JP2000311546A - 押釦スイッチおよびその製造法 - Google Patents
押釦スイッチおよびその製造法Info
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- JP2000311546A JP2000311546A JP11120793A JP12079399A JP2000311546A JP 2000311546 A JP2000311546 A JP 2000311546A JP 11120793 A JP11120793 A JP 11120793A JP 12079399 A JP12079399 A JP 12079399A JP 2000311546 A JP2000311546 A JP 2000311546A
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Abstract
部のデザインをもつ押釦スイッチの提供 【解決手段】裏面に、0.3mm以上の深さを有する表
示部を凹設し、さらに該表示部の凹部の周壁面が底面に
向かって内方に傾斜し、該表示部の凹部内を着色した透
明なキートップの裏面に着色層を設け、そしてゴム状弾
性体のキーパッドと接着して押釦スイッチとした
Description
報端末、各種家電製品用リモコン、カードリモコンおよ
び各種キーボードなどに使用される、美観に優れて高級
感のある樹脂からなるキートップとゴム状弾性体からな
るキーパッドが接着された押釦スイッチに関するもので
ある。
信機器用の押釦スイッチとして、表示部を有する樹脂キ
ートップと弾性キーパッドから構成されている押釦スイ
ッチが多く用いられている。なかでも、裏面に表示部を
有する透明な樹脂からなるキートップと透光性のゴム状
弾性体からなるキーパッドが透光性接着剤により接着さ
れた照光式押釦スイッチが好まれている。
光性硬質樹脂で形成したキートップの裏面に文字部のみ
照光する表示部を印刷し、透光性シリコーンゴムと透光
性接着剤により接着した照光式キーが記載されている。
近年、キートップに設けられた表示部のデザインが多様
化し、照光機能だけではなくメタリック調や反射機能を
もつ金属調のデザインが要望されたり、文字が立体的に
見えるデザインが要望されたりしている。
樹脂の裏面への表示部の形成方法は、印刷や薄膜転写に
より表示部を形成していたため、表示部がメタリック調
や反射機能をもつ金属調のデザインは具現化できても、
表示部が立体的に見えるデザインは実現できなかった。
決するために、キートップの裏面に所望の凹部を形成し
表示部とすることで、安価であり容易な製造法で立体的
に見える表示部のデザインをもつ押釦スイッチを提供す
るものである。
とゴム状弾性体からなるキーパッドが接着された押釦ス
イッチにおいて、キートップの裏面に、0.3mm以上
の深さを有する表示部を凹設し、さらに該表示部の凹部
の周壁面が底面に向かって内方に傾斜し、該表示部の凹
部内を着色した押釦スイッチである。さらに表示部の凹
部の底面のコーナーを曲面状にした押釦スイッチであ
る。
た押釦スイッチである。さらに、裏面に0.3mm以上
の深さの表示部を凹設した透明な樹脂からなるキートッ
プを成形し、その表示部内を着色した後、ゴム状弾性体
からなるキーパッドと接着した押釦スイッチの製造法で
ある。
表面側へ0.3mm以上の深さを有することが好まし
い。凹部の深さが0.3mm未満では、色調によっては
表示部を立体的に視認することができない場合がある。
さらに好ましい深さは、0.5mm以上である。
面より表面側へ0.3mm以上の深さの凹部であり、さ
らに該凹部の周壁面が底面に向かって内方に傾斜する形
状である。例えば、凹部の縦断面形状は、半円形、三角
形、台形、多角形等が挙げられる。また、凹部内のコー
ナーを曲面状にしてもかまわない。
を用いて説明する。本発明は、図1に示すように、透明
な樹脂からなるキートップ1とゴム状弾性体からなるキ
ーパッド2が、接着剤3により接着された押釦スイッチ
であって、キートップ1の裏面に、裏面4より表面側へ
0.3mm以上の深さの凹部5が形成され、且つ該凹部
が、底面(図において上方)に向かい狭くなるように、
すなわち、凹部の周壁面6が凹部の開口部7から底面8
に向かって内方に接近するように傾斜した形状をなし、
さらにその凹部内を着色してある(着色部9)。さらに
また、このキートップ1の裏面に着色層10を設けた。
本発明の着色部は、凹部内の底面及び周壁面に設けられ
ており、着色部がキートップの裏面より窪んでいても突
出していても同一平面を構成していてもかまわない。図
2に本発明の異なる実施例のキートップの縦断面を示し
た。
0.3mm以上の深さの凹部を形成した透明な樹脂から
なるキートップを成形し、その凹部内を、塗布、埋設、
蒸着等によって着色して表示部とし、必要に応じて裏面
に着色層を印刷等の塗布により形成し、ゴム状弾性体か
らなるキーパッドと接着した製造法である。本発明のキ
ートップの裏面の表示部の凹部の成形方法は、キートッ
プの成形金型を所望の形状に突加工しておくことで容易
に成形できる。
化物、熱可塑性物、無機物等の素材の中から、表示部の
デザインに合せ適宜に選択することができる。本発明の
着色部の形成方法は、有機溶剤を適宜量添加した着色さ
れた液状の有機高分子を凹部内に印刷、注入、滴下等で
塗布し硬化させる方法、着色された熱可塑性物との二色
成形による方法、無機物を真空中で蒸着、スパッタリン
グ等で薄膜として付着させる方法等が挙げられ、表示部
のデザインや製造コストなどにより適宜に選択すること
ができる。
0.5mmの断面三角形の凹部を形成したキートップを
成形した。凹部内に真空蒸着によりアルミニウム薄膜を
着色部9として形成し、さらに、キートップ裏面にスク
リーン印刷で着色層10を設けた。このキートップをエ
ポキシ系接着剤によりシリコーンゴムキーパッドと接着
して図4に示すような押釦スイッチを得た。この押釦ス
イッチは、表示部が金属調でかつ立体的に見えた。
1.0mmの断面半円形の凹部を形成したキートップを
成形した。凹部内に青色に着色した液状の紫外線硬化樹
脂を裏面まで注入し紫外線により硬化させ着色部9とし
て形成し、さらに、キートップ裏面にスクリーン印刷で
着色層10を設けた。このキートップをシリコーン系接
着剤によりシリコーンゴムキーパッドと接着して図5に
示すような押釦スイッチを得た。この押釦スイッチは、
表示部が青色でかつ立体的に見えた。
リーン印刷にて厚さ0.1mmの印刷表示部11を形成
し、該天面に紫外線硬化樹脂を塗布し硬化させてキート
ップを形成し、図6に示すような押釦スイッチを得た。
この押釦スイッチの表示部は立体的に見えなかった。
1.0mmの断面長方形の凹部12を形成したキートッ
プを成形した。凹部内に黒色に着色したインクを注入し
熱により硬化させ着色部を形成し、さらに、キートップ
裏面にスクリーン印刷で着色層を設けた。このキートッ
プをシリコーン系接着剤によりシリコーンゴムキーパッ
ドと接着して図7に示すような押釦スイッチを得た。こ
の押釦スイッチは、表示部にエアー13が残り見栄えの
悪いものであった。
のの凹部を形成し、該凹部を着色して表示部とすること
で、安価であり容易な製造法で立体的に見える表示部の
デザインをもつ押釦スイッチとすることができる。
方に接近する傾斜面形状としてであるため、凹部内の着
色部の形成の際、必要に応じて有機溶剤を適宜量添加し
た液状の有機高分子を印刷、注入、滴下等で塗布して
も、凹部内にエアーが残ることがなく硬化させることが
可能であり、また、無機物の薄膜を蒸着法等を用いて凹
部内の周壁面や底面に均一に付着させることが可能であ
り、高品位な立体的表示部となる。
る設けたことで、操作時にキートップとキーパッドとの
接着層が見えなくなる。
Claims (5)
- 【請求項1】透明のキートップとゴム状弾性体のキーパ
ッドとからなる押釦スイッチにおいて、キートップの裏
面に0.3mm以上の深さを有する表示部を凹設し、さ
らに該表示部の凹部内が着色されていることを特徴とす
る押釦スイッチ。 - 【請求項2】表示部の凹部の周壁面が、底面に向かって
内方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の
押釦スイッチ。 - 【請求項3】表示部の凹部の底面のコーナーが曲面状に
なっていることを特徴とする請求項1あるいは2に記載
の押釦スイッチ。 - 【請求項4】キートップの裏面に着色層を設けたことを
特徴とする請求項1、2あるいは3に記載の押釦スイッ
チ。 - 【請求項5】裏面に0.3mm以上の深さの表示部を凹
設した透明な樹脂からなるキートップを成形し、その表
示部内を着色した後、ゴム状弾性体からなるキーパッド
と接着したことを特徴とする押釦スイッチの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11120793A JP2000311546A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 押釦スイッチおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11120793A JP2000311546A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 押釦スイッチおよびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000311546A true JP2000311546A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=14795146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11120793A Pending JP2000311546A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 押釦スイッチおよびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000311546A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002216572A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-08-02 | Polymatech Co Ltd | 樹脂キートップ及びカバー部材 |
JP2007207611A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Idec Corp | 操作スイッチ |
JP2013257990A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Fujitsu Ltd | 電子機器、及びキーモジュールの製造方法 |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP11120793A patent/JP2000311546A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002216572A (ja) * | 2001-01-22 | 2002-08-02 | Polymatech Co Ltd | 樹脂キートップ及びカバー部材 |
JP2007207611A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Idec Corp | 操作スイッチ |
JP2013257990A (ja) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Fujitsu Ltd | 電子機器、及びキーモジュールの製造方法 |
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
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