JP2001159368A - 内燃機関の制御方法及びその装置 - Google Patents
内燃機関の制御方法及びその装置Info
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/24—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
- F02D41/26—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
- F02D41/266—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor the computer being backed-up or assisted by another circuit, e.g. analogue
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/24—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
- F02D41/2406—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using essentially read only memories
- F02D41/2409—Addressing techniques specially adapted therefor
- F02D41/2422—Selective use of one or more tables
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- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非対称構造の内燃機関であっても,データセ
ットを好適に切り換えて正確な制御を実行することが可
能な内燃機関の制御方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つのプロセッサにより実行
される制御機能が,前記制御機能の基礎となる少なくと
も1つのプログラムコードと,前記プログラムコードに
付設される少なくとも1つのデータセットとの結び付き
として実行される,少なくとも2つの燃焼室を有する内
燃機関の制御方法であって,前記燃焼室は前記データセ
ットが各々付設される少なくとも2つのエンジンブロッ
クにグループ分けされると共に,前記エンジンブロック
の制御機能は,各エンジンブロックに付設されたデータ
セットが選択して実行される。
ットを好適に切り換えて正確な制御を実行することが可
能な内燃機関の制御方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも1つのプロセッサにより実行
される制御機能が,前記制御機能の基礎となる少なくと
も1つのプログラムコードと,前記プログラムコードに
付設される少なくとも1つのデータセットとの結び付き
として実行される,少なくとも2つの燃焼室を有する内
燃機関の制御方法であって,前記燃焼室は前記データセ
ットが各々付設される少なくとも2つのエンジンブロッ
クにグループ分けされると共に,前記エンジンブロック
の制御機能は,各エンジンブロックに付設されたデータ
セットが選択して実行される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,内燃機関の制御方
法及びその装置に関し,さらに詳細には,少なくとも2
つの燃焼室を有する内燃機関の制御方法及びその装置に
関する。
法及びその装置に関し,さらに詳細には,少なくとも2
つの燃焼室を有する内燃機関の制御方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては,内燃機関を制御する場
合には,適用データがエンジン全体のデータセットとし
て格納される。このとき,内燃機関の燃焼室は,最大で
2つの対称構造のシリンダブロック(あるいはエンジン
ブロック)であり,適用データ(あるいはデータセッ
ト)は,かかる2つのエンジンブロックに使用される。
対称構造のエンジンブロックでは,例えば構成部品の許
容誤差によりエンジンブロック相互間で差が発生した場
合には,予め設定されているデータセットから制御回路
又は適応を介して必要な精度を得ることができる。
合には,適用データがエンジン全体のデータセットとし
て格納される。このとき,内燃機関の燃焼室は,最大で
2つの対称構造のシリンダブロック(あるいはエンジン
ブロック)であり,適用データ(あるいはデータセッ
ト)は,かかる2つのエンジンブロックに使用される。
対称構造のエンジンブロックでは,例えば構成部品の許
容誤差によりエンジンブロック相互間で差が発生した場
合には,予め設定されているデータセットから制御回路
又は適応を介して必要な精度を得ることができる。
【0003】欧州特許出願EP0348441B1号に
は,第1の駆動状態で駆動するための第1のデータブロ
ックと,他の駆動状態で駆動するための第2のデータブ
ロック,及び第1又は第2のデータブロックのデータに
応じて駆動パラメータを処理するプロセッサを有するコ
ンピュータを具備する内燃機関の制御装置が既知であ
る。
は,第1の駆動状態で駆動するための第1のデータブロ
ックと,他の駆動状態で駆動するための第2のデータブ
ロック,及び第1又は第2のデータブロックのデータに
応じて駆動パラメータを処理するプロセッサを有するコ
ンピュータを具備する内燃機関の制御装置が既知であ
る。
【0004】上記プロセッサは,温度(例えば冷却シス
テム温度)に応じて使用するデータブロックを選択する
ために,少なくとも1つの駆動パラメータに応答する切
換え手段を有する。この切り換え手段により,予め設定
された温度を越えた場合には,始動条件がプログラミン
グされている第1のデータブロックから,通常駆動条件
がプログラミングされている第2のデータブロックに切
換えられる。したがって,データブロック間の切換えが
下方及び上方限界温度に依存するので,データセットの
切換えは始動温度の関数としても実行される。
テム温度)に応じて使用するデータブロックを選択する
ために,少なくとも1つの駆動パラメータに応答する切
換え手段を有する。この切り換え手段により,予め設定
された温度を越えた場合には,始動条件がプログラミン
グされている第1のデータブロックから,通常駆動条件
がプログラミングされている第2のデータブロックに切
換えられる。したがって,データブロック間の切換えが
下方及び上方限界温度に依存するので,データセットの
切換えは始動温度の関数としても実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
装置においては,非対称性の大きい内燃機関の制御機能
にデータセットを使用すると,内燃機関のプロセス制御
が非常に不正確になるという問題がある。かかる内燃機
関の不正確な制御は,例えばトルク,排ガス及び燃料消
費などに影響を与える。温度に依存するデータセット切
換えは,各温度領域内で2つのエンジンブロックに対し
て1つのデータセットが使用される場合には,不正確な
制御を補償することができない。このように,従来技術
においては,好適な効果を得ることができない。
装置においては,非対称性の大きい内燃機関の制御機能
にデータセットを使用すると,内燃機関のプロセス制御
が非常に不正確になるという問題がある。かかる内燃機
関の不正確な制御は,例えばトルク,排ガス及び燃料消
費などに影響を与える。温度に依存するデータセット切
換えは,各温度領域内で2つのエンジンブロックに対し
て1つのデータセットが使用される場合には,不正確な
制御を補償することができない。このように,従来技術
においては,好適な効果を得ることができない。
【0006】したがって,本発明の目的は,非対称構造
の内燃機関であっても,データセットを好適に切り換え
て正確な制御を実行することが可能な新規かつ改良され
た内燃機関の制御方法及びその装置を提供することにあ
る。
の内燃機関であっても,データセットを好適に切り換え
て正確な制御を実行することが可能な新規かつ改良され
た内燃機関の制御方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,請求項1に記載の発明では,少なくとも1つのプロ
セッサにより実行される制御機能が,前記制御機能の基
礎となる少なくとも1つのプログラムコードと,前記プ
ログラムコードに付設される少なくとも1つのデータセ
ットとの結び付きとして実行される,少なくとも2つの
燃焼室を有する内燃機関の制御方法であって,前記燃焼
室は前記データセットが各々付設される少なくとも2つ
のエンジンブロックにグループ分けされると共に,前記
エンジンブロックの制御機能は,各エンジンブロックに
付設されたデータセットが選択して実行される,ことを
特徴とする内燃機関の制御方法が提供される。
め,請求項1に記載の発明では,少なくとも1つのプロ
セッサにより実行される制御機能が,前記制御機能の基
礎となる少なくとも1つのプログラムコードと,前記プ
ログラムコードに付設される少なくとも1つのデータセ
ットとの結び付きとして実行される,少なくとも2つの
燃焼室を有する内燃機関の制御方法であって,前記燃焼
室は前記データセットが各々付設される少なくとも2つ
のエンジンブロックにグループ分けされると共に,前記
エンジンブロックの制御機能は,各エンジンブロックに
付設されたデータセットが選択して実行される,ことを
特徴とする内燃機関の制御方法が提供される。
【0008】本項記載の発明では,特に構造的な条件と
は関係なく,少なくとも2つのエンジンブロックにグル
ープ分けされ,各エンジンブロックに付設されたデータ
セットにより燃焼室が制御されるので,制御機能を実現
するための各々のデータセットは,各々制御するエンジ
ンブロックに応じて選択される。したがって,データセ
ット切換えは,各エンジンブロックの関数として実行さ
れるので,エンジンブロック及び/又は燃焼室の非対称
性を考慮することができる。なお,この非対称性は,例
えば構造的な非対称性,あるいは例えば開ループ制御あ
るいは閉ループ制御技術及び機能の非対称性である。
は関係なく,少なくとも2つのエンジンブロックにグル
ープ分けされ,各エンジンブロックに付設されたデータ
セットにより燃焼室が制御されるので,制御機能を実現
するための各々のデータセットは,各々制御するエンジ
ンブロックに応じて選択される。したがって,データセ
ット切換えは,各エンジンブロックの関数として実行さ
れるので,エンジンブロック及び/又は燃焼室の非対称
性を考慮することができる。なお,この非対称性は,例
えば構造的な非対称性,あるいは例えば開ループ制御あ
るいは閉ループ制御技術及び機能の非対称性である。
【0009】即ち,内燃機関が非対称性を有する場合に
は,データセット内のブロック固有の正しいプレコント
ロールデータを適用して使用されるので,より高い精度
の内燃機関の制御機能あるいは内燃機関の関連プロセス
が得られる。このことにより,例えばトルク,出力,排
ガス,燃料消費などに関して多くの利点がある。即ち,
この非対称性を有する内燃機関において,例えば給排気
弁のタイミング,例えばマップでの点火角度の計算,噴
射時間あるいはまたカムシャフト制御,少なくとも1つ
のエンジンブロック上での完全な燃焼室オフあるいはシ
リンダオフを実現するために,上記非対称性と他の非対
称性を効果的に支配して,非対称性作用を減少あるいは
克服して,好適に制御することができる。
は,データセット内のブロック固有の正しいプレコント
ロールデータを適用して使用されるので,より高い精度
の内燃機関の制御機能あるいは内燃機関の関連プロセス
が得られる。このことにより,例えばトルク,出力,排
ガス,燃料消費などに関して多くの利点がある。即ち,
この非対称性を有する内燃機関において,例えば給排気
弁のタイミング,例えばマップでの点火角度の計算,噴
射時間あるいはまたカムシャフト制御,少なくとも1つ
のエンジンブロック上での完全な燃焼室オフあるいはシ
リンダオフを実現するために,上記非対称性と他の非対
称性を効果的に支配して,非対称性作用を減少あるいは
克服して,好適に制御することができる。
【0010】さらに,エンジン制御と関連する完全なデ
ータセット(即ち,適用可能な全てのデータ)を切換え
る場合,内燃機関の制御機能を定めて実現する場合に,
ブロック固有にどのデータが必要とされるかを知る必要
がないことである。データは,他の作用なしでシリーズ
開始の直前になって初めてもたらすことができるので,
開発シーケンスにおける大きな利点が生じる。
ータセット(即ち,適用可能な全てのデータ)を切換え
る場合,内燃機関の制御機能を定めて実現する場合に,
ブロック固有にどのデータが必要とされるかを知る必要
がないことである。データは,他の作用なしでシリーズ
開始の直前になって初めてもたらすことができるので,
開発シーケンスにおける大きな利点が生じる。
【0011】また,請求項2に記載の発明のように,前
記制御機能は,全てのエンジンブロックについて同一で
あるプログラムコード,あるいは中央メモリに格納され
る全てのエンジンブロックに共通のプログラムコードに
より実行される,如く構成すれば,1つだけのコンピュ
ータあるいはプロセッサを備えた制御装置ばかりでな
く,複数のコンピュータあるいはプロセッサを備えた制
御装置内あるいは複数の制御装置内において,1つのプ
ロセッサ又は複数のプロセッサにおいても制御機能を実
現することができる。したがって,プログラムコード
は,各プロセッサ又は各制御装置のためにグループ分け
されたエンジンブロック毎に設けることができ,及び/
又は複数のあるいは全てのエンジンブロックのために中
央に格納されたプログラムコードを使用することができ
る。
記制御機能は,全てのエンジンブロックについて同一で
あるプログラムコード,あるいは中央メモリに格納され
る全てのエンジンブロックに共通のプログラムコードに
より実行される,如く構成すれば,1つだけのコンピュ
ータあるいはプロセッサを備えた制御装置ばかりでな
く,複数のコンピュータあるいはプロセッサを備えた制
御装置内あるいは複数の制御装置内において,1つのプ
ロセッサ又は複数のプロセッサにおいても制御機能を実
現することができる。したがって,プログラムコード
は,各プロセッサ又は各制御装置のためにグループ分け
されたエンジンブロック毎に設けることができ,及び/
又は複数のあるいは全てのエンジンブロックのために中
央に格納されたプログラムコードを使用することができ
る。
【0012】また,請求項3に記載の発明のように,前
記データセットは,前記各エンジンブロックについて同
一部分データと非同一部分データからなり,前記同一部
分データは1回だけ少なくとも1つのメモリに格納され
ると共に,前記エンジンブロックの各制御機能は,前記
同一部分データ及び前記各非同一部分データにより実行
される,如く構成すれば,メモリスペースを削減するこ
とができる。
記データセットは,前記各エンジンブロックについて同
一部分データと非同一部分データからなり,前記同一部
分データは1回だけ少なくとも1つのメモリに格納され
ると共に,前記エンジンブロックの各制御機能は,前記
同一部分データ及び前記各非同一部分データにより実行
される,如く構成すれば,メモリスペースを削減するこ
とができる。
【0013】また,請求項4に記載の発明のように,前
記データセットは,最初に,前記同一部分データ及び前
記非同一部分データが第1のメモリから前記プログラム
コードによりアクセスされる第2のメモリにロードさ
れ,かつ,以降は,前記非同一部分データが前記第2の
メモリにロードされる,如く構成すれば,例えば中間メ
モリを使用することにより,データセットは制御機能及
びエンジンブロックに応じてリフレッシュあるいは適応
されるので,異なる部分データのみが変更あるいはリフ
レッシュされる。したがって,全てのデータセットを変
更あるいはリフレッシュする必要がないので,データセ
ットの変更あるいはリフレッシュを急速に行なうことが
できる。このとき,各異なる部分データは二重に格納さ
れており,異なる部分データを有するメモリ内の予め設
定可能なアドレスの内容が,常に,各エンジンブロック
に応じて適応されるので,メモリスペースをさらに削減
することができる。
記データセットは,最初に,前記同一部分データ及び前
記非同一部分データが第1のメモリから前記プログラム
コードによりアクセスされる第2のメモリにロードさ
れ,かつ,以降は,前記非同一部分データが前記第2の
メモリにロードされる,如く構成すれば,例えば中間メ
モリを使用することにより,データセットは制御機能及
びエンジンブロックに応じてリフレッシュあるいは適応
されるので,異なる部分データのみが変更あるいはリフ
レッシュされる。したがって,全てのデータセットを変
更あるいはリフレッシュする必要がないので,データセ
ットの変更あるいはリフレッシュを急速に行なうことが
できる。このとき,各異なる部分データは二重に格納さ
れており,異なる部分データを有するメモリ内の予め設
定可能なアドレスの内容が,常に,各エンジンブロック
に応じて適応されるので,メモリスペースをさらに削減
することができる。
【0014】また,請求項5に記載の発明のように,前
記各エンジンブロックには,少なくともデータセット位
置及び各データセットが前記各エンジンブロックに対応
するように個々に存在し,前記プログラムコードは,常
に,前記エンジンブロックに対応するメモリ内の同一の
データセット位置にアクセスする,如く構成すれば,少
なくともデータセット位置下のデータ又は少なくともデ
ータセット位置の異なる部分データは,各エンジンブロ
ックについて別々に,即ち二重に存在する。
記各エンジンブロックには,少なくともデータセット位
置及び各データセットが前記各エンジンブロックに対応
するように個々に存在し,前記プログラムコードは,常
に,前記エンジンブロックに対応するメモリ内の同一の
データセット位置にアクセスする,如く構成すれば,少
なくともデータセット位置下のデータ又は少なくともデ
ータセット位置の異なる部分データは,各エンジンブロ
ックについて別々に,即ち二重に存在する。
【0015】また,請求項6に記載の発明のように,前
記エンジンブロック毎に前記各データセットの始端を求
める工程と,前記データセットから少なくとも1つのデ
ータが,データセット始端から予め設定されたあるいは
算出可能なオフセットにより選択される工程と,前記プ
ログラムコードにより前記データセット始端プラスオフ
セットにアクセスされる工程と,を有する,如く構成す
れば,データセットの各始端アドレス(即ち,データセ
ット始端)が定められてから,プログラム実行中に各デ
ータが読まれて処理されるので,データ自体をまとめて
移動させる必要がなく,可変のオフセット設定により,
例えば固定位置にあるデータを操作することができる。
記エンジンブロック毎に前記各データセットの始端を求
める工程と,前記データセットから少なくとも1つのデ
ータが,データセット始端から予め設定されたあるいは
算出可能なオフセットにより選択される工程と,前記プ
ログラムコードにより前記データセット始端プラスオフ
セットにアクセスされる工程と,を有する,如く構成す
れば,データセットの各始端アドレス(即ち,データセ
ット始端)が定められてから,プログラム実行中に各デ
ータが読まれて処理されるので,データ自体をまとめて
移動させる必要がなく,可変のオフセット設定により,
例えば固定位置にあるデータを操作することができる。
【0016】また,請求項7に記載の発明のように,前
記エンジンブロック毎に,前記プログラムコードにより
アクセスされる前記各データセットの始端が求められ,
前記各データセット始端に対して予め設定された距離に
よりデータセット範囲が設定され,第1のエンジンブロ
ックの制御を第2のエンジンブロックに変更する際にデ
ータセットが変更される,如く構成すれば,各データセ
ットを少なくとも1つのメモリに任意に格納し,データ
セットの始端アドレスと距離に基づいて問い合わせるこ
とができる。
記エンジンブロック毎に,前記プログラムコードにより
アクセスされる前記各データセットの始端が求められ,
前記各データセット始端に対して予め設定された距離に
よりデータセット範囲が設定され,第1のエンジンブロ
ックの制御を第2のエンジンブロックに変更する際にデ
ータセットが変更される,如く構成すれば,各データセ
ットを少なくとも1つのメモリに任意に格納し,データ
セットの始端アドレスと距離に基づいて問い合わせるこ
とができる。
【0017】また,上記課題を解決するため,請求項8
に記載の発明のように,制御機能を実行するための少な
くとも1つのプロセッサと,少なくとも1つのメモリと
を有し,前記制御機能は,少なくとも1つの前記制御機
能の基礎となるプログラムコードと,プログラムコード
に対して付設される少なくとも1つのデータセットとの
結び付きとして実現される,少なくとも2つの燃焼室を
有する内燃機関の制御装置であって,前記燃焼室を制御
のために少なくとも2つのエンジンブロックとしてグル
ープ分けする手段と,前記各エンジンブロックに前記デ
ータセットを対応させて,駆動されるエンジンブロック
に応じて前記制御機能を実現するデータセットを選択す
る手段と,を有することを特徴とする内燃機関の制御装
置が提供される。
に記載の発明のように,制御機能を実行するための少な
くとも1つのプロセッサと,少なくとも1つのメモリと
を有し,前記制御機能は,少なくとも1つの前記制御機
能の基礎となるプログラムコードと,プログラムコード
に対して付設される少なくとも1つのデータセットとの
結び付きとして実現される,少なくとも2つの燃焼室を
有する内燃機関の制御装置であって,前記燃焼室を制御
のために少なくとも2つのエンジンブロックとしてグル
ープ分けする手段と,前記各エンジンブロックに前記デ
ータセットを対応させて,駆動されるエンジンブロック
に応じて前記制御機能を実現するデータセットを選択す
る手段と,を有することを特徴とする内燃機関の制御装
置が提供される。
【0018】本項記載の発明では,請求項1に記載の方
法を実行する制御装置を提供することができる。
法を実行する制御装置を提供することができる。
【0019】また,上記課題を解決するため,請求項9
に記載の発明のように,制御機能を実行するための少な
くとも1つのプロセッサと,少なくとも1つのメモリと
を有し,前記制御機能は,少なくとも1つの前記制御機
能の基礎となるプログラムコードと,プログラムコード
に対して付設される少なくとも1つのデータセットとの
結び付きとして実現される,少なくとも2つの燃焼室を
有する内燃機関の制御ユニットであって,前記燃焼室を
制御のために少なくとも2つのエンジンブロックとして
グループ分けする手段と,前記各エンジンブロックに前
記データセットを対応させて,駆動されるエンジンブロ
ックに応じて前記制御機能を実現するデータセットを選
択する手段と,を有することを特徴とする内燃機関の制
御ユニットが提供される。
に記載の発明のように,制御機能を実行するための少な
くとも1つのプロセッサと,少なくとも1つのメモリと
を有し,前記制御機能は,少なくとも1つの前記制御機
能の基礎となるプログラムコードと,プログラムコード
に対して付設される少なくとも1つのデータセットとの
結び付きとして実現される,少なくとも2つの燃焼室を
有する内燃機関の制御ユニットであって,前記燃焼室を
制御のために少なくとも2つのエンジンブロックとして
グループ分けする手段と,前記各エンジンブロックに前
記データセットを対応させて,駆動されるエンジンブロ
ックに応じて前記制御機能を実現するデータセットを選
択する手段と,を有することを特徴とする内燃機関の制
御ユニットが提供される。
【0020】本項記載の発明では,請求項1に記載の方
法を実行する制御ユニットを提供することができる。
法を実行する制御ユニットを提供することができる。
【0021】また,請求項10に記載の発明のように,
コンピュータ内で実行されるプログラム及び/又はデー
タを格納するメモリ手段であって,前記プログラム及び
/又はデータが,請求項1から7の少なくとも1項に記
載の方法を実行可能であることを特徴とするメモリ手段
が提供される。
コンピュータ内で実行されるプログラム及び/又はデー
タを格納するメモリ手段であって,前記プログラム及び
/又はデータが,請求項1から7の少なくとも1項に記
載の方法を実行可能であることを特徴とするメモリ手段
が提供される。
【0022】本項記載の発明では,請求項1から7項の
うちの少なくとも1項に記載の方法を実行することがで
きる。
うちの少なくとも1項に記載の方法を実行することがで
きる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好適な実施の形態
について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚,以下の説明及び添付図面において,同一の機能及び
構成を有する構成要素については,同一符号を付するこ
とにより,重複説明を省略する。
について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚,以下の説明及び添付図面において,同一の機能及び
構成を有する構成要素については,同一符号を付するこ
とにより,重複説明を省略する。
【0024】以下,図1に基づいて,第1の実施の形態
を説明する。なお,図1は,本実施形態にかかる内燃機
関の制御装置を示すブロック図である。
を説明する。なお,図1は,本実施形態にかかる内燃機
関の制御装置を示すブロック図である。
【0025】まず,図1に示すように,電子制御装置1
00は,2つのコンピュータ101,102,入力モジ
ュール103,出力モジュール104及びバスシステム
105などから構成される。コンピュータ101,10
2の設置台数は選択的であって,制御装置100内に1
台のあるいは3台以上のコンピュータあるいはプロセッ
サを使用することができる。
00は,2つのコンピュータ101,102,入力モジ
ュール103,出力モジュール104及びバスシステム
105などから構成される。コンピュータ101,10
2の設置台数は選択的であって,制御装置100内に1
台のあるいは3台以上のコンピュータあるいはプロセッ
サを使用することができる。
【0026】同様に,例えば他の構成要素及び/又はモ
ジュールである装置106は,選択的に,制御装置10
0内のバスシステム105に接続することができる。か
かる選択的な装置106は,例えばメモリ装置,例えば
診断のため,あるいは制御装置100を他の制御装置と
接続するためのバス入出力インターフェイスが該当す
る。また,装置106は,データセット又はデータセッ
トの部分データがロードされる例えば揮発性の中間メモ
リとすることもできる。この入力モジュール103は,
出力モジュール104と合わせて,入出力モジュールと
することもできる。
ジュールである装置106は,選択的に,制御装置10
0内のバスシステム105に接続することができる。か
かる選択的な装置106は,例えばメモリ装置,例えば
診断のため,あるいは制御装置100を他の制御装置と
接続するためのバス入出力インターフェイスが該当す
る。また,装置106は,データセット又はデータセッ
トの部分データがロードされる例えば揮発性の中間メモ
リとすることもできる。この入力モジュール103は,
出力モジュール104と合わせて,入出力モジュールと
することもできる。
【0027】コンピュータ101は,プロセッサ109
とプロセッサ109に付設されるメモリ107を有す
る。メモリ107に格納可能なプログラムコードは,プ
ロセッサ109により処理される内燃機関の開ループ制
御あるいは閉ループ制御の機能範囲である。
とプロセッサ109に付設されるメモリ107を有す
る。メモリ107に格納可能なプログラムコードは,プ
ロセッサ109により処理される内燃機関の開ループ制
御あるいは閉ループ制御の機能範囲である。
【0028】入力モジュール103には,測定装置(例
えばセンサ)111,112,113により検出された
信号が入力回線114,115,116を介して供給さ
れる。かかる信号は,内燃機関あるいは内燃機関プロセ
スの測定あるいは算出された駆動量,あるいは駆動量か
ら導き出されたものである。
えばセンサ)111,112,113により検出された
信号が入力回線114,115,116を介して供給さ
れる。かかる信号は,内燃機関あるいは内燃機関プロセ
スの測定あるいは算出された駆動量,あるいは駆動量か
ら導き出されたものである。
【0029】さらに,出力モジュール104を介して,
車両の内燃機関の少なくとも1つの駆動量を調節する操
作部材(例えばアクチュエータ)を操作する信号が出力
される。この好適な信号は,出力回線120,121,
あるいは回線122a,122bを介して出力される。
車両の内燃機関の少なくとも1つの駆動量を調節する操
作部材(例えばアクチュエータ)を操作する信号が出力
される。この好適な信号は,出力回線120,121,
あるいは回線122a,122bを介して出力される。
【0030】装置117,118は,燃焼室B1からB
12と各エンジンブロックに付属のアクチュエータを含
むエンジンブロック1あるいはエンジンブロック2が該
当する。 なお,例えば噴射弁又は絞り弁操作装置など
の付属のアクチュエータは,記載を省略している。例え
ば12気筒エンジンの場合は,6つの燃焼室B1,B
2,B3,B4,B5,B6と燃焼室B7,B8,B
9,B10,B11,B12(即ち,付属のアクチュエ
ータを有するシリンダ)を,各々,装置(即ち,エンジ
ンブロック)117,118にグループ分けされる。ま
た,例えば8気筒エンジンの場合には,例えば4本のシ
リンダと共に付属のアクチュエータが収容されるように
グループ分けをすることができる。
12と各エンジンブロックに付属のアクチュエータを含
むエンジンブロック1あるいはエンジンブロック2が該
当する。 なお,例えば噴射弁又は絞り弁操作装置など
の付属のアクチュエータは,記載を省略している。例え
ば12気筒エンジンの場合は,6つの燃焼室B1,B
2,B3,B4,B5,B6と燃焼室B7,B8,B
9,B10,B11,B12(即ち,付属のアクチュエ
ータを有するシリンダ)を,各々,装置(即ち,エンジ
ンブロック)117,118にグループ分けされる。ま
た,例えば8気筒エンジンの場合には,例えば4本のシ
リンダと共に付属のアクチュエータが収容されるように
グループ分けをすることができる。
【0031】燃焼室B1からB12をエンジンブロック
117,118に分割することは,構造的な性質により
分割するだけでなく,制御技術的又は機能的性質により
分割とすることもできる。したがって,例えば8気筒エ
ンジンでは,3本のシリンダと5本のシリンダとからな
る2つのエンジンブロックに分割することもできる。同
様に,選択的に,1または2以上の他のエンジンブロッ
ク119a,119bを設けることもできる。したがっ
て,図1中に波線で示すように,例えば12気筒エンジ
ンでは,アクチュエータと共に3つの燃焼室により4分
割することもできる。なお,燃焼室は,制御技術的,構
造的,機能的などの観点によりグループ分けすることが
できる。図示の例では,例えば燃焼室B7,B8,B9
がエンジンブロック119aにまとめられ,燃焼室B
2,B4及びB5がエンジンブロック119bにまとめ
られている。
117,118に分割することは,構造的な性質により
分割するだけでなく,制御技術的又は機能的性質により
分割とすることもできる。したがって,例えば8気筒エ
ンジンでは,3本のシリンダと5本のシリンダとからな
る2つのエンジンブロックに分割することもできる。同
様に,選択的に,1または2以上の他のエンジンブロッ
ク119a,119bを設けることもできる。したがっ
て,図1中に波線で示すように,例えば12気筒エンジ
ンでは,アクチュエータと共に3つの燃焼室により4分
割することもできる。なお,燃焼室は,制御技術的,構
造的,機能的などの観点によりグループ分けすることが
できる。図示の例では,例えば燃焼室B7,B8,B9
がエンジンブロック119aにまとめられ,燃焼室B
2,B4及びB5がエンジンブロック119bにまとめ
られている。
【0032】このように,各燃焼室は,アクチュエータ
と共に,各エンジンブロックに属する適用データセット
が,内燃機関,各燃焼室あるいはエンジンブロックの正
確な制御を許可するように,好適なエンジンブロックに
グループ分けされる。このことにより,不正確な制御を
回避することができる。なお,このグループ分けの最小
単位はエンジンブロックについて1燃焼室であり,この
場合には,各データセットによりシリンダが個別に駆動
される。
と共に,各エンジンブロックに属する適用データセット
が,内燃機関,各燃焼室あるいはエンジンブロックの正
確な制御を許可するように,好適なエンジンブロックに
グループ分けされる。このことにより,不正確な制御を
回避することができる。なお,このグループ分けの最小
単位はエンジンブロックについて1燃焼室であり,この
場合には,各データセットによりシリンダが個別に駆動
される。
【0033】また,1又は複数のデータセットにアクセ
スする各プログラムコードを中央メモリに格納して,全
てのコンピュータあるいはプロセッサがアクセスするよ
うに構成することもできる。また,各コンピュータある
いはプロセッサごとに個別に内蔵あるいは付設されてい
るメモリ107,108に格納することもできる。
スする各プログラムコードを中央メモリに格納して,全
てのコンピュータあるいはプロセッサがアクセスするよ
うに構成することもできる。また,各コンピュータある
いはプロセッサごとに個別に内蔵あるいは付設されてい
るメモリ107,108に格納することもできる。
【0034】コンピュータ101,102は,入力信
号,あるいは入力信号から導出される駆動量及び/又は
各データセットに基づく内部変量に応じて,プログラム
の範囲内でプログラムコードにより出力される開ループ
制御量あるいは閉ループ制御量の値を形成する。かかる
制御量が予め設定されている開ループ制御あるいは閉ル
ープ制御方法に応じて各エンジンブロックの各燃焼室の
アクチュエータを駆動する。
号,あるいは入力信号から導出される駆動量及び/又は
各データセットに基づく内部変量に応じて,プログラム
の範囲内でプログラムコードにより出力される開ループ
制御量あるいは閉ループ制御量の値を形成する。かかる
制御量が予め設定されている開ループ制御あるいは閉ル
ープ制御方法に応じて各エンジンブロックの各燃焼室の
アクチュエータを駆動する。
【0035】制御装置100は,本実施形態において
は,車両の内燃機関を制御する制御ユニットであり,例
えば公知のように,運転者により操作された操作部材の
位置が検出あるいは評価されて,内燃機関のトルク目標
値が求められる。このとき,入力モジュール103を介
して受信された,例えばトラクションコントロール,ト
ランスミッション制御,走行動特性制御などの他の制御
システムの目標値及び内部形成された目標値(制限値な
ど)を考慮して,トルク目標値が求めることができる。
は,車両の内燃機関を制御する制御ユニットであり,例
えば公知のように,運転者により操作された操作部材の
位置が検出あるいは評価されて,内燃機関のトルク目標
値が求められる。このとき,入力モジュール103を介
して受信された,例えばトラクションコントロール,ト
ランスミッション制御,走行動特性制御などの他の制御
システムの目標値及び内部形成された目標値(制限値な
ど)を考慮して,トルク目標値が求めることができる。
【0036】その後,本実施形態においては,位置制御
回路の範囲内で調節される,絞り弁位置の目標値に変換
される。さらに,各装備又は内燃機関に応じて,他の出
力を定める機能(例えばターボチャージャ,排ガス還流
の制御,アイドリング回転数制御など)が設けることが
できる。このとき,燃焼室は,例えば給排気弁のタイミ
ング,あるいはエンジンブロック上のシリンダオフを実
行可能にグループ分けすることができる。
回路の範囲内で調節される,絞り弁位置の目標値に変換
される。さらに,各装備又は内燃機関に応じて,他の出
力を定める機能(例えばターボチャージャ,排ガス還流
の制御,アイドリング回転数制御など)が設けることが
できる。このとき,燃焼室は,例えば給排気弁のタイミ
ング,あるいはエンジンブロック上のシリンダオフを実
行可能にグループ分けすることができる。
【0037】このとき,グループ分けされた各エンジン
ブロックは各々の特性を有するので,各点火角度は各々
の負荷/回転数マップにより求められる。同様に,各々
の噴射時間をエンジンブロックのグループ分けの判断基
準として考慮することができる。カムシャフト制御の場
合にも,各種マップ,各種予め設定可能な固定値あるい
は各種表値に基づいて,エンジンブロック固有の駆動を
行うことができる。
ブロックは各々の特性を有するので,各点火角度は各々
の負荷/回転数マップにより求められる。同様に,各々
の噴射時間をエンジンブロックのグループ分けの判断基
準として考慮することができる。カムシャフト制御の場
合にも,各種マップ,各種予め設定可能な固定値あるい
は各種表値に基づいて,エンジンブロック固有の駆動を
行うことができる。
【0038】さらに,燃料直接噴射を有する内燃機関に
おいては,空気量の調整ばかりでなく,噴射燃料量の決
定,空燃比の決定,噴射曲線(前噴射,後噴射)の設
定,あるいはチャージ運動フラップの制御なども出力を
決定するので,上記以外の複数のプログラムあるいは制
御機能をプログラムコードの形式で設けることができ
る。これらは,例えば内燃機関の出力,消費,排ガス,
走行特性などに影響し,各エンジンブロックに応じて異
なるデータセットにより操作される。
おいては,空気量の調整ばかりでなく,噴射燃料量の決
定,空燃比の決定,噴射曲線(前噴射,後噴射)の設
定,あるいはチャージ運動フラップの制御なども出力を
決定するので,上記以外の複数のプログラムあるいは制
御機能をプログラムコードの形式で設けることができ
る。これらは,例えば内燃機関の出力,消費,排ガス,
走行特性などに影響し,各エンジンブロックに応じて異
なるデータセットにより操作される。
【0039】したがって,上記複数のプログラムがプロ
グラムコードの形式で,例えばコンピュータ101,1
02の各プログラムメモリ107,108に格納されロ
ード可能である。プログラムコードに属するデータセッ
トは,同様に,メモリ107,108,他のメモリ,あ
るいは2つのプロセッサの中央メモリ106に格納する
ことができる。
グラムコードの形式で,例えばコンピュータ101,1
02の各プログラムメモリ107,108に格納されロ
ード可能である。プログラムコードに属するデータセッ
トは,同様に,メモリ107,108,他のメモリ,あ
るいは2つのプロセッサの中央メモリ106に格納する
ことができる。
【0040】これらのメモリは,揮発性,不揮発性を問
わないが,適用されるデータは少なくとも1つの不揮発
性メモリに格納されており,全部あるいは一部を少なく
とも1つの他の揮発性又は不揮発性メモリに伝達するこ
ともできる。
わないが,適用されるデータは少なくとも1つの不揮発
性メモリに格納されており,全部あるいは一部を少なく
とも1つの他の揮発性又は不揮発性メモリに伝達するこ
ともできる。
【0041】したがって,内燃機関の制御機能は,付属
の適用可能なデータあるいはデータセットを有するプロ
グラムコードとして,上記マイクロプロセッサシステム
に格納されている。この例においては,各コンピュータ
あるいはプロセッサ109,110が,エンジンブロッ
ク117,118を制御する。このときも同様に,1つ
のプロセッサが2つのエンジンブロックを,あるいは2
以上のプロセッサが各1つのエンジンブロックを駆動す
ることもできる。
の適用可能なデータあるいはデータセットを有するプロ
グラムコードとして,上記マイクロプロセッサシステム
に格納されている。この例においては,各コンピュータ
あるいはプロセッサ109,110が,エンジンブロッ
ク117,118を制御する。このときも同様に,1つ
のプロセッサが2つのエンジンブロックを,あるいは2
以上のプロセッサが各1つのエンジンブロックを駆動す
ることもできる。
【0042】次に,本実施形態にかかる内燃機関の制御
方法を,図2に基づいて説明する。なお,図2は,本実
施形態にかかる内燃機関の制御方法の動作フローを示す
フローチャートである。本実施形態においては,各エン
ジンブロックに応じたデータセット切換えあるいはデー
タアクセスが実行される。本実施形態においては,第1
のデータブロックのデータにアクセスすべきか,第2の
データブロックのデータにアクセスすべきかの明確な判
断がされる。このとき,ブロック固有に区別されるデー
タあるいは部分データのみが二重に格納されているのが
好ましい。
方法を,図2に基づいて説明する。なお,図2は,本実
施形態にかかる内燃機関の制御方法の動作フローを示す
フローチャートである。本実施形態においては,各エン
ジンブロックに応じたデータセット切換えあるいはデー
タアクセスが実行される。本実施形態においては,第1
のデータブロックのデータにアクセスすべきか,第2の
データブロックのデータにアクセスすべきかの明確な判
断がされる。このとき,ブロック固有に区別されるデー
タあるいは部分データのみが二重に格納されているのが
好ましい。
【0043】まず,図2に示すように, ステップS2
00で,本実施形態にかかる制御機能のプログラム部分
へのエントリが開始される(ステップS200)。次い
で,ステップS201で,実行されるプログラムコード
が,エンジンブロックを駆動するデータセットあるいは
データセットの少なくとも1つのデータにアクセスする
(ステップS201)。
00で,本実施形態にかかる制御機能のプログラム部分
へのエントリが開始される(ステップS200)。次い
で,ステップS201で,実行されるプログラムコード
が,エンジンブロックを駆動するデータセットあるいは
データセットの少なくとも1つのデータにアクセスする
(ステップS201)。
【0044】その後,ステップS202で,例えばエン
ジンブロックが2つの場合には,エンジンブロック1が
アクティブであるか,あるいはエンジンブロック2がア
クティブであるかを判断する(ステップS202)。エ
ンジンブロック1がアクティブであると判断される場合
には,ステップS203に移行し,エンジンブロック1
のデータあるいはデータセットが,プログラムコードに
より読み込まれる(ステップS203)。
ジンブロックが2つの場合には,エンジンブロック1が
アクティブであるか,あるいはエンジンブロック2がア
クティブであるかを判断する(ステップS202)。エ
ンジンブロック1がアクティブであると判断される場合
には,ステップS203に移行し,エンジンブロック1
のデータあるいはデータセットが,プログラムコードに
より読み込まれる(ステップS203)。
【0045】一方,エンジンブロック1がアクティブで
ないと判断される場合には,ステップS204に移行
し,エンジンブロック2のデータあるいはデータセット
がプログラムコードにより読み込まれる(ステップS2
04)。
ないと判断される場合には,ステップS204に移行
し,エンジンブロック2のデータあるいはデータセット
がプログラムコードにより読み込まれる(ステップS2
04)。
【0046】なお,本実施形態においては,ステップS
202でエンジンブロック1がアクティブでないと判断
される場合には,エンジンブロック2あるいは必要に応
じて他のエンジンブロックであるか否かを判断する工程
を付加することができる(ステップS201a)。この
工程は,ステップS201で正しいエンジンブロックに
ついて判断されたか否かを判断する工程である。さら
に,ステップS201bでは,内燃機関制御の大きい許
容誤差の安全データセットを使用することができ,例え
ば運転者ディスプレイ,あるいは診断システム内の不揮
発性メモリに格納することにより,エラー表示を出力す
ることができる(ステップS202b)。
202でエンジンブロック1がアクティブでないと判断
される場合には,エンジンブロック2あるいは必要に応
じて他のエンジンブロックであるか否かを判断する工程
を付加することができる(ステップS201a)。この
工程は,ステップS201で正しいエンジンブロックに
ついて判断されたか否かを判断する工程である。さら
に,ステップS201bでは,内燃機関制御の大きい許
容誤差の安全データセットを使用することができ,例え
ば運転者ディスプレイ,あるいは診断システム内の不揮
発性メモリに格納することにより,エラー表示を出力す
ることができる(ステップS202b)。
【0047】ステップS201,201a,201bに
ついては,エンジンブロックと有効なデータセットを選
択し,あるいは制御機能が認識して応答する方法があ
る。2つの制御装置では,例えば制御装置のいわゆる制
御装置コード化入力の異なる電圧レベルを介して(即
ち,ケーブルハーネスコード化を介して),各エンジン
ブロックを選択することができる。2つのコンピュータ
の場合には,例えば2つのプロセッサのいわゆるマイク
ロプロセッサコード化入力での異なる電圧レベルを介し
て(即ち,制御装置コード化を用いて),エンジンブロ
ックを選択することができる。さらに,アクティブなシ
リンダあるいはアクティブな燃焼室を認識することによ
り,エンジンブロックを対応付けすることができる。ア
クティブな燃焼室あるいはシリンダは,例えば回転数信
号/位相信号などの1又は複数の制御装置の入力信号か
ら得られる。このとき,他の選択判断基準を考慮するこ
ともできる。
ついては,エンジンブロックと有効なデータセットを選
択し,あるいは制御機能が認識して応答する方法があ
る。2つの制御装置では,例えば制御装置のいわゆる制
御装置コード化入力の異なる電圧レベルを介して(即
ち,ケーブルハーネスコード化を介して),各エンジン
ブロックを選択することができる。2つのコンピュータ
の場合には,例えば2つのプロセッサのいわゆるマイク
ロプロセッサコード化入力での異なる電圧レベルを介し
て(即ち,制御装置コード化を用いて),エンジンブロ
ックを選択することができる。さらに,アクティブなシ
リンダあるいはアクティブな燃焼室を認識することによ
り,エンジンブロックを対応付けすることができる。ア
クティブな燃焼室あるいはシリンダは,例えば回転数信
号/位相信号などの1又は複数の制御装置の入力信号か
ら得られる。このとき,他の選択判断基準を考慮するこ
ともできる。
【0048】上記ステップS203あるいはステップS
204でエンジンブロック1,2の各データあるいはデ
ータセットを読み込んだ後,ステップS205に移行す
る。ステップS205では,プログラムコードが進行
し,読み込まれたデータあるいはデータセットと共に処
理される。
204でエンジンブロック1,2の各データあるいはデ
ータセットを読み込んだ後,ステップS205に移行す
る。ステップS205では,プログラムコードが進行
し,読み込まれたデータあるいはデータセットと共に処
理される。
【0049】その後,ステップS206で,本実施形態
にかかる制御機能部分あるいは制御プログラム部分が完
了してシーケンスを終了する。
にかかる制御機能部分あるいは制御プログラム部分が完
了してシーケンスを終了する。
【0050】(第2の実施の形態)次に,図3に基づい
て,第2の実施の形態を説明する。なお,図3は,本実
施形態にかかる内燃機関の制御方法の動作フローを示す
フローチャートである。本実施形態においては,使用さ
れるデータセットあるいは部分データは中間メモリにロ
ードされ,使用されるプログラムコードは中間メモリに
アクセスする。
て,第2の実施の形態を説明する。なお,図3は,本実
施形態にかかる内燃機関の制御方法の動作フローを示す
フローチャートである。本実施形態においては,使用さ
れるデータセットあるいは部分データは中間メモリにロ
ードされ,使用されるプログラムコードは中間メモリに
アクセスする。
【0051】本実施形態においては,プログラムコード
により,常に,同一のデータ中間メモリにアクセスされ
る。この中間メモリは,例えば図1のメモリ106とし
ての揮発メモリRAM内に設置され,第1の不揮発性メ
モリ(例えばROM,EPROM,EEPROM又はフ
ラッシュEPROM)から第1又は第2のエンジンブロ
ックのデータが予めロードされている。また,この中間
メモリは,揮発性メモリあるいは不揮発性メモリである
かを問わないが,不揮発性メモリである第1のメモリか
らデータがロードされる。このとき,複数のエンジンブ
ロックの同一部分データが保持され,エンジンブロック
毎に異なる部分データは,少なくとも二重に書き込まれ
る。
により,常に,同一のデータ中間メモリにアクセスされ
る。この中間メモリは,例えば図1のメモリ106とし
ての揮発メモリRAM内に設置され,第1の不揮発性メ
モリ(例えばROM,EPROM,EEPROM又はフ
ラッシュEPROM)から第1又は第2のエンジンブロ
ックのデータが予めロードされている。また,この中間
メモリは,揮発性メモリあるいは不揮発性メモリである
かを問わないが,不揮発性メモリである第1のメモリか
らデータがロードされる。このとき,複数のエンジンブ
ロックの同一部分データが保持され,エンジンブロック
毎に異なる部分データは,少なくとも二重に書き込まれ
る。
【0052】また,ブロック固有の非同一なデータある
いは部分データのみが新たに一時記憶される。即ち,各
データブロックの同一部分データは一時記憶されず,非
同一部分データのみが新しく書き込まれるので,中間メ
モリ内のデータセットが更新あるいはリフレッシュされ
る。したがって,ブロック固有のの非同一部分データ
が,常に,繰り返し上書きされる場合には,他のメモリ
スペースを省略することとができる。これは,非同一部
分データの書込みあるいは上書きが,各制御機能内で制
限のない速度で終了することが前提となる。
いは部分データのみが新たに一時記憶される。即ち,各
データブロックの同一部分データは一時記憶されず,非
同一部分データのみが新しく書き込まれるので,中間メ
モリ内のデータセットが更新あるいはリフレッシュされ
る。したがって,ブロック固有のの非同一部分データ
が,常に,繰り返し上書きされる場合には,他のメモリ
スペースを省略することとができる。これは,非同一部
分データの書込みあるいは上書きが,各制御機能内で制
限のない速度で終了することが前提となる。
【0053】まず,図3に示すように,ステップS30
0で,本実施形態にかかる制御機能あるいは制御プログ
ラムのプログラム部分へのエントリが開始される(ステ
ップS300)。
0で,本実施形態にかかる制御機能あるいは制御プログ
ラムのプログラム部分へのエントリが開始される(ステ
ップS300)。
【0054】次いで,ステップS301で,内燃機関の
どのエンジンブロックがアクティブであるかが判断され
る(ステップS301)。これは,第1の実施の形態で
のステップS201と同様である。
どのエンジンブロックがアクティブであるかが判断され
る(ステップS301)。これは,第1の実施の形態で
のステップS201と同様である。
【0055】ステップS301で,エンジンブロック1
がアクティブであると判断される場合には,ステップS
302に移行し,エンジンブロック1のデータが中間メ
モリにロードされる(ステップS302)。なお,デー
タが初めてロードされる場合には,全てのデータセット
が中間メモリに書き込まれる。また,揮発性メモリにお
いて,例えば電流供給が中断されていない場合(即ち,
データが存在している場合)には,データセット内のブ
ロック固有の非同一部分データのみがロードされて置き
換えられる。同様に,時間的理由とメモリスペースの理
由から,非同一データを二重に書き込むことができる。
がアクティブであると判断される場合には,ステップS
302に移行し,エンジンブロック1のデータが中間メ
モリにロードされる(ステップS302)。なお,デー
タが初めてロードされる場合には,全てのデータセット
が中間メモリに書き込まれる。また,揮発性メモリにお
いて,例えば電流供給が中断されていない場合(即ち,
データが存在している場合)には,データセット内のブ
ロック固有の非同一部分データのみがロードされて置き
換えられる。同様に,時間的理由とメモリスペースの理
由から,非同一データを二重に書き込むことができる。
【0056】一方,エンジンブロック1がアクティブで
ないと判断された場合(即ち,エンジンブロック2が駆
動される場合)には,ステップS303に移行し,デー
タ中間メモリにエンジンブロック2のデータがロードさ
れる(ステップS303)。ここでも,同様に,全ての
データセットが1回だけ書き込まれ,以降の書き込みの
場合には,エンジンブロック固有の情報のみが書き換え
あるいは二重に書き込まれる。
ないと判断された場合(即ち,エンジンブロック2が駆
動される場合)には,ステップS303に移行し,デー
タ中間メモリにエンジンブロック2のデータがロードさ
れる(ステップS303)。ここでも,同様に,全ての
データセットが1回だけ書き込まれ,以降の書き込みの
場合には,エンジンブロック固有の情報のみが書き換え
あるいは二重に書き込まれる。
【0057】このとき,プログラムコード処理をおこな
う工程(ステップS304)を,ステップS301,ス
テップS302及びステップS303の処理を終了した
後,プログラム処理工程であるステップS305の前に
設けることができる。ステップS304では,例えば2
つのコンピュータあるいは2つの制御装置などの場合に
は,プログラムコード処理前のプログラムコードを,プ
ログラム処理後のプログラムコードよりも少ない頻度で
通過することができる。
う工程(ステップS304)を,ステップS301,ス
テップS302及びステップS303の処理を終了した
後,プログラム処理工程であるステップS305の前に
設けることができる。ステップS304では,例えば2
つのコンピュータあるいは2つの制御装置などの場合に
は,プログラムコード処理前のプログラムコードを,プ
ログラム処理後のプログラムコードよりも少ない頻度で
通過することができる。
【0058】次いで,ステップS305では,プログラ
ムコードを実行し(ステップS305),さらに,ステ
ップS306で,プログラムコードが中間メモリにアク
セスしてデータを読み出す(ステップS306)。
ムコードを実行し(ステップS305),さらに,ステ
ップS306で,プログラムコードが中間メモリにアク
セスしてデータを読み出す(ステップS306)。
【0059】その後,ステップS307では,上記制御
機能部分が完了する。
機能部分が完了する。
【0060】このように,中間メモリ内で予め設定可能
にカットされたデータセット配置をフレキシブルに組み
合わせることができる。このとき,各非同一部分データ
は,各々(即ち二重に)格納され,あるいは各データ部
分を含むメモリ内の設定可能なアドレスの内容が,常
に,各エンジンブロックに応じて適応されるので,必要
なメモリスペースをさらに削減することができる。
にカットされたデータセット配置をフレキシブルに組み
合わせることができる。このとき,各非同一部分データ
は,各々(即ち二重に)格納され,あるいは各データ部
分を含むメモリ内の設定可能なアドレスの内容が,常
に,各エンジンブロックに応じて適応されるので,必要
なメモリスペースをさらに削減することができる。
【0061】(第3の実施の形態)次に,図4に基づい
て,第3の実施の形態について説明する。なお,図4
は,本実施形態にかかる2つの制御装置間で実行される
データ切換えを示す概念図である。例えば2つの制御装
置においてデータセット切換えの際に常に同一のデータ
位置にアクセスすることができる。
て,第3の実施の形態について説明する。なお,図4
は,本実施形態にかかる2つの制御装置間で実行される
データ切換えを示す概念図である。例えば2つの制御装
置においてデータセット切換えの際に常に同一のデータ
位置にアクセスすることができる。
【0062】本実施形態においては,プログラムコード
内で常に同一のデータメモリ個所(即ち,同一のデータ
メモリ位置)がアクセスされ,少なくともデータセット
位置下のデータ又は少なくともデータセット位置の異な
る部分データは,各エンジンブロックについて別々に
(即ち,二重に)存在している。このように,プログラ
ムコードとデータメモリ位置は,エンジンブロックが2
つの場合には,二重に存在する。これは,例えば2つの
制御装置において実行される
内で常に同一のデータメモリ個所(即ち,同一のデータ
メモリ位置)がアクセスされ,少なくともデータセット
位置下のデータ又は少なくともデータセット位置の異な
る部分データは,各エンジンブロックについて別々に
(即ち,二重に)存在している。このように,プログラ
ムコードとデータメモリ位置は,エンジンブロックが2
つの場合には,二重に存在する。これは,例えば2つの
制御装置において実行される
【0063】第1の制御装置には,第1のエンジンブロ
ックのデータが格納され,第2の制御装置には第2のエ
ンジンブロックのデータが格納される。同様に,データ
セットとプログラムコードが,各々,付設されるメモリ
107,108に格納されている場合には,制御装置内
の2つのコンピュータとすることができる。
ックのデータが格納され,第2の制御装置には第2のエ
ンジンブロックのデータが格納される。同様に,データ
セットとプログラムコードが,各々,付設されるメモリ
107,108に格納されている場合には,制御装置内
の2つのコンピュータとすることができる。
【0064】図4に示すように,ブロック400ではエ
ンジンブロック1のプログラムコードが実行され,ブロ
ック401ではエンジンブロック2のプログラムコード
が実行される。回線404,405は,エンジンブロッ
ク1のプログラムコードあるいはエンジンブロック2の
プログラムコードが,各データセットにアクセス可能で
あることを示す。かかるデータセットは,エンジンブロ
ック1についてはブロック402で示され,エンジンブ
ロック2についてはブロック403で示される。
ンジンブロック1のプログラムコードが実行され,ブロ
ック401ではエンジンブロック2のプログラムコード
が実行される。回線404,405は,エンジンブロッ
ク1のプログラムコードあるいはエンジンブロック2の
プログラムコードが,各データセットにアクセス可能で
あることを示す。かかるデータセットは,エンジンブロ
ック1についてはブロック402で示され,エンジンブ
ロック2についてはブロック403で示される。
【0065】本実施形態においては,完全に同一のプロ
グラムコードを使用して完全に同一のデータ位置へアク
セスすることができ,単にエンジンブロック1とエンジ
ンブロック2のためのデータセットのみが異なりるの
で,異なる制御機能あるいは制御機能のバリエーション
が可能である。このとき,このプログラムコードは,1
回限り存在するようにしてもよく,例えば中央メモリ1
06に格納することもできる。
グラムコードを使用して完全に同一のデータ位置へアク
セスすることができ,単にエンジンブロック1とエンジ
ンブロック2のためのデータセットのみが異なりるの
で,異なる制御機能あるいは制御機能のバリエーション
が可能である。このとき,このプログラムコードは,1
回限り存在するようにしてもよく,例えば中央メモリ1
06に格納することもできる。
【0066】次に,図5に基づいて,本実施形態にかか
る内燃機関の制御方法を説明する。なお,図5は,本実
施形態にかかる内燃機関の制御方法の動作フローを示す
フローチャートである。予め設定されるオフセットによ
り,プログラムコードがデータセット始端を有するデー
タにアクセスする。
る内燃機関の制御方法を説明する。なお,図5は,本実
施形態にかかる内燃機関の制御方法の動作フローを示す
フローチャートである。予め設定されるオフセットによ
り,プログラムコードがデータセット始端を有するデー
タにアクセスする。
【0067】本実施形態においては,プログラムコード
内で常にデータセット始端プラスオフセット(即ち,デ
ータセット始端に対する距離)により各データあるいは
メモリセルにアクセスされる。このとき,データセット
始端は,例えば第1又は第2のエンジンブロックについ
て予め計算される。このとき,データセット始端を計算
して,データセットの範囲を示す距離を指示し,続いて
完全なデータセットの切換えをおこなうこともできる。
内で常にデータセット始端プラスオフセット(即ち,デ
ータセット始端に対する距離)により各データあるいは
メモリセルにアクセスされる。このとき,データセット
始端は,例えば第1又は第2のエンジンブロックについ
て予め計算される。このとき,データセット始端を計算
して,データセットの範囲を示す距離を指示し,続いて
完全なデータセットの切換えをおこなうこともできる。
【0068】まず,図5に示すように,ステップS50
0で,本実施形態にかかる制御機能あるいは制御プログ
ラムの上記プログラム部分へのエントリが開始される
(ステップS500)。
0で,本実施形態にかかる制御機能あるいは制御プログ
ラムの上記プログラム部分へのエントリが開始される
(ステップS500)。
【0069】次いで,ステップS501で,内燃機関の
どのエンジンブロックがアクティブであるかが判断され
る(ステップS501)。これは,第1の実施の形態で
のステップS201と同様である。この判断において
も,第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に,
どのエンジンブロックがアクティブであるかが確認され
る。
どのエンジンブロックがアクティブであるかが判断され
る(ステップS501)。これは,第1の実施の形態で
のステップS201と同様である。この判断において
も,第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に,
どのエンジンブロックがアクティブであるかが確認され
る。
【0070】エンジンブロック1がアクティブであると
判断される場合には,ステップS502に移行し,エン
ジンブロック1のためのデータセット始端が定められる
(ステップS502)。
判断される場合には,ステップS502に移行し,エン
ジンブロック1のためのデータセット始端が定められる
(ステップS502)。
【0071】一方,エンジンブロック1がアクティブで
ないと判断される場合(即ち,エンジンブロック2がア
クティブである場合)には,ステップS503に移行
し,エンジンブロック2のデータセット始端が定められ
る(ステップS503)。
ないと判断される場合(即ち,エンジンブロック2がア
クティブである場合)には,ステップS503に移行
し,エンジンブロック2のデータセット始端が定められ
る(ステップS503)。
【0072】データセット始端に対する距離又はオフセ
ットは,予め求めてもよく,あるいはステップS502
あるいはステップS503で,設定あるいは求めること
もできる。この場合には,データセット始端は必ずしも
必要ではなく,単に出発アドレスとしての基準データを
選択すればよい。また,かかる距離は,データセットの
範囲であり,この範囲がその後完全に切り換えられ例え
ば中間メモリにロードされる。
ットは,予め求めてもよく,あるいはステップS502
あるいはステップS503で,設定あるいは求めること
もできる。この場合には,データセット始端は必ずしも
必要ではなく,単に出発アドレスとしての基準データを
選択すればよい。また,かかる距離は,データセットの
範囲であり,この範囲がその後完全に切り換えられ例え
ば中間メモリにロードされる。
【0073】一方,オフセットは,後にシーケンス内で
処理される,少なくとも1つのデータあるいはデータセ
ットの関連する部分を有する。本実施形態においては,
各エンジンブロック毎のデータセット構造あるいは少な
くとも2つのデータセットは同一である。かかるデータ
セットの内容は,メモリスペースの正確に同じ量を占め
ることができ,あるいは各アドレスのみを等しく配置す
ることができ,残りのメモリスペースは各々自由にある
いは定められたように満たすことができる。本実施形態
にかかる構造(即ち,データセット内のどの情報が基準
アドレスから始まってどの個所に存在しているか)は,
定められている。本実施形態においては,距離及び/又
はオフセットは,ステップS506で初めて求められ
る。
処理される,少なくとも1つのデータあるいはデータセ
ットの関連する部分を有する。本実施形態においては,
各エンジンブロック毎のデータセット構造あるいは少な
くとも2つのデータセットは同一である。かかるデータ
セットの内容は,メモリスペースの正確に同じ量を占め
ることができ,あるいは各アドレスのみを等しく配置す
ることができ,残りのメモリスペースは各々自由にある
いは定められたように満たすことができる。本実施形態
にかかる構造(即ち,データセット内のどの情報が基準
アドレスから始まってどの個所に存在しているか)は,
定められている。本実施形態においては,距離及び/又
はオフセットは,ステップS506で初めて求められ
る。
【0074】本実施形態においても,第2の実施の形態
と同様に,プログラムコード処理をおこなう工程(ステ
ップS504)を,ステップS501,ステップS50
2及びステップS503の処理を終了した後,プログラ
ム処理工程であるステップS505の前に設けることが
できる。ステップS504では,例えば2つのコンピュ
ータあるいは2つの制御装置などの場合には,プログラ
ムコード処理前のプログラムコードを,プログラム処理
後のプログラムコードよりも少ない頻度で通過すること
ができる。
と同様に,プログラムコード処理をおこなう工程(ステ
ップS504)を,ステップS501,ステップS50
2及びステップS503の処理を終了した後,プログラ
ム処理工程であるステップS505の前に設けることが
できる。ステップS504では,例えば2つのコンピュ
ータあるいは2つの制御装置などの場合には,プログラ
ムコード処理前のプログラムコードを,プログラム処理
後のプログラムコードよりも少ない頻度で通過すること
ができる。
【0075】その後,ステップS506では,全てのデ
ータセットから,データセット始端プラスオフセットか
ら明らかなデータが,定められたアドレスへ読み込まれ
(ステップS506),次いで,ステップS507で,
プログラムコードにより処理される(ステップS50
7)。ステップS508で,上記制御機能部分プログラ
ムが完了する(ステップS508)。
ータセットから,データセット始端プラスオフセットか
ら明らかなデータが,定められたアドレスへ読み込まれ
(ステップS506),次いで,ステップS507で,
プログラムコードにより処理される(ステップS50
7)。ステップS508で,上記制御機能部分プログラ
ムが完了する(ステップS508)。
【0076】本実施形態においては,距離がデータセッ
ト始端と共に評価されて,ステップS506で完全なデ
ータセット切換えが実施され,ステップS507で使用
される。内燃機関が1つのマイクロプロセッサで制御さ
れる場合には,プログラムコードは,2回(即ち,1回
はエンジンブロック1のデータにより,1回はエンジン
ブロック2)を処理しなければならない。2つの制御装
置あるいは制御装置内の2つのコンピュータでは,各エ
ンジンブロックにマイクロプロセッサが設けられる。こ
のとき,プログラムコードは各マイクロプロセッサで1
回だけ計算されるが,データはエンジンブロック1につ
いて1回,エンジンブロック2について1回,使用され
る。上記のように,内燃機関に,2以上のエンジンブロ
ックを対応させることができる。このとき,12気筒エ
ンジンを,例えば3気筒ごとに4分割した4エンジンブ
ロックから構成することもできる。このとき,内燃機関
のシリンダ数が,例えば3,4,5,8,12,16気
筒であっても,燃焼室個別駆動に至るまで,燃焼室のい
かなるグループ分けも可能である考えられる。
ト始端と共に評価されて,ステップS506で完全なデ
ータセット切換えが実施され,ステップS507で使用
される。内燃機関が1つのマイクロプロセッサで制御さ
れる場合には,プログラムコードは,2回(即ち,1回
はエンジンブロック1のデータにより,1回はエンジン
ブロック2)を処理しなければならない。2つの制御装
置あるいは制御装置内の2つのコンピュータでは,各エ
ンジンブロックにマイクロプロセッサが設けられる。こ
のとき,プログラムコードは各マイクロプロセッサで1
回だけ計算されるが,データはエンジンブロック1につ
いて1回,エンジンブロック2について1回,使用され
る。上記のように,内燃機関に,2以上のエンジンブロ
ックを対応させることができる。このとき,12気筒エ
ンジンを,例えば3気筒ごとに4分割した4エンジンブ
ロックから構成することもできる。このとき,内燃機関
のシリンダ数が,例えば3,4,5,8,12,16気
筒であっても,燃焼室個別駆動に至るまで,燃焼室のい
かなるグループ分けも可能である考えられる。
【0077】以上,本発明に係る好適な実施の形態につ
いて説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。
当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術思想
の範囲内において,各種の修正例及び変更例を想定し得
るものであり,それらの修正例及び変更例についても本
発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
いて説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。
当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術思想
の範囲内において,各種の修正例及び変更例を想定し得
るものであり,それらの修正例及び変更例についても本
発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
【0078】
【発明の効果】特に構造的な条件とは関係なく,少なく
とも2つのエンジンブロックにグループ分けされ,各エ
ンジンブロックに付設されたデータセットにより燃焼室
が制御されるので,制御機能を実現するための各々のデ
ータセットは,各々制御するエンジンブロックに応じて
選択される。したがって,データセット切換えは,各エ
ンジンブロックの関数として実行されるので,エンジン
ブロック及び/又は燃焼室の非対称性を考慮することが
できる。なお,この非対称性は,例えば構造的な非対称
性,あるいは例えば開ループ制御あるいは閉ループ制御
技術及び機能の非対称性である。
とも2つのエンジンブロックにグループ分けされ,各エ
ンジンブロックに付設されたデータセットにより燃焼室
が制御されるので,制御機能を実現するための各々のデ
ータセットは,各々制御するエンジンブロックに応じて
選択される。したがって,データセット切換えは,各エ
ンジンブロックの関数として実行されるので,エンジン
ブロック及び/又は燃焼室の非対称性を考慮することが
できる。なお,この非対称性は,例えば構造的な非対称
性,あるいは例えば開ループ制御あるいは閉ループ制御
技術及び機能の非対称性である。
【0079】即ち,内燃機関が非対称性を有する場合に
は,データセット内のブロック固有の正しいプレコント
ロールデータを適用して使用されるので,より高い精度
の内燃機関の制御機能あるいは内燃機関の関連プロセス
が得られる。このことにより,例えばトルク,出力,排
ガス,燃料消費などに関して多くの利点がある。即ち,
この非対称性を有する内燃機関において,例えば給排気
弁のタイミング,例えばマップでの点火角度の計算,噴
射時間あるいはまたカムシャフト制御,少なくとも1つ
のエンジンブロック上での完全な燃焼室オフあるいはシ
リンダオフを実現するために,上記非対称性と他の非対
称性を効果的に支配して,非対称性作用を減少あるいは
克服して,好適に制御することができる。
は,データセット内のブロック固有の正しいプレコント
ロールデータを適用して使用されるので,より高い精度
の内燃機関の制御機能あるいは内燃機関の関連プロセス
が得られる。このことにより,例えばトルク,出力,排
ガス,燃料消費などに関して多くの利点がある。即ち,
この非対称性を有する内燃機関において,例えば給排気
弁のタイミング,例えばマップでの点火角度の計算,噴
射時間あるいはまたカムシャフト制御,少なくとも1つ
のエンジンブロック上での完全な燃焼室オフあるいはシ
リンダオフを実現するために,上記非対称性と他の非対
称性を効果的に支配して,非対称性作用を減少あるいは
克服して,好適に制御することができる。
【0080】さらに,エンジン制御と関連する完全なデ
ータセット(即ち,適用可能な全てのデータ)を切換え
る場合,内燃機関の制御機能を定めて実現する場合に,
ブロック固有にどのデータが必要とされるかを知る必要
がないことである。データは,他の作用なしでシリーズ
開始の直前になって初めてもたらすことができるので,
開発シーケンスにおける大きな利点が生じる。
ータセット(即ち,適用可能な全てのデータ)を切換え
る場合,内燃機関の制御機能を定めて実現する場合に,
ブロック固有にどのデータが必要とされるかを知る必要
がないことである。データは,他の作用なしでシリーズ
開始の直前になって初めてもたらすことができるので,
開発シーケンスにおける大きな利点が生じる。
【図1】第1の実施の形態にかかる内燃機関の制御装置
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる内燃機関の制御方法
の動作フローを示すフローチャートである
の動作フローを示すフローチャートである
【図3】第2の実施の形態にかかる内燃機関の制御方法
の動作フローを示すフローチャートである
の動作フローを示すフローチャートである
【図4】第3の実施の形態にかかる2つの制御装置間で
実行されるデータ切換えを示す概念図である。
実行されるデータ切換えを示す概念図である。
【図5】第3の実施の形態にかかる内燃機関の制御方法
の動作フローを示すフローチャートである
の動作フローを示すフローチャートである
101,102 コンピュータ 103 入力モジュール 104 出力モジュール 105 バスシステム 106 中央メモリ 107,108 プログラムメモリ 109,110 プロセッサ 111,112,113 測定装置(例えばセンサ) 114,115,116 入力回線 117 エンジンブロック1 118 エンジンブロック2 120,121 出力回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (72)発明者 タスキン エーゲ ドイツ連邦共和国 71732 タム, ムル ハルテル ヴェーク 33/1
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくとも1つのプロセッサにより実行
される制御機能が,前記制御機能の基礎となる少なくと
も1つのプログラムコードと,前記プログラムコードに
付設される少なくとも1つのデータセットとの結び付き
として実行される,少なくとも2つの燃焼室を有する内
燃機関の制御方法であって,前記燃焼室は前記データセ
ットが各々付設される少なくとも2つのエンジンブロッ
クにグループ分けされると共に,前記エンジンブロック
の制御機能は,各エンジンブロックに付設されたデータ
セットが選択して実行される,ことを特徴とする内燃機
関の制御方法。 - 【請求項2】 前記制御機能は,全てのエンジンブロッ
クについて同一であるプログラムコード,あるいは中央
メモリに格納される全てのエンジンブロックに共通のプ
ログラムコードにより実行される,ことを特徴とする請
求項1に記載の内燃機関の制御方法。 - 【請求項3】 前記データセットは,前記各エンジンブ
ロックについて同一部分データと非同一部分データから
なり,前記同一部分データは1回だけ少なくとも1つの
メモリに格納されると共に,前記エンジンブロックの各
制御機能は,前記同一部分データ及び前記各非同一部分
データにより実行される,ことを特徴とする請求項1に
記載の内燃機関の制御方法。 - 【請求項4】 前記データセットは,最初に,前記同一
部分データ及び前記非同一部分データが第1のメモリか
ら前記プログラムコードによりアクセスされる第2のメ
モリにロードされ,かつ,以降は,前記非同一部分デー
タが前記第2のメモリにロードされる,ことを特徴とす
る請求項1に記載の内燃機関の制御方法。 - 【請求項5】 前記各エンジンブロックには,少なくと
もデータセット位置及び各データセットが前記各エンジ
ンブロックに対応するように個々に存在し,前記プログ
ラムコードは,常に,前記エンジンブロックに対応する
メモリ内の同一のデータセット位置にアクセスする,こ
とを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御方法。 - 【請求項6】 前記エンジンブロック毎に前記各データ
セットの始端を求める工程と,前記データセットから少
なくとも1つのデータが,データセット始端から予め設
定されたあるいは算出可能なオフセットにより選択され
る工程と,前記プログラムコードにより前記データセッ
ト始端プラスオフセットにアクセスされる工程と,を有
する,ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制
御方法。 - 【請求項7】 前記エンジンブロック毎に,前記プログ
ラムコードによりアクセスされる前記各データセットの
始端が求められ,前記各データセット始端に対して予め
設定された距離によりデータセット範囲が設定され,第
1のエンジンブロックの制御を第2のエンジンブロック
に変更する際にデータセットが変更される,ことを特徴
とする請求項1に記載の内燃機関の制御方法。 - 【請求項8】 制御機能を実行するための少なくとも1
つのプロセッサと,少なくとも1つのメモリとを有し,
前記制御機能は,少なくとも1つの前記制御機能の基礎
となるプログラムコードと,プログラムコードに対して
付設される少なくとも1つのデータセットとの結び付き
として実現される,少なくとも2つの燃焼室を有する内
燃機関の制御装置であって,前記燃焼室を制御のために
少なくとも2つのエンジンブロックとしてグループ分け
する手段と,前記各エンジンブロックに前記データセッ
トを対応させて,駆動されるエンジンブロックに応じて
前記制御機能を実現するデータセットを選択する手段
と,を有することを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 【請求項9】 制御機能を実行するための少なくとも1
つのプロセッサと,少なくとも1つのメモリとを有し,
前記制御機能は,少なくとも1つの前記制御機能の基礎
となるプログラムコードと,プログラムコードに対して
付設される少なくとも1つのデータセットとの結び付き
として実現される,少なくとも2つの燃焼室を有する内
燃機関の制御ユニットであって,前記燃焼室を制御のた
めに少なくとも2つのエンジンブロックとしてグループ
分けする手段と,前記各エンジンブロックに前記データ
セットを対応させて,駆動されるエンジンブロックに応
じて前記制御機能を実現するデータセットを選択する手
段と,を有することを特徴とする内燃機関の制御ユニッ
ト。 - 【請求項10】 コンピュータ内で実行されるプログラ
ム及び/又はデータを格納するメモリ手段であって,前
記プログラム及び/又はデータが,請求項1から7の少
なくとも1項に記載の方法を実行可能であることを特徴
とするメモリ手段。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19949050.3 | 1999-10-11 | ||
DE19949050A DE19949050B4 (de) | 1999-10-11 | 1999-10-11 | Verfahren, Vorrichtung, Steuereinheit sowie Speichermittel zur Steuerung von Prozessen in Verbindung mit einer Brennkraftmaschine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001159368A true JP2001159368A (ja) | 2001-06-12 |
JP2001159368A5 JP2001159368A5 (ja) | 2007-11-29 |
Family
ID=7925302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000310792A Pending JP2001159368A (ja) | 1999-10-11 | 2000-10-11 | 内燃機関の制御方法及びその装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6516265B1 (ja) |
JP (1) | JP2001159368A (ja) |
DE (1) | DE19949050B4 (ja) |
GB (1) | GB2355318B (ja) |
IT (1) | IT1318940B1 (ja) |
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SE503397C2 (sv) * | 1994-09-11 | 1996-06-03 | Mecel Ab | Arrangemang och förfarande för ett reglersystem till en förbränningsmotor innefattande ett distribuerat datornät |
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1999
- 1999-10-11 DE DE19949050A patent/DE19949050B4/de not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-09-28 IT IT2000MI002102A patent/IT1318940B1/it active
- 2000-10-09 GB GB0024707A patent/GB2355318B/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-10-11 JP JP2000310792A patent/JP2001159368A/ja active Pending
- 2000-10-11 US US09/686,657 patent/US6516265B1/en not_active Expired - Lifetime
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