JP2000355798A5 - - Google Patents
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Description
【0003】
この公報に開示された従来の基板メッキ装置は、図5に示すように、メッキ層を形成する処理面WFを上方に向けてウエハWを静止状態で保持するステージ200やステージ200に保持されたウエハWの処理面WFに対して電気的に接続する陰電極(カソードコンタクト部)210、ステージ200に保持されたウエハWの上部に電解メッキ液を貯溜するカップ部220、カップ部220に貯溜された電解メッキ液に浸漬され、ステージ200に保持されたウエハWの処理面WFに対向配置される陽電極(アノード)230、カップ部220に電解メッキ液を供給するための電解メッキ液の貯溜タンク241や、ポンプ242、供給管243などを有する電解メッキ液供給機構240、陽電極230から陰電極210へ向けて電流が流れるように給電する電源250などを備えている。なお、図5中の符号260は、カップ部220内にウエハWの搬入・搬出の際に用いる上下方向に昇降のみ可能な押し上げ台を示している。
この公報に開示された従来の基板メッキ装置は、図5に示すように、メッキ層を形成する処理面WFを上方に向けてウエハWを静止状態で保持するステージ200やステージ200に保持されたウエハWの処理面WFに対して電気的に接続する陰電極(カソードコンタクト部)210、ステージ200に保持されたウエハWの上部に電解メッキ液を貯溜するカップ部220、カップ部220に貯溜された電解メッキ液に浸漬され、ステージ200に保持されたウエハWの処理面WFに対向配置される陽電極(アノード)230、カップ部220に電解メッキ液を供給するための電解メッキ液の貯溜タンク241や、ポンプ242、供給管243などを有する電解メッキ液供給機構240、陽電極230から陰電極210へ向けて電流が流れるように給電する電源250などを備えている。なお、図5中の符号260は、カップ部220内にウエハWの搬入・搬出の際に用いる上下方向に昇降のみ可能な押し上げ台を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の基板メッキ装置では、カップ220内へ電解メッキ液を供給してから、陽電極230と陰電極210との間の給電を行っていたので、電解メッキ液が供給されはじめて給電までの時間が長いと、図6(a)に示すように、ウエハの処理面の絶縁膜表面に形成されたシード層がエッチングされることがある。シード層がエッチングされた状態でメッキ処理を行ってしまうと、図6(b)に示すように、メッキの析出が阻害されてしまう結果、ボイドが発生して半導体装置の歩留まりを著しく低下させるという問題がある。そのため、カップ220内を急速に電解メッキ液で充填させる必要があり、カップ220やメッキ槽そのものの構成を複雑にするという問題がある。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の基板メッキ装置では、カップ220内へ電解メッキ液を供給してから、陽電極230と陰電極210との間の給電を行っていたので、電解メッキ液が供給されはじめて給電までの時間が長いと、図6(a)に示すように、ウエハの処理面の絶縁膜表面に形成されたシード層がエッチングされることがある。シード層がエッチングされた状態でメッキ処理を行ってしまうと、図6(b)に示すように、メッキの析出が阻害されてしまう結果、ボイドが発生して半導体装置の歩留まりを著しく低下させるという問題がある。そのため、カップ220内を急速に電解メッキ液で充填させる必要があり、カップ220やメッキ槽そのものの構成を複雑にするという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、基板にメッキ処理を行う基板メッキ装置であって、基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段に保持された基板にメッキ液を供給するためのメッキ液供給手段と、前記基板保持手段に保持された基板の処理面の上方において基板の処理面に対向して配置された第1の電極と、前記基板保持手段に保持された基板に電気的に接続された第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間で電流が流れるように給電する給電手段と、前記メッキ液供給手段からメッキ液を供給して基板にメッキ処理を行う際に、前記給電手段に第1の電流値で給電させた後、前記第1の電流値より高い第2の電流値で給電をさせる制御手段と、を備えたことを特徴とする。なお、第1の電極としては陽電極、第2の電極としては陰電極が考えられる。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、基板にメッキ処理を行う基板メッキ装置であって、基板を保持する基板保持手段と、前記基板保持手段に保持された基板にメッキ液を供給するためのメッキ液供給手段と、前記基板保持手段に保持された基板の処理面の上方において基板の処理面に対向して配置された第1の電極と、前記基板保持手段に保持された基板に電気的に接続された第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極との間で電流が流れるように給電する給電手段と、前記メッキ液供給手段からメッキ液を供給して基板にメッキ処理を行う際に、前記給電手段に第1の電流値で給電させた後、前記第1の電流値より高い第2の電流値で給電をさせる制御手段と、を備えたことを特徴とする。なお、第1の電極としては陽電極、第2の電極としては陰電極が考えられる。
【0011】
また、本発明は、前記カップが、前記基板保持手段に対して開閉可能であり、前記制御手段が、前記メッキ液供給手段によって前記上側空間にメッキ液を供給して前記上側空間をメッキ液で充填させた状態で、前記カップによって前記基板保持手段に保持された基板を覆ったときに、前記給電手段によって第1の電流値の給電を開始させることを特徴とする。さらに、本発明は、前記制御手段が、前記給電手段に第1の電流値で給電させた後、複数段階で電流値を切り換えて前記第2の電流値で給電させることを特徴とする。
また、本発明は、前記カップが、前記基板保持手段に対して開閉可能であり、前記制御手段が、前記メッキ液供給手段によって前記上側空間にメッキ液を供給して前記上側空間をメッキ液で充填させた状態で、前記カップによって前記基板保持手段に保持された基板を覆ったときに、前記給電手段によって第1の電流値の給電を開始させることを特徴とする。さらに、本発明は、前記制御手段が、前記給電手段に第1の電流値で給電させた後、複数段階で電流値を切り換えて前記第2の電流値で給電させることを特徴とする。
【0014】
この保持機構1は、モータ2に連動連結されており、鉛直方向の軸芯周りで回転される回転軸3の上部にウエハWよりも大径の円板状のベース部材4が一体回転可能に連結され、ベース部材4の上面周辺部にウエハWの周縁部を保持する保持部材5が3つ以上設けられている。
この保持機構1は、モータ2に連動連結されており、鉛直方向の軸芯周りで回転される回転軸3の上部にウエハWよりも大径の円板状のベース部材4が一体回転可能に連結され、ベース部材4の上面周辺部にウエハWの周縁部を保持する保持部材5が3つ以上設けられている。
【0027】
上部カップ10の天井面には、上側空間12a内と大気とを連通させて、上側空間12a内に電解メッキ液を供給できるようにするためにエア抜き部24が設けられている。
上部カップ10の天井面には、上側空間12a内と大気とを連通させて、上側空間12a内に電解メッキ液を供給できるようにするためにエア抜き部24が設けられている。
【0044】
その後、制御部80は、第1昇降機構8、第2昇降機構11によって保持機構1と上部カップ10とを離間させ、モータ2を制御して保持機構1を回転させ、保持機構1及びウエハWの回転に伴って、ウエハWに対する本格的な電解メッキ処理が行われる。
その後、制御部80は、第1昇降機構8、第2昇降機構11によって保持機構1と上部カップ10とを離間させ、モータ2を制御して保持機構1を回転させ、保持機構1及びウエハWの回転に伴って、ウエハWに対する本格的な電解メッキ処理が行われる。
【0046】
一旦供給口23から電解メッキ液が供給された後、仕切り板22に形成された微小開口孔21を介して上側空間12aから下側空間12bへ電解メッキ液を供給し、保持機構1に保持されたウエハWの処理面WFに供給しているので、電解メッキ液の銅イオンの濃度などの影響を受けることはなく、電解メッキ液を充分に分散してウエハWの処理面WFに電解メッキ液を供給できる。また、仕切り板22は、陽電極14と保持機構1に保持されたウエハWとの間に設けられているので、この仕切り板22で電流のショートパスを防止でき、電流密度を均一にすることができる。その結果、ウエハWの処理面WFに均一な膜厚のメッキ層を形成することができる。
一旦供給口23から電解メッキ液が供給された後、仕切り板22に形成された微小開口孔21を介して上側空間12aから下側空間12bへ電解メッキ液を供給し、保持機構1に保持されたウエハWの処理面WFに供給しているので、電解メッキ液の銅イオンの濃度などの影響を受けることはなく、電解メッキ液を充分に分散してウエハWの処理面WFに電解メッキ液を供給できる。また、仕切り板22は、陽電極14と保持機構1に保持されたウエハWとの間に設けられているので、この仕切り板22で電流のショートパスを防止でき、電流密度を均一にすることができる。その結果、ウエハWの処理面WFに均一な膜厚のメッキ層を形成することができる。
【0051】
なお、上記発明の実施の形態では、図4(b)において第1の電流値A1と第2の電流値A2といったように2段階で電流値を切り換える内容を説明したが、第1の電流値A1から第2の電流値A2に切り換える前に、複数段階で電流値を切り換えるようにしてもよい。
なお、上記発明の実施の形態では、図4(b)において第1の電流値A1と第2の電流値A2といったように2段階で電流値を切り換える内容を説明したが、第1の電流値A1から第2の電流値A2に切り換える前に、複数段階で電流値を切り換えるようにしてもよい。
Claims (6)
- 基板にメッキ処理を行う基板メッキ装置であって、
基板を保持する基板保持手段と、
前記基板保持手段に保持された基板にメッキ液を供給するためのメッキ液供給手段と、
前記基板保持手段に保持された基板の処理面の上方において基板の処理面に対向して配置された第1の電極と、
前記基板保持手段に保持された基板に電気的に接続された第2の電極と、
前記第1の電極と前記第2の電極との間で電流が流れるように給電する給電手段と、
前記メッキ液供給手段からメッキ液を供給して基板にメッキ処理を行う際に、前記給電手段に第1の電流値で給電させた後、前記第1の電流値より高い第2の電流値で給電をさせる制御手段と、
を備えたことを特徴とする基板メッキ装置。 - 請求項1に記載の基板メッキ装置であって、
前記基板保持手段に保持された基板を上方から覆うカップと、
前記カップ内において上側空間と下側空間とを形成するように前記カップ内に設けられ、かつ前記上側空間から前記下側空間へメッキ液を通すための複数の孔を有する板状部材と、をさらに備え、
前記メッキ液供給手段は、前記上側空間にメッキ液を供給し、
前記第1の電極は、前記上側空間に設けられ、
前記制御手段は、基板にメッキ処理を行う際に、前記給電手段によって第1の電流値で給電させ、前記下側空間がメッキ液で充填された後、前記第1の電流値より高い第2の電流値で給電させることを特徴とする基板メッキ装置。 - 請求項2に記載の基板メッキ装置であって、
前記下側空間がメッキ液で充填されたことを検知する検知手段をさらに備えたことを特徴とする基板メッキ装置。 - 請求項3に記載の基板メッキ装置であって、
前記検知手段は、前記下側空間内のメッキ液の液面を検出する液面検出手段を備えたことを特徴とする基板メッキ装置。 - 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の基板メッキ装置であって、
前記カップは、前記基板保持手段に対して開閉可能であり、
前記制御手段は、前記メッキ液供給手段によって前記上側空間にメッキ液を供給して前記上側空間をメッキ液で充填させた状態で、前記カップによって前記基板保持手段に保持された基板を覆ったときに、前記給電手段によって第1の電流値の給電を開始させることを特徴とする基板メッキ装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の基板メッキ装置であって、
前記制御手段は、前記給電手段に第1の電流値で給電させた後、複数段階で電流値を切り換えて前記第2の電流値で給電させることを特徴とする基板メッキ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|
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JP3856986B2 JP3856986B2 (ja) | 2006-12-13 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP16792699A Expired - Fee Related JP3856986B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 基板メッキ装置 |
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JP2011063849A (ja) * | 2009-09-17 | 2011-03-31 | Tokyo Electron Ltd | 成膜方法および記憶媒体 |
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1999
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