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JP2001170194A - 平坦化フィルタ駆動機構 - Google Patents

平坦化フィルタ駆動機構

Info

Publication number
JP2001170194A
JP2001170194A JP35863899A JP35863899A JP2001170194A JP 2001170194 A JP2001170194 A JP 2001170194A JP 35863899 A JP35863899 A JP 35863899A JP 35863899 A JP35863899 A JP 35863899A JP 2001170194 A JP2001170194 A JP 2001170194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flattening filter
driving mechanism
base
motor
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35863899A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Satsumoto
博明 札本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP35863899A priority Critical patent/JP2001170194A/ja
Publication of JP2001170194A publication Critical patent/JP2001170194A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線治療器の照射視野内での放射線量を均
一にするための平坦化フィルタの位置決め精度を向上さ
せる。平坦化フィルタの調整の労力を軽減し調整を容易
にする。安価で、コンパクトな平坦化フィルタ駆動機構
を得ることを目的とする。 【解決手段】 平坦化フィルタ3a−3eを取り付け、
モータ4から減速機構を介して駆動される基台6が所定
位置に達すると作動する第1の電気的検出スイッチ8、
モータ4と同一回転速度で回転するプレート12が所定
位置に達すると作動する第2の電気的検出スイッチ13
とを設け、第1の電気的検出スイッチ8および第2の電
気的検出スイッチ13の双方が作動した位置で平坦化フ
ィルタの位置決めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放射線治療機に
おいて照射野内での放射線線量分布を均一にするための
平坦化フィルタを駆動させる機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の平坦化フィルタ駆動機構
を示す図、図15は平坦化される前の照射野と線量の関
係図、図16は平坦化フィルタによって平坦化された後
の照射野と線量の関係図である。図において1aは直線加
速器によって加速された電子、1bは偏向電磁石によって
270度方向を偏向された電子、1cは平坦化される前の放
射線、1dは平坦化された後の放射線、2は電子線をX線
に変えるための金属ターゲット(電子線照射の場合は電
子線を散乱させるための第一散乱体)、3aは中間X線エ
ネルギのための平坦化フィルタ、3bは強X線エネルギの
ための平坦化フィルタ、3cは弱X線エネルギのための平
坦化フィルタ、3dは強電子線エネルギのための第二散乱
体、3eは弱電子線エネルギのための第二散乱体、4はモ
ータ、5aはモータ4に取り付けられた歯車、6は平坦化フ
ィルタ3a〜3eが取り付けられたベース(基台)、5bは歯
車5aに係合されベース6に取り付けられた歯車、7はベー
ス6に取り付けられたベアリング、8は電気的検出スイッ
チ、9は電気的検出スイッチ8を押下するためのカム、10
a、10bは照射野、11a、11bは放射線線量である。
【0003】次に動作について説明する。まず中間X線
エネルギを照射する場合について説明する。直線加速器
によって加速された電子1aは偏向電磁石によって1bの様
に270度方向を変え、金属ターゲット2に当てられてX線
に変換される。このとき取り出されたX線は図15に示
すように照射野10aの中央部分の線量11aが両端の部分よ
りも多くなるため患者に照射するための均一な線量分布
に変換する必要がある。取り出されたX線1cは円錐形を
した金属でできている中間X線エネルギ用の平坦化フィ
ルタ3aを通過することにより、中央部の線量が減衰され
照射野10b内において平坦化された線量11bをもったX線
1dとなり患者に照射される。
【0004】次にその状態から強X線エネルギを照射す
る場合について説明する。X線のエネルギを変更した場
合、線量分布を均一にするためには平坦化フィルタの形
状も変更する必要がある。モータ4が回転することによ
り、モータ4に取り付けられた歯車5aが回転し、係合し
ている歯車5bを介して、ベアリング7を回転軸としてベ
ース6が回転する。強X線エネルギ用平坦化フィルタ3b
がビーム軸にきたところでカム9は強X線エネルギ位置
決め用の電気的検出スイッチ8を押下し、検出信号によ
りモータの回転を止めることによって強X線エネルギ用
平坦化フィルタ3bが位置決めされる。通常、医療用放射
線治療機には2〜3種類のX線と数種類の電子線が照射で
きるようになっており、電子線の場合には平坦化フィル
タに円錐形の金属でなく平板金属の散乱体3e,3dが使用
される。弱X線エネルギや電子線へのエネルギの切り替
えの場合にも前記と同様の方法で平坦化フィルタの変更
が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うに構成されているので、ベース6の回転中心から各平
坦化フィルタの中心までの距離が一定でない場合は、エ
ネルギの切り替え時に各平坦化フィルタの中央が正確に
ビーム中心に位置決めされず長手方向(半径方向)の平
坦度を低下させる要因となった。また、電気的検出スイ
ッチの検出精度に限界があるため、横手方向(円周方
向)も平坦化フィルタの中心がビーム中心に位置決めし
にくく、横手方向の平坦度も低下させる要因となった。
また、各平坦化フィルタの調整を行う場合にはいちいち
全体のベースを取り出し、調整を行った後、確認が必要
となるため、調整が困難で正確に行いにくかった。
【0006】この発明における平坦化フィルタ駆動機構
は上記のような問題点を解消するためになされたもの
で、ビーム中心と平坦化フィルタの中心を正確に合わせ
ることにより精度のよい線量平坦度を得ることを目的と
する。また、調整を容易に正確に行えることを目的とす
る。また、安価で、コンパクトな装置を得ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る平坦化フィルタ駆動機構は、横手方向の平坦化フィル
タの正確な位置決めを行う為の電気的検出スイッチを備
えたものである。
【0008】この発明の請求項2に係る平坦化フィルタ
駆動機構は、横手方向の平坦化フィルタの正確な位置決
めを行う為の、絶対位置検出装置を備えたものである。
【0009】この発明の請求項3に係る平坦化フィルタ
駆動機構は、請求項2に係る平坦化フィルタ駆動機構に
おいて、絶対位置検出機構の被曝を防ぐためのシールド
を備えたものである。
【0010】この発明の請求項4に係る平坦化フィルタ
駆動機構は、平坦化フィルタの切り替えに直線駆動機構
を使用したものである。
【0011】この発明の請求項5に係る平坦化フィルタ
駆動機構は、請求項4に係る平坦化フィルタ駆動機構に
おいて、横手(X)方向の平坦化フィルタの正確な位置
決めを行う為の絶対位置検出装置を備えたものである。
【0012】この発明の請求項6に係る平坦化フィルタ
駆動機構は、請求項4に係る平坦化フィルタ駆動機構に
おいて、横手(X)方向の平坦化フィルタの正確な位置
決めを行う為の、相対位置検出装置及び原点基準となる
ストッパを備えたものである。
【0013】この発明の請求項7に係る平坦化フィルタ
駆動機構は、平坦化フィルタをXとYとの2方向に移動
する手段を備えたものである。
【0014】この発明の請求項8に係る平坦化フィルタ
駆動機構は、請求項7に係る平坦化フィルタ駆動機構に
おいて、XとY方向の平坦化フィルタの正確な位置決め
を行う為の絶対位置検出装置を備えたものである。
【0015】この発明の請求項9に係る平坦化フィルタ
駆動機構は、請求項8に係る平坦化フィルタ駆動機構に
おいて、絶対位置検出装置の被曝を防ぐためのシールド
を備えたものである。
【0016】この発明の請求項10に係る平坦化フィル
タ駆動機構は、X,Y方向の平坦化フィルタの正確な位
置決めを行う為の、正確な平坦化フィルタの位置を検出
するための複数の電気的検出スイッチを備えたものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.以下、この
発明の実施の形態1を図について説明する。図1におい
て12はモータ4の回転軸に取り付けられたカムプレー
ト、13はカムプレート12により押し下げられて作動す
る電気的検出スイッチ、それ以外は従来の装置と同様で
ある。この実施の形態は横手(円周)方向の平坦化フィ
ルタの位置を正確に検出するものである。
【0018】次に動作について説明する。平坦化フィル
タを駆動させる方法については従来例に同じである。平
坦化フィルタを切り替えるために駆動したモータは同時
にカムプレート12も回転させる。平坦化フィルタの切り
替えを行う際、平坦化フィルタの種類は従来例と同様に
位置検出スイッチ8で行う。この時、スイッチ8を押下し
たままの状態でスイッチ13を同時に押下した位置を平坦
化フィルタの設定位置とする。モータ4に取り付けられ
た歯車5aとベース(基台)6に取り付けられた歯車5bは
歯数が大きく違うためモータの回転数に対してベース6
は減速されて回転するのに対し、カムプレート12はモ
ータ軸に直接取り付けられているため減速されることな
くモータと同等の回転数で回転する。このためスイッチ
13はより高解像度で位置を検出することができる。以上
の検出機構を備えることにより横手(円周)方向の平坦
化フィルタの中心位置をより正確に位置決めすることが
できるため、横手(円周)方向の平坦度の精度を上げる
ことができる。
【0019】発明の実施の形態2.以下、この発明の実
施の形態2を図について説明する。図2において4aは制
御用モータ、14はモータ4aに取り付けられた絶対位置検
出機構、それ以外は実施の形態1と同様である。
【0020】次に動作について説明する。平坦化フィル
タを駆動させる方法については及び実施の形態1に同じ
である。モータ4aに取り付けられた絶対位置検出装置
14によりモータの各平坦化フィルタ3a〜3eの位置を
絶対位置でモニタする。絶対位置検出装置14からの位置
情報を受け取り、制御用モータ4aをフィードバック制御
することにより横手(円周)方向の平坦化フィルタの中
心位置を正確に位置決めすることができるため、横手
(円周)方向の平坦度の精度を上げることができる。
【0021】絶対位置検出装置を図3に示す。発光ダイ
オードからの射出光を回転スリットで透過・遮光するこ
とによって、フォトダイオードのON/OFF動作させ
るという構造は相対位置検出装置と同じだが、軸の回転
角を回転スリットの模様から読みとってコード信号で出
力する。回転スリットの模様から軸の回転を検出するた
め、回転スリットが静止している状態でも、常時絶対位
置を知ることが出来る。従ってカウンタが無くても常に
回転位置の確認が出来る。また、機械に組み込んだ時点
で入力回転軸の原点が決定されるため、始動時・停電後
・非常停止後の電源投入の差異でも原点からの回転角を
正確に表すことが出来る。
【0022】発明の実施の形態3.以下、この発明の実
施の形態3を図について説明する、図4において14aは
絶対位置検出装置、5cは絶対位置検出装置14aに取り付
けられ歯車5bに係合している歯車、15は鉛等の高比重の
成分で作られ絶対位置出装置14aを覆うシールド、それ
以外は実施の形態1と同様である。
【0023】次に動作について説明する。平坦化フィル
タ切り替え時にベース6が回転することにより歯車5bに
係合された歯車5cが回転し絶対位置検出装置14aを回転
させる。絶対位置検出装置14は鉛等の高比重の成分で作
られたシールド15で覆われているため、ターゲット2か
ら発生した放射線の被曝を避けることができる。以上の
装置により絶対位置検出装置14からの位置情報を受け取
り制御用モータ4aをフィードバック制御することで、横
手(円周)方向の平坦化フィルタの中心位置を正確に位
置決めすることができるため横手(円周)方向の平坦度
の精度を上げることができる。また、絶対位置検出装置
14の放射線による故障を防ぎ装置の信頼性を高めること
ができる。
【0024】発明の実施の形態4.以下、この発明の実
施の形態4を図について説明する、図5において16はモ
ータ4に取り付けられたネジ棒、17はねじ棒16に係合し
ベース(基台)6に取り付けられているナット、18はベ
ース6の直線駆動をガイドするためのスライドレール、
それ以外は実施の形態1と同様である。
【0025】次に動作について説明する。モータ4が回
転することによりモータ4に取り付けられているネジ棒1
6が回転し、ネジ棒16がベース6に取り付けられたナット
17を動かすことによって、ガイドレール18によって直線
駆動支持されたベース6が駆動し平坦化フィルタ3a〜
3eを切り替える。平坦化フィルタの中心がビーム中心
にきた時に、ベース6に取り付けられたカム9が電気的位
置検出スイッチ8を押下し、検出信号によりモータ4の駆
動を止めることによって平坦化フィルタが位置決めされ
る。以上の装置により従来の例に対し、平坦化フィルタ
の位置調整を横手(X)方向で行うことができるため、
調整をより容易に正確に行うことができる。
【0026】発明の実施の形態5.以下、この発明の実
施の形態5を図について説明する、図6において、制御
用モータ4a、絶対位置検出装置14以外は実施の形態4と
同様である。
【0027】次に動作について説明する。平坦化フィル
タを駆動させる方法については 実施の形態4に同じで
ある。制御用モータ4aに取り付けられた絶対位置検出装
置14によりモータの各平坦化フィルタの位置を絶対位置
でモニタする。絶対位置検出装置14からの位置情報を受
け取り、制御用モータ4aをフィードバック制御すること
により横手(X)方向の平坦化フィルタの中心位置を正
確に位置決めすることができるため、横手(X)方向の
平坦度の精度を上げることができる。
【0028】発明の実施の形態6.以下、この発明の実
施の形態6を図について説明する、図7において19は相
対位置検出装置、20はメカストッパ、それ以外は実施の
形態5と同様である。
【0029】次に動作について説明する。放射線治療装
置本体の電源が立ち上げられたときモータ4aはベース6
をメカストッパ20の方向に駆動させる。ベース6がメ
カストッパ20に衝突するとモータ4aはさらにベース6
を駆動させようとして電流を送るがメカストッパ20に
よって駆動を制限されるためモータ4aには通常よりも大
量の電流が流れる。大量の電流値を検出した位置を装置
の原点として記憶させ、原点からの移動量を制御して各
平坦化フィルタの位置決めを行う。以上の装置により横
手(X)方向の平坦化フィルタの中心位置を正確に位置
決めすることができるため、横手(X)方向の平坦度の
精度を上げることができるとともに、絶対位置検出機構
よりも割安な相対位置検出機構を使用できるため、より
安価な装置を構築できる。
【0030】相対位置検出装置19の詳細を図8につい
て説明する。発光ダイオードから射出された光はスリッ
ト(固定スリット、回転スリット)を通過してフォトダ
イオードに届き、フォトダイオードが動作する(ON動
作)。回転スリットが動いて遮光部が固定スリットの透
過部と一致すると、光が遮られてフォトダイオードは動
作しない(OFF動作)。フォトダイオードのON/O
FF動作による出力を電気的処理でパルス波形にして出
力します。出力パルスの数、即ちフォトダイオードのO
N動作回数を数えれば回転軸が何度回転したか分かる。
出力パルスの数で軸の回転角を検出するため、パルスを
累積加算するカウンタが必要となる。
【0031】発明の実施の形態7.以下、この発明の実
施の形態7を図について説明する、図9において4bはモ
ータ、6aは長手(Y)方向にスライドするベース、8aは
長手(Y)方向位置検出用の電気的位置検出スイッチ、
16aはモータ4bに取り付けられているネジ棒、17aはネジ
棒16aに係合されベース6aに取り付けられているナッ
ト、18aはベース6aの直線駆動をガイドするためのスラ
イドレール、それ以外は実施の形態4と同様である。
【0032】次に動作について説明する。実施の形態4
と同様の方法で横手(X)方向の平坦化フィルタの駆動
及び位置決めを行うと同時に、モータ4b、ネジ棒16a、
ナット17a、電気的位置検出スイッチ8aによりベース6
aを長手(Y)方向に駆動及び位置決めを行う。以上の
装置により長手(Y)方向、横手(X)方向の平坦化フ
ィルタの中心位置を調整しやすくするとともに、平坦化
フィルタを平面的に配置できることにより装置をコンパ
クトにすることにできる。
【0033】発明の実施の形態8.以下、この発明の実
施の形態8を図について説明する、図10において4cは
ベース6aを長手(Y)方向に駆動させるための制御用モ
ータ、14aはモータ4cに取り付けられた絶対位置検出装
置、それ以外は実施の形態7と同様である。
【0034】次に動作について説明する。実施の形態7
と同様の方法で長手(Y)方向及び横手(X)方向に平
坦化フィルタを駆動させることのできる装置のそれぞれ
の制御用モータ4a,4cに絶対位置検出装置14,1
4aを設けることにより、実施の形態7と同様の効果を
もつとともに、長手(Y)方向、横手(X)方向の平坦
化フィルタの中心位置をより正確に位置決めすることが
できる。
【0035】発明の実施の形態9.以下、この発明の実
施の形態9を図について説明する、図11においてそれ
ぞれは実施の形態8と同様である。
【0036】次に動作について説明する。実施の形態8
で説明した装置の長手(Y)方向と横手(X)方向の駆
動順を入れ替えても実施の形態8と同等の効果がある。
また、初段の駆動軸を短い方向にすることによって、2
段目の駆動モータの巻き取り機構が簡素化でき、装置を
より安価にすることができる。
【0037】発明の実施の形態10.以下、この発明の
実施の形態10を図について説明する、図12において
15aは鉛等の高比重の成分で作られている絶対位置検出
装置14を覆ったシールド、15bは同等に絶対位置検出装
置14aを覆ったシールド、それ以外は実施の形態9と同
様である。
【0038】次に動作について説明する。実施の形態9
で説明した装置のそれぞれの絶対位置検出装置14,14aを
シールド15a、15bで覆うことにより、絶対位置検出装置
14,14aをターゲット2から発生した放射線の被曝から防
ぐことができる。以上の装置によって実施の形態9と同
等の効果を得るとともに、絶対位置検出装置14,14aの放
射線による故障を防ぎ、装置の信頼性を高めることがで
きる。
【0039】発明の実施の形態11.以下、この発明の
実施の形態11を図について説明する、図13において
8a、8b、13a、13bは電気的位置検出スイッチ、9aはベー
ス6に取り付けられたカム、9bはベース6aに取り付けら
れたカム、12aはモータ4aの回転軸に取り付けられたカ
ムプレート、12bはモータ4cの回転軸に取り付けられた
カムプレート、それ以外は実施の形態10と同様であ
る。
【0040】次に動作について説明する。放射線治療機
本体の電源を立ち上げるとモータ4a及びモータ4cが駆動
し、ベース6及び6aを電気的位置検出スイッチ8a、8bの
方向に駆動させ、それぞれのベースに取り付けられたカ
ム9a、9bが位置検出スイッチ8a,8bを押下する。この動
作と同時にモータ4a、4cの出力軸に取り付けられたカム
プレート12a、12bはモータの回転数と同等の回転数で回
転し、電気的位置検出スイッチ13a、13bを高解像度で押
下する。モータ4aは位置検出スイッチ8aと13aが同時に
押下された位置を原点として記憶する。同様にモータ4c
は位置検出スイッチ8bと13bが同時に押下された位置を
原点として記憶する。平坦化フィルタの切り替えを行う
際は各制御用モータの原点からの移動量のみを入力し位
置決めを行う。以上の装置により、横手(X)方向、長
手(Y)方向とも高精度の位置決めを行え、また高価な
位置検出装置を使用しないため安価な装置が実現でき、
調整も原点からの移動量を設定するだけで容易にするこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】この発明は、平坦化フィルタを取り付け
た基台の位置を正確に検出できるので、ビーム中心と平
坦化フィルタの中心を正確に合わせることにより精度の
よい線量平坦度を得ることができる。また、調整を容易
に正確に行える効果もある。また、安価で、コンパクト
な装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の一実施
の形態を示す図である。
【図2】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の他の実
施の形態を示す図である。
【図3】 この発明で使用する絶対位置検出装置の構造
を示す図である。
【図4】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に他
の実施の形態を示す図である。
【図5】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に他
の実施の形態を示す図である
【図6】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に他
の実施の形態を示す図である。
【図7】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に他
の実施の形態を示す図である。
【図8】 この発明で使用する相対位置検出装置の構造
を示す図である。
【図9】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に他
の実施の形態を示す図である。
【図10】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に
他の実施の形態を示す図である。
【図11】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に
他の実施の形態を示す図である。
【図12】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に
他の実施の形態を示す図である。
【図13】 この発明の平坦化フィルタ駆動機構の更に
他の実施の形態を示す図である。
【図14】 従来の平坦化フィルタ駆動機構を示す図で
ある。
【図15】 平坦化される前の線量と照射野の関係を示
す図である。
【図16】 平坦化された後の線量と照射野の関係を示
す図である。
【符号の説明】
1a 電子 1b 電子 1c 平坦化される前のX線もしくは電子線 1d 平坦化されたX線もしくは電子線 2 金属ターゲットもしくは第一散乱体 3a 中間X線エネルギ用平坦化フィルタ 3b 強X線エネルギ用平坦化フィルタ 3c 弱X線エネルギ用平坦化フィルタ 3d 強電子線エネルギのための第二散乱体 3e 弱電子線エネルギのための第二散乱体 4 モータ 4a 制御用モータ 4b モータ 4c 制御用モータ 5a 歯車 5b 歯車 5c 歯車 6 ベース 7 ベアリング 8 電気的検出スイッチ 8a 電気的検出スイッチ 9 カム 10a 照射野 10b 照射野 11a 放射線線量 11b 放射線線量 12 カムプレート 12a カムプレート 12b カムプレート 13 電気的検出スイッチ 13a 電気的検出スイッチ 13b 電気的検出スイッチ 14 絶対位置検出装置 14a 絶対位置検出装置 15 シールド 15a シールド 15b シールド 16 ネジ棒 16a ネジ棒 17 ナット 17a ナット 18 スライドレール 18a スライドレール 19 相対位置検出装置 20 メカストッパ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタを、X線と電子線の切り
    替え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平
    坦化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り
    付けた基台を減速機構を介して駆動させるモータ、前記
    基台が所定位置に達すると作動して平坦化フィルタの位
    置を検出する第1の電気的検出スイッチ、及び前記モー
    タと同一回転速度で回転するプレートが所定位置に達す
    ると作動する第2の電気的検出スイッチとを備え、第1
    および第2の電気的検出スイッチがいずれも作動した位
    置で平坦化フィルタの位置決めを行うことを特徴とする
    平坦化フィルタ駆動機構。
  2. 【請求項2】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタを、X線と電子線の切り
    替え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平
    坦化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り
    付けた基台を駆動させるためのモータ、及び平坦化フィ
    ルタの正確な位置を前記基台の移動に応じて回転する軸
    の回転角をコード信号に変換し検出する絶対位置検出装
    置を備えたことを特徴とする平坦化フィルタ駆動機構。
  3. 【請求項3】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタを、X線と電子線の切り
    替え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平
    坦化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り
    付けた基台を駆動させるためのモータ、平坦化フィルタ
    の正確な位置を前記基台の移動に応じて回転する軸の回
    転角をコード信号に変換し検出するための絶対位置検出
    装置、及び該検出装置を放射線の被曝から防ぐためのシ
    ールドを備えたことを特徴とする平坦化フィルタ駆動機
    構。
  4. 【請求項4】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタをX線と電子線の切り替
    え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平坦
    化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り付
    けた基台を駆動させるための制御用モータ、モータの駆
    動力を直線駆動に代えるための直線駆動機構、前記基台
    が所定位置に達すると作動してフィルタの位置を検出す
    る電気的検出スイッチを備えたことを特徴とする平坦化
    フィルタ駆動機構。
  5. 【請求項5】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタをX線と電子線の切り替
    え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平坦
    化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り付
    けた基台を駆動させるための制御用モータ、モータの駆
    動力を直線駆動に代えるための直線駆動機構、平坦化フ
    ィルタの種類及び正確な位置を前記基台の移動に応じて
    回転する軸の回転角をコード信号に変換し検出する絶対
    位置検出装置を備えたことを特徴とする平坦化フィルタ
    駆動機構。
  6. 【請求項6】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタをX線と電子線の切り替
    え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平坦
    化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り付
    けた基台を駆動させるための制御用モータ、モータの駆
    動力を直線駆動に代えるための直線駆動機構、平坦化フ
    ィルタの正確な位置を前記基台の移動量に応じたパルス
    を計数して検出する相対位置検出装置、及び相対位置検
    出装置の原点基準となるストッパを備えたことを特徴と
    する平坦化フィルタ駆動機構。
  7. 【請求項7】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタをX線と電子線の切り替
    え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平坦
    化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り付
    けた基台をX,Y方向に駆動させるための複数個の制御
    用モータ、モータの駆動力をX,Y方向の直線駆動に代
    えるための複数個の直線駆動機構、及び平坦化フィルタ
    のX,Y方向の位置を検出する複数の電気的検出スイッ
    チを備えたことを特徴とする平坦化フィルタ駆動機構。
  8. 【請求項8】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタをX線と電子線の切り替
    え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平坦
    化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り付
    けた基台を平面方向に駆動させるための複数個の制御用
    モータ、モータの駆動力をX,Y方向の直線駆動に代え
    るための複数個の直線駆動機構、平坦化フィルタのX,
    Y方向の正確な位置を前記基台の移動に応じて回転する
    軸の回転角をコード信号に変換し検出する複数の絶対位
    置検出装置を備えたことを特徴とする平坦化フィルタ駆
    動機構。
  9. 【請求項9】 放射線照射野内における放射線線量を均
    一にするための平坦化フィルタをX線と電子線の切り替
    え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平坦
    化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り付
    けた基台をX,Y方向に駆動させるための複数個の制御
    用モータ、モータの駆動力をX,Y方向の直線駆動に代
    えるための複数個の直線駆動機構、平坦化フィルタの
    X,Y方向の正確な位置を前記基台の移動に応じて回転
    する軸の回転角をコード信号に変換し検出する複数の絶
    対位置検出装置、及び該検出装置を放射線の被曝から防
    ぐためのシールドを備えたことを特徴とする平坦化フィ
    ルタ駆動機構。
  10. 【請求項10】 放射線照射野内における放射線線量を
    均一にするための平坦化フィルタをX線と電子線の切り
    替え、もしくはエネルギの切り替えのために変更する平
    坦化フィルタ駆動機構において、平坦化フィルタを取り
    付けた基台をX,Y方向に駆動させるための複数個の制
    御用モータ、モータの駆動力をX,Y方向の直線駆動に
    代えるための複数個の直線駆動機構、及び前記モータと
    同一回転速度で回転するプレートが所定位置に達すると
    作動して平坦化フィルタのX,Y方向の位置を検出する
    複数の電気的検出スイッチを備えたことを特徴とする平
    坦化フィルタ駆動機構。
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