるようにしたの
で、ボイラーの運転状態を的確に把握でき、ボイラーか
ら排出されるNOxの量を精度よく推定できる。さら
に、プロセス信号として、還元装置で投入された還元剤
の投入量を用いることにより、投入された還元剤の量に
よるNOx量の変化分を的確に把握でき、NOxを精度
よく推定できる。
ず、図2〜4を参照して、還元剤制御装置50の事例ベ
ース生成部53の動作について説明する。図2は本発明
の事例ベース推論モデルで用いる位相の概念を示す説明
図、図3は入力空間の量子化処理を示す説明図、図4は
事例ベース生成処理を示すフローチャートである。本発
明の事例ベース推論モデルでは、数学の位相論における
連続写像の概念に基づき、入力空間を量子化し位相空間
とすることにより、出力許容誤差(要求精度)に応じた
事例ベースと類似度の一般的な定義を行っている。
ば空間X,Yにおいて、写像f;X→Yが連続であるた
めの必要十分条件が、Yにおける開集合(出力近傍)O
逆写像f−1(O)がXの開集合(入力近傍)に相当す
ることである、という考え方である。この連続写像の概
念を用いて、入力空間から出力空間への写像fが連続す
ることを前提とし、図2に示すように、出力空間におい
て出力誤差の許容幅を用いて出力近傍を定めることによ
り、これら出力近傍とその出力誤差の許容幅を満足する
入力近傍とを対応付けることができ、入力空間を量子化
し位相空間として捉えることができる。
図3に示すようにして行っている。履歴データは、過去
に得られた入力データと出力データとの組からなり、こ
こでは入力x1,x2と出力yとから構成されている。
これら履歴データは入力空間x1−x2において、図3
(b)のように分布している。これを図3(c)のよう
に、x1,x2方向にそれぞれ所定幅を有する等間隔の
メッシュで量子化する場合、図3(d)に示すように出
力誤差の許容幅εを考慮して、メッシュの大きさすなわ
ち入力量子化数を決定している。
れる出力と新規入力データに対する未知の真値との誤差
をどの程度まで許容するかを示す値であり、モデリング
条件として予め設定される。したがって、この許容幅ε
を用いてメッシュの大きさを決定することにより、出力
近傍の大きさに対応する入力近傍すなわち事例を定義で
き、その事例に属する全ての入力データから推定される
出力データの誤差が、出力誤差の許容幅εを満足するこ
とになる。
力空間の量子化処理を用いて、事例ベース54を生成し
ている。図4において、まず、履歴データ52を読み込
むとともに(ステップ100)、出力誤差の許容幅εな
どのモデリング条件を設定し(ステップ101)、この
許容幅εに基づき各種評価指標を算出し、その評価指標
に基づいて各入力変数ごとに入力量子化数を選択する
(ステップ102)。そして、各メッシュに配分された
履歴データ52から事例ベース54を構成する各事例を
生成する(ステップ103)。
用いた入力量子化数の決定処理について説明する。図5
は入力量子化数の決定処理を示すフローチャート、図6
は評価指標の1つである出力分布条件を示す説明図、図
7は評価指標の1つである連続性条件を示す説明図、図
8は評価指標の1つである事例圧縮度条件を示す説明図
である。
指標の良否を判定するための基準として評価基準(しき
い値)を設定する(ステップ110)。そして、各入力
量子化数ごとに各評価指標を算出し(ステップ11
1)、得られた評価指標と評価基準とを比較して、評価
基準を満足する評価指標が得られた入力量子化数のいず
れかを選択する(ステップ112)。評価基準として
は、出力分布条件および連続性条件をともに満たす事例
が90%以上となる入力量子化数を選択するのが望まし
く、システムでは90%もしくは95%の分割数が表示
されるようになっている。この90%や95%という値
は、統計的に考えて適切な値と考えられるからである。
択した入力量子化数で入力空間を量子化して得られた任
意のメッシュについて、そのメッシュ内に属する履歴デ
ータの出力yの出力分布幅が出力誤差の許容幅εより小
さい、という条件である。これにより1つのメッシュす
なわち入力近傍が、これに対応する出力近傍に定めた条
件すなわち出力誤差の許容幅εを満足するかどうか検査
される。
した入力量子化数で入力空間を量子化して得られた任意
のメッシュについて、そのメッシュで生成された事例の
出力値yと、その事例の周囲に存在する周囲事例の平均
出力値y’との差が、出力誤差の許容幅εより小さい、
という条件である。これにより、各事例間すなわち入力
近傍間での出力値の差が、これらに対応する出力近傍間
に定めた条件すなわち出力誤差の許容幅εを満足するか
どうか検査される。この連続性条件を満たすことによ
り、各事例が連続的に所望の精度を満たすように、入力
空間をカバーしていると判断できる。
ータの圧縮率を条件とするものである。図8に示すよう
に、選択した入力量子化数で入力空間を量子化して得ら
れた任意のメッシュについて、そのメッシュ内に複数の
履歴データが属する場合、履歴データの事例化により、
これら複数のk個の履歴データが事例を代表する1つの
データとなり1/kに圧縮されたことになる。ここで
は、履歴データ全体の事例圧縮率がモデリング条件とし
て指定された許容圧縮率を満足するかどうかか検査され
る。
定される。例えば、入力変数がx1,x2,‥,xnの
場合、x1からxnまで順に入力量子化数を決定してい
く。ここで、評価指標を算出する際、すべての入力変数
に入力量子化数を割り当てる必要がある。したがって、
xiに関する評価指標を求める際、x1〜xi−1につ
いては、その時点ですでに決定されている入力量子化数
を用い、xi以降のxi+1,‥,xnについては、x
iと同じ入力量子化数を用いる。
続性条件については、評価指標として、その条件を満足
する事例の全事例に対する割合すなわち評価指標充足率
が用いられる。例えば、xiに関する入力量子化数mの
評価指標値は、x1,x2,‥,xnの入力レンジ幅を
それぞれの入力量子化数で量子化し、量子化により生成
された全事例における、その評価指標条件を満たす事例
の割合で求められる。
入力量子化数mの評価指標値として、すべての入力変数
x1,x2,‥,xnの入力レンジ幅を入力量子化数m
で量子化して求めた履歴データ全体の事例圧縮率が用い
られる。そして、その入力変数xiについて、これら全
ての評価指標値が評価基準をクリアした入力量子化数か
らいずれかを選択し、その入力変数xiの入力量子化数
として決定する。
して入力量子化数が選択され、その入力量子化数で量子
化された入力空間ここでは各メッシュに各履歴データが
配分され、事例が生成される。図9は事例生成処理を示
す説明図、図10は事例生成処理を示すフローチャート
である。まず、選択された入力量子化数に基づき各入力
変数を量子化(分割し)、メッシュを生成する(ステッ
プ120)。図9(a)では、入力変数x1が10分割
されるとともに入力変数x2が6分割されている。
分けられ(ステップ121)、履歴データが存在するメ
ッシュが事例として選択され、その入出値および出力値
が算出される(ステップ122)。図9(a)に示すよ
うに、同一メッシュに3つの履歴データが振り分けられ
た場合、これらが1つ事例として統合される。このと
き、事例を代表する出力値として3つの履歴データの出
力yの平均値が用いられ、事例を代表する入力値として
そのメッシュの中央値が用いられる。
にして生成された事例ベース54を用いて、新規に入力
された新規プロセス信号からNOxの量を推定する。ま
ず、類似事例検索部56では、入力部51で例えば1秒
間隔でサンプリングした新規プロセス信号をそれぞれ入
力変数とし、類似度を用いて事例ベース54から類似事
例を検索する。図11は類似度の定義を示す説明図、図
12は類似事例検索部56における類似事例検索処理を
示すフローチャートである。
間に設けられた各メッシュのうち、各事例が新規プロセ
ス信号すなわち入力データに対応するメッシュとどの程
度の類似性を有しているか示す尺度である。図11で
は、入力データに対応する中央メッシュに事例が存在す
れば、その事例と入力データとは「類似度=0」である
と定義されている。また、中央メッシュの1つ隣に存在
する事例とは「類似度=1」となり、以降、中央メッシ
ュから1メッシュずつ離れていくごとに類似度が1ずつ
増加していく。
事例による推定値は、(i+1)×出力許容幅以内の精
度を持つことになる。このとき、推定を行う入力値に対
してうまく両側の事例が使用された場合は、(i+1)
×出力許容幅よりも良い精度の出力値である場合が予想
される。また、推定を行う値に対して片側の事例のみが
使用された場合は、(i+1)×出力許容幅程度の精度
であることが、入出力の連続性のもとに予想される。
うに、まず、入力部51でサンプリングした新規プロセ
ス信号を入力データとして取り込み(ステップ13
0)、事例ベース54が持つ入力空間から、その入力デ
ータに対応するメッシュを選択するとともに(ステップ
131)、事例検索範囲として用いる類似度を0に初期
化し(ステップ132)、その類似度が示す事例検索範
囲から類似事例を検索する(ステップ133)。
事例が存在した場合は(ステップ134:YES)、そ
の事例を類似事例として出力する(ステップ136)。
一方、ステップ134において、入力データに対応する
メッシュに事例が存在しなかった場合は(ステップ13
4:NO)、類似度を1だけ増やして事例検索範囲を拡
げ(ステップ135)、ステップ133へ戻って、再
度、類似事例を検索する。
いて、新規プロセス信号に対応する類似事例が事例ベー
ス54から検索され、出力推定部57で、これら類似事
例に基づき、新規プロセス信号に対応するNOxの量が
推定される。例えば、図13に示すように、入力データ
A(22.1,58.4)に対応するメッシュ150に
事例が存在した場合、その事例の出力値y=70.2が
推定出力値として選択される。
(23.8,62.3)に対応するメッシュ151に事
例が存在しなかった場合、検索範囲152を拡大して類
似事例を検索する。そして、検索された事例から推定出
力値を算出する。このとき、複数の事例が検索された場
合は、それら各事例の出力値の平均値が推定出力値とし
て用いられる。このようにして、新規プロセス信号に対
応するNOxの量が推定され、その推定量に対応する還
元剤21の量が、出力推定部57から還元剤調節計20
へ指示される。
部の動作について説明する。適応学習部55では、入力
部51でサンプリングされた新規プロセス信号と、その
新規プロセス信号に対応してNOxセンサ30で検出さ
れたNOxの量を示すセンサ出力信号30Aとからなる
新規データに基づき、事例ベース54を更新する。ま
ず、事例ベース54が持つ入力空間から新規データに対
応する事例が検索される。ここで、その新規データに対
応する事例が存在した場合は、その事例のみを改訂す
る。
適応学習動作を示す説明図である。ここでは、新規デー
タB(23.9,66.8,48.2)に対応する事例
160が存在するため、新規データBの出力値y=4
8.2と改訂前の事例160の出力値49.7とから、
その事例の新たな出力値y=49.0を算出している。
出力改訂演算式としては、忘却計数CForgetを設
け、この忘却計数が示す比率で改訂前出力値Yoldと
新規データBの出力値Yとを加算し、その事例の改訂後
の出力値としている。
ない場合は、その新規データに基づき新たな事例を生成
する。図16は、対応する事例が存在しない場合の適応
学習動作を示す説明図である。ここでは、新規データB
(23.7,62.3,43.8)に対応するメッシュ
161に事例が存在しないため、その新規データBに対
応するメッシュの中央値を入力値とし、新規データBの
出力値yを代表の出力値とする新規事例162を新たな
生成して、事例ベース54に追加している。
ルを用いた場合のボイラーから排出されるNOxと推定
出力値とを示すシミュレーション結果、図18は従来の
ニューラルネットワークを用いた場合のシュミレーショ
ン結果である。図17(b)は事例ベース推論モデルか
らの推定出力値であり、図17(a)のNOxセンサ3
0で検出された実際のNOxの量と、ほとんど差がな
く、ボイラー1の運転状態が変化してNOxの排出量が
大きく変化しても、推定出力値が遅れなく追従している
ことがわかる。
らの推定出力値である図18(b)の従来例1や図18
(c)の従来例2では、図18(a)のNOxセンサ3
0で検出された実際のNOxの量と大きな誤差が生じて
おり、ボイラー1の運転状態が変化してNOxの排出量
が大きく変化した場合は、推定出力値に遅れが生じ、う
まく追従していないことがわかる。
は、事例ベース推論の枠組みをモデリングに適用したも
ので、位相(Topology)の概念に基づき、シス
テムの入出力関係の連続性が成り立つ一般的な対象に適
用可能なモデリング技術といえる。従来のモデリング技
術では、モデルの次数やネットワーク構造などのモデル
パラメータを同定するが、本発明の事例ベース推論モデ
ルでは、所望の出力許容誤差を指定することで入力空間
の位相を同定している。
に事例として蓄えられ、出力推定時には入力と予め蓄積
されている入力事例との位相距離(類似度)により推定
出力値の信頼性が示せるという特徴を持つ。本発明で
は、このようなモデルを用いて排気ガスに含まれる所定
排出物の量を推定するようにしたので、ニューラルネッ
トワークや回帰モデルなどの従来の推論モデルと比較し
て、次のような作用効果が得られる。
造を用いているため、システムに最適な構造を見つける
ためには多くの手間を必要とする。 2)多量の履歴データの学習を行う場合、モデル構造の
持つ複数のパラメータを同定するための収束計算を行う
必要があり、この処理に膨大な時間がかかる。 3)新たなデータに基づきモデルを更新する場合にもパ
ラメータの同定を行う必要があり、実際には適応学習が
困難である。 4)推定を行う入力値に対してモデル出力値がどの程度
信頼できるかどうかを把握するのが困難である。
して蓄積し、システムの入出力関係を内包する入出力事
例を用いているため、入出力関係を表すための特殊なモ
デルを必要としない。 2)新たに入力された問題については、それと類似した
問題を持つ既存の事例を事例ベースから検索する。この
とき、入力量子化数をパラメータとして入力空間を量子
化して事例ベースと類似度を定義し、評価指標値を算出
して量子化数を決定している。このため収束計算を必要
とせず、さらにこの評価指標値からモデルの完成度を評
価でき、従来のように別途テストデータを用いてモデル
評価を行う必要がない。
た問題に対する解答を得ている。したがって、推定を行
う入力値に対して検索された事例の類似の程度が判定で
きるため、この類似度を出力値の信頼性評価に利用でき
る。 4)新たに入力された問題に対する正しい解答が判明し
た後、その新事例を事例ベースに追加するものとしてい
るため、新たなデータに基づき事例ベースを部分改訂で
き、従来のようにパラメータの同定を行う必要がなく、
容易に適応学習できる。
題については、事例ベース推論(Case−Based
Reasoning:CBR)において事例ベース構
造と類似度の定義という問題となる。これは、従来の事
例ベース推論において、対象の十分な知見がなければ定
義できないという、工学上の大きな問題となっている。
本発明の事例ベース推論モデルでは、数学の位相論にお
ける連続写像の概念に基づき、出力許容誤差すなわち要
求精度に応じた事例ベースと類似度の一番的な定義を、
入力空間を量子化し位相空間とすることで行っている。
実施の形態について説明する。図19は、本発明の第2
の実施の形態である排気ガス制御システムのブロック図
であり、以下では、燃焼装置としてディーゼルエンジン
を用いた構成例が示されている。同図において、前述の
説明(図1参照)と同じまたは同等部分には、同一符号
を付してある。
ゼルエンジン4が用いられており、このディーゼルエン
ジン4からの排気ガス4Bは、排気経路4Aを介して還
元装置2へ供給されている。煙道3の後端には、還元排
気2Aに含まれるSOxの量を検出するSOxセンサ3
1が設けられ、そのセンサ出力信号31Aが還元剤制御
装置50へ供給されており、入力部51でサンプリング
される。また、ディーゼルエンジン4の主軸49に発生
する軸出力値(または軸トルク値)48Aが検出計48
により検出され、燃焼制御装置10に通知されている。
また、この軸出力値48Aがプロセス信号として還元剤
制御装置50へ供給されており、入力部51でサンプリ
ングされる。
ンジン4を用いる場合でも、前述した第1の実施の形態
と同様に、推定した排出物の量に応じて、排気ガスに含
まれる排出物の量を精度よく調整できる。また、燃焼装
置としてトルクを発生するディーゼルエンジン4を用い
る場合は、プロセス信号として、少なくとも、ディーゼ
ルエンジンに供給される燃料および空気の量と、ディー
ゼルエンジンの負荷としてトルクの量とを用いるように
したので、ディーゼルエンジンの運転状態を的確に把握
でき、ディーゼルエンジンから排出されるSOxの量を
精度よく推定できる。さらに、プロセス信号として、還
元装置で投入された還元剤の投入量を用いることによ
り、投入された還元剤の量によるSOx量の変化分を的
確に把握でき、SOxを精度よく推定できる。
制御装置において、燃焼装置の各種プロセス信号を用い
て排出物の量をリアルタイムで推定し、推定された排出
物の量に基づき排気還元装置で投入される還元剤の投入
量を制御するようにしたものである。さらに、還元剤制
御装置では、予め蓄積されている多数の事例からなる事
例ベースに基づき、新たに入力されたプロセス信号から
排気に含まれる排出物の量を推定するようしたものであ
る。
て、排気ガスに含まれる排出物の量を精度よく調整でき
る。また、事例ベースを用いて出力値を即座に推定する
ようにしたので、従来のように、排気ガスに含まれる所
定排出物の量を検出する検出系の遅れに影響されること
なく、その排出物の量に応じた適切な還元剤の投入量を
リアルタイムで制御できる。
御システムのブロック図である。
の概念を示す説明図である。
ある。
トである。
る。
ある。
を示す説明図である。
合)を示す説明図である。
を示す説明図である。
合)を示す説明図である。
た場合のシミュレーション結果である。
合のシュミレーション結果である。
制御システムのブロック図である。
気ガス、11…燃料、12,15,17,22…バル
ブ、13,16,18,23…流量計、13A…燃料供
給量、14…空気、16A…空気供給量、18A…主蒸
気量、19…主蒸気、2…還元装置、2A…還元排気ガ
ス、20…還元剤調節計、21…還元剤、23A…還元
剤投入量、3…煙道、30…NOxセンサ、30A,3
1A…センサ出力信号、31…SOxセンサ、4…ディ
ーゼルエンジン、48…検出計、48A…軸出力値、5
0…還元剤制御装置、51…入力部、52…履歴デー
タ、53…事例ベース生成部、54…事例ベース、55
…適応学習部、56…類似事例検索部、57…出力推定
部。
Claims (7)
- 【請求項1】 燃焼装置からの排気ガスを排出する排気
経路に設けられ、前記排気ガス中に含まれる所定の排出
物を還元する還元剤を前記排気経路内に投入する排気還
元装置と、 前記燃焼装置のプロセス信号を用いて前記排出物の量を
リアルタイムに推定し、推定された前記排出物の量に基
づき前記排気還元装置で投入される還元剤の投入量を制
御する還元剤制御装置とを備えることを特徴とする排気
制御システム。 - 【請求項2】 請求項1記載の排気ガス制御システムに
おいて、 前記還元剤制御装置は、予め蓄積されている多数の事例
からなる事例ベースに基づき、新たに入力されたプロセ
ス信号から排気に含まれる前記排出物の量を推定するこ
とを特徴とする排気ガス制御システム。 - 【請求項3】 請求項2記載の排気ガス制御システムに
おいて、 さらに、前記排気還元装置より後段の排気経路内の排気
ガスに含まれる前記排出物の量を測定しセンサ出力信号
として出力するセンサを備え、 前記還元剤制御装置は、前記センサ出力信号を用いて前
記事例ベースのうちの所定事例のみを改訂することによ
り前記事例ベースを更新することを特徴とする排気ガス
制御システム。 - 【請求項4】 請求項2記載の排気ガス制御システムに
おいて、 前記還元剤制御装置は、 予め得られたプロセス信号とセンサ出力信号との組から
なる多数の履歴データから、所望の出力許容誤差に応じ
て入力空間を量子化するとともに、前記各履歴データを
量子化された入力空間内に配置して1つ以上の履歴デー
タを代表する事例を作成することにより前記事例ベース
を生成する事例ベース生成部と、 新たに入力された新規プロセス信号に対応する類似事例
を前記事例ベースから検索する類似事例検索部と、 この類似事例検索部で検索された前記類似事例から前記
新規プロセス信号に対応する前記排出物の量を推定する
出力推定部とを備えることを特徴とする排気ガス制御シ
ステム。 - 【請求項5】 請求項1記載の排気ガス制御システムに
おいて、 前記燃焼装置として主蒸気を生成するボイラーを用い、 前記プロセス信号に、前記ボイラーに供給される燃料お
よび空気量と、前記ボイラーから出力される主蒸気量と
を含むことを特徴とする排気ガス制御システム。 - 【請求項6】 請求項1記載の排気ガス制御システムに
おいて、 前記燃焼装置としてディーゼル機関を用い、 前記プロセス信号に、前記ディーゼル機関に供給される
燃料および空気量と、前記ディーゼル機関の軸出力値ま
たは軸トルク値とを含むことを特徴とする排気ガス制御
システム。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の排気ガス制御シ
ステムにおいて、 前記プロセス信号に、さらに前記還元装置で投入された
還元剤の投入量を含むことを特徴とする排気ガス制御シ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37289899A JP2001188602A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 排気ガス制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37289899A JP2001188602A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 排気ガス制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001188602A true JP2001188602A (ja) | 2001-07-10 |
Family
ID=18501228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37289899A Pending JP2001188602A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 排気ガス制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001188602A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005291081A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Yamatake Corp | 燃料消費量またはco2排出量の予測モデル作成方法、装置、およびプログラム |
JP2012125698A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Osaka Prefecture Univ | 排気ガスの処理方法、処理装置およびそれを備えたボイラシステム |
CN112639256A (zh) * | 2018-06-01 | 2021-04-09 | 纬湃科技有限责任公司 | 用于预测氮氧化物的选择性还原催化器的共振频率的预测机器学习 |
JP2022143341A (ja) * | 2021-03-17 | 2022-10-03 | 横河電機株式会社 | コントローラ、制御方法及び制御プログラム |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37289899A patent/JP2001188602A/ja active Pending
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JP7409343B2 (ja) | 2021-03-17 | 2024-01-09 | 横河電機株式会社 | コントローラ、制御方法及び制御プログラム |
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