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JP2000503422A - 動画のための静止画面 - Google Patents

動画のための静止画面

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Publication number
JP2000503422A
JP2000503422A JP10521102A JP52110298A JP2000503422A JP 2000503422 A JP2000503422 A JP 2000503422A JP 10521102 A JP10521102 A JP 10521102A JP 52110298 A JP52110298 A JP 52110298A JP 2000503422 A JP2000503422 A JP 2000503422A
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JP
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screen
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JP10521102A
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English (en)
Inventor
ギガン,フランク
ショーメ,イザベル
Original Assignee
ギガン,フランク
ショーメ,イザベル
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 提案の画面は、可動部品をいっさい持たず、設計が容易で、製造が経済的な画面によって、三次元で、何千もの連続する固定画像または動画の視覚を、眼鏡なしに、可能にする。本発明の用途分野は主として画面に対して移動している観察者への固定表示、不動の観察者向けの可動部分上への表示、電子映像の表示、遊技と玩具の創作、などに関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 動画のための静止画面 本発明は動画のための静止画面に関するものである。 ピクセルと呼ばれる点で構成される一次画像と呼ばれる画像に結びつけられた レンズ系と呼ばれるレンズまたはプリズムの集合から成り、前記レンズ系によっ て観察者の眼に装置に対する系の場所に従って前記ピクセルの異なる部分集合を 見ることを可能にする、立体感のある、あるいは動きのある視覚を可能にする静 的装置は公知である。 これらのピクセルの部分集合がそれぞれ異なる画像を構成し、それを観察者の 眼が一つまたは複数の異なる場所から見ることができる。 これらの既知の装置に使用されている構成において、レンズまたはプリズムは 一般的に縦列に配置され、レンズまたはプリズムの一つの縦列を介して見られる ためのピクセルはレンズまたはプリズムの縦列に向かい合って位置付けられ、一 つのレンズまたは一つのレンズを介して見られることができるためのピクセルの 集合は対象レンズまたはプリズムの幅以下の幅を有する。 例えば、インチ当たりのピクセル("Dot per Inch”あるいはDPIで表記さ れることが多い)で表される観察者によってみられる画像の解像度は、それぞれ のレンズの幅が小さいほど高くなり、その結果レンズを通してみたピクセルの集 合の幅は制限される。この様に幅が狭いために、かかる既知の装置の観察者によ って見られることができる異なる画像の数が制限される。 提案された画像は、その使用の方式に応じて: ・多数の連続画像の可能な存在によって、動画を見ること ・立体感のある画像を見ること ・可動部品がなく、簡単な設計で、安価に製造できる画面により、動きと同時に 立体感のある画像を見ること が可能になる。 提案の装置は併置された「基本装置」と呼ばれる複数個の光学装置から成る画 面であり、前記基本装置はそれぞれ ・基本レンズ1または基本レンズと呼ばれる同等な光学系と ・観察者が基本レンズ1に対するその位置によって一つまたは複数の異なるピク セルを見るとき、前記基本レンズ1を介して観察者が見ることができるピクセル と呼ばれる点2a、2b、2cおよびそれ以降の点の集合で構成される、前記基 本レンズに向かい合って位置付けられた、基本画像2: とを含み、 ・前記基本画像2の形状が画面の表面への前記基本レンズ1の射影と同一ではな く、反対に、平均高さが画面上への前記基本レンズ1の射影未満に、平均幅が画 面上への前記基本レンズの射影を超え、その効果として、基本画像の一部が対象 基本レンズ1の隣の基本レンズの一部に向かい合って位置付けられ、 ・隣り合った二つの基本画像は重ならないように互いに高さがずらされることを 特徴とし、 上記において、またこれ以降、高さと幅は、ともに画面の平面内に位置付けられ 、どの軸も地面に対して必ずしも鉛直または水平ではない、それぞれ垂直軸と水 平軸と呼ばれる互いに直交する任意の二つの軸に沿ってそれぞれ測定した値とす る; 本発明の別の特徴によれば ・前記基本画像は高さ(h)と幅(1)が次式で定義される長方形に内接する: h=(S/w)0.5×[D/(D−F)]/K l=(S/w)0.5×[D/(D−F)]×K −Sは画面の平面内に射影された、基本レンズ1の集合の合計面積 −wは基本レンズ1の合計数 −Dは観察者の眼と基本画像2を含む平面の間の距離 −Fは基本レンズ1の焦点平面と基本画像2を含む平面の間の距離 −Kは1より大きい自由に選択された係数 ・隣り合う二つの基本画像は一つの基本画像の高さから高さがずらされる; ・いわゆる水平軸は画面の平面に平行な平面内の観察者の移動軸に平行で、比K は観察者の視界の領域4と呼ばれる場所である、観察者の眼の可能な場所の幾何 的場所の画面上の正射影によって構成される長方形の幅と高さの間に存在する比 の平方根に等しい; ・基本レンズ1は正六角形の形状のレンズであり、それぞれのレンズはその6つ の辺で別のレンズに貼り付けられ、レンズの線は画面の平面に平行な平面内の観 察者の移動軸に対して角度0.33ラジアンだけ傾き、前記係数Kは2.77に 等しい; ・基本レンズ系は心出しした屈折光学系5とプリズム6によって構成される; ・基本レンズ1は互いに対して垂直方向にずらされず、プリズム6の角度は光線 の向きを変えるので、対応する二つの基本画像2aおよび25の点が二つの対象 基本レンズ1aと1bを介して観察者によって見られる; ・水平に併置された基本レンズ1aと1bは互いに対して垂直方向にずらされず 、前記基本レンズ1の光学軸は垂直方向にずらされるので、対応する二つの基本 画像2aおよび2bの点が二つの対象基本レンズ1aと1bを介して観察者によ って見られる; ・基本レンズ1は前記基本レンズに向かい合った位置にいない観察者に向かって 光線の向きを変えるプリズム系8を備えている; ・それぞれの基本画像2は一方の側面縁から他方の縁に向かって次の順番で、 (a)列nの一次画像と呼ばれる画像の横座標xと縦座標yの部分集合から写し た点の集合C(x,y)P(n)、 (b)列n+1の一次画像と呼ばれる画像の横座標xと縦座標yの部分集合から 写した点の集合C(x,y)P(n+1)と (c)以下同様に備え、基本画像の横座標xと縦座標yはそれぞれ集合Cの横座 標xと縦座標に等しく、 上記および以下において、一次画像は観察者が画面に沿って移動したときに観察 者に連続して見せたい画像を意味し、また上記および以下において、「一次画像 の列n」は画面に沿って移動する観察者によって前記一次画像が見られなければ ならない時間的順序を意味するものとする; ・それぞれの基本画像2は一方の側面縁から他方の縁に向かって次の順番で、 (a)列nの一次画像と呼ばれる画像の横座標xと縦座標yの部分集合から写し た点の集合C(x,y)P(n)、 (b)列n+1の一次画像と呼ばれる画像の横座標x−1と縦座標yの部分集合 から写した点の集合C(x−1,y)P(n+1)と (c)以下同様に備え、基本画像の縦座標yが集合Cの縦座標に等しく; ・基本画像2の実現に役立つ一次画像と呼ばれる画像が前記一次画像の記録の間 に軸がカメラの対物レンズの軸の平行線とかなり異なる軌跡を描くカメラによっ て生成され; ・カメラが固定され、撮影対象が回転台の上に位置付けられ; ・基本レンズ1がフレネルレンズであり; ・観察者側に位置付けられた基本レンズ1の面が平坦で、観察者側に位置付けら れた画面の面と一つになり; ・基本レンズ1がそれぞれが多数の基本レンズを含む透明材料の板の成型によっ て得られ; ・基本レンズがその平坦面の一つが観察者と反対側に位置付けられたレンズ5を 有し、この面が全ての基本レンズについて同一の、単一面と呼ばれる平面内に位 置付けられ、光学特性が異なる透明板12がレンズ5に接着され、接着面が前記 単一面であり、基本画像が前記透明板12の後面3に直接貼り付けられ; ・画面が基本画像3の集合の代わりに画像取得装置、例えば、光電検出器の集合 または写真フィルムから成り、 (a)水平スライダー15の上に取り付けられた従来の写真対物レンズ13と、 (b)対物レンズを何回も連続して開くことを可能にするシャッター とから成る撮影装置の後面上に位置付けられている: ことを特徴とする。 本発明およびその他の目的、利点および特徴は、非制限的な例として、その実 施態様の一つを表す付属の図1から図20を参照して以下の説明を読むことで明 らかになるだろう。 図1は眼がいわゆる水平軸9にそって視界領域4内で移動する観察者から見た 、基本 レンズ1と基本画像2とから成る、本発明による基本装置の斜視図である。 図2は第一の実施態様において、併置された二つの基本レンズ1aと1bとこ れら二つのレンズに組み合わされた二つの基本画像2aと2bの斜視図である。 図3は第二の実施態様における、プリズム6と組み合わされた基本レンズ1と 、対応する基本画像2の斜視図である。 図4は対応する二つの基本画像2aと2bに組み合わされた、前記の第二の実 施態様における水平に併置された二つの基本レンズ1aと1bの集合の斜視図で ある。 図5は図6の基本レンズ1aから1eの集合に組み合わされた基本画像2aか ら2eの集合の平面図である。 図6は図5の基本画像2aから2eの集合に組み合わされた前記の第二の実施 態様による、正方形の基本レンズ1aから1eの集合の平面図である。 図7は図8の基本レンズ1aから1eの集合に組み合わされた基本画像2aか ら2eの集合の平面図である。 図8は図7の基本画像2aから2eの集合に組み合わされた、前記の第二の実 施態様による、長方形の基本レンズ1aから1eの集合の平面図である。 図9は図10の傾いた軸に沿って組み立てられた正方形の基本レンズ1aから 1eの集合に組み合わされた基本画像2aから2eの集合の平面図である。 図10は図9の基本画像2aから2eの集合に組み合わされた、水平に対して 傾いた市松模様に沿って組み立てられた正方形の基本レンズ1aから1eの集合 の平面図である。 図11は平坦な媒体3にプリントされた基本画像の集合に組み合わされ、爪1 1a、11bn、11cおよび以降によってこの媒体に固定された、観察者側の 位置付けられた面が平面である、基本レンズ1a、1b、1cおよびそれ以降の 集合の斜視図である。 図12は観察者と反対側に位置付けられた面が平坦であり、平面3内に位置付 けられた後面が基本画像のプリントを直接受ける板12に接着されている、六角 形の基本レンズ1a、1b、1cおよびそれ以降の集合の斜視図である。 図13は三角形の基本レンズ1a、1bおよびそれ以降の集合とそれらに組み 合わさ れた基本画像2aから2eの集合の平面図である。 図14は長方形の基本レンズ1a、1bおよびそれ以降の集合とそれらに組み 合わされた基本画像2a、2bおよびそれ以降の集合の平面図である。 図15と図16は六角形の基本レンズ1a、1bおよびそれ以降の集合とそれ らに組み合わされた基本画像2a、2bおよびそれ以降の2つの集合の2つの平 面図である。 図17はプリズム8と平面3内に位置付けられた基本画像に組み合わされた基 本レンズ1の集合の立面図である。 図18は凹形の、本発明による画面5の立面図である。 図19は、凸形の、本発明による画面5の立面図である。 図20は本発明による1つの画面を有する撮影装置の斜視図である。 その色と光度だけで特性化される、画像の一点は「ピクセル」と呼ばれ、基本 画像はピクセルの集合で構成される。 図1は基本レンズと、基本画像2と、その中で観察者の眼が軸9に沿って移動 することができる視界領域4の透視図を示している。 視界領域は例えば、長方形ABCDである、なぜなら観察者は歩道の上を移動 する歩行者だからである。この長方形の上部はもっとも背が高い観察者の目の高 さに対応し、下部はもっとも背が低い観察者のそれに対応する。 レンズの後方に位置する平面3上で、当業者には計算することのできるレンズ からの距離で、観察者の眼がはっきりと見ることができる点の集合も長方形A’ B’C’D’である。 この長方形は高さよりも幅が大きい、なぜならそれが相似である長方形ABC Dは高さよりも幅が大きく、観察者の身長の変動はその間で観察者が画面を見る ことができることが望ましいそれらの軌跡の長さよりも小さい。 したがって、基本画像2の形状は平面3上への前記基本レンズ1の射影と同一 ではなく、反対に高さはこの平面3上への前記基本レンズ1の射影より低く、幅 はこの平面3上への前記基本レンズ1の射影より大きいので、その効果として、 基本画像の一部が対象基本レンズ1に併置されることになる基本レンズの一部に 向かい合って位置付けられ る、 軸9に沿ったこの軌跡の長さを長くしようとすればするほど、基本画像2の包 絡線である長方形A’B’C’D’を幅方向に引き延ばさなければならない。反 対にレンズの寸法は画面の解像度をできるだけ高くする(単位面積当たりのピク セルの数を画面の解像度と呼ぶ)ために、できるだけ小さくしなければならない 。一見したところ、観察者にとっては、ある場所に位置するとき、それぞれのレ ンズが見る画像の1つのピクセルを構成し、従って、解像度はレンズができる限 り小さいときに最良となる。 本発明の目的の一つは、レンズの寸法が小さいままで、幅が大きな基本画像を 、またとくにレンズよりも幅が広い基本画像を使用できるようにすることである 。 レンズの焦点距離を短縮することによって、基本画像の幅も減らすことができ るが、この基本画像の等しい解像度に対して、基本画像内に併置されたピクセル の数はより小さくなるだろう。目的の一つは反対に、それぞれの基本画像内にで きるだけ多数の併置されたピクセルを有して、観察者が軸9にそって移動したと きに多数の異なる画像を見ることができるようにすることである。観察者の位置 に応じて見ることができるこの多数の画像は実際、その利点として、映画のよう に、軸9にそって移動したときに観察者によって知覚される画像の動きを可能に し、また水平軸にそって少しずらされた2点から見ることのできる二つの画像が 一方が片方の眼のための視野に、他方が他の眼のための視野に対応している同一 の場面の二つの視野に対応するとき立体画像を実現する。 基本画像がレンズより幅が広いという事実は同じ水平軸に沿って基本レンズと 基本画像を併置することを妨げる、なぜなら、もしそうすると、併置された二つ のレンズに組み合わされた基本画像が重なり合ってしまうからである。 図2は、それぞれの基本画像2をすぐとなりのものからどのようにして上方に ずらし、またそれぞれの基本レンズ1をそのすぐとなりものに対してもずらすこ とができるかを示している。 説明を分かりやすくするために、ここでは高さと幅という用語を使用した。こ こで重要な注意として、これらの用語は世間一般の基準に対するものではなく、 上記および以下において、幅は観察者の移動軸9の方向の寸法を意味し、高さは 、画面の平面に平行 な平面内に位置する、この第一の軸に対して垂直な軸方向の寸法を意味するもの とする。 図2に示した正方形の基本レンズ1aと1bに組み合わされた基本画像2aと 2bが最大になるのは高さが隣接する二つのレンズの垂直方向のずれに等しく、 その表面の面積がレンズのそれに等しいときである。 一般的に、利用可能なすべての表面の面積を用いて基本画像が併置されるため に、画面から無限の距離に位置づけられた観察者が守るべき規則は、基本画像が それぞれ長方形において、 ・高さ(h0)が自由に選択した前記係数Kによって除した基本レンズの表面の 面積の平方根に等しい: h0=s0.5/K ・幅(10)が自由に選択した前記係数Kによって乗じた基本レンズの表面の面 積の平方根に等しい: I0=s0・5×K 長方形に内接することである。 上記および以下において基本レンズの表面の面積(s)は画面を構成する基本 レンズの数(w)によって除した画面の表面の面積(S)を意味するものとする : s=S/w 比Kは、そのために画面が配置された観察者の眼が位置する点の集合と定義さ れる、観察者の視界領域と呼ばれる領域4の画面上の正射影によって構成される 長方形の幅(L)と高さ(H)の間に存在する比の平方根に等しいとき最適にな る: K=(H×L)0.5 きわめて大きな係数Kを用いて、画面に沿って移動したときに観察者が見るこ とのできるきわめて多数の画像を得ることができる。限度に達するのは基本画像 の高さが採用した再生装置によって基本画像上に印刷可能なピクセルに等しくな ったときである。採用した再生手段が写真であるとき、ピクセルはきわめて小さ くすることができるが、電算機の印字装置の性能ははるかに劣る。 基本画像が複数のピクセルの高さを有するとき、同一のピクセルを基本画面内 に垂直 に併置するかことが可能で、それによって装置の視界の深さが増すが、観察者が 当業者によって予想された画面を見る最適距離に近づいたり離れたりしたときで も画像は同じように観察者によってはっきりと見られる。さらに観察者が画面に 接近または離れるときに存在する視差の差の影響を減らす効果もある;接近した ときに、画面の上部のレンズを介して、もっと遠くにいるときに見る部分よりも かなり上部に位置する基本画像の部分が見える、また対称的に、画面の下部のレ ンズを介して、もっと遠くにいるときに見る部分よりもかなり下部に位置する基 本画像の部分が見える。基本画像が同一のラインで構成されているとき、近くと 遠くで見た画像は同一になるだろうが、ただし当業者なら容易に計算できる限度 がある。 また基本画像を構成するのに異なるラインを用いることもできる;この場合観 察者は移動軸9に垂直に、画面の平面に平行な平面内で移動するときに異なる画 像を見る。例えば、本発明による画面がエレベータシャフトの壁に取り付けられ たとき、移動軸9は地面に対して垂直になり、それぞれの画像2のラインも地面 に対して垂直になる。エレベータの乗員の両眼は二つの異なる画像を見る。この 場合、これら二つのラインの間の差によって立体感が得られ、動画はエレベータ の垂直移動によって提供される。 図3は本発明による第二の実施態様を示している。観察者の視界領域に前記基 本レンズ1に対して高さがずらされた基本画像2を対応させるために、前者はプ リズム6とともにレンズ1と一体化することができる。さらに、結局同じことに なるが、正方形の中心にその光学軸を選ばずに基本レンズ1を単に切り抜いた、 すなわち画面の平面上へのその射影が水平に整列しているが、その光学軸が基本 画像2の高さから垂直方向にずれている二つの基本レンズ1aと1bを水平方向 に併置したと考えることもできる。この第二の実施態様の利点は画面が水平レン ズのラインで構成されていることで、それによって二重の利点が提供される: ・基本画像の実現に「一次」画像の同一ラインに由来する点を用いることができ る、ただし、上記および以下において、「一次画像」は観察者が画面に対して固 定位置にいるときに観察者によって見られるはずの画像を意味するものとし、そ れによって電算機によって生成された一次画像から出発して基本画像を実現する ことがいっそう容易になる が、それは電算機によって生成された画像は一般的に行と列で構成されているか らである、 ・また特に広告ポスターに実現においてよく見られる、水平のラインはもっとよ く見えるようになる。 図4は本発明の第二の実施態様における二つのレンズ1aと1bの併置を示し ている。 図5と図6は正方形のレンズ1a、1b、1c、1dと1eによる本発明の前 記第二の実施熊様による(図6)長方形の基本画像2a、2b、2c、2dと2 e(図5)の結合を示している。 図7と図8は長方形のレンズ1a、1b、1c、1dと1eによる本発明の前 記第二の実施態様による(図8)長方形の基本画像2a、2b、2c、2dと2 e(図7)の結合を示している。 図9と図10は本発明の第一の実施態様にもどって、その中の基本レンズはプ リズムを備えず、その光学軸が前記装置の中心にある心出しされた光学装置であ り、正方形のレンズ1a、1b、1c、1dと1e(図9)による長方形の基本 画像2a、2b、2c、2dと2eの結合(図8)を示している。隣のレンズに 対してあるレンズを垂直にずらすために、ここでは、辺が移動軸9および基本画 像の縁に対して平行でも、直交でもない正方形の基本レンズを市松に配置するこ とを選択した。 図11と図12はかかるレンズを用いる二つの画面製造法を示している。どち らの場合にもレンズはそれぞれ多数の基本レンズを含む透明材料の板の成型によ って得られる、 図11において、観察者側に位置付けられた基本レンズの面は平坦で、観察者 側に位置付けられた画面の面と一つになっている。そのため利点として、自然照 明を受けることのあるこの面の反射の管理が単純化される、また清掃も容易にな る。基本レンズの板は、基本レンズと媒体3の間の優れた物理的照合を確保する ために、その上に基本画像が印刷される媒体3内に設けた溝と共働する爪11a 、11bと11cを備えている。 図12において、基本レンズ1a、1b、1cおよびそれ以降は観察者と反対 側に位置付けられた面が平坦な心出しされた光学系5と、レンズとは異なる屈折 率を有する透明板12とから成る。この配列によって最適な光学特性が得られる が、それは互いに もっとも平行な光線が観察者側に位置付けられたものだからである。全てのレン ズの平坦な面は、すべての基本レンズについて同一の、単一面と呼ばれる平面内 に位置付けられ、透明板12はこの平面に接着される。基本画像は、前記透明板 12の後面の平面3に直接プリントされる。この二つの透明材料の全体は硬質と することができる、あるいは好適には様々な形状を取ることができるように、お よび/または数多くの商用印刷機で印刷できるように軟質とすることができる。 この実施態様は、例えば、直径0.5mmから2mmの円に内接するような、焦 点距離をきわめて短くすることが望ましい極小寸法のレンズを使用するときにと くに有利である。 図示されていない別の実施態様において、基本レンズはもちろんフレネルレン ズとすることができる。このときの利点は全体の占有空間が小さくなることであ る。 図13,図14,図15と図16は基本レンズ1とそれに結合された多角形基 本画像2の異なる形状を示している。好適な多角形の3つのタイプは、正多角形 であるか否かを問わず、三角形、長方形と六角形である。もっとも有利な多角形 は正六角形であるが、それはレンズの有効面積と、光学軸とこの軸からもっとも 遠いレンズの点の間の距離の間のもっとも高い比を、したがって、とくに装置の 焦点深度に関して、もっとも優れた光学的性能を提供するからである。この配置 は画面の単位面積当たりもっとも多くのレンズを配置することを可能にするもの でもある。 基本レンズは互いに接着され、すなわち基本レンズの6つの辺のそれぞれが他 のレンズの辺と一つになっているので、好適な解決法は観察者の移動軸9に対し て基本レンズ1のラインを角度0.333ラジアンだけ傾け、2.77に等しい係 数Kを用いることである。この様にしてそれぞれの基本画面2は大きな表面の面 積を持つ。 この配置は、それぞれの表面の面積が約140mm2の六角形のレンズ、した がって、高さが32.8mm、幅が4.27mmの基本画像で試験して成功した。 レンズの31mmの焦点距離はレンズから移動の始点での観察者の位置までの直 線とレンズから移動の終点での観察者の位置までの直線の間の角度0.97ラジ アンにあたる全移動について観察者の移動軸9に沿った観察者の運動全体を通じ て画面のピクセルを効果的に見ることを可能にする。 図10の実施態様に対応する図14はレンズの同じ集合が、用いられた基本画 像に応じて、水平(ランドスケープ)または垂直(ポートレート)フォーマット に配置できる画面を実現するのに使用できるという利点を提供する。 図17は観察者に向けられた光線に垂直な平面内に位置しない画面を実現する ことを可能にする、本発明の特定の実施態様を示している。この問題を解決する ためには、それぞれの基本レンズの前に光線を観察者に向かって変えるプリズム 8を配置するだけでよい。 この角度の補正は大画面の上と下の間に存在する視差の差に結びつけられる問 題を解決するのにも用いることができる。この場合(図示されていない)画面の 上方に、光線を下向きに変えるプリズムを配置し、対称的に画面の下方に、光線 を上向きに変えるプリズムを配置しなければならない。反対の補正は、例えば、 基本画像の集合の計算の際に観察者が予想より遠くにいるとき、画面の上方に、 光線を上向きに変えるプリズムを配置し、対称的に画面の下方に、光線を下向き に変えるプリズムを配置して得られる。 これらの視差の問題を解決するために、図18と図19に示したごとく、画面 を(予想よりも近くに位置付けられた観察者のために)垂直方向に凹形にするた めに、あるいは(より遠くに位置付けられた観察者のために)垂直方向に凸形に するために、画面5を曲げることもできる。 しかし視差の差を補正するもっとも良い方法は基本画像の集合によって構成さ れる画像を拡大することである。 この拡大は: ・基本レンズ1の焦点面から基本画像を含む平面3までの距離(F)と、 ・観察者と基本画像を含む前記平面3間での距離(D) の関数になる。 原画像の最適高さ(h)と幅(1)は次式によって計算される: h=h0×(D/(D−F)) l=l0×(D/(D−F)) すなわち、先に計算した(h0)と(h0)の値を取って: h=(S/w)0.5×[D/D−F)]/K l=(S/w)0.5×[D/(D−F)]×K また視界領域4の幅Lと高さHの関数でKを表して: h=(S/w)0.5×[D/(D−F)]/(HXL)0.5 l=(S/w)0.5×[D/(D−F)]×(HXL)0.5 先に説明したものと同時に使用可能な、視差の差を補正する別の方法は基本レ ンズ1の集合と観察者の間に画面の表面全体(図示されていない)を覆う、単一 の集光または発散レンズを配置することである。理想的には、この単一レンズは フレネルレンズとする。 前記発散単一レンズの効果は: ・それぞれの基本レンズの見かけ表面の面積を減らし、したがって、画面の見か け解像度を高くする、 ・視差誤差に関しては、画面に対する観察者の距離の変動の影響を減らす、 ・また、観察者から表示した対象の見かけを遠ざける、 ことである。 前記単一集光基本レンズの効果は: ・それぞれの基本レンズの見かけ表面の面積を増し、したがって、画面の見かけ 解像度を低くする、 ・視差誤差に関しては、画面に対する観察者の距離の変動の影響を増大する、 ・また、観察者に表示した対象の見かけを近づける、 ことである。 基本画像は、以後に説明するごとく計算によって得ることができる。 画面に沿って移動するときに全てのレンズが観察者によって同時に見られるよ うな小型画面については、それぞれの基本画像は側面の一方の縁から他方に向か って順番に: (a)n列の一次画像の横座標xと縦座標yの部分集合の複写した点の集合C( x,y)P(n)と、 (b)n+1列の一次画像の横座標xと縦座標yの部分集合の複写した点の集合 C(x,y)P(n+1)と、 (c)以下同様に有し、基本画像の横座標xと縦座標yはそれぞれ集合Cの横座 標xと縦座標に等しい; 上記と以下において、「一次画像のn列」は画面に沿って移動する観察者によ って前記一次画像が見られるはずの時間的順序を意味するものとする。 画面に沿って移動するときにレンズの一部だけが観察者によって同時に見られ るような超大画面については観察者の長い移動の間に連続して現れるきわめて多 数の画像の連続を実現することを考えることができる。この場合、それぞれの基 本画像は側面の一方の縁から他方に向かって順番に: (a)n列の一次画像の横座標xと縦座標yの部分集合の複写した点の集合C( x,y)P(n)と、 (b)n+1列の一次画像の横座標x−1と縦座標yの部分集合の複写した点の 集合C(x−1,y)P(n+1)と、 (c)以下同様に、有し、基本画像の縦座標yは集合Cの縦座標に等しい; ここでも、「一次画像のn列」は画面に沿って移動する観察者によって前記一 次画像が見られるはずの時間的順序を意味するものとする。 この規則はその位置を正しく合わせるために一次画像の一部しか考えない場合 にも適用できる。 基本画像の同一ラインに属する異なるピクセルの数を増減することも可能であ る: ・ピクセルは何回か反復して、画面に沿って移動する観察者にとっての画像の連 続のリズムを減らしたり、観察者に見える立体感を減らしたりすることができる 。 ・ある数のピクセルは反対に削減して、画面に沿って移動する観察者にとっての 画像の連続のリズムを増したり、観察者に見える立体感を増したりすることがで きる。 本発明による画面によって観察者に再現される画像の配列を得るために、電算 機による画像生成を始めとする多数の方法を用いることができる。好適な方法の 一つは基本画像の実現に役立つ一次画像と呼ばれる画像が、その軸がカメラの対 物レンズの軸の平行線とはかなり異なる、例えば、この軸に垂直な軌跡を記録の 間に描くカメラによって生 成することができる。このようにして、同一の場面の連続する二つの画像が異な る視点から撮影され、観察者は立体感を持つ。くわえて、撮影の間に場面が変化 すると、これらの変化は観察者が画面に沿って移動するときに再現され、映画の 印象を持つ。側面移動と時間という二つの測定軸がこの様に一つになることによ って、数多くの異常が発生する。例えば、カメラの移動方向に移動する対象物は 実際よりも遠くに見え、一方反対方向に移動する対象物はもっと近くに見える。 当業者はこの異常を利用して特殊効果を出すことができる。 ここで注意すべきこととして、画面に沿ってある方向に観察者が移動すると、 観察者はある方向に映画の画像を連続的に見ることが可能になり、観察者が立ち 止まると一次画像の上に静止することが可能になり、反対方向に移動すると映画 の画像が反対方向に流れる。本発明による画面は、例えば、自分の動きを画像ご とに研究したいと思う運動選手や、高速または複雑な運動を分析したいと思う技 術者にとくに有益である。 かかる画像を固定カメラと動く場面によって実現することも可能である。最も 有効な方法の一つ(図示されていない)は撮影する被写体または人物を、垂直軸 を中心に回転する、円形の台の上に配置することである。 卓上型電算機によって、電算機によって計算された、あるいはカメラまたは写 真機(これらの画像撮影装置は有利にはデジタルのものとする)によって得られ た一次画像と呼ばれる一連の画像から基本画像を高速で十分に計算できる。 図20に図示した特殊写真機によって計算なしに、直接基本画像を実現するこ とも可能である。 写真フィルムはあとからそれを見るために使用される画面の背面に直接固定さ れている。この画面は: (a)水平スライダー15の上に取り付けられた従来の写真対物レンズ13と、 (b)対物レンズの多数の連続的開放を可能にするシャッター とから成る写真機の奥の従来のフィルムの代わりに配置される。 連続する撮影ごとに、対物レンズはその水平スライダー上をずらされる。一つ の視点に対応する基本画像の部分はつぎにシャッター開放ごとに同時に射影され る。 好適実施態様において、写真フィルムは本発明による画面の後面上に直接付着 させた化学組成物に他ならず、これらの組成物は瞬間現像型である(例えば、ポ ラロイドブランドで生産されているものなど)。 本発明による画面の後面に位置付けられた写真フィルムの代わりに、テレビカ メラに用いられているような光電検出器の集合を、画像取得装置として配置する こともできる。 上記の説明において、 ・基本レンズ1は一つのレンズであるかのように記述したが、当業者はこの要素 を同様な機能を有するあらゆるタイプの対物レンズに代えることができる; ・画面は平坦であり、基本画像2の集合は画面の平面に平行な平面上にまとめら れていると記述した。当業者は、結果としてそれぞれの基本装置の光学特性を計 算することだけを条件として、例えば、球形、円筒、または自由な形状の、いっ さいの形状の画面を実現することができる; ・基本画像2を基本レンズ1に対して固定して配置されたものと記述したが、反 対に、前記基本画像2が面を代えることなしに、基本レンズ1の集合に対して水 平の移動を組織することも有利かもしれない。最適振幅が基本画像の幅(1)に 等しいこの動きは観察者が移動することなしに本発明による画面によって生成し た画像の集合を見ることを可能にする。 基本画像はあらゆる種類のものとすることができる。例えば、 ・紙などの媒体の上に、あるいはレンズ板そのものの上に印刷された画像、 ・または電子画像(電算機またはテレビ受像機の画面) ・画面の後面に投影機によって投影された画像 などとすることができる。 本発明の用途分野は主として下記に関するものである: ・広告 =異なる広告主の間で同一の広告空間を共有することを可能にするために、そ れぞれの場所に応じて数百または数千の異なる仮想ポスターを観察者に連続して 提供する掲示板、 =最適視界区域(歩道・自動車、電車または地下鉄によって利用されるトンネ ル・エレベータシャフト・エスカレーターや動く歩道の壁、など)内を移動する ときに映画のような動画を観客に提供するパネル、 =固定または可動(例えば、回転式)販売拠点の発光または非発光看板、 =乗り合いバス、タクシー、電車の側面に位置付けられた広告板 =広告物およびアイデア商品の実現 ・装飾 =販売拠点(正面、ショウウィンドウ、内装)、展示台、 =ポスター(仮想窓・仮想彫像・連続して生成された各種の映像)、 =装飾および日曜大工用品(浴室や台所のタイル張り、装飾模様)、 =各種品目(非平坦物:ランプ、置物、食器、など)、 ・遊技と玩具 ・遊園地 =観客の身体に加わる力の変動に結びつけられた身体感覚の有無を問わずトロ ッコによって運ばれながら三次元の仮想視覚環境内を航行するような幻想を観客 に与える新規な動画、 =迷路、 ・教育(三次元説明ボード) ・電算機に支援される創造作業台端末(建築・工業的創作設計室) ・医用造影(3次元X線造影・NMR・スキャナ・エコー造影) ・運動分析システム(技術者、運動選手) ・個人写真撮影(人物またはオブジェの仮想彫像の実現) ・航空写真: =地図作成 =家屋と名所の写真撮影 ・はがき ・標識 =道路標識 =事務所と公共の建物の標識 =自動車の標識灯、後続の運転手がその車との距離を認識できるようにする、 自動車の後部に貼り付けたステッカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ショーメ,イザベル フランス共和国,エフ―75014 パリ,ブ ルヴァール デュ モンパルナス,106

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.併置された「基本装置」と呼ばれる複数個の光学装置から成る画面において 、前記基本装置がそれぞれ ・基本レンズ(1)または基本レンズと呼ばれる同等な光学系と、 ・観察者が基本レンズ(1)に対するその位置によって一つまたは複数の異なる ピクセルを見る、前記基本レンズ(1)を介して観察者が見ることができるピク セルと呼ばれる点(2a、2b、2cおよび以降)の集合で構成される、前記基 本レンズに向かい合って位置付けられた、基本画像(2): を含み、 ・前記基本画像(2)の形状が画面の表面への前記基本レンズ(1)の射影と同 一ではなく、反対に、平均高さが画面上への前記基本レンズ(1)の射影未満に 、平均幅が画面上への前記基本レンズ(1)の射影を超え、その効果として、基 本画像の一部が対象基本レンズ(1)の隣の基本レンズの一部に向かい合って位 置付けられ、 ・隣り合った二つの基本画像は重ならないように互いに高さがずらされることを 特徴とする画面であって、 上記において、またこれ以降、高さと幅は、ともに画面の平面内に位置付けられ 、どの軸も地面に対して必ずしも鉛直または水平ではない、それぞれ垂直軸と水 平軸と呼ばれる互いに直交する任意の二つの軸に沿ってそれぞれ測定した値とす る視覚装置。 2.前記基本画像が高さ(h)と幅(1)が次式: h=(S/w)0.5×[D/(D−F)]/K l=(S/w)0.5×[D/(D−F)]×K −Sは画面の平面内に射影された、基本レンズ(1)の集合の合計面積 −wは基本レンズ(1)の合計数 −Dは観察者の眼と基本画像(2)を含む平面の間の距離 −Fは基本レンズ(1)の焦点平面と基本画像(2)を含む平面の間の距離 −Kは1より大きい自由に選択された係数; で定義される長方形に内接することを特徴とする請求項1に記載の視覚装置。 3.隣り合う二つの基本画像は一つの基本画像の高さから高さがずらされること を特徴とする請求項1または2に記載の視覚装置。 4.いわゆる水平軸は画面の平面に平行な平面内の観察者の移動軸に平行で、比 Kは観察者の視界の領域4と呼ばれる場所である、観察者の眼の可能な場所の幾 何的場所の画面上の正射影によって構成される長方形の幅と高さの間に存在する 比の平方根に等しいことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の視 覚装置。 5.基本レンズ(1)は正六角形の形状のレンズであり、それぞれのレンズはそ の6つの辺で別のレンズに貼り付けられ、レンズの列が画面の平面に平行な平面 内の観察者の移動軸に対して角度0.33ラジアンだけ傾き、前記係数Kは2. 77に等しいことを特徴とする請求項2から4のいずれか一つに記載の視覚装置 。 6.基本レンズ系が心出しした屈折光学系(5)とプリズム(6)によって構成 されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の視覚装置。 7.基本レンズ(1)は互いに対して垂直方向にずらされず、プリズム(6)の 角度は光線の向きを変えるので、対応する二つの基本画像22aおよび2bの点 が二つの対象基本レンズ1aと1bを介して観察者によって見られることを特徴 とする請求項6に記載の視覚装置。 8.水平に併置された基本レンズ1aと1bが互いに対して垂直方向にずらされ ず、前記基本レンズ1の光学軸は垂直方向にずらされるので、対応する二つの基 本画像2aおよび2bの点が二つの対象基本レンズ1aと1bを介して観察者に よって見られること を特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の視覚装置。 9.基本レンズ(1)は前記基本レンズに向かい合った位置にいない観察者に向 かって光線の向きを変えるプリズム系(8)を備えていることを特徴とする請求 項1から8のいずれか一つに記載の視覚装置。 10.それぞれの基本画像(2)が一方の側面縁から他方の縁に向かって次の順 番で、(a)列nの一次画像と呼ばれる画像の横座標xと縦座標yの部分集合か ら写した点の集合C(x,y)P(n)、 (b)列n+1の一次画像と呼ばれる画像の横座標xと縦座標yの部分集合から 写した点の集合C(x,y)P(n+1)と (c)以下同様に備え、基本画像の横座標xと縦座標yはそれぞれ集合Cの横座 標xと縦座標に等しく、 上記および以下において、一次画像は観察者が画面に沿って移動したときに観察 者に連続して見せたい画像を意味し、また上記および以下において、「一次画像 の列n」は画面に沿って移動する観察者によって前記一次画像が見られなければ ならない時間的順序を意味するものとすることを特徴とする請求項1から9のい ずれか一つに記載の視覚装置。 11.それぞれの基本画像(2)が一方の側面縁から他方の縁に向かって次の順 番で、(a)列nの一次画像と呼ばれる画像の横座標xと縦座標yの部分集合か ら写した点の集合C(x,y)P(n)、 (b)列n+1の一次画像と呼ばれる画像の横座標x−1と縦座標yの部分集合 から写した点の集合C(x−1,y)P(n+1)と (c)以下同様に備え、基本画像の縦座標yが集合Cの縦座標に等しいことを特 徴とする請求項1から10のいずれか一つに記載の視覚装置。 12.基本画像(2)の実現に役立つ一次画像と呼ばれる画像が前記一次画像の 記録の間に軸がカメラの対物レンズの軸の平行線とかなり異なる軌跡を描くカメ ラによって生成されることを特徴とする請求項1から11のいずれか一つに記載 の視覚装置。 13.カメラが固定され、撮影対象が回転台の上に位置付けられていることを特 徴とする請求項1から12のいずれか一つに記載の視覚装置。 14.基本レンズ(1)がフレネルレンズであることを特徴とする請求項1から 13のいずれか一つに記載の視覚装置。 15.観察者側に位置付けられた基本レンズ(1)の面が平坦で、観察者側に位 置付けられた画面の面と一つになることを特徴とする請求項1から14のいずれ か一つに記載の視覚装置。 16.基本レンズ(1)がそれぞれが多数の基本レンズを含む透明材料の板の成 型によって得られることを特徴とする請求項1から15のいずれか一つに記載の 視覚装置。 17.基本レンズがその平坦面の一つが観察者と反対側に位置付けられたレンズ (5)を有し、この面が全ての基本レンズについて同一の、単一面と呼ばれる平 面内に位置付けられ、光学特性が異なる透明板(12)がレンズ(5)に接着さ れ、接着面が前記単一面であり、基本画像が前記透明板(12)の後面(3)に 直接貼り付けられることを特徴とする請求項16に記載の視覚装置。 18.画面が基本画像(3)の集合の代わりに画像取得装置、例えば、光電検出 器の集合または写真フィルムから成り、 (a)水平スライダー(15)の上に取り付けられた従来の写真対物レンズ(1 3)と、 (b)対物レンズを何回も連続して開くことを可能にするシャッター とから成る撮影装置の後面上に位置付けられていることを特徴とする請求項1か ら17のいずれか一つに記載の視覚装置。
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