JP2001093890A - プラズマエッチング装置及びエッチング方法 - Google Patents
プラズマエッチング装置及びエッチング方法Info
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- JP2001093890A JP2001093890A JP27275599A JP27275599A JP2001093890A JP 2001093890 A JP2001093890 A JP 2001093890A JP 27275599 A JP27275599 A JP 27275599A JP 27275599 A JP27275599 A JP 27275599A JP 2001093890 A JP2001093890 A JP 2001093890A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電極に印加されるバイアス電圧の変動によりエ
ッチレートがばらつく。 【解決手段】上部電極10Aまたは、下部電極10Bに
印加されるバイアス電圧をバイアス検出器により検出
し、比較演算回路8に記憶された標準バイアス電圧と比
較し、その差の値をバイアス電圧と位相との関係曲線か
ら位相差として位相調整器4に送り、上部及び下部電極
に印加される高周波の位相差を補正する。
ッチレートがばらつく。 【解決手段】上部電極10Aまたは、下部電極10Bに
印加されるバイアス電圧をバイアス検出器により検出
し、比較演算回路8に記憶された標準バイアス電圧と比
較し、その差の値をバイアス電圧と位相との関係曲線か
ら位相差として位相調整器4に送り、上部及び下部電極
に印加される高周波の位相差を補正する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマエッチング
装置及びエッチング方法に関する。
装置及びエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマエッチング装置は、特定の物質
をプラズマ励起して活性の強いラジカルとイオンとの反
応ガスを発生させ、このラジカルとイオンとを被処理体
に照射し被処理体をエッチングするものである。
をプラズマ励起して活性の強いラジカルとイオンとの反
応ガスを発生させ、このラジカルとイオンとを被処理体
に照射し被処理体をエッチングするものである。
【0003】一般にエッチング室に配置された平行平板
型の電極に高周波電源を接続し、下部電極上に載置され
た半導体基板上の被エッチング膜をドライエッチングす
る方法が行なわれている。
型の電極に高周波電源を接続し、下部電極上に載置され
た半導体基板上の被エッチング膜をドライエッチングす
る方法が行なわれている。
【0004】以下従来の技術として平行平板の電極に高
周波電源を接続し、高周波でプラズマ励起した反応ガス
を用いる場合について図3を用いて説明する。
周波電源を接続し、高周波でプラズマ励起した反応ガス
を用いる場合について図3を用いて説明する。
【0005】図3に示すように、エッチング室5内に下
部電極10Bが設けられ、この下部電極10B上に被処
理体である半導体基板11が載置される。そして下部電
極10B上に対向電極としての上部電極10Aが設けら
れている。そしてプラズマ励起される反応ガスとしてハ
ロゲン系ガス等が導入される。
部電極10Bが設けられ、この下部電極10B上に被処
理体である半導体基板11が載置される。そして下部電
極10B上に対向電極としての上部電極10Aが設けら
れている。そしてプラズマ励起される反応ガスとしてハ
ロゲン系ガス等が導入される。
【0006】この反応ガスをプラズマ励起し、バイアス
電圧を発生しやすくするための高周波は、上部高周波電
源1A及び下部高周波電源1BからRFケーブル2,3
により上部整合器6A及び下部整合器6Bを介してエッ
チング室5内の上下電極に印加される。
電圧を発生しやすくするための高周波は、上部高周波電
源1A及び下部高周波電源1BからRFケーブル2,3
により上部整合器6A及び下部整合器6Bを介してエッ
チング室5内の上下電極に印加される。
【0007】高周波電源間には位相調整器4が接続さ
れ、高周波の位相が異なりRFパワーの異なる高周波が
上部電極10Aと下部電極10Bとに独立に印加されて
被エッチング膜のエッチングがなされる。印加される高
周波としては13.56MHz、パワーとしては上部電
力値500〜600W、下部電力値300〜500Wが
一般に用いられ、また位相差としてはプラズマの密度を
向上させ、半導体基板面内のエッチングの均一性を高め
るために180度程度のものが用いられる。
れ、高周波の位相が異なりRFパワーの異なる高周波が
上部電極10Aと下部電極10Bとに独立に印加されて
被エッチング膜のエッチングがなされる。印加される高
周波としては13.56MHz、パワーとしては上部電
力値500〜600W、下部電力値300〜500Wが
一般に用いられ、また位相差としてはプラズマの密度を
向上させ、半導体基板面内のエッチングの均一性を高め
るために180度程度のものが用いられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプラズ
マエッチング装置は、同一周波数の高周波が一定の位相
差になるように位相調整器4で制御を行なっていた。
マエッチング装置は、同一周波数の高周波が一定の位相
差になるように位相調整器4で制御を行なっていた。
【0009】しかしながらエッチング室5内の部品の組
付け,劣化,生成物の付着等の雰囲気の影響により、電
極に印加されるバイアス電圧が変化し、図4に示すよう
に処理日によりエッチレートに変動が生じるため、清掃
回数が多くなり生産性が低下するという欠点があった。
なお図4においてエッチレートが回復している箇所はエ
ッチング室の清掃を行ない、生成物を除去した場合を示
している。
付け,劣化,生成物の付着等の雰囲気の影響により、電
極に印加されるバイアス電圧が変化し、図4に示すよう
に処理日によりエッチレートに変動が生じるため、清掃
回数が多くなり生産性が低下するという欠点があった。
なお図4においてエッチレートが回復している箇所はエ
ッチング室の清掃を行ない、生成物を除去した場合を示
している。
【0010】本発明の目的はエッチレートの変動の少な
いプラズマエッチング装置及びエッチング方法を提供す
ることにある。
いプラズマエッチング装置及びエッチング方法を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明のプラズマエ
ッチング装置は、エッチング室に設けられ試料を載置す
る平行平板型の下部電極と、この下部電極上に設けられ
た上部電極と、前記上部電極及び下部電極に整合器を介
してそれぞれ接続され同一周波数を発生する上部高周波
電源と下部高周波電源と、前記上部及び下部高周波電源
間に接続された位相調整器と、前記上部電極または下部
電極のバイアス電圧を検出し、標準バイアス電圧との差
が所定の値になるように前記上部及び下部電極に印加さ
れる高周波の位相差を補正する位相補正手段とを含むこ
とを特徴とするものである。
ッチング装置は、エッチング室に設けられ試料を載置す
る平行平板型の下部電極と、この下部電極上に設けられ
た上部電極と、前記上部電極及び下部電極に整合器を介
してそれぞれ接続され同一周波数を発生する上部高周波
電源と下部高周波電源と、前記上部及び下部高周波電源
間に接続された位相調整器と、前記上部電極または下部
電極のバイアス電圧を検出し、標準バイアス電圧との差
が所定の値になるように前記上部及び下部電極に印加さ
れる高周波の位相差を補正する位相補正手段とを含むこ
とを特徴とするものである。
【0012】第2の発明のエッチング方法は、上記プラ
ズマエッチング装置を用いて半導体基板上の被エッチン
グ膜をエッチングするものである。
ズマエッチング装置を用いて半導体基板上の被エッチン
グ膜をエッチングするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の実施の形態を説明する為の
プラズマエッチング装置のブロック図である。
て説明する。図1は本発明の実施の形態を説明する為の
プラズマエッチング装置のブロック図である。
【0014】図1を参照するとプラズマエッチング装置
は、エッチング室5に設けられ試料としての半導体基板
11を載置する平行平板型の下部電極10Bと、この下
部電極上に対向して設けられた上部電極10Aと、この
上部電極及び下部電極に上部整合器6A及び下部整合器
6Bを介してそれぞれ接続され、同一波数を発生する上
部高周波電源1Aと下部高周波電源1Bと、この上部及
び下部高周波電源間に接続された位相調整器4と、前記
上部電極10Aと下部電極10Bにそれぞれ接続された
第1バイアス検出器7Aと第2バイアス検出器7Bと、
第1バイアス検出器7Aまたは第2バイアス検出器7B
からのバイアス電圧信号を受け、あらかじめ記憶された
標準バイアス電圧との差を検出し、この値をバイアス電
圧と位相との関係曲線から位相差として位相調整器4に
送信する比較演算回路8とから主に構成されている。以
下その動作について説明する。
は、エッチング室5に設けられ試料としての半導体基板
11を載置する平行平板型の下部電極10Bと、この下
部電極上に対向して設けられた上部電極10Aと、この
上部電極及び下部電極に上部整合器6A及び下部整合器
6Bを介してそれぞれ接続され、同一波数を発生する上
部高周波電源1Aと下部高周波電源1Bと、この上部及
び下部高周波電源間に接続された位相調整器4と、前記
上部電極10Aと下部電極10Bにそれぞれ接続された
第1バイアス検出器7Aと第2バイアス検出器7Bと、
第1バイアス検出器7Aまたは第2バイアス検出器7B
からのバイアス電圧信号を受け、あらかじめ記憶された
標準バイアス電圧との差を検出し、この値をバイアス電
圧と位相との関係曲線から位相差として位相調整器4に
送信する比較演算回路8とから主に構成されている。以
下その動作について説明する。
【0015】上部高周波電源1AからRFケーブル2を
経由して上部整合器6Aからエッチング室5の上部電極
10Aに13.56MHzの高周波が導入される。同様
に下部高周波電源1BからRFケーブル3を経由して、
下部整合器6Bから下部電極10Bに同一周波数の高周
波が導入される。
経由して上部整合器6Aからエッチング室5の上部電極
10Aに13.56MHzの高周波が導入される。同様
に下部高周波電源1BからRFケーブル3を経由して、
下部整合器6Bから下部電極10Bに同一周波数の高周
波が導入される。
【0016】エッチング室5でプラズマが形成され上部
整合器6Aに接続された第1バイアス検出器7Aからの
バイアス電圧信号、または下部整合器6Bに接続された
第2バイアス検出器7Bからのバイアス電圧信号が検出
され比較演算回路8に送られる。
整合器6Aに接続された第1バイアス検出器7Aからの
バイアス電圧信号、または下部整合器6Bに接続された
第2バイアス検出器7Bからのバイアス電圧信号が検出
され比較演算回路8に送られる。
【0017】比較演算回路8には上部電極と下部電極に
関する標準バイアス電圧と、バイアス電圧と位相との関
係曲線のデータを記憶させておく。この比較演算回路8
では上部電極または下部電極の標準バイアス電圧と第1
または第2バイアス検出器からのバイアス電圧とを比較
し、標準バイアス電圧との差を補正するように位相差の
信号を位相調整器4へ送信する。位相調整器4は上部高
周波電源1Aと下部高周波電源1Bへ調整されたこの位
相差信号を送り制御を行なう。
関する標準バイアス電圧と、バイアス電圧と位相との関
係曲線のデータを記憶させておく。この比較演算回路8
では上部電極または下部電極の標準バイアス電圧と第1
または第2バイアス検出器からのバイアス電圧とを比較
し、標準バイアス電圧との差を補正するように位相差の
信号を位相調整器4へ送信する。位相調整器4は上部高
周波電源1Aと下部高周波電源1Bへ調整されたこの位
相差信号を送り制御を行なう。
【0018】このバイアス電圧と位相との関係は、例え
ば図2に示すように、バイアス電圧の大きさに比例して
位相が変化する。従ってバイアス電圧の変化を位相信号
9として上部及び下部高周波電源1A,1Bに送り制御
することにより、標準バイアス電圧に近い所定のバイア
ス電圧を得ることができる。以下この比較演算回路8に
記憶する標準バイアス電圧と、バイアス電圧と位相との
関係について説明する。
ば図2に示すように、バイアス電圧の大きさに比例して
位相が変化する。従ってバイアス電圧の変化を位相信号
9として上部及び下部高周波電源1A,1Bに送り制御
することにより、標準バイアス電圧に近い所定のバイア
ス電圧を得ることができる。以下この比較演算回路8に
記憶する標準バイアス電圧と、バイアス電圧と位相との
関係について説明する。
【0019】上部高周波電源1A及び下部高周波電源1
Bの高周波を13.56MHz、パワーとして上部電極
の電力値600W、下部電極の電力値300W、位相差
を180度として、エッチング室5内に載置した半導体
基板11の被エッチング膜をエッチングする場合の最も
適した下部電極のバイアス電圧を標準バイアス電圧(例
えば550V)となるように下部電極のパワーを調整す
る。次いで位相差を変えた時のバイアス電圧を測定する
(バイアス電圧を変えて位相差を測定してもよい)。そ
の結果図2に示す関係曲線が得られた。
Bの高周波を13.56MHz、パワーとして上部電極
の電力値600W、下部電極の電力値300W、位相差
を180度として、エッチング室5内に載置した半導体
基板11の被エッチング膜をエッチングする場合の最も
適した下部電極のバイアス電圧を標準バイアス電圧(例
えば550V)となるように下部電極のパワーを調整す
る。次いで位相差を変えた時のバイアス電圧を測定する
(バイアス電圧を変えて位相差を測定してもよい)。そ
の結果図2に示す関係曲線が得られた。
【0020】図2よりバイアス電圧が標準値(550
V)より変化した場合、位相差の位相をずらすことによ
りバイアス電圧を標準の値にもどすことが可能であるこ
とが分かる。例えばバイアス電圧が550Vから450
Vに低下した場合、位相差を15度ふやし195度とす
ることによりバイアス電圧を標準値にもどすことができ
る。なお上部電極の場合についても同様の操作を行なう
ことにより、上部電極のバイアス電圧と位相との関係曲
線が得られる。
V)より変化した場合、位相差の位相をずらすことによ
りバイアス電圧を標準の値にもどすことが可能であるこ
とが分かる。例えばバイアス電圧が550Vから450
Vに低下した場合、位相差を15度ふやし195度とす
ることによりバイアス電圧を標準値にもどすことができ
る。なお上部電極の場合についても同様の操作を行なう
ことにより、上部電極のバイアス電圧と位相との関係曲
線が得られる。
【0021】次に図1に示したプラズマエッチング装置
を用いて半導体基板上の被エッチング膜をエッチングす
る場合について説明する。
を用いて半導体基板上の被エッチング膜をエッチングす
る場合について説明する。
【0022】まず図5に示すように、半導体基板11上
にゲート絶縁膜12,ポリシリコン膜13,金属シリサ
イド膜14及びレジストマスク15が形成された試料を
下部電極10B上に載置し、比較演算回路8にこの試料
のエッチングに適した下部電極の標準バイアス電圧(例
えば550V)と、図2に示したと同様のバイアス電圧
と位相との関係を記憶させておく。
にゲート絶縁膜12,ポリシリコン膜13,金属シリサ
イド膜14及びレジストマスク15が形成された試料を
下部電極10B上に載置し、比較演算回路8にこの試料
のエッチングに適した下部電極の標準バイアス電圧(例
えば550V)と、図2に示したと同様のバイアス電圧
と位相との関係を記憶させておく。
【0023】次いで上部電極10A及び下部電極10B
に印加される高周波を13.56MHz、上部電極に印
加されるパワーを500W、下部電極に印加されるパワ
ーを300W、上部高周波電源1Aと下部高周波電源1
B間の位相差を180度とし、エッチング室5に反応ガ
スとして、例えばCl2 とO2 を導入して金属シリサイ
ド膜14を、次でCl2 とHBrを導入してポリシリコ
ン膜13をエッチングする。この時第2バイアス検出器
7Bより下部電極のバイアス電圧信号を検出し、比較演
算回路8に送り、そのバイアス電圧が標準バイアス電圧
(550V)より異なっている場合は、バイアス電圧は
標準バイアス電圧になるように位相調整器4を介して補
正された位相信号9を上部及び下部高周波電源1A,1
Bに送り位相差を補正する。
に印加される高周波を13.56MHz、上部電極に印
加されるパワーを500W、下部電極に印加されるパワ
ーを300W、上部高周波電源1Aと下部高周波電源1
B間の位相差を180度とし、エッチング室5に反応ガ
スとして、例えばCl2 とO2 を導入して金属シリサイ
ド膜14を、次でCl2 とHBrを導入してポリシリコ
ン膜13をエッチングする。この時第2バイアス検出器
7Bより下部電極のバイアス電圧信号を検出し、比較演
算回路8に送り、そのバイアス電圧が標準バイアス電圧
(550V)より異なっている場合は、バイアス電圧は
標準バイアス電圧になるように位相調整器4を介して補
正された位相信号9を上部及び下部高周波電源1A,1
Bに送り位相差を補正する。
【0024】位相差を180度から余り離れた値にする
と、エッチングの面内均一性が低下するため、位相差は
180±20度の範囲に保つことが望ましい。また位相
差の補正によりバイアス電圧を標準バイアス電圧±2%
程度に補正することが望ましく、この補正により図4に
示された従来のエッチレートのばらつきを約20%にま
で抑制することが可能となった。このためエッチング室
5の清掃回数を大幅に低減することができた。
と、エッチングの面内均一性が低下するため、位相差は
180±20度の範囲に保つことが望ましい。また位相
差の補正によりバイアス電圧を標準バイアス電圧±2%
程度に補正することが望ましく、この補正により図4に
示された従来のエッチレートのばらつきを約20%にま
で抑制することが可能となった。このためエッチング室
5の清掃回数を大幅に低減することができた。
【0025】下部電極10Bのバイアス電圧を補正する
ことによりエッチレートのばらつきを大幅に抑制できる
が、上部電極10Aのバイアス電圧の変動を補正するこ
とによってもエッチレートのばらつきを改善することが
できる。特に上部電極10Aと下部電極10Bのバイア
ス電圧のばらつきを補正するための位相差がほぼ等しく
なる場合は、下部電極のバイアス電圧を補正する場合に
比べ、エッチレートのばらつきをより改善することが可
能である。
ことによりエッチレートのばらつきを大幅に抑制できる
が、上部電極10Aのバイアス電圧の変動を補正するこ
とによってもエッチレートのばらつきを改善することが
できる。特に上部電極10Aと下部電極10Bのバイア
ス電圧のばらつきを補正するための位相差がほぼ等しく
なる場合は、下部電極のバイアス電圧を補正する場合に
比べ、エッチレートのばらつきをより改善することが可
能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、エッチン
グ室内の下部電極または上部電極に印加されるバイアス
電圧を位相差を補正して標準バイアス電圧に近づけるこ
とにより、被エッチング膜のエッチレートの変動を大幅
に低減できるという効果がある。
グ室内の下部電極または上部電極に印加されるバイアス
電圧を位相差を補正して標準バイアス電圧に近づけるこ
とにより、被エッチング膜のエッチレートの変動を大幅
に低減できるという効果がある。
【図1】本発明の実施の形態を説明するためのプラズマ
エッチング装置のブロック図。
エッチング装置のブロック図。
【図2】バイアス電圧と位相との関係を示す図。
【図3】従来のプラズマエッチング装置のブロック図。
【図4】エッチレートのばらつきを示す図。
【図5】プラズマエッチング装置によるエッチング方法
を説明するための半導体基板の断面図。
を説明するための半導体基板の断面図。
1A 上部高周波電源 1B 下部高周波電源 2,3 RFケーブル 4 位相調整器 5 エッチング室 6A 上部整合器 6B 下部整合器 7A 第1バイアス検出器 7B 第2バイアス検出器 8 比較演算回路 9 位相信号 11 半導体基板 12 ゲート絶縁膜 13 ポリシリコン膜 14 金属シリサイド膜 15 レジストマスク
Claims (6)
- 【請求項1】 エッチング室に設けられ試料を載置する
平行平板型の下部電極と、この下部電極上に設けられた
上部電極と、前記上部電極及び下部電極に整合器を介し
てそれぞれ接続され同一周波数を発生する上部高周波電
源と下部高周波電源と、前記上部及び下部高周波電源間
に接続された位相調整器と、前記上部電極または下部電
極のバイアス電圧を検出し、標準バイアス電圧との差が
所定の値になるように前記上部及び下部電極に印加され
る高周波の位相差を補正する位相補正手段とを含むこと
を特徴とするプラズマエッチング装置。 - 【請求項2】 前記上部電極に印加される高周波の位相
は、前記下部電極に印加される高周波の位相より160
〜200度となる範囲で進むように設定されている請求
項1記載のプラズマエッチング装置。 - 【請求項3】 前記位相補正手段は、上部電極と下部電
極にそれぞれ接続された第1バイアス検出器と第2バイ
アス検出器と、前記第1バイアス検出器または第2バイ
アス検出器からのバイアス電圧信号を受け、あらかじめ
記憶された標準バイアス電圧との差を検出し、この値を
バイアス電圧と位相との関係曲線から位相差として位相
調整器に送信する比較演算回路とから構成されている請
求項1記載のプラズマエッチング装置。 - 【請求項4】 請求項1、2、または3記載のプラズマ
エッチング装置を用いて半導体基板上の被エッチング膜
をエッチングすることを特徴とするエッチング方法。 - 【請求項5】 下部電極のバイアス電圧を検出し標準バ
イアス電圧との差が所定の値になるように上部電極及び
下部電極に印加される高周波の位相差を補正して被エッ
チング膜をエッチングする請求項4記載のエッチング方
法。 - 【請求項6】 上部電極に印加される高周波の位相を、
下部電極に印加される高周波の位相より160〜200
度となる範囲で進めて被エッチング膜をエッチングする
請求項4または請求項5記載のエッチング方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27275599A JP2001093890A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | プラズマエッチング装置及びエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27275599A JP2001093890A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | プラズマエッチング装置及びエッチング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001093890A true JP2001093890A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17518310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27275599A Pending JP2001093890A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | プラズマエッチング装置及びエッチング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001093890A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004030931A (ja) * | 2002-06-21 | 2004-01-29 | Hitachi High-Technologies Corp | プラズマ生成装置用高周波電源装置 |
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