[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2000356690A - 電子時計及び電子時計の制御方法 - Google Patents

電子時計及び電子時計の制御方法

Info

Publication number
JP2000356690A
JP2000356690A JP11166058A JP16605899A JP2000356690A JP 2000356690 A JP2000356690 A JP 2000356690A JP 11166058 A JP11166058 A JP 11166058A JP 16605899 A JP16605899 A JP 16605899A JP 2000356690 A JP2000356690 A JP 2000356690A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
driven
unit
display
electric energy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11166058A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3654056B2 (ja
Inventor
Teruhiko Fujisawa
照彦 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP16605899A priority Critical patent/JP3654056B2/ja
Publication of JP2000356690A publication Critical patent/JP2000356690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3654056B2 publication Critical patent/JP3654056B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被駆動手段の動作モードを駆動モードから節
電モードに切換える際、電源手段の電気エネルギの残量
をエネルギ残量表示手段によって表示する。 【解決手段】 電子時計1が表示モードから節電モード
に切換わるとき、大容量コンデンサ48の充電電圧Vc
を秒針55を用いて表示する(図13−(a))。充電
電圧Vcが低下した場合、例えばフル充電時の2/3に
なった場合には、その位置に秒針55を回動させて表示
を行う(図13−(b))。これにより、ユーザは、ど
れ位の期間節電モードの状態を維持することができるか
を把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子時計及び電子
時計の制御方法に係り、特に電源手段のエネルギ残量を
表示する電子時計及び電子時計の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、腕時計式の電子時計には電源手段
が内蔵され、この電源手段は、回転錘を有する発電装置
と、該発電装置から発生する電気エネルギを貯める蓄電
手段(大容量コンデンサ)とによって大略構成されてい
る。そして、この種の電子時計は、コンデンサから放電
される電気エネルギを用いて時刻表示ユニットで時刻表
示を行うことにより、電池交換を行うことなく、長時間
に亘って時計の動作を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように発電装置を
有する電源手段を内蔵した電子時計は、安定した電気エ
ネルギを長時間に亘って供給するため、発電装置が所定
時間の以上に非発電状態または非携帯状態を継続した場
合、またはユーザによる強制的なモード切換えがあった
場合には、これらの状態を検出して、当該電子時計のモ
ードを、時刻表示を行う駆動モード(表示モード)から
時刻表示を行わない節電モードに切換えるようにしてい
た。例えば、アナログ時計においては、指針の駆動を停
止するようにしていた。
【0004】ところで、この節電モードでは時刻表示を
行っていないものの、現時刻をカウントするために駆動
制御回路の一部には電気エネルギが供給されている。こ
のため、節電モードであっても電気エネルギは消費され
ており、ユーザは節電モードにあるときに電源手段にお
ける電気エネルギの残量を知ることができず、節電モー
ドの状態を維持できる期間を把握することができないと
いう問題がある。
【0005】また、節電モードを長時間に亘って実行
し、電源手段の蓄電手段に蓄えられた電気エネルギが少
なくなってしまっている状態のときに、時刻表示ユニッ
トの動作モードを、節電モードから表示モードに切換え
た場合には、時刻表示ユニットを駆動するために必要な
電気エネルギを電源手段に蓄える時間が必要となり、時
刻表示ユニットが直ぐに駆動しないこともある。このよ
うな場合、ユーザは、電子時計が故障していると思い込
んでしまう虞れがある。
【0006】さらに、従来技術による電子時計では、ユ
ーザ自身が電源手段の電気エネルギ量を任意に確認する
こともできなかった。
【0007】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、電源手段の電気エネルギ量を表示すること
のできる電子時計及ぶ電子時計の制御方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、請求項1記載が採用する発明は、電気エネルギを
供給する電源手段と、該電源手段から供給される電気エ
ネルギによって作動し、駆動信号を出力する駆動制御手
段と、該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、該
被駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う時
刻表示手段と、ユーザが外部から操作する外部操作入力
手段と、該外部操作入力手段の操作状況に応じて前記電
源手段のエネルギ残量を表示するエネルギ残量表示手段
と、を具備したことを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、電気エネルギを供
給する電源手段と、該電源手段から供給される電気エネ
ルギによって作動し、駆動信号を出力する駆動制御手段
と、該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、該被
駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う時刻
表示手段と、ユーザが外部から操作する外部操作入力手
段と、該外部操作入力手段の操作状況に応じて前記電源
手段のエネルギ残量を前記時間表示手段を用いて表示す
るエネルギ残量表示手段と、を具備したことを特徴とし
ている。
【0010】請求項3記載の発明は、電気エネルギを供
給する電源手段と、該電源手段から供給される電気エネ
ルギによって作動し、駆動信号を出力する駆動制御手段
と、該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、該被
駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う時刻
表示手段と、前記被駆動手段によって駆動され、日付表
示を行う日付表示手段と、ユーザが外部から操作する外
部操作入力手段と、該外部操作入力手段の操作状況に応
じて前記電源手段のエネルギ残量を前記日付表示手段を
用いて表示するエネルギ残量表示手段と、を具備したこ
とを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、電気エネルギを供
給する電源手段と、該電源手段から供給される電気エネ
ルギによって作動し、駆動信号を出力する駆動制御手段
と、該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、該被
駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う時刻
表示手段と、前記被駆動手段によって駆動され、日付表
示を行う日付表示手段と、ユーザが外部から操作する外
部操作入力手段と、を備え、前記日付表示手段には、該
外部操作入力手段の操作状況に応じて、前記日付表示手
段による日付表示態様と異なる表示態様で前記電源手段
のエネルギ残量を表示するエネルギ残量表示手段を有す
ることを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明は、電気エネルギを供
給する電源手段と、該電源手段から供給される電気エネ
ルギによって作動し、駆動信号を出力する駆動制御手段
と、該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、該被
駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う時刻
表示手段と、予め設定された条件に基づいて前記被駆動
手段の動作モードを、通常の駆動を行う駆動モードと節
電モードとに切換えるモード切換手段と、該モード切換
手段によって前記被駆動手段の動作モードを駆動モード
から節電モードに移行するに際し、前記電源手段のエネ
ルギ残量を表示するエネルギ残量表示手段と、を具備し
たことを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明は、電気エネルギを供
給する電源手段と、該電源手段から供給される電気エネ
ルギによって作動し、駆動信号を出力する駆動制御手段
と、該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、該被
駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う時刻
表示手段と、予め設定された条件に基づいて前記被駆動
手段の動作モードを、通常の駆動を行う駆動モードと節
電モードとに切換えるモード切換手段と、該モード切換
手段によって前記被駆動手段の動作モードを駆動モード
から節電モードに移行するに際し、前記電源手段のエネ
ルギ残量を前記時刻表示手段を用いて表示するエネルギ
残量表示手段と、を具備したことを特徴としている。
【0014】請求項7記載の発明は、電気エネルギを供
給する電源手段と、該電源手段から供給される電気エネ
ルギによって作動し、駆動信号を出力する駆動制御手段
と、該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、該被
駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う時刻
表示手段と、前記被駆動手段によって駆動され、日付表
示を行う日付表示手段と、予め設定された条件に基づい
て前記被駆動手段の動作モードを、通常の駆動を行う駆
動モードと節電モードとに切換えるモード切換手段と、
該モード切換手段によって前記被駆動手段の動作モード
を駆動モードから節電モードに移行するに際し、前記電
源手段のエネルギ残量を前記日付表示手段を用いて表示
するエネルギ残量表示手段と、を具備したことを特徴と
している。
【0015】請求項8記載の発明は、電気エネルギを供
給する電源手段と、該電源手段から供給される電気エネ
ルギによって作動し、駆動信号を出力する駆動制御手段
と、該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、該被
駆動手段によって駆動され、時間の表示を行う時刻表示
手段と、前記被駆動手段によって駆動され、日付表示を
行う日付表示手段と、予め設定された条件に基づいて前
記被駆動手段の動作モードを、通常の駆動を行う駆動モ
ードと節電モードとに切換えるモード切換手段と、を備
え、前記日付表示手段には、前記モード切換手段によっ
て前記被駆動手段の動作モードを駆動モードから節電モ
ードに移行するに際し、前記日付表示手段による日付表
示態様と異なる表示態様で前記電源手段のエネルギ残量
を表示するエネルギ残量表示手段を有することを特徴と
している。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7または8記載の電子時計において、
前記電源手段から供給される電気エネルギの量を検出す
る電気エネルギ量検出手段を設け、前記エネルギ残量表
示手段によって表示されるエネルギ残量は、該電気エネ
ルギ量検出手段によって検出される電気エネルギ量とす
ることを特徴としている。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
電子時計において、前記電気エネルギ量検出手段は、前
記電源手段のエネルギ量を監視し、前記エネルギ残量表
示手段によるエネルギ残量の表示を更新することを特徴
としている。
【0018】請求項11記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7または8記載の電子時計において、
前記電源手段は、外部エネルギを電気エネルギに変換す
る発電手段と、該発電手段から供給される電気エネルギ
を蓄えて、電気エネルギを前記駆動制御回路に向けて供
給する蓄電手段とを備え、前記蓄電手段には、該蓄電手
段の蓄電容量を検出する蓄電容量検出手段を設け、前記
エネルギ残量表示手段によって表示されるエネルギ残量
は、該蓄電容量検出手段によって検出される蓄電容量と
することを特徴としている。
【0019】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の電子時計において、前記蓄電容量検出手段は、前記蓄
電手段に蓄えられた蓄電容量を監視し、前記エネルギ残
量表示手段によるエネルギ残量の表示を更新することを
特徴としている。
【0020】請求項13記載の発明は、請求項1,2,
3,4,5,6,7または8記載の電子時計において、
前記電源手段は、外部エネルギを電気エネルギに変換す
る発電手段と、該発電手段から供給される電気エネルギ
を蓄える蓄電手段と、該蓄電手段に蓄えられた電気エネ
ルギを昇降圧させる昇降圧手段とを備え、前記昇降圧手
段には、該昇降圧手段から出力される電気エネルギ量を
検出する電気エネルギ量検出手段を設け、前記エネルギ
残量表示手段によって表示されるエネルギ残量は、該電
気エネルギ量検出手段によって検出される電気エネルギ
量とすることを特徴としている。
【0021】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の電子時計において、前記電気エネルギ量検出手段は、
前記昇降圧手段から出力される電気エネルギ量を監視
し、前記エネルギ残量表示手段によるエネルギ残量の表
示を更新することを特徴としている。
【0022】請求項15記載の発明は、請求項5,6,
7または8記載の電子時計において、前記電源手段は、
外部エネルギを電気エネルギに変換する発電手段と、該
発電手段から供給される電気エネルギを蓄えて、電気エ
ネルギを前記駆動制御回路に向けて供給する蓄電手段と
を備え、前記発電手段には、該発電手段が発電状態にあ
るか否かを検出する発電状態検出手段を設け、前記条件
は、該発電状態検出手段によって前記発電手段が発電状
態にあることを検出したか否かであることを特徴として
いる。
【0023】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の電子時計において、前記発電状態検出手段は、前記発
電手段から出力される電気エネルギの量が判定エネルギ
量を超えたか否かを判定するエネルギ量判定手段と、該
エネルギ量判定手段によって電気エネルギ量が判定エネ
ルギ量を超えていると判定された状態の継続時間が判定
時間値を越えているか否かを判定する発電時間判定手段
とを備えることを特徴としている。
【0024】請求項17記載の発明は、請求項1,2,
3または4記載の電子時計において、前記被駆動手段の
動作モードを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モー
ドとに切換えるモード切換手段を設けると共に、当該電
子時計が携帯状態にあるか否かを検出する携帯状態検出
手段を設け、前記モード切換手段は、前記被駆動手段の
動作モードを前記駆動モードから前記節電モードに切換
える際には、前記外部操作入力手段の操作状況に基づい
て行い、前記被駆動手段の動作モードを前記節電モード
から前記駆動モードに切換える際には、前記携帯状態検
出手段によって電子時計が被携帯状態から携帯状態に切
換ったときに行うことを特徴としている。
【0025】請求項18記載の発明は、請求項1,2,
3または4記載の電子時計において、当該電子時計が携
帯状態にあるか否かを検出する携帯状態検出手段を設け
ると共に、前記被駆動手段の動作モードを、通常の駆動
を行う駆動モードと節電モードとに切換えるモード切換
手段を設け、前記モード切換手段は、前記被駆動手段の
動作モードを前記駆動モードから前記節電モードに切換
える際には、前記外部操作入力手段の操作状況に基づい
て行い、前記被駆動手段の動作モードを前記節電モード
から前記駆動モードに切換える際には、前記携帯状態検
出手段によって電子時計が被携帯状態から携帯状態に切
換ったときに行うことを特徴としている。
【0026】請求項19記載の発明は、請求項5,6,
7または8記載の電子時計において、前記駆動制御手段
は、前記電源手段から供給される電気エネルギによって
作動し制御信号を出力する制御回路と、前記電源手段か
ら供給される電気エネルギによって作動し該制御回路か
ら出力される制御信号を受けて駆動信号を前記被駆動手
段に向けて出力する駆動回路とによって構成し、前記モ
ード切換手段は、前記駆動モードにおいては前記制御回
路と駆動回路とに電気エネルギを供給し、節電モードに
おいては前記制御回路にのみ電気エネルギを供給するこ
とを特徴としている。
【0027】請求項20記載の発明は、請求項17また
は18記載の電子時計において、前記駆動制御手段は、
前記電源手段から供給される電気エネルギによって作動
し制御信号を出力する制御回路と、前記電源手段から供
給される電気エネルギによって作動し該制御回路から出
力される制御信号を受けて駆動信号を前記被駆動手段に
向けて出力する駆動回路とによって構成し、前記モード
切換手段は、前記駆動モードにおいては前記制御回路と
駆動回路とに電気エネルギを供給し、節電モードにおい
ては前記制御回路にのみ電気エネルギを供給することを
特徴としている。
【0028】請求項21記載の発明は、請求項5,6,
7または8記載の電子時計において、当該電子時計が携
帯状態にあるか否かを検出する携帯状態検出手段を設
け、前記条件は、前記被駆動手段の動作モードを前記駆
動モードから前記節電モードに切換える際には、該携帯
状態検出手段によって当該電子時計が非携帯状態にある
ことを検出し、電子時計が非携帯状態にある時間が所定
時間を経過したか否かであり、前記被駆動手段の動作モ
ードを前記節電モードから前記駆動モードに切換える際
には、前記携帯状態検出手段によって電子時計が被携帯
状態から携帯状態に切換ったか否かであることを特徴と
している。
【0029】請求項22記載の発明は、請求項1,2,
3,5,6または7記載の電子時計において、前記エネ
ルギ残量表示手段は、予め定められた残量表示態様とし
て表示することを特徴としている。
【0030】請求項23記載の発明は、請求項2または
6記載の電子時計において、前記時刻表示手段は、時刻
表示を行う複数の指針を有し、前記エネルギ残量表示手
段による残量表示態様は、前記各指針のうち、少なくと
も一の指針の位置によって表示することを特徴としてい
る。
【0031】請求項24記載の発明は、請求項2または
6記載の電子時計において、前記時刻表示手段は、時刻
表示を行う複数の指針を有し、前記エネルギ残量表示手
段による残量表示態様は、前記各指針のうち、少なくと
も2本の指針を選択し、各指針の相対位置によって表示
することを特徴としている。
【0032】請求項25記載の発明は、請求項2または
6記載の電子時計において、前記時刻表示手段は、時刻
表示を行う少なくとも1個の指針を有し、前記エネルギ
残量表示手段による残量表示手段は、指針による現時刻
を基準位置としてエネルギ残量に対応させた角度で回動
させて表示することを特徴としている。
【0033】請求項26記載の発明は、請求項3または
7記載の電子時計において、前記日付表示手段は、日付
表示を行うための数字が印刷された数字板を有し、前記
残量表示態様は、前記数字板によって行うことを特徴と
している。
【0034】請求項27記載の発明は、請求項4または
8記載の電子時計において、前記日付表示手段は、日付
表示を行うための数字とエネルギ残量に対応する数字と
が印刷された数字板を有し、前記残量表示態様は、前記
数字板のエネルギ残量に対応する数字によって行うこと
を特徴としている。
【0035】請求項28記載の発明は、請求項5,6,
7または8記載の電子時計において、前記駆動制御手段
には、モード切換手段によって節電モードから駆動モー
ドに切換わるとき、時刻表示を現時刻に復帰するための
復帰動作を行う現時刻復帰手段を備えることを特徴とし
ている。
【0036】請求項29記載の発明は、電気エネルギを
供給する電源ユニットと、該電源ユニットから供給され
る電気エネルギによって作動され、駆動信号を出力する
被駆動ユニットと、該被駆動ユニットによって駆動さ
れ、時刻表示を行う時刻表示機構と、を有する電子時計
の制御方法において、ユーザが外部から操作する外部操
作入力機構を設け、該外部操作入力機構の操作状況に応
じて前記電源ユニットのエネルギ残量を表示するエネル
ギ残量表示工程を、具備することを特徴としている。
【0037】請求項30記載の発明は、電気エネルギを
供給する電源ユニットと、該電源ユニットから供給され
る電気エネルギによって作動され、駆動信号を出力する
被駆動ユニットと、該被駆動ユニットによって駆動さ
れ、時刻表示を行う時刻表示機構と、を有する電子時計
の制御方法において、ユーザが外部から操作する外部操
作入力機構を設け、該外部操作入力機構の操作状況に応
じて前記電源ユニットのエネルギ残量を前記時刻表示機
構を用いて表示するエネルギ残量表示工程を、具備する
ことを特徴としている。
【0038】請求項31記載の発明は、電気エネルギを
供給する電源ユニットと、該電源ユニットから供給され
る電気エネルギによって作動され、駆動信号を出力する
駆動制御ユニットと、該駆動制御ユニットから出力され
る駆動信号を受けて駆動される被駆動ユニットと、該被
駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時刻表
示機構と、該被駆動ユニットによって駆動され、該時刻
表示機構による時刻表示に加えて日付の表示を行う日付
表示機構と、を有する電子時計の制御方法であって、ユ
ーザが外部から操作する外部操作入力機構を設け、該外
部操作入力機構の操作状況に応じて前記電源ユニットの
エネルギ残量を前記日付表示機構を用いて表示するエネ
ルギ残量表示工程を、具備することを特徴としている。
【0039】請求項32記載の発明は、電気エネルギを
供給する電源ユニットと、該電源ユニットから供給され
る電気エネルギによって作動され、駆動信号を出力する
駆動制御ユニットと、該駆動制御ユニットから出力され
る駆動信号を受けて駆動される被駆動ユニットと、該被
駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時刻表
示機構と、該被駆動ユニットによって駆動され、該時刻
表示機構による時刻表示に加えて数字による日付表示を
行う日付表示機構と、を有する電子時計の制御方法であ
って、ユーザが外部から操作する外部操作入力機構を設
け、該外部操作入力機構の操作状況に応じて前記電源ユ
ニットのエネルギ残量を前記日付表示機構で使用される
数字とは異なった数字を用いて表示するエネルギ残量表
示工程を、具備することを特徴としている。
【0040】請求項33記載の発明は、電気エネルギを
供給する電源ユニットと、該電源ユニットから供給され
る電気エネルギによって作動され、駆動信号を出力する
駆動制御ユニットと、該駆動制御ユニットから出力され
る駆動信号を受けて駆動される被駆動ユニットと、該被
駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時刻表
示機構と、を有する電子時計の制御方法であって、予め
設定された条件に基づいて該被駆動ユニットのモード
を、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに切換
えるモード切換工程と、該モード切換工程によって少な
くとも前記被駆動ユニットの動作モードが駆動モードか
ら節電モードに移行するに際し、前記電源ユニットのエ
ネルギ残量を表示するエネルギ残量表示工程と、を具備
することを特徴としている。
【0041】請求項34記載の発明は、電気エネルギを
供給する電源ユニットと、該電源ユニットから供給され
る電気エネルギによって作動され、駆動信号を出力する
駆動制御ユニットと、該駆動制御ユニットから出力され
る駆動信号を受けて駆動される被駆動ユニットと、該被
駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時刻表
示機構と、を有する電子時計の制御方法であって、予め
設定された条件に基づいて該被駆動ユニットのモード
を、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに切換
えるモード切換工程と、該モード切換工程によって少な
くとも前記被駆動ユニットの動作モードが駆動モードか
ら節電モードに移行するに際し、前記電源ユニットのエ
ネルギ残量を前記時刻表示機構を用いて表示するエネル
ギ残量表示工程と、を具備することを特徴としている。
【0042】請求項35記載の発明は、電気エネルギを
供給する電源ユニットと、該電源ユニットから供給され
る電気エネルギによって作動され、駆動信号を出力する
駆動制御ユニットと、該駆動制御ユニットから出力され
る駆動信号を受けて駆動される被駆動ユニットと、該被
駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時刻表
示機構と、前記被駆動ユニットによって駆動され、該時
刻表示機構による時間表示に加えて日付の表示を行う日
付表示機構と、を有する電子時計の制御方法であって、
予め設定された条件に基づいて該被駆動ユニットのモー
ドを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに切
換えるモード切換工程と、該モード切換工程によって少
なくとも前記被駆動ユニットの動作モードが駆動モード
から節電モードに移行するに際し、前記電源ユニットの
エネルギ残量を前記日付表示機構を用いて表示するエネ
ルギ残量表示工程と、を具備することを特徴としてい
る。
【0043】請求項36記載の発明は、電気エネルギを
供給する電源ユニットと、該電源ユニットから供給され
る電気エネルギによって作動され、駆動信号を出力する
駆動制御ユニットと、該駆動制御ユニットから出力され
る駆動信号を受けて駆動される被駆動ユニットと、該被
駆動ユニットによって駆動され、時間表示を行う時刻表
示機構と、前記被駆動ユニットによって駆動され、該時
刻表示機構による時間表示に加えて数字による日付の表
示を行う日付表示機構と、を有する電子時計の制御方法
であって、予め設定された条件に基づいて該被駆動ユニ
ットのモードを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モ
ードとに切換えるモード切換工程と、該モード切換工程
によって少なくとも前記被駆動ユニットの動作モードが
駆動モードから節電モードに移行するに際し、前記電源
ユニットのエネルギ残量を前記日付表示機能で使用され
る日付用の数字とは異なった数字を用いて表示するエネ
ルギ残量表示工程と、を具備することを特徴としてい
る。
【0044】請求項37記載の発明は、請求項29,3
0,31,32,33,34,35または36記載の電
子時計の制御方法において、前記電源ユニットから供給
される電気エネルギの量を検出する電気エネルギ量検出
装置を設け、前記エネルギ残量表示工程によって表示さ
れるエネルギ残量は、該電気エネルギ量検出装置によっ
て検出される電気エネルギ量とすることを特徴としてい
る。
【0045】請求項38記載の発明は、請求項37記載
の電子時計の制御方法において、前記電気エネルギ量検
出装置は、前記電源ユニットのエネルギ量を監視し、前
記エネルギ残量表示工程によるエネルギ残量の表示を更
新することを特徴としている。
【0046】請求項39記載の発明は、請求項29,3
0,31,32,33,34,35または36記載の電
子時計の制御方法において、前記電源ユニットは、外部
エネルギを電気エネルギに変換する発電装置と、該発電
装置から供給される電気エネルギを蓄えて、電気エネル
ギを供給する蓄電装置とを具備し、該蓄電装置の蓄電容
量を検出する蓄電容量検出工程を設け、前記エネルギ残
量表示工程によって表示されるエネルギ残量は、該蓄電
容量検出工程において検出される蓄電容量とすることを
特徴としている。
【0047】請求項40記載の発明は、請求項39記載
の電子時計の制御方法において、前記蓄電量検出装置
は、前記蓄電装置に蓄えられたエネルギ残量を監視し、
前記エネルギ残量表示工程によるエネルギ残量の表示を
更新することを特徴としている。
【0048】請求項41記載の発明は、請求項29,3
0,31,32,33,34,35または36記載の電
子時計の制御方法において、外部エネルギを電気エネル
ギに変換する発電装置と、該発電装置から供給される電
気エネルギを蓄えて、電気エネルギを供給する蓄電装置
と、該蓄電装置から出力される電気エネルギを昇降圧さ
せる昇降圧回路と、を具備し、該昇降圧回路から出力さ
れる電気エネルギ量を検出する電気エネルギ量検出工程
を設け、前記エネルギ残量表示工程によって表示される
エネルギ残量は、該電気エネルギ量検出工程において検
出される電気エネルギ量とすることを特徴としている。
【0049】請求項42記載の発明は、請求項41記載
の電子時計の制御方法において、前記電気エネルギ量検
出装置は、前記昇降圧回路から出力される電気エネルギ
量を監視し、前記エネルギ残量表示工程によるエネルギ
残量の表示を更新することを特徴としている。
【0050】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明の好適
な実施形態について説明する。
【0051】[1] 第1実施形態 まず、第1実施形態について述べる。
【0052】[1・1] 概要構成 図1には、本発明の一実施形態に係る電子時計1の概略
構成を示す。電子時計1は腕時計であって、ユーザは装
置本体に連結されたベルトを手首に巻き付けて使用する
ようになっている。
【0053】本実施形態による電子時計1は、交流電力
を発電する発電部Aと、発電部Aから供給される交流電
圧を整流すると共に昇圧した電圧を蓄電し、各構成部分
へ電気エネルギを供給する電源部Bと、該電源部Bから
出力される電気エネルギにより作動され、装置全体を制
御する制御回路23と、秒針55をステッピングモータ
10を用いて駆動する秒針運針機構CSと、分針及び時
針をステッピングモータを用いて駆動する時分針運針機
構CHMと、前記制御回路23から出力される制御信号を
受けて秒針運針機構CSを駆動する秒針駆動回路30S
と、制御回路23から出力される制御信号を受けて時分
針運針機構CHMを駆動する時分針駆動回路30HMと、電
子時計1のモードを時刻表示モードからカレンダ修正モ
ード、時刻修正モード或いは強制的に後述する節電モー
ドに移行させるための指示操作を行うリュウズまたはボ
タンからなる外部入力装置100(図2参照)とを具備
している。また、制御回路23には、発電部Aの発電状
態を検出する発電状態検出部91と、電源部Bから出力
される電気エネルギ(昇降圧後電圧VSS)を検出する電
圧検出回路92とを備えている。
【0054】ここで、制御回路23は、発電部Aの発電
状態に応じて、制御回路23と運指機構CS,CHMの駆
動回路30S ,30HM(駆動回路)に給電することによ
り、時刻表示を行う表示モード(動作モード)と、秒針
運針機構CS及び時分針運針機構CHMへの給電を停止し
て前記制御回路23に対してのみ給電を行う節電モード
とに切換えるモード切換手段の機能を備えている。ま
た、制御回路23では、後述するように、ユーザが電子
時計1を手首に巻き付け、これを振って発電を行うこと
により、発電される電圧が所定の発電電圧を越えると、
電子時計1の動作モードが節電モードから表示モードに
切換わるようになっている。
【0055】[1・2] 詳細構成 以下、電子時計1の各構成部分について説明する。な
お、制御回路23については機能ブロックを用いて後述
する。
【0056】[1・2・1] 発電部 まず、発電部Aについて説明する。発電部Aは、発電装
置40、回転錘45および増速用ギア46を備えて構成
されている。発電装置40としては、発電用ロータ43
が発電用ステータ42の内部で回転し発電用ステータ4
2に接続された発電コイル44に誘起された電力を外部
に供給できる電磁誘導型の交流発電装置が採用されてい
る。また、回転錘45は、発電用ロータ43に運動エネ
ルギを伝達する手段として機能する。そして、この回転
錘45の動きが増速用ギア46を介して発電用ロータ4
3に伝達される。この回転錘45は、腕時計型の電子時
計1においては、ユーザの腕の動きなどを捉えて装置内
で旋回できるようになっており、ユーザの生活に関連し
た外部のエネルギを利用して発電を行い、その電力を用
いて電子時計1を駆動している。
【0057】[1・2・2] 電源部 次に、電源部Bについて説明する。電源部Bは、過大電
圧が後段の回路に印加されるのを防止するためのリミッ
タ回路LMと、整流回路として作用するダイオード47
と、大容量コンデンサ48と、昇降圧回路49とを備え
ている。ここで、昇降圧回路49は、複数のコンデンサ
49a、49bおよび補助コンデンサ49cを用いて多
段階の昇圧および降圧ができるようになっており、制御
回路23から出力される制御信号φ11によって秒針駆
動回路30S及び時分針駆動回路30HMに供給する電圧
を調整するものである。また、電源部Bは、Vdd(高電
位側)を基準電位(GND)に取り、Vss(低電位側)
を電源電圧(以下、昇降圧後電圧Vss)として生成して
いる。
【0058】[1・2・3] 昇降圧回路の説明 ここで、図3ないし図8を参照しつつ、昇降圧回路の構
成および動作について昇圧を行う場合を例示して説明す
る。
【0059】〈1・2・3・1〉 昇降圧回路の構成 昇降圧回路49は、図3に示すように、高容量コンデン
サCの高電位側端子に一方の端子が接続されたスイッチ
SW1と、スイッチSW1の他方の端子に一方の端子が
接続され、他方の端子が高容量2次電源48の低電位側
端子に接続されたスイッチSW2と、スイッチSW1と
スイッチSW2との接続点に一方の端子が接続されたコ
ンデンサ49aと、コンデンサ49aの他方の端子に一
方の端子が接続され、他方の端子が高容量2次電源48
の低電位側端子に接続されたスイッチSW3と、一方の
端子が補助コンデンサ49cの低電位側端子に接続さ
れ、他方の端子がコンデンサ49aとスイッチSW3と
の接続点に接続されたスイッチSW4と、高容量2次電
源48の高電位側端子と補助コンデンサ49cの高電位
側端子との接続点に一方の端子が接続されたスイッチS
W11と、スイッチSW11の他方の端子に一方の端子
が接続され、他方の端子が高容量2次電源48の低電位
側端子に接続されたスイッチSW12と、スイッチSW
11とスイッチSW12との接続点に一方の端子が接続
されたコンデンサ49bと、コンデンサ49bの他方の
端子に一方の端子が接続され、スイッチSW12と高容
量2次電源48の低電位側端子との接続点に他方の端子
が接続されたスイッチSW13と、一方の端子がコンデ
ンサ49bとスイッチSW13との接続点に接続され、
他方の端子が補助コンデンサの低電位側端子に接続され
たスイッチSW14と、スイッチSW11とスイッチS
W12との接続点に一方の端子が接続され、コンデンサ
49aとスイッチSW3との接続点に他方の端子が接続
されたスイッチSW21と、を備えて構成されている。
【0060】〈1・2・3・2〉 昇降圧回路の動作 昇降圧回路49の動作について、図4ないし図8を参照
して、3倍昇圧時、2倍昇圧時、1.5倍昇圧時、1倍
昇圧時(ショートモード)および1倍昇圧時(電荷転送
モード)を例として説明する。
【0061】〈1・2・3・2・1〉 3倍昇圧時 昇降圧回路49は、外部より入力された昇圧クロックC
KUDに基づいて動作しており、3倍昇圧時には、図4に
示すように、第1の昇圧クロックタイミング(パラレル
接続タイミング)においては、スイッチSW1をオン、
スイッチSW2をオフ、スイッチSW3をオン、スイッ
チSW4をオフ、スイッチSW11をオン、スイッチS
W12をオフ、スイッチSW13をオン、スイッチSW
14をオフ、スイッチSW21をオフとする。この場合
における昇降圧回路49の等価回路は、図5(a)に示
すようなものとなり、コンデンサ49aおよびコンデン
サ49bに大容量コンデンサ48から電源が供給され、
コンデンサ49aおよびコンデンサ49bの電圧が大容
量コンデンサ48の電圧とほぼ等しくなるまで充電がな
される。
【0062】次に、第2の昇圧クロックタイミング(シ
リアル接続タイミング)においては、スイッチSW1を
オフ、スイッチSW2をオン、スイッチSW3をオフ、
スイッチSW4をオフ、スイッチSW11をオフ、スイ
ッチSW12をオフ、スイッチSW13をオフ、スイッ
チSW14をオン、スイッチSW21をオンとする。こ
の場合における昇降圧回路49の等価回路は、図5
(b)に示すようなものとなり、大容量コンデンサ4
8、コンデンサ49aおよびコンデンサ49bはシリア
ルに接続されて、大容量コンデンサ48の電圧の3倍の
電圧で補助コンデンサ49cが充電され、3倍昇圧が実
現されることとなる。
【0063】〈1・2・3・2・2〉 2倍昇圧時 昇降圧回路49は、外部より入力された昇圧クロックC
KUDに基づいて動作しており、2倍昇圧時には、図4に
示すように、第1の昇圧クロックタイミング(パラレル
接続タイミング)においては、スイッチSW1をオン、
スイッチSW2をオフ、スイッチSW3をオン、スイッ
チSW4をオフ、スイッチSW11をオン、スイッチS
W12をオフ、スイッチSW13をオン、スイッチSW
14をオフ、スイッチSW21をオフとする。この場合
における昇降圧回路49の等価回路は、図6(a)に示
すようなものとなり、コンデンサ49aおよびコンデン
サ49bに大容量コンデンサ48から電源が供給され、
コンデンサ49aおよびコンデンサ49bの電圧が大容
量コンデンサ48の電圧とほぼ等しくなるまで充電がな
される。
【0064】次に、第2の昇圧クロックタイミング(シ
リアル接続タイミング)においては、スイッチSW1を
オフ、スイッチSW2をオン、スイッチSW3をオフ、
スイッチSW4をオン、スイッチSW11をオフ、スイ
ッチSW12をオン、スイッチSW13をオフ、スイッ
チSW14をオン、スイッチSW21をオフとする。こ
の場合における昇降圧回路49の等価回路は、図6
(b)に示すようなものとなり、並列に接続されたコン
デンサ49aおよびコンデンサ49bに対し、大容量コ
ンデンサ48がシリアルに接続されて、大容量コンデン
サ48の電圧の2倍の電圧で補助コンデンサ49cが充
電され、2倍昇圧が実現されることとなる。
【0065】〈1・2・3・2・3〉 1.5倍昇圧時 昇降圧回路49は、外部より入力された昇圧クロックC
KUDに基づいて動作しており、1.5倍昇圧時には、図
4に示すように、第1の昇圧クロックタイミング(パラ
レル接続タイミング)においては、スイッチSW1をオ
ン、スイッチSW2をオフ、スイッチSW3をオフ、ス
イッチSW4をオフ、スイッチSW11をオフ、スイッ
チSW12をオフ、スイッチSW13をオン、スイッチ
SW14をオフ、スイッチSW21をオンとする。この
場合における昇降圧回路49の等価回路は、図7(a)
に示すようなものとなり、コンデンサ49aおよびコン
デンサ49bに大容量コンデンサ48から電源が供給さ
れ、コンデンサ49aおよびコンデンサ49bの電圧が
大容量コンデンサ48の電圧の1/2の電圧とほぼ等し
くなるまで充電がなされる。
【0066】次に、第2の昇圧クロックタイミング(シ
リアル接続タイミング)においては、スイッチSW1を
オフ、スイッチSW2をオン、スイッチSW3をオフ、
スイッチSW4をオン、スイッチSW11をオフ、スイ
ッチSW12をオン、スイッチSW13をオフ、スイッ
チSW14をオン、スイッチSW21をオフとする。こ
の場合における昇降圧回路49の等価回路は、図7
(b)に示すようなものとなり、並列に接続されたコン
デンサ49aおよびコンデンサ49bに対し、大容量コ
ンデンサ48がシリアルに接続されて、大容量コンデン
サ48の電圧の1.5倍の電圧で補助コンデンサ49c
が充電され、1.5倍昇圧が実現されることとなる。
【0067】〈1・2・3・2・4〉 1倍昇圧時(非
昇圧時;ショートモード) 昇降圧回路49は、1倍昇圧時には、図4に示すよう
に、常に、スイッチSW1をオフ、スイッチSW2をオ
ン、スイッチSW3をオン、スイッチSW4をオン、ス
イッチSW11をオフ、スイッチSW12をオン、スイ
ッチSW13をオン、スイッチSW14をオン、スイッ
チSW21をオフとする。この場合における昇降圧回路
49の接続状態は、図8(a)に示すようなものとな
り、その等価回路は図8(b)に示すようなものとなっ
て、大容量コンデンサ48が補助コンデンサ49cに直
結された状態となる。このようにして、昇降圧回路49
は、大容量コンデンサ48の充電電圧Vcを所定の倍率
で昇降圧させて昇降圧後電圧VSSを出力するものであ
る。
【0068】[1・2・4] 運針機構 次に運針機構CS,CHMについて説明する。 〈1・2・4・1〉 秒針運針機構 まず、秒針運針機構CSについて説明する。ここで、秒
針運針機構CSに用いられているステッピングモータ1
0は、パルスモータ、階動モータ或いはデジタルモータ
などとも称され、デジタル制御装置のアクチュエータと
して多用され、該ステッピングモータ10は、パルス信
号によって駆動されるものである。また近年、携帯に適
した小型の電子時計或いは情報機器用のアクチュエータ
として小型、軽量化されたこの種のステッピングモータ
が多く採用されている。また、このような電子時計とし
ては、時間スイッチ、クロノグラフといったものが代表
として挙げられる。
【0069】本実施形態のステッピングモータ10は、
秒針駆動回路30Sから供給される駆動パルスによって
磁力を発生する駆動コイル11と、この駆動コイル11
によって励磁されるステータ12と、ステータ12の内
部において励磁される磁界により回転するロータ13と
を備えている。また、ロータ13は、ディスク状の2極
の永久磁石を有するPM型(永久磁石回転型)で構成さ
れ、ステータ12には、駆動コイル11で発生した磁力
による異なった磁極が、ロータ13回りのそれぞれの相
(極)15および16に発生する磁気飽和部17が設け
られている。さらに、ロータ13の回転方向を規定する
ために、ステータ12内周の適当な位置には内ノッチ1
8が設けられており、コギングトルクを発生させてロー
タ13を適当な位置に停止させるようにしている。
【0070】そして、ステッピングモータ10によるロ
ータ13の回転は、ロータ13に噛合された秒中間車5
1及び秒車(秒指示車)52からなる輪列50によって
秒針53に伝達され、該秒針53によって秒表示がなさ
れている。
【0071】〈1・2・4・2〉 時分運針機構 次に、時分針運針機構CHMについて説明する。時分運針
機構CHMに用いられているステッピングモータ60は、
ステッピングモータ10とほぼ同様の構成となってい
る。
【0072】本実施形態のステッピングモータ60は、
時分駆動回路30HMから供給される駆動パルスによって
磁力を発生する駆動コイル61と、この駆動コイル61
によって励磁されるステータ62と、さらにステータ6
2の内部において励磁される磁界により回転するロータ
63とを備えている。また、ロータ63は、ディスク状
の2極の永久磁石を有するPM型(永久磁石回転型)で
構成されている。さらに、ステータ62には、駆動コイ
ル61で発生した磁力による異なった磁極が、ロータ6
3回りのそれぞれの相(極)65および66に発生する
磁気飽和部67が設けられている。さらに、ロータ63
の回転方向を規定するために、ステータ62内周の適当
な位置には内ノッチ68が設けられており、コギングト
ルクを発生させてロータ63を適当な位置で停止させる
ようにしている。
【0073】そして、ステッピングモータ60のロータ
63の回転は、ロータ63に噛合された四番車71、三
番車72、二番車(分指示車)73、日の裏車74およ
び筒車(時指示車)75からなる輪列70によって各針
に伝達される。二番車73には分針76が接続され、さ
らに筒車75には時針77が接続されている。ロータ6
3の回転に連動してこれらの各針によって時分が表示さ
れる。なお、輪列70には、図示しない年月日(カレン
ダ)などの表示を行うための伝達系(例えば、日付表示
を行う場合には、筒中間車、日回し中間車、日回し車、
日車等)を接続することも勿論可能である。この場合、
カレンダ修正系輪列(例えば、第1カレンダ修正伝え
車、第2カレンダ修正伝え車、カレンダ修正車、日車
等)を追加して設ければよい。
【0074】[1・2・5] 秒針駆動回路及び時分針
駆動回路 次に、秒針駆動回路30S及び時分針駆動回路30HMに
ついて説明する。ここでは、秒針駆動回路30S及び時
分針駆動回路30HMは同様の構成であるので、秒針駆動
回路30Sについてのみ、図1を参照しつつ説明する。
【0075】ここで、秒針駆動回路30Sは、制御回路
23の制御下でステッピングモータ10に様々な駆動パ
ルスを供給するものである。また、秒針駆動回路30S
は、直列に接続されたPチャンネル型のトランジスタ3
3aとNチャンネル型のトランジスタ32a、およびP
チャンネル型のトランジスタ33bとNチャンネル型の
トランジスタ32bによって構成されたブリッジ回路を
備えており、秒針駆動回路30Sは、トランジスタ33
aおよび33bとそれぞれ並列に接続された回転検出用
抵抗35aおよび35bと、これらの抵抗35aおよび
35bにチョッパパルスを供給するためのサンプリング
用のPチャンネル型のトランジスタ34a,34bとを
備えている。
【0076】これにより、秒針駆動回路30Sは、これ
らのトランジスタ32a,32b,33a,33b,3
4aおよび34bの各ゲート電極に制御回路23からそ
れぞれのタイミングで極性およびパルス幅の異なる制御
パルスを印加することにより、駆動コイル11に極性の
異なる駆動パルスを供給したり、或いはロータ13の回
転検出用および磁界検出用の誘起電圧を励起する検出用
のパルスを供給している。
【0077】[1・2・6] 制御回路 次に、制御回路23の構成について図2を参照しつつ説
明するに、この図2の機能ブロック図は、制御回路23
とその周辺構成を示している。
【0078】ここで、制御回路23は、パルス合成回路
22、モード設定部90、駆動制御回路24等にを具備
している。まず、パルス合成回路22は、水晶振動子な
どの基準発振源21を用いて安定した周波数の基準パル
スを発振する発振回路と、基準パルスを分周して得た分
周パルスと基準パルスとを合成してパルス幅やタイミン
グの異なるパルス信号を発生する合成回路とを備えて構
成されている。
【0079】次に、モード設定部90は、発電状態検出
部91と、発電状態の検出のために用いる設定値を切換
える設定値切換部95と、大容量コンデンサ48の充電
電圧Vc(昇降圧回路49からの昇降圧後電圧VSS)を
検出する電圧検出回路92と、発電状態に応じて時刻表
示のモードを制御すると共に充電電圧に基づいて昇圧倍
率を制御する中央制御回路93と、モードを記憶するモ
ード記憶部94とを備えて構成されている。
【0080】この発電状態検出部91は、発電装置40
の起電圧Vgenと設定電圧値V0とを比較することによ
り、発電状態にあるか否かを判断する第1の検出回路9
7と、該第1の検出回路97によって発電装置40が発
電状態にある時間を発電継続時間Tgenとして、この時
間Tgenと設定時間値T0とを比較することにより、安定
した発電状態を判断する第2の検出回路98とを備えて
いる。
【0081】そして、発電状態検出部91では、第1の
検出回路97と第2の検出回路98との両方の条件を満
足すると、発電部Aが発電状態であると判断するように
なっている。ここで、設定電圧値V0は、Vdd(=GN
D)を基準としたときの負電圧であり、Vddからの電位
差を示している。
【0082】ここで、第1の検出回路97に用いられる
設定電圧値V0は、設定値切換部95によって切換制御
されるもので、該設定値切換部95は、表示モードから
節電モードに切換わると、第1の検出回路97に用いる
設定電圧値V0の値を変更する。即ち本例においては、
表示モードにあるときには設定電圧値Va、節電モード
にあるときには設定電圧値Vbとし、この関係はVa<V
bに設定されている。従って、節電モードから表示モー
ドへ切換えるためには、大きな発電が必要とされる。な
お、設定値切換部95によって第2の検出回路98に用
いられる設定時間値T0を切換えるようにしてもよい。
【0083】また、中央制御回路93は、検出回路9
7,98で発電が検出されない非発電時間Tnを計測す
る非発電時間計測回路99を備えている。
【0084】一方、節電モードから表示モードへの復帰
は、発電状態検出部91によって、発電部Aが発電状態
にあることが検出され、かつ、大容量コンデンサ48の
充電電圧Vcが節電モードから表示モードに復帰するの
に必要な電気エネルギが十分残っているという条件が整
うと実行される。
【0085】この場合、節電モードにある状態で、リミ
ッタ回路LMが動作し、オン(閉)状態となっていると
発電部Aは短絡状態となり、発電状態検出部91は、発
電部Aが発電状態にあってもそれを検出することができ
なくなってしまい、節電モードから表示モードへ移行す
ることができなくなってしまうことになる。そこで、本
実施形態においては、節電モードにある場合には、発電
部Aの発電状態に拘わらず、リミッタ回路LMをオフ
(開)状態として、発電状態検出部91は、発電部Aの
発電状態を確実に検出することができるようにしてい
る。
【0086】また、本実施形態の電源部Bは昇降圧回路
49を備えているため、充電電圧Vcがある程度低い状
態でも、前述した如く、昇降圧回路49によって充電電
圧Vcを昇圧させた昇降圧後電圧Vssにより、運針機構
CS,CHMを駆動させることが可能となる。一方、逆に
充電電圧Vcがある程度高く、運針機構CS,CHMの駆動
電圧よりも高い状態でも昇降圧回路49によって充電電
圧Vcを降圧させた昇降圧後電圧Vssにより、運針機構
CS,CHMを駆動することが可能である。また、中央制
御回路93は、電圧検出回路92によって検出された充
電電圧Vcに基づいて昇降圧倍率を決定し、昇降圧回路
49を制御するものである。
【0087】しかし、充電電圧Vcがあまりに低いと、
昇圧しても運針機構CS、CHMを動作させることができ
る電圧を得ることができない。そのような場合に、節電
モードから表示モードに移行すると、正確な時刻表示を
行うことができず、また無駄な電力を消費してしまうこ
とになる。そこで、充電電圧Vcを予め定められた設定
電圧値Vbと比較することにより、充電電圧Vcが十分充
電されているか否かを判断し、これを節電モードから表
示モードへ移行するための条件としてもよい。
【0088】このように設定される動作モードは、モー
ド記憶部94に記憶され、その情報が駆動制御回路2
4、時刻情報記憶部96および設定値切換部95に供給
される。
【0089】ここで、駆動制御回路24では、例えば外
部入力装置100の操作によって、当該電子時計1の動
作モードが、表示モードから節電モードに切換わると、
秒針駆動回路30S及び時分針駆動回路30HMに対して
制御信号を供給するのを停止し、秒針駆動回路30S及
び時分針駆動回路30HMの動作を停止させる。これによ
り、モータ10,60は回転しなくなり、時刻表示を停
止する。
【0090】次に、駆動制御回路24は、パルス合成回
路22から出力される各種のパルスに基づいて、モード
に応じた駆動パルスを生成する。まず、節電モードにあ
っては、駆動パルスの供給を停止する。また、駆動制御
回路24は、手段節電モードから表示モードへの切換が
行われた直後には、再表示された時刻表示を現時刻に復
帰させる現時刻復帰機能を備えている。即ち、パルス間
隔が短い早送りパルスを駆動パルスとして秒針駆動回路
30S及び時分針駆動回路30HMに供給することによ
り、運針を早めて現時刻に素早く復帰させる。
【0091】次に、早送りパルスの供給が終了した後に
は、通常のパルス間隔の駆動パルスを秒針駆動回路30
S及び時分針駆動回路30HMに供給する。
【0092】一方、101は秒カウンタ回路で、該秒カ
ウンタ回路101は、秒位置カウンタ102と、時刻カ
ウンタ103と、該カウンタ102,103の出力側に
接続された一致検出回路104によって、60秒カウン
タとして構成されている。
【0093】ここで、秒位置カウンタ102には、秒針
駆動信号に連動したパルス信号が入力され、例えば外部
操作装置100の操作により、強制的に表示モードから
節電モードに移行すると、駆動制御回路24からは大容
量コンデンサ48の充電電圧Vcに対応した早送りパル
スが出力され、秒モータ10を介して秒針55を回動さ
せ、該秒針55によってエネルギ残量の表示を行う。そ
して、駆動信号の出力が停止した段階で、秒針は停止し
て節電モードに入る。また、節電モード中は秒針駆動信
号が入力されていないので、秒位置カウンタ102はカ
ウントアップされず、時刻カウンタ103のみがカウン
トアップされ、時刻復帰の際には、駆動制御回路24か
ら早送り駆動信号(1Hzより早い)が入力され、秒位
置カウンタ102は時刻カウンタ103の値と同じ値に
なるまでカウントアップされる。そして、一致検出回路
104では、秒位置カウンタ102の値と、時刻カウン
タ103の値とが同じ値になると早送りを停止し、通常
の表示モードに移行する。
【0094】111は時分カウンタ回路で、該時分カウ
ンタ回路111は、秒カウンタ回路101とほぼ同様
に、時分位置カウンタ112と、時刻カウンタ113
と、該カウンタ112,113の出力側に接続された一
致検出回路114によって、分針76が1分運針の場合
には、1440(24×60)カウンタとして構成され
ている。分針76が20秒運針の場合には、1分間に3
回カウントするので4320(24×60×3)カウン
トとなる。
【0095】[1・2・7] 電圧検出回路 次に、図9ないし図11を参照しつつ、電圧検出回路9
2の構成と動作について説明する。
【0096】〈1・2・7・1〉 電圧検出回路の構成 まず、図9に基づいて電圧検出回路92の構成について
述べる。電圧検出回路92は、大容量コンデンサ48の
充電電圧Vcを分圧して充電電圧Vcに比例する検出電圧
Vc´を生成する分圧回路92Aと、基準電圧Vrefを生
成する基準電源92Bと、検出電圧Vc´と基準電圧Vr
efとを比較して原リミッタ信号SLIM0を出力するコンパ
レータ92Cと、原リミッタ信号SLIM0をサンプリング
信号SS3に対応するタイミングでラッチして保持し、リ
ミッタ信号SLIM1として出力するラッチ回路92D
と、サンプリング信号SS1に基づいて基準電源92Bに
電源を供給するスイッチSW1と、サンプリング信号SS
2 に基づいてコンパレータ92Cに電源を供給するスイ
ッチSW2と、サンプリング信号SS3に基づいて分圧回
路92Aを大容量コンデンサ48に接続するスイッチS
W3と、を備えて構成されている。
【0097】この場合において、サンプリング信号SS
1、サンプリング信号SS2およびサンプリング信号SS3
が“H”レベルから“L”レベル、すなわち、スイッチ
SW1、スイッチSW2、スイッチSW3がオンになるタ
イミングは、サンプリング信号SS1→サンプリング信号
SS2→サンプリング信号SS3の順番となっている。
【0098】従って、最も安定となるまでに時間がかか
る基準電源92Bに電源が供給され、その後コンパレー
タ92Cに電源が供給され、基準電圧Vrefおよびコン
パレータ92Cの動作が安定した後に、分圧回路92A
が接続されて、ラッチ回路92Dにより原リミッタ信号
SLIM0が取り込まれることになる。
【0099】一方、分圧回路92Aは、直列接続された
抵抗値Rを有する抵抗92A1,92A2,92A3,9
2A4と、該抵抗92A3の両端に接続されたNチャンネ
ル型トランジスタ92A5と、抵抗92A4の両端に接続
されたNチャンネル型トランジスタ92A6と、を具備
している。
【0100】そして、この分圧回路92Aでは、抵抗9
2A1〜92A4が分圧抵抗となるから、充電電圧Vcを
1/4とした検出電圧Vc´を抵抗92A1によって取出
す。また、充電電圧Vcの充電量が低くなった場合に
は、トランジスタ92A5,92A6を適宜閉成させるこ
とにより、抵抗92A1によって取出される検出電圧Vc
´を、充電電圧Vcの1/3,1/2とする。これによ
り、大容量コンデンサ48の充電状態を、フル充電、3
/4充電、1/2充電として表示する。なお、分圧抵抗
の数、抵抗値を適宜に選択することにより、種々の残量
表示態様に対する信号を得る。
【0101】〈1・2・7・2〉 電圧検出回路の動作 次に図10の処理フローチャートおよび図11のタイミ
ングチャートを参照して動作を説明する。なお、実際に
は、サンプリング信号SS1→サンプリング信号SS2→サ
ンプリング信号SS3の順番で遷移タイミングがずれてい
るが、図11においては、説明の簡略化のため、サンプ
リング信号SS1、SS2、SS3の遷移タイミングはほぼ同
一タイミングであるものとしている。
【0102】まず、前回のサンプリングタイミングから
の経過時間Tがサンプリング期間Tsp以上となったか否
かを判別する(ステップS1)。
【0103】ステップS1の判別において、前回のサン
プリングタイミングからの経過時間Tがサンプリング期
間Tsp未満の場合には(ステップS1;No)、待機状
態となり、ステップS1の処理を繰り返す。
【0104】ステップS1の判別において、前回のサン
プリングタイミングからの経過時間Tがサンプリング期
間Tsp以上の場合には(ステップS1;Yes)、図1
1の時刻t1、t3、t4 に示すように、サンプリング信
号SS1、サンプリング信号SS2およびサンプリング信号
SS3 を順次“H”レベルから“L”レベルに遷移さ
せ、すなわち、スイッチSW1、スイッチSW2、スイッ
チSW3を順次オン状態とし、基準電源92Bに電源が
供給され、その後コンパレータ92Cに電源が供給さ
れ、基準電圧Vrefおよびコンパレータ92Cの動作が
安定した後に、分圧回路92Aが接続されて、検出電圧
Vc´が基準電圧Vrefを超過しているか否かをコンパレ
ータ92Cにより判別する(ステップS2)。
【0105】ステップS2の判別において、図11の時
刻t2〜時刻t5に示すように、検出電圧Vc´が基準電
圧Vrefを超過し、原リミッタ信号SLIM0が“H”レベ
ルに遷移している場合には(ステップS2;Yes)、
図11の時刻t3、t4に示すように、ラッチ回路92D
に“H”レベルの原リミッタ信号SLIM0が取り込まれ、
リミッタ信号SLIM1=“H”レベルとなる(ステップS
3)。
【0106】一方、ステップS2の判別において、図1
1の時刻t1 〜時刻t2あるいは時刻t5〜に示すよう
に、検出電圧Vc´が基準電圧Vref未満となり、原リミ
ッタ信号SLIM0が“L”レベルに遷移している場合には
(ステップS2;No)、図11の時刻t1 、t6に示
すように、ラッチ回路92Dに“L”レベルの原リミッ
タ信号SLIM0が取り込まれ、リミッタ信号SLIM1=
“L”レベルとなり(ステップS4)、処理を再びステ
ップS1に移行し、以後、同様の処理を繰り返すことと
なる。
【0107】このように、電圧検出回路92の動作をサ
ンプリング信号に基づいて間欠的に行うことにより、検
出に伴う消費電力をより低減させることができる。
【0108】[1・2・8] 中央制御回路による倍率
設定動作 〈1・2・8・1〉 充電電圧と昇降圧回路の倍率との
関係 まず、図12を参照しつつ、大容量コンデンサ48の充
電電圧Vcと昇降圧回路49の倍率との関係について述
べる。なお、説明の都合上、初期状態において、発電状
態検出回路91は動作状態、リミッタ回路LMは非動作
状態、さらに昇降圧回路49は非作動状態にあるものと
する。また、この初期状態では、大容量コンデンサ48
の充電電圧Vcは、例えば0.45[V]未満であり、
運針機構CS,CHMを駆動するための最低電圧は1.2
[V]未満に設定されている。
【0109】(1)充電電圧Vcが0.0〜0.62
[V](×3の範囲)にある時 大容量コンデンサ48の充電電圧Vcが0.45[V]
未満の場合には、昇降圧回路49は非作動状態にあり、
電圧検出回路92で検出される充電電圧Vcも0.45
[V]未満となるため、運針機構CS,CHMは非駆動状
態のままである。そして、大容量コンデンサ48の充電
電圧Vcが0.45[V]を越えると、中央制御回路9
3から昇降圧回路49に3倍昇圧を行わせるための指令
信号が出力される。これにより、昇降圧回路49は3倍
昇圧動作を行い、この3倍昇圧は、充電電圧Vcが0.
62[V]になるまで継続される。この結果、昇降圧後
電圧Vssは、1.35[V]以上となり、運針機構C
s,CHMは駆動状態となる。
【0110】なお、この場合、発電状態によっては、例
えば、電子時計1を急激に振った場合には、急激に電圧
が上昇して定格電圧を越えてしまう可能性があるため、
3倍昇圧動作に移行させずに、2倍或いは1.5倍昇圧
のように昇降圧倍率を発電状態に応じて制御するように
すれば、より安定した動作電圧の給電が可能となる。以
下の場合においても同様である。
【0111】(2)充電電圧Vcが0.62[V]〜
0.83[V](×2の範囲)にある時 大容量コンデンサ48の充電電圧Vcが0.62[V]
を越えると、中央制御回路93から昇降圧回路49に2
倍昇圧を行わせるための指令信号が出力される。これに
より、昇降圧回路49は2倍昇圧動作を行い、この2倍
昇圧は、充電電圧Vcが0.83[V]になるまで継続
される。この結果、昇降圧後電圧Vssは、1.24
[V]以上となり、運針機構CS,CHMは相変わらず、
駆動状態を維持することになる。
【0112】(3)0.83[V]〜1.23[V]
(×1.5の範囲)にある時 大容量コンデンサ48の充電電圧Vcが0.83[V]
を越えると、中央制御回路93から昇降圧回路49に
1.5倍昇圧を行わせるための指令信号が出力される。
これにより、昇降圧回路49は1.5倍昇圧動作を行
い、この1.5倍昇圧は、充電電圧Vcが1.23
[V]になるまで継続される。この結果、昇降圧後電圧
Vssは、1.24[V]以上となり、運針機構CS,CH
Mは相変わらず、駆動状態を維持することになる。
【0113】(4)1.23[V]以上(×1の範囲)
にある時 大容量コンデンサ48の充電電圧Vcが1.23[V]
を越えると、中央制御回路93から昇降圧回路49に1
倍昇圧(ショートモード)、即ち非昇圧動作を行わせる
ための指令信号が出力される。これにより、昇降圧回路
49は1倍昇圧動作を行い、この1倍昇圧は、充電電圧
Vcが1.23[V]未満となるまで継続される。この
結果、昇降圧後電圧Vssは1.24[V]以上となり、
運針機構CS,CHMは相変わらず、駆動状態を維持する
ことになる。さらに、大容量コンデンサ48の充電電圧
Vcが2.5[V]を越えた場合には、リミッタ回路L
MがON状態となる。
【0114】なお、図12の特性線図では、充電電圧V
cの上昇時と下降時で、倍率の範囲×3,×2,×1.
5,×1が異なるようにしている。このように、本実施
形態では、電圧検出回路92で検出した充電電圧Vcに
よって中央制御回路93では昇降圧回路49の倍率を設
定しているから、電圧検出回路92を兼用することがで
き、回路構成を簡略化することができる。
【0115】しかも、後述する残量表示態様を、昇降圧
回路49を制御する指令信号によっても設定することも
でき、例えばリミッタ回路LMが作動する場合にはフル
充電状態、1倍昇圧であれば2/3充電状態、1.5倍
昇圧であれば1/2状態というように設定することも可
能である。
【0116】[1・2・9] 残量表示の具体例 図13に大容量コンデンサ48の充電電圧Vcの残量表
示態様について説明するに、本実施形態では、文字盤8
0と、該文字盤80上にステッピングモータ10を用い
て回転可能に配置された秒針55とによって構成されて
いる(分針76、時針77は図示せず)。
【0117】そして、本例では、残量表示態様を、大容
量コンデンサ48の充電電圧Vcがフル状態にあるとき
には、秒針55の現時刻位置(例えば、0秒位置)を基
準として30秒分回動し(図13(a))、充電電圧V
cがフル充電時の2/3にあるときには、秒針55の現
時刻位置を基準として20秒分回動し(図13
(b))、大容量コンデンサ48のエネルギ量を表示す
るようにしている。
【0118】[1・3] 第1実施形態の動作 図14に基づいて、本実施形態による電子時計1の動作
処理を示す。
【0119】まず、制御回路23は、節電モード中であ
るか否かを判別する(ステップS11)。このステップ
S11の判別において、電子時計1が節電動作モード中
である場合には(ステップS11;YES)、後述する
ステップS16の処理に移行する。
【0120】一方、ステップS11の判別において節電
モード中ではない、即ち表示モード中である場合には
(ステップS11;NO)、ユーザが強制的に表示モー
ドから節電モードに移行するために、外部入力装置10
0(リュウズまたはボタン)を操作したか否かを判別す
る(ステップS12)。そして、このステップS12の
判別において、ユーザによる外部入力装置100の操作
がない場合には(ステップS12;NO)、ステップS
22に移行して時刻表示を行う。
【0121】一方、ステップS12の判別において、ユ
ーザによる操作が行われた場合には(ステップS12;
YES)、ステップS13で電圧検出回路92から充電
電圧Vcを検出し、ステップS14で前述した如く、秒
針55を現在位置から所定の量だけ早送りさせて充電電
圧Vcに対応した表示(例えば、図13の(a))を行
うと共に、秒位置カウンタ102によって秒針55の位
置をカウントアップする(ステップS15)。そして、
節電モードに切換える(ステップS16)。
【0122】さらに、ステップS17では、後述する時
刻復帰処理(ステップS19〜S21)を行うために、
節電モードの経過時間に対応する時刻情報を、時刻カウ
ンタ103,113によってカウントアップし、発電状
態検出部91によって発電装置40が発電を開始したか
否かを判別する(ステップS18)。このステップS1
8の判別において、発電がないと判別した場合には(ス
テップS18;NO)、ステップS17の処理を繰り返
す。
【0123】また、ステップS18で発電が開始された
と判別した場合には(ステップS18;YES)、節電
モードから表示モードに復帰する。この場合、まず、時
針77、分針76、秒針55を早送りし(ステップS1
8)、秒位置カウンタ102によって秒針55の位置を
カウントアップし(ステップS19)、さらにステップ
S21で、秒位置カウンタ102のカウンタ値と時刻カ
ウンタ103との値が一致するまでステップS20の処
理を繰り返す。これにより、早送りによって秒針55を
現時刻に復帰させる。そして、針55,76,77も通
常通りに駆動させて時刻表示を行う(ステップS2
2)。なお、この処理では、秒針55についてのみ説明
しているが、時針77、分針76についても同様であ
る。
【0124】[1・4] 第1実施形態の効果 以上、説明した如く、本実施形態による電子時計1で
は、ユーザが強制的に該電子時計1の動作モードが表示
モードから節電モードに切換えるとき、節電モードに切
換わった際の大容量コンデンサ48の充電電圧Vcを、
秒針55の移動によって表示するようにしているから、
ユーザは、秒針55の回動角度によって大容量コンデン
サ48のエネルギ残量を知ることができ、当該電子時計
1がどれ位いの期間節電モードを維持することができる
かを把握することができる。これにより、ユーザは、充
電電圧Vcの不足によって電子時計1の動作モードを節
電モードから表示モードに切換えた場合に、直ぐに再起
動できなくなる等の不安を解消することができる。
【0125】従って、ユーザは、大容量コンデンサ48
に蓄えられている充電電圧Vcの量を把握することによ
り、該大容量コンデンサ48の充電電圧Vcが低くなる
前に充電を行うことができ、節電モードから表示モード
に切換えたときでも、電子時計1を迅速に再起動するこ
とができ、当該電子時計1が故障していると早合点して
しまうのを防止することができる。
【0126】[2] 第2実施形態 本実施形態を図15および図16に基づいて説明する
に、本実施形態の特徴は、節電モード中に秒針を充電電
圧Vcに対応した位置に固定することにより、エネルギ
残量を表示すると共に、常に充電電圧Vcを監視して表
示するようにしたものである。なお、本実施形態では、
前述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0127】[2・1] 残量表示の具体例 図15に大容量コンデンサ48の充電電圧Vcの残量表
示態様について説明するに、本実施形態では、文字盤8
0と、該文字盤80上にステッピングモータ10を用い
て回転可能に配置された秒針55とによって構成されて
いる(分針76、時針77は図示せず)。
【0128】そして、本実施形態では、残量表示態様
を、大容量コンデンサ48の充電電圧Vcがフル状態に
あるときには、秒針55を30秒位置に固定し(図15
(a))、充電電圧Vcがフル充電時の2/3にあると
きには、秒針55を20秒位置に固定し(図15
(b))、大容量コンデンサ48のエネルギ量を表示す
るようにしている。
【0129】[2・2] 第2実施形態の動作 図16に基づいて、本実施形態による電子時計1の動作
処理を示す。
【0130】まず、制御回路23は、節電モード中であ
るか否かを判別する(ステップS11)。このステップ
S31の判別において、電子時計1が節電動作モード中
である場合には(ステップS31;YES)、後述する
ステップS36の処理に移行する。
【0131】一方、ステップS31の判別において節電
モード中ではない、即ち表示モード中である場合には
(ステップS31;NO)、ユーザが強制的に表示モー
ドから節電モードに移行するために、外部入力装置10
0を操作したか否かを判別する(ステップS32)。そ
して、このステップS32の判別において、ユーザによ
る外部入力装置100の操作がない場合には(ステップ
S32;NO)、ステップS43に移行して時刻表示を
行う。
【0132】一方、ステップS32の判別において、ユ
ーザによる操作が行われた場合には(ステップS32;
YES)、ステップS33で電圧検出回路92から充電
電圧Vcを検出し、ステップS34で前述した如く、秒
針55を充電電圧Vcに対応した位置まで回動させて表
示(例えば、図15の(a))を行うと共に、秒位置カ
ウンタ102によって秒針55の位置をカウントアップ
する(ステップS35)。そして、節電モードに切換え
る(ステップS36)。
【0133】また、ステップS37では、後述する時刻
復帰処理(ステップS40〜S43)を行うために、節
電モードの経過時間に対応する時刻情報を、時刻カウン
タ103,113によってカウントアップする。さら
に、ステップS38では、充電電圧Vcを再び検出し、
充電電圧Vcが変化したか否かを判定し、変化していな
い場合には(ステップS38;NO)ステップS39に
移って、発電状態検出部91によって発電装置40が発
電を開始したか否かを判別する。このステップS39の
判別において、発電がないと判別した場合には(ステッ
プS39;NO)、ステップS37,S38の処理を繰
り返す。
【0134】また、ステップS39で発電が開始された
と判別した場合には(ステップS39;YES)、節電
モードから表示モードに復帰する。この場合、まず、時
針77、分針76、秒針55を早送りし(ステップS4
0)、秒位置カウンタ102によって秒針55の位置を
カウントアップし(ステップS41)、さらにステップ
S42で、秒位置カウンタ102のカウンタ値と時刻カ
ウンタ103との値が位置するまステップS41の処理
を繰り返す。これにより、早送りによって秒針55を現
時刻に復帰させる。そして、針55,76,77も通常
通りに駆動させて時刻表示を行う(ステップS43)。
なお、この処理では、秒針55についてのみ説明してい
るが、時針77、分針76についても同様である。
【0135】一方、ステップS38の判別において、大
容量コンデンサ48の充電電圧Vcが変化した場合には
(ステップS38;YES)、秒針55を回動させて充
電電圧Vcに対応した表示(例えば、充電電圧Vcがフル
充電時の2/3になった場合には、図15の(b))を
行う(ステップS44)。さらに、このときの秒針55
の位置に対応したカウンタ分だけ秒位置カウンタ102
をカウントダウンさせる。そして、ステップS37でリ
ターンさせる。
【0136】このように、本実施形態では、ユーザが動
作モードを表示モードから節電モードに強制的に切換え
るとき、さらに節電モード中に充電電圧Vcが変化した
ときに、秒針55の位置によって大容量コンデンサ48
の充電電圧Vcを表示することができる。
【0137】[2・3] 第2実施形態の効果 以上、説明した如く、本実施形態による電子時計1で
は、ユーザが強制的に該電子時計1の動作モードが表示
モードから節電モードに切換えるとき、節電モードに切
換わった際の大容量コンデンサ48の充電電圧Vcを、
秒針55の位置によって表示するようにしているから、
ユーザは、秒針55の位置によって大容量コンデンサ4
8のエネルギ残量を知ることができ、当該電子時計1が
どれ位いの期間節電モードを維持することができるかを
把握することができる。これにより、ユーザは、充電電
圧Vcの不足によって電子時計1の動作モードを節電モ
ードから表示モードに切換えた場合に、直ぐに再起動で
きなくなる等の不安を解消することができる。
【0138】また、本実施形態による電子時計1では、
節電モード中であっても、電圧検出回路92によって大
容量コンデンサ48の充電電圧Vcを適宜監視し、この
充電電圧Vcが予め設定した比率まで低減したときに
は、秒針55を予め設定された位置まで回動させて充電
電圧Vcの充電状態を表示するようにしている。これに
よって、ユーザは、当該電子時計1をあとどれ位の時間
放置しておいてもよいかを把握することができる。
【0139】従って、ユーザは、大容量コンデンサ48
に蓄えられている充電電圧Vcの量を把握することによ
り、該大容量コンデンサ48の充電電圧Vcが低くなる
前に充電を行うことができ、節電モードから表示モード
に切換えたときでも、電子時計1を迅速に再起動するこ
とができ、当該電子時計1が故障していると早合点して
しまうのを防止することができる。
【0140】[3]実施形態の変形例 [3・1] 第1変形例 前記各実施形態では、大容量コンデンサ48の充電電圧
Vcを秒針55を用いて表示するようにしたが、本発明
はこれに限らず、図17に示すように、日付の数字が印
刷された数字板111を用いた日付表示機能110を利
用して表示するようにしてもよく、例えば、大容量コン
デンサ48がフル充電状態のときには日付を「10」と
し、1/2充電状態のときには「5」とするようにして
表示する。これにより、ユーザは針55,76,77が
停止している状態をもって節電モードであることを認識
し、日付の数字によって充電状態を把握することができ
る。また、日付の数字を日付用の数字とは異なった色・
フォントを用いた数字板111を用意し、充電電圧Vc
を表示するときには、この数字を用いることによって、
表示する事も可能である。
【0141】[3・2] 第2変形例 前記実施形態では、ユーザが外部入力装置100を操作
して強制的に電子時計1の動作モードを表示モードから
節電モードに切換える場合について述べたが、本発明は
これに限らず、発電状態検出部91と非発電状態計測回
路99によって発電を停止している時間を計測し、この
時間が所定時間を超えたら自動的に表示モードから節電
モードに切換えるようにしてもよい。また、ユーザが電
子時計1の動作モードに拘わらず、充電電圧Vcを確認
することも可能である。
【0142】[3・3] 第3変形例 また、電子時計1には、加速度センサ、熱検出センサ等
によって構成される携帯状態検出回路を設け、該携帯状
態検出回路により非携帯状態にあることを検出し、この
ときの非携帯時間を計測して非発電状態を間接的に監視
するようにしてもよい。この場合でも、非携帯状態を持
続する時間が所定時間経過したときに非携帯状態(非発
電状態)として、このときに電子時計1の動作モードを
表示モードから節電モードに切換えるようにしてもよ
い。一方、節電モードから表示モードに切換えるときに
も同様に、携帯状態検出回路によって電子時計1が非携
帯状態から携帯状態に切換わったときに行うようにして
もよい。
【0143】[3・4] 第4変形例 上記実施形態においては、2つのモータで時分および秒
を表示する電子時計1を例に説明しているが、3個以上
のモータ(秒針、分針、時針、カレンダ、クロノグラフ
などを個別に制御するモータ)を有する電子時計につい
ても本発明の適用が可能である。
【0144】[3・5] 第5変形例 前記実施形態では、秒針55によって節電モード時の大
容量コンデンサ48の充電電圧Vcを表示するようにし
たが、本発明はこれに限らず、秒針55と分針76との
相対位置、秒針55と時針77との相対位置、または分
針76と時針77との相対位置によって充電電圧Vcを
表示するようにしてもよい。さらに、時計表示用の指針
55,76,77とは別個に専用の表示手段を設けるよ
うにしてもよい。
【0145】[3・6] 第6変形例 上記実施形態では、発電装置40として、回転錘45の
回転運動をロータ43に伝達し、該ロータ43の回転に
より出力用コイル44に起電力Vgenを発生させる電磁
発電装置を採用しているが、本発明はこれに限定される
ことなく、例えば、ゼンマイの復元力(外部のエネルギ
ーに相当)により回転運動を生じさせ、該回転運動で起
電力を発生させる発電装置や、外部或いは自励による振
動または変位(外部のエネルギーに相当)を圧電体に加
えることにより、圧電効果によって電力を発生させる発
電装置であってもよい。
【0146】また、太陽光等の光エネルギー(外部のエ
ネルギーに相当)を利用した光電変換により電力を発生
させる発電装置であっても良い。
【0147】さらに、ある部位と他の部位との温度差
(熱エネルギー;外部のエネルギーに相当)による熱発
電により電力を発生させる発電装置であっても良い。
【0148】また、放送、通信電波などの浮遊電磁波を
受信し、そのエネルギー(外部のエネルギーに相当)を
利用した電磁誘導型発電装置を用いるように構成するこ
とも可能である。
【0149】[3・7] 第7変形例 上記実施形態においては、基準電位(GND)をVdd
(高電位側)に設定したが、基準電位(GND)をVss
(低電位側)に設定してもよいことは勿論である。
【0150】[3・8] 第8変形例 上記実施形態においては、電源として、発電装置による
発電電力を蓄電する二次電池、コンデンサなどの充電可
能な蓄電装置を用いていたが、一次電池を用いるもので
もよく、さらには、充電可能な蓄電装置と一次電池を併
用したり、発電装置と一次電池を併用したりするもので
も構わない。
【0151】
【発明の効果】本発明によれば、外部入力手段による操
作、または自動的に被駆動手段の動作モードを駆動節モ
ードから節電モードに切換える際、エネルギ残量表示手
段によって電源手段のエネルギ残量を表示するようにし
たから、ユーザはエネルギ残量を把握することができ
る。例えば、節電モードにある場合には、どれ位の期間
節電モード状態を維持することができるかを把握でき、
電子時計を放置する際の不安を解消することができる。
そして、ユーザはエネルギ残量が余裕のあるうちに、電
子時計を節電モードから駆動モードに切換えることによ
って、当該電子時計を迅速に再起動させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る電子時計の概略
構成を示す図である。
【図2】 同実施形態に係る制御回路とその周辺構成を
示す機能ブロック図である。
【図3】 昇降圧回路を示す回路構成図である。
【図4】 昇降圧回路の動作説明図である。
【図5】 3倍昇圧時における昇降圧回路の等価回路図
である。
【図6】 2倍昇圧時における昇降圧回路の等価回路図
である。
【図7】 1.5倍昇圧時における昇降圧回路の等価回
路図である。
【図8】 直結(1倍昇圧時)における昇降圧回路の等
価回路図である。
【図9】 電圧検出回路の概略構成図である。
【図10】 電圧検出回路の処理を示す流れ図である。
【図11】 電圧検出回路の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図12】 昇降圧回路の充電電圧と昇降圧ご電圧との
関係を示す特性線図である。
【図13】 秒針を回動させて大容量コンデンサの充電
電圧Vcを表示する残量表示態様を示す具体例である。
【図14】 第1実施形態の動作を示す流れ図である。
【図15】 第2実施形態による秒針位置によって大容
量コンデンサの充電電圧Vcを表示する残量表示携帯を
示す具体例である。
【図16】 第2実施形態の動作を示す流れ図である。
【図17】 第1変形例による日付表示機能によって大
容量コンデンサの充電電圧Vcを表示する残量表示携帯
を示す具体例である。
【符号の説明】
1…電子時計 23…制御回路 24…駆動制御回路 30S…秒針駆動回路 30HM…時分針駆動回路 40…発電装置 45…回転錘 48…高容量2次電源(大容量コンデンサ) 55…秒針 76…分針 77…時針 90…モード設定部 91…発電状態検出部 92…電圧検出回路 93…中央制御回路 94…モード記憶部 100…外部入力装置 A…発電部 B…電源部

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気エネルギを供給する電源手段と、 該電源手段から供給される電気エネルギによって作動
    し、駆動信号を出力する駆動制御手段と、 該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、 該被駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う
    時刻表示手段と、 ユーザが外部から操作する外部操作入力手段と、 該外部操作入力手段の操作状況に応じて前記電源手段の
    エネルギ残量を表示するエネルギ残量表示手段と、 を具備したことを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 電気エネルギを供給する電源手段と、 該電源手段から供給される電気エネルギによって作動
    し、駆動信号を出力する駆動制御手段と、 該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、 該被駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う
    時刻表示手段と、 ユーザが外部から操作する外部操作入力手段と、 該外部操作入力手段の操作状況に応じて前記電源手段の
    エネルギ残量を前記時間表示手段を用いて表示するエネ
    ルギ残量表示手段と、 を具備したことを特徴とする電子時計。
  3. 【請求項3】 電気エネルギを供給する電源手段と、 該電源手段から供給される電気エネルギによって作動
    し、駆動信号を出力する駆動制御手段と、 該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、 該被駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う
    時刻表示手段と、 前記被駆動手段によって駆動され、日付表示を行う日付
    表示手段と、 ユーザが外部から操作する外部操作入力手段と、 該外部操作入力手段の操作状況に応じて前記電源手段の
    エネルギ残量を前記日付表示手段を用いて表示するエネ
    ルギ残量表示手段と、 を具備したことを特徴とする電子時計。
  4. 【請求項4】 電気エネルギを供給する電源手段と、 該電源手段から供給される電気エネルギによって作動
    し、駆動信号を出力する駆動制御手段と、 該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、 該被駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う
    時刻表示手段と、 前記被駆動手段によって駆動され、日付表示を行う日付
    表示手段と、 ユーザが外部から操作する外部操作入力手段と、 を備え、 前記日付表示手段には、前記外部操作入力手段の操作状
    況に応じて、前記日付表示手段による日付表示態様と異
    なる表示態様で前記電源手段のエネルギ残量を表示する
    エネルギ残量表示手段を有することを特徴とする電子時
    計。
  5. 【請求項5】 電気エネルギを供給する電源手段と、 該電源手段から供給される電気エネルギによって作動
    し、駆動信号を出力する駆動制御手段と、 該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、 該被駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う
    時刻表示手段と、 予め設定された条件に基づいて前記被駆動手段の動作モ
    ードを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに
    切換えるモード切換手段と、 該モード切換手段によって前記被駆動手段の動作モード
    を駆動モードから節電モードに移行するに際し、前記電
    源手段のエネルギ残量を表示するエネルギ残量表示手段
    と、 を具備したことを特徴とする電子時計。
  6. 【請求項6】 電気エネルギを供給する電源手段と、 該電源手段から供給される電気エネルギによって作動
    し、駆動信号を出力する駆動制御手段と、 該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、 該被駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う
    時刻表示手段と、 予め設定された条件に基づいて前記被駆動手段の動作モ
    ードを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに
    切換えるモード切換手段と、 該モード切換手段によって前記被駆動手段の動作モード
    を駆動モードから節電モードに移行するに際し、前記電
    源手段のエネルギ残量を前記時刻表示手段を用いて表示
    するエネルギ残量表示手段と、 を具備したことを特徴とする電子時計。
  7. 【請求項7】 電気エネルギを供給する電源手段と、 該電源手段から供給される電気エネルギによって作動
    し、駆動信号を出力する駆動制御手段と、 該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、 該被駆動手段を駆動させることにより、時間表示を行う
    時刻表示手段と、 前記被駆動手段によって駆動され、日付表示を行う日付
    表示手段と、 予め設定された条件に基づいて前記被駆動手段の動作モ
    ードを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに
    切換えるモード切換手段と、 該モード切換手段によって前記被駆動手段の動作モード
    を駆動モードから節電モードに移行するに際し、前記電
    源手段のエネルギ残量を前記日付表示手段を用いて表示
    するエネルギ残量表示手段と、 を具備したことを特徴とする電子時計。
  8. 【請求項8】 電気エネルギを供給する電源手段と、 該電源手段から供給される電気エネルギによって作動
    し、駆動信号を出力する駆動制御手段と、 該駆動信号を受けて駆動される被駆動手段と、 該被駆動手段によって駆動され、時間の表示を行う時刻
    表示手段と、 前記被駆動手段によって駆動され、日付表示を行う日付
    表示手段と、 予め設定された条件に基づいて前記被駆動手段の動作モ
    ードを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに
    切換えるモード切換手段と、 を備え、 前記日付表示手段には、前記モード切換手段によって前
    記被駆動手段の動作モードを駆動モードから節電モード
    に移行するに際し、前記日付表示手段による日付表示態
    様と異なる表示態様で前記電源手段のエネルギ残量を表
    示するエネルギ残量表示手段を有することを特徴とする
    電子時計。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6,7また
    は8記載の電子時計において、 前記電源手段から供給される電気エネルギの量を検出す
    る電気エネルギ量検出手段を設け、 前記エネルギ残量表示手段によって表示されるエネルギ
    残量は、該電気エネルギ量検出手段によって検出される
    電気エネルギ量とすることを特徴とする電子時計。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電子時計において、 前記電気エネルギ量検出手段は、前記電源手段のエネル
    ギ量を監視し、前記エネルギ残量表示手段によるエネル
    ギ残量の表示を更新することを特徴とする電気時計。
  11. 【請求項11】 請求項1,2,3,4,5,6,7ま
    たは8記載の電子時計において、 前記電源手段は、外部エネルギを電気エネルギに変換す
    る発電手段と、該発電手段から供給される電気エネルギ
    を蓄えて、電気エネルギを前記駆動制御回路に向けて供
    給する蓄電手段とを備え、 前記蓄電手段には、該蓄電手段の蓄電容量を検出する蓄
    電容量検出手段を設け、 前記エネルギ残量表示手段によって表示されるエネルギ
    残量は、該蓄電容量検出手段によって検出される蓄電容
    量とすることを特徴とする電子時計。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の電子時計において、 前記蓄電容量検出手段は、前記蓄電手段に蓄えられた蓄
    電容量を監視し、前記エネルギ残量表示手段によるエネ
    ルギ残量の表示を更新することを特徴とする電子時計。
  13. 【請求項13】 請求項1,2,3,4,5,6,7ま
    たは8記載の電子時計において、 前記電源手段は、外部エネルギを電気エネルギに変換す
    る発電手段と、該発電手段から供給される電気エネルギ
    を蓄える蓄電手段と、該蓄電手段に蓄えられた電気エネ
    ルギを昇降圧させる昇降圧手段とを備え、 前記昇降圧手段には、該昇降圧手段から出力される電気
    エネルギ量を検出する電気エネルギ量検出手段を設け、 前記エネルギ残量表示手段によって表示されるエネルギ
    残量は、該電気エネルギ量検出手段によって検出される
    電気エネルギ量とすることを特徴とする電子時計。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の電子時計において、 前記電気エネルギ量検出手段は、前記昇降圧手段から出
    力される電気エネルギ量を監視し、前記エネルギ残量表
    示手段によるエネルギ残量の表示を更新することを特徴
    とする電子時計。
  15. 【請求項15】 請求項5,6,7または8記載の電子
    時計において、 前記電源手段は、外部エネルギを電気エネルギに変換す
    る発電手段と、該発電手段から供給される電気エネルギ
    を蓄えて、電気エネルギを前記駆動制御手段に向けて供
    給する蓄電手段とを備え、 前記発電手段には、該発電手段が発電状態にあるか否か
    を検出する発電状態検出手段を設け、 前記条件は、該発電状態検出手段によって前記発電手段
    が発電状態にあることを検出したか否かであることを特
    徴とする電子時計。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の電子時計において、 前記発電状態検出手段は、前記発電手段から出力される
    電気エネルギの量が判定エネルギ量を超えたか否かを判
    定するエネルギ量判定手段と、該エネルギ量判定手段に
    よって電気エネルギ量が判定エネルギ量を超えていると
    判定された状態の継続時間が判定時間値を越えているか
    否かを判定する発電時間判定手段とを備えることを特徴
    とする電子時計。
  17. 【請求項17】 請求項1,2,3または4記載の電子
    時計において、 前記電源手段は、外部エネルギを電気エネルギに変換す
    る発電手段と、該発電手段から供給される電気エネルギ
    を蓄えて、電気エネルギを前記駆動制御手段に向けて供
    給する蓄電手段とを備え、 前記発電手段には、該発電手段が発電状態にあるか否か
    を検出する発電状態検出手段を設けると共に、前記被駆
    動手段の動作モードを、通常の駆動を行う駆動モードと
    節電モードとに切換えるモード切換手段を設け、 該モード切換手段は、前記被駆動手段の動作モードを前
    記駆動モードから前記節電モードに切換える際には、前
    記外部操作入力手段の操作状況に基づいて行い、前記被
    駆動手段の動作モードを前記節電モードから前記駆動モ
    ードに切換える際には、前記発電状態検出手段によって
    発電を開始したときに行うことを特徴とする電子時計。
  18. 【請求項18】 請求項1,2,3または4記載の電子
    時計において、 当該電子時計が携帯状態にあるか否かを検出する携帯状
    態検出手段を設けると共に、前記被駆動手段の動作モー
    ドを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに切
    換えるモード切換手段を設け、 前記モード切換手段は、前記被駆動手段の動作モードを
    前記駆動モードから前記節電モードに切換える際には、
    前記外部操作入力手段の操作状況に基づいて行い、前記
    被駆動手段の動作モードを前記節電モードから前記駆動
    モードに切換える際には、前記携帯状態検出手段によっ
    て電子時計が被携帯状態から携帯状態に切換ったときに
    行うことを特徴とする電子時計。
  19. 【請求項19】 請求項5,6,7または8記載の電子
    時計において、 前記駆動制御手段は、前記電源手段から供給される電気
    エネルギによって作動し制御信号を出力する制御回路
    と、前記電源手段から供給される電気エネルギによって
    作動し該制御回路から出力される制御信号を受けて駆動
    信号を前記被駆動手段に向けて出力する駆動回路とによ
    って構成し、 前記モード切換手段は、前記駆動モードにおいては前記
    制御回路と駆動回路とに電気エネルギを供給し、節電モ
    ードにおいては前記制御回路にのみ電気エネルギを供給
    することを特徴とする電子時計。
  20. 【請求項20】 請求項17または18記載の電子時計
    において、 前記駆動制御手段は、前記電源手段から供給される電気
    エネルギによって作動し制御信号を出力する制御回路
    と、前記電源手段から供給される電気エネルギによって
    作動し該制御回路から出力される制御信号を受けて駆動
    信号を前記被駆動手段に向けて出力する駆動回路とによ
    って構成し、 前記モード切換手段は、前記駆動モードにおいては前記
    制御回路と駆動回路とに電気エネルギを供給し、節電モ
    ードにおいては前記制御回路にのみ電気エネルギを供給
    することを特徴とする電子時計。
  21. 【請求項21】 請求項5,6,7または8記載の電子
    時計において、 当該電子時計が携帯状態にあるか否かを検出する携帯状
    態検出手段を設け、 前記条件は、前記被駆動手段の動作モードを前記駆動モ
    ードから前記節電モードに切換える際には、該携帯状態
    検出手段によって当該電子時計が非携帯状態にあること
    を検出し、電子時計が非携帯状態にある時間が所定時間
    を経過したか否かであり、 前記被駆動手段の動作モードを前記節電モードから前記
    駆動モードに切換える際には、前記携帯状態検出手段に
    よって電子時計が被携帯状態から携帯状態に切換ったか
    否かであることを特徴とする電子時計。
  22. 【請求項22】 請求項1,2,3,5,6または7記
    載の電子時計において、 前記エネルギ残量表示手段は、予め定められた残量表示
    態様として表示することを特徴とする電子時計。
  23. 【請求項23】 請求項2または6記載の電子時計にお
    いて、 前記時刻表示手段は、時刻表示を行う複数の指針を有
    し、 前記エネルギ残量表示手段による残量表示態様は、前記
    各指針のうち、少なくとも一の指針の位置によって表示
    することを特徴とする電子時計。
  24. 【請求項24】 請求項2または6記載の電子時計にお
    いて、 前記時刻表示手段は、時刻表示を行う複数の指針を有
    し、 前記エネルギ残量表示手段による残量表示態様は、前記
    各指針のうち、少なくとも2本の指針を選択し、各指針
    の相対位置によって表示することを特徴とする電子時
    計。
  25. 【請求項25】 請求項2または6記載の電子時計にお
    いて、 前記時刻表示手段は、時刻表示を行う少なくとも1個の
    指針を有し、 前記エネルギ残量表示手段による残量表示手段は、指針
    による現時刻を基準位置としてエネルギ残量に対応させ
    た角度で回動させて表示することを特徴とする電子時
    計。
  26. 【請求項26】 請求項3または7記載の電子時計にお
    いて、 前記日付表示手段は、日付表示を行うための数字が印刷
    された数字板を有し、 前記残量表示態様は、前記数字板によって行うことを特
    徴とする電子時計。
  27. 【請求項27】 請求項4または8記載の電子時計にお
    いて、 前記日付表示手段は、日付表示を行うための数字とエネ
    ルギ残量に対応する数字とが印刷された数字板を有し、 前記残量表示態様は、前記数字板のエネルギ残量に対応
    する数字によって行うことを特徴とする電子時計。
  28. 【請求項28】 請求項5,6,7または8記載の電子
    時計において、 前記駆動制御手段には、モード切換手段によって節電モ
    ードから駆動モードに切換わるとき、時刻表示を現時刻
    に復帰させるための復帰動作を行う現時刻復帰手段を備
    えることを特徴とする電子時計。
  29. 【請求項29】 電気エネルギを供給する電源ユニット
    と、 該電源ユニットから供給される電気エネルギによって作
    動され、駆動信号を出力する被駆動ユニットと、 該被駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時
    刻表示機構と、 を有する電子時計の制御方法であって、 ユーザが外部から操作する外部操作入力機構を設け、 該外部操作入力機構の操作状況に応じて前記電源ユニッ
    トのエネルギ残量を表示するエネルギ残量表示工程を、 具備することを特徴とする電子時計の制御方法。
  30. 【請求項30】 電気エネルギを供給する電源ユニット
    と、 該電源ユニットから供給される電気エネルギによって作
    動され、駆動信号を出力する被駆動ユニットと、 該被駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時
    刻表示機構と、 を有する電子時計の制御方法であって、 ユーザが外部から操作する外部操作入力機構を設け、 該外部操作入力機構の操作状況に応じて前記電源ユニッ
    トのエネルギ残量を前記時刻表示機構を用いて表示する
    エネルギ残量表示工程を、 具備することを特徴とする電子時計の制御方法。
  31. 【請求項31】 電気エネルギを供給する電源ユニット
    と、 該電源ユニットから供給される電気エネルギによって作
    動され、駆動信号を出力する駆動制御ユニットと、 該駆動制御ユニットから出力される駆動信号を受けて駆
    動される被駆動ユニットと、 該被駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時
    刻表示機構と、 該被駆動ユニットによって駆動され、該時刻表示機構に
    よる時刻表示に加えて日付の表示を行う日付表示機構
    と、 を有する電子時計の制御方法であって、 ユーザが外部から操作する外部操作入力機構を設け、 該外部操作入力機構の操作状況に応じて前記電源ユニッ
    トのエネルギ残量を前記日付表示機構を用いて表示する
    エネルギ残量表示工程を、 具備することを特徴とする電子時計の制御方法。
  32. 【請求項32】 電気エネルギを供給する電源ユニット
    と、 該電源ユニットから供給される電気エネルギによって作
    動され、駆動信号を出力する駆動制御ユニットと、 該駆動制御ユニットから出力される駆動信号を受けて駆
    動される被駆動ユニットと、 該被駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時
    刻表示機構と、 該被駆動ユニットによって駆動され、該時刻表示機構に
    よる時刻表示に加えて数字による日付表示を行う日付表
    示機構と、 を有する電子時計の制御方法であって、 ユーザが外部から操作する外部操作入力機構を設け、 該外部操作入力機構の操作状況に応じて前記電源ユニッ
    トのエネルギ残量を前記日付表示機構で使用される数字
    とは異なった数字を用いて表示するエネルギ残量表示工
    程を、 具備することを特徴とする電子時計の制御方法。
  33. 【請求項33】 電気エネルギを供給する電源ユニット
    と、 該電源ユニットから供給される電気エネルギによって作
    動され、駆動信号を出力する駆動制御ユニットと、 該駆動制御ユニットから出力される駆動信号を受けて駆
    動される被駆動ユニットと、 該被駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時
    刻表示機構と、 を有する電子時計の制御方法であって、 予め設定された条件に基づいて該被駆動ユニットのモー
    ドを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに切
    換えるモード切換工程と、 該モード切換工程によって少なくとも前記被駆動ユニッ
    トの動作モードが駆動モードから節電モードに移行する
    に際し、前記電源ユニットのエネルギ残量を表示するエ
    ネルギ残量表示工程と、 を具備することを特徴とする電子時計の制御方法。
  34. 【請求項34】 電気エネルギを供給する電源ユニット
    と、 該電源ユニットから供給される電気エネルギによって作
    動され、駆動信号を出力する駆動制御ユニットと、 該駆動制御ユニットから出力される駆動信号を受けて駆
    動される被駆動ユニットと、 該被駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時
    刻表示機構と、 を有する電子時計の制御方法であって、 予め設定された条件に基づいて該被駆動ユニットのモー
    ドを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに切
    換えるモード切換工程と、 該モード切換工程によって少なくとも前記被駆動ユニッ
    トの動作モードが駆動モードから節電モードに移行する
    に際し、前記電源ユニットのエネルギ残量を前記時刻表
    示機構を用いて表示するエネルギ残量表示工程と、 を具備することを特徴とする電子時計の制御方法。
  35. 【請求項35】 電気エネルギを供給する電源ユニット
    と、 該電源ユニットから供給される電気エネルギによって作
    動され、駆動信号を出力する駆動制御ユニットと、 該駆動制御ユニットから出力される駆動信号を受けて駆
    動される被駆動ユニットと、 該被駆動ユニットによって駆動され、時刻表示を行う時
    刻表示機構と、 前記被駆動ユニットによって駆動され、該時刻表示機構
    による時間表示に加えて日付の表示を行う日付表示機構
    と、 を有する電子時計の制御方法であって、 予め設定された条件に基づいて該被駆動ユニットのモー
    ドを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに切
    換えるモード切換工程と、 該モード切換工程によって少なくとも前記被駆動ユニッ
    トの動作モードが駆動モードから節電モードに移行する
    に際し、前記電源ユニットのエネルギ残量を前記日付表
    示機構を用いて表示するエネルギ残量表示工程と、 を具備することを特徴とする電子時計の制御方法。
  36. 【請求項36】 電気エネルギを供給する電源ユニット
    と、 該電源ユニットから供給される電気エネルギによって作
    動され、駆動信号を出力する駆動制御ユニットと、 該駆動制御ユニットから出力される駆動信号を受けて駆
    動される被駆動ユニットと、 該被駆動ユニットによって駆動され、時間表示を行う時
    刻表示機構と、 前記被駆動ユニットによって駆動され、該時刻表示機構
    による時間表示に加えて数字による日付の表示を行う日
    付表示機構と、 を有する電子時計の制御方法であって、 予め設定された条件に基づいて該被駆動ユニットのモー
    ドを、通常の駆動を行う駆動モードと節電モードとに切
    換えるモード切換工程と、 該モード切換工程によって少なくとも前記被駆動ユニッ
    トの動作モードが駆動モードから節電モードに移行する
    に際し、前記電源ユニットのエネルギ残量を前記日付表
    示機能で使用される日付用の数字とは異なった数字を用
    いて表示するエネルギ残量表示工程と、 を具備することを特徴とする電子時計の制御方法。
  37. 【請求項37】 請求項29,30,31,32,3
    3,34,35または36記載の電子時計の制御方法に
    おいて、 前記電源ユニットから供給される電気エネルギの量を検
    出する電気エネルギ量検出装置を設け、 前記エネルギ残量表示工程によって表示されるエネルギ
    残量は、該電気エネルギ量検出装置によって検出される
    電気エネルギ量とすることを特徴とする電子時計の制御
    方法。
  38. 【請求項38】 請求項37記載の電子時計の制御方法
    において、 前記電気エネルギ量検出装置は、前記電源ユニットのエ
    ネルギ量を監視し、前記エネルギ残量表示工程によるエ
    ネルギ残量の表示を更新することを特徴とする電気時計
    の制御方法。
  39. 【請求項39】 請求項29,30,31,32,3
    3,34,35または36記載の電子時計の制御方法に
    おいて、 前記電源ユニットは、外部エネルギを電気エネルギに変
    換する発電装置と、該発電装置から供給される電気エネ
    ルギを蓄えて、電気エネルギを供給する蓄電装置とを具
    備し、 該蓄電装置の蓄電容量を検出する蓄電容量検出工程を設
    け、 前記エネルギ残量表示工程によって表示されるエネルギ
    残量は、該蓄電容量検出工程において検出される蓄電容
    量とすることを特徴とする電子時計の制御方法。
  40. 【請求項40】 請求項39記載の電子時計の制御方法
    において、 前記蓄電量検出装置は、前記蓄電装置に蓄えられたエネ
    ルギ残量を監視し、前記エネルギ残量表示工程によるエ
    ネルギ残量の表示を更新することを特徴とする電子時計
    の制御方法。
  41. 【請求項41】 請求項29,30,31,32,3
    3,34,35または36記載の電子時計の制御方法に
    おいて、 前記電源ユニットは、外部エネルギを電気エネルギに変
    換する発電装置と、該発電装置から供給される電気エネ
    ルギを蓄えて、電気エネルギを供給する蓄電装置と、該
    蓄電装置から出力される電気エネルギを昇降圧させる昇
    降圧回路とを具備し、 該昇降圧回路から出力される電気エネルギ量を検出する
    電気エネルギ量検出工程を設け、 前記エネルギ残量表示工程によって表示されるエネルギ
    残量は、該電気エネルギ量検出工程において検出される
    電気エネルギ量とすることを特徴とする電子時計の制御
    方法。
  42. 【請求項42】 請求項41記載の電子時計の制御方法
    において、 前記電気エネルギ量検出装置は、前記昇降圧回路から出
    力される電気エネルギ量を監視し、前記エネルギ残量表
    示工程によるエネルギ残量の表示を更新することを特徴
    とする電子時計の制御方法。
JP16605899A 1999-06-11 1999-06-11 電子時計及び電子時計の制御方法 Expired - Fee Related JP3654056B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16605899A JP3654056B2 (ja) 1999-06-11 1999-06-11 電子時計及び電子時計の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16605899A JP3654056B2 (ja) 1999-06-11 1999-06-11 電子時計及び電子時計の制御方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004344118A Division JP2005055449A (ja) 2004-11-29 2004-11-29 電子時計及び電子時計の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000356690A true JP2000356690A (ja) 2000-12-26
JP3654056B2 JP3654056B2 (ja) 2005-06-02

Family

ID=15824200

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16605899A Expired - Fee Related JP3654056B2 (ja) 1999-06-11 1999-06-11 電子時計及び電子時計の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3654056B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9575526B2 (en) 2012-12-19 2017-02-21 Seiko Epson Corporation Electronic device having power generation function, control method of electronic device having power generation function, and portable electronic device having power generation function, and control method of portable electronic device having power generation function
CN106842892A (zh) * 2015-12-07 2017-06-13 精工爱普生株式会社 电子钟表和电子钟表的显示控制方法
CN108762038A (zh) * 2018-04-08 2018-11-06 天芯智能(深圳)股份有限公司 一种指针式智能手表的指示方法及装置
CN114815568A (zh) * 2021-01-27 2022-07-29 精工爱普生株式会社 电子钟表和电子钟表的控制方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111221239A (zh) * 2020-03-24 2020-06-02 江苏乐芯智能科技有限公司 一种手表的显示方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9575526B2 (en) 2012-12-19 2017-02-21 Seiko Epson Corporation Electronic device having power generation function, control method of electronic device having power generation function, and portable electronic device having power generation function, and control method of portable electronic device having power generation function
EP2746874A3 (en) * 2012-12-19 2017-11-08 Seiko Epson Corporation Electronic device having power generation function, control method of electronic device having power generation function, and portable electronic device having power generation function, and control method of portable electronic device having power generation function
CN106842892A (zh) * 2015-12-07 2017-06-13 精工爱普生株式会社 电子钟表和电子钟表的显示控制方法
US10101708B2 (en) 2015-12-07 2018-10-16 Seiko Epson Corporation Electronic timepiece and display control method of electronic timepiece
CN108762038A (zh) * 2018-04-08 2018-11-06 天芯智能(深圳)股份有限公司 一种指针式智能手表的指示方法及装置
CN108762038B (zh) * 2018-04-08 2020-07-17 天芯智能(深圳)股份有限公司 一种指针式智能手表的指示方法及装置
CN114815568A (zh) * 2021-01-27 2022-07-29 精工爱普生株式会社 电子钟表和电子钟表的控制方法
JP7552381B2 (ja) 2021-01-27 2024-09-18 セイコーエプソン株式会社 電子時計および電子時計の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3654056B2 (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1006640B1 (en) Portable electronic device and control method for controlling the protable electronic device
JP5211534B2 (ja) 発電機能付き電子時計
JP3449357B2 (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
JP3551861B2 (ja) 計時装置及びその制御方法
US6766459B2 (en) Time keeping apparatus and method for controlling the same
JP3534071B2 (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
JP3601376B2 (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
US6373789B2 (en) Electronically controlled mechanical timepiece and method controlling the same
JP3830289B2 (ja) 電子機器および計時装置
JP3601375B2 (ja) 携帯用電子機器及び携帯用電子機器の制御方法
JP2000356690A (ja) 電子時計及び電子時計の制御方法
WO2000070411A1 (fr) Materiel electronique et son procede de commande
JP3654018B2 (ja) 計時装置および計時装置の制御方法
JP3791263B2 (ja) 携帯用電子機器、携帯用電子機器の制御方法ならびに計時装置および計時装置の制御方法
JP4349388B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、計時装置、および計時装置の制御方法
JP2005055449A (ja) 電子時計及び電子時計の制御方法
JP3654055B2 (ja) 携帯電子機器及び携帯電子機器の制御方法
JP4311394B2 (ja) 計時装置、携帯用電子機器および計時装置の制御方法
JP4055446B2 (ja) 電子機器、電子機器の制御方法、計時装置、および計時装置の制御方法
JP3906720B2 (ja) 携帯用電子機器及び携帯用電子機器の制御方法
JP3906715B2 (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
JP2002156474A (ja) 電子機器及び電子機器の制御方法
JP2004004137A (ja) 電子機器および電子機器の制御方法
JP2004004140A (ja) 計時装置及び計時装置の制御方法
JP2001013273A (ja) 携帯電子機器、その制御方法、計時装置および携帯電子機器の検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110311

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130311

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees