JP2001097087A - チャイルドシート - Google Patents
チャイルドシートInfo
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- JP2001097087A JP2001097087A JP27489599A JP27489599A JP2001097087A JP 2001097087 A JP2001097087 A JP 2001097087A JP 27489599 A JP27489599 A JP 27489599A JP 27489599 A JP27489599 A JP 27489599A JP 2001097087 A JP2001097087 A JP 2001097087A
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Abstract
で行えるチャイルドシートを提供すること。 【解決手段】 ヘッドレスト1と腹当て部材2とを連係
機構3によって互いに連係させ、ヘッドレスト1を低く
する方向へ移動したとき、腹当て部材2をシートバック
A方向へ連動させ、ヘッドレスト1を高くする方向へ移
動したとき、腹当て部材2をシートバックAから離れる
方向へ連動させるようにしている。
Description
に設置し、幼児に適応したシートベルトを備えたチャイ
ルドシートに関するものである。
全を図るためにチャイルドシートが使用される。例え
ば、チャイルドシートは、図16および図17に示した
ように、幼児を収容するために、シートバックAとシー
トクッションBとを一体にした主部50と、該主部50
と一体に結合され、自動車の座席に着座させる基部51
とを備えている。このシートクッションBの前部中央に
は腹当て部材52が設けられ、この腹当て部材52には
バックル55が固定されている。また、シートクッショ
ンBには2本のベルト54、54の一端が固定され、他
端側はシートバックAの肩ベルト通し孔53、53を通
って、シートバックAの背面側に引き出されている。さ
らに、ベルト54、54には、タング56、56が設け
られ、このタング56、56がバックル55に着脱しう
るように構成されている。そして、ベルト54は、シー
トバックAの背面側で板状のベルト調整金具57の一端
に固定され、ベルト調整金具57の他端にはリトラクタ
から引き出された長さ調整ベルト58が固定されてい
る。リトラクタは、シートバックAの下部に内装され、
長さ調整ベルト58が引き出し口59から引き出されて
いる。また、シートバックAの上部には幼児の頭を固定
するためのヘッドレスト60が上下位置調整可能に取付
けられている。そして、このヘッドレスト60の両端に
はヘッドサポート60a、60aが固定され、幼児の頭
部左右方向のぐらつきを防止している。
図17に示したように基部51もしくは主部50を直接
車両シートベルト61によって自動車の座席に固定し、
主部50のシートクッションBに幼児を腰掛けさせる。
この際、幼児の頭部はベルト54、54の間に位置し、
ベルト54、54は肩を押さえるようにして腹当て部材
52に固定される。そして、腹当て部材52は幼児の腹
部から胸部を覆うようになり、両足が腹当て部材52の
両脇から前方に出される。肩ベルト通し孔53、53は
左右を対として複数対(図では3対)縦方向に設けられ
ており、幼児の成長とともに、肩ベルト通し孔53の使
用位置を上の方へ移して最適に肩を押さえるようにして
いる。
チャイルドシートでは、ヘッドレスト60が幼児の大き
さに応じて高さを調整できるのに対し、腹当て部材52
とシートバックAとの間隔は調整することができない。
したがって、比較的小さな幼児では、腹当て部材が幼児
の腹と胸に均等に当たらず、安定性が悪くなり、大きな
幼児には、腹当て部材が幼児の腹に食い込むようになっ
て窮屈になる。このようなことを解消するためには、腹
当て部材52とシートバックAとの間隔を調整できるよ
うに、腹当て部材52を移動可能に設置すればよいが、
ヘッドレスト60の調整に加えて腹当て部材52の位置
調整も行わなくてはならず、その作業が煩雑になる。そ
こで、本発明の目的は上記課題を解消するもので、ヘッ
ドレストと腹当て部材の位置調整を一度で行えるチャイ
ルドシートを提供することにある。
チャイルドシートは、ヘッドレストと腹当て部材とを連
係機構によって互いに連係させ、ヘッドレストを低くす
る方向へ移動したとき腹当て部材をシートバック方向へ
連動させ、ヘッドレストを高くする方向へ移動したとき
腹当て部材をシートバックから離れる方向へ連動させる
ようにしたことを特徴としている。また、請求項2記載
のチャイルドシートは、ヘッドレストと腹当て部材とを
連係機構によって互いに連係させ、ヘッドレストを低く
する方向へ移動したとき腹当て部材を下降方向へ連動さ
せ、ヘッドレストを高くする方向へ移動したとき腹当て
部材を上昇方向へ連動させるようにしたことを特徴とし
ている。そして、請求項3記載のチャイルドシートは、
ヘッドレストと腹当て部材とを連係機構によって互いに
連係させ、ヘッドレストを低くする方向へ移動したとき
腹当て部材をシートバック方向へかつ下降方向へ連動さ
せると共に、ヘッドレストを高くする方向へ移動したと
き腹当て部材をシートバックから離れる方向へかつ上昇
方向へ連動させるようにしたことを特徴としている。こ
の発明によれば、幼児の大きさに対応させてヘッドレス
トを上下動させると、それに連動して腹当て部材も腹当
て部材とシートバックとの間の間隔を狭めたり、上下動
したり、その両方を行ったりして、幼児の大きさに対応
して自動的に調整するようになる。
は、具体的に、前記連係機構が前記シートクッションの
前後方向へ移動可能に配設されて前記腹当て部材の下端
を係合支持させた摺動部材と、前記シートバックの上下
方向へ移動可能に配設されて前記ヘッドレストと前記摺
動部材とを互いに係合させる係合手段と、を備えたこと
を特徴としている。この発明によれば、連係機構が機械
的な機構によって構成されているので、動作が確実でか
つ故障が少なく、特に電気的な接続を必要としないの
で、取扱いも容易である。
は、前記連係機構が前記シートクッションに近づくに従
って下降する溝を有するガイド部材を前記摺動部材に添
って前記シートクッションに固定するとともに、前記摺
動部材にはシートクッションに近づくに従って下降又は
上昇し、かつ前記ガイド部材に形成した溝に交差する溝
を形成し、さらに前記腹当て部材の下部に棒部材を配設
し、該棒部材を前記各溝の交差する部位に嵌挿させ、前
記摺動部材の移動に伴って前記両溝の協働によって前記
棒部材を上下方向へも移動させるようにしたことを特徴
としている。上記構成によれば、腹当て部材はヘッドレ
ストの移動、例えばヘッドレストを下方へ移動させたと
き、腹当て部材がシートバック方向へ移動するばかりで
なく、該腹当て部材が下方へも移動し、ヘッドレストを
上方へ移動させたとき、腹当て部材がシートバックから
離れる方向へ移動するばかりでなく、該腹当て部材が上
方へも移動するので、腹当て部材の幼児への当接部が、
より最適な位置に自動的に調整される。
は、前記係合手段がカム機構であることを特徴としてい
る。さらに、請求項7記載のチャイルドシートは、前記
係合手段が前記ヘッドレストの下部の移動域と前記摺動
部材の後部移動域を繋ぐ湾曲ガイド路を形成する湾曲ガ
イド部材と、該ガイド部材によって案内され、前記ヘッ
ドレストの下部と前記摺動部材の後部とを連係するフレ
キシブル索条とによって構成されていることを特徴とし
ている。また、請求項8記載のチャイルドシートは、前
記係合手段が前記シートクッションの前後方向へ向けて
前記シートクッションに回動自在にスクリューロッドを
配設し、該スクリューロッドの後端にピニオンを備え、
かつ該スクリューロッドの前端を前記摺動部材に螺合さ
せるとともに、前記ヘッドレストの下部にラックを備
え、前記ヘッドレストの上下方向の運動を前記ラックお
よびピニオンを介して前記スクリューロッドに伝達し、
該スクリューロッドを回転させ、該スクリューロッドの
回転に伴って前記摺動部材を移動させるようにしたこと
を特徴としている。そして、請求項9記載のチャイルド
シートは、前記係合手段が揺動リンクを備えるととも
に、前記摺動部材の後端部に該摺動部材の移動方向に対
して垂直な方向の長孔を形成し、前記ヘッドレストの下
端部に該ヘッドレストの移動方向に対して垂直な方向の
長孔を形成し、それらの長孔に前記揺動リンクに立設し
たピンをそれぞれ挿嵌させ、前記ヘッドレストの上下方
向の運動を前記揺動リンクを介して前記摺動部材に伝達
させるようにしたことを特徴としている。
トは、前記連係機構が平行リンクによって構成され、該
平行リンクの相対向する一方の揺動リンクに前記腹当て
部材を係合させ、他方の揺動リンクに前記ヘッドレスト
を係合させたことを特徴としている。以上の構成によれ
ば、係合手段としては、カム機構や、湾曲ガイド路を形
成するガイド部材や、フレキシブル索条や、スクリュー
ロッドや、揺動リンクや、平行リンクで実現できるの
で、比較的簡単な構造で、ヘッドレストの下降に伴って
腹当て部材をシートバックの方向でかつ下方へ移動させ
ることができる。
は、腹当て部材をシートクッションに対して上下方向へ
移動可能に配設し、かつ該腹当て部材を上方に付勢し、
さらに該腹当て部材の上部にベルトの一端を係止し、そ
の他端をシートクッションの前部に係止するとともに、
前記シートクッションに前記ベルトを跨ぐようにしてベ
ルト押さえを配設し、該ベルト押さえによって前記ベル
トを手繰り、それによって前記腹当て部材の高さおよび
シートバックからの距離を変化させるようにしたことを
特徴としている。以上の構成によれば、腹当て部材の高
さおよび腹当て部材のシートバックからの距離を幼児の
大きさに合わせて調整できるので、腹当て部材の装着感
に優れている。また、ベルト押さえの位置を変えるだけ
で、腹当て部材の高さおよびシートバックからの距離を
同時に調整できるので操作性がよい。
トは、腹当て部材をシートクッションのフレームに支持
させ、ヘッドレストを前記フレームに対して上下方向へ
移動可能に配設し、シートクッションの座部の一端を前
記フレームの前部に回動自在に配設し、シートバックの
背当て部上端を前記ヘッドレストの上部に上下動可能に
配設するとともに、前記シートクッションの座部の他端
と前記シートバックの背当て部下端を互いに回動自在に
連結し、かつ前記シートクッションの座部の他端と前記
シートバックの背当て部の下端とにラックをそれぞれ形
成し、それらのラックを前記フレームに配設したピニオ
ンを挟むようにして該ピニオンに噛合させたことを特徴
としている。以上の構成によれば、ヘッドレストをフレ
ームに対して降下させると、該ヘッドレストによってピ
ニオンが回動され、それによってシートクッションの座
部の他端が該シートクッションの座部の一端を中心にし
て上方へ回動されるため、故障のしにくい自動調節機構
が得られる。
のチャイルドシートを説明する。本発明のチャイルドシ
ートは、ヘッドレスト1をシートバックAに上下動可能
に設置するとともに、腹当て部材2をシートクッション
Bにその前後方向へ移動可能に設置するとともに、ヘッ
ドレスト1と腹当て部材2とを連係機構3によって互い
に連係させ、ヘッドレスト1を低くする方向へ移動した
とき、腹当て部材2をシートバックAの方向へ連動さ
せ、ヘッドレスト1を高くする方向へ移動したとき、腹
当て部材2をシートバックAから離れる方向へ連動させ
るようにしている。図1は本発明の一実施の形態に係る
チャイルドシートの作動機構の要素を概念的に示した分
解斜視図であり、図2はそのチャイルドシートの要素を
組立た状態の斜視図であり、図3はそれらの各要素の動
作を示した作動図である。この実施の形態のチャイルド
シートの連係機構3では、シートクッションBの両側部
に、その前後方向へ移動可能に配設された摺動部材とし
ての摺動プレート10、10と、該プレート10、10
にそれぞれ添設され、シートクッションBの両側部に固
定されたガイド部材としてのガイドプレート11、11
と、下端にロッド12を有するヘッドレスト1と、下端
にロッド13を有する腹当て部材2と、摺動プレート1
0、10をそれぞれシートバックA方向へ付勢するスプ
リング14、14とによって構成されている。上記摺動
プレート10には、シートクッションBの後方へ行くに
従って下降する溝15が形成され、後端(シートバック
A側)にカム機構16の一方を構成する傾斜面(カム
面)16aが形成されている。また、上記ガイドプレー
ト11にも、シートクッションBの後方へ行くに従って
下降する溝17が形成されており、該溝17は上記摺動
プレート10の溝15に交差するような勾配を有してい
る。
ト10の溝15とガイドプレート11の溝17には、腹
当て部材2のロッド13が挿嵌され、摺動プレート10
がスプリング14によって付勢され、ヘッドレスト1の
ロッド12が摺動プレート10のカム面16aに当接し
ている。このように構成されたチャイルドシートでは、
ヘッドレスト1が最上部に位置しているとき、図3
(a)に示したように、腹当て部材2のロッド13が各
溝15、17の一端に位置している。即ち、この状態で
は、腹当て部材2はガイドプレート11の前端から距離
L1 の位置にあり、ガイドプレート11の上面から高さ
H1 の位置にある。即ち腹当て部材2はシートバックA
から最も遠い位置にあり、かつ最も高い位置にある。ま
た、摺動プレート10のカム面16aに当接しているヘ
ッドレスト1のロッド12はカム面16aの最も高い位
置(高さh1 )にある。この状態からヘッドレスト1を
押し下げる(高さh2 )と、ロッド13が押し下げら
れ、該ロッド13によって摺動プレート10が図3
(b)に示したように、左方へ押し出される。すると、
溝15とガイドプレート11の溝17との交差する部位
がシートバックAの方向かつ下方へ移動する。それに伴
って腹当て部材2のロッド13が移動し、腹当て部材2
が移動(距離L2 、高さH2 )する。さらに、ヘッドレ
スト1を押し下げる(高さh3 )と、ロッド12によっ
て摺動プレート10が図3(c)に示したように、左方
へ押し出される。しかし、この間は摺動プレート10の
溝15が該摺動プレート10の摺動方向と平行なため、
ロッド13は動かず、したがって腹当て部材2の位置は
変わらない。即ち、この間は、ヘッドレスト1が下降す
る(高さh3 )のみである。さらに、ヘッドレスト1を
押し下げる(高さh4 )と、ロッド12によって摺動プ
レート10が図3(d)に示したように、左方へ押し出
される。すると、溝15とガイドプレート11の溝17
との交差する部位がさらにシートバックAの方向かつ下
方へ移動する。それに伴って腹当て部材2のロッド13
が移動し、腹当て部材2が移動(距離L3 、高さH3 )
する。なお、押し下げられたヘッドレスト1を上方へ移
動すると、摺動プレート10を押し込んでいた力が開放
される。すると、摺動プレート10はスプリング14の
付勢力によってシートバックAの方向へ押し戻される。
このように、上記チャイルドシートでは、ヘッドレスト
1を押下することによって摺動プレート10をシートバ
ックAから離れる方向へ移動させ、それによって腹当て
部材2のロッド13をガイドプレート11の溝17に沿
ってシートバックAの方向でかつ下方へ移動させ、それ
によって腹当て部材2をシートバックAの方向でかつ下
方へ移動させている。
シートの第2の実施の形態を示している。このチャイル
ドシートでは、ヘッドレスト1を押下することによって
摺動プレート10をシートバックAの方向へ移動させ、
それによって腹当て部材2のロッド13をガイドプレー
ト11の溝17に沿ってシートバックAの方向でかつ下
方へ移動させ、それによって腹当て部材2をシートバッ
クAの方向でかつ下方へ移動させている。そのために、
このチャイルドシートでは、摺動プレート10に腹当て
部材2のロッド13を嵌入させる溝15をシートクッシ
ョンBの前方へ行くに従って下降するように形成すると
ともに、摺動プレート10の端部にカム機構16の一方
を構成し、溝15と同様にシートクッションBの前方へ
行くに従って下降する溝カム16bを形成しており、さ
らにこの摺動プレート10をスプリング18によってシ
ートバックAから離れる方向へ付勢している。そして、
このチャイルドシートでは、前記の実施の形態のチャイ
ルドシートと同様に、摺動プレート10の溝15とガイ
ドプレート11の溝17に、腹当て部材2のロッド13
が挿嵌され、摺動プレート10がスプリング18によっ
て付勢され、ヘッドレスト1のロッド12が摺動プレー
ト10の溝カム16bに挿嵌される。このように構成さ
れたチャイルドシートでは、ヘッドレスト1が最上部に
位置しているとき、腹当て部材2のロッド13が各溝1
5、17の上端に位置している。そして、ヘッドレスト
1が押下されると、それに伴ってロッド12が溝カム1
6bを介して摺動プレート10をシートバックAの方向
へ移動させる。すると、溝15とガイドプレート11の
溝17との交差する部位がシートバックAの方向かつ下
方へ移動する。それに伴って腹当て部材2のロッド13
が移動し、腹当て部材2がシートバックAの方向かつ下
方へ移動する。なお、押し下げられたヘッドレスト1を
上方へ移動すると、摺動プレート10を押し込んでいた
力が開放される。すると、摺動プレート10はスプリン
グ14の付勢力によってシートバックAから離れる方向
へ引き戻される。このように、上記チャイルドシートで
は、ヘッドレスト1を押下することによって摺動プレー
ト10をシートバックAの方向へ移動させ、それによっ
て腹当て部材2のロッド13をガイドプレート11の溝
17に沿ってシートバックA方向でかつ下方へ移動さ
せ、それによって腹当て部材2をシートバックA方向で
かつ下方へ移動させている。なお、摺動プレート10の
溝15の傾斜は、腹当て部材2のロッド13をガイドプ
レート11の溝17に沿って押し込み易くするためであ
り、必ずしも傾斜させなくてもよく、摺動プレート10
の移動方向に対して垂直な方向に形成してもよい。
第3の実施の形態を示している。このチャイルドシート
の連係機構3では、図2に示したチャイルドシートと同
様に、シートクッションBの両側部に、その前後方向へ
移動可能に配設された腹当て部材の摺動部材としての摺
動プレート10、10と、該プレート10、10にそれ
ぞれ添設され、シートクッションBの両側部に固定され
たガイド部材としてのガイドプレート11、11と、ヘ
ッドレスト1と摺動プレート10とを互いに係合する係
合手段19とによって構成されている。上記摺動プレー
ト10には、シートクッションBの後方へ行くに従って
下降する溝15が形成され、またガイドプレート11に
は、その後方へ行くに従って下降する溝17が形成さ
れ、該溝17は上記摺動プレート10の溝15と交差す
るような勾配を有している。係合手段19は、ヘッドレ
スト1の移動域と摺動プレート10の移動域とを繋ぐ湾
曲路を形成する湾曲ガイド部材20と、ヘッドレスト1
と摺動プレート10とを連係し、湾曲ガイド部材20に
よって案内されるフレキシブル索条21とによって構成
されている。湾曲ガイド部材20はコ字状の板を上下に
配設させたもので、またフレキシブル索条21は円柱、
楕円柱等のブロック21a、21aを互いに繋ぎ合わせ
たものであり、端部のブロック21aはピン22等によ
ってヘッドレスト1および摺動プレート10に連結され
る。このように構成されたチャイルドシートでは、ヘッ
ドレスト1が最上部に位置しているとき、腹当て部材2
のロッド13が各溝15、17の上端に位置している。
そして、ヘッドレスト1が押下されると、その運動はフ
レキシブル索条21の各ブロック21aを介して摺動プ
レート10に伝達され、該摺動プレート10を前方へ押
し出す。すると、溝15とガイドプレート11の溝17
との交差する部位がシートバックAの方向で、かつ下方
へ移動する。それに伴って、腹当て部材2のロッド13
が移動し、腹当て部材2がシートバックAの方向で、か
つ下方へ移動する。なお、押し下げられたヘッドレスト
1を上方へ移動すると、摺動プレート10は、フレキシ
ブル索条21を介して後方へ引き込まれ、それによって
腹当て部材2は元の状態に復帰される。
さらに第4の実施の形態を示している。このチャイルド
シートの連係機構3では、図2に示したチャイルドシー
トと同様に、シートクッションBの両側部に、その前後
方向へ移動可能に配設された腹当て部材の摺動部材とし
ての摺動プレート10、10と、該プレート10、10
にそれぞれ添設され、シートクッションBの両側部に固
定されたガイド部材としてのガイドプレート11、11
と、ヘッドレスト1と摺動プレート10とを互いに係合
する係合手段23とによって構成されている。上記摺動
プレート10には、シートクッションBの前方へ行くに
従って下降する溝15が形成され、またガイドプレート
11には、その後方へ行くに従って下降する溝17が形
成され、該溝17は上記摺動プレート10の溝15と交
差するような勾配を有している。係合手段23は、摺動
プレート10、10の後部に揺動リンク24、24をそ
れぞれ添設させている。この揺動リンク24は、シート
クッションBに揺動可能に支持されている。摺動プレー
ト10の後端部には該摺動プレート10の移動方向に対
して垂直な方向に長孔25が形成されている。一方、揺
動リンク24の周縁にはピン26が植設され、該ピン2
6は摺動プレート10の長孔25に挿通している。さら
に、揺動リンク24、24の周縁にはロッド27が差し
渡されている。一方、ヘッドレスト1の下部には、ヘッ
ドレスト1の移動方向に対して垂直な方向に長孔28が
形成されており、該長孔28には上記ロッド27が挿通
されている。このように構成されたチャイルドシートで
は、ヘッドレスト1が最上部に位置しているとき、腹当
て部材2のロッド13が各溝15、17の上端に位置し
ている。そして、ヘッドレスト1が押下されると、その
運動はロッド27を介して揺動リンク24に伝達され、
該揺動リンク24を矢印方向へ回動させる。したがっ
て、該揺動リンク24に植設されているピン26も回動
され、それに伴って摺動プレート10がシートバックA
の方向へ引き込まれる。すると、溝15とガイドプレー
ト11の溝17との交差する部位がシートバックAの方
向で、かつ下方へ移動する。それに伴って、腹当て部材
2のロッド13が移動し、腹当て部材2がシートバック
Aの方向で、かつ下方へ移動する。なお、押し下げられ
たヘッドレスト1を上方へ移動すると、摺動プレート1
0は、揺動リンク24を介して前方へ押し出され、それ
によって腹当て部材2は元の状態に復帰される。
さらに第5の実施の形態を示している。このチャイルド
シートの連係機構3では、図2に示したチャイルドシー
トと同様に、シートクッションBの両側部に、その前後
方向へ移動可能に配設された腹当て部材の摺動部材とし
ての摺動プレート10、10と、該プレート10、10
にそれぞれ添設され、シートクッションBの両側部に固
定されたガイド部材としてのガイドプレート11、11
と、ヘッドレスト1と摺動プレート10とを互いに係合
する係合手段29とによって構成されている。上記摺動
プレート10には、シートクッションBの後方へ行くに
従って下降する溝15が形成されている。また、ガイド
プレート11にも、その後方へ行くに従って下降する溝
17が形成され、該溝17は上記摺動プレート10の溝
15と交差するような勾配を有している。係合手段29
は、シートクッションBの前後方向へ向けてシートクッ
ションBに回動自在に配設したスクリューロッド30を
備えており、該スクリューロッド30は、後端部にピニ
オン31を有している。一方、ヘッドレスト1の下部に
はラック32が形成され、該ラック32はスクリューロ
ッド30のピニオン31に噛合している。そして、スク
リューロッド30の前端は摺動プレート10、10に差
し渡して固設したプレート33に螺合している。このよ
うに構成されたチャイルドシートでは、ヘッドレスト1
が最上部に位置しているとき、腹当て部材2のロッド1
3が各溝15、17の上端に位置している。そして、ヘ
ッドレスト1が押下されると、その運動はラック32、
ピニオン31を介してスクリューロッド30に伝達さ
れ、該スクリューロッド30が回動され、それに伴って
摺動プレート10がシートバックAから離れる方向へ押
し出される。すると、溝15とガイドプレート11の溝
17との交差する部位がシートバックAの方向で、かつ
下方へ移動する。それに伴って、腹当て部材2のロッド
13が移動し、腹当て部材2がシートバックAの方向
で、かつ下方へ移動する。なお、押し下げられたヘッド
レスト1を上方へ移動すると、摺動プレート10は、ラ
ック32、ピニオン31、スクリューロッド30を介し
てシートバックAの方向へ引き戻され、それによって腹
当て部材2は元の状態に復帰される。
さらに第6の実施の形態を示している。このチャイルド
シートの連係機構3では、平行リンクを採用している。
即ち、シートクッションBの両側部の前部に、揺動リン
クとして円板34、34を回動自在に配設するととも
に、シートクッションBの両側部の後部に、揺動リンク
として円板35、35を回動自在に配設し、それらの円
板34、35の周縁にリンクプレート36を差し渡して
係合させている。そして、円板34、34の周縁間に腹
当て部材2のロッド13を差し渡して係合させ、円板3
5、35の周縁間にロッド27を差し渡して係合させ、
該ロッド27をヘッドレスト1の形成した長孔28に挿
嵌させている。このように構成されたチャイルドシート
では、ヘッドレスト1が最上部に位置しているとき、腹
当て部材2は、シートバックAから最も離れた位置で、
かつ最も高い位置にある。そして、ヘッドレスト1が押
下されると、その運動はロッド27を介して円板35に
伝達され、該円板35を矢印方向へ回動させる。円板3
5が回動されると、その運動はリンクプレート36を介
して円板34に伝達され、該円板34が円板35に同期
して回動される。すると、円板34に伴って、腹当て部
材2が矢印で示したように、シートバックAの方向で、
かつ下方へ円弧状に移動する。なお、押し下げられたヘ
ッドレスト1を上方へ移動すると、それに伴って円板3
5、リンクプレート36、円板34が上記と逆の運動を
して、腹当て部材2を元の状態に復帰させる。
もヘッドレスト1の下降運動に対して、腹当て部材2を
シートバックA方向で、かつ下方へ移動させるように
し、ヘッドレスト1の上昇運動に対して、腹当て部材2
をシートバックAから離れる方向で、かつ上方へ移動さ
せるようにしている。もし、腹当て部材2をヘッドレス
ト1の下降運動に対して、下方へ移動させることなくシ
ートバックA方向のみに移動させればよい場合には、例
えば、図4、図6、図7に示したような係合手段、即ち
ヘッドレスト1の降下運動に対して摺動プレート10を
シートバックA方向へ移動させるような係合手段を採用
するとともに、摺動プレート10に腹当て部材2を直接
取付ければよい。図9は、その実施の形態として、図6
の係合手段を採用した例を示している。このチャイルド
シートでは、腹当て部材2のロッド13を摺動プレート
10に直接係合させている。また、図10は、図7の係
合手段を採用した例を示しており、このチャイルドシー
トでは、スクリューロッド30に腹当て部材2の下部を
螺合させている。なお、上記実施の形態では、各要素を
概念的に示し、かつ付属する要素(構造)を省略してい
る。例えば、ヘッドレスト1はシートバックAに対して
摺動自在に配設されているが、その案内構造は省略され
ており、また、同様に摺動プレート10もシートクッシ
ョンBに摺動自在に配設されているが、その案内構造も
省略されている。また、腹当て部材2もその姿勢をある
程度維持しながら移動する必要があるが、それらの案内
構造も省略されている。
チャイルドシートの要部を概念的に示した要部斜視図で
あり、図12(a)、図12(b)はそのチャイルドシ
ートの動作を示した作動図である。この実施の形態のチ
ャイルドシートは、図11のように上記従来のものと同
様なシートバックAおよびシートクッションBを有して
いる。そして、シートクッションBには、腹当て部材2
が立設されている。この腹当て部材2は、剛性を有する
フレキシブルなベルト57とこのベルト57の裏側に添
設させた、ウレタン等で作られたクッション部材58と
バックル部2aとを備えている。ベルト57は下端が軸
56によってプレート40、40の前端部に係止されて
おり、上端が腹当て部材2のバックル部2aに係止され
ている。クッションシートBの図示しないフレームの内
側に2枚のプレート40、40が互いにベルト57の幅
に相当する間隔を隔てて対向立設している。そして、こ
のプレート40には、図12に示したように、2本のガ
イド溝8、8が前方(図で左側)に進むにつれて上向き
になるようにかつ平行に形成され、該ガイド溝8、8に
はクッション部材58の下部に植設したピン9、9が嵌
挿されている。さらに、そのクッション部材58の背面
58aとシートクッションBのフレームB1にはスプリ
ング401が配装され、それによってクッション部材5
8は斜め上方へ付勢されている。また、このプレート4
0の上辺には、複数個の切欠き41が形成されており、
その各切欠き41は、下方に切り込まれた入口部分41
aと、該入口部分41aから略直角方向に後方(図の右
側)へ切り込まれた係合部分41bとによって構成され
ている。一方、プレート40の後端部には、図11に見
られるように、それらのプレート40に対向して舌片4
2がそれぞれ立設されている。この舌片42には孔43
が形成され、該孔43には、棒材をコ字状に折り曲げて
成るベルト押さえ44の脚部44aがそれぞれ嵌挿され
ている。そして、該脚部44aの端部と舌片42との間
にコイルスプリング45が配装され、それによってベル
ト押さえ44の中間部44bが舌片42方向へ付勢され
ている。
は、ベルト押さえ44の中間部44bを摘んで、コイル
スプリング45の付勢力に抗して引き出し、そして該中
間部44bを適宜な切欠き41の入口部分41aから内
部へ押し込んで放す。すると、ベルト押さえ44の中間
部44bはコイルスプリング45の付勢力によって係合
部分41bに達する。したがって、この係合部分41b
に達した中間部44bは、該係合部分41bに拘束され
る。また、このベルト押さえ44の係合位置を変更する
場合は、ベルト押さえ44の中間部44bを摘んで、コ
イルスプリング45の付勢力に抗して切欠き41の係合
部分41bから引き出し、さらに入口部分41aを経て
切欠き41の外部へ引き出し、そして他の最適な位置の
切欠き41の入口部分41aから係合部分41b内へ押
し込んで放せばよい。このように、ベルト押さえ44の
中間部44bをプレート40の切欠き41のいずれかに
係合させることによって、腹当て部材2の高さおよびシ
ートバックAまでの距離を最適に調節することができ
る。すなわち、図12に見るように、もともとベルト5
7の長さが一定であるから、ベルト57の端部の軸56
ベルトから押さえ44の中間部44bまでの距離が延び
れば延びるほど、残りのベルト57の立上がり部分は短
くなる。したがって、例えば、ベルト押さえ44の中間
部44bを図12(a)に示したように、最も後方(背
部側、図で右側)の切欠き41に係合させた場合と、図
12(b)に示したように、最も前方(図で左側)の切
欠き41に係合させた場合では、前者の場合の腹当て部
材2の高さH1が、後者の場合の腹当て部材2の高さH
2よりも低く、また前者の場合の腹当て部材2とシート
バックAとの距離L1は、後者の場合の腹当て部材2と
シートバックAとの距離L2よりも小さい。すなわち、
より後方の切欠き41にベルト押さえ44の中間部44
bを係合させれば、それだけ腹当て部材2の高さは低く
なり、かつシートバックAとの距離も狭くなって、より
小さな幼児に適した位置に腹当て部材2を調整すること
ができることとなる。その間、クッション部材58はガ
イド溝8に案内されながらベルト57の上部と共に上下
動する。また、クッション部材58の下端58a(図1
2)はスプリング401によって付勢されているので、
倒れることなく姿勢が維持される。
クッションBの表面に腹当て部材2の移動域に孔が形成
されるので、その孔を適宜な手段によって塞ぐことが外
観上好ましい。図13は、そのような手段を示してい
る。その手段は、ベルト押さえ44の中間部44bにフ
ロントカバー46の一端を係合させ、その他端を孔47
の前端縁の下面に潜り込ませるとともに、ベルト押さえ
44の脚部44a、44a間に、シートバック側に延び
るバックカバー48を配設したものである。このような
孔47を塞ぐ手段によれば、腹当て部材2の移動に伴っ
てフロントカバー46およびバックカバー48が移動
し、それによってシートクッションBの孔47を常に閉
塞する。このような手段においては、ベルト押さえ44
の中間部44bをフロントカバー46を摘んで引き上げ
ることによって、切欠き41から引き出すことができ
る。
44の棒材をコ字状に折り曲げて成し、その脚部44a
を舌片42の孔43に挿通させるとともに、脚部44a
の端部と舌片42との間にコイルスプリング45が配装
し、それによってベルト押さえ44の中間部44bを舌
片42方向へ付勢させているが、本発明では、そのよう
な構造に限定されることはない。要は、ベルト57の中
間部を手繰り寄せてプレート40を含むシートクッショ
ンBのフレームの適宜な位置に止めればよく、例えば図
14に示したように、コ字状に形成した台49をベルト
57の下方に配設し、該台49の上面にベルト57の側
縁に沿った2列の孔50、50を形成し、その孔50、
50にコ字状のベルト押さえ51の脚部51aを係止さ
せ、該ベルト押さえ51の中間部51bで、ベルト57
を台49に係止させるようにしてもよい。
るチャイルドシートの要部を示した構成図である。この
チャイルドシートでは、腹当て部材2をシートクッショ
ンBのフレーム52に支持させ、ヘッドレスト1をフレ
ーム52に対して上下方向へ移動可能に配設し、シート
クッションBの少なくとも座部56の前端561をフレ
ーム52の前部に回動自在に配設し、背当て部101を
ヘッドレスト1の上部に上下動可能に配設するととも
に、座部56の他端と背当て部101の下端を互いに回
動自在に連結し、かつ座部56の他端と背当て部101
の下端とにラック53、54をそれぞれ形成し、それら
のラック53、54をフレーム52に配設したピニオン
55を挟むようにして該ピニオン55に噛合させてい
る。したがって、このチャイルドシートでは、図15
(a)の状態にあるヘッドレスト1を降下させると、該
ヘッドレスト1のラック54がピニオン55を時計方向
に回動させる。このピニオン55の回動は、図15
(b)に示したように、ラック53を介して座部56の
前端561を中心にして座部56を上動させる。また、
それに伴って、背当て部101も上方へ押し上げられ
る。その結果、図15(a)の状態における腹当て部材
2の高さ(腹当て部材2の上端から座部座部56までの
距離)H3は、図15(b)の状態のように高さH4ま
で小さくなり、また図15(a)の状態における腹当て
部材2と背当て部101までの距離L3も図15(b)
の状態のように距離L4まで小さくなる。なお、この実
施の形態では、ヘッドレスト1も幼児の大きさに対応し
て上下動することになる。
当て部材とを連係機構によって互いに連係させ、ヘッド
レストを低くする方向へ移動したとき、腹当て部材をシ
ートバック方向へ連動させ、ヘッドレストを高くする方
向へ移動したとき、腹当て部材をシートバックから離れ
る方向へ連動させるようにしているので、ヘッドレスト
の高さを調整するだけで腹当て部材とシートバックとの
間の間隔が自動的にその幼児の大きさに対応して調整さ
れることとなり、幼児の腹部および胸部には腹当て部材
が、特別な作業を必要とせずに常に均等に当接させるこ
とができる。
と腹当て部材との連係機構の第1の実施の形態を示した
概念的な分解斜視図である。
構を組み立てた状態の概念的な斜視図である。
図である。
視図である。
視図である。
視図である。
視図である。
視図である。
る。
ある。
斜視図である。
当て部材の動作を示した作動図である。
シートクッションの表面に形成される孔を塞ぐ手段を示
した概念的な斜視図である。
斜視図である。
断面図である。
図である。
図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 ヘッドレストと腹当て部材とを連係機構
によって互いに連係させ、ヘッドレストを低くする方向
へ移動したとき腹当て部材をシートバック方向へ連動さ
せ、ヘッドレストを高くする方向へ移動したとき腹当て
部材をシートバックから離れる方向へ連動させるように
したことを特徴としたチャイルドシート。 - 【請求項2】 ヘッドレストと腹当て部材とを連係機構
によって互いに連係させ、ヘッドレストを低くする方向
へ移動したとき腹当て部材を下降方向へ連動させ、ヘッ
ドレストを高くする方向へ移動したとき腹当て部材を上
昇方向へ連動させるようにしたことを特徴としたチャイ
ルドシート。 - 【請求項3】 ヘッドレストと腹当て部材とを連係機構
によって互いに連係させ、ヘッドレストを低くする方向
へ移動したとき腹当て部材をシートバック方向へかつ下
降方向へ連動させると共に、ヘッドレストを高くする方
向へ移動したとき腹当て部材をシートバックから離れる
方向へかつ上昇方向へ連動させるようにしたことを特徴
としたチャイルドシート。 - 【請求項4】 前記連係機構は、前記シートクッション
の前後方向へ移動可能に配設されて前記腹当て部材の下
端を係合支持させた摺動部材と、前記シートバックの上
下方向へ移動可能に配設されて前記ヘッドレストと前記
摺動部材とを互いに係合させる係合手段と、を備えたこ
とを特徴とする請求項1又は2記載のチャイルドシー
ト。 - 【請求項5】 前記連係機構は、前記シートクッション
に近づくに従って下降する溝を有するガイド部材を前記
摺動部材に添って前記シートクッションに固定するとと
もに、前記摺動部材にはシートクッションに近づくに従
って下降又は上昇し、かつ前記ガイド部材に形成した溝
に交差する溝を形成し、さらに前記腹当て部材の下部に
棒部材を配設し、該棒部材を前記各溝の交差する部位に
嵌挿させ、前記摺動部材の移動に伴って前記両溝の協働
によって前記棒部材を上下方向へも移動させるようにし
たことを特徴とする請求項4記載のチャイルドシート。 - 【請求項6】 前記係合手段は、カム機構であることを
特徴とする請求項4記載のチャイルドシート。 - 【請求項7】 前記係合手段は、前記ヘッドレストの下
部の移動域と前記摺動部材の後部移動域を繋ぐ湾曲ガイ
ド路を形成する湾曲ガイド部材と、該ガイド部材によっ
て案内され、前記ヘッドレストの下部と前記摺動部材の
後部とを連係するフレキシブル索条とによって構成され
ていることを特徴とする請求項4記載のチャイルドシー
ト。 - 【請求項8】 前記係合手段は、前記シートクッション
の前後方向へ向けて前記シートクッションに回動自在に
スクリューロッドを配設し、該スクリューロッドの後端
にピニオンを備え、かつ該スクリューロッドの前端を前
記摺動部材に螺合させるとともに、前記ヘッドレストの
下部にラックを備え、前記ヘッドレストの上下方向の運
動を前記ラックおよびピニオンを介して前記スクリュー
ロッドに伝達し、該スクリューロッドを回転させ、該ス
クリューロッドの回転に伴って前記摺動部材を移動させ
るようにしたことを特徴とする請求項4記載のチャイル
ドシート。 - 【請求項9】 前記係合手段は、揺動リンクを備えると
ともに、前記摺動部材の後端部に該摺動部材の移動方向
に対して垂直な方向の長孔を形成し、前記ヘッドレスト
の下端部に該ヘッドレストの移動方向に対して垂直な方
向の長孔を形成し、それらの長孔に前記揺動リンクに立
設したピンをそれぞれ挿嵌させ、前記ヘッドレストの上
下方向の運動を前記揺動リンクを介して前記摺動部材に
伝達させるようにしたことを特徴とする請求項4記載の
チャイルドシート。 - 【請求項10】 前記連係機構は、平行リンクによって
構成され、該平行リンクの相対向する一方の揺動リンク
に前記腹当て部材を係合させ、他方の揺動リンクに前記
ヘッドレストを係合させたことを特徴とする請求項2記
載のチャイルドシート。 - 【請求項11】 腹当て部材をシートクッションに対し
て上下方向へ移動可能に配設し、かつ該腹当て部材を上
方に付勢し、さらに該腹当て部材の上部にベルトの一端
を係止し、その他端をシートクッションの前部に係止す
るとともに、前記シートクッションに前記ベルトを跨ぐ
ようにしてベルト押さえを配設し、該ベルト押さえによ
って前記ベルトを手繰り、それによって前記腹当て部材
の高さおよびシートバックからの距離を変化させるよう
にしたことを特徴とする請求項3記載のチャイルドシー
ト。 - 【請求項12】 腹当て部材をシートクッションのフレ
ームに支持させ、ヘッドレストを前記フレームに対して
上下方向へ移動可能に配設し、シートクッションの座部
の一端を前記フレームの前部に回動自在に配設し、シー
トバックの背当て部上端を前記ヘッドレストの上部に上
下動可能に配設するとともに、前記シートクッションの
座部の他端と前記シートバックの背当て部下端を互いに
回動自在に連結し、かつ前記シートクッションの座部の
他端と前記シートバックの背当て部の下端とにラックを
それぞれ形成し、それらのラックを前記フレームに配設
したピニオンを挟むようにして該ピニオンに噛合させた
ことを特徴とする請求項3記載のチャイルドシート。
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---|---|---|---|
JP27489599A JP4255183B2 (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | チャイルドシート |
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---|---|---|---|
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ID=17548033
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27489599A Expired - Fee Related JP4255183B2 (ja) | 1999-09-28 | 1999-09-28 | チャイルドシート |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007050791A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Takata Corp | チャイルドシート |
JP2007076643A (ja) * | 2005-09-12 | 2007-03-29 | Jane Sa | 自動車の子供用シート |
JP2007204041A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Jane Sa | 幼児椅子 |
JP2008515695A (ja) * | 2004-10-08 | 2008-05-15 | タカタ・ペトリ アーゲー | 自動車の子供用保護装置 |
US7810883B2 (en) | 2007-01-17 | 2010-10-12 | Skjp Holdings, Llc | Adjustable child restraint device |
CN112124461A (zh) * | 2020-09-11 | 2020-12-25 | 王爱菊 | 一种电动车儿童座椅 |
-
1999
- 1999-09-28 JP JP27489599A patent/JP4255183B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN112124461A (zh) * | 2020-09-11 | 2020-12-25 | 王爱菊 | 一种电动车儿童座椅 |
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