JP2001004367A - 測距演算装置 - Google Patents
測距演算装置Info
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- JP2001004367A JP2001004367A JP11175520A JP17552099A JP2001004367A JP 2001004367 A JP2001004367 A JP 2001004367A JP 11175520 A JP11175520 A JP 11175520A JP 17552099 A JP17552099 A JP 17552099A JP 2001004367 A JP2001004367 A JP 2001004367A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】対のレンズの結像面上に対のラインセンサから
なるイメージセンサ21,22を設けた受光手段20A
から、露光データS20を露光周期毎にラインセンサ1
対に対応する距離検出部70のメモリ71に送って各ラ
インセンサ視野内を測距する装置で、1ラインセンサ毎
の画素数を増し例えば1024個としても、メモリ71
の対応画素データ収容数は256個と演算回路規模は増
さずに測距の精度,速度を高める。 【解決手段】先ずラインセンサ全視野角領域の測距のた
めデータ加工部100が露光データS20の4画素分を
平均等で各1画素分データに変換し1ラインセンサ毎2
56個のデータにして距離検出部に送ることで、測距対
象抽出部90Aが全視野角内の対象物が在る一部視野角
の位置を求めて位置情報S90Fを加工部100に送
り、次に加工部100が露光データS20から一部視野
角位置の1ラインセンサ毎256個のデータを選択し距
離検出部へ送る。
なるイメージセンサ21,22を設けた受光手段20A
から、露光データS20を露光周期毎にラインセンサ1
対に対応する距離検出部70のメモリ71に送って各ラ
インセンサ視野内を測距する装置で、1ラインセンサ毎
の画素数を増し例えば1024個としても、メモリ71
の対応画素データ収容数は256個と演算回路規模は増
さずに測距の精度,速度を高める。 【解決手段】先ずラインセンサ全視野角領域の測距のた
めデータ加工部100が露光データS20の4画素分を
平均等で各1画素分データに変換し1ラインセンサ毎2
56個のデータにして距離検出部に送ることで、測距対
象抽出部90Aが全視野角内の対象物が在る一部視野角
の位置を求めて位置情報S90Fを加工部100に送
り、次に加工部100が露光データS20から一部視野
角位置の1ラインセンサ毎256個のデータを選択し距
離検出部へ送る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の衝突防止等
のために少なくとも1対のイメージセンサによる光強度
データ対から、イメージセンサの視界内に存在する先行
自動車等である対象物の距離を検出するに適する測距演
算装置であって、特にイメージセンサの光センサ(画
素)の密度を高めながらも、集積回路内の測距演算回路
の規模や動作周波数を増大せずに、測距精度の向上と測
距時間の高速化との両立を計った測距演算装置に関す
る。
のために少なくとも1対のイメージセンサによる光強度
データ対から、イメージセンサの視界内に存在する先行
自動車等である対象物の距離を検出するに適する測距演
算装置であって、特にイメージセンサの光センサ(画
素)の密度を高めながらも、集積回路内の測距演算回路
の規模や動作周波数を増大せずに、測距精度の向上と測
距時間の高速化との両立を計った測距演算装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から自動焦点カメラでは1対のイメ
ージセンサにより被写体である対象を捉えて、その1対
の映像が持つ光学的ないわゆる視差から対象までの距離
を正確に検出する技術が知られており、カメラの場合に
はそのファインダの正面に捕らえた対象の距離を検出す
るのが通例であるが、さらに正面から所定の角度方向に
ある対象についても距離を検出する技術が特開平3−1
413ll号公報に本件出願人により開示されている。
以下、図13を参照しながらその概要を説明する。
ージセンサにより被写体である対象を捉えて、その1対
の映像が持つ光学的ないわゆる視差から対象までの距離
を正確に検出する技術が知られており、カメラの場合に
はそのファインダの正面に捕らえた対象の距離を検出す
るのが通例であるが、さらに正面から所定の角度方向に
ある対象についても距離を検出する技術が特開平3−1
413ll号公報に本件出願人により開示されている。
以下、図13を参照しながらその概要を説明する。
【0003】同図において、1対のレンズ11と12
は、いわゆる基線長bを隔てて配置されており、基線長
bの中点から見て角度θの方向にある被写体としての対
象1までの距離dを検出するものとする。
は、いわゆる基線長bを隔てて配置されており、基線長
bの中点から見て角度θの方向にある被写体としての対
象1までの距離dを検出するものとする。
【0004】21と22は、例えばそれぞれ画素である
複数個のホトダイオードなどの光センサがライン状に配
列され、各光センサの受光量(光強度データ,映像デー
タ,画素データ,センサデータともいう)が各光センサ
に付設されたCCD素子によってシフトレジスタ状に読
出されるように構成された、いわゆるCCDリニアセン
サアレイからなる1対のイメージセンサである。
複数個のホトダイオードなどの光センサがライン状に配
列され、各光センサの受光量(光強度データ,映像デー
タ,画素データ,センサデータともいう)が各光センサ
に付設されたCCD素子によってシフトレジスタ状に読
出されるように構成された、いわゆるCCDリニアセン
サアレイからなる1対のイメージセンサである。
【0005】イメージセンサ21と22は対応するレン
ズ11と12から焦点距離fだけ離れた位置に置かれて
おり、それらの上に対象1の映像I1とI2がレンズ1
1と12により互いに異なる光路L1とL2を介してそ
れぞれ結像される。
ズ11と12から焦点距離fだけ離れた位置に置かれて
おり、それらの上に対象1の映像I1とI2がレンズ1
1と12により互いに異なる光路L1とL2を介してそ
れぞれ結像される。
【0006】いま、対象1が無限遠点にあるものとする
と、映像I1とI2はレンズ11と12の光軸から角度
θだけ傾いた位置P1とP2に結像されるが、対象1が
有限の距離dにある時は、映像I1とI2はこれらの基
準位置P1とP2からそれぞれσ1とσ2だけずれた位
置に結像される。σ=σ1+σ2とおくと、三角測距法
の原理から対象1の距離dは角度θに無関係に次式で表
される。
と、映像I1とI2はレンズ11と12の光軸から角度
θだけ傾いた位置P1とP2に結像されるが、対象1が
有限の距離dにある時は、映像I1とI2はこれらの基
準位置P1とP2からそれぞれσ1とσ2だけずれた位
置に結像される。σ=σ1+σ2とおくと、三角測距法
の原理から対象1の距離dは角度θに無関係に次式で表
される。
【0007】
【数1】 d=bf/σ (1) ここで基線長bと焦点距離fは定数なので、角度θに対
応する位置P1とP2からの映像I1とI2のずれの和
σを検出すれば距離dが求まる。なお、実際には距離d
のかわりにσをその指標として利用する。なお、対象1
の方向を示す角度θをとる原点を図13のように基線長
bの中点とすればσ1=σ2になる。
応する位置P1とP2からの映像I1とI2のずれの和
σを検出すれば距離dが求まる。なお、実際には距離d
のかわりにσをその指標として利用する。なお、対象1
の方向を示す角度θをとる原点を図13のように基線長
bの中点とすればσ1=σ2になる。
【0008】イメージセンサ21と22の下側には、そ
れらの各光センサの受光量を表す、例えば8ビット構成
のデータの集合である映像データD1とD2が模式的に
示されている。
れらの各光センサの受光量を表す、例えば8ビット構成
のデータの集合である映像データD1とD2が模式的に
示されている。
【0009】角度θの方向にある対象1の距離指標σを
求めるには、これらの映像データD1とD2から対象1
を捉えるに適する視野に対応する視野部分Dp1とDp
2を下側に示すようにそれぞれ抽出し、さらにこれらの
視野部分Dp1とDp2から、それぞれ部分群d1とd
2を、普通は光強度データの1個分ずつ交互にずらせな
がら抽出して組み合わせCk(k=0〜km)を順次作
って行き、各組み合わせCkごとに両部分群d1とd2
間の相関を検定する。
求めるには、これらの映像データD1とD2から対象1
を捉えるに適する視野に対応する視野部分Dp1とDp
2を下側に示すようにそれぞれ抽出し、さらにこれらの
視野部分Dp1とDp2から、それぞれ部分群d1とd
2を、普通は光強度データの1個分ずつ交互にずらせな
がら抽出して組み合わせCk(k=0〜km)を順次作
って行き、各組み合わせCkごとに両部分群d1とd2
間の相関を検定する。
【0010】このように映像I1とI2を表す光強度デ
ータを含んだ部分群d1とd2を互いにずらせながら、
両者が最大相関を示す組み合わせ番号kを求めると、こ
の番号kと、視野部分Dp1とDp2の角度θに対応す
る基準位置P1とP2に対する抽出位置とから、求める
距雉指標σをごく簡単な加減算によって算出することが
できる。
ータを含んだ部分群d1とd2を互いにずらせながら、
両者が最大相関を示す組み合わせ番号kを求めると、こ
の番号kと、視野部分Dp1とDp2の角度θに対応す
る基準位置P1とP2に対する抽出位置とから、求める
距雉指標σをごく簡単な加減算によって算出することが
できる。
【0011】自動焦点カメラの場合には、このようにし
て得られる距離指標σに応じて撮像レンズの位置を調整
することにより、ファインダの正面から特定の角度θの
方向にある対象1に焦点合わせすることができる。
て得られる距離指標σに応じて撮像レンズの位置を調整
することにより、ファインダの正面から特定の角度θの
方向にある対象1に焦点合わせすることができる。
【0012】しかし上述のような従来技術では、角度θ
を指定してその方向にある対象1の距離を検出すること
はできるが、例えば自勤車の衝突防止のため不特定の方
向に存在する先行自動車等の対象1を見付けることはで
きず、ましてその角度方向や距離を検出することができ
ない。
を指定してその方向にある対象1の距離を検出すること
はできるが、例えば自勤車の衝突防止のため不特定の方
向に存在する先行自動車等の対象1を見付けることはで
きず、ましてその角度方向や距離を検出することができ
ない。
【0013】衝突防止の場合は、運転者に検出対象を特
定する負担を掛けることなく未知の対象を検出できるこ
とが必要である。また、イメージセンサ21や22が持
つ視界内には遠近の位置にある背景や道路や複数台の自
動車が混在するのが普通であるから、先行自動車等であ
る対象1をそれらとできるだけ明確に識別しながら見付
け、且つそれまでの距離を混在物に惑わされることなく
正確に検出できることが必要である。さらに、衝突を確
実に防止するには対象1を可能な限り短時間内に検出で
きることが望ましい。
定する負担を掛けることなく未知の対象を検出できるこ
とが必要である。また、イメージセンサ21や22が持
つ視界内には遠近の位置にある背景や道路や複数台の自
動車が混在するのが普通であるから、先行自動車等であ
る対象1をそれらとできるだけ明確に識別しながら見付
け、且つそれまでの距離を混在物に惑わされることなく
正確に検出できることが必要である。さらに、衝突を確
実に防止するには対象1を可能な限り短時間内に検出で
きることが望ましい。
【0014】本出願人の先願になる特開平9−7353
9号には、この課題を解決するための技術が開示されて
いる。以下、図面を用いてその概要を説明する。図14
は検出対象を捉えるべき視野の設定要領を示すイメージ
センサ手段20と先行自動車1の関係を示す模式図であ
る。図の左側に示す自動車3の先頭部分に円内に拡大し
て示すレンズ11と12を備える光学手段10と、イメ
ージセンサ21と22を備えるイメージセンサ手段20
とが小形のモジュールの形で搭載されており、はぼ垂直
方向に配置されたイメージセンサ21と22の対はその
ほぼ垂直な視界内に正面前方にある先行自動車である検
出対象1を捉える。
9号には、この課題を解決するための技術が開示されて
いる。以下、図面を用いてその概要を説明する。図14
は検出対象を捉えるべき視野の設定要領を示すイメージ
センサ手段20と先行自動車1の関係を示す模式図であ
る。図の左側に示す自動車3の先頭部分に円内に拡大し
て示すレンズ11と12を備える光学手段10と、イメ
ージセンサ21と22を備えるイメージセンサ手段20
とが小形のモジュールの形で搭載されており、はぼ垂直
方向に配置されたイメージセンサ21と22の対はその
ほぼ垂直な視界内に正面前方にある先行自動車である検
出対象1を捉える。
【0015】図15は諸手段の構成例をイメージセンサ
手段20上に映像を結像させる光学手段と共に示す模式
図である。図15の上部に示す光学手段10とイメージ
センサ手段20は実際には図14のように垂直に置かれ
るが、図示の都合から水平な姿勢で示されている。
手段20上に映像を結像させる光学手段と共に示す模式
図である。図15の上部に示す光学手段10とイメージ
センサ手段20は実際には図14のように垂直に置かれ
るが、図示の都合から水平な姿勢で示されている。
【0016】各イメージセンサ手段20内のイメージセ
ンサ21や22は光学手段10の対応するレンズ11,
12を介して受光し、その各光センサから順次取り出さ
れるアナログの光検出信号は増幅器23により増幅さ
れ、かつA/D変換器24によってディジタルのデータ
に変換されてメモリ25に一時記憶され、さらに後述の
距離検出手段70内に1対の映像データDlとD2とし
て読み込まれる。
ンサ21や22は光学手段10の対応するレンズ11,
12を介して受光し、その各光センサから順次取り出さ
れるアナログの光検出信号は増幅器23により増幅さ
れ、かつA/D変換器24によってディジタルのデータ
に変換されてメモリ25に一時記憶され、さらに後述の
距離検出手段70内に1対の映像データDlとD2とし
て読み込まれる。
【0017】イメージセンサ21や22が持つ垂直な視
野内の対象を捉えるために複数個設定される視野の一つ
が光学手段10の方に視野角φで示されており、その方
向は図14に示すように水平方向に対して角度(方向
角)θをなすものとする。
野内の対象を捉えるために複数個設定される視野の一つ
が光学手段10の方に視野角φで示されており、その方
向は図14に示すように水平方向に対して角度(方向
角)θをなすものとする。
【0018】距離検出手段70は複数の視野方向に対す
る距離検出速度を高めるためにハードウェアないしは電
子回路で構成するのが良く、図15の例では上述の映像
データDlやD2を記憶するメモリ71と、並行動作す
る複数個の単位距離検出回路72等を集積化し、例えば
いわゆるゲートアレイである集積回路をこれに用いる。
る距離検出速度を高めるためにハードウェアないしは電
子回路で構成するのが良く、図15の例では上述の映像
データDlやD2を記憶するメモリ71と、並行動作す
る複数個の単位距離検出回路72等を集積化し、例えば
いわゆるゲートアレイである集積回路をこれに用いる。
【0019】各単位距離検出回路72は図13を参照し
て説明したような要領で各視野方向について距離を検出
するもので、各映像データDlやD2からそれぞれ視野
部分DPlやDP2を抽出して対とし、それから部分群
dl,d2をそれぞれ逐次抽出していきながら部分群対
毎に相関を検定した上で、最高相関を示した部分群d
l,d2の視野部分DPl,DP2からの抽出位置のず
れから各視野方向に対する距離を普通はその指標σの形
で計算する。
て説明したような要領で各視野方向について距離を検出
するもので、各映像データDlやD2からそれぞれ視野
部分DPlやDP2を抽出して対とし、それから部分群
dl,d2をそれぞれ逐次抽出していきながら部分群対
毎に相関を検定した上で、最高相関を示した部分群d
l,d2の視野部分DPl,DP2からの抽出位置のず
れから各視野方向に対する距離を普通はその指標σの形
で計算する。
【0020】なお、この方法の特長を活かすには複数個
の視野でイメージセンサ21や22の垂直視野内の所望
の範囲を漏れなく覆うよう、即ち隣合う視野が少なくと
も重なり合うようにするのが良く、実際には各視野の角
度を比較的狭めに設定して視野の数を多くとり、視野間
の重なり合いも大きく設定するのが良い。例えば、イメ
ージセンサの数百個の光センサ中20〜30個分の広さ
をもつ視野を光センサ1個分ずつずらして多数個設定す
るのが望ましい。
の視野でイメージセンサ21や22の垂直視野内の所望
の範囲を漏れなく覆うよう、即ち隣合う視野が少なくと
も重なり合うようにするのが良く、実際には各視野の角
度を比較的狭めに設定して視野の数を多くとり、視野間
の重なり合いも大きく設定するのが良い。例えば、イメ
ージセンサの数百個の光センサ中20〜30個分の広さ
をもつ視野を光センサ1個分ずつずらして多数個設定す
るのが望ましい。
【0021】各単位距離検出回路72は距離指標σの計
算に際してメモリ71内の映像データDlとD2から、
関わる視野に相当する視野部分DPlとDP2または部
分群dlとd2を切り取ってデータ毎に順次ないしは纏
めて読み込むが、図ではかかるメモリ71と単位距離検
出回路72の関連が両者を紀ぶ細線で簡略に示されてい
る。
算に際してメモリ71内の映像データDlとD2から、
関わる視野に相当する視野部分DPlとDP2または部
分群dlとd2を切り取ってデータ毎に順次ないしは纏
めて読み込むが、図ではかかるメモリ71と単位距離検
出回路72の関連が両者を紀ぶ細線で簡略に示されてい
る。
【0022】対象検出手段80は距離検出手段70の検
出結果、図示の例ではその単位距離検出回路72により
計算された複数の距離指標σから対象1を検出するもの
で、図示のように小形のプロセッサ90にソフトウェア
としてあらかじめ装荷しておき、そのメモリ91に距離
検出手段70から複数の距離指標σを読み込んで一旦記
憶した上でこれに与えるようにするのがよい。
出結果、図示の例ではその単位距離検出回路72により
計算された複数の距離指標σから対象1を検出するもの
で、図示のように小形のプロセッサ90にソフトウェア
としてあらかじめ装荷しておき、そのメモリ91に距離
検出手段70から複数の距離指標σを読み込んで一旦記
憶した上でこれに与えるようにするのがよい。
【0023】この対象検出手段80に各視野の方向につ
いての距離検出手段70による検出距離が所期値、例え
ば図14に示すように角度θの視野方向に対する路面上
の距離Dより近い距離を連続して示す場合に限り、かか
る視野方向の範囲に検出対象1が実際に存在するものと
判定させる。
いての距離検出手段70による検出距離が所期値、例え
ば図14に示すように角度θの視野方向に対する路面上
の距離Dより近い距離を連続して示す場合に限り、かか
る視野方向の範囲に検出対象1が実際に存在するものと
判定させる。
【0024】また、上記距離検出においては、映像デー
タDlとD2から抽出した部分群dlとd2の対間の相
関値を対応データの差の絶対値の和の形で計算するよう
にし、かつ単位距離検出回路72に計算させる各相関値
をその隣の単位回路による相関値に対する相関値の差分
だけの加減算により求めるようにするのが非常に有利で
ある。以下に図16を参照して説明する。
タDlとD2から抽出した部分群dlとd2の対間の相
関値を対応データの差の絶対値の和の形で計算するよう
にし、かつ単位距離検出回路72に計算させる各相関値
をその隣の単位回路による相関値に対する相関値の差分
だけの加減算により求めるようにするのが非常に有利で
ある。以下に図16を参照して説明する。
【0025】図16(a)は映像データDlとD2から
各視野に相当する視野部分DPlとDP2の対を抽出
し、且つそれらから相関値を計算すべき部分群dlとd
2の対を抽出する様子を示すものである。図の各2個の
視野部分DPlとDP2は隣合う2個の視野に対するも
ので、例えば光センサ1個ずつ互いにずれている。各2
個の部分群dlとd2中のハッチング部分に関する相関
値の計算が共通な点に着目して計算を簡単化する。
各視野に相当する視野部分DPlとDP2の対を抽出
し、且つそれらから相関値を計算すべき部分群dlとd
2の対を抽出する様子を示すものである。図の各2個の
視野部分DPlとDP2は隣合う2個の視野に対するも
ので、例えば光センサ1個ずつ互いにずれている。各2
個の部分群dlとd2中のハッチング部分に関する相関
値の計算が共通な点に着目して計算を簡単化する。
【0026】図16(b)はかかる簡易化計算のための
回路例の要部を示すもので、図の上部に示す映像データ
DlとD2には、それらから上述の各2個の部分群dl
とd2が抽出される位置が示されている。図の右下部に
単位距離検出回路72の要部が2個分示されおり、その
左側に共通計算回路73が示されている。共通計算部分
を読み取って対応するデータの差の絶対値の和Σを計算
するもので、右側の小円を付した入力は各入力データの
補数の加算によって差をとることを意味している。
回路例の要部を示すもので、図の上部に示す映像データ
DlとD2には、それらから上述の各2個の部分群dl
とd2が抽出される位置が示されている。図の右下部に
単位距離検出回路72の要部が2個分示されおり、その
左側に共通計算回路73が示されている。共通計算部分
を読み取って対応するデータの差の絶対値の和Σを計算
するもので、右側の小円を付した入力は各入力データの
補数の加算によって差をとることを意味している。
【0027】単位距離検出回路72の図示の部分は加算
回路から構成されており、入力の一方に小円が付された
加算回路72aと72bは上と同様にデータの補数の加
算により差をとる実際には減算用であり、入力に小円が
ない加算回路72Cはそのまま加算用であることを意味
するものとする。
回路から構成されており、入力の一方に小円が付された
加算回路72aと72bは上と同様にデータの補数の加
算により差をとる実際には減算用であり、入力に小円が
ない加算回路72Cはそのまま加算用であることを意味
するものとする。
【0028】また、図16(b)中の2個の単位距離検
出回路72の内の左側は同図(a)の上側の部分群の対
について,右側は下側の剖分群の対についてそれぞれ相
関値を計算するためのものである。
出回路72の内の左側は同図(a)の上側の部分群の対
について,右側は下側の剖分群の対についてそれぞれ相
関値を計算するためのものである。
【0029】左側の単位距離検出回路72の加算回路7
2aは上側の部分群対の内の左側の非共通部分である光
センサ1個分のデータを入力して差の絶対値をとり、加
算回路72Cはこれを共通計算回路73の計算結果に加
算して上側の部分群の対に関する相関値を作る。
2aは上側の部分群対の内の左側の非共通部分である光
センサ1個分のデータを入力して差の絶対値をとり、加
算回路72Cはこれを共通計算回路73の計算結果に加
算して上側の部分群の対に関する相関値を作る。
【0030】この左側の単位距離検出回路72により計
算された相関値と、その加算回路72aによる減算結果
は右側の単位距離検出回路72の加算回路72bに与え
られて両者の差が作られる。
算された相関値と、その加算回路72aによる減算結果
は右側の単位距離検出回路72の加算回路72bに与え
られて両者の差が作られる。
【0031】右側の単位距離検出回路72内の加算回路
72aは下側の部分群の対の右側の非共通部分である光
センサ1個分のデータを入力して差の絶対値をとり、加
算回路72Cはこの結果を加算回路72bの減算結果に
対して加算することにより下側の部分群の対に関する相
関値を作る。
72aは下側の部分群の対の右側の非共通部分である光
センサ1個分のデータを入力して差の絶対値をとり、加
算回路72Cはこの結果を加算回路72bの減算結果に
対して加算することにより下側の部分群の対に関する相
関値を作る。
【0032】以上から容易にわかるように、右側の単位
距離検出回路72と同じ回路をさらに繰り返して設ける
ことにより、順次に方向がずらされる視野方向に対する
図16(a)の視野部分DPlとDP2の対から抽出す
る同じk番目の組み合わせCkの部分群の対に関する相
関値を計算できる。
距離検出回路72と同じ回路をさらに繰り返して設ける
ことにより、順次に方向がずらされる視野方向に対する
図16(a)の視野部分DPlとDP2の対から抽出す
る同じk番目の組み合わせCkの部分群の対に関する相
関値を計算できる。
【0033】部分群対のその他の組み合わせについても
もちろん同様である。このように、図16の態様によれ
ば各単位距離検出回路72の相関値の計算部分を加算回
路の簡単な組み合わせで構成できる。
もちろん同様である。このように、図16の態様によれ
ば各単位距離検出回路72の相関値の計算部分を加算回
路の簡単な組み合わせで構成できる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】上述の先願技術を使用
することで全視野方向の距離計算をする場合にも計算負
荷を大幅に軽減し、高速な測距が可能になる。ところ
で、特に高速道路において走行車などの測距を行う場
合、数十メートルから百数十メートル先に走行する自動
車を正確に検出し、同時に自車との相対速度を測定する
ため高速に測距を繰り返さなければならない。この場
合、計算負荷を軽くするために、測距する視野を狭くす
ることは、他車線からの車の急な進入や自車の車線変更
などの場合に必要な車を検出することが難しくなるた
め、困難である。
することで全視野方向の距離計算をする場合にも計算負
荷を大幅に軽減し、高速な測距が可能になる。ところ
で、特に高速道路において走行車などの測距を行う場
合、数十メートルから百数十メートル先に走行する自動
車を正確に検出し、同時に自車との相対速度を測定する
ため高速に測距を繰り返さなければならない。この場
合、計算負荷を軽くするために、測距する視野を狭くす
ることは、他車線からの車の急な進入や自車の車線変更
などの場合に必要な車を検出することが難しくなるた
め、困難である。
【0035】測距の精度や速度を高めるには、図15の
ような構成の回路を大規模化し、イメージセンサの画素
数を増加して映像の分解能を高める一方、動作周波数を
高め測距演算を高速化することが考えられる。
ような構成の回路を大規模化し、イメージセンサの画素
数を増加して映像の分解能を高める一方、動作周波数を
高め測距演算を高速化することが考えられる。
【0036】しかしながら、回路のこのままの大規模化
はコストアップにつながり、動作周波数の上昇は信頼性
に悪影響を与える可能性があることなどからあまり望ま
しくない。
はコストアップにつながり、動作周波数の上昇は信頼性
に悪影響を与える可能性があることなどからあまり望ま
しくない。
【0037】そこで本発明は、イメージセンサの画素密
度(従って画素数)を増加しながらも、距離検出手段の
回路規模をイメージセンサに比して相対的に小規模と
し、且つ回路の動作周波数の増大を抑えることで、コス
卜や信頼性上の問題なく、しかも測距精度の向上と測距
速度の高速化との両立を計ることができる測距演算装置
を提供することを課題とする。
度(従って画素数)を増加しながらも、距離検出手段の
回路規模をイメージセンサに比して相対的に小規模と
し、且つ回路の動作周波数の増大を抑えることで、コス
卜や信頼性上の問題なく、しかも測距精度の向上と測距
速度の高速化との両立を計ることができる測距演算装置
を提供することを課題とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の測距演算装置は、光軸が互いに平行で
同一平面上に結像する対のレンズ(11,12)の結像
面上に、一列又は複数列のラインセンサ(21a〜21
n,または22a〜22n)を持つ対の受光手段(20
A)が、それぞれのレンズに対応し、対となるラインセ
ンサの列同士がそれぞれ同一直線上にあるように配置さ
れ、対の受光手段が対のラインセンサの各1ライン分の
画素データ列を、対となる画素相互の視野方向が一致す
るように同期してラインセンサの一端側から他端側に向
けて(A/D変換器24,1画素分メモリ25等を介
し)順次出力し、さらにこの出力を(ラインセンサセレ
クタ26を介し)対のラインセンサの配列順に全列行う
ことを露光周期(T)毎に繰り返し、ラインセンサの1
ライン分の画素数(例えば1024個)より少なく、こ
の1ラインに対応する全視野角領域内の測距対象物が存
在し得る一部視野角領域を少なくとも検出できる所定の
第1の画素数(例えば256個)の画素データ(センサ
データD1,D2)を収容する対の画素データ記憶手段
(センサデータメモリ71)と、この対の画素データ記
憶手段に収容された画素データを用いて、この画素デー
タ記憶手段の画素データに対応する全視野の各方向毎の
測距を行う距離検出手段(距離検出回路72S)とを持
つ第1及び1又は複数個の第2の測距分担手段(全視野
角分担の距離検出部70V及び一部視野角分担の距離検
出部70A(70A1,70A2等))と、対の受光手
段の各ラインセンサに対応する全視野角領域の測距を行
うために、対の受光手段より出力される画素データか
ら、画素データの選択,変換等の処理により、ラインセ
ンサ1ライン当たりの画素データ数が前記第1の画素数
に等しい対のラインセンサ全列分の画素データ(以下、
転送単位画面データという)のこの1単位分又は複数単
位分(例えば2つ又は4つ分)をそれぞれ一括又は分割
生成し、この各転送単位画面データを露光周期毎に1単
位分ずつ第1の測距分担手段に与える第1のデータ加工
手段(データ加工部100)と、第1の測距分担手段が
この第1のデータ加工手段から1又は複数露光周期にわ
たり与えられた各転送単位画面データについて行った各
対のラインセンサに対応する画素データごとの測距の情
報から各ラインセンサの全視野角領域内の、前記1又は
複数個の第2の測距分担手段にそれぞれ対応する一部視
野角領域の位置を検出する一部視野角領域抽出手段(測
距対象抽出部90A)と、この一部視野角領域抽出手段
の位置検出情報(測距対象位置情報S90F)に基づ
き、対の受光手段より1露光周期分として出力される全
画素データから、それぞれ前記の検出された第2の測距
分担手段別の一部視野角領域の位置にある前記転送単位
画面データを選択し、1露光周期にそれぞれ対応する第
2の測距分担手段に与える第2のデータ加工手段(デー
タ加工部100)と、第2の各測距分担手段がそれぞれ
第2のデータ加工手段より与えられた転送単位画面デー
タについて行った各対のラインセンサに対応する画像デ
ータごとの測距の情報から、各一部視野角領域内の測距
対象物の距離を検出する手段(測距対象抽出部90A)
とを備えたものとする。
めに、請求項1の測距演算装置は、光軸が互いに平行で
同一平面上に結像する対のレンズ(11,12)の結像
面上に、一列又は複数列のラインセンサ(21a〜21
n,または22a〜22n)を持つ対の受光手段(20
A)が、それぞれのレンズに対応し、対となるラインセ
ンサの列同士がそれぞれ同一直線上にあるように配置さ
れ、対の受光手段が対のラインセンサの各1ライン分の
画素データ列を、対となる画素相互の視野方向が一致す
るように同期してラインセンサの一端側から他端側に向
けて(A/D変換器24,1画素分メモリ25等を介
し)順次出力し、さらにこの出力を(ラインセンサセレ
クタ26を介し)対のラインセンサの配列順に全列行う
ことを露光周期(T)毎に繰り返し、ラインセンサの1
ライン分の画素数(例えば1024個)より少なく、こ
の1ラインに対応する全視野角領域内の測距対象物が存
在し得る一部視野角領域を少なくとも検出できる所定の
第1の画素数(例えば256個)の画素データ(センサ
データD1,D2)を収容する対の画素データ記憶手段
(センサデータメモリ71)と、この対の画素データ記
憶手段に収容された画素データを用いて、この画素デー
タ記憶手段の画素データに対応する全視野の各方向毎の
測距を行う距離検出手段(距離検出回路72S)とを持
つ第1及び1又は複数個の第2の測距分担手段(全視野
角分担の距離検出部70V及び一部視野角分担の距離検
出部70A(70A1,70A2等))と、対の受光手
段の各ラインセンサに対応する全視野角領域の測距を行
うために、対の受光手段より出力される画素データか
ら、画素データの選択,変換等の処理により、ラインセ
ンサ1ライン当たりの画素データ数が前記第1の画素数
に等しい対のラインセンサ全列分の画素データ(以下、
転送単位画面データという)のこの1単位分又は複数単
位分(例えば2つ又は4つ分)をそれぞれ一括又は分割
生成し、この各転送単位画面データを露光周期毎に1単
位分ずつ第1の測距分担手段に与える第1のデータ加工
手段(データ加工部100)と、第1の測距分担手段が
この第1のデータ加工手段から1又は複数露光周期にわ
たり与えられた各転送単位画面データについて行った各
対のラインセンサに対応する画素データごとの測距の情
報から各ラインセンサの全視野角領域内の、前記1又は
複数個の第2の測距分担手段にそれぞれ対応する一部視
野角領域の位置を検出する一部視野角領域抽出手段(測
距対象抽出部90A)と、この一部視野角領域抽出手段
の位置検出情報(測距対象位置情報S90F)に基づ
き、対の受光手段より1露光周期分として出力される全
画素データから、それぞれ前記の検出された第2の測距
分担手段別の一部視野角領域の位置にある前記転送単位
画面データを選択し、1露光周期にそれぞれ対応する第
2の測距分担手段に与える第2のデータ加工手段(デー
タ加工部100)と、第2の各測距分担手段がそれぞれ
第2のデータ加工手段より与えられた転送単位画面デー
タについて行った各対のラインセンサに対応する画像デ
ータごとの測距の情報から、各一部視野角領域内の測距
対象物の距離を検出する手段(測距対象抽出部90A)
とを備えたものとする。
【0039】また、請求項2の測距演算装置は、請求項
1に記載の測距演算装置において、前記第1のデータ加
工手段が(100(112)となって)、対の受光手段
の全画素に対応する画素データを、対の受光手段より露
光周期順にそれぞれ出力される各全画素データ又は1露
光周期に出力されて一時記憶手段(メモリ101)に記
憶された全画素データから、露光周期毎に前記転送単位
画面データの1単位分ずつを画素配列の順に分割選択す
ることを繰り返すことにより複数単位分(例えば4つ)
の転送単位画面データとして生成し、この生成した各転
送単位画面データを露光周期毎に順次第1の測距分担手
段に与えるようにする。
1に記載の測距演算装置において、前記第1のデータ加
工手段が(100(112)となって)、対の受光手段
の全画素に対応する画素データを、対の受光手段より露
光周期順にそれぞれ出力される各全画素データ又は1露
光周期に出力されて一時記憶手段(メモリ101)に記
憶された全画素データから、露光周期毎に前記転送単位
画面データの1単位分ずつを画素配列の順に分割選択す
ることを繰り返すことにより複数単位分(例えば4つ)
の転送単位画面データとして生成し、この生成した各転
送単位画面データを露光周期毎に順次第1の測距分担手
段に与えるようにする。
【0040】また請求項3の測距演算装置は、請求項1
に記載の測距演算装置において、前記第1のデータ加工
手段が(100(122)となって)、対の受光手段か
ら1露光周期分として出力される全画素データに対し、
画素配列の順に所定の複数(例えば4つの)画素分毎の
平均又は間引き選択を行うことにより、この各複数画素
分の画素データをそれぞれ1画素分ずつの画素データに
変換して前記転送単位画面データの1単位分を生成し、
この生成した転送単位画面データを1露光周期に第1の
測距分担手段に与えるようにする。
に記載の測距演算装置において、前記第1のデータ加工
手段が(100(122)となって)、対の受光手段か
ら1露光周期分として出力される全画素データに対し、
画素配列の順に所定の複数(例えば4つの)画素分毎の
平均又は間引き選択を行うことにより、この各複数画素
分の画素データをそれぞれ1画素分ずつの画素データに
変換して前記転送単位画面データの1単位分を生成し、
この生成した転送単位画面データを1露光周期に第1の
測距分担手段に与えるようにする。
【0041】また請求項4の測距演算装置は、請求項1
に記載の測距演算装置において、対の受光手段から1露
光周期分として出力される全画素データに対し、画素配
列の順に所定の複数(例えば2つの)画素分毎の平均又
は間引き選択を行うことにより、この各複数画素分の画
素データをそれぞれ1画素分ずつの画素データに変換
し、ラインセンサ1ライン当たりの画素数が、その全画
素数より少なく前記第1の画素数より多い第2の画素数
(例えば512個)であるようにした画素データを1次
変換画素データと呼ぶとき、前記第1のデータ加工手段
が(100(132)となって)、対の受光手段の全1
次変換画素データに対応する画素データを、対の受光手
段より露光周期順にそれぞれ出力される各全画素データ
から得られる各全1次変換画素データ、又は対の受光手
段より1露光周期分として出力された全画素データから
前記のように変換されて一時記憶手段(メモリ101)
に記憶された全1次変換画素データから、露光周期毎に
前記転送単位画面データの1単位分の1次変換画素デー
タずつを、画素配列の順に分割選択することを繰り返す
ことにより複数単位分(例えば2つ)の転送単位画面デ
ータとして生成し、この生成した各転送単位画面データ
を露光周期毎に順次第1の測距分担手段に与えるように
する。
に記載の測距演算装置において、対の受光手段から1露
光周期分として出力される全画素データに対し、画素配
列の順に所定の複数(例えば2つの)画素分毎の平均又
は間引き選択を行うことにより、この各複数画素分の画
素データをそれぞれ1画素分ずつの画素データに変換
し、ラインセンサ1ライン当たりの画素数が、その全画
素数より少なく前記第1の画素数より多い第2の画素数
(例えば512個)であるようにした画素データを1次
変換画素データと呼ぶとき、前記第1のデータ加工手段
が(100(132)となって)、対の受光手段の全1
次変換画素データに対応する画素データを、対の受光手
段より露光周期順にそれぞれ出力される各全画素データ
から得られる各全1次変換画素データ、又は対の受光手
段より1露光周期分として出力された全画素データから
前記のように変換されて一時記憶手段(メモリ101)
に記憶された全1次変換画素データから、露光周期毎に
前記転送単位画面データの1単位分の1次変換画素デー
タずつを、画素配列の順に分割選択することを繰り返す
ことにより複数単位分(例えば2つ)の転送単位画面デ
ータとして生成し、この生成した各転送単位画面データ
を露光周期毎に順次第1の測距分担手段に与えるように
する。
【0042】また請求項5の測距演算装置は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の測距演算装置において、前
記第1の測距分担手段が(距離検出部70となって)第
2の測距分担手段の機能を兼ねるようにする。
ないし4のいずれかに記載の測距演算装置において、前
記第1の測距分担手段が(距離検出部70となって)第
2の測距分担手段の機能を兼ねるようにする。
【0043】即ち本発明では、イメージセンサについて
は、1ライン(1本)ずつのイメージセンサ(ラインセ
ンサ)の画素数を増加し画素配列の密度を高めて画像検
出の分解能を高める。一方、距離検出手段は、測距のた
めに露光周期毎に取り込む1ラインセンサ当たりの画素
データ(センサデータ)の数を、1ラインセンサ分の画
素数より少なくし、露光周期毎一度に全視野角の領域
(つまり、図15にてイメージセンサ21又は22の全
体で見渡すことができる視野角φの領域)を測距するに
は足りないが、測距対象物が存在すると推定される一部
の視野角領域のみを測距するには充分な数とすること
で、距離検出手段の回路の規模をイメージセンサに比べ
小さくし、計算負荷、装置コスト、動作周波数等の増大
を抑える。
は、1ライン(1本)ずつのイメージセンサ(ラインセ
ンサ)の画素数を増加し画素配列の密度を高めて画像検
出の分解能を高める。一方、距離検出手段は、測距のた
めに露光周期毎に取り込む1ラインセンサ当たりの画素
データ(センサデータ)の数を、1ラインセンサ分の画
素数より少なくし、露光周期毎一度に全視野角の領域
(つまり、図15にてイメージセンサ21又は22の全
体で見渡すことができる視野角φの領域)を測距するに
は足りないが、測距対象物が存在すると推定される一部
の視野角領域のみを測距するには充分な数とすること
で、距離検出手段の回路の規模をイメージセンサに比べ
小さくし、計算負荷、装置コスト、動作周波数等の増大
を抑える。
【0044】そして、先ず全視野角領域の測距情報から
測距対象が存在し得る一部視野角領域の位置(方向)を
検出したのち、次にこの一部視野角領域内のみの測距を
行うという一連の動作を繰り返すが、全視野角領域内の
測距については、測距点が多く計算負荷が大きくなり高
速の測距が困難になることを防ぐため、次に述べるよう
に時間的分解能または空間的分解能(なお、空間的分解
能は距離の遠近の間隔にも対応するので距離の測定精度
(距離の分解能)にも対応する)を低くした測距を行
う。
測距対象が存在し得る一部視野角領域の位置(方向)を
検出したのち、次にこの一部視野角領域内のみの測距を
行うという一連の動作を繰り返すが、全視野角領域内の
測距については、測距点が多く計算負荷が大きくなり高
速の測距が困難になることを防ぐため、次に述べるよう
に時間的分解能または空間的分解能(なお、空間的分解
能は距離の遠近の間隔にも対応するので距離の測定精度
(距離の分解能)にも対応する)を低くした測距を行
う。
【0045】他方、一部視野角領域内の測距について
は、露光周期毎に(つまり最高の測定速度で)空間的に
も時間的にも最高の精度(分解能)の測距を行うこと
で、高い測距の精度,速度の両立を計る。
は、露光周期毎に(つまり最高の測定速度で)空間的に
も時間的にも最高の精度(分解能)の測距を行うこと
で、高い測距の精度,速度の両立を計る。
【0046】このような全視野角領域と一部視野角領域
の異なる方式の測距演算を高速で行うために、イメージ
センサと距離検出手段との間にセンサデータを加工する
手段100を追加し、このデータ加工手段がイメージセ
ンサからのセンサデータに対して、全視野角領域測距用
と一部視野角領域測距用とで異なる加工を行い、加工さ
れた異なる加工のセンサデータを周期的に切替えて出力
したり、並列に出力して距離検出手段に与えるようにす
る。
の異なる方式の測距演算を高速で行うために、イメージ
センサと距離検出手段との間にセンサデータを加工する
手段100を追加し、このデータ加工手段がイメージセ
ンサからのセンサデータに対して、全視野角領域測距用
と一部視野角領域測距用とで異なる加工を行い、加工さ
れた異なる加工のセンサデータを周期的に切替えて出力
したり、並列に出力して距離検出手段に与えるようにす
る。
【0047】なお、これらのセンサデータの加工は、セ
ンサデータの選択とか、非常に単純な平均や間引きとな
るため、センサデータ加工手段100を単純な小規模の
電子回路で実現することができる。
ンサデータの選択とか、非常に単純な平均や間引きとな
るため、センサデータ加工手段100を単純な小規模の
電子回路で実現することができる。
【0048】ところで、全視野角領域内について分解能
を下げた測距を行うといっても測距対象や測距の用途に
より、下げてもよい分解能に対する許容条件が異なるの
で、本発明では測距の態様を次のように3つの場合に分
ける。
を下げた測距を行うといっても測距対象や測距の用途に
より、下げてもよい分解能に対する許容条件が異なるの
で、本発明では測距の態様を次のように3つの場合に分
ける。
【0049】(1)全視野角領域内の測距対象の検出に
複数露光周期掛かっても空間的に高密度(高分解能)の
測距を行う必要がある場合(つまり時間的分解能より空
間的分解能が必要な場合) 、(2)全視野角領域内の測
距対象の検出に精度が粗くなっても1露光周期で測距を
終える必要がある場合(つまり各露光周期毎(高速)に
全視野角領域内の測距を繰り返さなければならないよう
な、空間的分解能より時間的分解能が必要な場合)、
(3)上記(1),(2)の中間の場合で、全視野角領
域内の測距対象の検出に程々の精度と速度が必要な場合
( つまり程々に空間的分解能も時間的分解能も必要な場
合)。
複数露光周期掛かっても空間的に高密度(高分解能)の
測距を行う必要がある場合(つまり時間的分解能より空
間的分解能が必要な場合) 、(2)全視野角領域内の測
距対象の検出に精度が粗くなっても1露光周期で測距を
終える必要がある場合(つまり各露光周期毎(高速)に
全視野角領域内の測距を繰り返さなければならないよう
な、空間的分解能より時間的分解能が必要な場合)、
(3)上記(1),(2)の中間の場合で、全視野角領
域内の測距対象の検出に程々の精度と速度が必要な場合
( つまり程々に空間的分解能も時間的分解能も必要な場
合)。
【0050】図3,4は上記(1),(2)の概念の説
明図である。この両図において、Vwはイメージセンサ
21,22が複数列からなる場合における、各列のイメ
ージセンサから捉える全視野角領域の全て(全列分)と
しての視界、Voは各列のイメージセンサから捉える全
視野角領域内の測距対象物が存在すると推定される一部
視野角領域の全て(全列分)からなる注目領域で、この
2つの領域Vw,Vo内の各点Pmは視界Vwや注目領
域Vo中に測距される各点としての測距点である。そし
て、注目領域Voにおける測距点Pmはイメージセンサ
の画素1点ずつに対応する最高の密度であり、この注目
領域Vo内の各点Pmの測距は露光周期毎に行われるも
のとする。
明図である。この両図において、Vwはイメージセンサ
21,22が複数列からなる場合における、各列のイメ
ージセンサから捉える全視野角領域の全て(全列分)と
しての視界、Voは各列のイメージセンサから捉える全
視野角領域内の測距対象物が存在すると推定される一部
視野角領域の全て(全列分)からなる注目領域で、この
2つの領域Vw,Vo内の各点Pmは視界Vwや注目領
域Vo中に測距される各点としての測距点である。そし
て、注目領域Voにおける測距点Pmはイメージセンサ
の画素1点ずつに対応する最高の密度であり、この注目
領域Vo内の各点Pmの測距は露光周期毎に行われるも
のとする。
【0051】図3は上記(1)の場合の測距の概念を示
し、視界Vwと注目領域Voでの測距点Pmの密度は同
様に高密度である。この場合、視界Vw領域の各点Pm
の測距は複数の露光周期を掛けて行われる。
し、視界Vwと注目領域Voでの測距点Pmの密度は同
様に高密度である。この場合、視界Vw領域の各点Pm
の測距は複数の露光周期を掛けて行われる。
【0052】他方、図4は上記(2)の場合の測距の概
念を示し、視界Vwの領域の測距点Pmの密度は注目領
域Voでの測距点Pmの密度に比べ粗である。この場
合、視界Vw領域の各点Pmの測距は露光周期毎に行わ
れるが、この各点はイメージセンサの複数画素分に相当
し、この複数画素毎に1個の画素のデータを間引き又は
平均化によって求め、測距に用いる。以下では上記
(1),(2),(3)の各場合を、それぞれ発明の実
施の形態の1,2,3として説明する。
念を示し、視界Vwの領域の測距点Pmの密度は注目領
域Voでの測距点Pmの密度に比べ粗である。この場
合、視界Vw領域の各点Pmの測距は露光周期毎に行わ
れるが、この各点はイメージセンサの複数画素分に相当
し、この複数画素毎に1個の画素のデータを間引き又は
平均化によって求め、測距に用いる。以下では上記
(1),(2),(3)の各場合を、それぞれ発明の実
施の形態の1,2,3として説明する。
【0053】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)先ず、全視野角
領域内の測距において、時間的分解能より空間的分解能
が必要な場合の実施の形態を説明する。本形態では視界
Vwから測距対象物が存在し得る注目領域Voを検出す
る処理(換言すれば、全視野角領域内から一部全視野角
領域を検出する処理)に複数露光周期(本例では4露光
周期)を掛け、全てのイメージセンサの画素データ(セ
ンサデータ)を使用し1画素の間隔で測距する。
領域内の測距において、時間的分解能より空間的分解能
が必要な場合の実施の形態を説明する。本形態では視界
Vwから測距対象物が存在し得る注目領域Voを検出す
る処理(換言すれば、全視野角領域内から一部全視野角
領域を検出する処理)に複数露光周期(本例では4露光
周期)を掛け、全てのイメージセンサの画素データ(セ
ンサデータ)を使用し1画素の間隔で測距する。
【0054】しかし、一部視野角領域内の測距には、そ
の一部分のセンサデータしか使用しないことで、測距に
用いるセンサデータ数を減らして測距時間を速め、1露
光周期毎に測距を行って測距対象の時間的変化を捉えや
すくする。この測距方式は全視野角領域内の測距にも精
度が必要で、かつ測距対象の高速な測距が必要な場合に
有効である。
の一部分のセンサデータしか使用しないことで、測距に
用いるセンサデータ数を減らして測距時間を速め、1露
光周期毎に測距を行って測距対象の時間的変化を捉えや
すくする。この測距方式は全視野角領域内の測距にも精
度が必要で、かつ測距対象の高速な測距が必要な場合に
有効である。
【0055】以下では全視野角領域内の測距と一部視野
角領域内の測距を1つの距離検出手段で行う場合(実施
例1−1)と2つの距離検出手段がそれぞれを分担する
場合(実施例1−2)に分けて説明する。
角領域内の測距を1つの距離検出手段で行う場合(実施
例1−1)と2つの距離検出手段がそれぞれを分担する
場合(実施例1−2)に分けて説明する。
【0056】(実施例1−1)図1のデータ加工部10
0を100(111)としたものが、本実施例1−1に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。こ
の図1の図15に対する相違点、又は補足すべき点を述
べると、21と22はそれぞれ並設された複数の個別の
イメージセンサ21a〜21nと22a〜22nからな
るイメージセンサで、以下ではこの1ライン(1本)ず
つの個別のイメージセンサをラインセンサとも呼んで区
別する。なお、ラインセンサ上の光センサ(画素)の配
列をセンサラインともいう。ここで、ラインセンサ21
aと22a、・・・、21nと22nはそれぞれ対にな
っている。
0を100(111)としたものが、本実施例1−1に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。こ
の図1の図15に対する相違点、又は補足すべき点を述
べると、21と22はそれぞれ並設された複数の個別の
イメージセンサ21a〜21nと22a〜22nからな
るイメージセンサで、以下ではこの1ライン(1本)ず
つの個別のイメージセンサをラインセンサとも呼んで区
別する。なお、ラインセンサ上の光センサ(画素)の配
列をセンサラインともいう。ここで、ラインセンサ21
aと22a、・・・、21nと22nはそれぞれ対にな
っている。
【0057】また、26は、対のラインセンサを同時に
1対ずつ順次選択し、露光周期ごとに全てのラインセン
サ21a〜21n及び22a〜22nを選択することを
繰り返すラインセンサセレクタである。
1対ずつ順次選択し、露光周期ごとに全てのラインセン
サ21a〜21n及び22a〜22nを選択することを
繰り返すラインセンサセレクタである。
【0058】なお、各ラインセンサは本例では1024
個の画素(光センサ)からなるものとし、各画素の受光
量(画素データ,センサデータ,映像データ,光強度デ
ータ)は、対のラインセンサ上の対となる当該画素同士
の視野の方向が一致するように、ラインセンサの一端か
ら他端(本例では右端から左端)へ向かいクロックに同
期して順次転送され、セレクタ26,増幅器23を経て
A/D変換器24に入る。
個の画素(光センサ)からなるものとし、各画素の受光
量(画素データ,センサデータ,映像データ,光強度デ
ータ)は、対のラインセンサ上の対となる当該画素同士
の視野の方向が一致するように、ラインセンサの一端か
ら他端(本例では右端から左端)へ向かいクロックに同
期して順次転送され、セレクタ26,増幅器23を経て
A/D変換器24に入る。
【0059】そしてA/D変換器24により1画素分ず
つ8ビットのデジタルデータに変換され、1画素分のメ
モリ25を経て露光センサデータS20として次段のデ
ータ加工部100に送られる。
つ8ビットのデジタルデータに変換され、1画素分のメ
モリ25を経て露光センサデータS20として次段のデ
ータ加工部100に送られる。
【0060】従って、イメージセンサ21,22内の全
てのセンサデータは露光周期ごとにデータ加工部100
に送られることになる。なお、図1では21〜26の各
手段を一括して受光手段20Aと呼ぶ。
てのセンサデータは露光周期ごとにデータ加工部100
に送られることになる。なお、図1では21〜26の各
手段を一括して受光手段20Aと呼ぶ。
【0061】データ加工部100(111、後述の12
1,131も同様)は、イメージセンサ側から入力した
露光センサデータS20に対して、全視野角領域測距モ
ード,一部視野角領域測距モードのモード別に、後述の
ように当該データ加工部100の種類(111〜13
1)に応じた加工を施し、加工済センサデータS100
として距離検出部70に送る。
1,131も同様)は、イメージセンサ側から入力した
露光センサデータS20に対して、全視野角領域測距モ
ード,一部視野角領域測距モードのモード別に、後述の
ように当該データ加工部100の種類(111〜13
1)に応じた加工を施し、加工済センサデータS100
として距離検出部70に送る。
【0062】距離検出部70は、図15に示された距離
検出手段70と基本的には同構成であるが、本実施例1
−1(なお、後述の実施例2−1,3−1でも同様)で
は、最低一部視野角領域内を測距するに必要な、この例
では対のラインセンサに対応する256バイトずつの対
のセンサデータ(画素データ,映像データ)D1,D2
をそれぞれ格納するセンサデータメモリ71と、1画素
の間隔で図16に示す視野部分DP1,DP2の設定が
できる(従って1画素間隔で視野方向毎の測距ができ
る)ように多数の並行動作する単位距離検出回路72か
らなる距離検出回路72Sとを備えるものとする。
検出手段70と基本的には同構成であるが、本実施例1
−1(なお、後述の実施例2−1,3−1でも同様)で
は、最低一部視野角領域内を測距するに必要な、この例
では対のラインセンサに対応する256バイトずつの対
のセンサデータ(画素データ,映像データ)D1,D2
をそれぞれ格納するセンサデータメモリ71と、1画素
の間隔で図16に示す視野部分DP1,DP2の設定が
できる(従って1画素間隔で視野方向毎の測距ができ
る)ように多数の並行動作する単位距離検出回路72か
らなる距離検出回路72Sとを備えるものとする。
【0063】そして距離検出部70は、本実施例1−1
(後述の実施例2−1,3−1も同様)では、データ加
工部100から送出される全視野角領域分又は一部視野
角領域分の加工済センサデータS100(S100V又
はS100A)に応じ、それぞれ当該センサデータS1
00を用いた測距演算により全視野角領域内又は一部視
野角領域内の視野方向毎の距離を検出し、それぞれ距離
データS70(S70V又はS70A)として出力す
る。
(後述の実施例2−1,3−1も同様)では、データ加
工部100から送出される全視野角領域分又は一部視野
角領域分の加工済センサデータS100(S100V又
はS100A)に応じ、それぞれ当該センサデータS1
00を用いた測距演算により全視野角領域内又は一部視
野角領域内の視野方向毎の距離を検出し、それぞれ距離
データS70(S70V又はS70A)として出力す
る。
【0064】90Aはプロセッサからなる測距対象抽出
部で、全視野角領域測距モードでは距離検出部70から
1又は複数(本実施例1−1では4つ、なお後述の実施
例2−1では1つ、実施例3−1では2つ)の露光周期
にわたり出力される、全視野角領域分の距離データS7
0Vから詳しく見たい部分、つまり実際に測距すペき対
象(例えば自車の走行する道路の前方にある車のうち最
も至近距離にある車)が存在すると推定される一部視野
角領域の位置(方向)を検出し、測距対象位置情報S9
0Fとしてデータ加工部100へ知らせる。
部で、全視野角領域測距モードでは距離検出部70から
1又は複数(本実施例1−1では4つ、なお後述の実施
例2−1では1つ、実施例3−1では2つ)の露光周期
にわたり出力される、全視野角領域分の距離データS7
0Vから詳しく見たい部分、つまり実際に測距すペき対
象(例えば自車の走行する道路の前方にある車のうち最
も至近距離にある車)が存在すると推定される一部視野
角領域の位置(方向)を検出し、測距対象位置情報S9
0Fとしてデータ加工部100へ知らせる。
【0065】また、本実施例1−1(なお、後述の実施
例2−1,3−1も同様)では測距対象抽出部90Aは
データ加工部100に対しこの他、全視野角領域測距モ
ードと一部視野角領域測距モードの切替え指令も送るも
のとする。
例2−1,3−1も同様)では測距対象抽出部90Aは
データ加工部100に対しこの他、全視野角領域測距モ
ードと一部視野角領域測距モードの切替え指令も送るも
のとする。
【0066】また測距対象抽出部90Aは、一部視野角
領域測距モードでは距離検出部70から1露光周期毎に
出力される一部視野角領域分の距離データS70Aから
測距対象の距離を検出し測距対象距離データS90とし
て(例えば運転者もしくは自動車の制御部へ)出力す
る。
領域測距モードでは距離検出部70から1露光周期毎に
出力される一部視野角領域分の距離データS70Aから
測距対象の距離を検出し測距対象距離データS90とし
て(例えば運転者もしくは自動車の制御部へ)出力す
る。
【0067】図5は本実施例において、図1の各手段間
を流れるデータとその切換わり状況の概略を示す。図7
は本実施例1−1におけるデータ加工部100(11
1)の構成と、その入出力センサデータである露光セン
サデータS20と加工済センサデータS100の流れの
例を示す。データ加工部100は測距対象抽出部90A
よりの指示に従って、全視野角領域測距モードと一部視
野角領域測距モードとで出力する加工済センサデータS
100をそれぞれS100VとS100Aに切り換え
る。
を流れるデータとその切換わり状況の概略を示す。図7
は本実施例1−1におけるデータ加工部100(11
1)の構成と、その入出力センサデータである露光セン
サデータS20と加工済センサデータS100の流れの
例を示す。データ加工部100は測距対象抽出部90A
よりの指示に従って、全視野角領域測距モードと一部視
野角領域測距モードとで出力する加工済センサデータS
100をそれぞれS100VとS100Aに切り換え
る。
【0068】なお、図7(なお、図8〜図12も同様)
において、広幅矢印で示されるデータ加工部100の入
出力センサデータの、矢印内に記された#1〜#12の
番号は、説明の便宜上、そのセンサデータがイメージセ
ンサ21または22の露光によって取得されたのち、デ
ータ加工部100に入力するときの露光周期の番号を意
味するものとし、また、矢印の長さの尺度Tは1露光周
期分に相当するものとする。
において、広幅矢印で示されるデータ加工部100の入
出力センサデータの、矢印内に記された#1〜#12の
番号は、説明の便宜上、そのセンサデータがイメージセ
ンサ21または22の露光によって取得されたのち、デ
ータ加工部100に入力するときの露光周期の番号を意
味するものとし、また、矢印の長さの尺度Tは1露光周
期分に相当するものとする。
【0069】本例ではイメージセンサ21又は22は、
各ラインセンサ1ライン当たり1024画素で構成され
ており、1画素分のデータはデジタル値1バイトで表現
される。ここで、イメージセンサ21,22のラインセ
ンサの対数をm対とすると、イメージセンサ21,22
からはそれぞれT/1024×m秒ごとに対の各1画素
分の1バイトデータが出力され、よってT/m秒毎にラ
インセンサの1対のセンサデータが送信され、イメージ
センサ21又は22の全センサデータとしてのラインセ
ンサm対分の送信はT秒で終了し、T秒毎に新しく露光
した全センサデータ(m対)がS20としてデータ加工
部100へ送信されることになる。
各ラインセンサ1ライン当たり1024画素で構成され
ており、1画素分のデータはデジタル値1バイトで表現
される。ここで、イメージセンサ21,22のラインセ
ンサの対数をm対とすると、イメージセンサ21,22
からはそれぞれT/1024×m秒ごとに対の各1画素
分の1バイトデータが出力され、よってT/m秒毎にラ
インセンサの1対のセンサデータが送信され、イメージ
センサ21又は22の全センサデータとしてのラインセ
ンサm対分の送信はT秒で終了し、T秒毎に新しく露光
した全センサデータ(m対)がS20としてデータ加工
部100へ送信されることになる。
【0070】距離検出部70内の計算機能部分である距
離検出回路72SはT/m秒ごとに、256画素分の対
のセンサデータを用いた距離計算処理能力しかなく、対
のセンサデータメモリ71の容量も各々256バイトで
あり、距離検出部70はデータ加工部100からはT/
m秒間にlラインセンサ当たり256画素分の対の加工
済センサデータS100しか受け取らないものとする。
離検出回路72SはT/m秒ごとに、256画素分の対
のセンサデータを用いた距離計算処理能力しかなく、対
のセンサデータメモリ71の容量も各々256バイトで
あり、距離検出部70はデータ加工部100からはT/
m秒間にlラインセンサ当たり256画素分の対の加工
済センサデータS100しか受け取らないものとする。
【0071】図7では、全視野角領域測距モードでは、
測距対象抽出部90Aの指令により、データ加工部11
1は、露光周期#1にイメージセンサ21,22から到
来したラインセンサ1ライン当たり1024バイト分の
m対の露光センサデータS20を一旦メモリ101に格
納し、このメモリ101から露光周期#1〜#4の間、
T秒毎に画素配列のアドレス順に、ラインセンサ1ライ
ン当たり256バイトずつのm対のセンサデータを取り
出し、加工済センサデータS100Vとして送出するこ
とを4露光周期繰り返し、計4T秒かけて全視野角分の
センサデータS100Vを距離検出部70に送信する。
よって露光周期#2〜#4の間、イメージセンサ21,
22からデータ加工部111に到来する露光センサデー
タS20は無視されることになる。
測距対象抽出部90Aの指令により、データ加工部11
1は、露光周期#1にイメージセンサ21,22から到
来したラインセンサ1ライン当たり1024バイト分の
m対の露光センサデータS20を一旦メモリ101に格
納し、このメモリ101から露光周期#1〜#4の間、
T秒毎に画素配列のアドレス順に、ラインセンサ1ライ
ン当たり256バイトずつのm対のセンサデータを取り
出し、加工済センサデータS100Vとして送出するこ
とを4露光周期繰り返し、計4T秒かけて全視野角分の
センサデータS100Vを距離検出部70に送信する。
よって露光周期#2〜#4の間、イメージセンサ21,
22からデータ加工部111に到来する露光センサデー
タS20は無視されることになる。
【0072】距離検出部70は、データ加工部111か
ら送信されるラインセンサ1ライン当たり256バイト
分の対のセンサデータS100Vを受信するつど、その
256バイト分の視野角内の測距を行い、測距データを
全視野角分の距離データS70Vとして測距対象抽出部
90Aに送る。
ら送信されるラインセンサ1ライン当たり256バイト
分の対のセンサデータS100Vを受信するつど、その
256バイト分の視野角内の測距を行い、測距データを
全視野角分の距離データS70Vとして測距対象抽出部
90Aに送る。
【0073】これにより、測距対象抽出部90Aは計4
T秒の間に受け取る全視野角分距離データS70Vから
測距対象物が存在すると推定される一部の視野角の位置
(方向)を検出し、露光周期#4中にその位置を測距対
象位置情報S90Fとしてデータ加工部111の通信部
105に伝える。
T秒の間に受け取る全視野角分距離データS70Vから
測距対象物が存在すると推定される一部の視野角の位置
(方向)を検出し、露光周期#4中にその位置を測距対
象位置情報S90Fとしてデータ加工部111の通信部
105に伝える。
【0074】いま、測距対象抽出部90Aが、距離検出
部70から入力した全視野角分距離データS70Vか
ら、仮に或るラインセンサの1ライン1024個の画素
中の256番目の画素を中心に対象物が写っていること
を検出したとすると、この中心画素の番号を測距対象位
置情報S90Fとしてデータ加工部100に送信する。
部70から入力した全視野角分距離データS70Vか
ら、仮に或るラインセンサの1ライン1024個の画素
中の256番目の画素を中心に対象物が写っていること
を検出したとすると、この中心画素の番号を測距対象位
置情報S90Fとしてデータ加工部100に送信する。
【0075】これによりデータ加工部111は一部視野
角領域測距モードの動作に移り、続く露光周期#5〜#
8の間は露光周期T秒毎に、イメージセンサから入力し
た露光センサデータS20内の測距対象位置情報S90
Fによって指定された位置にあるラインセンサ1ライン
当たり256バイトの対のセンサデータのm対分(前記
の例では当該のラインセンサについては画素256番目
を中心に256バイト分、具体的には128番目から3
83番目までの画素のデータ)を取り出し一部視野角分
センサデータS100Aとして距離検出部70へ送信す
ることを繰り返す。
角領域測距モードの動作に移り、続く露光周期#5〜#
8の間は露光周期T秒毎に、イメージセンサから入力し
た露光センサデータS20内の測距対象位置情報S90
Fによって指定された位置にあるラインセンサ1ライン
当たり256バイトの対のセンサデータのm対分(前記
の例では当該のラインセンサについては画素256番目
を中心に256バイト分、具体的には128番目から3
83番目までの画素のデータ)を取り出し一部視野角分
センサデータS100Aとして距離検出部70へ送信す
ることを繰り返す。
【0076】このように露光周期#5〜#8の間の一部
視野角分データS100Aの4回の送信が行われると、
再び露光周期#9から次回の全視野角領域測距モードの
動作に移行する。
視野角分データS100Aの4回の送信が行われると、
再び露光周期#9から次回の全視野角領域測距モードの
動作に移行する。
【0077】データ加工部111は、その構成手段とし
て図7に示すように、全視野角領域分の1露光周期分の
露光センサデータS20(本例ではラインセンサ1ライ
ン当たり1024バイトのm対分)を距離検出部70へ
送信する間、記憶するためのメモリ101と、露光周期
T/m毎の距離検出部70への送信データ(本例では2
56バイトの1対分ずつ)の領域指定のためにそのメモ
リ101のアドレスを制御するための制御部103と、
一部視野角領域測距モードの場合に、イメージセンサか
らT/m秒毎に到来する、ラインセンサ1ライン当たり
1024バイトの1対分ずつの露光センサデータS20
内の測距対象物の存在し得る一部視野角領域の位置のセ
ンサデータ(前記の例では当該ラインセンサについては
128番画素〜383番画素のデータ)だけを選択して
出力するための選択器102と、メモリ101からの出
力と選択器102からの出力を測距モード毎に切替える
ための切替え器104と、測距対象抽出部90Aから一
部視野角領域としてどの視野方向を見るかの指示として
の測距対象位置情報S90F等を受け取るための通信部
105等によって構成される。
て図7に示すように、全視野角領域分の1露光周期分の
露光センサデータS20(本例ではラインセンサ1ライ
ン当たり1024バイトのm対分)を距離検出部70へ
送信する間、記憶するためのメモリ101と、露光周期
T/m毎の距離検出部70への送信データ(本例では2
56バイトの1対分ずつ)の領域指定のためにそのメモ
リ101のアドレスを制御するための制御部103と、
一部視野角領域測距モードの場合に、イメージセンサか
らT/m秒毎に到来する、ラインセンサ1ライン当たり
1024バイトの1対分ずつの露光センサデータS20
内の測距対象物の存在し得る一部視野角領域の位置のセ
ンサデータ(前記の例では当該ラインセンサについては
128番画素〜383番画素のデータ)だけを選択して
出力するための選択器102と、メモリ101からの出
力と選択器102からの出力を測距モード毎に切替える
ための切替え器104と、測距対象抽出部90Aから一
部視野角領域としてどの視野方向を見るかの指示として
の測距対象位置情報S90F等を受け取るための通信部
105等によって構成される。
【0078】(実施例1−2)図2のデータ加工部10
0を100(112)としたものが、本実施例1−2に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
2においては距離検出部を70Vと70Aの2つ並列に
設け、図1の距離検出部70の全視野角領域の測距の機
能を70Vに、一部視野角領域の測距の機能を70Aに
それぞれ分担させるようにし、測距演算の高速化を計っ
たものである。
0を100(112)としたものが、本実施例1−2に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
2においては距離検出部を70Vと70Aの2つ並列に
設け、図1の距離検出部70の全視野角領域の測距の機
能を70Vに、一部視野角領域の測距の機能を70Aに
それぞれ分担させるようにし、測距演算の高速化を計っ
たものである。
【0079】なお、この実施例1−2でも(なお、実施
例2−2,3−2でも同様)、距離検出部70Vと70
Aの構成を実施例1−1で述べた距離検出部70の構成
と同じとする。
例2−2,3−2でも同様)、距離検出部70Vと70
Aの構成を実施例1−1で述べた距離検出部70の構成
と同じとする。
【0080】図6は本実施例1−2において図2の各手
段間を流れるデータの概略を示す。但し図6では一部視
野角領域内の測距を分担する距離検出部70Aを複数設
け、測距対象物が存在し得る一部視野角領域が複数ある
場合にも、それぞれの一部視野角領域内の測距を距離検
出部70A1,70A2・・・によって分担できるよう
した例を示す。
段間を流れるデータの概略を示す。但し図6では一部視
野角領域内の測距を分担する距離検出部70Aを複数設
け、測距対象物が存在し得る一部視野角領域が複数ある
場合にも、それぞれの一部視野角領域内の測距を距離検
出部70A1,70A2・・・によって分担できるよう
した例を示す。
【0081】図6では図5のように距離検出部の測距モ
ードを全視野角領域と一部視野角領域に切り換える必要
がないので、流れるデータにも測距モード別の切替えは
生じない。
ードを全視野角領域と一部視野角領域に切り換える必要
がないので、流れるデータにも測距モード別の切替えは
生じない。
【0082】図8は本実施例1−2におけるデータ加工
部112の構成とその入出力センサデータS20,S1
00の流れの例を示す。本例ではデータ加工部112
は、距離検出部70Vに対しては、露光周期#1にメモ
リ101へ取り込んだイメージセンサからのラインセン
サ1ライン当たり1024バイトのm対の露光センサデ
ータS20を、露光周期#1〜#4までの間、画素配列
順に1露光周期毎にラインセンサ1ライン当たり256
バイトのm対ずつのセンサデータに分割し、計4露光周
期(4T秒)かけて、全視野角分の加工済センサデータ
S100Vとして送り、露光周期#5〜#8に再び、つ
まり4露光周期ごとに同様な動作を繰り返す。
部112の構成とその入出力センサデータS20,S1
00の流れの例を示す。本例ではデータ加工部112
は、距離検出部70Vに対しては、露光周期#1にメモ
リ101へ取り込んだイメージセンサからのラインセン
サ1ライン当たり1024バイトのm対の露光センサデ
ータS20を、露光周期#1〜#4までの間、画素配列
順に1露光周期毎にラインセンサ1ライン当たり256
バイトのm対ずつのセンサデータに分割し、計4露光周
期(4T秒)かけて、全視野角分の加工済センサデータ
S100Vとして送り、露光周期#5〜#8に再び、つ
まり4露光周期ごとに同様な動作を繰り返す。
【0083】また、距離検出部70Vは256バイトの
1対の加工済センサデータS100Vを受信するつど、
直ちにその受信データについての測距を行い、その測距
結果を全視野角分の距離データS70Vとして測距対象
抽出部90Aに送る。
1対の加工済センサデータS100Vを受信するつど、
直ちにその受信データについての測距を行い、その測距
結果を全視野角分の距離データS70Vとして測距対象
抽出部90Aに送る。
【0084】測距対象抽出部90Aは4露光周期分の全
ての全視野角分距離データS70Vから直ちに測距対象
物の存在位置を検出し、4露光周期毎の露光周期#4,
#8,・・・中にデータ加工部112へ測距対象位置情
報S90Fを送信する。
ての全視野角分距離データS70Vから直ちに測距対象
物の存在位置を検出し、4露光周期毎の露光周期#4,
#8,・・・中にデータ加工部112へ測距対象位置情
報S90Fを送信する。
【0085】従って、データ加工部112は、距離検出
部70Aに対しては、露光周期#1〜#4の間は、露光
周期毎に入力するラインセンサ1ライン当たり1024
バイトのm対の露光センサデータS20の内、図外の露
光周期#0においてデータ加工部112へ送信された測
距対象位置情報S90Fによって指定された位置にあ
る、ラインセンサ1ライン当たり256バイトのm対の
センサデータをそれぞれ当該の1露光周期#1,#2,
・・・#4毎に一部視野角分の加工済センサデータS1
00Aとして送信する。
部70Aに対しては、露光周期#1〜#4の間は、露光
周期毎に入力するラインセンサ1ライン当たり1024
バイトのm対の露光センサデータS20の内、図外の露
光周期#0においてデータ加工部112へ送信された測
距対象位置情報S90Fによって指定された位置にあ
る、ラインセンサ1ライン当たり256バイトのm対の
センサデータをそれぞれ当該の1露光周期#1,#2,
・・・#4毎に一部視野角分の加工済センサデータS1
00Aとして送信する。
【0086】同様に露光周期#5〜#8の間は、露光周
期#4においてデータ加工部112へ送信された測距対
象位置情報S90Fによって指定された位置にある、一
部視野角分の加工済センサデータS100Aを各露光周
期#5,#6,・・・#8毎に送信するというように、
4露光周期毎に、新たな測距対象位置情報S90Fによ
って指定される位置の加工済センサデータS100Aの
送信に切り換えることを繰り返す。
期#4においてデータ加工部112へ送信された測距対
象位置情報S90Fによって指定された位置にある、一
部視野角分の加工済センサデータS100Aを各露光周
期#5,#6,・・・#8毎に送信するというように、
4露光周期毎に、新たな測距対象位置情報S90Fによ
って指定される位置の加工済センサデータS100Aの
送信に切り換えることを繰り返す。
【0087】このようにして、実施例1−1では組とな
る全視野角領域の測距及び一部視野角領域の測距が8露
光周期ごとに繰り返されたのに対し、実施例1−2では
4露光周期ごとに繰り返され、時間的分解能が2倍にな
っている。なお、図8におけるデータ加工部112の構
成については、図7から切替器104をは省いた構成と
なる。
る全視野角領域の測距及び一部視野角領域の測距が8露
光周期ごとに繰り返されたのに対し、実施例1−2では
4露光周期ごとに繰り返され、時間的分解能が2倍にな
っている。なお、図8におけるデータ加工部112の構
成については、図7から切替器104をは省いた構成と
なる。
【0088】(実施の形態2)次に、全視野角領域内の
測距において、空間的分解能より時間的分解能が必要な
場合の実施の形態を説明する。本形態では視界Vwから
測距対象物が存在し得る注目領域Voを検出する処理
(換言すれば、全視野角領域内から一部全視野角領域を
検出する処理)を1露光周期に(つまり最高速で)行
う。
測距において、空間的分解能より時間的分解能が必要な
場合の実施の形態を説明する。本形態では視界Vwから
測距対象物が存在し得る注目領域Voを検出する処理
(換言すれば、全視野角領域内から一部全視野角領域を
検出する処理)を1露光周期に(つまり最高速で)行
う。
【0089】このため、全視野角領域内の測距には露光
周期毎に出力されるイメージセンサのラインごとのセン
サデータ列から一定の個数間引いたセンサデータ、もし
くは一定の個数ずつ平均したセンサデータを使用するこ
とで、測距に用いるセンサデータ数を減らして計算負荷
を軽減する。但し一部視野角領域内の測距には間引いて
いないセンサデータを使用する。
周期毎に出力されるイメージセンサのラインごとのセン
サデータ列から一定の個数間引いたセンサデータ、もし
くは一定の個数ずつ平均したセンサデータを使用するこ
とで、測距に用いるセンサデータ数を減らして計算負荷
を軽減する。但し一部視野角領域内の測距には間引いて
いないセンサデータを使用する。
【0090】以下では全視野角領域内の測距と一部視野
角領域内の測距を1つの距離検出手段で行う場合(実施
例2−1)と2つの距離検出手段がそれぞれを分担する
場合(実施例2−2)に分けて説明する。
角領域内の測距を1つの距離検出手段で行う場合(実施
例2−1)と2つの距離検出手段がそれぞれを分担する
場合(実施例2−2)に分けて説明する。
【0091】(実施例2−1)図1のデータ加工部10
0を100(121)としたものが、本実施例2−1に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
5は本実施例においても同様に当てはまる。
0を100(121)としたものが、本実施例2−1に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
5は本実施例においても同様に当てはまる。
【0092】図9は本実施例2−1におけるデータ加工
部121の構成とその入出力センサデータS20,S1
00の流れの例を示す。本例ではデータ加工部121は
全視野角領域内の測距の場合、露光周期毎に出力される
イメージセンサ21,22からのラインセンサの1ライ
ン毎1024バイトのm対の露光センサデータS20の
各列のセンサデータの各1ライン上において、順に並ぶ
4画素分のデータ4バイトずつを、それぞれ平均し1バ
イトずつのセンサデータに変換する。
部121の構成とその入出力センサデータS20,S1
00の流れの例を示す。本例ではデータ加工部121は
全視野角領域内の測距の場合、露光周期毎に出力される
イメージセンサ21,22からのラインセンサの1ライ
ン毎1024バイトのm対の露光センサデータS20の
各列のセンサデータの各1ライン上において、順に並ぶ
4画素分のデータ4バイトずつを、それぞれ平均し1バ
イトずつのセンサデータに変換する。
【0093】(なお、4画素分のデータ4バイトずつを
1バイトずつに変換する方法としては、この他、単に元
の1画素間隔の画素データ列を間引いて4画素間隔の画
素データのみを取出す方法も考えられる。)結果として
全視野角領域の測距に用いる画素データはラインセンサ
1ライン毎256バイトになるので、データ加工部12
1はT/m秒毎にラインセンサ1ライン毎256バイト
の1対ずつ、1露光周期に全m対分を、図9の黒く塗り
込まれた広幅矢印のような平均全視野角分センサデータ
S100Vmとして距離検出部70に送信する。
1バイトずつに変換する方法としては、この他、単に元
の1画素間隔の画素データ列を間引いて4画素間隔の画
素データのみを取出す方法も考えられる。)結果として
全視野角領域の測距に用いる画素データはラインセンサ
1ライン毎256バイトになるので、データ加工部12
1はT/m秒毎にラインセンサ1ライン毎256バイト
の1対ずつ、1露光周期に全m対分を、図9の黒く塗り
込まれた広幅矢印のような平均全視野角分センサデータ
S100Vmとして距離検出部70に送信する。
【0094】本例では露光周期#1にデータ加工部12
1に入力された露光センサデータS20が上記のように
直ちに加工されて、露光周期#1内に平均全視野角分セ
ンサデータS100Vmとして距離検出部70に送ら
れ、距離検出部70は、このセンサデータS100Vm
を用いた測距結果から、この露光周期#1内に測距対象
位置情報S90Fをデータ加工部100へ送る。
1に入力された露光センサデータS20が上記のように
直ちに加工されて、露光周期#1内に平均全視野角分セ
ンサデータS100Vmとして距離検出部70に送ら
れ、距離検出部70は、このセンサデータS100Vm
を用いた測距結果から、この露光周期#1内に測距対象
位置情報S90Fをデータ加工部100へ送る。
【0095】これによりデータ加工部121は、イメー
ジセンサから入力する続く3つの露光周期#2,#3,
#4にそれぞれ到来するラインセンサ1ライン毎102
4バイトのm対の露光センサデータS20内の、露光周
期#1内に測距対象位置情報S90Fにより指定された
位置にあるラインセンサ1ライン毎256バイトのm対
の一部視野角分センサデータS100Aを距離検出部7
0へ送る。
ジセンサから入力する続く3つの露光周期#2,#3,
#4にそれぞれ到来するラインセンサ1ライン毎102
4バイトのm対の露光センサデータS20内の、露光周
期#1内に測距対象位置情報S90Fにより指定された
位置にあるラインセンサ1ライン毎256バイトのm対
の一部視野角分センサデータS100Aを距離検出部7
0へ送る。
【0096】データ加工部121は、以後の露光周期#
5〜#8の露光センサデータS20にも、それぞれ露光
周期#1〜#4の露光センサデータS20と同様な処理
を繰り返す。
5〜#8の露光センサデータS20にも、それぞれ露光
周期#1〜#4の露光センサデータS20と同様な処理
を繰り返す。
【0097】この場合のデータ加工部121の構成とし
ては、図7のメモリ101が、全視野角領域内の測距の
場合に前記平均全視野角分センサデータS100Vmを
作るための、図外の加算器と1バイト分もしくは4バイ
ト分のレジスタとによって実現できる平均回路106に
置き換わった構成となる。
ては、図7のメモリ101が、全視野角領域内の測距の
場合に前記平均全視野角分センサデータS100Vmを
作るための、図外の加算器と1バイト分もしくは4バイ
ト分のレジスタとによって実現できる平均回路106に
置き換わった構成となる。
【0098】(実施例2−2)図2のデータ加工部10
0を100(122)としたものが、本実施例2−2に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
6は本実施例においても同様に当てはまる。
0を100(122)としたものが、本実施例2−2に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
6は本実施例においても同様に当てはまる。
【0099】図10は本実施例2−2におけるデータ加
工部122の構成とその入出力センサデータS20,S
100の流れの例を示す。本例ではデータ加工部122
は、全視野角領域分担の距離検出部70Vに対しては、
露光周期#1,#2,#3,・・・の各露光センサデー
タS20を実施例2−1の露光周期#1,#5,・・・
の各露光センサデータS20と同様に加工してラインセ
ンサ1ライン毎256バイトのm対の平均全視野角分セ
ンサデータS100Vmとして送り、距離検出部70V
はこの送信されたセンサデータS100Vmを用いた測
距結果により、各当該の露光周期#1,#2,#3,・
・・内に測距対象位置情報S90Fをデータ加工部10
0に送る。
工部122の構成とその入出力センサデータS20,S
100の流れの例を示す。本例ではデータ加工部122
は、全視野角領域分担の距離検出部70Vに対しては、
露光周期#1,#2,#3,・・・の各露光センサデー
タS20を実施例2−1の露光周期#1,#5,・・・
の各露光センサデータS20と同様に加工してラインセ
ンサ1ライン毎256バイトのm対の平均全視野角分セ
ンサデータS100Vmとして送り、距離検出部70V
はこの送信されたセンサデータS100Vmを用いた測
距結果により、各当該の露光周期#1,#2,#3,・
・・内に測距対象位置情報S90Fをデータ加工部10
0に送る。
【0100】これにより、データ加工部122は、各露
光周期#2,#3,#4,・・・毎のラインセンサ1ラ
イン毎1024バイトのm対の入力センサデータS20
内の、それぞれ1つ前の露光周期#1,#2,#3内に
測距対象位置情報S90Fで指定された位置にあるライ
ンセンサ1ライン毎256バイトのm対を、一部視野角
分センサデータS100Aとして距離検出部70Aに送
る。この場合のデータ加工部122の構成としては、図
8のメモリ101が、図9と同様な平均回路106に置
き換わった構成となる。
光周期#2,#3,#4,・・・毎のラインセンサ1ラ
イン毎1024バイトのm対の入力センサデータS20
内の、それぞれ1つ前の露光周期#1,#2,#3内に
測距対象位置情報S90Fで指定された位置にあるライ
ンセンサ1ライン毎256バイトのm対を、一部視野角
分センサデータS100Aとして距離検出部70Aに送
る。この場合のデータ加工部122の構成としては、図
8のメモリ101が、図9と同様な平均回路106に置
き換わった構成となる。
【0101】(実施の形態3)次に、全視野角領域内の
測距において、ある程度の時間的分解能も空間的分解能
も必要な場合の実施の形態を説明する。本形態では、例
えば視界Vwから測距対象物が存在し得る注目領域Vo
を検出する処理(換言すれば、全視野角領域内から一部
全視野角領域を検出する処理)の露光周期の数を実施の
形態1と2の中間で(本例では2露光周期毎に)、また
画素の間引き又は平均化する間隔も実施の形態1と2の
中間で(本例では2画素間隔で)行う。但し一部視野角
領域内の測距には間引いていないセンサデータを使用す
る。
測距において、ある程度の時間的分解能も空間的分解能
も必要な場合の実施の形態を説明する。本形態では、例
えば視界Vwから測距対象物が存在し得る注目領域Vo
を検出する処理(換言すれば、全視野角領域内から一部
全視野角領域を検出する処理)の露光周期の数を実施の
形態1と2の中間で(本例では2露光周期毎に)、また
画素の間引き又は平均化する間隔も実施の形態1と2の
中間で(本例では2画素間隔で)行う。但し一部視野角
領域内の測距には間引いていないセンサデータを使用す
る。
【0102】以下でも全視野角領域の測距と一部視野角
領域の測距を1つの距離検出手段で行う場合(実施例3
−1)と2つの距離検出手段がそれぞれを分担する場合
(実施例3−2)に分けて説明する。
領域の測距を1つの距離検出手段で行う場合(実施例3
−1)と2つの距離検出手段がそれぞれを分担する場合
(実施例3−2)に分けて説明する。
【0103】(実施例3−1)図1のデータ加工部10
0を100(131)としたものが、本実施例3−1に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
5は本実施例においても同様に当てはまる。
0を100(131)としたものが、本実施例3−1に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
5は本実施例においても同様に当てはまる。
【0104】図11は本実施例3−1におけるデータ加
工部131の構成とその入出力センサデータS20,S
100の流れの例を示す。本例ではデータ加工部131
は全視野角領域内の測距の場合、露光周期毎にイメージ
センサ21,22から出力されるラインセンサ1ライン
毎1024バイトのm対の露光センサデータS20内
の、センサデータ1ライン毎の列上において、順に並ぶ
2画素分のデータ2バイトずつをそれぞれ平均し1バイ
トずつのセンサデータに変換する。
工部131の構成とその入出力センサデータS20,S
100の流れの例を示す。本例ではデータ加工部131
は全視野角領域内の測距の場合、露光周期毎にイメージ
センサ21,22から出力されるラインセンサ1ライン
毎1024バイトのm対の露光センサデータS20内
の、センサデータ1ライン毎の列上において、順に並ぶ
2画素分のデータ2バイトずつをそれぞれ平均し1バイ
トずつのセンサデータに変換する。
【0105】(なお、2画素分のデータ2バイトずつを
1バイトずつに変換する方法としては、この他、単に元
の1画素間隔の画素データ列を間引いて2画素間隔の画
素データのみを取出す方法も考えられる。) 結果として全視野角領域内の測距に用いる画素データは
ラインセンサ1ライン毎512バイトのm対になるの
で、データ加工部131はこのラインセンサ1ライン毎
512バイトのm対分のデータを、1露光周期に1ライ
ン毎256バイトのm対分ずつ、2露光周期かけて平均
全視野角分センサデータS100Vmとして距離検出部
70に送信する。
1バイトずつに変換する方法としては、この他、単に元
の1画素間隔の画素データ列を間引いて2画素間隔の画
素データのみを取出す方法も考えられる。) 結果として全視野角領域内の測距に用いる画素データは
ラインセンサ1ライン毎512バイトのm対になるの
で、データ加工部131はこのラインセンサ1ライン毎
512バイトのm対分のデータを、1露光周期に1ライ
ン毎256バイトのm対分ずつ、2露光周期かけて平均
全視野角分センサデータS100Vmとして距離検出部
70に送信する。
【0106】本例ではデータ加工部131は、イメージ
センサから露光周期#1に到来したセンサデータS20
を平均回路106を介して直ちに上記のように加工して
メモリ101に格納し、この格納されたラインセンサ1
ライン毎512バイトのm対のデータのうちの画素配列
の順に並ぶ256バイトのm対分を露光周期#1に、残
りの256バイトを露光周期#2に平均全視野角分セン
サデータS100Vmとして距離検出部70に送る。従
ってイメージセンサから露光周期#2にデータ加工部1
00に入力されるべき露光センサデータS20は無視さ
れる。
センサから露光周期#1に到来したセンサデータS20
を平均回路106を介して直ちに上記のように加工して
メモリ101に格納し、この格納されたラインセンサ1
ライン毎512バイトのm対のデータのうちの画素配列
の順に並ぶ256バイトのm対分を露光周期#1に、残
りの256バイトを露光周期#2に平均全視野角分セン
サデータS100Vmとして距離検出部70に送る。従
ってイメージセンサから露光周期#2にデータ加工部1
00に入力されるべき露光センサデータS20は無視さ
れる。
【0107】距離検出部70はこの2露光周期かけて受
信したセンサデータS100Vmを用いた測距結果か
ら、露光周期#2内に測距対象位置情報S90Fをデー
タ加工部131へ送る。
信したセンサデータS100Vmを用いた測距結果か
ら、露光周期#2内に測距対象位置情報S90Fをデー
タ加工部131へ送る。
【0108】これにより、データ加工部131は続く露
光周期#3,#4に到来するラインセンサ1ライン毎1
024バイトのm対の露光センサデータS20内におけ
る、露光周期#2内に測距対象位置情報S90Fで指定
された位置にあるラインセンサ1ライン毎256バイト
のm対の露光センサデータS20を一部視野角分センサ
データS100Aとして距離検出部70Aに送る。
光周期#3,#4に到来するラインセンサ1ライン毎1
024バイトのm対の露光センサデータS20内におけ
る、露光周期#2内に測距対象位置情報S90Fで指定
された位置にあるラインセンサ1ライン毎256バイト
のm対の露光センサデータS20を一部視野角分センサ
データS100Aとして距離検出部70Aに送る。
【0109】本実施例3−1におけるデータ加工部13
1の構成としては図7と図9の組み合わせとなり、図1
1は図9のデータ加工部111の平均回路106の次段
にセンサデータを一部記憶するためのメモリ101を加
えた構成となる。
1の構成としては図7と図9の組み合わせとなり、図1
1は図9のデータ加工部111の平均回路106の次段
にセンサデータを一部記憶するためのメモリ101を加
えた構成となる。
【0110】(実施例3−2)図2のデータ加工部10
0を100(132)としたものが、本実施例3−2に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
6は本実施例においても同様に当てはまる。
0を100(132)としたものが、本実施例3−2に
おける測距演算装置の構成を示すブロック図である。図
6は本実施例においても同様に当てはまる。
【0111】図12は本実施例3−2におけるデータ加
工部132の構成とその入出力センサデータS20,S
100の流れの例を示す。本例ではデータ加工部132
は、全視野角領域分担の距離検出部70Vに対しては、
露光周期#1に到来したラインセンサ1ライン毎102
4バイトのm対の露光センサデータS20を、平均回路
106を介し、実施例3−1の露光周期#1の入力セン
サデータS20で述べたようなラインセンサ1ライン毎
512バイトのm対の平均全視野角分センサデータS1
00Vmに加工して、メモリ101に記憶したうえ、ラ
インセンサ1ライン毎256バイトのm対ずつ2つの露
光周期#1,#2にわけて送信し、同様に露光周期#3
に到来した露光センサデータS20を加工し、露光周期
#3,#4にわけて送るという動作を2露光周期の間隔
で繰り返す。
工部132の構成とその入出力センサデータS20,S
100の流れの例を示す。本例ではデータ加工部132
は、全視野角領域分担の距離検出部70Vに対しては、
露光周期#1に到来したラインセンサ1ライン毎102
4バイトのm対の露光センサデータS20を、平均回路
106を介し、実施例3−1の露光周期#1の入力セン
サデータS20で述べたようなラインセンサ1ライン毎
512バイトのm対の平均全視野角分センサデータS1
00Vmに加工して、メモリ101に記憶したうえ、ラ
インセンサ1ライン毎256バイトのm対ずつ2つの露
光周期#1,#2にわけて送信し、同様に露光周期#3
に到来した露光センサデータS20を加工し、露光周期
#3,#4にわけて送るという動作を2露光周期の間隔
で繰り返す。
【0112】そこで、距離検出部70Vは2露光周期の
間に受け取ったラインセンサ1ライン毎512バイトの
m対分の平均全視野角分センサデータS100Vmにつ
いての、2露光周期分の測距結果に基づく測距対象位置
情報S90Fを、それぞれ露光周期#2,#4,・・・
中にデータ加工部132へ送信する。
間に受け取ったラインセンサ1ライン毎512バイトの
m対分の平均全視野角分センサデータS100Vmにつ
いての、2露光周期分の測距結果に基づく測距対象位置
情報S90Fを、それぞれ露光周期#2,#4,・・・
中にデータ加工部132へ送信する。
【0113】これにより、データ加工部132は一部視
野角領域分担の距離検出部70Aに対しては、露光周期
#3,#4にイメージセンサから到来したラインセンサ
1ライン毎1024バイトのm対の露光センサデータS
20からは、露光周期#2中に距離検出部70Vから受
信した測距対象位置情報S90Fによって指定された位
置にあるラインセンサ1ライン毎256バイトのm対の
一部視野角分センサデータS100Aを取り出して、そ
れぞれ当該の露光周期#3,#4に送り、同様に露光周
期#5,#6にイメージセンサから到来した露光センサ
データS20からは、露光周期#4中に距離検出部70
Vから受信した測距対象位置情報S90Fによって指定
された位置にある一部視野角分センサデータS100A
を取り出し、それぞれ当該の露光周期#5,#6に送る
という動作を2露光周期の間隔で繰り返す。
野角領域分担の距離検出部70Aに対しては、露光周期
#3,#4にイメージセンサから到来したラインセンサ
1ライン毎1024バイトのm対の露光センサデータS
20からは、露光周期#2中に距離検出部70Vから受
信した測距対象位置情報S90Fによって指定された位
置にあるラインセンサ1ライン毎256バイトのm対の
一部視野角分センサデータS100Aを取り出して、そ
れぞれ当該の露光周期#3,#4に送り、同様に露光周
期#5,#6にイメージセンサから到来した露光センサ
データS20からは、露光周期#4中に距離検出部70
Vから受信した測距対象位置情報S90Fによって指定
された位置にある一部視野角分センサデータS100A
を取り出し、それぞれ当該の露光周期#5,#6に送る
という動作を2露光周期の間隔で繰り返す。
【0114】本実施例3−2におけるデータ加工部13
2の構成としては、図12では図10のデータ加工部1
22の平均回路106の次段にセンサデータを一部記憶
するためのメモリ101を加えた構成となる。
2の構成としては、図12では図10のデータ加工部1
22の平均回路106の次段にセンサデータを一部記憶
するためのメモリ101を加えた構成となる。
【0115】なお、図8,10,12では距離検出部が
2つの場合を示したが、距離検出部70Vが測距対象物
が存在し得る一部視野角領域を、予め定めた複数個検出
できるようにした場合にも、データ加工部112,12
2,132において、それぞれイメージセンサより到来
した露光センサデータS20から一部視野角分センサデ
ータS100Aを選択する選択器102を増やすこと
で、図6のように複数設けた一部視野角領域の測距を分
担する距離検出部70A1,70A2・・・に、それぞ
れに対応する一部視野角分センサデータS100A1,
S100A2・・・を送って測距を行わせること(つま
り図3,4において注目領域Voを複数個設定するこ
と)も可能である。
2つの場合を示したが、距離検出部70Vが測距対象物
が存在し得る一部視野角領域を、予め定めた複数個検出
できるようにした場合にも、データ加工部112,12
2,132において、それぞれイメージセンサより到来
した露光センサデータS20から一部視野角分センサデ
ータS100Aを選択する選択器102を増やすこと
で、図6のように複数設けた一部視野角領域の測距を分
担する距離検出部70A1,70A2・・・に、それぞ
れに対応する一部視野角分センサデータS100A1,
S100A2・・・を送って測距を行わせること(つま
り図3,4において注目領域Voを複数個設定するこ
と)も可能である。
【0116】
【発明の効果】本発明によれば、対のレンズの結像面上
に、一列又は複数列のラインセンサからなる対のイメー
ジセンサを配置し、対のイメージセンサ上のセンサデー
タからイメージセンサの視界内の各視野方向の測距を行
い、対象物の距離を検出する装置において、ラインセン
サの画素密度(従って画素数)を増加して測距の分解能
を高める一方、距離検出手段が測距のために露光周期毎
に一度に取り込むラインセンサ1ラインあたりのセンサ
データ数を、ラインセンサ1ライン分の画素数より少な
く、露光周期毎一度に全視野角領域内を測距するには足
りないが、測距対象物が存在し得る一部視野角領域内の
みを測距するには充分な数とし、イメージセンサと距離
検出手段との間にイメージセンサが露光周期毎に出力す
るセンサデータを加工する手段を設け、距離検出手段
が、先ず、測距点が多い全視野角領域に対して計算負荷
が少なくなるよう、センサデータの取込み時間を複数露
光周期として長く(時間的分解能を低く)したり、1露
光周期に取り込むセンサデータの数を全視野角領域分の
センサデータから間引き又は平均化により減らして(空
間的分解能(従って距離分解能)を低くして)測距を行
い、その測距情報から測距すべき対象が存在し得る一部
視野角領域の位置を検出したのち、この一部視野角領域
内のみを時間的にも空間的にも最高の分解能で測距する
一連の動作を繰り返すようにしたので、次のような効果
を得ることができる。
に、一列又は複数列のラインセンサからなる対のイメー
ジセンサを配置し、対のイメージセンサ上のセンサデー
タからイメージセンサの視界内の各視野方向の測距を行
い、対象物の距離を検出する装置において、ラインセン
サの画素密度(従って画素数)を増加して測距の分解能
を高める一方、距離検出手段が測距のために露光周期毎
に一度に取り込むラインセンサ1ラインあたりのセンサ
データ数を、ラインセンサ1ライン分の画素数より少な
く、露光周期毎一度に全視野角領域内を測距するには足
りないが、測距対象物が存在し得る一部視野角領域内の
みを測距するには充分な数とし、イメージセンサと距離
検出手段との間にイメージセンサが露光周期毎に出力す
るセンサデータを加工する手段を設け、距離検出手段
が、先ず、測距点が多い全視野角領域に対して計算負荷
が少なくなるよう、センサデータの取込み時間を複数露
光周期として長く(時間的分解能を低く)したり、1露
光周期に取り込むセンサデータの数を全視野角領域分の
センサデータから間引き又は平均化により減らして(空
間的分解能(従って距離分解能)を低くして)測距を行
い、その測距情報から測距すべき対象が存在し得る一部
視野角領域の位置を検出したのち、この一部視野角領域
内のみを時間的にも空間的にも最高の分解能で測距する
一連の動作を繰り返すようにしたので、次のような効果
を得ることができる。
【0117】(1)測距演算装置の回路規模や回路の動
作速度を極端に上げること無く、測距対象物を高速かつ
高精度に測距することができる。 (2)センサデータを加工する手段を電子回路で実現す
る場合、従来の測距演算回路部分をほとんど変更するこ
となく実現することができる。
作速度を極端に上げること無く、測距対象物を高速かつ
高精度に測距することができる。 (2)センサデータを加工する手段を電子回路で実現す
る場合、従来の測距演算回路部分をほとんど変更するこ
となく実現することができる。
【0118】(3)従来の単純な全視野角領域内のみを
測距し、一部視野角領域を区別せぬ装置に対し、センサ
データを加工する手段だけ付け加えるだけで本発明の測
距演算装置を実現することができる。
測距し、一部視野角領域を区別せぬ装置に対し、センサ
データを加工する手段だけ付け加えるだけで本発明の測
距演算装置を実現することができる。
【図1】請求項5に関わる発明の実施例としての測距演
算装置の構成を示すブロック図
算装置の構成を示すブロック図
【図2】請求項1〜4に関わる発明の実施例としての測
距演算装置の構成を示すブロック図
距演算装置の構成を示すブロック図
【図3】主として請求項2に関わる発明の概念図
【図4】主として請求項3,4に関わる発明の概念図
【図5】図1における各部の入出力データの流れの例を
示す図
示す図
【図6】図2における各部の入出力データの流れの例を
示す図
示す図
【図7】実施例1−1におけるデータ加工部の構成と入
出力センサデータの流れの例を示す図
出力センサデータの流れの例を示す図
【図8】実施例1−2におけるデータ加工部の構成と入
出力センサデータの流れの例を示す図
出力センサデータの流れの例を示す図
【図9】実施例2−1におけるデータ加工部の構成と入
出力センサデータの流れの例を示す図
出力センサデータの流れの例を示す図
【図10】実施例2−2におけるデータ加工部の構成と
入出力センサデータの流れの例を示す図
入出力センサデータの流れの例を示す図
【図11】実施例3−1におけるデータ加工部の構成と
入出力センサデータの流れの例を示す図
入出力センサデータの流れの例を示す図
【図12】実施例3−2におけるデータ加工部の構成と
入出力センサデータの流れの例を示す図
入出力センサデータの流れの例を示す図
【図13】従来の距離検出方法を示す模式図
【図14】従来の検出対象を捉えるべき視野の設定要領
を示すイメージセンサ手段と先行自動車の関係を示す模
式図
を示すイメージセンサ手段と先行自動車の関係を示す模
式図
【図15】従来の諸手段の構成をイメージセンサ手段上
に映像を結像させる光学手段と共に示す模式図
に映像を結像させる光学手段と共に示す模式図
【図16】従来の距離検出手段の有利な態様を示し、
(a)はその説明のための映像データと視野部分と部分
群の関連を示す模式図、(b)は単位距離検出回路の要
部構成を部分群と関連させて示す回路図である。
(a)はその説明のための映像データと視野部分と部分
群の関連を示す模式図、(b)は単位距離検出回路の要
部構成を部分群と関連させて示す回路図である。
10 光学手段 11,12 レンズ 20A 受光手段 21(21a〜21n),22(22a〜22n)
イメージセンサ 21a〜21n,22a〜22n ラインセンサ 23 増幅器 24 A/D変換器 25 1画素分メモリ 26 ラインセンサセレクタ 70(70V,70A) 距離検出部 70V 全視野角分担距離検出部 70A 一部視野角分担距離検出部 71 センサデータメモリ 72S 距離検出回路 90A 測距対象抽出部 100(111,112,121,122,131,1
32) データ加工部 D1,D2 センサデータメモリ71内のセンサデ
ータ S20 イメージセンサからの露光センサデー
タ S70(S70V,S70A) 距離データ S70V 全視野角分距離データ S70A(S70A1,S70A2,・・・) 一部
視野角分距離データ S90 測距対象距離データ S90F 測距対象の位置情報 S100(S100V,S100A) 加工済センサ
データ S100V 全視野角分加工済センサデータ S100A(S100A1,S100A2,・・・)一
部視野角分加工済センサデータ
イメージセンサ 21a〜21n,22a〜22n ラインセンサ 23 増幅器 24 A/D変換器 25 1画素分メモリ 26 ラインセンサセレクタ 70(70V,70A) 距離検出部 70V 全視野角分担距離検出部 70A 一部視野角分担距離検出部 71 センサデータメモリ 72S 距離検出回路 90A 測距対象抽出部 100(111,112,121,122,131,1
32) データ加工部 D1,D2 センサデータメモリ71内のセンサデ
ータ S20 イメージセンサからの露光センサデー
タ S70(S70V,S70A) 距離データ S70V 全視野角分距離データ S70A(S70A1,S70A2,・・・) 一部
視野角分距離データ S90 測距対象距離データ S90F 測距対象の位置情報 S100(S100V,S100A) 加工済センサ
データ S100V 全視野角分加工済センサデータ S100A(S100A1,S100A2,・・・)一
部視野角分加工済センサデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 BB05 BB15 CC11 DD03 DD06 FF05 FF09 FF24 FF44 HH02 HH13 JJ02 JJ05 JJ09 JJ25 LL04 QQ03 QQ23 QQ25 QQ42 UU05 2F112 AC06 BA05 BA06 CA05 CA12 DA28 DA32 FA03 FA07 FA21
Claims (5)
- 【請求項1】光軸が互いに平行で同一平面上に結像する
対のレンズの結像面上に、一列又は複数列のラインセン
サを持つ対の受光手段が、それぞれのレンズに対応し、
対となるラインセンサの列同士がそれぞれ同一直線上に
あるように配置され、 対の受光手段が対のラインセンサの各1ライン分の画素
データ列を、対となる画素相互の視野方向が一致するよ
うに同期してラインセンサの一端側から他端側に向けて
順次出力し、さらにこの出力を対のラインセンサの配列
順に全列行うことを露光周期毎に繰り返し、 ラインセンサの1ライン分の画素数より少なく、この1
ラインに対応する全視野角領域内の測距対象物が存在し
得る一部視野角領域を少なくとも検出できる所定の第1
の画素数の画素データを収容する対の画素データ記憶手
段と、この対の画素データ記憶手段に収容された画素デ
ータを用いて、この画素データ記憶手段の画素データに
対応する全視野の各方向毎の測距を行う距離検出手段と
を持つ第1及び1又は複数個の第2の測距分担手段と、 対の受光手段の各ラインセンサに対応する全視野角領域
の測距を行うために、対の受光手段より出力される画素
データから、画素データの選択,変換等の処理により、
ラインセンサ1ライン当たりの画素データ数が前記第1
の画素数に等しい対のラインセンサ全列分の画素データ
(以下、転送単位画面データという)のこの1単位分又
は複数単位分をそれぞれ一括又は分割生成し、この各転
送単位画面データを露光周期毎に1単位分ずつ第1の測
距分担手段に与える第1のデータ加工手段と、 第1の測距分担手段がこの第1のデータ加工手段から1
又は複数露光周期にわたり与えられた各転送単位画面デ
ータについて行った各対のラインセンサに対応する画素
データごとの測距の情報から各ラインセンサの全視野角
領域内の、前記1又は複数個の第2の測距分担手段にそ
れぞれ対応する一部視野角領域の位置を検出する一部視
野角領域抽出手段と、 この一部視野角領域抽出手段の位置検出情報に基づき、
対の受光手段より1露光周期分として出力される全画素
データから、それぞれ前記の検出された第2の測距分担
手段別の一部視野角領域の位置にある前記転送単位画面
データを選択し、1露光周期にそれぞれ対応する第2の
測距分担手段に与える第2のデータ加工手段と、 第2の各測距分担手段がそれぞれ第2のデータ加工手段
より与えられた転送単位画面データについて行った各対
のラインセンサに対応する画像データごとの測距の情報
から、各一部視野角領域内の測距対象物の距離を検出す
る手段とを備えたことを特徴とする測距演算装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の測距演算装置において、 前記第1のデータ加工手段が、対の受光手段の全画素に
対応する画素データを、対の受光手段より露光周期順に
それぞれ出力される各全画素データ又は1露光周期に出
力されて一時記憶手段に記憶された全画素データから、
露光周期毎に前記転送単位画面データの1単位分ずつを
画素配列の順に分割選択することを繰り返すことにより
複数単位分の転送単位画面データとして生成し、この生
成した各転送単位画面データを露光周期毎に順次第1の
測距分担手段に与えるようにしたことを特徴とする測距
演算装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の測距演算装置において、 前記第1のデータ加工手段が、対の受光手段から1露光
周期分として出力される全画素データに対し、画素配列
の順に所定の複数画素分毎の平均又は間引き選択を行う
ことにより、この各複数画素分の画素データをそれぞれ
1画素分ずつの画素データに変換して前記転送単位画面
データの1単位分を生成し、この生成した転送単位画面
データを1露光周期に第1の測距分担手段に与えるよう
にしたことを特徴とする測距演算装置。 - 【請求項4】請求項1に記載の測距演算装置において、 対の受光手段から1露光周期分として出力される全画素
データに対し、画素配列の順に所定の複数画素分毎の平
均又は間引き選択を行うことにより、この各複数画素分
の画素データをそれぞれ1画素分ずつの画素データに変
換し、ラインセンサ1ライン当たりの画素数が、その全
画素数より少なく前記第1の画素数より多い第2の画素
数であるようにした画素データを1次変換画素データと
呼ぶとき、 前記第1のデータ加工手段が、対の受光手段の全1次変
換画素データに対応する画素データを、対の受光手段よ
り露光周期順にそれぞれ出力される各全画素データから
得られる各全1次変換画素データ、又は対の受光手段よ
り1露光周期分として出力された全画素データから前記
のように変換されて一時記憶手段に記憶された全1次変
換画素データから、 露光周期毎に前記転送単位画面データの1単位分の1次
変換画素データずつを、画素配列の順に分割選択するこ
とを繰り返すことにより複数単位分の転送単位画面デー
タとして生成し、この生成した各転送単位画面データを
露光周期毎に順次第1の測距分担手段に与えるようにし
たことを特徴とする測距演算装置。 - 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかに記載の測距
演算装置において、 前記第1の測距分担手段が第2の測距分担手段の機能を
兼ねるようにしたことを特徴とする測距演算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11175520A JP2001004367A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 測距演算装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11175520A JP2001004367A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 測距演算装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001004367A true JP2001004367A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=15997505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11175520A Pending JP2001004367A (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 測距演算装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001004367A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004279031A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-10-07 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 距離分布検知装置及び距離分布検知方法 |
JP2009180663A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Konica Minolta Holdings Inc | 距離計測装置及び距離計測方法 |
JP2009180661A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Konica Minolta Holdings Inc | 距離計測装置及び距離計測方法 |
JP2009180662A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Konica Minolta Holdings Inc | 距離計測装置 |
CN101995697A (zh) * | 2009-08-20 | 2011-03-30 | 凸版印刷株式会社 | 液晶显示设备,黑矩阵衬底以及彩色滤光片衬底 |
JP7036423B2 (ja) | 2016-02-01 | 2022-03-15 | ソニーグループ株式会社 | 制御装置、制御方法および制御プログラム |
-
1999
- 1999-06-22 JP JP11175520A patent/JP2001004367A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004279031A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-10-07 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 距離分布検知装置及び距離分布検知方法 |
JP2009180663A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Konica Minolta Holdings Inc | 距離計測装置及び距離計測方法 |
JP2009180661A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Konica Minolta Holdings Inc | 距離計測装置及び距離計測方法 |
JP2009180662A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Konica Minolta Holdings Inc | 距離計測装置 |
CN101995697A (zh) * | 2009-08-20 | 2011-03-30 | 凸版印刷株式会社 | 液晶显示设备,黑矩阵衬底以及彩色滤光片衬底 |
CN101995697B (zh) * | 2009-08-20 | 2014-08-27 | 凸版印刷株式会社 | 液晶显示设备,黑矩阵衬底以及彩色滤光片衬底 |
JP7036423B2 (ja) | 2016-02-01 | 2022-03-15 | ソニーグループ株式会社 | 制御装置、制御方法および制御プログラム |
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