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JP2000503773A - 特異的結合アッセイの改良 - Google Patents

特異的結合アッセイの改良

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JP2000503773A
JP2000503773A JP9541582A JP54158297A JP2000503773A JP 2000503773 A JP2000503773 A JP 2000503773A JP 9541582 A JP9541582 A JP 9541582A JP 54158297 A JP54158297 A JP 54158297A JP 2000503773 A JP2000503773 A JP 2000503773A
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JP9541582A
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バドリー,ロバート・アンドリユー
ベリー,マーク・ジヨン
ポーター,フイリツプ
ウオツタム,トレバー・アンソニー・ケネス
Original Assignee
ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 サンプル中における目的とする分析物の存在を検出する方法であって、分析物への特異的結合親和性を有する結合パートナーまたは分析物の類似体をその上に可逆的に固定化された状態で有する固体支持体にサンプルを接触させる工程、固体支持体上の固定化された材料の質量の減少を検出する工程を含んでなり、前記結合パートナーまたは類似体は、目的とする分析物の存在下に固体支持体から特異的に置換され、それにより、そこに固定化された材料の質量の検出し得る変化が引き起こされるような方法が開示される。その方法を実施するためのデバイスも開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 特異的結合アッセイの改良 発明の分野 本発明は、目的の分析物の存在を検出する方法、およびその方法を実施するた めのアッセイデバイスに関する。発明の背景 サンプル中の目的の分析物の存在を検出するために特定の分子の特異的結合特 性を利用する数多くのアッセイが記述されている。典型的には、そのようなアッ セイは、免疫グロブリン(例えば、抗体またはその機能結合フラグメント)と、 免疫グロブリンが結合するハプテンまたは抗原との間の特異的結合を含む。その ようなアッセイの例は、酵素結合免疫吸着剤アッセイ(ELISA)および放射 イムノアッセイ(RIA)を含む。 従来、目的の分析物と、それに対する特異的結合親和性を有する結合パートナ ーとの間の結合を検出するために、その結合パートナーを標識化することが必要 である。既知の標識は、酵素、放射標識、蛍光または化学発光標識、電気活性標 識(例えば、レドックス標識)および着色粒子(例えば、ラテックスビ ード)を含む。 上記に概略した一般的性質のアッセイの改良は、「置換」アッセイに関する。 そのようなアッセイにおいて、サンプル中における目的の分析物の存在は、予め 存在している結合パートナー/配位子複合体からの標識化結合パートナーまたは 標識化配位子の置換を引き起こす。一般的に言って、置換される標識化物質の量 は、サンプル中の目的の分析物の濃度に比例する。また、目的の分析物と、利用 できる結合部位に結合するための標識化競合物質(例えば、標識化分析物または 類似物)との間に競合が生じる「競合」アッセイを用いることかできる。 競合及び/又は置換に依存する幾つかのアッセイ法が従来技術において記載さ れている。例えば、EP0,324,540は血漿または血清のような生物学的 サンプル中の遊離配位子(錯体形成した配位子ではなく、典型的にタンパクに結 合したもの)の量を測定するように設計されたアッセイを開示している。このア ッセイ法は、標識化されたモノクローナル抗体である「信号試薬」の使用を必要 とする。モノクローナルは、配位子類似体(サンプル中に存在する天然配位子錯 化タンパクに結合していないもの)と競合している遊離配位子に結合する。典 型的には、類似体は(例えば、粒子またはビード上に)固定化される。類似体は 、抗配位子モノクローナル抗体への配位子よりも低い親和性を有するように選択 される。アッセイはこのように、免疫競合の原理に基づいており、サンプル中の 遊離配位子の存在は配位子類似体に結合する標識化抗体の量を減少させるように 作用する。 WO91/05262は、流体中の分子分析物(特に、例えば、ステロイドお よび他の低分子量分析物)の存在を検出するデバイスおよび方法を開示している 。典型的には、水性生物学的サンプルが、毛細管作用により試験ストリップに沿 って引き出される。サンプルが進行する時、それは標識化分析物を、ストリップ の端部における貯蔵領域から、抗分析物抗体である第1の結合手段へ搬送する。 サンプル中における遊離分析物の不存在下では、標識化分析物(例えば、分析物 /酵素複合物)が第1の結合手段に結合した状態を維持する。しかしながら、遊 離分析物がサンプル中に存在する場合、それは、抗酵素抗体である第2の結合手 段に一部の標識化分析物が結合するように、標識化分析物を置換する(または、 少なくとも、第1の結合手段上の結合部位のために競合する)傾向がある。適当 な基質溶 液中にストリップを置くことにより発色する。 EP0,383,313は、「競合結合法によりハプテン、抗原または抗体を 測定するための」組成物およびアッセイ法を開示している。そこに開示されてい る発明は、抗体またはその配位子を標識化することを必要とする。 しかしながら、そのようなアッセイが有用であっても、標識化を必要とする点 は不都合である。放射標識は、取り扱いおよび処置において明らかな危険をもた らす。酵素または他の活性標識は、貯蔵中に劣化し、アッセイの感受性に影響を 及ぼし得る。着色された粒子の使用は、粒子の比較的大きな表面積が、アッセイ の正確さに影響を与え得る非特異的結合部位を誘導する点において問題を引き起 こす。 本発明は、従来の標識された試薬の使用を必要としないアッセイ法およびデバ イスを提供することによりこれらの困難性を低減することを目的とする。発明の概要 一つの局面において、本発明は、サンプル中における目的とする分析物の存在 を検出する方法であって、該方法は分析物に対する特異的結合親和性を有する可 逆的に固定化された結合パ ートナーの固体支持体からの特異的置換、または分析物の可逆的固定化類似体の 固体支持体からの類似の特異的置換を含んでなり、その置換は、目的とする分析 物の存在に応答して起こると共に検出し得る信号を発生させるものであり、前記 可逆的固定化結合パートナーも分析物の類似体も従来の標識を含まないことを特 徴とする方法を提供する。 概して、この方法は、結合パートナーまたは類似体の特異的置換の結果として 、固体支持体上に固定化された材料の質量の減少の検出を含む。第2の局面にお いて、本発明は、サンプル中における目的とする分析物の存在を検出する方法で あって、分析物への特異的結合親和性を有する結合パートナーまたは分析物の類 似体をその上に可逆的に固定化された状態で有する固体支持体にサンプルを接触 させる工程、固体支持体上の固定化された材料の質量の減少を検出する工程を含 んでなり、前記結合パートナーまたは類似体は、目的とする分析物の存在下に固 体支持体から特異的に置換され、それにより、そこに固定化された材料の質量の 検出し得る変化が引き起こされるような方法を提供する。 固体支持体上に固定化された材料の質量の変化は、例えば、 音波またはエバネッセント波型センサーによりまたは表面プラズモン共鳴(SP R)によって検出され得る多くの質量依存現象において検出され得る変化を引き 起こし得る。検出法は全て当該分野において知られている(例えば、EP034 1927、EP0416730およびEP0453224に開示されているもの を参照)。検出のための特に好適な質量依存現象は、材料が固定化される固体支 持体の表面の屈折率である。 第3の局面において、本発明は、サンプル中における目的とする分析物の存在 を検出するためのアッセイデバイスであって、該アッセイデバイスは分析物への 特異的結合親和性を有する結合パートナーまたは分析物の類似体をその上に可逆 的に固定化された状態で有する固体支持体、および固体支持体上の固定化された 材料の質量の変化を検出する検出手段を含んでなり、サンプル中における目的と する類似体の存在か固体支持体からの結合パートナーまたは類似体の特異的置換 を引き起こし、それにより、そこに固定化された材料の質量の検出し得る変化が 引き起こされるようなデバイスを提供する。 本発明は、また、サンプル中における目的とする分析物の存在を検出するため のアッセイデバイスであって、分析物への特 異的結合親和性を有する結合パートナーをその上に可逆的に固定化された状態で 有するかまたは分析物の類似体をその上に可逆的に固定化された状態で有する固 体支持体を含んでなり、前記結合パートナーまたは類似体は、従来の標識を含ん でおらず、目的とする分析物の存在に応答して固体支持体から特異的に置換され て検出可能な信号を発生させるようなデバイスも提供する。 本発明のアッセイ法およびデバイスは、目的とする分析物の存在を検出するた めに定性的方法で用いることができる。それらは、存在する分析物の量を測定す るために定量的方法で用いることもできる。 多くの実施態様において、置換された結合パートナーまたは分析物の類似体は 、望ましくは、どんな標識も含まない(または、どの標識にも錯化、複合または どのようにも結合しない。)。しかしながら、以下に説明するような特定の実施 態様において、置換された結合パートナーまたは類似体が従来のものでない標識 を含むことが望ましい。 ここで用いられる「従来の標識」という用語は、酵素、放射標識、蛍光または 化学発光標識、化学活性標識(例えば、レド ックス標識)および着色された粒子(例えば、ラテックス、または着色されたも しくは金属性ゾル)のような標識を意味する。前記標識の全てが、標識物質の質 量を単に検出する以外のなんらかの方法において主に検出され得る。本発明にお いては、従来のものでない標識は、検出し得る信号を発生させるためにその質量 のみに依存する。 本発明の最も好ましい態様において、結合パートナーまたは分析物の類似体の 置換は、直接検出されて(例えば、典型的にはエバネッセント波または音波型あ るいはSPRセンサーにより)、それにより信号を発生させる現象である。本発 明の方法/デバイスにおいて、信号が、ある標識された部分に「貯蔵される」の ではなく、結合パートナーまたは類似体の置換部位において本質的に発生するこ とが理解される。 結合パートナーまたは分析物は、特異的結合対の構成員であることが都合良い 。そのような特異的結合対の多くの例が知られている(例えば、DNAおよびD NA結合タンパク、ホルモンおよびそれらのレセプター、抗原およびその抗体) 。典型的には、結合パートナーはタンパタであり、好ましくは免疫グロブリン( 例えば、抗体)またはその機能結合フラグメントであ り、その用語は特にFv、scFv、Fab、Fab2などのことをいう。特定 の好ましい実施態様において、結合パートナーは、2つの異なる配位子への特異 的結合活性を有するタンパクである。そのようなタンパクの例は、当業者に良く 知られている二方向特異的抗体または「ディアボディーズ(Diabodies )」である。 可逆的固定化結合パートナーまたは分析物類似体は、当業者に知られた多くの 方法のいずれかにおいて、固体支持体に結合することができる。結合パートナー または分析物類似体は、普通は、特別の化学薬剤(例えば、非常に低く[=pH 2]緩衝された50mMグリシンまたは非常に高く[=pH12]緩衝された5 0mMジエチルアミン等のような溶液)の適用により固体支持体から除去するこ とができるが、アッセイを行う(生物学的系において通常見られるような)条件 下においては、目的とする分析物の存在によってのみ固体支持体から放出される 。典型的には、アッセイされたサンプルは、生物学的サンプル(体液、例えば尿 、全血または血清のような)であり、アッセイ条件は広く生理学的(例えば、約 10〜40℃、約pH5〜9)なものとすることによって、結合パートナーまた は分析物類似 体が目的とする分析物の存在によってのみ固体支持体から放出されるようにする 。 幾つかの異なる形式で、本発明のアッセイ法を実施するまたはアッセイデバイ スを用いることができる。例えば、可逆的固体化結合パートナーは、抗原との相 互作用を介して固体支持体に結合している免疫グロブリンであり得る。高濃度の 遊離抗原のサンプル中における存在は、固体支持体からの免疫グロブリンの置換 を引き起こす傾向がある。そのようなアッセイは、通常、サンプル中に高濃度の 目的とする遊離分析物が存在するときのみ有効である。 一つの実施態様において、目的とする分析物の類似体が固体支持体上に(共有 相互作用を介して)固定化されることが都合良い。これを実施するのに適した方 法は当業者にとって周知である。次に、分析物に特異的な結合パートナーが(例 えば、非共有相互作用を介して)分析物の類似体に(比較的緩く)結合されて、 それにより固体支持体に結合パートナーが可逆的に固定化される。従って、本発 明の好ましい実施態様は、目的の分析物の類似体(類似体は、典型的に、固体支 持体に共有結合する)と共に、非共有相互作用を介して固体支持体に結合された 免疫グロブリンを有し、この免疫グロブリンは、分析物よりも類似体に対してよ り低い親和性を有する。従って、低い濃度であってもサンプル中に目的とする分 析物が存在することによって、免疫グロブリンの置換が起こる傾向がある。望ま しくは、目的とする分析物への免疫グロブリンの結合親和性は、類似体への親和 性よりも5〜100倍、典型的には10〜20倍大きい。 明らかな理由により、本発明の方法/デバイスは、約5kD以下の分子量を有 する比較的低分子量分析物(例えば、ステロイドなど)を検出するのに適用され た場合、特に有利である。一つのそのような分析物はステロイドエストラジオー ル、またはエストロン−3−グルタロニドのような代謝産物である。すなわち、 例えば、目的とする分析物がエストロン−3−グルクロニドである場合、本発明 により分析物の存在を検出するために用いられるその適当な類似体はエストリオ ール−3−グルクロニドであり得る。他の可能性のある好適な類似物は、当業者 に明らかであり、例えば、エストロン、エストロン−3−スルフェート、エスト リオール、エストラジオールおよびエストラジオール−3−グルクロニドを含む 。 別の実施態様において、本発明のアッセイ法は、分析物の結合パートナーでは なく、分析物の類似体の置換を含み得る。例えば、免疫グロブリンを、少なくと も一つの抗原結合部位を抗原の結合に利用できるような方法で、免疫グロブリン を固体支持体上に固定化することができる。典型的に、アッセイの実施前に、実 質的に全ての利用できる結合部位を、目的とする分析物の類似体で占領し、免疫 グロブリンは目的とする分析物よりも類似体に対してより低い結合親和性を有し 、それにより、目的とする分析物を含むサンプルの添加時に、類似体が、免疫グ ロブリンの結合部位から置換される。 免疫グロブリン(例えば、IgM)は複数の結合部位を有することができ、一 つの結合部位が、固体支持体に結合した抗原と相互作用し、他のものがアッセイ 前に自由に分析物類似体により占領される。また、抗体は、単一の結合部位(I gのFvまたはFabフラグメントのような)を有することができるが、単一の 結合部位を占領のために利用することができるように固体支持体に固定化される 。免疫グロブリン分子(例えば、IgG)は、以下の実施例2に記載のように抗 −Fc抗体を介して都合良く固定化され得る。 すなわち、一つの実施態様において、抗−Fc抗体が固体支持体上に(典型的 には、共有相互作用を介して)固定化される。次に、目的の分析物に特異的な第 2の抗体を、抗−Fc抗体により固体支持体上に捕獲する。次に分析物−特異的 抗体の結合部位を、目的とする分析物の類似体により実質的に充分に占領し、そ れにより分析物−特異的抗体との非共有相互作用を介して固体支持体上に類似体 が可逆的に固定化される。目的とする分析物に対する分析物−特異的抗体の親和 性は、望ましくは類似体への親和性より5〜100倍大きい。 固定支持体がバイオセンサーデバイスの一部を含むことが好都合である。バイ オセンサーデバイスは、生物学的分子認識成分を含む分析デバイスと定義するこ とができ、このデバイスは、典型的に、生物学的認識成分と相互作用する分析物 の存在及び/又は濃度に依存する電気信号を発生する。 そのようなバイオセンサーデバイスは良く知られており、例えば、EP034 1927、EP0416730およびEP0453224に記載されている。好 ましくは、バイオセンサーは固体支持体の質量依存特性(例えば、音波の増幅、 エバネッセント波の増幅、または表面プラズモン共鳴)における変化を 検出する。エバネッセント波またはSPR現象(Hutchinson著,19 95年Molecular Biotechnology第3巻,47〜54頁 およびその中の参考文献)を利用するそのようなデバイスの例は、Biacor eABにより販売されているBIAliteTMデバイスおよびBIAcoreTM 、Affinity Sensors Limited(英国)により販売され ているIAsysTMデバイス、およびArtificial Sensor I nstruments(スイス国チューリッヒ在)により販売されているBIO S−1デバイスを含む。 そのようなデバイスのセンサー表面からの抗体分子の置換は、容易に検出し得 る比較的大きな質量低下を引き起こす。しかしながら、目的とする分析物の類似 体が分析物により置換される実施態様では、エバネッセント波型センサーおよび 他の質量依存バイオセンサーに対して、類似体が分析物よりも充分に高い分子量 を有さなくてはならず、さもなくば質量の実質的変化が非常に小さく検出が困難 になることが当業者には明らかである。 例えば、分析物がステロイドまたはペプチドのように低分子量化合物である場 合、類似体は、分析物と類似体との間の大き な分子量差を形成するように、高分子量物質に結合することができる。結合に適 している高分子量物質は、オブアルブミンまたはウシ血清アルブミン(BSA) のようなタンパク、脂質等のような他の物質を含む。これらの物質は、酵素、放 射標識、蛍光または化学発光標識、レドックス標識または着色された粒子などの ような従来の標識ではなく、分析物と類似体との間の分子量差の形成にのみ役立 つことに注目すべきである。 また、類似体がペプチドである場合、類似体の分子量は、融合タンパクの一部 としてペプチドを用いることにより、分析物よりも増加し得る。ペプチドをポリ ペプチドのN−末端、またはより好ましくはC−末端に融合し得ることが好都合 である。そのような融合タンパクをコード化するDNA配列の形成方法は当業者 に良く知られている。 ポリペプチドにより表される追加分子質量は、従来のものでない標識として見 ることができる。しかしながら、融合したまたは場合によっては結合したポリペ プチドは、例えば酵素標識とは異なりいかなる特別の活性も維持する必要がなく 、そのためにアッセイ成分は、貯蔵中の活性の損失故に感受性が低くならない。 同様に、比較的大きなラテックスビード(従来技術に おけるように)ではなく単一のポリペプチドを用いることによって、アッセイの 確度に悪影響が及ばないように比較的少ない非特異的結合部位が導入される。図面の簡単な説明 図1は、下記実施例1で利用される化合物(I)エストロンβ−D−グルクロ ニド(エストロン−3−グルクロニドまたはE3Gと略記)および(II)エス トリオール3−(β−D−グルクロニド)(エストリオール−3−グルクロニド と略記)の構造式を示す。 図2は、下記実施例1に記載のアッセイ法を模式的に表す。 図3は、エストリオール−3−グルクロニドセンサーチップの調製を示すセン サーグラム(秒で測定される時間を基準とする任意共鳴単位「RU」)である。 図4は、エストロン−3−グルクロニドによる4155抗体の置換を示す、時 間(秒)に対する共鳴単位のグラフである。 図5は、エストロン−3−グルクロニドの濃度(nM)に対する置換された4 155抗体の量(RU)のグラフである。 図6は、下記実施例2に記載のアッセイ形式の模式図である。 図7は、ウサギ抗マウス(RAM)Fcセンサーチップの調 製を示すセンサーグラム(時間(秒)に対する任意共鳴単位)である。 図8は、抗ヒト乳脂肪グロブリンHMFG1抗体のRAMFcセンサーチップ への結合およびCPDTRペプチド複合体のHMFG1抗体への結合を示すセン サーグラム(時間(秒)に対する共鳴単位)である。 図9は、KPDQRペプチドによるHMFG1抗体からのCPDTRペプチド 複合体の置換を示すセンサーグラム(時間(秒)に対する共鳴単位)である。実施例 実施例1 この実施例においては、表面プラズモン共鳴(SPR)を利用するアッセイを 記述する。この現象は、今まで幾つかの文献に記載され、エバネッセント波バイ オセンサー(evanescent wave biosensors:前記H utchinson 1995年の文献を再度参照されたい)の基礎である。 要約すると、異なる屈折率の二つのメディア間のインターフェースにおける光 入射が、特定の入射角において、共鳴してい る「エバネッセント」波を発生する。共鳴は、メディアの屈折率の変化に非常に 敏感である。屈折率の変化は、新しい入射角において共鳴を発生させる。屈折率 の変化は、二つのメディア間のインターフェースにおいて薄い金フィルムに結合 する質量により起こり、屈折率の変化は金フィルムに結合している質量に比例す る。 この実施例は、エストロン−3−グルクロニド(ステロイドホルモン代謝産物 )の検出のアッセイに関し、その類似体、すなわちエストリオール−3−グルク ロニドの使用を含む。これらの化合物の構造の詳細を図1に示す。 さらなる情報として、この実施例はPharmacia BIAliteTM消 失波バイオセンサー(Jonssonら著,1991年BioTechniqu es II,620〜627頁)を利用している。 図2は、アッセイ法を模式的に説明する。工程「A」において、目的とする分 析物(中実三角形により表されるエストロン−3−グルクロニド)の類似体(図 2において中実円により表されるエストリオール−3−グルクロニド)を、固体 支持体(Pharmacia BIAliteTMバイオセンサーの センサーチップ)の活性デキストラン被覆表面上に共有的に固定化した。工程「 B」においては、次に、エストロン−3−グルクロニドに特異的な抗体(Y型に より表されるモノクローナル4155)を固定化類似体に結合させた。抗体は類 似体に対して比較的低い結合親和性を有し、それにより抗体はバイオセンサーチ ップに比較的緩く保持(可逆的に固定化)される。従って、目的の分析物(抗体 が比較的高い結合親和性を有する)を含むサンプルの導入は、抗体を固定化類似 体よりも分析物(工程「C」)に選択的に結合させ、それによりセンサーチップか らの抗体の置換を引き起こし、その置換はセンサーデバイスにより容易に検出す ることができる。 第1の工程として、BIAliteTMバイオセンサーにおいてエストリオール −3−グルクロニドをセンサーチップ上に固定化した。固定化の方法は、Joh nssonら著(1995年,J.Molec.Recognition,第8 巻,125〜131頁)およびO’Shapessyら著(1992年,Ana lytical Biochemistry,第205巻,132〜136頁) により実質的に記載された。要約すると、プロセスは以下の通りである: CM5センサーチップをBialiteTM装置に装着し、HBS流動緩衝液中 で平衡させた。装置のポンプ流量は、5μl/分に設定し、温度は25℃に維持 した。 次に、デキストラン表面を、Pharmaciaアミンカップリングキットか らの1−エチル(ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)およびN −ヒドロキシスクシンイミド(NHS)活性化化学薬剤を用いて、EDC/NH S混合物をサンプルループに注入しデキストラン表面に35μlを負荷すること により活性化した。EDC/NHS活性化は、図3のセンサーグラムの位置(1 )において見ることができる。 表面をEDC/NHS20%(v/v)により活性化した後、水中のエチレン ジアミン(EDA)(Fluka,Code03550)をサンプルループ中に 注入した。この溶液35μlを表面に負荷した。これにより、表面の基がカルボ キシルからアミン誘導体に変化する。これは、図3のセンサーグラムの位置(2 )において見ることができる。 エストリオール−3−グルクロニド(Sigma,CodeE−2002)を 、EDC/NHS活性化混合物中に1.1mg/mlの濃度で溶解し、7分間反 応させた。次に、この溶液を サンプルループに注入し、この溶液57μlをデキストラン/EDA表面に負荷 した。これは、図3のセンサーグラムの位置(3)において見ることができる。 次に、センサーチップをHEPES緩衝塩水(HBS)で洗った。 アッセイを以下のように行った。 i)エストリオール−3−グルクロニドセンサーチップをBialiteTM装 置に装着し、HBS流動緩衝液中で平衡させた。温度を25℃に維持し、ポンプ 流量を5μl/分に維持した。 ii)エストロン−3−グルクロニドに特異的なマウスモノクローナル抗体( 細胞系「4155」により製造)を、HBS緩衝液中で30μg/mlに希釈し た。この溶液を、サンプルループ中に注入し、バイオセンサーチップ表面に35 μlを負荷した。4155モノクローナル細胞系を調製し、Ganiら著(19 94年,J.Steroid Biochem.Molec.Biol.,第4 8巻,277〜282頁)により記載された方法に従ってスクリーニングした。 Gani等の文献は、抗−プロゲステロン抗体の増幅に関するものであるが、 エストロンおよびその類似体と反応する抗体の製造において実質的に同じ技術を 用いている。細胞系4155から得られる以外の抗体は、当業者により(そのよ うな技術を用いて)容易に製造することができ、そのような抗体は、定性的に類 似の特定を有する。さらに、市販の抗エストロングルクロニドモノクローナル抗 体(ニュージーランドのWallaceville Animal Resea rch Centre.からのもの)が、Linscott’s Direct ory of Immunological and Biological Reagents(第9版,1996〜1997年)に記載されている。 iii)エストロン−3−グルクロニド(Sigma製,code E175 2)を、HBS緩衝液に1mg/mlで溶解した。これを、さらにHBS緩衝液 によりそれぞれ20.5nM、2.05nMおよび0.205nMに希釈した。 使用した濃度は、尿で見つかるE3Gの生理学的濃度を表す(Stancyzk ら著,1930年,Am.J.Obs. & Gynae.,第137(4)巻 ,443〜450頁)。20.5nMのE3G溶液を、サンプルループ中に注入 し、バイオセンサ ーチップ表面に35μlを負荷して、結合した4155抗体を置換した。 iv)注入完了後、残りの抗体を、バイオサンサーチップ表面で100mM HClの10μlの負荷により除去した。 v)工程(ii)〜(iv)を、それそれ2.05nMおよび0.205nM に希釈したエストロン−3−グルクロニド希釈液を用いて繰り返した。センサーチップの調製 センサーチップの固定化のセンサーグラムを図3に示す。表面に結合したステ ロイドを、センサーグラムの痕跡を見、固定化の前後のベースラインを比較する ことにより検出することができなかった。これは、エストリオール−3−グルク ロニドの分子量がBIAliteTMの検出限界を下回っているからである。エストリオール−3−グルクロニドセンサーチップでの置換反応の調査 4155抗体は、センサーチップに共有結合しているエストリオール−3−グ ルクロニドに大量に結合することができた。4155抗体を、エストロン−3− グルクロニドの注入時にチ ップの表面から置換した。エストロン−3−グルクロニドにより置換された抗体 の量は、ステロイドの濃度に依存していた(図4参照:実線は0.2nMのE3 Gを用いた結果を示し、鎖線は2.0nMのE3Gを用いた結果を示し、鎖線は 2.0nMのE3Gを用いた結果を示し、点線は2.0nMのE3Gを用いた結 果を示し、および点線は20nMのE3Gを用いた結果を示している。)。これ らの間の線形関係を示すために、(i)RU単位の置換した抗体の量(左側垂直 軸)および(ii)表面に結合した量と比べた置換抗体の%(右側垂直軸)に対 してステロイドの濃度をプロットしてグラフ(図5)を作成した。 実験において用いたエストロン−3−グルクロニド(E3G)の濃度は、ヒト 尿サンプルで見つかるE3Gの濃度の生理学的範囲に及んだ。置換実験において 、E3Gステロイドにより置換された抗体の量がE3Gの濃度に正比例している (図5参照)ことが明らかに見られる。 この置換反応は、BIAliteTM装置を用いた表面プラズモン共鳴による検 出のための最低閾値をそれ自体が下回るバイオセンサーにより小さい分子の配位 子を測定する可能性を示している。置換反応は、酵素または放射活性分子による 試薬の 標識を必要としない新規免疫アッセイ法の基礎を形成し得る。このタイプのアッ セイが作用するのに必要なものは、デキストランに固定化され得る低い親和性抗 原類似体のみである。実施例2 HMFG1抗体からの交差活性合成ペプチドオブアルブミン複合体の置換 この置換反応の模式図を図6に見ることができる。 図6において、固体支持体は活性化デキストランを被覆したPharmaci a BIAliteTMバイオセンサーのセンサーチップである。第1の抗体(I gGのFc部分に特異的なポリクローナルウサギ抗マウス免疫グロブリンG[「 RAM」])を活性化デキストランに共有的に固定化した(「A」)。次に、目 的とする分析物に特異的な第2(マウス)抗体を添加する(「B」)。この実施 例において目的とする分析物は、ヒト乳脂肋グロブリン(HMFG)1タンパク 質から誘導されたペプチド(KPDQR)である。抗HMFG1モノクローナル 抗体は、Taylor−Papadimitriouら著(1981年,Int .J.Cancer,第28巻,17頁)に記載されている。抗HMFG1モノ クローナル抗体は、RA M第1抗体によりセンサーチップ上に捕獲される。第1および第2抗体分子をY 型により図中に示す。 次に、目的とするペプチド分析物の類似体(単一文字アミノ酸コードを用いる ペプチドCPDTR)を導入した。この実施例において、分析物と類似体の両方 が低分子量ペプチドであるが、分子量の違いによって区別することは容易でない 。従って、高分子量ポリペプチド(オブアルブミン)をペプチド類似体に化学的 に複合させた。このペプチド−オブアルブミン複合体(図6において中実楕円と して示す)を、抗HMFG1抗体により比較的低い親和性で結合し、それにより 、類似体を固体支持体上に可逆的に固定化した(C)。目的とするペプチド分析 物(KPDQR、図6において中実三角形として示す)を導入したとき、抗HMF G1はそこに選択的に結合する傾向がある(類似体に対するよりも目的の分析物 に対してより高い親和性を有する)。従って(「D」)、分析物はセンサーチッ プに結合され、より高分子量の類似体であるオブアルブミン複合体を置換した。 センサーチップに結合した質量の変化は、BIAliteTM装置により検出する ことができる。 a)ポリクローナルウサギ抗マウス免疫グロブリンG(Fc特異的)センサーチ ップの調製 i)カルボシキメチルデキストラン(CM5)センサーチップ(Pharma cia製,Code BR−1000−14)をBIAliteTM装置に装着し 、HEPES緩衝塩水(HBS)(Pharmacia製,Code BR−1 001−88)で平衡させた。装置のポンプ流量は、5μl/分に設定し、温度 は25℃に維持した。 ii)次に、デキストラン表面を、アミンカップリングキット(Pharma cia製,Code BR−1000−50)からのEDCおよびNHS活性化 化学薬剤を用いて活性化した。EDC/NHS混合物をサンプルループに注入し デキストラン表面に35μlを負荷した。EDC/NHS活性化は、図7のセン サーグラムの位置(1)において見ることができる。 iii)ポリクローナルウサギ抗マウス免疫グロブリンG(Fc特異的)(RA M Fc)(Pharmacia製,Code BR−1000−57)を、1 0mM酢酸塩緩衝液pH5.0中で50μg/mlまで希釈し、サンプルループ 中に注入した。この溶液35μlをデキストラン表面に負荷した。デ キストランへのRAM Fcの結合は、図7のセンサーグラムの位置(2)にお いて見ることができる。 iv)RAM Fc負荷が一旦完了すると、非結合RAM FcをHBS流動 緩衝液によりデキストラン表面から洗い流し、デキストラン表面上の残りの活性 化エステル部位をエタノールアミンと反応させる。1MエタノールアミンpH8 .5(Pharmaciaアミンカップリングキット,Code BR−100 0−50)をサンプルループ中に注入し、デキストラン/RAM Fc表面に3 5μlを負荷した。これは、図7のセンサーグラムの位置(3)において見るこ とができる。 v)表面から非共有的に付加しているRMA Fcを除去するために、100 mM HClをサンプルループ中に注入し、この溶液10μlをデキストラン/ RAM Fc表面に負荷した。これは、図7のセンサーグラムの位置(4)にお いて見ることができる。 b)置換反応のための合成ペプチドCys−Pro−Asp−Thr−Arg( CPDTR)およびLys−Pro−Asp−Gln−Arg(KPDQR)の 調製 ここで用いたペプチドは、抗HMFG1抗体が結合している ヒト乳脂肪グロブリン1タンパク中の天然エピトープPro−Asp−Thr− Arg(PDTR)配列の種々の変異種である(Briggsら著,1991年 ,Immunology,第73巻,505〜507頁)。CPDTR中のCy s(C)を添加して、ペプチドを市販のマレイミド活性化オブアルブミンに結合 させ、有用な複合体を形成した。この複合体は、ペプチド単独ではBIAlit eTM装置により検出される充分な質量を有さないため必要である。分子をBIA liteTM装置登録する前に、約5000ダルトンの閾値が必要である。 この実施例に記載した作業は、モノクローナル抗体HMFG1を用いて行った 実験に関するものであり、定性的に類似の特性を有する他の抗体は当業者により 容易に製造することができる。さらに、市販の抗乳脂肪グロブリンモノクローナ ル抗体(独国Hanau在Paesel & Lorei GmbH.から得ら れる)が、、Linscott’s Directory Immunolog ical and Biological Reagents(第9版,199 6〜1997年)に記載されている。 HMFG1エピプトープ中の臨界的アミノ酸残留分を確認す るために行われる作業(Priceら著,1991年,J.Immunolog ical Methods,第139巻,83〜90頁)において、天然PDT R配列とは異なる親和性を有する多くの変異種を形成した。Pro−Asp−G ln−Arg(PDQR)は、PDTRよりもHMFG1抗体により高い親和性 を有するPDTR配列の類似体である。ペプチドの溶解性を向上させるためにN −末端リシンを用いてペプチドKPDQRを合成した。しかしながら、このペプ チドはPDQR配列を含むので、それは免疫置換反応の調査にも好適であった。 N−末端リシンは実質的悪影響無しに容易に取り除くことができた。 i)既に公開された標準的技術(Merrifield著,1963年,J. Am.Chem.Soc.,第85巻,2149〜2154頁)を用いてNov abiochem GEM半自動合成機においてペプチドを合成した。簡単に言 えば、Fmoc−アミノ酸試薬(Novabiochem製)をPyBOP化学 薬剤(Grant著,1992年,「Synthetic peptides. A user’s guide」,ニューヨーク在W.H.Freeman & Co出版)を用 いて連続的に活性化した。これら活性化されたアミノ酸を、固体支持体Nova syn TGR樹脂(0.8g)(Novabiochem製)に結合させて固 体マトリックスに付着した保護ペプチドを製造した。合成全体を通してジメチル ホルムアミド(DMF)溶媒を用いた。ペプチドを無水酢酸(DMF中10%) と反応させてN末端を保護した。 ii)次に、ペプチドを脱保護し、標準的開裂条件を用いて、ペプチド当たり 20mlの開裂溶液[92.5%(v/v)トリフルオロ酢酸(TFA)(Al drich製)、2.5%(v/v)エタンジオール(Aldrich製)、2 .5%(v/v)水、2.5%(v/v)トリイソプロピルシラン(Aldri ch製)]を用いて開裂させた。溶液を濾過して樹脂を除去し、減圧下に30℃ でコールドフィンガー(ドライアイス/アセトン)トラップを用いて回転蒸発さ せて全ての過剰溶媒を除去した。この手順は30分かかった。 iii)残りの化学薬剤不純物を、ジエチルエーテル(Aldrich製)で ペプチドを沈殿させ、過剰のジエチルエーテルを用いてこの沈殿を繰り返して抽 出することにより除去した。 iv)次に、ペプチド沈殿を、水で可溶化し凍結乾燥した。 得られる粉末を−20℃で必要となるまで貯蔵した。 c)CPDTRペプチドオブアルブミン複合体の調製 ペプチドを、燐酸塩緩衝塩水(PBS)中に、5mg/mlの濃度となるまで 溶解し、PBS1mlに溶解した予備活性化マレイミドオブアルブミン(Pie rce製)5mgと混合した。この混合物を室温で2.5時間反応させた。次に 、過剰のペプチドを、サンプルを5リットルのPBS+0.1%アジ化ナトリウ ム(Sigma製)により4℃で16時間透析することにより除去した。 次に、複合体を、透析液から除去し、4℃で必要になるまで貯蔵した。 d)KPDQRペプチドによるモノクローナルHMFG1抗体からのCPDTR ペプチド−オブアルブミン複合体の置換 ポリクローナルウサギ抗マウス抗体(Fc特異的)バイオセンサーチップを、 BIAliteTM装置に入れ合体操作を行った。HEPES緩衝塩水(HBS) 流動緩衝(Pharmacia生成物,コードBR−1001−88)流量を5 μl/分とした。 RAM Fcセンサーチップの調製のための典型的センサー グラムを図7に示す。図7において、1はデキストラン表面のEDC/NHS活 性化を表し、2は活性化デキストランに結合するRAM Fcを表し、3はエタ ノールアミンでの残留活性化デキストラン部位の保護を表し、4は非共有結合物 質を除去するための100mM HCl添加を表す。 ヒト乳脂肪グロブリン1に特異的なマウスモノクローナル抗体を、HBS緩衝 液中で50μg/mlまで希釈し、この溶液35μlをバイオセンサーチップ中 に注入した。注入後、バイオセンサーチップを自動的に洗い、マウスHMFG1 特異的抗体の1040RUを、ポリクローナルウサギ抗マウス抗体(Fc特異的 )抗体により結合した。 CPDTR−オブアルブミン複合体を、HBS緩衝液で10倍に希釈し、この 溶液をバイオセンサーチップ中に注入した。約204の共鳴単位を、マウスHM FG1特異的抗体により結合した。ペプチドKPDQRをHBS緩衝液中で20 0μg/mlまで希釈し、この溶液35μlをバイオセンサーチップ中に注入し てCPDTR−オブアルブミン複合体を置換した。 次に、残りの結合CPDTR−オブアルブミン複合体およびマウス抗HMFG 1を、100mM HClでセンサーチップ を簡単に洗うことにより除去した。 ペプチドLys−Pro−Asp−Gln−Argを注入しない以外は同じ方 法において対照実験を行った。結果 RAM Fcセンサーチップの調製 センサーチップの結合により、手順の終わりに固定化された約8000RUの RAM Fcを有する高性能RAM Fc特異的センサーチップが得られた(図 7参照)。RAM Fcは、マウスHMFG1抗体を、各抗体分子について複数 の結合部位に結合させ、それにより分子の結合力を高めた。高結合力の効果によ り、RAM Fc層からのモノクローナル抗体の解離は無視できる程度である。 これは、RAM FcからのHMFG1の解離に対し殆どが平坦線である図8の 位置2において見ることができる。この条件は、置換実験におけるRUの損失が 、KPDQRペプチドによるCPDTR−オブアルブミンの免疫特異的置換によ るものであって、RAM Fc層から解離するHMFG1モノクローナル抗体で はないことを確認するために必要である。 図8において、(1)はRAM Fcセンサーチップに結合 しているHMFG1を表し、(2)はRAM Fc層からのHMFG1抗体の解 離を表し、(3)はHMFG1抗体に結合しているCPDTR−オブアルブミン 複合体を表し、(4)はHMFG1抗体からのCPDTR−オブアルブミン複合 体の解離を表す。 分子結合現象からのSPR信号は、分子の質量及びこの現象が生じている共鳴 する金層からの距離により低下する。幾つかの分子の層を集めることを必要とす る分子相互作用研究は、分子の各層が添加され金層からの距離が増加するときに 生じる信号の減少を補わなければならない。この問題に対する補償は、試験系の 第1の層において多量の配位子を固定化することにより達成される。これにより 、信号減少が克服され、最終的分子結合現象が容易に観察される。 RAM Fcセンサーチップは、1000RUのマウスモノクローナルHMF G1抗体を結合することができた。これは、CPDTR−オブアルブミンペプチ ド複合体のHMFG1抗体への結合および、HMFG1抗体に結合しているCP DTR−オブアルブミン複合体へのペプチドKPDQRによる置換効果が容易に 観察されることを確保するのに充分である(図8参 照)。ペプチドKPDQRによるHMFG1抗体からのCPDTR−オブアルブミン複 合体の置換 ペプチドKPDQRによりCPDTR−オブアルブミンが置換されたかどうか 観察するために、BIA評価パッケージにおいて生データを分析した。実質的に 、その後のペプチド置換を伴うまたは伴わないHMFG1工程へのCPDTR− オブアルブミン複合体の結合のためのデータの二つの領域を、別のグラフとして プロットして重ねた。データを調和させたまま保つために、CPDTR−オブア ルブミン複合体についての注入点において両グラフを並べた(図9参照)。 ペプチドを注入しなかった曲線(図9における実線)は、HMFG1抗体から のCPDTR−オブアルブミン複合体の正常な解離を示している。これは実質的 に免疫特異的置換が測定されるベースラインである。 ペプチドを添加した曲線(図9における破線)は、免疫置換を示している。ペ プチドKPDQR注入(図において下方向の垂直矢印により示す)開始直後、共 鳴単位信号に急激な上昇が生じる。これは、装置のHBS流動緩衝液からKPD QRペプ チド緩衝液への変化に起因し、「バルク屈折率変化(bulkrefracti ve index change)」(バルク屈折率変化は、サンプルと、装置 のHBS流動緩衝液と異なる緩衝組成物とをセンサーチップに注入したときに起 こる。HBSとサンプル緩衝液のイオン強度の相違により屈折率の変化が生じる が、ここでエバネッセント波がデキストラン層の探針となる。屈折率の変化が、 センサーグラムで観察される共鳴信号が直ぐに変化させる。)と呼ぶ。 大規模屈折率変化により引き起こされるこの共鳴単位の増加は、HMFG1抗 体からのCPDTR−オブアルブミン複合体の免疫置換が発生し、この置換によ る質量の損失が共鳴信号の低下を引き起こすので迅速に失われる。結局、ペプチ ドが可能なCPDTR−オブアルブミン複合体の全てを除去し、残っているもの は全て、置換することのできない高度の結合力を有する多重結合CPDTR−オ ブアルブミン複合体であるので、信号曲線は平坦である。ペプチド注入の終了時 に、サンプル緩衝液からHBS装置流動緩衝液への切り替えにより引き起こされ る共鳴単位信号が直ちに低下した。ペプチドを注入したものと注入しないものの 、すなわち免疫置換と通常の解離との曲線の 比較により、KPDQRペプチドにより引き起こされるHMFG1抗体からのC PDTR−オブアルブミン複合体100RUのさらなる損失があることが示され る(図9において双方向垂直矢印により示される)。 これらの実施例に表されるデータから、いかなるアッセイ成分も標識する必要 なくステロイドやペプチドのような低分子量分析物を検定する特別の利点を伴っ て本発明をいかに用い得るかを知ることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年6月2日(1998.6.2) 【補正内容】 エストラジオールおよびエストラジオール−3−グルクロニドを含む。 別の実施態様において、本発明のアッセイ法は、分析物の結合パートナーでは なく、分析物の類似体の置換を含み得る。例えば、免疫グロブリンを、少なくと も一つの抗原結合部位を抗原の結合に利用できるような方法で、免疫グロブリン を固体支持体上に固定化することができる。典型的には、アッセイの実施前に、 実質的に全ての利用できる結合部位を、目的とする分析物の類似体で占領し、免 疫グロブリンは目的とする分析物よりも類似体に対してより低い結合親和性を有 し、それにより、目的とする分析物を含むサンプルの添加時に、類似体が、免疫 グロブリンの結合部位から置換される。 免疫グロブリン(例えば、IgM)は複数の結合部位を有することができ、一 つの結合部位が、固体支持体に結合した抗原と相互作用し、他のものがアッセイ 前に自由に分析物類似体により占領される。また、抗体は、単一の結合部位(I gのFvまたはFabフラグメントのような)を有することができるが、単一の 結合部位を占領のために利用することができるように固体支持体に固定化される 。免疫グロブリン分子(例えば、Ig G)は、以下の実施例2に記載のように抗−Fc抗体を介して都合良く固定化さ れ得る。 すなわち、一つの実施態様において、抗−Fc抗体が固体支持体上に(典型的 には、共有相互作用を介して)固定化される。次に、目的の分析物に特異的な第 2の抗体を、抗−Fc抗体により固体支持体上に捕獲する。次に分析物−特異的 抗体の結合部位を、目的とする分析物の類似体により実質的に充分に占領し、そ れにより分析物−特異的抗体との非共有相互作用を介して固体支持体上に類似体 が可逆的に固定化される。目的とする分析物に対する分析物−特異的抗体の親和 性は、望ましくは類似体への親和性より5〜100倍大きい。 固定支持体がバイオセンサーデバイスの一部を含むことが好都合である。バイ オセンサーは、生物学的分子認識成分を含む分析デバイスと定義することができ 、このデバイスは、典型的に、生物学的認識成分と相互作用する分析物の存在及 び/又は濃度に依存する電気信号を発生する。 v)表面から非共有的に付加しているRAM Fcを除去するために、100m M HClをサンプルループ中に注入し、この溶液10μlをデキストラン/R AM Fc表面に負荷した。これは、図7のセンサーグラムの位置(4)におい て見ることができる。 b)置換反応のための合成ペプチドCys−Pro−Asp−Thr−Arg( CPDTR)およびLys−Pro−Asp−Gln−Arg(KPDQR)の 調製 ここで用いたペプチドは、抗HMFG1抗体か結合しているヒト乳脂肪グロブ リン1タンパタ中の天然エピトープPro−Asp−Thr−Arg(PDTR )配列の種々の変異種である(Briggsら著,1991年,Immunol ogy,第73巻,505〜507頁)。CPDTR中のCys(C)を添加し て、ペプチドを市販のマレイミド活性化オブアルブミンに結合させ、有用な複合 体を形成した。この複合体は、ペプチド単独ではBIAliteTM装置により検 出される充分な質量を有さないため必要である。分子をBIAliteTM装置登 録する前に、約5000ダルトンの閾値が必要である。 この実施例に記載した作業は、モノクローナル抗体HMFG1を用いて行った 実験に関するものであり、定性的に類似の特性を有する他の抗体は当業者により 容易に製造することができる。さらに、市販の抗乳脂肪グロブリンモノタローナ ル抗体(独国Hanau在Paesel & Lorei GmbHから得られ る)が、、Linscott’s Directory Immunologic al and Biological Reagents(第9版,1996〜 1997年)に記載されている。 HMFG1エピプトープ中の臨界的アミノ酸残留分を確認するために行われる 作業(Priceら著,1991年,J.Immunological Met hods,第139巻,83〜90頁)において、天然PDTR配列とは異なる 親和性を有する多くの変異種を形成した。Pro−Asp−Gln−Arg(P DQR)は、PDTRよりもHMFG1抗体により高い親和性を有するPDTR 配列の類似体である。ペプチドの溶解性を向上させるためにN−末端リシンを用 いてペプチドKPDQRを合成した。しかしながら、このペプチドはPDQR配 列を含むので、それは免疫置換反応の調査にも好適であった。 N−末端リシンは実質的悪影響無しに容易に取り除くことができた。請求の範囲 1. サンプル中における目的とする分析物の存在を検出する方法であって、該 方法が分析物への特異的結合親和性を有する結合パートナーまたは分析物の類似 体をその上に可逆的に固定化された状態で有する固体支持体にサンプルを接触さ せる工程を含み;結合パートナーまたは分析物を固体支持体上に可逆的に固定化 する相互作用の結合親和性が、それそれ、目的とする分析物への結合パートナー の結合親和性または目的とする分析物への固体支持体の結合親和性より低く、そ れによって、前記結合パートナーまたは類似体は、目的とする分析物の存在下に 固体支持体から特異的に置換され、それにより、そこに固定化された材料の質量 の検出し得る低下が引き起こされ、;固体支持体上の固定化された材料の質量の 減少を検出する工程を含む方法。 2. 可逆的固定化結合パートナーが免疫グロブリンまたはその機能結合フラグ メントである請求項1に記載の方法。 3. 可逆的固定化結合パートナーが二方向特異的抗体である請求項1または2 に記載の方法。 4. 可逆的固定化結合パートナーが目的とする分析物の類似 体との相互作用により固体支持体上に固定化され、結合パートナーが目的とする 分析物よりも類似体に対してより低い結合親和性を有する請求項1、2または3 のいずれか一項に記載の方法。 5. 目的とする分析物の類似体が免疫グロブリンまたはその機能結合フラグメ ントとの相互作用により固体支持体上に固定化され、前記免疫グロブリンまたは その機能結合フラグメントが目的とする分析物よりも類似体に対してより低い結 合親和性を有する請求項1に記載の方法。 6. 固体支持体がバイオセンサーデバイスの一部を含む請求項1〜5のいずれ か一項に記載の方法。 7. 固体支持体がエバネッセント波、音波または表面プラズモン共鳴(SPR )センサーデバイスの一部を含む請求項1〜6のいずれかに記載の方法。 8. 目的とする分析物がエストラジオールまたはその代謝産物である請求項1 〜7のいずれか一項に記載の方法。 9. 目的とする分析物がエストロン−3−グルクロニドまたはエストリオール −3−グルクロニドである請求項1〜8のいずれかに記載の方法。 10. 固体支持体上に固定化された材料の質量の低下が支持体の表面における 屈折率の変化により検出される請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。 11. サンプル中における目的とする分析物の存在を検出するためのアッセイ デバイスであって、該デバイスは分析物への特異的結合親和性を有する結合パー トナーまたは分析物の類似体をその上に可逆的に固定化された状態で有する固体 支持体を含み;結合パートナーまたは分析物を固体支持体上に可逆的に固定化す る相互作用の結合親和性が、それぞれ、目的とする分析物への結合パートナーの 結合親和性または目的とする分析物への固体支持体の結合親和性より低く、それ によって、サンプル中における目的とする類似体の存在が固体支持体からの結合 パートナーまたは類似体の特異的置換を引き起こし、それにより、そこに固定化 された材料の質量の検出し得る変化が引き起こされ;および固体支持体上の固定 化された材料の質量の低下を検出する検出手段を含むデバイス。 12. 請求項1〜10のいずれか一項の方法の実施に用いるための請求項11 に記載のデバイス。 13. サンプル中における目的とする分析物の存在を検出す る方法であって、該方法は分析物に対する特異的結合親和性を有する可逆的に固 定化された結合パートナーの固体支持体からの特異的置換、または分析物の可逆 的固定化類似体の固体支持体からの類似の特異的置換を含んでなり、結合パート ナーまたは分析物を固体支持体上に可逆的に固定化する相互作用の結合親和性が 、それそれ、目的とする分析物への結合パートナーの結合親和性または目的とす る分析物への固体支持体の結合親和性より低く、それによって、該置換は、目的 とする分析物の存在に反応して起こると共に検出し得る信号を発生させるもので あり、前記可逆的固定化結合パートナーも分析物の類似体も酵素標識、放射標識 、蛍光または化学発光標識、電気活性標識または着色粒子を含まないことを特徴 とする方法。 14. さらに請求項1〜10のいずれか一項に従う請求項13に記載の方法。 15. サンプル中における目的とする分析物の存在を検出するためのアッセイ デバイスであって、該デバイスは分析物への特異的結合親和性を有する結合パー トナーをその上に可逆的に固定化された状態で有するまたは分析物の類似体をそ の上に可逆的に固定化された状態で有する固体支持体を含んでなり、結 合パートナーまたは分析物を固体支持体上に可逆的に固定化する相互作用の結合 親和性が、それぞれ、目的とする分析物への結合パートナーの結合親和性または 目的とする分析物への固体支持体の結合親和性より低く、それによって、結合パ ートナーまたは類似体が、目的とする分析物の存在に反応して固体支持体から特 異的に置換され、それにより、検出され得る信号が発生し、特徴として前記可逆 的固定化結合パートナーも分析物の類似体も酵素標識、放射標識、蛍光または化 学発光標識、電気活性標識または着色粒子を含まないようなアッセイデバイス。 16. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法の実施に用いるための請求 項15に記載のアッセイデバイス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU (72)発明者 ポーター,フイリツプ イギリス国、ベツドフオード・エム・ケ ー・45・7・ビー・ビー、ロザー・クロー ズ・2 (72)発明者 ウオツタム,トレバー・アンソニー・ケネ ス イギリス国、ニア・ロイストン・エス・ジ ー・8・6・エル・エル、メルドレス、ウ エスト・ウエイ・18

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. サンプル中における目的とする分析物の存在を検出する方法であって、該 方法が分析物への特異的結合親和性を有する結合パートナーまたは分析物の類似 体をその上に可逆的に固定化された状態で有する固体支持体にサンプルを接触さ せる工程、固体支持体上の固定化された材料の質量の減少を検出する工程を含ん でなり、前記結合パートナーまたは類似体は、目的とする分析物の存在下に固体 支持体から特異的に置換され、それにより、そこに固定化された材料の質量の検 出し得る変化が引き起こされるような方法。 2. 可逆的固定化結合パートナーが免疫グロブリンまたはその機能結合フラグ メントである請求項1に記載の方法。 3. 可逆的固定化結合パートナーが二方向特異的抗体である請求項1または2 に記載の方法。 4. 可逆的固定化結合パートナーか目的とする分析物の類似体との相互作用に より固体支持体上に固定化され、結合パートナーが目的とする分析物よりも類似 体に対してより低い結合親和性を有する請求項1、2または3のいずれか一項に 記載の方 法。 5. 目的とする分析物の類似体が免疫グロブリンまたはその機能結合フラグメ ントとの相互作用により固体支持体上に固定化され、前記免疫グロブリンまたは その機能結合フラグメントが目的とする分析物よりも類似体に対してより低い結 合親和性を有する請求項1に記載の方法。 6. 固体支持体がバイオセンサーデバイスの一部を含む請求項1〜5のいずれ か一項に記載の方法。 7. 固体支持体がエバネッセント波、音波または表面プラズモン共鳴(SPR )センサーデバイスの一部を含む請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 8. 目的とする分析物がエストラジオールまたはその代謝産物である請求項1 〜7のいずれか一項に記載の方法。 9. 目的とする分析物がエストロン−3−グルクロニドまたはエストリオール −3−グルクロニドである請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。 10. 固体支持体上に固定化された材料の質量の低下が支持体の表面における 屈折率の変化により検出される請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。 11. サンプル中における目的とする分析物の存在を検出するためのアッセイ デバイスであって、該デバイスは分析物への特異的結合親和性を有する結合パー トナーまたは分析物の類似体をその上に可逆的に固定化された状態で有する固体 支持体、および固体支持体上の固定化された材料の質量の変化を検出する検出手 段を含んでなり、サンプル中における目的とする類似体の存在が固体支持体から の結合パートナーまたは類似体の特異的置換を引き起こし、それにより、そこに 固定化された材料の質量の検出し得る変化か引き起こされるようなデバイス。 12. 請求項1〜10のいずれか一項の方法の実施に用いるための請求項11 に記載のデバイス。 13. サンプル中における目的とする分析物の存在を検出する方法であって、 該方法は分析物に対する特異的結合親和性を有する可逆的に固定化された結合パ ートナーの固体支持体からの特異的置換、または分析物の可逆的固定化類似体の 固体支持体からの類似の特異的置換を含んでなり、該置換は、目的とする分析物 の存在に反応して起こると共に検出し得る信号を発生させるものであり、前記可 逆的固定化結合パートナーも分析物の類似体も従来の標識を含まないことを特徴 とする方法。 14. さらに請求項1〜10のいずれか一項に従う請求項13に記載の方法。 15. サンプル中における目的とする分析物の存在を検出するためのアッセイ デバイスであって、該デバイスは分析物への特異的結合親和性を有する結合パー トナーをその上に可逆的に固定化された状態で有するまたは分析物の類似体をそ の上に可逆的に固定化された状態で有する固体支持体を含んでなり、前記結合パ ートナーまたは類似体は、従来の標識を含んでおらず、目的とする分析物の存在 に反応して固体支持体から特異的に置換されて検出し得る信号を発生させるよう なアッセイデバイス。 16. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法の実施に用いるための請求 項15に記載のアッセイデバイス。
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