JP2001154280A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JP2001154280A JP2001154280A JP34008099A JP34008099A JP2001154280A JP 2001154280 A JP2001154280 A JP 2001154280A JP 34008099 A JP34008099 A JP 34008099A JP 34008099 A JP34008099 A JP 34008099A JP 2001154280 A JP2001154280 A JP 2001154280A
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- JP
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価、コンパクト、かつ低消費電力のフィル
タ切換機能を実現する。 【解決手段】 光学フィルタ保持枠を回動可能に支持す
ると共に、光学フィルタ保持枠に対して予めトグルばね
により付勢力を与えておき、透過原稿の画像を走査する
走査部には突起部を設け、走査部の移動時に突起部が光
学フィルタ保持枠に当接した後は、トグルばねによる付
勢力で光学フィルタ保持枠が回動するようにして、光学
フィルタ切替のための専用のアクチュエータを用いるこ
となく、走査部の移動に連動して光学フィルタを切替え
る。
タ切換機能を実現する。 【解決手段】 光学フィルタ保持枠を回動可能に支持す
ると共に、光学フィルタ保持枠に対して予めトグルばね
により付勢力を与えておき、透過原稿の画像を走査する
走査部には突起部を設け、走査部の移動時に突起部が光
学フィルタ保持枠に当接した後は、トグルばねによる付
勢力で光学フィルタ保持枠が回動するようにして、光学
フィルタ切替のための専用のアクチュエータを用いるこ
となく、走査部の移動に連動して光学フィルタを切替え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現像済み写真フィ
ルム等の透明原稿の画像を読取る画像読取技術に関す
る。
ルム等の透明原稿の画像を読取る画像読取技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、現像済み写真フィルム等の透明原
稿の画像を読取るフィルム画像読取装置(以下、フィル
ムスキャナという)では、一般に、マイクロフィルムや
写真フィルムといった透過原稿の背後から照明光学系に
よりフィルム原稿を照射し、その透過光を投影光学系を
介して光電変換素子の結像面に投影・結像し、その光学
像を光電変換素子により電気的な画像信号に変換してい
る。
稿の画像を読取るフィルム画像読取装置(以下、フィル
ムスキャナという)では、一般に、マイクロフィルムや
写真フィルムといった透過原稿の背後から照明光学系に
よりフィルム原稿を照射し、その透過光を投影光学系を
介して光電変換素子の結像面に投影・結像し、その光学
像を光電変換素子により電気的な画像信号に変換してい
る。
【0003】この種のフィルムスキャナにおいて、種々
の目的に応じて光路の途中に複数の光学的なフィルタを
出し入れして画像を読取るものが知られている。例え
ば、米国特許4922333号公報では、白黒を検知す
る光電変換素子の前にR(赤)G(縁)B(青)のカラ
ーフィルタを交互に出し入れして各色の画像を順次読取
る例が開示されている。
の目的に応じて光路の途中に複数の光学的なフィルタを
出し入れして画像を読取るものが知られている。例え
ば、米国特許4922333号公報では、白黒を検知す
る光電変換素子の前にR(赤)G(縁)B(青)のカラ
ーフィルタを交互に出し入れして各色の画像を順次読取
る例が開示されている。
【0004】また、特公平6−78992号公報では、
ゴミや埃を検出すべく赤外光によりフィルムを照明する
ために、光路中に赤外カットフィルタと可親光カットフ
ィルタを交互に出し入れして画像を読取っている。
ゴミや埃を検出すべく赤外光によりフィルムを照明する
ために、光路中に赤外カットフィルタと可親光カットフ
ィルタを交互に出し入れして画像を読取っている。
【0005】このような光学フィルタ切換装置は上記従
来例を含めて光学フィルタ保持枠を回転可動としたター
レット方式により構成されている。
来例を含めて光学フィルタ保持枠を回転可動としたター
レット方式により構成されている。
【0006】図10は特公平6−78992号公報に示
されたフィルタ交換機構を示す図である。図中135は
光字フィルタ保持枠である。光学フィルタ保持枠135
には5個所の穴が開いており、このうち135bは素通
し穴であり、135cにはR(赤)透過フィルタが、1
35dにはG(緑)透過フィルタが、135eにはB
(青)透過フィルタが、135fにはR(赤外)透過フ
ィルタが配置されている。
されたフィルタ交換機構を示す図である。図中135は
光字フィルタ保持枠である。光学フィルタ保持枠135
には5個所の穴が開いており、このうち135bは素通
し穴であり、135cにはR(赤)透過フィルタが、1
35dにはG(緑)透過フィルタが、135eにはB
(青)透過フィルタが、135fにはR(赤外)透過フ
ィルタが配置されている。
【0007】136はモータであり、その出力軸には出
力ギヤ136が取付けられ、この出力ギヤ136は、光
学フィルタ保持枠135の外周部に切られたギヤと係合
されている。また、光学フィルタ保持枠135は、回転
軸135gを中心として回転可動となっており、モータ
137の回転に伴って光学フィルタ保持枠135が回動
するように構成されている。
力ギヤ136が取付けられ、この出力ギヤ136は、光
学フィルタ保持枠135の外周部に切られたギヤと係合
されている。また、光学フィルタ保持枠135は、回転
軸135gを中心として回転可動となっており、モータ
137の回転に伴って光学フィルタ保持枠135が回動
するように構成されている。
【0008】138〜143は各々ブラシbと電極aで
あり、138のブラシ・電極対をコモンとして、それ以
外のブラシ・電極対が接触した際に、光軸l−lが素通
し状態からR透過フィルタの位置に来るまでの状態を検
出することができるように構成されている。
あり、138のブラシ・電極対をコモンとして、それ以
外のブラシ・電極対が接触した際に、光軸l−lが素通
し状態からR透過フィルタの位置に来るまでの状態を検
出することができるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィルタ切換機構では、フィルタ切換のために専用のア
クチュエータ類を用いていたので、コスト、スペース、
消費電力の増大を招いていた。
フィルタ切換機構では、フィルタ切換のために専用のア
クチュエータ類を用いていたので、コスト、スペース、
消費電力の増大を招いていた。
【0010】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その課題は、安価、コンパクト、かつ低消費電
力のフィルタ切換機能を実現することにある。
もので、その課題は、安価、コンパクト、かつ低消費電
力のフィルタ切換機能を実現することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、透過原稿上の画像を光電変換素子を介し
て読取る画像読取装置において、前記透過原稿を光学的
に走査する走査部の移動に連動して光学フィルタを切替
える切替機構を備えている。
め、本発明は、透過原稿上の画像を光電変換素子を介し
て読取る画像読取装置において、前記透過原稿を光学的
に走査する走査部の移動に連動して光学フィルタを切替
える切替機構を備えている。
【0012】また、本発明では、前記走査部には、光源
から前記光電変換素子に至る光路の一部となる開口部が
形成されると共に突起部材が設けられ、前記切替機構
は、少なくとも該突起部材が、該走査部の移動時に複数
の前記光学フィルタを保持するフィルタ保持部に当接し
て該フィルタ保持部を移動させることにより、該光路上
に位置する光学フィルタを切替えている。
から前記光電変換素子に至る光路の一部となる開口部が
形成されると共に突起部材が設けられ、前記切替機構
は、少なくとも該突起部材が、該走査部の移動時に複数
の前記光学フィルタを保持するフィルタ保持部に当接し
て該フィルタ保持部を移動させることにより、該光路上
に位置する光学フィルタを切替えている。
【0013】また、本発明では、前記フィルタ保持部
は、前記光学フィルタが前記光路に対して略垂直な面内
で移動するように移動している。
は、前記光学フィルタが前記光路に対して略垂直な面内
で移動するように移動している。
【0014】また、本発明では、少なくとも前記フィル
タ保持部には、予め付勢力が与えられており、前記突起
部材が該フィルタ保持部に当接した後は、該フィルタ保
持部は該付勢力により移動している。
タ保持部には、予め付勢力が与えられており、前記突起
部材が該フィルタ保持部に当接した後は、該フィルタ保
持部は該付勢力により移動している。
【0015】また、本発明では、前記付勢力は、ドグル
ばねにより与えられている。
ばねにより与えられている。
【0016】また、本発明では、前記フィルタ保持部
は、回動するように構成されている。
は、回動するように構成されている。
【0017】また、本発明では、前記フィルタ保持部
は、直進運動するように構成されている。
は、直進運動するように構成されている。
【0018】また、本発明では、前記フィルタ保持部
は、予め付勢力が与えられた回転部材に連結され、前記
走査部に設けられた突起部材が、該走査部の移動時に該
回転部材に当接して該回転部材が回動するのに連動して
直進運動している。
は、予め付勢力が与えられた回転部材に連結され、前記
走査部に設けられた突起部材が、該走査部の移動時に該
回転部材に当接して該回転部材が回動するのに連動して
直進運動している。
【0019】また、本発明では、前記走査部に設けられ
た突起部材が、該走査部の移動時に前記フィルタ保持部
又は回転部材に当接する位置は、前記透過原稿の画像を
読取る画像読取範囲外に設定されている。
た突起部材が、該走査部の移動時に前記フィルタ保持部
又は回転部材に当接する位置は、前記透過原稿の画像を
読取る画像読取範囲外に設定されている。
【0020】また、本発明では、前記フィルタ保持部を
所定の位置で停止させる停止部材を備えている。
所定の位置で停止させる停止部材を備えている。
【0021】また、本発明では、前記停止部材は、弾性
部材により構成されている。
部材により構成されている。
【0022】また、本発明では、前記停止部材により前
記フィルタ保持部が停止された状態で前記複数の光学フ
ィルタのうちの1つと対向する前記走査部の位置に開口
部を設け、該開口部を利用してシェーディング補正を行
っている。
記フィルタ保持部が停止された状態で前記複数の光学フ
ィルタのうちの1つと対向する前記走査部の位置に開口
部を設け、該開口部を利用してシェーディング補正を行
っている。
【0023】また、本発明では、前記光学フィルタのう
ち少なくとも1つは可視光域の透過特性をもち、少なく
とも1つは可視光域外の透過特性をもっている。
ち少なくとも1つは可視光域の透過特性をもち、少なく
とも1つは可視光域外の透過特性をもっている。
【0024】また、本発明では、前記切替機構は、前記
走査部が前記透過原稿を取出す方向に移動した際に連動
して前記光路に挿入される光学フィルタが、前記可視光
域の透過特性をもつ光学フィルタとなるように切替える
よう構成されている。
走査部が前記透過原稿を取出す方向に移動した際に連動
して前記光路に挿入される光学フィルタが、前記可視光
域の透過特性をもつ光学フィルタとなるように切替える
よう構成されている。
【0025】また、本発明では、前記透過原稿は、複数
の駒が配されたスリーブフィルムにより構成されてい
る。
の駒が配されたスリーブフィルムにより構成されてい
る。
【0026】また、本発明では、前記透過原稿は、単一
の駒が配されたマウントフィルムにより構成されてい
る。
の駒が配されたマウントフィルムにより構成されてい
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0028】[第1の実施形態]まず、第1の実施形態
を図1〜7を用いて説明する。図1は本実施形態の主要
な構成を示す斜視図、図2は本実施形態の主要な構成を
示す断面図、図3は本実施形態の制御系の概略構成図、
図4は本実施形態の制御回路を示すブロック図、図5は
キャリッジとフィルタ保持枠との連結の様子を示す図、
図6は本実施形態の読取処理を示すフローチャート、図
7はフィルム上のゴミ・埃・傷が読取画像に及ぼす影響
を説明するための図である。これら各図中の各部品を示
す符号は、同一部品が同一符号となるように示されてい
る。
を図1〜7を用いて説明する。図1は本実施形態の主要
な構成を示す斜視図、図2は本実施形態の主要な構成を
示す断面図、図3は本実施形態の制御系の概略構成図、
図4は本実施形態の制御回路を示すブロック図、図5は
キャリッジとフィルタ保持枠との連結の様子を示す図、
図6は本実施形態の読取処理を示すフローチャート、図
7はフィルム上のゴミ・埃・傷が読取画像に及ぼす影響
を説明するための図である。これら各図中の各部品を示
す符号は、同一部品が同一符号となるように示されてい
る。
【0029】1はフィルム(透過原稿)2を保持するキ
ャリッジである。3は可視光から赤外光成分に至る波長
特性を持つ光源、4は光路を変更するめのミラー、5は
結像レンズ、6はラインセンサ(光電変換素子)、7は
キャリッジ1をスキャン方向に駆動するためのキャリッ
ジモータ、8はキャリッジ1の位置を検出するためのキ
ャリッジセンサである。
ャリッジである。3は可視光から赤外光成分に至る波長
特性を持つ光源、4は光路を変更するめのミラー、5は
結像レンズ、6はラインセンサ(光電変換素子)、7は
キャリッジ1をスキャン方向に駆動するためのキャリッ
ジモータ、8はキャリッジ1の位置を検出するためのキ
ャリッジセンサである。
【0030】また、9は光軸、10は光学フィルタ、1
0aは赤外カットフィルタ、10bは可視光カットフィ
ルタ、11はフィルムの濃度を検出する濃度センサ、1
2はキャリッジ等を収納する第1の筺体、13は光学フ
ィルタを保持するフィルタ保持枠、14はトグルばね、
15はビス、16は結像レンズ5を保持する鏡筒、17
はキャリッジ1を走査方向にガイドするガイドバー、1
8は第1の筺体12を収納する第2の筺体、19はフィ
ルムモータ、20はフィルムセンサ、21は制御回路、
22はデータ入出力端子である。
0aは赤外カットフィルタ、10bは可視光カットフィ
ルタ、11はフィルムの濃度を検出する濃度センサ、1
2はキャリッジ等を収納する第1の筺体、13は光学フ
ィルタを保持するフィルタ保持枠、14はトグルばね、
15はビス、16は結像レンズ5を保持する鏡筒、17
はキャリッジ1を走査方向にガイドするガイドバー、1
8は第1の筺体12を収納する第2の筺体、19はフィ
ルムモータ、20はフィルムセンサ、21は制御回路、
22はデータ入出力端子である。
【0031】フィルム2は、何らかの方法によりキャリ
ッジ1に保持されている。例えば、フィルム(マウント
フィルム)2を保持する別部材(フィルムホルダ)をキ
ャリッジ1に板ばね等により挟み込んだり、バヨネット
機構、パッチン機構等による保持が考えられる。すなわ
ち、本発明は、複数の駒が連続したスリーブフィルム、1
つの駒だけのマウントフィルムのいずれにも適用できる
ものである。
ッジ1に保持されている。例えば、フィルム(マウント
フィルム)2を保持する別部材(フィルムホルダ)をキ
ャリッジ1に板ばね等により挟み込んだり、バヨネット
機構、パッチン機構等による保持が考えられる。すなわ
ち、本発明は、複数の駒が連続したスリーブフィルム、1
つの駒だけのマウントフィルムのいずれにも適用できる
ものである。
【0032】また、不図示の機構によりフィルム(スリ
ーブフィルム)2、或いはフィルム(マウントフィルム)
の保持部材がキャリッジ1に対して相対的に移動可能に
構成されており、この移動制御は、フィルム駆動用モー
タ19及びフィルムセンサ20により行われる。
ーブフィルム)2、或いはフィルム(マウントフィルム)
の保持部材がキャリッジ1に対して相対的に移動可能に
構成されており、この移動制御は、フィルム駆動用モー
タ19及びフィルムセンサ20により行われる。
【0033】キャリッジ1には第1の筺体12、或いは
第2の筺体18により固定されたガイドバー17が嵌合
され、さらにキャリッジ1に一体に形成された回転止め
1aが第1の筺体12および第2の筺体18の間に挟み
込まれることで、ガイドバー17の周りの回転の自由度
が消される。これにより、キャリッジ1が走査方向に精
度良くガイドされる。なお、回転止めとして、もう1本
ガイドバーを設けてもよい。
第2の筺体18により固定されたガイドバー17が嵌合
され、さらにキャリッジ1に一体に形成された回転止め
1aが第1の筺体12および第2の筺体18の間に挟み
込まれることで、ガイドバー17の周りの回転の自由度
が消される。これにより、キャリッジ1が走査方向に精
度良くガイドされる。なお、回転止めとして、もう1本
ガイドバーを設けてもよい。
【0034】また、キャリッジ1は、キャリッジモータ
7により駆動される。これはキャリッジモータ7の出力
軸にギヤを設けたり、ネジ棒と連結してキャリッジ1側
に設けたネジを送る、いわゆるネジ送り機構等により実
現される。また、キャリッジ1には、このキャリッジ1
の移動力をフィルム保持枠13に伝達するための連結ボ
ス1bが、フィルム画像読取用の開口部1dの左右端の
下側にそれぞれ一体に形成されている。なお、読取開口
部1dの左右には、シェーディング補正用の開口部1c
も形成されている。
7により駆動される。これはキャリッジモータ7の出力
軸にギヤを設けたり、ネジ棒と連結してキャリッジ1側
に設けたネジを送る、いわゆるネジ送り機構等により実
現される。また、キャリッジ1には、このキャリッジ1
の移動力をフィルム保持枠13に伝達するための連結ボ
ス1bが、フィルム画像読取用の開口部1dの左右端の
下側にそれぞれ一体に形成されている。なお、読取開口
部1dの左右には、シェーディング補正用の開口部1c
も形成されている。
【0035】第2の筺体18には、光源3が固定的に取
付けられ、この光源3からの光はフィルム2を透過し、
キャリッジ1の開口部1d、第1の筺体12の開口部1
2d、光学フィルタ10、ミラー4、結像レンズ5を経
由してラインセンサ6に導かれ、このラインセンサ6に
より光電変換される。なお、本実施形態では、光路をミ
ラー4で1回だけ変更しているが、複数回変更しても、
また全く変更しなくてもよい。
付けられ、この光源3からの光はフィルム2を透過し、
キャリッジ1の開口部1d、第1の筺体12の開口部1
2d、光学フィルタ10、ミラー4、結像レンズ5を経
由してラインセンサ6に導かれ、このラインセンサ6に
より光電変換される。なお、本実施形態では、光路をミ
ラー4で1回だけ変更しているが、複数回変更しても、
また全く変更しなくてもよい。
【0036】光学フィルタ10は、フィルタ保持枠13
により保持されている。この保持方法としては、熱によ
り加締めたり、押え環により押さえたりすることなどが
考えられる。光字フィルタ10のうち赤外カットフィル
タ10aは図1の左側に配され、可視光カットフィルタ
10bは右側に配されている。また、第1の筺体12に
は、ボス12aが図1に示すように一体に形成され、フ
ィルタ保持枠13の回転穴13aと嵌合されて、フィル
タ保持枠13を回動可能に支持している。
により保持されている。この保持方法としては、熱によ
り加締めたり、押え環により押さえたりすることなどが
考えられる。光字フィルタ10のうち赤外カットフィル
タ10aは図1の左側に配され、可視光カットフィルタ
10bは右側に配されている。また、第1の筺体12に
は、ボス12aが図1に示すように一体に形成され、フ
ィルタ保持枠13の回転穴13aと嵌合されて、フィル
タ保持枠13を回動可能に支持している。
【0037】さらに、フィルタ保持枠13は、図2に示
すように、第1の筺体12に挟み込まれるように配置さ
れると共に、フィルタ保持枠13の突起部13dが第1
の筺体12の溝部12fに入り込むように配置されるの
で、光軸方向の自由度が消され、ボス12aの軸回りで
のみ回転自由度を有している。換言すれば、フィルタ保
持枠13(光学フィルタ10)は、光路に対して略垂直
な面内で移動するように規制されている。ここで、ボス
12aに対するフィルタ枠13の抜け止めとして、ビス
15aを用いている。この抜け止めとしては、その他に
ワッシャや加締め等が考えられる。
すように、第1の筺体12に挟み込まれるように配置さ
れると共に、フィルタ保持枠13の突起部13dが第1
の筺体12の溝部12fに入り込むように配置されるの
で、光軸方向の自由度が消され、ボス12aの軸回りで
のみ回転自由度を有している。換言すれば、フィルタ保
持枠13(光学フィルタ10)は、光路に対して略垂直
な面内で移動するように規制されている。ここで、ボス
12aに対するフィルタ枠13の抜け止めとして、ビス
15aを用いている。この抜け止めとしては、その他に
ワッシャや加締め等が考えられる。
【0038】フィルタ保持枠13には、開口部13cが
形成されると共に、ボス13bが一体に形成されてい
る。このボス13bにトグルばね14の片方の輪部がは
め込まれ、トグルばね14の他方の輪部が、フィルタ保
持枠13の口部13cを介して、第1の筺体12のボス
12eに締め込まれたビス15bにはめ込まれている。
形成されると共に、ボス13bが一体に形成されてい
る。このボス13bにトグルばね14の片方の輪部がは
め込まれ、トグルばね14の他方の輪部が、フィルタ保
持枠13の口部13cを介して、第1の筺体12のボス
12eに締め込まれたビス15bにはめ込まれている。
【0039】また、トグルばね14は、フィルタ保持枠
13の回転範囲のほぼ真ん中で弾性力が最大にチャージ
されるように、ボス13bとビス15b(ボス12e)
の位置が決められている。すなわち、トグルばね14
は、フィルタ保持枠13が回転中央部よりも図1のイジ
ェクト側(右側:フィルムの繰出し側)に位置している
場合は、時計周りの反発力が生じ、反対側(左側:フィ
ルムの繰込み側)に位置している場合は、反時計周りの
反発力が生じるような形で取付けられている。
13の回転範囲のほぼ真ん中で弾性力が最大にチャージ
されるように、ボス13bとビス15b(ボス12e)
の位置が決められている。すなわち、トグルばね14
は、フィルタ保持枠13が回転中央部よりも図1のイジ
ェクト側(右側:フィルムの繰出し側)に位置している
場合は、時計周りの反発力が生じ、反対側(左側:フィ
ルムの繰込み側)に位置している場合は、反時計周りの
反発力が生じるような形で取付けられている。
【0040】このトグルばね14としては、14aに示
したねじりコイルばね、或いは14bに示した引っ張り
ばねのいずれを用いてもよい。また、第1の筺体12に
は、フィルタ保持枠13がトグルばね14により回転さ
れた後、所定位置に位置決めされるようストッパ12c
が設けられている。このストッパ12cとしては、衝撃
音やフィルタ保持枠13(光学フィルタ10)の振動を
和らげるために、緩衝材が使用されている。この緩衡材
としては、ゴムやばね等の弾力性に富む部品が用いられ
る。なお、ストッパ12cによりフィルタ保持枠13が
位置決めされた状態では、フィルタ保持枠13上の光学
フィルタ10は、フィルム2の画像を読取る読取範囲外
に位置するようになっている。
したねじりコイルばね、或いは14bに示した引っ張り
ばねのいずれを用いてもよい。また、第1の筺体12に
は、フィルタ保持枠13がトグルばね14により回転さ
れた後、所定位置に位置決めされるようストッパ12c
が設けられている。このストッパ12cとしては、衝撃
音やフィルタ保持枠13(光学フィルタ10)の振動を
和らげるために、緩衝材が使用されている。この緩衡材
としては、ゴムやばね等の弾力性に富む部品が用いられ
る。なお、ストッパ12cによりフィルタ保持枠13が
位置決めされた状態では、フィルタ保持枠13上の光学
フィルタ10は、フィルム2の画像を読取る読取範囲外
に位置するようになっている。
【0041】このようにして、回転ボス12aの軸周り
の両側に回転付不勢力を持つ光学フィルタ切換機構が形
成されている。
の両側に回転付不勢力を持つ光学フィルタ切換機構が形
成されている。
【0042】次に、キャリッジ1とフィルタ保持枠13
との連動について説明する。
との連動について説明する。
【0043】キャリッジ1には、上記のように、フィル
タ保持枠13と連結するための2個の連結ボス1bが、
一体に形成されている。また、この連結ボス1bが第1
の筺体12と干渉しないように、第1の筺体12には逃
げ溝12bが形成されている。逃げ溝12bには、フィ
ルタ枠13と連結する部分のみ開口部12bbが設けら
れ、この開口部12bbの位置で連結ボス1bがフィル
タ保持保持枠13をスキャン方向に押すことになる。
タ保持枠13と連結するための2個の連結ボス1bが、
一体に形成されている。また、この連結ボス1bが第1
の筺体12と干渉しないように、第1の筺体12には逃
げ溝12bが形成されている。逃げ溝12bには、フィ
ルタ枠13と連結する部分のみ開口部12bbが設けら
れ、この開口部12bbの位置で連結ボス1bがフィル
タ保持保持枠13をスキャン方向に押すことになる。
【0044】この様子を示したのが図5である。図5
中、(a)はキャリッジ1が最もイジェクト側にある場
合を示しており、光路上に赤外カットフィルタ10aが
配された状態を示している。図5の(a)の状態からキ
ャリッジ1をイジェクト側と逆方向(フィルムの繰込み
方向:図5の左方向)に移動させると、連結ボス1bが
フィルタ保持枠13に回転中央部で当接し、フィルタ保
持枠13を反時計周りに回転させる。
中、(a)はキャリッジ1が最もイジェクト側にある場
合を示しており、光路上に赤外カットフィルタ10aが
配された状態を示している。図5の(a)の状態からキ
ャリッジ1をイジェクト側と逆方向(フィルムの繰込み
方向:図5の左方向)に移動させると、連結ボス1bが
フィルタ保持枠13に回転中央部で当接し、フィルタ保
持枠13を反時計周りに回転させる。
【0045】図5の(b)は、フィルタ保持保持枠13
が反時計周りに回転し回転中央部に位置した状態を示
し、この時、トグルばね14の弾性力が最もチャージさ
れることになる。また、フィルタ保持保持枠13が回転
中央部に位置した状態、すなわち、連結ボス1bがフィ
ルタ保持枠13に当接した瞬間は、赤外カットフィルタ
10aと可視光カットフィルタ10bの双方が画像読取
用の開口部1dに対向しているので、画像読取範囲外と
なっている。
が反時計周りに回転し回転中央部に位置した状態を示
し、この時、トグルばね14の弾性力が最もチャージさ
れることになる。また、フィルタ保持保持枠13が回転
中央部に位置した状態、すなわち、連結ボス1bがフィ
ルタ保持枠13に当接した瞬間は、赤外カットフィルタ
10aと可視光カットフィルタ10bの双方が画像読取
用の開口部1dに対向しているので、画像読取範囲外と
なっている。
【0046】この回転中央部よりも更に繰込み方向にキ
ャリッジ1を移動させると、フィルタ保持枠13はトグ
ルばね14の付勢力により回転力を得て反時計方向に回
転し、第1の筺体12の左側のストッパ12cに当たっ
て停止される。この状態が図5の(c)であり、この
時、可視光カットフィルタ10bとシェーディング補正
開口部1cが光軸上に配されている。
ャリッジ1を移動させると、フィルタ保持枠13はトグ
ルばね14の付勢力により回転力を得て反時計方向に回
転し、第1の筺体12の左側のストッパ12cに当たっ
て停止される。この状態が図5の(c)であり、この
時、可視光カットフィルタ10bとシェーディング補正
開口部1cが光軸上に配されている。
【0047】従って、図5の(c)の状態で、例えば、
この状態からフィルムモータ19を駆動して光軸上にフ
ィルムの無い状態(いわゆる素通し)にすると、赤外域
の光に対するシェーディング補正を行なうことが可能と
なる。また、図5の(c)の状態からキャリッジ1をフ
ィルムの繰出し方向(図5の右方向)に移動させること
で、フィルム画像を可視光域の光で読取ることが可能と
なる。
この状態からフィルムモータ19を駆動して光軸上にフ
ィルムの無い状態(いわゆる素通し)にすると、赤外域
の光に対するシェーディング補正を行なうことが可能と
なる。また、図5の(c)の状態からキャリッジ1をフ
ィルムの繰出し方向(図5の右方向)に移動させること
で、フィルム画像を可視光域の光で読取ることが可能と
なる。
【0048】図5の(d)は、(c)の状態から光軸が
フィルム左端に位置するまでキャリッジ1を右側に移動
させた時の状態を示している。図5の(d)の状態から
さらにキャリッジ1を右側に動かすと左側の連結ボス1
bがフィルタ保持枠13に当接し、フィルタ保持枠13
を時計方向に回転させる。フィルタ保持枠13が回転中
央部を乗り越えるまでキャリッジ1を右側に移動させる
と、後は前述と同様に、フィルタ保持枠13はトグルば
ね14の付勢力により回転力を得て時計方向に回転し、
第1の筺体12の右側のストッパ12cに当たって停止
される。
フィルム左端に位置するまでキャリッジ1を右側に移動
させた時の状態を示している。図5の(d)の状態から
さらにキャリッジ1を右側に動かすと左側の連結ボス1
bがフィルタ保持枠13に当接し、フィルタ保持枠13
を時計方向に回転させる。フィルタ保持枠13が回転中
央部を乗り越えるまでキャリッジ1を右側に移動させる
と、後は前述と同様に、フィルタ保持枠13はトグルば
ね14の付勢力により回転力を得て時計方向に回転し、
第1の筺体12の右側のストッパ12cに当たって停止
される。
【0049】この状態が図5の(e)であり、この時、
赤外カットフィルタ10aと左側のシェーディング開口
部1cとが光軸上に配されている。従って、例えばこの
状態からフィルムモータ19を駆動して光軸からフィル
ムの無い状態(いわゆる素通し)にすると、可視光域の
光に対するシェーディング補正を行なうことが可能とな
る。また、この状態でフィルムホルダ等をイジェクトす
る機構を配置をすることで、画像取込み終了時に常に光
軸上を赤外カットフィルタ10aが覆っている状態とす
ることができる。これにより、以下に述べるような赤外
光による画像取込みを行なわずに、直ちに通常使用する
可視光の画像を取込むことが可能となる。
赤外カットフィルタ10aと左側のシェーディング開口
部1cとが光軸上に配されている。従って、例えばこの
状態からフィルムモータ19を駆動して光軸からフィル
ムの無い状態(いわゆる素通し)にすると、可視光域の
光に対するシェーディング補正を行なうことが可能とな
る。また、この状態でフィルムホルダ等をイジェクトす
る機構を配置をすることで、画像取込み終了時に常に光
軸上を赤外カットフィルタ10aが覆っている状態とす
ることができる。これにより、以下に述べるような赤外
光による画像取込みを行なわずに、直ちに通常使用する
可視光の画像を取込むことが可能となる。
【0050】このように、本実施形態においては、連結
ボス1bがフィルタ保持枠13と当接した後は、ドグル
バネ14の付勢力によりフィルタ保持枠13が回動し、
ストッパ12cにより固定位置に位置決めされるように
した。また、連結ボス1bがフィルタ保持枠13と当接
する位置は、ラインセンサ6によりフィルム2の画像を
読取る読取範囲外に設定した。これは、これは、キャリ
ッジ1にフィルタ保持枠13が当接することで余分な外
力を加え、キャリッジ1の送り精度に悪影響を及ぼさな
いようすると共に、画像読取り中に光学フィルタ10が
切替わることで画像が乱れることを防止するためであ
る。
ボス1bがフィルタ保持枠13と当接した後は、ドグル
バネ14の付勢力によりフィルタ保持枠13が回動し、
ストッパ12cにより固定位置に位置決めされるように
した。また、連結ボス1bがフィルタ保持枠13と当接
する位置は、ラインセンサ6によりフィルム2の画像を
読取る読取範囲外に設定した。これは、これは、キャリ
ッジ1にフィルタ保持枠13が当接することで余分な外
力を加え、キャリッジ1の送り精度に悪影響を及ぼさな
いようすると共に、画像読取り中に光学フィルタ10が
切替わることで画像が乱れることを防止するためであ
る。
【0051】なお、上記の機構部品のうち、光源3、ラ
インセンサ6、キャリッジモータ7、キャリッジセンサ
8、濃度センサ11、フィルムモータ19、フィルムセ
ンサ20,入出力端子22は、制御回路21と電気的に
接続されている。また、制御回路21は、図4に示した
ように、キャリッジセンサ制御回路21a、濃度センサ
制御回路21b、フィルムセンサ制御回路21c、モー
タ制御回路21d、フィルムモータ制御回路21e、画
像惰報処理回路21f、光源制御回路21g、ラインセ
ンサ制御回路21h、フィルム濃度検出回路21i、モ
ータ駆動速度決定回路21j、及び画像惰報記憶回路2
1kにより構成されている。
インセンサ6、キャリッジモータ7、キャリッジセンサ
8、濃度センサ11、フィルムモータ19、フィルムセ
ンサ20,入出力端子22は、制御回路21と電気的に
接続されている。また、制御回路21は、図4に示した
ように、キャリッジセンサ制御回路21a、濃度センサ
制御回路21b、フィルムセンサ制御回路21c、モー
タ制御回路21d、フィルムモータ制御回路21e、画
像惰報処理回路21f、光源制御回路21g、ラインセ
ンサ制御回路21h、フィルム濃度検出回路21i、モ
ータ駆動速度決定回路21j、及び画像惰報記憶回路2
1kにより構成されている。
【0052】以上説明した機構および回路構成を用い
て、照明光学系、投影光学系、或いはフィルム上に付着
したゴミ・埃・傷を検出し、この検出情報に基づいてフ
ィルム2の読取画像を補正する。この画像読取処理を図
6のフローチャートに基づいて説明する前に、上述のゴ
ミや埃等を画像処理により検出する方法について説明し
ておく。
て、照明光学系、投影光学系、或いはフィルム上に付着
したゴミ・埃・傷を検出し、この検出情報に基づいてフ
ィルム2の読取画像を補正する。この画像読取処理を図
6のフローチャートに基づいて説明する前に、上述のゴ
ミや埃等を画像処理により検出する方法について説明し
ておく。
【0053】図7(A),(B)は、上述のゴミや埃が
画像データ及び出力画像に与える影響を模式的に示した
ものであり、図7(A)はリバーサルフィルムの場合、
図7(B)はネガフィルムの場合に対応している。
画像データ及び出力画像に与える影響を模式的に示した
ものであり、図7(A)はリバーサルフィルムの場合、
図7(B)はネガフィルムの場合に対応している。
【0054】図7に示すように、リバーサルフィルム及
びネガフィルムのいかんに拘わらず、フィルム原稿をフ
ィルムスキャナで読取った場合、上述のゴミや埃は画像
信号上に黒点となって表れる。その結果、図7の(A)
に示すように、リバーサルフィルムの場合には、上述の
画像信号をそのままガンマ補正等の画像処理を行ってプ
リンタ等の出力装置へ出力すると、上述のゴミや傷の部
分はそのまま黒点となって現れる。
びネガフィルムのいかんに拘わらず、フィルム原稿をフ
ィルムスキャナで読取った場合、上述のゴミや埃は画像
信号上に黒点となって表れる。その結果、図7の(A)
に示すように、リバーサルフィルムの場合には、上述の
画像信号をそのままガンマ補正等の画像処理を行ってプ
リンタ等の出力装置へ出力すると、上述のゴミや傷の部
分はそのまま黒点となって現れる。
【0055】一方、ネガフィルムの場合は、図7の
(B)に示すように、フィルムスキャナで読取った画像
信号をフルレベルで読取った画像信号から減算すること
により、ネガ画像からポジ画像への変換を行なっている
ので、上述のゴミや埃の部分は、白い輝点となって出力
画像に現れる。
(B)に示すように、フィルムスキャナで読取った画像
信号をフルレベルで読取った画像信号から減算すること
により、ネガ画像からポジ画像への変換を行なっている
ので、上述のゴミや埃の部分は、白い輝点となって出力
画像に現れる。
【0056】そこで、赤外光に対するフィルムの透過率
特性に着目して、上述の画質劣化の原因となるゴミや埃
のみを透過する赤外光により検知し、検知したゴミ惰報
に基づいて読取り原稿データを補正することでゴミや挨
を排除した画像情報を得るようにしている。
特性に着目して、上述の画質劣化の原因となるゴミや埃
のみを透過する赤外光により検知し、検知したゴミ惰報
に基づいて読取り原稿データを補正することでゴミや挨
を排除した画像情報を得るようにしている。
【0057】次に、このようなゴミや挨・傷の影響を排
除したフィルム原稿読取処理を、図6のフローチャート
に基づいて説明する。
除したフィルム原稿読取処理を、図6のフローチャート
に基づいて説明する。
【0058】ステップS1では、外部より入出力端子2
2を通してフィルム読取指令が入力され、光源制御回路
21gにより光源3が点灯される。ステップS2では、
フィルム2の位置をフィルムセンサ制御回路21cによ
り検知し、この検知情報がフイルムスキャナ制御回路2
1に伝達される。そして、フィルム2を光軸から外れた
位置で待機させるべく、フィルムモータ制御囲路21e
によりフィルムモータ19を駆動する。
2を通してフィルム読取指令が入力され、光源制御回路
21gにより光源3が点灯される。ステップS2では、
フィルム2の位置をフィルムセンサ制御回路21cによ
り検知し、この検知情報がフイルムスキャナ制御回路2
1に伝達される。そして、フィルム2を光軸から外れた
位置で待機させるべく、フィルムモータ制御囲路21e
によりフィルムモータ19を駆動する。
【0059】ステップS3では、キャリッジ1の位置を
キャリッジセンサ8とキャリッジセンサ制御回路21a
により検出し、この検出惰報がフィルムスキャナ制御回
路21に伝達される。そして、キャリッジ1を繰出し方
向(図1,5では右方向)に移動させ、左側のシェーデ
ィング開口部1cおよび赤外カットフィルタ10aが光
軸上に配されるようモータ制御回路21dによりキャリ
ッジモータ7を駆動する。
キャリッジセンサ8とキャリッジセンサ制御回路21a
により検出し、この検出惰報がフィルムスキャナ制御回
路21に伝達される。そして、キャリッジ1を繰出し方
向(図1,5では右方向)に移動させ、左側のシェーデ
ィング開口部1cおよび赤外カットフィルタ10aが光
軸上に配されるようモータ制御回路21dによりキャリ
ッジモータ7を駆動する。
【0060】ステップS4では、可視光域の光に対する
シェーディング補正を行なう。ステップS5では、キャ
リッジ1を繰込み方向(図1,5では左方向)に移動さ
せ、右側のシェーディング開口部1cおよび可視光カッ
トフィルタ10bが光軸上に配されるようキャリッジモ
ータ7を駆動する。ステップS6では、赤外域の光に対
するシェーディング補正を行なう。ステップS7では、
キャリッジ1の開口部1dにフィルム2が位置するよう
フィルム2をフィルムモータ19により移動させる。
シェーディング補正を行なう。ステップS5では、キャ
リッジ1を繰込み方向(図1,5では左方向)に移動さ
せ、右側のシェーディング開口部1cおよび可視光カッ
トフィルタ10bが光軸上に配されるようキャリッジモ
ータ7を駆動する。ステップS6では、赤外域の光に対
するシェーディング補正を行なう。ステップS7では、
キャリッジ1の開口部1dにフィルム2が位置するよう
フィルム2をフィルムモータ19により移動させる。
【0061】ステップS8では、キャリッジ1を繰出し
方向に移動させ、赤外カットフィルタ10aが光軸上に
配されるようキャリッジモータ7を駆動する。ステップ
S9では、キャリッジ1を繰り込み方向に移動させ、フ
ィルム2が光軸上に配されるようキャリッジモータ7を
駆動する。ステップS10では、濃度センサ11とフィ
ルム濃度検出回路21iによりフィルム2の濃度を検出
する。ステップS11では、ステップS9で検出したフ
ィルム2の濃度に基づいてモータ駆動速度決定回路21
jにより駆動速度を決定する。
方向に移動させ、赤外カットフィルタ10aが光軸上に
配されるようキャリッジモータ7を駆動する。ステップ
S9では、キャリッジ1を繰り込み方向に移動させ、フ
ィルム2が光軸上に配されるようキャリッジモータ7を
駆動する。ステップS10では、濃度センサ11とフィ
ルム濃度検出回路21iによりフィルム2の濃度を検出
する。ステップS11では、ステップS9で検出したフ
ィルム2の濃度に基づいてモータ駆動速度決定回路21
jにより駆動速度を決定する。
【0062】ステップS12では、キャリッジ1を繰り
込み方向に移動させ、可視光カットフィルタ10bが光
軸上に配されるようキャリッジモータ7を駆動する。ス
テップS13では、ステップS11にて決定された駆動
速度でモータ制御回路21dによりキャリッジモータ7
駆動してキャリッジ1を繰出し方向に移動させ、赤外光
によるフィルム2の画像情報を得るためのスキャン動作
を行う。このスキャン中に、ラインセンサ制御回路21
hの制御の下にラインセンサ6にて読取られた画像情報
が、画像情報処理回路21fヘ伝達される。
込み方向に移動させ、可視光カットフィルタ10bが光
軸上に配されるようキャリッジモータ7を駆動する。ス
テップS13では、ステップS11にて決定された駆動
速度でモータ制御回路21dによりキャリッジモータ7
駆動してキャリッジ1を繰出し方向に移動させ、赤外光
によるフィルム2の画像情報を得るためのスキャン動作
を行う。このスキャン中に、ラインセンサ制御回路21
hの制御の下にラインセンサ6にて読取られた画像情報
が、画像情報処理回路21fヘ伝達される。
【0063】ステップS14では、画像情報処理回路2
1fにより、上記画像情報を用いて、フィルム2上の他
の大部分の領域より赤外光の透過率が所定値以上に異な
るフィルム2上の領域を検出し、その領域をゴミや埃の
範囲として認識し、そのゴミや埃の範囲の情報を画像情
報記憶回路21kに記憶させる。
1fにより、上記画像情報を用いて、フィルム2上の他
の大部分の領域より赤外光の透過率が所定値以上に異な
るフィルム2上の領域を検出し、その領域をゴミや埃の
範囲として認識し、そのゴミや埃の範囲の情報を画像情
報記憶回路21kに記憶させる。
【0064】ステップS15では、キャリッジ1をさら
に繰り出し方向に移動させ、赤外カットフィルタ10a
が光軸上に配されるようキャリッジモータ7を駆動す
る。ステップS16では、ステップS11で決定された
駆動速度でモータ制御回路21dによりキャリッジモー
タ7を逆の方向へ回転させ、可視光によるフィルム2の
画像惰報を得るための本スキャン動作が行われる。この
本スキャン中に、ラインセンサ制御回路21hの制御の
下にラインセンサ6にて読取られた画像情報が、画像惰
報処理回路21fヘ伝達される。
に繰り出し方向に移動させ、赤外カットフィルタ10a
が光軸上に配されるようキャリッジモータ7を駆動す
る。ステップS16では、ステップS11で決定された
駆動速度でモータ制御回路21dによりキャリッジモー
タ7を逆の方向へ回転させ、可視光によるフィルム2の
画像惰報を得るための本スキャン動作が行われる。この
本スキャン中に、ラインセンサ制御回路21hの制御の
下にラインセンサ6にて読取られた画像情報が、画像惰
報処理回路21fヘ伝達される。
【0065】ステップS17では、本スキャン動作が終
了した後、光源制御回路21gにより光源3を消灯し、
画像情報記憶回路21kよりゴミや埃の範囲の情報を画
像情報処理回路21fへ伝達し、フィルム画像読取り動
作を終了する。
了した後、光源制御回路21gにより光源3を消灯し、
画像情報記憶回路21kよりゴミや埃の範囲の情報を画
像情報処理回路21fへ伝達し、フィルム画像読取り動
作を終了する。
【0066】ステップS18では、画像情報処理回路2
1fにより、ゴミや埃の範囲情報に基づいて可視光によ
るフィルム2の画像情報を補正して、出力端子22より
出力する。
1fにより、ゴミや埃の範囲情報に基づいて可視光によ
るフィルム2の画像情報を補正して、出力端子22より
出力する。
【0067】このようにして、ゴミ、埃などの影響を排
除しながらフィルム画像を読取っている。この場合、フ
ィルタ保持枠13上の光学フィルタ10を切替えるため
の専用のアクチュエータを用いることなく、走査部であ
るキャリッジ1の移動に連動して光学フィルタ10を切
替えているので、安価、コンパクト、低消費電力型の光
学フィルタ切替機構となっている。さらに、フィルタ保
持枠13には予めトグルばね14により付勢力が与えら
れ、キャリッジ1の連結ボス1bがフィルタ保持枠13
に当接した後は、トグルばね14による付勢力にてフィ
ルタ保持枠13が回動するようにしたので、この点でも
消費電力を低減することが可能となる。
除しながらフィルム画像を読取っている。この場合、フ
ィルタ保持枠13上の光学フィルタ10を切替えるため
の専用のアクチュエータを用いることなく、走査部であ
るキャリッジ1の移動に連動して光学フィルタ10を切
替えているので、安価、コンパクト、低消費電力型の光
学フィルタ切替機構となっている。さらに、フィルタ保
持枠13には予めトグルばね14により付勢力が与えら
れ、キャリッジ1の連結ボス1bがフィルタ保持枠13
に当接した後は、トグルばね14による付勢力にてフィ
ルタ保持枠13が回動するようにしたので、この点でも
消費電力を低減することが可能となる。
【0068】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態を図8,9を用いて説明する。図8は本発明の
第2の実施形態の主要な構成を示す斜視図であり、図9
はその変形例を示す図である。図8,9中の各部品を示
す符号は、図1〜7と同一部品が同一符号となるように
示している。また、本第2の実施形態は、光学フィルタ
のガイド機構の構成が第1の実施形態と異なり、他の構
成はほぼ同様なので、図8,9を用いてそのガイド機構
を説明し、その他の詳細な機構等の説明は省略する。
実施形態を図8,9を用いて説明する。図8は本発明の
第2の実施形態の主要な構成を示す斜視図であり、図9
はその変形例を示す図である。図8,9中の各部品を示
す符号は、図1〜7と同一部品が同一符号となるように
示している。また、本第2の実施形態は、光学フィルタ
のガイド機構の構成が第1の実施形態と異なり、他の構
成はほぼ同様なので、図8,9を用いてそのガイド機構
を説明し、その他の詳細な機構等の説明は省略する。
【0069】図8に示したように、本実施形態は、フィ
ルタ保持枠23がキャリッジ1の走査方向と平行に直進
ガイドされるように構成されている点で第1の実施形態
と異なっている。そのため、図1に示した第1の実施形
態の各部品は、本実施形態では、第1の筺体12とフィ
ルタ保持枠23が直進ガイド機構に対応した構成となっ
ている。
ルタ保持枠23がキャリッジ1の走査方向と平行に直進
ガイドされるように構成されている点で第1の実施形態
と異なっている。そのため、図1に示した第1の実施形
態の各部品は、本実施形態では、第1の筺体12とフィ
ルタ保持枠23が直進ガイド機構に対応した構成となっ
ている。
【0070】具体的には、第1の筺体12には、直進ガ
イドのためのガイドバー12gと、フィルタ保持枠23
の回転を止めるための回転止め溝12hが追加されてい
る。このガイドバー12gは、図8では第1の筺体12
と一体に構成されているが、別部品としてもよい。ま
た、フィルタ保持枠23には、ガイドバー12gに嵌合
するための2個のガイド穴23aが形成されると共に、
回転止め溝12hに嵌め込まれる突起部23bが追加さ
れている。ここでは、組み立て性を考慮して、ガイドバ
ー12fは、断面を二方取り形状とし、ガイド穴13a
を一部切り欠いた形状としている。
イドのためのガイドバー12gと、フィルタ保持枠23
の回転を止めるための回転止め溝12hが追加されてい
る。このガイドバー12gは、図8では第1の筺体12
と一体に構成されているが、別部品としてもよい。ま
た、フィルタ保持枠23には、ガイドバー12gに嵌合
するための2個のガイド穴23aが形成されると共に、
回転止め溝12hに嵌め込まれる突起部23bが追加さ
れている。ここでは、組み立て性を考慮して、ガイドバ
ー12fは、断面を二方取り形状とし、ガイド穴13a
を一部切り欠いた形状としている。
【0071】図8では、直進ガイドの往復両方向にフィ
ルタ保持枠23を付勢するためのトグルばね14とし
て、引っ張りばね14bを用いている。引っ張りばね1
4bの片方の輪部は、フィルタ保持枠23に一体に形成
されたボス23cにはめ込まれ、引っ張りばね14bの
他方の輪部は、第1の筺体12のボス12aに締め込ま
れたビス15aにはめ込まれている。引っ張りばね14
bは、フィルタ保持枠23が往復運動する経路の中央部
に位置する時に最も伸びるように構成されており、これ
により、往復運動の中央部よりも右側では右方向に、左
方向では左側に付勢力が生じることになる。
ルタ保持枠23を付勢するためのトグルばね14とし
て、引っ張りばね14bを用いている。引っ張りばね1
4bの片方の輪部は、フィルタ保持枠23に一体に形成
されたボス23cにはめ込まれ、引っ張りばね14bの
他方の輪部は、第1の筺体12のボス12aに締め込ま
れたビス15aにはめ込まれている。引っ張りばね14
bは、フィルタ保持枠23が往復運動する経路の中央部
に位置する時に最も伸びるように構成されており、これ
により、往復運動の中央部よりも右側では右方向に、左
方向では左側に付勢力が生じることになる。
【0072】以上の構成により、キャリッジ1の連結ボ
ス1bとフィルタ保持枠23の下端部23dが当接する
と、その後は、引っ張りばね14bの付勢力によりフィ
ルタ保持枠23が移動して、光軸上に位置する光学フィ
ルタ10が切替わることとなる。
ス1bとフィルタ保持枠23の下端部23dが当接する
と、その後は、引っ張りばね14bの付勢力によりフィ
ルタ保持枠23が移動して、光軸上に位置する光学フィ
ルタ10が切替わることとなる。
【0073】図8の変形例として、トグルばね14とし
て、トーションばね14cを用い、連結部材13’を介
してフィルタ保持枠23’を切替える例を図9に示す。
て、トーションばね14cを用い、連結部材13’を介
してフィルタ保持枠23’を切替える例を図9に示す。
【0074】連結部材13’は、第1の実施形態で示し
たフィルタ保持枠13の回転往復付勢機構と同様に構成
されており、この連結部材13’がキャリッジ1の連結
ボス1bと当接することで、時計/反時計回りに回転付
勢されてフィルタ保持枠23’の位置が切替えられる。
たフィルタ保持枠13の回転往復付勢機構と同様に構成
されており、この連結部材13’がキャリッジ1の連結
ボス1bと当接することで、時計/反時計回りに回転付
勢されてフィルタ保持枠23’の位置が切替えられる。
【0075】この連結部材13’には、長穴13eが開
けられており、この長穴13eがフィルタ保持枠23’
のボス23cと嵌合して連結する。また、トーションば
ね14cの片方の輪部は、連結部材13’に一体に形成
されたボス13bにはめ込まれ、トーションばね14c
の他方の輪部は、第1の筺体12のボス12iに締め込
まれたビス15aにはめ込まれている。さらに、連結部
材13’の回転穴13aは、ビス15aを介して第1の
筺体12のボス12aに回転可能に嵌合されている。
けられており、この長穴13eがフィルタ保持枠23’
のボス23cと嵌合して連結する。また、トーションば
ね14cの片方の輪部は、連結部材13’に一体に形成
されたボス13bにはめ込まれ、トーションばね14c
の他方の輪部は、第1の筺体12のボス12iに締め込
まれたビス15aにはめ込まれている。さらに、連結部
材13’の回転穴13aは、ビス15aを介して第1の
筺体12のボス12aに回転可能に嵌合されている。
【0076】図9において連結部材13’が時計回りに
回転すると、フィルタ保持枠23’は、右方向(繰り出
し方向)に移動し、反時計回りに回転すると左方向(繰
込み方向)に移動する。このようにして、フィルタ保持
枠23’を直進運動させ、光学フィルタ10を切替える
ようにしている。
回転すると、フィルタ保持枠23’は、右方向(繰り出
し方向)に移動し、反時計回りに回転すると左方向(繰
込み方向)に移動する。このようにして、フィルタ保持
枠23’を直進運動させ、光学フィルタ10を切替える
ようにしている。
【0077】このような構成の下で、第1の実施形態と
同様の画像読取制御を行うことにより、光学フィルタ1
0を適宜切替えてゴミ、埃の影響を排除した形でフィル
ム2の画像情報を読取ることができ、また、第1の実施
形態と同様に、安価・コンパクトな構成で消費電力を低
減することができる。
同様の画像読取制御を行うことにより、光学フィルタ1
0を適宜切替えてゴミ、埃の影響を排除した形でフィル
ム2の画像情報を読取ることができ、また、第1の実施
形態と同様に、安価・コンパクトな構成で消費電力を低
減することができる。
【0078】なお、本発明は、上記の実施形態に限定さ
れることなく、例えば、トグルばねの配置を工夫した
り、複数のトグルばねで光学フィルタ保持枠の位置によ
り異なる付勢力を与える、光学フィルタ保持枠の形状や
連結ボスの位置や個数を工夫する、他の構成要素を付加
するなどして、3種類以上の光学フィルタを走査部(キ
ャリッジ)の移動に連動して切替えることも可能であ
る。
れることなく、例えば、トグルばねの配置を工夫した
り、複数のトグルばねで光学フィルタ保持枠の位置によ
り異なる付勢力を与える、光学フィルタ保持枠の形状や
連結ボスの位置や個数を工夫する、他の構成要素を付加
するなどして、3種類以上の光学フィルタを走査部(キ
ャリッジ)の移動に連動して切替えることも可能であ
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
透過原稿上の画像を光電変換素子を介して読取る画像読
取装置において、前記透過原稿を光学的に走査する走査
部の移動に連動して光学フィルタを切替える切替機構を
備えることにより、光学フィルタを切替えるための専用
のアクチュエータを用いることなく、光学フィルタを切
替えられるようにしたので、安価、コンパクト、かつ低
消費電力のフィルタ切換機能を実現することが可能とな
る。
透過原稿上の画像を光電変換素子を介して読取る画像読
取装置において、前記透過原稿を光学的に走査する走査
部の移動に連動して光学フィルタを切替える切替機構を
備えることにより、光学フィルタを切替えるための専用
のアクチュエータを用いることなく、光学フィルタを切
替えられるようにしたので、安価、コンパクト、かつ低
消費電力のフィルタ切換機能を実現することが可能とな
る。
【図1】本発明の第1の実施形態の主要な構成を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の主要な構成を示す断
面図である。
面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の制御系の概略構成図
である。
である。
【図4】本発明の第1の実施形態の制御回路の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるキャリッジと
フィルタ保持枠との連結の様子を示す図である。
フィルタ保持枠との連結の様子を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における画像読取処理
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図7】フィルム上のゴミや埃が読取画像に及ぼす影響
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の主要な構成を示す斜
親図である。
親図である。
【図9】本発明の第2の実施形態の変形例を示す斜視図
である。
である。
【図10】従来の光学フィルタ切換機構を示す図であ
る。
る。
1…キャリッジ、 1b…連結ボス 2…フィルム、 3…光源、 5…結像レンズ、 6…ラインセンサ 7…キャリッジモータ、 8…キャリッジセンサ、 9…光軸、 10…光学フィルタ、 10a…赤外カットフィルタ、 10b…可視光カットフィルタ、 11…濃度センサ、 12…第1の筺体、 12b…逃げ溝、 13,23…フィルタ保持枠、 14…トグルばね、 14a…ねじりコイルばね、 14b…引っ張りばね、 14c…トーションばね、 14b…引っ張りばね、 15…ビス、 17…ガイドバー、 18…第2の筺体、 19…フィルムモータ、 21…制御回路、 13’…連結部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H106 AA14 2H110 AB08 CD02 5C062 AB03 AB17 AB32 AD01 AD06 BA01 5C072 AA01 BA01 BA06 CA02 DA09 DA21 EA05 FB12 RA04 VA03
Claims (16)
- 【請求項1】 透過原稿上の画像を光電変換素子を介し
て読取る画像読取装置において、 前記透過原稿を光学的に走査する走査部の移動に連動し
て光学フィルタを切替える切替機構を備えたことを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項2】 前記走査部には、光源から前記光電変換
素子に至る光路の一部となる開口部が形成されると共に
突起部材が設けられ、前記切替機構は、少なくとも該突
起部材が、該走査部の移動時に複数の前記光学フィルタ
を保持するフィルタ保持部に当接して該フィルタ保持部
を移動させることにより、該光路上に位置する光学フィ
ルタを切替えることを特徴とする請求項1記載の画像読
取装置。 - 【請求項3】 前記フィルタ保持部は、前記光学フィル
タが前記光路に対して略垂直な面内で移動するように移
動することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。 - 【請求項4】 少なくとも前記フィルタ保持部には、予
め付勢力が与えられており、前記突起部材が該フィルタ
保持部に当接した後は、該フィルタ保持部は該付勢力に
より移動することを特徴とする請求項2又は3記載の画
像読取装置。 - 【請求項5】 前記付勢力は、ドグルばねにより与えら
れることを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。 - 【請求項6】 前記フィルタ保持部は、回動するように
構成されたことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに
記載の画像読取装置。 - 【請求項7】 前記フィルタ保持部は、直進運動するよ
うに構成されたことを特徴とする請求項2〜5のいずれ
かに記載の画像読取装置。 - 【請求項8】 前記フィルタ保持部は、予め付勢力が与
えられた回転部材に連結され、前記走査部に設けられた
突起部材が、該走査部の移動時に該回転部材に当接して
該回転部材が回動するのに連動して直進運動することを
特徴とする請求項7記載の画像読取装置。 - 【請求項9】 前記走査部に設けられた突起部材が、該
走査部の移動時に前記フィルタ保持部又は回転部材に当
接する位置は、前記透過原稿の画像を読取る画像読取範
囲外に設定されていることを特徴とする請求項2〜8の
いずれかに記載の画像読取装置。 - 【請求項10】 前記フィルタ保持部を所定の位置で停
止させる停止部材を備えたことを特徴とする請求項2〜
9のいずれかに記載の画像読取装置。 - 【請求項11】 前記停止部材は、弾性部材により構成
されたことを特徴とする請求項10記載の画像読取装
置。 - 【請求項12】 前記停止部材により前記フィルタ保持
部が停止された状態で前記複数の光学フィルタのうちの
1つと対向する前記走査部の位置に開口部を設け、該開
口部を利用してシェーディング補正を行うことを特徴と
する請求項10又は11記載の画像読取装置。 - 【請求項13】 前記光学フィルタのうち少なくとも1
つは可視光域の透過特性をもち、少なくとも1つは可視
光域外の透過特性をもつことを特徴とする請求項1〜1
2のいずれかに記載の画像読取装置。 - 【請求項14】 前記切替機構は、前記走査部が前記透
過原稿を取出す方向に移動した際に連動して前記光路に
挿入される光学フィルタが、前記可視光域の透過特性を
もつ光学フィルタとなるように切替えるよう構成された
ことを特徴とする請求項13記載の画像読取装置。 - 【請求項15】 前記透過原稿は、複数の駒が配された
スリーブフィルムにより構成されたことを特徴とする請
求項1〜14のいずれかに記載の画像読取装置。 - 【請求項16】 前記透過原稿は、単一の駒が配された
マウントフィルムにより構成されたことを特徴とする請
求項1〜14のいずれかに記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34008099A JP2001154280A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34008099A JP2001154280A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001154280A true JP2001154280A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18333536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34008099A Withdrawn JP2001154280A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001154280A (ja) |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP34008099A patent/JP2001154280A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060309 |
|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070206 |