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JP2001053913A - 画像処理装置および画像処理装置の制御方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理装置の制御方法

Info

Publication number
JP2001053913A
JP2001053913A JP11225935A JP22593599A JP2001053913A JP 2001053913 A JP2001053913 A JP 2001053913A JP 11225935 A JP11225935 A JP 11225935A JP 22593599 A JP22593599 A JP 22593599A JP 2001053913 A JP2001053913 A JP 2001053913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
image processing
storage medium
processing apparatus
stored
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11225935A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Shinagawa
達郎 品川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11225935A priority Critical patent/JP2001053913A/ja
Publication of JP2001053913A publication Critical patent/JP2001053913A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像処理装置内に格納される各種設定情報,
ソフトウエア,ユーザデータ,ジョブ情報等をバックア
ップさせること。 【解決手段】 HDD229,SDRAM205等に記
憶される画像入出力装置に関する情報をコントローラチ
ップ201が収集し、該収集した情報を情報記録再生装
置123に装着される着脱可能な記憶媒体に記憶させる
構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単数または複数の
機能を有する画像処理装置および画像処理装置の制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機等の画像処理装置において
は、コンピュータからの画像情報をプリンタ部で出力す
るプリンタ機能およびリーダ部の原稿台上に載置される
原稿画像を読み取りコンピュータに入力するスキャナ機
能および電話回線,インターネット回線等の公衆回線を
介して他のファクシミリ装置等と接続され画像の送受信
が可能なファクシミリ機能等を実現するための付属装置
が付加された多機能複写機(複合機)が実用化されてい
る。
【0003】上記複合機では、1台の複合機にて複数の
ジョブを受け付けることが可能であり、それらジョブの
データを蓄積するためにかなり大容量のHDD(ハード
ディスクドライブ)等の記憶装置を備えているものが提
案されている。
【0004】その記憶装置は、外部から受け付けたジョ
ブデータの一時的な保存のためや、外部から受け付けた
ジョブデータを必要に応じて取り出せるようなエリアと
して利用されたり、ある記憶エリアに対してセキュリテ
ィを施してユーザ毎、またはグループ毎で利用すること
ができるなどさまざまな用途を持っている。
【0005】また、上述した複合機のように、さまざま
な機能を有する複合画像処理装置においては、複数のユ
ーザからの要求をもとに多数のジョブ(ユーザに指示さ
れた印刷用データ,送信データとその指示情報等)を記
憶するHDD(ハードディスクドライブ)などの記憶手
段を備えており、このHDDの記憶エリアを有効に利用
して処理の効率化を図り、ジョブの優先度の変更や、特
別な記憶エリアを設けてある特定の個人、またはグルー
プのみ読み書き可能なエリアとしての利用や、そのエリ
アにセキュリティをかけて秘匿性のある文書(ジョブデ
ータ)の保存を行うことが可能である。
【0006】加えて、HDDに代表される装置内の記憶
部には、各種設定情報(Configuration情
報,FAX用アドレス帳,ユーザ毎の設定)や、複合画
像処理装置内の機能を利用して動作するアプリケーショ
ンソフトウエアなどが点在して保持されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の複
合画像処理装置において、ある複合画像処理装置の記憶
部に格納されている各種設定情報等を他の複合画像処理
装置に利用させるための手段やバックアップするための
手段は備えられていなかった。
【0008】また、複合画像処理装置自体の致命的な障
害や故障に対して複合画像処理装置内部のHDDに保存
しているデータの保証や、複合画像処理装置を他の複合
画像処理装置に置き換える際に、HDDに保存している
データを他の複合画像処理装置のHDDに移行させる手
段は提供されておらず、装置の故障や、複合画像処理装
置の置き換えにおいて、利用者が作成しHDDに保存し
たデータ,FAX用のアドレス帳,ユーザ毎の設定等を
復旧させるには大変な手間と労力を必要とするという問
題点があった。
【0009】また、複合複写機におけるプリントジョブ
等のジョブ処理中に異常,故障等が発生した場合に、処
理中,未処理のジョブに関するデータは保証されていな
いので、ネットワークを介したコンピュータから複合画
像処理装置に実行が指示されたプリントジョブ処理は、
再度コンピュータから別のプリント機能を備える装置に
送り直さねばならず、オペレータ(ユーザ)は余計な時
間、手間をかける必要があり仕事の効率が落ちてしまう
という問題点があった。
【0010】さらに、HDD内のエリアの利用による、
秘匿性の高いデータを移動させる際にセキュリティ情報
(パスワード等の該データに対し出力,編集等の操作を
行うことを許可されているユーザを識別する情報も含
む)も含めてデータを移動する手段は提供されていない
という問題点があった。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、第1記憶手段に記憶
される前記画像処理装置に関する情報を収集し、該収集
した情報を着脱可能な記憶媒体に記憶させることによ
り、画像処理装置内に格納される各種設定情報,ソフト
ウエア,ユーザデータ,ジョブ情報等を着脱可能な記憶
媒体にバッグアップさせることができ、故障が発生して
も画像処理装置内部に格納される情報を確実に保全させ
ることができる画像処理装置および画像処理装置の制御
方法に関するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、単数または複数の機能を有する画像処理装置であっ
て、前記画像処理装置に関する情報(画像処理装置の構
成情報,アプリケーションソフトウエア,アドレス帳,
画像処理装置の使用状況,アカウント情報,装置のID
番号,ソフトウエアモジュール,ユーザデータ,画像処
理装置で処理途中,未処理のジョブ情報等)を記憶する
第1記憶手段(図3に示すHDD229,SDRAM2
05,RAM207等)と、着脱可能な記憶媒体(図2
に示す記憶媒体124)に情報を記憶する第2記憶手段
(図2に示す情報記録再生装置123)と、前記第1記
憶手段に記憶される前記画像処理装置に関する情報を収
集する収集手段(図3に示すコントローラチップ20
1)と、前記収集手段で収集した前記画像処理装置に関
する情報を前記第2記憶手段で前記着脱可能な記憶媒体
に記憶させる制御手段(図3に示すコントローラチップ
201)とを有するものである。
【0013】本発明に係る第2の発明は、前記着脱可能
な記憶媒体に記憶させる前記画像処理装置に関する情報
を選択する選択手段(図10に示す保存項目選択画面1
000)を有し、前記制御手段は、前記選択手段で選択
された前記画像処理装置に関する情報を前記第2記憶手
段に記憶させるものである。
【0014】本発明に係る第3の発明は、単数または複
数の機能を有する画像処理装置であって、前記画像処理
装置に関する情報を記憶する第1記憶手段(図3に示す
HDD229,SDRAM205,RAM207等)
と、着脱可能な記憶媒体(図2に示す記憶媒体124)
に情報を記憶する第2記憶手段(図2に示す情報記録再
生装置123)と、前記画像処理装置において故障が発
生した場合に、前記第1記憶手段に記憶される前記画像
処理装置に関する情報を収集する収集手段(図3に示す
コントローラチップ201)と、前記収集手段で収集し
た前記画像処理装置に関する情報を自動的に前記第2記
憶手段で前記着脱可能な記憶媒体に記憶させる制御手段
(図3に示すコントローラチップ201)とを有するも
のである。
【0015】本発明に係る第4の発明は、前記着脱可能
な記憶媒体に記憶される情報を読み出す読み出し手段
(図2に示す情報記録再生装置123)を有し、前記制
御手段は、前記着脱可能な記憶媒体から前記画像処理装
置に関する情報を前記読み出し手段で読み出させて前記
第1記憶手段に記憶させるものである。
【0016】本発明に係る第5の発明は、前記制御手段
は、前記読み出し手段に前記記憶媒体が装着された場合
に、自動的に前記着脱可能な記憶媒体から前記画像処理
装置に関する情報を前記読み出し手段で読み出させて前
記第1記憶手段に記憶させるものである。
【0017】本発明に係る第6の発明は、前記制御手段
は、前記着脱可能な記憶媒体から前記画像処理装置で実
行されるジョブに関する情報(ジョブ情報等)を読み出
し、前記ジョブを実行させるものである。
【0018】本発明に係る第7の発明は、前記制御手段
は、前記第1記憶手段に記憶される前記画像処理装置に
関する情報のすべてを前記第2記憶手段で前記着脱可能
な記憶媒体に記憶させるものである。
【0019】本発明に係る第8の発明は、前記第1記憶
手段は、書き換え可能な記憶部(図3に示すRAM20
7)を含むものである。
【0020】本発明に係る第9の発明は、前記第1記憶
手段は、書き換え可能な不揮発性記憶部(図3に示すH
DD229,二次電池209によりバックアップされる
SDRAM205)を含むものである。
【0021】本発明に係る第10の発明は、画像処理装
置自身に関する情報を記憶する第1記憶手段(図3に示
すHDD229,SDRAM205,RAM207等)
を有し、単数または複数の機能を有する画像処理装置の
制御方法であって、前記第1記憶手段に記憶される前記
画像処理装置に関する情報を収集する収集工程(図6に
示すフローチャートのステップ(607))と、前記収
集工程で収集した前記画像処理装置に関する情報を着脱
可能な記憶媒体に記憶させる記憶工程(図6に示すフロ
ーチャートのステップ(609))とを有するものであ
る。
【0022】本発明に係る第11の発明は、前記着脱可
能な記憶媒体から前記画像処理装置に関する情報を読み
出して前記第1記憶手段に記憶させる読み出し工程(図
8に示すフローチャートのステップ(807))を有す
るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の一例を示す実施形態について説明する。
【0024】図1は、本実施形態を示す画像処理装置の
構成を説明する断面図である。なお、本実施形態では、
画像処理装置の一例として複合画像処理装置である画像
入出力装置を用いて説明する。
【0025】図1において、100は画像入出力装置、
102は原稿給紙ユニット(以下、DFユニット)であ
る。301は原稿載置台としてのプラテンガラスであ
る。302はスキャナで、原稿照明ランプ303,走査
ミラー304等で構成され、不図示のモータによりスキ
ャナ302が所定方向に往復走査して原稿の反射光を走
査ミラー304〜306を介してレンズ308を透過し
てCCDセンサ(イメージセンサ部)309に結像す
る。
【0026】320はレーザ,ポリゴンスキャン等で構
成された露光制御部で、イメージセンサ部309で電気
信号に変換され、画像処理が行われた画像信号に基づい
て変調されたレーザ光329を感光体ドラム310に照
射する。感光体ドラム310の回りには、1次帯電器3
12,現像器321,転写帯電器318,剥離帯電器3
19,クリーニング装置316,前露光ランプ314が
装備されている。
【0027】画像形成部326において、感光体ドラム
310は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回
転しており、1次帯電器312により所望の電位に帯電
された後、露光制御部320からのレーザ光329が照
射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム310上
に形成された静電潜像は、現像器321により現像され
て、トナー像として可視化される。
【0028】一方、上段記録紙カセット331あるいは
下段記録紙カセット332からピックアップローラ33
3,334により給紙された記録紙は、給紙ローラ33
5,336により本体に送られ、レジストローラ337
により転写ベルトに給送され、可視化されたトナー像が
転写帯電器318,319により記録紙に転写される。
転写後の感光体ドラム310は、クリーニング装置31
6により残留トナーが清掃され、前露光ランプ314に
より残留電荷が消去される。転写後の記録紙は、転写ベ
ルト330から分離され、定着前帯電器339,340
によりトナー像が再帯電され、定着器341に送られ加
圧,加熱により定着され、排出ローラ342によりフィ
ニッシャユニット107に排出される。
【0029】画像入出力装置100には、例えば400
0枚の記録紙を収納し得るデッキ350が装備されてい
る。デッキ350のリフタ351は、給紙ローラ352
に記録紙が常に当接するように記録紙の量に応じて上昇
する。
【0030】また、100枚の記録紙を収容し得る、マ
ルチ手指し353が装備されている。さらに、図1にお
いて、354は排紙フラッパであり、両面記録側ないし
多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排出ローラ3
42から送り出された記録紙は、この排紙フラッパ35
4により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられ
る。また、358は下搬送パスであり、排出ローラ34
2から送り出された記録紙を反転パス355を介し、記
録紙を裏返して再給紙トレイ356に導く。また、35
7は両面記録と多重記録の経路を切り替える多重フラッ
パであり、これを左方向に倒すことにより、記録紙を反
転パス355に介さず、直接下搬送パス358に導く。
【0031】359は給紙ローラで、経路360を通じ
て記録紙を感光体ドラム310側に給紙する。361は
排出ローラで、排紙フラッパ354の近傍に配置され
て、この排紙フラッパ354により排出側に切り替えら
れた記録紙を機外に排出する。両面記録(両面複写)や
多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ354を上
方に上げて、複写済みの記録紙を反転パス355,下搬
送パス358を介して裏返した状態で再給紙トレイ35
6に格納する。
【0032】このとき、両面記録時には、多重フラッパ
357を右方向へ倒し、また多重記録時には、再給紙ト
レイ356に格納されている記録紙が、下から1枚ずつ
給紙ローラ359により経路360を介して画像入出力
装置のレジストローラ337に導かれる。画像入出力装
置100から記録紙を判定して排出する時には、排紙フ
ラッパ354を上方ヘ上げ、多重フラッパ357を右方
向へ倒し、複写済みの記録紙を反転パス355側へ転送
し、記録紙の後端が第1の送りローラ362を通過した
後に、反転ローラ363によって第2の送りローラ36
2a側へ搬送し、排出ローラ361によって、記録紙を
裏返してフィニッシャユニット107に排出される。
【0033】なお、図1では、単色で印刷可能な画像入
出力装置100を一例にして説明しているが、複数色で
印字可能、例えば黒と赤の2色、イエロー,シアン,マ
ゼンタの3色、イエロー,シアン,マゼンタ,黒の4色
で印刷可能な画像入出力装置であってもよい。
【0034】図2は、本実施形態を示す画像処理装置の
制御構成を説明するブロック図である。
【0035】図2において、101は画像入力装置(以
下、「リーダ部」と称する)であり、原稿を光学的に読
み取り、画像データに変換する。リーダ部101は、実
際に原稿を光学的に読み取る機能を持つスキャナユニッ
ト103と、スキャナユニット103が原稿を読み取れ
るように原稿を自動搬送する機能を持つDFユニット1
02で構成される。
【0036】105は画像出力装置(以下、「プリンタ
部」と称する)であり、複数種類の記録紙カセット(上
段,下段記録紙カセット331,332)を有し、プリ
ント命令に従って画像データを記録紙カセットから搬送
される記録紙上に可視像として出力する。プリンタ部1
05は画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持
つプリンタユニット106と画像が定着した記録紙ノー
ト、ステイプル等を行うフィニッシャユニット107で
構成される。
【0037】104は制御装置(以下、「制御部」と称
する)であり、リーダ部101,プリンタ部105と電
気的に接続され、画像入出力装置100および画像入出
力装置100に接続されている各種装置等を統括制御す
るものであり、各種の機能を有する。この制御部104
には各種機能を実行する回路として、ファックス通信
部,各コンピュータI/F(インタフェース)通信部,
画像処理部,PDLフォーマッタ部,操作部I/Fを備
えている。
【0038】108は画像入出力装置100の操作部で
あり、大型液晶タッチパネル108aを備え、画像入出
力装置100に対してユーザが容易に実行指示等を与え
ることができるようなユーザI/F部である。
【0039】前述のリーダ部101,制御部104,プ
リンタ部105および操作部108で構成される画像入
出力装置100は制御部104を介して外部の各種装置
と通信が可能である。
【0040】また、112および118は通常ユーザー
が使用するパーソナルコンピュータ(PC)で、ドキュ
メントを作成したりするものであり、PC112はネッ
トワーク(LAN(ローカルエリアネットワーク),W
AN(ワイドエリアネットワーク)等)120を介して
制御部104と接続し、PC118は、コンピュータI
/F121を介して制御部104と接続している。
【0041】また、PC112に関してはネットワーク
120に接続された他のコンピュータとの電子メールの
やり取りを行ったり、ネットワーク120上のHTTP
サーバなどのサーバのサービスによりHTMLファイル
を閲覧したりすることが可能である。
【0042】114はワークステーション(WS)とし
ての機能を有するコンピュータであり、113および1
17はファクシミリ装置(ファックス)である。ファッ
クス装置113はネットワーク120を介して画像入出
力装置100と通信可能であり、ファックス117は公
衆回線(ファックスの国際通信規格であるG3もしくは
G4)を介して画像入出力装置100と通信可能であ
る。111はプリンタ、115はスキャナである。
【0043】123は情報記録再生装置であり、制御部
104に接続することにより大容量の着脱可能な記憶媒
体124を記憶装置として利用することも可能となる。
この情報記録再生装置123は、画像入出力装置100
が扱うさまざまな情報やジョブを記録,再生するため装
置である。
【0044】また、ネットワーク120は、一般的には
Ether Net等が挙げられる。さらに、コンピュ
ータI/F121は、一般的にはRS232C,セント
ロニクスI/F,IEEE1284,SCSIなどが挙
げられる。
【0045】このように上述した画像出入力装置100
は、複数の機能を有する付属装置を接続することが可能
な制御部104を備えた画像処理装置の一例であり、特
に大容量の着脱式の記憶媒体124を駆動する情報記録
再生装置123を備えたものであり、ネットワーク12
0等の接続媒介を通してPC112,118と接続する
ことが可能でPC112,118上のデータをプリント
出力、ファクシミリ送信等を行うことができ、さらに記
憶媒体124に画像入出力装置100内のデータを記録
する機能を有する。
【0046】以下、図3を参照しながら、図2に示した
制御部104の信号処理構成および動作について説明す
る。
【0047】図3は、図2に示した制御部104の構成
を説明するブロック図である。
【0048】図3において、201はコントローラチッ
プで、主にCPU202,RIP203等によって構成
されるワンチップマイコンである。CPU202は、制
御部104に備わる各機能ブロックに以下に述べるよう
な処理を実行させる。また、RIP203は、図2に示
したPC112,118等から制御部104に入力され
るPS,PCL等のPDL(ページ記述言語)フォーマ
ットを、CPU202の指示に従って展開し、制御部1
04に接続されるプリンタ部105が出力可能な画像フ
ォーマット(ビットマップデータ)に変換する機能を有
する。また、コットローラチップ201は後述するPC
Iバスを制御するための図示しないPCIコントローラ
を内蔵する。
【0049】215,218はコネクタで、双方向の非
同期シリアルI/FとVideoI/Fとで構成され、
コネクタ215は図2に示したスキャナユニット103
と接続され、コネクタ218は図2に示したプリンタユ
ニット106と接続される。
【0050】CPU202は、コネクタ215を介して
スキャナユニット103に対して制御コマンドの送信を
行ったり、画像の転送要求を行い、スキャナユニット1
03からの画像情報の受信を行う。また、CPU202
はコネクタ218を介してプリンタユニット106に対
して制御コマンドの送信を行ったり、画像の転送要求を
行い、プリンタユニット106へ画像情報の送信を行
う。
【0051】216はスキャナ画像処理回路で、スキャ
ナユニット103から転送される画像に対して画像処理
を施すものであり、CPU202によってI/O227
を介して制御される。スキャナ画像処理回路216の主
な機能としては、RGB位相補正機能,下地除去機能,
文字判定機能,画像加工機能,有彩色判定/カウント機
能,主走査変倍機能,2値化機能,輪郭,エッジ強調機
能等が挙げられる。
【0052】なお、上述のRGB位相補正機能は、スキ
ャナユニット103の各色成分間の読み取り位相(副走
査位置)ズレを補正するものであり、下地除去機能は、
スキャナユニット103からの入力画像中の下地色を除
去するものであり、文字判定機能は、文字/細線部のエ
ッジ領域を判定するものである。
【0053】また、上述の画像加工機能としては、前述
の文字判定機能により文字と判定された画像中の該当箇
所を斜体に変換する斜体機能、画像を反転し、鏡像にす
る鏡像機能、複数の同一画像を出力することが可能なリ
ピート機能等が挙げられる。
【0054】さらに、上述の有彩色判定/カウント機能
は、色文字と黒文字の分離を行い、文字信号を制御し、
スキャナユニット103が読み取った原稿画像がモノク
ロ画像であるかカラー画像であるかを判定するものであ
り、主走査変倍機能は、スキャナユニット103からの
入力画像の主走査方向を変倍するものであり、2値化機
能は、多値信号を固定スライスレベルで2値化する単純
2値化機能、スライスレベルが注目画素の周りの画素の
値から変動する変動スライスレベルによる2値化機能、
および誤差拡散法による2値化機能を含むものとする。
【0055】217はプリンタ画像処理回路で、プリン
タユニット106へ転送する画像に対して画像処理を施
す画像処理回路であるが、詳細な説明は省略する。
【0056】スキャナユニット103から転送された画
像は、CPU202の指示によりコントローラチップ2
01を介して、プリンタ画像処理回路217に転送し、
プリンタ画像処理回路217で画像処理を施した画像を
コネクタ218に転送することができる。プリンタ画像
処理回路217では、プリンタユニット106で出力可
能な最適な画像に加工し、プリンタユニット106に画
像の出力を要求し、画像情報を転送することで整然とし
た画像をプリント出力することが可能である。
【0057】204はROMで、制御部104の制御プ
ログラム等を記憶する記憶媒体であり、画像入出力装置
全体を制御するためのプログラムを主に格納する。
【0058】205はSDRAMで、CPU202にメ
インメモリとして使用される揮発性記憶装置であり、制
御部104が動作上必要とする各種設定値等を保存する
ことも可能であり、画像データをそのまま保存すること
も可能である。またSDRAM205に保存される内容
はバックアップ回路208および二次電池209により
バックアップが可能であり、制御部104の電源がOF
Fとなった際であっても、記憶した内容が失われること
はない。さらに、SDRAM205には制御部104に
接続されている機器の構成情報(例えば、フィニッシャ
ユニット107を備えているかどうかを示す情報、記録
紙カセットが何段あるかを示す情報、原稿給紙ユニット
102の種類を示す情報等の画像入出力装置100を構
成する機器の情報)等が保管され、その構成に変更があ
る場合にはその内容を更新することが可能である。
【0059】206は圧縮/伸長部で、RAM207を
使用し、画像データの圧縮/伸長を行う機能を有する。
圧縮の形式としては、JPEC,JBIC,MR,MM
Rなどの形式があげられる。また、コントローラチップ
201と直接接続され、SDRAM205との間で画像
データのやりとりを行うことが可能である。さらに、圧
縮/伸長部206は2値画像の圧縮伸長機能を有するほ
かに画像の回転機能を有し、この回転機能は2値化され
た画像を時計回りに90度,180度,270度回転さ
せるものである。
【0060】212はMACROMで、ネットワーク物
理アドレスを記憶するROMであり、コネクタ210を
介してコントローラチップ201およびSDRAM20
5と接続される。
【0061】211は10/100BASE−Tコネク
タ(ネットワークコネクタ)で、制御部104を構内ネ
ットワーク(ネットワーク120)に接続するためのコ
ネクタで、構内ネットワークとのデータの送受信を行う
ためのコネクタである。なお、10/100BASE−
Tコネクタ211は、コネクタ210を介してコントロ
ーラチップ201と接続される。
【0062】213は操作部I/Fで、図2に示した操
作部108を接続するためのI/Fである。なお、操作
部108は液晶表示部と液晶表示部上に貼り付けられた
タッチパネル入力装置とを備える大型液晶タッチパネル
108a、図示しない複数個のハードキーを有する。大
型液晶タッチパネル108aまたはハードキーにより入
力された信号は前述した操作部I/F213を介してC
PU202に伝えられ、液晶表示部は操作部I/F21
3から送られてきた画像データを表示する機能を有し、
他にも画像入出力装置100の操作における機能表示な
ども可能である。
【0063】214はIEEE1284コネクタで、I
EEE1284に準拠するコネクタであり、外部のPC
118と接続可能なI/Fである。外部のPC118は
IEEE1284コネクタを介して、制御部104にス
キャン/プリント要求を行ったり、画像入出力装置10
0のステータス情報を取得したりすることが可能であ
る。
【0064】219はLCDコントローラで、図示しな
いカラーLCDを接続する場合に使用されるLCDコン
トローラである。I/O227を通じてCPU202に
よって制御され、LCDコントローラ219にLCDI
/F220を介して接続されるカラーLCDに画像を表
示させることが可能である。
【0065】221はリアルタイムクロックモジュール
で、時刻をカウントするものであり、指定時刻にCPU
202に割り込みを発生するアラーム機能を有する。
【0066】222はFAX通信部で、公衆回線に接続
可能なユニットであり、IEEE1284コネクタ21
4等を介してPC118,112等から送られてきたデ
ジタルデータを公衆回線に送出できるように変調する機
能と公衆回線より送られてきた変調されたデータを画像
入出力装置100内で処理できるデジタルデータに変換
する機能を持つ。その他にも公衆回線上の他のFAX等
と画像の送受を行うための各種画像処理機能を実行する
伸長部223,圧縮部224,回転部225,変倍部2
26等を装備する。
【0067】232はPCIバスで、PCIバスのアー
ビトレーション機能を実行するPCIアービタ230に
よりアービトレーションが行われることで制御される。
CPU202はコントローラチップ201内蔵の図示し
ないPCIコントローラを介して、PCIバス232上
にデータを転送することが可能であり、これによりI/
O227にアクセスしたり、PCIコネクタ231の先
に接続される他の周辺機器と通信を行うことが可能であ
る。
【0068】228はHDI/Fで、HDD229を接
続するためのI/Fである。一般的にはE−IDEや、
SCSIなどのインタフェースが挙げられる。HDD2
29は大容量の不揮発性記憶装置で、CPU202が動
作する上での複数のアプリケーション,画像データ等を
蓄積しておくものである。なお、画像入出力装置100
で実行されるほとんどのジョブのジョブデータ(画像デ
ータ)およびジョブの実行に必要となる各種データ等を
含むジョブ情報はこのHDD229(記憶装置)に対し
て、一時的に記録されプリンタ部105や、ネットワー
クコネクタ211等を介して外部装置(PC112,1
18,WS114,プリンタ111,ファックス113
等)へのデータの転送が行われる。
【0069】また、HDI/F228の先に接続されて
いる着脱可能な記憶媒体124の記録再生を行う情報記
録再生装置123がSCIS等のI/Fをもって接続さ
れている。この情報記録再生装置123により、着脱式
の記憶媒体124に画像入出力装置100内の情報を記
録,再生することが可能となる。
【0070】なお、画像入出力装置100では、リーダ
部101で読み取った画像をプリンタ部105で出力す
るコピージョブ、PC112,WS114等からネット
ワーク120を介して受信した印刷データまたはPC1
18から受信した印刷データをプリンタ部105で出力
するプリントジョブ、リーダ部101で読み取った画像
をFAX通信部222を介してファクス117に送信す
る第1ファクシミリ送信ジョブ、PC112,WS11
4等からネットワーク120を介して受信したデータま
たはPC118から受信したデータをファクス通信部2
22を介してファクス117に送信する第2ファクシミ
リ送信ジョブ、リーダ部101で読み取った画像をPC
112,118,WS114等に送出するスキャナジョ
ブ、FAX通信部222で受信したファクシミリデータ
をプリンタ部105で出力する第1ファクシミリ受信ジ
ョブ、FAX通信部222で受信したファクシミリデー
タをPC112,118,WS114,プリンタ111
等に送出する第2ファクシミリ受信ジョブ等の複数のジ
ョブが実行可能である。
【0071】また、HDD229内部は、以下で説明す
る図4に示すような複数のエリアに分割されて使用され
ている。
【0072】図4は、図3に示したHDD229の記録
エリアの一例を説明する模式図である。
【0073】図4の(a)において、401は装置機能
ソフトウエア格納エリアで、制御部104の機能を動作
させるためのソフトウエアモジュールを格納する。40
2は装置内アプリケーションソフトウエア格納エリア
で、画像入出力装置100内の機能を利用した複数のア
プリケーションを格納する。
【0074】403はユーザデータ格納エリアで、ユー
ザが利用できるエリアであり、詳細は図4の(b)で説
明する。404は一時的データ格納エリアで、実行要求
されたジョブのジョブ情報を一時的に格納する。405
はLogAccount情報格納エリアである。
【0075】図4の(b)において、ユーザデータ格納
エリア403は、複数に分割されており、該分割される
各エリア(User n(n:1〜x))はそれぞれ鍵
付きのBOXのようにユーザ個人データ(ユーザデー
タ)を格納するエリア、グループデータを格納するエリ
アとして利用可能である。
【0076】また、図4の(c)に示すようにユーザデ
ータ格納エリア403のUser1〜Userxという
区切られたエリアには、ユーザ名,シリアル番号,ユー
ザエリアパスワード,ユーザ登録文書数などの情報がユ
ーザ情報として格納されている。さらに、User1〜
Userxには、ジョブデータを格納する複数のエリア
があり、文書1,2,3…というように保管することが
可能である。
【0077】それぞれのジョブに対しても文書名,ジョ
ブの種別,パスワード等の情報を付加することができ、
情報が付加されたジョブデータはジョブ情報として格納
される。管理者用パスワード以外のこれらのパスワード
は複雑なものでなくてもよく5桁程度の暗証番号を使う
ことが可能である。
【0078】図5は、図2に示した着脱可能な記憶媒体
124の記録エリアを説明する模式図である。
【0079】501は装置ID保全エリアで、画像入出
力装置100のID番号等を格納する。502は、装置
構成情報保全エリアで、画像入力装置100の構成(機
能構成)を示す画像入出力装置100の構成情報を格納
する。503は装置内アプリケーションソフトウエア保
全エリアで、画像入出力装置100内の機能を利用した
複数のアプリケーションを格納する。
【0080】504はlogAccount情報保全エ
リアである。505はユーザデータ保全エリアで、ユー
ザデータを格納するエリアであり、図4の(b),
(c)と同様に分割され、同一の情報を格納するための
エリアである。506は一時的データ保全エリアであ
る。507は装置機能ソフトウエア保全エリアである。
【0081】このように、着脱可能な記憶媒体124
は、複数のエリアに区切られて利用することができ、1
台の画像入出力装置100のHDD229,SDRAM
205等の記憶装置の情報を記録できる構成となってい
る。
【0082】以下、図6のフローチャート等を参照し
て、画像入出力装置100の記憶装置の情報をオペレー
ター(管理者)が操作することにより対話的に着脱可能
な記憶媒体124に記録保存するときの処理手順につい
て説明する。
【0083】なお、本実施形態では、一例として、画像
入出力装置100内の記憶装置(HDD229,SDR
AM205等)に格納されるすべてのデータ,コンフィ
グレーション情報等から管理者により選択された項目の
情報を着脱可能な記憶媒体124に記録する場合につい
て説明する。また画像入出力装置100の管理者が操作
することにより管理者モードで画像入出力装置100内
の情報を記憶媒体124に記録する場合は、画像入出力
装置100内に保持される全ての情報に対してアクセス
できる。さらに、着脱可能な記憶媒体124上の特別な
エリア、例えば装置ID保全エリア501に画像入出力
装置100の名前,ID(シリアル番号),日時(例え
ば記憶媒体124の最終アクセス日時),管理者名と装
置管理用パスワードを記録するようにしてある。これに
より、記憶媒体124への不用意なアクセスに対して制
限を加えることが可能となっている。
【0084】図6は、本実施形態の画像処理装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図3に示したROM204に格納される制御
プログラムに基づいてCPU202により実行される制
御手順に対応する。なお、(601)〜(610)は各
ステップを示す。
【0085】まず、画像入出力装置100の管理者から
の管理用パスワード入力を受け付け(601)、該入力
された管理用パスワードが正しいかどうかを判断し(6
02)、パスワードが正しくないと判断した場合は、処
理を終了し、パスワードが正しいと判断した場合は、こ
の時点で画像入出力装置100が保持する全情報にアク
セス可能なオペレータと認識される。
【0086】つぎに、着脱可能な記憶媒体124に格納
される情報を読み出し(603)、該読み出した内容を
操作部108の大型液晶タッチパネル108aに表示す
る。それから、着脱可能な記憶媒体124が記録可能で
あるかどうかを判断し(604)、記録可能でないと判
断した場合は、記憶媒体124を情報記録再生装置12
3から排出し(610)、処理を終了する。なお、着脱
可能な記憶媒体124が記録できない場合とは、記憶媒
体124が記録不可の状態になっている場合である。
【0087】また、記憶媒体124が記録可能であると
判断した場合で、着脱可能な記憶媒体124に既に記録
されている情報があるとき、例えば既に別の画像入出力
装置が記憶媒体124に情報を記録していたときは、該
記録される情報を大型液晶タッチパネル108a上に表
示するとともに、該記録される情報を削除するか記憶媒
体を交換するかどうかの判断を促す画面を表示して、管
理者からの入力を待ち、管理者が操作部108から記憶
媒体を交換すると指示した場合には、ステップ(61
0)に進み、既に記録されている情報を削除すると指示
した場合は、ステップ(605)に進む。なお、記憶媒
体124に情報が記録されていない場合にもステップ
(605)に進む。
【0088】ステップ(605)では、後述する図10
に示す保存項目選択画面1000を大型液晶タッチパネ
ル108aに表示して、管理者のオペレーションを待
つ。保存項目選択画面1000では、管理者が記憶媒体
124に保存する項目を選択,指定し、OKキー100
3が押下され、保存項目の指定が終了すると、画像入出
力装置100内のHDD229,SDRAM205等の
記憶装置に記憶される指定された項目の情報を記憶媒体
124に記録し始める。
【0089】最初に、記憶媒体124に対して、装置I
D情報(装置の名前,ID(シリアル番号),日時,管
理者名と管理パスワード)を特別なエリア、例えば装置
ID保全エリア501へ記録する(606)。
【0090】それから、ステップ(605)で指定され
た項目の情報を順次記憶媒体124に記録するために、
画像入出力装置100の記憶装置に格納される情報、例
えば機器構成情報,アプリケーションソフトウエア,ア
ドレス帳(例えばファクシミリ送信先の電話番号データ
等)、現在までの使用状況とアカウント情報等を収集し
(607)、指定された項目を記憶するための各エリア
を記憶媒体124上に確保し(608)、記憶媒体12
4の定められたエリアに指定された項目の情報を記録し
(609)、処理を終了する。
【0091】なお、ステップ(607)で記憶装置に格
納される全ての情報を収集するように構成してもよい
し、ステップ(605)で指定された項目の情報を収集
するようにしてもよい。
【0092】また、図4に示したユーザデータ格納エリ
ア403内のジョブデータ(またはジョブ情報)に関し
ても、図4の(b),(c)に示したような構造のまま
記憶媒体124のユーザデータ保全エリア505に記録
されていく。また、一時的データ格納エリア404に格
納される処理中のジョブ,待機中のジョブについても記
憶媒体124に記録することは可能であるが、通常この
モードでは行われることはないが、次に説明するように
画像入出力装置100に障害が発生した時には、処理中
のジョブ,待機中のジョブのジョブ情報も可能な限り必
ず記憶媒体124に対して記録される。
【0093】以下、図7のフローチャート等を参照し
て、画像入出力装置100で故障等の障害が発生した場
合の記憶媒体124に対する自動記録動作について説明
する。
【0094】図7は、本実施形態の画像処理装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図3に示したROM204に格納される制御
プログラムに基づいてCPU202により実行される制
御手順に対応する。なお、(701)〜(706)は各
ステップを示す。
【0095】図2に示したプリンタ部105,リーダ部
101等で致命的な障害が発生して、図示しないセンサ
がその障害を検知したときには(701)、HDD22
9,SDRAM205等の記憶装置に格納されるすべて
の情報を記憶媒体124に対する記録を開始する。この
場合、管理者用パスワードの入力は必要なく自動にて以
下の手順で大容量着脱可能な記憶媒体へ記録される。
【0096】ステップ(702)で、記憶媒体124が
情報記録再生装置123に挿入されていないか、挿入さ
れていても記憶媒体124が記録可能な状態であるかど
うかを判断し、記憶媒体124が挿入されていないまた
は記録可能でないと判断した場合は、当然記録は行われ
ず、処理を終了する。
【0097】一方、情報記録再生装置123に挿入され
る記憶媒体124が記録可能な状態であると判断した場
合は、記憶媒体124に対して、装置ID情報(装置の
名前,ID(シリアル番号),日時,管理者名と管理パ
スワード)を特別なエリア、例えば装置ID保全エリア
501へ記録する(703)。
【0098】つぎに、記憶装置に格納される全ての情報
を順次記憶媒体124に記録するために、画像入出力装
置100内の記憶装置に格納される情報等を収集し(7
04)、記憶装置に格納される全ての情報を記憶するた
めに図5に示したように各エリアを記憶媒体124上に
確保し(705)、記憶媒体124の定められたエリア
に収集した情報を記録し(706)、処理を終了する。
【0099】なお、既に記憶媒体124に情報が記録さ
れている場合は、記憶媒体124に記憶されている内容
を上書きする形で強制的に記憶装置に格納される全ての
情報を記録する。また、HDD229の一時的データ格
納エリア403にある、処理中断中のジョブ,待機中の
ジョブについても記憶媒体124の一時的データ保全エ
リア506に記録を行う。
【0100】なお、記憶媒体124に記憶した情報を画
像入出力装置100にリストアする場合には、管理者と
して管理者パスワードを入力しなければ画像入出力装置
100にデータを読み込ませることはできない。
【0101】以下、図8,図9のフローチャート等を参
照して、記憶媒体124に記憶させた情報を読み出す場
合の制御手順について説明する。
【0102】図8は、本実施形態の画像処理装置におけ
る第3のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図3に示したROM204に格納される制御
プログラムに基づいてCPU202により実行される制
御手順に対応する。なお、(801)〜(807)は各
ステップを示す。なお、ここでは、記憶媒体124に記
録される装置構成情報と読み出す画像入出力装置100
に格納される装置構成情報とは同一である場合について
説明する。
【0103】まず、記憶媒体124内に記録される情報
を読み出す場合に、各種装置情報(図5に示した各エリ
アに記録される情報等)が記録された記憶媒体124を
装置に挿入し(801)、記憶媒体124に記録されて
いる各種装置情報を読み出し(802)、管理者が記憶
媒体124に記録されている装置の管理パスワードを入
力し(803)、パスワードの照合を行い(804)、
パスワードが一致しなかった場合は、処理を終了する。
【0104】一方、パスワードが一致した場合は、記憶
媒体124内に記録されるすべての情報にアクセスが可
能となり、記憶媒体124に記録されている情報の項目
が後述する図11に示す読み出し項目選択画面1100
のように大型液晶タッチパネル108aに表示し(80
5)、管理者により読み出し項目選択画面1100上で
読み出す項目が選択され(チェックボックス1001に
対する選択入力)、選択された項目の情報の読み出しが
指示(OKキー1003が押下)されたかどうかを判断
し(806)、指示がされないと判断した場合は、ステ
ップ(806)に戻って、管理者から読み出しが指示が
なされるまで待ち、管理者から読み出し指示がなされた
場合は、読み出しが指示された項目があれば、指示され
た項目の情報を記憶媒体124内から読み出して、該読
み出した情報を格納する画像入出力装置内のいずれかの
記憶装置に対して書き込み(807)、処理を終了す
る。
【0105】さらに、本実施形態では、管理者により入
力された管理パスワードを照合した後に、選択された項
目の情報をHDD229,SDRAM205等に格納す
る場合について説明したが、情報記録再生装置123に
記憶媒体124に装着されたときに、コントローラチッ
プ201が自動的に記憶媒体124に格納される情報を
読み出してHDD229,SDRAM205に格納する
ように構成してもよい。
【0106】なお、上述した処理を、例えば画像入出力
装置100内の記憶装置の障害(HDDの寿命,破損、
SDRAM205のバックアップ電源の故障等)や、プ
リンタ部105、リーダ部101など画像入出力装置1
00を構成している部分の機能障害等が発生した場合
や、画像入出力装置自体を他の画像入出力装置に置き換
える場合に、修理または回復した画像入出力装置または
新しく置き換えられた画像入出力装置に対し行うことに
より、新たに設定入力や各種データの作成等を行うこと
なく、記憶媒体に書き込まれた情報を読み取らせるとい
う簡単な操作だけで、以前の画像入出力装置に保持され
ていた各種情報を容易に復元できる。
【0107】以下、図9のフローチャート等を参照し
て、図11に示す読み出し項目選択画面1100で選択
された項目の中に、処理途中または未処理のジョブのジ
ョブ情報を格納する一時的なデータ格納エリアが選択さ
れ、OKキー1103が押下された場合の処理について
説明する。
【0108】図9は、本実施形態の画像処理装置におけ
る第4のデータ処理手順の一例を説明するフローチャー
トであり、図3に示したROM204に格納される制御
プログラムに基づいてCPU202により実行される制
御手順に対応する。なお、(901)〜(906)は、
各ステップを示す。
【0109】まず、図11に示す読み出し項目選択画面
1100において、一時的なデータ格納エリアの項目が
管理者により指示されたかどうかを判断し(901)、
指示されていないと判断した場合は、処理を終了し、指
示されていると判断した場合は、記憶媒体124の一時
的データ保全エリア505に記録される処理途中または
未処理のジョブ情報を読み出す(902)。
【0110】つぎに、記憶媒体124に処理途中または
未処理のジョブ情報が記憶媒体に格納されているかどう
かを判断し(903)、格納されていない場合は、処理
を終了し、格納されている場合は、後述する図12に示
すジョブリスト画面1200を大型液晶タッチパネル1
08aに表示し(904)、ジョブリスト画面1200
上で管理者からの実行するジョブの選択入力を受け付
け、OKキー1203が押下されると、ジョブリスト画
面1200で選択されたジョブがあるかどうかを判断し
(905)、選択されたジョブがないと判断した場合
は、処理を終了し、選択されたジョブがあると判断した
場合は、ジョブリスト画面1200で選択されたジョブ
を順次実行し(905),(906)、ステック(90
5)で選択された全てのジョブの実行が終了した場合
に、処理を終了する。
【0111】なお、図9のフローチャートに示した処理
は、図8に示したフローチャートのステップ(807)
の処理の後に実行するように構成してもよいし、図8に
示したフローチャートのステップ(806)の後に、図
9に示したフローチャートの処理を実行し、該フローチ
ャートの処理が終了した後に、図8に示したフローチャ
ートのステップ(807)に処理を移行するようにして
もよい。
【0112】また、画像入出力装置100の障害発生時
に記憶装置の情報を自動的に記憶媒体124の一時的デ
ータ保全エリア404に記録された未処理のジョブ情報
や処理途中のジョブ情報に対して読み出し項目選択画面
1100で読み出しを指示した場合に、画像入出力装置
のHDD等固定ディスクの図4に示した一時的データ格
納エリア404には、記憶媒体124に記録されるジョ
ブ情報を書き込まず、記憶媒体124より直接ジョブ情
報を読み出して、指定されていたジョブを実行すること
も可能である。
【0113】図10は、図2に示した大型液晶タッチパ
ネル108aに表示される保存項目選択画面1000の
一例を説明する図である。
【0114】図10において、1001はチェックボッ
クスで、項目欄1002に表示される各項目のうち記憶
媒体124に記録する項目を選択する際に押下する。1
003はOKキーで、チェックボックス1001で選択
した項目の情報を記憶媒体124に記録させる場合に押
下する。1004はキャンセルキーで、情報の記録をキ
ャンセルする際に押下する。
【0115】図11は、図2に示した大型液晶タッチパ
ネル108aに表示される読み出し項目選択画面110
0の一例を説明する図である。
【0116】図11において、1101はチェックボッ
クスで、項目欄1102に表示される各項目のうち、画
像入出力装置100に読み取らせる項目を選択する際に
押下する。1103はOKキーで、チェックボックス1
101で選択した項目の情報を画像入出力装置100に
読み出させる場合に押下する。1104はキャンセルキ
ーで、情報の読み出しをキャンセルする場合に押下す
る。
【0117】図12は、図2に示した大型液晶タッチパ
ネル108aに表示されるジョブリスト画面1200の
一例を説明する図である。
【0118】図12において、1201はチェックボッ
クスで、ジョブリスト1202に表示されるジョブのう
ち画像入出力装置100で実行されるジョブを選択する
際に押下する。1203はOKキーで、チェックボック
スで選択したジョブを画像入出力装置100に実行させ
る際に押下する。1204はキャンセルキーで、ジョブ
の実行をキャンセルする際に押下する。
【0119】なお、本実施形態では大容量の着脱可能な
記憶媒体124について特に言及はしていないが、画像
入出力装置100内の、HDD229の大容量化も行わ
れているため、DVD−RAM,光磁気ディスク,CD
−RW等を対象としてもよいし、それ以外の着脱可能な
記憶媒体でも良い。
【0120】このように本実施形態で示した画像処理装
置は、原稿の画像をデジタル画像データとして入力する
リーダ部101と、PC等の外部からの処理要求や情報
を送受信可能であり、画像データ等を外部からの要求に
したがって外部のPC,プリンタ111等またはプリン
タ部105に転送可能な制御部104とを具備し、複数
の揮発性メモリであるRAM207,SDRAM205
と不揮発性メモリであるROM204と大容量の固定記
憶部であるHDD229を備え、加えて大容量着脱可能
な記憶媒体124に情報を書き込み,読み出しする情報
記録再生装置123を備えた複合画像処理装置(画像入
出力装置100)として構成されている。
【0121】また、画像入出力装置100内にあるメモ
リに一時的,永続的に保持されている情報を収集し、該
収集した情報を大容量の着脱可能な記憶媒体124に記
録させるCPU202を備えている。
【0122】さらに、HDD229に格納されているす
べての情報(データ)を大容量の着脱可能な記憶媒体1
24に記録させるCPU202を備えている。
【0123】また、HDD229に格納されている、ユ
ーザ毎またはグループ毎にのみ利用されている特別なエ
リアであるユーザデータ格納エリア403の情報とその
セキュリティ情報を大容量の着脱可能な記憶媒体124
に記録させるCPU202を備えている。
【0124】また、HDD229の一時的データ格納エ
リア404に格納される処理途中のジョブ情報も、記憶
媒体124に記録させるCPU202を備えている。
【0125】したがって、画像入出力装置100内に保
存されている情報を着脱可能な記憶媒体124に記録す
ることにより、装置内の情報をセキュリティを持たせた
ままバックアップをすることができ、さらに画像入出力
装置100内に格納される情報が記録された着脱可能な
記憶媒体124を異なる装置に装着することにより、着
脱可能な記憶媒体124に記録された情報を読み出し、
該読み出された情報を装置内部の各種メモリ、記憶装置
(HDD229,SDRAM205,RAM207等)
に対して書き込みを行うことで、装置内部に保持される
情報をセキュリティを確保しながら記憶媒体にバックア
ップでき、また装置内部の記憶装置に復旧,コピーする
ことや、その装置内の情報を他の装置で利用することが
可能となる。
【0126】さらに、記憶媒体124に記録された情報
が処理途中または未処理のジョブ情報を含んでいる場合
は、そのジョブ処理の実行をオペレータの判断により、
処理途中または未処理のジョブ情報の処理をCPU20
2の制御により開始させることができるので、画像入出
力装置100が故障した場合に、別の画像入出力装置で
処理途中または未処理のジョブを実行させることができ
る。
【0127】また、画像入出力装置100の構成情報
や、アカウント,ファクシミリ送信先のアドレス帳等も
記憶媒体124にバックアップさせることができるの
で、例えば画像入出力装置を他の画像入出力装置に置き
換える場合であっても、記憶媒体124に他の画像入出
力装置でも必要な情報を元の画像入出力装置から記憶媒
体124に記録し、他の画像入出力装置で該記録された
記憶媒体124を読み取らせることにより、装置を置き
換えても元の画像入出力装置に保持される情報と同一の
データをセキュリティを保持しながら容易にかつ短時間
で格納させることができる。
【0128】なお、本実施形態ではHDD229,SD
RAM205等の記憶装置に格納されるデータを記憶媒
体124にバックアップする場合について説明している
が、記憶装置の種類はHDD,SDRAMに限るもので
はなく、フラッシュROM,EEPROM等の書き換え
可能な不揮発性メモリ,RAM等の揮発性メモリ等に格
納されるデータを記憶媒体124にバックアップするよ
うに構成してもよいし、ROMに格納されるデータを記
憶媒体124に記録するように構成してもよい。
【0129】さらに、本実施形態では、SDRAM20
5に格納される装置構成情報等と、HDD229に格納
される各種ソフトウエア,ユーザデータ,一時的に格納
されている未処理のジョブ情報等のデータ,ログおよび
/またはアカウントに関するデータ,アドレス帳,各種
設定情報等を管理者により選択的にまたは故障発生時に
自動的に記憶媒体124に記録する場合について説明し
たが、記憶媒体124に記録する情報は上述した情報以
外でもよい。また、HDD229等に格納されるネット
ワーク120に関する情報、例えばネットワーク120
に接続されるPC,プリンタ,スキャナ,サーバ等のア
ドレスを示す情報を記憶媒体124に記録するようにし
てもよい。
【0130】また、故障発生時にHDD229,SDR
AM205に格納される情報全てを自動的に記憶媒体1
24に記録する場合を説明したが、一部あるいは全部の
情報を自動的に記録するように構成してもよい。その場
合、事前にまたは故障発生時に操作部108等から故障
発生時の記憶媒体124に記録すべき項目をパスワード
を入力した管理者が設定できるようにし、故障発生時に
CPU202は該設定された項目の情報をHDD22
9,SDRAM205から記憶媒体124に記録させ
る。
【0131】さらに、図5には、記憶媒体124の記録
エリアの一例を示しているが、図5に示したように複数
の保全エリアは同一の記憶媒体に確保されなくてもよ
く、複数個の記憶媒体に確保するように構成してもよ
い。
【0132】さらに上記実施形態で示した技術を組合せ
て実施するように構成してもよい。
【0133】さらに、上記実施形態では、画像処理装置
を一例に挙げて説明しているが、種々の画像処理装置、
例えば電子写真装置,デジタル複写機,モノクロ複写
機,カラーレーザ複写機,レーザビームプリンタ,カラ
ーレーザプリンタ,インクジェットプリンタ,熱転写プ
リンタ,ファクシミリ装置,コピー機能および/または
プリント機能および/またはファクシミリ機能等を備え
る複合複写機等、および種々の画像処理装置を制御する
制御装置,情報処理装置,データ処理装置等に対し、本
発明または本実施形態で示した技術を適用するように構
成してもよい。
【0134】以下、図13に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像処理装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0135】図13は、本発明を示す画像処理装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0136】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0137】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0138】本実施形態における図6,図7,図8,図
9に示す機能が外部からインストールされるプログラム
によって、ホストコンピュータにより遂行されていても
よい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメ
モリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワーク
を介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群
が出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるも
のである。
【0139】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0140】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0141】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROM,EEPROM等を用いることができ
る。
【0142】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0143】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、単数または複数の機能を有する画像処
理装置であって、前記画像処理装置に関する情報を記憶
する第1記憶手段と、着脱可能な記憶媒体に情報を記憶
する第2記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶される前
記画像処理装置に関する情報を収集する収集手段と、前
記収集手段で収集した前記画像処理装置に関する情報を
前記第2記憶手段で前記着脱可能な記憶媒体に記憶させ
る制御手段とを有するので、画像処理装置に関する情報
を着脱可能な記憶媒体に確実に保全させることができ
る。
【0145】第2の発明によれば、前記着脱可能な記憶
媒体に記憶させる前記画像処理装置に関する情報を選択
する選択手段を有し、前記制御手段は、前記選択手段で
選択された前記画像処理装置に関する情報を前記第2記
憶手段に記憶させるので、ユーザが選択的に画像処理装
置に関する情報を記憶媒体に保全させることができる。
【0146】第3の発明によれば、単数または複数の機
能を有する画像処理装置であって、前記画像処理装置に
関する情報を記憶する第1記憶手段と、着脱可能な記憶
媒体に情報を記憶する第2記憶手段と、前記画像処理装
置において故障が発生した場合に、前記第1記憶手段に
記憶される前記画像処理装置に関する情報を収集する収
集手段と、前記収集手段で収集した前記画像処理装置に
関する情報を自動的に前記第2記憶手段で前記着脱可能
な記憶媒体に記憶させる制御手段とを有するので、故障
の発生を原因とするバックアップメモリ等に格納される
情報を喪失を確実に防止できるとともに、HDDに格納
される情報をより安全でかつ扱いやすい着脱可能な記憶
媒体に格納できる。
【0147】第4の発明によれば、前記着脱可能な記憶
媒体に記憶される情報を読み出す読み出し手段を有し、
前記制御手段は、前記着脱可能な記憶媒体から前記画像
処理装置に関する情報を前記読み出し手段で読み出させ
て前記第1記憶手段に記憶させるので、記憶媒体に格納
した情報を装置内に戻すことができ、装置内の情報格納
状況を容易に復帰させることができる。
【0148】第5の発明によれば、前記制御手段は、前
記読み出し手段に前記記憶媒体が装着された場合に、自
動的に前記着脱可能な記憶媒体から前記画像処理装置に
関する情報を前記読み出し手段で読み出させて前記第1
記憶手段に記憶させるので、装置内の情報を容易にかつ
スピーディに復帰させることができる。
【0149】第6の発明によれば、前記制御手段は、前
記着脱可能な記憶媒体から前記画像処理装置で実行され
るジョブに関する情報を読み出し、前記ジョブを実行さ
せるので、記憶媒体に記憶される故障した画像処理装置
で受け付けられた未処理または処理途中のジョブを実行
させることができる。
【0150】第7の発明によれば、前記制御手段は、前
記第1記憶手段に記憶される前記画像処理装置に関する
情報のすべてを前記第2記憶手段で前記着脱可能な記憶
媒体に記憶させるので、画像処理装置に関する情報を完
全に保全できる。
【0151】第8の発明によれば、前記第1記憶手段
は、書き換え可能な記憶部を含むので、容易に喪失して
しまう情報を確実に記憶媒体に保全できる。
【0152】第9の発明によれば、前記第1記憶手段
は、書き換え可能な不揮発性記憶部を含むので、喪失し
てしまう情報を確実に記憶媒体に保全できる。
【0153】第10の発明によれば、画像処理装置自身
に関する情報を記憶する第1記憶手段を有し、単数また
は複数の機能を有する画像処理装置の制御方法であっ
て、前記第1記憶手段に記憶される前記画像処理装置に
関する情報を収集する収集工程と、前記収集工程で収集
した前記画像処理装置に関する情報を着脱可能な記憶媒
体に記憶させる記憶工程とを有するので、画像処理装置
に関する情報を着脱可能な記憶媒体に確実に保全させる
ことができる。
【0154】第11の発明によれば、前記着脱可能な記
憶媒体から前記画像処理装置に関する情報を読み出して
前記第1記憶手段に記憶させる読み出し工程を有するの
で、記憶媒体に格納した情報を装置内に戻すことがで
き、装置内の情報格納状況を容易に復帰させることがで
きる。
【0155】したがって、画像処理装置内に格納される
各種設定情報,ソフトウエア,ユーザデータ,ジョブ情
報等を着脱可能な記憶媒体にバッグアップさせることが
でき、故障が発生しても画像処理装置内部に格納される
情報を確実に保全させることができる等の効果を奏す
る。
【0156】また、構成情報や、アカウント、装置の持
つアドレス帳なども記録する手段を提供することで、装
置の置き換えに対してもセキュリティを保持しながら移
行できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態を示す画像処理装置の構成を説明す
る断面図である。
【図2】本実施形態を示す画像処理装置の制御構成を説
明するブロック図である。
【図3】図2に示した制御部の構成を説明するブロック
図である。
【図4】図3に示したHDDの記録エリアの一例を説明
する模式図である。
【図5】図2に示した着脱可能な記憶媒体の記録エリア
を説明する模式図である。
【図6】本実施形態の画像処理装置における第1のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図7】本実施形態の画像処理装置における第2のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図8】本実施形態の画像処理装置における第3のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図9】本実施形態の画像処理装置における第4のデー
タ処理手順の一例を説明するフローチャートである。
【図10】図2に示した大型液晶タッチパネルに表示さ
れる保存項目選択画面の一例を説明する図である。
【図11】図2に示した大型液晶タッチパネルに表示さ
れる読み出し項目選択画面の一例を説明する図である。
【図12】図2に示した大型液晶タッチパネルに表示さ
れるジョブリスト画面の一例を説明する図である。
【図13】本発明を示す画像処理装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
101 リーダ部 103 スキャナユニット 104 制御部 105 プリンタ部 108 操作部 106 プリンタユニット 124 記憶媒体 123 情報記録再生装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単数または複数の機能を有する画像処理
    装置であって、 前記画像処理装置に関する情報を記憶する第1記憶手段
    と、 着脱可能な記憶媒体に情報を記憶する第2記憶手段と、 前記第1記憶手段に記憶される前記画像処理装置に関す
    る情報を収集する収集手段と、 前記収集手段で収集した前記画像処理装置に関する情報
    を前記第2記憶手段で前記着脱可能な記憶媒体に記憶さ
    せる制御手段と、を有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記着脱可能な記憶媒体に記憶させる前
    記画像処理装置に関する情報を選択する選択手段を有
    し、 前記制御手段は、前記選択手段で選択された前記画像処
    理装置に関する情報を前記第2記憶手段に記憶させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 単数または複数の機能を有する画像処理
    装置であって、 前記画像処理装置に関する情報を記憶する第1記憶手段
    と、 着脱可能な記憶媒体に情報を記憶する第2記憶手段と、 前記画像処理装置において故障が発生した場合に、前記
    第1記憶手段に記憶される前記画像処理装置に関する情
    報を収集する収集手段と、 前記収集手段で収集した前記画像処理装置に関する情報
    を自動的に前記第2記憶手段で前記着脱可能な記憶媒体
    に記憶させる制御手段と、を有することを特徴とする画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記着脱可能な記憶媒体に記憶される情
    報を読み出す読み出し手段を有し、 前記制御手段は、前記着脱可能な記憶媒体から前記画像
    処理装置に関する情報を前記読み出し手段で読み出させ
    て前記第1記憶手段に記憶させることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記読み出し手段に前
    記記憶媒体が装着された場合に、自動的に前記着脱可能
    な記憶媒体から前記画像処理装置に関する情報を前記読
    み出し手段で読み出させて前記第1記憶手段に記憶させ
    ることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記着脱可能な記憶媒
    体から前記画像処理装置で実行されるジョブに関する情
    報を読み出し、前記ジョブを実行させることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記第1記憶手段に記
    憶される前記画像処理装置に関する情報のすべてを前記
    第2記憶手段で前記着脱可能な記憶媒体に記憶させるこ
    とを特徴とする請求項1または3記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1記憶手段は、書き換え可能な記
    憶部を含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
    記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第1記憶手段は、書き換え可能な不
    揮発性記憶部を含むことを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 画像処理装置自身に関する情報を記憶
    する第1記憶手段を有し、単数または複数の機能を有す
    る画像処理装置の制御方法であって、 前記第1記憶手段に記憶される前記画像処理装置に関す
    る情報を収集する収集工程と、 前記収集工程で収集した前記画像処理装置に関する情報
    を着脱可能な記憶媒体に記憶させる記憶工程と、を有す
    ることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記着脱可能な記憶媒体から前記画像
    処理装置に関する情報を読み出して前記第1記憶手段に
    記憶させる読み出し工程を有することを特徴とする請求
    項10記載の画像処理装置の制御方法。
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