JP2001166359A - 読取レンズ - Google Patents
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Abstract
読み取るために極めて高精度に色収差補正されており、
Fナンバーが4.2程度と明るく、開口効率が周辺部ま
で100%に近く、諸収差も良好に補正された、高空間
周波数領域で高いコントラストを有している読取レンズ
を提供することを目的とする。 【解決手段】 物体側の第1群G1は物体側に凸面を向
けた凸メニスカスレンズの第1レンズL1、第2群G2
は物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第2レン
ズL2と物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズの第
3レンズL3との接合レンズで負の屈折力を持ち、第3
群G3は物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズの第
4レンズL4と物体側に凹面を向けた凸メニスカスレン
ズの第5レンズL5との接合レンズで負の屈折力を持
ち、第4群G4は像側に凸面を向けた凸メニスカスレン
ズの第6レンズL6である4群6枚から構成される。
Description
特にファクシミリやデジタル複写機の原稿読取部や各種
のイメージスキャナに利用されるフルカラー読取レンズ
に関するものである。
取部やイメージスキャナは、読み取るべき画像情報を読
取用レンズで縮小してCCD(Charge Coupled Device
)のような固体撮像素子上に結像させて画像情報を信
号化する。また、最近のカラー用のCCDは、3ライン
CCDを多く採用している。これは、赤、緑、青のフィ
ルタを持った受光素子が1チップに3列に配列されてお
り、この受光面にカラー画像を結像させることにより3
原色に色分解し、カラー画像情報を信号化している。
を良好に読み取るために受光面に赤、緑、青の各色の結
像位置を光軸方向に合致させる必要があり、このため各
色について良好に色収差補正をしなければならない。こ
のような色収差補正は、極めて精度よく補正されている
必要がある。更に、このような読取用レンズでは、−般
に像面において高空間周波数領域での高いコントラスト
が要求されると共に、開口効率が画角周辺部まで100
%近くあることが要求されている。
6枚構成のガウスタイプが用いられている。ガウスタイ
プのカラー読取レンズとして、特開平6−109971
号公報、特開平10−68881号公報、特開平10−
253881号公報、特開平11−109221号公報
に係る発明が開示されている。
ラー読取レンズにおいては、種々の問題点があった。例
えば特開平6−109971号公報に係る発明は、Fナ
ンバーが5と暗い。また、特開平10−68881号公
報に係る発明は、縮率が0.189と小さくて、縮率を
0.236程度にすると収差量が大きくなり、使用でき
なくなる。また、特開平10−253881号公報に係
る発明は、Fナンバーが4程度と大口径で半画角が17
〜18°程度のものは縮率が0.189と小さく、縮率
を0.236程度にすると収差量が大きくなり使用でき
ず、逆に縮率が0.2より大きくなるとFナンバー6よ
り暗くなってしまっていたり、半画角が11°程度と非
常に狭いものしかない。また、特開平11−10922
1号公報に係る発明は、半画角が10°前後とやはり非
常に狭いものである。
されたものであり、縮率0.236程度で、カラー原稿
を良好に読み取るために極めて高精度に色収差補正され
ており、Fナンバーが4.2程度と明るく、開口効率が
周辺部まで100%に近く、諸収差も良好に補正され
た、高空間周波数領域で高いコントラストを有している
読取レンズを提供することを目的とする。
明に係る読取レンズにより達成される。即ち、上記課題
を解決するために請求項1に係る読取レンズは、物体側
より数えて順に、第1群ないし第4群を配し、第1群は
物体側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第1レンズ
であり、第2群は正の屈折力を持つ第2レンズと負の屈
折力を持つ第3レンズとの接合レンズで、負の屈折力を
持ち、第3群は負の屈折力を持つ第4レンズと正の屈折
力を持つ第5レンズとの接合レンズで、負の屈折力を持
ち、第4群は像側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの
第6レンズである4群6枚構成の読取レンズであって、
δθ凸が正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第
5、第6レンズ)のδθgdの平均、δθ凹が負の屈折
力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のδθgdの平
均、δθgdがθgd(部分分散比)の標準線(C7と
F2を結ぶ直線)からの偏差、θgd(部分分散比)が
(ng−nd)/(nF−nC)、ndがd線の屈折
率、ngがg線の屈折率、nFがF線の屈折率、nCが
C線の屈折率、f1が第1レンズのe線の焦点距離、f
6が第6レンズのe線の焦点距離、f25が第2レンズ
から第5レンズまでのe線の合成焦点距離、fが全系の
e線の合成焦点距離、n凸が正の屈折力を有するレンズ
(第1、第2、第5、第6レンズ)のndの平均、n凹
が負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)のn
dの平均とするとき、下記の条件式(1−1)〜(4−
1)を満足することを特徴とする。
<0.0203 (2−1)0.87<f1/f6<1.20 (3−1)−0.57<f25/f<−0.37 (4−1)−0.0223<n凸−n凹<−0.002
7
差を良好に補正する条件である。そして、この上限を超
えると、軸上の色収差が補正過剰になり、主波長より短
波長側で軸上の色収差が正の側に大きくなる。逆に、下
限を超えると、軸上の色収差が補正不足になり、主波長
よリ短波長側で負の側に軸上の色収差が大きくなってし
まう。
ーを定めるものである。そして、この上限を超えると、
第1群のパワーが弱くなり過ぎ、レンズが大きくなっ
て、コストアップの原因となる。逆に、下限を超える
と、レンズのコンパクト化には有利であるが、コマフレ
アが大きくなってしまう。
群の合成のパワーを定めるものである。そして、この上
限を超えると、球面収差が負で大きくなってしまう。逆
に、下限を超えると、逆に球面収差が正で大きくなると
共に、コマフレアも増大し、さらにこの条件の範囲外で
あると、軸上と軸外の収差のバランスが大きく崩れてし
まう。
る読取レンズを構成する4枚の凸レンズと2枚の凹レン
ズの屈折率の範囲を定めるものである。そして、この上
限を超えると、ペッツバール和が小さくなり過ぎ、像面
が正の側に倒れ、像面湾曲が大きくなる。逆に、下限を
超えると、逆にペッッバール和が大きくなり過ぎ、像面
が負の側に倒れ、非点隔差が大きくなり、さらにこの条
件の範囲外では、全画面にわたって良好な結像性能を得
ることができなくなる。
2に係る読取レンズは、上記請求項1に係る読取レンズ
において、f13が第1レンズから第3レンズまでのe
線の焦点距離、f46が第4レンズから第6レンズまで
のe線の焦点距離、d5が物体側から数えて5番目の面
間隔とするとき、下記の条件式(5−1)及び(6−
1)を満足することを特徴とする。
(6−1)は、上記請求項1に係る条件を満足する読取
レンズにおいて、さらに良好な性能を得るための条件で
ある。即ち、条件式(5−1)は、第1群と第2群の合
成パワーと第3群と第4群の合成パワーの比を定めるも
のである。そして、この上限を超えると、歪曲収差が負
で大きくなってしまう。逆に、下限を超えると、逆に歪
曲収差が正で大きくなってしまう。
群の空気間隔を定めるものである。そして、この上限を
超えると、ペッツバール和が大きくなり、非点隔差が大
きくなると共に、レンズが長大化してしまう。逆に、下
限を超えると、ペッツバール和が小さくなり、像面湾曲
が大きくなると共に、コマフレアが大きくなる。
3に係る読取レンズは、上記請求項2に係る読取レンズ
において、fが全系のe線の合成焦点距離、riが物体
側から数えてi番目の曲率半径、diが物体側から数え
てi番目の面間隔とするとき、下記の条件式(7−1)
〜(9−1)を満足することを特徴とする。
−1)は、上記請求項2に係る条件を満足する読取レン
ズにおいて、さらに良好な性能を得るための条件であ
る。即ち、条件式(7−1)は、第1レンズの物体側の
面の曲率半径を定めるものである。そして、この上限を
超えると、球面収差が負で大きくなると共に、レンズも
長大化する。逆に、下限を超えると、球面収差が正で大
きくなる。
物体側の面の曲率半径を定めるものである。そして、こ
の上限を超えると、像面が正となり、球面収差は逆に負
となる。逆に、下限を超えると、像面が負となり、球面
収差が正となり、さらにこの条件の範囲外では、中心と
周辺のバランスが取れなくなる。
ズ(第2レンズと第3レンズ)のレンズ厚を定めるもの
である。そして、この上限を超えると、ペッツバール和
が小さくなり、球面収差と像面湾曲のバランスが悪くな
る。逆に、下限を超えると、像面湾曲が負で大きくなり
過ぎ、軸外の性能が大幅に劣化する。
4に係る読取レンズは、物体側より数えて順に、第1群
ないし第4群を配し、第1群は物体側に凸面を向けた凸
メニスカスレンズの第1レンズであり、第2群は物体側
に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第2レンズと物体
側に凸面を向けた凹メニスカスレンズの第3レンズとの
接合レンズで、負の屈折力を持ち、第3群は物体側に凹
面を向けた凹メニスカスレンズの第4レンズと物体側に
凹面を向けた凸メニスカスレンズの第5レンズとの接合
レンズで、負の屈折力を持ち、第4群は像側に凸面を向
けた凸メニスカスレンズの第6レンズである4群6枚構
成の読取レンズであって、δθ凸が正の屈折力を有する
レンズ(第1、第2、第5、第6レンズ)のδθgdの
平均、δθ凹が負の屈折力を有するレンズ(第3、第4
レンズ)のδθgdの平均、δθgdがθgd(部分分
散比)の標準線(C7とF2を結ぶ直線)からの偏差、
θgd(部分分散比)が(ng−nd)/(nF−n
C)、ndがd線の屈折率、ngがg線の屈折率、nF
がF線の屈折率、nCがC線の屈折率、f1が第1レン
ズのe線の焦点距離、f6が第6レンズのe線の焦点距
離、f25が第2レンズから第5レンズまでのe線の合
成焦点距離、fが全系のe線の合成焦点距離、n凸が正
の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、第6レン
ズ)のndの平均、n凹が負の屈折力を有するレンズ
(第3、第4レンズ)のndの平均とするとき、下記の
条件式(1−2)〜(4−2)を満足することを特徴と
する。
<0.0202 (2−2)0.89<f1/f6<1.20 (3−2)−0.57<f25/f<−0.37 (4−2)−0.0223<n凸−n凹<−0.002
7
上記請求項1に係る読取レンズにおける第2、第3、第
4、第5レンズの形状をそれぞれメニスカス形状とし、
条件式(1−1)〜(9−1)よりもやや範囲の狭い条
件式(1−2)〜(9−2)を満足することにより、メ
ニスカスレンズの特性を活かした良好な性能を得られる
ようにしたものである。
5に係る読取レンズは、上記請求項4に係る読取レンズ
において、f13が第1レンズから第3レンズまでのe
線の焦点距離、f46が第4レンズから第6レンズまで
のe線の焦点距離、d5が物体側から数えて5番目の面
間隔とするとき、下記の条件式(5−2)及び(6−
2)を満足することを特徴とする。
(6−2)は、上記請求項4に係る条件を満足する読取
レンズにおいて、さらに良好な性能を得るための条件で
ある。即ち、上記請求項2に係る読取レンズに対して、
メニスカスレンズの特性を活かした良好な性能を得られ
るようにしたものである。但し、これらの条件式(5−
2)及び(6−2)は、上記請求項2に係る条件式(5
−1)及び(6−1)と同様であるため、各条件式につ
いての説明は省略する。
6に係る読取レンズは、上記請求項5に係る読取レンズ
において、fが全系のe線の合成焦点距離、riが物体
側から数えてi番目の曲率半径、diが物体側から数え
てi番目の面間隔とするとき、下記の条件式(7−2)
〜(9−2)を満足することを特徴とする。
−2)は、上記請求項5に係る条件を満足する読取レン
ズにおいて、さらに良好な性能を得るための条件であ
る。即ち、上記請求項3に係る読取レンズに対して、メ
ニスカスレンズの特性を活かした良好な性能を得られる
ようにしたものである。但し、これらの条件式(7−
2)〜(9−2)は、上記請求項3に係る条件式(7−
1)〜(9−1)と同様であるため、各条件式について
の説明は省略する。
本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施
の形態に係るフルカラー読取レンズの構成を示す概略断
面図である。
るフルカラー読取レンズにおいては物体側より数えて順
に、第1群G1〜第4群G4が光軸上に配置されてい
る。第1群G1は、物体側に凸面を向けた凸メニスカス
レンズの第1レンズL1からなる。第2群G2は、物体
側に凸面を向けた凸メニスカスレンズの第2レンズL2
と物体側に凸面を向けた凹メニスカスレンズの第3レン
ズL3との接合レンズで、負の屈折力を持っている。第
3群G3は、物体側に凹面を向けた凹メニスカスレンズ
の第4レンズL4と物体側に凹面を向けた凸メニスカス
レンズの第5レンズL5との接合レンズで、負の屈折力
を持っている。第4群G4は、像側に凸面を向けた凸メ
ニスカスレンズの第6レンズL6からなる。このように
して、4群G1〜G4の6枚の第1〜第6レンズL1〜
L6から構成されている。また、第1群G1の物体側に
は、コンタクトガラスCG1が配置され、第4群G4の
像側には、CCDカバーガラスCG2が配置されてい
る。また、第2群G2と第3群G3との間には、開口絞
りSが配置されている。
りである。 ri(i=1〜10):物体側から数えてi番目のレン
ズ面の曲率半径 di(i=1〜9):物体側から数えてi番目の面聞隔 nj(j=1〜6):物体側から数えてj番目のレンズ
の材料の屈折率 νj(j=1〜6):物体側から数えてj番目のレンズ
の材料のアッベ数 rc1:コンタクトガラスの物体側の曲率半径 rc2:コンタクトガラスの像側の曲率半径 rc3:CCDカバーガラスの物体側の曲率半径 rc4:CCDカバーガラスの像側の曲率半径 dc1:コンタクトガラスの肉厚 dc3:CCDカバーガラスの肉厚 nc1:CCDカバーガラスの屈折率 nc3:コンタクトガラスの屈折率 νc1:コンタクトガラスのアッベ数 νc3:CCDカバーガラスのアツベ数
ー読取レンズの諸収差及び具体的な数値データを実施例
1〜7に示す。なお、ここで、実施例1〜7は、請求項
1〜3に係る発明に対応する実施例であり、実施例1、
4〜7は、請求項4〜6に係る発明に対応する実施例で
ある。
る諸収差、具体的には球面収差、非点収差、歪曲収差、
及びコマ収差を示す収差曲線図である。なお、これら図
2〜図8の収差曲線図において、実線はe線(546.
07nm)を、点線はg線(436.83nm)を、破
線はc線(656.27nm)をそれぞれ示す。また、
非点収差はe線(546.07nm)によるもので、そ
の図中における実線はサジタル光線を、破線はメリディ
オナル光線をそれぞれ表す。
以下の通りである。但し、図1における符号と同一のも
のは説明を省略する。 f:全系のe線の合成焦点距離 FNO:Fナンバー m:縮率 ω:半画角(度) Y:物体高 nd:d線の屈折率 ng:g線の屈折率 nF:F線の屈折率 nC:C線の屈折率 δθ凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第
5、第6レンズ)のδθgdの平均 δθ凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レン
ズ)のδθgdの平均 n凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、
第6レンズ)のndの平均 n凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)
のndの平均 f1:第1レンズのe線の焦点距離 f6:第6レンズのe線の焦点距離 f25:第2レンズから第5レンズまでのe線の合成焦
点距離 f13:第1レンズから第3レンズまでのe線の焦点距
離 f46:第4レンズから第6レンズまでのe線の焦点距
離
取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収
差は、図2に示されるようになる。また、その具体的な
数値データは、下記の表1に示されるようになる。
取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収
差は、図3に示されるようになる。また、その具体的な
数値データは、下記の表2に示されるようになる。
取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収
差は、図4に示されるようになる。また、その具体的な
数値データは、下記の表3に示されるようになる。
取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収
差は、図5に示されるようになる。また、その具体的な
数値データは、下記の表4に示されるようになる。
取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収
差は、図6に示されるようになる。また、その具体的な
数値データは、下記の表5に示されるようになる。
取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収
差は、図7に示されるようになる。また、その具体的な
数値データは、下記の表6に示されるようになる。
取レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差、及びコマ収
差は、図8に示されるようになる。また、その具体的な
数値データは、下記の表7に示されるようになる。
(1−1)〜(9−1)、(1−2)〜(9−2)の値
は、下記の表8に示されるようになる。
る読取レンズによれば、以下のような効果を奏すること
ができる。即ち、収差曲線図からも明らかなように、縮
率0.236程度で、カラー原稿を良好に読み取るため
に極めて高精度な色収差補正を行い、3ラインCCD採
用時に赤、緑、青の各色のSN比のばらつきを小さく抑
えることが可能となる。また同時に、Fナンバーが4.
2と大口径であり、軸上と軸外の収差のバランスがよ
く、開口効率も100%近く、更には高空間周波数領域
でのコントラストも高いレンズが実現可能となる。
ンズの構成を示す概略断面図である。
差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
差、及びコマ収差を示す収差曲線図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 物体側より数えて順に、第1群ないし第
4群を配し、第1群は物体側に凸面を向けた凸メニスカ
スレンズの第1レンズであり、第2群は正の屈折力を持
つ第2レンズと負の屈折力を持つ第3レンズとの接合レ
ンズで、負の屈折力を持ち、第3群は負の屈折力を持つ
第4レンズと正の屈折力を持つ第5レンズとの接合レン
ズで、負の屈折力を持ち、第4群は像側に凸面を向けた
凸メニスカスレンズの第6レンズである4群6枚構成の
読取レンズであって、下記の条件式を満足することを特
徴とする読取レンズ。 (1−1)0.0095<δθ凸−δθ凹<0.020
3 (2−1)0.87<f1/f6<1.20 (3−1)−0.57<f25/f<−0.37 (4−1)−0.0223<n凸−n凹<−0.002
7 但し、 δθ凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第
5、第6レンズ)のδθgdの平均 δθ凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レン
ズ)のδθgdの平均 δθgd:θgd(部分分散比)の標準線(C7とF2
を結ぶ直線)からの偏差 θgd(部分分散比):(ng−nd)/(nF−n
C) nd:d線の屈折率 ng:g線の屈折率 nF:F線の屈折率 nC:C線の屈折率 f1:第1レンズのe線の焦点距離 f6:第6レンズのe線の焦点距離 f25:第2レンズから第5レンズまでのe線の合成焦
点距離 f:全系のe線の合成焦点距離 n凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、
第6レンズ)のndの平均 n凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)
のndの平均 - 【請求項2】 請求項1記載の読取レンズにおいて、 下記の条件式を満足することを特徴とする読取レンズ。 (5−1)1.03<f13/f46<1.35 (6−1)0.24<d5/f<0.26 但し、 f13:第1レンズから第3レンズまでのe線の焦点距
離 f46:第4レンズから第6レンズまでのe線の焦点距
離 d5:物体側から数えて5番目の面間隔 - 【請求項3】 請求項2記載の読取レンズにおいて、 下記の条件式を満足することを特徴とする読取レンズ。 (7−1)0.32<r1/f<0.35 (8−1)−0.21<r5/f<−0.17 (9−1)0.85<(d3+d4)/f<0.93 但し、 f:全系のe線の合成焦点距離 ri:物体側から数えてi番目の曲率半径 di:物体側から数えてi番目の面間隔
- 【請求項4】 物体側より数えて順に、第1群ないし第
4群を配し、第1群は物体側に凸面を向けた凸メニスカ
スレンズの第1レンズであり、第2群は物体側に凸面を
向けた凸メニスカスレンズの第2レンズと物体側に凸面
を向けた凹メニスカスレンズの第3レンズとの接合レン
ズで、負の屈折力を持ち、第3群は物体側に凹面を向け
た凹メニスカスレンズの第4レンズと物体側に凹面を向
けた凸メニスカスレンズの第5レンズとの接合レンズ
で、負の屈折力を持ち、第4群は像側に凸面を向けた凸
メニスカスレンズの第6レンズである4群6枚構成の読
取レンズであって、下記の条件式を満足することを特徴
とする読取レンズ。 (1−2)0.0108<δθ凸−δθ凹<0.020
2 (2−2)0.89<f1/f6<1.20 (3−2)−0.57<f25/f<−0.37 (4−2)−0.0223<n凸−n凹<−0.002
7 但し、 δθ凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第
5、第6レンズ)のδθgdの平均 δθ凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レン
ズ)のδθgdの平均 δθgd:θgd(部分分散比)の標準線(C7とF2
を結ぶ直線)からの偏差 θgd(部分分散比):(ng−nd)/(nF−n
C) nd:d線の屈折率 ng:g線の屈折率 nF:F線の屈折率 nC:C線の屈折率 f1:第1レンズのe線の焦点距離 f6:第6レンズのe線の焦点距離 f25:第2レンズから第5レンズまでのe線の合成焦
点距離 f:全系のe線の合成焦点距離 n凸:正の屈折力を有するレンズ(第1、第2、第5、
第6レンズ)のndの平均 n凹:負の屈折力を有するレンズ(第3、第4レンズ)
のndの平均 - 【請求項5】 請求項4記載の読取レンズにおいて、 下記の条件式を満足することを特徴とする読取レンズ。 (5−2)1.03<f13/f46<1.35 (6−2)0.24<d5/f<0.26 但し、 f13:第1レンズから第3レンズまでのe線の焦点距
離 f46:第4レンズから第6レンズまでのe線の焦点距
離 d5:物体側から数えて5番目の面間隔 - 【請求項6】 請求項5記載の読取レンズにおいて、 下記の条件式を満足することを特徴とする読取レンズ。 (7−2)0.32<r1/f<0.35 (8−2)−0.21<r5/f<−0.17 (9−2)0.85<(d3+d4)/f<0.93 但し、 f:全系のe線の合成焦点距離 ri:物体側から数えてi番目の曲率半径 di:物体側から数えてi番目の面間隔
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JP35162099A JP4226740B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 読取レンズ |
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---|---|---|---|
JP35162099A JP4226740B2 (ja) | 1999-12-10 | 1999-12-10 | 読取レンズ |
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1999
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