JP2000312226A - 通信品質を保証する方法 - Google Patents
通信品質を保証する方法Info
- Publication number
- JP2000312226A JP2000312226A JP2000050456A JP2000050456A JP2000312226A JP 2000312226 A JP2000312226 A JP 2000312226A JP 2000050456 A JP2000050456 A JP 2000050456A JP 2000050456 A JP2000050456 A JP 2000050456A JP 2000312226 A JP2000312226 A JP 2000312226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- network
- resource
- management device
- resources
- networks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のISP網にわたりエンド―エンドでQ
oS保証するため、ISPの相互接続におけるQoS資
源確保を実現する。 【解決手段】 各ISPに設置される網管理装置が、複数
のISP網に接続される網資源管理装置に対し、各網管理
装置が有するQoSを保証するための資源情報と、その資
源の利用に伴う課金情報を公開する。網資源管理装置
は、複数のISP網にまたがる通信経路を設定する場合
に、その公開された情報を基に、ユーザから要求される
QoS保証及び課金額を満足させる通信経路を検出し、そ
の通信経路を設定するために、各網管理装置に対して、
QoSを保証するための資源の設定を要求する。網資源管
理装置は、各網管理装置に資源の設定の要求をする際
に、その資源を使用する時間帯、要求する帯域、要求す
るセキュリティレベル、許容できる最大の通信遅延時
間、データが入力されるルータのアドレス、データを出
力すべき隣接するISP網のルータのアドレス、又は使用
料金を通知する。
oS保証するため、ISPの相互接続におけるQoS資
源確保を実現する。 【解決手段】 各ISPに設置される網管理装置が、複数
のISP網に接続される網資源管理装置に対し、各網管理
装置が有するQoSを保証するための資源情報と、その資
源の利用に伴う課金情報を公開する。網資源管理装置
は、複数のISP網にまたがる通信経路を設定する場合
に、その公開された情報を基に、ユーザから要求される
QoS保証及び課金額を満足させる通信経路を検出し、そ
の通信経路を設定するために、各網管理装置に対して、
QoSを保証するための資源の設定を要求する。網資源管
理装置は、各網管理装置に資源の設定の要求をする際
に、その資源を使用する時間帯、要求する帯域、要求す
るセキュリティレベル、許容できる最大の通信遅延時
間、データが入力されるルータのアドレス、データを出
力すべき隣接するISP網のルータのアドレス、又は使用
料金を通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークのQoS資源の公開方法およびその資源利用方法
に係り、特に、インターネットのように複数のISP(Int
ernet Service Provider)のネットワークが存在し、か
つその経路設定がQoS資源によって動的に制御されるネ
ットワークのQoS資源の管理方法とその利用方法に関す
る。
トワークのQoS資源の公開方法およびその資源利用方法
に係り、特に、インターネットのように複数のISP(Int
ernet Service Provider)のネットワークが存在し、か
つその経路設定がQoS資源によって動的に制御されるネ
ットワークのQoS資源の管理方法とその利用方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のISP網では、ベストエフォート型
のサービスが行われてきた。これは、パケットの到着す
る時間、連続して到着するパケットの時間間隔やパケッ
トの到着保証、パケット自身が途中で変更されないとい
った安全性の保証などのQoS(Quality of Services)保
証がないサービスである。ISP網においては、その網に
接続されるホストに対して、アクセス料金が課金され
る。また、そのホストからのデータが、そのISP網に接
続される他のISP網に流れる場合の課金については、ISP
同士の取り決めで、ユーザの利用方法には直接影響しな
い料金体系が取られている。しかしながら近年、インタ
ーネット上で電話などのリアルタイム音声通信や映像通
信、電子商取引における暗号化されたデータ交換などQo
Sを要求するサービスが広く利用されるようになりつつ
ある。それに伴い、今まで端末同士の装置内部レベルで
QoSを保証していたものが、ISP単位のネットワークレベ
ルでQoS保証を行なうことが望まれてきている。このた
めネットワークを構成するルータがQoSを提供できるよ
うになりつつあり、今後多くのISP網がQoS保証をサポー
トしていくことが予想される。
のサービスが行われてきた。これは、パケットの到着す
る時間、連続して到着するパケットの時間間隔やパケッ
トの到着保証、パケット自身が途中で変更されないとい
った安全性の保証などのQoS(Quality of Services)保
証がないサービスである。ISP網においては、その網に
接続されるホストに対して、アクセス料金が課金され
る。また、そのホストからのデータが、そのISP網に接
続される他のISP網に流れる場合の課金については、ISP
同士の取り決めで、ユーザの利用方法には直接影響しな
い料金体系が取られている。しかしながら近年、インタ
ーネット上で電話などのリアルタイム音声通信や映像通
信、電子商取引における暗号化されたデータ交換などQo
Sを要求するサービスが広く利用されるようになりつつ
ある。それに伴い、今まで端末同士の装置内部レベルで
QoSを保証していたものが、ISP単位のネットワークレベ
ルでQoS保証を行なうことが望まれてきている。このた
めネットワークを構成するルータがQoSを提供できるよ
うになりつつあり、今後多くのISP網がQoS保証をサポー
トしていくことが予想される。
【0003】一方、ネットワークの経路設定アルゴリズ
ムには、最低コストルーティングという考え方があり、
たとえばOSPF(Open Shortest Path First)プロトコル
は、ネットワーク負荷や、速度あたりの回線コスト、遅
延などを最小にする最短経路や代替経路を求めることに
利用できる。OSPFは、当初AS(Autonomous System)と
呼ばれる共通のルーティングプロトコルを用いるルータ
の集まりで用いられていた。すなわち、ASは内部ネット
ワーク単位のものであり、ISP網や社内LANの構成がそれ
に相当する。OSPFは、拡張が進められ、ネットワーク間
にまたがった管理にも使えるような仕様になってきてい
る。
ムには、最低コストルーティングという考え方があり、
たとえばOSPF(Open Shortest Path First)プロトコル
は、ネットワーク負荷や、速度あたりの回線コスト、遅
延などを最小にする最短経路や代替経路を求めることに
利用できる。OSPFは、当初AS(Autonomous System)と
呼ばれる共通のルーティングプロトコルを用いるルータ
の集まりで用いられていた。すなわち、ASは内部ネット
ワーク単位のものであり、ISP網や社内LANの構成がそれ
に相当する。OSPFは、拡張が進められ、ネットワーク間
にまたがった管理にも使えるような仕様になってきてい
る。
【0004】また、ネットワークのルーティングに関す
る技術を開示するものとして、特開平3234140号公報が
ある。その公報は、次の内容を開示する。メッセージの
転送経路の情報が転送先ノードごとに記憶された記憶装
置し、その記憶装置内のネットワーク環境定義ファイル
の情報が更新されるごとに、その記憶装置内の転送経路
情報を読み込み、経路選択情報テーブルを作成する。メ
ッセージの転送が行われるときは、その経路選択情報テ
ーブルから複数の経路選択情報を読み出し、その情報の
中から、あらかじめ定めた優先順位に従って転送経路を
選択する。
る技術を開示するものとして、特開平3234140号公報が
ある。その公報は、次の内容を開示する。メッセージの
転送経路の情報が転送先ノードごとに記憶された記憶装
置し、その記憶装置内のネットワーク環境定義ファイル
の情報が更新されるごとに、その記憶装置内の転送経路
情報を読み込み、経路選択情報テーブルを作成する。メ
ッセージの転送が行われるときは、その経路選択情報テ
ーブルから複数の経路選択情報を読み出し、その情報の
中から、あらかじめ定めた優先順位に従って転送経路を
選択する。
【0005】また、IETF(Internet Engineering Task
Force)で標準化提案が行われているDiffServでは、複
数のQoS保証を提供するルータがIP(Internet Protoco
l)パケットのヘッダにラベル付けを行い、そのラベル
に基づいてパケット転送の優先順位付けを行おうとして
いる。
Force)で標準化提案が行われているDiffServでは、複
数のQoS保証を提供するルータがIP(Internet Protoco
l)パケットのヘッダにラベル付けを行い、そのラベル
に基づいてパケット転送の優先順位付けを行おうとして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ISP網単位でQoS保証を
行ったとしても、各ISP網で提供するQoSが異なるため、
パケットが通過するISP網と、そこで提供されるQoS保証
との組み合わせによって、異なるISP網に接続される端
末間で行われるデータ通信に対して提供できるQoSの内
容が変わってくる。従って、複数のISP網にわたってEnd
to EndでQoS保証するには、ISP相互間で、各ISPが、自
分が保持するQoSを提供するためのQoS資源を確保する仕
組みが必要である。
行ったとしても、各ISP網で提供するQoSが異なるため、
パケットが通過するISP網と、そこで提供されるQoS保証
との組み合わせによって、異なるISP網に接続される端
末間で行われるデータ通信に対して提供できるQoSの内
容が変わってくる。従って、複数のISP網にわたってEnd
to EndでQoS保証するには、ISP相互間で、各ISPが、自
分が保持するQoSを提供するためのQoS資源を確保する仕
組みが必要である。
【0007】そこで、本発明の目的は、ISP網で使用さ
れていないQoS資源を他のISP網との接続向けに利用する
ことで、複数のISP網にまたがって通信が行われる場合
でも、QoS保証を行うことができるようにすることにあ
る。
れていないQoS資源を他のISP網との接続向けに利用する
ことで、複数のISP網にまたがって通信が行われる場合
でも、QoS保証を行うことができるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、各ISPに設置される網管理装置が、複
数のISP網に接続される網資源管理装置に対し、各網管
理装置が有するQoSを保証するための資源情報と、その
資源の利用に伴う課金情報を公開する。網資源管理装置
は、複数のISP網にまたがる通信経路を設定する場合
に、その公開された情報を基に、ユーザから要求される
QoS保証及び課金額を満足させる通信経路を検出し、そ
の通信経路を設定するために、各網管理装置に対して、
QoSを保証するための資源の設定を要求する。検出され
た通信経路が複数ある場合には、その中で、最も課金の
低い通信経路を設定するのが望ましい。網資源管理装置
は、各網管理装置に資源の設定の要求をする際に、その
資源を使用する時間帯、要求する帯域、要求するセキュ
リティレベル、許容できる最大の通信遅延時間、データ
が入力されるルータのアドレス、データを出力すべき隣
接するISP網のルータのアドレス、又は使用料金を通知
する。資源の設定要求を受けた各網管理装置は、資源の
利用者に応じて、提供する資源に制限を加え、又は、提
供する資源の課金を変更し、その制限が加えられた資
源、又は変更された課金に応じて、網資源管理装置から
の資源設定要求を受け付けるか否かを判断する。
め、本発明では、各ISPに設置される網管理装置が、複
数のISP網に接続される網資源管理装置に対し、各網管
理装置が有するQoSを保証するための資源情報と、その
資源の利用に伴う課金情報を公開する。網資源管理装置
は、複数のISP網にまたがる通信経路を設定する場合
に、その公開された情報を基に、ユーザから要求される
QoS保証及び課金額を満足させる通信経路を検出し、そ
の通信経路を設定するために、各網管理装置に対して、
QoSを保証するための資源の設定を要求する。検出され
た通信経路が複数ある場合には、その中で、最も課金の
低い通信経路を設定するのが望ましい。網資源管理装置
は、各網管理装置に資源の設定の要求をする際に、その
資源を使用する時間帯、要求する帯域、要求するセキュ
リティレベル、許容できる最大の通信遅延時間、データ
が入力されるルータのアドレス、データを出力すべき隣
接するISP網のルータのアドレス、又は使用料金を通知
する。資源の設定要求を受けた各網管理装置は、資源の
利用者に応じて、提供する資源に制限を加え、又は、提
供する資源の課金を変更し、その制限が加えられた資
源、又は変更された課金に応じて、網資源管理装置から
の資源設定要求を受け付けるか否かを判断する。
【0009】また、各網管理装置は、網資源管理装置の
要求により、QoSを保証するための資源情報と、その資
源の利用に伴う課金情報を公開する際に、ISP毎に全部
の情報を公開するか、一部の情報のみを公開するかを決
定する。
要求により、QoSを保証するための資源情報と、その資
源の利用に伴う課金情報を公開する際に、ISP毎に全部
の情報を公開するか、一部の情報のみを公開するかを決
定する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるネットワーク
のQoS資源の公開方式およびその資源利用方式について
説明する。なお、本実施例では、ASとしてISP網を例に
とり説明する。しかし、ISP網に関わらず、管理ポリシ
ーの異なる複数のネットワークに渡って、End to Endで
QoS保証を行う場合にも本発明の適用は可能である。
のQoS資源の公開方式およびその資源利用方式について
説明する。なお、本実施例では、ASとしてISP網を例に
とり説明する。しかし、ISP網に関わらず、管理ポリシ
ーの異なる複数のネットワークに渡って、End to Endで
QoS保証を行う場合にも本発明の適用は可能である。
【0011】図1は、網資源管理装置と、それが管理す
る複数のISP網とからなるネットワーク構成図である。
る複数のISP網とからなるネットワーク構成図である。
【0012】網資源管理装置60は、残存AS資源表121、
残存AS資源データベース(DB)122、資源要求受付手段1
23、AS接続構成表124、ネットワーク(NW)資源管理手
段126、残存NW資源統計処理手段127、NW資源設定手段12
9、及び残存NW資源DB 500を有している。本実施例で
は、資源要求受付手段123、ネットワーク(NW)資源管
理手段126、残存NW資源統計処理手段127及びNW資源設定
手段129は、それぞれ機能モジュールとして構成されて
いる。
残存AS資源データベース(DB)122、資源要求受付手段1
23、AS接続構成表124、ネットワーク(NW)資源管理手
段126、残存NW資源統計処理手段127、NW資源設定手段12
9、及び残存NW資源DB 500を有している。本実施例で
は、資源要求受付手段123、ネットワーク(NW)資源管
理手段126、残存NW資源統計処理手段127及びNW資源設定
手段129は、それぞれ機能モジュールとして構成されて
いる。
【0013】NW資源管理手段126は、残存AS資源表121、
残存AS資源DB 122、AS資源構成表124、残存NW資源DB 50
0を参照して、資源要求受付手段123、残存NW資源統計処
理手段127、及びNW資源設定手段129を管理する。また、
NW資源管理手段126は、残存AS資源表121、残存AS資源DB
122、AS資源構成表124及び残存NW資源DB 500の更新も
行う。AS接続構成表124はAS間の接続構成に関するデー
タベースである。図1のネットワーク構成においては、
AS接続構成表124は、ISP網A、B、C、及びDは相互に接続
されており、ISP網D及びEは相互に接続されており、ISP
網B、C、E、F及びGは相互に接続されているという情報
を示す。NW資源設定手段129は、各ISP網に、経路設定、
確保すべき帯域等を設定する。残存AS資源表121及び残
存AS資源DB 122は共に、各ASの残存AS資源情報を保持す
る。それらが保持するデータの構造は共に、後述される
AS網管理装置50内の残存AS資源データベース118が保持
するデータ構造と同一である。しかし、残存AS資源表12
1は、データベースではなく、一時ファイルである。各A
Sにおいて、QoS資源の割当て又は解放が行われると、各
ASの残存AS資源が変動する。残存AS資源表121は、その
変更が残存AS資源DB 122に反映されるまで、その変更を
一時的に管理する。ここで、残存AS資源とは、あるAS
が、ある隣接するASから別の隣接するASへデータを通過
させる時、そのASが提供できるQoS資源を意味する。よ
り具体的には、残存AS資源とは、各ASが有するQoS資源
のうち、ユーザに予約又は利用されていない残存QoS資
源(帯域、遅延度、セキュリティレベル)及び課金情報
を意味する。なお、帯域は、ルータの論理インターフェ
ースに割当てられる有効帯域から定められる。遅延度
は、データがルータを通過する時間、ルータにおけるデ
ータ通過優先度に関する設定条件から定められる。セキ
ュリティレベルはルータが提供するセキュリティ機能の
設定条件から定められる。また、課金は、各AS網の運用
者の判断により定められる。残存NW資源統計処理手段12
7は、接続可能な2つのAS網間の残存QoS資源を、時間に
より並べ変え、後述する残存NW資源DB 500用のデータを
生成する。
残存AS資源DB 122、AS資源構成表124、残存NW資源DB 50
0を参照して、資源要求受付手段123、残存NW資源統計処
理手段127、及びNW資源設定手段129を管理する。また、
NW資源管理手段126は、残存AS資源表121、残存AS資源DB
122、AS資源構成表124及び残存NW資源DB 500の更新も
行う。AS接続構成表124はAS間の接続構成に関するデー
タベースである。図1のネットワーク構成においては、
AS接続構成表124は、ISP網A、B、C、及びDは相互に接続
されており、ISP網D及びEは相互に接続されており、ISP
網B、C、E、F及びGは相互に接続されているという情報
を示す。NW資源設定手段129は、各ISP網に、経路設定、
確保すべき帯域等を設定する。残存AS資源表121及び残
存AS資源DB 122は共に、各ASの残存AS資源情報を保持す
る。それらが保持するデータの構造は共に、後述される
AS網管理装置50内の残存AS資源データベース118が保持
するデータ構造と同一である。しかし、残存AS資源表12
1は、データベースではなく、一時ファイルである。各A
Sにおいて、QoS資源の割当て又は解放が行われると、各
ASの残存AS資源が変動する。残存AS資源表121は、その
変更が残存AS資源DB 122に反映されるまで、その変更を
一時的に管理する。ここで、残存AS資源とは、あるAS
が、ある隣接するASから別の隣接するASへデータを通過
させる時、そのASが提供できるQoS資源を意味する。よ
り具体的には、残存AS資源とは、各ASが有するQoS資源
のうち、ユーザに予約又は利用されていない残存QoS資
源(帯域、遅延度、セキュリティレベル)及び課金情報
を意味する。なお、帯域は、ルータの論理インターフェ
ースに割当てられる有効帯域から定められる。遅延度
は、データがルータを通過する時間、ルータにおけるデ
ータ通過優先度に関する設定条件から定められる。セキ
ュリティレベルはルータが提供するセキュリティ機能の
設定条件から定められる。また、課金は、各AS網の運用
者の判断により定められる。残存NW資源統計処理手段12
7は、接続可能な2つのAS網間の残存QoS資源を、時間に
より並べ変え、後述する残存NW資源DB 500用のデータを
生成する。
【0014】210はISP網Aの構成例を示している。ISP網
Aは、ルータ20、21及び22と、AS(Autonomous System)
網管理装置50よりなる。但し、ISP網を構成するルータ
の台数は図1に示すものに限られない。また、ISP網B 2
20、ISP網C 230、ISP網D 240、ISP網E 250、ISP網F 260
及びISP網G 270の構成は、ISP網Aの構成と同様である。
Aは、ルータ20、21及び22と、AS(Autonomous System)
網管理装置50よりなる。但し、ISP網を構成するルータ
の台数は図1に示すものに限られない。また、ISP網B 2
20、ISP網C 230、ISP網D 240、ISP網E 250、ISP網F 260
及びISP網G 270の構成は、ISP網Aの構成と同様である。
【0015】ホスト計算機A 71は、ホスト計算機B 72に
対して通信を行う際に、網資源管理装置60から示される
各ISPの情報(課金、帯域など)を基に、その通信時に
最も必要なネットワーク資源を備えたISP網を選択する
ことができる。
対して通信を行う際に、網資源管理装置60から示される
各ISPの情報(課金、帯域など)を基に、その通信時に
最も必要なネットワーク資源を備えたISP網を選択する
ことができる。
【0016】図2は、網資源管理装置60における残存NW
資源DB 500のデータ構造の一実施例を示す。このデータ
は複数のISP網にまたがる経路毎に、過去、現在及び将
来における残存QoS資源を保持する。データテーブル551
は、現時刻における、ISP網AとISP網Cとにまたがる残存
QoS資源を示している。
資源DB 500のデータ構造の一実施例を示す。このデータ
は複数のISP網にまたがる経路毎に、過去、現在及び将
来における残存QoS資源を保持する。データテーブル551
は、現時刻における、ISP網AとISP網Cとにまたがる残存
QoS資源を示している。
【0017】図4は、AS網管理装置50のブロック図を示
す。AS網管理装置50は、使用可ルータ資源表111、AS内
ルータ接続構成表112、EG(Exterior Gateway)ルータ
接続構成表113、AS資源管理手段114、残存AS資源表11
5、AS資源要求受付手段116、残存AS資源統計処理手段11
7、残存AS資源データベース118、及びAS資源設定手段11
9を含んで構成されている。ここで、EGルータとは、隣
接ISPと接続されているルータのことである。
す。AS網管理装置50は、使用可ルータ資源表111、AS内
ルータ接続構成表112、EG(Exterior Gateway)ルータ
接続構成表113、AS資源管理手段114、残存AS資源表11
5、AS資源要求受付手段116、残存AS資源統計処理手段11
7、残存AS資源データベース118、及びAS資源設定手段11
9を含んで構成されている。ここで、EGルータとは、隣
接ISPと接続されているルータのことである。
【0018】本実施例では、AS資源管理手段114、AS資
源要求受付手段116、残存AS資源統計処理手段117及びAS
資源設定手段119は機能モジュールとして構成される。
使用可ルータ資源表111は、使用可能なルータ資源を示
すデータベースである。ここで、ルータ資源とは、論理
インターフェース毎のQoS資源である。図11は、使用可
ルータ資源表111のデータ構造を示している。AS内ルー
タ接続構成表112は、自己のISP網を構成するルータの接
続関係を示すものである。例えば、ISP網AのAS内ルータ
接続構成表112は、ルータ20、21、22の各論理インタフ
ェースが相互に接続されているという情報を示す。EGル
ータ接続構成表113は、自己のISP網内のEGルータが、他
のISP網のどのEGルータと接続しているかを示すもので
ある。AS資源管理手段114は、使用可ルータ資源表111、
AS内ルータ接続構成表112、EGルータ接続構成表113、残
存AS資源表115及び残存AS資源DB 118を参照して、AS資
源要求受付手段116、残存AS資源統計処理手段117、及び
AS資源設定手段119を管理する。また、AS資源管理手段1
14は、残存AS資源表115及び残存AS資源DB 118の更新も
行う。残存AS資源表115のデータ構造と、後述される残
存AS資源DB122のデータ構造とは同じである。しかし、
残存AS資源表115は、網資源管理装置60内の残存AS資源
表121と同様、一時ファイルである。残存AS資源表121
は、残存AS資源の変更が残存AS資源DB 122に反映される
まで、その変更を一時的に管理する。AS資源要求受付手
段116は、網管理装置60からのAS資源要求の受け付け処
理を行う。残存AS資源統計処理手段117は、AS網内の接
続可能な2つのルータの論理インターフェース間におけ
る残存QoS資源を、時間により並べ変え、後述する残存A
S資源DB118用のデータを生成する。AS資源設定手段119
は、網管理装置60から要求されたAS資源設定要求に応じ
て、ASを構成するルータに経路設定、帯域設定等を行
う。
源要求受付手段116、残存AS資源統計処理手段117及びAS
資源設定手段119は機能モジュールとして構成される。
使用可ルータ資源表111は、使用可能なルータ資源を示
すデータベースである。ここで、ルータ資源とは、論理
インターフェース毎のQoS資源である。図11は、使用可
ルータ資源表111のデータ構造を示している。AS内ルー
タ接続構成表112は、自己のISP網を構成するルータの接
続関係を示すものである。例えば、ISP網AのAS内ルータ
接続構成表112は、ルータ20、21、22の各論理インタフ
ェースが相互に接続されているという情報を示す。EGル
ータ接続構成表113は、自己のISP網内のEGルータが、他
のISP網のどのEGルータと接続しているかを示すもので
ある。AS資源管理手段114は、使用可ルータ資源表111、
AS内ルータ接続構成表112、EGルータ接続構成表113、残
存AS資源表115及び残存AS資源DB 118を参照して、AS資
源要求受付手段116、残存AS資源統計処理手段117、及び
AS資源設定手段119を管理する。また、AS資源管理手段1
14は、残存AS資源表115及び残存AS資源DB 118の更新も
行う。残存AS資源表115のデータ構造と、後述される残
存AS資源DB122のデータ構造とは同じである。しかし、
残存AS資源表115は、網資源管理装置60内の残存AS資源
表121と同様、一時ファイルである。残存AS資源表121
は、残存AS資源の変更が残存AS資源DB 122に反映される
まで、その変更を一時的に管理する。AS資源要求受付手
段116は、網管理装置60からのAS資源要求の受け付け処
理を行う。残存AS資源統計処理手段117は、AS網内の接
続可能な2つのルータの論理インターフェース間におけ
る残存QoS資源を、時間により並べ変え、後述する残存A
S資源DB118用のデータを生成する。AS資源設定手段119
は、網管理装置60から要求されたAS資源設定要求に応じ
て、ASを構成するルータに経路設定、帯域設定等を行
う。
【0019】AS網管理装置50は、SNMP(Simple Network
Management Protocol)管理ソフトを用いることによ
り、自AS内のルータ20〜21が持つMIB(Management Info
rmation Base)の各種情報と、使用可能な残存ルータ資
源とを収集し、使用可ルータ資源表111、AS内ルータ接
続構成表112、EGルータ接続構成表113を作成・更新す
る。
Management Protocol)管理ソフトを用いることによ
り、自AS内のルータ20〜21が持つMIB(Management Info
rmation Base)の各種情報と、使用可能な残存ルータ資
源とを収集し、使用可ルータ資源表111、AS内ルータ接
続構成表112、EGルータ接続構成表113を作成・更新す
る。
【0020】図3は、残存AS資源データベース118のデー
タ構造の一実施例である。ここでは、隣接するISP網毎
に、過去、現在、及び将来における残存QoS資源を保持
する。データテーブル411、442は、それぞれ、ISP網Dが
保持している、ISP網Aの現在及び将来における残存QoS
資源を示している。
タ構造の一実施例である。ここでは、隣接するISP網毎
に、過去、現在、及び将来における残存QoS資源を保持
する。データテーブル411、442は、それぞれ、ISP網Dが
保持している、ISP網Aの現在及び将来における残存QoS
資源を示している。
【0021】図1に示すネットワークでは、ホスト計算
機A 71からホスト計算機B 72に通信するには、複数のIS
P網にまたがる経路を設定する必要がある。ホスト計算
機A 71からホスト計算機B 72までの経路は、複数選ぶこ
とが可能である。以下、本発明における経路と料金を選
ぶ方法について説明する。なお、各ISP網は、ネットワ
ークを構成するルータの数も性能も回線容量の設定も異
なるため、それらISP網の性能は同一ではない。また投
資コストやユーザ数、接続先によってISP網の利用率も
異なってくるため、各ISP網で同一の利用料金も保証さ
れない。
機A 71からホスト計算機B 72に通信するには、複数のIS
P網にまたがる経路を設定する必要がある。ホスト計算
機A 71からホスト計算機B 72までの経路は、複数選ぶこ
とが可能である。以下、本発明における経路と料金を選
ぶ方法について説明する。なお、各ISP網は、ネットワ
ークを構成するルータの数も性能も回線容量の設定も異
なるため、それらISP網の性能は同一ではない。また投
資コストやユーザ数、接続先によってISP網の利用率も
異なってくるため、各ISP網で同一の利用料金も保証さ
れない。
【0022】網資源管理装置60は、ホスト計算機A 71が
ホスト計算機B 72と通信する際、どのISP網の組み合わ
せを選択すると、特定の料金の範囲内で、ホスト計算機
A 71が要求する帯域や遅延時間、セキュリティなどのQo
S保証に関する条件を守って通信できるかを算出する。
網資源管理装置60は、残存NW資源DB 500を参照すること
により、各ISP網間のQoS資源の組合わせと、その課金体
系とから、ホスト計算機A 71から要求されたQoS保証と
料金とを満足する組合わせを選択し、ホスト計算機B 72
までの経路を設定する。
ホスト計算機B 72と通信する際、どのISP網の組み合わ
せを選択すると、特定の料金の範囲内で、ホスト計算機
A 71が要求する帯域や遅延時間、セキュリティなどのQo
S保証に関する条件を守って通信できるかを算出する。
網資源管理装置60は、残存NW資源DB 500を参照すること
により、各ISP網間のQoS資源の組合わせと、その課金体
系とから、ホスト計算機A 71から要求されたQoS保証と
料金とを満足する組合わせを選択し、ホスト計算機B 72
までの経路を設定する。
【0023】具体的には、網資源管理装置60の資源要求
受付手段123は、ホスト計算機A 71から、ホスト計算機B
72と通信する際に必要とされるQoS保証条件とその通信
費用とを受信する。NW資源管理手段126は、2つのホス
ト間の経路を構成するISP網の組み合わせを一定数まで
求め、各組み合わせ毎に、残存NW資源DB 500に保持して
いる各ISP網間のQoS資源と課金体系とを組み合わせて、
経路全体で実現できるQoS保証条件と課金額を算出す
る。NW資源管理手段126は、一定数の組み合わせについ
て、前記QoS保証条件と課金額を求めた後、受信したQoS
保証条件を守れる範囲内で課金が最小となる経路を選択
する。
受付手段123は、ホスト計算機A 71から、ホスト計算機B
72と通信する際に必要とされるQoS保証条件とその通信
費用とを受信する。NW資源管理手段126は、2つのホス
ト間の経路を構成するISP網の組み合わせを一定数まで
求め、各組み合わせ毎に、残存NW資源DB 500に保持して
いる各ISP網間のQoS資源と課金体系とを組み合わせて、
経路全体で実現できるQoS保証条件と課金額を算出す
る。NW資源管理手段126は、一定数の組み合わせについ
て、前記QoS保証条件と課金額を求めた後、受信したQoS
保証条件を守れる範囲内で課金が最小となる経路を選択
する。
【0024】網資源管理装置60は、その選択した経路に
かかる課金額と、ホスト計算機A 71が希望する通信費用
とを比較し、その通信費用がそれより下回っていたなら
ば、資源要求受付手段123を用いて、ホスト計算機A 71
に対し、適切なネットワークが無いことを通信する。
かかる課金額と、ホスト計算機A 71が希望する通信費用
とを比較し、その通信費用がそれより下回っていたなら
ば、資源要求受付手段123を用いて、ホスト計算機A 71
に対し、適切なネットワークが無いことを通信する。
【0025】その通信費用がその課金額と同額か又はそ
れより上回っていたならば、NW資源設定手段129により
経路設定処理が行われる。
れより上回っていたならば、NW資源設定手段129により
経路設定処理が行われる。
【0026】ここで、図6を用いて、ルータまで含めた
経路設定処理のフローを説明する。図6は、複数のISP網
にまたがる経路で行われるデータ通信に対してQoS資源
を確保する際に、網資源管理装置60、AS網管理装置50及
びAS内のルータとの間での行われる通信フローを示して
いる。
経路設定処理のフローを説明する。図6は、複数のISP網
にまたがる経路で行われるデータ通信に対してQoS資源
を確保する際に、網資源管理装置60、AS網管理装置50及
びAS内のルータとの間での行われる通信フローを示して
いる。
【0027】網資源管理装置60は、NW資源設定手段129
を用いて、選択した経路を構成する各ISP網に対して、Q
oS保証条件と通信費用を含めた経路設定を行う資源確保
要求を送信する。具体的には、網資源管理装置60から、
ISP網を管理する各AS網管理装置50に対し、資源確保要
求の送信を行う(1110、1111)。
を用いて、選択した経路を構成する各ISP網に対して、Q
oS保証条件と通信費用を含めた経路設定を行う資源確保
要求を送信する。具体的には、網資源管理装置60から、
ISP網を管理する各AS網管理装置50に対し、資源確保要
求の送信を行う(1110、1111)。
【0028】資源確保要求を受信した各AS網管理装置50
は、自己のAS内のルータ資源を確保できるか確認を行う
(1103、1104)。このAS内の資源情報を取得する方法に
ついては、OSPFを用いる方法が知られている。
は、自己のAS内のルータ資源を確保できるか確認を行う
(1103、1104)。このAS内の資源情報を取得する方法に
ついては、OSPFを用いる方法が知られている。
【0029】AS網管理装置50は、ルータ資源を確保でき
ることが判明したら、ルータに対し資源確保要求を行う
(1118、1119)。ルータ資源を確保する方法について
は、SNMPを用いてルータ内のMIBを書きかえる方法や管
理者用のコマンドを用いてルータの設定を変える方法が
知られている。
ることが判明したら、ルータに対し資源確保要求を行う
(1118、1119)。ルータ資源を確保する方法について
は、SNMPを用いてルータ内のMIBを書きかえる方法や管
理者用のコマンドを用いてルータの設定を変える方法が
知られている。
【0030】資源確保要求を受信したルータは、ルータ
資源確保処理を行い(1105、1106)、ルータ資源確保応
答を、対応するAS網管理装置に送信する(1120、112
1)。ルータから資源確保応答を受信したAS網管理装置5
0は、資源確保応答を網資源管理装置60に送信する(111
2、1113)。網資源管理装置60から資源確保応答が送信
された全てのAS網管理装置50から資源確保応答(1112、
1113)があった場合、網資源管理装置60は、資源要求受
付手段123を用いて、ホスト計算機A 71に対し、ネット
ワークが確保されたことを通知する。
資源確保処理を行い(1105、1106)、ルータ資源確保応
答を、対応するAS網管理装置に送信する(1120、112
1)。ルータから資源確保応答を受信したAS網管理装置5
0は、資源確保応答を網資源管理装置60に送信する(111
2、1113)。網資源管理装置60から資源確保応答が送信
された全てのAS網管理装置50から資源確保応答(1112、
1113)があった場合、網資源管理装置60は、資源要求受
付手段123を用いて、ホスト計算機A 71に対し、ネット
ワークが確保されたことを通知する。
【0031】このようなフローにより、複数のISP網か
ら構成されるネットワークにおいて、ホスト計算機が要
求するQoS保証条件を満足させる経路を設定することが
できる。
ら構成されるネットワークにおいて、ホスト計算機が要
求するQoS保証条件を満足させる経路を設定することが
できる。
【0032】なお、網資源管理装置60は、ホスト計算機
A 71が要求するQoS保証条件と通信費用とを、ホスト計
算機A 71から直接受付てもよいし、ホスト計算機A 71
が、自分が加入するISPのAS網管理装置50にQoS保証条件
と通信費用とを通知し、通知を受けたAS網管理装置50か
ら網資源管理装置60にその条件を要求してもよい。ま
た、網資源管理装置60にはネットワークの売買を専門に
行うブローカーもアクセスすることができるようにす
る。
A 71が要求するQoS保証条件と通信費用とを、ホスト計
算機A 71から直接受付てもよいし、ホスト計算機A 71
が、自分が加入するISPのAS網管理装置50にQoS保証条件
と通信費用とを通知し、通知を受けたAS網管理装置50か
ら網資源管理装置60にその条件を要求してもよい。ま
た、網資源管理装置60にはネットワークの売買を専門に
行うブローカーもアクセスすることができるようにす
る。
【0033】また、確保したルータ資源を継続して使用
する場合のフローも、上述のルータ資源を確保する場合
のフローと同様である。すなわち、網資源管理装置60か
ら、各AS網管理装置50に対し、資源継続要求の送信を行
う (1114、1115)。資源継続要求を受信したAS網管理
装置50は、ルータ資源を継続して確保できるか確認す
る。ルータ資源を継続して確保できると判断した各AS網
管理装置50は、自己のAS内のルータに対し資源継続確保
要求を行う(1122、1123)。資源継続確保要求を受信し
たルータは、資源継続確保処理を行い(1107、1108)、
ルータ資源継続確保応答を、対応するAS網管理装置50に
送信する(1124、1125)。
する場合のフローも、上述のルータ資源を確保する場合
のフローと同様である。すなわち、網資源管理装置60か
ら、各AS網管理装置50に対し、資源継続要求の送信を行
う (1114、1115)。資源継続要求を受信したAS網管理
装置50は、ルータ資源を継続して確保できるか確認す
る。ルータ資源を継続して確保できると判断した各AS網
管理装置50は、自己のAS内のルータに対し資源継続確保
要求を行う(1122、1123)。資源継続確保要求を受信し
たルータは、資源継続確保処理を行い(1107、1108)、
ルータ資源継続確保応答を、対応するAS網管理装置50に
送信する(1124、1125)。
【0034】網資源管理装置60は、各AS網管理装置50か
ら資源継続確保応答(1116、1117)があれば、資源要求
受付手段123を用いて、ホスト計算機A 71に対し、ネッ
トワークが継続して確保されたことを通信する。
ら資源継続確保応答(1116、1117)があれば、資源要求
受付手段123を用いて、ホスト計算機A 71に対し、ネッ
トワークが継続して確保されたことを通信する。
【0035】次に図5を用いて、網資源管理装置60が、
AS網管理装置50から各ISP網の残存QoS資源を収集するフ
ローを説明する。図5は、網資源管理装置60が、QoS資
源情報を公開する契約を行っているISP内のAS網管理装
置50より、そのISP網内の使用可能な残存AS資源を収集
するための通信フローを示している。
AS網管理装置50から各ISP網の残存QoS資源を収集するフ
ローを説明する。図5は、網資源管理装置60が、QoS資
源情報を公開する契約を行っているISP内のAS網管理装
置50より、そのISP網内の使用可能な残存AS資源を収集
するための通信フローを示している。
【0036】網資源管理装置60は、タイマや内部処理に
伴う情報更新などのイベント割込み(1001)により、各
AS網管理装置50に対して、残存AS資源データが更新され
た最終更新時間を確認する(1010、1011)。各AS網管理
装置は、残存AS資源表115又は残存AS資源DB 118から残
存AS資源データの最終更新時間を読み出し(1002、100
3)、網資源管理装置60に通知する(1012、1013)。網
資源管理装置60は、受信した最終更新時間と残存AS資源
表121の最終更新時間とを比較し、更新が必要なデータ
を有するAS網管理装置50を識別する(1004)。網資源管
理装置60は、その識別したAS網管理装置50に対し、残存
AS資源データの参照要求を行う(1014、1015)。参照要
求を受信したAS網管理装置50は、網資源管理装置60の認
証と、その時点における残存AS資源表/データベースの
内容を読み出す(1005、1006)。そして、そのAS網管理
装置50は、網資源管理装置60の認証できた場合、網資源
管理装置60に、残存AS資源データを送信する(1016、10
17)。そのAS網管理装置50は、網資源管理装置60の認証
できなかった場合、残存AS資源データの参照を拒否す
る。網資源管理装置60は、そのAS網管理装置50から残存
AS資源データを受信した場合、そのデータに基づいて残
存AS資源表121を更新する(1007)。
伴う情報更新などのイベント割込み(1001)により、各
AS網管理装置50に対して、残存AS資源データが更新され
た最終更新時間を確認する(1010、1011)。各AS網管理
装置は、残存AS資源表115又は残存AS資源DB 118から残
存AS資源データの最終更新時間を読み出し(1002、100
3)、網資源管理装置60に通知する(1012、1013)。網
資源管理装置60は、受信した最終更新時間と残存AS資源
表121の最終更新時間とを比較し、更新が必要なデータ
を有するAS網管理装置50を識別する(1004)。網資源管
理装置60は、その識別したAS網管理装置50に対し、残存
AS資源データの参照要求を行う(1014、1015)。参照要
求を受信したAS網管理装置50は、網資源管理装置60の認
証と、その時点における残存AS資源表/データベースの
内容を読み出す(1005、1006)。そして、そのAS網管理
装置50は、網資源管理装置60の認証できた場合、網資源
管理装置60に、残存AS資源データを送信する(1016、10
17)。そのAS網管理装置50は、網資源管理装置60の認証
できなかった場合、残存AS資源データの参照を拒否す
る。網資源管理装置60は、そのAS網管理装置50から残存
AS資源データを受信した場合、そのデータに基づいて残
存AS資源表121を更新する(1007)。
【0037】このようなフローにより、網資源管理装置
60は、各AS網管理装置50から各ISP網で使用可能なQoS資
源情報と課金情報を入手することができる。
60は、各AS網管理装置50から各ISP網で使用可能なQoS資
源情報と課金情報を入手することができる。
【0038】次に各ISP網のAS網管理装置からみたQoS資
源情報と課金情報の処理について、図4の構成図及び図7
〜9のフローチャートを用いて説明する。
源情報と課金情報の処理について、図4の構成図及び図7
〜9のフローチャートを用いて説明する。
【0039】ここでは、ISP網A 210のAS網管理装置50を
例として説明する。
例として説明する。
【0040】まず、図7のフローについて説明する。AS
網管理装置50内のAS資源管理手段114は、その起動後(1
201)、イベントの到着を待つ(1202)。イベントが到
着するとその内容により3つの処理の何れかを実施する
(1203)。1つは定期的なタイマ割り込み(1209)によ
って生じるルータに関する情報の取得である(1204)。
ルータのQoS保証に関する資源に変更があった場合、AS
資源管理手段114は、使用可ルータ資源表111を更新す
る。ルータの構成に変更があった場合、AS資源管理手段
114は、AS内ルータ接続構成表112やEGルータ接続構成表
113を更新する(1205)。次にAS資源管理手段114は、ル
ータに関する情報の更新に伴い、残存AS資源表115や残
存AS資源DB118を更新する(1206)。
網管理装置50内のAS資源管理手段114は、その起動後(1
201)、イベントの到着を待つ(1202)。イベントが到
着するとその内容により3つの処理の何れかを実施する
(1203)。1つは定期的なタイマ割り込み(1209)によ
って生じるルータに関する情報の取得である(1204)。
ルータのQoS保証に関する資源に変更があった場合、AS
資源管理手段114は、使用可ルータ資源表111を更新す
る。ルータの構成に変更があった場合、AS資源管理手段
114は、AS内ルータ接続構成表112やEGルータ接続構成表
113を更新する(1205)。次にAS資源管理手段114は、ル
ータに関する情報の更新に伴い、残存AS資源表115や残
存AS資源DB118を更新する(1206)。
【0041】これによりAS網管理装置50は、定期的にル
ータのQoS資源情報と課金情報を管理することができ
る。
ータのQoS資源情報と課金情報を管理することができ
る。
【0042】イベントの2つめは、自身の管理するISP
網A 210の外部から到着する資源参照要求(1210)であ
る。このとき、AS資源管理手段114は、残存AS資源通知
処理(1208)を実施し、再びイベントの到着を待つ。
網A 210の外部から到着する資源参照要求(1210)であ
る。このとき、AS資源管理手段114は、残存AS資源通知
処理(1208)を実施し、再びイベントの到着を待つ。
【0043】図9のフローチャートを用いて、残存AS資
源通知処理1208を説明する。残存AS資源通知処理では、
まず、残存AS資源DB 118が参照される(1221)。次に、
AS資源要求受付手段116は、資源の利用を要求している
要求元を確認し(1222)、AS資源管理手段114に通知す
る。
源通知処理1208を説明する。残存AS資源通知処理では、
まず、残存AS資源DB 118が参照される(1221)。次に、
AS資源要求受付手段116は、資源の利用を要求している
要求元を確認し(1222)、AS資源管理手段114に通知す
る。
【0044】要求元が例えば競合相手にあたるISPや、I
SP網A 210のユーザ以外であった場合(1228)、AS資源
管理手段114は、残存AS資源DB 118の情報の一部を隠蔽
したり、変更する処理を行い(1224)、その処理を行っ
たデータを要求元に通知する(1225)。要求元が、ネッ
トワークの売買を専門に行うブローカー、ISP網A 210の
ユーザ又は協力関係にある会社や契約ユーザであった場
合(1227)、残存AS資源DB 118の情報に変更を加えない
で要求元に通知する(1223)。
SP網A 210のユーザ以外であった場合(1228)、AS資源
管理手段114は、残存AS資源DB 118の情報の一部を隠蔽
したり、変更する処理を行い(1224)、その処理を行っ
たデータを要求元に通知する(1225)。要求元が、ネッ
トワークの売買を専門に行うブローカー、ISP網A 210の
ユーザ又は協力関係にある会社や契約ユーザであった場
合(1227)、残存AS資源DB 118の情報に変更を加えない
で要求元に通知する(1223)。
【0045】これにより、ISP網A 210のAS網管理装置50
は、競合するISP網などにはQoS保証に関する残存QoS資
源情報の通知に制限をかけたり、課金に変更をかけて通
知することが可能になる。一方、協力関係にある会社や
契約ユーザに対しては、本来利用できるQoS資源情報や
課金情報を提示することができる。
は、競合するISP網などにはQoS保証に関する残存QoS資
源情報の通知に制限をかけたり、課金に変更をかけて通
知することが可能になる。一方、協力関係にある会社や
契約ユーザに対しては、本来利用できるQoS資源情報や
課金情報を提示することができる。
【0046】再び、図7の説明に戻る。イベントの3つ
めは自身の管理するISP網A 210の外部から到着する資源
設定要求である(1211)。
めは自身の管理するISP網A 210の外部から到着する資源
設定要求である(1211)。
【0047】図10は、網資源管理装置60がAS網管理装置
50にQoS資源を要求する際に、網資源管理装置60内のネ
ットワーク資源要求受付手段126と、AS網管理装置50内
のAS資源要求受付手段116との間で通信される資源設定
要求600のデータファーマットの一例である。この資源
設定要求600には、ISP網Aの資源を利用したい開始時間6
01、終了時間602、利用開始時の入側のルータアドレス6
03、利用開始時の出側のルータアドレス604、利用した
い帯域605、入側と出側のルータ間の最大遅延時間606、
入側と出側のルータ間のセキュリティレベル607、601〜
607のQoS資源を利用するときの課金情報608が含まれて
いる。
50にQoS資源を要求する際に、網資源管理装置60内のネ
ットワーク資源要求受付手段126と、AS網管理装置50内
のAS資源要求受付手段116との間で通信される資源設定
要求600のデータファーマットの一例である。この資源
設定要求600には、ISP網Aの資源を利用したい開始時間6
01、終了時間602、利用開始時の入側のルータアドレス6
03、利用開始時の出側のルータアドレス604、利用した
い帯域605、入側と出側のルータ間の最大遅延時間606、
入側と出側のルータ間のセキュリティレベル607、601〜
607のQoS資源を利用するときの課金情報608が含まれて
いる。
【0048】資源設定要求を受信したAS資源管理手段11
4は、AS資源割当て処理(1207)を実施する。AS網管理
装置50は、1つめのイベントのところで説明したルータ
に関する情報の取得とデータの更新を実施し(1204、12
05、1206)、その資源割当てによって変化したルータに
関する情報を取得する。
4は、AS資源割当て処理(1207)を実施する。AS網管理
装置50は、1つめのイベントのところで説明したルータ
に関する情報の取得とデータの更新を実施し(1204、12
05、1206)、その資源割当てによって変化したルータに
関する情報を取得する。
【0049】図8のフローチャートを用いて、AS資源割
当て処理1207を説明する。AS資源割当て処理では、残存
AS資源DB 118が参照される(1231)。次に、AS資源要求
受付手段116は、資源の利用を要求している要求元を確
認し、AS資源管理手段114に通知する(1232)。
当て処理1207を説明する。AS資源割当て処理では、残存
AS資源DB 118が参照される(1231)。次に、AS資源要求
受付手段116は、資源の利用を要求している要求元を確
認し、AS資源管理手段114に通知する(1232)。
【0050】要求元が例えば競合相手にあたるISPやISP
網A 210のユーザ以外であった場合(1242)、AS資源管
理手段114は、残存AS資源DB 118の情報の一部を隠蔽し
たり、変更する処理を行い(1234)、その変更を行った
情報を基に、割当てるルータ資源や課金計算を行う(12
35)。要求元が、ネットワークの売買を専門に行うブロ
ーカー、ISP網A 210のユーザ又は協力関係にある会社や
契約ユーザであった場合(1241)、残存AS資源DB 118の
情報をそのまま使って、割当てるルータ資源や課金計算
を行う(1233)。なお、要求元の識別は、送り元アドレ
ス603により可能である。
網A 210のユーザ以外であった場合(1242)、AS資源管
理手段114は、残存AS資源DB 118の情報の一部を隠蔽し
たり、変更する処理を行い(1234)、その変更を行った
情報を基に、割当てるルータ資源や課金計算を行う(12
35)。要求元が、ネットワークの売買を専門に行うブロ
ーカー、ISP網A 210のユーザ又は協力関係にある会社や
契約ユーザであった場合(1241)、残存AS資源DB 118の
情報をそのまま使って、割当てるルータ資源や課金計算
を行う(1233)。なお、要求元の識別は、送り元アドレ
ス603により可能である。
【0051】割当てるルータ資源が無い場合(1244)、
要求元に、残存AS資源外部管理装置通知手段110は、資
源要求設定の不許可通知を出す。
要求元に、残存AS資源外部管理装置通知手段110は、資
源要求設定の不許可通知を出す。
【0052】割当てるルータ資源があるが(1243)、課
金額が608の提示料金より高い場合(1246)、残存AS資
源外部管理装置通知手段110は、要求元に、資源要求設
定の不許可通知を出す(1238)。
金額が608の提示料金より高い場合(1246)、残存AS資
源外部管理装置通知手段110は、要求元に、資源要求設
定の不許可通知を出す(1238)。
【0053】割当てるルータ資源があるが(1243)、課
金額が提示料金608と等しい場合、又は課金額が提示料
金608より低い場合(1245)、AS資源設定手段119は、IS
P網A210内のルータに対して、QoS保証のための設定処理
を行う(1239)。残存AS資源外部管理装置通知手段110
は、要求元に、資源要求設定通知を出す(1240)。
金額が提示料金608と等しい場合、又は課金額が提示料
金608より低い場合(1245)、AS資源設定手段119は、IS
P網A210内のルータに対して、QoS保証のための設定処理
を行う(1239)。残存AS資源外部管理装置通知手段110
は、要求元に、資源要求設定通知を出す(1240)。
【0054】これによりISP網A 210のAS網管理装置50
は、競合するISP網などにはQoS保証に関する資源利用に
制限をかけたり、利用に際し課金に変更をかけることが
可能になる。一方、協力関係にある会社や契約ユーザに
対しては、210のISP網が持つQoS保証に関する資源や課
金情報をそのまま使用させることができる。
は、競合するISP網などにはQoS保証に関する資源利用に
制限をかけたり、利用に際し課金に変更をかけることが
可能になる。一方、協力関係にある会社や契約ユーザに
対しては、210のISP網が持つQoS保証に関する資源や課
金情報をそのまま使用させることができる。
【0055】また図8のAS資源割当処理の説明の中で、
割当てるルータ資源があり(1243)、課金額が提示料金
608より高かったら(1246)、残存AS資源外部管理装置
通知手段110は、要求元に、資源要求設定の不許可通知
を出すことにしている(1238)。しかし、NW資源管理手
段126は、その不許可通知を出す前に、異なる複数の経
路に関して上述の処理を繰り返したり、繰り返し残存AS
資源を収集しなおしてから再度上述の処理を行ったり、
または、繰り返しAS網管理装置に対して課金を下げるよ
うに要求した後AS資源を収集しなおして再度AS資源割当
処理を行なうことも考えられる。なお最後の例ではAS網
資源管理装置側にもQoS資源に対する複数の課金基準を
持たせることが必要になる。
割当てるルータ資源があり(1243)、課金額が提示料金
608より高かったら(1246)、残存AS資源外部管理装置
通知手段110は、要求元に、資源要求設定の不許可通知
を出すことにしている(1238)。しかし、NW資源管理手
段126は、その不許可通知を出す前に、異なる複数の経
路に関して上述の処理を繰り返したり、繰り返し残存AS
資源を収集しなおしてから再度上述の処理を行ったり、
または、繰り返しAS網管理装置に対して課金を下げるよ
うに要求した後AS資源を収集しなおして再度AS資源割当
処理を行なうことも考えられる。なお最後の例ではAS網
資源管理装置側にもQoS資源に対する複数の課金基準を
持たせることが必要になる。
【0056】本発明の実施形態によれば、網資源管理装
置60において、複数のISP網の残存QoS資源、課金情報が
管理されるので、その情報に基づいて、所望のQoS資源
を設定できる複数のISP網にまたがる経路を設定するこ
とができる。その結果、異なるISP網に接続される端末
間で、所望のQoS条件を満足する通信を行うことが可能
となる。
置60において、複数のISP網の残存QoS資源、課金情報が
管理されるので、その情報に基づいて、所望のQoS資源
を設定できる複数のISP網にまたがる経路を設定するこ
とができる。その結果、異なるISP網に接続される端末
間で、所望のQoS条件を満足する通信を行うことが可能
となる。
【0057】また、本実施例では、網資源管理装置60
は、複数のISP網のいずれにも属さない構成をとるが、I
SP各社が運営する網の中に網資源管理装置をおき、それ
らの網資源管理装置間で情報を共有するような構成にし
てもよい。各ISPは、自分のユーザに対して、他のISP網
を利用して所望のQoS条件を満足する通信経路を設定し
なければならない場合に、網資源管理装置を利用して、
当該通信経路を設定する。
は、複数のISP網のいずれにも属さない構成をとるが、I
SP各社が運営する網の中に網資源管理装置をおき、それ
らの網資源管理装置間で情報を共有するような構成にし
てもよい。各ISPは、自分のユーザに対して、他のISP網
を利用して所望のQoS条件を満足する通信経路を設定し
なければならない場合に、網資源管理装置を利用して、
当該通信経路を設定する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なるISP網に接続される端末間で通信を行う場合で
も、QoS保証を行うことができる。
異なるISP網に接続される端末間で通信を行う場合で
も、QoS保証を行うことができる。
【図1】本発明における、網資源管理装置と、それが管
理する複数のISP網とを含むネットワークの構成図であ
る。
理する複数のISP網とを含むネットワークの構成図であ
る。
【図2】本発明における残存ネットワーク資源データベ
ースのデータ構造の一実施例を示す。
ースのデータ構造の一実施例を示す。
【図3】本発明における残存AS資源データベースのデー
タ構造の一実施例を示す。
タ構造の一実施例を示す。
【図4】本発明のAS網管理装置のブロック図である。
【図5】本発明において、網資源管理装置がAS網管理装
置より使用可能な残存AS資源を収集するための通信フロ
ーを示す図である。
置より使用可能な残存AS資源を収集するための通信フロ
ーを示す図である。
【図6】本発明において、網資源管理装置とAS網管理装
置とルータとの間で通信される資源要求とその応答の通
信フローを示す図である。
置とルータとの間で通信される資源要求とその応答の通
信フローを示す図である。
【図7】本発明のAS網管理装置における、QoS資源情報
と課金情報の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
と課金情報の処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【図8】本発明ののAS網管理装置における、AS資源割当
て処理説明するためのフローチャートである。
て処理説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明のAS網管理装置における、残存AS資源通
知処理を説明するためのフローチャートである。
知処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明において、網資源管理装置が、AS網管
理装置に、QoS資源を要求する際に使用するデータの一
構成例を示す。
理装置に、QoS資源を要求する際に使用するデータの一
構成例を示す。
【図11】本発明における使用可ルータ資源表のデータ
構造の一構成例を示す。
構造の一構成例を示す。
20〜22:ルータ、50:AS網管理装置、71、7
2:ホスト計算機、111:使用可ルータ資源表、11
2:AS内ルータ接続構成表、113:EGルータ接続
構成表、116:AS資源要求受付手段、118:残存
AS資源データベース、126:ネットワーク資源要求
受付手段、210:ISP網A、500:残存ネットワ
ーク資源データベース。
2:ホスト計算機、111:使用可ルータ資源表、11
2:AS内ルータ接続構成表、113:EGルータ接続
構成表、116:AS資源要求受付手段、118:残存
AS資源データベース、126:ネットワーク資源要求
受付手段、210:ISP網A、500:残存ネットワ
ーク資源データベース。
Claims (10)
- 【請求項1】それぞれ複数の網管理装置により管理され
る複数のネットワークを介して行われるデータ通信の通
信品質を保証する方法であって、 上記複数の網管理装置の各管理装置から、それが管理す
るネットワークの余剰ネットワークリソースとそのリソ
ースを使用するための課金情報とを収集し、 その収集した余剰ネットワークリソースと課金情報とを
基に、上記複数のネットワークのうち、隣接する任意の
2つのネットワーク間で使用可能な余剰ネットワークリ
ソースと、そのリソースを使用するための課金情報に関
するデータベースを構築し、 上記複数のネットワークのいくつかのネットワークを介
して、送信先端末にデータ転送を要求する送信元端末か
ら、上記データ転送要求に対する通信品質と、課金額の
条件を受信し、 上記条件を満たす通信経路を上記データベースから検索
し、 上記条件を満たす一つの通信経路を選定し、 上記複数のネットワークのうち、上記選定された通信経
路が通る複数のネットワークを管理する各網管理装置に
対して、上記通信経路の設定することを要求する。 - 【請求項2】請求項1に記載の通信品質を保証する方法
であって、 上記条件を満たす通信経路が複数見つかった場合、課金
がやすい方の通信経路を選択する。 - 【請求項3】請求項1に記載の通信品質を保証する方法
であって、 上記選定された通信経路が通る複数のネットワークを管
理する各網管理装置に、上記選定した通信経路の設定を
要求する際に、その通信経路を使用を要求する時間帯、
要求する帯域、要求するセキュリティレベル、許容でき
る最大の通信遅延時間、又は使用料金を通知する。 - 【請求項4】請求項3に記載の通信品質を保証する方法
であって、 上記要求する時間帯を越えて上記通信経路の使用を継続
する場合は、上記選定された通信経路が通る複数のネッ
トワークを管理する各網管理装置に、継続使用要求を通
知する。 - 【請求項5】請求項3に記載の通信品質を保証する方法
であって、 上記複数のネットワークは、それぞれ複数のルータを含
んで構成されており、 ここで、上記方法は、 上記選定された通信経路が通る複数のネットワークを管
理する各網管理装置に、上記選定した通信経路の設定を
要求する際に、データが入力されるルータのアドレス
と、データを出力すべき隣接するネットワーク内のルー
タのアドレスを通知する。 - 【請求項6】請求項3に記載の通信品質を保証する方法
であって、 各管理装置に定期的にアクセスし、それが管理するネッ
トワークの余剰ネットワークリソースを収集し、上記デ
ータベースに登録されている、上記複数のネットワーク
のうちの隣接する任意の2つのネットワーク間で使用可
能な余剰ネットワークリソースと、そのリソースを使用
するための課金情報とを定期的に更新する。 - 【請求項7】ネットワークを管理する網管理装置と、上
記ネットワークに隣接するネットワークを管理する網管
理装置と、各網管理装置に接続される網資源管理装置と
を含むネットワークにおけるネットワーク資源の割当て
方法であって、 各網管理装置は、自分が管理するネットワークの余剰ネ
ットワーク資源とその資源を使用するための課金情報と
を、上記網資源管理装置に対して通知し、 隣接するネットワークにデータを転送するために、上記
網資源管理装置から上記通知した余剰ネットワーク資源
の使用を要求されたとき、上記余剰ネットワーク資源の
一部又は全部を、上記隣接するネットワークへのデータ
転送に割り当てる。 - 【請求項8】請求項7に記載の余剰ネットワーク資源を
割り当てる方法であって、 上記ネットワーク資源管理装置から、隣接するネットワ
ークにデータを転送するために、上記通知した余剰ネッ
トワーク資源の使用を要求される際に、その余剰ネット
ワーク資源の使用料の通知を受け、その余剰ネットワー
ク資源を利用する利用者が上記複数のネットワークのう
ちのどのネットワークからデータを送信するのかを解析
し、 その解析結果に応じて、その余剰ネットワークリソース
の課金額を変更し、 その変更した課金と、上記使用料とを比較し、 上記使用料が上記変更した課金額より低い場合は、その
余剰ネットワーク資源を、上記隣接するネットワークへ
のデータ転送に割り当てることを拒否する。 - 【請求項9】余剰ネットワーク資源を網管理装置から上
記網管理装置に接続される複数の情報処理装置に送信す
る方法であって、 上記複数の情報処理装置から、その余剰ネットワークリ
ソースとそのリソースを使用するための課金情報とを参
照する要求を受け付け、 その要求元を解析し、 要求元毎に、上記余剰ネットワークリソースの全部を通
知するか、又は一部を通知するかを決定する。 - 【請求項10】請求項9に記載の余剰ネットワーク資源
を送信する方法であって、 要求元毎に、課金額を変更して通知する。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000050456A JP2000312226A (ja) | 1999-02-25 | 2000-02-22 | 通信品質を保証する方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4758999 | 1999-02-25 | ||
JP11-47589 | 1999-02-25 | ||
JP2000050456A JP2000312226A (ja) | 1999-02-25 | 2000-02-22 | 通信品質を保証する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000312226A true JP2000312226A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=26387764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000050456A Pending JP2000312226A (ja) | 1999-02-25 | 2000-02-22 | 通信品質を保証する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000312226A (ja) |
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002067504A1 (fr) * | 2001-02-22 | 2002-08-29 | Asia Internet Holding Co., Ltd | Reseau de communication, systeme et procede de gestion de communication interreseaux, programme et support d'enregistrement associes |
WO2002067503A1 (fr) * | 2001-02-22 | 2002-08-29 | Asia Internet Holding Co., Ltd | Systeme et procede de gestion de la qualite de la communication, programme et support d'enregistrement |
JP2003092671A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Canon Inc | ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラム |
KR100405054B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2003-11-07 | 에스엔유 프리시젼 주식회사 | 통신 품질 정보 수집 방법과 이를 내장한 컴퓨터가 판독가능한 기록 매체와 이를 이용한 통신 품질 분석 시스템및 그 방법 |
WO2004054173A1 (ja) * | 2002-12-10 | 2004-06-24 | Fujitsu Limited | ネットワーク管理システム |
US6816907B1 (en) * | 2000-08-24 | 2004-11-09 | International Business Machines Corporation | System and method for providing differentiated services on the web |
EP1479009A2 (en) * | 2002-02-04 | 2004-11-24 | Routescience Technologies Inc. | Load optimization |
KR100473805B1 (ko) * | 2002-09-23 | 2005-03-10 | 한국전자통신연구원 | 다수 등급의 네트워크 보안 서비스를 제공하기 위한 연결설정 방법 |
KR100694299B1 (ko) * | 2005-12-08 | 2007-03-14 | 한국전자통신연구원 | 광대역 통합망에서의 서비스 품질(QoS) 제공 시스템 및방법 |
JP2007184724A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-07-19 | Fujitsu Ltd | 通信制御方法、ネットワーク及びネットワーク機器 |
JP2008199554A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-08-28 | Hitachi Ltd | ネットワークシステムおよび帯域設定サーバ |
JP2008205939A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Kddi Corp | 品質クラス割当方策決定装置およびプログラム |
JP2009070338A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理プログラム |
US7675868B2 (en) | 2000-10-17 | 2010-03-09 | Avaya Inc. | Method and apparatus for coordinating routing parameters via a back-channel communication medium |
JP2010068068A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Hitachi Ltd | 通信システム |
US7720947B2 (en) | 2001-05-18 | 2010-05-18 | Fujitsu Limited | Method and device for reserving transmission band on internet |
US7720959B2 (en) | 2000-10-17 | 2010-05-18 | Avaya Inc. | Method and apparatus for characterizing the quality of a network path |
US7769824B2 (en) | 2003-05-08 | 2010-08-03 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Communication control method, communication control apparatus, communication control program and recording medium |
US7773536B2 (en) | 2000-10-17 | 2010-08-10 | Avaya Inc. | Method and apparatus for the assessment and optimization of network traffic |
US7840704B2 (en) | 2000-10-17 | 2010-11-23 | Avaya Inc. | Method and apparatus for performance and cost optimization in an internetwork |
JP2011505613A (ja) * | 2007-11-07 | 2011-02-24 | ザ・ボーイング・カンパニー | 複数のミドルウェア環境全体のメッセージフローのサービス品質(qos)管理 |
JP2018133717A (ja) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 日本電信電話株式会社 | 連携nwサービス構築支援装置および連携nwサービス構築支援方法 |
-
2000
- 2000-02-22 JP JP2000050456A patent/JP2000312226A/ja active Pending
Cited By (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6816907B1 (en) * | 2000-08-24 | 2004-11-09 | International Business Machines Corporation | System and method for providing differentiated services on the web |
US7840704B2 (en) | 2000-10-17 | 2010-11-23 | Avaya Inc. | Method and apparatus for performance and cost optimization in an internetwork |
US7675868B2 (en) | 2000-10-17 | 2010-03-09 | Avaya Inc. | Method and apparatus for coordinating routing parameters via a back-channel communication medium |
US7773536B2 (en) | 2000-10-17 | 2010-08-10 | Avaya Inc. | Method and apparatus for the assessment and optimization of network traffic |
US7720959B2 (en) | 2000-10-17 | 2010-05-18 | Avaya Inc. | Method and apparatus for characterizing the quality of a network path |
WO2002067503A1 (fr) * | 2001-02-22 | 2002-08-29 | Asia Internet Holding Co., Ltd | Systeme et procede de gestion de la qualite de la communication, programme et support d'enregistrement |
WO2002067504A1 (fr) * | 2001-02-22 | 2002-08-29 | Asia Internet Holding Co., Ltd | Reseau de communication, systeme et procede de gestion de communication interreseaux, programme et support d'enregistrement associes |
KR100405054B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2003-11-07 | 에스엔유 프리시젼 주식회사 | 통신 품질 정보 수집 방법과 이를 내장한 컴퓨터가 판독가능한 기록 매체와 이를 이용한 통신 품질 분석 시스템및 그 방법 |
US7720947B2 (en) | 2001-05-18 | 2010-05-18 | Fujitsu Limited | Method and device for reserving transmission band on internet |
JP2003092671A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Canon Inc | ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、およびファクシミリ装置の制御プログラム |
JP4630506B2 (ja) * | 2001-09-18 | 2011-02-09 | キヤノン株式会社 | 通信装置、通信装置の制御方法、プログラム、記憶媒体 |
EP1479009A2 (en) * | 2002-02-04 | 2004-11-24 | Routescience Technologies Inc. | Load optimization |
EP1479009A4 (en) * | 2002-02-04 | 2009-02-25 | Avaya Technology Corp | LOAD OPTIMIZATION |
US8023421B2 (en) | 2002-07-25 | 2011-09-20 | Avaya Inc. | Method and apparatus for the assessment and optimization of network traffic |
KR100473805B1 (ko) * | 2002-09-23 | 2005-03-10 | 한국전자통신연구원 | 다수 등급의 네트워크 보안 서비스를 제공하기 위한 연결설정 방법 |
WO2004054173A1 (ja) * | 2002-12-10 | 2004-06-24 | Fujitsu Limited | ネットワーク管理システム |
US7769824B2 (en) | 2003-05-08 | 2010-08-03 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Communication control method, communication control apparatus, communication control program and recording medium |
KR100694299B1 (ko) * | 2005-12-08 | 2007-03-14 | 한국전자통신연구원 | 광대역 통합망에서의 서비스 품질(QoS) 제공 시스템 및방법 |
JP2007184724A (ja) * | 2006-01-05 | 2007-07-19 | Fujitsu Ltd | 通信制御方法、ネットワーク及びネットワーク機器 |
JP4680068B2 (ja) * | 2006-01-05 | 2011-05-11 | 富士通株式会社 | 通信制御方法、ネットワーク及びネットワーク機器 |
JP2008199554A (ja) * | 2007-02-16 | 2008-08-28 | Hitachi Ltd | ネットワークシステムおよび帯域設定サーバ |
JP4697893B2 (ja) * | 2007-02-21 | 2011-06-08 | Kddi株式会社 | 品質クラス割当方策決定装置およびプログラム |
JP2008205939A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Kddi Corp | 品質クラス割当方策決定装置およびプログラム |
JP4502141B2 (ja) * | 2007-09-18 | 2010-07-14 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理プログラム |
US8479277B2 (en) | 2007-09-18 | 2013-07-02 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Information processing apparatus, information processing system, and computer readable medium |
JP2009070338A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理プログラム |
JP2011505613A (ja) * | 2007-11-07 | 2011-02-24 | ザ・ボーイング・カンパニー | 複数のミドルウェア環境全体のメッセージフローのサービス品質(qos)管理 |
JP2010068068A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Hitachi Ltd | 通信システム |
JP2018133717A (ja) * | 2017-02-16 | 2018-08-23 | 日本電信電話株式会社 | 連携nwサービス構築支援装置および連携nwサービス構築支援方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000312226A (ja) | 通信品質を保証する方法 | |
EP2019513B1 (en) | Network traffic management | |
JP3977331B2 (ja) | Ip通信網における方法及び装置 | |
JP4213972B2 (ja) | ネットワークのパス構成のための方法および装置 | |
US6980515B1 (en) | Multi-service network switch with quality of access | |
US6789118B1 (en) | Multi-service network switch with policy based routing | |
US7668164B2 (en) | Methods and arrangements in a telecommunications system | |
US6850531B1 (en) | Multi-service network switch | |
US6674756B1 (en) | Multi-service network switch with multiple virtual routers | |
US9413546B2 (en) | QOS provisioning in a network having dynamic link states | |
US7116679B1 (en) | Multi-service network switch with a generic forwarding interface | |
US20120075991A1 (en) | Network system, control method thereof and controller | |
JP2006508605A (ja) | 階層化ネットワーク・アーキテクチャでの階層リソース管理の構成および方法 | |
US7283534B1 (en) | Network with virtual “Virtual Private Network” server | |
JP2004048662A (ja) | ネットワークのパス構成のためのビジネス方法および装置 | |
EP2497231A1 (en) | Method and system for implementing quality of service management in infiniband networks | |
JP2005057487A (ja) | 複数経路を選択する経路制御装置、経路選択方法およびそのプログラムと記録媒体 | |
CN1426639A (zh) | 用于在wan和lan中控制网际协议通信量的方法和设备 | |
JP2001211175A (ja) | インターネット接続を管理するためのシステム | |
US6819673B1 (en) | Method and system for establishing SNA sessions over wide area networks | |
EP1490755B1 (en) | Method for creating a map of available resources within an ip network | |
Farahmand et al. | A multi-layered approach to optical burst-switched based grids | |
JP3616621B2 (ja) | 通信品質割当システム | |
EP1185029B1 (en) | Service deployment in data networks | |
JP4014889B2 (ja) | ネットワーク管理装置 |