JP2000335640A - ライナ用内袋及び液体充填方法 - Google Patents
ライナ用内袋及び液体充填方法Info
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Abstract
プラスチックフィルム製袋体であって、その袋内に液体
が充填されると共に、外装容器5に収納されるライナ用
内袋1において、内袋1の最外フィルム2a,2a’の
表面が粗面化されたライナ用内袋1を充填口3が表側に
出るように折り畳み、内袋1を外装容器5内に充填口3
が上側になるように収納した後、充填口3から加温した
液体を袋内に充填する。 【効果】 ライナ用内袋に必要量の液体を容易、且つ確
実に充填することができ、上記内袋に高温の液体を充填
したり、上記内袋が耐ピンホール性能に優れる超低密度
の直鎖状低密度ポリエチレンフィルム製のものであった
り、大型液体容器用の内袋である場合、本発明は、特に
効果的である。
Description
スの内袋やドラム缶のライナなどとして使用されるライ
ナ用内袋及び該ライナ用内袋に液体を充填する液体充填
方法に関し、更に詳しくは高温の液体であっても必要量
を容易に充填することができ、特に大型のバッグインボ
ックスの内袋として好適に使用することができるライナ
用内袋及び液体充填方法に関する。
ドラム缶や1トンコンテナなどに代表される大型液体輸
送容器において、酒類、調味料等の食品関連や洗剤等の
工業薬品関連の大型輸送容器には、衛生性、液密性、容
器の洗浄しやすさなどの点からプラスチック製内袋が使
用されている。
やバッグインボックスの内袋等のライナ用内袋に内容液
となる液体を充填する場合、内袋等に内容液を充填して
外装容器に入れる方法と外装容器に内袋を配設してから
内容液を充填する方法とがある。特に、充填量が大きく
なると、充填済みの内袋を外装容器に入れることが困難
となるので、このような充填方法は、20リットルを超
える液体を充填する場合には、概ね採用される方法であ
る。そして、この場合、内袋は輸送の都合上、予めコン
パクトに折り畳まれており、その状態で充填装置に配設
した外装容器内に収納した後、上記内袋の充填口に充填
ノズルを接続して、液体の充填が行なわれる。
が例えば65〜85℃程度の高温の液体である場合、液
温によって折り畳まれた部分において内袋の外面同士が
くっついて、極く軽いブロッキングを起こすことがあ
る。
したように折り畳んだ状態で充填されている内袋がそれ
以上広がらなくなるので、デッドスペースが発生し、そ
の結果、ドラム缶やバッグインボックスの満杯容量が大
幅に減って、所望の量が充填できないことがあり、充填
作業に支障をきたしていた。
に振動を与えるなどの手段で上記ブロッキングを剥離し
て、デッドスペースを修復することも行なわれている
が、このような手段の場合、人手を要するのみならず、
作業効率低下の要因となっていた。
生に伴う液漏れの問題から、耐ピンホール性能の向上が
必要となり、耐ピンホール性能に優れた直鎖状低密度ポ
リエチレンフィルムが好適に使用されるようになってい
る。ところで、このような直鎖状低密度ポリエチレンフ
ィルムは、近年シングルサイト系触媒を用いて低密度化
が図られ、低密度化によって耐ピンホール性能が向上す
ると共に、融点は低下する傾向にある。そして、この低
融点化によって、プラスチック製内袋を製袋する際の熱
融着においてヒートシールの開始温度が低くなり、例え
ば密度0.905程度の直鎖状低密度ポリエチレンフィ
ルムであれば、ヒートシール強度の発現温度が90℃程
度(1kg/cm2;90℃:1秒間のヒートシール条
件時、0.2kg/15mm程度のヒートシール強度)
と低いので、ヒートシール条件の範囲が広がり、シール
の安定性及び生産速度が向上する。しかし、その一方
で、90℃に達しない温度においても、仮融着が起こ
り、ブロッキングが発生し易くなる。従って、直鎖状低
密度ポリエチレンフィルム製内袋に上述したような高温
充填を行なおうとすると、折り畳まれた内袋の広がりが
悪くなり、規定量を充填することができない傾向があっ
た。特に、大型バッグインボックス用内袋の場合、空袋
輸送時にコンパクトに折り畳まれており、充填時も内袋
フィルム同士の接触面積が広いので、このような傾向が
顕著であった。
で、高温の液体を充填する場合であっても、容易に必要
量を充填することができるライナ用内袋及び該ライナ用
内袋に必要量の液体を容易、且つ確実に充填することが
でき、特に上記内袋が大型液体容器用のものであっても
外装容器内への収納を容易に行なうことができる液体充
填方法を提供する。
成するため、(1)液体を充填する充填口を有する一重
又は多重のプラスチックフィルム製袋体であって、その
袋内に液体が充填されると共に、外装容器に収納される
ライナ用内袋において、該内袋の最外フィルムの表面が
粗面化されてなることを特徴とするライナ用内袋、及び
(2)上記ライナ用内袋を上記充填口が表側に出るよう
に折り畳み、該内袋を上記外装容器内に上記充填口が上
側になるように収納した後、上記充填口から液体を袋内
に充填することを特徴とする液体充填方法を提供する。
なお、本発明において、表面が粗面化されているとは、
表面の中心線平均粗さが0.2μmRa以上であること
を意味する。
密度0.905〜0.918g/cm3の直鎖状ポリエ
チレンにより形成されていると、好適であり、更に、上
記内袋の最外フィルムの表面がエンボス加工によって粗
面化されていると、より好適である。また、上記内袋が
100リットル以上の液体が充填される大型バッグイン
ボックッスのライナであると、更に好適である。そし
て、加温した液体食品を上記ライナ用内袋に充填する場
合により効果的である。
ルムの表面を粗面化することによって、内袋を折り畳ん
だ場合、重なり合った内袋の外面同士の接触面積が小さ
くなり、重なり部分における滑り性が改善されるので、
接触面におけるブロッキングが防止される。
密度0.905〜0.918g/cm3の直鎖状ポリエ
チレンによって形成されていると、耐ピンホール性能、
ヒートシールの安定性及び生産速度に優れた内袋が得ら
れるので好ましい。なお上記密度が0.905g/cm
3未満であると、内容液の液圧に耐えられない場合があ
り、ピンホールが発生しやすい。一方、上記密度が0.
918g/cm3を超えると、低温時の柔軟性が不足す
る場合があり、ピンホールが発生しやすくなる。
ンボス加工によって粗面化されていると、このような内
袋のフィルム表面を任意の程度に粗面化することがで
き、品質が安定した内袋を容易に製造できるので、より
好適である。
体が充填される大型バッグインボックッスの内袋である
と、充填済みの内袋を外装容器に入れることは不可能で
あり、上述したように外装容器に内袋を配設してから充
填する方法が採用されるが、このような内袋は外面フィ
ルム同士の接触面積が広いため、ブロッキングが発生し
やすく、発生したブロッキングを修復する作業が困難な
ことから、特に効果的である。
表側に出るように折り畳み、該内袋を上記外装容器内に
上記充填口が上側になるように収納した後、上記充填口
から液体を袋内に充填する本発明の充填方法によれば、
上記内袋の外面同士がくっついて、いわゆるブロッキン
グが生じることがなく、内袋に必要量の内容液を容易、
且つ確実に充填することができる。従って、内容液が充
填される前に内袋が外装容器に既に収納されているの
で、例えば20リットルを超える大型液体容器の充填を
容易に行なうことができる。
に制限はないが、上記液体が加温されたものである場合
に、ブロッキングが発生しやすく、それを効果的に防止
できるので、例えば加温殺菌、滅菌処理を行なった直後
の液体食品を充填する場合に、特に有用である。
に制限されるものではなく、例えばドラム缶のライナと
して使用しても好適である。
面を参照して更に詳しく説明する。図1は、本発明の構
成例を説明するためにライナ用内袋1を折り畳んだ状態
で示した平面図であり、図2は、上記ライナ用内袋1の
構成を説明する部分拡大断面図、図3は、上記ライナ用
内袋1に液体を充填している状態の概略を示す縦切断端
面図、図4は、図3のA部分を拡大して模式的に示した
部分拡大断面図である。
外フィルム2a,2a’の表面がエンボス加工によって
粗面化された袋本体2からなり、この袋本体2には、折
り畳んで充填する際に袋上側となる位置に液体(内容
液)を袋本体2内に充填するために利用される充填口3
及び内容液を排出する際に利用される排出口4がそれぞ
れ袋本体2と一体となるように取り付けられている。な
お、図1及び図3では、内袋1の最外フィルム2a,2
a’の表面の粗面化された状態は省略して示した。
属,合成樹脂,木製の箱又は段ボール箱からなるコンテ
ナー外装容器5(図3参照)を外装して、いわゆるバッ
グインボックスの内袋として使用されるものであり、袋
本体2内に充填された内容液を保管、輸送する大型液体
用容器の内袋であって、その内容量は、特に制限される
ものではないが、本発明の場合、好ましくは100リッ
トル以上、より好ましくは500〜2,000リットル
である。
フィルム2a,2b,2b’,2a’を用いた二層のフ
ィルム層からなり、フィルム2aとフィルム2b、フィ
ルム2b’とフィルム2a’とが互いに接着されずに離
間可能となるように、図1に示すように四辺6,6,
6,6が熱溶着されていると共に、フィルム2aとフィ
ルム2bとが上記充填口3及び排出口4(図2では、図
示せず)の周囲部7,8において熱板シーラー9によっ
て充填口3の鍔部3aと共に熱溶着されたものである。
なお、上記フィルムの厚さ、大きさなどは特に制限され
るものではないが、厚み60〜400μm、幅500〜
3,000mm、長さ500〜5,000mm程度が好
適である。
する部分が粗面化されている限り、内袋全体が粗面化さ
れていなくてもよいが、袋本体2の最外面を構成する最
外フィルム2aは表面がエンボス加工によって粗面化さ
れていると共に、フィルム2a’の表面も同様にエンボ
ス加工によって粗面化されていることが好ましい。この
エンボス加工による凹凸の大きさ、形状は特に制限され
るものではないが、例えば図4に示すように連続した断
面波型の凹凸によって粗面化されている場合、一つの凸
部の高さ(図中h)が0.2〜10μm、直径(図中
r)が0.2〜20μm、隣接する凸部との間隔(図中
L)が0.2〜50μm程度であると、より好適であ
る。なお、本発明の場合、フィルム表面の粗面化の手段
はエンボス加工に制限されるものではないが、製造効率
などを考慮すれば、エンボス加工が好適である。
るものではなく、例えば上記充填口3及び排出口4が開
口している以外は四周が密閉された四方シール袋、ガゼ
ット袋などであり、偏平の正方形状、長方形状又は三角
形状に折り畳まれた状態から、内容液の充填によって、
外装容器の形状に合わせて立方体状、長方体状になるよ
うに構成されたものを好適に使用することができる。
畳み可能でシール可能なプラスチックフィルムによって
形成されている限り、その材質は特に制限されるもので
はなく、例えばポリエチレン,ポリプロピレン,エチレ
ン酢酸ビニル共重合体,アイオノマー等のポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレート(PET),無機物蒸
着PET,ポリビニルアルコール,ポリアミド等に上記
ポリオレフィンをシール層として積層したものなどを好
適に使用することができ、本発明の場合、これらの単層
フィルムを用いてもよく、これらを適宜組み合わせて積
層した多層フィルムであってもよい。
重フィルムのものである場合、各フィルムの材質は同一
であっても異なっていてもよいが、袋の外面側となる最
外フィルム2a,2a’は、密度0.905〜0.91
8g/cm3の直鎖状ポリエチレンフィルムであると、
より好適である。なお、最外フィルム2a,2a’とし
て、積層フィルムを用いる場合は、フィルムの最外層が
密度0.905〜0.918g/cm3の直鎖状ポリエ
チレンにより形成されるようにすると好適である。
び排出口4は、内容液となる液体を充填する時及び排出
する時に利用されるものであり、これらに螺合する図示
しないキャップが備えられており、内容液を輸送、保管
する時は、内容液が漏洩しないように上記キャップで密
栓できるようになっている。なお、上記内袋1の場合、
充填口3及び排出口4が開口部として設けられている
が、開口部が1つ、即ち充填口のみが設けられたもので
あってもよいのは勿論である。
ものではなく、通常のバッグインボックスの内袋やドラ
ム缶のライナと同様に製造することができ、例えば四枚
のプラスチックフィルムを使用し、これらの中で袋の最
外面を構成する二枚のフィルム2a,2a’については
予めエンボス加工して表面を粗面化しておき、上述した
ように四枚のフィルム2a,2b,2b’,2a’の四
辺6,6,6,6及び充填口3と排出口4の周囲部7,
8をヒートシールして二重フィルム構成の四方シール袋
として製袋する方法などによって製造することができ
る。
填する本発明の液体充填方法の構成例を説明する。な
お、本発明の液体充填方法は、充填する液体の種類が特
に制限されるものではないが、本発明の目的を考慮すれ
ば、加熱によって殺菌、滅菌処理をした直後の高温の状
態で充填される液体が効果的であり、このような液体と
しては、例えばタレ,ミネラルウォーター,日本酒,カ
ラメル,ショートニング等の食品などを挙げることがで
きる。そして、充填時の温度としては、60〜90℃、
特に65〜85℃が効果的である。なお、本発明の充填
方法は、工業用薬品などを加熱することによって粘度を
下げ、充填効率を向上させるために用いられてもよい。
示すように袋本体2を偏平袋状に折り畳んでおき、これ
を図3に示すようにバッグインボックスの外装容器5に
上記充填口3が上側となるように収納し、充填タンク
(図示せず)に連結する充填用ホース10の先端に上記
充填口3が位置するようにセットする。
10の先端とを液密に連結して、図中矢印Xで示すよう
に上記充填用ホース10を通じて上記充填タンク内の液
体を充填口3から袋内に注入する。
くに従って、折り畳まれた状態の内袋1が水圧によって
図中矢印Yで示すように内袋を膨らまそうとする方向に
力がかかる。この時、上記内袋1の最表面を構成する最
外フィルム2a,2a’が重なり合った部分には、例え
ば図4に示す最外フィルム2aのように重なり合った部
分にこれらを剥がそうとして逆方向の力(図中矢印
Z1,Z2)が作用するが、本発明の場合、最外フィルム
2a,2a’の表面が粗面化されているため、重なり合
った部分における接触面積が小さく、従って滑り易くな
っているので、ブロッキングやくっつきが生じない。
が重なり合っていても表面の滑りが良いので、表面同士
がくっついてしまうことがなく、充填時の水圧によって
内袋が自然に膨らんで、必要量の内容液を容易、且つ確
実に充填することができ、また、内容液が充填された内
袋は既に外装容器に収納されているので、内容量が大量
であっても、外装容器への収納は容易である。
化されていない従来の内袋の場合、図5に示すように最
外フィルム2cが重なり合った部分に逆方向の力(図中
矢印Z1,Z2)が作用すると、これらの接触面積が大き
く、滑り難くなって、フィルムのくっつき、ブロッキン
グが発生する。従って、必要量の内容液を確実に充填す
るためには、このような事態が発生するか否かを充填作
業中監視し続けると共に、ブロッキングなどが生じた場
合は、内袋の位置修正を行なったり、くっついた部分を
剥がすなどの作業を施さなければならない。
に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変更して差し支えない。
より具体的に説明する。
クフィルムについて、表面を粗面化したフィルムと粗面
化していないフィルムとについて、これらの表面が重な
り合った状態における横滑りの温度変化による変化を下
記実験例で調べた。
ングルサイト系触媒による直鎖状低密度ポリエチレンを
用いて、中心線平均粗さ2.3μmRa(一つの凸部の
高さ(h)が1〜5μm、直径(r)が0.5μm、隣
接する凸部との間隔(L)が0.7μm)となるように
表面をエンボス加工により粗面化した厚み100μmの
フィルムを作成し、一方、同じ直鎖状ポリエチレンを用
いて表面が粗面化されていない厚み100μmのフィル
ムを作成し、これらの23℃、50℃、60℃、70
℃、80℃における滑り(tanθ)を測定することに
より、両フィルムの温度変化に伴う滑り性の変化を評価
した。結果を表1に示す。
>60°を意味する。
いポリエチレンフィルムは、23〜60℃までは温度変
化に伴う滑り性の変化は少ないが、70℃に加熱するこ
とによって滑り性が失われた。
ルムでは、温度が高くなるに従って滑り性は悪くなる
が、80℃に加熱しても滑り性が失われなかった。
チレンフィルムの表面を粗面化することによって、フィ
ルム表面の滑り性が改善されることが確認された。
て、密度0.905のシングルサイト系触媒による直鎖
状低密度ポリエチレンを厚み100μm、幅2,100
mm、長さ2,200mmのフィルム状に成型し、その
表面を上記実験例と同様にエンボス加工により粗面化し
たフィルム二枚と粗面化しないフィルム二枚、計四枚の
フィルムを使用し、粗面化したフィルムが最外フィルム
となるように充填口及び排出口を設けた四方シール袋を
作成した。一方、比較例として、四枚とも表面が粗面化
されていないフィルムを用いて充填口及び排出口を設け
た四方シール袋を作成した。
方シール袋を同じように折り畳み、それぞれ内寸1,0
60mm立方の合成樹脂製コンテナ内に装着した後、各
袋内に70℃の温水を1000リットル充填して、充填
作業中の各袋の状態を観察した。
ない四方シール袋では、充填直後よりブロッキングが発
生し、50リットル充填時に内袋の位置修正を行なわな
ければならず、更に充填を進めたが、500リットルで
内袋が広がらなくなり、それ以上充填することが困難で
あった。
方シール袋では、高温時にも滑り性があるため、内袋の
位置修正を行なわなくても、水圧により内袋が自然に膨
らみ、特別な操作を行なわなくても規定量の液体を充填
することができた。
優れる密度0.905g/cm3の直鎖状低密度ポリエ
チレンフィルム表面を高さ1〜5μm、直径0.5μ
m、間隔0.7μmの凹凸状に粗面化することにより、
フィルム表面の滑り性が改善されて、70℃の温水を充
填する場合であっても規定量の液体を容易、且つ確実に
充填できることが認められる。
の液体を容易、且つ確実に充填することができ、上記内
袋に高温の液体を充填したり、上記内袋が耐ピンホール
性能に優れる超低密度の直鎖状低密度ポリエチレンフィ
ルム製のものであったり、大型液体容器用の内袋である
場合、本発明は、特に効果的である。
り畳んだ状態のライナ用内袋の平面図である。
袋時の部分拡大断面図である。
填時のライナ用内袋の縦切断端面図である。
部分拡大断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 液体を充填する充填口を有する一重又は
多重のプラスチックフィルム製袋体であって、その袋内
に液体が充填されると共に、外装容器に収納されるライ
ナ用内袋において、該内袋の最外フィルムの表面が粗面
化されてなることを特徴とするライナ用内袋。 - 【請求項2】 上記内袋の最外フィルムの表面が密度
0.905〜0.918g/cm3の直鎖状ポリエチレ
ンによって形成された請求項1記載のライナ用内袋。 - 【請求項3】 上記内袋の最外フィルムの表面がエンボ
ス加工によって粗面化された請求項1又は2記載のライ
ナ用内袋。 - 【請求項4】 100リットル以上の液体が充填される
大型バッグインボックッスのライナである請求項1、2
又は3記載のライナ用内袋。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載のラ
イナ用内袋を上記充填口が表側に出るように折り畳み、
該内袋を上記外装容器内に上記充填口が上側になるよう
に収納した後、上記充填口から液体を袋内に充填するこ
とを特徴とする液体充填方法。 - 【請求項6】 加温した液体食品を上記ライナ用内袋に
充填する請求項5記載の液体充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154739A JP2000335640A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | ライナ用内袋及び液体充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11154739A JP2000335640A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | ライナ用内袋及び液体充填方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=15590877
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JP11154739A Pending JP2000335640A (ja) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | ライナ用内袋及び液体充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000335640A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009087758A1 (ja) * | 2008-01-08 | 2009-07-16 | Mitsubishi Pencil Company, Limited | 燃料カートリッジ |
JP2015077988A (ja) * | 2013-10-16 | 2015-04-23 | 藤森工業株式会社 | ライナー |
JP6448159B1 (ja) * | 2018-01-04 | 2019-01-09 | 藤森工業株式会社 | バッグインボックス |
US10988297B2 (en) | 2017-09-15 | 2021-04-27 | Fujimori Kogyo Co., Ltd. | Bag-in-box |
-
1999
- 1999-06-02 JP JP11154739A patent/JP2000335640A/ja active Pending
Cited By (5)
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A521 | Written amendment |
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A02 | Decision of refusal |
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