JP2001039584A - シート斜行補正装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents
シート斜行補正装置及びこれを備える画像形成装置Info
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- JP2001039584A JP2001039584A JP11212831A JP21283199A JP2001039584A JP 2001039584 A JP2001039584 A JP 2001039584A JP 11212831 A JP11212831 A JP 11212831A JP 21283199 A JP21283199 A JP 21283199A JP 2001039584 A JP2001039584 A JP 2001039584A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 斜行シートの補正、搬送を行うシート斜行補
正装置において、シートのループ量の最小化、シート間
隔の短縮化を可能にする。 【解決手段】 シートの先端を突き当てて斜行を補正す
るレジストローラ対22の上流近傍に、斜行量を検知す
るレジスト前センサ2kを設ける。斜行補正以後のレジ
ストローラ対22の動作タイミングを、レジスト前セン
サ2kの検知した斜行量に基づいて変化させる。これに
より、レジストローラ対22部での不必要なループ形成
がなくなって、ループ量の最小化、シート間隔の縮小化
が可能となる。
正装置において、シートのループ量の最小化、シート間
隔の短縮化を可能にする。 【解決手段】 シートの先端を突き当てて斜行を補正す
るレジストローラ対22の上流近傍に、斜行量を検知す
るレジスト前センサ2kを設ける。斜行補正以後のレジ
ストローラ対22の動作タイミングを、レジスト前セン
サ2kの検知した斜行量に基づいて変化させる。これに
より、レジストローラ対22部での不必要なループ形成
がなくなって、ループ量の最小化、シート間隔の縮小化
が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート斜行補正装
置に係り、詳細には、例えば、例えば、プリンターやフ
ァクシミリ、複写機、または、これらの機能を合わせ持
つ複合機の画像形成装置に適用可能なシート斜行補正装
置に関する。
置に係り、詳細には、例えば、例えば、プリンターやフ
ァクシミリ、複写機、または、これらの機能を合わせ持
つ複合機の画像形成装置に適用可能なシート斜行補正装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機・プリンタ・ファクシミ
リ等の画像形成装置において、電子写真方式・静電記録
方式・磁気記録方式等の適宜の作像プロセス機構によ
り、被記録材(転写材・感光紙・静電記録紙・印刷紙等
の紙葉体)に、転写方式(間接方式)または直接方式
で、目的の画像情報に対応させて形成担持させた未定着
トナー像を、定着する装置が広く使われている。
リ等の画像形成装置において、電子写真方式・静電記録
方式・磁気記録方式等の適宜の作像プロセス機構によ
り、被記録材(転写材・感光紙・静電記録紙・印刷紙等
の紙葉体)に、転写方式(間接方式)または直接方式
で、目的の画像情報に対応させて形成担持させた未定着
トナー像を、定着する装置が広く使われている。
【0003】また、インクジェット方式などの染料や顔
料を含む液体により、被記録材に直接画像形成を行う装
置も用いられている。
料を含む液体により、被記録材に直接画像形成を行う装
置も用いられている。
【0004】このような装置において、シート積載部
(カセット)から、シート給送部により1枚ずつ給送さ
れたシートは、画像形成部のシート搬送上流に隣接して
停止しているレジストローラ対のニップに一旦突き当た
る。その際、レジストローラ対の上流近傍に配置された
シート検知センサによりシート先端を検知し、シート先
端がレジストローラに突き当たってから、一般には、6
〜15mmシートを送り込む所定のタイミングで、レジ
ストローラ上流の搬送ローラを止める。
(カセット)から、シート給送部により1枚ずつ給送さ
れたシートは、画像形成部のシート搬送上流に隣接して
停止しているレジストローラ対のニップに一旦突き当た
る。その際、レジストローラ対の上流近傍に配置された
シート検知センサによりシート先端を検知し、シート先
端がレジストローラに突き当たってから、一般には、6
〜15mmシートを送り込む所定のタイミングで、レジ
ストローラ上流の搬送ローラを止める。
【0005】よって、シートの腰により、レジストロー
ラのニップ線に平行に、シートがならうことにより、シ
ートの斜行補正を行なっている。その後、画像形成手段
の画像と同期取りしてレジストローラを駆動し、搬送さ
れたシートに画像を形成することで、シートと画像の位
置合わせを行なっている。
ラのニップ線に平行に、シートがならうことにより、シ
ートの斜行補正を行なっている。その後、画像形成手段
の画像と同期取りしてレジストローラを駆動し、搬送さ
れたシートに画像を形成することで、シートと画像の位
置合わせを行なっている。
【0006】シート検知センサとしては、1方向にばね
負勢された回動可能なレバーと、発光素子と受光素子と
が対向して配置された透過型フォトインタラプタと、を
組み合わせ、シートによりレバーが倒されたときに、レ
バーが透過型フォトインタラプタの光を遮ったり遮らな
かったりすることで、シートの有無を検知するものや、
発光素子からの光をシートにあて、その反射光や拡散光
を直接受光素子で検知する反射型フォトインタラプタ等
が主流となっている。また、シート検知センサのシート
搬送方向交差する方向の位置は、シート幅が異なるのも
のを搬送する際、シートのセンターを基準に両側に振り
分けて搬送する装置ではセンター付近に配置され、最大
シートの片端を基準にしてシートを搬送する装置では基
準側に寄せて配置されている。
負勢された回動可能なレバーと、発光素子と受光素子と
が対向して配置された透過型フォトインタラプタと、を
組み合わせ、シートによりレバーが倒されたときに、レ
バーが透過型フォトインタラプタの光を遮ったり遮らな
かったりすることで、シートの有無を検知するものや、
発光素子からの光をシートにあて、その反射光や拡散光
を直接受光素子で検知する反射型フォトインタラプタ等
が主流となっている。また、シート検知センサのシート
搬送方向交差する方向の位置は、シート幅が異なるのも
のを搬送する際、シートのセンターを基準に両側に振り
分けて搬送する装置ではセンター付近に配置され、最大
シートの片端を基準にしてシートを搬送する装置では基
準側に寄せて配置されている。
【0007】また、レジストローラを持たず、画像形成
部手前のシート搬送ローラの直前に選択的に待避可能な
突き当て板を有し、上記と同様なシート検知センサを突
き当て板の上流に配置して、その検知信号から所定のタ
イミングで突き当て板上流の搬送ローラを止めるものが
ある。レジストローラと同様に、突き当て板と平行にシ
ートをならわせることで斜行補正を行ない、画像形成手
段の画像と同期取りして突き当て板を待避することで、
シートと画像の位置合わせを行なっている。
部手前のシート搬送ローラの直前に選択的に待避可能な
突き当て板を有し、上記と同様なシート検知センサを突
き当て板の上流に配置して、その検知信号から所定のタ
イミングで突き当て板上流の搬送ローラを止めるものが
ある。レジストローラと同様に、突き当て板と平行にシ
ートをならわせることで斜行補正を行ない、画像形成手
段の画像と同期取りして突き当て板を待避することで、
シートと画像の位置合わせを行なっている。
【0008】また、ファックス、プリンタ、複写機に代
表される画像形成装置では、近年デジタル化が進んでお
り、例えば、電子写真方式の複写機では、リーダー部の
照明の反射光を、CCD等の光電素子によって読み、A
/D変換し、レーザー光を発光し、ポリゴンミラーの回
転によって、感光体の母線方向に走査させて、感光体に
画像情報を書き込んだり、微少ピッチに配列されたLE
Dにより、感光体に画像情報を書き込む方式や、シート
に直接インク滴を飛ばして、画像を形成するインクジェ
ット方式、感熱記録方式等が用いられている。また、画
像の互換性というデジタルの長所をいかしたファック
ス、プリンタ、複写機の機能を合わせ持った複合接が数
多く発売されている。
表される画像形成装置では、近年デジタル化が進んでお
り、例えば、電子写真方式の複写機では、リーダー部の
照明の反射光を、CCD等の光電素子によって読み、A
/D変換し、レーザー光を発光し、ポリゴンミラーの回
転によって、感光体の母線方向に走査させて、感光体に
画像情報を書き込んだり、微少ピッチに配列されたLE
Dにより、感光体に画像情報を書き込む方式や、シート
に直接インク滴を飛ばして、画像を形成するインクジェ
ット方式、感熱記録方式等が用いられている。また、画
像の互換性というデジタルの長所をいかしたファック
ス、プリンタ、複写機の機能を合わせ持った複合接が数
多く発売されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
デジタル化を進めていく上で、例えば、ポリゴンミラー
の回転数、LEDヘッドやインクジェットヘッドの駆動
周波数も、上に行くほど技術的課題が多くなり、その解
決のコストの上昇が生じる。よって、同じ画像形成速度
を有するものにおいても、シートの間隔をなるべく詰め
ることで、生産性を上げる事が望まれている。
デジタル化を進めていく上で、例えば、ポリゴンミラー
の回転数、LEDヘッドやインクジェットヘッドの駆動
周波数も、上に行くほど技術的課題が多くなり、その解
決のコストの上昇が生じる。よって、同じ画像形成速度
を有するものにおいても、シートの間隔をなるべく詰め
ることで、生産性を上げる事が望まれている。
【0010】また、エネルギー的にも、移動または回転
する全ての部品の耐久にとっても、画像形成速度をなる
べく下げることが望ましい。
する全ての部品の耐久にとっても、画像形成速度をなる
べく下げることが望ましい。
【0011】しかし、シートの間隔を詰めていった場
合、例えば、複写機においては、リーダー部でのバック
スキャンの時間が、短くなるという問題が生じる。この
ような課題を解決する方法の1つとして、リーダーの1
スキャンで読み取れる画像の全面のメモリーを持つ方法
がある。これならば、1度読み取った画像を、繰り返し
メモリーから吐き出すことで、リーダーのバックスキャ
ンの時間を省略できるので、シート間を詰めることが可
能である。以前では、メモリーは高価であったが、近年
その価格低下は目覚しく、メモリーやハードディスク等
の画像を記憶する手段を、本体に搭載したものが発売さ
れている。よって、シート間隔を決定する要因は、画像
形成装置のシート搬送性能で決定される。プリンタや、
ファクシミリも同様なことは言うまでもない。
合、例えば、複写機においては、リーダー部でのバック
スキャンの時間が、短くなるという問題が生じる。この
ような課題を解決する方法の1つとして、リーダーの1
スキャンで読み取れる画像の全面のメモリーを持つ方法
がある。これならば、1度読み取った画像を、繰り返し
メモリーから吐き出すことで、リーダーのバックスキャ
ンの時間を省略できるので、シート間を詰めることが可
能である。以前では、メモリーは高価であったが、近年
その価格低下は目覚しく、メモリーやハードディスク等
の画像を記憶する手段を、本体に搭載したものが発売さ
れている。よって、シート間隔を決定する要因は、画像
形成装置のシート搬送性能で決定される。プリンタや、
ファクシミリも同様なことは言うまでもない。
【0012】シートの搬送間隔を詰めようとしたとき、
最小のシート搬送間隔は、レジストローラ上流のシート
検知センサで、シートが検知できることが条件である。
よって、検知誤差など細かいものを除くと、シート検知
センサのシート間最小検知間隔と、上述したようにシー
トの斜行補正を行なう際の送り込み量(以下ループ量)
を足したもの(このときシートは進んでいないので)
が、最小のシート搬送間隔となる。
最小のシート搬送間隔は、レジストローラ上流のシート
検知センサで、シートが検知できることが条件である。
よって、検知誤差など細かいものを除くと、シート検知
センサのシート間最小検知間隔と、上述したようにシー
トの斜行補正を行なう際の送り込み量(以下ループ量)
を足したもの(このときシートは進んでいないので)
が、最小のシート搬送間隔となる。
【0013】一方、画像形成装置としての搬送性能とし
ては、近年、厚紙やコート紙、樹脂フィルム等、多種多
様のシートを搬送することが望まれている。よって、上
述したように、シートの斜行補正を行なう際、腰の異な
るシートを、レジストローラ、または、シャッタに突き
当てたときに、基準シートで設定した画一的な突き当て
後の押し込み量では、シートの種類によっては座屈した
り、斜行補正が十分でなかったりすることがある。
ては、近年、厚紙やコート紙、樹脂フィルム等、多種多
様のシートを搬送することが望まれている。よって、上
述したように、シートの斜行補正を行なう際、腰の異な
るシートを、レジストローラ、または、シャッタに突き
当てたときに、基準シートで設定した画一的な突き当て
後の押し込み量では、シートの種類によっては座屈した
り、斜行補正が十分でなかったりすることがある。
【0014】また、装置に応じてシートの斜行の許容量
があり、全てのシートがレジストローラ、または、シャ
ッタに対して、許容範囲外で送られてくるわけではない
ので、斜行補正する必要がないシートに対してまで、ロ
ーラ又はシャッタのON/OFFを行なうことにより、
不必要なエネルギーを使うことや、クラッチ、モータ、
ギアなどの駆動連結部の耐久性を下げる要因となってい
る。
があり、全てのシートがレジストローラ、または、シャ
ッタに対して、許容範囲外で送られてくるわけではない
ので、斜行補正する必要がないシートに対してまで、ロ
ーラ又はシャッタのON/OFFを行なうことにより、
不必要なエネルギーを使うことや、クラッチ、モータ、
ギアなどの駆動連結部の耐久性を下げる要因となってい
る。
【0015】本発明は、シートの斜行補正時におけるル
ープ量の最小化、及びシート間隔の短縮化を図ったシー
ト斜行補正装置を提供することを目的とするものであ
る。
ープ量の最小化、及びシート間隔の短縮化を図ったシー
ト斜行補正装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
搬送されるシートの先端を選択的に突き当て止めてシー
トの斜行を補正したのちシートの搬送を許すシート斜行
補正手段と、該シート斜行補正手段の上流側近傍に配置
され、シートの斜行を検知するシート斜行量を検知する
シート斜行量検知手段と、該シート斜行量検知手段によ
り検知された斜行量検知信号により、前記シート斜行補
正手段の動作タイミングを変化させる制御手段と、を有
することを特徴とする。
搬送されるシートの先端を選択的に突き当て止めてシー
トの斜行を補正したのちシートの搬送を許すシート斜行
補正手段と、該シート斜行補正手段の上流側近傍に配置
され、シートの斜行を検知するシート斜行量を検知する
シート斜行量検知手段と、該シート斜行量検知手段によ
り検知された斜行量検知信号により、前記シート斜行補
正手段の動作タイミングを変化させる制御手段と、を有
することを特徴とする。
【0017】請求項2に係る発明は、前記シート斜行量
検知手段によるシートの斜行量が大きい時には、前記制
御手段は、前記シート斜行補正手段の動作タイミングを
遅く動作させることを特徴とする。
検知手段によるシートの斜行量が大きい時には、前記制
御手段は、前記シート斜行補正手段の動作タイミングを
遅く動作させることを特徴とする。
【0018】請求項3に係る発明は、前記シート斜行補
正手段は、選択的に駆動可能な1対のレジストローラで
あることを特徴とする。
正手段は、選択的に駆動可能な1対のレジストローラで
あることを特徴とする。
【0019】請求項4に係る発明は、前記シート斜行補
正手段は、選択的に移動可能なシャッタであることを特
徴とする。
正手段は、選択的に移動可能なシャッタであることを特
徴とする。
【0020】請求項5に係る発明は、前記シート斜行量
検知手段によって検出されたシートの斜行量を、複数メ
モリーする斜行量メモリ手段と、該斜行量メモリ手段に
蓄えられた斜行量を統計処理して計算する斜行量統計・
計算手段と、該斜行量統計・計算手段の計算結果に応じ
て、前記シート斜行補正手段に到達する前のシートに対
して一律にシートの斜行をシフトさせる斜行シフト手
段、とを備えることを特徴とする。
検知手段によって検出されたシートの斜行量を、複数メ
モリーする斜行量メモリ手段と、該斜行量メモリ手段に
蓄えられた斜行量を統計処理して計算する斜行量統計・
計算手段と、該斜行量統計・計算手段の計算結果に応じ
て、前記シート斜行補正手段に到達する前のシートに対
して一律にシートの斜行をシフトさせる斜行シフト手
段、とを備えることを特徴とする。
【0021】請求項6に係る発明は、前記シートの厚
さ、材質、剛度などのシート種類を、自動判別または操
作者の入力により検知するシート種類検知手段を有し、
前記制御手段は、前記シート種類検知手段の情報に基づ
いて、前記シート斜行補正手段の動作タイミングを変化
させることを特徴とする。
さ、材質、剛度などのシート種類を、自動判別または操
作者の入力により検知するシート種類検知手段を有し、
前記制御手段は、前記シート種類検知手段の情報に基づ
いて、前記シート斜行補正手段の動作タイミングを変化
させることを特徴とする。
【0022】[作用]以上構成に基づき、搬送されるシ
ートは、その先端部をシート斜行補正手段に突き当てて
止めて斜行補正を行い、その後シートの搬送が行われ
る。シートが、斜行している場合には、シート斜行補正
手段の上流側近傍に配置されたシート斜行量検知手段に
よりシート斜行量が検知される。斜行を補正以後のシー
トが搬送される動作タイミングは、シート斜行量検知手
段により検知されたシート斜行量信号に基づいて、変化
するように制御されている。例えば、シートのシート斜
行量が大きい時には、シート斜行補正手段の動作タイミ
ングを遅く動作される。これにより、斜行量の少ないシ
ートは、斜行補正時のループ量が最小化され、搬送され
るシート間隔が短くなる。
ートは、その先端部をシート斜行補正手段に突き当てて
止めて斜行補正を行い、その後シートの搬送が行われ
る。シートが、斜行している場合には、シート斜行補正
手段の上流側近傍に配置されたシート斜行量検知手段に
よりシート斜行量が検知される。斜行を補正以後のシー
トが搬送される動作タイミングは、シート斜行量検知手
段により検知されたシート斜行量信号に基づいて、変化
するように制御されている。例えば、シートのシート斜
行量が大きい時には、シート斜行補正手段の動作タイミ
ングを遅く動作される。これにより、斜行量の少ないシ
ートは、斜行補正時のループ量が最小化され、搬送され
るシート間隔が短くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】〈実施の形態1〉以下、本発明の
実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
は、画像形成装置として電子写真方式を採用した複写機
を用いて説明するものとする。
実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態
は、画像形成装置として電子写真方式を採用した複写機
を用いて説明するものとする。
【0024】図1は、本発明が適用されている複写機の
概略構成を示す断面図、図2は、複写機のレジストロー
ラまわりの構成を示す斜視図、図3はレジストローラ部
の側面図をそれぞれ示している。
概略構成を示す断面図、図2は、複写機のレジストロー
ラまわりの構成を示す斜視図、図3はレジストローラ部
の側面図をそれぞれ示している。
【0025】まず、図1を参照して、複写機の概略構成
について説明する。複写機は、走査光学系を有するリー
ダー部1で読み取った画像情報を光電変換して、画像形
成部(画像形成手段)2に転送し、給紙部3によって給
送されたシートSに、画像形成部2において画像形成が
行われる。画像形成後のシートSは、定着装置4に搬送
され、熱および圧力を印加されて転写画像が定着され
る。一連の電子写真プロセス工程については、公知であ
るので詳細説明は省略する。
について説明する。複写機は、走査光学系を有するリー
ダー部1で読み取った画像情報を光電変換して、画像形
成部(画像形成手段)2に転送し、給紙部3によって給
送されたシートSに、画像形成部2において画像形成が
行われる。画像形成後のシートSは、定着装置4に搬送
され、熱および圧力を印加されて転写画像が定着され
る。一連の電子写真プロセス工程については、公知であ
るので詳細説明は省略する。
【0026】〈リーダー部〉原稿台ガラス1aに載置さ
れた原稿Dは、光源及び反射ミラー群を有する走査光学
系1bにより光照射され、その反射光は、縮小レンズ1
cを介してCCD1dに結像されて光電変換がなされ、
A/D変換された後のこの画像情報は、画像メモリー3
1ヘ転送される。最大原稿サイズは、LTR、またはA
3としている。また、本実施の形態では、両面複写が可
能なように構成されているので、最大原稿サイズの2倍
のメモリーを有している。
れた原稿Dは、光源及び反射ミラー群を有する走査光学
系1bにより光照射され、その反射光は、縮小レンズ1
cを介してCCD1dに結像されて光電変換がなされ、
A/D変換された後のこの画像情報は、画像メモリー3
1ヘ転送される。最大原稿サイズは、LTR、またはA
3としている。また、本実施の形態では、両面複写が可
能なように構成されているので、最大原稿サイズの2倍
のメモリーを有している。
【0027】〈給送部〉複写機の下部には、サイズの異
なるシートSを積載収納した給紙カセット3a,3bが
着脱可能に装着されている。以下、動作は同様なため、
上段カセット3aからの給紙動作について説明する。ピ
ックアップローラ3cに連結されたソレノイドが、一定
間隔でON/OFFすることにより、回転駆動を受けて
いるピックアップローラ3cによって1枚づつ給紙を行
なう。仮に、複数枚のシートSをピックアップしてしま
った場合でも、搬送ローラ3e及びリタードローラ3f
に挟持されたときに、トルクリミッタ(不図示)を介し
て搬送方向とは逆方向に駆動するリタードローラ3fに
よって、最上側の1枚のみが給送されて重送することは
ない。
なるシートSを積載収納した給紙カセット3a,3bが
着脱可能に装着されている。以下、動作は同様なため、
上段カセット3aからの給紙動作について説明する。ピ
ックアップローラ3cに連結されたソレノイドが、一定
間隔でON/OFFすることにより、回転駆動を受けて
いるピックアップローラ3cによって1枚づつ給紙を行
なう。仮に、複数枚のシートSをピックアップしてしま
った場合でも、搬送ローラ3e及びリタードローラ3f
に挟持されたときに、トルクリミッタ(不図示)を介し
て搬送方向とは逆方向に駆動するリタードローラ3fに
よって、最上側の1枚のみが給送されて重送することは
ない。
【0028】しかしながら、ピックアップ時の一瞬の滑
り、搬送ローラ3e及びリタードローラ3fでの搬送速
度の不安定さにより(25°の軟質のゴムローラである
こと、シートに逆転する駆動を与えていることにより、
ローラの回転速度よりシート搬送速度が遅い場合が多
い)、一定間隔でピックアップを繰り返していても、シ
ート間隔は一定でなくばらついている。また、ピックア
ップ時の紙先端の位置は、積載ポイント3pから分離部
までばらついている(Mの間)ことも、シート間隔をば
らつかせる要因となっている。
り、搬送ローラ3e及びリタードローラ3fでの搬送速
度の不安定さにより(25°の軟質のゴムローラである
こと、シートに逆転する駆動を与えていることにより、
ローラの回転速度よりシート搬送速度が遅い場合が多
い)、一定間隔でピックアップを繰り返していても、シ
ート間隔は一定でなくばらついている。また、ピックア
ップ時の紙先端の位置は、積載ポイント3pから分離部
までばらついている(Mの間)ことも、シート間隔をば
らつかせる要因となっている。
【0029】よって、分離部直後の引抜きローラ3iに
隣接しているシート検知センサ3jによりシートが検知
されたら、引抜きローラ3i及び搬送ローラ3e、リタ
ードローラ3f、ピックアップローラ3cの駆動を一旦
切って、シートSを止める。次に、一律にピックアップ
からの遅れの最大許容時間を待ち、再び引抜きローラ3
i及び搬送ローラ3e、リタードローラ3f、ピックア
ップローラ3cの駆動を開始する。引抜きローラ3i
は、硬度60°のゴムローラであり、対向しているロー
ラは、樹脂の従動ローラなので、シートSが引抜きロー
ラ対に挟持されると、搬送速度は安定する。よって、再
び搬送されたシートSは、レジストローラ2fに達する
時間が一定で、シート間隔も一定となる。
隣接しているシート検知センサ3jによりシートが検知
されたら、引抜きローラ3i及び搬送ローラ3e、リタ
ードローラ3f、ピックアップローラ3cの駆動を一旦
切って、シートSを止める。次に、一律にピックアップ
からの遅れの最大許容時間を待ち、再び引抜きローラ3
i及び搬送ローラ3e、リタードローラ3f、ピックア
ップローラ3cの駆動を開始する。引抜きローラ3i
は、硬度60°のゴムローラであり、対向しているロー
ラは、樹脂の従動ローラなので、シートSが引抜きロー
ラ対に挟持されると、搬送速度は安定する。よって、再
び搬送されたシートSは、レジストローラ2fに達する
時間が一定で、シート間隔も一定となる。
【0030】本実施の形態では、画像形成速度200m
m/sで50cpm(LTRサイズにて)に設計されて
いるので、シート間隔は24mmで120msecであ
るので、120msec以上は遅れることは許されない
が、マージンを20msecとって、100msecま
での遅れを許容している。また、積載ポイント3pから
シート検知センサ3jまでは80mm(400mse
c)なので、ピックアップから500msecで、一律
に再搬送を行なっている。ピックアップから500ms
ec経ってもシートが検知されない場合は、ジャムと判
断し装置を停止する。
m/sで50cpm(LTRサイズにて)に設計されて
いるので、シート間隔は24mmで120msecであ
るので、120msec以上は遅れることは許されない
が、マージンを20msecとって、100msecま
での遅れを許容している。また、積載ポイント3pから
シート検知センサ3jまでは80mm(400mse
c)なので、ピックアップから500msecで、一律
に再搬送を行なっている。ピックアップから500ms
ec経ってもシートが検知されない場合は、ジャムと判
断し装置を停止する。
【0031】以上説明したローラは、全て設計上搬送速
度は200mm/sとしている。
度は200mm/sとしている。
【0032】次に、再搬送されたシートSは、シート検
知センサとしてのレジスト前センサ(シート斜行量検知
手段)2kを通過した後、レジストローラ対(シート斜
行補正手段)22に到達する。図2、図3において、レ
ジスト前センサ2kは、発光素子と受光素子が1つのモ
ジュールになっており、発光素子からの赤外光がシート
に当たると、その反射光を受光素子が読み取り、その電
圧レベルでシートの有無を装置のマイコン(制御手段)
30が判断する。
知センサとしてのレジスト前センサ(シート斜行量検知
手段)2kを通過した後、レジストローラ対(シート斜
行補正手段)22に到達する。図2、図3において、レ
ジスト前センサ2kは、発光素子と受光素子が1つのモ
ジュールになっており、発光素子からの赤外光がシート
に当たると、その反射光を受光素子が読み取り、その電
圧レベルでシートの有無を装置のマイコン(制御手段)
30が判断する。
【0033】また、レジスト前センサ2kは、シート搬
送直角方向に2個所配置されており(2k1、2k
2)、両方のシートSの検知時間の差を斜行量として装
置のマイコンが判断する。
送直角方向に2個所配置されており(2k1、2k
2)、両方のシートSの検知時間の差を斜行量として装
置のマイコンが判断する。
【0034】レジストローラ対22は、駆動ローラ22
aに不図示の従動ローラ22bが不図示のばねによって
付勢されている。駆動ローラ22aは、金属の芯金の外
周にゴムを固着したもので、従動ローラ22bは、金属
で外周の表面粗さが小さいもので構成されている。駆動
ローラ軸上には、電磁クラッチ23が配置され、一定回
転しているモータ25の駆動力をギア24,23aを介
して、本体のマイコン30により、選択的に電磁クラッ
チ23を連結可能である。勿論、停止精度の良いステッ
ピングモータを駆動ローラに直結して制御を行なっても
よい。
aに不図示の従動ローラ22bが不図示のばねによって
付勢されている。駆動ローラ22aは、金属の芯金の外
周にゴムを固着したもので、従動ローラ22bは、金属
で外周の表面粗さが小さいもので構成されている。駆動
ローラ軸上には、電磁クラッチ23が配置され、一定回
転しているモータ25の駆動力をギア24,23aを介
して、本体のマイコン30により、選択的に電磁クラッ
チ23を連結可能である。勿論、停止精度の良いステッ
ピングモータを駆動ローラに直結して制御を行なっても
よい。
【0035】次に、レジストローラ対22の動作のシー
ケンスについて説明する。
ケンスについて説明する。
【0036】遅れて検知したいずれかのレジスト前セン
サ2k(2k1,2k2)のタイミングを基準にし、レ
ジスト前センサ2kの位置から、レジストローラ対22
までの距離の予想到達時間で、レジストローラ対22を
駆動する。その後、シートSがレジストローラ対22を
抜けるまで駆動を行なって再び停止し、次のシートSの
到達に備える。本実施の形態では、レジストローラ対2
2の停止タイミングは、シート長と搬送速度から計算さ
れた値により停止制御しているが、レジストローラ対2
2の近傍(上流、下流含む)に配置されたシート検知セ
ンサ(例えば2i,2k)信号を基準に制御を行なって
もよい。
サ2k(2k1,2k2)のタイミングを基準にし、レ
ジスト前センサ2kの位置から、レジストローラ対22
までの距離の予想到達時間で、レジストローラ対22を
駆動する。その後、シートSがレジストローラ対22を
抜けるまで駆動を行なって再び停止し、次のシートSの
到達に備える。本実施の形態では、レジストローラ対2
2の停止タイミングは、シート長と搬送速度から計算さ
れた値により停止制御しているが、レジストローラ対2
2の近傍(上流、下流含む)に配置されたシート検知セ
ンサ(例えば2i,2k)信号を基準に制御を行なって
もよい。
【0037】本実施の形態では、レジスト前センサ2k
からレジストローラ対22までは10mmであるので、
遅れて検知したいずれかのレジスト前センサ2kのタイ
ミシグより50msec後に、レジストローラ対22を
駆動している。更に、シートサイズに応じて、搬送直角
方向のシート幅に比例して、駆動タイミングに補正を掛
けてもよい。
からレジストローラ対22までは10mmであるので、
遅れて検知したいずれかのレジスト前センサ2kのタイ
ミシグより50msec後に、レジストローラ対22を
駆動している。更に、シートサイズに応じて、搬送直角
方向のシート幅に比例して、駆動タイミングに補正を掛
けてもよい。
【0038】また、レジスト前センサ2kは、レジスト
ローラ対22に対して平行に配置することが望ましい
が、メカ的公差により位置調整が必要となる場合があ
り、予め両者の平行ずれを側定して、駆動タイミングに
補正を掛けることで、組み立て性を向上することも可能
である。
ローラ対22に対して平行に配置することが望ましい
が、メカ的公差により位置調整が必要となる場合があ
り、予め両者の平行ずれを側定して、駆動タイミングに
補正を掛けることで、組み立て性を向上することも可能
である。
【0039】本実施の形態では、両方のセンサ2k1,
2k2の間隔は、LTRサイズシートの長手方向が検知
可能な260mmとしている。勿論、シート幅のなるべ
く端部を検知する方が、斜行検知精度として望ましいの
で、多種のサイズのシートを搬送する場合、サイズに合
わせて複数のセンサを配置したり、シート搬送直角方向
にレジスト前センサ2kを移動させる手段を設けてもよ
い。
2k2の間隔は、LTRサイズシートの長手方向が検知
可能な260mmとしている。勿論、シート幅のなるべ
く端部を検知する方が、斜行検知精度として望ましいの
で、多種のサイズのシートを搬送する場合、サイズに合
わせて複数のセンサを配置したり、シート搬送直角方向
にレジスト前センサ2kを移動させる手段を設けてもよ
い。
【0040】また、検知したシートの斜行量が規格内で
あれば、レジストローラ22を停止しないようにするこ
とで、電磁クラッチ23の連結回数が減るので、耐久性
向上及び電力消費を減らすことができる。
あれば、レジストローラ22を停止しないようにするこ
とで、電磁クラッチ23の連結回数が減るので、耐久性
向上及び電力消費を減らすことができる。
【0041】更に、複数の検知した斜行量を、斜行量メ
モリ手段42(図4)にメモリーして、平均値あるいは
度数分布の中心を斜行量統計・計算手段43(図4)に
より計算して補正をかけることで、より効果を得ること
が可能である。補正の方法としては、画像処理で変形を
かけることや、ローラやガイドの位置を斜行シフト手段
45(図4)により一律にシフトして、移動制御可能に
することが挙げられる。
モリ手段42(図4)にメモリーして、平均値あるいは
度数分布の中心を斜行量統計・計算手段43(図4)に
より計算して補正をかけることで、より効果を得ること
が可能である。補正の方法としては、画像処理で変形を
かけることや、ローラやガイドの位置を斜行シフト手段
45(図4)により一律にシフトして、移動制御可能に
することが挙げられる。
【0042】また、本実施の形態では、レジストローラ
対22の上流に配置された搬送ローラ対20の駆動ロー
ラ20aに、加圧付勢されている従動ローラ20bの微
少な移動量を、シート厚検知センサ21で読み取ること
が可能である。よって、シート厚を、シート厚検知セン
サ21で判断することにより、レジストローラ対22の
駆動タイミングを補正変更することで、シートSの厚さ
に応じて、座屈せず斜行補正する適正なループ量を形成
制御することができる。シートSの種顛は、厚さだけで
なく、紙、樹脂フィルムなど材質も多様であるので、そ
れらをシート種類検知手段33(図4)を装置に持って
もよいし、ユーザー操作による登録された情報より、レ
ジストローラ対22の動作タイミングの制御を行なって
もよい。
対22の上流に配置された搬送ローラ対20の駆動ロー
ラ20aに、加圧付勢されている従動ローラ20bの微
少な移動量を、シート厚検知センサ21で読み取ること
が可能である。よって、シート厚を、シート厚検知セン
サ21で判断することにより、レジストローラ対22の
駆動タイミングを補正変更することで、シートSの厚さ
に応じて、座屈せず斜行補正する適正なループ量を形成
制御することができる。シートSの種顛は、厚さだけで
なく、紙、樹脂フィルムなど材質も多様であるので、そ
れらをシート種類検知手段33(図4)を装置に持って
もよいし、ユーザー操作による登録された情報より、レ
ジストローラ対22の動作タイミングの制御を行なって
もよい。
【0043】以上の制御を行なって、レジストローラ対
22部で不必要なシートのループを作らないことによ
り、シート間隔を詰めることや、紙種によって生じる座
屈などを防止することが可能となっている。
22部で不必要なシートのループを作らないことによ
り、シート間隔を詰めることや、紙種によって生じる座
屈などを防止することが可能となっている。
【0044】〈画像形成部〉レジストローラ対22の直
後に、シート検知センサ2iが配置されている。シート
検知センサ2iは、潜像ポイントから転写ポイントまで
の距離Lに対して、L≦L’となるよう配置してある。
よって、シート検知センサ2iのシート先端の検知によ
り、メモリから上記リーダー部1によって読み取られた
画像情報は、レーザードライバ32で駆動されるレーザ
ー発光部2aにより、レーザー光として発光する。そし
て、ポリゴンミラー2bの回転によって、感光ドラム2
cの母線方向に走査させて、予め帯電器2dによって帯
電させてあるドラム面に潜像を形成する。この潜像は、
感光ドラム2Cの周囲に設けた現像機2eによって現像
され、転写前ローラ対2fによって搬送されたシートS
に転写帯電器2gによってトナー像が転写される。画像
転写後に、ドラム面に残留するトナーはクリーニング器
2hによって除去される。
後に、シート検知センサ2iが配置されている。シート
検知センサ2iは、潜像ポイントから転写ポイントまで
の距離Lに対して、L≦L’となるよう配置してある。
よって、シート検知センサ2iのシート先端の検知によ
り、メモリから上記リーダー部1によって読み取られた
画像情報は、レーザードライバ32で駆動されるレーザ
ー発光部2aにより、レーザー光として発光する。そし
て、ポリゴンミラー2bの回転によって、感光ドラム2
cの母線方向に走査させて、予め帯電器2dによって帯
電させてあるドラム面に潜像を形成する。この潜像は、
感光ドラム2Cの周囲に設けた現像機2eによって現像
され、転写前ローラ対2fによって搬送されたシートS
に転写帯電器2gによってトナー像が転写される。画像
転写後に、ドラム面に残留するトナーはクリーニング器
2hによって除去される。
【0045】〈定着部〉画像形成部2において、トナー
像を転写されたシートSは、搬送ベルト8によって定着
装置4に導かれ、定着ローラ対4a,4bを通過する際
に、熱および圧力が印加されて、トナー像が融着され
る。
像を転写されたシートSは、搬送ベルト8によって定着
装置4に導かれ、定着ローラ対4a,4bを通過する際
に、熱および圧力が印加されて、トナー像が融着され
る。
【0046】〈排出部〉画像定着後のシートSは、排出
ローラ対5a、5bを介して装置外へ排出される。
ローラ対5a、5bを介して装置外へ排出される。
【0047】〈両面搬送部〉両面複写を行なう場合、画
像定着後のシートSは、不図示のアクチュエータにより
フラッパ5cを動作させ、反転ローラ6aの方に導か
れ、可撓性シート6bを倒しながら反転ローラ6aに到
達する。反転ローラ6aは、正逆転駆動可能なローラ
で、シートSの後端を検知センサ6fで検知し、可撓性
シート6bを抜けたら逆転する。可撓性シート6bによ
り、シートSは逆流することなく搬送ローラ6c側へ導
かれる。シートSは、搬送ローラ6d,6eを通り、再
びレジストローラ22に達し、1面めと同様の制御に
て、今度は2面めの画像がシートに書き込まれ、定着後
装置外へ排出される。
像定着後のシートSは、不図示のアクチュエータにより
フラッパ5cを動作させ、反転ローラ6aの方に導か
れ、可撓性シート6bを倒しながら反転ローラ6aに到
達する。反転ローラ6aは、正逆転駆動可能なローラ
で、シートSの後端を検知センサ6fで検知し、可撓性
シート6bを抜けたら逆転する。可撓性シート6bによ
り、シートSは逆流することなく搬送ローラ6c側へ導
かれる。シートSは、搬送ローラ6d,6eを通り、再
びレジストローラ22に達し、1面めと同様の制御に
て、今度は2面めの画像がシートに書き込まれ、定着後
装置外へ排出される。
【0048】上述したように、本実施の形態では、2枚
分の画像メモリーをもっているので、1面目と2面めの
画像を交互に書き込むことにより、連続画像形成でもエ
ンドレスに、シートの積載枚数まで両面複写が可能とな
っている。
分の画像メモリーをもっているので、1面目と2面めの
画像を交互に書き込むことにより、連続画像形成でもエ
ンドレスに、シートの積載枚数まで両面複写が可能とな
っている。
【0049】〈実施の形態2〉図5は、実施の形態1で
のレジストローラ22の代わりに、シャッター(シート
斜行補正手段)27を用いて斜行補正を行なうものであ
る。図中、同一記号は同一機能のため説明を省略する。
のレジストローラ22の代わりに、シャッター(シート
斜行補正手段)27を用いて斜行補正を行なうものであ
る。図中、同一記号は同一機能のため説明を省略する。
【0050】シャッタ27は、ローラ対22‘の直前
に、シートSの搬送路を塞ぐ場合と待避する場合の2つ
のポジションに、ソレノイド28によって選択的に直線
移動することが可能となっている。シャッター27は、
連結部材27aによりソレノイド28に接続されてい
る。シャッター27の動作のシーケンスは、実施の形態
1のレジストローラ22の駆動ONがシャッタの待避動
作にあたり、レジストローラの駆動OFFがシャッタの
塞き止め位置動作にあたる。
に、シートSの搬送路を塞ぐ場合と待避する場合の2つ
のポジションに、ソレノイド28によって選択的に直線
移動することが可能となっている。シャッター27は、
連結部材27aによりソレノイド28に接続されてい
る。シャッター27の動作のシーケンスは、実施の形態
1のレジストローラ22の駆動ONがシャッタの待避動
作にあたり、レジストローラの駆動OFFがシャッタの
塞き止め位置動作にあたる。
【0051】図6は、シャッタ29がソレノイド駆動に
より、回動して待避可能としたものである。
より、回動して待避可能としたものである。
【0052】本実施の形態では、ソレノイド28でシャ
ッタ27,29を駆動しているが、カム機構や、リニア
モータなどを用いてシャッタを動作させてもよい。
ッタ27,29を駆動しているが、カム機構や、リニア
モータなどを用いてシャッタを動作させてもよい。
【0053】以上、本発明を電子写真方式(モノクロ)
の画像形成装置を例にとって説明したが、複数色のトナ
ー像を重ねあわせてカラー画像を形成する電子写真装
置、インクジェット方式、熱転写方式などその他の画像
形成方法でも、本発明は適用可能である。
の画像形成装置を例にとって説明したが、複数色のトナ
ー像を重ねあわせてカラー画像を形成する電子写真装
置、インクジェット方式、熱転写方式などその他の画像
形成方法でも、本発明は適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送されるシートの先端をシート斜行補正手段に突き当
ててシートの斜行を補正したのち、シートを搬送させる
際、シート斜行補正手段の上流近傍に配置されたシート
斜行量検知手段によりシートの斜行量を検知し、その検
知信号によりシートを補正後のシート斜行補正手段の動
作タイミングを変化させるように制御したので、シート
斜行補正手段において不必要なシートのループの形成が
回避されて、シートのループの最小化及びシート間隔の
短縮化を実現することができる。
搬送されるシートの先端をシート斜行補正手段に突き当
ててシートの斜行を補正したのち、シートを搬送させる
際、シート斜行補正手段の上流近傍に配置されたシート
斜行量検知手段によりシートの斜行量を検知し、その検
知信号によりシートを補正後のシート斜行補正手段の動
作タイミングを変化させるように制御したので、シート
斜行補正手段において不必要なシートのループの形成が
回避されて、シートのループの最小化及びシート間隔の
短縮化を実現することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るシート斜行補正装
置が適用可能な画像形成装置の縦断正面図。
置が適用可能な画像形成装置の縦断正面図。
【図2】同じく、シート斜行補正装置のレジストローラ
部の斜視図。
部の斜視図。
【図3】同じく、レジストローラ部の縦断側面図。
【図4】同じく、シート斜行補正装置の制御に係るブロ
ック図。
ック図。
【図5】本発明の実施の形態2に係るレジストローラ
部、シャッタ部の縦断側面図。
部、シャッタ部の縦断側面図。
【図6】同じく、レジストローラ部、他のシャッタ部の
縦断側面図。
縦断側面図。
S シート 2 画像形成部(画像形成手段) 2k(2k1,2k2) レジスト前センサ(シート斜
行量検知手段) 22 レジストローラ対(シート斜行補正
手段) 21 シート厚検知センサ 27,29 シャッタ(シート斜行補正手段) 30 マイコン(制御手段) 33 シート種類検知手段 43 斜行量統計・計算手段 45 斜行シフト手段
行量検知手段) 22 レジストローラ対(シート斜行補正
手段) 21 シート厚検知センサ 27,29 シャッタ(シート斜行補正手段) 30 マイコン(制御手段) 33 シート種類検知手段 43 斜行量統計・計算手段 45 斜行シフト手段
Claims (7)
- 【請求項1】 搬送されるシートの先端を選択的に突き
当て止めてシートの斜行を補正したのちシートの搬送を
許すシート斜行補正手段と、 該シート斜行補正手段の上流側近傍に配置され、シート
の斜行を検知するシート斜行量を検知するシート斜行量
検知手段と、 該シート斜行量検知手段により検知された斜行量検知信
号により、前記シート斜行補正手段の動作タイミングを
変化させる制御手段と、 を有することを特徴とする斜行補正装置。 - 【請求項2】 前記シート斜行量検知手段によるシート
の斜行量が大きい時には、前記制御手段は、前記シート
斜行補正手段の動作タイミングを遅く動作させることを
特徴とする請求項1記載のシート斜行補正装置。 - 【請求項3】 前記シート斜行補正手段は、選択的に駆
動可能な1対のレジストローラであることを特徴とする
請求項1又は2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記シート斜行補正手段は、選択的に移
動可能なシャッタであることを特徴とする請求項1又は
2記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記シート斜行量検知手段によって検出
されたシートの斜行量を、複数メモリーする斜行量メモ
リ手段と、 該斜行量メモリ手段に蓄えられた斜行量を統計処理して
計算する斜行量統計・計算手段と、 該斜行量統計・計算手段の計算結果に応じて、前記シー
ト斜行補正手段に到達する前のシートに対して一律にシ
ートの斜行をシフトさせる斜行シフト手段、 とを備えることを特徴とする請求項1ないし4いずれか
記載の記載のシート斜行補正装置。 - 【請求項6】 前記シートの厚さ、材質、剛度などのシ
ート種類を、自動判別または操作者の入力により検知す
るシート種類検知手段を有し、前記制御手段は、前記シ
ート種類検知手段の情報に基づいて、前記シート斜行補
正手段の動作タイミングを変化させることを特徴とする
請求項1ないし5いずれか記載の記載のシート斜行補正
装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載のシート
斜行補正装置と、該シート斜行補正装置から搬送される
シートを、画像情報に基づいて画像形成する画像形成手
段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212831A JP2001039584A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | シート斜行補正装置及びこれを備える画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212831A JP2001039584A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | シート斜行補正装置及びこれを備える画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001039584A true JP2001039584A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16629089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11212831A Pending JP2001039584A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | シート斜行補正装置及びこれを備える画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001039584A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005067803A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Murata Mach Ltd | 両面画像形成装置 |
JP2005162420A (ja) * | 2003-12-03 | 2005-06-23 | Murata Mach Ltd | 用紙搬送装置 |
JP2011152976A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
KR101220762B1 (ko) | 2009-04-30 | 2013-01-09 | 캐논 가부시끼가이샤 | 시트 반송 장치, 화상 형성 장치 및 시트 반송 장치 제어 방법 |
US8544843B2 (en) | 2011-03-23 | 2013-10-01 | Sharp Kabushiki Kaisha | Paper transport device, document reading apparatus provided with the same, and image forming apparatus provided with the same |
US9738474B2 (en) | 2015-03-26 | 2017-08-22 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Orientation correcting device and image forming apparatus |
EP3771669A1 (en) * | 2019-07-31 | 2021-02-03 | KYOCERA Document Solutions Inc. | Conveyor device |
JP2021016027A (ja) * | 2019-07-10 | 2021-02-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP11212831A patent/JP2001039584A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP7363140B2 (ja) | 2019-07-10 | 2023-10-18 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
EP3771669A1 (en) * | 2019-07-31 | 2021-02-03 | KYOCERA Document Solutions Inc. | Conveyor device |
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