JP2001074041A - 滑り軸受および回転摺動体 - Google Patents
滑り軸受および回転摺動体Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C37/00—Cooling of bearings
- F16C37/002—Cooling of bearings of fluid bearings
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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Abstract
(57)【要約】
【課題】回転速度の高速化による蓄熱、摩耗などの不具
合を抑えて、回転精度を長期にわたって高く維持でき、
製品寿命を延ばすことが可能な滑り軸受や回転摺動体を
提供する。 【解決手段】内周面2に凹凸部3を有している。凹凸部
3は、図1に示すように、凸部3aの上部で回転軸4と
接触し、凹部3bが回転軸4とは接触しないで空隙をつ
くるようになっている。また凹凸部3は、内周面2の中
央部に凹部3bを、凹部3bの両側に凸部3aを、それ
ぞれ配置して、内周面2の回転軸4と摺接する側の所定
範囲に渡って、回転軸4の回転方向に沿って一体形成さ
れている。
合を抑えて、回転精度を長期にわたって高く維持でき、
製品寿命を延ばすことが可能な滑り軸受や回転摺動体を
提供する。 【解決手段】内周面2に凹凸部3を有している。凹凸部
3は、図1に示すように、凸部3aの上部で回転軸4と
接触し、凹部3bが回転軸4とは接触しないで空隙をつ
くるようになっている。また凹凸部3は、内周面2の中
央部に凹部3bを、凹部3bの両側に凸部3aを、それ
ぞれ配置して、内周面2の回転軸4と摺接する側の所定
範囲に渡って、回転軸4の回転方向に沿って一体形成さ
れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、滑り軸受および回
転摺動体に関し、より詳細には、軸との摺動部位に高速
回転による不具合が生じにくくした滑り軸受および回転
摺動体に関する。
転摺動体に関し、より詳細には、軸との摺動部位に高速
回転による不具合が生じにくくした滑り軸受および回転
摺動体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、コピー機やレーザー
ビームプリンターなどのトナーユニット、定着機ユニッ
トの各種ローラ類を支持する軸受やマイクロモーターに
用いる軸受など、種々の用途に滑り軸受が用いられてい
る。図11に、この種の滑り軸受の従来例を示す。軸受
10は、例えば合成樹脂を材料として射出成形して製造
されており、装置本体の基板等(図示省略)に固定され
た状態で取付けられている。滑り軸受10の内周面11
は、回転軸12の外形形状(円柱形)に合わせて形成さ
れた円柱状の穴の側面で構成されている。この種の滑り
軸受10に用いられる回転軸12は例えば、円柱形の棒
状に形成され、滑り軸受10に形成された上記穴に挿通
されて回転可能に支持されている。また回転軸12に
は、歯車(図示省略)が取り付られており、他の歯車
(図示省略)に噛み合わせることで、回転力が動力源よ
り伝達されるようになっている。また、回転軸12は、
滑り軸受10で支持される以外の側面が図示省略した回
転可能な円筒部材の側面と接するようになっており、こ
の回転可能な円筒部材と回転軸12とが回転することに
よって両者の間に挟まれたプリンター用紙などを給送す
ることができるようになっている。
ビームプリンターなどのトナーユニット、定着機ユニッ
トの各種ローラ類を支持する軸受やマイクロモーターに
用いる軸受など、種々の用途に滑り軸受が用いられてい
る。図11に、この種の滑り軸受の従来例を示す。軸受
10は、例えば合成樹脂を材料として射出成形して製造
されており、装置本体の基板等(図示省略)に固定され
た状態で取付けられている。滑り軸受10の内周面11
は、回転軸12の外形形状(円柱形)に合わせて形成さ
れた円柱状の穴の側面で構成されている。この種の滑り
軸受10に用いられる回転軸12は例えば、円柱形の棒
状に形成され、滑り軸受10に形成された上記穴に挿通
されて回転可能に支持されている。また回転軸12に
は、歯車(図示省略)が取り付られており、他の歯車
(図示省略)に噛み合わせることで、回転力が動力源よ
り伝達されるようになっている。また、回転軸12は、
滑り軸受10で支持される以外の側面が図示省略した回
転可能な円筒部材の側面と接するようになっており、こ
の回転可能な円筒部材と回転軸12とが回転することに
よって両者の間に挟まれたプリンター用紙などを給送す
ることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来からの滑り軸受は、その内周面が軸方向に沿うほぼ両
端に渡って回転軸と摺接するように構成されており、回
転軸との接触面積が大きい。このため、回転軸が回転す
る際の摩擦が大きく、回転軸を高速回転させたときに高
温化しやすい。しかも、軸方向に沿う両端に渡って内周
面が回転軸と摺接しているため摺接箇所で生じた熱が外
部へ逃げにくい。これに伴い滑り軸受の熱膨張が大きく
なりやすく、滑り軸受が膨張、変形して回転軸の回転精
度に悪影響を与えやすい。また、摩擦による滑り軸受の
内周面の摩耗の進行度合いも早くなりやすい。そのた
め、例えば、近年において印刷速度の高速化が求められ
ているプリンターなどに用いられる各種ローラ類を支持
する軸受として従来からの滑り軸受をそのまま用いる
と、回転軸の回転精度を長期にわたって維持するのが困
難になるなど、製品の品質や製品寿命に悪影響を及ぼす
虞れがあった。また、このような回転速度の高速化に伴
う回転精度、製品寿命等に悪影響を及ぼす虞れは、上述
の滑り軸受以外に、軸に回転可能に支持される歯車やプ
ーリーなどの回転摺動体にも内在していた。
来からの滑り軸受は、その内周面が軸方向に沿うほぼ両
端に渡って回転軸と摺接するように構成されており、回
転軸との接触面積が大きい。このため、回転軸が回転す
る際の摩擦が大きく、回転軸を高速回転させたときに高
温化しやすい。しかも、軸方向に沿う両端に渡って内周
面が回転軸と摺接しているため摺接箇所で生じた熱が外
部へ逃げにくい。これに伴い滑り軸受の熱膨張が大きく
なりやすく、滑り軸受が膨張、変形して回転軸の回転精
度に悪影響を与えやすい。また、摩擦による滑り軸受の
内周面の摩耗の進行度合いも早くなりやすい。そのた
め、例えば、近年において印刷速度の高速化が求められ
ているプリンターなどに用いられる各種ローラ類を支持
する軸受として従来からの滑り軸受をそのまま用いる
と、回転軸の回転精度を長期にわたって維持するのが困
難になるなど、製品の品質や製品寿命に悪影響を及ぼす
虞れがあった。また、このような回転速度の高速化に伴
う回転精度、製品寿命等に悪影響を及ぼす虞れは、上述
の滑り軸受以外に、軸に回転可能に支持される歯車やプ
ーリーなどの回転摺動体にも内在していた。
【0004】そこで本発明は、回転速度の高速化による
蓄熱、摩耗などの不具合を抑えて、回転精度を長期にわ
たって高く維持でき、製品寿命を延ばすことが可能な滑
り軸受や回転摺動体を提供することを課題とする。
蓄熱、摩耗などの不具合を抑えて、回転精度を長期にわ
たって高く維持でき、製品寿命を延ばすことが可能な滑
り軸受や回転摺動体を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を達成するため
に、本発明による滑り軸受は、回転軸を回転可能に支持
する滑り軸受であって、前記回転軸に対向する面の少な
くとも一部に凸部を形成してなることを特徴とする。
に、本発明による滑り軸受は、回転軸を回転可能に支持
する滑り軸受であって、前記回転軸に対向する面の少な
くとも一部に凸部を形成してなることを特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記凸部を、前記回転軸
の回転方向に沿って形成してもよい。
の回転方向に沿って形成してもよい。
【0007】また、本発明は、前記凸部を、前記回転軸
の回転方向と交差する方向に沿って形成してもよい。
の回転方向と交差する方向に沿って形成してもよい。
【0008】また、本発明による回転摺動体は、軸に回
転可能に支持される回転摺動体であって、前記軸に対向
する面の少なくとも一部に凸部を形成してなることを特
徴とする。
転可能に支持される回転摺動体であって、前記軸に対向
する面の少なくとも一部に凸部を形成してなることを特
徴とする。
【0009】また、本発明は、前記凸部を、回転方向に
沿って形成してもよい。
沿って形成してもよい。
【0010】また、本発明は、前記凸部を、回転方向と
交差する方向に沿って形成してもよい。
交差する方向に沿って形成してもよい。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を、図を用
いて説明する。図1は本発明による滑り軸受の一実施形
態における要部状態説明図、図2は本実施形態の滑り軸
受の要部断面図、図3は本実施形態の滑り軸受の要部平
面図である。なお、図1の滑り軸受は、図11の従来例
と対比させやすくするために、図2及び図3の滑り軸受
より形状、寸法を部分的に誇張して回転軸との摺接状態
がより明確になるように示してある。図1及び図2に示
すように本実施形態の滑り軸受1は、内周面2に凹凸部
3を有している。凹凸部3は、図1に示すように、凸部
3aの上部で回転軸4と接触し、凹部3bが回転軸4と
は接触しないで空隙をつくるようになっている。
いて説明する。図1は本発明による滑り軸受の一実施形
態における要部状態説明図、図2は本実施形態の滑り軸
受の要部断面図、図3は本実施形態の滑り軸受の要部平
面図である。なお、図1の滑り軸受は、図11の従来例
と対比させやすくするために、図2及び図3の滑り軸受
より形状、寸法を部分的に誇張して回転軸との摺接状態
がより明確になるように示してある。図1及び図2に示
すように本実施形態の滑り軸受1は、内周面2に凹凸部
3を有している。凹凸部3は、図1に示すように、凸部
3aの上部で回転軸4と接触し、凹部3bが回転軸4と
は接触しないで空隙をつくるようになっている。
【0012】なお、滑り軸受1は、図示省略したコピー
機やプリンターなどの装置の本体基板等に固定した状態
に取り付けられている。また回転軸4は滑り軸受1によ
り回転可能に支持されているとともに、他の歯車(図示
省略)に噛み合うように歯車(図示省略)が取り付られ
ていて、歯車を介して、回転力が伝達されるようになっ
ている。また、回転軸4は、滑り軸受1で支持される以
外の側面が図示省略した回転可能な円筒部材の側面と接
するようになっており、この回転可能な円筒部材と回転
軸4とが回転することによって両者の間に挟まれたプリ
ンター用紙などを給送することができるようになってい
る。
機やプリンターなどの装置の本体基板等に固定した状態
に取り付けられている。また回転軸4は滑り軸受1によ
り回転可能に支持されているとともに、他の歯車(図示
省略)に噛み合うように歯車(図示省略)が取り付られ
ていて、歯車を介して、回転力が伝達されるようになっ
ている。また、回転軸4は、滑り軸受1で支持される以
外の側面が図示省略した回転可能な円筒部材の側面と接
するようになっており、この回転可能な円筒部材と回転
軸4とが回転することによって両者の間に挟まれたプリ
ンター用紙などを給送することができるようになってい
る。
【0013】このように構成した本実施形態の滑り軸受
によれば、図1に示すように、内周面2において凸部3
aのみが回転軸4と摺接し、凹部3bが回転軸4とは接
触しないので、回転軸4との接触面積が、図11に示す
ような従来の滑り軸受10に比べて小さくなる。このた
め、それに伴い生ずる摩擦熱が従来の滑り軸受に比べて
低くなる。しかも、凸部3aに生じた摩擦熱は凹部3b
により形成される空間や凹部3bを介して滑り軸受1の
外部に逃がし易くなる。このため、従来の滑り軸受に比
べて回転軸との摩擦による滑り軸受1の熱膨張、それに
伴う変形の度合いが低くなる。従って、回転軸4を高速
回転させても回転精度を高精度に保つことができる。
によれば、図1に示すように、内周面2において凸部3
aのみが回転軸4と摺接し、凹部3bが回転軸4とは接
触しないので、回転軸4との接触面積が、図11に示す
ような従来の滑り軸受10に比べて小さくなる。このた
め、それに伴い生ずる摩擦熱が従来の滑り軸受に比べて
低くなる。しかも、凸部3aに生じた摩擦熱は凹部3b
により形成される空間や凹部3bを介して滑り軸受1の
外部に逃がし易くなる。このため、従来の滑り軸受に比
べて回転軸との摩擦による滑り軸受1の熱膨張、それに
伴う変形の度合いが低くなる。従って、回転軸4を高速
回転させても回転精度を高精度に保つことができる。
【0014】実施例 本発明の効果を実証するために、本件出願人は、回転軸
と対向する面をフラットに形成した従来の滑り軸受(図
11参照)、及び、回転軸と対向する面に0.03mm
の凹みをつけて凸部を形成した滑り軸受(図4参照)で
あって、その他の寸法や形状等の条件が等しい2つの滑
り軸受(以下、前者を「比較例」、後者を「実施例」と
いう。)を用いて軸受耐久試験を行い、摩擦特性を調べ
た。具体的には、比較例、実施例の滑り軸受を、同じ形
状、大きさの回転軸が夫々回転可能に支持されるように
して摩擦摩耗試験機にセットし、回転軸を所定時間回転
させ続け、回転軸の回転に伴い発生する摩擦力及び温度
を一定時間の経過ごとに測定し記録した。なお、回転軸
の回転速度は41.5cm/s(660rpm)、軸受
のラジアル方向へ掛かる荷重は3.2kgfとした。ま
た、温度センサーは前記荷重でもって回転軸が軸受に押
しつけられている部位の近傍に設置した。その測定記録
を図5(a) ,(b) 及び表1に示す。図5(a) は内径形状
の異なる2つの滑り軸受の摺動時間に対する摩擦力を示
すグラフ、図5(b) はこれら2つの滑り軸受の摺動時間
に対する温度を示すグラフである。また、表1は、これ
らの測定記録を数値で示したものである。
と対向する面をフラットに形成した従来の滑り軸受(図
11参照)、及び、回転軸と対向する面に0.03mm
の凹みをつけて凸部を形成した滑り軸受(図4参照)で
あって、その他の寸法や形状等の条件が等しい2つの滑
り軸受(以下、前者を「比較例」、後者を「実施例」と
いう。)を用いて軸受耐久試験を行い、摩擦特性を調べ
た。具体的には、比較例、実施例の滑り軸受を、同じ形
状、大きさの回転軸が夫々回転可能に支持されるように
して摩擦摩耗試験機にセットし、回転軸を所定時間回転
させ続け、回転軸の回転に伴い発生する摩擦力及び温度
を一定時間の経過ごとに測定し記録した。なお、回転軸
の回転速度は41.5cm/s(660rpm)、軸受
のラジアル方向へ掛かる荷重は3.2kgfとした。ま
た、温度センサーは前記荷重でもって回転軸が軸受に押
しつけられている部位の近傍に設置した。その測定記録
を図5(a) ,(b) 及び表1に示す。図5(a) は内径形状
の異なる2つの滑り軸受の摺動時間に対する摩擦力を示
すグラフ、図5(b) はこれら2つの滑り軸受の摺動時間
に対する温度を示すグラフである。また、表1は、これ
らの測定記録を数値で示したものである。
【0015】
【0016】上記測定結果より、2つの軸受の摩擦力を
比べると、比較例ではおよそ0.047kgfとなった
のに対し、実施例ではおよそ0.026kgfとなり、
実施例の摩擦力は比較例の摩擦力のほぼ半分程度の大き
さになった。また、試験開始から30分経過時までの摺
動摩擦による温度上昇度を比べると、比較例では16°
C上昇したのに対して、実施例では12°Cの上昇にと
どまった。また、試験開始から30分経過時の温度を比
べると、比較例は49°Cであるのに対して、実施例は
46°Cであった。このことから、摺動摩擦による温度
は、実施例のほうが比較例に比べて高温化しにくいこと
がわかる。
比べると、比較例ではおよそ0.047kgfとなった
のに対し、実施例ではおよそ0.026kgfとなり、
実施例の摩擦力は比較例の摩擦力のほぼ半分程度の大き
さになった。また、試験開始から30分経過時までの摺
動摩擦による温度上昇度を比べると、比較例では16°
C上昇したのに対して、実施例では12°Cの上昇にと
どまった。また、試験開始から30分経過時の温度を比
べると、比較例は49°Cであるのに対して、実施例は
46°Cであった。このことから、摺動摩擦による温度
は、実施例のほうが比較例に比べて高温化しにくいこと
がわかる。
【0017】なお、比較例の摩擦力が摺動開始時点より
所定時間を経過するまで、比較的急激に上昇し、その後
にほぼ一定となっているのは、温度の上昇とともに軸受
が熱膨張したためであり、所定時間を経過した後に摩擦
力が一定となっているのは、摩擦による温度上昇度が本
試験の条件下における限界点に近づいたためと考えられ
る。また、実施例は比較例に比べて、摩擦力が小さくほ
ぼ一定となるのは、軸との摩擦面積が小さいことと、そ
れに加えて凸部で生じた摩擦熱が凹部と軸との間の空隙
に逃げやすく熱膨張の影響を受けにくいことに起因して
いると考えられる。従って、本試験結果より、実施例は
比較例に比べて摺動摩擦力を小さく抑えることができ、
また、摩擦による温度上昇度も小さく抑えることができ
るということが実証された。この試験結果に基づいて、
本発明の滑り軸受としての機能を考慮すれば、摺動摩擦
力が小さく、摩擦熱による温度上昇はできるだけ小さい
数値を示すように、回転軸との摺動面はできるだけ小さ
な形状にした方が望ましい。
所定時間を経過するまで、比較的急激に上昇し、その後
にほぼ一定となっているのは、温度の上昇とともに軸受
が熱膨張したためであり、所定時間を経過した後に摩擦
力が一定となっているのは、摩擦による温度上昇度が本
試験の条件下における限界点に近づいたためと考えられ
る。また、実施例は比較例に比べて、摩擦力が小さくほ
ぼ一定となるのは、軸との摩擦面積が小さいことと、そ
れに加えて凸部で生じた摩擦熱が凹部と軸との間の空隙
に逃げやすく熱膨張の影響を受けにくいことに起因して
いると考えられる。従って、本試験結果より、実施例は
比較例に比べて摺動摩擦力を小さく抑えることができ、
また、摩擦による温度上昇度も小さく抑えることができ
るということが実証された。この試験結果に基づいて、
本発明の滑り軸受としての機能を考慮すれば、摺動摩擦
力が小さく、摩擦熱による温度上昇はできるだけ小さい
数値を示すように、回転軸との摺動面はできるだけ小さ
な形状にした方が望ましい。
【0018】ところで、本発明による滑り軸受1のよう
に内周面2に凹凸部が形成され、アンダーカット形状と
なる部位が存在すると(図2(b) 参照)、射出成形にお
いては、その型抜きの際に、例えば型駒として、分割駒
を利用するというような何らかの工夫が要求される。し
かしながら、滑り軸受1の内周面2に形成する凸部3a
の突出量を少なくしたり、必要に応じて図2(a) に示す
ように、凸部3aを頂面に向かうにしたがって幅が狭く
なるようにその側面に凹部3bの底面に対して傾斜を設
けておけば、分割駒を利用したりしなくても、樹脂の弾
性変形により型抜きすることが可能となる。
に内周面2に凹凸部が形成され、アンダーカット形状と
なる部位が存在すると(図2(b) 参照)、射出成形にお
いては、その型抜きの際に、例えば型駒として、分割駒
を利用するというような何らかの工夫が要求される。し
かしながら、滑り軸受1の内周面2に形成する凸部3a
の突出量を少なくしたり、必要に応じて図2(a) に示す
ように、凸部3aを頂面に向かうにしたがって幅が狭く
なるようにその側面に凹部3bの底面に対して傾斜を設
けておけば、分割駒を利用したりしなくても、樹脂の弾
性変形により型抜きすることが可能となる。
【0019】図6は本発明による滑り軸受の他の実施形
態を示す要部断面図である。本実施形態の滑り軸受1
は、凸部3’aが回転軸(図示省略)の回転方向に対し
斜めに交差するように、スクリュースプライン状に形成
されている点が、図1及び図2の実施形態と異なる。本
実施形態の滑り軸受1は、凸部3’aがスクリュースプ
ライン状に構成されているので、内周面2を形成する型
駒を回動可能に構成することにより(図示省略)、この
型駒を回転させながら滑り軸受1を金型から抜き出すこ
とができる。また、凸部3’aを回転軸の回転方向に対
し交差するように形成したことにより、凸部3’aで生
じた摩擦熱を凹部3’bの端部より滑り軸受1の外部に
逃がし易くなるので、摩擦熱による滑り軸受の膨張をよ
り一層抑えることができる。その他の構成及び作用効果
は図1及び図2の実施形態とほぼ同じである。
態を示す要部断面図である。本実施形態の滑り軸受1
は、凸部3’aが回転軸(図示省略)の回転方向に対し
斜めに交差するように、スクリュースプライン状に形成
されている点が、図1及び図2の実施形態と異なる。本
実施形態の滑り軸受1は、凸部3’aがスクリュースプ
ライン状に構成されているので、内周面2を形成する型
駒を回動可能に構成することにより(図示省略)、この
型駒を回転させながら滑り軸受1を金型から抜き出すこ
とができる。また、凸部3’aを回転軸の回転方向に対
し交差するように形成したことにより、凸部3’aで生
じた摩擦熱を凹部3’bの端部より滑り軸受1の外部に
逃がし易くなるので、摩擦熱による滑り軸受の膨張をよ
り一層抑えることができる。その他の構成及び作用効果
は図1及び図2の実施形態とほぼ同じである。
【0020】図7は本発明による滑り軸受の更に他の実
施形態を示す要部断面図である。本実施形態の滑り軸受
1は、凸部3”aが、回転軸(図示省略)の回転方向に
沿って螺旋状に形成されている点が、図1及び図2の実
施形態と異なる。本実施形態の滑り軸受1は、凸部3”
aが螺旋状に構成されているので、内周面2を形成する
型駒を回動可能に構成することにより(図示省略)、こ
の型駒を回転させながら滑り軸受1を金型から取り出す
ことができる。また、凸部3”aが螺旋状に形成される
ことにより、凸部3”aで生じた摩擦熱を凹部3”bを
介して形成される空間に逃がし易くなるので、摩擦熱に
よる滑り軸受の膨張をより一層抑えることができる。そ
の他の構成及び作用効果は図1及び図2の実施形態とほ
ぼ同じである。
施形態を示す要部断面図である。本実施形態の滑り軸受
1は、凸部3”aが、回転軸(図示省略)の回転方向に
沿って螺旋状に形成されている点が、図1及び図2の実
施形態と異なる。本実施形態の滑り軸受1は、凸部3”
aが螺旋状に構成されているので、内周面2を形成する
型駒を回動可能に構成することにより(図示省略)、こ
の型駒を回転させながら滑り軸受1を金型から取り出す
ことができる。また、凸部3”aが螺旋状に形成される
ことにより、凸部3”aで生じた摩擦熱を凹部3”bを
介して形成される空間に逃がし易くなるので、摩擦熱に
よる滑り軸受の膨張をより一層抑えることができる。そ
の他の構成及び作用効果は図1及び図2の実施形態とほ
ぼ同じである。
【0021】図8は本発明による滑り軸受の更に他の実
施形態を示す要部平面図である。本実施形態の滑り軸受
1は、回転軸4の回転方向に沿って図1及び図2の実施
形態に示すような凸部3aが、内周面2の回転軸(図示
省略)と対向する面の所定範囲に、回転軸の回転方向に
沿って断続的に複数箇所(本図では8箇所)に分けて形
成されている。本実施形態の滑り軸受1は、凸部3aを
回転軸4の回転方向に沿って断続的に複数箇所に分けて
形成したので、回転軸との接触面積をその分減らすこと
ができる。このため、回転軸との摺接に伴い生ずる摩擦
熱を図1及び図2の実施形態に示す滑り軸受に比べて低
減することができるので、摩擦による滑り軸受の熱膨
張、それに伴う変形の度合いを低くすることができる。
しかも、凸部3aを内周面2の全周にわたって形成せず
に、複数箇所に分けたことにより、回転軸の回転方向に
沿って隣合う凸部3aと凸部3aとの間(即ち、両凸部
3aの間の凹部3b)からも摩擦熱を滑り軸受1の外部
に放出させ易くなる。従って、回転軸を高速回転させた
ときの回転精度を図1及び図2の実施形態に示す滑り軸
受に比べてより一層高精度に保つことができる。その他
の構成及び作用効果は図1及び図2の実施形態とほぼ同
じである。
施形態を示す要部平面図である。本実施形態の滑り軸受
1は、回転軸4の回転方向に沿って図1及び図2の実施
形態に示すような凸部3aが、内周面2の回転軸(図示
省略)と対向する面の所定範囲に、回転軸の回転方向に
沿って断続的に複数箇所(本図では8箇所)に分けて形
成されている。本実施形態の滑り軸受1は、凸部3aを
回転軸4の回転方向に沿って断続的に複数箇所に分けて
形成したので、回転軸との接触面積をその分減らすこと
ができる。このため、回転軸との摺接に伴い生ずる摩擦
熱を図1及び図2の実施形態に示す滑り軸受に比べて低
減することができるので、摩擦による滑り軸受の熱膨
張、それに伴う変形の度合いを低くすることができる。
しかも、凸部3aを内周面2の全周にわたって形成せず
に、複数箇所に分けたことにより、回転軸の回転方向に
沿って隣合う凸部3aと凸部3aとの間(即ち、両凸部
3aの間の凹部3b)からも摩擦熱を滑り軸受1の外部
に放出させ易くなる。従って、回転軸を高速回転させた
ときの回転精度を図1及び図2の実施形態に示す滑り軸
受に比べてより一層高精度に保つことができる。その他
の構成及び作用効果は図1及び図2の実施形態とほぼ同
じである。
【0022】なお、滑り軸受の回転軸には、プリンター
用紙などの給送状態や歯車の噛み合い状態を良好に維持
するために、必要に応じて図示省略したバネ等を介して
歯車が噛み合う方向に力が掛けられることがある。この
とき、回転軸4は滑り軸受1の内周面2の一定の部位に
押しつけられた状態で摺接するようになる。このような
場合には、例えば図3又は図8に示す内周面2の回転軸
4と摺接する側の所定範囲(例えば回転軸4の中心Oか
ら90度の範囲)にだけ、凸部3aを形成してもよい。
用紙などの給送状態や歯車の噛み合い状態を良好に維持
するために、必要に応じて図示省略したバネ等を介して
歯車が噛み合う方向に力が掛けられることがある。この
とき、回転軸4は滑り軸受1の内周面2の一定の部位に
押しつけられた状態で摺接するようになる。このような
場合には、例えば図3又は図8に示す内周面2の回転軸
4と摺接する側の所定範囲(例えば回転軸4の中心Oか
ら90度の範囲)にだけ、凸部3aを形成してもよい。
【0023】なお、本発明における凸部は、滑り軸受と
の摺接する範囲において当該滑り軸受と接触する部分と
非接触の部分とができるように段差が形成されているも
のを総て含むものとする。また、本発明の滑り軸受は、
上記各実施形態のものに限定されるものではなく、例え
ば、図1及び図2の実施形態に示す凹部3b及び凸部3
aの配置を図9に示すように逆にして凹凸部3を形成し
てもよい。また、凹部及び凸部の個数も上記各実施形態
で示した個数に限定されるものではない。その他、滑り
軸受の内周面以外の形状は、上記各実施形態の形状に限
定されるものではなく必要に応じて設計変更可能であ
る。
の摺接する範囲において当該滑り軸受と接触する部分と
非接触の部分とができるように段差が形成されているも
のを総て含むものとする。また、本発明の滑り軸受は、
上記各実施形態のものに限定されるものではなく、例え
ば、図1及び図2の実施形態に示す凹部3b及び凸部3
aの配置を図9に示すように逆にして凹凸部3を形成し
てもよい。また、凹部及び凸部の個数も上記各実施形態
で示した個数に限定されるものではない。その他、滑り
軸受の内周面以外の形状は、上記各実施形態の形状に限
定されるものではなく必要に応じて設計変更可能であ
る。
【0024】更に、本発明の滑り軸受の構成は、軸に対
し回転可能に支持される歯車や滑車などの回転摺動体に
応用可能である。例えば、図10に示すように、回転摺
動体5の軸(図示省略)に対向する面の少なくとも一部
に凹凸部6を形成すれば、回転摺動体5は上記各実施形
態における滑り軸受とほぼ同様の作用、効果を奏する。
し回転可能に支持される歯車や滑車などの回転摺動体に
応用可能である。例えば、図10に示すように、回転摺
動体5の軸(図示省略)に対向する面の少なくとも一部
に凹凸部6を形成すれば、回転摺動体5は上記各実施形
態における滑り軸受とほぼ同様の作用、効果を奏する。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、従来の滑り軸受に比べて、回転軸との接触面を少な
くして、摩擦力を低減させることができる。このため、
回転軸を高速回転させても、摩擦熱を低減させて軸受の
熱膨張を抑えることができ回転軸の回転精度が向上す
る。また、摩擦力が低減することにより摩耗の進行度合
いを抑えることができ、耐久性を向上させて製品寿命を
延ばすことができる。また、このような滑り軸受の構成
を回転摺動体に応用した場合には、滑り軸受と同様の効
果を奏することができる。
ば、従来の滑り軸受に比べて、回転軸との接触面を少な
くして、摩擦力を低減させることができる。このため、
回転軸を高速回転させても、摩擦熱を低減させて軸受の
熱膨張を抑えることができ回転軸の回転精度が向上す
る。また、摩擦力が低減することにより摩耗の進行度合
いを抑えることができ、耐久性を向上させて製品寿命を
延ばすことができる。また、このような滑り軸受の構成
を回転摺動体に応用した場合には、滑り軸受と同様の効
果を奏することができる。
【図1】本発明による滑り軸受の一実施形態の要部状態
説明図である。
説明図である。
【図2】本実施形態の滑り軸受の要部断面図である。
【図3】本実施形態の滑り軸受の要部平面図である。
【図4】軸受耐久試験における本発明による滑り軸受の
一実施例の要部状態説明図である。
一実施例の要部状態説明図である。
【図5】上記耐久試験における、摩擦特性を示すグラフ
であり、(a) は、内径形状の異なる2つの滑り軸受の摺
動時間に対する摩擦力、(b) は内径形状の2つの滑り軸
受の摺動時間に対する温度を示す。
であり、(a) は、内径形状の異なる2つの滑り軸受の摺
動時間に対する摩擦力、(b) は内径形状の2つの滑り軸
受の摺動時間に対する温度を示す。
【図6】本発明による滑り軸受の他の実施形態を示す要
部断面図である。
部断面図である。
【図7】本発明による滑り軸受の更に他の実施形態を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図8】本発明による滑り軸受の更に他の実施形態を示
す要部平面図である。
す要部平面図である。
【図9】本発明による滑り軸受の更に他の実施形態を示
す要部断面図である。
す要部断面図である。
【図10】本発明による回転摺動体の一実施形態を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
【図11】滑り軸受の従来例の要部状態説明図である。
1,10,20 滑り軸受 2,11 内周面 3,3’,3”,6 凹凸部 3a,3’a,3”a,6a,22 凸部 3b,3’b,3”b,6b 凹部 4,12,23 回転軸 5 回転摺動体 21 端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 康裕 埼玉県川口市並木2の30の1 株式会社エ ンプラス内 Fターム(参考) 3J011 AA08 AA10 AA20 BA02 CA01 CA06 KA02 MA02 PA02
Claims (6)
- 【請求項1】回転軸を回転可能に支持する滑り軸受であ
って、 前記回転軸に対向する面の少なくとも一部に凸部を形成
してなることを特徴とする滑り軸受。 - 【請求項2】前記凸部を、前記回転軸の回転方向に沿っ
て形成したことを特徴とする請求項1に記載の滑り軸
受。 - 【請求項3】前記凸部を、前記回転軸の回転方向と交差
する方向に沿って形成したことを特徴とする請求項1に
記載の滑り軸受。 - 【請求項4】軸に回転可能に支持される回転摺動体であ
って、 前記軸に対向する面の少なくとも一部に凸部を形成して
なることを特徴とする回転摺動体。 - 【請求項5】前記凸部を、回転方向に沿って形成したこ
とを特徴とする請求項4に記載の回転摺動体。 - 【請求項6】前記凸部を、回転方向と交差する方向に沿
って形成したことを特徴とする請求項4に記載の回転摺
動体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25199699A JP2001074041A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 滑り軸受および回転摺動体 |
US09/656,402 US6582127B1 (en) | 1999-09-06 | 2000-09-06 | Sliding bearing and rotating sliding member |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25199699A JP2001074041A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 滑り軸受および回転摺動体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001074041A true JP2001074041A (ja) | 2001-03-23 |
Family
ID=17231110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25199699A Pending JP2001074041A (ja) | 1999-09-06 | 1999-09-06 | 滑り軸受および回転摺動体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6582127B1 (ja) |
JP (1) | JP2001074041A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2900713B1 (fr) * | 2006-05-04 | 2008-12-12 | Renault Sas | Agencement pour la lubrification d'un pignon fou |
TW200823386A (en) * | 2006-11-22 | 2008-06-01 | shi-rong Feng | Micro plastic bearing |
US20160069388A1 (en) * | 2014-09-09 | 2016-03-10 | Caterpillar Inc. | Thrust ring and method of manufacturing or refurbishing a thrust ring |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2901297A (en) * | 1956-07-16 | 1959-08-25 | Gen Electric | Bearings |
US3343893A (en) * | 1965-01-27 | 1967-09-26 | Ingersoll Rand Co | Floating bearing of split-shell construction |
US5052881A (en) * | 1990-11-28 | 1991-10-01 | Caterpillar Industrial Inc. | Bearing mounting arrangement for a lift mast |
EP0791760A3 (en) * | 1996-02-20 | 1997-09-10 | Ebara Corporation | Water lubricated bearing or water lubricated seal |
JP3980711B2 (ja) * | 1997-09-08 | 2007-09-26 | 大同メタル工業株式会社 | 割り形すべり軸受の製造方法 |
-
1999
- 1999-09-06 JP JP25199699A patent/JP2001074041A/ja active Pending
-
2000
- 2000-09-06 US US09/656,402 patent/US6582127B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6582127B1 (en) | 2003-06-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040831 |