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JP2000338463A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JP2000338463A
JP2000338463A JP15000299A JP15000299A JP2000338463A JP 2000338463 A JP2000338463 A JP 2000338463A JP 15000299 A JP15000299 A JP 15000299A JP 15000299 A JP15000299 A JP 15000299A JP 2000338463 A JP2000338463 A JP 2000338463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
potential
display device
crystal display
source
Prior art date
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Pending
Application number
JP15000299A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuki Inoue
一樹 井上
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Advanced Display Inc
Original Assignee
Advanced Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanced Display Inc filed Critical Advanced Display Inc
Priority to JP15000299A priority Critical patent/JP2000338463A/ja
Publication of JP2000338463A publication Critical patent/JP2000338463A/ja
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、擬似的に垂直解像度を2倍でき、
さらにクロストークに強い液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 従来のソース配線の各々の中間に新規の
ソース配線と、この新規のソース配線に対応して設けら
れた新規の画素電極と、新規のソース配線の印加電位と
して、両隣りの従来のソース配線の印加電位からそれら
の極性とは逆で中間の電位を生成する回路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置にお
いて、クロストークに強い高解像度化および中間階調表
示を可能とする配線、構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置のひとつの傾向として、表
示画面サイズの大型化がある。表示画面サイズを大型化
する場合、表示画素の大きさに関する選択肢として次の
2つがある。
【0003】(A)解像度を従来通りとする。よってひ
とつの画素の大きさが従来より大きくなる。
【0004】(B)ひとつの画素の大きさを従来通りと
する。よって解像度が高くなる。
【0005】選択肢Aでは、ひとつの画素の大きさが大
きくなるため、たとえば斜め線を表示させた場合、各画
素ごとの段差が目立つなど、人間にとっては表示状態が
粗く表示内容が見づらくなってしまう。よって本当なら
ば選択肢Bを選択したいが、この場合は液晶パネルを駆
動する駆動ICを高周波数対応のものにしなければなら
ないという問題が生じる。
【0006】液晶パネル駆動の周波数を上げることなく
表示解像度を上げるひとつの方法として、特開平2−7
9091が提案されている。同公報に記載された液晶パ
ネルの一部を抜粋したものを図4に示す。
【0007】図において、1は液晶パネル、2はTF
T、3はソース配線、4はゲート配線、5は従来の画素
電極、6は新規の画素電極を示す。TFT2は液晶駆動
の制御を行うTFTである。ソース配線3は表示画像信
号を伝送するための配線である。ゲート配線4は走査線
を順次に走査し、水平ラインごとにソース配線上の画像
信号を表示する信号を伝送するための配線である。従来
の画素電極5は従来の設計から存在していた画素電極で
ある。新規の画素電極6は、新しく設けた画素電極であ
る。G1、G2、G3、・・・はゲート配線である。S1
2、S3、・・・はソース配線であり、これに従来の画
素電極5であるP11、P12、P13、・・・がTFT2を
介して接続されている。2つの従来の画素電極5の間に
は、新規の画素電極6が設けられている(たとえばP11
とP12の間のN11など)。新規の画素電極6であるN11
は、両隣りの従来の画素電極5であるP11、P12とTF
T2を介して接続されている。したがって、N11は、こ
れを挟む従来の画素電極5であるP11、P12と極性が同
じで中間の電位となる。特開平2−79091ではこの
ような方法で、液晶パネル1駆動の周波数を上げること
なく、さらに信号駆動回路基板から液晶パネル1への信
号入力端子数を増やすことなく、擬似的に垂直解像度を
従来の2倍にすることを可能にしている。
【0008】次に図5として、特開平2−79091の
ような方法を用いていない従来の駆動ICの概略ブロッ
ク図を示す。図において、11はシフトレジスタ、12
はラッチ、13はDAコンバータ、14は出力回路、1
5はデータ入力線、16はLD(データロード)線、1
7はデータ出力線を示す。
【0009】この図では、データ入力線15とデータ出
力線17のみを記し、他のタイミング線などは省略して
いる。また説明を簡単にするためモノクロ3ビット(8
階調)で説明する。斜線と数3を付記した配線は3ビッ
トであることを示す。Y1〜Ynは駆動ICのデータ出力
線17であり、これが液晶パネル1の信号入力端子に接
続される。駆動ICへのデジタル信号化された階調情報
は、D0からD2までの3本のデータ入力線15に入力さ
れる。入力されたデジタル信号は、シフトレジスタ11
によって各ソースアドレスに対応したラッチ12に順次
書き込まれる。全てのアドレスのデジタル信号がラッチ
12に書き込まれると、LD線16のデータロード信号
をトリガとしてデジタル信号がDAコンバータ13に出
力される。DAコンバータ13は入力されたデジタル信
号を階調情報に対応したアナログ信号に変換して出力す
る。DAコンバータ13からの出力は出力回路14を通
して最終的にデータ出力線17のY1〜Ynに出力され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記の特開平2−79
091の方法では、従来のソース配線3の電位が同じ極
性である必要があり、列反転やドット反転などの駆動方
式への対応が不可能である。このため横方向のクロスト
ークに対するマージンが少ないという問題がある。以
下、これについて説明する。
【0011】一般的に、液晶表示装置に用いられる液晶
には、直流電流を印加し続けると、次第にその特性が劣
化するという性質がある。このため、液晶駆動では一般
的にフレームごとに各画素電極に印加する電位の極性を
逆にし、その特性が劣化しにくくなるようにするという
手法がとられる。液晶表示装置では、1/60秒ごとに
1画面を書き換えているが、この1画面の表示のことを
一般的に1フレームと呼んでいる。1フレーム毎に極性
を反転する手法は4つあり、それぞれフレーム反転、列
反転、行反転、ドット反転と呼ばれている。以下では、
これらの反転駆動方式について説明する。図6の(a)
および(b)から図9の(a)および(b)において、
1は液晶パネル、21は画素電極、22は画素電極21
の電位の極性を示す。+は画素電極21の電位の極性2
2が正、−は負であることを示す。
【0012】図6の(a)および(b)にフレーム反転
を示す。1フレーム目では図6の(a)に示したように
全ての画素電極21に正の極性22が与えられている。
2フレーム目では図6の(b)に示したように1フレー
ム目とは逆に、全ての画素電極21に負の極性22が与
えられている。このように、フレームごとに全ての画素
電極21への印加電位の極性22を逆にする方法がフレ
ーム反転である。
【0013】図7の(a)および(b)に列反転を示
す。1フレーム目では図7の(a)に示したように列ご
とに画素電極21の極性22が逆になるように与えられ
ている。2フレーム目では図7の(b)に示したように
1フレーム目とは逆の極性22が列ごとに与えられてい
る。このように、フレームごとに各列の画素電極21へ
の印加電位の極性22を逆にする方法が列反転である。
【0014】図8の(a)および(b)に行反転を示
す。1フレーム目では図8の(a)に示したように行ご
とに画素電極21の極性22が逆になるように与えられ
ている。2フレーム目では図8の(b)に示したように
1フレーム目とは逆の極性22が行ごとに与えられてい
る。このように、フレームごとに各行の画素電極21へ
の印加電位の極性22を逆にする方法が行反転である。
【0015】図9の(a)および(b)にドット反転を
示す。1フレーム目では図9の(a)に示したように隣
接する各画素電極21ごとにその極性22が逆に(上下
左右の画素電極21に対して逆に)なるように与えられ
ている。2フレーム目では1フレーム目とは逆の極性2
2が各画素電極21ごとに与えられている。このよう
に、フレームごとに各画素電極21への印加電位の極性
22を逆にする方法がドット反転である。
【0016】液晶の劣化を防ぐという目的のためだけな
らばフレーム反転で充分であるが、フレーム反転にはク
ロストークに弱いという短所がある。ここで、クロスト
ークについて説明する。図10の(a)および(b)に
おいて、1は液晶パネル、31は黒表示領域、32は白
表示領域、33は若干黒く表示される領域を示す。
【0017】フレーム反転におけるクロストークとは、
図10の(a)のように背景が白表示で中央領域のみ黒
パターンを表示させた場合、実際の表示状態が図10の
(b)のように中央黒領域の上下左右の領域33が、本
来白表示となるべきなのに、若干黒く表示されてしまう
現象である。列反転では、図10の(a)のように表示
させた場合、中心の黒表示領域31に対して上下方向の
領域が若干黒く表示される。行反転では、図10の
(a)のように表示させた場合、黒表示領域31に対し
て左右方向の領域が若干黒く表示される。
【0018】この理由について行反転を例にして説明す
る。図11に液晶表示装置の概略回路ブロック図を示
す。この図において、2はTFT、3はソース配線、4
はゲート配線、21は画素電極、41はTFTガラス基
板、42はカラーフィルタ、43は共通電極を示す。T
FTガラス基板41上に画素電極21が設けられてい
る。カラーフィルタ42の下に共通電極43が設けられ
ており、この共通電極43と画素電極21の電位差によ
って、これらに挟まれる液晶の配向を制御し光透過率を
変化させる。この電位差が大きいほどその画素は黒表示
となる(電位差の極性が負であっても正であっても同じ
黒表示となる)。この電位差が0Vに近いほどその画素
は白表示となる。ここで、行反転で図12の(a)で示
されるように液晶パネル1の中央に黒表示領域31を設
け、それ以外は白表示領域32となるようなパターンを
表示させる。この図において、51は注目する行ライ
ン、52は行ライン51上の黒表示領域、53は行ライ
ン51上の白表示領域を示す。+は画素電極21の電位
の極性22が正、−は負であることを示す。行ライン5
1に注目すると、行ライン51上の黒表示領域52では
画素電極21と共通電極43の電位差が大きいというこ
とになる。しかも行反転のために、黒表示領域52の画
素電極21の電位の極性22はすべて同じである。よっ
て、共通電極43と画素電極21との容量カップリング
により、共通電極43の電位がずれる。この影響で本来
0Vであるべき白表示領域53の画素電極21とそれに
対応する共通電極43との間に微少な電位差を生じる。
つまり、白表示領域53の表示状態が完全な白表示にな
らない。列反転では、図12の(a)のように表示させ
た場合、本来は白表示領域32である黒表示領域52の
上下方向の領域が若干黒く表示される。
【0019】一方ドット反転の場合は、黒表示領域31
の各画素電極21の電位の極性22は、図12の(b)
で示されているように、行ライン51上では両隣りのも
のと逆になるようになっている。このために黒表示領域
31での各画素電極21の共通電極43に対する平均電
位差は0Vとなる。これまでは左右方向について述べて
きたが、ドット反転の場合は上下方向も同様な状態とな
る。よって、共通電極43と画素電極21との容量カッ
プリングがあっても共通電極43の電位はずれない。つ
まり、クロストークが発生しない。
【0020】このように縦方向のクロストークにも横方
向のクロストークにも一番強いのはドット反転である。
このようなメリットがあるものの、ドット反転には高い
IC駆動能力が必要となるため、従来は必ずしもこの駆
動方法が採用されるとは限らなかった。しかし、今後は
市場からの高い表示性能の要求を満たすために、ドット
反転が採用される場合が増えていくものと思われる。
【0021】ここで、前述の特開平2−79091を振
り返ってみると、図4に示されているように従来のソー
ス配線であるS1とS2の電位の極性22は同じである
必要があり、それゆえ特開平2−79091の技術で
は、フレーム反転か行反転駆動しか採用できない。よっ
て特開平2−79091には横方向のクロストークに弱
いという問題がある。
【0022】さらに次の問題として、画素電極21と共
通電極43との電位差と、光透過率との関係が非線形で
あることからくる制御の困難さがある。以下では、これ
について述べる。
【0023】液晶表示装置の基本原理は、前記したよう
に画素電極21と共通電極43との電位差により液晶の
配向を制御することで光透過率を変化させることであ
る。ところが、一般に画素電極21と共通電極43との
電位差と、光透過率の関係は図13に示すように、一般
に非線形である。よって図4において、新規の画素電極
6であるN11の電位をその両隣りの従来の画素電極5で
あるP11とP12の中間にしても、N11から生じる画素の
表示階調は従来の画素電極5であるP11とP12から生じ
る画素の中間階調になるとはかぎらない。
【0024】特開平2−79091の手法では、このよ
うな理由から新規の画素6から生じる画素の表示階調を
両隣りの従来の画素電極5から生じる画素の正確な中間
階調することは困難である。
【0025】本発明は、従来の液晶表示装置における前
記の問題点を解決するためになされたものであり、駆動
周波数を上げることなく垂直解像度を擬似的に高くで
き、さらにクロストークに強い液晶表示装置を提供する
ものである。
【0026】また本発明は、新規の画素電極6にそれを
挟む従来の画素電極5の中間電位を与えるのではなく、
新規の画素電極6から生じる画素の表示階調をそれを挟
む画素の中間にするための電位を与え、正確な中間階調
を表示する液晶表示装置を提供するものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置の
第1の構成は、複数の平行なソース配線と、ソース配線
に直交する複数の平行なゲート配線と、ソース配線とゲ
ート配線の各交点に対応して設けられた画素電極とを備
え、各画素電極をTFTで駆動するアクティブマトリク
ス型液晶表示装置であって、ソース配線の各々の中間に
交互に設けられた第2のソース配線と、第2のソース配
線とゲート配線の各交点に対応して設けられた第2の画
素電極と、第2のソース配線に隣接する2つのソース配
線の印加電位の中間の電位であって極性が逆の印加電位
を生成し、これを第2のソース配線に印加する回路とを
備えたものである。
【0028】本発明の液晶表示装置の第2の構成は、第
1の構成において逆極性の中間電位を生成する回路を液
晶パネルに接続される信号線駆動回路基板上に設けたも
のである。
【0029】本発明の液晶表示装置の第3の構成は、第
1の構成において逆極性の中間電位を生成する回路を液
晶パネル上に設けたものである。
【0030】本発明の液晶表示装置の第4の構成は、第
1の構成において逆極性の中間電位を生成する回路を、
前記第2のソース配線に対応する画素の階調が、隣接す
る両隣りのソース配線に対応する2つの画素の階調の中
間の階調となる印加電圧を算出して生成する回路とした
ものである。
【0031】本発明の液晶表示装置の第5の構成は、第
4の構成において第2のソース配線に印加する中間階調
の電位を算出して生成する回路を液晶パネル上に設けた
ものである。
【0032】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本発明の液晶表示装置の実施の形態の一例を示す
概略回路ブロック図である。図において、14は出力回
路、17はデータ出力線、61は新規のデータ出力線
(第2のデータ出力線ともいう)、62は中間電位生成
回路、63は演算増幅器、64は演算増幅器の接地、6
5は抵抗、66は抵抗を示す。
【0033】説明を簡単にするためモノクロ3ビット
(8階調)で説明する。また、出力回路14より前の部
分は前記の従来技術と同じであるため省略する。信号線
駆動回路基板上に設けられた中間電位生成回路62は、
両隣りの従来のデータ出力線17から、それらと極性が
逆で中間の電位を生成する回路である。中間の電位とし
ては、たとえば平均値電位でよい。ここで抵抗65の抵
抗値を抵抗66の抵抗値の2倍にすると、従来のデータ
出力線17であるYnと新規のデータ出力線61である
Znの関係は、Z1=−(Y1+Y2)/2となり、新規
のデータ出力線61から従来のデータ出力線17と逆極
性の中間電位が出力される。図1に示す回路は信号線駆
動回路基板上に設けるので、従来のデータ出力線17で
あるY1〜Ynの出力は液晶パネル上の従来のソース配
線3に接続され、新規のデータ出力線61であるZ1
nの出力は液晶パネル1上の新規のソース配線71
(第2のソース配線ともいう、図示せず)に接続され
る。これにより、擬似的に垂直方向の解像度が従来の2
倍で、クロストークに対して強い液晶表示装置を実現で
きる。この説明では、モノクロ表示を例として説明した
が、カラー表示の場合は、R 1(従来)→G1(従来)→
1(従来)→R′1(新規)→G′1(新規)→B′
1(新規)→R2(従来)→G2(従来)→B2(従来)→
G′2(新規)→・・・というように3本の固まりごと
に繰り返される構造とすると、R1とR2、G1とG2、B
1とB2のそれぞれから従来の配線R1、R2などに対して
逆極性の中間電位がR′1、G′1、B′1に出力される
ように回路を設ける。
【0034】実施の形態2 図2は本発明の液晶表示装置の実施の形態の一例を示す
概略回路ブロック図である。この図において、1は液晶
パネル、2はTFT、3は従来のソース配線、4はゲー
ト配線、5(P11、P21など)は従来の画素電極、6
(N11、N21など)は新規の画素電極(第2の画素電極
ともいう)、71は新規のソース配線(第2のソース配
線ともいう)を示す。前記の実施の形態1では、信号線
駆動回路基板と液晶パネル1との接続端子はY1〜Yn
1〜Znとの2n本必要となる。このため、液晶パネル
1の限られたスペース内に従来の2倍の端子を設けなけ
ればならないという問題がある。この問題を回避するた
めに、本実施の形態では中間電位生成回路62を液晶パ
ネル1上に設ける。中間電位生成回路62はTFT2を
液晶パネル1上に形成するときに同時に形成される。中
間電位生成回路62は、従来のソース配線3であるS
1、S2の入力信号から、それらとは逆極性の中間電位
を新規のソース配線71に出力する。これにより、信号
線駆動回路基板と液晶パネル1を接続する端子数はその
ままで、擬似的に垂直方向の解像度が従来の2倍で、さ
らにクロストークに対して強い液晶表示装置が実現でき
る。
【0035】実施の形態3 図3は本発明の液晶表示装置の実施の形態の一例を示す
概略回路ブロック図である。この図において、11はシ
フトレジスタ、12はラッチ、13はDAコンバータ、
14出力回路、15はデータ入力線、17はデータ出力
線、81は中間階調演算回路、82はDAコンバータ
B、83は出力回路Bを示す。この図では、従来の2つ
の入力信号からそれらの中間階調信号を出力するための
中間階調演算回路81がラッチ12とDAコンバータ1
3の間に設けられている。一般的に液晶表示装置では、
画素電極21と共通電極43との間の電位差と、光透過
率との関係が図13に示すように非線形であるので、2
つの従来のソース配線3に挟まれた新規のソース配線7
1にそれらの中間電位として平均値電位を印加しても、
それに接続される画素の表示階調が両隣りの画素の中間
の階調になるとはかぎらない。この問題を回避するため
に本実施の形態では階調を最適化して中間階調を表示さ
せるための演算回路を信号線駆動回路内に設けた。以下
ではこれの動作を説明する。
【0036】D0〜D2の入力信号がシフトレジスタ11
によってラッチ12に書き込まれて行くところまでは図
5の従来の信号線駆動回路と同じである。本実施の形態
ではラッチ12の出力段に、隣り合った出力の中間階調
を演算するための中間階調演算回路81が設けられてい
る。この演算回路は二つの3ビットデータ入力からひと
つの3ビットデータを出力するロジック回路であるた
め、従来技術の範囲内で実現可能である。但し、ここで
3ビットとしたのは一例にすぎず、任意のビット数でよ
い。この演算回路の出力はDAコンバータB82に入力
され、その出力は出力回路B83を介して、新規のデー
タ出力線Z1〜Znに出力される。Z1〜Znはパネルの新
規ソース配線71に接続される。
【0037】この方法によると、中間階調演算回路81
の演算式を適切に定めることで共通電極43と画素電極
21の電位差と光透過率との非線形な関係を補正し、隣
り合った従来のデータ出力線17の中間階調用電位を新
規のデータ出力線61に出力できるようになる。これに
よって、擬似的に垂直方向の解像度が従来の2倍で、正
確な中間階調を表示できる液晶表示装置を実現できる。
【0038】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置によれば、新規の
配線の印加電位として、互いに隣接関係にある表示信号
を伝送する従来の配線の印加電位からそれらの極性とは
逆で中間の電位を生成する回路を設けることにより、擬
似的に垂直解像度を従来の2倍にでき、さらにクロスト
ークに対して強くすることができる。
【0039】本発明の液晶表示装置によれば、従来のデ
ータ出力線の印加電位から新規のデータ出力線の印加電
位を生成する回路を液晶パネルと接続される信号線駆動
回路基板上に設けることにより、擬似的に垂直解像度を
従来の2倍にでき、さらにクロストークに対して強くす
ることができる。
【0040】本発明の液晶表示装置によれば、従来のソ
ース配線の印加電位から新規のソース配線の印加電位を
生成する回路を液晶パネル上に設けることにより、信号
線駆動回路基板から液晶パネルへの信号入力端子数を増
やすことなく、擬似的に垂直解像度を擬似的に従来の2
倍にでき、さらにクロストークに対して強くすることが
できる。
【0041】本発明の液晶表示装置によれば、従来のデ
ータ出力線の印加電位から新規のデータ出力線に中間階
調の印加電位を算出するための演算回路を液晶パネルと
接続される信号線駆動回路基板上に設けることにより、
画素電極と共通電極との電位差と、光透過率との非線形
な関係を吸収し、隣り合ったデータ出力線の中間階調の
印加電位を新規のデータ出力線に出力でき、従来よりも
正確な中間階調を表示できる。
【0042】本発明の液晶表示装置によれば、従来のソ
ース配線の印加電位から新規のソース配線に中間階調の
印加電位を算出するための演算回路を液晶パネル上に設
けることにより、信号線駆動回路基板から液晶パネルへ
の信号入力端子数を増やすことなく、画素電極と共通電
極との電位差と、光透過率の非リニアな関係を吸収し、
隣り合ったソース配線の中間階調の印加電位を新規のデ
ータ出力線に出力でき、従来よりも正確な中間階調を表
示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の実施の形態の一例を示
す概略回路ブロック図である。
【図2】本発明の液晶表示装置の実施の形態の一例を示
す概略回路ブロック図である。
【図3】本発明の液晶表示装置の実施の形態の一例を示
す概略回路ブロック図である。
【図4】従来の液晶表示装置の一部を示す概略回路ブロ
ック図である。
【図5】従来の液晶表示装置の概略回路ブロック図であ
る。
【図6】従来の液晶表示装置におけるフレーム反転方式
での画素電極の電位の極性のフレームごとの変化を示す
図であって、図6の(a)は1フレーム目を示す図であ
り、図6の(b)は2フレーム目を示す図である。
【図7】従来の液晶表示装置における列反転方式での画
素電極の電位の極性のフレームごとの変化を示す図であ
って、図7の(a)は1フレーム目を示す図であり、図
7の(b)は2フレーム目を示す図である。
【図8】従来の液晶表示装置における行反転方式での画
素電極の電位の極性のフレームごとの変化を示す図であ
って、図8の(a)は1フレーム目を示す図であり、図
8の(b)は2フレーム目を示す図である。
【図9】従来の液晶表示装置におけるドット反転方式で
の画素電極間の電位差の極性のフレームごとの変化を示
す図であって、図9の(a)は1フレーム目を示す図で
あり、図9の(b)は2フレーム目を示す図である。
【図10】従来の液晶表示装置におけるフレーム反転で
のクロストークを説明する図である。
【図11】従来の液晶表示装置を示す概略回路ブロック
図である。
【図12】行反転方式とドット反転方式での共通電極と
画素電極間の電位差を説明する図である。
【図13】共通電極と画素電極間の電位差と、光透過率
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル 2 TFT 3 ソース配線 4 ゲート配線 5 従来の画素電極 6 新規の画素電極 11 シフトレジスタ 12 ラッチ 13 DAコンバータ 14 出力回路 15 データ入力線 16 LD線 17 データ出力線 21 画素電極 22 極性 31 黒表示領域 32 白表示領域 33 若干黒く表示される領域 41 TFTガラス基板 42 カラーフィルタ 43 共通電極 51 行ライン 52 黒表示領域 53 白表示領域 61 新規のデータ出力線 62 中間電位生成回路 63 演算増幅器 64 接地 65 抵抗 66 抵抗 71 新規のソース配線 81 中間階調演算回路 82 DAコンバータB 83 出力回路B
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 623 G09G 3/36 3/36 G02F 1/136 500 Fターム(参考) 2H092 GA60 NA01 2H093 NA16 NA43 NA53 NC12 NC13 NC22 NC26 NC34 ND06 ND15 ND20 ND52 NE07 5C006 AA11 AC21 AC26 AF43 BB16 BC11 BF25 FA36 5C080 AA10 BB06 DD07 DD10 EE29 FF11 GG12 JJ01 JJ02 JJ03 JJ05 JJ06 5C094 AA05 AA09 BA03 BA43 CA19 CA24 CA25 DA09 DB04 DB10 EA04 EA05 EB02 FA01 GA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の平行なソース配線と、前記ソース
    配線に直交する複数の平行なゲート配線と、前記ソース
    配線とゲート配線の各交点に対応して設けられた画素電
    極とを備え、各画素電極をTFTで駆動するアクティブ
    マトリクス型液晶表示装置であって、前記ソース配線の
    各々の中間に交互に設けられた第2のソース配線と、前
    記第2のソース配線と前記ゲート配線の各交点に対応し
    て設けられた第2の画素電極と、前記第2のソース配線
    に隣接する2つの前記ソース配線の印加電位の中間の電
    位であって極性が逆の印加電位を生成し、これを前記第
    2のソース配線に印加する回路とを備えた液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記逆極性の中間電位を生成する回路を
    液晶パネルに接続される信号線駆動回路基板上に設けた
    請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記逆極性の中間電位を生成する回路を
    液晶パネル上に設けた請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記逆極性の中間電位を生成する回路
    は、前記第2のソース配線に対応する画素の階調が、隣
    接する両隣りのソース配線に対応する2つの画素の階調
    の中間の階調となる印加電圧を算出して生成する回路で
    ある請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のソース配線に印加する中間階
    調の電位を算出して生成する回路を液晶パネル上に設け
    た請求項4記載の液晶表示装置。
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