JP2000307512A - 移動無線通信システムの閉ループ送信電力制御装置 - Google Patents
移動無線通信システムの閉ループ送信電力制御装置Info
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- JP2000307512A JP2000307512A JP11111011A JP11101199A JP2000307512A JP 2000307512 A JP2000307512 A JP 2000307512A JP 11111011 A JP11111011 A JP 11111011A JP 11101199 A JP11101199 A JP 11101199A JP 2000307512 A JP2000307512 A JP 2000307512A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、特に単発的に発生する送信電力制
御情報のエラーの影響を受け難く、所定の期間内で見て
正確な送信電力制御を可能とし得る移動無線通信システ
ムの閉ループ送信電力制御装置を提供することを目的と
している。 【解決手段】基地局と移動局との相互間で無線通信を行
なう移動無線通信システムであって、基地局で、受信し
た信号から移動局の送信電力を制御する送信電力制御情
報を生成して送信し、移動局で、受信した送信電力制御
情報に基づいて送信電力の制御を行なう閉ループ送信電
力制御装置において、移動局で、受信した送信電力制御
情報をデジタルフィルタ22に通して送信電力の制御に
供させるようにしている。
御情報のエラーの影響を受け難く、所定の期間内で見て
正確な送信電力制御を可能とし得る移動無線通信システ
ムの閉ループ送信電力制御装置を提供することを目的と
している。 【解決手段】基地局と移動局との相互間で無線通信を行
なう移動無線通信システムであって、基地局で、受信し
た信号から移動局の送信電力を制御する送信電力制御情
報を生成して送信し、移動局で、受信した送信電力制御
情報に基づいて送信電力の制御を行なう閉ループ送信電
力制御装置において、移動局で、受信した送信電力制御
情報をデジタルフィルタ22に通して送信電力の制御に
供させるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基地局と複数の
移動局との間で無線通信を行なう移動無線通信システム
に係り、特にその移動局の送信電力を制御する閉ループ
送信電力制御装置の改良に関する。
移動局との間で無線通信を行なう移動無線通信システム
に係り、特にその移動局の送信電力を制御する閉ループ
送信電力制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばCDMA(Code D
ivision Multiple Access)方式等に代表される移動無
線通信システムにおいては、移動局の送信電力が小さす
ぎると、通信回線の切断を招き、逆に、移動局の送信電
力が大きすぎると、それが他の移動局の通信路にとって
干渉波となり、システム全体の容量が低下するという不
都合が生じる。
ivision Multiple Access)方式等に代表される移動無
線通信システムにおいては、移動局の送信電力が小さす
ぎると、通信回線の切断を招き、逆に、移動局の送信電
力が大きすぎると、それが他の移動局の通信路にとって
干渉波となり、システム全体の容量が低下するという不
都合が生じる。
【0003】このため、この種の移動無線通信システム
では、従来より、基地局で、各移動局から送信された信
号を受信した際に、その受信レベルを個別に測定して各
移動局の送信電力を上げるか下げるかをそれぞれ判断
し、その判断結果に基づいて生成した送信電力制御情報
を各移動局に送信することにより、その送信電力を制御
するようにした、閉ループ送信電力制御を行なうように
している。
では、従来より、基地局で、各移動局から送信された信
号を受信した際に、その受信レベルを個別に測定して各
移動局の送信電力を上げるか下げるかをそれぞれ判断
し、その判断結果に基づいて生成した送信電力制御情報
を各移動局に送信することにより、その送信電力を制御
するようにした、閉ループ送信電力制御を行なうように
している。
【0004】図8は、このような従来の閉ループ送信電
力制御装置を示している。まず、移動局側において、送
信データは、デジタル変調回路11に供給されて変調処
理された後、可変利得増幅回路である送信増幅回路12
で所定の送信電力に増幅されて送信される。
力制御装置を示している。まず、移動局側において、送
信データは、デジタル変調回路11に供給されて変調処
理された後、可変利得増幅回路である送信増幅回路12
で所定の送信電力に増幅されて送信される。
【0005】一方、基地局側では、移動局から送信され
た信号を受信し、デジタル復調回路13で復調処理する
ことにより受信データを得ている。また、このデジタル
復調回路13から出力された受信データは、Eb/Io測
定回路14に供給されてその信号レベルを測定される。
た信号を受信し、デジタル復調回路13で復調処理する
ことにより受信データを得ている。また、このデジタル
復調回路13から出力された受信データは、Eb/Io測
定回路14に供給されてその信号レベルを測定される。
【0006】このEb/Io測定回路14の測定結果は、
電力制御データ生成回路15に供給されて移動局の送信
電力を上げるか下げるかが判断される。この電力制御デ
ータ生成回路15は、その判断結果に基づいた送信電力
制御情報を生成する。この送信電力制御情報は、1ビッ
ト情報であり、“1”で移動局の送信電力の1dB上
昇、“0”で移動局の送信電力の1dB低下を指示して
いる。
電力制御データ生成回路15に供給されて移動局の送信
電力を上げるか下げるかが判断される。この電力制御デ
ータ生成回路15は、その判断結果に基づいた送信電力
制御情報を生成する。この送信電力制御情報は、1ビッ
ト情報であり、“1”で移動局の送信電力の1dB上
昇、“0”で移動局の送信電力の1dB低下を指示して
いる。
【0007】この電力制御データ生成回路15から出力
された送信電力制御情報は、加算回路16により、下り
リンクで伝送されている送信データ列に一定間隔で挿入
された後、デジタル変調回路17で変調処理されて送信
される。なお、送信データには、移動局側でエラー訂正
処理が行なえるようにエラー訂正符号が付されている
が、送信電力制御情報は、移動局側でリアルタイムの送
信電力制御を行なうために、エラー訂正処理を行なわな
いようになっている。
された送信電力制御情報は、加算回路16により、下り
リンクで伝送されている送信データ列に一定間隔で挿入
された後、デジタル変調回路17で変調処理されて送信
される。なお、送信データには、移動局側でエラー訂正
処理が行なえるようにエラー訂正符号が付されている
が、送信電力制御情報は、移動局側でリアルタイムの送
信電力制御を行なうために、エラー訂正処理を行なわな
いようになっている。
【0008】そして、移動局側では、基地局から送信さ
れた信号を受信し、デジタル復調回路18で復調処理す
ることにより受信データを得ている。また、このデジタ
ル復調回路18から出力された受信データは、電力制御
ビット抽出回路19に供給されてその送信電力制御情報
が抽出される。この電力制御ビット抽出回路19は、送
信電力制御情報の存在するビット位置やビット同士の間
隔を示す情報が予め設定されているので、受信データの
フレーム同期をとることにより送信電力制御情報を抽出
することができる。
れた信号を受信し、デジタル復調回路18で復調処理す
ることにより受信データを得ている。また、このデジタ
ル復調回路18から出力された受信データは、電力制御
ビット抽出回路19に供給されてその送信電力制御情報
が抽出される。この電力制御ビット抽出回路19は、送
信電力制御情報の存在するビット位置やビット同士の間
隔を示す情報が予め設定されているので、受信データの
フレーム同期をとることにより送信電力制御情報を抽出
することができる。
【0009】この電力制御ビット抽出回路19から出力
された送信電力制御情報は、しきい値判定回路20に供
給される。このしきい値判定回路20は、Eb/Io測定
回路21で測定される、上記デジタル復調回路18から
出力された受信データの信号レベルに基づいて、通信路
の状態が良好であるか否かを判別し、良好であると判別
した場合にのみ、送信電力制御情報を前記送信増幅回路
11に与えてその利得を制御するようにしている。
された送信電力制御情報は、しきい値判定回路20に供
給される。このしきい値判定回路20は、Eb/Io測定
回路21で測定される、上記デジタル復調回路18から
出力された受信データの信号レベルに基づいて、通信路
の状態が良好であるか否かを判別し、良好であると判別
した場合にのみ、送信電力制御情報を前記送信増幅回路
11に与えてその利得を制御するようにしている。
【0010】すなわち、通信路の状態が良好な場合に
は、送信電力制御情報にビットエラーが発生する確率が
低いため、受信した送信電力制御情報をそのまま信用し
て送信電力の制御に使用しても問題ない(制御のO
N)。ところが、上述したように送信電力制御情報には
エラー訂正処理が行なわれないので、通信路の状態が良
好でない場合には、受信した送信電力制御情報にビット
エラーが発生している可能性が非常に高いため、その送
信電力制御情報を送信増幅回路11に供給しないように
し(制御のOFF)、誤った送信電力制御が行なわれな
いようにしている。
は、送信電力制御情報にビットエラーが発生する確率が
低いため、受信した送信電力制御情報をそのまま信用し
て送信電力の制御に使用しても問題ない(制御のO
N)。ところが、上述したように送信電力制御情報には
エラー訂正処理が行なわれないので、通信路の状態が良
好でない場合には、受信した送信電力制御情報にビット
エラーが発生している可能性が非常に高いため、その送
信電力制御情報を送信増幅回路11に供給しないように
し(制御のOFF)、誤った送信電力制御が行なわれな
いようにしている。
【0011】なお、しきい値判定回路20が通信路の良
否の判定のために使用する受信信号レベルは、移動局が
受信した信号列(シンボル列)の中で、複数のシンボル
区間の平均Eb/Ioである。
否の判定のために使用する受信信号レベルは、移動局が
受信した信号列(シンボル列)の中で、複数のシンボル
区間の平均Eb/Ioである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した閉ループ送信
電力制御装置は、通常、レイリーフェージング等の電力
の急激な変動に対応するために使用される。前述したよ
うに、通信路の状態が良好な場合には、移動局が受信し
た送信電力制御情報にはビットエラーはほとんどないの
で、その送信電力制御情報をそのまま使用することによ
って、正しく送信電力の制御が行なわれる。また、通信
路の状態が悪い場合には、移動局が受信した送信電力制
御情報にビットエラーが多くなるため、その送信電力制
御情報に基づいた送信電力制御を行なわず、送信電力は
現状を維持する。
電力制御装置は、通常、レイリーフェージング等の電力
の急激な変動に対応するために使用される。前述したよ
うに、通信路の状態が良好な場合には、移動局が受信し
た送信電力制御情報にはビットエラーはほとんどないの
で、その送信電力制御情報をそのまま使用することによ
って、正しく送信電力の制御が行なわれる。また、通信
路の状態が悪い場合には、移動局が受信した送信電力制
御情報にビットエラーが多くなるため、その送信電力制
御情報に基づいた送信電力制御を行なわず、送信電力は
現状を維持する。
【0013】しかしながら、このような従来の閉ループ
送信電力制御装置では、通信路の状態が悪いために送信
電力の制御を行なっていない状態で、フェージング等に
よる受信信号レベルの変動が起こった場合には、移動局
はそのレベル変動に追従することができず、通信回線の
切断や移動無線通信システム全体の容量低下を招くとい
う問題が生じている。また、通信路の良否の判定のため
に受信信号レベルの平均Eb/Ioを用いており、受信さ
れた送信電力制御情報自体のEb/Ioを見ていないの
で、その情報の信頼性に問題が生じる。
送信電力制御装置では、通信路の状態が悪いために送信
電力の制御を行なっていない状態で、フェージング等に
よる受信信号レベルの変動が起こった場合には、移動局
はそのレベル変動に追従することができず、通信回線の
切断や移動無線通信システム全体の容量低下を招くとい
う問題が生じている。また、通信路の良否の判定のため
に受信信号レベルの平均Eb/Ioを用いており、受信さ
れた送信電力制御情報自体のEb/Ioを見ていないの
で、その情報の信頼性に問題が生じる。
【0014】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、特に単発的に発生する送信電力制御情報
のエラーの影響を受け難く、所定の期間内で見て正確な
送信電力制御を可能とし得る極めて良好な移動無線通信
システムの閉ループ送信電力制御装置を提供することを
目的とする。
されたもので、特に単発的に発生する送信電力制御情報
のエラーの影響を受け難く、所定の期間内で見て正確な
送信電力制御を可能とし得る極めて良好な移動無線通信
システムの閉ループ送信電力制御装置を提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る移動無線
通信システムの閉ループ送信電力制御装置は、基地局と
移動局との相互間で無線通信を行なう移動無線通信シス
テムであって、基地局で、受信した信号から移動局の送
信電力を制御する送信電力制御情報を生成して送信し、
移動局で、受信した送信電力制御情報に基づいて送信電
力の制御を行なう閉ループ送信電力制御装置を対象とし
ている。
通信システムの閉ループ送信電力制御装置は、基地局と
移動局との相互間で無線通信を行なう移動無線通信シス
テムであって、基地局で、受信した信号から移動局の送
信電力を制御する送信電力制御情報を生成して送信し、
移動局で、受信した送信電力制御情報に基づいて送信電
力の制御を行なう閉ループ送信電力制御装置を対象とし
ている。
【0016】そして、移動局で、受信した送信電力制御
情報をデジタルフィルタに通して送信電力の制御に供さ
せるようにしたものである。この場合、デジタルフィル
タの乗算係数を、受信信号の品質に応じて変更すること
により、そのフィルタ特性を可変するようにしても良
い。
情報をデジタルフィルタに通して送信電力の制御に供さ
せるようにしたものである。この場合、デジタルフィル
タの乗算係数を、受信信号の品質に応じて変更すること
により、そのフィルタ特性を可変するようにしても良
い。
【0017】また、この発明に係る移動無線通信システ
ムの閉ループ送信電力制御装置は、上記の対象におい
て、移動局で、受信した送信電力制御情報と、該送信電
力制御情報をデジタルフィルタに通した情報とを、受信
信号の品質に応じて選択的に送信電力の制御に供させる
ようにしたものである。
ムの閉ループ送信電力制御装置は、上記の対象におい
て、移動局で、受信した送信電力制御情報と、該送信電
力制御情報をデジタルフィルタに通した情報とを、受信
信号の品質に応じて選択的に送信電力の制御に供させる
ようにしたものである。
【0018】さらに、この発明に係る移動無線通信シス
テムの閉ループ送信電力制御装置は、上記の対象におい
て、移動局で、受信した送信電力制御情報に、受信信号
の品質に応じた係数を乗算して送信電力の制御に供させ
ることにより、送信電力の制御幅を変化させるようにし
たものである。
テムの閉ループ送信電力制御装置は、上記の対象におい
て、移動局で、受信した送信電力制御情報に、受信信号
の品質に応じた係数を乗算して送信電力の制御に供させ
ることにより、送信電力の制御幅を変化させるようにし
たものである。
【0019】上記のような構成によれば、いずれも、送
信電力の変化を緩和しそのレベル変動を小さくするよう
にしているので、特に単発的に発生する送信電力制御情
報のエラーの影響を受け難く、所定の期間内で見て正確
な送信電力制御を行なうことができるようになる。
信電力の変化を緩和しそのレベル変動を小さくするよう
にしているので、特に単発的に発生する送信電力制御情
報のエラーの影響を受け難く、所定の期間内で見て正確
な送信電力制御を行なうことができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。図1におい
て、図8と同一部分には同一符号を付して示している。
すなわち、移動局側において、しきい値判定回路20及
びEb/Io測定回路21による通信路の良否判別を行な
わず、電力制御ビット抽出回路19から出力された送信
電力制御情報を、デジタルフィルタ22を通して送信増
幅回路12の利得制御に供させるようにしたことが、従
来と異なる部分である。
態について図面を参照して詳細に説明する。図1におい
て、図8と同一部分には同一符号を付して示している。
すなわち、移動局側において、しきい値判定回路20及
びEb/Io測定回路21による通信路の良否判別を行な
わず、電力制御ビット抽出回路19から出力された送信
電力制御情報を、デジタルフィルタ22を通して送信増
幅回路12の利得制御に供させるようにしたことが、従
来と異なる部分である。
【0021】このデジタルフィルタ22としては、例え
ばFIR(Finite Impulse Response)フィルタやII
R(Infinite Impulse Response)フィルタ等が適用さ
れる。図2は、FIRフィルタの一例を示している。こ
の例では、2つのシフトレジスタ22a,22bを用い
た3段構成のフィルタを示している。
ばFIR(Finite Impulse Response)フィルタやII
R(Infinite Impulse Response)フィルタ等が適用さ
れる。図2は、FIRフィルタの一例を示している。こ
の例では、2つのシフトレジスタ22a,22bを用い
た3段構成のフィルタを示している。
【0022】すなわち、入力された送信電力制御情報X
inは、直列接続された2つのシフトレジスタ22a,2
2bにより順次遅延される。そして、遅延前の送信電力
制御情報X0及びシフトレジスタ2a,22bから出力
される送信電力制御情報X1,X2に、乗算回路22c,
22d,22eにより所定の係数a0,a1,a2がそれ
ぞれ乗算され、その乗算結果が加算回路22fで加算さ
れて出力Youtとなるものである。
inは、直列接続された2つのシフトレジスタ22a,2
2bにより順次遅延される。そして、遅延前の送信電力
制御情報X0及びシフトレジスタ2a,22bから出力
される送信電力制御情報X1,X2に、乗算回路22c,
22d,22eにより所定の係数a0,a1,a2がそれ
ぞれ乗算され、その乗算結果が加算回路22fで加算さ
れて出力Youtとなるものである。
【0023】ここで、図3は、電力制御ビット抽出回路
19で抽出された送信電力制御情報が、例えば“1,
0,1,0,1,1,1,1,0,……”と変化した場
合に、その送信電力制御情報で直接送信増幅回路12の
利得制御を行なったときの送信電力の変化と、その送信
電力制御情報をデジタルフィルタ22としてのFIRフ
ィルタに通して送信増幅回路12の利得制御を行なった
ときの送信電力の変化とを、比較して示している。
19で抽出された送信電力制御情報が、例えば“1,
0,1,0,1,1,1,1,0,……”と変化した場
合に、その送信電力制御情報で直接送信増幅回路12の
利得制御を行なったときの送信電力の変化と、その送信
電力制御情報をデジタルフィルタ22としてのFIRフ
ィルタに通して送信増幅回路12の利得制御を行なった
ときの送信電力の変化とを、比較して示している。
【0024】なお、送信電力制御情報を直接送信増幅回
路12の利得制御に使用した場合には、前述したように
“1”で送信電力を1dB上昇し、“0”で送信電力を
1dB低下させるように制御される。また、FIRフィ
ルタの係数a0,a1,a2は、それぞれ1/2,1/
4,1/4としており、送信増幅回路12は線形の出力
特性を持っているものとする。
路12の利得制御に使用した場合には、前述したように
“1”で送信電力を1dB上昇し、“0”で送信電力を
1dB低下させるように制御される。また、FIRフィ
ルタの係数a0,a1,a2は、それぞれ1/2,1/
4,1/4としており、送信増幅回路12は線形の出力
特性を持っているものとする。
【0025】図3から明らかなように、FIRフィルタ
を用いた方が、FIRフィルタを用いない場合に比し
て、送信電力の変化が全体的に緩和されていることがわ
かる。例えば、時刻t0〜t5に示す区間1において、F
IRフィルタを用いない制御では、送信電力の1dBづ
つの上昇と下降とを繰り返している。これは、送信電力
のレベルを維持するという制御ができないためである。
を用いた方が、FIRフィルタを用いない場合に比し
て、送信電力の変化が全体的に緩和されていることがわ
かる。例えば、時刻t0〜t5に示す区間1において、F
IRフィルタを用いない制御では、送信電力の1dBづ
つの上昇と下降とを繰り返している。これは、送信電力
のレベルを維持するという制御ができないためである。
【0026】一方、送信電力制御情報をFIRフィルタ
に通して送信増幅回路12の利得制御を行なった場合に
は、送信電力の変化が緩和された状態となり、そのレベ
ル変動が小さくなっている。このような送信電力の制御
状態においては、例えば区間2の時刻t7で得られた送
信電力制御情報がエラーしていた場合、つまり、本来
“0”であるものがエラーにより“1”と判定された場
合、FIRフィルタ無しでは正しい送信電力との誤差が
2dBとなるところ、その誤差を約1.2dB程度に抑え
ることができる。
に通して送信増幅回路12の利得制御を行なった場合に
は、送信電力の変化が緩和された状態となり、そのレベ
ル変動が小さくなっている。このような送信電力の制御
状態においては、例えば区間2の時刻t7で得られた送
信電力制御情報がエラーしていた場合、つまり、本来
“0”であるものがエラーにより“1”と判定された場
合、FIRフィルタ無しでは正しい送信電力との誤差が
2dBとなるところ、その誤差を約1.2dB程度に抑え
ることができる。
【0027】上記した第1の実施の形態によれば、移動
局側で受信信号から送信電力制御情報を抽出し、その送
信電力制御情報をデジタルフィルタ22を通して送信増
幅回路12の利得制御に供させることにより、送信電力
の変化を緩和しそのレベル変動を小さくするようにした
ので、特に単発的に発生する送信電力制御情報のエラー
の影響を受け難く、所定の期間内で見て正確な送信電力
制御を行なうことができるようになる。
局側で受信信号から送信電力制御情報を抽出し、その送
信電力制御情報をデジタルフィルタ22を通して送信増
幅回路12の利得制御に供させることにより、送信電力
の変化を緩和しそのレベル変動を小さくするようにした
ので、特に単発的に発生する送信電力制御情報のエラー
の影響を受け難く、所定の期間内で見て正確な送信電力
制御を行なうことができるようになる。
【0028】次に、図4は、この発明の第2の実施の形
態を示している。図4において、図1と同一部分には同
一符号を付して説明すると、電力制御ビット抽出回路1
9から出力された送信電力制御情報と、この送信電力制
御情報をデジタルフィルタ22に通した信号とを、スイ
ッチ23によって選択的に送信増幅回路12の利得制御
に供させるようにしている。
態を示している。図4において、図1と同一部分には同
一符号を付して説明すると、電力制御ビット抽出回路1
9から出力された送信電力制御情報と、この送信電力制
御情報をデジタルフィルタ22に通した信号とを、スイ
ッチ23によって選択的に送信増幅回路12の利得制御
に供させるようにしている。
【0029】この場合、スイッチ23は、受信品質測定
回路24の出力に基づいて切り替え制御される。この受
信品質測定回路24は、デジタル復調回路18から出力
される受信データの品質を測定し、その測定結果を所定
のしきい値と比較することにより、受信信号の品質の良
否を判定している。
回路24の出力に基づいて切り替え制御される。この受
信品質測定回路24は、デジタル復調回路18から出力
される受信データの品質を測定し、その測定結果を所定
のしきい値と比較することにより、受信信号の品質の良
否を判定している。
【0030】そして、スイッチ23は、受信信号の品質
が良好であると判定された場合には、電力制御ビット抽
出回路19から出力された送信電力制御情報をそのまま
送信増幅回路12に導くように切り替えられ、受信信号
の品質がビットエラーが発生するほどに劣化していると
判定された場合には、デジタルフィルタ22の出力を送
信増幅回路12に導くように切り替えられる。
が良好であると判定された場合には、電力制御ビット抽
出回路19から出力された送信電力制御情報をそのまま
送信増幅回路12に導くように切り替えられ、受信信号
の品質がビットエラーが発生するほどに劣化していると
判定された場合には、デジタルフィルタ22の出力を送
信増幅回路12に導くように切り替えられる。
【0031】この第2の実施の形態によれば、受信信号
の品質が良好で送信電力制御情報の信頼性が高い状態で
は、その送信電力制御情報をそのまま送信電力の制御に
利用することにより、受信状態に応じた迅速な送信電力
制御を行なうことができる。また、受信信号の品質が低
下し送信電力制御情報の信頼性が低い状態では、その送
信電力制御情報をデジタルフィルタ22に通した信号で
送信電力の制御を行なうことにより、送信電力制御情報
のビットエラーに影響され難い送信電力制御を行なうこ
とができる。
の品質が良好で送信電力制御情報の信頼性が高い状態で
は、その送信電力制御情報をそのまま送信電力の制御に
利用することにより、受信状態に応じた迅速な送信電力
制御を行なうことができる。また、受信信号の品質が低
下し送信電力制御情報の信頼性が低い状態では、その送
信電力制御情報をデジタルフィルタ22に通した信号で
送信電力の制御を行なうことにより、送信電力制御情報
のビットエラーに影響され難い送信電力制御を行なうこ
とができる。
【0032】次に、図5(a)は、この発明の第3の実
施の形態を示している。これは、電力制御ビット抽出回
路19から出力された送信電力制御情報による送信電力
の制御幅は、前述したように1dBであるが、この制御
幅を受信品質に応じて可変しようとするものである。
施の形態を示している。これは、電力制御ビット抽出回
路19から出力された送信電力制御情報による送信電力
の制御幅は、前述したように1dBであるが、この制御
幅を受信品質に応じて可変しようとするものである。
【0033】すなわち、電力制御ビット抽出回路19か
ら出力された送信電力制御情報は、制御幅可変装置25
に供給される。この制御幅可変装置25は、乗算回路2
5aにより、送信電力制御情報と、受信品質測定回路2
4で判定された受信品質に対応する係数bとを乗算し、
その乗算結果を送信増幅回路12の利得制御に供させる
ことによって、送信電力の制御幅を変えるようにしてい
る。
ら出力された送信電力制御情報は、制御幅可変装置25
に供給される。この制御幅可変装置25は、乗算回路2
5aにより、送信電力制御情報と、受信品質測定回路2
4で判定された受信品質に対応する係数bとを乗算し、
その乗算結果を送信増幅回路12の利得制御に供させる
ことによって、送信電力の制御幅を変えるようにしてい
る。
【0034】受信品質測定回路24では、デジタル復調
回路18から出力される受信データの品質を測定し、そ
の測定結果を所定の2つのしきい値Thstep1,Thstep2
と比較することによって、図5(b)に示すように、受
信信号の品質を、ビットの信頼性が高いThstep1以上
の状態と、ビットエラーが多いThstep2以下の状態と、
その間であるThstep1〜Thstep2の状態とに分けてい
る。
回路18から出力される受信データの品質を測定し、そ
の測定結果を所定の2つのしきい値Thstep1,Thstep2
と比較することによって、図5(b)に示すように、受
信信号の品質を、ビットの信頼性が高いThstep1以上
の状態と、ビットエラーが多いThstep2以下の状態と、
その間であるThstep1〜Thstep2の状態とに分けてい
る。
【0035】そして、制御幅可変装置25では、受信信
号品質が低下するほど、つまり、品質の各状態Thstep1
以上,Thstep1〜Thstep2,Thstep2以下に対して、そ
れぞれ係数bの値を1.0,0.8,0.5と小さく変
更することにより、送信電力の制御幅を変えるようにし
ている。この係数bによれば、受信信号品質が良好で信
頼性が高い場合には、送信電力の制御幅は1dBとな
り、受信信号品質が劣化するにつれて、送信電力の制御
幅が0.8dB,0.5dBと変化することになる。
号品質が低下するほど、つまり、品質の各状態Thstep1
以上,Thstep1〜Thstep2,Thstep2以下に対して、そ
れぞれ係数bの値を1.0,0.8,0.5と小さく変
更することにより、送信電力の制御幅を変えるようにし
ている。この係数bによれば、受信信号品質が良好で信
頼性が高い場合には、送信電力の制御幅は1dBとな
り、受信信号品質が劣化するにつれて、送信電力の制御
幅が0.8dB,0.5dBと変化することになる。
【0036】次に、図6は、この発明の第4の実施の形
態を示している。これは、デジタルフィルタ22として
乗算係数を変えることでその特性を変更可能なアクティ
ブフィルタを用い、このデジタルフィルタ22の乗算係
数を受信品質に応じて変えようとするものである。
態を示している。これは、デジタルフィルタ22として
乗算係数を変えることでその特性を変更可能なアクティ
ブフィルタを用い、このデジタルフィルタ22の乗算係
数を受信品質に応じて変えようとするものである。
【0037】前述したようにデジタルフィルタ22とし
てFIRフィルタを用い、その係数a0,a1,a2を受
信品質に応じて変えることを考える。受信品質測定回路
24では、デジタル復調回路18から出力される受信デ
ータの品質を測定し、その測定結果を所定の3つのしき
い値Thf1,Thf2,Thf3と比較することによって、図7に
示すように、受信信号の品質を、Thf1以上の状態と、Th
f1〜Thf2の状態と、Thf2〜Thf3の状態と、Thf3以下の状
態とに分けている。
てFIRフィルタを用い、その係数a0,a1,a2を受
信品質に応じて変えることを考える。受信品質測定回路
24では、デジタル復調回路18から出力される受信デ
ータの品質を測定し、その測定結果を所定の3つのしき
い値Thf1,Thf2,Thf3と比較することによって、図7に
示すように、受信信号の品質を、Thf1以上の状態と、Th
f1〜Thf2の状態と、Thf2〜Thf3の状態と、Thf3以下の状
態とに分けている。
【0038】そして、FIRフィルタでは、受信信号品
質の各状態Thf1以上,Thf1〜Thf2,Thf2〜Thf3,Thf3以
下に対して、それぞれ係数a0,a1,a2の値を図7に示
すように変更することにより、フィルタ特性を変えるよ
うにしている。この係数a0,a1,a2によれば、受信
信号品質が良好で信頼性が高いThf1以上の場合には、送
信電力制御情報がそのまま送信増幅回路12の利得制御
に供されたことになり、受信信号品質が劣化したThf3以
下の場合には、係数a0,a1,a2の総和が1未満であ
るから、制御幅を変化させたことになる。
質の各状態Thf1以上,Thf1〜Thf2,Thf2〜Thf3,Thf3以
下に対して、それぞれ係数a0,a1,a2の値を図7に示
すように変更することにより、フィルタ特性を変えるよ
うにしている。この係数a0,a1,a2によれば、受信
信号品質が良好で信頼性が高いThf1以上の場合には、送
信電力制御情報がそのまま送信増幅回路12の利得制御
に供されたことになり、受信信号品質が劣化したThf3以
下の場合には、係数a0,a1,a2の総和が1未満であ
るから、制御幅を変化させたことになる。
【0039】ここで、図4及び図6に示した受信品質測
定回路24における受信信号の品質の判定には、従来の
ように、複数シンボル区間の平均Eb/Ioを使用せず、
送信電力制御情報のエネルギー値、つまり、送信電力制
御情報のEb/Ioを用いるようにすれば、より正確な判
定を行なうことが可能となる。
定回路24における受信信号の品質の判定には、従来の
ように、複数シンボル区間の平均Eb/Ioを使用せず、
送信電力制御情報のエネルギー値、つまり、送信電力制
御情報のEb/Ioを用いるようにすれば、より正確な判
定を行なうことが可能となる。
【0040】なお、この発明は上記した各実施の形態に
限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
限定されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
特に単発的に発生する送信電力制御情報のエラーの影響
を受け難く、所定の期間内で見て正確な送信電力制御を
可能とし得る極めて良好な移動無線通信システムの閉ル
ープ送信電力制御装置を提供することができる。
特に単発的に発生する送信電力制御情報のエラーの影響
を受け難く、所定の期間内で見て正確な送信電力制御を
可能とし得る極めて良好な移動無線通信システムの閉ル
ープ送信電力制御装置を提供することができる。
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すブロック構
成図。
成図。
【図2】同第1の実施の形態におけるFIRフィルタの
一例を示すブロック構成図。
一例を示すブロック構成図。
【図3】同第1の実施の形態における送信電力の制御動
作を説明するために示す図。
作を説明するために示す図。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示すブロック構
成図。
成図。
【図5】この発明の第3の実施の形態を説明するために
示す図。
示す図。
【図6】この発明の第4の実施の形態を示すブロック構
成図。
成図。
【図7】同第4の実施の形態における受信号品質とフィ
ルタ係数との関係を説明するために示す図。
ルタ係数との関係を説明するために示す図。
【図8】従来の閉ループ送信電力制御装置を示すブロッ
ク構成図。
ク構成図。
11…デジタル変調回路、 12…送信増幅回路、 13…デジタル復調回路、 14…Eb/Io測定回路、 15…電力制御データ生成回路、 16…加算回路、 17…デジタル変調回路、 18…デジタル復調回路、 19…電力制御ビット抽出回路、 20…しきい値判定回路、 21…Eb/Io測定回路、 22…デジタルフィルタ、 23…スイッチ、 24…受信品質測定回路、 25…制御幅可変装置。
Claims (5)
- 【請求項1】 基地局と移動局との相互間で無線通信を
行なう移動無線通信システムであって、前記基地局で、
受信した信号から移動局の送信電力を制御する送信電力
制御情報を生成して送信し、前記移動局で、受信した前
記送信電力制御情報に基づいて送信電力の制御を行なう
閉ループ送信電力制御装置において、前記移動局で、受
信した前記送信電力制御情報をデジタルフィルタに通し
て送信電力の制御に供させるようにしてなることを特徴
とする移動無線通信システムの閉ループ送信電力制御装
置。 - 【請求項2】 前記デジタルフィルタは、受信信号の品
質に応じて乗算係数が変更されることにより、そのフィ
ルタ特性が可変されることを特徴とする請求項1記載の
移動無線通信システムの閉ループ送信電力制御装置。 - 【請求項3】 基地局と移動局との相互間で無線通信を
行なう移動無線通信システムであって、前記基地局で、
受信した信号から移動局の送信電力を制御する送信電力
制御情報を生成して送信し、前記移動局で、受信した前
記送信電力制御情報に基づいて送信電力の制御を行なう
閉ループ送信電力制御装置において、前記移動局で、受
信した前記送信電力制御情報と、該送信電力制御情報を
デジタルフィルタに通した情報とを、受信信号の品質に
応じて選択的に送信電力の制御に供させるようにしてな
ることを特徴とする移動無線通信システムの閉ループ送
信電力制御装置。 - 【請求項4】 基地局と移動局との相互間で無線通信を
行なう移動無線通信システムであって、前記基地局で、
受信した信号から移動局の送信電力を制御する送信電力
制御情報を生成して送信し、前記移動局で、受信した前
記送信電力制御情報に基づいて送信電力の制御を行なう
閉ループ送信電力制御装置において、前記移動局で、受
信した前記送信電力制御情報に、受信信号の品質に応じ
た係数を乗算して送信電力の制御に供させることによ
り、送信電力の制御幅を変化させるようにしてなること
を特徴とする移動無線通信システムの閉ループ送信電力
制御装置。 - 【請求項5】 前記受信信号の品質は、受信した送信電
力制御情報のエネルギー値に基づいて判定されることを
特徴とする請求項2乃至4いずれかに記載の移動無線通
信システムの閉ループ送信電力制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11111011A JP2000307512A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 移動無線通信システムの閉ループ送信電力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11111011A JP2000307512A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 移動無線通信システムの閉ループ送信電力制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000307512A true JP2000307512A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14550146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11111011A Pending JP2000307512A (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | 移動無線通信システムの閉ループ送信電力制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000307512A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6804531B2 (en) | 2000-03-15 | 2004-10-12 | Nec Corporation | Closed loop power control with adjustable width based on channel quality |
US7254117B2 (en) | 2001-10-20 | 2007-08-07 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Closed-loop power control apparatus for mobile satellite communication system and method thereof |
US7336751B2 (en) | 2001-11-30 | 2008-02-26 | Fujitsu Limited | Power control circuit and radio transmission apparatus |
JP2009077284A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Japan Radio Co Ltd | 移動機テスタ |
-
1999
- 1999-04-19 JP JP11111011A patent/JP2000307512A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6804531B2 (en) | 2000-03-15 | 2004-10-12 | Nec Corporation | Closed loop power control with adjustable width based on channel quality |
US7254117B2 (en) | 2001-10-20 | 2007-08-07 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Closed-loop power control apparatus for mobile satellite communication system and method thereof |
US7336751B2 (en) | 2001-11-30 | 2008-02-26 | Fujitsu Limited | Power control circuit and radio transmission apparatus |
JP2009077284A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Japan Radio Co Ltd | 移動機テスタ |
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