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JP2001068267A - 有機elディスプレイ及びその製造方法 - Google Patents

有機elディスプレイ及びその製造方法

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Publication number
JP2001068267A
JP2001068267A JP23777499A JP23777499A JP2001068267A JP 2001068267 A JP2001068267 A JP 2001068267A JP 23777499 A JP23777499 A JP 23777499A JP 23777499 A JP23777499 A JP 23777499A JP 2001068267 A JP2001068267 A JP 2001068267A
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organic
layer
electrode
display
rib
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JP23777499A
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Naoki Sano
直樹 佐野
Tatsuya Sasaoka
龍哉 笹岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JP2001068267A publication Critical patent/JP2001068267A/ja
Publication of JP2001068267A5 publication Critical patent/JP2001068267A5/ja
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/80Constructional details
    • H10K59/805Electrodes

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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長寿命でかつ高品質な画像が得られる有機E
Lディスプレイ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 基板11上にストライプ状に並列配置さ
れた透明電極12a、透明電極12aの発光部12b脇
に透明電極12aと交差するストライプ状に形成された
リブ16、透明電極12aの各発光部12b上に設けら
れた有機発光層を有する有機層17G、有機層17Gを
介して透明電極12aの各発光部12b上に設けられた
陰極18aとを備えた有機ELディスプレイにおいて、
リブ16が無機材料からなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機ELディスプ
レイ及びその製造方法に関し、特には複数の発光部を配
列形成してなる有機ELディスプレイ及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイ(LCD)やプ
ラズマディスプレイ(PDP)を始めとしたフラットパ
ネルディスプレイの開発が盛んになっている。これらの
中でも特に、自発光型で高精細な表示が可能である方式
として、有機EL(Electroluminescence )ディスプレ
イが注目されている。
【0003】有機ELは、文献「Appl.Phys.Lett.51,91
3(1987) 」に示されるように、酸化インジウム錫(IT
O)/有機正孔輸送層/有機発光層/陰極という素子構
造を持つものとして、C.W.Tangらによって、1
987に提案されたことをきっかけとして一層広く研究
開発がなされるようになった。
【0004】図5には、有機ELディスプレイの製造方
法の一例を説明するための断面工程図を示した。有機E
Lディスプレイを製造するには先ず、図5(a)に示す
ように、透明基板1上に、ストライプ状の陽極(透明電
極)2をパターン形成する。その後、リソグラフィー法
によって、陽極2と交差する方向に延設されたストライ
プ状のスペーサ3を、透明基板1上に形成する。このス
ペーサ3は、特開平8−315981号公報に記載され
ているように、フォトレジストやポリイミドを用いて断
面オーバーハング形状に形成される。次に、図5(b)
に示すように、このスペーサ3上に載置した蒸着マスク
4上からの真空蒸着によって、赤(R)、緑(G)、青
(B)に発光する低分子系の有機層(例えば有機正孔輸
送層と有機発光層との積層膜)5R,5G,5Bを作り
分け、スペーサ3間に透明電極2と交差させた有機層5
R,5G,5Bを順次形成する。その後、図5(c)に
示すように、スペーサ3を隔壁として陰極材料6を蒸着
し、各有機EL層5R,5G,5B上に陰極6aを独立
形成する。また、ここでの図示は省略したが、陰極6a
上に有機層5R,5G,5Bの劣化を防ぐための絶縁性
保護膜を設けて有機ELディスプレイを完成させる。
【0005】このような方法によって得られる有機EL
ディスプレイは、各陰極6a間がスぺーサ3によって絶
縁され、各陰極6aに独立して所定の電圧が印加される
ことにより、陰極6と陽極2との間に位置する有機層5
R,5G,5Bに電流が流れてこれらが発光し、フルカ
ラー表示を行うことが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般的な有
機ELディスプレイにおいては、有機物による影響を受
けて有機層が劣化し易いといった問題がある。このた
め、上述のようにして得られた有機ELディスプレイの
ように、フォトレジストやポリイミドからなるスペーサ
3がディスプレイ内に残された場合、このスペーサ3か
ら各有機層5R,5G,5Bを劣化させる有機物が放出
され、この有機物の影響によって有機層5R,5G,5
Bにおける発光効率の低下、低寿命化、さらには発光部
に非発光エリア(いわゆるダークスポット)が発生する
等の不具合が生じ易くなる。
【0007】そこで本発明は、長寿命でかつ高品質な画
像が得られる有機ELディスプレイ及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の有機ELディスプレイは、基板上にス
トライプ状に並列配置された第1電極、この第1電極の
発光部を露出させる位置に立設された複数のリブ、第1
電極の各発光部上に設けられた有機発光層を有する有機
層、及びこの有機層を介して第1電極の各発光部上に設
けられた第2電極を備えており、前記リブが無機材料か
らなることを特徴としている。
【0009】このような構成の有機ELディスプレイで
は、発光部脇に立設されたリブを無機材料で構成したこ
とで、このリブから有機物が放出されることはなく、有
機物による有機層の劣化が防止される。
【0010】また、本発明の有機ELディスプレイの製
造方法は、基板上に第1電極をストライプ状にパターン
形成し、第1電極の発光部を露出させる位置に無機材料
からなる複数のリブを立設した後、リブ上からの成膜に
よって記第1電極の受光部上に有機発光層を有する有機
層を形成し、次いでリブ上からの成膜によって第1電極
の受光部上に有機層を介して第2電極を形成することを
特徴としている。
【0011】このような製造方法では、有機層及び第2
電極を形成する際にマスクとなるリブが無機材料で形成
されるため、基板上に残されたリブから有機物が放出さ
れることはなく、有機物による有機層の劣化を防止でき
る有機ELディスプレイが得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の有機ELディスプ
レイ及びその製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の有機ELディスプレイの
一例を示す断面図であり、図2はこの有機ELディスプ
レイの要部を切り欠いた平面図であり、図3は図1及び
図2に示した有機ELディスプレイの製造方法を説明す
るための断面工程図である。尚、図1及び図3は、図2
のA−A’断面に対応している。
【0013】この実施形態においては、有機ELディス
プレイとして、単純マトリクス型のフルカラーディスプ
レイを例に取り、その構成を製造工程順に説明する。
【0014】先ず、図3(a)に示すように、透光性を
有する材料からなる透明な基板11を用意する。この基
板11は、材質、厚さ、サイズなどが特に限定されるこ
とはなく、例えば、ガラスや、透光性を有するポリエス
テルフィルムのような有機高分子材料等を用いることが
できる。
【0015】次に、この基板11上に第1電極を構成す
る透明導電材料層12を成膜する。この透明導電材料層
12は、導電性の高いものが望ましく、例えば酸化イン
ジウム錫(ITO)や酸化錫(SnO2 )、酸化亜鉛
(ZnO)等が用いられる。ここでは、一例としてIT
Oを用いることとする。透明導電材料層11の成膜方法
は、特に限定されることはないが、DCスパッタ法やR
Fマグネトロンスパッタ法、さらにはCVD法や反応性
真空蒸着法等によって成膜することができる。
【0016】次に、この透明導電材料層12をストライ
プ状、すなわちマトリクスタイプのディスプレイのデー
タ線用のパターン形状にパターニングし、この透明導電
材料層12からなる透明電極12aを第1電極として形
成する。通常、線順次走査方式のフラットディスプレイ
の場合、電気抵抗の高い透明電極12aを大電流の流れ
る走査線側に用いることはなく、この透明電極12a
は、垂直方向のデータ線として形成されると共に、後に
形成する有機層に対する陽極として用いられる。
【0017】また、透明導電材料層12のパターニング
方法は、特に限定されることはないが、透明電極12a
のエッジがテーパ形状に成形されるパターニング方法が
望ましい。このようなパターニング方法の一例として、
レジストパターンをマスクにして、塩酸(HCl)と硝
酸(HNO3 )との混酸を用いたウェットエッチングを
行うことができる。
【0018】次に、図3(b)に示すように、透明電極
12aを覆う状態で無機絶縁膜13を形成する。この無
機絶縁膜13としては、酸化シリコン膜(SiO2 また
はSiOx )、窒化シリコン膜(Si3 4 またはSi
Nx )、酸化窒化シリコン膜(SiOx Ny )等が用い
られる。
【0019】このような無機絶縁膜13の成膜方法は、
特に限定されることはなく、プラズマCVD法、回転塗
布法さらにはゾル−ゲル法などの湿式法によって成膜さ
れる。
【0020】そのなかでも、プラズマCVD法を採用し
た場合、原料ガスは特に限定されるものではないが、T
EOS(Tetraethoxy silane)等の液体ソースを蒸気化
して成膜させるTEOSプラズマCVD法による成膜を
行うことができる。特に、下地の透明電極12aがIT
Oからなる場合には、無機絶縁膜13の成膜に際して透
明電極12aが長時間プラズマに晒されると、得られる
有機EL素子のしきい値電圧が上昇する傾向があること
からこれを注意けなければならない。このため、TEO
SプラズマCVD法による成膜は、下地へのダメージの
少ないという点で有利である。
【0021】また、無機絶縁膜13としては、酸化アル
ミニウム(Alx Oy )やアルミニウム合金の酸化物を
用いることができる。この場合の無機絶縁膜13の形成
方法としては、アルミニウム膜を成膜してこれをシュウ
酸などの溶液中で陽極酸化させることにより、酸化アル
ミニウム皮膜を形成してこれを無機絶縁膜13とする方
法を採用することができる。この際、電解条件によって
多孔質状の無機絶縁膜13を得ることができる。そし
て、この孔の径を変えることにより、無機絶縁膜13
を、可視領域の光に対する良好な吸収体にすることがで
きるのである。また、これをされに封孔処理することに
より、様々な色に発色した色アルマイトにすることがで
きる。
【0022】特に、黒アルマイトにすることで、これか
ら得られる無機絶縁膜13により、基板11に沿ったル
ミネッセンスの導波成分を抑えることができ、また、外
光反射成分を抑制することもできるので、高コントラス
トでかつクロストークのない高精細な表示を得ることが
できるようになる。つまり、このようなクロアルマイト
からなる無機絶縁膜13を用いれば、この無機絶縁膜1
3がブラックマトリクスの機能も有するようになるので
ある。なお、シリコン含有のアルミニウム合金を陽極酸
化することで、アルミニウム合金の酸化物からなる無機
絶縁膜13を形成した場合には、特に封孔処理を施さな
くても十分に黒化したアルマイト皮膜を得ることができ
る。
【0023】以上のようにして無機絶縁膜13を成膜し
た後、リソグラフィー法によって形成したレジストパタ
ーンをマスクに用いたエッチングによって、各画素の発
光部に対応する透明電極12a上の無機絶縁膜13部分
をエッチング除去して無機絶縁膜13に開口部13aを
形成する。これいよって、各画素毎に透明電極12aの
発光部12bを露出させる。
【0024】この際、無機絶縁膜13が酸化シリコンや
窒化シリコン等からなる場合には、4フッ化メタン(C
4 )等のフッ素系のエッチングガスを用いたRIE
(Reactive Ion Etching :反応性イオンエッチング)
のようなプラズマエッチングを採用することで、ITO
からなる下地の透明電極12aに対して十分な選択比で
無機絶縁膜13をエッチングすることができ、透明電極
12aをほとんどエッチングすることなく無機絶縁膜1
3に開口部13aが形成される。
【0025】ただし、以降の工程で無機絶縁膜13上に
形成される陰極の断線を抑えるために、無機絶縁膜13
の側壁をテーパ形状にするには、エッチングガスに若干
の酸素(O2 )を混合する。これいよって、レジストパ
ターンのエッチングレートを上げ、側壁保護膜を形成し
ながら無機絶縁膜13をエッチングを行い、エッチング
側壁(すなわち無機絶縁膜13の側壁)をテーパ形状に
するのである。
【0026】尚、酸化シリコンや窒化シリコンからなる
無機絶縁膜13のエッチングは、上述のRIE等のドラ
イエッチングに限定されることはなく、フッ酸系のエッ
チング液を用いたウェットエッチングを採用しても良
い。
【0027】また、無機絶縁膜13が酸化アルミニウム
やアルミニウム合金の酸化物からなる場合には、無機絶
縁膜13を形成するための陽極酸化を行う前に、酸化ア
ルミニウムやアルミニウム合金をパターニングしておく
ことが好ましい。これは、この無機絶縁膜13を構成す
る酸化物のエッチングでは、高温のリン酸よるウェット
エッチングが行われるが、この酸化物をパターニングし
ようとした場合、マスクとなるレジストパターンがもた
ず、酸化物のパターニングが困難になるからである。
【0028】次に、図3(c)に示すように、開口部1
3a脇(すなわち透明電極12aの発光部12b脇)の
無機絶縁膜13上に、透明電極12aと直交するストラ
イプ状に、下層14と上層15とからなるリブ16を形
成する。このリブ16は、0.5μm〜10μm程度の
高さを有し、無機材料からなると共に、上層15に対し
て下層14がアンダーカットされ、上層15が開口部1
3a方向に張り出した断面オーバーハング形状に成形さ
れる。尚、このリブ16の形成手順は、図3を用いて有
機ELディスプレイの製造方法を説明した後に、図4を
用いて詳細に説明することとする。
【0029】次に、図3(d)に示すように、リブ16
をスペーサとして基板11上にマスク(図示省略)を配
置し、このマスク上からの成膜によって、開口部13a
内に有機層17R,17G,17Bを形成する。ここで
は、マスクの移動、交換と成膜とを順次繰り返すことに
よって、赤色(R)を発光する有機発光層17R、緑色
(G)を発光する有機発光層17G及び青色(B)を発
光する有機発光層17Bを、それぞれ透明電極12aに
沿ってパターン形成する。この際、透明電極12aの発
光部12bが、完全に有機発光層17R,17G,17
Bで覆われるように成膜を行うこととする。
【0030】各色の有機層17R,17G,17Bは、
有機正孔輸送層(図示省略)やこの上面の有機発光層
(図示省略)等の積層膜からなる。また、各色の有機層
17R,17G,17Bの形成順や配置順、その材料の
種類、構成、膜厚、色素のドーピング形態等については
特に限定されることはない。例えば、緑色を発光する有
機層17Gとしては、TPDやα−NPDなどからなる
有機正孔輸送層上に、Alq3 からなる電子輸送層をか
ねた有機発光層を積層させた2層構造のものが用いられ
る。また、発光色によっては、適当な色素をドーピング
させたAlqで有機発光層を構成する。これらの材料
は、低分子有機材料であるため、真空蒸着法によって成
膜することができる。
【0031】尚、膜構成によっては、各色素がドーピン
グされた有機発光層のみをマスクを用いてパターン形成
し、その他の膜はマスクを用いずに一括成膜しても良
い。さらに、発光色は、RGB3色に限定されることは
なく、他の発光色の組み合わせであっても良い。
【0032】以上の後、図1に示したように、リブ16
をマスクにして導電性材料18を一括成膜することによ
って、リブ16間の基板11上にこの導電性材料18か
らなる陰極18aを第2電極として形成する。この陰極
18aは、リブ16をマスクにして形成されていること
から、開口部13a上に、透明電極12aに対して交差
するストライプ状に形成され、有機ELディスプレイの
走査線として用いられる。
【0033】また、ここでは、陰極18a表面の高さ
が、リブ16の下層14の表面高さよりも低く抑えられ
るようにする。これによって、陰極18a形成のための
成膜の際にリブ16の上層15の側壁に付着した導電性
材料18によって、陰極18aがショートすることを防
止でき、電気的に絶縁されたストライプ状に陰極18a
を形成することができる。
【0034】陰極15を構成する材料としては、アルミ
ニウムが用いられるがこれに限定されるものではなく、
例えばアルミニウムにリチウム(Li)を適当な方法で
ドーピングした材料や、マグネシウム(Mg)−銀(A
g)合金などの周期表2A族系の金属を含有する合金を
用いても良い。これらの材料は、いずれも仕事関数が低
く、有機17R,17G,17Bを構成する有機発光層
における発光のしきい値電圧を下げる効果を有してい
る。また、陰極15を形成するための成膜方法は限定さ
れることはなく、例えば真空蒸着法、スパッタ法等が用
いられる。
【0035】以上の後、ここでの図示は省略したが、画
素部(表示部12bが配置された領域)の周辺に、ドラ
イバー回路との接続のための取り出し電極部を設けた
り、有機発光層17R,17G,17Bが空気中の酸素
や水分に触れないようにこれらを保護するため、例えば
低温で低ダメージの成膜が可能な材料によってオーバー
コート用の絶縁性保護膜を形成し、有機ELディスプレ
イを完成させる。
【0036】次に、図4の断面図を用いてリブの形成方
法の一例を説明する。
【0037】先ず、図3(a)、図3(b)を用いて説
明したようにして、基板11上に透明電極12aを形成
し、これを覆う無機絶縁膜13に開口部13aを形成し
て透明電極12aの表示部12bを露出させる工程まで
を行う。その後、図4(a)に示すように、開口部13
aが形成された無機絶縁膜13上に、クロム(Cr)か
らなる下層14を1μmの膜厚に形成し、さらにこの上
面に酸化シリコンからなる上層15を4μmの膜厚に形
成する。また、この上層15上に、エッチングマスクと
なるクロム層20を0.2μmの膜厚に形成する。
【0038】これらの各層の成膜方法は、特に限定され
ることはないが、下層14とクロム層20は、スパッタ
法、EB加熱による真空蒸着法等によって成膜される。
また、酸化シリコンからなる上層15は、TEOSプラ
ズマCVD法や、シラン(SiH4 )と酸素(O2 )、
またはシラン(SiH4 )と一酸化二窒素(N2 O)を
用いたプラズマCVD法によって成膜される。ただし、
リブの高さが高くなればなるほど、下地に対して応力緩
和が成されるように、リブを構成する材料の成膜方法及
び成膜条件を選択することが望まれる。
【0039】次に、図4(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィー法によって、クロム層20上にレジストパ
ターン21を形成する。このレジストパターン21は、
リブのパターン、すなわち透明電極12aの発光部12
b脇に透明電極12aと交差するストライプ状に形成さ
れる。
【0040】次いで、このレジストパターン21をマス
クに用いてクロム層20をエッチングする。このエッチ
ングは、ウェットエッチングまたはドライエッチングの
どちらでも良いが、微細な寸法精度が要求されるような
リブパターンであるならば、好ましくは垂直加工精度の
高いRIEにて行うこととする。この際、エッチングガ
スとしては、塩素ガス(Cl2 )と酸素ガス(O2 )と
の混合ガスを用いることができるが、その他のガスであ
っても良い。
【0041】その後、クロム層20をマスクにして酸化
シリコンからなる上層15をエッチングする。この際、
例えば、エッチングガスに8フッ化シクロブタンガス
(C48 )を用いたRIEを行うが、これに限定され
ることはなく、ECR(Electron Cyclotron Resonan
ce)プラズマエッチングやNLD(Neutral Line Disch
arge)プラズマエッチングのような高密度プラズマを用
いたドライエッチングでも良い。また、エッチングガス
も、C4 8 に限定されることはなく、4フッ化メタン
(CF4 )とO2 との混合ガスを用いても良い。
【0042】次に、図4(c)に示すように、クロム層
(20)や上層15のエッチングの際に飛散したレジス
トパターン成分、レジストパターンの残渣、さらにはC
4 8 のようなエッチングガスによって生じた有機体積
物を基板11上から除去するために、酸素プラズマを用
いたアッシング処理を行う。これによって、有機物質が
基板11上に残ることを防止する。尚、図4(b)を用
いて説明したクロム層20や上層15のエッチングが、
ウェットエッチングによって行われる場合には、ここで
のアッシング処理は必ずしも必要ではない。
【0043】以上の後、図4(d)に示すように、上層
15をマスクに用いて下層14を等方性エッチングす
る。この際、例えば、エッチング液として硝酸第二セリ
ウムアンモニウムと過塩素酸との混合水溶液を用いたウ
ェットエッチングを行う。ウェットエッチングは等方的
なエッチングであり、深さ方向だけではなく横方向にも
エッチングが進行するため、パターニングされた上層1
5下の下層14のサイドエッチングが進んでアンダーカ
ットが生じた状態になる。このため、これらの下層14
と上層15で構成されたリブ16は、側壁がオーバーハ
ング形状に成形されたものになる。またこのエッチング
においては、上層15上にクロム層(20)が残ってい
た場合、このクロム層も同時に除去されることになる。
【0044】尚、ウェットエッチングは、基板11面内
におけるエッチングレートの均一性が劣るため、大面積
ディスプレイのリブ加工への適用は困難である。このた
め、大面積ディスプレイの場合には、エッチングレート
の面内均一性の高いドライエッチングで下層14をある
程度エッチングした後、ウェットエッチングを行うこと
によって下層14のサイドエチングを進めるようにして
も良い。ただし、ドライエッチングによって下層14を
完全に除去した場合、無機絶縁膜13の開口部13aに
おいては透明電極12aの受光部12bがプラズマに曝
されてダメージを受けることになる。このため、この受
光部12b上に有機層を形成して得られた有機EL素子
の素子特性が劣化するため、受光部12b上に下層14
を残した状態でドライエッチングを終了させてウェトエ
ッチングに切り換えることが望ましい。
【0045】以上のようにして、本発明における無機材
料からなるオーバーハング形状のリブ16を得る。
【0046】尚、以上の説明においては、酸化シリコン
からなる上層15のエッチングマスクとしてクロム層2
0を用いたが、上層15のパターンエッチングはこれに
限定されることはない。例えば、レジストパターン21
に対して選択的に上層15をエッチングできる場合に
は、クロム層20を成膜することなく、レジストパター
ン21をそのまま上層15のエッチングマスクに用いて
も良い。
【0047】また、リブ16を構成する材料として酸化
シリコン(上層15)とクロム(下層14)を用いた。
しかし、リブ16は、上層ほどエッチング速度の遅い無
機材料を用いた多層構造であれば良く、このような材料
を組み合わせて下層14を等方性エッチングすること
で、オーバーハング形状のリブ16を得ることができ
る。
【0048】例えば、リブ16を構成する上層15とし
ては、酸化シリコンの他に、窒化シリコン(SiNx )
や酸化窒化シリコン(SiOx Ny )等の酸化シリコン
系や窒化シリコン系の材料を用いても良い。これらの材
料からなる上層15の成膜方法は特に限定されることは
なく、プラズマCVD法やスパッタ法等にて成膜するこ
とができる。
【0049】また、このような材料からなる上層15に
対する下層14としては、クロムの他に、ニッケル(N
i)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)等を用いて
も良い。これらの材料からなる下層14の成膜方法は特
に限定されることはなく、真空蒸着法やスパッタ法等に
て成膜することができる。また、これらの材料のエッチ
ングの際には、適宜選択されたエッチング液を用いたウ
ェットエッチングや、適宜選択されたガスを用いてのド
ライエッチングが行われることとする。
【0050】さらに、実施形態においては、下層14の
高さを1μm、上層15の高さを4μmとした。しか
し、リブ16の高さは、リブ16の下層14の表面高さ
が、陰極18a表面の高さよりも高い位置になれば良
い。このような高さにすることによって、陰極18a形
成のための成膜の際にリブ16の上層15の側壁に付着
した導電性材料18によって、陰極18aがショートす
ることなく電気的に絶縁されたストライプ状に形成され
ることになる。ただし、ディスプレイパネルの製造コス
ト及び、有機層17R,17G,17Bを形成する際の
マスク蒸着の精度を考慮すると、リブ16の高さをある
程度の高さに抑えることが望ましい。このため、好まし
くは、リブ16全体の高さを0.5μm〜10μmの範
囲に設定することとする。
【0051】以上のようにして形成されたリブ16を有
する有機ELディスプレイは、リブ16を無機材料で構
成したことで、このリブ16から有機物質が放出される
ことはなく、有機物質による有機層17R,17G,1
7Bの劣化を防止することができる。この結果、有機層
17R,17G,17Bにおける発光効率が維持され、
発光部12bに非発光エリア(いわゆるダークスポッ
ト)が発生する等の不具合が生じることを防止でき、有
機ELディスプレイの長寿命化を図ることが可能にな
る。
【0052】しかも、この無機材料からなるリブ16
を、ストライプ状に形成し、その側壁をアンダーカット
を有するオーバーハング形状にすることで、このリブ1
6上からの成膜によって陰極18aを形成した場合に、
このリブ16を成膜時のマスクとしてストライプ状の陰
極18aをセルフアラインで形成することが可能になる
と共に、このリブ16が隔壁となって各陰極18aを絶
縁状態に保つことができるのである。特に、100μm
以下のラインアンドスペースパターン(すなわち、スト
ライプ状の陰極18a)を、蒸着マスクを用いた真空蒸
着法によって大面積に亘って形成しようとすることは、
蒸着マスクの作製が困難であるばかりではなく、マスク
変形に伴うパターン歪みが大きく良好なパターン形状を
得ることが難しいという問題を抱えている。このため、
オーバーハング形状のリブ16をマスクとした成膜によ
って陰極18aの形成を行う本実施形態の方法を採用す
ることで、この問題を解決することができる。
【0053】尚、本実施形態においては、単純マトリク
ス型フルカラー表示の有機ELディスプレイの構成及び
製造方法を例に取って説明を行った。しかし、本発明
は、薄膜トランジスタ(TFT)を搭載したアクティブ
マトリクス型ディスプレイ及びその製造方法にも適用可
能である。ただし、アクティブマトリクス型ディスプレ
イにおいては、走査線を有機層17R,17G,17B
の下地に形成することもできるため、陰極18aを走査
線として用いる必要はない。この場合、陰極18aはベ
タ膜でも良く、リブ16にて絶縁する必要はない。した
がって、アクティブマトリクス型ディスプレイにおいて
走査線を有機層17R,17G,17Bの下地に形成す
る場合には、リブ16をオーバーハング形状にする必要
はなく、この場合、リブ16は有機層17R,17G,
17Bを形成する際に用いる蒸着成膜用のマスクと基板
11とのスペーサとして用いられることになる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
光部脇に立設されたリブを無機材料で構成したことで、
このリブから有機物が放出されることはなく、有機物に
よる有機層を劣化を防止することができる。この結果、
有機層の発光効率が維持され、発光部に非発光エリア
(いわゆるダークスポット)が発生する等の不具合が生
じることを防止でき、有機ELディスプレイの画質の向
上及び長寿命化を図ることが可能になる。しかも、この
無機材料からなるリブを第1電極と交差するストライプ
状に形成し、その側壁をオーバーハング形状にすること
で、このリブをマスクにした成膜によってストライプ状
の第2電極をセルフアラインで形成することが可能にな
る。この結果、蒸着マスクを用いることなく微細なスト
ライプ状の第2電極を形成することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の有機ELディスプレイの断面図であ
る。
【図2】実施形態の有機ELディスプレイの要部平面図
である。
【図3】実施形態の有機ELディスプレイの製造方法を
説明するための断面工程図である。
【図4】実施形態の有機ELディスプレイにおけるリブ
の製造を説明するための断面工程図である。
【図5】従来の有機ELディスプレイ及びその製造方法
を説明するための断面工程図である。
【符号の説明】
11…基板、12a…透明電極(第1電極)、12b…
発光部、14…下層、15…上層、16…リブ、17
R,17G,17B…有機層、18a…陰極(第2電
極)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にストライプ状に並列配置された
    第1電極と、当該第1電極の発光部を露出させる位置に
    立設された複数のリブと、前記第1電極の各発光部上に
    設けられた有機発光層を有する有機層と、当該有機層を
    介して前記第1電極の各発光部上に設けられた第2電極
    とを備えた有機ELディスプレイにおいて、 前記リブは、無機材料からなることを特徴とする有機E
    Lディスプレイ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の有機ELディスプレイに
    おいて、 前記リブは、前記第1電極と交差する状態でストライプ
    状に設けられたことを特徴とする有機ELディスプレ
    イ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の有機ELディスプレイに
    おいて、 前記リブは、前記受光部側に向かう側壁がオーバーハン
    グ形状に成形されていることを特徴とする有機ELディ
    スプレイ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の有機ELディスプレイに
    おいて、 前記リブは、上層ほどエッチング速度の遅い材料からな
    る多層構造であることを特徴とする有機ELディスプレ
    イ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の有機ELディスプレイに
    おいて、 前記リブは、酸化シリコン系材料または窒化シリコン系
    材料からなる上層と、クロム、ニッケル、チタンまたは
    モリブデンからなる下層との少なくとも2層からなる多
    層構造であるとを特徴とする有機ELディスプレイ。
  6. 【請求項6】 基板上に第1電極をストライプ状にパタ
    ーン形成する工程と、 前記第1電極の発光部を露出させる位置に、無機材料か
    らなる複数のリブを立設する工程と、 前記リブ上からの成膜によって、前記第1電極の受光部
    上に有機発光層を有する有機層を形成する工程と、 前記リブ上からの成膜によって、前記第1電極の受光部
    上に前記有機層を介して第2電極を形成する工程とを行
    うことを特徴とする有機ELディスプレイの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の有機ELディスプレイの
    製造方法において、 前記有機層を形成する工程では、前記リブを介して前記
    基板上にマスクを配置した状態で成膜を行うことを特徴
    とする有機ELディスプレイの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の有機ELディスプレイの
    製造方法において、 前記リブは、前記第1電極と交差する状態でストライプ
    状にパターン形成されることを特徴とする有機ELディ
    スプレイの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の有機ELディスプレイの
    製造方法において、 前記リブは、前記受光部側に向かう側壁がオーバーハン
    グ形状に成形されることを特徴とする有機ELディスプ
    レイの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の有機ELディスプレイ
    において、 前記リブを形成する工程では、上層ほどエッチング速度
    の遅い材料からなる多層膜をパターンエッチングするこ
    とを特徴とする有機ELディスプレイの製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の有機ELディスプレ
    イにおいて、 前記リブを形成する工程では、酸化シリコン系材料また
    は窒化シリコン系材料からなる上層と、クロム、ニッケ
    ル、チタンまたはモリブデンからなる下層との少なくと
    も2層からなる多層膜を形成し、前記上層をパターニン
    グした後、これをマスクに用いて前記下層を等方性エッ
    チングすること、 を特徴とする有機ELディスプレイの製造方法。
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