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JP2001179080A - 低金属汚染の基板処理用部材 - Google Patents

低金属汚染の基板処理用部材

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Publication number
JP2001179080A
JP2001179080A JP36882799A JP36882799A JP2001179080A JP 2001179080 A JP2001179080 A JP 2001179080A JP 36882799 A JP36882799 A JP 36882799A JP 36882799 A JP36882799 A JP 36882799A JP 2001179080 A JP2001179080 A JP 2001179080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
gas plasma
halogen gas
plasma
low degree
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36882799A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Suzuki
敦 鈴木
Hiromichi Otaki
浩通 大滝
Yukio Kishi
幸男 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiheiyo Cement Corp
NTK Ceratec Co Ltd
Original Assignee
Nihon Ceratec Co Ltd
Taiheiyo Cement Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Ceratec Co Ltd, Taiheiyo Cement Corp filed Critical Nihon Ceratec Co Ltd
Priority to JP36882799A priority Critical patent/JP2001179080A/ja
Publication of JP2001179080A publication Critical patent/JP2001179080A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハロゲンガスプラズマ環境下での耐食性に優
れるのみならず、金属汚染の度合いが低い低金属汚染の
基板処理用部材を提供すること。 【解決手段】 ハロゲンガスプラズマにより基板を処理
する装置に用いられる基板処理用部材であって、ハロゲ
ンガスプラズマに曝される部位が相対密度94%以上、
純度99.5%以上のYで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス製
造工程等に好適な、低金属汚染の基板処理用部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造工程に代表される化
学的腐食性の高い環境下で用いられる部材としては、例
えば、ベルジャー、チャンバー、サセプター、クランプ
リング、フォーカスリング等を挙げることができる。こ
れらは例えば腐食性の高いハロゲン系ガスによるドライ
エッチング工程で使用されるため、ハロゲンガスプラズ
マ環境下での耐食性が高いことが要求される。従来、こ
の種の部材の材料としては、石英ガラス(SiO)や
アルミナ焼結体(Al)等のセラミックス焼結体
が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなハロゲンガ
スプラズマ環境下で処理が行われる装置の代表的なもの
としてエッチング装置が挙げられるが、半導体の集積度
向上や生産性向上等のため、より腐食性の高いエッチン
グ条件が求められてきており、石英ガラス(SiO
では腐食速度が著しく大きく部材の寿命が短いという問
題がある。また、アルミナ焼結体は石英ガラスより耐食
性が高いが未だ十分とはいえず、さらにAl成分により
汚染をもたらすことが信頼性の観点から問題となってい
る。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、ハロゲンガスプラズマ環境下での耐食性に優
れるのみならず、金属汚染の度合いが低い低金属汚染の
基板処理用部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく研究を重ねた結果、ハロゲンガスプラズマ
に曝される部位を特定のYで構成することによ
り、高耐食性と低金属汚染とを両立可能なことを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、ハロゲンガスプラズ
マにより基板を処理する装置に用いられる基板処理用部
材であって、ハロゲンガスプラズマに曝される部位が相
対密度94%以上、純度99.5%以上のYで構
成されることを特徴とする、低金属汚染の基板処理用部
材を提供するものである。
【0007】また、上記の基板処理用部材は、プラズマ
がフッ素系または塩素系である場合のプラズマによる腐
食速度がサファイアの1/3以下となり得る。さらに、
上記基板処理用部材としては、基板保持具または基板の
周辺部材が好適である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明の基板処理用部材は、ハロゲンガスプラ
ズマにより基板を処理する装置に用いられ、ハロゲンガ
スプラズマに曝される部位が相対密度94%以上、純度
99.5%以上のYで構成される。
【0009】このように基板処理用部材を相対密度94
%以上、純度99.5%以上のYとすることによ
り、ハロゲンプラズマに対する耐食性が良好となり石英
ガラスのような腐食の問題が生じにくく、さらには後述
するようにアルミナセラミックスよりも高い耐食性が得
られる。また、アルミナセラミックスの場合で認められ
るような金属成分による基板の汚染が生じにくい。つま
り、アルミナセラミックスではエッチングされたAlに
よる基板の汚染が生じるが、このようなY ではY
による金属汚染は生じ難い。
【0010】Yの相対密度が94%より小さくな
るとハロゲンガスプラズマによる腐食速度が大きくなり
本発明の目的である耐食性を良好にする観点から好まし
くない。また、Yの純度が99.5%よりも低く
なると、腐食速度が大きくなるため部材の消耗が激し
く、さらに腐食されて飛散したY中の不純物によ
る基板汚染が著しくなるため、部材としては不適であ
る。
【0011】このような条件を満足するYは、ハ
ロゲンガスプラズマ等の腐食条件下での耐食性はアルミ
ナセラミックスより高く、フッ素系、塩素系プラズマで
の腐食は、サファイアの1/3以下となり得、さらにそ
の一部は反応生成物として系外に運ばれるため、基板へ
の汚染量は非常に微量となる。
【0012】基板処理用部材は、全体をY焼結体
で構成されていてもよいが、少なくともハロゲンガスプ
ラズマに曝される部位が上記Yで構成されていれ
ばよく、その部位がYの溶射膜、CVD膜等の膜
状であってもよい。すなわち、少なくともハロゲンガス
プラズマに曝される部位が上記Yで構成されてい
ればその製法および形態は問わない。
【0013】また、本発明は、基板処理用部材の中で
も、基板保持具または基板の周辺部材のような基板近傍
で用いられる部材に対して特に有効である。さらに、本
発明の基板処理用部材としては、典型的には半導体ウエ
ハを処理するものを挙げることができるが、これに限定
されず、同様にハロゲンガスプラズマに曝される用途に
使用される基板、例えば液晶表示装置基板等を処理する
ものであってもよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。所
定の原料粉末を、イオン交換水、有機分散剤、有機バイ
ンダー、および鉄芯入りナイロンボールとともにポリエ
チレンポット中に投入し、24時間混合した。得られた
スラリーをスプレードライヤーで乾燥し、顆粒を作製し
た。得られた顆粒を冷間静水圧プレス(CIP)成形し
た後、所定温度で焼成しリング状試料を作製し、このリ
ング状試料の上面を鏡面研磨し、評価用試料とした。
【0015】図1の(a)、(b)に示すように、評価
用リング状試料1はチャンバー2内のステージ3上にセ
ットされ、試料1の中に半導体ウエハ4を載置した状態
で、ガス組成:CF+20%O、イオン衝撃エネル
ギー:100eVの条件でプラズマ処理を行った。処理
後の半導体ウエハに対し、全反射蛍光X線にて不純物分
析を行った。また、評価用試料の耐食性を把握した。耐
食性の評価は、腐食速度の測定により行った。腐食速度
は試料研磨面の一部をポリイミドテープでマスクしてプ
ラズマ処理を行い、試験後にマスクを除去した後に、マ
スクのある部分とない部分との段差を測定することによ
り行い、サファイアの腐食速度を1として規格化した値
を表1に示した。
【0016】
【表1】
【0017】表1に示すように、本発明の範囲内の実施
例であるNo.1,2は、金属成分としてAl成分は検
出されず、Y成分もわずかであった。また、相対密度は
本発明の範囲より低いが純度が高いYであるN
o.3についても検出されたY成分はわずかであった。
これに対して比較例であるNo.4は本発明の範囲より
も純度の低いYであるが、検出元素として不純物
であるFeが多く検出された。また、No.5のアルミ
ナ焼結体ではAl成分が多量に検出され、検出量はN
o.1,2の40倍以上であった。また、YとA
との複合酸化物であるイットリウム・アルミニ
ウム・ガーネット(YAG)であるNo.6では、Y成
分の量は実施例と同等であるが、Al成分が多く検出さ
れた。
【0018】一方、耐食性については、実施例であるN
o.1,2では腐食速度がNo.7のサファイアの1/
3以下であり、耐食性の高いNo.6のYAGとほぼ同
程度であった。これに対して、相対密度が本発明の範囲
よりも小さいYであるNo.3、純度が本発明の
範囲よりも低いYであるNo.4は腐食速度が大
きかった。また、従来用いられているNo.8の石英は
著しく耐食性が悪かった。また、No.5のアルミナ焼
結体は石英よりは耐食性は良好なものの十分とはいえな
いものであった。
【0019】以上の結果より、本発明の範囲を満足する
は、低金属汚染性とハロゲンガスプラズマに対
する優れた耐食性とを兼備していることが確認された。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハロゲンガスプラズマに曝される部位を相対密度94%
以上、純度99.5%以上のYで構成したので、
ハロゲンガスプラズマに耐食性に優れるのみならず、金
属汚染の度合いが低い基板処理用部材を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に用いた試料のエッチングチャ
ンバーへの設置状態を示す断面図および平面図。
【符号の説明】
1;リング状試料 2;チャンバー 3;ステージ 4;半導体ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大滝 浩通 宮城県仙台市泉区明通三丁目5番 株式会 社日本セラテック本社工場内 (72)発明者 岸 幸男 宮城県仙台市泉区明通三丁目5番 株式会 社日本セラテック本社工場内 Fターム(参考) 4G075 AA22 BA05 BA06 BC06 BD14 CA47 CA51 FB01 FC09 FC13 5F004 AA13 AA16 BB21 BB29 DA00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲンガスプラズマにより基板を処理
    する装置に用いられる基板処理用部材であって、ハロゲ
    ンガスプラズマに曝される部位が相対密度94%以上、
    純度99.5%以上のYで構成されることを特徴
    とする、低金属汚染の基板処理用部材。
  2. 【請求項2】 プラズマがフッ素系または塩素系である
    場合のプラズマによる腐食速度がサファイアの1/3以
    下であることを特徴とする請求項1に記載の低金属汚染
    の基板処理用部材。
  3. 【請求項3】 基板保持具または基板の周辺部材である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の低金
    属汚染の基板処理用部材。
JP36882799A 1999-12-27 1999-12-27 低金属汚染の基板処理用部材 Pending JP2001179080A (ja)

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