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JP2001017775A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JP2001017775A
JP2001017775A JP11191976A JP19197699A JP2001017775A JP 2001017775 A JP2001017775 A JP 2001017775A JP 11191976 A JP11191976 A JP 11191976A JP 19197699 A JP19197699 A JP 19197699A JP 2001017775 A JP2001017775 A JP 2001017775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
washing
hardness
detergent
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP11191976A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nishiwaki
智 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11191976A priority Critical patent/JP2001017775A/ja
Publication of JP2001017775A publication Critical patent/JP2001017775A/ja
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者に負担をかけることなく、洗濯に使用
する水の硬度に合った量の洗剤を使用しての洗濯を可能
ならしめ得るようにする。 【解決手段】 洗濯すべき洗濯物の量を判定する(S
3)と共に、その洗濯物の洗濯に使用する水の硬度を認
識し(S6)、その洗濯物量の判定結果、並びに水硬度
の認識結果から、洗濯物の洗濯に使用すべき洗剤の量を
判定すること(S7)により、洗濯物の量と、洗濯に使
用する水の硬度とに合った量の洗剤を使用しての洗濯
が、使用者に負担をかけることなくできるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は適正量の洗剤を使用
して洗濯するための改良をした洗濯機に関する。
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、洗濯に洗
剤を使用するのが普通であり、その洗剤は、洗濯に使用
する水の硬度が高い場合には、白粉状の金属石鹸を多く
生じて、洗浄力の低下を来たしていた。これは、水の硬
度が高い場合、水に含まれるカルシウムイオン、マグネ
シウムイオンが多くて、これらが洗剤の主成分である界
面活性剤と結合して金属石鹸を生成し、その結果、界面
活性剤が不足するようになるからである。
【0002】この場合、洗剤には、界面活性剤のほか
に、酵素、並びにビルダー成分が含まれており、このビ
ルダー成分は、上述の水に含まれるカルシウムイオン、
マグネシウムイオンと結合して、これらが界面活性剤と
結合するのを阻止する機能を有している。
【0003】従って、水の硬度が高い場合に、金属石鹸
を多く生じて洗浄力が低下するのは、洗剤の量が少なく
て、ビルダー成分の絶対量が少ないからであり、洗剤の
使用量を増やせば、ビルダー成分の絶対量が多くなっ
て、水に含まれるカルシウムイオン、マグネシウムイオ
ンと多く結合し、その結果、界面活性剤が多く残って、
洗浄力が増す。
【0004】そこで、従来は、使用者が水の硬度を判断
し、水の硬度が高い場合には、使用者が洗剤の使用量を
増して投入することを勧めていた。一方、水に含まれる
カルシウムイオン、マグネシウムイオンは、イオン交換
樹脂を用いることにより取り去ることができる。そこ
で、このイオン交換樹脂を具えたものも供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のもののう
ち、前者では、使用者が水の硬度を判断して、使用する
洗剤の量を決定しなければならず、使用者にとって負担
のかかるものであった。一方、後者では、イオン交換樹
脂を毎回の洗濯において再生させる必要があり、そのた
めに使用者が塩を投入する必要があって、これも使用者
にとって負担のかかるものであった。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、使用者に負担をかけること
なく、洗濯に使用する水の硬度に合った量の洗剤を使用
しての洗濯を可能ならしめ得る洗濯機を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機においては、洗濯すべき洗濯物の量
を判定する洗濯物量判定手段と、前記洗濯物の洗濯に使
用する水の硬度を認識する水硬度認識手段とを具えると
共に、その洗濯物量の判定結果、並びに水硬度の認識結
果から、前記洗濯物の洗濯に使用すべき洗剤の量を判定
する洗剤量判定手段を具えて成ることを特徴とする(請
求項1の発明)。
【0008】このものによれば、洗濯すべき洗濯物の判
定量と、その洗濯物の洗濯に使用する水の認識硬度とか
ら、その洗濯に使用すべき洗剤の量が判定され、もっ
て、洗濯物の量と、洗濯に使用する水の硬度とに合った
量の洗剤を使用しての洗濯が、使用者に負担をかけるこ
となく可能となる。
【0009】この場合、水硬度認識手段は、洗濯物の洗
濯に使用する水の導電度を導電度測定手段により測定す
る結果から、水の硬度を判定し認識するものであると良
い(請求項2の発明)。水の硬度と水の導電度とは比例
関係にあるものであり、従って、洗濯物の洗濯に使用す
る水の導電度を導電度測定手段により測定し、その結果
から水の硬度を判定し認識することにより、水硬度の認
識が的確にでき、ひいては洗濯に使用すべき洗剤の量の
判定が正確にできる。
【0010】上記導電度測定手段は、洗濯槽内に給水す
る給水装置部分に設け、この導電度測定手段による水の
導電度の測定を、洗い、すすぎとある行程のうちの、洗
い行程の給水時に行うと良い(請求項3の発明)。この
ものでは、洗濯に使用する水の導電度の測定を、汚れを
含まない水に対して行うことができ、よって、水硬度の
認識、更には洗濯に使用すべき洗剤の量の判定が正確に
できる。
【0011】導電度測定手段は、洗濯槽の底部部分に設
け、この導電度測定手段による水の導電度の測定を、洗
い、すすぎとある行程のうちの、すすぎ行程中に行って
も良い(請求項4の発明)。このものでは、洗濯に使用
する水の導電度の測定を、濁りを取り去った水に対して
行うことができ、よって、水硬度の認識、更には洗濯に
使用すべき洗剤の量の判定が正確にできる。
【0012】水硬度認識手段は、電源コンセントへの接
続後、最初の運転時での水の導電度の測定の結果から、
水の硬度を判定し認識すると良い(請求項5の発明)。
このものでは、導電度測定手段に水中の不純物や洗剤成
分が付着する前の段階での水の導電度の測定結果から、
水硬度の認識ができ、よって、水硬度の認識、更には、
洗濯に使用すべき洗剤の量の判定が正確にできる。
【0013】水硬度認識手段は、使用者の所定の操作に
基づく水の導電度の測定の結果から、水の硬度を判定し
認識しても良い(請求項6の発明)。このものでは、使
用者の意思で水の導電度を測定し、それによって、水硬
度の認識、更には、洗濯に使用すべき洗剤の量の判定が
できる。
【0014】更に、水硬度認識手段は、使用者の所定の
操作による硬度データの入力から、水の硬度を認識して
も良い(請求項7の発明)。このものでは、導電度測定
手段など要することなく水硬度の認識ができ、それによ
って、洗濯に使用すべき洗剤の量の判定ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図9を参照して説明する。まず、図2に
は、洗濯機、中でも全自動式の脱水兼用洗濯機の全体構
成を示しており、外箱1の内部に外槽2を、複数本(1
本のみ図示)の吊り棒3を主体とする弾性支持機構4に
より支持して配設している。外槽2の内部には内槽5を
配設しており、この内槽5は、外槽2と共に洗濯槽とし
て機能するものであり、又、単独では脱水槽としても機
能するもので、上端部に脱水孔6を有し、これにより若
干内側に内バスケット7を設けると共に、例えば液体封
入形の回転バランサ8を設けている。
【0016】内バスケット7は、詳しくは図示しないが
全体に多孔状を成すもので、下端部は内槽5の底部近く
に位置し、これが、該内槽5の底部上に配設した底カバ
ー9と重なり合っている。又、その底カバー9の内方に
は洗濯用の撹拌体10を配設しており、この撹拌体10
を洗濯時に時計回りと反時計回りの正逆両方向に回転さ
せるモータ11を、外槽2の外下方部に配設している。
【0017】ここで、洗濯時に上述のごとく撹拌体10
が回転されれば、必要水量が供給された内槽5内には、
その回転に応じた水流が生成され、この水流によって図
示しない洗濯物の洗濯が行われるものであり、従って、
撹拌体10とモータ11は、その洗濯をする洗濯機構1
2を構成している。
【0018】モータ11は、詳細には、例えばアウター
ロータ形のブラシレスモータから成るもので、脱水時に
は上記撹拌体10と共に内槽5を一方向に高速回転させ
るようになっており、それによって、上記内バスケット
7から脱水孔6を通しての遠心脱水を行うようになって
いる。なお、モータ11は、洗濯時に内槽5を制止する
機構を内蔵している。又、この場合、モータ11は、撹
拌体10及び内槽5を直接回転駆動(ダイレクトドライ
ブ)するものであるが、これに限られず、ベルト伝動機
構など適宜の伝動機構を介して間接的にそれらを回転駆
動するものであっても良い。
【0019】このほか、外槽2の底部の後部(図2中右
側部)には排水口13を形成しており、これに、内槽5
の底部の中心部から外槽2の底部上に設けた排水路14
を連通させている。又、排水口13には、外槽2外下に
おいて排水弁15を接続しており、この排水弁15に排
水ホース16を接続して、内槽5内から上記排水路1
4、排水口13及び排水弁15を通じて排出される水
を、該排水ホース16により機外に排出するようにして
いる。
【0020】そして又、外槽2の外側部にはエアトラッ
プ17を形成しており、このエアトラップ17からエア
チューブ18を介して外槽2内の水位(内槽5内の水位
でもある)を検知する水位センサ19(図5参照)を、
トップカバー20内に配置している。
【0021】トップカバー20は、前記外箱1の最上部
にこれを上方より覆うように装着したもので、中央部
に、洗濯物出入口(これも図示せず)を形成すると共
に、この洗濯物出入口を開閉する例えば2つ折りの蓋2
1を設けており、後部に、給水装置22を内設してい
る。この給水装置22は、内槽5内に給水するためのも
ので、図示しない水道など給水源(図示せず)に接続さ
れる給水弁23と、この給水弁23を経て供給される水
を内槽5内に導く給水路24とを有している。
【0022】給水路24には、図3に示すように電極2
5を設けている。この電極25は、例えば、基板26上
にプリント配線技術により設けたもので、電極25には
又、基板26下に突出する接続端子27をはんだ28に
より接続しており、その接続端子27の突出部分を給水
路24下に導出させる状態で、基板26を給水路24の
内底面上に接着剤29で固定している。なお、接続端子
27の導出部分と、はんだ28部分は、それぞれシール
剤30,31により覆って防水するようにしている。
【0023】又、給水路24上に位置してトップカバー
20の上面部には、洗剤投入装置32を設けている。こ
の洗剤投入装置32は、蓋33を有する洗剤ケース34
の下部に、洗剤搬出手段としてのコイル35、及びこの
コイル35を回転駆動するモータ36を設けて成るもの
で、その洗剤ケース34は、例えば標準的な洗濯の複数
回分(例えば、3回以上の多数回分)の量の洗剤を貯留
するに充分な容積を有している。この場合、貯留する洗
剤は合成の粉末洗剤である。
【0024】コイル35は、先端部が、洗剤ケース34
の底前部に形成した洗剤出口37に臨んでおり、このコ
イル35をモータ36が螺進方向に回転駆動することに
よって、洗剤ケース34内に貯留された洗剤が、図中矢
印で示すように、順次前方に搬送されて洗剤出口37か
ら出されるようになっており、出された洗剤は上述の給
水装置22の給水路24の内底面上に落ちるようになっ
ている。
【0025】なお、洗剤ケース34内のコイル35の先
端部上の部分には、該コイル35の先端部を囲繞するほ
ゞ円筒形の洗剤ガイド38を設けており、これによっ
て、上述のように搬送される洗剤ケース34内の洗剤を
洗剤出口37にガイドするようになっている。
【0026】ここで、前述の電極25は、図4に詳細に
示すように、くし歯状を成す、一方の単位電極25a
と、他方の単位電極25bとの組合せから成っており、
それらを前述の接続端子27にてコイル39に接続する
ことにより、共振回路40を構成している。そして、コ
イル39はコイル41と対応して磁気結合されており、
そのコイル41を発振器42に接続している。
【0027】この構成で、前述の給水路24を水が通れ
ば、その水が電極25(単位電極25a,25b)に触
れるものであり、それに応じて、発振器42からは、電
極25に触れた水の導電度(抵抗値)如何による発振信
号が出力されるようになっている。従って、これらは水
の導電度を測定する導電度測定手段として機能するよう
になっており、特には、給水路24を通る水の導電度を
測定する導電度測定装置43を構成している。
【0028】しかして、発振器42の発振出力は、導電
度測定装置43の導電度測定信号としてマイクロコンピ
ュータ44に入力されるようになっている。このマイク
ロコンピュータ44は、後述のごとく、洗濯物量判定手
段として機能すると共に、水硬度認識手段、洗剤量判定
手段、及び運転制御手段として機能するようになってお
り、前記トップカバー20の前部に内設している。
【0029】又、このマイクロコンピュータ44には、
図5に示すように、上記導電度測定装置43の導電度測
定信号(発振器42の発振出力)が入力されると共に、
前記水位センサ19から前記外槽2内の水位についての
水位検知信号が入力されるようにしており、更に、回転
センサ45から回転検知信号が入力され、操作ユニット
46から操作信号が入力されるようにしている。
【0030】回転センサ45は、前述のモータ11の回
転を検知して、その回転に応じた回転検知信号を出力す
るものである。一方、操作ユニット46は、図6に示す
ように、操作パネル47に設けた、例えば、使用者が電
源の入り切りを選択するための「電源」スイッチ48
と、運転のスタート又は一時停止を選択するための「ス
タート・一時停止」スイッチ49、洗い行程の後述する
洗い撹拌の実行時間を選択するための「洗い」スイッチ
50、すすぎ行程の後述するシャワーすすぎとためすす
ぎを合わせた実行回数を選択するための「すすぎ」スイ
ッチ51、及び脱水行程の脱水運転の実行時間を選択す
るための「脱水」スイッチ52から成っている。
【0031】加えて、操作パネル47には、上述の洗い
行程についての選択時間を表示する洗い表示部53と、
すすぎ行程についての選択回数を表示するすすぎ表示部
54、及び脱水行程についての選択時間を表示する脱水
表示部55を設けており、これらは、その時間や回数を
アラビア数字にて表示するようになっている。なお、図
6は、洗い表示部53が8分の選択時間を、すすぎ表示
部54が2回の選択回数を、そして、脱水表示部55が
5分の選択時間を表示した一例を示している。又、操作
パネル47自体は、前記トップカバー20の例えば前部
の上面に設けている。
【0032】そして、マイクロコンピュータ44は、そ
れらの入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラム
基づいて、図5に示すように、上述の表示部53〜55
から成る表示ユニット56と、前記給水弁23、洗剤投
入装置32のモータ36、モータ11、及び排水弁15
を駆動する駆動回路57に駆動制御信号を与えるように
なっている。
【0033】次に、上記構成のものの作用を述べる。マ
イクロコンピュータ44は、洗濯機の図示しない差込プ
ラグが電源コンセントに接続されると、図1に示すメイ
ンルーチンに入って、まず、運転回数のカウント値を
「0」にする(ステップS1)。次いで、「電源」スイ
ッチ48による電源の入り選択操作があって、更に、
「スタート・一時停止」スイッチ49によるスタート選
択操作があれば、洗濯機の運転を開始させ(ステップS
2)、洗濯すべき洗濯物の量の判定をする(ステップS
3)。
【0034】この洗濯物量の判定は、マイクロコンピュ
ータ44が、例えば、モータ11に所定の通電をして撹
拌体10を回転させ、その後に断電をしたときに惰性で
回転するモータ11の回転数を回転センサ45により検
知することにより行うもので、このとき、内槽5内にあ
らかじめ収容された洗濯物の量が多ければ、モータ11
にかかる負荷が大きく、該モータ11の惰性回転数は少
ない。これに対して、内槽5内にあらかじめ収容された
洗濯物の量が少なければ、モータ11にかかる負荷は小
さく、該モータ11の惰性回転数は多くなる。
【0035】かくして、洗濯すべき洗濯物の量の判定が
なされるもので、それは、上記モータ11の惰性回転数
に応じて、例えば図7に示すように、「1kg以下」
と、「1〜3kg」、及び「3〜5kg」に別けて判定
されるものであり、このようにしてマイクロコンピュー
タ44が洗濯物量判定手段として機能する。
【0036】この後、マイクロコンピュータ44は、洗
い行程に入って、まず、給水装置22の給水弁23に通
電しこれを開放させることにより、該給水弁23から給
水路24を通して内槽5内に洗濯に使用する水を供給す
る給水を開始する(ステップS4)。そして、その状態
で、運転回数のカウント値が「0」であるか否かの判断
をし(ステップS5)、ここで、運転が初回である今、
運転回数のカウント値は「0」である(YES)と判断
されるから、マイクロコンピュータ44は、次に、水の
硬度の認識を行う(ステップS6)。
【0037】この水の硬度の認識は、この場合、上述の
供給される水の導電度を測定し、その測定結果から、水
の硬度を判定し認識するというもので、その水の導電度
は、前述のように、給水装置22部分に設けた導電度測
定装置43により測定され、その測定結果が導電度測定
信号してマイクロコンピュータ44に入力され、それに
応じてマイクロコンピュータ44は水の硬度を判定し認
識する。
【0038】ここで、図8は水の導電度と水の硬度との
関係を示している。このように水の導電度と水の硬度と
は比例関係にあるものであり、従って、水の導電度を測
定した結果から、所定の比率による演算をして、水の硬
度を判定し認識することが可能である。図7には、その
結果、水の硬度を「40度以下」、「40〜70度」、
「70〜100度」、及び「100度以上」に別けて判
定し認識した一例を示しており、このようにしてマイク
ロコンピュータ44が水硬度認識手段として機能する。
なお、水の硬度の認識結果は図示しないメモリに記憶さ
せる。
【0039】又、図9には、日本の各地と、アメリカ合
衆国のニューヨーク市にあるウェリントンホテルにおけ
る水質をそれぞれ示しており、特に水の硬度について
は、この図9に示した数値が、上述の「40度以下」、
「40〜70度」、「70〜100度」、及び「100
度以上」の別に認識される。
【0040】そして、その後、水の硬度の認識結果と先
の洗濯物の量の判定結果とから、洗濯に使用すべき洗剤
の量を判定し、その判定した量の洗剤を投入させる(ス
テップS7)。図7には、その洗剤量の判定値を具体的
に示しており、水の硬度が高いほど、又、洗濯物の量が
多いほど、使用すべき洗剤の量を多く判定している。こ
れにより、水の硬度が高いときに、洗剤に含まれる前述
のビルダー成分の絶対量が多くなり、それが、水に含ま
れるカルシウムイオン、マグネシウムイオンと多く結合
して、界面活性剤が多く残り、洗浄力が増すようにな
る。
【0041】又、判定した洗剤の投入は、洗剤投入装置
32により行うもので、判定した洗剤量の投入に合う時
間、モータ36に通電しコイル35を回転させることに
よって行う。更に、この場合、コイル35の回転により
洗剤ケース34の洗剤出口37から出された洗剤は、給
水装置22の給水路24の内底面上に落ちて、ここを通
る水と共に内槽5内に供給される。
【0042】この後、マイクロコンピュータ44は給水
を終了し(ステップS8)、続いて、モータ11により
撹拌体10を回転させることによって前述のように洗濯
物の洗濯をする洗い撹拌をする(ステップS9)。そし
て、その後、排水弁15に通電してこれを開放させるこ
とにより、内槽5内の水を排水路14から、排水口1
3、排水弁15、及び排水ホース16を通じて機外に排
出する排水を行う(ステップS10)。
【0043】この後、マイクロコンピュータ44は、す
すぎ行程に入って、モータ11により上記撹拌体10と
共に内槽5を高速回転させることによって、洗濯物に残
された水を遠心脱水する脱水を行い(ステップS1
1)、その後、前述の給水装置22による内槽5内への
給水と内槽5の回転とを交互に、あるいは同時に行っ
て、洗濯物に残された洗剤分を取り去るシャワーすすぎ
を行う(ステップS12)。
【0044】そして、上述の脱水とシャワーすすぎとを
再度行い(ステップS13,S14)、その後、更に脱
水を行って(ステップS15)、内槽5内に給水し(ス
テップS16)、前述の洗い撹拌同様のためすすぎ撹拌
を行って(ステップS17)、内槽5内からの排水を行
う(ステップS18)。
【0045】この後、マイクロコンピュータ44は、脱
水行程に入って、内槽5を高速回転させることにより、
洗濯物に残された水を本格的に遠心脱水する脱水を行う
(ステップS19)。そして、運転回数のカウント値に
「1」を加え(ステップS20)、その後、所定時間が
過ぎれば電源を自動的に切り(ステップS21)、ステ
ップS2に戻る。
【0046】なお、この戻ったルーチンのステップS5
では、運転回数のカウント値は「0」ではない(NO)
と判断されるもので、このように判断されれば、最初の
運転で記憶した水の硬度の認識値を読み出し(ステップ
S22)、その後に、ステップS7に進む。このときの
ステップS7では、読み出した水の硬度の認識値(記憶
値)と、この回の運転のステップS3で判定した洗濯物
の量とから、洗濯に使用すべき洗剤の量を判定し、その
判定した量の洗剤を投入させる。これ以外は、前述同様
に運転を進める。
【0047】このように本構成のものでは、洗濯すべき
洗濯物の量を判定すると共に、その洗濯物の洗濯に使用
する水の硬度を認識し、そして、それらの結果から、洗
濯に使用すべき洗剤の量を判定し、もって、洗濯物の量
と、洗濯に使用する水の硬度とに合った量の洗剤を使用
しての洗濯ができるもので、従来のもののような、使用
者が自ら水の硬度を判断して、使用する洗剤の量を決定
したり、あるいは毎回の洗濯においてイオン交換樹脂を
再生させるべく、逐一塩を投入する等の、負担を使用者
にかけることのないようにすることができ、しかも、水
の硬度の違いによらない一定の洗浄効果を得ることがで
きる。
【0048】又、本構成のものの場合、水の硬度と水の
導電度とは比例関係にあることに基づき、洗濯物の洗濯
に使用する水の導電度を測定した結果から、その水の導
電度を判定し認識するようにしており、これによって、
水硬度の認識が的確にでき、ひいては上述の洗濯に使用
すべき洗剤の量の判定が正確にできる。
【0049】更に、本構成のものの場合、水の導電度を
測定する導電度測定装置43を、内槽5内に給水する給
水装置22部分に設け、この導電度測定装置43による
水の導電度の測定を、洗い、すすぎとある行程のうち
の、洗い行程の給水時に行うようにしている。これによ
って、洗濯に使用する水の導電度の測定を、汚れを含ま
ない水に対して行うことができ、もって、水硬度の認
識、更には洗濯に使用すべき洗剤の量の判定が正確にで
きる。
【0050】加えて、本構成のものの場合、水の硬度
は、洗濯機の、電源コンセントへの接続後、最初の運転
時での水の導電度の測定の結果から、判定し認識するよ
うにしており、これによって、導電度測定装置43に水
中の不純物や洗剤成分が付着する前の段階での水の導電
度の測定結果から、水硬度の認識ができるので、これに
よっても、水硬度の認識、更には、洗濯に使用すべき洗
剤の量の判定が正確にできる。
【0051】以上に対して、図10ないし図17は本発
明の第2ないし第5実施例を示すもので、それぞれ、上
記第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明
を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
【0052】[第2実施例]図10及び図11に示す第
2実施例においては、前述のステップS7における、洗
濯に使用すべき洗剤の量の判定と、その判定した量の洗
剤の投入とに代わって、洗濯に使用すべき洗剤の量の判
定と、その洗剤の判定量の表示とを行うようにしている
(ステップS101)。
【0053】この洗剤の判定量の表示は、例えば図11
に示すように、洗い表示部53を使用して、これに表示
させるようにしている。なお、図11は、水の硬度の認
識結果が「70〜100度」のレベルで、洗濯物の量の
判定結果が「3〜5kg」であったことにより、洗濯に
使用すべき洗剤の量が「24g」と判定され、これを表
示した一例を示している。従って、この場合、洗い表示
部53は、洗濯に使用すべき洗剤の量(判定結果)を表
示する洗剤量表示手段として機能する。
【0054】そして、この場合、表示された洗剤の量を
使用者が計量して内槽5内に投入するものであり、従っ
て、洗濯機には洗剤投入装置32は具えられていない。
しかし、この場合にも、使用者が自ら水の硬度を判断す
る必要がなく、使用する洗剤の量を決定する必要もな
い。又、毎回の洗濯においてイオン交換樹脂を再生させ
るべく使用者が逐一塩を投入する等必要もなく、しか
も、水の硬度の違いによらない一定の洗浄効果を得るこ
とができる。
【0055】[第3実施例]図12及び図13に示す第
3実施例においては、導電度測定手段である導電度測定
43、中でも、これの電極25部分を、外槽2の底部部
分、この場合、排水口13部分に縦に設けている。又、
図12には、排水弁15の弁体15aと、これを閉鎖方
向に付勢したスプリング15b、並びにこのスプリング
15bの付勢力に抗して弁体15aを開放方向に操作す
るワイヤ15cをも示している。なお、このワイヤ15
aの操作は、図示しないモータあるいは電磁石により行
うようにしている。
【0056】そして、この場合、マイクロコンピュータ
44は、前述のステップS1を省略して、ステップS2
から作動を開始し、ステップS3の後に、水の硬度の認
識値を読み出す(ステップ201)。このとき認識され
ている水の硬度は、最初、洗濯機の工場出荷時にあらか
じめ記憶させておいたもので、例えば標準的な「50
度」を記憶させておく。
【0057】この状況で、次に、上述の読み出した水の
硬度の認識結果とステップS3での洗濯物の量の判定結
果とから、洗濯に使用すべき洗剤の量を判定し、その判
定量の表示を行う(ステップS202)。この洗剤の判
定量の表示は、上記第2実施例のステップS101と同
様に行うものであり、それに代えて、第1実施例のステ
ップ7のように、判定した量の洗剤を自動投入するよう
にしても良い。この後、洗い行程に入って、内槽5内に
給水し(ステップS203)、そして、前述のステップ
S9〜S15を経る。
【0058】ステップS15はすすぎ行程中であり、こ
のステップS15の後には、内槽5内への給水を開始し
(ステップS204)、水位センサ19の水位検知信号
から内槽5内の水位が所定水位に達したと判断されたと
ころで、給水を中断する(ステップS205)。そし
て、この状態で、水の硬度の認識を行う(ステップS2
06)。
【0059】この水の硬度の認識は、この場合、上述の
内槽5内に供給されて排水路14から排水口13部分に
至った水の導電度を導電度測定装置43により測定し、
その測定結果から、前述同様に水の硬度を判定し認識す
るというものであり、認識結果は、上述の洗濯機の工場
出荷時にあらかじめ記憶させておいた値に代わって、図
示しないメモリに記憶させ直す。
【0060】この後、給水を再開し(ステップSS20
7)、水位センサ19の水位検知信号から内槽5内の水
位が前記洗濯物量の判定結果に応じた所定水位に達した
と判断されたところで、給水を終了する(ステップS2
08)。その後、前述のステップS17〜S19、及び
ステップS21を経る。
【0061】そして、ステップS21から戻ったステッ
プS2,S3の後、ステップS201では、ステップS
206で記憶し直した水の硬度の認識値を読み出し、そ
の後のステップS202では、その読み出した水の硬度
の認識結果とステップS3での洗濯物の量の判定結果と
から、洗濯に使用すべき洗剤の量を判定し、その判定量
の表示を行う。
【0062】このように、導電度測定装置43は外槽2
の底部部分に設け、この導電度測定装置43による水の
導電度の測定を、洗い、すすぎとある行程のうちの、す
すぎ行程中に行っても良いものであり、このようにする
ことによって、洗濯に使用する水の導電度の測定を、洗
い後のすすぎによって濁りを取り去った水に対して行う
ことができ、よって、水硬度の認識、更には洗濯に使用
すべき洗剤の量の判定が正確にできる。
【0063】[第4実施例]図14及び図15に示す第
4実施例においては、洗濯機設置時等での使用者による
操作手段の所定の操作、例えば「洗い」スイッチ50と
「電源」スイッチ48との同時操作によって、マイクロ
コンピュータ44が図14に示す割込みルーチンに移
り、この割込みルーチンで、「スタート・一時停止」ス
イッチ49によるスタート選択操作があれば、割込作動
を開始し(ステップW1)、次いで、内槽5内への給水
を開始する(ステップW2)。
【0064】その後、マイクロコンピュータ44は、給
水を終了し(ステップW3)、この状態で、水の硬度の
認識を行う(ステップW4)。この水の硬度の認識は、
この場合、上記第3実施例のステップS206と同様に
行うものであり、従って、この場合、導電度測定装置4
3は外槽2の底部部分に設けている。たゞし、これに限
られるものではなく、導電度測定装置43を第1実施例
のように給水装置22部分に設け、この導電度測定装置
43による水の導電度の測定を、内槽5内に供給される
途中の水に対して行うようにしても良い。そして、この
ものの場合、ステップW4の後には、図15に示すメイ
ンルーチンに戻る(リターン)。
【0065】このもののメインルーチンでは、第3実施
例のステップS204〜S208に代わって、内槽5内
に単に給水するステップS301を経る以外、第3実施
例のメインルーチンと同じステップを経るものであり、
この場合のステップS201では、上述の割込みルーチ
ンによる水の硬度の認識がなされていなければ、前述同
様に、洗濯機の工場出荷時にあらかじめ記憶させておい
た水の硬度を読み出し、上述の割込みルーチンによる水
の硬度の認識がなされていれば、その割込みルーチンで
認識した水の硬度を読み出して、それぞれステップS2
02の洗剤量の判定、表示をする。又、この場合も、ス
テップS202では、洗剤の判定量の表示に代えて、判
定した量の洗剤を自動投入するようにしても良い。
【0066】このように、水の硬度は、使用者の所定の
操作に基づく水の導電度の測定の結果から、判定し認識
しても良いものであり、このようにすることによって、
使用者の意思で水の導電度を測定し、それによって、水
硬度の認識、更には、洗濯に使用すべき洗剤の量の判定
ができる。
【0067】[第5実施例]図16及び図17に示す第
5実施例においては、マイクロコンピュータ44が、使
用者による所定の操作手段の所定の操作で行う硬度デー
タの入力から、水の硬度を認識するようにしている。詳
細には、以下の1〜4の手順を経る。
【0068】1.例えば「洗い」スイッチ50と「電
源」スイッチ48とを同時操作することによって、水硬
度認識モードに入る。 2.次いで、例えば「洗い」スイッチ50を操作する
と、操作するごとに、図16に示す、洗い表示部53、
すすぎ表示部54、及び脱水表示部55による表示数値
が増し、一方、例えば「すすぎ」スイッチ51を操作す
るごとに、表示数値が減る。この場合、数値は点滅にて
表示する。
【0069】3.図17に示す硬度表から、洗濯機の使
用地域の水の硬度データを調べ、上述の「洗い」スイッ
チ50又は「すすぎ」スイッチ51の操作により硬度デ
ータ(数値)を入力する。この場合、図16に示す表示
の例は、沖縄地域の硬度データ(170度)を入力した
ものである。又、図17の硬度表は抜粋であり、図示以
外の地域の硬度データは前述の図9に示している。
【0070】4.表示された数値を確認した後、例えば
「脱水」スイッチ52を操作すると、表示が連続点灯状
態に変わり、その数値(硬度データ)がメモリに記憶さ
れる。
【0071】従って、この場合、「洗い」スイッチ50
と、「すすぎ」スイッチ51、及び「脱水」スイッチ5
2は硬度データ入力手段として機能し、洗い表示部5
3、すすぎ表示部54、及び脱水表示部55は、硬度デ
ータ表示手段として機能する。このように、水の硬度
は、使用者の所定の操作による硬度データの入力から、
認識するようにしても良いものであり、このようにする
ことによって、導電度測定装置43を要することなく水
硬度の認識ができ、それによって、洗濯に使用すべき洗
剤の量の判定ができる。
【0072】なお、この場合、硬度データの入力は、各
地域の硬度データをそのまま入力するのではなく、マイ
クロコンピュータ44がその各地域の硬度データを記憶
すると共に、その各データを番号で対応させ、使用者に
はその対応表を用意して、この対応表を見て使用者が対
応番号を入力することにより、硬度データが選定されて
入力されるようにしても良い。このほか、本発明は上記
し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではな
く、特に洗濯機全体としては脱水機能を有しないもので
あっても良いなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更
して実施し得る。
【0073】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、洗濯
物の量を判定する結果と、水の硬度を認識する結果とか
ら、洗濯物の洗濯に使用すべき洗剤の量を判定するよう
にしたから、洗濯すべき洗濯物の量と、洗濯に使用する
水の硬度とに合った量の洗剤を使用しての洗濯が、使用
者に負担をかけることなくできる。
【0074】請求項2の洗濯機によれば、水硬度の認識
が、洗濯に使用する水の導電度の測定によって的確にで
き、ひいては上述の洗濯に使用すべき洗剤の量の判定が
正確にできる。請求項3の洗濯機によれば、洗濯に使用
する水の導電度の測定を、汚れを含まない水に対して行
うことができ、よって、水硬度の認識、更には洗濯に使
用すべき洗剤の量の判定が正確にできる。
【0075】請求項4の洗濯機によれば、洗濯に使用す
る水の導電度の測定を、濁りを取り去った水に対して行
うことができ、よって、水硬度の認識、更には洗濯に使
用すべき洗剤の量の判定が正確にできる。請求項5の洗
濯機によれば、導電度測定手段に水中の不純物や洗剤成
分が付着する前の段階での水の導電度の測定結果から、
水硬度の認識ができ、よって、水硬度の認識、更には、
洗濯に使用すべき洗剤の量の判定が正確にできる。
【0076】請求項6の洗濯機によれば、使用者の意思
で水の導電度を測定し、それによって、水硬度の認識、
更には、洗濯に使用すべき洗剤の量の判定ができる。請
求項7の洗濯機によれば、導電度測定手段など要するこ
となく水硬度の認識ができ、それによって、洗濯に使用
すべき洗剤の量の判定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す作用説明のためのメ
インルーチンのフローチャート
【図2】洗濯機全体の破断側面図
【図3】給水装置及び洗剤投入装置部分の拡大縦断側面
【図4】導電度測定装置からマイクロコンピュータにか
けての電気構成図
【図5】全体の概略電気構成図
【図6】操作パネルの拡大平面図
【図7】洗濯に使用すべき洗剤の量の判定例を表した図
【図8】水の導電度と水の硬度との関係を示した図
【図9】各地の水質を表した図
【図10】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図11】洗剤量を表示した状態の図6相当図
【図12】本発明の第3実施例を示す排水口部分の拡大
縦断側面図
【図13】図1相当図
【図14】本発明の第4実施例を示す割込みルーチンの
フローチャート
【図15】図1相当図
【図16】本発明の第5実施例を示す、水の硬度データ
を表示した状態の図6相当図図
【図17】各地の水の硬度を抜粋で表した図
【符号の説明】
2は外槽(洗濯槽)、5は内槽(洗濯槽)、13は排水
口、22は給水装置、25は電極、32は洗剤投入装
置、43は導電度測定装置(導電度測定手段)、44は
マイクロコンピュータ(洗濯物量判定手段、水硬度認識
手段、洗剤量判定手段)、48は「電源」スイッチ、5
0は「洗い」スイッチ、51は「すすぎ」スイッチ、5
2は「脱水」スイッチ、53は洗い表示部、54はすす
ぎ表示部、55は脱水表示部を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯すべき洗濯物の量を判定する洗濯物
    量判定手段と、 前記洗濯物の洗濯に使用する水の硬度を認識する水硬度
    認識手段とを具えると共に、 その洗濯物量の判定結果、並びに水硬度の認識結果か
    ら、前記洗濯物の洗濯に使用すべき洗剤の量を判定する
    洗剤量判定手段を具えて成ることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 水硬度認識手段が、洗濯物の洗濯に使用
    する水の導電度を導電度測定手段により測定する結果か
    ら、水の硬度を判定し認識することを特徴とする請求項
    1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 導電度測定手段を、洗濯槽内に給水する
    給水装置部分に設け、この導電度測定手段による水の導
    電度の測定を、洗い、すすぎとある行程のうちの、洗い
    行程の給水時に行うことを特徴とする請求項2記載の洗
    濯機。
  4. 【請求項4】 導電度測定手段を、洗濯槽の底部部分に
    設け、この導電度測定手段による水の導電度の測定を、
    洗い、すすぎとある行程のうちの、すすぎ行程中に行う
    ことを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 水硬度認識手段が、電源コンセントへの
    接続後、最初の運転時での水の導電度の測定の結果か
    ら、水の硬度を判定し認識することを特徴とする請求項
    2記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 水硬度認識手段が、使用者の所定の操作
    に基づく水の導電度の測定の結果から、水の硬度を判定
    し認識することを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 水硬度認識手段が、使用者の所定の操作
    による硬度データの入力から、水の硬度を認識すること
    を特徴とする請求項1記載の洗濯機。
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