JP2001017546A - 薬液注入器具およびその製造方法 - Google Patents
薬液注入器具およびその製造方法Info
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- JP2001017546A JP2001017546A JP11198310A JP19831099A JP2001017546A JP 2001017546 A JP2001017546 A JP 2001017546A JP 11198310 A JP11198310 A JP 11198310A JP 19831099 A JP19831099 A JP 19831099A JP 2001017546 A JP2001017546 A JP 2001017546A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】組立が容易で安全に使用できる内部が減圧され
たプレフィルドシリンジを提供すること。 【解決手段】先端に封止されたノズルを有するとともに
後端が開口した外筒と、外筒内を摺動可能に外筒内に配
置されたガスケットと、外筒後端を封止する封止部材と
を有し、外筒内が減圧されてなる薬液注入器具であっ
て、ガスケットが封止部材と離間して配置された薬液注
入器具。
たプレフィルドシリンジを提供すること。 【解決手段】先端に封止されたノズルを有するとともに
後端が開口した外筒と、外筒内を摺動可能に外筒内に配
置されたガスケットと、外筒後端を封止する封止部材と
を有し、外筒内が減圧されてなる薬液注入器具であっ
て、ガスケットが封止部材と離間して配置された薬液注
入器具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薬液注入器具、特に粉
体の薬物を溶解し、配合する際に用いられる薬液注入器
具に関する。
体の薬物を溶解し、配合する際に用いられる薬液注入器
具に関する。
【0002】
【従来の技術】抗生物質のような粉末状の薬剤を、溶解
液に溶解し、必要に応じて配合する事が行われている。
このような薬剤の配合は、まず、注射器(シリンジ)の
穿刺針を溶解液のバッグの弾性栓に刺通し、プランジャ
を引いて、溶解液バッグ内の溶解液を注射器内に採取
し、次いで、穿刺針を薬剤が入っている容器(バイア
ル)の弾性栓に刺通し、この採取した溶解液を移し、バ
イアル内で薬剤を溶解し、混合した後、再びこの薬剤を
混合液を前記注射器で吸引、採取し、注射器の穿刺針を
溶解液バッグの弾性栓に再び刺通し、プランジャを押し
て薬剤混合液を溶解液バッグに注入することにより行わ
れている。しかしながら、このような薬液の配合は、操
作手順が複雑であり、配合に要する時間が長くかかり、
異物混入、細菌汚染されやすいという欠点がある。最
近、この操作を簡略化するために、複室容器に薬剤と溶
解液を別々に収納し、使用時に混合するキット製品が開
発されている。(特開平4-364851)これらのキットは、
操作は簡便であるが、使用方法、溶解液量が限定されて
しまうという問題点がある。また、このような問題を解
決する方法として、たとえば特開平11-33114などの薬剤
注入器具が考案されているが、これは外筒内へのガスケ
ットの挿入と減圧シールを同時に行うという製法を想定
しているため、減圧作業時にガスケットが外筒の先端方
向へ移動してしまわないようにガスケットを外筒後端開
口に設けられるシール材に予め接着しておくという構造
を採用している。また、通常シール材とガスケットの素
材は異なっており接着性を有していないため、ガスケッ
ト後端にシール材と接着性を有する素材で構成された部
材を連結しておく必要があり、部品点数も多く要し、製
造も煩雑なものであった。
液に溶解し、必要に応じて配合する事が行われている。
このような薬剤の配合は、まず、注射器(シリンジ)の
穿刺針を溶解液のバッグの弾性栓に刺通し、プランジャ
を引いて、溶解液バッグ内の溶解液を注射器内に採取
し、次いで、穿刺針を薬剤が入っている容器(バイア
ル)の弾性栓に刺通し、この採取した溶解液を移し、バ
イアル内で薬剤を溶解し、混合した後、再びこの薬剤を
混合液を前記注射器で吸引、採取し、注射器の穿刺針を
溶解液バッグの弾性栓に再び刺通し、プランジャを押し
て薬剤混合液を溶解液バッグに注入することにより行わ
れている。しかしながら、このような薬液の配合は、操
作手順が複雑であり、配合に要する時間が長くかかり、
異物混入、細菌汚染されやすいという欠点がある。最
近、この操作を簡略化するために、複室容器に薬剤と溶
解液を別々に収納し、使用時に混合するキット製品が開
発されている。(特開平4-364851)これらのキットは、
操作は簡便であるが、使用方法、溶解液量が限定されて
しまうという問題点がある。また、このような問題を解
決する方法として、たとえば特開平11-33114などの薬剤
注入器具が考案されているが、これは外筒内へのガスケ
ットの挿入と減圧シールを同時に行うという製法を想定
しているため、減圧作業時にガスケットが外筒の先端方
向へ移動してしまわないようにガスケットを外筒後端開
口に設けられるシール材に予め接着しておくという構造
を採用している。また、通常シール材とガスケットの素
材は異なっており接着性を有していないため、ガスケッ
ト後端にシール材と接着性を有する素材で構成された部
材を連結しておく必要があり、部品点数も多く要し、製
造も煩雑なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、薬剤
の溶解、配合を、汚染を生じることなく簡単な操作で、
短時間に行うことができ、投与方法等が限定されない汎
用性が高く、かつ、簡便に組み立てられる薬液注入器具
を提供することにある。
の溶解、配合を、汚染を生じることなく簡単な操作で、
短時間に行うことができ、投与方法等が限定されない汎
用性が高く、かつ、簡便に組み立てられる薬液注入器具
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。 (1)先端に封止されたノズルを有するとともに後端が
開口した外筒と、外筒内を摺動可能に外筒内に配置され
たガスケットと、外筒後端を封止する封止部材とを有
し、外筒内が減圧されてなる薬液注入器具であって、ガ
スケットが封止部材と離間して配置された薬液注入器
具。
(1)〜(6)の本発明により達成される。 (1)先端に封止されたノズルを有するとともに後端が
開口した外筒と、外筒内を摺動可能に外筒内に配置され
たガスケットと、外筒後端を封止する封止部材とを有
し、外筒内が減圧されてなる薬液注入器具であって、ガ
スケットが封止部材と離間して配置された薬液注入器
具。
【0005】(2)先端に封止されたノズルを有すると
ともに後端が開口した外筒と、外筒内を摺動可能に外筒
内に配置されたガスケットと、外筒後端を封止する封止
部材とを有し、外筒内が減圧されてなる薬液注入器具を
製造するにあたり、ガスケットをガスケット前後で内圧
が実質的に異ならないよう外筒内へ挿入し、次いで後端
開口を封止部材で密封する際、ガスケットが外筒内の所
定位置に留まるように減圧することを特徴とする薬液注
入器具の製造方法。 (3)ノズルの封止はノズルに被冠されたキャップと封
止部材によるものである上記(2)に記載の薬液注入器
具の製造方法。 (4)キャップが完全に封止される前にガスケットが挿
入されてなる上記(3)に記載の薬液注入器具の製造方
法。 (5)ノズルが封止された外筒にガスケットの側壁を圧
縮した状態でガスケットを外筒後端の開口より挿入する
ことにより外筒内に配置した上記(2)または(3)に
記載の薬液注入器具の製造方法。 (6)薬剤が外筒のノズルとガスケット間の内部空間に
収納された上記(2)〜(5)のいずれかに記載の薬液
注入器具の製造方法。
ともに後端が開口した外筒と、外筒内を摺動可能に外筒
内に配置されたガスケットと、外筒後端を封止する封止
部材とを有し、外筒内が減圧されてなる薬液注入器具を
製造するにあたり、ガスケットをガスケット前後で内圧
が実質的に異ならないよう外筒内へ挿入し、次いで後端
開口を封止部材で密封する際、ガスケットが外筒内の所
定位置に留まるように減圧することを特徴とする薬液注
入器具の製造方法。 (3)ノズルの封止はノズルに被冠されたキャップと封
止部材によるものである上記(2)に記載の薬液注入器
具の製造方法。 (4)キャップが完全に封止される前にガスケットが挿
入されてなる上記(3)に記載の薬液注入器具の製造方
法。 (5)ノズルが封止された外筒にガスケットの側壁を圧
縮した状態でガスケットを外筒後端の開口より挿入する
ことにより外筒内に配置した上記(2)または(3)に
記載の薬液注入器具の製造方法。 (6)薬剤が外筒のノズルとガスケット間の内部空間に
収納された上記(2)〜(5)のいずれかに記載の薬液
注入器具の製造方法。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の薬液注入器具を添
付図面の好適な実施例に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明の薬液注入器具の実施例を示す縦断面図であ
る。図1に示すように本発明の薬液注入器具1は主に、
容器本体2と、この容器本体2の内周面に沿って液密に
摺動し得るガスケット3と、このガスケットを摺動操作
する着脱可能なプランジャ4と、封止手段としてのキャ
ップ5と、シール材6と、必要に応じて入れることので
きる乾燥剤91と脱酸素剤92とで構成されている。以
下、これらの構成要素について図面上側を先端、図面下
側を基端として順次説明する。
付図面の好適な実施例に基づいて詳細に説明する。図1
は、本発明の薬液注入器具の実施例を示す縦断面図であ
る。図1に示すように本発明の薬液注入器具1は主に、
容器本体2と、この容器本体2の内周面に沿って液密に
摺動し得るガスケット3と、このガスケットを摺動操作
する着脱可能なプランジャ4と、封止手段としてのキャ
ップ5と、シール材6と、必要に応じて入れることので
きる乾燥剤91と脱酸素剤92とで構成されている。以
下、これらの構成要素について図面上側を先端、図面下
側を基端として順次説明する。
【0007】容器本体2は、先端に薬液の排出口等とし
て機能する口部21が突出形成された底部を有する有底
の円筒体からなり、所定の剛性を有する剛性材料で構成
されている。容器本体2の構成材料としては、たとえ
ば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−
4(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、ポリア
クリロニトリル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
エチレンナフタレート−ポリエチレンテレフタレート共
重合体等のポリエステル、ポリフッ化ビニリデン、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、環状ポリオレフィンのよう
な各種樹脂及びそれらの混合樹脂が挙げられる。容器本
体2内にガスケット3を境にして先端側、基端側にそれ
ぞれ形成される空間25、26の減圧状態を保持するた
めに、容器本体2の構成材料は、ガスバリア性(気体不
透過性)を有するものが好ましい。このガスバリア性が
高いことから、容器本体2の構成材料は、ポリエチレン
テレフタレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナ
フタレート−ポリエチレンテレフタレート共重合体が好
ましい。また、ガスバリア性の低い材質で形成した場合
には、容器本体2の表面(例えば、外面)にポリビニル
アルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体等の
ガスバリア性を有する被膜をコーティング等により積層
することが好ましい。また、光に不安定な薬剤を封入す
る場合には、光を通さない被膜をコーティング等により
積層することが好ましい。そして、容器本体2の構成材
料は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明ま
たは半透明であることが好ましい。なお、さらにガスバ
リア性を向上するために、容器本体2の表面に、たとえ
ば蒸着、スパッタリング等によりガスバリア層(図示せ
ず)を形成することもできる。このガスバリア層の組成
としては、例えば、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸
化チタン等の酸化物が挙げられる。
て機能する口部21が突出形成された底部を有する有底
の円筒体からなり、所定の剛性を有する剛性材料で構成
されている。容器本体2の構成材料としては、たとえ
ば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ
リアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−
4(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、ポリア
クリロニトリル、アクリロニトリル−ブタジエン−スチ
レン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
エチレンナフタレート−ポリエチレンテレフタレート共
重合体等のポリエステル、ポリフッ化ビニリデン、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、環状ポリオレフィンのよう
な各種樹脂及びそれらの混合樹脂が挙げられる。容器本
体2内にガスケット3を境にして先端側、基端側にそれ
ぞれ形成される空間25、26の減圧状態を保持するた
めに、容器本体2の構成材料は、ガスバリア性(気体不
透過性)を有するものが好ましい。このガスバリア性が
高いことから、容器本体2の構成材料は、ポリエチレン
テレフタレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビ
ニリデン、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンナ
フタレート−ポリエチレンテレフタレート共重合体が好
ましい。また、ガスバリア性の低い材質で形成した場合
には、容器本体2の表面(例えば、外面)にポリビニル
アルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体等の
ガスバリア性を有する被膜をコーティング等により積層
することが好ましい。また、光に不安定な薬剤を封入す
る場合には、光を通さない被膜をコーティング等により
積層することが好ましい。そして、容器本体2の構成材
料は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明ま
たは半透明であることが好ましい。なお、さらにガスバ
リア性を向上するために、容器本体2の表面に、たとえ
ば蒸着、スパッタリング等によりガスバリア層(図示せ
ず)を形成することもできる。このガスバリア層の組成
としては、例えば、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸
化チタン等の酸化物が挙げられる。
【0008】容器本体2の基端外周には、フランジ23
が形成されており、シール材6を接合しやすいように、
基端面が平面であることが好ましい。口部21は、少な
くともその外径が先端に向かって細くなるテーパ状の部
分を有する筒体で構成されており、その基端側外周面に
は、雄螺子22が形成されている。口部21内の空間
は、容器本体2内の空間25に連通している。容器本体
2内には、容器本体2の内周面に沿って液密に摺動し得
る弾性材料で構成される略円柱状のガスケット3が挿入
されている。このガスケット3は、側面の少なくとも一
部が容器本体の内周面周方向全長に渡って密着している
とともに、シール材6より先端側に離間して設けられて
いる。シール材6との距離は薬液注入器具1の大きさや
溶解に必要な溶液量や薬剤のかさ高さ等によって異なる
が、後述する溶解液の流入または排出操作時にガスケッ
ト3と容器本体2内周面との気密が破れることのない程
度で、かつ流入すべき溶解液量を空間25が確保できる
程度である。ガスケット3の構成材料の具体例として
は、スチレン系エラストマー、水添スチレン系エラスト
マーや、これにポリエチレン、ポリプロイピレン、ポリ
ブテン、α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン
や流パラ、プロセスオイルなどのオイルやタルク、キャ
スト、マイカなどの粉体無機物を混合したものがあげら
れる。さらにポリ塩化ビニル系エラストマー、オレフィ
ン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリ
アミド系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーや
天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレン
ゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、シリコンゴムのような各種ゴム材料(特に加硫
処理したもの)や、それらの混合物が挙げられる。
が形成されており、シール材6を接合しやすいように、
基端面が平面であることが好ましい。口部21は、少な
くともその外径が先端に向かって細くなるテーパ状の部
分を有する筒体で構成されており、その基端側外周面に
は、雄螺子22が形成されている。口部21内の空間
は、容器本体2内の空間25に連通している。容器本体
2内には、容器本体2の内周面に沿って液密に摺動し得
る弾性材料で構成される略円柱状のガスケット3が挿入
されている。このガスケット3は、側面の少なくとも一
部が容器本体の内周面周方向全長に渡って密着している
とともに、シール材6より先端側に離間して設けられて
いる。シール材6との距離は薬液注入器具1の大きさや
溶解に必要な溶液量や薬剤のかさ高さ等によって異なる
が、後述する溶解液の流入または排出操作時にガスケッ
ト3と容器本体2内周面との気密が破れることのない程
度で、かつ流入すべき溶解液量を空間25が確保できる
程度である。ガスケット3の構成材料の具体例として
は、スチレン系エラストマー、水添スチレン系エラスト
マーや、これにポリエチレン、ポリプロイピレン、ポリ
ブテン、α−オレフィン共重合体などのポリオレフィン
や流パラ、プロセスオイルなどのオイルやタルク、キャ
スト、マイカなどの粉体無機物を混合したものがあげら
れる。さらにポリ塩化ビニル系エラストマー、オレフィ
ン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリ
アミド系エラストマー、ポリウレタン系エラストマーや
天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレン
ゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴム、シリコンゴムのような各種ゴム材料(特に加硫
処理したもの)や、それらの混合物が挙げられる。
【0009】なお、ガスケット3は、その全体が前記弾
性材料で構成されているものに限らず、少なくとも容器
本体2内面に接する部分(本実施例では突起31)が前
記弾性材料で構成されているものであればよい。ガスケ
ット3の外周面には、全周に渡って複数のリング状の突
起31が形成されている。この突起31は、容器本体2
の内周面に密着し、容器本体2に対しガスケット3が摺
動する際には、液密性を保持する。また、突起31は、
内溶液を押し出すために必要な、ガスケット3の適度な
摺動性を保つ機能をも有している。ガスケット3の容器
本体2に対する液密性を良好に保持するために、ガスケ
ット3の最大外径、すなわちリング状の突起31の外径
は、容器本体2の内径より大きいものとするのが好まし
い。また、液密性、摺動性をより向上するために、突起
31は、図示のように、容器本体2の長手方向に沿って
所定間隔をおいて複数個(本実施例では3個)形成され
ているのが好ましい。また、プランジャ4との連結を可
能にするために、ガスケット3の基端側内部の中心部に
は、凹部32が形成されている。凹部32はプランジャ
4の先端部41を連結できれば、どのような形状でも構
わないが、例えば、凹部32内に雌螺子を形成し、プラ
ンジャ4の先端部41に、これと螺合する雄螺子(図示
せず)を形成し、この雌螺子と雄螺子を螺合すれば、よ
り強固に連結させることができる。また、プランジャ4
の基端には、プランジャ4を手で把持して操作するため
の把手部42が形成されている。
性材料で構成されているものに限らず、少なくとも容器
本体2内面に接する部分(本実施例では突起31)が前
記弾性材料で構成されているものであればよい。ガスケ
ット3の外周面には、全周に渡って複数のリング状の突
起31が形成されている。この突起31は、容器本体2
の内周面に密着し、容器本体2に対しガスケット3が摺
動する際には、液密性を保持する。また、突起31は、
内溶液を押し出すために必要な、ガスケット3の適度な
摺動性を保つ機能をも有している。ガスケット3の容器
本体2に対する液密性を良好に保持するために、ガスケ
ット3の最大外径、すなわちリング状の突起31の外径
は、容器本体2の内径より大きいものとするのが好まし
い。また、液密性、摺動性をより向上するために、突起
31は、図示のように、容器本体2の長手方向に沿って
所定間隔をおいて複数個(本実施例では3個)形成され
ているのが好ましい。また、プランジャ4との連結を可
能にするために、ガスケット3の基端側内部の中心部に
は、凹部32が形成されている。凹部32はプランジャ
4の先端部41を連結できれば、どのような形状でも構
わないが、例えば、凹部32内に雌螺子を形成し、プラ
ンジャ4の先端部41に、これと螺合する雄螺子(図示
せず)を形成し、この雌螺子と雄螺子を螺合すれば、よ
り強固に連結させることができる。また、プランジャ4
の基端には、プランジャ4を手で把持して操作するため
の把手部42が形成されている。
【0010】シール材6は、容器本体2の基端外周に設
けられたフランジ23に剥離可能に接着され、薬液注入
器具1が使用に共されるまで容器本体2内の空間25、
26の減圧度を維持している。シール材6の材質に関し
ては、ガスバリア性が高く、容易に接合(接着、融着)
できて、また、容易に剥離または穿刺できるものであれ
ばよいが、具体的には、アルミ箔等の金属箔、エチレン
−ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リエチレンテレフタレート、またはこれらと他の素材と
の積層フィルム等を挙げることができる。容器本体2が
ポリエチレンテレフタレート(PET)で構成されてい
る場合では、特開平5−45262に記載されている、
基端側から順にアルミ箔等の容器本体2の減圧状態を維
持する気密維持部材、延伸PETフィルム等のシール材
6の強度を維持する機能を有する樹脂薄膜基材フィル
ム、変性ポリエステル等の容器本体2のフランジ23と
熱融着可能でイージーピール性を有している樹脂薄膜接
着フィルムで構成された積層フィルムが好ましい。ま
た、容器本体2の先端側には、口部21を気密的に封止
するキャップ(封止手段)5が設置されている。このキ
ャップ5は、先端および基端に開口した内部空間を有
し、かつ口部21の周辺に着脱自在に装着(螺合)され
るキャップ本体51と、キャップ本体51の内側に設置
された封止部材53とで構成されている。キャップ本体
51の基端部内周面には、前記雄螺子22と螺合する雌
螺子52が形成され、この雌螺子52と雄螺子22とが
螺合することにより、キャップ本体51が口部21周辺
に装着される。
けられたフランジ23に剥離可能に接着され、薬液注入
器具1が使用に共されるまで容器本体2内の空間25、
26の減圧度を維持している。シール材6の材質に関し
ては、ガスバリア性が高く、容易に接合(接着、融着)
できて、また、容易に剥離または穿刺できるものであれ
ばよいが、具体的には、アルミ箔等の金属箔、エチレン
−ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リエチレンテレフタレート、またはこれらと他の素材と
の積層フィルム等を挙げることができる。容器本体2が
ポリエチレンテレフタレート(PET)で構成されてい
る場合では、特開平5−45262に記載されている、
基端側から順にアルミ箔等の容器本体2の減圧状態を維
持する気密維持部材、延伸PETフィルム等のシール材
6の強度を維持する機能を有する樹脂薄膜基材フィル
ム、変性ポリエステル等の容器本体2のフランジ23と
熱融着可能でイージーピール性を有している樹脂薄膜接
着フィルムで構成された積層フィルムが好ましい。ま
た、容器本体2の先端側には、口部21を気密的に封止
するキャップ(封止手段)5が設置されている。このキ
ャップ5は、先端および基端に開口した内部空間を有
し、かつ口部21の周辺に着脱自在に装着(螺合)され
るキャップ本体51と、キャップ本体51の内側に設置
された封止部材53とで構成されている。キャップ本体
51の基端部内周面には、前記雄螺子22と螺合する雌
螺子52が形成され、この雌螺子52と雄螺子22とが
螺合することにより、キャップ本体51が口部21周辺
に装着される。
【0011】封止部材53は、前述したような各種ゴム
や熱可塑性エラストマー等の弾性体よりなる膜または栓
体で構成され、後述する第2の針管832で刺通可能な
ものであり、かつそれ自体気密性を有するものである。
また、ガスバリア性を向上させるために、封止部材53
の表面に、前述したようなガスバリア層(図示せず)を
形成することもできる。キャップ本体51を口部21に
螺合して、装着したとき、口部21の先端面が封止部材
53に密着(圧着)し、これにより、口部21は気密的
に封止され、シール材6と協働して空間25、26の減
圧状態を維持することができる。キャップ本体51の封
止部材53より先端側である開口部周縁には、先端方向
に向かってその内径が漸増するテーパ状のガイド面54
が形成されている。このガイド面54は、第2の針管8
32で封止部材53を刺通する際、第2の針管832の
針先834を封止部材53の中央部へ誘導する役割を果
たす。以上のような容器本体2とシール材6と封止部材
53とで囲まれる容器本体2内の空間25、26は、減
圧状態とされている。この場合、空間25、26の圧力
は、40〜600torr程度が好ましく、70〜200to
rr程度がより好ましい。空間25の圧力が低すぎると、
空間25への液体の流入が完了した際に、空間25中に
液体が占める割合が多くなり(気泡部分が少なくな
り)、容器本体2を振ることにより薬剤の溶解を行った
ときの溶解性、攪拌性が低下するおそれがある。また、
空間25の圧力が高すぎると、空間25へ液体を流入さ
せる際の流入量が小さくなる。また、減圧の程度を流入
する液体の量から規定すると、流入する液体が空間25
内の70〜90%となるように空間25を減圧すること
が好ましい。
や熱可塑性エラストマー等の弾性体よりなる膜または栓
体で構成され、後述する第2の針管832で刺通可能な
ものであり、かつそれ自体気密性を有するものである。
また、ガスバリア性を向上させるために、封止部材53
の表面に、前述したようなガスバリア層(図示せず)を
形成することもできる。キャップ本体51を口部21に
螺合して、装着したとき、口部21の先端面が封止部材
53に密着(圧着)し、これにより、口部21は気密的
に封止され、シール材6と協働して空間25、26の減
圧状態を維持することができる。キャップ本体51の封
止部材53より先端側である開口部周縁には、先端方向
に向かってその内径が漸増するテーパ状のガイド面54
が形成されている。このガイド面54は、第2の針管8
32で封止部材53を刺通する際、第2の針管832の
針先834を封止部材53の中央部へ誘導する役割を果
たす。以上のような容器本体2とシール材6と封止部材
53とで囲まれる容器本体2内の空間25、26は、減
圧状態とされている。この場合、空間25、26の圧力
は、40〜600torr程度が好ましく、70〜200to
rr程度がより好ましい。空間25の圧力が低すぎると、
空間25への液体の流入が完了した際に、空間25中に
液体が占める割合が多くなり(気泡部分が少なくな
り)、容器本体2を振ることにより薬剤の溶解を行った
ときの溶解性、攪拌性が低下するおそれがある。また、
空間25の圧力が高すぎると、空間25へ液体を流入さ
せる際の流入量が小さくなる。また、減圧の程度を流入
する液体の量から規定すると、流入する液体が空間25
内の70〜90%となるように空間25を減圧すること
が好ましい。
【0012】また、図示されていないが、空間25内に
は、必要に応じ、薬剤、特に固体(例えば、粉末剤、粒
剤、塊状、ゲル状)の薬剤が収納されている。薬剤の種
類は、特に限定されず、例えば、抗生物質、ビタミン剤
(総合ビタミン剤)、各種アミノ酸、ヘパリンのような
抗血栓剤、インシュリン、抗腫瘍剤、鎮痛剤、強心剤、
静注麻酔剤、抗パーキンソン剤、潰瘍治療剤、副腎皮質
ホルモン剤、不整脈用剤、補正用電解質、抗ウイルス
剤、免疫賦活剤等、いかなるものでもよい。なお、薬剤
の形態は、固体に限らず、液体であってもよい。また、
薬剤は、2種以上が混合されているものでもよい。ま
た、空間26内には、必要に応じて乾燥剤91および脱
酸素剤92を収容することができる。これにより、上記
薬剤の中で、吸湿性や易酸化性を有する経時的に不安定
な薬剤も保管することが可能である。空間26に挿入さ
れる、乾燥剤91としては、たとえば、シリカゲル、ゼ
オライト等を成分とするものが挙げられる。また、脱酸
素剤92としては、たとえば、エージレス(三菱瓦斯化
学社製)、アモルファス銅を用いたもの等が挙げられ
る。乾燥剤91と脱酸素剤92は、空間25に収納され
ている薬剤の吸湿性、易酸化性の程度により、片方もし
くは両方を挿入する。乾燥剤91や脱酸素剤92は空間
26に挿入するだけでもかまわないが、ガスケット3の
基端面に接着または埋め込んでもよいし、シール材6に
接着してもかまわない(図示せず)。
は、必要に応じ、薬剤、特に固体(例えば、粉末剤、粒
剤、塊状、ゲル状)の薬剤が収納されている。薬剤の種
類は、特に限定されず、例えば、抗生物質、ビタミン剤
(総合ビタミン剤)、各種アミノ酸、ヘパリンのような
抗血栓剤、インシュリン、抗腫瘍剤、鎮痛剤、強心剤、
静注麻酔剤、抗パーキンソン剤、潰瘍治療剤、副腎皮質
ホルモン剤、不整脈用剤、補正用電解質、抗ウイルス
剤、免疫賦活剤等、いかなるものでもよい。なお、薬剤
の形態は、固体に限らず、液体であってもよい。また、
薬剤は、2種以上が混合されているものでもよい。ま
た、空間26内には、必要に応じて乾燥剤91および脱
酸素剤92を収容することができる。これにより、上記
薬剤の中で、吸湿性や易酸化性を有する経時的に不安定
な薬剤も保管することが可能である。空間26に挿入さ
れる、乾燥剤91としては、たとえば、シリカゲル、ゼ
オライト等を成分とするものが挙げられる。また、脱酸
素剤92としては、たとえば、エージレス(三菱瓦斯化
学社製)、アモルファス銅を用いたもの等が挙げられ
る。乾燥剤91と脱酸素剤92は、空間25に収納され
ている薬剤の吸湿性、易酸化性の程度により、片方もし
くは両方を挿入する。乾燥剤91や脱酸素剤92は空間
26に挿入するだけでもかまわないが、ガスケット3の
基端面に接着または埋め込んでもよいし、シール材6に
接着してもかまわない(図示せず)。
【0013】空間25、26は減圧状態になっており、
残存する水分および酸素量は少なく、使用する乾燥剤9
1および脱酸素剤92は、吸収能力の小さいもので十分
である。また乾燥剤91および脱酸素剤92を収納する
ことにより、空間25、26の圧力が変化するが、吸水
量に大きな変化をもたらすことはない。次に、薬液注入
器具1に装着して使用されるホルダー8の構成について
説明する。ホルダー8は、基端が解放した筒状のホルダ
ー本体81を有している。このホルダー本体81は、そ
の基端開口811より、キャップ5を挿入し、嵌合し得
る形状、寸法を有している。
残存する水分および酸素量は少なく、使用する乾燥剤9
1および脱酸素剤92は、吸収能力の小さいもので十分
である。また乾燥剤91および脱酸素剤92を収納する
ことにより、空間25、26の圧力が変化するが、吸水
量に大きな変化をもたらすことはない。次に、薬液注入
器具1に装着して使用されるホルダー8の構成について
説明する。ホルダー8は、基端が解放した筒状のホルダ
ー本体81を有している。このホルダー本体81は、そ
の基端開口811より、キャップ5を挿入し、嵌合し得
る形状、寸法を有している。
【0014】ホルダー本体81の先端部の内周面には、
雌螺子82が形成されている。そして、このホルダー本
体81の先端部には、両頭針83が装着される。両頭針
83は、第1の針管831と第2の針管832とを、そ
れらの針先833、834同士が互いに逆方向を向くよ
うに、かつそれらの内腔同士が連通するようにハブ84
に固着してなるものである。第1の針管831、第2の
針管832は、それぞれ、例えば、ステンレス鋼、チタ
ン、アルミニウム等の各種金属材料で構成されている。
また、ガラス、アルミナ等の各種セラミックス材料や、
ポリエステル、ポリフェニレンサルファイド、ポリカー
ボネート等の各種硬質樹脂で構成されたものであっても
よい。ハブ84の外周部には、雄螺子85が形成され、
この雄螺子85を前記雌螺子82に螺合することによ
り、両頭針83がホルダー本体81に対し装着される。
第2の針管832の周囲には、少なくとも針先834を
被包する被包部材87が設置されている。この被包部材
87は、未使用時に第2の針管832等の汚染を防止
し、無菌状態を保つ機能と、針先834からの液漏れを
防止する機能とを有する。この被包部材87は、前述し
たような弾性材料よりなる膜で構成され、針先834に
より容易に刺通可能なものが好ましい。被包部材87の
先端部は、ハブ84の基端に突出した突出部86に嵌入
され、好ましくは接着剤により接着固定されている。ま
た、被包部材87の基端は、半球状をなしている。
雌螺子82が形成されている。そして、このホルダー本
体81の先端部には、両頭針83が装着される。両頭針
83は、第1の針管831と第2の針管832とを、そ
れらの針先833、834同士が互いに逆方向を向くよ
うに、かつそれらの内腔同士が連通するようにハブ84
に固着してなるものである。第1の針管831、第2の
針管832は、それぞれ、例えば、ステンレス鋼、チタ
ン、アルミニウム等の各種金属材料で構成されている。
また、ガラス、アルミナ等の各種セラミックス材料や、
ポリエステル、ポリフェニレンサルファイド、ポリカー
ボネート等の各種硬質樹脂で構成されたものであっても
よい。ハブ84の外周部には、雄螺子85が形成され、
この雄螺子85を前記雌螺子82に螺合することによ
り、両頭針83がホルダー本体81に対し装着される。
第2の針管832の周囲には、少なくとも針先834を
被包する被包部材87が設置されている。この被包部材
87は、未使用時に第2の針管832等の汚染を防止
し、無菌状態を保つ機能と、針先834からの液漏れを
防止する機能とを有する。この被包部材87は、前述し
たような弾性材料よりなる膜で構成され、針先834に
より容易に刺通可能なものが好ましい。被包部材87の
先端部は、ハブ84の基端に突出した突出部86に嵌入
され、好ましくは接着剤により接着固定されている。ま
た、被包部材87の基端は、半球状をなしている。
【0015】次に、薬液注入器具1の組立方法を説明す
る。容器本体2にキャップ5を装着する。これに薬剤を
充填する。ガスケット3を機械打栓等の方法により充填
した薬剤にすれすれまで押し込む。ここでの機械打栓と
はガスケットを摘んで変形させた状態で容器内部にガス
ケットを挿入する打栓方法である。また真空打栓により
ガスケットを落とし込んでもよい。次に減圧シール機で
減圧状態でシール材6を容器本体2基端部に接合する。
減圧シール機において徐々に圧力を減少していくとガス
ケット3は容器本体2の基端部側へ移動し始める。過度
に減圧すると、ガスケット3は容器本体2の基端部から
脱落するので、適度に減圧することが必要である。適正
な減圧度は押し込まれた際のガスケットの位置すなわち
薬剤のかさ高さによって変動するので、薬剤の種類によ
って減圧度を設定することが望ましい。
る。容器本体2にキャップ5を装着する。これに薬剤を
充填する。ガスケット3を機械打栓等の方法により充填
した薬剤にすれすれまで押し込む。ここでの機械打栓と
はガスケットを摘んで変形させた状態で容器内部にガス
ケットを挿入する打栓方法である。また真空打栓により
ガスケットを落とし込んでもよい。次に減圧シール機で
減圧状態でシール材6を容器本体2基端部に接合する。
減圧シール機において徐々に圧力を減少していくとガス
ケット3は容器本体2の基端部側へ移動し始める。過度
に減圧すると、ガスケット3は容器本体2の基端部から
脱落するので、適度に減圧することが必要である。適正
な減圧度は押し込まれた際のガスケットの位置すなわち
薬剤のかさ高さによって変動するので、薬剤の種類によ
って減圧度を設定することが望ましい。
【0016】上述した特開平11-33114号に記載の容器で
はガスケットを所定の位置に留置するために、ガスケッ
トとシール材を連結する部材(位置決め部材)が必要で
あるが、本発明の薬液注入容器はこの部品を用いること
なくガスケットを所定の位置に留置することができ、部
品数が少くて済み、より低コストで製造が可能である。
また、特開平11-33114号に記載の容器の組立方法によれ
ば、まず、ガスケットに位置決め部材を連結し、さらに
位置決め部材にシール材を接合したものを用意する必要
がある。そのためガスケットと位置決め部材とシール材
を組み立てる機器が必要である。一方、本発明の薬液注
入容器はガスケットを挿入した後、シール材を減圧シー
ルするだけであり、部品の組立工程がなく非常に簡便に
製造することができる。
はガスケットを所定の位置に留置するために、ガスケッ
トとシール材を連結する部材(位置決め部材)が必要で
あるが、本発明の薬液注入容器はこの部品を用いること
なくガスケットを所定の位置に留置することができ、部
品数が少くて済み、より低コストで製造が可能である。
また、特開平11-33114号に記載の容器の組立方法によれ
ば、まず、ガスケットに位置決め部材を連結し、さらに
位置決め部材にシール材を接合したものを用意する必要
がある。そのためガスケットと位置決め部材とシール材
を組み立てる機器が必要である。一方、本発明の薬液注
入容器はガスケットを挿入した後、シール材を減圧シー
ルするだけであり、部品の組立工程がなく非常に簡便に
製造することができる。
【0017】次に、薬液注入器具1の使用方法の一例に
ついて説明する。 [1] 図1に示す未使用の状態の薬液注入器具1を用意
する。空間25は、所定の減圧状態を維持しており、ま
た、この空間25には、例えば粉末のような固体の薬剤
が所定量収納されている。 [2] 一方、薬剤を配合しようとする液体が入れられた
容器を用意する。本実施例では、溶解液が入れられた輸
液バッグ(図示せず)を例に説明する。輸液バッグの混
注口ポート(弾性材料よりなる栓体で構成されている)
に、ホルダー8の両頭針83の第1の針管831を刺通
するとともに、ホルダー本体81内に薬液注入器具1の
キャップ5を挿入、嵌合する。これにより、第2の針管
832が封止部材53を刺通し、その針先834が口部
21の内腔に侵入する。なお、このとき、被包部材87
は、その先端が第2の針管832に刺通されるととも
に、封止部材53およびガイド面54に押圧されて先端
側によせられ、蛇腹状に折り畳まれる。そして、針管8
31の針先834は、ガイド面54に案内されて、封止
部材53の中央部へ誘導され、封止部材53を適正な位
置で確実に刺通することができる。以上のようにして、
輸液バッグ内と空間25とが両頭針83を介して連通す
ると、空間25が減圧状態とされていることから、輸液
バッグ内の溶解液が第1の針管831および第2の針管
832の内腔を経て空間25内に流入する。このとき、
空間26が減圧状態のままなので、ガスケット3は容器
本体2の基端部側へ空間26が常圧に戻るところまで移
動する。このため空間25の容積は大きくなり、薬剤を
溶解しやすくなる。
ついて説明する。 [1] 図1に示す未使用の状態の薬液注入器具1を用意
する。空間25は、所定の減圧状態を維持しており、ま
た、この空間25には、例えば粉末のような固体の薬剤
が所定量収納されている。 [2] 一方、薬剤を配合しようとする液体が入れられた
容器を用意する。本実施例では、溶解液が入れられた輸
液バッグ(図示せず)を例に説明する。輸液バッグの混
注口ポート(弾性材料よりなる栓体で構成されている)
に、ホルダー8の両頭針83の第1の針管831を刺通
するとともに、ホルダー本体81内に薬液注入器具1の
キャップ5を挿入、嵌合する。これにより、第2の針管
832が封止部材53を刺通し、その針先834が口部
21の内腔に侵入する。なお、このとき、被包部材87
は、その先端が第2の針管832に刺通されるととも
に、封止部材53およびガイド面54に押圧されて先端
側によせられ、蛇腹状に折り畳まれる。そして、針管8
31の針先834は、ガイド面54に案内されて、封止
部材53の中央部へ誘導され、封止部材53を適正な位
置で確実に刺通することができる。以上のようにして、
輸液バッグ内と空間25とが両頭針83を介して連通す
ると、空間25が減圧状態とされていることから、輸液
バッグ内の溶解液が第1の針管831および第2の針管
832の内腔を経て空間25内に流入する。このとき、
空間26が減圧状態のままなので、ガスケット3は容器
本体2の基端部側へ空間26が常圧に戻るところまで移
動する。このため空間25の容積は大きくなり、薬剤を
溶解しやすくなる。
【0018】[3] 空間25内への溶解液の流入が停
止したら、必要に応じて、薬液注入器具1に揺動、振動
を与え、空間25内に収納されていた薬剤を溶解する。
これにより配合すべき所望の薬液10が調整される。 [4] 次に、容器本体2の基端部に接合した、シール
材6を剥離する。露出したガスケット3の凹部32に、
プランジャ4を嵌合する。 [5] 続いて、プランジャ4を先端方向に押圧し、同
方向へガスケット3を摺動させる。これにより、空間2
5内の薬液10は、口部21、第2の針管832および
第1の針管831の内腔を順次経て、輸液バッグ内に注
入、配合される。 [6] 以上のようにして、輸液バッグへの薬液の注入
が完了したら、キャップ5からホルダー8を取り外す。
これに伴い、第2の針管832が封止部材53から抜き
取られる。このとき、蛇腹状に折り畳まれていた被包部
材87は、その弾性力により、瞬時に元の形状に復元
し、第2の針管832を再び被包するので、針先834
から液が漏れて周囲に飛散することが防止される。そし
て、このような被包部材87や混注口の再シール性の作
用により、輸液バッグ内の溶液の無菌状態が保たれる。
止したら、必要に応じて、薬液注入器具1に揺動、振動
を与え、空間25内に収納されていた薬剤を溶解する。
これにより配合すべき所望の薬液10が調整される。 [4] 次に、容器本体2の基端部に接合した、シール
材6を剥離する。露出したガスケット3の凹部32に、
プランジャ4を嵌合する。 [5] 続いて、プランジャ4を先端方向に押圧し、同
方向へガスケット3を摺動させる。これにより、空間2
5内の薬液10は、口部21、第2の針管832および
第1の針管831の内腔を順次経て、輸液バッグ内に注
入、配合される。 [6] 以上のようにして、輸液バッグへの薬液の注入
が完了したら、キャップ5からホルダー8を取り外す。
これに伴い、第2の針管832が封止部材53から抜き
取られる。このとき、蛇腹状に折り畳まれていた被包部
材87は、その弾性力により、瞬時に元の形状に復元
し、第2の針管832を再び被包するので、針先834
から液が漏れて周囲に飛散することが防止される。そし
て、このような被包部材87や混注口の再シール性の作
用により、輸液バッグ内の溶液の無菌状態が保たれる。
【0019】また、上記工程[4]、[5]、[6]に変え
て、次の方法を採ることもできる。 [4'] 工程[3]の後、キャップ5からホルダー8を取
り外し、さらにキャップ5を容器本体2に対し回転し
て、キャップ5を口部21から取り外す。なお、キャッ
プ5からホルダー8を取り外した際の利点は、前記工程
[6]で述べたのと同様である。 [5'] 一方、口部21と液密に嵌合(螺合)し得るハ
ブを有する穿刺針(図示せず)を予め用意しておき、こ
の穿刺針のハブを口部21に嵌合する。 [6'] 次に、前記穿刺針を患者の血管または所定の他
の容器の混注口等に穿刺し、プランジャ4を先端方向へ
押圧し、同方向へガスケット3を摺動させる。これによ
り、空間25内の薬液10は、口部21および前記穿刺
針を経て排出され、患者に投与されるか、または前記容
器内に注入、配合される。以上、本発明の薬液注入器具
を図示の実施例について説明したが、本発明は、これら
に限定されるものではなく、特に、本発明の薬液注入器
具の各構成要素は、同様の機能を発揮し得る任意のもの
に置換することができる。
て、次の方法を採ることもできる。 [4'] 工程[3]の後、キャップ5からホルダー8を取
り外し、さらにキャップ5を容器本体2に対し回転し
て、キャップ5を口部21から取り外す。なお、キャッ
プ5からホルダー8を取り外した際の利点は、前記工程
[6]で述べたのと同様である。 [5'] 一方、口部21と液密に嵌合(螺合)し得るハ
ブを有する穿刺針(図示せず)を予め用意しておき、こ
の穿刺針のハブを口部21に嵌合する。 [6'] 次に、前記穿刺針を患者の血管または所定の他
の容器の混注口等に穿刺し、プランジャ4を先端方向へ
押圧し、同方向へガスケット3を摺動させる。これによ
り、空間25内の薬液10は、口部21および前記穿刺
針を経て排出され、患者に投与されるか、または前記容
器内に注入、配合される。以上、本発明の薬液注入器具
を図示の実施例について説明したが、本発明は、これら
に限定されるものではなく、特に、本発明の薬液注入器
具の各構成要素は、同様の機能を発揮し得る任意のもの
に置換することができる。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の薬液注入器
具およびその製造方法によれば、例えばバッグ内への薬
液の配合等の薬液の注入を、簡単な操作で短時間に行う
ことができ、製造が容易で部品点数も少なくて済む薬液
注入器具が提供される。特に、容器本体とシール材とで
囲まれる空間が減圧状態とされているため、プランジャ
を引く操作を行うことなく溶解液の吸引がなされ、その
操作を簡単、迅速に行える。さらに、ガスケットがシー
ル材より離間して設けることができるため、プランジャ
ーによりガスケットを操作する際に誤って外気が容器本
体内の空間に侵入し溶解された薬剤を汚染してしまう危
険性を防止することができる。そして、操作中におい
て、容器本体内部の空間等の各所が外気と接触する機会
が極めて少ないため、細菌汚染や異物の混入を防止する
ことができる。また、封止手段、シール材の設置によ
り、前記空間の減圧状態をより安定的に、長期間保持す
ることができる。
具およびその製造方法によれば、例えばバッグ内への薬
液の配合等の薬液の注入を、簡単な操作で短時間に行う
ことができ、製造が容易で部品点数も少なくて済む薬液
注入器具が提供される。特に、容器本体とシール材とで
囲まれる空間が減圧状態とされているため、プランジャ
を引く操作を行うことなく溶解液の吸引がなされ、その
操作を簡単、迅速に行える。さらに、ガスケットがシー
ル材より離間して設けることができるため、プランジャ
ーによりガスケットを操作する際に誤って外気が容器本
体内の空間に侵入し溶解された薬剤を汚染してしまう危
険性を防止することができる。そして、操作中におい
て、容器本体内部の空間等の各所が外気と接触する機会
が極めて少ないため、細菌汚染や異物の混入を防止する
ことができる。また、封止手段、シール材の設置によ
り、前記空間の減圧状態をより安定的に、長期間保持す
ることができる。
【0021】特に、ガスケットの摺動性を損なうことな
く、容器内の減圧状態を良好に維持することができ、し
かも、容器本体の直径を大きくし、その分容器本体の長
さを短くしたりすることにより、薬液注入器具の小型化
をはかることができる。また、容器本体内に収納する薬
剤等の量を予め設定しておくことにより、配合ミスを防
止することができる。
く、容器内の減圧状態を良好に維持することができ、し
かも、容器本体の直径を大きくし、その分容器本体の長
さを短くしたりすることにより、薬液注入器具の小型化
をはかることができる。また、容器本体内に収納する薬
剤等の量を予め設定しておくことにより、配合ミスを防
止することができる。
【図1】本発明の薬液注入器具の一実施例を示す縦断面
図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】先端に封止されたノズルを有するとともに
後端が開口した外筒と、外筒内を摺動可能に外筒内に配
置されたガスケットと、外筒後端を封止する封止部材と
を有し、外筒内が減圧されてなる薬液注入器具であっ
て、ガスケットが封止部材と離間して配置されたことを
特徴とする薬液注入器具。 - 【請求項2】先端に封止されたノズルを有するとともに
後端が開口した外筒と、外筒内を摺動可能に外筒内に配
置されたガスケットと、外筒後端を封止する封止部材と
を有し、外筒内が減圧されてなる薬液注入器具を製造す
るにあたり、ガスケットをガスケット前後で内圧が実質
的に異ならないよう外筒内へ挿入し、次いで後端開口を
封止部材で密封する際、ガスケットが外筒内の所定位置
に留まるように減圧することを特徴とする薬液注入器具
の製造方法。 - 【請求項3】ノズルの封止はノズルに被冠されたキャッ
プと封止部材によるものである請求項2に記載の薬液注
入器具の製造方法。 - 【請求項4】キャップが完全に封止される前にガスケッ
トが挿入されてなる請求項3に記載の薬液注入器具の製
造方法。 - 【請求項5】ノズルが封止された外筒にガスケットの側
壁を圧縮した状態でガスケットを外筒後端の開口より挿
入することにより外筒内に配置した請求項2または3に
記載の薬液注入器具の製造方法。 - 【請求項6】薬剤が外筒のノズルとガスケット間の内部
空間に収納された請求項2〜5のいずれかに記載の薬液
注入器具の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11198310A JP2001017546A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | 薬液注入器具およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11198310A JP2001017546A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | 薬液注入器具およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001017546A true JP2001017546A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16389014
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11198310A Pending JP2001017546A (ja) | 1999-07-13 | 1999-07-13 | 薬液注入器具およびその製造方法 |
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---|---|
JP (1) | JP2001017546A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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