JP2001178020A - 電源バックアップ装置 - Google Patents
電源バックアップ装置Info
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- JP2001178020A JP2001178020A JP36459999A JP36459999A JP2001178020A JP 2001178020 A JP2001178020 A JP 2001178020A JP 36459999 A JP36459999 A JP 36459999A JP 36459999 A JP36459999 A JP 36459999A JP 2001178020 A JP2001178020 A JP 2001178020A
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Abstract
への切り替えを負荷を停止させることなく瞬時に自動的
かつ経済的に行うことができるようにした電源バックア
ップ装置を提供する。 【解決手段】 ライン1aと2aの2つの電源の一方か
ら負荷40への電源供給がリレー24の接点24aを介
して行われる。2つの電源の異常発生の有無が周波数同
期・電圧差検出回路11及び電圧異常急速検出回路12
によって監視される。モードスイッチ17では、電源の
選択及び動作モードが選択される。異常発生に応じて、
検出結果、第1及び第2のリレーの動作状態に応じて、
SCR31,32及びリレー24が制御され、バックア
ップ側の正常動作をしている電源に自動的に切り替えら
れる。
Description
装置、特に、供給を受けている電源が断たれたときに、
動作中の機器を停止させることなく他の電源に切り替え
るための電源バックアップ装置に関する。
しく、工場やオフィス等の各種の管理業務に用いられて
いる。コンピュータ機器は、停電等によって電源供給が
不用意に断たれると、データが消失してしまう。このた
め、データ保存が必須なコンピュータ機器や、稼働中の
停止が問題になる機器では、電源のバックアップが行わ
れている。一般的な方法は、無停電電源装置(UPS:
Uninterruptible PowerSupply)を用いる方法である。
この無停電電源装置は、商用電源が断たれたことを検出
すると、瞬時にバッテリーから電源供給を行うように切
り換え、数分〜数十分程度の一時的な電源供給を行うも
のである。
置を用いた場合、供給可能な時間内に系統が復旧しなか
った場合、データバックアップ等の最低限の作業は可能
であるが、長時間の使用は困難になる。また、機器への
電源供給は1系統からであるため、その系統の分電盤の
ブレーカー障害、人為的なブレーカー断、トリップ、配
線の接続不良等があった場合、UPSが接続されていて
も、切り替え時点から供給切り替えを行うことができな
い。
は基幹部分に設置し、機器(負荷)に最も近い場所に小
型のUPSを接続するという方法もとられているが、設
備費が増加し、好ましくない。経済的な構成として、電
源を2系統分用意し、作業者の手作業により切り換える
という方法もあるが、切り替えに時間を要するため、ダ
ウンタイムが長くなるという不都合がある。
決するもので、供給中の電源に異常が生じたとき、負荷
を停止させずに他の電源への切り替えを瞬時に自動的、
かつ経済的に行うことができるようにした電源バックア
ップ装置を提供することを目的とするものである。
に、本発明の電源バックアップ装置は、設定されたモー
ドに応じて独立した第1及び第2の電源の一方を供給電
源として指定する電源選択手段と、前記第1及び第2の
電源のそれぞれの異常の有無を監視する異常検出手段
と、負荷に電源供給を行っている前記供給電源に発生し
た異常を前記異常検出手段が検出したとき、他方の電源
が正常であることをもって負荷を接続したまま前記他方
の電源に切り替える切り替え手段と、を具備したもので
ある。
つの電源の内の指定した側から負荷への電源供給が開始
され、電源の動作状態を常時監視することにより、電源
供給側に異常が発生したときには、正常な他方の電源に
負荷を接続したままで自動的に切り替えられる。このよ
うに、独立した2系統の電源間で切り替えが行われるた
め、ブレーカ障害等の影響を受けることがなく、また、
手動操作も不要になる。したがって、バックアップ用電
源への切り替えが電源断を生じることなく瞬時に切り替
えられるので、負荷が電源断で致命的になるコンピュー
タ等であっても、障害を招くことがない。そして、切り
替えのための装置が1台で済むため、設備費を低く抑え
ることができる。
の他の電源バックアップ装置は、独立した第1及び第2
の電源の相互間の位相差及び電圧差の検出結果に基づい
て前記第1及び第2の電源のそれぞれの電圧異常を検出
する電圧異常検出部と、負荷への最初の電源供給を前記
第1及び第2の電源のいずれにするかの指定及び電源切
り替えの内容を指定するモードスイッチと、前記第1及
び第2の電源の活性状態に応じて動作する第1及び第2
のリレーと、前記第1の電源又は前記第2の電源に負荷
を接続させる第3のリレーと、前記第3のリレーが動作
を完了するまでの時間、前記第3のリレーの接続側の接
点間を短絡する第1及び第2の半導体スイッチ素子と、
前記電圧異常検出部の状態出力、前記第1及び第2のリ
レーの動作状態、及び前記モードスイッチの設定内容に
応じて前記第1及び第2の半導体スイッチ素子及び前記
第3のリレーを制御する制御手段と、を具備したもので
ある。
2つの電源の異常発生の有無が監視され、モードスイッ
チで設定した側の電源から負荷への電源供給が行われ、
電圧異常検出部と第1及び第2のリレーの動作状態、及
びモードスイッチの設定内容に応じて、第1及び第2の
半導体スイッチ素子及び第3のリレーが制御され、他方
の電源(バックアップ側電源)に自動切り替えされる。
電源の切り替えは、独立した2系統の電源間で行われる
ので、ブレーカ障害等の影響を受けることがなく、ま
た、手動操作も不要になる。したがって、バックアップ
用電源への切り替えが電源断を生じることなく瞬時に切
り替えられるので、負荷が電源断で致命的になるコンピ
ュータ等であっても、障害を招くことがない。さらに、
切り替えのための装置が1台で済むため、設備費を低く
抑えることができる。
に基づいて説明する。図1は本発明の電源バックアップ
装置の構成を示すブロック図である。レセプタクルコン
セント1(L1),2(L2)は、第1及び第2の電源
系統に接続され、各々には、主電源スイッチ3(S
1),4(S2)が接続されている。主電源スイッチ3
の出力側のライン1aには変圧器5(T1)が接続さ
れ、主電源スイッチ4の出力側のライン2aには変圧器
6(T2)が接続され、変圧器5,6には第1のリレー
7(Ka)、第2のリレー8(Kb)が接続されてい
る。リレー7,8は、制御電源部9が故障した際、ライ
ン1aまたはライン2aの内、電源状態が正常である方
へ切り替える制御に用いられる。さらに、変圧器5と変
圧器6には制御電源部9が接続され、電源系統A(第1
の電源)またはB(第2の電源)の片方の電源が失われ
ても制御動作が継続されるようにしている。
10が接続されている。この制御部10は、周波数同期
・電圧差検出回路11、電圧異常急速検出回路12、給
電選択・オートリターン設定回路13及びリレー・SC
R制御回路14を備えている。周波数同期・電圧差検出
回路11と、ライン1a及び2aのそれぞれの間には変
圧器15(T3),16(T4)が接続されている。変
圧器15,16は、ライン1a,2aのそれぞれの電源
電圧を監視するための低い電圧値を得るための降圧トラ
ンスである。また、給電選択・オートリターン設定回路
13には、スイッチ17(S3),18(S4),19
(S5)、LED(発光ダイオード)20,21及びブ
ザー(Bz)22が接続されており、その作動状態をリ
レー・SCR制御回路14へ出力する。
3)は、負荷への最初の電源供給をA側(ライン1a
側)から行うか、B側(ライン2a側)から行うかを設
定するもので、「A」、「NORMAL」、「B」の3
種類の設定モードを備える。また、スイッチ17は、電
源異常が復旧した場合、元の供給側に自動で戻す「オー
トリターンモード」と、切り替えたままにしておく「オ
ルタネートモード」を選択するためにも用いられる。
に伴って点灯したLEDランプ20,21と警報を音響
出力したブザー(Bz)22のリセットを行うために用
いられ、スイッチ19(S5)は、ブザー(Bz)22
の動作のみを停止するために用いられる。周波数同期・
電圧検出回路11は、変圧器15,16より出力される
A側の電圧とB側の電圧を比較し、その位相差及び電圧
差を監視する。電圧異常急速検出回路12は、電源の過
電圧、不足電圧及び停電の検出を行うもので、電圧不
足、過電圧を検出した場合には、バックアップ側の電圧
に異常が無いことを確認し、バックアップ側の電圧が正
常範囲であれば、瞬時にリレー・SCR制御回路14を
作動させる。SCR(31又は32)が動作するのはリ
レー24(第3のリレー)が動作を完了するまでの間の
瞬時のみであり、切り替えが完了した時点でSCRへの
ゲート信号は停止する。
ジスタ23を備え、この出力トランジスタ23には、リ
レー8のリレー接点8a,8b及びリレー7のリレー接
点7aが直列状態で接続されている。リレー接点8aと
8bの接続点には高速な切り替えが可能なリレー24が
接続され、このリレー24にはダイオード25が並列接
続されている。リレー24とDC+12V間にはダイオ
ード26が順方向に接続され、リレー24と変圧器16
の二次巻線出力との間には、ダイオード27、抵抗28
(Rc)、ダイオード29が直列にして順方向に接続さ
れている。リレー24は、負荷への供給をA側またはB
側の1つを選択するものである。ダイオード27、抵抗
28、及び電解コンデンサ30からなる回路は、リレー
動作速度改善用電圧ブースト回路を形成しており、リレ
ー24の動作時間がコイル励磁時と非励磁時で同一の動
作時間になるようにするために印加電圧を上げるように
動作する。
素子としてのサイリスタ31(SCRa)及び32(S
CRb)が接続され、ライン1aと2aの間にはリレー
24の接点24aが接続されている。サイリスタ31に
は抵抗33(Ra)の一端が接続され、サイリスタ32
には抵抗34(Rb)の一端が接続されている。抵抗3
3,34の他端は接続され、この接続点にリレー接点2
4aの共通接点及び負荷接続用のコネクタ35(CN)
が接続されている。このコンセント35には、負荷40
(コンピュータ機器等)のプラグ41が挿入される。サ
イリスタ31,32は、リレー24が動作を完了するま
での間だけ、補助的に負荷への電力供給を行う電子スイ
ッチとして機能する。リレー24に電圧が印加され、動
作が完了するまでの間は負荷40への電力供給が途絶え
ることになるが、この時間はサイリスタ31又は32に
よって最小に抑えることができる。電圧異常急速検出回
路12が動作してリレー24への切替信号が出される
と、サイリスタ31又は32ヘのゲート駆動電圧が出力
され、瞬時にサイリスタ(31又は32)はオンにな
る。これにより、A側またはB側から負荷40への電力
供給の途切れ期間は、1/4サイクル以内に抑えられ
る。
作を完了するまでの間、サイリスタ31または32がオ
ンになり、かつリレー24が動作して、過渡的に電源の
A側とB側の間で電力の閉回路が形成された際、その過
大電流を抑制するための電流緩衝用抵抗として機能す
る。
装置の動作について、図1及び図2(初期電源投入時の
切り替え動作)を参照して説明する。 〔電源投入時のイニシャライズと切替動作〕 (a)主電源スイッチ3(S1)と4(S2)が共にオ
フの状態で、給電選択用のスイッチS3が「NORMA
L」位置にあるとき。初期状態では、必ず、先に主電源
スイッチ3または4のどちらか先にオンにした方から負
荷40への電力供給が行われる。仮に、主電源スイッチ
3,4が同時にオンにされた場合、時間的に早い方のス
イッチの側から電源供給が行われる(ステップ20
1)。
り、レセプタクルコンセント1(L1),2(L2)か
ら電源が供給されている場合、リレー24には制御電源
部9からダイオード26を介して+12Vが印加されて
いる。しかし、リレー24は、その片側がマイナス側
(接地側)に接続されない限り、励磁は行われない。リ
レー24が励磁される条件は、A側が遮断してリレー7
(Ka)が無励磁になると共にリレー8(Kb)が励磁
されたときか、またはライン1a,2aが共に活性状態
にあってリレー7,8が共に励磁状態の場合である。
01)、リレー7が励磁される。このとき、B側からの
電源供給がなければリレー24には電源が供給されない
ため、リレー24は励磁されない(ステップ202)。
したがって、負荷40のコンセント35へは、リレー2
4のB接点(NC)側より、L1からの電力が供給され
る。B側より電源が供給された時点で(ステップ20
3)、リレー8が励磁される。しかし、リレー7は既に
励磁されているため、リレー7(B接点/Nc)とリレ
ー8(A接点/NO)の直列接点には電流が流れず、リ
レー24は無励磁のままである。この段階でスイッチ1
7の内容がチエックされ(ステップ204)、「NOR
MAL」又は「A」であればA側(L1)より電力を出
力し(ステップ205)、ライン1aの電力がリレー2
4のB接点(NC)を介して負荷40のコンセント35
へ供給される。また、ステップ204でスイッチ17の
位置が「B」にあることが判定されると、リレー24が
励磁されるように制御され、リレー接点24aがライン
2a側に切り替えられ(ステップ206)、電力はライ
ン2a側から負荷40へ供給される。
(ステップ201)、リレー8が励磁され、リレー7の
B接点(接点7a)及び接点8a,8bを通してリレー
24が励磁される(ステップ207)。次いで、A側の
投入が行われ(ステップ208)、スイッチ17のモー
ド位置が判定され(ステップ209)、「B」が判定さ
れれば、リレー24のA接点(NO)側より負荷40の
コンセント35へB側から電力が供給される(ステップ
210)。また、ステップ209で「NORMAL」又
は「A」が判定されれば、リレー24は無励磁にされ、
供給先はライン1a側に切り替えられる(ステップ21
1)。
替える場合、リレー24の無励磁によって行い、一方、
A側からB側への切り替えは、リレー・SCR制御回路
14を動作させて励磁することにより行う。リレー24
の動作速度は、励磁動作の方が開放動作より遅いため、
電解コンデンサ30にチャージした48Vを利用し、切
り替え速度が同じになるようにしている。電解コンデン
サ30のチャージは、B側からの電力供給が無くなれば
消失するので、リレー24に過大な電圧が連続して印加
されることはない。
AL」の位置にあるときは、A側及びB側の両方から電
源が供給されても、A,Bのどちら側が先であったか否
かにかかわらず、A側が電源供給側になるようにイニシ
ャライズ(制御ロジックによる固定)される。したがっ
て、スイッチ17が「NORMAL」位置の場合、A側
を常用側、B側をバックアップ側として起動する。
「B」位置にセットされている場合、スイッチ17の設
定が「NORMAL」以外のいずれかになっていても、
片側からしか電源の供給が無い場合には、「NORMA
L」に設定した場合と同様に、リレー24は電源供給側
に切り替わる(ステップ205,210)。そして、A
側とB側の両方からの電源供給が確立した時点で、スイ
ッチ17で設定した側が常用側としてイニシャライズさ
れ、自動切り替えられる。
力しない)した場合には、AまたはB側のいずれかの電
源から電力供給がある限り、リレー7または8の動作に
より、リレー動作速度改善用電圧ブースト回路の電源
(+48V)の出力電圧がリレー24を駆動し、負荷4
0への電源供給は継続される。また、制御電源回路9が
故障したとき、A側及びB側が共に正常であれば、リレ
ー7,8に同時に電圧が印加され、リレー7のB(N
C)接点が開放されるため、リレー24のコイルは励磁
されず、リレー24の接点はライン1a(A側)にな
る。B側の電源が失われた場合も同様であり、リレー7
だけに電圧が印加されるので、リレー24の接点24
a,24bはA側になる。また、B側が正常でA側が失
われた場合は、リレー8のみが励磁され、その接点B
(NC)接点を通してリレー24が励磁され、B側に切
り替わる。
位置にあるとき。この場合、主電源スイッチ3または4
のいずれか最初にオンにされた電源側より電力供給が行
われ、両方の電源が投入されても、その状態が保持され
る。 (c)スイッチ17が「A」の位置にあるとき。主電源
スイッチ3または4のいずれか最初にオンにした電源側
より電力供給が行われ、両方の電源が投入された時点で
A側からの供給に切り替わる。 (d)スイッチ17が「B」の位置にあるとき。主電源
スイッチ3または4の最初にオンにした側より電力供給
が行われ、両方の電源が投入された時点でB側からの供
給に切り替わる。
1及び図3(電源異常検出時の切り替え動作を示すフロ
ーチャート)を参照して説明する。 〔電源異常検出時の切替動作〕電圧異常急速検出回路1
2によって電源異常が検出されると(ステップ30
1)、ブザー22によって警報音が発せられ、同時にア
ラームランプが点灯する(ステップ302)。このアラ
ームはリセット処理を行うことにより解除される(ステ
ップ303)。次いで、バックアップ側電源が正常な状
態か異常な状態かを判定する(ステップ304)。正常
であれば、バックアップ側に切り替え(ステップ30
5)、次いで、異常側の電源監視を実行する(ステップ
306)。異常側の電源が復旧した場合、スイッチ17
のモード設定を確認する(ステップ307)。モード設
定がオートリターン設定であれば、復旧した電源側に切
り替える(ステップ308)。
た動作を説明する。 (a)スイッチ17(S3)が「NORMAL」の位置
にあるとき、イニシャライズで決まったA側又はB側か
らバックアップ側への切り替えを行う。つまり、A側か
らの給電であればB側へ切り替え、B側からの給電であ
ればA側に切り替える。スイッチ17が「NORMA
L」の位置にあるとき、異常になった電源が正常に復帰
しても、切り替わったままの状態が保持される(ステッ
プ307)。切り替わった側に異常が発生した場合に
は、再度元の供給側への切替を行う(オルタネイト動
作)。
の位置にあり、電源異常によりバックアップ側に切り替
わった後、元の電源供給側が正常に復帰した場合には、
1分後にスイッチ17で選択された側に再度切り替え
(オートリターン動作)を行う。 (c)スイッチ17が「A」または「B」の位置にある
とき(オートリターン設定)に、一度電源異常を検出し
て10分以内に3回のオートリターンが発生した場合、
電源異常が継続して何回も発生するものと判断し、オー
トリターン動作を中止する。
について説明する。この場合、電源がA側およびB側の
双方から正常に供給されていれば、スイッチ17を
「A」または「B」位置に切り替えることによって、任
意に電源供給側を選択することができる。
フローチャートである。まず、異常検出があると、10
分のタイマーがセットされる(ステップ401)。次い
で、正常側への切り替えが実行され(ステップ40
2)、異常側の電源開始が行われる(ステップ40
3)。異常側の復旧が確認されると、オートリターンが
機能し、バックアップ側から復旧側へと切り替えられる
(ステップ404)。次いで、復旧側の電源監視が行わ
れる(ステップ405)。異常が検出された場合、タイ
マーをタイムアップし(ステップ406)、処理をステ
ップ401へ移行する。また、ステップ406でカウン
ト中の判定が出た場合、切り替え回数(オートリターン
実行回数)が何回目かを判定する(ステップ407)。
切り替え回数が3回未満であれば、処理をステップ40
2へ戻し、以降の処理を再度実行する。また、10分間
の間に切り替え回数が3回発生した場合、電源異常は継
続して何回も発生するものと判断し、オートリターン動
作を中止する(ステップ408)。ステップ405の電
源監視において、正常状態が10分間継続したことが判
定された場合、タイマーをタイムアップし(ステップ4
09)、切り替え回数カウンタをリセットする(ステッ
プ410)。
3)とリレー7(Ka),8(Kb)、及び系統、負荷
への出力の関係を示したものである。図中、○印はオン
又は通電状態を示し、×印はオフ又は無通電状態を示
す。
期がとれていない状況でも、位相がずれたままで切り替
えが行われる。位相差が大きい場合、切り替えたタイミ
ングによっては、ゼロクロスやピーク電圧が1サイクル
の中に2回出る場合が生じるが、実用上問題になること
はない。
10%)以上であれば、切り替え回路は動作しないよう
にしている。この場合の切り替え動作は、常用側の電源
に異常が生じたとき、バックアップ側の電圧が正常範囲
内にあるときに行われる。
は、系統の異なる2電源であるとしたが、これに限定さ
れるものではなく、同一の電源系統から引いた2台のU
PS(無停電電源装置)の各出力であってもよい。ま
た、図4のステップ401のタイマーセット時間は10
分としたが、任意に設定することができ、ステップ40
7の回数も任意数にすることができる。
クアップ装置によれば、独立した2つの電源を所定のモ
ードに従って選択して負荷へ電源供給を行い、供給中の
電源に異常が生じたときには、負荷を接続したまま正常
な他方の電源に自動的に切り替えられる。また、本発明
の他の電源バックアップ装置によれば、電圧異常検出部
により2つの電源の異常発生の有無が監視され、モード
スイッチで設定した側の電源から負荷への電源供給が行
われ、電圧異常検出部と第1及び第2のリレーの動作状
態、及びモードスイッチの設定内容に応じて、第1及び
第2の半導体スイッチ素子及び第3のリレーが制御さ
れ、他方の電源に自動切り替えられる。
害等の影響を受けることがなくなり、手動操作も不要に
なる結果、バックアップ用電源への切り替えを電源断が
生じることなく瞬時に行うことができる。また、切り替
えのための装置が1台で済むため、設備費を低く抑える
ことができる。
置の構成を示すブロック図である。
の切り替え動作を示すフローチャートである。
の切り替え動作を示すフローチャートである。
動作時の処理を示すフローチャートである。
3とリレーKa,Kb及び系統、負荷への出力の関係を
表す説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 設定されたモードに応じて独立した第1
及び第2の電源の一方を供給電源として指定する電源選
択手段と、前記第1及び第2の電源のそれぞれの異常の
有無を監視する異常検出手段と、負荷に電源供給を行っ
ている前記供給電源に発生した異常を前記異常検出手段
が検出したとき、他方の電源が正常であることをもって
負荷を接続したまま前記他方の電源に切り替える切り替
え手段と、を備えることを特徴とする電源バックアップ
装置。 - 【請求項2】 前記切り替え手段は、前記他方の電源へ
の切り替え後、前記異常が発生した電源を監視し、この
電源が正常状態に復旧したとき、この復旧した電源に自
動的に切り替えることを特徴とする請求項1記載の電源
バックアップ装置。 - 【請求項3】 前記切り替え手段は、前記復旧した電源
に自動的に切り替えた後、所定時間内に所定回数の電源
異常が前記復旧した電源に発生したとき、前記復旧した
電源への切り替えを禁止することを特徴とする請求項2
記載の電源バックアップ装置。 - 【請求項4】 独立した第1及び第2の電源の相互間の
位相差及び電圧差の検出結果に基づいて前記第1及び第
2の電源のそれぞれの電圧異常を検出する電圧異常検出
部と、負荷への最初の電源供給を前記第1及び第2の電
源のいずれにするかの指定及び電源切り替えの内容を指
定するモードスイッチと、前記第1及び第2の電源の活
性状態に応じて動作する第1及び第2のリレーと、前記
第1の電源又は前記第2の電源に負荷を接続させる第3
のリレーと、前記第3のリレーが動作を完了するまでの
時間、前記第3のリレーの接続側の接点間を短絡する第
1及び第2の半導体スイッチ素子と、前記電圧異常検出
部の出力状態、前記第1及び第2のリレーの動作状態、
及び前記モードスイッチの設定内容に応じて前記第1及
び第2の半導体スイッチ素子及び前記第3のリレーを制
御する制御手段と、を備えることを特徴とする電源バッ
クアップ装置。 - 【請求項5】 前記モードスイッチは、前記第1の電
源、前記第2の電源、及びノーマルの3種類の設定モー
ドを有することを特徴とする請求項4記載の電源バック
アップ装置。 - 【請求項6】 前記第3のリレーは、接点開放時の動作
時間と励磁時の動作時間をほぼ同一にさせるブースト回
路により駆動されることを特徴とする請求項4記載の電
源バックアップ装置。 - 【請求項7】 前記ブースト回路は、充電電圧を前記第
3のリレーに印加するコンデンサと、このコンデンサを
通常の駆動電圧よりも高い電圧値によって充電する整流
回路とを備えることを特徴とする請求項6記載の電源バ
ックアップ装置。 - 【請求項8】 前記制御手段は、稼働中の電源の異常に
よりバックアップ側に切り替わった後、前記異常を生じ
た電源が復旧した際、所定のタイミングで前記復旧側に
切り替えるオートリターンモードと、前記バックアップ
側に切り替わった後、前記バックアップ側に異常が生じ
たときに前記異常発生側に切り替えるオルタネートモー
ドとを備えることを特徴とする請求項4記載の電源バッ
クアップ装置。 - 【請求項9】 前記制御手段は、前記オートリターンモ
ードの実行時に所定時間内に設定回数のオートリターン
動作が発生したとき、オートリターンモードを中止する
ことを特徴とする請求項8記載の電源バックアップ装
置。
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JP36459999A JP2001178020A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 電源バックアップ装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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