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JP2000321490A - 写真レンズ - Google Patents

写真レンズ

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Publication number
JP2000321490A
JP2000321490A JP11132177A JP13217799A JP2000321490A JP 2000321490 A JP2000321490 A JP 2000321490A JP 11132177 A JP11132177 A JP 11132177A JP 13217799 A JP13217799 A JP 13217799A JP 2000321490 A JP2000321490 A JP 2000321490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
photographic
group
lens group
object side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11132177A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shiokawa
浩司 塩川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosina Co Ltd
Original Assignee
Cosina Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosina Co Ltd filed Critical Cosina Co Ltd
Priority to JP11132177A priority Critical patent/JP2000321490A/ja
Publication of JP2000321490A publication Critical patent/JP2000321490A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学性能を低下させることなく、撮影画角が
60°以上の写真レンズを提供する。 【解決手段】 写真レンズ10は、物体側より順に、
負、正、正、負、正、負のパワーを有する第1レンズ群
11〜第6レンズ群16の6群構成をもち、第3レンズ
群13と第4レンズ群14との間に絞り17が設けられ
る。第1レンズ群11は両凹レンズからなり、第6レン
ズ群16は非球面からなる凹面を物体側に向けている。
第3レンズ群13は、物体側の両凸レンズと像面側のメ
ニスカス負レンズとの接合レンズからなり、第4レンズ
群14は、物体側の両凹レンズと像面側の両凸レンズと
の接合レンズからなる。写真レンズ10は、60°以上
の撮影画角を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影画角が60°
以上の大口径写真レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】大口径写真レンズとして、ガウスタイプ
のレンズが一般に知られている。ガウスタイプの写真レ
ンズでは、口径比が大きくなるほど焦点距離が長くな
り、F2〜F1.4までの標準レンズでは、焦点距離5
0mm程度に構成されるのが一般的である。このため、
最近では、レンズ全長を短縮した焦点距離35mm程度
の大口径写真レンズが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のガウ
スタイプの写真レンズでは、焦点距離を35mm程度に
構成する場合、F2.0程度にするのが限界で、より明
るい写真レンズを構成しようとすると、コマ収差や像面
湾曲が悪化して、これらを抑えることができなくなって
しまう。
【0004】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
ので、光学性能を低下させることなく、撮影画角が60
°以上の写真レンズを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の写真レンズは、物体側より順に、負の屈折力
の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折
力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈
折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群の6群
形式で構成し、第3レンズ群と第4レンズ群との間に絞
りを設けるとともに、第1レンズ群を両凹レンズから構
成し、かつ、第6レンズ群の物体側のレンズ面を非球面
状の凹面にするものである。
【0006】また、第3レンズ群を、物体側より順に、
両凸レンズと、メニスカス状の負レンズとの接合レンズ
により構成する。さらに、第4レンズ群を、物体側より
順に、両凹レンズと、両凸レンズとの接合レンズにより
構成する。
【0007】
【作用】第1レンズ群を両凹レンズにするとともに、第
6レンズ群を構成する負レンズの物体側のレンズ面を非
球面状に形成することで、レンズ径を大型化することな
く、球面収差のバランスを良好な状態に保ち、像面湾曲
の悪化を抑えることができる。
【0008】また、第3レンズ群を、両凸レンズとメニ
スカス負レンズとの接合レンズにより構成し、さらに、
第4レンズ群を、両凹レンズと両凸レンズとの接合レン
ズにより構成することで、色収差及び非点収差の発生を
抑えることができる。したがって、レンズ構成を上記構
成にすることで、諸収差のバランスを良好な状態に保つ
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の写真レンズのレ
ンズ構成を示すものである。写真レンズ10は、60°
以上の撮影画角をもつ大口径写真レンズであって、物体
側より順に、負の屈折力の第1レンズ群11、正の屈折
力の第2レンズ群12、正の屈折力の第3レンズ群1
3、負の屈折力の第4レンズ群14、正の屈折力の第5
レンズ群15、負の屈折力の第6レンズ群16の6群形
式で構成される。第3レンズ群13と第4レンズ群14
との間には、絞り17が設けられる。第1レンズ群11
は両凹レンズからなる。また、第6レンズ群16は物体
側のレンズ面16aが非球面状の凹面に形成され、メニ
スカス負レンズにより構成される。
【0010】第3レンズ群13は、両凸レンズ13a
と、メニスカス負レンズ13bとの接合レンズにより構
成される。また、第4レンズ群14は、両凹レンズ14
aと両凸レンズ14bとの接合レンズにより構成され
る。
【0011】この写真レンズ10は、焦点距離fが33
mm≦f≦38mmの範囲内に、また、口径比が1:
1.6以上に構成される。
【0012】
【実施例】『第1実施例』図1に示した第1実施例の写
真レンズの仕様は次のとおりである。 f = 36.05mm FNO= 1.64 なお、上記データ中、fは写真レンズの焦点距離、FNO
はFナンバーを示している。
【0013】第1実施例の写真レンズのレンズデータを
次の表1に示す。なお、面番号iは物体側から順に各レ
ンズの面に付した番号で、面間隔Dは次の面との間のレ
ンズ厚みあるいは空気空間を表している(単位はm
m)。
【0014】
【表1】
【0015】曲率半径の欄に示した記号「*」は非球面
を表す。非球面は、条件式 Z=ch2 /〔1+{1−(1+K)c2 2 1/2
+Ah4 +Bh6 +Ch8 +Dh10 を満たすように形成されている。なお、式中cは曲率半
径の逆数(=1/R)、hは光軸からの光線の高さを表
す。非球面係数を表2に示す。
【0016】
【表2】
【0017】第1実施例の写真レンズの収差図を図2に
示す。なお、図中(A)は球面収差を、(B)は非点収
差を、(C)は歪曲収差を表している。また、図中
(B)の非点収差図における符号S,Tは、それぞれ球
欠的像面,子午的像面に対する収差を表す。
【0018】『第2実施例』図3は、本発明の写真レン
ズの第2構成例を示すものであり、図中の符号は図1に
示した写真レンズ10と共通に用いた。この第2実施例
の写真レンズでは、第6レンズ群16が両凹レンズによ
り構成されている。
【0019】第2実施例の写真レンズの仕様は次のとお
りである。 f = 36.05mm FNO= 1.73
【0020】第2実施例の写真レンズのレンズデータを
表3に、また非球面係数を表4に示す。
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】第2実施例の写真レンズの収差図を図4に
示す。
【0024】『第3実施例』図5は、本発明の写真レン
ズの第3構成例を示すものであり、図中の符号は図1に
示した写真レンズ10と共通に用いた。この第3実施例
の写真レンズでは、第2レンズ群12が、物体側に凸面
を向けたメニスカス正レンズからなり、第4レンズ群1
4が、物体側の両凹レンズ24aと像面側のメニスカス
正レンズ24bとの接合レンズにより構成されている。
また、第6レンズ群16が、第1実施例と同じくメニス
カス負レンズにより構成されている。
【0025】第3実施例の写真レンズの仕様は次のとお
りである。 f = 35.42mm FNO= 1.75
【0026】第3実施例の写真レンズのレンズデータを
表5に、また非球面係数を表6に示す。
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】第3実施例の写真レンズの収差図を図6に
示す。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の写真レンズによれ
ば、物体側より順に、負,正,正,負,正,負のパワー
を有する6群形式により構成し、第1レンズ群を両凹レ
ンズにするとともに、第6レンズ群を構成する負レンズ
の物体側のレンズ面を非球面状に形成することで、レン
ズ径を大型化することなく、球面収差のバランスを良好
な状態に保ち、像面湾曲の悪化を抑えることができる。
【0031】また、第3レンズ群を、両凸レンズとメニ
スカス負レンズとの接合レンズにより構成し、さらに、
第4レンズ群を、両凹レンズと両凸レンズとの接合レン
ズにより構成することで、色収差及び非点収差の発生を
抑え、諸収差のバランスを良好な状態に保つことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真レンズの第1実施例を示すレンズ
構成図である。
【図2】図1に示した写真レンズの収差図であり、
(A)は球面収差を、(B)は非点収差を、(C)は歪
曲収差をそれぞれ表している。
【図3】本発明の写真レンズの第2実施例を示すレンズ
構成図である。
【図4】図3に示した写真レンズの収差図である。
【図5】本発明の写真レンズの第3実施例を示すレンズ
構成図である。
【図6】図5に示した写真レンズの収差図である。
【符号の説明】
10 写真レンズ 11 第1レンズ群 12 第2レンズ群 13 第3レンズ群 14 第4レンズ群 15 第5レンズ群 16 第6レンズ群 17 絞り

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画角が60°以上で、6群構成をも
    ち、第3群と第4群との間に絞りを設けた写真レンズに
    おいて、 各レンズ群が、物体側より順に、負、正、正、負、正、
    負のパワーを有するとともに、第1レンズ群が両凹レン
    ズからなり、かつ、第6レンズ群が非球面からなる凹面
    を物体側に向けていることを特徴とする写真レンズ。
  2. 【請求項2】 前記第3レンズ群が接合レンズからな
    り、この接合レンズは物体側の両凸レンズと、像面側の
    メニスカス負レンズとからなることを特徴とする請求項
    1記載の写真レンズ。
  3. 【請求項3】 前記第4レンズ群が接合レンズからな
    り、この接合レンズは物体側の両凹レンズと、像面側の
    両凸レンズとからなることを特徴とする請求項2記載の
    写真レンズ。
JP11132177A 1999-05-13 1999-05-13 写真レンズ Pending JP2000321490A (ja)

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