JP2001017541A - 透析器の再生方法と透析装置 - Google Patents
透析器の再生方法と透析装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】透析器の再使用で最も問題となる細菌やその生
成毒素であるエンドトキシンによる汚染を確実に防止す
ることができると共に、医療従事者の再生作業の省力化
によるコストダウンが可能であり、さらに医療従事者の
再生作業におけるウイルス感染の防止等の安全性を確保
することができる透析器の再生方法と透析装置を提供す
る。 【解決手段】血液透析後に、無菌化処理した透析液を、
透析液回路12を介して透析器20へ供給し、該透析液
を透析器20の透析液系から血液系へと逆濾過させて血
液系を無菌的に洗い出す。ここで透析液の無菌化処理
は、透析液を予め除菌フィルターで濾過して、細菌とそ
の生成毒素であるエンドトキシンを少なくとも除去する
ことにより行う。
成毒素であるエンドトキシンによる汚染を確実に防止す
ることができると共に、医療従事者の再生作業の省力化
によるコストダウンが可能であり、さらに医療従事者の
再生作業におけるウイルス感染の防止等の安全性を確保
することができる透析器の再生方法と透析装置を提供す
る。 【解決手段】血液透析後に、無菌化処理した透析液を、
透析液回路12を介して透析器20へ供給し、該透析液
を透析器20の透析液系から血液系へと逆濾過させて血
液系を無菌的に洗い出す。ここで透析液の無菌化処理
は、透析液を予め除菌フィルターで濾過して、細菌とそ
の生成毒素であるエンドトキシンを少なくとも除去する
ことにより行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは医療機器に
関するものであり、透析装置による血液透析後に、透析
器を再生するための方法と、この方法を容易に実施する
ことができる透析装置に関する。
関するものであり、透析装置による血液透析後に、透析
器を再生するための方法と、この方法を容易に実施する
ことができる透析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にダイアライザーと称される透析器
は、患者の血液中の老廃物を前記透析器内の透析膜を介
して透析液中に除去する血液透析療法に広く用いられて
いる。従来ほとんどの透析器は、その透析液系を無菌状
態に保つことが困難であったので、1回使用のみが前提
の使い捨てであった。
は、患者の血液中の老廃物を前記透析器内の透析膜を介
して透析液中に除去する血液透析療法に広く用いられて
いる。従来ほとんどの透析器は、その透析液系を無菌状
態に保つことが困難であったので、1回使用のみが前提
の使い捨てであった。
【0003】ところが最近では、透析器を使い捨てにす
るより同一患者に再使用した方が、透析器の血液系が血
液中のタンパク質成分でコーティングされるため、生体
適合性が向上し、また経済的でもある等の事情により、
海外では透析器の再使用が普及している。
るより同一患者に再使用した方が、透析器の血液系が血
液中のタンパク質成分でコーティングされるため、生体
適合性が向上し、また経済的でもある等の事情により、
海外では透析器の再使用が普及している。
【0004】かかる透析器の再使用のための再生は、一
般には次のような手順で行われていた。先ず血液透析
後、血液回路からヘパリン加生理食塩水を流入させて、
血液回路内および透析器内の血液を患者に返した(返
血)後、直ちに透析装置から透析器と血液回路を取り外
し、さらに透析器から血液回路を切り離す。次に、透析
器再生装置で透析器の血液系に逆浸透処理水を流し込
み、残留した血液や血栓等を洗い流す。
般には次のような手順で行われていた。先ず血液透析
後、血液回路からヘパリン加生理食塩水を流入させて、
血液回路内および透析器内の血液を患者に返した(返
血)後、直ちに透析装置から透析器と血液回路を取り外
し、さらに透析器から血液回路を切り離す。次に、透析
器再生装置で透析器の血液系に逆浸透処理水を流し込
み、残留した血液や血栓等を洗い流す。
【0005】その後、透析器に3%ホルマリン水等の化
学消毒剤を充填して保存していた。このように透析終了
後から保存に至る一連の処理がなされている。
学消毒剤を充填して保存していた。このように透析終了
後から保存に至る一連の処理がなされている。
【0006】そして透析器の再使用時には、ホルマリン
生理食塩水の充填の有無を確認した後、ホルマリンの洗
い出しを行ってから残留ホルマリンの有無を確認して、
問題なければ透析器にヘパリン加生理食塩水を充填して
(プライミング)、再使用に供していた。ここでプライ
ミングは透析器の透析性を高めるための処置である。
生理食塩水の充填の有無を確認した後、ホルマリンの洗
い出しを行ってから残留ホルマリンの有無を確認して、
問題なければ透析器にヘパリン加生理食塩水を充填して
(プライミング)、再使用に供していた。ここでプライ
ミングは透析器の透析性を高めるための処置である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の透析器の再生方法では、再使用で問題となる細
菌やその生成毒素であるエンドトキシンによる汚染を防
止できないという問題があった。
た従来の透析器の再生方法では、再使用で問題となる細
菌やその生成毒素であるエンドトキシンによる汚染を防
止できないという問題があった。
【0008】また、透析器を殺菌保存するホルマリンは
生体にとっても有毒であるため、透析前処理として透析
器内のホルマリン残留がなくなるまで無菌水で入念に洗
い出さなければならない。ところが、ホルマリンはその
性質上透析膜へ吸着しやすいため、十分に除去するには
相当の時間と労力を要し、コストアップの要因にもなっ
ていた。
生体にとっても有毒であるため、透析前処理として透析
器内のホルマリン残留がなくなるまで無菌水で入念に洗
い出さなければならない。ところが、ホルマリンはその
性質上透析膜へ吸着しやすいため、十分に除去するには
相当の時間と労力を要し、コストアップの要因にもなっ
ていた。
【0009】また、透析器の洗浄とホルマリンによる殺
菌作業は、医療従事者に対するウイルス感染や薬害が発
生するおそれも伴うものであった。また、透析器はその
透析膜の内壁に、タンパク質成分がコーティングされる
ことで生体適合性が向上するが、タンパク質はホルマリ
ンで異種タンパク質に変成するため、殺菌により逆に生
体適合性が低下する。
菌作業は、医療従事者に対するウイルス感染や薬害が発
生するおそれも伴うものであった。また、透析器はその
透析膜の内壁に、タンパク質成分がコーティングされる
ことで生体適合性が向上するが、タンパク質はホルマリ
ンで異種タンパク質に変成するため、殺菌により逆に生
体適合性が低下する。
【0010】さらにまた、従来の透析器の再生方法で
は、透析直後の処理と、透析器の保存と、透析直前の処
理という3つの工程が、それぞれ別々に行われるもので
あった。特に透析直前の処理であるホルマリン等の洗い
出しは、透析器にホルマリン等を充填して保存するとい
う処理があるから余計に必要となるものであり、各処理
を効率的に行う手だてがなく、再生作業の簡略化が切望
されていた。
は、透析直後の処理と、透析器の保存と、透析直前の処
理という3つの工程が、それぞれ別々に行われるもので
あった。特に透析直前の処理であるホルマリン等の洗い
出しは、透析器にホルマリン等を充填して保存するとい
う処理があるから余計に必要となるものであり、各処理
を効率的に行う手だてがなく、再生作業の簡略化が切望
されていた。
【0011】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、透析器の再使用で最
も問題となる細菌やその生成毒素であるエンドトキシン
による汚染を確実に防止することができると共に、医療
従事者の再生作業の省力化によるコストダウンが可能で
あり、さらに医療従事者の再生作業におけるウイルス感
染を防止し安全性を確保することができる透析器の再生
方法と透析装置を提供することを目的としている。
問題点に着目してなされたもので、透析器の再使用で最
も問題となる細菌やその生成毒素であるエンドトキシン
による汚染を確実に防止することができると共に、医療
従事者の再生作業の省力化によるコストダウンが可能で
あり、さらに医療従事者の再生作業におけるウイルス感
染を防止し安全性を確保することができる透析器の再生
方法と透析装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]血液中の老廃物を透析膜(22)により透析液中
に濾過させる透析器(20)と、該透析器(20)の透
析膜(22)内側である血液系と人体とを結ぶ血液回路
(11)と、前記透析器(20)の透析膜(22)外側
である透析液系に透析液を供給する透析液回路(12)
とを有する透析装置(10)による血液透析後、前記透
析器(20)を再生するための方法であって、前記血液
透析後に、無菌化処理した透析液を、前記透析液回路
(12)を介して透析器(20)へ供給し、該透析液を
透析器(20)の透析液系から血液系へと逆濾過させて
血液系を無菌的に洗い出すことを特徴とする透析器(2
0)の再生方法。
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]血液中の老廃物を透析膜(22)により透析液中
に濾過させる透析器(20)と、該透析器(20)の透
析膜(22)内側である血液系と人体とを結ぶ血液回路
(11)と、前記透析器(20)の透析膜(22)外側
である透析液系に透析液を供給する透析液回路(12)
とを有する透析装置(10)による血液透析後、前記透
析器(20)を再生するための方法であって、前記血液
透析後に、無菌化処理した透析液を、前記透析液回路
(12)を介して透析器(20)へ供給し、該透析液を
透析器(20)の透析液系から血液系へと逆濾過させて
血液系を無菌的に洗い出すことを特徴とする透析器(2
0)の再生方法。
【0013】[2]前記血液透析後に、細菌とその生成
毒素であるエンドトキシンを少なくとも除去可能な除菌
フィルター(60)によって、前記透析液を無菌化処理
することを特徴とする[1]記載の透析器(20)の再
生方法。
毒素であるエンドトキシンを少なくとも除去可能な除菌
フィルター(60)によって、前記透析液を無菌化処理
することを特徴とする[1]記載の透析器(20)の再
生方法。
【0014】[3]血液中の老廃物を透析膜(22)に
より透析液中に濾過させる透析器(20)と、該透析器
(20)の透析膜(22)内側である血液系と人体とを
結ぶ血液回路(11)と、前記透析器(20)の透析膜
(22)外側である透析液系に透析液を供給する透析液
回路(12)とを有する透析装置(10)であって、該
透析装置(10)による血液透析後、前記透析器(2
0)を再生することが可能な透析装置(10)におい
て、前記透析液回路(12)の供給側途中に除菌フィル
ター(60)を介装しておき、前記血液透析後に、前記
除菌フィルター(60)によって無菌化処理した透析液
を透析器(20)へ供給し、該透析液を透析器(20)
の透析液系から血液系へと逆濾過させて血液系を無菌的
に洗い出すように設定したことを特徴とする透析装置
(10)。
より透析液中に濾過させる透析器(20)と、該透析器
(20)の透析膜(22)内側である血液系と人体とを
結ぶ血液回路(11)と、前記透析器(20)の透析膜
(22)外側である透析液系に透析液を供給する透析液
回路(12)とを有する透析装置(10)であって、該
透析装置(10)による血液透析後、前記透析器(2
0)を再生することが可能な透析装置(10)におい
て、前記透析液回路(12)の供給側途中に除菌フィル
ター(60)を介装しておき、前記血液透析後に、前記
除菌フィルター(60)によって無菌化処理した透析液
を透析器(20)へ供給し、該透析液を透析器(20)
の透析液系から血液系へと逆濾過させて血液系を無菌的
に洗い出すように設定したことを特徴とする透析装置
(10)。
【0015】[4]前記透析液回路(12)の供給側途
中に除菌フィルター(60)を介装するとき、別途用意
した洗浄器(120)で無菌化洗浄が可能なカプラ(1
30)を介して相互に接続することを特徴とする[3]
記載の透析装置(10)。
中に除菌フィルター(60)を介装するとき、別途用意
した洗浄器(120)で無菌化洗浄が可能なカプラ(1
30)を介して相互に接続することを特徴とする[3]
記載の透析装置(10)。
【0016】[5]前記カプラ(130)は、接続する
一方の管状口に対して着脱可能に外嵌する着脱口(13
1)と、該着脱口(131)のロック機構(140)
と、前記着脱口(131)の開口縁の反対側にて着脱口
(131)に連通し、接続する他方の管状部を接続可能
な連通口(137)とを有し、前記ロック機構(14
0)は、前記着脱口(131)の外周部に対し軸心方向
に摺動可能に外嵌した操作環(141)と、前記着脱口
(131)の内周側および外周側に移動可能に保持さ
れ、前記操作環(141)の内壁が重なると着脱口(1
31)の内周側に突出して、前記一方の管状口の外周に
形成された止め溝に嵌合するボール(133)と、前記
着脱口(131)の外周部と操作環(141)との隙間
に収納され、前記操作環(141)を、ボール(13
3)を覆う位置に付勢するコイルバネ(145)とから
成り、前記着脱口(131)の外周部と前記操作環(1
41)とに、前記コイルバネ(145)が収納されてい
る隙間に対して前記操作環(141)の前後方向から外
部に連通する溝部(134a,142a)を形成し、前
記操作環(141)の後端側に位置する前記着脱口(1
31)の外周部の一部に、前記操作環(141)の外径
よりも大きい嵌合代外周部(135)を形成し、前記洗
浄器(120)はケース本体(121)を有し、該ケー
ス本体(121)は、前記カプラ(130)の嵌合代外
周部(135)に合致する内径の管状に形成され、その
両端に開設された一対の開口部(122)と、両開口部
(122)より前記各カプラ(130)をその嵌合代外
周部(135)まで嵌入した際、各着脱口(131)が
互いに離隔して対向する状態に収納できる内部空間(1
23)とを有し、前記ケース本体(121)の内部空間
(123)で、一方のカプラ(130)の連通口(13
7)から内部空間(123)に消毒液を注入し、他方の
カプラ(130)の連通口(137)から消毒液を外部
に排出して、前記内部空間(123)内に充填されて循
環する消毒液が、各カプラ(130)の着脱口(13
1)の外周部と操作環(141)との隙間を含む着脱口
(131)の内外全表面に接するように設定したことを
特徴とする[4]記載の透析装置(10)。
一方の管状口に対して着脱可能に外嵌する着脱口(13
1)と、該着脱口(131)のロック機構(140)
と、前記着脱口(131)の開口縁の反対側にて着脱口
(131)に連通し、接続する他方の管状部を接続可能
な連通口(137)とを有し、前記ロック機構(14
0)は、前記着脱口(131)の外周部に対し軸心方向
に摺動可能に外嵌した操作環(141)と、前記着脱口
(131)の内周側および外周側に移動可能に保持さ
れ、前記操作環(141)の内壁が重なると着脱口(1
31)の内周側に突出して、前記一方の管状口の外周に
形成された止め溝に嵌合するボール(133)と、前記
着脱口(131)の外周部と操作環(141)との隙間
に収納され、前記操作環(141)を、ボール(13
3)を覆う位置に付勢するコイルバネ(145)とから
成り、前記着脱口(131)の外周部と前記操作環(1
41)とに、前記コイルバネ(145)が収納されてい
る隙間に対して前記操作環(141)の前後方向から外
部に連通する溝部(134a,142a)を形成し、前
記操作環(141)の後端側に位置する前記着脱口(1
31)の外周部の一部に、前記操作環(141)の外径
よりも大きい嵌合代外周部(135)を形成し、前記洗
浄器(120)はケース本体(121)を有し、該ケー
ス本体(121)は、前記カプラ(130)の嵌合代外
周部(135)に合致する内径の管状に形成され、その
両端に開設された一対の開口部(122)と、両開口部
(122)より前記各カプラ(130)をその嵌合代外
周部(135)まで嵌入した際、各着脱口(131)が
互いに離隔して対向する状態に収納できる内部空間(1
23)とを有し、前記ケース本体(121)の内部空間
(123)で、一方のカプラ(130)の連通口(13
7)から内部空間(123)に消毒液を注入し、他方の
カプラ(130)の連通口(137)から消毒液を外部
に排出して、前記内部空間(123)内に充填されて循
環する消毒液が、各カプラ(130)の着脱口(13
1)の外周部と操作環(141)との隙間を含む着脱口
(131)の内外全表面に接するように設定したことを
特徴とする[4]記載の透析装置(10)。
【0017】[6]前記血液回路(11)に血液流路切
替手段(30)を設けると共に、前記透析液回路(1
2)に透析液流路切替手段(40)を設け、前記血液流
路切替手段(30)は、前記血液回路(11)の動脈側
血液回路(11a)の終端を接続する動脈側入口(3
1)と、前記血液回路(11)の静脈側血液回路(11
b)の始端を接続する静脈側出口(32)と、前記動脈
側入口(31)と静脈側出口(32)とにそれぞれ交互
に選択的に連通可能な一対の出入口(33,34)とを
有し、各出入口(33,34)に、前記透析器(20)
の両端に設けられ血液系に連通する一対の血液流出入口
(23a,23b)側をそれぞれ接続し、前記透析液流
路切替手段(40)は、前記透析液回路(12)の供給
側透析液回路(12a)の終端を接続する供給側入口
(41)と、前記透析液回路(12)の排出側透析液回
路(12b)の始端を接続する排出側出口(42)と、
前記供給側入口(41)と排出側出口(42)とにそれ
ぞれ交互に選択的に連通可能な一対の出入口(43,4
4)を有し、各出入口(43,44)に、前記透析器
(20)の両端に設けられ透析液系に連通する一対の透
析液流出入口(24a,24b)をそれぞれ接続したこ
とを特徴とする[3],[4]または[5]記載の透析
装置(10)。
替手段(30)を設けると共に、前記透析液回路(1
2)に透析液流路切替手段(40)を設け、前記血液流
路切替手段(30)は、前記血液回路(11)の動脈側
血液回路(11a)の終端を接続する動脈側入口(3
1)と、前記血液回路(11)の静脈側血液回路(11
b)の始端を接続する静脈側出口(32)と、前記動脈
側入口(31)と静脈側出口(32)とにそれぞれ交互
に選択的に連通可能な一対の出入口(33,34)とを
有し、各出入口(33,34)に、前記透析器(20)
の両端に設けられ血液系に連通する一対の血液流出入口
(23a,23b)側をそれぞれ接続し、前記透析液流
路切替手段(40)は、前記透析液回路(12)の供給
側透析液回路(12a)の終端を接続する供給側入口
(41)と、前記透析液回路(12)の排出側透析液回
路(12b)の始端を接続する排出側出口(42)と、
前記供給側入口(41)と排出側出口(42)とにそれ
ぞれ交互に選択的に連通可能な一対の出入口(43,4
4)を有し、各出入口(43,44)に、前記透析器
(20)の両端に設けられ透析液系に連通する一対の透
析液流出入口(24a,24b)をそれぞれ接続したこ
とを特徴とする[3],[4]または[5]記載の透析
装置(10)。
【0018】[7]前記透析器(20)に対して、前記
血液流路切替手段(30)と、前記透析液流路切替手段
(40)と、前記除菌フィルター(60)とを、これら
の途中経路も含めて予め一体的に構成したことを特徴と
する[6]記載の透析装置(10)。
血液流路切替手段(30)と、前記透析液流路切替手段
(40)と、前記除菌フィルター(60)とを、これら
の途中経路も含めて予め一体的に構成したことを特徴と
する[6]記載の透析装置(10)。
【0019】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。本発明に係る透析器(20)の再生方法によれ
ば、透析装置(10)による血液透析後に、無菌化処理
した透析液を透析液回路(12)を介して透析器(2
0)へ供給し、該透析液を透析器(20)の透析液系か
ら血液系へと逆濾過させて血液系を無菌的に洗い出せば
よい。
する。本発明に係る透析器(20)の再生方法によれ
ば、透析装置(10)による血液透析後に、無菌化処理
した透析液を透析液回路(12)を介して透析器(2
0)へ供給し、該透析液を透析器(20)の透析液系か
ら血液系へと逆濾過させて血液系を無菌的に洗い出せば
よい。
【0020】このような逆濾過により、透析器(20)
の血液系に残血した血液も十分に洗い流され、透析器
(20)の再使用で問題となる細菌や、その生成毒素で
あるエンドトキシンによる汚染も確実に防止することが
できる。また、ホルマリン等の薬剤を使用しないため、
再使用前において従来必要であった薬剤除去にかかる労
力を省くことができ、また薬剤使用による安全面での不
安も解消することができる。
の血液系に残血した血液も十分に洗い流され、透析器
(20)の再使用で問題となる細菌や、その生成毒素で
あるエンドトキシンによる汚染も確実に防止することが
できる。また、ホルマリン等の薬剤を使用しないため、
再使用前において従来必要であった薬剤除去にかかる労
力を省くことができ、また薬剤使用による安全面での不
安も解消することができる。
【0021】前記透析液を無菌化処理するには、例え
ば、透析液回路(12)の供給側途中に、細菌とその生
成毒素であるエンドトキシンを少なくとも除去可能な除
菌フィルター(60)を設ければよく、該除菌フィルタ
ー(60)によって透析液の無菌化を容易に実現するこ
とができる。
ば、透析液回路(12)の供給側途中に、細菌とその生
成毒素であるエンドトキシンを少なくとも除去可能な除
菌フィルター(60)を設ければよく、該除菌フィルタ
ー(60)によって透析液の無菌化を容易に実現するこ
とができる。
【0022】また、本発明に係る透析装置(10)によ
れば、透析液回路(12)の供給側途中に除菌フィルタ
ー(60)を介装しておき、血液透析後に、前記除菌フ
ィルター(60)によって無菌化処理した透析液を透析
器(20)へ供給する。この透析液を透析器(20)の
透析液系から血液系へと逆濾過させて、血液系を無菌的
に洗い出すことが可能であり、前述した透析器(20)
の再生方法を容易に実施することができる。
れば、透析液回路(12)の供給側途中に除菌フィルタ
ー(60)を介装しておき、血液透析後に、前記除菌フ
ィルター(60)によって無菌化処理した透析液を透析
器(20)へ供給する。この透析液を透析器(20)の
透析液系から血液系へと逆濾過させて、血液系を無菌的
に洗い出すことが可能であり、前述した透析器(20)
の再生方法を容易に実施することができる。
【0023】前記透析装置(10)では、その透析液回
路(12)の供給側途中に前記除菌フィルター(60)
を介装するとき、当該接続部分において如何に無菌状態
を保つかが重要となる。そこで、別途用意した洗浄器
(120)で無菌化洗浄が可能なカプラ(130)を介
して相互に接続すれば、より確実かつ十分に透析液の無
菌化処理を実施することができる。
路(12)の供給側途中に前記除菌フィルター(60)
を介装するとき、当該接続部分において如何に無菌状態
を保つかが重要となる。そこで、別途用意した洗浄器
(120)で無菌化洗浄が可能なカプラ(130)を介
して相互に接続すれば、より確実かつ十分に透析液の無
菌化処理を実施することができる。
【0024】具体的には例えば、前記[5]記載のカプ
ラ(130)であれば、その専用の洗浄器(120)に
よって無菌化洗浄を確実かつ容易に行うことができる。
洗浄する場合、先ずケース本体(121)の両端にある
開口部(122)より、それぞれカプラ(130)の着
脱口(131)側を嵌入させる。ケース本体(121)
は、カプラ(130)の嵌合代外周部(135)に合致
する内径であるため、該嵌合代外周部(135)をケー
ス本体(121)の開口部(122)内壁に圧接させる
ことで、嵌合させた状態に維持できる。
ラ(130)であれば、その専用の洗浄器(120)に
よって無菌化洗浄を確実かつ容易に行うことができる。
洗浄する場合、先ずケース本体(121)の両端にある
開口部(122)より、それぞれカプラ(130)の着
脱口(131)側を嵌入させる。ケース本体(121)
は、カプラ(130)の嵌合代外周部(135)に合致
する内径であるため、該嵌合代外周部(135)をケー
ス本体(121)の開口部(122)内壁に圧接させる
ことで、嵌合させた状態に維持できる。
【0025】このときカプラ(130)の着脱口(13
1)の内外や、ロック機構(140)を成す操作環(1
41)やコイルバネ(145)、ボール(133)は、
前記ケース本体(121)の内部空間(123)に入っ
ているが、カプラ(130)の嵌合代外周部(135)
よりも後端側にある連通口(137)は、ケース本体
(121)外部に露出している。前記コイルバネ(14
5)は、着脱口(131)外周と操作環(141)内周
との隙間に収納されている。
1)の内外や、ロック機構(140)を成す操作環(1
41)やコイルバネ(145)、ボール(133)は、
前記ケース本体(121)の内部空間(123)に入っ
ているが、カプラ(130)の嵌合代外周部(135)
よりも後端側にある連通口(137)は、ケース本体
(121)外部に露出している。前記コイルバネ(14
5)は、着脱口(131)外周と操作環(141)内周
との隙間に収納されている。
【0026】ここで前記隙間にコイルバネ(145)は
閉じ込められているが、前記着脱口(131)の外周部
と前記操作環(141)には、前記隙間に対して操作環
(141)の前後方向から外部に連通する溝部(134
a,142a)が形成されている。そのため、コイルバ
ネ(145)が収納された隙間は閉鎖空間ではなく、前
記溝部(134a,142a)によって外部に開放され
ている。
閉じ込められているが、前記着脱口(131)の外周部
と前記操作環(141)には、前記隙間に対して操作環
(141)の前後方向から外部に連通する溝部(134
a,142a)が形成されている。そのため、コイルバ
ネ(145)が収納された隙間は閉鎖空間ではなく、前
記溝部(134a,142a)によって外部に開放され
ている。
【0027】各カプラ(130)をケース本体(12
1)の両開口部(122)に嵌入させると、ケース本体
(121)の内部空間(123)は、一対のカプラ(1
30)に挟まれて密閉された閉鎖空間となる。かかる内
部空間(123)へ、一方のカプラ(130)の連通口
(137)から殺菌液を注入し、他方のカプラ(13
0)の連通口(137)から殺菌液を外部に排出する。
1)の両開口部(122)に嵌入させると、ケース本体
(121)の内部空間(123)は、一対のカプラ(1
30)に挟まれて密閉された閉鎖空間となる。かかる内
部空間(123)へ、一方のカプラ(130)の連通口
(137)から殺菌液を注入し、他方のカプラ(13
0)の連通口(137)から殺菌液を外部に排出する。
【0028】それにより、前記内部空間(123)内に
充填されて循環する殺菌液が、各カプラ(130)の着
脱口(131)の内外全表面や、ロック機構(140)
のコイルバネ(145)等の各構成部品にまで満遍なく
接して、各カプラ(130)は全体的にむらなく殺菌さ
れる。しかも、細菌やその産生物は、前記内部空間(1
23)にとどまることなく、たえず循環する殺菌液に洗
い流されるため、一対のカプラ(130)は確実かつ十
分に洗浄される。
充填されて循環する殺菌液が、各カプラ(130)の着
脱口(131)の内外全表面や、ロック機構(140)
のコイルバネ(145)等の各構成部品にまで満遍なく
接して、各カプラ(130)は全体的にむらなく殺菌さ
れる。しかも、細菌やその産生物は、前記内部空間(1
23)にとどまることなく、たえず循環する殺菌液に洗
い流されるため、一対のカプラ(130)は確実かつ十
分に洗浄される。
【0029】また、前記血液回路(11)に血液流路切
替手段(30)を設けると共に、前記透析液回路(1
2)に透析液流路切替手段(40)を設けた場合には、
前記透析器(20)の血液系と透析液系のそれぞれの流
れの方向を透析中所定時間おきに切り替えることができ
る。
替手段(30)を設けると共に、前記透析液回路(1
2)に透析液流路切替手段(40)を設けた場合には、
前記透析器(20)の血液系と透析液系のそれぞれの流
れの方向を透析中所定時間おきに切り替えることができ
る。
【0030】それにより、前記透析器(20)の血液系
端部への血液の流入・流出が繰り返されて、血液系端部
の凝固塊が洗い出されて、透析膜(22)への残血が極
力回避され、透析後における透析器(20)の再生作業
をより簡略化することが可能となる。
端部への血液の流入・流出が繰り返されて、血液系端部
の凝固塊が洗い出されて、透析膜(22)への残血が極
力回避され、透析後における透析器(20)の再生作業
をより簡略化することが可能となる。
【0031】さらにまた、前記透析器(20)に対し
て、前記血液流路切替手段(30)と、前記透析液流路
切替手段(40)と、前記除菌フィルター(60)とを
予め一体的に構成すれば、透析装置(10)全体をコン
パクト化することが可能であり、組み付けの手間が省け
て取り扱い上も便利である。しかも、組み付け時におけ
る細菌汚染も確実に防止することができる。
て、前記血液流路切替手段(30)と、前記透析液流路
切替手段(40)と、前記除菌フィルター(60)とを
予め一体的に構成すれば、透析装置(10)全体をコン
パクト化することが可能であり、組み付けの手間が省け
て取り扱い上も便利である。しかも、組み付け時におけ
る細菌汚染も確実に防止することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する実施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の一の
実施の形態を示している。図1に示すように、本実施の
形態に係る透析装置10は、一般にダイアライザーと称
される透析器20と、該透析器20の血液系と人体とを
結ぶ血液回路11と、前記透析器20の透析液系に透析
液を供給する透析液回路12とを具備して成る。特に本
透析装置10では、血液透析後に透析器20を再生する
ことができるように設定されている。
する実施の形態を説明する。図1〜図6は本発明の一の
実施の形態を示している。図1に示すように、本実施の
形態に係る透析装置10は、一般にダイアライザーと称
される透析器20と、該透析器20の血液系と人体とを
結ぶ血液回路11と、前記透析器20の透析液系に透析
液を供給する透析液回路12とを具備して成る。特に本
透析装置10では、血液透析後に透析器20を再生する
ことができるように設定されている。
【0033】図5に示すように、透析器20は、円筒状
の管本体21の内部に数多の中空糸型の透析膜22の束
が封入され、管本体21内にて、透析膜22の内側を血
液が流れ、透析膜22の外側を透析液が流れる構造とな
っている。すなわち、管本体21内は、透析膜22の内
側が血液系で、透析膜22の外側が透析液系という2つ
の系に分かれている。
の管本体21の内部に数多の中空糸型の透析膜22の束
が封入され、管本体21内にて、透析膜22の内側を血
液が流れ、透析膜22の外側を透析液が流れる構造とな
っている。すなわち、管本体21内は、透析膜22の内
側が血液系で、透析膜22の外側が透析液系という2つ
の系に分かれている。
【0034】管本体21の両端にある血液ポート部21
aでは、透析膜22の両端が開口した状態でポッティン
グ加工により固定されている。透析膜22は、膜厚方向
における内周側が分子篩としての活性層で、外周側が含
水量の高い多孔性の支持層である非対称構造のポリスル
フォン膜等を採用するとよい。かかる場合、透析器20
の再生時における透析液の逆濾過が可能であると共に、
透析器20の再使用に伴う物質除去性能の劣化を防止す
ることができる。
aでは、透析膜22の両端が開口した状態でポッティン
グ加工により固定されている。透析膜22は、膜厚方向
における内周側が分子篩としての活性層で、外周側が含
水量の高い多孔性の支持層である非対称構造のポリスル
フォン膜等を採用するとよい。かかる場合、透析器20
の再生時における透析液の逆濾過が可能であると共に、
透析器20の再使用に伴う物質除去性能の劣化を防止す
ることができる。
【0035】管本体21の両端には、血液系に連通する
一対の血液流出入口23a,23bが突設されている。
また、管本体21の両端側の側壁には、透析液系に連通
する一対の透析液流出入口24a,24bが突設されて
いる。なお、管本体21内にて血液と透析液の流れる方
向は、透析効率の観点より互いに逆向きである向流とな
るよう設定されている。
一対の血液流出入口23a,23bが突設されている。
また、管本体21の両端側の側壁には、透析液系に連通
する一対の透析液流出入口24a,24bが突設されて
いる。なお、管本体21内にて血液と透析液の流れる方
向は、透析効率の観点より互いに逆向きである向流とな
るよう設定されている。
【0036】図1に示すように、血液回路11は、人体
の動脈側に接続する動脈側血液回路11aと、人体の静
脈側に接続する静脈側血液回路11bとから成る。動脈
側血液回路11aの始端は、血液透析時に内シャント等
を介して人体の動脈に接続されるが、終端は後述する血
液流路切替手段30に予め一体に接続されている。
の動脈側に接続する動脈側血液回路11aと、人体の静
脈側に接続する静脈側血液回路11bとから成る。動脈
側血液回路11aの始端は、血液透析時に内シャント等
を介して人体の動脈に接続されるが、終端は後述する血
液流路切替手段30に予め一体に接続されている。
【0037】また、動脈側血液回路11aの途中には、
血液ポンプ51と脈拍発生用のパルサー52が介装され
ている。血液ポンプ51による血液流量は所望の値に制
御できるようになっている。なお、脈拍発生機能を備え
た血液ポンプを用いて、パルサー52を省くようにして
もよい。
血液ポンプ51と脈拍発生用のパルサー52が介装され
ている。血液ポンプ51による血液流量は所望の値に制
御できるようになっている。なお、脈拍発生機能を備え
た血液ポンプを用いて、パルサー52を省くようにして
もよい。
【0038】一方、静脈側血液回路11bの始端は、後
述する血液流路切替手段30に予め一体に接続されてい
るが、終端は血液透析時に内シャント等を介して人体の
静脈に接続される。静脈側血液回路11bの途中には、
ドリップチャンバ53が設けられている。このドリップ
チャンバ53は、主として循環血液中の気泡の除去と圧
力を検出するためのものである。
述する血液流路切替手段30に予め一体に接続されてい
るが、終端は血液透析時に内シャント等を介して人体の
静脈に接続される。静脈側血液回路11bの途中には、
ドリップチャンバ53が設けられている。このドリップ
チャンバ53は、主として循環血液中の気泡の除去と圧
力を検出するためのものである。
【0039】血液流路切替手段30は、動脈側血液回路
11aの終端を接続する動脈側入口31と、静脈側血液
回路11bの始端を接続する静脈側出口32を有してい
る。さらに血液流路切替手段30は、動脈側入口31
(動脈側血液回路11aの終端)と静脈側出口32(静
脈側血液回路11bの始端)とに、それぞれ交互に選択
的に連通可能な一対の出入口33,34を有している。
11aの終端を接続する動脈側入口31と、静脈側血液
回路11bの始端を接続する静脈側出口32を有してい
る。さらに血液流路切替手段30は、動脈側入口31
(動脈側血液回路11aの終端)と静脈側出口32(静
脈側血液回路11bの始端)とに、それぞれ交互に選択
的に連通可能な一対の出入口33,34を有している。
【0040】血液流路切替手段30における流路の切替
は、切替弁35の駆動によって行われる。ここで切替弁
35は、図中に示すA位置とB位置とに選択的に保持で
きるように設定されている。また、前記各出入口33,
34は、前記透析器20にある一対の血液流出入口23
a,23bにそれぞれ連通管を介して予め一体に接続さ
れている。
は、切替弁35の駆動によって行われる。ここで切替弁
35は、図中に示すA位置とB位置とに選択的に保持で
きるように設定されている。また、前記各出入口33,
34は、前記透析器20にある一対の血液流出入口23
a,23bにそれぞれ連通管を介して予め一体に接続さ
れている。
【0041】図1に示すように、透析液回路12は、タ
ンク等から透析液を供給する供給側透析液回路12a
と、戻ってきた透析液を排出する排出側透析液回路12
bとから成る。供給側透析液回路12aの始端は、透析
液タンク(図示せず)に接続されるが、終端は後述する
カプラ130を介して、除菌フィルター60やその先の
透析液流路切替手段40に接続されている。
ンク等から透析液を供給する供給側透析液回路12a
と、戻ってきた透析液を排出する排出側透析液回路12
bとから成る。供給側透析液回路12aの始端は、透析
液タンク(図示せず)に接続されるが、終端は後述する
カプラ130を介して、除菌フィルター60やその先の
透析液流路切替手段40に接続されている。
【0042】また、供給側透析液回路12aの途中に
は、透析液ポンプ54と、さらに別の除菌フィルター6
0が介装されている。透析液ポンプ54による透析液流
量は所望の値に制御できるようになっている。なお、こ
こでの除菌フィルター60は、前記カプラ130を介し
て接続する除菌フィルター60と基本的には同じもので
ある。
は、透析液ポンプ54と、さらに別の除菌フィルター6
0が介装されている。透析液ポンプ54による透析液流
量は所望の値に制御できるようになっている。なお、こ
こでの除菌フィルター60は、前記カプラ130を介し
て接続する除菌フィルター60と基本的には同じもので
ある。
【0043】一方、排出側透析液回路12bの始端は、
後述するカプラ130や逆止弁58を介して、血液流路
切替手段30に接続され、終端は排液タンク(図示せ
ず)に接続されている。また、排出側透析液回路12b
の途中にも、透析液ポンプ55が介装されている。この
透析液ポンプ55は、前記供給側透析液回路12aにあ
る透析液ポンプ54と同時期にほぼ同出力で駆動される
よう設定されている。
後述するカプラ130や逆止弁58を介して、血液流路
切替手段30に接続され、終端は排液タンク(図示せ
ず)に接続されている。また、排出側透析液回路12b
の途中にも、透析液ポンプ55が介装されている。この
透析液ポンプ55は、前記供給側透析液回路12aにあ
る透析液ポンプ54と同時期にほぼ同出力で駆動される
よう設定されている。
【0044】また、排出側透析液回路12bには、前記
透析液ポンプ55を跨ぐ形のバイパス経路12cが設け
られており、このバイパス経路12cより上流側には電
磁弁56が設けられ、バイパス経路12c自体にも電磁
弁57が設けられている。これらの作用については後述
する。
透析液ポンプ55を跨ぐ形のバイパス経路12cが設け
られており、このバイパス経路12cより上流側には電
磁弁56が設けられ、バイパス経路12c自体にも電磁
弁57が設けられている。これらの作用については後述
する。
【0045】前記除菌フィルター60によって、血液透
析後も無菌化処理した透析液を前記透析器20へ供給す
ることにより、該透析液の逆濾過によって血液系を無菌
的に洗い出すことが可能となっている。
析後も無菌化処理した透析液を前記透析器20へ供給す
ることにより、該透析液の逆濾過によって血液系を無菌
的に洗い出すことが可能となっている。
【0046】詳しく言えば除菌フィルター60は、図6
に示すように円筒形のフィルターケース61に、数多の
フィルター62を封入して構成されている。ここでフィ
ルター62は、細菌とその生成毒素であるエンドトキシ
ンを少なくとも除去可能な素材であり、具体的には例え
ばポリエチレン製中空糸膜であり、ポアサイズ半径40
オングストロームのものが適する。
に示すように円筒形のフィルターケース61に、数多の
フィルター62を封入して構成されている。ここでフィ
ルター62は、細菌とその生成毒素であるエンドトキシ
ンを少なくとも除去可能な素材であり、具体的には例え
ばポリエチレン製中空糸膜であり、ポアサイズ半径40
オングストロームのものが適する。
【0047】フィルターケース61の内部は、フィルタ
ー62によって送入口側と送出口側とに区分され、フィ
ルター62である中空糸内に連通する一端側に送入口
(管状口)63aが突設され、中空糸外に連通する他端
側に送出口63bが突設されている。
ー62によって送入口側と送出口側とに区分され、フィ
ルター62である中空糸内に連通する一端側に送入口
(管状口)63aが突設され、中空糸外に連通する他端
側に送出口63bが突設されている。
【0048】送入口63aの先端側には、その外周に沿
うように止め溝64が形成されている。かかる止め溝6
4は、後述するカプラ130を接続するための構造であ
る。また、送出口63bは、前記排出側透析液回路12
bの始端側が連なる途中経路と同様に、透析液流路切替
手段40に接続されている。さらに中空糸内に連通する
他端側には排出口63cが突設されている。この排出口
63cには、透析液濾過後の細菌やエンドトキシンおよ
び微粒子物質の排出ライン65が接続されている。
うように止め溝64が形成されている。かかる止め溝6
4は、後述するカプラ130を接続するための構造であ
る。また、送出口63bは、前記排出側透析液回路12
bの始端側が連なる途中経路と同様に、透析液流路切替
手段40に接続されている。さらに中空糸内に連通する
他端側には排出口63cが突設されている。この排出口
63cには、透析液濾過後の細菌やエンドトキシンおよ
び微粒子物質の排出ライン65が接続されている。
【0049】透析液流路切替手段40は、前記除菌フィ
ルター60の送出口63bが一体的に接続された供給側
入口41と、排出側透析液回路12bの始端側にカプラ
130等を介して接続される排出側出口42を有してい
る。さらに透析液流路切替手段40は、供給側入口41
と排出側出口42とに、それぞれ交互に選択的に連通可
能な一対の出入口43,44を有している。
ルター60の送出口63bが一体的に接続された供給側
入口41と、排出側透析液回路12bの始端側にカプラ
130等を介して接続される排出側出口42を有してい
る。さらに透析液流路切替手段40は、供給側入口41
と排出側出口42とに、それぞれ交互に選択的に連通可
能な一対の出入口43,44を有している。
【0050】透析液流路切替手段40における流路の切
替は、切替弁45の駆動によって行われる。ここで切替
弁45は、図中に示すA位置とB位置とに選択的に保持
できるように設定されている。また、前記各出入口4
3,44は、前記透析器20にある一対の透析液流出入
口24a,24bにそれぞれ連通管を介して予め一体に
接続されている。
替は、切替弁45の駆動によって行われる。ここで切替
弁45は、図中に示すA位置とB位置とに選択的に保持
できるように設定されている。また、前記各出入口4
3,44は、前記透析器20にある一対の透析液流出入
口24a,24bにそれぞれ連通管を介して予め一体に
接続されている。
【0051】次に本透析装置10の作用を説明する。本
透析装置10では、透析器20に対して、血液流路切替
手段30と、透析液流路切替手段40と、一方の除菌フ
ィルター60とが予め一体的にユニットとして構成され
ている。そのため、透析装置10の全体をコンパクト化
することが可能であり、また、組み付けの手間が省け、
取扱い上も便利である。しかも、組み付け時における細
菌汚染も確実に防止することができる。以下、透析前洗
浄と、実際の血液透析、それに本発明の根幹を成す透析
器20の再生方法について、順を追って説明する。
透析装置10では、透析器20に対して、血液流路切替
手段30と、透析液流路切替手段40と、一方の除菌フ
ィルター60とが予め一体的にユニットとして構成され
ている。そのため、透析装置10の全体をコンパクト化
することが可能であり、また、組み付けの手間が省け、
取扱い上も便利である。しかも、組み付け時における細
菌汚染も確実に防止することができる。以下、透析前洗
浄と、実際の血液透析、それに本発明の根幹を成す透析
器20の再生方法について、順を追って説明する。
【0052】I.透析前洗浄 先ず最初に、透析器20と一体の血液流路切替手段30
に対して、動脈側血液回路11aと静脈側血液回路11
bとを接続し、さらに透析器20と一体である除菌フィ
ルター60や透析液流路切替手段40に対して、供給側
透析液回路12aと排出側透析液回路12bとを接続す
る。
に対して、動脈側血液回路11aと静脈側血液回路11
bとを接続し、さらに透析器20と一体である除菌フィ
ルター60や透析液流路切替手段40に対して、供給側
透析液回路12aと排出側透析液回路12bとを接続す
る。
【0053】このとき特に、除菌フィルター60の送入
口63aには、予め無菌化洗浄されたカプラ130を介
して供給側透析液回路12aの終端を接続し、透析液流
路切替手段40の排出側出口42側には、同様のカプラ
130を介して排出側透析液回路12bの始端を接続す
る。なお、カプラ130とその無菌化殺菌については、
後で詳しく説明する。
口63aには、予め無菌化洗浄されたカプラ130を介
して供給側透析液回路12aの終端を接続し、透析液流
路切替手段40の排出側出口42側には、同様のカプラ
130を介して排出側透析液回路12bの始端を接続す
る。なお、カプラ130とその無菌化殺菌については、
後で詳しく説明する。
【0054】次に、連動式の透析液ポンプ54,55を
駆動させ、電磁弁56を閉じ電磁弁57を開いた状態
で、供給側透析液回路12aより透析液を、例えば20
0〜400ml/min程度の速度で透析装置10へ送り出
す。そして透析器20にて透析液を逆濾過させること
で、透析器20を十分に洗浄する。
駆動させ、電磁弁56を閉じ電磁弁57を開いた状態
で、供給側透析液回路12aより透析液を、例えば20
0〜400ml/min程度の速度で透析装置10へ送り出
す。そして透析器20にて透析液を逆濾過させること
で、透析器20を十分に洗浄する。
【0055】一方、血液ポンプ51を、例えば100〜
200ml/min程度の速度で逆回転させて、動脈側血液
回路11a、透析器20、および静脈側血液回路11b
等の内部にあった空気を除去しつつ、プライミングを行
って透析準備を完了させる。
200ml/min程度の速度で逆回転させて、動脈側血液
回路11a、透析器20、および静脈側血液回路11b
等の内部にあった空気を除去しつつ、プライミングを行
って透析準備を完了させる。
【0056】以上のような透析前洗浄に用いる透析液
は、先ず供給側透析液回路12aの途中にある除菌フィ
ルター60によって無菌化処理され、さらに供給側透析
液回路12aの終端に連なる除菌フィルター60によっ
て再度無菌化処理される。
は、先ず供給側透析液回路12aの途中にある除菌フィ
ルター60によって無菌化処理され、さらに供給側透析
液回路12aの終端に連なる除菌フィルター60によっ
て再度無菌化処理される。
【0057】このような2つの除菌フィルター60によ
れば、それらのフィルターケース61内にあるフィルタ
ー62により、透析液中に混入した細菌や、その生成物
であるエンドトキシンを除去することができ、無菌の透
析液を透析器20側へと供給することが可能となる。
れば、それらのフィルターケース61内にあるフィルタ
ー62により、透析液中に混入した細菌や、その生成物
であるエンドトキシンを除去することができ、無菌の透
析液を透析器20側へと供給することが可能となる。
【0058】それにより、透析器20のホルマリン等薬
剤による殺菌作業は不要となる。その結果、透析器20
中の透析膜22表面をコーティングする血液のタンパク
質成分が薬剤で異種タンパク質に変成することもなく、
生体適合性を損なわずにすむ。
剤による殺菌作業は不要となる。その結果、透析器20
中の透析膜22表面をコーティングする血液のタンパク
質成分が薬剤で異種タンパク質に変成することもなく、
生体適合性を損なわずにすむ。
【0059】また、透析器20の洗浄作業や薬剤殺菌作
業に伴う医療従事者のウイルス感染や、薬害発生のおそ
れも解消することができる。かかる除菌フィルター60
による透析液の無菌化処理は、以下に説明する血液透析
や透析器の再生方法においても、それぞれ同様の効果を
なすものである。
業に伴う医療従事者のウイルス感染や、薬害発生のおそ
れも解消することができる。かかる除菌フィルター60
による透析液の無菌化処理は、以下に説明する血液透析
や透析器の再生方法においても、それぞれ同様の効果を
なすものである。
【0060】II.血液透析 先ず図3において、動脈側血液回路11aの始端から人
体の動脈より取り出された血液は、血液ポンプ51の駆
動によって、血液流路切替手段30を通って透析器20
へ送り込まれる。ここで血液は、血液流路切替手段30
の動脈側入口31に入り、これが連通している出入口3
3より出て、透析器20の血液流出入口23aから透析
器20の血液系へと入る。
体の動脈より取り出された血液は、血液ポンプ51の駆
動によって、血液流路切替手段30を通って透析器20
へ送り込まれる。ここで血液は、血液流路切替手段30
の動脈側入口31に入り、これが連通している出入口3
3より出て、透析器20の血液流出入口23aから透析
器20の血液系へと入る。
【0061】そして、透析器20の血液流出入口23b
から出た血液は、再び血液流路切替手段30を通過す
る。ここで血液は、血液流路切替手段30の出入口34
へ入り、これが連通している静脈側出口32より出て、
静脈側血液回路11bを通りドリップチャンバ53を経
て人体の静脈へ戻される。
から出た血液は、再び血液流路切替手段30を通過す
る。ここで血液は、血液流路切替手段30の出入口34
へ入り、これが連通している静脈側出口32より出て、
静脈側血液回路11bを通りドリップチャンバ53を経
て人体の静脈へ戻される。
【0062】一方、供給側透析液回路12aの始端から
供給される透析液は、透析液ポンプ54,55の駆動に
よって、2つの除菌フィルター60を経た後に透析液流
路切替手段40を通って透析器20へ送り込まれる。こ
こで透析液は、透析液流路切替手段40の供給側入口4
1に入り、これが連通している出入口43より出て、透
析器20の透析液流出入口24aから透析器20の透析
液系へと入る。
供給される透析液は、透析液ポンプ54,55の駆動に
よって、2つの除菌フィルター60を経た後に透析液流
路切替手段40を通って透析器20へ送り込まれる。こ
こで透析液は、透析液流路切替手段40の供給側入口4
1に入り、これが連通している出入口43より出て、透
析器20の透析液流出入口24aから透析器20の透析
液系へと入る。
【0063】そして、透析器20の透析液流出入口24
bから出た透析液は、再び透析液流路切替手段40を通
過する。ここで透析液は、透析液流路切替手段40の出
入口44へ入り、これが連通している排出側出口42よ
り出て、逆止弁58等を経て排出側透析液回路12bか
ら排出される。
bから出た透析液は、再び透析液流路切替手段40を通
過する。ここで透析液は、透析液流路切替手段40の出
入口44へ入り、これが連通している排出側出口42よ
り出て、逆止弁58等を経て排出側透析液回路12bか
ら排出される。
【0064】血液透析時における血液および透析液の循
環は以上の如くであり、このような循環過程における透
析器20において、血液中の老廃物は透析膜22を介し
て接する透析液側へと濾過されて浄化される。かかる血
液透析中には、前記血液流路切替手段30と透析液流路
切替手段40とを同時に切り替えることで、透析器20
への向かう血流と透析液の流れ方向を間欠的に切り替え
ることができる。
環は以上の如くであり、このような循環過程における透
析器20において、血液中の老廃物は透析膜22を介し
て接する透析液側へと濾過されて浄化される。かかる血
液透析中には、前記血液流路切替手段30と透析液流路
切替手段40とを同時に切り替えることで、透析器20
への向かう血流と透析液の流れ方向を間欠的に切り替え
ることができる。
【0065】図4は、前記血液流路切替手段30と透析
液流路切替手段40にある切替弁35,45を、それぞ
れB位置に切り替えることで、透析器20における血液
と透析液の流れる方向が、図3の場合と逆になった状態
を示す。
液流路切替手段40にある切替弁35,45を、それぞ
れB位置に切り替えることで、透析器20における血液
と透析液の流れる方向が、図3の場合と逆になった状態
を示す。
【0066】このような血液と透析液の流れる方向の切
り替えにより、前記透析器20の血液系端部への血液の
流入・流出が繰り返されて、血液系端部の凝固塊が洗い
出されて、透析膜22への残血も極力回避され、次述す
る透析後における透析器20の再生作業をより簡略化す
ることが可能となる。
り替えにより、前記透析器20の血液系端部への血液の
流入・流出が繰り返されて、血液系端部の凝固塊が洗い
出されて、透析膜22への残血も極力回避され、次述す
る透析後における透析器20の再生作業をより簡略化す
ることが可能となる。
【0067】III.透析器の再生方法 前述した血液透析後、生理食塩水を200〜300ml程
度流し込み、血液回路11や透析器20内の血液を返血
する。ここで生理食塩水の代わりに、透析液を逆濾過さ
せて返血してもよい。
度流し込み、血液回路11や透析器20内の血液を返血
する。ここで生理食塩水の代わりに、透析液を逆濾過さ
せて返血してもよい。
【0068】返血終了後、図2に示すように電磁弁56
を閉じ電磁弁57を開いた状態で、透析液ポンプ54と
透析液ポンプ55とを同時に駆動し、供給側透析液回路
12aより透析液を、例えば200〜400ml/min程
度の速度で透析器20へ送り出す。その途中で透析液
は、先ず供給側透析液回路12aの途中にある除菌フィ
ルター60によって無菌化処理され、さらに供給側透析
液回路12aの終端に連なる除菌フィルター60によっ
て再度無菌化処理される。
を閉じ電磁弁57を開いた状態で、透析液ポンプ54と
透析液ポンプ55とを同時に駆動し、供給側透析液回路
12aより透析液を、例えば200〜400ml/min程
度の速度で透析器20へ送り出す。その途中で透析液
は、先ず供給側透析液回路12aの途中にある除菌フィ
ルター60によって無菌化処理され、さらに供給側透析
液回路12aの終端に連なる除菌フィルター60によっ
て再度無菌化処理される。
【0069】このように無菌化処理した透析液を透析器
20で逆濾過させることにより、透析器20の血液系に
残血した血液や不純物を無菌的かつ十分に洗い流すこと
ができる。特に透析液は、透析液系から血液系へ向かっ
て透析膜22の厚さ方向に通過するので、透析膜22の
血液側表面に付着した細かな凝固塊も確実に剥離させる
ことができる。
20で逆濾過させることにより、透析器20の血液系に
残血した血液や不純物を無菌的かつ十分に洗い流すこと
ができる。特に透析液は、透析液系から血液系へ向かっ
て透析膜22の厚さ方向に通過するので、透析膜22の
血液側表面に付着した細かな凝固塊も確実に剥離させる
ことができる。
【0070】それにより、透析器20の再使用で問題と
なる細菌や、その生成毒素であるエンドトキシンによる
汚染も確実に防止することができる。また、逆濾過時に
は、血液ポンプ51を例えば100〜200ml/min程
度の速度で逆回転させて、動脈側血液回路11a、透析
器20、および静脈側血液回路11b等の内部の残留血
液や凝固塊も除去する。
なる細菌や、その生成毒素であるエンドトキシンによる
汚染も確実に防止することができる。また、逆濾過時に
は、血液ポンプ51を例えば100〜200ml/min程
度の速度で逆回転させて、動脈側血液回路11a、透析
器20、および静脈側血液回路11b等の内部の残留血
液や凝固塊も除去する。
【0071】以上のような逆濾過により再生した透析器
20は、例えば加熱保存による低温間歇滅菌で保存すれ
ばよい。ここでホルマリン等の薬剤を使用しないで済む
ため、再使用前において従来必要であった薬剤除去にか
かる労力を省くことができ、また薬剤使用による安全面
での不安も解消することができる。
20は、例えば加熱保存による低温間歇滅菌で保存すれ
ばよい。ここでホルマリン等の薬剤を使用しないで済む
ため、再使用前において従来必要であった薬剤除去にか
かる労力を省くことができ、また薬剤使用による安全面
での不安も解消することができる。
【0072】次に、本実施の形態に係る前記カプラ13
0とその洗浄器120について詳しく説明する。図7に
示すように、カプラ130は、前記除菌フィルター60
の送入口63a等に着脱可能に外嵌する着脱口131
と、該着脱口131のロック機構140と、前記着脱口
131の開口縁の反対側にて着脱口131内に連通する
連通口137とを有して成る。また、洗浄器120は管
状のケース本体121から成る。
0とその洗浄器120について詳しく説明する。図7に
示すように、カプラ130は、前記除菌フィルター60
の送入口63a等に着脱可能に外嵌する着脱口131
と、該着脱口131のロック機構140と、前記着脱口
131の開口縁の反対側にて着脱口131内に連通する
連通口137とを有して成る。また、洗浄器120は管
状のケース本体121から成る。
【0073】図7および図9に示すように、カプラ13
0の着脱口131は、前記除菌フィルター60の送入口
63a等にちょうど外嵌する内径に設定されている。着
脱口131の外周部の開口縁131a付近には凹溝13
2が形成され、この凹溝132には、後述の操作環14
1が前方に抜けないようにするリング状の抜止ストッパ
133が外嵌されている。
0の着脱口131は、前記除菌フィルター60の送入口
63a等にちょうど外嵌する内径に設定されている。着
脱口131の外周部の開口縁131a付近には凹溝13
2が形成され、この凹溝132には、後述の操作環14
1が前方に抜けないようにするリング状の抜止ストッパ
133が外嵌されている。
【0074】また、着脱口131の外周部の後端側に
は、操作環141の後半側が摺動可能に外嵌する摺接外
周部134が形成されている。この摺接外周部134に
は、円周方向に所定間隔おきに並ぶ溝部134aが基準
外周面より半径方向に凹設されている。かかる溝部13
4aは、後述のコイルバネ145が収納される前記着脱
脱口131外周と操作環141内周との隙間内を、操作
環141の後端側より外部と連通させるものである。
は、操作環141の後半側が摺動可能に外嵌する摺接外
周部134が形成されている。この摺接外周部134に
は、円周方向に所定間隔おきに並ぶ溝部134aが基準
外周面より半径方向に凹設されている。かかる溝部13
4aは、後述のコイルバネ145が収納される前記着脱
脱口131外周と操作環141内周との隙間内を、操作
環141の後端側より外部と連通させるものである。
【0075】さらに前記摺接外周部134の後端側に
は、操作環141の外径よりも大きい嵌合代外周部13
5が形成されている。かかる嵌合代外周部135は、後
述するケース本体121の内径と合致する大きさに設定
され、ケース本体121の開口部122内に圧入した状
態に維持するための部位である。一方、着脱口131の
内側奥部には、前記除菌フィルター60の送入口(管状
口)63a等の端縁に圧着するOリング136が内設さ
れている。
は、操作環141の外径よりも大きい嵌合代外周部13
5が形成されている。かかる嵌合代外周部135は、後
述するケース本体121の内径と合致する大きさに設定
され、ケース本体121の開口部122内に圧入した状
態に維持するための部位である。一方、着脱口131の
内側奥部には、前記除菌フィルター60の送入口(管状
口)63a等の端縁に圧着するOリング136が内設さ
れている。
【0076】前記着脱口131のロック機構140は、
操作環141と、ボール143と、コイルバネ145と
から成る。操作環141は、前記着脱口131の外周部
に対し軸心方向に摺動可能に外嵌している。かかる操作
環141の内周部前端側には、前記着脱口131の外周
部前端側に摺接する摺接内周部142が形成されてい
る。
操作環141と、ボール143と、コイルバネ145と
から成る。操作環141は、前記着脱口131の外周部
に対し軸心方向に摺動可能に外嵌している。かかる操作
環141の内周部前端側には、前記着脱口131の外周
部前端側に摺接する摺接内周部142が形成されてい
る。
【0077】図11および図12に示すように、摺接内
周部142には、円周方向に所定間隔おきに並ぶ溝部1
42aが基準内周面より半径方向に凹設されている。か
かる溝部142aは、コイルバネ145が収納される前
記着脱口131外周と操作環141内周との隙間内を、
操作環141の前端側より外部と連通させるものであ
る。
周部142には、円周方向に所定間隔おきに並ぶ溝部1
42aが基準内周面より半径方向に凹設されている。か
かる溝部142aは、コイルバネ145が収納される前
記着脱口131外周と操作環141内周との隙間内を、
操作環141の前端側より外部と連通させるものであ
る。
【0078】摺接内周部142の前端はテーパーが形成
されており、かかるテーパーが前記抜止ストッパ133
に当接することで、操作環141は着脱口131の前方
に抜けないようになっている。一方、操作環141の内
周部後端側は、前記摺接外周部134に摺動可能に外嵌
している。かかる操作環141の後端が前記嵌合代外周
部135の前端に当接することで、操作環141は着脱
口131の後方に抜けないようになっている。
されており、かかるテーパーが前記抜止ストッパ133
に当接することで、操作環141は着脱口131の前方
に抜けないようになっている。一方、操作環141の内
周部後端側は、前記摺接外周部134に摺動可能に外嵌
している。かかる操作環141の後端が前記嵌合代外周
部135の前端に当接することで、操作環141は着脱
口131の後方に抜けないようになっている。
【0079】ボール143は、前記着脱口131の内周
側および外周側に移動可能な状態で保持孔144内に保
持されている。かかるボール143は、前記操作環14
1の内壁が重なると着脱口131の内周側に突出して、
図6に示す除菌フィルター60の送入口63aの外周に
形成された止め溝64に嵌合するように設定されてい
る。
側および外周側に移動可能な状態で保持孔144内に保
持されている。かかるボール143は、前記操作環14
1の内壁が重なると着脱口131の内周側に突出して、
図6に示す除菌フィルター60の送入口63aの外周に
形成された止め溝64に嵌合するように設定されてい
る。
【0080】コイルバネ145は、前記着脱口131外
周と操作環141内周との隙間に収納されている。かか
るコイルバネ145は、縮められた状態で前記隙間に収
納されており、前記操作環141を、ボール143を覆
う位置(図8中にて左側方向)に付勢するものである。
操作環141を、コイルバネ145の付勢力に抗して後
端側(図8中にて右側方向)に移動させると、ボール1
43の拘束が解除される。
周と操作環141内周との隙間に収納されている。かか
るコイルバネ145は、縮められた状態で前記隙間に収
納されており、前記操作環141を、ボール143を覆
う位置(図8中にて左側方向)に付勢するものである。
操作環141を、コイルバネ145の付勢力に抗して後
端側(図8中にて右側方向)に移動させると、ボール1
43の拘束が解除される。
【0081】図7に示すように、連通口137は、着脱
口131の軸心方向に対して略直角に曲がるように、前
記着脱口131の後方に管状に突設されている。かかる
連通口137は、透析液回路12を接続させるものであ
り、その先端側外周にはテーパー状の抜止用あご部13
8が形成されている。
口131の軸心方向に対して略直角に曲がるように、前
記着脱口131の後方に管状に突設されている。かかる
連通口137は、透析液回路12を接続させるものであ
り、その先端側外周にはテーパー状の抜止用あご部13
8が形成されている。
【0082】図7,図13および図15に示すように、
洗浄器120のケース本体121は、前記カプラ130
の嵌合代外周部135に合致する内径の管状に形成さ
れ、その両端は一対の開口部122,122として、そ
のまま開設されている。ケース本体121の内部空間1
23は、各開口部122より前記各カプラ130をその
嵌合代外周部135まで嵌入させた際、各着脱口131
が互いに離隔して対向する状態に収納できる長さに設定
されている。
洗浄器120のケース本体121は、前記カプラ130
の嵌合代外周部135に合致する内径の管状に形成さ
れ、その両端は一対の開口部122,122として、そ
のまま開設されている。ケース本体121の内部空間1
23は、各開口部122より前記各カプラ130をその
嵌合代外周部135まで嵌入させた際、各着脱口131
が互いに離隔して対向する状態に収納できる長さに設定
されている。
【0083】前記内部空間123の略中央には、各開口
部122より前記各カプラ130をその嵌合代外周部1
35まで挿入した際、各操作環141の前端側が係合す
る仕切板124が設けられている。かかる仕切板124
には、その表裏に円周方向に周回する段部125が設け
られており、この段部125が前記操作環141の前端
と係合して、操作環141をロック解除方向(図8中で
右側)寄りの位置に移動させた状態に保持する。
部122より前記各カプラ130をその嵌合代外周部1
35まで挿入した際、各操作環141の前端側が係合す
る仕切板124が設けられている。かかる仕切板124
には、その表裏に円周方向に周回する段部125が設け
られており、この段部125が前記操作環141の前端
と係合して、操作環141をロック解除方向(図8中で
右側)寄りの位置に移動させた状態に保持する。
【0084】前記仕切板124には、前記操作環141
の外周外側を通る殺菌液を、反対側の操作環141の外
周外側へ導くための連通孔126が穿設されている。連
通孔126は、仕切板124の周縁側に沿って所定間隔
おきに複数穿設されている。なお、段部125の端か
ら、前記着脱口131外周と操作環141内周との隙間
へと殺菌液が連通するように設定されている。
の外周外側を通る殺菌液を、反対側の操作環141の外
周外側へ導くための連通孔126が穿設されている。連
通孔126は、仕切板124の周縁側に沿って所定間隔
おきに複数穿設されている。なお、段部125の端か
ら、前記着脱口131外周と操作環141内周との隙間
へと殺菌液が連通するように設定されている。
【0085】次に洗浄器120によるカプラ130の殺
菌方法を説明する。図7に示すように、洗浄器120に
より一対のカプラ130,130を洗浄する場合は、先
ずケース本体121の両端にある開口部122,122
より、それぞれカプラ130の着脱口131側を嵌入さ
せる。ケース本体121内は、カプラ130の嵌合代外
周部135にちょうど合致する内径であるため、該嵌合
代外周部135をケース本体121の開口部122内壁
に圧接させることで、嵌入した状態に維持できる。
菌方法を説明する。図7に示すように、洗浄器120に
より一対のカプラ130,130を洗浄する場合は、先
ずケース本体121の両端にある開口部122,122
より、それぞれカプラ130の着脱口131側を嵌入さ
せる。ケース本体121内は、カプラ130の嵌合代外
周部135にちょうど合致する内径であるため、該嵌合
代外周部135をケース本体121の開口部122内壁
に圧接させることで、嵌入した状態に維持できる。
【0086】このときカプラ130の着脱口131の内
外や、ロック機構140を成す操作環141やコイルバ
ネ145、ボール133は、ケース本体121の内部空
間123内に完全に入っている。ただし、カプラ130
の嵌合代外周部135よりも後端側にある連通口138
は、ケース本体121外部に露出している。
外や、ロック機構140を成す操作環141やコイルバ
ネ145、ボール133は、ケース本体121の内部空
間123内に完全に入っている。ただし、カプラ130
の嵌合代外周部135よりも後端側にある連通口138
は、ケース本体121外部に露出している。
【0087】前記ロック機構140のコイルバネ145
は、着脱口131外周と操作環141内周との隙間に収
納されているが、前記着脱口131の摺接外周部134
には溝部134aが形成され、また操作環141の摺接
内周部142には溝部142aが形成されている。その
ため、コイルバネ145が収納された隙間は閉鎖空間で
はなく、前記溝部134a,142aにより操作環14
1の前後方向から外部に開放されている。
は、着脱口131外周と操作環141内周との隙間に収
納されているが、前記着脱口131の摺接外周部134
には溝部134aが形成され、また操作環141の摺接
内周部142には溝部142aが形成されている。その
ため、コイルバネ145が収納された隙間は閉鎖空間で
はなく、前記溝部134a,142aにより操作環14
1の前後方向から外部に開放されている。
【0088】さらに本実施の形態では、カプラ130を
ケース本体121の開口部122に嵌入させると、内部
空間123の略中央にある仕切板124の段部125に
各操作環141の前端側が係合する。そのため、該操作
環141は、コイルバネ145の付勢力に抗してロック
解除方向寄り、すなわち、ボール143と重ならない位
置に移動した状態に維持される。
ケース本体121の開口部122に嵌入させると、内部
空間123の略中央にある仕切板124の段部125に
各操作環141の前端側が係合する。そのため、該操作
環141は、コイルバネ145の付勢力に抗してロック
解除方向寄り、すなわち、ボール143と重ならない位
置に移動した状態に維持される。
【0089】このような操作環141の位置ずれによ
り、着脱口131外周と操作環141内周との隙間が軸
心方向に少し開いた状態となるため、かかる隙間にいっ
そう殺菌液が入り込みやすくなり、特にロック機構14
0の各部品まで殺菌液を浸透させることができる。
り、着脱口131外周と操作環141内周との隙間が軸
心方向に少し開いた状態となるため、かかる隙間にいっ
そう殺菌液が入り込みやすくなり、特にロック機構14
0の各部品まで殺菌液を浸透させることができる。
【0090】ケース本体121の内部空間123は、両
側の開口部122より嵌入した一対のカプラ130,1
30により閉じられて密閉された閉鎖空間となる。そこ
で、この内部空間123へは、一方のカプラ130の連
通口138から殺菌液を注入し、他方のカプラ130の
連通口138から殺菌液を外部に排出させる。ここで殺
菌液とは、一般の殺菌液の他、弱電解酸化水等、殺菌効
果の優れる液体が該当する。
側の開口部122より嵌入した一対のカプラ130,1
30により閉じられて密閉された閉鎖空間となる。そこ
で、この内部空間123へは、一方のカプラ130の連
通口138から殺菌液を注入し、他方のカプラ130の
連通口138から殺菌液を外部に排出させる。ここで殺
菌液とは、一般の殺菌液の他、弱電解酸化水等、殺菌効
果の優れる液体が該当する。
【0091】詳しく言えば、図7において左側のカプラ
130の連通口138へ注入した殺菌液は、着脱口13
1の開口縁131aより内部空間123内に出て、仕切
板124の段部125の端から溝部142aを抜けて、
前記着脱口131外周と操作環141内周との隙間へと
導かれる。そして、殺菌液は溝部134aを抜けてから
操作環141の外周外側を通って、再び仕切板124側
へと流れる。
130の連通口138へ注入した殺菌液は、着脱口13
1の開口縁131aより内部空間123内に出て、仕切
板124の段部125の端から溝部142aを抜けて、
前記着脱口131外周と操作環141内周との隙間へと
導かれる。そして、殺菌液は溝部134aを抜けてから
操作環141の外周外側を通って、再び仕切板124側
へと流れる。
【0092】さらに殺菌液は、仕切板124にある連通
孔126を通って、右側のカプラ130の操作環141
の外周外側へと導かれる。かかる殺菌液は、今度は溝部
134aから着脱口131外周と操作環141内周との
隙間へと入り込み、溝部142aを抜けて仕切板124
の段部125の端から着脱口131内部へと流れ込む。
そして、そのまま連通口137を通って外部へと排出さ
れる。
孔126を通って、右側のカプラ130の操作環141
の外周外側へと導かれる。かかる殺菌液は、今度は溝部
134aから着脱口131外周と操作環141内周との
隙間へと入り込み、溝部142aを抜けて仕切板124
の段部125の端から着脱口131内部へと流れ込む。
そして、そのまま連通口137を通って外部へと排出さ
れる。
【0093】以上のように、ケース本体121の内部空
間123内は確実に殺菌液で満たされ、前記内部空間1
23内に充填されて循環する殺菌液が、各カプラ130
の着脱口131の内外全表面や、ロック機構140のコ
イルバネ145等の各構成部品にまで満遍なく接するた
め、各カプラ130は全体的にむらなく殺菌される。
間123内は確実に殺菌液で満たされ、前記内部空間1
23内に充填されて循環する殺菌液が、各カプラ130
の着脱口131の内外全表面や、ロック機構140のコ
イルバネ145等の各構成部品にまで満遍なく接するた
め、各カプラ130は全体的にむらなく殺菌される。
【0094】しかも、細菌やその産生物は、ケース本体
121の内部空間123にとどまることなく、たえず循
環する殺菌液に洗い流されるため、前述した簡易かつコ
ンパクトな構成によって、一対のカプラ130,130
を確実かつ十分に洗浄することが可能となる。なお、本
発明に係る透析器20の再生方法と透析装置10は、前
述した実施の形態に限定されるものではない。
121の内部空間123にとどまることなく、たえず循
環する殺菌液に洗い流されるため、前述した簡易かつコ
ンパクトな構成によって、一対のカプラ130,130
を確実かつ十分に洗浄することが可能となる。なお、本
発明に係る透析器20の再生方法と透析装置10は、前
述した実施の形態に限定されるものではない。
【0095】
【発明の効果】本発明に係る透析器の再生方法と透析装
置によれば、血液透析後に、無菌化処理した透析液を、
透析液回路を介して透析器へ供給し、該透析液を透析器
の透析液系から血液系へと逆濾過させて血液系を無菌的
に洗い出すから、透析器の再使用で問題となる細菌や、
その生成毒素であるエンドトキシンによる汚染も確実に
防止することができ、また、ホルマリン等の薬剤を使用
しないため、再使用前において従来必要であった薬剤除
去にかかる労力を省くことができ、さらに、薬剤使用に
伴う安全面での不安や、再生処理に従事する医療スタッ
フのウイルス感染等の問題が解消できる。
置によれば、血液透析後に、無菌化処理した透析液を、
透析液回路を介して透析器へ供給し、該透析液を透析器
の透析液系から血液系へと逆濾過させて血液系を無菌的
に洗い出すから、透析器の再使用で問題となる細菌や、
その生成毒素であるエンドトキシンによる汚染も確実に
防止することができ、また、ホルマリン等の薬剤を使用
しないため、再使用前において従来必要であった薬剤除
去にかかる労力を省くことができ、さらに、薬剤使用に
伴う安全面での不安や、再生処理に従事する医療スタッ
フのウイルス感染等の問題が解消できる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る透析装置を概略的
に示す模式図である。
に示す模式図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る透析装置における
透析前洗浄と透析器の再生方法を説明するための模式図
である。
透析前洗浄と透析器の再生方法を説明するための模式図
である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る透析装置における
血液透析を説明するための模式図である。
血液透析を説明するための模式図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る透析装置における
血液透析の流路切替を説明するための模式図である。
血液透析の流路切替を説明するための模式図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る透析装置を構成す
る透析器を示す断面図である。
る透析器を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る透析装置を構成す
る除菌フィルターを示す模式図である。
る除菌フィルターを示す模式図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る洗浄器の使用状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る洗浄器で使用する
カプラを示す側面図である。
カプラを示す側面図である。
【図9】本発明の一実施の形態に係る洗浄器で使用する
カプラから操作環を外したものを示す側面図である。
カプラから操作環を外したものを示す側面図である。
【図10】本発明の一実施の形態に係る洗浄器で使用す
るカプラから操作環を外したものを示す正面図である。
るカプラから操作環を外したものを示す正面図である。
【図11】本発明の一実施の形態に係る洗浄器で使用す
るカプラの操作環を示す側面図である。
るカプラの操作環を示す側面図である。
【図12】本発明の一実施の形態に係る洗浄器で使用す
るカプラの操作環を示す正面図である。
るカプラの操作環を示す正面図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係る洗浄器を示す側
面図である。
面図である。
【図14】本発明の一実施の形態に係る洗浄器を示す正
面図である。
面図である。
10…透析装置 11…血液回路 11a…動脈側血液回路 11b…静脈側血液回路 12…透析液回路 12a…供給側透析液回路 12b…排出側血液回路 12c…バイパス経路 20…透析器 21…管本体 21a…血液ポート部 22…透析膜 24a…透析液流出入口 24b…透析液流出入口 30…血液流路切替手段 35…切替弁 40…透析液流路切替手段 41…供給側入口 42…排出側出口 43…出入口 51…血液ポンプ 52…パルサー 53…ドリップチャンバ 54…透析液ポンプ 55…透析液ポンプ 56…電磁弁 57…電磁弁 58…逆止弁 60…除菌フィルター 61…フィルターケース 62…フィルター 63a…送入口 63b…送出口 64…止め溝 120…洗浄器 130…カプラ 120…洗浄器 121…ケース本体 122…開口部 123…内部空間 124…仕切板 125…段部 126…連通孔 130…カプラ 131…着脱口 131a…開口縁 132…凹溝 133…抜止ストッパ 134…摺接外周部 134a…溝部 135…嵌合代外周部 136…Oリング 137…連通口 140…ロック機構 141…操作環 142…摺接内周部 142a…溝部 143…ボール 144…保持孔 145…コイルバネ
Claims (7)
- 【請求項1】血液中の老廃物を透析膜により透析液中に
濾過させる透析器と、該透析器の透析膜内側である血液
系と人体とを結ぶ血液回路と、前記透析器の透析膜外側
である透析液系に透析液を供給する透析液回路とを有す
る透析装置による血液透析後、前記透析器を再生するた
めの方法であって、 前記血液透析後に、無菌化処理した透析液を、前記透析
液回路を介して透析器へ供給し、該透析液を透析器の透
析液系から血液系へと逆濾過させて血液系を無菌的に洗
い出すことを特徴とする透析器の再生方法。 - 【請求項2】前記血液透析後に、細菌とその生成毒素で
あるエンドトキシンを少なくとも除去可能な除菌フィル
ターによって、前記透析液を無菌化処理することを特徴
とする請求項1記載の透析器の再生方法。 - 【請求項3】血液中の老廃物を透析膜により透析液中に
濾過させる透析器と、該透析器の透析膜内側である血液
系と人体とを結ぶ血液回路と、前記透析器の透析膜外側
である透析液系に透析液を供給する透析液回路とを有す
る透析装置であって、該透析装置による血液透析後、前
記透析器を再生することが可能な透析装置において、 前記透析液回路の供給側途中に除菌フィルターを介装し
ておき、前記血液透析後に、前記除菌フィルターによっ
て無菌化処理した透析液を透析器へ供給し、該透析液を
透析器の透析液系から血液系へと逆濾過させて血液系を
無菌的に洗い出すように設定したことを特徴とする透析
装置。 - 【請求項4】前記透析液回路の供給側途中に除菌フィル
ターを介装するとき、別途用意した洗浄器で無菌化洗浄
が可能なカプラを介して相互に接続することを特徴とす
る請求項3記載の透析装置。 - 【請求項5】前記カプラは、接続する一方の管状口に対
して着脱可能に外嵌する着脱口と、該着脱口のロック機
構と、前記着脱口の開口縁の反対側にて着脱口に連通
し、接続する他方の管状部を接続可能な連通口とを有
し、 前記ロック機構は、前記着脱口の外周部に対し軸心方向
に摺動可能に外嵌した操作環と、前記着脱口の内周側お
よび外周側に移動可能に保持され、前記操作環の内壁が
重なると着脱口の内周側に突出して、前記一方の管状口
の外周に形成された止め溝に嵌合するボールと、前記着
脱口の外周部と操作環との隙間に収納され、前記操作環
を、ボールを覆う位置に付勢するコイルバネとから成
り、 前記着脱口の外周部と前記操作環とに、前記コイルバネ
が収納されている隙間に対して前記操作環の前後方向か
ら外部に連通する溝部を形成し、前記操作環の後端側に
位置する前記着脱口の外周部の一部に、前記操作環の外
径よりも大きい嵌合代外周部を形成し、 前記洗浄器はケース本体を有し、該ケース本体は、前記
カプラの嵌合代外周部に合致する内径の管状に形成さ
れ、その両端に開設された一対の開口部と、両開口部よ
り前記各カプラをその嵌合代外周部まで嵌入した際、各
着脱口が互いに離隔して対向する状態に収納できる内部
空間とを有し、 前記ケース本体の内部空間で、一方のカプラの連通口か
ら内部空間に消毒液を注入し、他方のカプラの連通口か
ら消毒液を外部に排出して、前記内部空間内に充填され
て循環する消毒液が、各カプラの着脱口の外周部と操作
環との隙間を含む着脱口の内外全表面に接するように設
定したことを特徴とする請求項4記載の透析装置。 - 【請求項6】前記血液回路に血液流路切替手段を設ける
と共に、前記透析液回路に透析液流路切替手段を設け、 前記血液流路切替手段は、前記血液回路の動脈側血液回
路の終端を接続する動脈側入口と、前記血液回路の静脈
側血液回路の始端を接続する静脈側出口と、前記動脈側
入口と静脈側出口とにそれぞれ交互に選択的に連通可能
な一対の出入口とを有し、各出入口に、前記透析器の両
端に設けられ血液系に連通する一対の血液流出入口側を
それぞれ接続し、 前記透析液流路切替手段は、前記透析液回路の供給側透
析液回路の終端を接続する供給側入口と、前記透析液回
路の排出側透析液回路の始端を接続する排出側出口と、
前記供給側入口と排出側出口とにそれぞれ交互に選択的
に連通可能な一対の出入口を有し、各出入口に、前記透
析器の両端に設けられ透析液系に連通する一対の透析液
流出入口をそれぞれ接続したことを特徴とする請求項
3,4または5記載の透析装置。 - 【請求項7】前記透析器に対して、前記血液流路切替手
段と、前記透析液流路切替手段と、前記除菌フィルター
とを、これらの途中経路も含めて予め一体的に構成した
ことを特徴とする請求項6記載の透析装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191784A JP2001017541A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 透析器の再生方法と透析装置 |
PCT/JP2000/004437 WO2001002035A1 (fr) | 1999-07-06 | 2000-07-04 | Procede de regeneration d'un dialyseur et appareil de dialyse |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11191784A JP2001017541A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 透析器の再生方法と透析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001017541A true JP2001017541A (ja) | 2001-01-23 |
Family
ID=16280493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11191784A Pending JP2001017541A (ja) | 1999-07-06 | 1999-07-06 | 透析器の再生方法と透析装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001017541A (ja) |
WO (1) | WO2001002035A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004096321A1 (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-11 | Teijin Pharma Limited | 透析装置における血液流路の洗浄方法 |
KR100972776B1 (ko) * | 2001-12-18 | 2010-07-29 | 가부시끼가이샤 제이엠에스 | 자동 혈액 투석 장치 및 이 장치를 사용한 프라이밍 방법 |
JP2019024756A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 日機装株式会社 | 血液浄化装置及び血液浄化装置のフラッシング方法 |
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---|---|---|---|---|
US6649063B2 (en) | 2001-07-12 | 2003-11-18 | Nxstage Medical, Inc. | Method for performing renal replacement therapy including producing sterile replacement fluid in a renal replacement therapy unit |
ES2700521T3 (es) | 2011-05-27 | 2019-02-18 | Gambro Lundia Ab | Aparato para el tratamiento de la sangre, adaptado para conservar partes de este |
DE102018133664A1 (de) * | 2018-12-28 | 2020-07-02 | Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh | Dialysemaschine enthaltend eine Vorrichtung zur Aufbereitung von Flüssigkeiten, insbesondere Wasser, und Verfahren zur Überwachung der Vorrichtung auf Kontamination |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0880346A (ja) * | 1994-09-13 | 1996-03-26 | Toray Medical Kk | 血液透析方法および装置 |
JP3189034B2 (ja) * | 1996-09-26 | 2001-07-16 | 紀陽 田仲 | ダイアライザーの再生方法及び再生装置 |
-
1999
- 1999-07-06 JP JP11191784A patent/JP2001017541A/ja active Pending
-
2000
- 2000-07-04 WO PCT/JP2000/004437 patent/WO2001002035A1/ja active Search and Examination
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100972776B1 (ko) * | 2001-12-18 | 2010-07-29 | 가부시끼가이샤 제이엠에스 | 자동 혈액 투석 장치 및 이 장치를 사용한 프라이밍 방법 |
WO2004096321A1 (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-11 | Teijin Pharma Limited | 透析装置における血液流路の洗浄方法 |
JP2019024756A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 日機装株式会社 | 血液浄化装置及び血液浄化装置のフラッシング方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2001002035A1 (fr) | 2001-01-11 |
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