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JP2001018932A - 開封機構を備えたデパレタイザ - Google Patents

開封機構を備えたデパレタイザ

Info

Publication number
JP2001018932A
JP2001018932A JP11187978A JP18797899A JP2001018932A JP 2001018932 A JP2001018932 A JP 2001018932A JP 11187978 A JP11187978 A JP 11187978A JP 18797899 A JP18797899 A JP 18797899A JP 2001018932 A JP2001018932 A JP 2001018932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
sealing tape
suction device
flaps
outer flap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11187978A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujibayashi
隆司 藤林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoto Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Kyoto Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoto Seisakusho Co Ltd filed Critical Kyoto Seisakusho Co Ltd
Priority to JP11187978A priority Critical patent/JP2001018932A/ja
Publication of JP2001018932A publication Critical patent/JP2001018932A/ja
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  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】二枚の外フラップa2,a2の突き合わせ部に
跨がる封緘用テープT1の長手方向に沿う箱の対向壁面を
押圧する一対の案内ローラと、前記封緘用テープT1を長
手方向に切断するカッターとからなる中央カット機構
と、前記外フラップa2,a2の同じ側の側縁部と箱の胴a
部分とに跨がる封緘用テープT2を長手方向に切断するカ
ッターと、この胴a部分を押圧するローラとからなる側
部カット機構とを備える。さらに、開封された後の箱の
胴a部分の一面に作用する吸着装置を配置する。 【効果】通い箱のように何回も使う箱の外フラップa2
a2部分に貼着されている封緘用テープT1と封緘用テープ
T2とを切断するに当って、外フラップa2や内フラップa1
を傷付けない。そして、開封後の箱を吸着装置で吸着保
持して安定した状態の下に移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二枚の内フラップ
の外側に二枚の外フラップを重ね合わせ、両外フラップ
の突き合わせ部に跨がって封緘用テープを、また、二枚
の外フラップの同じ側の側縁部と箱の胴部分とに跨がっ
て封緘用テープを貼着した方形状の箱を開封して収納物
品を取り出す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2(a) に示すように、ダンボール箱の
ような方形状の箱Aの底側と上側とにおいて、二枚の内
フラップa1,a1の外側に二枚の外フラップa2,a2を重ね
合わせ、両外フラップa2,a2の突き合わせ部に跨がって
封緘用テープT1を、また、二枚の外フラップa2,a2の同
じ側の側縁部と箱Aの胴b部分とに跨がって封緘用テー
プT2を貼着する封緘方式がある。この方式により封緘さ
れた箱Aを開封するに当っては、H状に貼着されている
封緘用テープT1,T2,T2をそれぞれ長手方向に切断して
二枚の外フラップa2,a2の固定を解く。
【0003】ところで、この方形状の箱Aが通い箱のよ
うに何回も使われていると、その間に内フラップa1や外
フラップa2が折目線b部分(図2(j) 参照)できわめて
折れ曲がりやすくなっていて箱Aを方形状にしたとき内
フラップa1や外フラップa2が方形状の胴aの内側に倒れ
込む場合が多く、また、箱Aの胴a部分がコーナーの稜
線c部分(図2(a) 参照)できわめて折れ曲がりやすく
なっている。従って、新しい箱の場合に比べて封緘用テ
ープT1,T2,T2の切断作業がきわめて厄介である。例え
ば、二枚の外フラップa2,a2の突き合わせ部分の真上か
らずれた位置を切断してしまったり、内フラップa1とそ
の外側に重ねられている外フラップa2との隙間を目掛け
てカッターを作用させることができず、内フラップa1
外フラップa2を傷付けてしまうことが多い。内フラップ
a1や外フラップa2を傷付けてしまうと、通い箱として用
をなさなくなるから、この事態は避けなければならな
い。
【0004】通い箱のように何回も使われているこの種
の箱においては、H状に貼着されている封緘用テープ
T1,T2,T2を切断してその箱を開封し、その中に収納さ
れている物品を取り出すに当って、封緘用テープT1,T2
の切断、開封後の外フラップの立ち上げ、度重なる使用
によって折れ曲がりやすくなっている箱の搬送処理、さ
らには、箱の折り畳み処理など、各工程時における箱の
取り扱いに様々な問題が起こっている。通い箱のように
何回も使われている箱を取り扱うに当って、本発明の第
一の目的は、封緘用テープT1,T2の切断作業時に起こる
上記事態を回避することであり、第二の目的は、開封後
の箱を自動的に物品から分離して安定した状態の下に移
動させることであり、第三の目的は、開封後における外
フラップa2を確実に立ち上げることであり、第四の目的
は、開封後において折目線b部分やコーナーの稜線c部
分できわめて折れ曲がりやすくなっている箱の折れ曲が
りを防止しながら箱を移動させることであり、第五の目
的は、その箱を確実に折り畳んで扁平にすることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
め、本発明では、二枚の内フラップa1,a1の外側に二枚
の外フラップa2,a2を重ね合わせ、両外フラップa2,a2
の突き合わせ部に跨がって封緘用テープT1を、また、二
枚の外フラップa2,a2の同じ側の側縁部と箱の胴a部分
とに跨がって封緘用テープT2を貼着した方形状の箱を開
封して収納物品Bを取り出すものにおいて、前記外フラ
ップa2,a2の突き合わせ部に跨がる封緘用テープT1の長
手方向に沿う箱の対向壁面を押圧する一対の案内ローラ
1,1と、両案内ローラ1,1間の中間位置にあって両
案内ローラ1,1のわずかな横移動に追従して横移動可
能な、封緘用テープT1を長手方向に切断するカッター2
とからなる中央カット機構と、前記外フラップa2,a2
同じ側の側縁部と箱の胴a部分とに跨がる封緘用テープ
T2を長手方向に切断するカッター4と、この胴a部分を
押圧するローラ5とからなる側部カット機構とを備えた
ものとする。
【0006】このデパレタイザを用いて開封作業を行う
と、二枚の外フラップa2,a2の突き合わせ部に跨がる封
緘用テープT1の切断に際しては、一対の案内ローラ1,
1でこの封緘用テープT1の長手方向に沿う箱の対向壁面
が押圧され、切断時の箱の左右方向の位置が定められ、
その位置設定に基いて両案内ローラ1,1の中間位置に
配置されるカッター2で二枚の外フラップa2,a2の突き
合わせ部の中央線上を切断することができる。従って、
封緘用テープT1を切断する際に、誤って外フラップa2
傷付けることを防止することができる。さらに、外フラ
ップa2,a2の同じ側の側縁部と箱の胴a部分とに跨がる
封緘用テープT2の切断に際しては、封緘用テープT2が跨
がっている胴a部分がローラ5で押圧され、それによっ
て折目線bの高さより落ち込んでいることが多い内フラ
ップa1や外フラップa2が押し上げられ、その姿勢が正さ
れた状態の下で封緘用テープT2に向けてカッター4を作
用させることができる。従って、封緘用テープT2を切断
する際に、誤って内フラップa1や外フラップa2を傷付け
ることを防止することができる。
【0007】一方、第二の目的を達成するために、本発
明では、二枚の内フラップa1,a1の外側に二枚の外フラ
ップa2,a2を重ね合わせ、両外フラップa2,a2の突き合
わせ部に跨がって封緘用テープT1を、また、二枚の外フ
ラップa2,a2の同じ側の側縁部と箱の胴a部分とに跨が
って封緘用テープT2を貼着した方形状の箱を開封して収
納物品Bを取り出すものにおいて、前記外フラップa2
a2の突き合わせ部に跨がる封緘用テープT1の長手方向に
沿う箱の対向壁面を押圧する一対の案内ローラ1,1
と、両案内ローラ1,1間の中間位置にあって両案内ロ
ーラ1,1の横移動に追従して横移動可能な、封緘用テ
ープT1を長手方向に切断するカッター2とからなる中央
カット機構と、前記外フラップa2,a2の同じ側の側縁部
と箱の胴a部分とに跨がる封緘用テープT2を長手方向に
切断するカッター4と、この胴a部分を押圧するローラ
5とからなる側部カット機構とを備え、さらに、開封後
の箱の底側から収納物品Bを支受する受板8と、この受
板8の側方にあって前記箱の胴a部分の一面に作用しな
がら上下方向に移動可能な吸着装置10とを備えたものと
する。
【0008】このデパレタイザを用いて開封作業を行う
と、上述の開封作業を経て開封された後の箱内の物品B
を前記受板8で支受しながら、前記吸着装置10で箱の胴
a部分の一面を吸着保持して箱のみを一旦引き下げるこ
とができる。この動作により、受板8で支受されている
物品Bで上側の二枚の内フラップa1,a1が自動的に立ち
上げられる。次いで、箱の胴a部分を吸着保持している
吸着装置10を上昇させると、収納物品Bの四周を覆って
いる箱のみを抜き取って物品Bと分離することができ、
それを安定した状態の下に移動させることができる。な
お、箱から分離せしめられた物品Bはコンベヤなどの搬
送装置により別の工程へと搬送される。
【0009】なお、上記のそれぞれの場合において、前
記中央カット機構を図3に示すように箱の底側と上側と
に対称的に、また、側部カット機構を図4に示すように
箱の底側と上側のそれぞれ両側に対称的に配置しておけ
ば、それぞれの位置において封緘用テープT1の切断と封
緘用テープT2の切断を行うことができる。
【0010】ところで、上記のそれぞれの場合におい
て、中央カット機構の一部として、封緘用テープT1の長
手方向に対して直交する方向に配置されていて前記両案
内ローラ1,1に関連するバネ1e,1eを有することが好
ましい。このバネ1eが備えられていると、このバネ1eで
左右一対の案内ローラ1,1の位置を調整し、二枚の外
フラップa2,a2の突き合わせ部の中央線上にカッター2
を確実に位置させることができる。従って、封緘用テー
プT1を切断する際に、誤って外フラップa2を傷付けるこ
とを完全に防止することができる。
【0011】また、上記のそれぞれの場合において、側
部カット機構の一部として、封緘用テープT1と封緘用テ
ープT2カット後の二枚の外フラップa2,a2に作用してそ
れらをわずかに拡げる吸着装置6と、この吸着装置6に
よってわずかに拡げられた二枚の外フラップa2,a2と内
フラップa1との隙間に差し込まれる立ち上げ部材7を有
するものとすることが好ましい。この場合には、前記吸
着装置6で封緘用テープT1と封緘用テープT2カット後の
二枚の外フラップa2,a2をわずかに持ち上げ、この吸着
装置6によってわずかに拡げられた二枚の外フラップ
a2,a2と内フラップa1との隙間に立ち上げ部材7を差し
込むことができる。従って、この立ち上げ部材7で開封
後における二枚の外フラップa2を確実に立ち上げること
ができる。吸着装置6は二枚の外フラップa2,a2に同時
に作用するものであってもよいし、二枚の外フラップ
a2,a2の一枚づつに別個に作用するものであってもよ
い。
【0012】なお、吸着装置6と立ち上げ部材7とを箱
Aの底側と上側とにそれぞれ対称的に配置しておけば、
それぞれの位置において二枚の外フラップa2,a2を立ち
上げることができる。立ち上げ部材7の先端部は図6に
詳示するように先細り状にしておくのが好ましい。ま
た、立ち上げ部材7は二枚の外フラップa2,a2の両方に
同時に作用するような幅にしておくことが好ましく、図
6に示すような形状にするのが最も好ましい。
【0013】また、本発明の第四の目的を達成するた
め、本発明では、吸着装置10の垂直方向の動きにより、
収納物品Bの四周を覆っている状態から抜き取られた箱
の胴部分のうち前記吸着装置10で吸着保持されている面
に隣接する面に作用し、この箱の全体形状を平面菱形に
変形させる作動部材11を配置する。このデパレタイザを
用いて開封作業を行うと、この箱の胴a部分のうち前記
吸着装置10で吸着保持されている面に隣接する面を作動
部材11で押し、その全体形状を平面菱形に変形させるこ
とができ、この形のままで移動させることができる。こ
れにより、折目線b部分できわめて折れ曲がりやすくな
っていて箱Aを方形状にしたとき方形状の胴aの内側に
倒れ込む場合が多い内フラップa1や外フラップa2の折目
線bからの折れ曲がりや、コーナーの稜線c部分できわ
めて折れ曲がりやすくなっている箱の折れ曲がりを防止
することができる。
【0014】また、第五の目的を達成するため、本発明
では、前記吸着装置10に対応させて別の吸着装置12を水
平方向に移動可能に配置し、その側方にこの吸着装置12
で保持されている箱の胴部分のうちその面に隣接する面
に作用する折り畳み部材13を配置する。この吸着装置12
は、前記吸着装置10で吸着保持されている平面菱形の箱
側に移動してこれと同じ面を吸着保持するもので、この
吸着装置12を平面菱形の箱側に移動させることにより前
記吸着装置10で吸着保持されていた平面菱形の箱を吸着
装置12に受渡すことができる。そして、この吸着装置12
を逆方向に移動させることにより、この箱を次工程側へ
移動させることができ、その途中で折り畳み部材13を作
動させることにより、吸着装置12に受け渡された平面菱
形の箱を折り畳んで扁平にすることができる。なお、扁
平に折り畳まれた箱はそのまま吸着装置12で次工程へと
移動させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の最も好ましい実施の形態
を、図面に基いて詳細に説明する。図1に、本発明によ
るデパレタイザの全工程の概要を分解して示す。図1に
おけるP1は、二枚の内フラップa1,a1の外側に二枚の外
フラップa2,a2を重ね合わせ、両外フラップa2,a2の突
き合わせ部に跨がって封緘用テープT1を、また、二枚の
外フラップa2,a2の対向する両側縁部と箱Aの胴a部分
とに跨がって封緘用テープT2,T2を貼着した方形状の箱
Aを、コンベヤC1に載せられた一枚のパレットp上に一
段に6個、それを3段積み重ねた状態で供給するポジシ
ョンである。ここに供給された複数の箱AはコンベヤC1
の走行によりパレットpに載せられて前進し、その途中
のポジションP2においてパレットpが90度回転せしめら
れ、次のポジションP3においてパレットpに積み重ねら
れている複数の箱Aのみが取り出される。
【0016】そして、それらが1つづつ別のコンベヤC2
に載せられて搬送せしめられ、ポジションP4で二枚の外
フラップa2,a2の突き合わせ部に跨がる封緘用テープT1
が切断され、また、ポジションP5で二枚の外フラップ
a2,a2の対向する両側縁部と箱Aの胴a部分とに跨がる
封緘用テープT2,T2が切断される。その後、ポジション
P6で封緘用テープT1と封緘用テープT2,T2カット後の箱
Aの底側と上側の二枚の外フラップa2,a2がそれぞれ立
ち上げられる。底側と上側の二枚の外フラップa2,a2
それぞれ立ち上げられた箱A1はポジションP7まで搬送さ
れ、収納物品Bの周囲を覆っている箱A1のみを一旦引き
下げる。この動作により、受板8で支受されている物品
Bで上側の二枚の内フラップa1,a1が図1のポジション
P8においてA2で示すように自動的に立ち上げられる。次
いで、吸着装置などで吸着保持してこの箱A2のみを上昇
させると、物品Bの周囲を覆っていた箱A2のみを抜き取
ることができ、その箱A2を移動させることができる。な
お、箱A2から分離せしめられた物品BはコンベヤC3によ
り別の工程(例えば、物品集積部)へと搬送される。
【0017】物品Bの四周を覆った状態から抜き取られ
た箱A2はポジションP9まで上昇せしめられ、その位置で
箱A2の全体形状を平面菱形に変形させる。これにより、
折目線b部分やコーナーの稜線c部分できわめて折れ曲
がりやすくなっている箱A3の折れ曲がりを防止すること
ができる。そして、この箱A3は平面菱形のまま移動せし
められ、ポジションP10 で扁平に折り畳まれ、ポジショ
ンP11 においてA4で示すように水平状に倒されて別のパ
レットp'に積み重ねられて機外へ取り出される。
【0018】この一連の工程を経ることにより、次々と
送り込まれて来た箱Aを開封して中身を次々と取り出
し、その周囲を覆っていた箱は折れ曲がりにくい形で次
々と移動させ、最終的に扁平に折り畳んで別のパレット
p'に積み重ねて機外へ取り出すことができる。ポジショ
ンP3において空となったパレットpは、ポジションP0
次々と積み重ねられ、ポジションP1の手前に戻される。
また、箱から取り出されてコンベヤC3により運ばれて来
た物品Bは、ポジションP12 においてさらに別のパレッ
トp"に積み重ねられて次の工程へと送られる。なお、図
1に示す場合においては、封緘された箱Aをパレットp
から取り出す作業と、箱から取り出された後の物品Bを
パレットp"へ積載する作業とを、一つのヘッドDに真横
に並べて取り付けられている吸引装置d1とチャック装置
d2とに別個に行わせるようにしてある。すなわち、一つ
のヘッドDに対して図1の向こう側にある吸引装置d1
手前側にあるチャック装置d2は、ヘッドDとともに同じ
ように動く。このようにすると、吸引装置d1とチャック
装置d2とを作動させる装置が一つで済み、機構を簡略化
することができる。
【0019】次に、ポジションP4以降での工程の詳細
を、その部分の機構とともに詳しく説明する。 (ポジションP4の工程とその部分の機構、図3参照)ポ
ジションP4では、二枚の外フラップa2,a2の突き合わせ
部に跨がる封緘用テープT1が長手方向に切断される。ポ
ジションP4には、二枚の外フラップa2,a2の突き合わせ
部に跨がる封緘用テープT1の長手方向に沿う箱Aの対向
壁面を押圧する一対の案内ローラ1,1と、両案内ロー
ラ1,1間の中間位置にあって両案内ローラ1,1のわ
ずかな横移動に追従して横移動可能な、封緘用テープT1
を長手方向に切断するカッター2とからなる中央カット
機構が配置されている。より具体的には、上下の機枠1
a,1aから下方及び上方に延び出させた左右一対の腕1
b,1bの内側先端に、上下ともそれぞれ案内ローラ1,
1が取り付けられている。そして、両案内ローラ1,1
間に跨がる横部材1c,1cからカッター2が両案内ローラ
1,1の中間位置に来るごとく下方及び上方に延び出さ
せて取り付けられている。二枚の外フラップa2,a2の突
き合わせ部に跨がる封緘用テープT1の切断に際しては、
一対の案内ローラ1,1でこの封緘用テープT1の長手方
向に沿う箱Aの対向壁面が押圧され、切断時の箱Aの左
右方向の位置が定められ、その位置設定に基いて両案内
ローラ1,1の中間位置に配置されるカッター2で二枚
の外フラップa2,a2の突き合わせ部の中央線上を切断す
ることができる。なお、このカッター2で封緘用テープ
T1が長手方向に切断された状態を図2(b)に示す。
【0020】左右一対の腕1b,1bの基端とその内方にあ
って前記機枠1aから突出させてある部材1d,1dとの間
に、それぞれ押圧バネ1e,1eが配置されている。このバ
ネ1e,1eで左右一対の案内ローラ1,1の位置を調整
し、二枚の外フラップa2,a2の突き合わせ部の中央線上
にカッター2を確実に位置させることができる。従っ
て、封緘用テープT1を切断する際に、誤って外フラップ
a2を傷付けることを完全に防止することができる。な
お、図3に示すように、箱Aは底側の二枚の外フラップ
a2,a2を支受する受板3,3に載せてこの作業を行うと
よい。
【0021】(ポジションP5の工程とその部分の機構、
図4参照)ポジションP5では、外フラップa2,a2の両側
縁部と箱Aの胴a部分とに跨がる封緘用テープT2,T2
長手方向に切断される。ポジションP5には、この封緘用
テープT2,T2を長手方向に切断するカッター4,4と、
この胴a部分を押圧する一対のローラ5,5とからなる
側部カット機構が備えられている。カッター4,4は、
図4において左右一対であり、それらが上下対称的に備
えられている。外フラップa2,a2の両側縁部と箱Aの胴
a部分とに跨がる二本の封緘用テープT2,T2を切断する
に際しては、一対のローラ5,5で封緘用テープT2,T2
が跨がっている胴a部分が図4に示すように押圧され、
それによって折目線bの高さより落ち込んでいることが
多い内フラップa1や外フラップa2が押し上げられ、その
姿勢が正された状態の下で封緘用テープT2,T2に向けて
カッター4,4を作用させることができる。従って、封
緘用テープT2,T2を切断する際に、誤って内フラップa1
や外フラップa2を傷付けることを防止することができ
る。なお、このカッター4,4で封緘用テープT2,T2
長手方向に切断された状態を図2(c) に示す。
【0022】(ポジションP6の工程とその部分の機構、
図5,図6参照)ポジションP6では、封緘用テープT1
封緘用テープT2,T2カット後の二枚の外フラップa2,a2
を、すなわち、開封後の二枚の外フラップa2,a2を確実
に立ち上がらせることができる。ポジションP6には、開
封後の二枚の外フラップa2,a2に作用してそれらをわず
かに拡げる二つの吸着装置6,6と、両吸着装置6,6
によってわずかに拡げられた二枚の外フラップa2,a2
一枚の内フラップa1との隙間に差し込まれる立ち上げ部
材7とが備えられている。より具体的には、両吸着装置
6,6はシリンダー6aによりいずれも上下動させ得るよ
うになっており、また、一つの立ち上げ部材7はシリン
ダー7aにより図5の矢印方向に作動させ得るようになっ
ている。なお、図5には、箱Aの底側の場合のみを、し
かも、吸着装置6については、図5の手前側のもののみ
を図示し、上側のものはすべて省略してある。上側に
は、図5の下側に示す機構と同じものを上下対称的に設
ける。箱Aの底側における動作について説明すると、ま
ず、シリンダー6a,6aを作動させて吸着装置6,6で開
封後の二枚の外フラップa2,a2を吸着保持し、それらを
わずかに拡げる。そして、シリンダー7aを作動させて一
つの立ち上げ部材7を図5の矢印方向に移動させる。す
ると、前記吸着装置6,6によってわずかに拡げられた
二枚の外フラップa2,a2と一枚の内フラップa1との隙間
に一つの立ち上げ部材7を差し込むことができる。従っ
て、この立ち上げ部材7で開封後における二枚の外フラ
ップa2,a2を確実に立ち上げることができる。二つの吸
着装置6,6と一つの立ち上げ部材7とを箱Aの底側と
上側とにそれぞれ対称的に配置しておけば、それぞれの
位置において二枚の外フラップa2,a2を立ち上げること
ができる。立ち上げ部材7の先端部は、図6に示すよう
に、先細り状にしておくのが好ましい。また、立ち上げ
部材7は二枚の外フラップa2,a2の両方に同時に作用す
るような幅にしておくことが好ましく、図6に示すよう
な形状にするのが最も好ましい。図示はしないが、この
作業は箱Aの胴a部分を外側から保持する形で行うのが
よい。なお、箱Aの底側と上側の二枚の外フラップa2
a2がそれぞれ立ち上げられた状態を図2(d) に示す。
【0023】(ポジションP7の工程とその部分の機構、
図7参照)ポジションP6で底側と上側の二枚の外フラッ
プa2,a2がそれぞれ立ち上げられた箱A1は、次の工程で
あるポジションP7に送られる。ポジションP7では、図7
に示すように、この箱A1に収納されている物品Bのうち
底側にある二枚の内フラップa1,a1間に臨む部分を支受
する受板8と、その側方(図7の左右)にあって前記二
枚の内フラップa1,a1を含む部分を支受する補助板9,
9とで支受されるようにするのがよい。そして、二枚の
補助板9,9は受板8に対して下方に倒れるものとす
る。図7に示す場合には、シリンダー9aの作動により二
枚の補助板9,9がリンク機構9b,9bを介して受板8側
のそれぞれの軸8a,8aを中心として下方に倒れるように
なっている。二枚の補助板9,9が図7の実線の位置か
ら矢印方向に倒れると、今までそれらに支受されていた
二枚の内フラップa1,a1は水平状態から垂れ下がった状
態となる。なお、二枚の内フラップa1,a1が垂れ下がっ
た状態を図2(e) に示す。
【0024】(ポジションP8、P9の工程とその部分の機
構、図8,図9参照)この状態の下に、箱箱A1の胴a部
分に吸引装置などを作用させてそれを吸着保持し、収納
物品Bの四周を覆っている箱A1のみを一旦引き下げる。
すると、受板8で支受されている物品Bで上側の二枚の
内フラップa1,a1が図1のポジションP8においてA2で示
すように自動的に立ち上げられる。なお、上側の二枚の
内フラップa1,a1が収納物品Bで立ち上げられた状態を
図2(f) に示す。
【0025】次いで、吸着装置などで吸着保持してこの
箱A1のみを上昇させると、物品Bの四周を覆っていた箱
A2のみを抜き取ることができ、その箱A2を自由に移動さ
せることができる。なお、箱A2のみが抜き取られ、物品
Bと分離した状態を図2(g) に示す。箱A2から分離せし
められた物品Bは図1に示すように、コンベヤC3により
別の工程(例えば、物品集積部)へと搬送される。
【0026】このように、収納物品Bの四周を覆ってい
る箱A1を引き下げたり、上昇させるには、上下動可能で
あって箱A1の胴a部分に作用する吸着装置10を利用する
のがベストである。例えば、図8の左側に示すように、
タワー10a の支柱に沿って上下動させ得る昇降台10b に
吸着装置10を備えておき、モータ10c の駆動により上下
方向に走行する帯状体10d と前記昇降台10b とを連結す
ることによって、吸着装置10を上下動させることができ
る。なお、図8に示す吸着装置10は上下一対の昇降台 1
0b,10b にそれぞれ二つ備えられていて合計四つで一組
であり、この一組の吸着装置10,10で一つの箱A1の胴a
部分の同じ面の4箇所を同時に吸着保持することができ
る。この一組の吸着装置10,10は図9において図面符号
10e で示すシリンダーにより、吸着保持すべき箱A1に接
したり、それから離れたりする。
【0027】上下一対の前記昇降台 10b,10b には、前
記吸着装置10,10の垂直方向の動きにより、収納物品B
の四周を覆っていた状態から抜き取られた箱A2の胴部分
のうち前記吸着装置10,10で吸着保持されている面に隣
接する面に作用し、この箱A2の全体形状を平面菱形に変
形させる作動部材11が配置されている。例えば、図9に
示すように、この作動部材11をシリンダー11a のロッド
の先端に取り付けておき、このシリンダー11a を昇降台
10b,10b に対して平面的に回動させ得る腕11b で保持
しておくとよい。図9の実線の状態から同図鎖線で示す
ように腕11b を回動させると、作動部材11も同図鎖線の
位置に来る。この瞬間、シリンダー11a を作動させる
と、作動部材11を図9の矢印方向に作動させることがで
き、それによって方形状であった箱A2の全体形状を平面
菱形に変形させることができる。これにより、折目線b
部分できわめて折れ曲がりやすくなっていて箱Aを方形
状にしたとき方形状の胴aの内側に倒れ込む場合が多い
内フラップa1や外フラップa2の折目線bからの折れ曲が
りや、コーナーの稜線c部分できわめて折れ曲がりやす
くなっている箱の折れ曲がりを防止することができる。
図9に示す場合にあっては、腕11b に別の吸着装置10'
が備えられており、前記吸着装置10で吸着保持されてい
る方形状の箱A1の別の胴a部分を、すなわち、前記吸着
装置10で吸着保持されている面に隣接する部分を、この
吸着装置10' で同時に吸着保持するようにしてある。そ
して、この状態から作動部材11を図9の矢印方向に作動
させ得るようになっており、それにより、方形状であっ
た箱A2の全体形状を平面菱形に変形させることができ
る。なお、箱A3が平面菱形に変形せしめられた状態を図
2(h) に示す。
【0028】(ポジションP10 の工程とその部分の機
構、図8,図10参照)ポジションP9で平面菱形に変形せ
しめられた箱A3は、次工程である別の位置(ポジション
P10 )へと移動させる。そのために、図8に示すよう
に、前記吸着装置10に対応させて別の吸着装置12を水平
方向に移動可能に配置する。この吸着装置12は図10に示
すようにポジションP9にあるタワー10a の側方に配置さ
れていて、タワー10a に対しで図8の左右方向に移動さ
せることができるものである。例えば、図8の左右方向
にスライドさせ得る基台12a に吸着装置12を配置してお
き、モータ12b により走行するチェン12c の走行ととも
にこの基台12aを図示してないガイドレールに沿って図
8の左右方向にスライドするようにしておけばよい。こ
の基台12a が図8の左側にスライドすると、ポジション
P9において前記吸着装置10,10で吸着保持されている平
面菱形の箱A3をこの吸着装置12,12で吸着保持してこの
吸着装置12に受渡すことができる。そして、基台12a を
下の位置に戻すと、吸着装置12,12で吸着保持されてい
るこの箱A3をポジションP10 へと移動させることができ
る。図8に示す吸着装置12も吸着装置10の場合と同じよ
うに、四つで一組であり、この一組の吸着装置12,12で
一つの箱A3の胴a部分を吸着保持することができる。ま
た、この一組の吸着装置12,12も図10において図面符号
12d で示すシリンダーにより、吸着保持すべき箱A3に接
したり、それから離れたりする。
【0029】前記基台12a には図8及び図10に示すよう
に、折り畳み部材13が一組の吸着装置10,10の側方に来
るように、かつ、基台12a に対して平面的に回動させ得
るように配置されている。この折り畳み部材13は一組の
吸着装置12,12で保持されている箱A3の胴a部分のうち
吸着装置12,12で吸着保持されている面に隣接する面に
作用するものである。この折り畳み部材13を図10の実線
の位置から矢印で示すように作動させることにより、吸
着装置12,12に受け渡された平面菱形の箱A3を自動的に
折り畳んで扁平にすることができる。なお、扁平に折り
畳まれた状態を図2(i) に示す。
【0030】(ポジションP11 の工程とその部分の機
構、図8参照)前記折り畳み部材13により扁平に折り畳
まれた箱A4は、一組の吸着装置12,12により垂直方向に
吸着保持されている。そして、これを水平状に倒すと図
1のA5で示すように寝かせることができ、この状態でパ
レットp'に積み重ねることができる。そして、パレット
p'とともに機外へ取り出すことができる。この作業を自
動的に行うためには、立っている前記基台12a を水平状
に倒すことができるようにしておけばよい。例えば、図
8に示すように、基台12a の基部が軸12e を中心として
回動するようにしておけば、立っている基台12a が水平
状に倒れるから、この基台12a に備えられている一組の
吸着装置12,12で吸着保持されている扁平状の箱A4を図
1のA5で示すように寝かせることができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載のデパレタイザを用いて開
封作業を行うと、封緘用テープT1を切断する際誤って外
フラップa2を傷付けたり、封緘用テープT2を切断する際
誤って内フラップa1や外フラップa2を傷付けることを防
止することができるという利点がある。
【0032】請求項2記載のデパレタイザを用いて開封
作業を行うと、上記利点を有するのに加えて、開封され
た後の箱内の収納物品Bの四周を覆っている箱のみを能
率よく抜き取って物品Bと分離することができ、それを
安定した状態の下に移動させることができるという利点
がある。
【0033】請求項3記載のデパレタイザを用いて開封
作業を行うと、封緘用テープT1を切断する際誤って外フ
ラップa2を傷付けることを完全に防止することができる
という利点がある。
【0034】請求項4記載のデパレタイザを用いた場合
には、開封後における外フラップa2を確実に立ち上げる
ことができるという利点がある。
【0035】請求項5記載のデパレタイザを用いた場合
には、開封後において折目線b部分できわめて折れ曲が
りやすくなっていて箱Aを方形状にしたとき方形状の胴
aの内側に倒れ込む場合が多い内フラップa1や外フラッ
プa2の折目線bからの折れ曲がりや、コーナーの稜線c
部分できわめて折れ曲がりやすくなっている箱の折れ曲
がりを防止しながら箱を移動させることができるという
利点がある。
【0036】請求項6記載のデパレタイザを用いた場合
には、箱の胴a部分を吸着保持した安定状態の下で、平
面菱形の箱を自動的に折り畳んで扁平にすることがで
き、それを次工程へと移動させることができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデパレタイザの全工程の概要を例
示する工程分解図である。
【図2】封緘テープで封緘された箱の開封工程を例示す
る工程分解図である。
【図3】二枚の外フラップの突き合わせ部に跨がる封緘
用テープを切断する中央カット機構を示す概略図であ
る。
【図4】二枚の外フラップの対向する両側縁部と箱の胴
部分とに跨がる封緘用テープを切断する側部カット機構
を示す概略図である。
【図5】開封後における外フラップの立ち上げ機構の一
例を示す概略図である。
【図6】図5に示す立ち上げ機構の底面図で、処理すべ
き箱も合わせて示す。
【図7】外フラップが立ち上げられた後の箱が受板で支
えられている状態を示す概略図である。
【図8】開封後の方形状の箱を上下動させる機構、その
箱を平面菱形に変形させる機構、平面菱形に変形せしめ
られた箱を取り出す機構、その箱を扁平に折り畳む機構
及び扁平に折り畳まれた箱を水平状に倒す機構を合わせ
て示す概略立面図である。
【図9】図8に示す機構のうち、箱を平面菱形に変形さ
せる機構のみを示す概略平面図である。
【図10】図8に示す機構のうち、平面菱形に変形せし
められた箱を取り出す機構とその箱を扁平に折り畳む機
構とを示す概略平面図である。
【符号の説明】
1…案内ローラ、1e…バネ、2…カッター、4…カッタ
ー、5…ローラ、6…吸着装置、7…立ち上げ部材、10
…吸着装置、11…作動部材、12…吸着装置、13…折り畳
み部材、A,A1〜A5…箱、a…胴、a1…内フラップ、a2
…外フラップ、b…折目線部分、c…コーナーの稜線部
分、T1,T2…封緘用テープ、B…物品、p,p'…パレッ
ト。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の内フラップa1,a1の外側に二枚の外
    フラップa2,a2を重ね合わせ、両外フラップa2,a2の突
    き合わせ部に跨がって封緘用テープT1を、また、二枚の
    外フラップa2,a2の同じ側の側縁部と箱の胴a部分とに
    跨がって封緘用テープT2を貼着した方形状の箱Aを開封
    して収納物品Bを取り出すものにおいて、前記外フラッ
    プa2,a2の突き合わせ部に跨がる封緘用テープT1の長手
    方向に沿う箱の対向壁面を押圧する一対の案内ローラ
    1,1と、両案内ローラ1,1間の中間位置にあって両
    案内ローラ1,1のわずかな横移動に追従して横移動可
    能な、封緘用テープT1を長手方向に切断するカッター2
    とからなる中央カット機構と、前記外フラップa2,a2
    同じ側の側縁部と箱の胴a部分とに跨がる封緘用テープ
    T2を長手方向に切断するカッター4と、この胴a部分を
    押圧するローラ5とからなる側部カット機構とを備えた
    ことを特徴とする開封機構を備えたデパレタイザ。
  2. 【請求項2】二枚の内フラップa1,a1の外側に二枚の外
    フラップa2,a2を重ね合わせ、両外フラップa2,a2の突
    き合わせ部に跨がって封緘用テープT1を、また、二枚の
    外フラップa2,a2の同じ側の側縁部と箱の胴a部分とに
    跨がって封緘用テープT2を貼着した方形状の箱を開封し
    て収納物品Bを取り出すものにおいて、前記外フラップ
    a2,a2の突き合わせ部に跨がる封緘用テープT1の長手方
    向に沿う箱の対向壁面を押圧する一対の案内ローラ1,
    1と、両案内ローラ1,1間の中間位置にあって両案内
    ローラ1,1の横移動に追従して横移動可能な、封緘用
    テープT1を長手方向に切断するカッター2とからなる中
    央カット機構と、前記外フラップa2,a2の同じ側の側縁
    部と箱の胴a部分とに跨がる封緘用テープT2を長手方向
    に切断するカッター4と、この胴a部分を押圧するロー
    ラ5とからなる側部カット機構とを備え、さらに、開封
    後の箱の底側から収納物品Bを支受する受板8と、この
    受板8の側方にあって前記箱の胴a部分の一面に作用し
    ながら上下方向に移動可能な吸着装置10とを備えたこと
    を特徴とする開封機構を備えたデパレタイザ。
  3. 【請求項3】中央カット機構には、封緘用テープT1の長
    手方向に対して直交する方向に配置されていて前記両案
    内ローラ1,1に関連するバネ1e,1eを含むことを特徴
    とする請求項1又は2記載の開封機構を備えたデパレタ
    イザ。
  4. 【請求項4】側部カット機構には、封緘用テープT1と封
    緘用テープT2カット後の二枚の外フラップa2,a2に作用
    してそれらをわずかに拡げる吸着装置6と、この吸着装
    置6によってわずかに拡げられた二枚の外フラップa2
    a2と内フラップa1との隙間に差し込まれる立ち上げ部材
    7を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の開封機
    構を備えたデパレタイザ。
  5. 【請求項5】吸着装置10の垂直方向の動きにより、収納
    物品Bの四周を覆っている状態から抜き取られた箱の胴
    部分のうち前記吸着装置10で吸着保持されている面に隣
    接する面に作用し、この箱の全体形状を平面菱形に変形
    させる作動部材11を配置したことを特徴とする請求項2
    記載の開封機構を備えたデパレタイザ。
  6. 【請求項6】吸着装置10に対応させて別の吸着装置12を
    水平方向に移動可能に配置し、その側方に前記吸着装置
    12で保持されている箱の胴部分のうちその面に隣接する
    面に作用する折り畳み部材13を配置したことを特徴とす
    る請求項2記載の開封機構を備えたデパレタイザ。
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