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JP2001059506A - 防水パッキン構造 - Google Patents

防水パッキン構造

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Publication number
JP2001059506A
JP2001059506A JP11235114A JP23511499A JP2001059506A JP 2001059506 A JP2001059506 A JP 2001059506A JP 11235114 A JP11235114 A JP 11235114A JP 23511499 A JP23511499 A JP 23511499A JP 2001059506 A JP2001059506 A JP 2001059506A
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JP
Japan
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packing
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nut
projection
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JP11235114A
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Inventor
Fuminori Menjo
史典 校條
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Toa Corp
Original Assignee
Toa Corp
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  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッキン及びナットを押さえて組立作業する
必要がなく、組立が簡単な防水パッキン構造を提供す
る。 【解決手段】 機器・器具本体内部への水の侵入を防止
する防水パッキン構造であって、本体16の内面に設け
られたナット26を挿入するためのポケット部24と、
このポケット部24内に挿入されたナット26の上側の
本体にナット26上端に近接するように設けられた突起
挿入孔28と、この突起挿入孔28に挿入するための突
起38及びボルト挿通孔22を有する弾性体からなるパ
ッキン36とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカ・監視カ
メラ等の機器、照明器具等の器具の内部への水の浸入を
防止する防水パッキン構造、例えば機器・器具の取付部
の防水パッキン構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピーカや照明器具、監視カメラ等の機
器又は器具、例えばスピーカの取付に、図9及び図10
に示すように、断面略コ字状の取付部材(アングル)1
0を使用する場合がある。スピーカ12を屋外に設置す
る場合は、取付部材10の取付部分から水(雨水)が浸
入することを防ぐために、ゴム等の弾性体からなるパッ
キン14を取付部材10とスピーカ12の本体16との
間に挟んだりしている。18はボルトで、取付部材10
のボルト挿通孔20、パッキン14のボルト挿通孔22
を通して、ボルト18の先端部を、スピーカの本体16
の内側に配置されたナット(図示略)に螺合させて、ス
ピーカが取り付けられるとともに、防水パッキン構造が
組み立てられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の取付方
法では、スピーカ12の取付は、パッキン14及び本体
16内側のナットが落下しないように、パッキン14及
びナットを押さえながら、スピーカの本体16と取付部
材10とをボルト止めする必要があり、取付作業がきわ
めて面倒であった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
本発明の目的は、本体内面にナットを挿入するポケット
部、ナット挿入部(ポケット部)の本体に設けられたパ
ッキンの突起挿入用の孔、及びこの孔に挿入される突起
を有するパッキンを備え、ナットを挿入して、パッキン
の突起を孔に挿入することにより、パッキンはその突起
により自身は仮固定されるとともに、パッキンの突起が
ナットを固定し、すなわち、ナットの抜け止めとなり、
このため、パッキン及びナットを押さえて作業する必要
のない防水パッキン構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の防水パッキン構造は、機器・器具本体内
部への水の侵入を防止する防水パッキン構造であって、
本体内面に設けられたナットを挿入するためのポケット
部と、このポケット部内に挿入されたナットの上側の本
体にナット上端に近接するように設けられた突起挿入孔
と、この突起挿入孔に挿入するための突起及びボルト挿
通孔を有する弾性体からなるパッキンとを備え、ポケッ
ト部内にナットが挿入され、本体の突起挿入孔に本体の
外面側からパッキンの突起が挿入されて、パッキンが仮
固定されるとともにナットの動きが規制され、このパッ
キンの外面側にはパッキン押え部材が配設されて、パッ
キン押え部材のボルト挿通孔、パッキンのボルト挿通孔
及び本体のボルト挿通孔にボルトが挿通され、ボルトの
先端部が前記ナットに螺合して、本体外面にパッキンを
介してパッキン押え部材が取り付けられるように構成さ
れている(図1〜図3参照)。
【0006】上記の防水パッキン構造において、パッキ
ンの突起の根元に、本体の突起挿入孔を通過することが
できる程度の大きさの鍔部を設け、この鍔部とパッキン
面とで本体の板状部を挟持するように構成することが望
ましい。また、パッキンは一体に成形されたものである
ことが望ましい。また、パッキンのボルト挿通孔の周縁
部がボルトのねじ溝に嵌入するように、パッキンのボル
ト挿通孔の周縁部に円周状の傾斜部が設けられて該周縁
部が尖った形状となっているように構成する場合もある
(図4参照)。また、本体外面のパッキンが当接する部
分に、回り止め用突起を設けた構成とする場合もある
(図5、図6参照)。さらに、本体外面のパッキンが当
接する部分に、本体のボルト挿通孔の周囲に位置するよ
うに円周状の防水用突起を設けた構成とする場合もある
(図7、図8参照)。パッキン押え部材の一例として、
機器・器具の取付部材を挙げることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を機器
・器具の取付部材取付部に適用する場合について説明す
るが、本発明は下記の実施の形態に何ら限定されるもの
ではなく、適宜変更して実施することができるものであ
る。図1は本発明の実施の第1形態による防水パッキン
構造の断面を示し、図2は図1におけるパッキン形状を
示し、図3は図1におけるポケット部及びナットを示し
ている。図1及び図3において、24はナット挿入用の
ポケット部で、スピーカ等の機器や照明器具等の器具の
本体16の内面に本体16と一体に形成されている。本
体16の材質は合成樹脂又は金属である。なお、図1に
おいて、右側が本体16の外側、左側が本体16の内側
である。
【0008】このポケット部24内には板状のナット2
6が挿入され、挿入されたナット26の上側の本体16
に、ナット26の上部に近接するように突起挿入孔28
が穿設されている。ナット26として、一例として矩形
状のものを示しているが、6角ナット等、他の形状のも
のでも良い。30はナットのねじ孔、32はポケット部
24が形成された本体16に穿設されたボルト挿通孔、
34はボルト18の先端部が当たらないようにするため
の切欠部である。なお、切欠部34を設けずに、この部
分を本体16の内側方向に脹らますように構成すること
も可能である。
【0009】図2はパッキン36の一例を示している。
パッキン36はゴム、軟質プラスチック等の弾性体から
なり、本体の突起挿入孔28に挿入するための棒状の突
起38を上部に、ボルト挿通孔22を略中央部に具えて
いる。また、突起38の根元には、本体の突起挿入孔2
8に押し込むことにより通過することができる程度の大
きさのリング状の鍔部40が設けられて、この鍔部40
を突起挿入孔28の内側に押し出して、本体16の板状
部を挟持し、パッキン36が本体16の突起挿入孔28
から抜けることなく、本体16に強固に仮固定されるよ
うに構成されている。なお、鍔部40とパッキン36の
表面との間隔は、挟持しようとする本体16の板状部の
厚さとほぼ一致している。突起38、鍔部40を有する
パッキン36は、一体に成形されたものを用いることが
好ましい。なお、パッキン36の形状は、図2に示す形
状に限定されるものではなく、円形、楕円形、ひょうた
ん形、その他任意の形状のものを用いることができる。
【0010】上記のような構成において、ポケット部2
4内にナット26を挿入し、本体16の突起挿入孔28
に本体16の外面側(図1及び図3における右側)から
パッキン36の突起38を挿入し、鍔部40を本体16
の内側(図1及び図3における左側)に引き出して、鍔
部40とパッキン面とで本体16の板状部を挟持する。
この結果、パッキン36は本体16の板状部に強固に仮
固定されるとともに、鍔部40の下端がナット26の上
端に当接するか、又は近接して、ナット26の動きが規
制され、ナットの抜け止めが図られるとともに、ナット
26が固定される。
【0011】パッキン36の外面側にアングル等の取付
部材10を配置し、取付部材10のボルト挿通孔20、
パッキン36のボルト挿通孔22及び本体16のボルト
挿通孔32にボルト18を挿入し、ボルト18の先端部
をナット26ねじ孔30に螺合させることにより、本体
16の外面にパッキン36を介して取付部材10が強固
に取り付けられ、防水パッキン構造が形成される。上記
の実施形態では、突起38の根元に鍔部40を設ける場
合について説明したが、鍔部を設けない構成とすること
も可能である。また、機器・器具の取付部材(取付具)
に適用する場合について説明したが、取付具以外の部分
にも適用することができる。
【0012】図4は本発明の実施の第2形態による防水
パッキン構造の断面を示している。本実施形態は、パッ
キン36のボルト挿通孔22aの周縁部がボルト18の
ねじ溝に嵌入するように、この周縁部に円周状(環状)
の傾斜部42を設けて、この周縁部が尖った環形状とな
るように構成したものである。このように構成すること
により、孔周縁部の傾斜部42の先端部がボルト18の
ねじ溝内に嵌り込んで、雨水等の侵入をより確実に防止
することができる。他の構成及び作用は実施の第1形態
の場合と同様である。
【0013】図5及び図6は本発明の実施の第3形態に
よる防水パッキン構造を示している。本実施形態は、パ
ッキン36が本体16に当たる部分に回り止め用突起4
4を設けて、パッキン36にこれらの突起44が食い込
む構造としたものである。これにより、パッキン36の
回転を防止することができる。突起44の形状は、本体
16のボルト挿通孔32の近傍から放射状に延びた突起
でも良く、又は小突起を設けるだけでも良い。他の構成
及び作用は実施の第1、2形態の場合と同様である。
【0014】図7及び図8は本発明の実施の第4形態に
よる防水パッキン構造を示している。本実施形態は、突
起を設ける点では実施の第3形態の場合と同様である
が、回り止めのためではなく、本体16のボルト挿通孔
32からの水の侵入を防止するためのものである。した
がって、本体16のボルト挿通孔32の周囲に円周状の
防水用突起46を設けている。この突起46はボルト挿
通孔32の近傍でも良く、又はもっと外側に設けても良
い。他の構成及び作用は実施の第1、2、3形態の場合
と同様である。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 機器・器具の本体の内面にナットを挿入するポ
ケット部、このポケット部の本体に設けられたパッキン
の突起挿入用の孔、及びこの孔に挿入される突起を有す
るパッキンを備え、ポケット部にナットを挿入してパッ
キンの突起を突起挿入孔に挿入することにより、パッキ
ンはその突起により自身は仮固定されるとともに、パッ
キンの突起がナットを固定してナットの抜け止めとな
り、このため、パッキン及びナットを押さえて組立作業
する必要がなく、組立が簡単になり、作業効率が向上す
る。 (2) パッキンの突起の根元にリング状の鍔部を設け
る場合は、パッキンの抜け止めを図るとともに、パッキ
ンを本体に強固に仮固定することができ、さらに、突起
挿入孔の防水をより確実に行うことができる。 (3) パッキンのボルト挿通孔の周縁部に傾斜部が設
けられる場合は、傾斜部の先端がボルトのねじ溝に嵌り
込んで、より確実に防水することができる。 (4) パッキンが突起で仮固定されているので、パッ
キン面と取付部材面等のパッキン押え部材面、本体面と
のすべり止めの効果が大きい。 (5) パッキンが本体に当たる部分に回り止め用突起
を設ける場合は、パッキンの回転をより確実に防止する
ことができる。 (6) 本体のボルト挿通孔の周囲に円周状の防水用突
起を設ける場合は、ボルト挿通孔からの水の侵入をより
確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による防水パッキン構
造の縦断面図である。
【図2】図1におけるパッキンを示す斜視図である。
【図3】図1におけるポケット部及びナットの斜視図で
ある。
【図4】本発明の実施の第2形態による防水パッキン構
造の縦断面図である。
【図5】本発明の実施の第3形態による防水パッキン構
造における本体のボルト挿通孔まわりの縦断面図であ
る。
【図6】図5の右側面説明図である。
【図7】本発明の実施の第4形態による防水パッキン構
造における本体のボルト挿通孔まわりの縦断面図であ
る。
【図8】図7の右側面説明図である。
【図9】スピーカを取付部材(アングル)で取り付ける
場合の取付部の防水パッキン構造の従来例を示す斜視図
である。
【図10】図9において鎖線円で囲まれた部分の拡大図
である。
【符号の説明】
10 取付部材(アングル) 12 スピーカ 14 パッキン 16 本体 18 ボルト 20、22、22a、32 ボルト挿通孔 24 ポケット部 26 ナット 28 突起挿入孔 30 ねじ孔 34 切欠部 36 パッキン 38 突起 40 鍔部 42 傾斜部 44 回り止め突起 46 防水用突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器・器具本体内部への水の侵入を防止
    する防水パッキン構造であって、 本体内面に設けられたナットを挿入するためのポケット
    部と、このポケット部内に挿入されたナットの上側の本
    体にナット上端に近接するように設けられた突起挿入孔
    と、この突起挿入孔に挿入するための突起及びボルト挿
    通孔を有する弾性体からなるパッキンとを備え、 ポケット部内にナットが挿入され、本体の突起挿入孔に
    本体の外面側からパッキンの突起が挿入されて、パッキ
    ンが仮固定されるとともにナットの動きが規制され、こ
    のパッキンの外面側にはパッキン押え部材が配設され
    て、パッキン押え部材のボルト挿通孔、パッキンのボル
    ト挿通孔及び本体のボルト挿通孔にボルトが挿通され、
    ボルトの先端部が前記ナットに螺合して、本体外面にパ
    ッキンを介してパッキン押え部材が取り付けられるよう
    に構成されたことを特徴とする防水パッキン構造。
  2. 【請求項2】 パッキンの突起の根元に、本体の突起挿
    入孔を通過することができる程度の大きさの鍔部を設
    け、この鍔部とパッキン面とで本体の板状部を挟持する
    ようにした請求項1記載の防水パッキン構造。
  3. 【請求項3】 パッキンが一体に成形されたものである
    請求項1又は2記載の防水パッキン構造。
  4. 【請求項4】 パッキンのボルト挿通孔の周縁部がボル
    トのねじ溝に嵌入するように、パッキンのボルト挿通孔
    の周縁部に円周状の傾斜部が設けられて該周縁部が尖っ
    た形状となっている請求項1、2又は3記載の防水パッ
    キン構造。
  5. 【請求項5】 本体外面のパッキンが当接する部分に、
    回り止め用突起を設けた請求項1〜4のいずれかに記載
    の防水パッキン構造。
  6. 【請求項6】 本体外面のパッキンが当接する部分に、
    本体のボルト挿通孔の周囲に位置するように円周状の防
    水用突起を設けた請求項1〜5のいずれかに記載の防水
    パッキン構造。
  7. 【請求項7】 パッキン押え部材が取付部材である請求
    項1〜6のいずれかに記載の防水パッキン構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008019914A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Nippon Pillar Packing Co Ltd 流体デバイスどうしの接続構造
JP2008157364A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Nissan Diesel Motor Co Ltd ガスケットおよびそのガスケットを用いた部品の取付け方法

Cited By (3)

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