JP2001050812A - 分光装置 - Google Patents
分光装置Info
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- JP2001050812A JP2001050812A JP22299999A JP22299999A JP2001050812A JP 2001050812 A JP2001050812 A JP 2001050812A JP 22299999 A JP22299999 A JP 22299999A JP 22299999 A JP22299999 A JP 22299999A JP 2001050812 A JP2001050812 A JP 2001050812A
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- diffraction grating
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- Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】WDM光通信システムにおいて、信号光の波長
多重度の増大があっても、アレイ状光検出器内の受光素
子数を増やさずに、所望の波長分解能やSN比の特性を
有する分光装置を提供する。 【解決手段】光ファイバ1からの信号光がコリメートレ
ンズ3を透過後、2種類の周波数を切り換えて駆動する
AO素子11により回折後、回折素子4で回折され集光
レンズ5透過後、所望の波長帯域の信号光をアレイ状光
検出器6で受光する。
多重度の増大があっても、アレイ状光検出器内の受光素
子数を増やさずに、所望の波長分解能やSN比の特性を
有する分光装置を提供する。 【解決手段】光ファイバ1からの信号光がコリメートレ
ンズ3を透過後、2種類の周波数を切り換えて駆動する
AO素子11により回折後、回折素子4で回折され集光
レンズ5透過後、所望の波長帯域の信号光をアレイ状光
検出器6で受光する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長分割多重通信
システムに使用する分光装置に関し、送信、受信および
中継装置に用いられる信号光のスペクトラムを監視する
分光装置に関する。
システムに使用する分光装置に関し、送信、受信および
中継装置に用いられる信号光のスペクトラムを監視する
分光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信情報量の増加にともない大容量の光
通信システムが要求され、これを実現する技術として、
波長分割多重(WDM:Wavelength Div
ision Multiplexing)通信システム
が盛んに検討、導入されている。
通信システムが要求され、これを実現する技術として、
波長分割多重(WDM:Wavelength Div
ision Multiplexing)通信システム
が盛んに検討、導入されている。
【0003】WDM通信システムを正常に動作・維持さ
せるためには、WDM信号光に対して、さまざまな監視
・制御を行う必要がある。具体的には、WDM信号光の
波長多重度、波長、レベル、SN比などである。これら
のWDM信号光の監視方法としては、市販のよく使用さ
れている光スペクトラムアナライザを用いる方法があ
る。しかし、市販の典型的な光スペクトラムアナライザ
は、回折格子を回転させるなどの機械的可動部分を有し
ており、長期の安定性や信頼性に欠ける問題がある。ま
た、測定に1秒程度要するため、監視・制御のすばやい
対応ができない問題もある。
せるためには、WDM信号光に対して、さまざまな監視
・制御を行う必要がある。具体的には、WDM信号光の
波長多重度、波長、レベル、SN比などである。これら
のWDM信号光の監視方法としては、市販のよく使用さ
れている光スペクトラムアナライザを用いる方法があ
る。しかし、市販の典型的な光スペクトラムアナライザ
は、回折格子を回転させるなどの機械的可動部分を有し
ており、長期の安定性や信頼性に欠ける問題がある。ま
た、測定に1秒程度要するため、監視・制御のすばやい
対応ができない問題もある。
【0004】また、別の監視方法として走査型ファブリ
・ペロ干渉計を用いる方法もある。この方法において
も、干渉計の構成要素である反射ミラーを駆動させる必
要があり、上記と同様に長期の安定性や信頼性に問題が
ある。このような長期の安定性や信頼性を改善した装置
の構成として、機械的可動部分のないポリクロメータを
使用したものがある。ポリクロメータは、複数の受光素
子を1次元方向に配列したアレイ状光検出器を用い、波
長分散素子(例えば回折格子)を回転させる代わりに、
アレイ状光検出器を用いて、被測定光の波長に応じて異
なる角度方向に回折する光を同時に検出する分光装置で
ある。図4に従来のポリクロメータの構成を示す概念的
平面図を示す。
・ペロ干渉計を用いる方法もある。この方法において
も、干渉計の構成要素である反射ミラーを駆動させる必
要があり、上記と同様に長期の安定性や信頼性に問題が
ある。このような長期の安定性や信頼性を改善した装置
の構成として、機械的可動部分のないポリクロメータを
使用したものがある。ポリクロメータは、複数の受光素
子を1次元方向に配列したアレイ状光検出器を用い、波
長分散素子(例えば回折格子)を回転させる代わりに、
アレイ状光検出器を用いて、被測定光の波長に応じて異
なる角度方向に回折する光を同時に検出する分光装置で
ある。図4に従来のポリクロメータの構成を示す概念的
平面図を示す。
【0005】光ファイバ1の出射端から出射された被測
定光は、偏光解消板2を通過し、コリメートレンズ3で
平行光となって、回折格子4に入射する。回折格子4で
分散された被測定光は、集光レンズ5により集光され、
アレイ状光検出器6に結像する。複数波長の光が多重化
されて波長帯域を形成している、すなわち波長多重の被
測定光は、回折格子4の波長分散性により分散される、
すなわち少しずつ異なった角度で回折される。回折され
た最短波長光7から最長波長光8までの全ての光が、ア
レイ状光検出器6に納まるようにこの光検出器を配置
し、この光検出器を構成している受光素子の中で信号出
力の強い受光素子の番号を特定することで、被測定光の
波長を監視できる。
定光は、偏光解消板2を通過し、コリメートレンズ3で
平行光となって、回折格子4に入射する。回折格子4で
分散された被測定光は、集光レンズ5により集光され、
アレイ状光検出器6に結像する。複数波長の光が多重化
されて波長帯域を形成している、すなわち波長多重の被
測定光は、回折格子4の波長分散性により分散される、
すなわち少しずつ異なった角度で回折される。回折され
た最短波長光7から最長波長光8までの全ての光が、ア
レイ状光検出器6に納まるようにこの光検出器を配置
し、この光検出器を構成している受光素子の中で信号出
力の強い受光素子の番号を特定することで、被測定光の
波長を監視できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このポリクロメータ方
式の場合、被測定光の測定波長帯域、波長分解能、SN
比は、アレイ状光検出器の受光素子数、受光素子の配置
ピッチまたは集光レンズの焦点距離などで決まる。近年
の情報の大量通信にともない、波長多重度が増大した広
い波長帯域の光通信システムに対して、分光装置である
光スペクトラム監視装置の波長分解能やSN比の性能を
維持する方法として、受光素子数がより多いアレイ状光
検出器を用いるのが一般的である。
式の場合、被測定光の測定波長帯域、波長分解能、SN
比は、アレイ状光検出器の受光素子数、受光素子の配置
ピッチまたは集光レンズの焦点距離などで決まる。近年
の情報の大量通信にともない、波長多重度が増大した広
い波長帯域の光通信システムに対して、分光装置である
光スペクトラム監視装置の波長分解能やSN比の性能を
維持する方法として、受光素子数がより多いアレイ状光
検出器を用いるのが一般的である。
【0007】例えば、波長多重度が40チャンネル(c
h)、チャンネル間隔が50GHz(波長間隔約0.4
nm)の光通信システムで、受光素子数256のアレイ
状光検出器を用いた場合、6素子/1chとできる。こ
のとき、受光素子の電気信号があるレベル(しきい値)
以上となる複数の受光素子の番号を検知し、あらかじめ
256素子の各々に割り当てられた波長と番号の関係か
ら、信号波長を求めることができる。この割り当ての場
合の波長分解能は、約0.07nm(=0.4nm/6
素子)である。
h)、チャンネル間隔が50GHz(波長間隔約0.4
nm)の光通信システムで、受光素子数256のアレイ
状光検出器を用いた場合、6素子/1chとできる。こ
のとき、受光素子の電気信号があるレベル(しきい値)
以上となる複数の受光素子の番号を検知し、あらかじめ
256素子の各々に割り当てられた波長と番号の関係か
ら、信号波長を求めることができる。この割り当ての場
合の波長分解能は、約0.07nm(=0.4nm/6
素子)である。
【0008】しかし、さらに波長多重度が増加した場
合、例えば上記の2倍の80chの場合、チャンネル間
隔が50GHzの光通信システムにおいて、上記のよう
な素子数256のアレイ状光検出器では、3素子/1c
hの割り当てとなり、40chの場合の6素子/1ch
と比べ波長分解能が低下して半分になり、光通信システ
ムの正常動作を維持・管理する光スペクトラム監視装置
としては、性能的に不足である。
合、例えば上記の2倍の80chの場合、チャンネル間
隔が50GHzの光通信システムにおいて、上記のよう
な素子数256のアレイ状光検出器では、3素子/1c
hの割り当てとなり、40chの場合の6素子/1ch
と比べ波長分解能が低下して半分になり、光通信システ
ムの正常動作を維持・管理する光スペクトラム監視装置
としては、性能的に不足である。
【0009】これを解決する方法として、さらに受光素
子数を増加したアレイ状光検出器を用いる方法がある。
上記の例でいえば、素子数512のアレイ状光検出器を
用いれば、6素子/1chとでき、波長分解能として約
0.07nmが得られる。しかし、素子数512のアレ
イ状光検出器を用いた場合、アレイ状光検出器自体の大
型化、および全体の光学設計(コリメート光学系、集光
光学系などの設計)の制約により、光スペクトラム監視
装置が大型化する問題がある。
子数を増加したアレイ状光検出器を用いる方法がある。
上記の例でいえば、素子数512のアレイ状光検出器を
用いれば、6素子/1chとでき、波長分解能として約
0.07nmが得られる。しかし、素子数512のアレ
イ状光検出器を用いた場合、アレイ状光検出器自体の大
型化、および全体の光学設計(コリメート光学系、集光
光学系などの設計)の制約により、光スペクトラム監視
装置が大型化する問題がある。
【0010】また、素子数512のアレイ状光検出器
は、汎用的な素子数256のアレイ状光検出器と比較
し、素子数が多いため生産性がよくない。また、波長多
重度がさらに増加した場合、さらに受光素子数を多くす
る必要がある(例えば、素子数1024など)が、この
ような多数の受光素子を歩留りよく製作することは極め
て困難であり、将来的に、被測定光の光源である半導体
レーザの周波数制御の向上によるチャンネル間隔の狭窄
化や、光ファイバ増幅器の帯域拡大による通信波長帯域
の拡大などによる多チャンネル大容量通信システムへの
対応が極めて難しい問題がある。
は、汎用的な素子数256のアレイ状光検出器と比較
し、素子数が多いため生産性がよくない。また、波長多
重度がさらに増加した場合、さらに受光素子数を多くす
る必要がある(例えば、素子数1024など)が、この
ような多数の受光素子を歩留りよく製作することは極め
て困難であり、将来的に、被測定光の光源である半導体
レーザの周波数制御の向上によるチャンネル間隔の狭窄
化や、光ファイバ増幅器の帯域拡大による通信波長帯域
の拡大などによる多チャンネル大容量通信システムへの
対応が極めて難しい問題がある。
【0011】本発明の目的は、従来技術が有していた前
述のような欠点を解決するものであり、光通信システム
における信号光の波長多重度の増大や通信波長帯域の拡
大があっても、アレイ状光検出器の素子数を増やすこと
なく、所望の波長分解能やSN比の特性を得ることがで
きる、分光装置である光スペクトラム監視装置を提供す
ることである。
述のような欠点を解決するものであり、光通信システム
における信号光の波長多重度の増大や通信波長帯域の拡
大があっても、アレイ状光検出器の素子数を増やすこと
なく、所望の波長分解能やSN比の特性を得ることがで
きる、分光装置である光スペクトラム監視装置を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数波長の光
が多重化されて波長帯域を形成している被測定光を第1
の回折格子および第2の回折格子の順に経由させて分散
し、分散した分散光を集光レンズを介して複数の受光素
子を備えたアレイ状光検出器に入射させる分光装置であ
って、第2の回折格子は格子間隔が固定された回折格子
であり、第1の回折格子は少なくとも2つの周波数の超
音波で駆動できる音響光学素子であって、かつ音響光学
素子による被測定光の分散方向が第2の回折格子による
分散方向と同じであり、さらに駆動の周波数の切り換え
によって被測定光の波長帯域のうち所望の帯域部分の分
散光のみがアレイ状光検出器に入射されることを特徴と
する分光装置を提供する。
が多重化されて波長帯域を形成している被測定光を第1
の回折格子および第2の回折格子の順に経由させて分散
し、分散した分散光を集光レンズを介して複数の受光素
子を備えたアレイ状光検出器に入射させる分光装置であ
って、第2の回折格子は格子間隔が固定された回折格子
であり、第1の回折格子は少なくとも2つの周波数の超
音波で駆動できる音響光学素子であって、かつ音響光学
素子による被測定光の分散方向が第2の回折格子による
分散方向と同じであり、さらに駆動の周波数の切り換え
によって被測定光の波長帯域のうち所望の帯域部分の分
散光のみがアレイ状光検出器に入射されることを特徴と
する分光装置を提供する。
【0013】また、前記音響光学素子は、駆動の周波数
の種類と同じ数の超音波発生用の圧電体を備えている上
記の分光装置を提供する。また、前記音響光学素子は、
駆動の周波数の種類と同じ数の超音波伝達媒体を備えて
いる上記の分光装置を提供する。
の種類と同じ数の超音波発生用の圧電体を備えている上
記の分光装置を提供する。また、前記音響光学素子は、
駆動の周波数の種類と同じ数の超音波伝達媒体を備えて
いる上記の分光装置を提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の分光装置である光スペク
トラム監視装置においては、WDM通信システムの構成
条件(波長帯域、波長間隔、波長多重度など)が変って
も、基本的な考え方は同じであり、構成条件の変化に合
わせた、光スペクトラム監視装置を設計できる。
トラム監視装置においては、WDM通信システムの構成
条件(波長帯域、波長間隔、波長多重度など)が変って
も、基本的な考え方は同じであり、構成条件の変化に合
わせた、光スペクトラム監視装置を設計できる。
【0015】本発明では、波長多重度が80chである
多チャンネルの波長帯域の信号光の一部である被測定光
を、同時に全て監視するのでなく、80chの信号光
を、例えば短波長側の40chと長波長側の40chと
の2つ波長帯域(帯域部分)に時分割し、それぞれの波
長帯域の被測定光をタイミングをずらして(時系列的
に)多くの受光素子から構成されるアレイ状光検出器に
導く。ここでは、例えば素子数256としている。この
2分割の場合、それぞれの波長帯域では、40chのみ
を測定すればよく、1波長の信号光に割り当てできるア
レイ状光検出器の受光素子数は6素子となり、光通信シ
ステムの監視・制御に十分な波長分解能(約0.07n
m)が得られる。
多チャンネルの波長帯域の信号光の一部である被測定光
を、同時に全て監視するのでなく、80chの信号光
を、例えば短波長側の40chと長波長側の40chと
の2つ波長帯域(帯域部分)に時分割し、それぞれの波
長帯域の被測定光をタイミングをずらして(時系列的
に)多くの受光素子から構成されるアレイ状光検出器に
導く。ここでは、例えば素子数256としている。この
2分割の場合、それぞれの波長帯域では、40chのみ
を測定すればよく、1波長の信号光に割り当てできるア
レイ状光検出器の受光素子数は6素子となり、光通信シ
ステムの監視・制御に十分な波長分解能(約0.07n
m)が得られる。
【0016】以下、図面を用いて本発明の実施の形態を
説明する。図1〜図3は、本発明の分光装置の構成およ
び動作の1例を示す概念的平面図である(各図の説明は
後述する)。まず、これらの図で共通する構成要素を説
明する。11は音響光学素子、4は回折格子、12は遮
光板、13は最短波長光、14および15は中波長光、
16は最長波長光、17は透過光である。また、他の符
号で図4のものと同じ符号は、同じ構成要素を示す。
説明する。図1〜図3は、本発明の分光装置の構成およ
び動作の1例を示す概念的平面図である(各図の説明は
後述する)。まず、これらの図で共通する構成要素を説
明する。11は音響光学素子、4は回折格子、12は遮
光板、13は最短波長光、14および15は中波長光、
16は最長波長光、17は透過光である。また、他の符
号で図4のものと同じ符号は、同じ構成要素を示す。
【0017】本発明では、第1回折格子として格子間隔
が変化(後述)する音響光学素子(AO素子)11を、
コリメートレンズ3と第2の回折格子4の間に設けてお
り、AO素子が超音波による駆動の周波数f1、f2で動
作する2つの動作モードと駆動の周波数がゼロの非駆動
の1つの動作モード、合計3つの動作モードが存在す
る。ここでf1およびf2はそれぞれ駆動の高周波数およ
び駆動の低周波数とし、超音波によるそれぞれの駆動の
周波数の違いに応じてAO素子の超音波伝達媒体中に異
なる間隔の格子が発生する。
が変化(後述)する音響光学素子(AO素子)11を、
コリメートレンズ3と第2の回折格子4の間に設けてお
り、AO素子が超音波による駆動の周波数f1、f2で動
作する2つの動作モードと駆動の周波数がゼロの非駆動
の1つの動作モード、合計3つの動作モードが存在す
る。ここでf1およびf2はそれぞれ駆動の高周波数およ
び駆動の低周波数とし、超音波によるそれぞれの駆動の
周波数の違いに応じてAO素子の超音波伝達媒体中に異
なる間隔の格子が発生する。
【0018】図1は、AO素子が駆動の高周波数f1で
動作している様子を示す分光装置の概念的平面図であ
り、最短波長光13から中波長光14までの波長帯域の
被測定光が、アレイ状光検出器6によって測定されてい
る。図2は、AO素子が駆動の低周波数f2で動作して
いる様子を示す分光装置の概念的平面図であり、中波長
光15から最長波長光16まで波長帯域の被測定光が、
アレイ状光検出器6によって測定されている。図3は、
AO素子が超音波によって駆動されていないときの様子
を示す分光装置の概念的平面図であり、全ての被測定光
はAO素子によって回折されず、透過光17となって直
進して遮光板12へ向かっている。
動作している様子を示す分光装置の概念的平面図であ
り、最短波長光13から中波長光14までの波長帯域の
被測定光が、アレイ状光検出器6によって測定されてい
る。図2は、AO素子が駆動の低周波数f2で動作して
いる様子を示す分光装置の概念的平面図であり、中波長
光15から最長波長光16まで波長帯域の被測定光が、
アレイ状光検出器6によって測定されている。図3は、
AO素子が超音波によって駆動されていないときの様子
を示す分光装置の概念的平面図であり、全ての被測定光
はAO素子によって回折されず、透過光17となって直
進して遮光板12へ向かっている。
【0019】図1、図2および図3のそれぞれの動作モ
ードへの切り換えは、図示してないAO素子の動作モー
ド切り換えスイッチによって行われる。そして、これら
3つの動作モードが周期的に繰り返され、これによっ
て、アレイ状光検出器6の受光素子を有効に使うことが
できる。
ードへの切り換えは、図示してないAO素子の動作モー
ド切り換えスイッチによって行われる。そして、これら
3つの動作モードが周期的に繰り返され、これによっ
て、アレイ状光検出器6の受光素子を有効に使うことが
できる。
【0020】以下、最短波長光から中波長光までの波長
帯域(帯域部分)のことを短波長側帯域、中波長光から
最長波長光までの波長帯域(帯域部分)のことを長波長
側帯域という。上記においては、被測定光の波長帯域を
2つの帯域部分に分けて、3つの動作モードを時系列的
に駆動させる場合を説明したが、波長帯域の分割は2分
割に限らず、3分割でも、4分割でも、さらにもっと多
くてもよい。分割数を増やすほど受光素子数を減少でき
るし、波長帯域の拡大にも対処できる。
帯域(帯域部分)のことを短波長側帯域、中波長光から
最長波長光までの波長帯域(帯域部分)のことを長波長
側帯域という。上記においては、被測定光の波長帯域を
2つの帯域部分に分けて、3つの動作モードを時系列的
に駆動させる場合を説明したが、波長帯域の分割は2分
割に限らず、3分割でも、4分割でも、さらにもっと多
くてもよい。分割数を増やすほど受光素子数を減少でき
るし、波長帯域の拡大にも対処できる。
【0021】また、AO素子の超音波伝達媒体に設置さ
れ、超音波を発生させる圧電体はここでは1枚として説
明しており、2種類の周波数の超音波で駆動させている
が、1枚に限らず、2枚でも3枚でもよく、駆動の周波
数の種類と同じ数の圧電体を備えていることが好まし
い。その理由は、それぞれの駆動の周波数に合わせた最
適な圧電体の厚み、電極や整合回路などとすることによ
ってAO素子の性能が向上し分光装置のダイナミックレ
ンジの拡大など機能が高められるからである。
れ、超音波を発生させる圧電体はここでは1枚として説
明しており、2種類の周波数の超音波で駆動させている
が、1枚に限らず、2枚でも3枚でもよく、駆動の周波
数の種類と同じ数の圧電体を備えていることが好まし
い。その理由は、それぞれの駆動の周波数に合わせた最
適な圧電体の厚み、電極や整合回路などとすることによ
ってAO素子の性能が向上し分光装置のダイナミックレ
ンジの拡大など機能が高められるからである。
【0022】さらに、AO素子を構成する超音波伝達媒
体の数は上記では、1個として説明したが、これも1個
に限らず、2個でも3個でもよく、駆動の周波数の種類
と同じ数の超音波伝達媒体を備えていることが好まし
い。その理由は、1個の超音波伝達媒体に複数個の圧電
体を設置するよりも、それぞれの超音波伝達媒体に1枚
の圧電体を設置する方が駆動の周波数に応じたAO素子
設計の自由度が増し、分光装置の最適設計ができて装置
の機能の向上が図れるからである。
体の数は上記では、1個として説明したが、これも1個
に限らず、2個でも3個でもよく、駆動の周波数の種類
と同じ数の超音波伝達媒体を備えていることが好まし
い。その理由は、1個の超音波伝達媒体に複数個の圧電
体を設置するよりも、それぞれの超音波伝達媒体に1枚
の圧電体を設置する方が駆動の周波数に応じたAO素子
設計の自由度が増し、分光装置の最適設計ができて装置
の機能の向上が図れるからである。
【0023】
【実施例】本実施例を図1、図2および図3に基づいて
説明する。分光装置の光学系として、偏光解消板2は複
屈折板を使用したもの、第2の回折格子4は溝本数が1
100本/mmの回折格子、コリメートレンズ3は焦点
距離が100mmのもの、集光レンズ5は焦点距離が2
27mmのものを使用した。
説明する。分光装置の光学系として、偏光解消板2は複
屈折板を使用したもの、第2の回折格子4は溝本数が1
100本/mmの回折格子、コリメートレンズ3は焦点
距離が100mmのもの、集光レンズ5は焦点距離が2
27mmのものを使用した。
【0024】第1の回折格子としてのAO素子の超音波
伝達媒体はモリブデン酸鉛(PbMoO4)を用い、切
り換え用の2つの駆動の周波数としてf1=182MH
z(短波長側帯域40ch用)、f2=50MHz(長
波長側帯域40ch用)を使用した。第1の回折格子と
第2の回折格子は、それぞれの被測定光の分散方向が同
じとなるように配置した。またアレイ状光検出器6はI
nGaAsの受光素子が256個一列に並んだものを使
用し、1チャンネル当たり6素子で受光した。
伝達媒体はモリブデン酸鉛(PbMoO4)を用い、切
り換え用の2つの駆動の周波数としてf1=182MH
z(短波長側帯域40ch用)、f2=50MHz(長
波長側帯域40ch用)を使用した。第1の回折格子と
第2の回折格子は、それぞれの被測定光の分散方向が同
じとなるように配置した。またアレイ状光検出器6はI
nGaAsの受光素子が256個一列に並んだものを使
用し、1チャンネル当たり6素子で受光した。
【0025】駆動の周波数の切り換えは非駆動の動作モ
ードも含めて100msごとに行い、80chの各々の
信号光の波長、レベル、SN比などの状態を、得られた
信号光の演算処理時間と合せて合計0.5秒に1回の割
合で測定した。
ードも含めて100msごとに行い、80chの各々の
信号光の波長、レベル、SN比などの状態を、得られた
信号光の演算処理時間と合せて合計0.5秒に1回の割
合で測定した。
【0026】被測定光の波長帯域は、2分割して短波長
側帯域として周波数194.3〜192.4THz(波
長1543〜1558nm)、長波長側帯域として周波
数192.3〜190.4THz(波長1559〜15
75nm)とした。短波長側帯域および長波長側帯域と
もに、40chの信号光を含んでおり各チャンネル間の
間隔を50GHz(波長約0.4nm)とした。
側帯域として周波数194.3〜192.4THz(波
長1543〜1558nm)、長波長側帯域として周波
数192.3〜190.4THz(波長1559〜15
75nm)とした。短波長側帯域および長波長側帯域と
もに、40chの信号光を含んでおり各チャンネル間の
間隔を50GHz(波長約0.4nm)とした。
【0027】各測定のモードを、図ごとに説明する。ま
ず、図1のように、AO素子の駆動の周波数をf1=1
82MHzとして、AO素子で回折されて回折格子4へ
入射する被測定光の入射角度は50.0°とし、短波長
側帯域の被測定光を、アレイ状光検出器6へ入射させて
測定した。このとき、最短波長光13は波長1543n
mの信号光であり、中波長光14は波長1558nmの
信号光であった。
ず、図1のように、AO素子の駆動の周波数をf1=1
82MHzとして、AO素子で回折されて回折格子4へ
入射する被測定光の入射角度は50.0°とし、短波長
側帯域の被測定光を、アレイ状光検出器6へ入射させて
測定した。このとき、最短波長光13は波長1543n
mの信号光であり、中波長光14は波長1558nmの
信号光であった。
【0028】また、長波長側帯域の被測定光は、第2の
回折格子4へ入射されるが、回折格子4で分散された被
測定光は、アレイ状光検出器6上には集光されず外側
(図1ではアレイ状光検出器6の下側)に集光される。
中波長光15は波長1559nmの信号光であり、最長
波長光16は波長1575nmの信号光であった。
回折格子4へ入射されるが、回折格子4で分散された被
測定光は、アレイ状光検出器6上には集光されず外側
(図1ではアレイ状光検出器6の下側)に集光される。
中波長光15は波長1559nmの信号光であり、最長
波長光16は波長1575nmの信号光であった。
【0029】次に、図2のように、AO素子の駆動の周
波数をf2=50MHzに切り換えて、AO素子で回折
されて回折格子4へ入射する被測定光の入射角度は5
1.6°とし、長波長側帯域の被測定光を、アレイ状光
検出器6へ入射させて測定した。このとき、中波長光1
5は波長1559nmの信号光であり、最長波長光16
は波長1575nmの信号光であった。ここで、波長1
559nmと波長1558nmの信号光は、波長がわず
か1nmしか異なっておらず、ともに中波長光と表現し
た。
波数をf2=50MHzに切り換えて、AO素子で回折
されて回折格子4へ入射する被測定光の入射角度は5
1.6°とし、長波長側帯域の被測定光を、アレイ状光
検出器6へ入射させて測定した。このとき、中波長光1
5は波長1559nmの信号光であり、最長波長光16
は波長1575nmの信号光であった。ここで、波長1
559nmと波長1558nmの信号光は、波長がわず
か1nmしか異なっておらず、ともに中波長光と表現し
た。
【0030】また、短波長側帯域の被測定光は、第2の
回折格子4へ入射されるが、回折格子4で分散された被
測定光は、アレイ状光検出器6上には集光されず外側
(図2ではアレイ状光検出器6の上側)に集光される。
最短波長光13は波長1543nmの信号光であり、中
波長光14は波長1558nmの信号光であった。
回折格子4へ入射されるが、回折格子4で分散された被
測定光は、アレイ状光検出器6上には集光されず外側
(図2ではアレイ状光検出器6の上側)に集光される。
最短波長光13は波長1543nmの信号光であり、中
波長光14は波長1558nmの信号光であった。
【0031】最後に、図3のように、AO素子の駆動の
周波数をゼロに切り換えた場合、被測定光はAO素子に
よっては回折されず結果的にアレイ状光検出器6には集
光されない。このため、アレイ状光検出器6の受光素子
によって各チャンネルの、暗電流に基づいて発生する暗
出力を定期的に常時測定でき、短波長側帯域および長波
長側帯域の被測定光の測定値を補正できた。また、環境
に温度変化などが生じても、常に確度の高い測定値が得
られた。
周波数をゼロに切り換えた場合、被測定光はAO素子に
よっては回折されず結果的にアレイ状光検出器6には集
光されない。このため、アレイ状光検出器6の受光素子
によって各チャンネルの、暗電流に基づいて発生する暗
出力を定期的に常時測定でき、短波長側帯域および長波
長側帯域の被測定光の測定値を補正できた。また、環境
に温度変化などが生じても、常に確度の高い測定値が得
られた。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分光装置
は、従来のポリクロメータにAO素子を付加した構成と
し、AO素子の複数の超音波による駆動の周波数を時系
列的に切り換えることで、多チャンネル信号光(波長帯
域)を複数の波長帯域(帯域部分)に時間的に分割し
て、アレイ状光検出器に導くことができる。さらに、チ
ャンネル信号光が増加して波長多重度が増大しても、増
大に応じてアレイ状光検出器の受光素子数を増やすこと
なく、波長多重信号光の監視ができる。
は、従来のポリクロメータにAO素子を付加した構成と
し、AO素子の複数の超音波による駆動の周波数を時系
列的に切り換えることで、多チャンネル信号光(波長帯
域)を複数の波長帯域(帯域部分)に時間的に分割し
て、アレイ状光検出器に導くことができる。さらに、チ
ャンネル信号光が増加して波長多重度が増大しても、増
大に応じてアレイ状光検出器の受光素子数を増やすこと
なく、波長多重信号光の監視ができる。
【図1】AO素子が駆動の高周波数f1で動作している
様子を示す分光装置の概念的平面図。
様子を示す分光装置の概念的平面図。
【図2】AO素子が駆動の低周波数f2で動作している
様子を示す分光装置の概念的平面図。
様子を示す分光装置の概念的平面図。
【図3】AO素子が超音波によって駆動されていないと
きの様子を示す分光装置の概念的平面図。
きの様子を示す分光装置の概念的平面図。
【図4】従来のポリクロメータの構成を示す概念的平面
図。
図。
1:光ファイバ 2:偏光解消板 3:コリメートレンズ 4:回折格子 5:集光レンズ 6:アレイ状光検出器 11:音響光学素子(AO素子) 12:遮光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/08
Claims (3)
- 【請求項1】複数波長の光が多重化されて波長帯域を形
成している被測定光を第1の回折格子および第2の回折
格子の順に経由させて分散し、分散した分散光を集光レ
ンズを介して複数の受光素子を備えたアレイ状光検出器
に入射させる分光装置であって、第2の回折格子は格子
間隔が固定された回折格子であり、第1の回折格子は少
なくとも2つの周波数の超音波で駆動できる音響光学素
子であって、かつ音響光学素子による被測定光の分散方
向が第2の回折格子による分散方向と同じであり、さら
に駆動の周波数の切り換えによって被測定光の波長帯域
のうち所望の帯域部分の分散光のみがアレイ状光検出器
に入射されることを特徴とする分光装置。 - 【請求項2】前記音響光学素子は、駆動の周波数の種類
と同じ数の超音波発生用の圧電体を備えている請求項1
に記載の分光装置。 - 【請求項3】前記音響光学素子は、駆動の周波数の種類
と同じ数の超音波伝達媒体を備えている請求項2に記載
の分光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22299999A JP2001050812A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 分光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22299999A JP2001050812A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 分光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050812A true JP2001050812A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16791243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22299999A Pending JP2001050812A (ja) | 1999-08-05 | 1999-08-05 | 分光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001050812A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003065850A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-03-05 | Shikoku Res Inst Inc | 回折光分離装置及びスペクトル時間分解測定方法 |
WO2003058182A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Nikon Corporation | Spectroscope |
US6972839B2 (en) | 2001-03-16 | 2005-12-06 | Fujitsu Limited | Optical spectrum analyzer and optical spectrum detecting method |
JP2006138734A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Yokogawa Electric Corp | 光スペクトラムアナライザ |
CN105810260A (zh) * | 2014-12-30 | 2016-07-27 | 中核武汉核电运行技术股份有限公司 | 一种基于电子切换的多路超声信号复用器 |
-
1999
- 1999-08-05 JP JP22299999A patent/JP2001050812A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6972839B2 (en) | 2001-03-16 | 2005-12-06 | Fujitsu Limited | Optical spectrum analyzer and optical spectrum detecting method |
JP2003065850A (ja) * | 2001-08-22 | 2003-03-05 | Shikoku Res Inst Inc | 回折光分離装置及びスペクトル時間分解測定方法 |
WO2003058182A1 (fr) * | 2001-12-28 | 2003-07-17 | Nikon Corporation | Spectroscope |
JP2006138734A (ja) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Yokogawa Electric Corp | 光スペクトラムアナライザ |
JP4640577B2 (ja) * | 2004-11-12 | 2011-03-02 | 横河電機株式会社 | 光スペクトラムアナライザ |
CN105810260A (zh) * | 2014-12-30 | 2016-07-27 | 中核武汉核电运行技术股份有限公司 | 一种基于电子切换的多路超声信号复用器 |
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