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JP2001057753A - アキシャルギャップ型モータ - Google Patents

アキシャルギャップ型モータ

Info

Publication number
JP2001057753A
JP2001057753A JP11228571A JP22857199A JP2001057753A JP 2001057753 A JP2001057753 A JP 2001057753A JP 11228571 A JP11228571 A JP 11228571A JP 22857199 A JP22857199 A JP 22857199A JP 2001057753 A JP2001057753 A JP 2001057753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
axial gap
permanent magnets
rotor
poles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11228571A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Isobe
真一 磯部
Akihiro Hoshino
昭広 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11228571A priority Critical patent/JP2001057753A/ja
Publication of JP2001057753A publication Critical patent/JP2001057753A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】永久磁石における極と極の境目にて磁束密度が
突出することを防止し、出力トルクの脈動の低減を図る
アキシャルギャップ型モータを提供すること。 【解決手段】環状をなし複数のスロット12が設けられ
た固定子鉄心11と前記スロット12に挿入された状態
で前記固定子鉄心11に巻装された複数相の巻線131
〜133とを有する固定子1と、回転子鉄心21の前記
固定子1側に複数の永久磁石221を貼り付けて構成さ
れ、前記固定子1の前記スロット12側と所定のギャッ
プ4を存する状態で回転可能に配置される回転子2’
と、を備えたアキシャルギャップ型モータにおいて、前
記複数の永久磁石221における極と極の境目に溝23
を設け、前記各永久磁石221を偏肉形状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転子に永久磁石
を用いたアキシャルギャップ型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のアキシャルギャップ型モー
タの構造を示す図であり、(a)は回転子の永久磁石を
軸方向から見た平面断面図、(b)は側面の展開断面図
である。このアキシャルギャップ型モータは、固定子
1、回転子2、及び回転軸3からなる。
【0003】固定子1は、中空円盤状をなす直径200
mm程度の固定子鉄心11に、24本のスロット(溝)
12が円周方向へ等間隔をなすよう設けられている。こ
れらスロット12は、固定子鉄心11の面上で放射状を
なすよう、それぞれ固定子鉄心11の内周から外周へ貫
通している。これらスロット12には、後述するように
コイル(巻線)が巻き付けられている。回転子2は、中
空円盤状をなす回転子鉄心21の表面に、扇状をなす八
つの永久磁石22を貼り付けて構成されており、各永久
磁石22はN極とS極が交互に配置され着磁されてい
る。
【0004】固定子1と回転子2は、例えば1mm程度
のギャップ4を有するよう、スロット12すなわち上記
コイルと永久磁石22とが対向して配置されている。回
転子鉄心21の中空部には回転軸3が嵌合されており、
この回転軸3が固定子鉄心11の中空部に挿入されてい
る。これにより、回転子2は固定子1に対してギャップ
4を存する状態で回転可能になる。回転軸3の先端部に
は、例えばエアコン用のファン等が取り付けられる。
【0005】図7は、上記アキシャルギャップ型モータ
の径方向の断面図であり、永久磁石22を二極分、すな
わち固定子1及び回転子2の1/4周分を示した図であ
る。図7において図6と同一な部分には同符号を付して
ある。固定子1の固定子鉄心11に形成された各スロッ
ト12には、U相のコイル131、V相のコイル13
2、W相のコイル133のいずれかが挿入され巻き付け
られている。
【0006】図7に示すように各コイル131,13
2,133は、それぞれ該当する二つのスロット12に
亘って巻き付けられており、前記二つのスロット同士は
スロット三つ分、離れた位置にある。なお、一つのスロ
ット12には複数本のコイルが巻き付いている。そし
て、これらコイル131,132,133は、固定子鉄
心11の軸方向へ上下二段に、かつ上下のコイル同士が
電気的に接触しないように巻き付けられている。この場
合、上段、下段とも、固定子鉄心11の円周方向へ、U
相のコイル131、V相のコイル132、W相のコイル
133の順で巻き付けられている。
【0007】上記のような構成をなすアキシャルギャッ
プ型モータでは、固定子1の各コイル131,132,
133に電流を流すことにより磁界が発生し、これに伴
う固定子1と各永久磁石22との間の磁気的な吸引力及
び反発力によってトルクが発生し、回転子2が回転軸3
とともに回転する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図8は、上述した従来
のアキシャルギャップ型モータにおける永久磁石22二
極分のギャップ磁束密度の軸方向成分を示す図である。
上記した構成のモータでは、図8にAで示すように、ギ
ャップ4における磁束密度が永久磁石22のN極とS極
の境目で突出してしまう。この磁束密度の突出のため
に、モータの出力トルクが脈動してしまうという問題が
ある。
【0009】本発明の目的は、永久磁石における極と極
の境目にて磁束密度が突出することを防止し、出力トル
クの脈動の低減を図るアキシャルギャップ型モータを提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のアキシャルギャップ型モータ
は以下の如く構成されている。
【0011】(1)本発明のアキシャルギャップ型モー
タは、環状をなし複数のスロットが設けられた固定子鉄
心と前記スロットに挿入された状態で前記固定子鉄心に
巻装された複数相の巻線とを有する固定子と、回転子鉄
心の前記固定子側に複数の永久磁石を貼り付けて構成さ
れ、前記固定子の前記スロット側と所定のギャップを存
する状態で回転可能に配置される回転子と、を備えたア
キシャルギャップ型モータにおいて、前記複数の永久磁
石における極と極の境目に溝を設け、前記各永久磁石を
偏肉形状とした。
【0012】(2)本発明のアキシャルギャップ型モー
タは上記(1)に記載のモータであり、かつ前記各永久
磁石の断面を台形形状とした。
【0013】(3)本発明のアキシャルギャップ型モー
タは上記(1)に記載のモータであり、かつ前記各永久
磁石における極と極の境目が曲状に削られている。
【0014】(4)本発明のアキシャルギャップ型モー
タは、環状をなし複数のスロットが設けられた固定子鉄
心と前記スロットに挿入された状態で前記固定子鉄心に
巻装された複数相の巻線とを有する固定子と、回転子鉄
心の前記固定子側に複数の永久磁石を貼り付けて構成さ
れ、前記固定子の前記スロット側と所定のギャップを存
する状態で回転可能に配置される回転子と、を備えたア
キシャルギャップ型モータにおいて、前記複数の永久磁
石における極と極の間に隙間を設けている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るアキシャルギャップ型モータの径方向の断面図であ
り、永久磁石を二極分、すなわち固定子及び回転子の1
/4周分を示した図である。図1において図7と同一な
部分には同符号を付してある。図1に示す回転子2’
は、図6の(b)に示したアキシャルギャップ型モータ
に、回転子2に代えて備えられる。
【0016】図1に示す回転子2’は、回転子鉄心21
に貼り付けられた複数の永久磁石221におけるS極と
N極の各境目を削り、各磁石の形状を台形形状としてい
る。すなわち、複数の永久磁石221におけるS極とN
極の各境目に、断面が三角形をなす溝23を形成してい
る。この溝23は、S極とN極が永久磁石221の表面
側から回転子鉄心21側へ向け徐々に接近し、回転子鉄
心21の表面で接するよう形成されている。
【0017】図2は、上述したアキシャルギャップ型モ
ータにおける永久磁石221二極分のギャップ磁束密度
の軸方向成分を示す図である。図2に示すように上記し
た構成のモータでは、図8に示した従来の構成によるモ
ータにおけるギャップ磁束密度の軸方向成分に比べて、
永久磁石221のN極とS極の境目で磁束密度が突出す
ることはない。これにより、モータの出力トルクの脈動
が低減される。
【0018】図3は、本実施の形態の第1の変形例を示
す図である。図3において図1と同一な部分には同符号
を付してある。図3では、複数の永久磁石222におけ
るS極とN極の各境目を削り、各境目に断面が三角形を
なす溝24を形成している。この溝24は、S極とN極
が永久磁石221の表面側から回転子鉄心21側へ向け
徐々に接近するよう形成されており、その深さは永久磁
石222の厚さ未満である。
【0019】図4は、本実施の形態の第2の変形例を示
す図である。図4において図1と同一な部分には同符号
を付してある。図4では、複数の永久磁石223におけ
るS極とN極の各境目をR状(曲状)に削ることで溝2
5を形成している。
【0020】図5は、本実施の形態の第3の変形例を示
す図である。図5において図1と同一な部分には同符号
を付してある。図5では、複数の永久磁石224を、S
極とN極の間に隙間26を設けて回転子鉄心21の表面
に貼り付けている。
【0021】上述した各変形例の如き構成においても、
図2に示すように、永久磁石のN極とS極の境目で磁束
密度が突出することはなく、モータの出力トルクの脈動
が低減される。
【0022】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施でき
る。
【0023】
【発明の効果】本発明のアキシャルギャップ型モータに
よれば、複数の永久磁石における極と極の境目に溝を設
け、各永久磁石を偏肉形状としているので、各永久磁石
における極と極の境目にて磁束密度が突出することを防
止し、出力トルクの脈動を低減することができる。
【0024】本発明のアキシャルギャップ型モータによ
れば、各永久磁石の断面を台形形状としているので、簡
易な構造により、各永久磁石における極と極の境目にて
磁束密度が突出することを防止し、出力トルクの脈動を
低減することができる。
【0025】本発明のアキシャルギャップ型モータによ
れば、各永久磁石における極と極の境目が曲状に削られ
ているので、簡易な形成により、各永久磁石における極
と極の境目にて磁束密度が突出することを防止し、出力
トルクの脈動を低減することができる。
【0026】本発明のアキシャルギャップ型モータによ
れば、複数の永久磁石における極と極の間に隙間を設け
ているので、各永久磁石における極と極の境目にて磁束
密度が突出することを防止し、出力トルクの脈動を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアキシャルギャップ
型モータの径方向の断面図。
【図2】本発明の実施の形態に係るアキシャルギャップ
型モータにおける永久磁石二極分のギャップ磁束密度の
軸方向成分を示す図。
【図3】本発明の実施の形態の第1の変形例を示す図。
【図4】本発明の実施の形態の第2の変形例を示す図。
【図5】本発明の実施の形態の第3の変形例を示す図。
【図6】従来例に係るアキシャルギャップ型モータの構
造を示す図。
【図7】従来例に係るアキシャルギャップ型モータの径
方向の断面図。
【図8】従来例に係るアキシャルギャップ型モータにお
ける永久磁石22二極分のギャップ磁束密度の軸方向成
分を示す図。
【符号の説明】
1…固定子 2…回転子 2’…回転子 3…回転軸 4…ギャップ 11…固定子鉄心 12…スロット(溝) 131…U相のコイル(巻線) 132…V相のコイル(巻線) 133…W相のコイル(巻線) 21…回転子鉄心 22…永久磁石 221〜224…永久磁石 23…溝 24…溝 25…溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状をなし複数のスロットが設けられた固
    定子鉄心と前記スロットに挿入された状態で前記固定子
    鉄心に巻装された複数相の巻線とを有する固定子と、 回転子鉄心の前記固定子側に複数の永久磁石を貼り付け
    て構成され、前記固定子の前記スロット側と所定のギャ
    ップを存する状態で回転可能に配置される回転子と、を
    備えたアキシャルギャップ型モータにおいて、 前記複数の永久磁石における極と極の境目に溝を設け、
    前記各永久磁石を偏肉形状としたことを特徴とするアキ
    シャルギャップ型モータ。
  2. 【請求項2】前記各永久磁石の断面を台形形状としたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型
    モータ。
  3. 【請求項3】前記各永久磁石における極と極の境目が曲
    状に削られたことを特徴とする請求項1に記載のアキシ
    ャルギャップ型モータ。
  4. 【請求項4】環状をなし複数のスロットが設けられた固
    定子鉄心と前記スロットに挿入された状態で前記固定子
    鉄心に巻装された複数相の巻線とを有する固定子と、 回転子鉄心の前記固定子側に複数の永久磁石を貼り付け
    て構成され、前記固定子の前記スロット側と所定のギャ
    ップを存する状態で回転可能に配置される回転子と、を
    備えたアキシャルギャップ型モータにおいて、 前記複数の永久磁石における極と極の間に隙間を設けた
    ことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。
JP11228571A 1999-08-12 1999-08-12 アキシャルギャップ型モータ Withdrawn JP2001057753A (ja)

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