JP2000516385A - 高速モジュラー電気コネクタ及びこれに使用されるレセプタクル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 第１，第２面（１２，１６）と、それぞれ第１面から第２面に延びる複数の信号伝導端子（１８）とを有するハウジング（１４）を備える電気コネクタ用レセプタクル（１０）であって、このハウジングは、第１，第２面との間に介挿された複数の長手方向側部（２４，２６，２８）を有する。導電性シールド（３２）が、長手方向側部の少なくとも幾つかの上側に載置される。導電性内側シールド（４０〜４８）が、信号伝導端子の少なくとも幾つかの間に介挿される。

Description

【発明の詳細な説明】 高速モジュラー電気コネクタ及びこれに使用されるレセプタクル １．発明の分野：本発明は、電気コネクタ、特に、ドータープリント配線板をマ ザープリント配線板に接続するのに使用されるモジュラーコネクタに関する。 ２．従来技術の簡単な説明：コンピュータ及びその他の種々の電子アセンブリを 製造する際、一般的に、ドーターボードはコネクタでマザーボードに結合され、 このようなコネクタは、プラスチック製ハウジングと第１，第２面とを有するレ セプタクルを備え、端子は、一方の面でドーターボードに接続され、他方の面で マザーボードに結合されたヘッダに接続される。このようなコネクタをマザーボ ード又はドーターボードに接地する種々の装置が提案されているが、しかし、こ れらの装置は、コネクタの構造を複雑化する傾向を有している。したがって、マ ザーボードとドーターボードとの間にコネクタを接地する簡略かつ廉価な手段が 必要とされている。更に、クロストークを低減し、帯域幅を増すコネクタも必要 とされている。 発明の概要 本発明のレセプタクルは、第１，第２面と複数の信号伝導手段を有するハウジ ングを備えている。これらの端子のそれぞれは、上記第１面から上記第２面に延 びている。ハウジングは、上記第１面と上記第２面との間に介挿された複数の長 手方向側部を有し、これらの長手方向側部の少なくとも幾つかに重ねて導電性シ ールド手段が載置される。導電性内側シールド手段が、上記信号伝導手段の少な くとも幾つかの間に介挿されている。 本発明の電気コネクタでは、上述のレセプタクルが、シールドされたヘッダを 介してドーターボードに接続される。このヘッダは、２つの端壁と、中間壁とを 有し、好適な金属性合金である導電性材料から形成されるのが好ましい。複数の 孔が、中間壁を貫通して延び、レセプタクル内の端子に接触する信号ピンを保持 する。中間壁上に第１面と第２面とが設けられている。第１面は、レセプタクル の第２面とインターフェースをとる。第２面は、プリント配線板に当接する。第 ２面上に複数の凹部が設けられ、この凹部内に、導電性ピンが、圧入され、コネ クタを接地する。 図面の簡単な説明 本発明について、添付図面を参照して更に説明する。ここに、 第１図は、本発明のレセプタクルのの一部を欠截した斜視図であり、 第２図は、第１図に示すレセプタクルで使用される外側シールドの斜視図であ り、 第３図は、第１図に示すレセプタクルで使用される内側シールドの斜視図であ り、 第４図は、第１図に示すレセプタクルで使用される絶縁ハウジングの斜視図で あり、 第５図は、第１図に示すレセプタクルで使用される複合端子と絶縁フレームと の斜視図であり、 第６図は、内側シールドの１に係合した外側シールドの斜視図であり、 第７図は、端子構造を示すために欠截した第１図に示すレセプタクルの側面図 であり、 第８図は、第１図に示すレセプタクルの正面図であり、 第９図は、第８図のＩＸ−ＩＸに沿う断面図であり、 第１０図は、第８図のＸ−Ｘに沿う断面図であり、 第１１図は、第４図に示す絶縁フレームを通る垂直断面図であり、 第１２図は、ヘッダに係合した状態の第１図に示すレセプタクルの垂直断面図 であり、 第１３図は、本発明のレセプタクルの第２の実施態様の前部斜視図であり、 第１４図は、第１３図に示すレセプタクルの後部斜視図であり、 第１５図は、第１３図に示すレセプタクルの後部立面図であり、 第１６図は、プリント回路基板に係合したレセプタクルを、上部を欠截して示 す概略的な図であり、 第１７Ａ図は、第１５図のＸＶＩＩ−ＸＶＩＩに沿う断面図であり、 第１７Ｂ図は、ヘッダに係合した状態のレセプタクルを示す１７Ａ図と同様 な断面図であり、 第１８図は、第１３図で示すレセプタクルで使用されるシールドの側面図であ り、そして、 第１９図は、第１３図で示すレセプタクルで使用されるコンタクトの側面図で ある。 好ましい実施の形態の詳細な説明 特に、第１図および第２図を参照すると、レセプタクルの全体が符号１０で示 されている。レセプタクルは、符号１４で全体が示された前部絶縁ハウジング上 に第１面１２を有している。レセプタクルは、更に、その底部側に第２面１６を 有し、符号１８で示すような導電性信号端子が、第１面から第２面に延びている 。第１面は、符号２０で示す複数の開口を有し、この開口内で、後述するように 、ヘッダのピンが信号端子に係合する。通常の場合と同様に、レセプタクルは、 符号２２で示す接地用のグランドピンも含んでいる。レセプタクルは、長手方向 側部２４，２６と長手方向の頂部２８とを含んでいる。第１面に対向して端部３ ０が設けられている。長手方向側部２４，２６と端部３０とは、Ｕ字形状のシー ルド３２で覆われている。このシールドは、長手方向部３４，３６を備え、これ らの長手方向部は、それぞれ、長手方向側部２４，２６上に重ねて載置される。 Ｕ字形状のシールド３２の部分３８が、レセプタクル３０の端部３０上に載置さ れる。絶縁ハウジングの後方の長手方向側部２８上に、上部シールド（図示せず ）も設けられている。 特に、第１図、第３図および第６図を参照すると、平行な長手方向内側シール ド壁４０，４２，４４，４６，４８が設けられている。これらの内壁間に、符号 ５０（第３図）で示すような長手方向スペースが設けられている。内壁のそれぞ れは、符号５２，５３（第３図）で示すような側部も有している。これらの側部 のそれぞれは、側部５２について符号５４，５６で示す一対の垂直ラッチと、側 部５３について符号５８，６０で示す一対の垂直ラッチとを有している。これら の垂直ラッチは、符号６２，６４（第２図および第６図）で示す水平アイレット に係合する。Ｕ字形状シールド３２の長手方向部３４の前部の上縁部上にばねラ ッチ６６が設けられている。Ｕ字形状シールド３２の長手方向部３６の前部の上 縁部上にも、ばねラッチ６８が設けられている。同様に、内側シールド壁４０は 、前部ばねラッチ７０を有し、内側シールド壁４２は、シールドラッチ７２を有 し、内側シールド壁４４は、前部ばねラッチ７４を有し、内側シールド壁４６は 、前部シールドラッチ７６を有し、内側シールド壁４８は、前部ばねラッチ７８ を有している。 特に、第４図を参照すると、絶縁ハウジングに側部スロット８０，８２が設け られている。これらのスロットは、それぞれ、ばねラッチ６８，７０に係合する 。これらのスロットの間に中間スロット８４，８６，８８，９０，９２が設けら れ、これらのスロットは、それぞれ、内側シールド壁のばねラッチ７０，７２， ７４，７６，７８に係合する。 特に、第１図，第４図および第５図を参照すると、端子が、絶縁フレーム９４ ，９６，９８，１００，１０１，１０２内に収容されることが分かる。これらの フレームは、それぞれ、フレームラッチ１０３，１０４，１０６，１０８，１１ ０，１１２を有している。これらのフレームラッチは、それぞれ、絶縁ハウジン グ（第１図）の孔１１４，１１６，１１８，１２０，１２２に係合する。 特に、第５図，第７図および第８図を参照すると、端子１８だけでなく、絶縁 フレーム９４も信号端子１２４，１２６，１２８，１３０を保持するのが分かる 。これらの端子は、最初に上方に延び、この後、水平に延びる。これらの端子の それぞれは、その水平末端部に、スプリットピン係合部１３２，１３４，１３６ ，１３８，１４０を有している。通常の場合と同様に、レセプタクルは、一対の コードキーホルダ１４２，１４４とプレスピン１４６，１４８，１５０とを有し ている。 第１１図を参照すると、絶縁フレームが、垂直方向に２分割されているのが示 されている。この２分割されたフレームは、中央に凹部が設けられ、複数のコン タクト受入れ構造部１５１ａ〜１５１ｈを有している。 第１２図を参照すると、レセプタクルは、符号１５２で全体を示すヘッダに係 合する。ヘッダは、一対の端壁１５４，１５６と中間壁とを有している。中間壁 に孔が設けられ、この孔を通って、符号１６０で示すような導電性ピンが延び、 レセプタクルの第１面に係合し、端子のスプリットピン係合部内に受入れられる 。 第２の実施形態が第１３図〜第２０図に示されている。特に、第１３図を参照 すると、レセプタクルの前面の全体が符号２１０で示され、底面が符号２１１で 示されている。この面に、符号２１２で示すような通常のピン受入れ孔が、プラ グに接続するために設けられている。レセプタクルは、通常の場合と同様に、圧 入ペグ２１４と位置決めペグ２１６，２１８とを有している。更に、スペーサ２ ２０，２２２と極性整合キー２２４，２２６とが設けられている。 特に、第１４図および第１５図を参照すると、上面２２８と後面２３０と側面 ２３２，２３４とが、より詳細に示されている。この図面から、符号２３６，２ ３７で示すようなスロットが、側面に対し平行に延びるシールド受入れるために 、上面と底面と後面とに設けられているのが分かる。これらのシールド間に、符 号２３８，２３９で示す細長いコンタクト受入れスロットが設けられている。シ ールド受入れスロットに沿って、複数対の溝２４０，２４２が垂直方向に離隔し て配置されている。 特に、第１６図〜第２０図を参照すると、符号２４４，２４６，２５０，２５ ２で示すような信号コンタクトが、レセプタクルのコンタクト受入れスロットの それぞれに挿通される。これらのコンタクトは、一方の端部が、プリント配線板 ２５４（第１６図）に接続される。（第１６図では、プリント配線板２５４の係 合は、コンタクトに係合可能な基板上の種々の位置を示す幾つかの異なる後方位 置を概略的に示しているが、個々のシールド組間のコンタクトが、全て、同じ全 長だけ、後方に延びるのが理解される。）その他方の端部では、コンタクトは、 符号２５６で示すようなＶ字形状構造部を有し、ピン受入れ孔でピンに係合する 。特に、第１７Ａ図，第１７Ｂ図および第１９図を参照すると、シールドは、符 号２５８，２６０，２６２で示す接地ピンを有し、これらのピンは、レセプタク ルの底面を通り、プリント配線板に接地される。シールドは、更に、下側の弾性 接地部２６４を有し、この接地部は、レセプタクルの下側スロットを通って下方 に延び、その後、後方に延びてシュラウド付きヘッダ２６５（第１７Ｂ図）に接 地される。同様に、シールドは、上側の弾性接地構造部２６６を有し、この構造 部は、レセプタクルの上面のスロットの１を挿通してヘッダ（図示せず）に接地 される。これらの弾性接地突起に係合するのに適したヘッダは、例えば、１９９ ５ 年４月４日に提出されかつ本願の譲受人に譲渡された米国特許出願第０８／２７ ７，９８９号に示したものでもよい。 マザーボードとドーターボードとの間を有効にシールドしかつ接地する簡略か つ廉価なレセプタクルについて説明したことが分かるであろう。 種々の図面の好ましい実施態様と関連して本発明について説明したが、他の同 様な実施態様が使用可能であること、あるいは、本発明から逸脱することなく、 本発明の同じ作用を果たす変更および追加が、上述の実施態様に対して行うこと ができることが理解されるべきである。従って、本発明は、単一の実施態様に制 約されず、添付請求の範囲に記載の幅および範囲で解釈されるべきである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 第１，第２面と、それぞれ第１面から第２面に延びる複数の信号伝導手段 とを有するハウジングを備え、このハウジングは、前記第１，第２面間に介挿さ れた複数の長手方向側部を有し、この長手方向側部の少なくとも幾つかの上に導 電性シールド手段が載置され、前記信号伝導手段の少なくとも幾つかの間に導電 性内側シールド手段が介挿される、電気コネクタ用レセプタクル。 ２． 内側シールド手段は、前記長手方向壁間に複数の長手方向スペースを形成 する複数の長手方向の平行壁を備え、前記導電性手段の１が、前記長手方向スペ ースのそれぞれに配置される請求項１に記載のレセプタクル。 ３． 信号伝導手段は、複数の絶縁フレーム内に保持される請求項２に記載のレ セプタクル。 ４． 信号伝導手段は、平坦化され、隣接した導電性内側シールド手段間に介挿 される請求項３に記載のレセプタクル。 ５． ラッチ手段が、前記絶縁フレームのそれぞれをハウジングに取付けるため に設けられる請求項４に記載のレセプタクル。 ６． 長手方向内壁のそれぞれは、側方延長部を有し、この側方延長部のそれぞ れは、この延長部を外側シールドに係合させる手段を有する請求項５に記載のレ セプタクル。 ７． 側方延長部は、外側シールド手段から突出する水平アイレットに係合する 垂直ラッチを有する請求項６に記載のレセプタクル。 ８． 長手方向の内側シールド手段のそれぞれは、前記シールド手段をヘッダに 接続する手段を有する請求項７に記載のレセプタクル。 ９． 前記シールド手段をヘッダに接続する手段は、ばね接続手段である請求項 ８に記載のレセプタクル。 １０． 接地手段が設けられる請求項１に記載のレセプタクル。 １１． レセプタクルを組合せで具備する電気コネクタであって、第１，第２面 と、それぞれ第１面から第２面に延びる複数の信号伝導手段とを有するハウジン グを備える電気コネクタ用レセプタクルを具備し、前記ハウジングは、前記第１ ， 第２面との間に介挿された複数の長手方向側部を有し、この長手方向側部の少な くとも幾つかの上側に導電性シールド手段が載置され、前記信号伝導手段の少な くとも幾つかの間に導電性内側シールド手段が介挿され、更に、第１，第２面と 、それぞれ第１面から第２面に延びる複数の伝導手段とを有するハウジングを具 備し、更に、対向した内面を有するほぼ平行な端壁とこの対向した平行な端壁間 に介挿され、第１面と第２面とを有する中間壁とを備えるヘッダを具備し、中間 壁の前記第１面が、レセプタクル部材の第２面に隣接して配置され、複数の通路 が、中間壁の第１，第２面の間に延び、複数の信号伝導ピンが、前記通路の少な くとも幾つかを通り、別個の接地手段が、ヘッダの導電性ハウジングに取付けら れる電気コネクタ。