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JP2001153817A - X線断層撮像装置 - Google Patents

X線断層撮像装置

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Publication number
JP2001153817A
JP2001153817A JP33703299A JP33703299A JP2001153817A JP 2001153817 A JP2001153817 A JP 2001153817A JP 33703299 A JP33703299 A JP 33703299A JP 33703299 A JP33703299 A JP 33703299A JP 2001153817 A JP2001153817 A JP 2001153817A
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JP
Japan
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ray
rotation
axis
rotation axis
image
Prior art date
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Granted
Application number
JP33703299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3690786B2 (ja
Inventor
Tetsuaki Fukamachi
哲昭 深町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 断層画像から、X線の光軸と回転軸の回転中
心の一致度を判断する基準と方法を確立して、X線の光
軸と回転軸の回転中心を一致させる調整の簡素化と調整
者による人的な不安定要素を排除すること 【解決手段】 X線源から発生するX線の光軸に対して
傾斜した回転軸と、前記の回転軸の回転中心と、X線の
発生点と光学像を回転させる回転の中心軸のX線の受光
面との交点を結ぶX線の光軸が交差する点を含む受光面
に平行な面の断層像を得るX線断層撮影方法において、
前記の回転軸の中心とX線の光軸を一致させることを目
的とした回転軸を移動する手段を持ち、予め準備した対
象物を撮像した断層画像から得られる情報により、回転
テーブルの回転軸位置またはX線光軸の位置を移動させ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被破壊検査の分野で
定着しているX線検査装置に関するもので、X線撮像装
置による断層撮像方法とその装置に関するものである。
特に、電気・電子機器に用いる多層プリント基板の欠陥
解析、バンプ接合部の欠陥解析等に有効なX線断層撮像
装置の自動調整機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなX線断層撮像装置は、例えば
特開平5−312735号公報にも記載されているよう
に公知の技術である。この技術、すなわち、X線ラミノ
グラフィーではX線の光軸と回転テーブルの回転中心軸
の交点を含む受光面に平行な面が断層像として得られ
る。このため、X線の光軸と回転テーブルの回転中心軸
を機械的に一致させる必要がある。従来この調整方法
は、回転テーブルの回転軸位置を電動で移動する平面2
軸のステージ機構を手動操作で動かしながら、断層像を
TVモニタ等で目視により観察しながら調整を行う必要
があった。この調整は、画像の拡大率を調整するZ軸
(X線の光軸に平行な移動軸)を移動停止する位置毎に
行なう必要がある。このZ軸はステップ的に移動するも
のである。装置の立上げ時に数十個所の調整を行なって
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は断層画像か
ら、X線の光軸と回転軸の回転中心の一致度を判断する
基準と方法を確立して、X線の光軸と回転軸の回転中心
を一致させる調整の簡素化と調整者による人的な不安定
要素を排除することを目的とするものである。
【0004】
【作用】本発明の作用について説明すると、予め定めた
チャートの断層像を電子計算機に取込み、その断層像を
画像処理しその面積または2点間の距離が最小または指
定値に近づくように、回転テーブル回転軸の位置を移動
する平面2軸ステージを制御用計算機からの制御で移動
し、この処理を繰返すことによりX線の光軸と回転ステ
ージの回転軸が一致するように制御すると、X線の光軸
と回転軸の回転中心を一致させる調整の簡素化と調整者
による人的なバラツキ等、不安定要素を排除することが
出来装置が安定した性能を維持できる様になる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下この発明の一実施例を図1よ
り説明する。図1は、ラミノグラフィ方式によるX線断
層画像撮像装置の概略の構成をモデル化して示したもの
で、1はX線を発生させるためのX線管であり、2にX
線が発生するX線発生点を、3にX線が円錐状に照射さ
れることを模擬的に示す。また、4には撮像面の中心位
置とX線発生点を結ぶX線の光軸を示す。5は試料テー
ブルであり、回転機構と、幾何学拡大を行うためのX線
の光軸4に沿った移動機構、断層面を変える為の回転面
に垂直方向の移動機構(図示せず)及び試料の撮像位置
を変えるための回転面に平行方向の移動機構(図示せ
ず)を持つ。6はテーブル回転軸で、回転機構の回転中
心線を示す。7は断層面で、光軸4とテーブル回転軸6
の交点を含む撮像面に平行な平面である。8は、回転テ
ーブル、9は光軸調整ステージ、10が撮像面で、X線
蛍光物質であり、X線のエネルギーの強弱を可視光に変
換する機能を有する。11が蛍光倍増管で、光の強さを
増幅する。12がプリズム回転軸で像回転プリズムの回
転中心を示し、13が、像回転プリズムである。14が
蓄積カメラであり試料テーブルの回転機構とこの画像回
転プリズム、蓄積カメラの作用によりX線断層画像を得
ることが出来る。15が映像信号、16が制御用計算機
で、画像取込機能及び画像処理機能、ステージ機構の制
御機能を有する。なお、このようなX線ラミノグラフに
関する基本的な説明は前述の特開平に詳しく説明されて
いるのここでの原理説明は省略する。
【0006】試料テーブル5に調整のための図2に示す
ようなチャート20を取付ける。このチャート20は、
表面に銅箔等により四角形を形成し、裏面には同じく銅
箔等により、前記表面パタン21の中心で交差するよう
な線状の裏面パターン22を設けている。チャート20
の全体の材質は、通常検査するプリント基板等の資料と
同じものが望ましい。このようなチャート20回転テー
ブルと像回転プリズムを回転させ断層画像を得る。次
に、この動作を図3のフローチャートに示す手順に従っ
て説明する。
【0007】チャート20の画像は通常の検査の時と同
じように、その断層画像が制御用計算機16に取込まれ
る(画像処理込みステップ31)。このときの画像が画
像36で、光軸と回転軸が一致していない場合には、周
辺が薄くぼけたような画面となる。次に予め指定した閾
値に従って2値化処理32を行い検出領域の面積を算出
する(面積計算処理33)。このときの2値化画像が3
7である。361は閾値を示す境界線である。X線の光
軸4とテーブル回転軸6の位置がズレているときにはラ
ミノグラフィの原理から、その面積が実像の面積に比較
して大きくなる。例えば、図2で示す表面パターン21
の四角形パターン面を断層面7として調整する場合、実
像に対し四方に影が広がり面積が大きく写る。この面積
は光軸調整ステージ9の移動方向に関係なく、X線の光
軸4とテーブル回転軸6の位置がズレ方向の場合に大き
くなり、一致する方向のとき小さくなり一致した時に最
小になる。38が光軸と回転軸がずれが大きいときの画
面であり、40はその二値化画像。39は光軸と回転軸
がずれが小さいときの画面で、41はその二値化画像で
ある。制御用計算機16は求めた面積を記憶し、光軸調
整ステージ9をX方向プラス側に一定量動(光軸調整ス
テージX/Y軸移動ステップ34)し、2回目の画像を
取込み(ステップ35)、二値化処理321の後、再び
面積(面積計算処理ステップ331)を求める。次に、
判定ステップ42にて求めた面積を前回の値と比較し面
積が大きくなっていれば(判定N)、光軸調整ステージ
X/Y軸移動ステップ34にて、ステージ9をX方向マ
イナス側移動する。このような動作を光軸調整ステージ
9を移動ながら繰返す。ステージ9のX線方向での移動
による面積の変化が最小値を示したところで次にY方向
で同様の処理を繰返す。Y方向での移動による面積変化
が最小値を示したら、1回のステージ9の移動量を前回
より小さくしてX方向の調整を行い、次に、同じくY方
向についてもこの処理を繰返し、実像値に近い面積が求
められるまでこの処理を繰返す。更に、この処理は、拡
大率毎にZ軸ステージ(図示せず)の停止位置毎に行わ
れる。このように、本発明によれば全ての調整処理工程
を自動で制御することができる。また、調整結果を記録
することも可能である。更に調整結果に人的なバラツキ
が生じないことは言うまでもない。
【0008】なお、以上実施例ではチャート20のパタ
ーンとして四角形の表面パターン21と線状の裏面パタ
ーン22を用いたが、このような形状に限らずともよい
ことは言うまでもない。つまり、本発明は予め定めたチ
ャートの断層像を電子計算機に取込み、その断層像を画
像処理しその面積または2点間の距離が最小または指定
値に近づくように、回転テーブル回転軸の位置を移動す
る平面2軸ステージを制御用計算機からの制御で移動
し、この処理を繰返すことによりX線の光軸と回転ステ
ージの回転軸が一致するように制御すればよい。
【0009】
【発明の効果】本発明によればX線の光軸と回転軸の回
転中心を一致させる調整の簡素化と調整者による人的な
不安定要素を排除することが出来装置が安定した性能を
維持できる様になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が、対象とするX線断層撮像装置の概略
構成を示す。
【図2】本発明に利用する、光軸の位置合せチャートの
構造図を示す。
【図3】本発明の実施例に示す自動調整の手順。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源から発生するX線の光軸に対して
    傾斜した回転軸と、この回転軸上に撮像対象となる対象
    物を固定し回転させる手段と、対象物を透過したX線像
    を回転軸の回転面と平行に配置された光学像に変換する
    手段と、変換された光学像を回転させる手段と、光学像
    を映像情報となる電気信号に変換する手段とからなるX
    線検出系を使用して、かつ、この映像情報となる電気信
    号を電子計算機に取込み処理する機能を持つ装置におい
    て、前記の回転軸の回転中心と、X線の発生点と光学像
    を回転させる回転の中心軸のX線の受光面との交点を結
    ぶX線の光軸が交差する点を含む受光面に平行な面の断
    層像を得るX線断層撮影方法において、前記の回転軸の
    中心とX線の光軸を一致させることを目的とした、回転
    軸を移動する手段を持ち、予め準備した対象物を撮像し
    た断層画像から得られる情報により、回転テーブルの回
    転軸位置またはX線光軸の位置を移動させることが出来
    るX線断層撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記1のX線断層撮像装置のうち、撮像
    した断層像を2値化し、その2値画像で検出される部分
    の面積が最小または指定値となるように、回転軸の回転
    中心位置を調整することを自動的に行なう装置。
  3. 【請求項3】 前記1のX線断層撮像装置のうち、撮像
    した断層像を2値化し、その2値画像で検出される部分
    の水平方向の長さ及び垂直方向の長さを指定した、2点
    間で計りこの距離が最小または指定値となるように、回
    転軸の回転中心位置を調整することを自動的に行なう装
    置。
  4. 【請求項4】 前記1のX線断層撮像装置のうち、撮像
    した断層像の水平方向及び垂直方向それぞれの投影波形
    を求める。更にその投影波形に閾値を設定し撮像した対
    象物による投影波形と閾値の値と2つの交点の間隔を計
    りこの距離が最小または指定値となるように、回転軸の
    回転中心位置を調整することを自動的に行なう装置。
  5. 【請求項5】 前記4のX線断層撮像装置のうち、撮像
    した断層像の水平方向及び垂直方向それぞれの投影波形
    の最大値及び最小値の値差を1とした時の割合を閾値と
    して撮像した対象物による投影波形と閾値の値と2つの
    交点の間隔を計りこの距離が最小または指定値となるよ
    うに、回転軸の回転中心位置を調整することを自動的に
    行なう装置。
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DE102021116258A1 (de) 2021-06-23 2022-12-29 Helmut Fischer GmbH Institut für Elektronik und Messtechnik Messobjekt, Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Röntgenquelle

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