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JP2001144075A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

Info

Publication number
JP2001144075A
JP2001144075A JP32402599A JP32402599A JP2001144075A JP 2001144075 A JP2001144075 A JP 2001144075A JP 32402599 A JP32402599 A JP 32402599A JP 32402599 A JP32402599 A JP 32402599A JP 2001144075 A JP2001144075 A JP 2001144075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
work
electrode
plasma processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32402599A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Haji
宏 土師
Isamu Morisako
勇 森迫
Naohito Yoshida
尚人 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP32402599A priority Critical patent/JP2001144075A/ja
Publication of JP2001144075A publication Critical patent/JP2001144075A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Plasma Technology (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークからの熱伝導を確保して十分な冷却効
果を得ることができるプラズマ処理装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 処理室11内の電極3上に基板4を載置
してプラズマ処理を行うプラズマ処理装置において、電
極3上に熱伝導性のシート部材5を装着し、シート部材
5上に処理対象の基板4を載置するようにした。これに
より、プラズマ処理によって加熱される基板4からの電
極3への熱伝導を確保して十分な冷却効果を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、減圧された密閉空
間内にワークを載置してプラズマ処理を行うプラズマ処
理装置に関するものである。
【従来の技術】プラズマ処理装置では、密閉空間内の電
極上に基板などの処理対象物を載置して減圧下で放電を
発生させることによりプラズマ処理を行う。放電には発
熱が伴うため、プラズマ処理を継続する過程で処理対象
物の温度が上昇する。対象物が熱劣化を起こしやすい基
板などの場合には、過熱を防止するための冷却手段が設
けられる。この冷却手段はワークが載置される電極を冷
却することにより、ワークに発生する熱を電極に伝導さ
せてワークの過度の温度上昇を防止するものである。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
の種類によっては、薄型基板や多層基板など熱によって
そりや撓みを生じやすいものがある。また基板によって
は表面に形成された回路パターンによる凹凸を有するも
のもある。このようなワークを対象とする場合には、ワ
ークが金属でできた電極表面に十分に密着しないためワ
ークから電極への熱伝導が阻害され、電極自体は冷却さ
れていてもその冷却効果はワークには及ばず、十分な冷
却効果が得られないという問題点があった。そこで本発
明は、ワークからの熱伝導を確保して十分な冷却効果を
得ることができるプラズマ処理装置を提供することを目
的とする。
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプラズマ
処理装置は、減圧された密閉空間内にワークを載置して
このワークに対してプラズマ処理を行うプラズマ処理装
置であって、前記密閉空間内に配置され表面に熱伝導性
の樹脂シートが装着されたワーク載置部と、前記密閉空
間内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、前記
ワーク載置部を冷却する冷却手段とを備えた。請求項2
記載のプラズマ処理装置は、請求項1記載のプラズマ処
理装置であって、前記熱伝導性の樹脂シートは、可撓性
を有する。請求項3記載のプラズマ処理装置は、請求項
1記載のプラズマ処理装置であって、前記熱伝導性の樹
脂シートは、ワーク表面に付着するタック性を有する。
請求項4記載のプラズマ処理装置は、請求項1記載のプ
ラズマ処理装置であって、前記ワーク載置部に載置され
たワークを前記樹脂シートに押し付ける押し付け手段を
備えた。本発明によれば、処理対象のワークが載置され
るワーク載置部の表面に熱伝導性の樹脂シートを装着す
ることにより、ワークからの熱伝導を確保して十分な冷
却効果を得ることができる。
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のプラ
ズマ処理装置の正断面図、図2、図3は同プラズマ処理
装置の部分斜視図、図4は同プラズマ処理装置の基板お
よびキャリアの斜視図である。まず図1を参照してプラ
ズマ処理装置の構造を説明する。図1において、水平に
配設された基部であるベース部2の中央部には開口部2
aが設けられており、開口部2a内には下方から電極3
が絶縁部材3aを介して装着されている。電極3の上面
は処理対象のワークである基板4を載置するワーク載置
部となっている。図2に示すように、電極3の上面には
熱伝導性の樹脂シートであるシート部材5が装着されて
いる。シート部材5上には処理対象の基板4が載置され
る。シート部材5は、熱伝導性に優れたグラファイトや
アルミナ等の熱伝導材を混入したシリコン系の樹脂など
高熱伝導性でかつ可撓性を有する材質で作られており、
上面に基板4が載置された状態では、基板の変形または
凹凸状態にならって基板の下面に容易に密着すると共
に、プラズマ処理により温度が上昇した基板の熱を電極
に伝達する性質に優れている。良好な撓み特性と熱伝導
特性を確保するためには、シート部材5の厚みは、0.
1mm〜5mmの範囲であることが望ましい。また、電
極3上にシート部材5を装着する場合に、1枚続きのシ
ート部材5を用いる代わりに、図3に示すように分割さ
れた複数のシート部材5Aを組み合わせて使用するよう
にしてもよい。ベース部2の上方には、蓋部材10が図
示しない昇降手段により昇降自在に配設されている。蓋
部材10が下降した状態では、蓋部材10の下端部はベ
ース部材2の上面のシール部材に当接する。これによ
り、電極3、ベース部材2および蓋部材10で閉囲され
る空間は密閉され、プラズマ処理を行うための密閉空間
である処理室11を形成する。蓋部材10の天井面に
は、当接部材19を備えた基板押さえ18が垂直に配設
されている。基板押さえ18は、基板4の縁部を押さえ
付ける位置に複数配設されており、蓋部材10を下降さ
せた状態では当接部材19が基板4の縁部に当接してシ
ート部材5を介して基板4を電極3の上面に押し付け
る。この基板押さえ18は電極3上に載置された基板4
をシート部材5へ押し付ける押し付け手段となってい
る。この基板押さえ18が基板4をシート部材5へ押し
付けると、シート部材5の変形によりシート部材5と基
板4との密着面積が増加する。ベース部2には排気孔2
bが設けられており、排気孔2bには大気ベント部1
3、真空計14および真空ポンプ15が接続されてい
る。真空ポンプ15を駆動することにより、処理室11
内が真空排気され、処理室11内部の真空度は真空計1
4によって検出される。また大気ベント部13を開放す
ることにより、処理室11内には大気が導入され真空が
破壊される。蓋部材10の上部には給気孔10aが設け
られており、給気孔10aはガス供給部12に接続され
ている。ガス供給部12は酸素ガスやフッ素系ガスなど
のプラズマ発生用ガスを供給する。また電極3は高周波
電源部16と接続されており、高周波電源部16を駆動
することにより、接地された蓋部材10と電極3の間に
は高周波電圧が印加される。すなわち蓋部材10がベー
ス部材2の上面に当接した状態で、真空ポンプ15を駆
動して排気孔2bから真空吸引することにより、処理室
11内部が真空排気される。この後、蓋部材10の上面
の給気孔10aからプラズマ発生用ガスを供給し、電極
3と蓋部材10の間に高周波電源部16によって高周波
電圧を印加することにより、処理室10a内にはプラズ
マ放電が発生し電極3上に載置された基板4のプラズマ
処理が行われる。したがって、真空ポンプ15、ガス供
給部12、高周波電源部16は、処理室11内でプラズ
マを発生させるプラズマ発生手段となっている。また、
電極3に設けられた内孔3b、3cには冷却水循環部1
7が接続されており、冷却水循環部17を駆動して電極
3内に冷却水を循環させることにより、プラズマ処理時
に電極3を冷却するようになっている。すなわち、冷却
水循環部17はワーク載置部である電極3を冷却する冷
却手段となっている。このプラズマ処理装置は上記のよ
うに構成されており、以下動作について説明する。ま
ず、基板4を電極3上面に装着されたシート部材5上に
載置される。次いで蓋部材10を下降させて処理室11
を閉じる。これにより、基板押さえ18の当接部材19
の下端部は基板4の縁部に当接し、基板4をシート部材
5を介して電極3上面に押しつける。これによりシート
部材5が基板4の裏面にならって変形し、基板4の裏面
の凹凸を吸収して密着状態となる。次に真空ポンプ15
により処理室11内を真空排気する。次いでガス供給部
12により処理室11内にプラズマ発生用ガスを供給し
た状態で、高周波電源部16を駆動して電極3と蓋部材
10との間に高周波電圧を印加する。これにより、処理
室11内にはプラズマが発生し、基板4上面はエッチン
グ処理される。このプラズマ処理により基板4は昇温す
るが、この基板に生じた熱はシート部材5を介して冷却
された電極3に伝達される。このとき、シート部材5は
可撓性に富んだ材質であることから、基板4が熱変形に
よってそりを生じた場合にあっても、シート部材5は基
板4の変形に追従し良好な接触状態を保って常に良好な
熱伝導状態を維持することができる。さらに、シート部
材5の材質として基板表面との付着性を示すタック性に
優れた材質のものを選定すれば、基板4の載置時におい
て一旦当接部材19によって基板4をシート部材5に押
し付ければ、後は当接部材19を基板4から離した状態
においても基板4はシート部材5との密着状態を保っ
て、常に良好な伝熱状態を維持することができる。図4
は、薄型の基板4Aなどを処理対象とする場合において
上述のシート部材5Bを用いる例を示している。この場
合には、基板単体では取り扱いが困難であるため、図4
に示すようにキャリア6によって基板4Aを支持した状
態でプラズマ処理が行われる。この場合には金属製のプ
レート部材で製作されるキャリア6の上面に前述のシー
ト部材5と同様の材質のシート部材5Bを介して処理対
象の基板4Aを載置する。そして、基板4Aの形状に応
じて配置された当接部材19によって、基板4Aの縁部
をシート部材5Bを介してキャリア6に押さえ付ける。
これにより、前述のようにシート部材5を電極3上に直
接装着した場合と同様の効果を得ることができる。
【発明の効果】本発明によれば、処理対象のワークが載
置されるワーク載置部の表面に熱伝導性の樹脂シートを
装着し、この樹脂シート上に密着状態でワークを載置す
るようにしたので、ワークから電極への良好な熱伝導を
確保して十分な冷却効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のプラズマ処理装置の正
断面図
【図2】本発明の一実施の形態のプラズマ処理装置の部
分斜視図
【図3】本発明の一実施の形態のプラズマ処理装置の部
分斜視図
【図4】本発明の一実施の形態のプラズマ処理装置の基
板およびキャリアの斜視図
【符号の説明】
2 ベース部材 3 電極 4 基板 5 シート部材 6 キャリア 10 蓋部材 11 処理室 12 ガス供給部 13 大気ベント部 15 真空ポンプ 16 高周波電源部 17 冷却水循環部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 尚人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4G075 AA30 AA46 BA05 BB02 BB03 BC02 CA03 CA47 CA52 EB41 FB12 FC11 5F004 AA16 BB25 BB29 CA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】減圧された密閉空間内にワークを載置して
    このワークに対してプラズマ処理を行うプラズマ処理装
    置であって、前記密閉空間内に配置され表面に熱伝導性
    の樹脂シートが装着されたワーク載置部と、前記密閉空
    間内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、前記
    ワーク載置部を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴
    とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】前記熱伝導性の樹脂シートは、可撓性を有
    することを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装
    置。
  3. 【請求項3】前記熱伝導性の樹脂シートは、ワーク表面
    に付着するタック性を有することを特徴とする請求項1
    記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】前記ワーク載置部に載置されたワークを前
    記樹脂シートに押し付ける押し付け手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
JP32402599A 1999-11-15 1999-11-15 プラズマ処理装置 Pending JP2001144075A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8673781B2 (en) 2009-10-27 2014-03-18 Sumitomo Precision Products Co., Ltd. Plasma etching method
KR20150125837A (ko) * 2014-04-30 2015-11-10 세메스 주식회사 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP2018056532A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法

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