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JP2001031323A - 用紙後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

用紙後処理装置及び画像形成装置

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Publication number
JP2001031323A
JP2001031323A JP11205516A JP20551699A JP2001031323A JP 2001031323 A JP2001031323 A JP 2001031323A JP 11205516 A JP11205516 A JP 11205516A JP 20551699 A JP20551699 A JP 20551699A JP 2001031323 A JP2001031323 A JP 2001031323A
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JP
Japan
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binding
paper
sheet
cam groove
processing apparatus
Prior art date
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Application number
JP11205516A
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English (en)
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JP3835065B2 (ja
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Kazuhiro Hirota
和浩 廣田
Hisao Hosoya
久男 細谷
Masanobu Kono
政信 河野
Tomoji Kanazawa
友二 金沢
Mamoru Tomotsune
守 友常
Takanori Yoshida
高典 吉田
Hideyo Ohashi
秀世 大橋
Yukihiko Nishimoto
如彦 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Priority to US09/592,390 priority patent/US6427997B1/en
Priority to DE60017500T priority patent/DE60017500T2/de
Priority to EP00112700A priority patent/EP1060905B1/en
Publication of JP2001031323A publication Critical patent/JP2001031323A/ja
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙後処理装置の綴じ処理構成部材を簡易化
し、組み立て調整作業や、保守作業を容易、迅速に実行
可能になし、かつ、製造原価の低減を達成する。 【解決手段】 用紙搬送方向に傾斜配置された1個の綴
じ手段31と、綴じ手段31を移動可能に支持する用紙
後処理装置本体100と、綴じ手段31を用紙Sの搬送
方向と直交する方向に直線移動及び用紙角部近傍で回転
移動させる1個の駆動源Mより成る駆動手段50、とか
ら構成し、用紙Sの搬送方向と直交する方向に平行する
方向での平行綴じ処理と、用紙Sの角部近傍への斜め綴
じ処理とを、1個の綴じ手段31により行う用紙後処理
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する
複合機や印刷機等の画像形成装置により画像を形成され
た用紙を受け入れ、綴じ手段による綴じ合わせ処理を行
う用紙後処理装置及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置本体より排紙される画像記
録済の複数枚の用紙を、コピー1部ごとに丁合して綴じ
手段により綴じ合わせる装置として用紙後処理装置が利
用される。
【0003】この用紙後処理装置は、複写機やプリンタ
等の画像形成装置本体と機能が接続されていて、コピー
又はプリントプロセスのシーケンス作動に対応して駆動
するようになっている。
【0004】用紙後処理装置の一例として、画像形成装
置本体から搬出された画像形成済みの用紙は、綴じ手
段、シフト手段、製本手段、穴あけ手段等の後処理手段
により後処理した後、排出手段により排紙トレイ上に排
出される。
【0005】このような用紙後処理装置に関しては、す
でに特開昭60−142359号、同60−15846
3号、同62−239169号更に特開昭62−288
002号、同63−267667号、特開平2−276
691号、特公平5−41991号の各公報による提案
が開示されている。
【0006】特開平3−277591号公報に記載の画
像形成装置は、記録紙の端部に1箇所綴じする第1の綴
じモードと、記録紙の中央付近に2箇所綴じする第2の
綴じモードとを有し、記録紙のサイズにかかわらずそれ
ぞれ所定寸法の位置を任意に入力設定して、綴じるよう
にしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の用紙後処理装置
は、大小各種サイズの用紙に対して、用紙の端部に斜め
1箇所綴じする第1の綴じ処理と、記録紙の中央付近に
平行2箇所綴じする第2の綴じ処理とを選択的に実施可
能な場合、左右一対の綴じ手段をそれぞれ直線移動及び
回転移動させる専用の各駆動手段を必要とする。
【0008】すなわち、左右一対の綴じ手段をそれぞれ
所定位置に平行に直線移動させる第1の駆動手段と、左
右一対の綴じ手段をそれぞれ斜め綴じるするために綴じ
手段を所定角度回転させる第2及び第3の駆動手段を備
えている。したがって、これらの駆動手段を駆動するた
めの少なくとも3個の専用の駆動モータと、これらの駆
動モータを制御する制御手段とを要する。
【0009】このため、駆動モータ、駆動手段、制御手
段の構成部材の数が増し、構造が複雑になり、組立工数
増や製造原価高となる。
【0010】また、左右一対の綴じ手段を平行配置し
て、平行2箇所綴じする場合、平行綴じの最短間隔は、
綴じ手段の幅寸法により、限度があった。
【0011】更に、従来の用紙後処理装置は、複数の駆
動モータと、複数の駆動手段を要するため、装置が複雑
となり、製造原価が増大する。
【0012】本発明の目的は、上記の課題を解決するた
めに考案されたものであり、用紙後処理装置の綴じ処理
構成部材の簡易化により、組み立て調整作業や、保守作
業を容易、迅速に実行可能になし、かつ、製造原価の低
減を達成する用紙後処理装置を提供することを目的とす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の用紙後処理装置は、画像形成装置本体から搬出され
た画像形成済みの用紙を搬送して中間スタッカ上に積
載、整合した後、綴じ手段により用紙の2箇所又は1箇
所を綴じ処理する用紙後処理装置において、用紙搬送方
向に傾斜配置された1個の綴じ手段と、該綴じ手段を傾
斜面上に移動可能に支持する用紙後処理装置本体と、前
記綴じ手段を用紙の搬送方向と直交する方向に直線移動
及び用紙角部近傍で回転移動させる1個の駆動源より成
る駆動手段、とから構成し、前記用紙の搬送方向と直交
する方向に平行する方向で用紙2箇所への平行綴じ処理
と、前記用紙の角部近傍の1箇所への斜め綴じ処理と
を、傾斜配置された前記1個の綴じ手段により行うこと
を特徴とするものである。
【0014】本発明の画像形成装置は、前記用紙後処理
装置を備えて成ることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の綴じ手段を有する
用紙後処理装置を備えた画像形成装置の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0016】図1は用紙後処理装置FSと自動原稿送り
装置DFと画像読み取り装置(スキャナ)SCとを装備
した画像形成装置1の全体構成図である。
【0017】図示の画像形成装置本体1Aは、画像処理
部2、画像書き込み部3、画像形成部4、高圧電源部
5、カセット給紙部6、定着装置7、排紙部8、自動両
面コピーのための再搬送手段(ADU)9を備えてい
る。
【0018】画像形成装置本体1Aの上部には、画像読
み取り装置SCと自動原稿送り装置DFが搭載されてい
る。画像形成装置本体1Aの図示の左上部の排紙部8側
には、用紙後処理装置FSが連結されている。
【0019】自動原稿送り装置DFの原稿台上に第1面
を上向きにして載置された原稿dは、矢印方向に搬送さ
れ画像読み取り装置SCの光学系により原稿の片面又は
両面の画像が読みとられ、CCDイメージセンサC1に
読み込まれる。
【0020】CCDイメージセンサC1により光電変換
されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部3に信号を送る。
【0021】画像書き込み部3においては、半導体レー
ザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照
射され、潜像を形成する。画像形成部4においては、帯
電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が
行われ、カセット給紙部6から搬送された用紙Sに画像
が転写される。画像を担持した用紙Sは、定着装置7に
より定着され、排紙部8から用紙後処理装置FSに送り
込まれる。或いは排紙路切り替え板8Aにより再搬送手
段9に送り込まれた片面画像処理済みの用紙Sは、再び
画像形成部4において両面画像処理された後、排紙部8
の排紙ローラ8Bにより用紙後処理装置FSに送り込ま
れる。
【0022】用紙後処理装置FSは、画像形成装置本体
1Aの左上部に着脱可能に装着される。用紙後処理装置
FSは、用紙搬送手段10、排紙手段20、後処理手段
30、昇降排紙手段40から成る。100は用紙後処理
装置本体である。
【0023】図1において、画像形成装置本体1A内の
右寄り側には、画像形成部4を中心にして、画像形成装
置本体1Aの高さ方向下方にカセット給紙部6が、上方
に定着装置7、排紙部8が設けられている。この垂直配
列構成により、ほぼ垂直方向の用紙搬送路が形成され
る。カセット給紙部6から送り出された用紙Sは、この
垂直上方の用紙搬送路に沿って搬送されて画像形成装
置本体1A外に排出される。
【0024】この垂直方向用紙搬送路にほぼ平行し
て、再搬送手段9による用紙搬送路が形成されてい
る。
【0025】上記の垂直方向の用紙搬送路、を形成
することにより、カセット給紙部6から排紙部8に至る
最短距離の用紙搬送路が構成される。
【0026】画像形成装置本体1Aの図示の上方の空間
部に用紙後処理装置FSの用紙搬送手段10が収容され
る。用紙搬送手段10の用紙入口部11は、画像形成装
置本体1Aの排紙部8の排紙ローラ8Bに接続する。ま
た、この装着状態では、画像形成装置本体1Aの図示の
左上方の空間部に、用紙後処理装置FSの排紙手段20
及び後処理手段30が収容される。複数の排紙皿(ビン
とも称す)41と昇降駆動手段42から成る昇降排紙手
段40は、用紙後処理装置本体100の側面側に位置す
る。
【0027】図2は用紙後処理装置FSの断面図であ
る。
【0028】図2において、用紙後処理装置FSは、用
紙搬送手段10、排紙手段20、後処理手段30、昇降
排紙手段40から成り、ユニット化され、画像形成装置
本体1Aに対して着脱可能であり、ガイドレール等の移
動手段により、図面の手前側に向かって引き出すことが
できる。
【0029】用紙搬送手段10は、排紙部8の排紙ロー
ラ8Bに対向する用紙入口部11に接続され、排出され
た用紙Sを排紙手段20に案内する用紙搬送案内板(以
下、案内板と称す)12,13、用紙Sを挟持して搬送
する駆動ローラと従動ローラとから成る搬送ローラ1
4,15,16とから構成されている。これらの案内板
12,13及び搬送ローラ14,15,16から成る用
紙通路は、ほぼ水平な搬送路を形成している。搬送ロー
ラ14,15,16の各駆動ローラは図示しない駆動モ
ータにより正回転される。
【0030】排紙手段20は、駆動源に接続して正逆回
転する排紙上ローラ21と排紙下ローラ22及び圧着手
段23から成る。排紙上ローラ21はトルクリミッタに
より上下動し、圧着手段23により排紙下ローラ22を
押圧する。
【0031】排紙手段20は、更に、用紙搬送手段10
により搬送された複数枚の用紙Sを積載する中間スタッ
カ24、中間スタッカ24上に積載される用紙Sの幅方
向を揃えて規制する幅整合手段25、中間スタッカ24
上に積載される用紙Sの後端部を突き当てて搬送方向の
位置決めをする停止手段26を備えている。
【0032】後処理手段30は、綴じ針(ステイプル
針)SPを用紙束に打ち込む綴じ手段(ステイプラ)3
1、この綴じ手段31を所定の位置に移動、及び回転さ
せる移動手段32から構成されている。
【0033】昇降排紙手段40は傾斜配置した複数の排
紙皿41、この排紙皿41を垂直方向に昇降させる昇降
駆動手段42から構成されている。
【0034】なお、図示の用紙後処理装置FSは、4段
の排紙皿41を有するが、昇降排紙手段40の下方及び
上方に余裕空間が存在するから、更にビン数を増設した
用紙後処理装置(例えば10〜20ビンの用紙後処理装
置)FSも装着可能である。また、この用紙後処理装置
FSは、メールボックス等の用紙仕分け機能も兼ねるこ
とができる。
【0035】図3は用紙後処理装置FS内の用紙Sの搬
送、排紙過程を示す模式図である。
【0036】(1)用紙排紙(用紙搬送路、図3
(a)参照) 画像形成装置1の排紙部8の排紙ローラ8Bから排出さ
れた画像形成済みの用紙Sは、用紙後処理装置FSの用
紙搬送手段10の用紙入口部11に導入され、案内板1
2内の搬送路を通過し、正回転する搬送ローラ14,1
5,16に挟持されて搬送される。
【0037】更に、用紙Sの後端部が、搬送ローラ16
の挟持位置を通過する。この時、排紙上ローラ21は、
開放位置に上昇して停止している。
【0038】(2)用紙後処理前の逆送排紙(用紙搬送
路、図3(b)参照) 搬送ローラ15の近傍に設けたセンサPS1が、用紙S
の後端部の通過を検知した後、タイマにより所定時間を
計時後、排紙上ローラ21が逆回転駆動されて下降し、
用紙Sに圧接する。同一駆動源により駆動される排紙下
ローラ22はクラッチにより駆動を停止している。な
お、排紙上ローラ21は、スポンジローラ等の柔軟な発
泡体から成り、排紙下ローラ22上の用紙Sに軽圧接す
る。
【0039】この排紙上ローラ21の逆回転切り替えに
より、この逆回転する排紙上ローラ21によって軽圧接
された用紙Sは、中間スタッカ24上で斜め下方に搬送
され、用紙Sの後端部が停止手段26に突き当たって、
搬送が停止される。
【0040】中間スタッカ24の両側面に移動可能に設
けた一対の幅整合手段25は、用紙搬送方向と直交する
方向に移動可能であり、用紙Sが中間スタッカ24上を
搬送される用紙受け入れ時には、用紙幅より広く開放さ
れ、中間スタッカ24上を搬送され停止手段26に当接
して停止する時には、用紙Sの幅方向の側縁を軽打して
用紙束の幅揃えを行う。
【0041】後続の用紙Sも同様に、用紙搬送路、
を通過して、逆回転する排紙上ローラ21により搬送さ
れて、中間スタッカ24上の先行の用紙Sの上面に順次
積載され、その都度、幅整合されて停止手段26に当接
して停止する。
【0042】1冊分の全ての用紙Sの後端部が停止手段
26に当接した後、綴じ手段31により、用紙束に綴じ
針SPが打ち込まれ、小冊子が形成される。
【0043】中間スタッカ24は、停止手段26側が低
くなる緩傾斜面であり、載置される用紙Sの自重及び排
紙上ローラ21による搬送により下降して、停止手段2
6に当接する。綴じ手段31も、中間スタッカ24と同
様に傾斜配置され、中間スタッカ24上を下降する用紙
Sの後端部を受容し、綴じ処理を行う。
【0044】(3)用紙後処理後の排紙(用紙搬送路
、図3(c)参照) 綴じ処理が終了すると、停止していた排紙上ローラ21
は正回転に切り替えられ、排紙下ローラ22と、圧着手
段23により強圧接に切り替えられた排紙上ローラ21
とに挟持された用紙束は、斜め上方に搬送され、排紙皿
41内に収容される。
【0045】また、1個の正逆回転する駆動モータとト
ルクリミッタとの併用により、排紙上ローラ21と排紙
下ローラ22の正逆回転と、排紙上ローラ21の昇降駆
動とを行う。
【0046】図4(a)は、画像形成装置本体1Aの前
面側に配置された操作パネルの部分平面図である。用紙
Sの角部を1箇所止めする場合には、用紙Sの左上か右
上か何れかを操作パネル上で選択、設定する。用紙Sの
端面に平行して2箇所止めをする場合には、用紙Sの左
側か上側か何れかを操作パネル上で選択、設定する。
【0047】図4(b)は、用紙Sに綴じ処理する綴じ
針位置を示す平面図である。後処理手段30の綴じ処理
部においては、上記の1箇所止めを、図示の奥1箇所又
は手前1箇所の何れかにより綴じ処理する。2箇所止め
は、センタ2箇所位置に1個の綴じ手段を移動させて順
次綴じ処理する。
【0048】なお、上記の1箇所止め位置及び2箇所止
め位置は、用紙Sのサイズにより異なり、用紙サイズ毎
の所定位置に綴じ手段が移動して綴じ処理する。
【0049】図5(a)は、A3判、A4判の各用紙S
の角部1箇所に、1個の綴じ手段31を直線移動及び回
転移動させて綴じ針SPA又は綴じ針SPBを斜め打ちす
る状態を示す平面図である。綴じ針SPA(及び綴じ針
SPB)の打針位置の中心線CLからの距離L1は、例
えば、138.5mmである。
【0050】綴じ手段31は、用紙Sの搬送方向の中心
線CLから距離L1の距離にある初期位置(ホームポジ
ション)において傾斜配置されている。用紙Sの中心線
CLと綴じ手段31の中心線Rとなす傾斜角θは、例え
ば45°に設定されている。
【0051】図5(b)は、B4判、B5判の各用紙S
の角部1箇所に、1個の綴じ手段31を直線移動及び回
転移動させて綴じ針SPA又は綴じ針SPBを斜め打ちす
る状態を示す平面図である。綴じ針SPA(及び綴じ針
SPB)の打針位置の中心線CLからの距離L2は、例
えば、118.5mmである。
【0052】図6(a)は、A3判、A4判、B4判、
B5判、A4R判等の各種サイズの用紙Sの中心線CL
に対して等間隔の位置L3にある2箇所に、1個の綴じ
手段31を直線移動させて綴じ針SPA,SPBを順次打
針する状態を示す平面図である。
【0053】図6(b)は、上記の用紙Sより小さいB
5判用紙Sの中心線CLに対して等間隔の位置L2にあ
る2箇所に、1個の綴じ手段31を直線移動させて綴じ
針SPA,SPBを順次打針する状態を示す平面図であ
る。
【0054】綴じ手段31は、用紙Sの搬送方向の中心
線CLから距離L1の距離にある前記初期位置(ホーム
ポジション)において傾斜配置されているが、2箇所打
ちが指定されると、後述の駆動手段により回転されて、
停止手段26に当接された用紙Sの中心線CLと平行す
る姿勢に配置され、更に直線移動して所定位置の距離L
1(又はL2)において停止し、用紙Sの1箇所に綴じ
針SPAを平行打針し、引き続き綴じ手段31が直線移
動して中心線CLの反対側の所定位置の距離L1(又は
L2)において停止し、用紙Sの1箇所に綴じ針SPB
を平行打針する。
【0055】図7は後処理手段30の正面図、図8は後
処理手段30の平面図である。
【0056】綴じ手段31を搭載する移動台33は、用
紙後処理装置本体100に両端が固定支持されたガイド
軸34に摺動して移動可能な移動部材35と、用紙後処
理装置本体100に穿設されたカム溝部に案内される2
個の小球体36との3ヶ所で移動可能に支持されてい
る。カム溝部は中央付近の前側直線カム溝部102と、
該前側直線カム溝部102の両端部に形成された前側曲
線カム溝部103と、該前側曲線カム溝部103の末端
の停止部105,106とから成る。
【0057】用紙後処理装置本体100に固設された駆
動モータMは、歯車G1,G2,G3の歯車列を介して
歯付きプーリ53を回転させる。歯付きプーリ53と他
方の歯付きプーリ54とに巻回された歯付きベルト52
は、駆動モータMにより回動される。
【0058】歯付きベルト52の一端に固定された係止
部材51の上部には、移動部材35が固定されている。
移動部材35は、用紙後処理装置本体100に固定配置
された1本のガイド軸34に摺動して直線移動する。
【0059】移動台33は、移動部材35の上部の回転
軸部35Aを中心にして、回転可能に支持されている。
【0060】移動台33の先端部には、転子37が回転
自在に支持されている。転子37は、用紙後処理装置本
体100に固設されたカム部材38の後側直線カム溝部
381と後側曲線カム溝部382に転接して移動する。
【0061】移動台33は、ガイド軸34に摺動して、
後側直線カム溝部381と前側直線カム溝部102に案
内されて、直線移動するとともに、後側曲線カム溝部3
82と前側曲線カム溝部103に案内されて、移動部材
35の回転軸部35Aを中心にして、回転移動される。
【0062】以下、綴じ手段31による斜め綴じ処理を
図9及び図10により説明する。
【0063】図9は、綴じ手段31が直線移動から回転
移動に移行して、斜め綴じ位置に進行する往路過程を示
す部分平面図である。図10は、綴じ手段31が回転移
動から直線移動に移行して、初期位置に復帰する復路過
程を示す部分平面図である。
【0064】(1)図9(a)において、駆動手段は移
動台33をガイド軸34、後側直線カム溝部381、前
側直線カム溝部102に沿って、矢示方向に直線移動さ
せる。
【0065】転子37が図示の中央の一点鎖線部より後
側直線カム溝部381の端部に当接するまで移動する間
に、図6に示すL3,L4の位置で綴じ針を平行打針す
る。
【0066】転子37がさらに移動して、カム部材38
の後側直線カム溝部381の端部に当接して、進行が妨
げられて一時停止するが、移動台33は駆動手段により
更に直進され、移動台33を移動部材35の回転軸部3
5Aを中心にして回転させる(角度θ1)。この移動台
33の回転過程で、移動台33に支持された2個の小球
体36A,36Bは、前側曲線カム溝部103内を通過
する。
【0067】(2)駆動手段が更に移動台33を矢示方
向に移動させると、転子37は後側直線カム溝部381
の端部から外れて、後側曲線カム溝部382に移動し、
移動台33は更に回転軸部35Aを中心にして回転され
(角度θ2)、図9(b)に示す傾斜位置になる。この
移動台33の回転過程で、移動台33に支持された片方
の1個の小球体36Aは、前側曲線カム溝部103に設
けた傾斜面部104に乗り上げ、移動台33は僅か傾け
られる。
【0068】(3)駆動手段が更に移動台33を矢示方
向に移動させると、転子37は後側曲線カム溝部382
に沿って移動し、移動台33は更に回転が継続される。
転子37が後側曲線カム溝部382の末端位置に到達し
て停止すると、移動台33は所定の傾斜角θ、例えば4
5°の傾斜角に回転して停止する(図9(c)参照)。
【0069】この移動台33の回転停止位置において、
片方の1個の小球体36Aは、前側曲線カム溝部103
に設けた傾斜面部104上を転接した後、再び曲線カム
溝部103に落下し、前側曲線カム溝部103の末端位
置の停止部105に到達して停止する。他方の1個の小
球体36Bは、前側曲線カム溝部103の他の末端位置
の停止部106に到達して停止する。
【0070】この停止位置において、小球体36A、3
6Bは、前側曲線カム溝部103の2つの末端位置の側
壁部に当接し、移動台33の回転が阻止されてロック状
態に保持される。
【0071】この停止位置は、最大幅の用紙S、例えば
図5(a)に示すA3判、A4判の各用紙Sの角部のL
1位置である。このL1位置において、所定の傾斜角θ
に回転された移動台33上に搭載された綴じ手段31に
より、斜め綴じ処理が行われる。
【0072】(4)図5(b)に示すB4判、B5判の
各用紙の角部のL2位置に斜め綴じ処理を行う場合に
は、駆動手段により移動台33を、図9(c)に示す実
線位置から破線位置に平行直線移動させる。この移動台
33の平行直線移動は、平行配置されたガイド軸34、
後側曲線カム溝部382の直線部分、前側曲線カム溝部
103の直線部分により姿勢が規制されて行われる。こ
の停止位置において、小球体36Aは、傾斜面部104
の側壁部に当接し、移動台33の回転が阻止されてロッ
ク状態に保持される。
【0073】この破線位置でのロック状態おいて、所定
の傾斜角θに回転された移動台33上に搭載された綴じ
手段31により、L2位置での斜め綴じ処理が行われ
る。
【0074】従って、L2位置とL3位置の綴じ位置が
近接しているにも係わらず、綴じ手段31の移動方向の
違いにより、平行綴じ処理と斜め綴じ処理とを区別して
行うことが出来る。
【0075】(5)L1位置又はL2位置での斜め綴じ
処理が終了した後、移動台33は傾斜姿勢のまま、駆動
手段により往路と逆方向に平行直線移動され、転子37
がカム部材38の後側曲線カム溝部382の直線部分に
沿って移動し、直線部分の角部に当接する(図10
(a)参照)。
【0076】(6)前記直線部分の角部に当接して直進
を阻止された転子37と、ガイド軸34に沿って直線移
動する回転軸部35Aとにより、移動台33は回転軸部
35Aを中心にして回転される(傾斜角θ3)。小球体
36は前側曲線カム溝部103内を移動する(図10
(b)参照)。
【0077】(7)回転軸部35Aを中心にして回転さ
れる移動台33は、小球体36が前側曲線カム溝部10
3の側壁部に当接して回転される(傾斜角θ4,θ
5)。移動台33は、傾斜角θ5の回転により、姿勢が
規制された後、転子37が後側直線カム溝部381に沿
って移動し、図10(c)に示す破線姿勢から実線姿勢
に平行直線移動する。
【0078】図11は、綴じ処理の制御を示すブロック
図である。
【0079】画像形成装置本体1Aから用紙サイズ信号
が制御手段60に入力される。また、セット原稿に対す
る綴じ処理位置を、奥側1箇所か、手前側1箇所か、中
央2箇所かの何れかを画像形成装置本体1Aの操作パネ
ル上で選択、指定する。
【0080】駆動モータMはステッピングモータにより
構成され、綴じ手段31の初期位置(ホームポジショ
ン)は、初期位置センサPS2の検知信号により調整さ
れる。
【0081】制御手段60は、上記の設定信号により、
駆動モータM及び綴じ手段31用モータを制御して駆動
する。
【0082】なお、本発明の実施の形態では、複写機に
接続した用紙後処理装置を示したが、プリンタ、ファク
シミリ等の画像形成装置や、これらの複数の機能を有す
る複合機及び軽印刷機等と接続して使用する用紙後処理
装置にも適用可能である。
【0083】
【発明の効果】本発明の用紙後処理装置により、用紙後
処理装置の綴じ処理構成部材の簡易化が達成された。ま
た、組み立て調整作業や、保守作業を容易、迅速に実行
可能になし、かつ、製造原価の低減を達成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙後処理装置と自動原稿送り装置と画像読み
取り装置を装備した画像形成装置の全体構成図。
【図2】用紙後処理装置の断面図。
【図3】用紙後処理装置内の用紙の搬送、排紙過程を示
す模式図。
【図4】画像形成装置本体の前面側に配置された操作パ
ネルの部分平面図、及び用紙に綴じ処理する綴じ針位置
を示す平面図。
【図5】各種サイズの用紙の角部1箇所に、1個の綴じ
手段により綴じ針を斜め打ちする状態を示す平面図。
【図6】各種サイズの用紙の2箇所に、1個の綴じ手段
により綴じ針を平行打ちする状態を示す平面図。
【図7】後処理手段の正面図。
【図8】後処理手段の平面図。
【図9】綴じ手段が直線移動から回転移動に移行して、
斜め綴じ位置に進行する往路過程を示す部分平面図。
【図10】綴じ手段が回転移動から直線移動に移行し
て、初期位置に復帰する復路過程を示す部分平面図。
【図11】綴じ処理の制御を示すブロック図。
【符号の説明】
1 画像形成装置 1A 画像形成装置本体 10 用紙搬送手段 100 用紙後処理装置本体 101 傾斜面部 102 前側直線カム溝部 103 前側曲線カム溝部 104 傾斜面部 20 排紙手段 24 中間スタッカ 25 幅整合手段 26 停止手段 30 後処理手段 31 綴じ手段(ステイプラ) 32 移動手段 33 移動台 34 ガイド軸 35 移動部材 35A 回転軸部 36,36A,36B 小球体 37 転子 38 カム部材 381 後側直線カム溝部 382 後側曲線カム溝部 50 駆動手段 51 係止部材 52 歯付きベルト 60 制御手段 FS 用紙後処理装置 M 駆動モータ CL 搬送方向の中心線 R 綴じ手段の中心線 S 用紙 SP,SPA,SPB 綴じ針(ステイプル針) θ 傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金沢 友二 東京都武蔵野市吉祥寺北町5丁目1番27号 (72)発明者 友常 守 埼玉県朝霞市仲町2丁目6番41号 (72)発明者 吉田 高典 埼玉県戸田市美女木8丁目14番地の10 (72)発明者 大橋 秀世 埼玉県入間郡三芳町大字藤久保743番地28 (72)発明者 西本 如彦 東京都あきる野市油平73番地1 Fターム(参考) 2H072 CA01 GA08 JA02 3F050 AA04 BB02 BD03 BD07 CA01 CB06 LA02 LA05 LA07 LB03 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 HA02 HA36 HA39 HA54

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体から搬出された画像形
    成済みの用紙を搬送して中間スタッカ上に積載、整合し
    た後、綴じ手段により用紙の2箇所又は1箇所を綴じ処
    理する用紙後処理装置において、用紙搬送方向に傾斜配
    置された1個の綴じ手段と、該綴じ手段を傾斜面部上に
    移動可能に支持する用紙後処理装置本体と、前記綴じ手
    段を用紙の搬送方向と直交する方向に直線移動及び用紙
    角部近傍で回転移動させる1個の駆動源より成る駆動手
    段、とから構成し、前記用紙の搬送方向と直交する方向
    に平行する方向で用紙2箇所への平行綴じ処理と、前記
    用紙の角部近傍の1箇所への斜め綴じ処理とを、傾斜配
    置された前記1個の綴じ手段により行うことを特徴とす
    る用紙後処理装置。
  2. 【請求項2】 前記綴じ手段を搭載して直線移動及び回
    転移動可能な移動台は、前記駆動手段による直線移動可
    能な移動部材と、用紙後処理装置本体の傾斜面部に転接
    する2個の小球体との3箇所で支持されることを特徴と
    する請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 【請求項3】 前記用紙後処理装置本体の傾斜面部に、
    前記小球体に転接し、小球体の直線移動及び回転移動時
    の案内面となるカム溝部を設け、前記用紙後処理装置本
    体に前記移動台の先端部を直線移動及び回転移動時に案
    内するカム部材を設けたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の用紙後処理装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段による前記移動部材の直線
    移動により、前記綴じ手段は、前記カム溝部と前記カム
    部材とに案内されて、直線移動と回転移動とを可能にす
    ることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の
    用紙後処理装置。
  5. 【請求項5】 前記カム溝部及び前記カム部材は、それ
    ぞれ中央部の直線カム溝部と、該直線カム溝部の両端部
    に連設された曲線カム溝部とから成り、前記直線カム溝
    部により前記綴じ手段を直線移動させ、前記曲線カム溝
    部により前記綴じ手段を回転移動させることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか1項に記載の用紙後処理装置。
  6. 【請求項6】 前記曲線カム溝部に、前記綴じ手段の回
    転移動を停止状態に保持するロック部を設けたことを特
    徴とする請求項5に記載の用紙後処理装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜6の何れか1項に記載の
    用紙後処理装置を備えて成ることを特徴とする画像形成
    装置。
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