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JP2001084385A - 3次元映像識別装置,3次元映像識別方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

3次元映像識別装置,3次元映像識別方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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Publication number
JP2001084385A
JP2001084385A JP25804099A JP25804099A JP2001084385A JP 2001084385 A JP2001084385 A JP 2001084385A JP 25804099 A JP25804099 A JP 25804099A JP 25804099 A JP25804099 A JP 25804099A JP 2001084385 A JP2001084385 A JP 2001084385A
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JP
Japan
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dimensional
dimensional image
image data
identification
target object
Prior art date
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Application number
JP25804099A
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JP3498643B2 (ja
Inventor
Nobuaki Takanashi
伸彰 高梨
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP25804099A priority Critical patent/JP3498643B2/ja
Publication of JP2001084385A publication Critical patent/JP2001084385A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測対象物体の位置・姿勢に対して3次元的
な座標変換を伴うことなく、計測対象物体が予め想定し
た対象物体のいずれと一致するか簡単な処理にて識別す
る。 【解決手段】 対象物体の3次元像データ1を入力と
し、投影部2でこの3次元像データ1を操作者の指定も
しくは予め選択することにより定めた第一の2次元投影
平面に投影し、投影像の重心を重心算出部3で求め、そ
の重心を通り投影像の最も長い方向に一致する直線を慣
性主軸算出部4で求め、慣性主軸の長軸上を通り第一の
2次元平面と直交する第二の2次元平面によって対象物
体の3次元像データを切断した上で切断した断面形状を
鉛直断面像生成部5で鉛直断面像として求め、この鉛直
断面像に対しその輪郭を輪郭曲線抽出部6で抽出し、抽
出された輪郭の面積,周囲長,円形度および輪郭曲線を
包含する長方形の縦横比の全て若しくはその一部を識別
パラメータ抽出部7で識別パラメータ8として求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元映像識別装
置,3次元映像識別方法およびコンピュータ読み取り可
能な記録媒体に関し、特に、計測対象物体の位置・姿勢
に対して3次元的な座標変換を伴うことなく、計測対象
物体が予め想定した対象物体のいずれと一致するかを簡
単な処理で識別することを図った3次元映像識別装置,
3次元映像識別方法およびコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元立体としての検出対象物を識別す
るには、対象物の3次元形状を計測し、予め想定し得る
対象物毎に計測しておいた形状と比較することにより、
どの対象物であるかを特定する処理が必要である。文字
認識や図形認識など、2次元の図形識別では比較的簡単
な比較処理にて識別が可能であるが、対象物が3次元物
体である場合には、移動・回転など、計測時と位置/姿
勢が異なるので対象物の特徴量の抽出および比較が困難
となる。
【0003】この要求に応えるために、例えば、特開平
07−19834号公報に開示されているような識別装
置が提案されている。この識別装置は、内部モデルの特
徴量と観測対象物体の特徴量を比較するものであり、対
応点決定部により内部モデルから観測対象物体の対応点
を推定し、内部モデルを回転および並行移動して内部モ
デルと観測対象物体相互の座標変換を決定した上で内部
モデルと観測対象物体の同定を行なうようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平07−19834号公報に開示された識別装置によ
れば、以下のような問題があった。 (1)3次元対象物データである内部モデルと観測対象
物体形状の比較における最大の問題は、同じ対象物体に
対しても内部モデルを作成した時点での位置および姿勢
と観測時の位置および姿勢が異なる点にある。3次元空
間では位置に対して並行移動として3次元、姿勢に対し
て回転運動として3次元の合計6次元の座標変換が必要
となる。このため、内部モデルと観測対象物体形状を3
次元形状として比較するためには、内部モデルの位置姿
勢を変化させつつ内部モデルと観測対象物体両者の対応
点が極力一致するよう内部モデルの座標変換値を得る処
理が必要となる。この座標変換値決定処理は6次元方向
に対して少しずづ移動・回転させては誤差値を求める繰
り返し演算となり、多くの演算処理が必要となるという
問題があった。 (2)更に、観測対象物体が、想定される複数の物体の
いずれであるかを決定する識別装置では、想定される複
数の内部モデルに対して前述の座標変換値決定処理を繰
り返すことが必須となり、更に演算量は増大してしまう
という問題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、計測対象物体の
位置・姿勢に対して3次元的な座標変換を伴うことな
く、計測対象物体が予め想定した対象物体のいずれと一
致するかを簡単な処理で識別することができる3次元映
像識別装置,3次元映像識別方法および3次元映像識別
プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、対象物体の3次元像データに対し、操作
者の指定もしくは予め選択することにより定めた第一の
2次元投影平面に3次元像を投影する投影手段と、前記
投影により得られる投影像の重心を求める重心算出手段
と、前記重心を通り前記投影像の最も長い方向に一致す
る直線である慣性主軸の長軸を算出する慣性主軸算出手
段と、前記慣性主軸の長軸上を通り前記第一の2次元平
面と直交する第二の2次元平面によって前記対象物体の
前記3次元像を切断し、前記切断した断面形状を鉛直断
面像として求める鉛直断面像生成手段と、前記鉛直断面
像の輪郭曲線を抽出する輪郭曲線抽出手段と、前記輪郭
曲線の面積,周囲長,円形度および輪郭曲線を包含する
長方形の縦横比の全て若しくはその一部を求める識別パ
ラメータ抽出手段と、を有することを特徴とする3次元
映像識別装置を提供するものである。
【0007】また、前記3次元映像識別装置に加え、更
に、前記対象物体の3次元像データを取得する3次元像
データ取得手段を有することを特徴とする3次元映像識
別装置を提供するものである。
【0008】また、前記3次元映像識別装置に加え、更
に、前記3次元映像取得手段で取得した前記対象物体の
3次元像データを記憶し再生する記憶再生手段を有する
ことを特徴とする3次元映像識別装置を提供するもので
ある。
【0009】また、前記3次元映像識別装置に加え、更
に、前記3次元映像取得手段で取得した前記対象物体の
3次元像データを送信する送信手段および前記送信され
た前記3次元像データを受信する受信手段とを有するこ
とを特徴とする3次元映像識別装置を提供するものであ
る。
【0010】また、前記3次元映像識別装置に加え、更
に、検出が想定される複数の対象物体に対して複数の測
定方向からの識別パラメータを予め求めて記憶しておく
物体特徴パラメータ記憶手段と、前記識別パラメータ抽
出手段によって求められた識別パラメータと前記物体特
徴パラメータとを比較する物体パラメータ比較手段と、
を有することを特徴とする3次元映像識別装置を提供す
るものである。
【0011】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、対象物体の3次元像データに対し、操作者の指定も
しくは予め選択することにより定めた第一の2次元投影
平面に3次元像を投影する投影工程と、前記投影により
得られる投影像の重心を求める重心算出工程と、前記重
心を通り前記投影像の最も長い方向に一致する直線であ
る慣性主軸の長軸を算出する慣性主軸算出工程と、前記
慣性主軸の長軸上を通り前記第一の2次元平面と直交す
る第二の2次元平面によって前記対象物体の前記3次元
像を切断し、前記切断した断面形状を鉛直断面像として
求める鉛直断面像生成工程と、前記鉛直断面像の輪郭曲
線を抽出する輪郭曲線抽出工程と、前記輪郭曲線の面
積,周囲長,円形度および輪郭曲線を包含する長方形の
縦横比の全て若しくはその一部を求める識別パラメータ
抽出工程と、を有することを特徴とする3次元映像識別
方法を提供するものである。
【0012】また、前記3次元映像識別方法に加え、更
に、前記対象物体の3次元像データを取得する3次元像
データ取得工程を有することを特徴とする3次元映像識
別方法を提供するものである。
【0013】また、前記3次元映像識別方法に加え、更
に、前記3次元映像取得工程で取得した前記対象物体の
3次元像データを記憶し再生する記憶再生工程を有する
ことを特徴とする3次元映像識別方法を提供するもので
ある。
【0014】また、前記3次元映像識別方法に加え、更
に、前記3次元映像取得工程で取得した前記対象物体の
3次元像データを送信する送信工程および前記送信され
た前記3次元像データを受信する受信工程とを有するこ
とを特徴とする3次元映像識別方法を提供するものであ
る。
【0015】また、前記3次元映像識別方法に加え、更
に、検出が想定される複数の対象物体に対して複数の測
定方向からの識別パラメータを予め求めて記憶しておく
物体特徴パラメータ記憶工程と、前記識別パラメータ抽
出工程によって求められた識別パラメータと前記物体特
徴パラメータとを比較する物体パラメータ比較工程と、
を有することを特徴とする3次元映像識別方法を提供す
るものである。
【0016】更に、本発明は、上記の目的を達成するた
め、対象物体の3次元像データに対し、操作者の指定も
しくは予め選択することにより定めた第一の2次元投影
平面に3次元像を投影する投影手段と、前記投影により
得られる投影像の重心を求める重心算出手段と、前記重
心を通り前記投影像の最も長い方向に一致する直線であ
る慣性主軸の長軸を算出する慣性主軸算出手段と、前記
慣性主軸の長軸上を通り前記第一の2次元平面と直交す
る第二の2次元平面によって前記対象物体の前記3次元
像を切断し、前記切断した断面形状を鉛直断面像として
求める鉛直断面像生成手段と、前記鉛直断面像の輪郭曲
線を抽出する輪郭曲線抽出手段と、前記輪郭曲線の面
積,周囲長,円形度および輪郭曲線を包含する長方形の
縦横比の全て若しくはその一部を求める識別パラメータ
抽出手段と、を実現させるためのプログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を具体的かつより詳細に説明する。
【0018】〔第1の実施の形態〕図1は、第1の実施
の形態による3次元映像識別装置の構成図である。図に
示すように、この識別装置100は、対象物体の3次元
像データ1を入力とし、この3次元像データ1を操作者
の指定もしくは予め選択することにより定めた第一の2
次元投影平面に投影する投影部2と、投影部2による投
影により得られる投影像の重心を求める重心算出部3
と、重心算出部3により得られた重心を通り投影像の最
も長い方向に一致する直線を求める慣性主軸算出部4
と、慣性主軸の長軸上を通り第一の2次元平面と直交す
る第二の2次元平面によって対象物体の3次元像データ
を切断した上で切断した断面形状を鉛直断面像として求
める鉛直断面像生成部5と、鉛直断面像生成部5で得ら
れた鉛直断面像に対しその輪郭を抽出する輪郭曲線抽出
部6と、輪郭曲線抽出部6で抽出された輪郭の面積,周
囲長,円形度および輪郭曲線を包含する長方形の縦横比
の全て若しくはその一部を識別パラメータ8として求め
る識別パラメータ抽出部7と、から構成されている。
【0019】次に、図2を用いながら図3のフローチャ
ートによって第1の実施の形態による3次元映像識別装
置の動作について詳細に説明する。まず、操作者の指定
もしくは予め選択することにより定めた第一の平面であ
る2次元投影平面(XY平面)11に対して対象物体の
3次元像データ1を投影部2によって投影する(ステッ
プS31)。投影により得られる投影像18に対し、重
心算出部3によって重心12を求める(ステップS3
2)。慣性主軸算出部4は重心12を通り投影像の最も
長い方向に一致する直線である慣性主軸の長軸13を求
める(ステップS33)。以上の操作により、3次元像
データ1の外形を表す確率の最も高い長手方向の中心線
を、慣性主軸の長軸13として求めることができる。引
き続き、慣性主軸の長軸13上を通り、第一の平面であ
る2次元投影平面(XY平面)11と直交する第二の2
次元平面である慣性主軸上の鉛直面14を求める。鉛直
断面像生成部5は鉛直面14によって対象物体の3次元
像データ1を切断し、鉛直断面像15を求める(ステッ
プS34)。得られた鉛直断面像15は、3次元像デー
タ1を真横から見た場合の外形像に近い確率が高く、検
出対象物体の外形上の特徴を良く表している。鉛直断面
像15の特徴量を数値化するため、最終的には輪郭曲線
抽出部6によって鉛直断面像15の輪郭16を抽出し
(ステップS35)、識別パラメータ抽出部7によって
輪郭16の面積および周囲長および円形度および輪郭曲
線を包含する長方形の縦横比の全て若しくはその一部を
識別パラメータ8として求める(ステップS36)。
【0020】ここで、面積は輪郭16の内側の画素数で
あり、これをSとおく。周囲長は輪郭16に沿った画素
の総数であり、これをLとおく。このとき、円形度Cは
次式により計算される量である。 C=4πS/L2 〔式1〕 円形度は面積によらず、真円ならば1であり、形状が円
から遠くなるに従い小さくなるという特徴量である。そ
の性質を明らかにするため、円の面積と周囲長を求めて
みる。半径rの円に対する面積Sおよび周囲長Lはそれ
ぞれ次式により求められる。 S=πr2 〔式2〕 L=2πr 〔式3〕 式2、式3を式1に代入すると C=4π・πr2 /(2πr)2 =4(πr)2 /(4(πr)2 ) =1 〔式4〕 となり、真円では半径rに関わらず円形度Cは1である
ことがわかる。形状が円と異なる場合、周囲長は円より
長くなるため、円形度Cはより小さな値を取る。円形度
Cを特徴量として用いることにより、対象物体の面積に
関わらず対象物体が長細いか、円に近いか、という判断
が数値的に可能となり、対象物体の種別を一つの数値で
識別可能となる。
【0021】以上の動作により、3次元像データという
情報量の多い画像データに対して、外形の特徴を良く表
す少ない特徴データを得ることができる。処理として
は、3次元像データに対して2次元画像を求めることに
より、以降の演算処理を簡単なものとしている。2次元
画像を求める処理自体は簡単な画素間の加算演算であ
り、演算量はそれほど多くない。また、対象物体を識別
するに有用な識別パラメータを求める処理は2次元画像
に対する処理であり、演算能力の限られた簡易なプロセ
ッサで十分処理可能な演算量である。
【0022】このように、第1の実施の形態による3次
元映像識別装置によれば、3次元像データに対して外形
上の特徴を良く表す断面を求めることができ、少ない演
算量で特徴パラメータを得ることができる。
【0023】〔第2の実施の形態〕図4は、第2の実施
の形態による3次元映像識別装置の構成図である。この
3次元映像識別装置は、第1の実施の形態による識別装
置100に加え、対象物体の3次元映像を取得する入力
装置31を有する構成である。入力装置31から入力さ
れた対象物体の3次元データは、直接、識別装置100
に送られ、逐次処理される。
【0024】このように、第2の実施の形態による3次
元映像識別装置は、実時間にて対象物を検出しながら、
次々と対象物の特徴量を求めていく用途に用いることが
できる。
【0025】〔第3の実施の形態〕図5は、第3の実施
の形態による3次元映像識別装置の構成図である。この
3次元映像識別装置は、第2の実施の形態による3次元
映像識別装置に加え、入力装置31から入力される対象
物体の3次元データを一旦記憶する記憶装置32を有す
る構成である。一旦、記憶装置32に記憶された3次元
データは、必要となった時点で第1の実施の形態による
識別装置100によって読み出され、対象物の特徴量が
算出される。
【0026】このように、第3の実施の形態による3次
元映像識別装置は、一旦、記憶装置32に入力装置31
から入力される対象物体の3次元データを記憶するよう
にしているので、予め複数の対象物体像を検出し、後で
まとめて対象物の特徴量を求める用途に用いることがで
きる。
【0027】〔第4の実施の形態〕図6は、第4の実施
の形態による3次元映像識別装置の構成図である。この
3次元映像識別装置は、第3の実施の形態による3次元
映像識別装置に加え、入力装置31から入力される対象
物体の3次元データの送受信を行なう通信装置61A,
61Bを有する構成である。遠隔地にて対象物体の3次
元データを入力装置31により取得し、これを通信装置
61Aを介して送信し、通信装置61Bでこれを受信
し、一旦、記憶装置32上に入力する。記憶装置32に
記憶された3次元データは、第1の実施の形態による識
別装置100によって読み出され、対象物の特徴量が算
出される。
【0028】なお、通信により得た3次元入力データ
は、必ずしも記憶装置32にて一旦記憶する必要はな
い。図中破線矢印で示したように、通信装置61Bの出
力を、直接、識別装置100へ入力してもよい。
【0029】このように、第4の実施の形態による3次
元映像識別装置は、ロボットや移動機器上に3次元デー
タ入力手段を搭載し、遠隔地にて対象物を検出しなが
ら、次々と対象物の特徴量を求めていく用途に用いるこ
とができる。なお、3次元データの入力装置31と共に
記憶装置32および識別装置100をロボットや移動機
器上に搭載し、識別パラメータ8のみを通信するように
変更することも可能である。
【0030】〔第5の実施の形態〕図7は、第5の実施
の形態による3次元映像識別装置の構成図である。この
3次元映像識別装置は、3次元入力データに対して第1
〜第4の実施の形態により得られた識別パラメータを入
力として、3次元入力データが予め記憶した複数の基準
物体のうちいずれと一致するかを選択する識別装置であ
り、物体パラメータ記憶装置71と、物体パラメータを
比較する物体パラメータ比較装置72とから構成され
る。
【0031】物体パラメータ記憶装置71には、検出が
想定される複数の対象物体を基準物体としてこれに対す
る複数の測定方向からの識別パラメータを予め求め、物
体パラメータとして記憶しておく。物体パラメータ比較
装置72は、第1〜第4の実施の形態により得られた識
別パラメータ8と物体パラメータ記憶装置71内の物体
パラメータを比較し、3次元入力データが予め記憶した
複数の基準物体のうちいずれと一致するかを選択し、識
別結果9として出力する。
【0032】より具体的には、識別パラメータおよび物
体パラメータは、識別対象物体の最も長い方向に対する
鉛直断面の輪郭曲線に対してその面積、周囲長、円形
度、輪郭曲線を包含する長方形の縦横比などのすべても
しくは一部を求めた数値として与えられている。入力し
た識別パラメータに対して個々の物体パラメータを比較
し、最も近い数値をもつ基準物体を識別結果として出力
すればよい。少ない数値による比較・選択処理であるた
め、演算能力の低いCPUによっても高速に処理するこ
とができる。
【0033】〔第6の実施の形態〕図8は、第6の実施
の形態による3次元映像識別装置の構成図である。この
3次元映像識別装置は、第1〜第5の実施の形態で説明
した対象物体の種別を識別する3次元映像識別方法をコ
ンピュータに実行させるための3次元映像識別プログラ
ムを記録した記録媒体220を有する構成である。この
記録媒体220は、磁気ディスク、半導体メモリその他
の記録媒体であってもよい。
【0034】3次元映像識別プログラムは記録媒体22
0からデータ処理装置210に読み込まれ、データ処理
装置210の動作を制御する。データ処理装置210は
第1〜第4の実施の形態で説明した記憶装置32および
識別装置100を備え、これらと同一の処理を実行す
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の3次元映
像識別装置,3次元映像識別方法およびコンピュータ読
み取り可能な記録媒体によれば、簡単な処理により3次
元対象物体の外形を効果的に処理し、対象物体のグルー
プ間の相違を表す識別パラメータを数値として求めるこ
とができる。これにより測定した対象物を、予め分類し
ている複数のグループのうちどのグループに属するか識
別することができる。
【0036】3次元映像は膨大なデータからなり、単純
な映像間マッチングの比較では膨大な演算処理が必要と
なるが、本発明では入力3次元映像を段階的に識別パラ
メータという数個の数値に変換する。入力映像の識別
は、分類すべき複数グループに対し予め識別パラメータ
を求めておき、得られた識別パラメータと数値比較すれ
ば良い。3次元映像を直接比較する場合に比べ、大幅な
演算処理量の削減が可能である。対象物大きさや姿勢に
も関係なく識別が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による3次元映像識別装置の
構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態による3次元映像識別装置の
動作を示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態による3次元映像識別装置の
動作を示す説明図である。
【図4】第2の実施の形態による3次元映像識別装置の
構成を示す図である。
【図5】第3の実施の形態による3次元映像識別装置の
構成を示す図である。
【図6】第4の実施の形態による3次元映像識別装置の
構成を示す図である。
【図7】第5の実施の形態による3次元映像識別装置の
構成を示す図である。
【図8】第6の実施の形態による3次元映像識別装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 3次元像データ 2 投影部 3 重心算出部 4 慣性主軸算出部 5 鉛直断面像生成部 6 輪郭曲線抽出部 7 識別パラメータ抽出部 8 識別パラメータ 9 識別結果 11 2次元投影平面(XY平面) 12 重心 13 慣性主軸の長軸 14 慣性主軸上の鉛直面 15 鉛直断面像 16 輪郭 17 XZ平面 18 投影像 31 入力装置 32 記憶装置 61A,61B 通信装置 71 物体パラメータ記憶装置 72 物体パラメータ比較装置 100 識別装置 210 データ処理装置 220 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA17 AA28 AA48 AA54 AA58 BB05 DD06 FF01 FF02 FF42 GG18 HH13 HH17 JJ03 JJ26 QQ04 QQ21 QQ24 QQ27 QQ32 UU05 5L096 AA09 EA45 FA06 FA59 FA60 FA65 FA70 HA08 JA11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物体の3次元像データに対し、操作
    者の指定もしくは予め選択することにより定めた第一の
    2次元投影平面に3次元像を投影する投影手段と、 前記投影により得られる投影像の重心を求める重心算出
    手段と、 前記重心を通り前記投影像の最も長い方向に一致する直
    線である慣性主軸の長軸を算出する慣性主軸算出手段
    と、 前記慣性主軸の長軸上を通り前記第一の2次元平面と直
    交する第二の2次元平面によって前記対象物体の前記3
    次元像を切断し、前記切断した断面形状を鉛直断面像と
    して求める鉛直断面像生成手段と、 前記鉛直断面像の輪郭曲線を抽出する輪郭曲線抽出手段
    と、 前記輪郭曲線の面積,周囲長,円形度および輪郭曲線を
    包含する長方形の縦横比の全て若しくはその一部を求め
    る識別パラメータ抽出手段と、 を有することを特徴とする3次元映像識別装置。
  2. 【請求項2】 前記3次元映像識別装置は、更に、前記
    対象物体の3次元像データを取得する3次元像データ取
    得手段を有することを特徴とする請求項1に記載の3次
    元映像識別装置。
  3. 【請求項3】 前記3次元映像識別装置は、更に、前記
    3次元映像取得手段で取得した前記対象物体の3次元像
    データを記憶し再生する記憶再生手段を有することを特
    徴とする請求項1または2に記載の3次元映像識別装
    置。
  4. 【請求項4】 前記3次元映像識別装置は、更に、前記
    3次元映像取得手段で取得した前記対象物体の3次元像
    データを送信する送信手段および前記送信された前記3
    次元像データを受信する受信手段とを有することを特徴
    とする請求項1,2または3に記載の3次元映像識別装
    置。
  5. 【請求項5】 前記3次元映像識別装置は、更に、検出
    が想定される複数の対象物体に対して複数の測定方向か
    らの識別パラメータを予め求めて記憶しておく物体特徴
    パラメータ記憶手段と、前記識別パラメータ抽出手段に
    よって求められた識別パラメータと前記物体特徴パラメ
    ータとを比較する物体パラメータ比較手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の3
    次元映像識別装置。
  6. 【請求項6】 対象物体の3次元像データに対し、操作
    者の指定もしくは予め選択することにより定めた第一の
    2次元投影平面に3次元像を投影する投影工程と、 前記投影により得られる投影像の重心を求める重心算出
    工程と、 前記重心を通り前記投影像の最も長い方向に一致する直
    線である慣性主軸の長軸を算出する慣性主軸算出工程
    と、 前記慣性主軸の長軸上を通り前記第一の2次元平面と直
    交する第二の2次元平面によって前記対象物体の前記3
    次元像を切断し、前記切断した断面形状を鉛直断面像と
    して求める鉛直断面像生成工程と、 前記鉛直断面像の輪郭曲線を抽出する輪郭曲線抽出工程
    と、 前記輪郭曲線の面積,周囲長,円形度および輪郭曲線を
    包含する長方形の縦横比の全て若しくはその一部を求め
    る識別パラメータ抽出工程と、 を有することを特徴とする3次元映像識別方法。
  7. 【請求項7】 前記3次元映像識別方法は、更に、前記
    対象物体の3次元像データを取得する3次元像データ取
    得工程を有することを特徴とする請求項6に記載の3次
    元映像識別方法。
  8. 【請求項8】 前記3次元映像識別方法は、更に、前記
    3次元映像取得工程で取得した前記対象物体の3次元像
    データを記憶し再生する記憶再生工程を有することを特
    徴とする請求項6または7に記載の3次元映像識別方
    法。
  9. 【請求項9】 前記3次元映像識別方法は、更に、前記
    3次元映像取得工程で取得した前記対象物体の3次元像
    データを送信する送信工程および前記送信された前記3
    次元像データを受信する受信工程とを有することを特徴
    とする請求項6,7または8に記載の3次元映像識別方
    法。
  10. 【請求項10】 前記3次元映像識別方法は、更に、検
    出が想定される複数の対象物体に対して複数の測定方向
    からの識別パラメータを予め求めて記憶しておく物体特
    徴パラメータ記憶工程と、前記識別パラメータ抽出工程
    によって求められた識別パラメータと前記物体特徴パラ
    メータとを比較する物体パラメータ比較工程と、を有す
    ることを特徴とする請求項6,7,8または9に記載の
    3次元映像識別方法。
  11. 【請求項11】 対象物体の3次元像データに対し、操
    作者の指定もしくは予め選択することにより定めた第一
    の2次元投影平面に3次元像を投影する投影手段と、前
    記投影により得られる投影像の重心を求める重心算出手
    段と、前記重心を通り前記投影像の最も長い方向に一致
    する直線である慣性主軸の長軸を算出する慣性主軸算出
    手段と、前記慣性主軸の長軸上を通り前記第一の2次元
    平面と直交する第二の2次元平面によって前記対象物体
    の前記3次元像を切断し、前記切断した断面形状を鉛直
    断面像として求める鉛直断面像生成手段と、前記鉛直断
    面像の輪郭曲線を抽出する輪郭曲線抽出手段と、前記輪
    郭曲線の面積,周囲長,円形度および輪郭曲線を包含す
    る長方形の縦横比の全て若しくはその一部を求める識別
    パラメータ抽出手段と、を実現させるためのプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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