JP2001041812A - 重量及び形状測定装置並びにそれを用いた包装機 - Google Patents
重量及び形状測定装置並びにそれを用いた包装機Info
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- G01D5/241—Mechanical means for transferring the output of a sensing member; Means for converting the output of a sensing member to another variable where the form or nature of the sensing member does not constrain the means for converting; Transducers not specially adapted for a specific variable using electric or magnetic means influencing the magnitude of a current or voltage by varying capacitance by relative movement of capacitor electrodes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被測定物の重量と底面形状及び寸法とを同時
に測定することができ、重量センサの配置に制約を受け
ることがない重量及び形状測定装置を提供することであ
る。 【解決手段】 頂上部に荷重受け部を有して基板２上に
配置された複数の重量センサ３の出力信号の総和を行っ
て被測定物の重量を測定する重量測定手段と、前記重量
センサ３の個々の信号値に基づいて前記重量センサ位置
の荷重の有無を判断することにより被測定物の底面形状
及び寸法を特定する形状測定手段とよりなる。
に測定することができ、重量センサの配置に制約を受け
ることがない重量及び形状測定装置を提供することであ
る。 【解決手段】 頂上部に荷重受け部を有して基板２上に
配置された複数の重量センサ３の出力信号の総和を行っ
て被測定物の重量を測定する重量測定手段と、前記重量
センサ３の個々の信号値に基づいて前記重量センサ位置
の荷重の有無を判断することにより被測定物の底面形状
及び寸法を特定する形状測定手段とよりなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の重量及
び形状測定装置並びにそれを用いた包装機に関する。
び形状測定装置並びにそれを用いた包装機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、食品などをトレーに搭載し、スト
レッチやシュリンクなどの包装手段によって包装する機
能を有する自動包装機が実用化されているが、被包装物
である商品の重量や寸法が異なっても自動的に対応が可
能な包装機としてはストレッチ式包装機がある。
レッチやシュリンクなどの包装手段によって包装する機
能を有する自動包装機が実用化されているが、被包装物
である商品の重量や寸法が異なっても自動的に対応が可
能な包装機としてはストレッチ式包装機がある。
【０００３】このような包装機では、その自動包装の工
程が次のように進行する。まず、トレーに盛り付けした
商品を包装機の供給部へ搭載すると、その位置において
商品の重量をロ−ドセル型秤などで測定する。その後、
商品はベルトなどの手段により包装部に搬送されるが、
搬送経路の途中に設けられた光センサ−などによって寸
法（盛り付け高さ、トレーの縦横の長さなど）が計測さ
れる。そのデータをもとに予めセットされた数種類の幅
を有するロ−ルフィルムの中から適当な幅のものを選択
し、ロ−ルフィルム供給部から送り出されたフィルムを
フィルムロ−ル延長方向に所定量引き出した後、さら
に、フィルムクランプ機構によって延長方向と直交する
方向にフィルム両端をクランプし、左右に均等に引き伸
ばして待機状態になる。一方、供給部からベルトなどに
より搬送された商品が、前述のように引き伸ばされたフ
ィルムの真下部に位置するリフタ−で上方に所定量移動
してフィルムに接すると同時に、前記フィルムクランプ
機構が商品全体をフィルムで包み込む動作を開始する。
包装された商品は排出側へ送られ、ヒ−タ−コンベヤ上
でトレー下面のフィルム重なり部が融着されると同時
に、前記供給部で測定した重量及び商品名・値段などを
記載したラベルが自動機などで貼り付けられる。
程が次のように進行する。まず、トレーに盛り付けした
商品を包装機の供給部へ搭載すると、その位置において
商品の重量をロ−ドセル型秤などで測定する。その後、
商品はベルトなどの手段により包装部に搬送されるが、
搬送経路の途中に設けられた光センサ−などによって寸
法（盛り付け高さ、トレーの縦横の長さなど）が計測さ
れる。そのデータをもとに予めセットされた数種類の幅
を有するロ−ルフィルムの中から適当な幅のものを選択
し、ロ−ルフィルム供給部から送り出されたフィルムを
フィルムロ−ル延長方向に所定量引き出した後、さら
に、フィルムクランプ機構によって延長方向と直交する
方向にフィルム両端をクランプし、左右に均等に引き伸
ばして待機状態になる。一方、供給部からベルトなどに
より搬送された商品が、前述のように引き伸ばされたフ
ィルムの真下部に位置するリフタ−で上方に所定量移動
してフィルムに接すると同時に、前記フィルムクランプ
機構が商品全体をフィルムで包み込む動作を開始する。
包装された商品は排出側へ送られ、ヒ−タ−コンベヤ上
でトレー下面のフィルム重なり部が融着されると同時
に、前記供給部で測定した重量及び商品名・値段などを
記載したラベルが自動機などで貼り付けられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなストレッチ式自動包装機においては、最初に商品
を盛り付けしたトレーの重量の測定は、停止中の搬送ベ
ルトと非接触状態で内蔵されている、例えば、ロ−ドセ
ル型秤等で測定するものであった。また、トレーのサイ
ズ（長さ、幅、高さなど）の測定は、搬送ベルト上に搭
載されたトレーが包装作業定位置に到達するまでの間
に、搬送ベルト機構部の障害とならない下部や側面に等
間隔で複数個取り付けられた反射型や透過型の光センサ
−を用いることにより行われるものであった。
ようなストレッチ式自動包装機においては、最初に商品
を盛り付けしたトレーの重量の測定は、停止中の搬送ベ
ルトと非接触状態で内蔵されている、例えば、ロ−ドセ
ル型秤等で測定するものであった。また、トレーのサイ
ズ（長さ、幅、高さなど）の測定は、搬送ベルト上に搭
載されたトレーが包装作業定位置に到達するまでの間
に、搬送ベルト機構部の障害とならない下部や側面に等
間隔で複数個取り付けられた反射型や透過型の光センサ
−を用いることにより行われるものであった。
【０００５】このように、被包装物の重量とその寸法を
計測するのに別々の計測手段を用いており、さらに、機
構部品との干渉を避けなければならないため、センサの
配置に制約を受けてしまうという不都合があった。
計測するのに別々の計測手段を用いており、さらに、機
構部品との干渉を避けなければならないため、センサの
配置に制約を受けてしまうという不都合があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の重量及び
形状測定装置の発明は、頂上部に荷重受け部を有して基
板上に配置された複数の重量センサの出力信号の総和を
行って被測定物の重量を測定する重量測定手段と、前記
重量センサの個々の信号値に基づいて前記重量センサ位
置の荷重の有無を判断することにより被測定物の底面形
状及び寸法を特定する形状測定手段とよりなる。従っ
て、複数の重量センサが配置された基板の上に被測定物
を載置すれば、これらの複数の重量センサの出力を適宜
演算処理することでその被測定物の重量と底面形状及び
寸法とを同時に測定することができ、重量センサの配置
位置も基板上であるため、それらの配置に制約を受ける
ことがないものである。
形状測定装置の発明は、頂上部に荷重受け部を有して基
板上に配置された複数の重量センサの出力信号の総和を
行って被測定物の重量を測定する重量測定手段と、前記
重量センサの個々の信号値に基づいて前記重量センサ位
置の荷重の有無を判断することにより被測定物の底面形
状及び寸法を特定する形状測定手段とよりなる。従っ
て、複数の重量センサが配置された基板の上に被測定物
を載置すれば、これらの複数の重量センサの出力を適宜
演算処理することでその被測定物の重量と底面形状及び
寸法とを同時に測定することができ、重量センサの配置
位置も基板上であるため、それらの配置に制約を受ける
ことがないものである。
【０００７】請求項２記載の発明は、請求項１記載の重
量及び形状測定装置において、重量センサは、基板上に
設けられた一対の電極からそれぞれ同一高さの弾性部材
を配置し、これらの弾性部材の頂上部を平面状の導電部
材で電気的に接続して形成した。従って、個々の重量セ
ンサによる荷重の有無の検出が独立して簡単に行うこと
ができるものである。
量及び形状測定装置において、重量センサは、基板上に
設けられた一対の電極からそれぞれ同一高さの弾性部材
を配置し、これらの弾性部材の頂上部を平面状の導電部
材で電気的に接続して形成した。従って、個々の重量セ
ンサによる荷重の有無の検出が独立して簡単に行うこと
ができるものである。
【０００８】請求項３記載の発明は、請求項１記載の重
量及び形状測定装置において、重量センサは、基板上に
設けられた複数個の電極を個別電極とし、柔軟な部材か
らなる大面積のシートの下面に形成された上部電極を共
通電極とし、これらの個別電極と共通電極との間に導電
性の弾性部材を介在させて電気的に接続し、荷重に基づ
く弾性変形による抵抗値の変化量により重量を検出する
ようにした。従って、被測定物が載置される大面積のシ
ートの下面に設けられた上部電極を共通電極としている
ため、その構造を簡単にすることができ、信頼性を高め
ることができるものである。
量及び形状測定装置において、重量センサは、基板上に
設けられた複数個の電極を個別電極とし、柔軟な部材か
らなる大面積のシートの下面に形成された上部電極を共
通電極とし、これらの個別電極と共通電極との間に導電
性の弾性部材を介在させて電気的に接続し、荷重に基づ
く弾性変形による抵抗値の変化量により重量を検出する
ようにした。従って、被測定物が載置される大面積のシ
ートの下面に設けられた上部電極を共通電極としている
ため、その構造を簡単にすることができ、信頼性を高め
ることができるものである。
【０００９】請求項４記載の発明は、請求項１記載の重
量及び形状測定装置において、形状測定手段は、被測定
物が載置された時に、個々の重量センサから出力された
信号値により荷重の有無を判定し、この判定値と個々の
重量センサの配置位置に基づいて、被測定物の底面の形
状及び寸法を求めるようにした。従って、個々の重量セ
ンサの荷重の有無の判定により、被測定物の形状を簡単
に知ることができるものである。
量及び形状測定装置において、形状測定手段は、被測定
物が載置された時に、個々の重量センサから出力された
信号値により荷重の有無を判定し、この判定値と個々の
重量センサの配置位置に基づいて、被測定物の底面の形
状及び寸法を求めるようにした。従って、個々の重量セ
ンサの荷重の有無の判定により、被測定物の形状を簡単
に知ることができるものである。
【００１０】請求項５記載の発明は、請求項１ないし４
のいずれか一記載の重量及び形状測定装置において、重
量センサの荷重受け部の上面には被測定物による荷重を
受けて変形する柔軟部材が設けられている。従って、被
測定物の底面が波打ち、周辺部よりもその内側が出っ張
っているような場合、その出っ張っている部分が荷重受
け部の柔軟部材を変形させるため、荷重受け部には被測
定物の周辺部による荷重が確実にかかる。これにより、
底面が波打っている被測定物であっても、形状測定手段
による被測定物の底面形状及び寸法の測定が確実に行な
われる。
のいずれか一記載の重量及び形状測定装置において、重
量センサの荷重受け部の上面には被測定物による荷重を
受けて変形する柔軟部材が設けられている。従って、被
測定物の底面が波打ち、周辺部よりもその内側が出っ張
っているような場合、その出っ張っている部分が荷重受
け部の柔軟部材を変形させるため、荷重受け部には被測
定物の周辺部による荷重が確実にかかる。これにより、
底面が波打っている被測定物であっても、形状測定手段
による被測定物の底面形状及び寸法の測定が確実に行な
われる。
【００１１】請求項６記載の発明は、請求項１ないし４
のいずれか一記載の重量及び形状測定装置において、中
央部に位置する重量センサの荷重受け部は、周辺部に位
置する荷重受け部よりも高さが低い。従って、被測定物
の底面が波打ち、周辺部よりもその内側が出っ張ってい
るような場合であっても、出っ張っている部分は高さが
低い荷重受け部に対応することから、被測定物の周辺部
による荷重が高さが高い荷重受け部にかかる。これによ
り、底面が波打っている被測定物であっても、形状測定
手段による被測定物の底面形状及び寸法の測定が確実に
行なわれる。
のいずれか一記載の重量及び形状測定装置において、中
央部に位置する重量センサの荷重受け部は、周辺部に位
置する荷重受け部よりも高さが低い。従って、被測定物
の底面が波打ち、周辺部よりもその内側が出っ張ってい
るような場合であっても、出っ張っている部分は高さが
低い荷重受け部に対応することから、被測定物の周辺部
による荷重が高さが高い荷重受け部にかかる。これによ
り、底面が波打っている被測定物であっても、形状測定
手段による被測定物の底面形状及び寸法の測定が確実に
行なわれる。
【００１２】請求項７記載の発明は、被包装物が盛り付
けられたトレーをフィルム包装材を用いて包装する包装
機において、頂上部に荷重受け部を有して基板上に配置
された複数の重量センサの出力信号の総和を行って被包
装物の重量を測定する重量測定手段と、前記重量センサ
の個々の信号値に基づいて前記重量センサ位置の荷重の
有無を判断することにより被包装物の底面形状及び寸法
を特定する形状測定手段とよりなる重量及び形状測定装
置を配設した。従って、複数の重量センサが配置された
基板の上に被包装物を載置すれば、これらの複数の重量
センサの出力を適宜演算処理することでその被包装物の
重量と底面形状及び寸法とを同時に測定することがで
き、重量センサの配置位置も基板上であるため、それら
の配置に制約を受けることがなく、包装機の構造を複雑
化することがなく装置構成が単純になる結果、その信頼
性を高めることもできるものである。
けられたトレーをフィルム包装材を用いて包装する包装
機において、頂上部に荷重受け部を有して基板上に配置
された複数の重量センサの出力信号の総和を行って被包
装物の重量を測定する重量測定手段と、前記重量センサ
の個々の信号値に基づいて前記重量センサ位置の荷重の
有無を判断することにより被包装物の底面形状及び寸法
を特定する形状測定手段とよりなる重量及び形状測定装
置を配設した。従って、複数の重量センサが配置された
基板の上に被包装物を載置すれば、これらの複数の重量
センサの出力を適宜演算処理することでその被包装物の
重量と底面形状及び寸法とを同時に測定することがで
き、重量センサの配置位置も基板上であるため、それら
の配置に制約を受けることがなく、包装機の構造を複雑
化することがなく装置構成が単純になる結果、その信頼
性を高めることもできるものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の重量及び形状測定装置に
関する実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は、
本実施の形態における重量及び形状測定装置の本体基板
１を示す。この本体基板１の基板２上に素子状に形成さ
れた複数の重量センサ３が所定のピッチでマトリックス
状に配設されている。それぞれの重量センサ３は、所定
の配線パターン４によりアースやＩＣ素子５、あるい
は、ケーブル６を介して外部電源や制御装置に電気的に
接続されている。
関する実施の形態を図面に基づいて説明する。図１は、
本実施の形態における重量及び形状測定装置の本体基板
１を示す。この本体基板１の基板２上に素子状に形成さ
れた複数の重量センサ３が所定のピッチでマトリックス
状に配設されている。それぞれの重量センサ３は、所定
の配線パターン４によりアースやＩＣ素子５、あるい
は、ケーブル６を介して外部電源や制御装置に電気的に
接続されている。
【００１４】図２は、前記本体基板１に載置された被測
定物、すなわち、被包装物としてのトレー７を示し、こ
のトレー７内には商品８が充填されており、このトレー
７が前記重量センサ３に載置された状態を示している。
この時、前記トレー７の底部とコンタクトしている重量
センサ３のそれぞれに荷重が印加されている。すなわ
ち、前記重量センサ３の頂上部の荷重受け部に荷重が印
加される。
定物、すなわち、被包装物としてのトレー７を示し、こ
のトレー７内には商品８が充填されており、このトレー
７が前記重量センサ３に載置された状態を示している。
この時、前記トレー７の底部とコンタクトしている重量
センサ３のそれぞれに荷重が印加されている。すなわ
ち、前記重量センサ３の頂上部の荷重受け部に荷重が印
加される。
【００１５】次に図３（ａ）、（ｂ）、（ｃ）に、重量
センサの具体的構成が示されている。まず、円柱状の導
電性を有するゴム部材よりなる中心部９と輪状の外周部
１０とが所定の電極に導電性接着剤１４で接着固定され
ている。そこで、符号１１で示す部分は、図３（ｃ）に
も示されている共通電極１１であり、前記基板２上に形
成された配線パターン４の一部となるものであって、そ
の上層部に絶縁層１３が積層形成されている。この絶縁
層１３に形成されたコンタクトホール１５を介して、前
記共通電極１１と導電性ゴム部材による中心部９とが前
記導電性接着剤１４を介して電気的に接続されている。
また、前記絶縁層１３の上層に個別電極パターン１２が
形成され、同様に、この個別電極パターン１２は導電性
ゴム部材による前記外周部１０と前記導電性接着剤１４
を介して電気的に接続されている。また、前記導電性ゴ
ム部材の中心部９と外周部１０との上面には、金属板１
６などの導電性材料が接触固定されて電気的に接続され
ている。このように形成された重量センサ３の電気的な
等価回路は、図３（ｃ）に示す通りである。すなわち、
中心部９と外周部１０とは直列接続され、荷重Ｐが前記
金属板１６に印加された時に、中心部９と外周部１０と
はそれぞれ荷重Ｐに比例した変形が生じ、その結果、抵
抗変化が生ずる構造になっている。
センサの具体的構成が示されている。まず、円柱状の導
電性を有するゴム部材よりなる中心部９と輪状の外周部
１０とが所定の電極に導電性接着剤１４で接着固定され
ている。そこで、符号１１で示す部分は、図３（ｃ）に
も示されている共通電極１１であり、前記基板２上に形
成された配線パターン４の一部となるものであって、そ
の上層部に絶縁層１３が積層形成されている。この絶縁
層１３に形成されたコンタクトホール１５を介して、前
記共通電極１１と導電性ゴム部材による中心部９とが前
記導電性接着剤１４を介して電気的に接続されている。
また、前記絶縁層１３の上層に個別電極パターン１２が
形成され、同様に、この個別電極パターン１２は導電性
ゴム部材による前記外周部１０と前記導電性接着剤１４
を介して電気的に接続されている。また、前記導電性ゴ
ム部材の中心部９と外周部１０との上面には、金属板１
６などの導電性材料が接触固定されて電気的に接続され
ている。このように形成された重量センサ３の電気的な
等価回路は、図３（ｃ）に示す通りである。すなわち、
中心部９と外周部１０とは直列接続され、荷重Ｐが前記
金属板１６に印加された時に、中心部９と外周部１０と
はそれぞれ荷重Ｐに比例した変形が生じ、その結果、抵
抗変化が生ずる構造になっている。
【００１６】図３に示した基板２の内部の配線は、通常
用いられる配線基板と同様の技術で実現できるものであ
るので詳細な説明は省略する。
用いられる配線基板と同様の技術で実現できるものであ
るので詳細な説明は省略する。
【００１７】次に、図４ないし図９を用いて、前述の本
実施の形態による重量及び形状測定装置の動作を説明す
る。図４は、図１に示したマトリクス状に配列された重
量センサ３にトレー７が載せられた時に、その重量及び
その形状寸法の測定を行う方法を概念的に示すもので、
この図４では重量センサ３が１２×１２のマトリクス状
に配列された場合を示している。そして、黒く塗りつぶ
した重量センサは荷重が負荷されて出力があることを表
す。これらの重量センサ３を図８のブロック図のように
シグナルコンディショナ１７1、１７2、…１７12、スイ
ッチング回路１８1、１８2、…１８12、スイッチング回
路１９を介して演算部２０に接続し、読込制御部２１か
らの指令に基づいて、図９に示すフローチャートのよう
に論理演算を施すと、トレー７の底面の存在範囲が求め
られる。従って、前記演算部２０は、概念的には、重量
測定手段及び形状測定手段として作用するものである。
実施の形態による重量及び形状測定装置の動作を説明す
る。図４は、図１に示したマトリクス状に配列された重
量センサ３にトレー７が載せられた時に、その重量及び
その形状寸法の測定を行う方法を概念的に示すもので、
この図４では重量センサ３が１２×１２のマトリクス状
に配列された場合を示している。そして、黒く塗りつぶ
した重量センサは荷重が負荷されて出力があることを表
す。これらの重量センサ３を図８のブロック図のように
シグナルコンディショナ１７1、１７2、…１７12、スイ
ッチング回路１８1、１８2、…１８12、スイッチング回
路１９を介して演算部２０に接続し、読込制御部２１か
らの指令に基づいて、図９に示すフローチャートのよう
に論理演算を施すと、トレー７の底面の存在範囲が求め
られる。従って、前記演算部２０は、概念的には、重量
測定手段及び形状測定手段として作用するものである。
【００１８】これらの演算を行の方向と列の方向とに施
し、それを重量センサ３の配置座標と照らし合わせるこ
とによって、図４の中に影を付した領域にトレー底面の
縁辺が存在することが推計される。
し、それを重量センサ３の配置座標と照らし合わせるこ
とによって、図４の中に影を付した領域にトレー底面の
縁辺が存在することが推計される。
【００１９】トレー７の底面形状は矩形状であるにもか
かわらず、図４において、出力のある重量センサ３を含
む一つの行、または、一つの列の中に出力の無い重量セ
ンサ３が混在する状態が示されているが、これはトレー
７の底面が完全には平坦でなく、部分的に浮いた状態の
あることを示している。このような場合も、行の方向、
または、列の方向に論理和をとることによって包絡線を
構成し、トレー７の底面の存在範囲を推定することがで
きる。
かわらず、図４において、出力のある重量センサ３を含
む一つの行、または、一つの列の中に出力の無い重量セ
ンサ３が混在する状態が示されているが、これはトレー
７の底面が完全には平坦でなく、部分的に浮いた状態の
あることを示している。このような場合も、行の方向、
または、列の方向に論理和をとることによって包絡線を
構成し、トレー７の底面の存在範囲を推定することがで
きる。
【００２０】これに対し、図５に示すように、トレー７
の底面における出っ張り部分７ａがトレー７の周辺部よ
りも内側に生ずることがある。この場合には、図５中、
Ａとして示す重量センサ３に荷重をかけるべきトレー７
の縁部がその重量センサ３に荷重をかけることができな
い。このため、トレー７の底面形状及び寸法が正しく測
定されなくなるという不都合がある。
の底面における出っ張り部分７ａがトレー７の周辺部よ
りも内側に生ずることがある。この場合には、図５中、
Ａとして示す重量センサ３に荷重をかけるべきトレー７
の縁部がその重量センサ３に荷重をかけることができな
い。このため、トレー７の底面形状及び寸法が正しく測
定されなくなるという不都合がある。
【００２１】そこで、実施の一形態として、図６に示す
ように、重量センサ３の頂上部の荷重受け部にさらに柔
軟部材５１が設けられている。これらの柔軟部材５１
は、トレー７による荷重を受けて変形する柔軟な部材で
ある。これにより、トレー７の底面が波打ち、周辺部よ
りもその内側が出っ張っているような場合、その出っ張
っている部分が重量センサ３の荷重受け部に設けられた
柔軟部材５１を変形させるため、荷重受け部にはトレー
７の周辺部による荷重が確実にかかる。これにより、底
面が波打っているトレー７であっても、その底面形状及
び寸法の測定が確実に行なわれる。
ように、重量センサ３の頂上部の荷重受け部にさらに柔
軟部材５１が設けられている。これらの柔軟部材５１
は、トレー７による荷重を受けて変形する柔軟な部材で
ある。これにより、トレー７の底面が波打ち、周辺部よ
りもその内側が出っ張っているような場合、その出っ張
っている部分が重量センサ３の荷重受け部に設けられた
柔軟部材５１を変形させるため、荷重受け部にはトレー
７の周辺部による荷重が確実にかかる。これにより、底
面が波打っているトレー７であっても、その底面形状及
び寸法の測定が確実に行なわれる。
【００２２】別の実施の形態として、図７に示すよう
に、中央部に位置する重量センサ３の荷重受け部の高さ
を周辺部に位置する荷重受け部の高さよりも低くしても
良い。これにより、トレー７の底面が波打ち、周辺部よ
りもその内側が出っ張っているような場合であっても、
出っ張っている部分は高さが低い荷重受け部に対応する
ことから、トレー７の周辺部による荷重が高さが高い荷
重受け部にかかる。したがって、底面が波打っているト
レー７であっても、その底面形状及び寸法の測定が確実
に行なわれる。
に、中央部に位置する重量センサ３の荷重受け部の高さ
を周辺部に位置する荷重受け部の高さよりも低くしても
良い。これにより、トレー７の底面が波打ち、周辺部よ
りもその内側が出っ張っているような場合であっても、
出っ張っている部分は高さが低い荷重受け部に対応する
ことから、トレー７の周辺部による荷重が高さが高い荷
重受け部にかかる。したがって、底面が波打っているト
レー７であっても、その底面形状及び寸法の測定が確実
に行なわれる。
【００２３】図８において、重量センサ３（１０１，１
０２，１０３，１０４）の列が、図４に示すセンサ配列
のうちのＸ1の並びに該当するとし、重量センサ１０５
から右への並びが同様にＸ2の並びに該当し、さらに、
重量センサ１０６から右への並びがＸ12に該当するもの
とする。シグナルコンディショナ１０７は重量センサ３
の原理に応じて構成されるもので、例えば、電気抵抗の
変化を検出するものに対しては抵抗ブリッジ回路から形
成されており、重量センサ３の出力を電圧に変換する作
用を有する。これらのシグナルコンディショナ１７1の
出力をスイッチング回路１８1に接続しておき、スイッ
チング回路１８1を読込制御部２１からの司令信号１１
０によって切り替えるようにすれば、スイッチング回路
１８1の出力１１１には前記の重量センサ３（１０１か
ら１０４）の並びの出力が順に送り出されることにな
る。
０２，１０３，１０４）の列が、図４に示すセンサ配列
のうちのＸ1の並びに該当するとし、重量センサ１０５
から右への並びが同様にＸ2の並びに該当し、さらに、
重量センサ１０６から右への並びがＸ12に該当するもの
とする。シグナルコンディショナ１０７は重量センサ３
の原理に応じて構成されるもので、例えば、電気抵抗の
変化を検出するものに対しては抵抗ブリッジ回路から形
成されており、重量センサ３の出力を電圧に変換する作
用を有する。これらのシグナルコンディショナ１７1の
出力をスイッチング回路１８1に接続しておき、スイッ
チング回路１８1を読込制御部２１からの司令信号１１
０によって切り替えるようにすれば、スイッチング回路
１８1の出力１１１には前記の重量センサ３（１０１か
ら１０４）の並びの出力が順に送り出されることにな
る。
【００２４】上記と同様のことを重量センサ１０５の並
び、および、重量センサ１０６の並びに施してやれば、
それぞれ出力１１２および１１３が得られる。
び、および、重量センサ１０６の並びに施してやれば、
それぞれ出力１１２および１１３が得られる。
【００２５】出力１１１，１１２，１１３は、他のスイ
ッチング回路１９に接続しておく。このスイッチング回
路１９は、前記したのと同一の読込制御部１０９の司令
信号１１５によって切り替え動作を行う。
ッチング回路１９に接続しておく。このスイッチング回
路１９は、前記したのと同一の読込制御部１０９の司令
信号１１５によって切り替え動作を行う。
【００２６】このように構成することによって、前記ス
イッチング回路１９の出力１１６には各重量センサ３の
出力が順次送り出されるので、これを読込制御部２１か
らの切り替え司令情報１１７とともに演算部２０で処理
をして、重量センサ３の出力を全て加算した値が被測定
物の重量として算出される。
イッチング回路１９の出力１１６には各重量センサ３の
出力が順次送り出されるので、これを読込制御部２１か
らの切り替え司令情報１１７とともに演算部２０で処理
をして、重量センサ３の出力を全て加算した値が被測定
物の重量として算出される。
【００２７】一方、図４において一つの行、または、一
つの列の中で出力のある重量センサ３の途中に出力のな
い重量センサ３が示されているが、これは前述のよう
に、トレー７の底面が完全には平坦ではなく、浮いた状
態のあることを示している。このような場合であって
も、配列の行の方向と列の方向のそれぞれの論理和をと
ることによって包絡線を数学的に構成し、トレー７の底
面の存在範囲を推定できる。
つの列の中で出力のある重量センサ３の途中に出力のな
い重量センサ３が示されているが、これは前述のよう
に、トレー７の底面が完全には平坦ではなく、浮いた状
態のあることを示している。このような場合であって
も、配列の行の方向と列の方向のそれぞれの論理和をと
ることによって包絡線を数学的に構成し、トレー７の底
面の存在範囲を推定できる。
【００２８】これを図９に示すフローチャートを用いて
説明すると、スタート２０１から演算を始めるが、最初
に図４に示すＸlの並び、すなわち、行方向にセンサ出
力の論理和をとる（２０２）。これは図８に示すブロッ
ク図のスイッチング回路１８ 1を動作させることに相当
する。この結果を判別して（２０３）出力がなければ、
すなわち、諭理和がゼロであったならばその行が１行目
であるか否かを判別する（２０４）。この行が１行目で
あれば下に出力のある行が存在することを期待できるの
で、次の行の検査に進む（２０５）が、１行目でなけれ
ば通りすぎた場合が考えられるので、１行目以外で初め
て諭理和がゼロになったかどうかを判別する（２０
６）。もしも、１行目以外で初めて諭理和がゼロになっ
たとすれば（２０７）、それは被測定物の存在範囲を通
り過ぎたことであるから、列方向、すなわち、行の方向
と直交する方向の下流側の端であるというフラッグを立
てて（２０８）、列方向の走査を終了する（２０９）。
説明すると、スタート２０１から演算を始めるが、最初
に図４に示すＸlの並び、すなわち、行方向にセンサ出
力の論理和をとる（２０２）。これは図８に示すブロッ
ク図のスイッチング回路１８ 1を動作させることに相当
する。この結果を判別して（２０３）出力がなければ、
すなわち、諭理和がゼロであったならばその行が１行目
であるか否かを判別する（２０４）。この行が１行目で
あれば下に出力のある行が存在することを期待できるの
で、次の行の検査に進む（２０５）が、１行目でなけれ
ば通りすぎた場合が考えられるので、１行目以外で初め
て諭理和がゼロになったかどうかを判別する（２０
６）。もしも、１行目以外で初めて諭理和がゼロになっ
たとすれば（２０７）、それは被測定物の存在範囲を通
り過ぎたことであるから、列方向、すなわち、行の方向
と直交する方向の下流側の端であるというフラッグを立
てて（２０８）、列方向の走査を終了する（２０９）。
【００２９】一方、２０３の判別結果で出力があった場
合（２１０）、それが走査の開始から初めてであるかど
うかの判別をして（２１１）、初めてであれば列方向を
走査した上流の端であるのでフラッグを立てて（２１
２）、次の行の検査（２１３）に進む。判別（２１１）
の結果始めてでなければ被測定物の途中の走査であるか
らそのまま次の行の検査（２１３）に進む（２１４）。
次の行の検査（２１３）はこのフローチャートのスター
ト（２０１）に戻ることに相当する。
合（２１０）、それが走査の開始から初めてであるかど
うかの判別をして（２１１）、初めてであれば列方向を
走査した上流の端であるのでフラッグを立てて（２１
２）、次の行の検査（２１３）に進む。判別（２１１）
の結果始めてでなければ被測定物の途中の走査であるか
らそのまま次の行の検査（２１３）に進む（２１４）。
次の行の検査（２１３）はこのフローチャートのスター
ト（２０１）に戻ることに相当する。
【００３０】以上のような手順で、列方向の走査上流の
端の検出（２１２）と同じく下流の端の検出（２０８）
ができる。また、同様の手順を上記の行と列を入れ替え
て施すことにより、行方向の走査上流の端と下流方向の
端を検出することが可能となることは明らかである。
端の検出（２１２）と同じく下流の端の検出（２０８）
ができる。また、同様の手順を上記の行と列を入れ替え
て施すことにより、行方向の走査上流の端と下流方向の
端を検出することが可能となることは明らかである。
【００３１】続いて、前述の重量及び形状測定装置を包
装機に適用した場合の一例を図１０と図１１とに基づい
て説明する。図１０はターンテーブル方式の包装機２２
の機構部分を示す斜視図であり、図１１はトレー７を載
置する台２３の部分を抽出した拡大図である。
装機に適用した場合の一例を図１０と図１１とに基づい
て説明する。図１０はターンテーブル方式の包装機２２
の機構部分を示す斜視図であり、図１１はトレー７を載
置する台２３の部分を抽出した拡大図である。
【００３２】図１０において、ターンテーブル２４は回
転駆動機構２５によって回転し、このターンテーブル２
４上に商品を入れたトレー７を乗せる台２３が上下可動
に設置されている。この台２３は、包装工程の進行によ
り、回転位置Ａでトレー７が台２３の上に載せられた
後、順次、重量及び形状測定位置となる回転位置Ｂ、フ
ィルム２６による包装位置となる回転位置Ｃ、さらに、
包装後のトレー７を取り出す取出位置としての回転位置
Ｄへと進む。
転駆動機構２５によって回転し、このターンテーブル２
４上に商品を入れたトレー７を乗せる台２３が上下可動
に設置されている。この台２３は、包装工程の進行によ
り、回転位置Ａでトレー７が台２３の上に載せられた
後、順次、重量及び形状測定位置となる回転位置Ｂ、フ
ィルム２６による包装位置となる回転位置Ｃ、さらに、
包装後のトレー７を取り出す取出位置としての回転位置
Ｄへと進む。
【００３３】ここで、本体基板１は図１１に示すように
台２３の上に取り付けられているものであるが、本実施
の形態における本体基板１は、マトリックス状に配列さ
れた重量センサ３の上面に、前記台２３と略同じ平面の
大きさを持つシート２７の下面に設けられた上部電極
(図示せず)が共通電極として接合されているものであ
る。そのため、表面が比較的平坦なシート２７として形
成されているために、汚れを拭き取りやすいという別な
効果を併せ持っている。
台２３の上に取り付けられているものであるが、本実施
の形態における本体基板１は、マトリックス状に配列さ
れた重量センサ３の上面に、前記台２３と略同じ平面の
大きさを持つシート２７の下面に設けられた上部電極
(図示せず)が共通電極として接合されているものであ
る。そのため、表面が比較的平坦なシート２７として形
成されているために、汚れを拭き取りやすいという別な
効果を併せ持っている。
【００３４】そこで、重量及び形状測定装置の本体基板
１は、前述のように前記台２３の上に設置され、被包装
物であるトレー７が台２３に乗せられた直後か、また
は、最初の停止位置である回転位置Ｂで停止した時に、
前に説明した手順で全体の重量と底面の寸法とを測定さ
れ、その情報は、特に図示しないが、後工程である包装
及び値付けと称されているラベル印刷及び貼付の工程に
伝えられる。
１は、前述のように前記台２３の上に設置され、被包装
物であるトレー７が台２３に乗せられた直後か、また
は、最初の停止位置である回転位置Ｂで停止した時に、
前に説明した手順で全体の重量と底面の寸法とを測定さ
れ、その情報は、特に図示しないが、後工程である包装
及び値付けと称されているラベル印刷及び貼付の工程に
伝えられる。
【００３５】
【発明の効果】請求項１記載の重量及び形状測定装置の
発明は、頂上部に荷重受け部を有して基板上に配置され
た複数の重量センサの出力信号の総和を行って被測定物
の重量を測定する重量測定手段と、前記重量センサの個
々の信号値に基づいて前記重量センサ位置の荷重の有無
を判断することにより被測定物の底面形状及び寸法を特
定する形状測定手段とよりなるので、複数の重量センサ
が配置された基板の上に被測定物を載置すれば、これら
の複数の重量センサの出力を適宜演算処理することでそ
の被測定物の重量と底面形状及び寸法とを同時に測定す
ることができ、重量センサの配置位置も基板上であるた
め、それらの配置に制約を受けることがないという効果
を有する。
発明は、頂上部に荷重受け部を有して基板上に配置され
た複数の重量センサの出力信号の総和を行って被測定物
の重量を測定する重量測定手段と、前記重量センサの個
々の信号値に基づいて前記重量センサ位置の荷重の有無
を判断することにより被測定物の底面形状及び寸法を特
定する形状測定手段とよりなるので、複数の重量センサ
が配置された基板の上に被測定物を載置すれば、これら
の複数の重量センサの出力を適宜演算処理することでそ
の被測定物の重量と底面形状及び寸法とを同時に測定す
ることができ、重量センサの配置位置も基板上であるた
め、それらの配置に制約を受けることがないという効果
を有する。
【００３６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の重
量及び形状測定装置において、重量センサは、基板上に
設けられた一対の電極からそれぞれ同一高さの弾性部材
を配置し、これらの弾性部材の頂上部を平面状の導電部
材で電気的に接続して形成したので、個々の重量センサ
による荷重の有無の検出が独立して簡単に行うことがで
きるという効果を有する。
量及び形状測定装置において、重量センサは、基板上に
設けられた一対の電極からそれぞれ同一高さの弾性部材
を配置し、これらの弾性部材の頂上部を平面状の導電部
材で電気的に接続して形成したので、個々の重量センサ
による荷重の有無の検出が独立して簡単に行うことがで
きるという効果を有する。
【００３７】請求項３記載の発明は、請求項１記載の重
量及び形状測定装置において、重量センサは、基板上に
設けられた複数個の電極を個別電極とし、柔軟な部材か
らなる大面積のシートの下面に形成された上部電極を共
通電極とし、これらの個別電極と共通電極との間に導電
性の弾性部材を介在させて電気的に接続し、荷重に基づ
く弾性変形による抵抗値の変化量により重量を検出する
ようにしたので、被測定物が載置される大面積のシート
の下面に設けられた上部電極を共通電極としているた
め、その構造を簡単にすることができ、信頼性を高める
ことができるという効果を有する。
量及び形状測定装置において、重量センサは、基板上に
設けられた複数個の電極を個別電極とし、柔軟な部材か
らなる大面積のシートの下面に形成された上部電極を共
通電極とし、これらの個別電極と共通電極との間に導電
性の弾性部材を介在させて電気的に接続し、荷重に基づ
く弾性変形による抵抗値の変化量により重量を検出する
ようにしたので、被測定物が載置される大面積のシート
の下面に設けられた上部電極を共通電極としているた
め、その構造を簡単にすることができ、信頼性を高める
ことができるという効果を有する。
【００３８】請求項４記載の発明は、請求項１記載の重
量及び形状測定装置において、形状測定手段は、被測定
物が載置された時に、個々の重量センサから出力された
信号値により荷重の有無を判定し、この判定値と個々の
重量センサの配置位置に基づいて、被測定物の底面の形
状及び寸法を求めるようにしたので、個々の重量センサ
の荷重の有無の判定により、被測定物の形状を簡単に知
ることができるという効果を有する。
量及び形状測定装置において、形状測定手段は、被測定
物が載置された時に、個々の重量センサから出力された
信号値により荷重の有無を判定し、この判定値と個々の
重量センサの配置位置に基づいて、被測定物の底面の形
状及び寸法を求めるようにしたので、個々の重量センサ
の荷重の有無の判定により、被測定物の形状を簡単に知
ることができるという効果を有する。
【００３９】請求項５記載の発明は、請求項１ないし４
のいずれか一記載の重量及び形状測定装置において、重
量センサの荷重受け部の上面に被測定物による荷重を受
けて変形する柔軟部材を設けたので、底面が波打ってい
る被測定物であっても、形状測定手段による被測定物の
底面形状及び寸法の測定を確実に行なうことができる。
のいずれか一記載の重量及び形状測定装置において、重
量センサの荷重受け部の上面に被測定物による荷重を受
けて変形する柔軟部材を設けたので、底面が波打ってい
る被測定物であっても、形状測定手段による被測定物の
底面形状及び寸法の測定を確実に行なうことができる。
【００４０】請求項６記載の発明は、請求項１ないし４
のいずれか一記載の重量及び形状測定装置において、中
央部に位置する重量センサの荷重受け部の高さを、周辺
部に位置する荷重受け部の高さよりも低くしたので、底
面が波打っている被測定物であっても、形状測定手段に
よる被測定物の底面形状及び寸法の測定を確実に行なう
ことができる。
のいずれか一記載の重量及び形状測定装置において、中
央部に位置する重量センサの荷重受け部の高さを、周辺
部に位置する荷重受け部の高さよりも低くしたので、底
面が波打っている被測定物であっても、形状測定手段に
よる被測定物の底面形状及び寸法の測定を確実に行なう
ことができる。
【００４１】請求項７記載の発明は、被包装物が盛り付
けられたトレーをフィルム包装材を用いて包装する包装
機において、頂上部に荷重受け部を有して基板上に配置
された複数の重量センサの出力信号の総和を行って被包
装物の重量を測定する重量測定手段と、前記重量センサ
の個々の信号値に基づいて前記重量センサ位置の荷重の
有無を判断することにより被包装物の底面形状及び寸法
を特定する形状測定手段とよりなる重量及び形状測定装
置を配設したので、複数の重量センサが配置された基板
の上に被包装物を載置すれば、これらの複数の重量セン
サの出力を適宜演算処理することでその被包装物の重量
と底面形状及び寸法とを同時に測定することができ、重
量センサの配置位置も基板上であるため、それらの配置
に制約を受けることがなく、包装機の構造を複雑化する
ことがなく装置構成が単純になる結果、その信頼性を高
めることもできるという効果を有する。
けられたトレーをフィルム包装材を用いて包装する包装
機において、頂上部に荷重受け部を有して基板上に配置
された複数の重量センサの出力信号の総和を行って被包
装物の重量を測定する重量測定手段と、前記重量センサ
の個々の信号値に基づいて前記重量センサ位置の荷重の
有無を判断することにより被包装物の底面形状及び寸法
を特定する形状測定手段とよりなる重量及び形状測定装
置を配設したので、複数の重量センサが配置された基板
の上に被包装物を載置すれば、これらの複数の重量セン
サの出力を適宜演算処理することでその被包装物の重量
と底面形状及び寸法とを同時に測定することができ、重
量センサの配置位置も基板上であるため、それらの配置
に制約を受けることがなく、包装機の構造を複雑化する
ことがなく装置構成が単純になる結果、その信頼性を高
めることもできるという効果を有する。
【図１】本発明の実施の形態を示すもので、重量及び形
状測定装置の基板を示す斜視図である。
状測定装置の基板を示す斜視図である。
【図２】基板にトレーが載せられた状態を示す部分拡大
断面図である。
断面図である。
【図３】重量センサの具体的な構造を示すもので、
（ａ）は平面図、（ｂ）は縦断面図、（ｃ）は等価回路
である。
（ａ）は平面図、（ｂ）は縦断面図、（ｃ）は等価回路
である。
【図４】基板上に配列された重量センサの配置を示す平
面図である。
面図である。
【図５】底面が平坦ではないトレーと重量センサとの関
係を示す側面図である。
係を示す側面図である。
【図６】重量センサに関する別の実施の形態として、底
面が平坦ではないトレーと重量センサとの関係を示す側
面図である。
面が平坦ではないトレーと重量センサとの関係を示す側
面図である。
【図７】重量センサに関するさらに別の実施の形態とし
て、底面が平坦ではないトレーと重量センサとの関係を
示す側面図である。
て、底面が平坦ではないトレーと重量センサとの関係を
示す側面図である。
【図８】重量センサからの信号検出回路を示すブロック
図である。
図である。
【図９】重量センサの出力を処理してトレーの底面の形
状を特定する際の動作を示すフローチャートである。
状を特定する際の動作を示すフローチャートである。
【図１０】包装機の機構の概要を示す斜視図である。
【図１１】包装機の台の部分の構成を示す拡大斜視図で
ある。
ある。
２ 基板 ３ 重量センサ ７ トレー（被測定物、被包装物） ９ 中心部(弾性部材) １０ 外周部(弾性部材) １１ 共通電極(電極) １２ 個別電極パターン(電極) １６ 金属板(導電部材) ２７ シート ５１ 柔軟部材
Claims (7)
- 【請求項１】 頂上部に荷重受け部を有して基板上に配
置された複数の重量センサの出力信号の総和を行って被
測定物の重量を測定する重量測定手段と、 前記重量センサの個々の信号値に基づいて前記重量セン
サ位置の荷重の有無を判断することにより被測定物の底
面形状及び寸法を特定する形状測定手段と、を備えるこ
とを特徴とする重量及び形状測定装置。 - 【請求項２】 基板上に設けられた一対の電極からそれ
ぞれ同一高さの弾性部材を配置し、これらの弾性部材の
頂上部を平面状の導電部材で電気的に接続して形成した
重量センサであることを特徴とする請求項１記載の重量
及び形状測定装置。 - 【請求項３】 基板上に設けられた複数個の電極を個別
電極とし、柔軟な部材からなる大面積のシートの下面に
形成された上部電極を共通電極とし、これらの個別電極
と共通電極との間に導電性の弾性部材を介在させて電気
的に接続し、荷重に基づく弾性変形による抵抗値の変化
量により重量を検出するようにした重量センサを配設し
たことを特徴とする請求項１記載の重量及び形状測定装
置。 - 【請求項４】 被測定物が載置された時に、個々の重量
センサから出力された信号値により荷重の有無を判定
し、この判定値と個々の重量センサの配置位置に基づい
て、被測定物の底面の形状及び寸法を求める形状測定手
段であることを特徴とする請求項１記載の重量及び形状
測定装置。 - 【請求項５】 重量センサの荷重受け部の上面には被測
定物による荷重を受けて変形する柔軟部材が設けられて
いることを特徴とする請求項１ないし４のいずれか一記
載の重量及び形状測定装置。 - 【請求項６】 中央部に位置する重量センサの荷重受け
部は、周辺部に位置する荷重受け部よりも高さが低いこ
とを特徴とする請求項１ないし４のいずれか一記載の重
量及び形状測定装置。 - 【請求項７】 被包装物が盛り付けられたトレーをフィ
ルム包装材を用いて包装する包装機において、頂上部に
荷重受け部を有して基板上に配置された複数の重量セン
サの出力信号の総和を行って被包装物の重量を測定する
重量測定手段と、前記重量センサの個々の信号値に基づ
いて前記重量センサ位置の荷重の有無を判断することに
より被包装物の底面形状及び寸法を特定する形状測定手
段とよりなる重量及び形状測定装置を配設したことを特
徴とする包装機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000144420A JP2001041812A (ja) | 1999-05-24 | 2000-05-17 | 重量及び形状測定装置並びにそれを用いた包装機 |
| US09/576,965 US6346680B1 (en) | 1999-05-24 | 2000-05-24 | Weight and form sensing apparatus and a packaging machine using the same |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14332099 | 1999-05-24 | ||
| JP11-143320 | 1999-05-24 | ||
| JP2000144420A JP2001041812A (ja) | 1999-05-24 | 2000-05-17 | 重量及び形状測定装置並びにそれを用いた包装機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001041812A true JP2001041812A (ja) | 2001-02-16 |
Family
ID=26475088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000144420A Pending JP2001041812A (ja) | 1999-05-24 | 2000-05-17 | 重量及び形状測定装置並びにそれを用いた包装機 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6346680B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001041812A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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