JP2001028568A - 波長監視装置及び波長監視方法 - Google Patents
波長監視装置及び波長監視方法Info
- Publication number
- JP2001028568A JP2001028568A JP2000164316A JP2000164316A JP2001028568A JP 2001028568 A JP2001028568 A JP 2001028568A JP 2000164316 A JP2000164316 A JP 2000164316A JP 2000164316 A JP2000164316 A JP 2000164316A JP 2001028568 A JP2001028568 A JP 2001028568A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wavelength
- optical
- channel
- filter
- filters
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 24
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 title claims description 24
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 135
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 62
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 claims description 28
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 17
- 238000001914 filtration Methods 0.000 claims description 14
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 6
- 230000000875 corresponding effect Effects 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 230000003595 spectral effect Effects 0.000 description 4
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 238000013461 design Methods 0.000 description 3
- 229910000980 Aluminium gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000530 Gallium indium arsenide Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 230000023077 detection of light stimulus Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 2
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000002596 correlated effect Effects 0.000 description 1
- 239000002019 doping agent Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000010348 incorporation Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04J—MULTIPLEX COMMUNICATION
- H04J14/00—Optical multiplex systems
- H04J14/02—Wavelength-division multiplex systems
- H04J14/03—WDM arrangements
- H04J14/0307—Multiplexers; Demultiplexers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
- Light Receiving Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】可動部品がなく広波長範囲で高解像度を持つ波
長監視装置。 【解決手段】スプリッタ(14)は相異なるチャネルを
有する光信号を複数多重した多重光信号から形成される
入力信号を受信する。スプリッタは前記多重光信号のサ
ブセットを個別光学経路へ出力する。個別光学経路に1
対1で対応する、複数の個々に同調光学フィルタ(1
6)を設け、各々が前記サブセットの1つを受信して同
調したチャネルをろ波出力する。前記光学フィルタの前
記出力と1対1で対応するように配置された複数の個々
にアドレス可能な光検出素子(18)により対応するろ
波された光信号を検出する。
長監視装置。 【解決手段】スプリッタ(14)は相異なるチャネルを
有する光信号を複数多重した多重光信号から形成される
入力信号を受信する。スプリッタは前記多重光信号のサ
ブセットを個別光学経路へ出力する。個別光学経路に1
対1で対応する、複数の個々に同調光学フィルタ(1
6)を設け、各々が前記サブセットの1つを受信して同
調したチャネルをろ波出力する。前記光学フィルタの前
記出力と1対1で対応するように配置された複数の個々
にアドレス可能な光検出素子(18)により対応するろ
波された光信号を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信装置における
多波長光信号の波長監視装置と波長監視方法とに関す
る。
多波長光信号の波長監視装置と波長監視方法とに関す
る。
【0002】
【従来の技術】波長分割多重(WDM)信号を用いる光
通信装置においては高いデータ転送速度が実現される。
WDM信号は、各々が所定のチャネル波長にある複数の
チャネル信号を含む多波長光信号である。WDMベース
の光通信装置においては、チャネル信号は一連の被変調
送信機により生成されるが、チャネル信号は1528〜
1565nmの波長範囲において25GHzから200
GHz離隔しているものもある。1528〜1565n
mの波長範囲は、現代の光通信装置にとって重要な構成
要素であるエルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)
の平坦利得領域中にある。光通信装置の性能は、WDM
チャネル信号各々の波長、電力及びS/N比を監視する
ことにより検証することが出来る。チャネル信号の波長
を監視することにより、所定のチャネル波長からのドリ
フトや送信機の不安定性に起因した偏差が検出される。
波長監視はまた、後に多波長光信号に加えられるチャネ
ル信号が正確に定義されたチャネル波長の指定の波長偏
差範囲内にあることを検証する。
通信装置においては高いデータ転送速度が実現される。
WDM信号は、各々が所定のチャネル波長にある複数の
チャネル信号を含む多波長光信号である。WDMベース
の光通信装置においては、チャネル信号は一連の被変調
送信機により生成されるが、チャネル信号は1528〜
1565nmの波長範囲において25GHzから200
GHz離隔しているものもある。1528〜1565n
mの波長範囲は、現代の光通信装置にとって重要な構成
要素であるエルビウム添加ファイバ増幅器(EDFA)
の平坦利得領域中にある。光通信装置の性能は、WDM
チャネル信号各々の波長、電力及びS/N比を監視する
ことにより検証することが出来る。チャネル信号の波長
を監視することにより、所定のチャネル波長からのドリ
フトや送信機の不安定性に起因した偏差が検出される。
波長監視はまた、後に多波長光信号に加えられるチャネ
ル信号が正確に定義されたチャネル波長の指定の波長偏
差範囲内にあることを検証する。
【0003】波長監視は市販の光スペクトル分析器(O
SA)を用いて実施することが出来るが、光学格子又は
光学フィルタ素子を回転させる為のモーターを含むOS
Aは光通信装置中に統合するには大きすぎる場合があ
る。加えて、光学格子を回転させる為に必要な機構によ
り多くの操作上及び信頼性上の問題が生じる。同調ファ
ブリー・ペロー干渉計を利用したOSAも波長監視に利
用することが出来る。単純な同調式ファブリー・ペロー
・フィルタには、同調範囲が狭くチャネル分離を制約す
る解像度も低いという欠点がある。
SA)を用いて実施することが出来るが、光学格子又は
光学フィルタ素子を回転させる為のモーターを含むOS
Aは光通信装置中に統合するには大きすぎる場合があ
る。加えて、光学格子を回転させる為に必要な機構によ
り多くの操作上及び信頼性上の問題が生じる。同調ファ
ブリー・ペロー干渉計を利用したOSAも波長監視に利
用することが出来る。単純な同調式ファブリー・ペロー
・フィルタには、同調範囲が狭くチャネル分離を制約す
る解像度も低いという欠点がある。
【0004】InGaAs/InP光検出素子アレイを
用いたOSAは物理寸法は小さいが製造コストが高く、
大多数の光通信装置に組み込むには経済的に無理があ
る。例えば、複数の波長(即ちチャネル)を検出する為
に固定光学格子及び線形光検出素子アレイを用いるOS
Aは、識別すべき各チャネルにつき少なくとも1つの個
別にアドレス可能な画素を持っていなければならない。
例えば1000チャネルの高密度波長分割多重(DWD
M)装置においては、少なくとも1000個の個別にア
ドレス可能な画素を持つ、複雑で高価な検出素子アレイ
が必要となるのである。
用いたOSAは物理寸法は小さいが製造コストが高く、
大多数の光通信装置に組み込むには経済的に無理があ
る。例えば、複数の波長(即ちチャネル)を検出する為
に固定光学格子及び線形光検出素子アレイを用いるOS
Aは、識別すべき各チャネルにつき少なくとも1つの個
別にアドレス可能な画素を持っていなければならない。
例えば1000チャネルの高密度波長分割多重(DWD
M)装置においては、少なくとも1000個の個別にア
ドレス可能な画素を持つ、複雑で高価な検出素子アレイ
が必要となるのである。
【0005】多波長計のような、OSA以外の光学測定
機器もまたチャネル信号の波長を監視する為に用いられ
る。しかしながら、このタイプの機器の多くは大型で製
造コストが高い。
機器もまたチャネル信号の波長を監視する為に用いられ
る。しかしながら、このタイプの機器の多くは大型で製
造コストが高い。
【0006】
【発明が解決すべき課題】従来技術による波長監視装置
の欠点を解消することが望まれる。従ってその解消に必
要とされるものは、WDM光通信装置に通常用いられる
広い波長範囲にわたって同調させることが出来、狭いチ
ャネル分離に対応できる高解像度を持つ可動部品を持た
ない波長監視装置である。
の欠点を解消することが望まれる。従ってその解消に必
要とされるものは、WDM光通信装置に通常用いられる
広い波長範囲にわたって同調させることが出来、狭いチ
ャネル分離に対応できる高解像度を持つ可動部品を持た
ない波長監視装置である。
【0007】
【課題を解決するための手段】WDM装置中の特定チャ
ネルを監視する為の方法及び装置においては、WDM信
号が複数の並列信号へと分割され、特定のチャネルを各
フィルタを通じて通過させる為に並列信号が個別同調可
能なフィルタでろ波され、その後通過チャネルの存在を
個別同調可能なフィルタに対応する専用検出器で検出す
る。
ネルを監視する為の方法及び装置においては、WDM信
号が複数の並列信号へと分割され、特定のチャネルを各
フィルタを通じて通過させる為に並列信号が個別同調可
能なフィルタでろ波され、その後通過チャネルの存在を
個別同調可能なフィルタに対応する専用検出器で検出す
る。
【0008】一実施例においては、初期WDM信号は波
長別に伝送群へと分離されるが、各伝送群は連続する波
長範囲において複数のチャネルを含んでいる。伝送群は
その後、望ましくは半導体ウエハプロセス技術を使って
形成された特定群用フィルタによりろ波される。特定群
用フィルタの各々は、そのフィルタに対応する伝送群か
ら特定のチャネルを通過させるように個別に同調させる
ことが出来る。特定群用フィルタは出来ればそれぞれの
伝送群のチャネル範囲に対応するチャネル範囲にわたっ
て同調可能であることが望ましい。即ち、各フィルタは
異なるチャネル(即ち波長)範囲にわたって同調可能で
あり、光学装置の全体の波長範囲はフィルタの組み合わ
せにより蔽われるということである。WDM信号を並列
伝送群へと分離することにより、広い波長範囲を持つW
DM信号を相対的に単純なフィルタ及び光検出素子の組
み合わせにより検出することが出来る。これによりフィ
ルタ及び検出素子アレイに対する条件が大幅に緩和され
る。
長別に伝送群へと分離されるが、各伝送群は連続する波
長範囲において複数のチャネルを含んでいる。伝送群は
その後、望ましくは半導体ウエハプロセス技術を使って
形成された特定群用フィルタによりろ波される。特定群
用フィルタの各々は、そのフィルタに対応する伝送群か
ら特定のチャネルを通過させるように個別に同調させる
ことが出来る。特定群用フィルタは出来ればそれぞれの
伝送群のチャネル範囲に対応するチャネル範囲にわたっ
て同調可能であることが望ましい。即ち、各フィルタは
異なるチャネル(即ち波長)範囲にわたって同調可能で
あり、光学装置の全体の波長範囲はフィルタの組み合わ
せにより蔽われるということである。WDM信号を並列
伝送群へと分離することにより、広い波長範囲を持つW
DM信号を相対的に単純なフィルタ及び光検出素子の組
み合わせにより検出することが出来る。これによりフィ
ルタ及び検出素子アレイに対する条件が大幅に緩和され
る。
【0009】好ましい波長監視装置には入力部、スプリ
ッタ、同調フィルタ及び検出素子が含まれる。入力部に
より多重光信号がスプリッタへと入る。入力部は光ファ
イバであることが好ましいが、自由空間であっても、或
は光学的V溝アレイのような素子であっても良い。スプ
リッタには、光信号のエネルギーを複数の光学経路で伝
送する為に波長に関りなく伝送群へと分割する従来型の
パワースプリッタを含む場合もある。一実施例において
は、スプリッタは光信号を波長別に元の波長範囲のサブ
セットを含む伝送群へと分割する多重分離装置である。
同調フィルタは出来ればフォトリソグラフィープロセス
を使ってモノリシック基板上に形成された垂直空洞フィ
ルタであることが望ましい。同調フィルタは特定の光通
信装置の元の波長範囲全体を含む、或は望ましくは元の
波長範囲のサブセットを含む波長範囲にわたって個別に
同調させ得る。各フィルタは、アプリケーションによっ
ては単一チャネルの帯域幅以下の通過帯域を持つ。個別
に同調させることが出来るフィルタは、各フィルタの特
定の通過帯域を所定の時間においていつも決定出来るよ
うに校正される。検出素子は、光エネルギーの存在に呼
応して電流を発生する従来型の光検出素子を含む。同調
フィルタが既知の波長の光エネルギーを通過させる為、
光検出素子はチャネル敏感でなくともよい。
ッタ、同調フィルタ及び検出素子が含まれる。入力部に
より多重光信号がスプリッタへと入る。入力部は光ファ
イバであることが好ましいが、自由空間であっても、或
は光学的V溝アレイのような素子であっても良い。スプ
リッタには、光信号のエネルギーを複数の光学経路で伝
送する為に波長に関りなく伝送群へと分割する従来型の
パワースプリッタを含む場合もある。一実施例において
は、スプリッタは光信号を波長別に元の波長範囲のサブ
セットを含む伝送群へと分割する多重分離装置である。
同調フィルタは出来ればフォトリソグラフィープロセス
を使ってモノリシック基板上に形成された垂直空洞フィ
ルタであることが望ましい。同調フィルタは特定の光通
信装置の元の波長範囲全体を含む、或は望ましくは元の
波長範囲のサブセットを含む波長範囲にわたって個別に
同調させ得る。各フィルタは、アプリケーションによっ
ては単一チャネルの帯域幅以下の通過帯域を持つ。個別
に同調させることが出来るフィルタは、各フィルタの特
定の通過帯域を所定の時間においていつも決定出来るよ
うに校正される。検出素子は、光エネルギーの存在に呼
応して電流を発生する従来型の光検出素子を含む。同調
フィルタが既知の波長の光エネルギーを通過させる為、
光検出素子はチャネル敏感でなくともよい。
【0010】一実施例においては、WDM光信号は入力
ファイバを介して多重分離装置へと入力される。WDM
信号は異なる波長範囲の光信号へと分離される。分離さ
れた光信号はその後光学経路を通じてそれぞれの垂直空
洞フィルタへと伝送される。垂直空洞フィルタの各々
は、固有の波長範囲にわたって同調させることが出来る
が、その波長範囲は通常、WDM波長の分離した波長範
囲に対応している。垂直空洞フィルタは1つの光学チャ
ネルを選択的に通過させる一方で他の全ての光学チャネ
ルの伝達を遮断するように個々に同調される。
ファイバを介して多重分離装置へと入力される。WDM
信号は異なる波長範囲の光信号へと分離される。分離さ
れた光信号はその後光学経路を通じてそれぞれの垂直空
洞フィルタへと伝送される。垂直空洞フィルタの各々
は、固有の波長範囲にわたって同調させることが出来る
が、その波長範囲は通常、WDM波長の分離した波長範
囲に対応している。垂直空洞フィルタは1つの光学チャ
ネルを選択的に通過させる一方で他の全ての光学チャネ
ルの伝達を遮断するように個々に同調される。
【0011】垂直空洞フィルタを通過した光エネルギー
は対応する光検出素子に入射する。光検出素子による光
エネルギーの検出は、対応する時間においてそれぞれの
フィルタを通過することが出来た光エネルギー(即ちチ
ャネル)の波長に関連づけられる。垂直空洞フィルタ
は、各範囲中にチャネルがあるのか又はないのかを判定
する為にそれぞれの波長範囲中のすべての波長を掃引す
るように、逐次的に同調させることが出来る。
は対応する光検出素子に入射する。光検出素子による光
エネルギーの検出は、対応する時間においてそれぞれの
フィルタを通過することが出来た光エネルギー(即ちチ
ャネル)の波長に関連づけられる。垂直空洞フィルタ
は、各範囲中にチャネルがあるのか又はないのかを判定
する為にそれぞれの波長範囲中のすべての波長を掃引す
るように、逐次的に同調させることが出来る。
【0012】入力される多重光信号を伝送群へと分割す
ることにより、波長監視装置中の個別に同調可能なフィ
ルタは、入力WDM信号の全波長範囲の一部にのみ同調
出来れば良くなる。加えて、光学フィルタの各々は一度
に1チャネルしか通過させない為に波長監視装置中の各
光検出装置はあまり精巧なものでなくても良く、安価な
単セルの光検出装置で良い。対照的に固定格子を有する
従来型の監視装置は、普通、各被監視チャネル毎に1つ
の、個々にアドレス可能な画素を含む大型の検出素子ア
レイを必要とする。
ることにより、波長監視装置中の個別に同調可能なフィ
ルタは、入力WDM信号の全波長範囲の一部にのみ同調
出来れば良くなる。加えて、光学フィルタの各々は一度
に1チャネルしか通過させない為に波長監視装置中の各
光検出装置はあまり精巧なものでなくても良く、安価な
単セルの光検出装置で良い。対照的に固定格子を有する
従来型の監視装置は、普通、各被監視チャネル毎に1つ
の、個々にアドレス可能な画素を含む大型の検出素子ア
レイを必要とする。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に基づく波長監視装
置10の基本構成要素のブロック図である。波長監視装
置は入力部12、スプリッタ14、同調フィルタ16及
び検出装置18を含む。以下の詳細説明にもあるよう
に、光学監視装置の基本的動作には多重光信号を受信す
るステップと、光信号を複数の並列信号群へと分割する
ステップと、特定の狭帯域チャネルを通過させる同調フ
ィルタをそれぞれに用いて各信号群を個別にろ波するス
テップと、そしてそれぞれの信号群中に特定の狭帯域チ
ャネルがあるかどうかを判定する為に各フィルタを通過
した光エネルギーの量を検出する(光エネルギーがあっ
た場合)ステップとが含まれる。図1、図2、図4及び
図5においては、ろ波前のWDM信号を搬送する光学経
路は太線で描き、ろ波されたWDM信号を搬送する光学
経路は細線で描いた。アプリケーションによっては監視
装置を実際のチャネル波長を測定するように、或は所定
のチャネルが活性か不活性かを判定するように作動させ
ることが出来る。
置10の基本構成要素のブロック図である。波長監視装
置は入力部12、スプリッタ14、同調フィルタ16及
び検出装置18を含む。以下の詳細説明にもあるよう
に、光学監視装置の基本的動作には多重光信号を受信す
るステップと、光信号を複数の並列信号群へと分割する
ステップと、特定の狭帯域チャネルを通過させる同調フ
ィルタをそれぞれに用いて各信号群を個別にろ波するス
テップと、そしてそれぞれの信号群中に特定の狭帯域チ
ャネルがあるかどうかを判定する為に各フィルタを通過
した光エネルギーの量を検出する(光エネルギーがあっ
た場合)ステップとが含まれる。図1、図2、図4及び
図5においては、ろ波前のWDM信号を搬送する光学経
路は太線で描き、ろ波されたWDM信号を搬送する光学
経路は細線で描いた。アプリケーションによっては監視
装置を実際のチャネル波長を測定するように、或は所定
のチャネルが活性か不活性かを判定するように作動させ
ることが出来る。
【0014】図1において、入力部12により多重即ち
多波長の光信号がスプリッタ14へ入力され。入力部1
2は光ファイバであることが望ましいが、これは自由空
間であっても、又は光学V溝アレイのような素子であっ
ても良い。入力部はまた、光信号をスプリッタへ導くレ
ンズを含むものでも良い。
多波長の光信号がスプリッタ14へ入力され。入力部1
2は光ファイバであることが望ましいが、これは自由空
間であっても、又は光学V溝アレイのような素子であっ
ても良い。入力部はまた、光信号をスプリッタへ導くレ
ンズを含むものでも良い。
【0015】スプリッタ14は、複数の光学経路で伝送
する為に光信号のエネルギーを波長とは無関係に伝送群
へと分割する従来型のパワースプリッタでも良い。スプ
リッタは例えば入力信号の光エネルギーをN個の出力に
分配する1xNカップラーを含むものであっても良い。
全波長のエネルギーを分割するスプリッタのかわりに、
WDM光信号を波長別に分割する多重分離装置として機
能するものを用いても良い。例えば、スプリッタは導波
管多重分離装置でも良い。多重分離装置は光信号を、各
々が複数の個別チャネルを含む連続的な波長帯域へと分
離するものが望ましい。
する為に光信号のエネルギーを波長とは無関係に伝送群
へと分割する従来型のパワースプリッタでも良い。スプ
リッタは例えば入力信号の光エネルギーをN個の出力に
分配する1xNカップラーを含むものであっても良い。
全波長のエネルギーを分割するスプリッタのかわりに、
WDM光信号を波長別に分割する多重分離装置として機
能するものを用いても良い。例えば、スプリッタは導波
管多重分離装置でも良い。多重分離装置は光信号を、各
々が複数の個別チャネルを含む連続的な波長帯域へと分
離するものが望ましい。
【0016】同調フィルタ16は出来ればフォトリソグ
ラフィープロセスを使ってモノリシック基板上に作成し
たものが望ましい。同調フィルタは特定の光通信装置の
全波長範囲を含む波長範囲にわたって個々に同調させる
ことが出来るものか、或は元の波長範囲のサブセットに
わたって同調させることが出来るものである。各フィル
タは単一のチャネルの帯域幅より小さい通過帯域、即ち
分解能を持つものが望ましい。同調フィルタは校正され
ており、常に各フィルタ特有の通過帯域を決定出来る。
フォトリソグラフィーにより形成されたフィルタの事例
としては、ファブリー・ペロー・フィルタ及び平面導波
管フィルタが含まれる。個々のフィルタを単一の基板上
に設けてフィルタアレイを形成しても良いし、フィルタ
を物理的に分離させても良い。垂直空洞フィルタは、フ
ィルタの通過帯域をシフトする為に個別にフィルタに電
流を印加することで同調させるものが望ましい。
ラフィープロセスを使ってモノリシック基板上に作成し
たものが望ましい。同調フィルタは特定の光通信装置の
全波長範囲を含む波長範囲にわたって個々に同調させる
ことが出来るものか、或は元の波長範囲のサブセットに
わたって同調させることが出来るものである。各フィル
タは単一のチャネルの帯域幅より小さい通過帯域、即ち
分解能を持つものが望ましい。同調フィルタは校正され
ており、常に各フィルタ特有の通過帯域を決定出来る。
フォトリソグラフィーにより形成されたフィルタの事例
としては、ファブリー・ペロー・フィルタ及び平面導波
管フィルタが含まれる。個々のフィルタを単一の基板上
に設けてフィルタアレイを形成しても良いし、フィルタ
を物理的に分離させても良い。垂直空洞フィルタは、フ
ィルタの通過帯域をシフトする為に個別にフィルタに電
流を印加することで同調させるものが望ましい。
【0017】検出素子18は光エネルギーの強度に応じ
て電流を発生する従来型の光検出素子である。使用し得
る光検出素子には、InGaAs検出素子が含まれる。
光検出素子はフィルタ16とは別個のものであっても、
フィルタと同じモノリシック構造上に集積したものであ
っても良い。同調フィルタは既知の波長の光エネルギー
を通すように校正される為、光検出素子はチャネル敏感
である必要は無い。即ち、各光学経路に対応する各光検
出素子は、その特定の光検出素子上に入射する光エネル
ギーのいずれにも応答する場所によらない単一の光検出
素子であることが望ましい。対照的に、前記の固定格子
を用いた多波長光学監視装置では、個々の波長を弁別す
る為に個別にアドレス可能な画素を複数含む大型の光検
出素子アレイが必要とされる。本発明において枢要とい
うわけではないが、光信号の波長の監視に加え、特定チ
ャネルのチャネルパワーも必要に応じて光検出素子から
測定することが出来る。
て電流を発生する従来型の光検出素子である。使用し得
る光検出素子には、InGaAs検出素子が含まれる。
光検出素子はフィルタ16とは別個のものであっても、
フィルタと同じモノリシック構造上に集積したものであ
っても良い。同調フィルタは既知の波長の光エネルギー
を通すように校正される為、光検出素子はチャネル敏感
である必要は無い。即ち、各光学経路に対応する各光検
出素子は、その特定の光検出素子上に入射する光エネル
ギーのいずれにも応答する場所によらない単一の光検出
素子であることが望ましい。対照的に、前記の固定格子
を用いた多波長光学監視装置では、個々の波長を弁別す
る為に個別にアドレス可能な画素を複数含む大型の光検
出素子アレイが必要とされる。本発明において枢要とい
うわけではないが、光信号の波長の監視に加え、特定チ
ャネルのチャネルパワーも必要に応じて光検出素子から
測定することが出来る。
【0018】国際電気通信連合(ITU)が推奨し、1
550nm(193.1THz)付近を中心とした約4
0nmの波長範囲で機能する光通信装置に関連させて好
ましい光学監視装置を以下に例示し詳細を説明する。好
ましい光学監視装置は、0.4nm(50GHz)のチ
ャネル分離を持つ個々のチャネルを弁別できるものとし
て説明する。40nmの波長範囲に0.4nmのチャネ
ル分離で約100チャネル(即ち波長)がデータ伝送に
利用可能ということであり、従って監視装置は個々に潜
在する100チャネルの各々を弁別出来なくてはならな
い。
550nm(193.1THz)付近を中心とした約4
0nmの波長範囲で機能する光通信装置に関連させて好
ましい光学監視装置を以下に例示し詳細を説明する。好
ましい光学監視装置は、0.4nm(50GHz)のチ
ャネル分離を持つ個々のチャネルを弁別できるものとし
て説明する。40nmの波長範囲に0.4nmのチャネ
ル分離で約100チャネル(即ち波長)がデータ伝送に
利用可能ということであり、従って監視装置は個々に潜
在する100チャネルの各々を弁別出来なくてはならな
い。
【0019】図2は、上述した光学パラメータで作動す
るように作られた、好ましい光学監視装置22のより詳
細な図である。図2の光学監視装置は1x8多重分離装
置24、8個の個別垂直空洞フィルタ28を含む垂直空
洞フィルタアレイ26、及び8個の個別光検出素子38
を含む光検出素子アレイ34を含む。多重分離装置は個
別専用光学経路42で伝送する為に入力光信号を波長別
に分割するように機能する。例えば光信号波長範囲が4
0nmの場合、多重分離装置は入力信号を、各々が約5
nmのスパンを持つ8つの伝送群、即ちサブセットへと
分割するものであることが望ましい。伝送群間には重な
りがあることが望ましく、従って各伝送群は5nmより
も大きいスパンを持っていることが好ましい。重なりを
考慮しない場合、8つの波長帯域は約1530〜153
5nm、1535〜1540nm、...1560〜1
565nm及び1565〜1570nmとなる。チャネ
ル間隔が0.4nmであれば、約12のチャネルが各伝
送群へと割り当てられる。最も好ましい実施例において
は、光信号は多重分離装置の出力面46からほぼ直角に
出力される。ほぼ直角の出力により垂直空洞フィルタに
よるろ波処理が最適化される。
るように作られた、好ましい光学監視装置22のより詳
細な図である。図2の光学監視装置は1x8多重分離装
置24、8個の個別垂直空洞フィルタ28を含む垂直空
洞フィルタアレイ26、及び8個の個別光検出素子38
を含む光検出素子アレイ34を含む。多重分離装置は個
別専用光学経路42で伝送する為に入力光信号を波長別
に分割するように機能する。例えば光信号波長範囲が4
0nmの場合、多重分離装置は入力信号を、各々が約5
nmのスパンを持つ8つの伝送群、即ちサブセットへと
分割するものであることが望ましい。伝送群間には重な
りがあることが望ましく、従って各伝送群は5nmより
も大きいスパンを持っていることが好ましい。重なりを
考慮しない場合、8つの波長帯域は約1530〜153
5nm、1535〜1540nm、...1560〜1
565nm及び1565〜1570nmとなる。チャネ
ル間隔が0.4nmであれば、約12のチャネルが各伝
送群へと割り当てられる。最も好ましい実施例において
は、光信号は多重分離装置の出力面46からほぼ直角に
出力される。ほぼ直角の出力により垂直空洞フィルタに
よるろ波処理が最適化される。
【0020】垂直空洞フィルタアレイ26は、多重分離
装置24から延伸する光学経路42それぞれに結合する
専用フィルタ28を含む。個々に同調可能なフィルタは
多重分離装置により出力される8つの波長範囲に対応す
る波長範囲にわたって調節可能である。2つの波長範囲
間の界面(例えば1535nm)に位置するチャネルを
考慮する為に、8つの垂直空洞フィルタの同調可能範囲
は互いに対して若干の重なりを有することが望ましい。
垂直空洞フィルタは、個々のチャネルが弁別出来るよう
に各フィルタから単一のチャネルが通過するようになっ
ている。
装置24から延伸する光学経路42それぞれに結合する
専用フィルタ28を含む。個々に同調可能なフィルタは
多重分離装置により出力される8つの波長範囲に対応す
る波長範囲にわたって調節可能である。2つの波長範囲
間の界面(例えば1535nm)に位置するチャネルを
考慮する為に、8つの垂直空洞フィルタの同調可能範囲
は互いに対して若干の重なりを有することが望ましい。
垂直空洞フィルタは、個々のチャネルが弁別出来るよう
に各フィルタから単一のチャネルが通過するようになっ
ている。
【0021】作動中は、WDM光信号が入力ファイバ5
0を介して多重分離装置24へと入力される。WDM信
号は説明した8つの波長範囲の光信号を含む伝送群へと
分離されるが、ここで各範囲には約12チャネルが含ま
れる。分離された光信号はその後光学経路42を通じて
8つの垂直空洞フィルタ28の対応する1つへと伝送さ
れる。8つの垂直空洞フィルタ28は1つの光学チャネ
ルを選択的に通過させる一方で他の全光学チャネルの伝
達を遮断するように個別に調整される。垂直空洞フィル
タを通過した光エネルギーは対応する光検出素子38上
に入射する。光検出素子による光エネルギーの検出は、
それぞれのフィルタを対応する時間に通過することが出
来た光エネルギー(即ちチャネル)の波長と相関され
る。垂直空洞フィルタは、チャネル範囲の各チャネルが
あるかないかを判定する為に対応する波長帯域中の波長
の全てを通過させるように逐次的に同調させて行くこと
が出来る。
0を介して多重分離装置24へと入力される。WDM信
号は説明した8つの波長範囲の光信号を含む伝送群へと
分離されるが、ここで各範囲には約12チャネルが含ま
れる。分離された光信号はその後光学経路42を通じて
8つの垂直空洞フィルタ28の対応する1つへと伝送さ
れる。8つの垂直空洞フィルタ28は1つの光学チャネ
ルを選択的に通過させる一方で他の全光学チャネルの伝
達を遮断するように個別に調整される。垂直空洞フィル
タを通過した光エネルギーは対応する光検出素子38上
に入射する。光検出素子による光エネルギーの検出は、
それぞれのフィルタを対応する時間に通過することが出
来た光エネルギー(即ちチャネル)の波長と相関され
る。垂直空洞フィルタは、チャネル範囲の各チャネルが
あるかないかを判定する為に対応する波長帯域中の波長
の全てを通過させるように逐次的に同調させて行くこと
が出来る。
【0022】例示目的により、1530〜1535nm
の波長範囲が多重分離装置24から最上部の垂直空洞フ
ィルタ28へと伝送されたと想定する。1530〜15
35nm範囲にある全ての光信号が最上部の垂直空洞フ
ィルタへと入り、該垂直空洞フィルタは約0.04nm
の増分で5nmの波長範囲にわたって同調する。フィル
タを通過する光エネルギーは光検出素子により測定さ
れ、特定のチャネルに関連付けられる。光検出素子アレ
イ34に接続する電子処理装置(図示せず)は、後の使
用及び/又は表示用に検出素子からの信号を処理する。
図2の監視装置は入力WDM信号を8つの伝送群に分離
するものであるが、伝送群、フィルタ及び光検出素子の
数は本発明には重要ではない。更に、特に触れないが、
必要に応じてレンズ及び/又は広帯域フィルタのような
更なる光学素子を監視装置に加えても良い。
の波長範囲が多重分離装置24から最上部の垂直空洞フ
ィルタ28へと伝送されたと想定する。1530〜15
35nm範囲にある全ての光信号が最上部の垂直空洞フ
ィルタへと入り、該垂直空洞フィルタは約0.04nm
の増分で5nmの波長範囲にわたって同調する。フィル
タを通過する光エネルギーは光検出素子により測定さ
れ、特定のチャネルに関連付けられる。光検出素子アレ
イ34に接続する電子処理装置(図示せず)は、後の使
用及び/又は表示用に検出素子からの信号を処理する。
図2の監視装置は入力WDM信号を8つの伝送群に分離
するものであるが、伝送群、フィルタ及び光検出素子の
数は本発明には重要ではない。更に、特に触れないが、
必要に応じてレンズ及び/又は広帯域フィルタのような
更なる光学素子を監視装置に加えても良い。
【0023】図2に示した垂直空洞フィルタアレイ26
のデザイン上の配慮を説明する。具体的には、図3に垂
直空洞フィルタの一例の層構成を複数の層からなるスタ
ックで示した。上部スタック56は20対のAlGaA
s/AlAs層対から形成されることが望ましい。中間
層58はGaAsで形成されることが望ましい空洞共振
器であり、その厚みはフィルタの目標通過帯域の波長に
依存する。下部スタック60はGaAs基板上に形成し
た29対のAlAs/AlGaAs層から構成すること
が望ましい。垂直空洞フィルタの設計の詳細は、R.
P.Stanley等による“Ultrahigh F
inesse Microcavitywith Di
stributed Bragg Reflector
s”(Applied Physics Letter
s、Vol.65、No.15、pp.1883−18
85;1994年10月)に記述されている。好ましい
垂直空洞フィルタは広い自由スペクトル範囲(FSR)
と高分解能を持つ。これはフィネスがFSR/分解能に
等しいので、フィネス値が高いことを意味する。垂直空
洞フィルタのデザインに関連させて考慮すべき光信号の
モードフィールド直径(MFD)特性についてはD.
I.Babic等による“Modal Reflect
ion of Quarter−Wave Mirro
rs andVertical−Cavity Las
ers”(IEEE、J.Quantum Elect
ronics、Vol.29、No.6、pp.195
0−1962:1993年6月)に記載されている。
のデザイン上の配慮を説明する。具体的には、図3に垂
直空洞フィルタの一例の層構成を複数の層からなるスタ
ックで示した。上部スタック56は20対のAlGaA
s/AlAs層対から形成されることが望ましい。中間
層58はGaAsで形成されることが望ましい空洞共振
器であり、その厚みはフィルタの目標通過帯域の波長に
依存する。下部スタック60はGaAs基板上に形成し
た29対のAlAs/AlGaAs層から構成すること
が望ましい。垂直空洞フィルタの設計の詳細は、R.
P.Stanley等による“Ultrahigh F
inesse Microcavitywith Di
stributed Bragg Reflector
s”(Applied Physics Letter
s、Vol.65、No.15、pp.1883−18
85;1994年10月)に記述されている。好ましい
垂直空洞フィルタは広い自由スペクトル範囲(FSR)
と高分解能を持つ。これはフィネスがFSR/分解能に
等しいので、フィネス値が高いことを意味する。垂直空
洞フィルタのデザインに関連させて考慮すべき光信号の
モードフィールド直径(MFD)特性についてはD.
I.Babic等による“Modal Reflect
ion of Quarter−Wave Mirro
rs andVertical−Cavity Las
ers”(IEEE、J.Quantum Elect
ronics、Vol.29、No.6、pp.195
0−1962:1993年6月)に記載されている。
【0024】本発明によれば、垂直空洞フィルタ28の
同調はフィルタの中央に電流を印加してフィルタの温度
及び/又は屈折率に影響を与えることにより達成され
る。フィルタの中心に電流を印加するばあい、電流を伝
える為に必要なドーパントが、フィルタの光学特性に悪
影響を与えるという欠点がある。かわりにフィルタの外
部に位置する加熱素子に電流を印加して垂直空洞フィル
タを同調させることも出来る。他の代替手法において
は、垂直空洞フィルタの同調を行う為に2つの上述した
手法を組み合わせて用いる。垂直空洞フィルタは広い自
由スペクトル範囲を備え得る為、通常は、干渉する光エ
ネルギーを遮断する為に垂直空洞フィルタの前後に導波
管アレイや広帯域フィルタを追加する必要が無い。
同調はフィルタの中央に電流を印加してフィルタの温度
及び/又は屈折率に影響を与えることにより達成され
る。フィルタの中心に電流を印加するばあい、電流を伝
える為に必要なドーパントが、フィルタの光学特性に悪
影響を与えるという欠点がある。かわりにフィルタの外
部に位置する加熱素子に電流を印加して垂直空洞フィル
タを同調させることも出来る。他の代替手法において
は、垂直空洞フィルタの同調を行う為に2つの上述した
手法を組み合わせて用いる。垂直空洞フィルタは広い自
由スペクトル範囲を備え得る為、通常は、干渉する光エ
ネルギーを遮断する為に垂直空洞フィルタの前後に導波
管アレイや広帯域フィルタを追加する必要が無い。
【0025】図2に示したように、装置中に垂直空洞フ
ィルタを用いる場合、フィルタ28への入力光信号がフ
ィルタの受光面64に対してほぼ直角ではあるが厳密に
は直角ではないことが望ましい。好ましいフィルタの作
用を最適化するには、多重分離装置24が光信号を多重
分離装置の出力面46に対して直角に近い角度で出力す
るように作られていることが望ましい。
ィルタを用いる場合、フィルタ28への入力光信号がフ
ィルタの受光面64に対してほぼ直角ではあるが厳密に
は直角ではないことが望ましい。好ましいフィルタの作
用を最適化するには、多重分離装置24が光信号を多重
分離装置の出力面46に対して直角に近い角度で出力す
るように作られていることが望ましい。
【0026】図4は本発明に基づく波長監視装置70の
他の実施例を示したものである。この実施例において
は、スプリッタ72はここでも入力光信号を、連続する
波長帯域で分けられた個別伝送群へと分割する多重分離
装置である。図2を参照しつつ説明した監視装置と同様
に入力光信号は各々が約5nmの波長帯域をカバーする
8つの伝送群へと分割される。8つの伝送群を合わせる
と、1530nmから1570nmまでの40nmの波
長範囲を占める100チャネルがカバーされる。8つの
個別伝送群は並列に専用ファイバ74を介して集積V溝
アレイ76へと伝送される。V溝アレイはそれぞれの光
信号が直接的に同調フィルタアレイ78へと伝送される
ように伝送ファイバ位置を合わせる働きを持つ。スプリ
ッタはその出力面に直角に近い角度で光信号を出力する
よう要求されるが、集積V溝アレイはその要求を軽減す
るものである。8つの伝送群の各々は集積V溝アレイか
ら平行に同調フィルタレイ中のそれぞれの特定群用フィ
ルタ80へと伝送される。フィルタの各々は、それぞれ
の伝送群の波長範囲に対応する範囲にわたって個々に同
調可能である。多重入力光信号を伝送群へと分割するこ
とにより、個別に同調可能なフィルタは、光通信装置の
全波長範囲の8分の1の波長範囲にわたって同調出来れ
ば良くなる。
他の実施例を示したものである。この実施例において
は、スプリッタ72はここでも入力光信号を、連続する
波長帯域で分けられた個別伝送群へと分割する多重分離
装置である。図2を参照しつつ説明した監視装置と同様
に入力光信号は各々が約5nmの波長帯域をカバーする
8つの伝送群へと分割される。8つの伝送群を合わせる
と、1530nmから1570nmまでの40nmの波
長範囲を占める100チャネルがカバーされる。8つの
個別伝送群は並列に専用ファイバ74を介して集積V溝
アレイ76へと伝送される。V溝アレイはそれぞれの光
信号が直接的に同調フィルタアレイ78へと伝送される
ように伝送ファイバ位置を合わせる働きを持つ。スプリ
ッタはその出力面に直角に近い角度で光信号を出力する
よう要求されるが、集積V溝アレイはその要求を軽減す
るものである。8つの伝送群の各々は集積V溝アレイか
ら平行に同調フィルタレイ中のそれぞれの特定群用フィ
ルタ80へと伝送される。フィルタの各々は、それぞれ
の伝送群の波長範囲に対応する範囲にわたって個々に同
調可能である。多重入力光信号を伝送群へと分割するこ
とにより、個別に同調可能なフィルタは、光通信装置の
全波長範囲の8分の1の波長範囲にわたって同調出来れ
ば良くなる。
【0027】各同調フィルタ80からの出力は広帯域フ
ィルタ付検出素子アレイ84中の専用の光検出素子82
へと伝送される。同調フィルタの自由スペクトル範囲が
充分広くなく光検出素子への伝送光から光干渉を排除出
来ない場合やフィルタの周期応答により光干渉を光検出
素子へと通過させてしまう場合、干渉する光エネルギー
をろ波により除去する為に広帯域フィルタが必要となる
場合もある。例えば、図4を参照すると、広帯域フィル
タ86が各光検出素子に結合している。作動中において
は、同調フィルタ及び広帯域フィルタを通過した後、ろ
波された光エネルギーが個々にアドレス可能な光検出素
子により検出される。この実施例においては、各光検出
素子は単純で安価な単一セル検出素子である。これは前
に説明した、1000チャネルを監視する為には100
0個以上の個別にアドレス可能な画素を含む大型の検出
素子アレイを必要とする従来型の固定格子型監視装置と
は対照的である。
ィルタ付検出素子アレイ84中の専用の光検出素子82
へと伝送される。同調フィルタの自由スペクトル範囲が
充分広くなく光検出素子への伝送光から光干渉を排除出
来ない場合やフィルタの周期応答により光干渉を光検出
素子へと通過させてしまう場合、干渉する光エネルギー
をろ波により除去する為に広帯域フィルタが必要となる
場合もある。例えば、図4を参照すると、広帯域フィル
タ86が各光検出素子に結合している。作動中において
は、同調フィルタ及び広帯域フィルタを通過した後、ろ
波された光エネルギーが個々にアドレス可能な光検出素
子により検出される。この実施例においては、各光検出
素子は単純で安価な単一セル検出素子である。これは前
に説明した、1000チャネルを監視する為には100
0個以上の個別にアドレス可能な画素を含む大型の検出
素子アレイを必要とする従来型の固定格子型監視装置と
は対照的である。
【0028】多重分離装置のかわりに単純なスプリッタ
を用いる装置においては、全波長帯域のサブセット(即
ち1503−1535nm...1565−1570n
m)のスパンを持つ同調フィルタを広帯域フィルタ、即
ち全体波長帯域のスパン(即ち1530−1570n
m)を持つフィルタと共に利用すれば良い。
を用いる装置においては、全波長帯域のサブセット(即
ち1503−1535nm...1565−1570n
m)のスパンを持つ同調フィルタを広帯域フィルタ、即
ち全体波長帯域のスパン(即ち1530−1570n
m)を持つフィルタと共に利用すれば良い。
【0029】図5は、本発明のさらに他の実施例の光学
監視装置90を描いたもので、ここでは単一検出素子が
用いられる一方で、必要とされるチャネル範囲にわたっ
て同調を提供する為に2つの光学フィルタ92、94が
直列に配置されている。この実施例においては、2つの
フィルタは、独自の自由スペクトル範囲にわたる同調範
囲を持つ半導体ベースのファブリー・ペロー・フィルタ
である。2つのフィルタを通過した後、ろ波された光は
単純な検出素子96により検出される。
監視装置90を描いたもので、ここでは単一検出素子が
用いられる一方で、必要とされるチャネル範囲にわたっ
て同調を提供する為に2つの光学フィルタ92、94が
直列に配置されている。この実施例においては、2つの
フィルタは、独自の自由スペクトル範囲にわたる同調範
囲を持つ半導体ベースのファブリー・ペロー・フィルタ
である。2つのフィルタを通過した後、ろ波された光は
単純な検出素子96により検出される。
【0030】WDMベースの光通信装置中の特定のチャ
ネルを監視する方法の一実施例を図6のフローチャート
に示した。ステップ100において、複数のチャネルを
含む多重光信号がスプリッタで受信される。ステップ1
02において、受信された多重光信号は個別伝送群へと
分割されるが、この伝送群の各々はチャネル中の一つの
部分を含む。ステップ104において、伝送群が特定群
用チャネルフィルタへと伝送される。ステップ106に
おいて、伝送群の各々がそれぞれの特定群用チャネルフ
ィルタによりろ波される。ステップ108においては、
ろ波された伝送群が特定群用チャネルフィルタから出力
される。ステップ110では、ろ波され、チャネルフィ
ルタから出力された伝送群が特定群用検出素子により検
出される。
ネルを監視する方法の一実施例を図6のフローチャート
に示した。ステップ100において、複数のチャネルを
含む多重光信号がスプリッタで受信される。ステップ1
02において、受信された多重光信号は個別伝送群へと
分割されるが、この伝送群の各々はチャネル中の一つの
部分を含む。ステップ104において、伝送群が特定群
用チャネルフィルタへと伝送される。ステップ106に
おいて、伝送群の各々がそれぞれの特定群用チャネルフ
ィルタによりろ波される。ステップ108においては、
ろ波された伝送群が特定群用チャネルフィルタから出力
される。ステップ110では、ろ波され、チャネルフィ
ルタから出力された伝送群が特定群用検出素子により検
出される。
【0031】他の実施例においては、多重光信号を単純
に分割するかわりに、伝送群へと分離するが、ここで分
離した伝送群は異なる波長帯域から構成されている。更
に他の実施例においては、ろ波ステップの際に特定群用
チャネルフィルタが分離された伝送群に対応する一意の
チャネル範囲にわたって個々に同調させられる。以上説
明した本発明の実施の便宜を図る上で、以下に本発明の
実施態様の一部を例示する。
に分割するかわりに、伝送群へと分離するが、ここで分
離した伝送群は異なる波長帯域から構成されている。更
に他の実施例においては、ろ波ステップの際に特定群用
チャネルフィルタが分離された伝送群に対応する一意の
チャネル範囲にわたって個々に同調させられる。以上説
明した本発明の実施の便宜を図る上で、以下に本発明の
実施態様の一部を例示する。
【0032】(実施態様1)相異なるチャネルを有する
光信号を複数多重した多重光信号から形成される入力信
号を受信するように接続されたスプリッタ(14)であ
って、前記多重光信号のサブセットを個別光学経路へと
伝送するように接続する出力を備えたスプリッタ;前記
個別光学経路に1対1で対応する、複数の個々に同調可
能な光学フィルタ(16)であって、各々が前記サブセ
ットの1つを受信する為の入力と、ろ波され光信号を出
力する為の出力とを有する光学フィルタ;そして前記光
学フィルタの前記出力と1対1で対応するように配置さ
れた複数の個々にアドレス可能な光検出素子(18)で
あって、前記光学フィルタの対応する1つから出力され
た前記ろ波された光信号を検出する光検出素子とを含
む、光通信装置に用いられる波長監視装置。
光信号を複数多重した多重光信号から形成される入力信
号を受信するように接続されたスプリッタ(14)であ
って、前記多重光信号のサブセットを個別光学経路へと
伝送するように接続する出力を備えたスプリッタ;前記
個別光学経路に1対1で対応する、複数の個々に同調可
能な光学フィルタ(16)であって、各々が前記サブセ
ットの1つを受信する為の入力と、ろ波され光信号を出
力する為の出力とを有する光学フィルタ;そして前記光
学フィルタの前記出力と1対1で対応するように配置さ
れた複数の個々にアドレス可能な光検出素子(18)で
あって、前記光学フィルタの対応する1つから出力され
た前記ろ波された光信号を検出する光検出素子とを含
む、光通信装置に用いられる波長監視装置。
【0033】(実施態様2)前記光学フィルタの各々
が、前記スプリッタ(14)から受信した前記サブセッ
ト中にある前記チャネルのうち、1つ以外の全てを遮断
することを特徴とする請求項1に記載の波長監視装置。 (実施態様3)前記スプリッタが、前記サブセットの各
々が複数の前記チャネルを含む一意の連続的波長帯域を
備えるように前記入力信号を波長別に分割する多重分離
装置(24)であることを特徴とする実施態様2に記載
の波長監視装置。
が、前記スプリッタ(14)から受信した前記サブセッ
ト中にある前記チャネルのうち、1つ以外の全てを遮断
することを特徴とする請求項1に記載の波長監視装置。 (実施態様3)前記スプリッタが、前記サブセットの各
々が複数の前記チャネルを含む一意の連続的波長帯域を
備えるように前記入力信号を波長別に分割する多重分離
装置(24)であることを特徴とする実施態様2に記載
の波長監視装置。
【0034】(実施態様4)前記光学フィルタの各々が
異なる波長範囲にわたって同調可能であり、前記異なる
波長範囲の各々が、前記多重分離装置(24)により出
力された前記一意の連続的波長帯域の1つに対応するこ
とを特徴とした実施態様3に記載の波長監視装置。 (実施態様5)前記複数の個々に同調可能な光学フィル
タが複数の垂直空洞フィルタ(26)であることを特徴
とする実施態様2に記載の波長監視装置。
異なる波長範囲にわたって同調可能であり、前記異なる
波長範囲の各々が、前記多重分離装置(24)により出
力された前記一意の連続的波長帯域の1つに対応するこ
とを特徴とした実施態様3に記載の波長監視装置。 (実施態様5)前記複数の個々に同調可能な光学フィル
タが複数の垂直空洞フィルタ(26)であることを特徴
とする実施態様2に記載の波長監視装置。
【0035】(実施態様6)WDMベースの光通信装置
において特定のチャネルを監視する為の方法であって:
複数のチャネルを含む多重光信号を受信するステップ
(100);前記受信した多重光信号を、各々が前記複
数チャネルの一部を含む、個別伝送群へと分割するステ
ップ(102);前記伝送群を特定群用チャネルフィル
タへと伝送するステップ(104);前記特定群用チャ
ネルフィルタにおいて所望の波長を選択するために前記
伝送群の各々をろ波するステップ(106);前記ろ波
された伝送群を前記特定群用チャネルフィルタから出力
するステップ(108);そして特定のチャネルを弁別
する為に、前記チャネルフィルタから出力された前記ろ
波された伝送群を特定群用光検出素子で検出するステッ
プ(110)を含む波長監視方法。
において特定のチャネルを監視する為の方法であって:
複数のチャネルを含む多重光信号を受信するステップ
(100);前記受信した多重光信号を、各々が前記複
数チャネルの一部を含む、個別伝送群へと分割するステ
ップ(102);前記伝送群を特定群用チャネルフィル
タへと伝送するステップ(104);前記特定群用チャ
ネルフィルタにおいて所望の波長を選択するために前記
伝送群の各々をろ波するステップ(106);前記ろ波
された伝送群を前記特定群用チャネルフィルタから出力
するステップ(108);そして特定のチャネルを弁別
する為に、前記チャネルフィルタから出力された前記ろ
波された伝送群を特定群用光検出素子で検出するステッ
プ(110)を含む波長監視方法。
【0036】(実施態様7)前記ろ波するステップ(1
06)が、前記伝送群中のどのチャネルが前記特定群用
チャネルフィルタを通過するかに影響を及ぼす為に、前
記特定群用チャネルフィルタの各々を個々に同調させる
ステップを含む実施態様6に記載の波長監視方法。 (実施態様8)前記ろ波するステップ(106)が、前
記特定群用チャネルフィルタを一度に1チャネル通過さ
せるステップを含むことを特徴とする実施態様7に記載
の波長監視方法。
06)が、前記伝送群中のどのチャネルが前記特定群用
チャネルフィルタを通過するかに影響を及ぼす為に、前
記特定群用チャネルフィルタの各々を個々に同調させる
ステップを含む実施態様6に記載の波長監視方法。 (実施態様8)前記ろ波するステップ(106)が、前
記特定群用チャネルフィルタを一度に1チャネル通過さ
せるステップを含むことを特徴とする実施態様7に記載
の波長監視方法。
【0037】(実施態様9)前記分割するステップ(1
02)が前記多重光信号を前記伝送群へと分離するステ
ップを含み、前記分離された伝送群が異なるチャネル範
囲から構成されることを特徴とし、また、前記個々に同
調させるステップが前記特定群用チャネルフィルタの各
々を前記分離した伝送群の前記チャネル範囲に対応する
一意のチャネル範囲にわたって個々に同調させるステッ
プを含むことを特徴とする実施態様7に記載の波長監視
方法。
02)が前記多重光信号を前記伝送群へと分離するステ
ップを含み、前記分離された伝送群が異なるチャネル範
囲から構成されることを特徴とし、また、前記個々に同
調させるステップが前記特定群用チャネルフィルタの各
々を前記分離した伝送群の前記チャネル範囲に対応する
一意のチャネル範囲にわたって個々に同調させるステッ
プを含むことを特徴とする実施態様7に記載の波長監視
方法。
【0038】(実施態様10)前記ろ波するステップ
(106)が、前記伝送群を並列にろ波するステップを
含むことを特徴とし、また、前記検出するステップ(1
10)が前記ろ波した伝送群を並列に検出するステップ
を含むことを特徴とする実施態様6に記載の波長監視方
法。
(106)が、前記伝送群を並列にろ波するステップを
含むことを特徴とし、また、前記検出するステップ(1
10)が前記ろ波した伝送群を並列に検出するステップ
を含むことを特徴とする実施態様6に記載の波長監視方
法。
【図1】本発明に基づく波長監視装置のブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明に基づく波長監視装置の詳細ブロック図
である。
である。
【図3】本発明に基づく図2の波長監視装置に用いられ
る、好ましい垂直空洞フィルタの層構成を描いた構造図
である。
る、好ましい垂直空洞フィルタの層構成を描いた構造図
である。
【図4】集積V溝アレイ及び広帯域フィルタを用いた本
発明に基づく波長監視装置の詳細ブロック図である。
発明に基づく波長監視装置の詳細ブロック図である。
【図5】直列ファブリー・ペロー・フィルタを用いた本
発明に基づく波長監視装置のブロック図である。
発明に基づく波長監視装置のブロック図である。
【図6】本発明に基づく波長監視法のフローチャートで
ある。
ある。
14 スプリッタ 16 光学フィルタ 18 光検出素子 24 多重分離装置 26 垂直空洞フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 399117121 395 Page Mill Road P alo Alto,California U.S.A. (72)発明者 範秀・山田 日本国東京都国分寺市 西恋ヶ窪1−9− 47 (72)発明者 智・渡辺 日本国神奈川県横浜市都筑区仲町台1−7 −12−503 (72)発明者 シゲル・ナカガワ アメリカ合衆国カリフォルニア州ゴリータ アカシア・ウォーク781 アパート ナ ンバー・ジェー (72)発明者 好克・市村 日本国東京都世田谷区給田3−34−1
Claims (10)
- 【請求項1】相異なるチャネルを有する光信号を複数多
重した多重光信号から形成される入力信号を受信するよ
うに接続されたスプリッタであって、前記多重光信号の
サブセットを個別光学経路へと伝送するように接続する
出力を備えたスプリッタ;前記個別光学経路に1対1で
対応する、複数の個々に同調可能な光学フィルタであっ
て、各々が前記サブセットの1つを受信する為の入力
と、ろ波され光信号を出力する為の出力とを有する光学
フィルタ;そして前記光学フィルタの前記出力と1対1
で対応するように配置された複数の個々にアドレス可能
な光検出素子であって、前記光学フィルタの対応する1
つから出力された前記ろ波された光信号を検出する光検
出素子とを含む、光通信装置に用いられる波長監視装
置。 - 【請求項2】前記光学フィルタの各々が、前記スプリッ
タから受信した前記サブセット中にある前記チャネルの
うち、1つ以外の全てを遮断することを特徴とする請求
項1に記載の波長監視装置。 - 【請求項3】前記スプリッタが、前記サブセットの各々
が複数の前記チャネルを含む一意の連続的波長帯域を備
えるように前記入力信号を波長別に分割する多重分離装
置であることを特徴とする請求項2に記載の波長監視装
置。 - 【請求項4】前記光学フィルタの各々が異なる波長範囲
にわたって同調可能であり、前記異なる波長範囲の各々
が、前記多重分離装置により出力された前記一意の連続
的波長帯域の1つに対応することを特徴とした請求項3
に記載の波長監視装置。 - 【請求項5】前記複数の個々に同調可能な光学フィルタ
が複数の垂直空洞フィルタであることを特徴とする請求
項2に記載の波長監視装置。 - 【請求項6】WDMベースの光通信装置において特定の
チャネルを監視する為の方法であって:複数のチャネル
を含む多重光信号を受信するステップ;前記受信した多
重光信号を、各々が前記複数チャネルの一部を含む、個
別伝送群へと分割するステップ;前記伝送群を特定群用
チャネルフィルタへと伝送するステップ;前記特定群用
チャネルフィルタにおいて所望の波長を選択するために
前記伝送群の各々をろ波するステップ;前記ろ波された
伝送群を前記特定群用チャネルフィルタから出力するス
テップ;そして特定のチャネルを弁別する為に、前記チ
ャネルフィルタから出力された前記ろ波された伝送群を
特定群用光検出素子で検出するステップとを含む波長監
視方法。 - 【請求項7】前記ろ波するステップが、前記伝送群中の
どのチャネルが前記特定群用チャネルフィルタを通過す
るかに影響を及ぼす為に、前記特定群用チャネルフィル
タの各々を個々に同調させるステップを含む請求項6に
記載の波長監視方法。 - 【請求項8】前記ろ波するステップが、前記特定群用チ
ャネルフィルタを一度に1チャネル通過させるステップ
を含むことを特徴とする請求項7に記載の波長監視方
法。 - 【請求項9】前記分割するステップが前記多重光信号を
前記伝送群へと分離するステップを含み、前記分離され
た伝送群が異なるチャネル範囲から構成されることを特
徴とし、また、前記個々に同調させるステップが前記特
定群用チャネルフィルタの各々を前記分離した伝送群の
前記チャネル範囲に対応する一意のチャネル範囲にわた
って個々に同調させるステップを含むことを特徴とする
請求項7に記載の波長監視方法。 - 【請求項10】前記ろ波するステップが、前記伝送群を
並列にろ波するステップを含むことを特徴とし、また、
前記検出するステップが前記ろ波した伝送群を並列に検
出するステップを含むことを特徴とする請求項6に記載
の波長監視方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US326338 | 1989-03-21 | ||
US09/326,338 US6486984B1 (en) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | Wavelength monitor using hybrid approach |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001028568A true JP2001028568A (ja) | 2001-01-30 |
Family
ID=23271795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000164316A Pending JP2001028568A (ja) | 1999-06-07 | 2000-06-01 | 波長監視装置及び波長監視方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6486984B1 (ja) |
EP (1) | EP1059753A3 (ja) |
JP (1) | JP2001028568A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003008512A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 波長多重信号光監視装置、監視方法、及び光伝送システム |
JP2005284282A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Nec Lab America Inc | 可変帯域チューナブルフィルタ |
Families Citing this family (34)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6760532B1 (en) * | 2000-01-28 | 2004-07-06 | Ciena Corporation | Optical device having dynamic channel equalization |
US20020063923A1 (en) * | 2000-06-02 | 2002-05-30 | Lightchip, Inc. | System and method for improving optical signal-to-noise ratio measurement range of a monitoring device |
US7099590B2 (en) * | 2000-08-25 | 2006-08-29 | R&Dm Foundation | Filtering technique for free space interconnects |
US7082267B1 (en) | 2000-08-25 | 2006-07-25 | R& Dm Foundation | Shared multi-channel parallel optical interface |
US6674937B1 (en) * | 2001-01-11 | 2004-01-06 | Lc2I, Inc. | Optical wavelength routing circuits |
US6853812B2 (en) * | 2001-05-09 | 2005-02-08 | Robert Mays, Jr. | Polarized-holographic filtering providing improved extinction ratio |
US6674929B2 (en) * | 2001-06-01 | 2004-01-06 | Lightcross, Inc. | Tunable optical filter |
US20020191254A1 (en) * | 2001-06-19 | 2002-12-19 | Robert Mays | Network routing employing free-space optical broadcasting |
US20020191598A1 (en) * | 2001-06-19 | 2002-12-19 | Robert Mays | Network switch employing free-space optical switching technique |
US7978981B2 (en) * | 2002-02-22 | 2011-07-12 | Avago Technologies Fiber Ip (Singapore) Pte. Ltd. | Structure and apparatus for a very short haul, free space, and fiber optic interconnect and data link |
US7035484B2 (en) * | 2002-04-12 | 2006-04-25 | Xtellus, Inc. | Tunable optical filter |
US6810168B1 (en) | 2002-05-30 | 2004-10-26 | Kotura, Inc. | Tunable add/drop node |
US20040071466A1 (en) * | 2002-10-10 | 2004-04-15 | Buckman Lisa A. | Controlled optical splitter using a diffractive optical element and optical demultiplexer incorporating same |
US7272327B2 (en) * | 2003-04-29 | 2007-09-18 | Nortel Networks Limited | Multi-detector detection of optical signals |
US7492463B2 (en) | 2004-04-15 | 2009-02-17 | Davidson Instruments Inc. | Method and apparatus for continuous readout of Fabry-Perot fiber optic sensor |
US7305158B2 (en) | 2004-04-15 | 2007-12-04 | Davidson Instruments Inc. | Interferometric signal conditioner for measurement of absolute static displacements and dynamic displacements of a Fabry-Perot interferometer |
EP1586854A3 (en) * | 2004-04-15 | 2006-02-08 | Davidson Instruments | Interferometric signal conditioner for measurement of the absolute length of gaps in a fiber optic Fabry-Pérot interferometer |
US7835598B2 (en) | 2004-12-21 | 2010-11-16 | Halliburton Energy Services, Inc. | Multi-channel array processor |
EP1674833A3 (en) | 2004-12-21 | 2007-05-30 | Davidson Instruments, Inc. | Fiber optic sensor system |
US20060274323A1 (en) | 2005-03-16 | 2006-12-07 | Gibler William N | High intensity fabry-perot sensor |
US7903973B1 (en) | 2005-12-23 | 2011-03-08 | Lockheed Martin Corporation | Dynamic temporal duration optical transmission privacy |
US7792427B1 (en) | 2006-01-30 | 2010-09-07 | Lockheed Martin Corporation | Optical code division multiple access data storage and retrieval |
US7991288B1 (en) * | 2006-02-07 | 2011-08-02 | Lockheed Martin Corporation | Optical code division multiple access data storage encryption and retrieval |
US7684051B2 (en) | 2006-04-18 | 2010-03-23 | Halliburton Energy Services, Inc. | Fiber optic seismic sensor based on MEMS cantilever |
EP2021747B1 (en) | 2006-04-26 | 2018-08-01 | Halliburton Energy Services, Inc. | Fiber optic mems seismic sensor with mass supported by hinged beams |
US8115937B2 (en) | 2006-08-16 | 2012-02-14 | Davidson Instruments | Methods and apparatus for measuring multiple Fabry-Perot gaps |
US7787128B2 (en) | 2007-01-24 | 2010-08-31 | Halliburton Energy Services, Inc. | Transducer for measuring environmental parameters |
CA2724394C (en) * | 2008-05-21 | 2014-12-02 | Fabio Cavaliere | Optical network |
KR100961820B1 (ko) | 2008-07-18 | 2010-06-08 | 한국과학기술원 | 하이브리드 다채널 통신 프로토콜 네트워크 환경에서다채널의 상태 모니터링 방법 |
CN103154784B (zh) * | 2010-07-01 | 2016-11-16 | 新港公司 | 光多路分用系统 |
US11177886B2 (en) | 2019-11-01 | 2021-11-16 | Ii-Vi Delaware, Inc. | Pluggable optical amplifier for datacenter interconnects |
CA3107172C (en) | 2020-01-30 | 2024-02-13 | Thorlabs Quantum Electronics, Inc. | Tunable laser assembly |
CA3111304A1 (en) | 2020-03-09 | 2021-09-09 | Thorlabs Quantum Electronics, Inc. | Tunable laser assembly |
US11575241B2 (en) * | 2020-12-11 | 2023-02-07 | Ii-Vi Delaware, Inc. | Optical amplifier modules |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5037169A (en) | 1990-02-20 | 1991-08-06 | Unisys Corporation | High speed low loss optical switch for optical communication systems |
JP3846918B2 (ja) * | 1994-08-02 | 2006-11-15 | 富士通株式会社 | 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術 |
US5680490A (en) * | 1995-09-08 | 1997-10-21 | Lucent Technologies Inc. | Comb splitting system and method for a multichannel optical fiber communication network |
US5629951A (en) * | 1995-10-13 | 1997-05-13 | Chang-Hasnain; Constance J. | Electrostatically-controlled cantilever apparatus for continuous tuning of the resonance wavelength of a fabry-perot cavity |
US5825792A (en) | 1996-07-11 | 1998-10-20 | Northern Telecom Limited | Wavelength monitoring and control assembly for WDM optical transmission systems |
US6243179B1 (en) * | 1997-10-31 | 2001-06-05 | Agere Systems Optoelectronics Guardian Corp. | Banded add drop device |
US5850292A (en) | 1997-11-13 | 1998-12-15 | Hewlett-Packard Company | Wavelength monitor for optical signals |
-
1999
- 1999-06-07 US US09/326,338 patent/US6486984B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-05-26 EP EP00111439A patent/EP1059753A3/en not_active Withdrawn
- 2000-06-01 JP JP2000164316A patent/JP2001028568A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003008512A (ja) * | 2001-06-22 | 2003-01-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 波長多重信号光監視装置、監視方法、及び光伝送システム |
JP4622168B2 (ja) * | 2001-06-22 | 2011-02-02 | 住友電気工業株式会社 | 波長多重信号光監視装置、監視方法、及び光伝送システム |
JP2005284282A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Nec Lab America Inc | 可変帯域チューナブルフィルタ |
JP4629471B2 (ja) * | 2004-03-26 | 2011-02-09 | エヌイーシー ラボラトリーズ アメリカ インク | 可変帯域チューナブルフィルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1059753A3 (en) | 2003-11-26 |
US6486984B1 (en) | 2002-11-26 |
EP1059753A2 (en) | 2000-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001028568A (ja) | 波長監視装置及び波長監視方法 | |
US6433901B2 (en) | Optical performance monitor | |
US5796479A (en) | Signal monitoring apparatus for wavelength division multiplexed optical telecommunication networks | |
US7952695B2 (en) | Scanning spectrometer with multiple photodetectors | |
US7203212B2 (en) | System and method for wavelength error measurement | |
US5850292A (en) | Wavelength monitor for optical signals | |
WO2003019259A1 (en) | Optical wavelength division multiplexed device | |
US7035505B2 (en) | Optical performance monitor | |
EP1236293A2 (en) | Optical power and wavelength monitor | |
WO2007082054A2 (en) | Optical signal measurement system | |
US7272276B2 (en) | Optical performance monitor | |
JPH10104070A (ja) | 周波数標準器および選択標準周波数生成方法 | |
US20020154662A1 (en) | Method and apparatus for precision wavelength stabilization in fiber optic communication systems using an optical tapped delay line | |
US7595888B2 (en) | Full-band optical spectrum analyzer and method | |
US6486950B1 (en) | Multi-channel wavelength monitor | |
US20020131042A1 (en) | Optical spectrum analyzer and optical spectrum detecting method | |
US7082266B1 (en) | Optical filter and apparatus and method for monitoring optical channel using the optical filter | |
US6804428B1 (en) | Optical spectral power monitors employing polarization deversity scheme | |
US6671434B2 (en) | Optical performance monitor | |
US20110129216A1 (en) | Tunable optical filters | |
JP3727852B2 (ja) | D−wdm多重波長システムの性能監視装置 | |
JP2001050812A (ja) | 分光装置 | |
US20240264037A1 (en) | System and method of observing an optical device | |
KR100317140B1 (ko) | 파장분할다중 광통신에서 광신호의 파장과 광 세기와 광 신호대 잡음비를 측정하는 장치 | |
JP2002134765A (ja) | 分光受光器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20060414 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20060629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061201 |