JP2000354147A

JP2000354147A - 画像入出力装置

Info

Publication number: JP2000354147A
Application number: JP11164960A
Authority: JP
Inventors: Takao Otsuka; 隆雄大塚
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1999-06-11
Filing date: 1999-06-11
Publication date: 2000-12-19

Abstract

(57)【要約】【課題】ファクス画情報の受信、転送に際し、プリン
ト出力の抑制と、秘密保持を図ることができる画像入出
力装置を提供する。【解決手段】ファクス画情報を転送するモードに際
し、まずオペレータは初期設定プリントに自分のサイ
ン、または暗証番号とする英数字を書き込み、かつ転送
先のネットワークアドレスを記入した後、スキャナ６ａ
に読み込ませる。読み込んだ２つの情報は１対で記憶さ
れる。一方、ファクス受信時には受信レポートが出力さ
れる。この受信レポートに登録したサインを書き込み、
スキャナ６ａで読み込ませると、受信したファクス画情
報が登録されたネットワークアドレスに転送される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コピー機能、ファ
クシミリ機能を有し、いわゆる複合装置とも呼ばれる画
像入出力装置に関し、特にファクシミリ画情報の自動転
送技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】ファクシミリ通信装置、あるいはネット
ワーク接続され、コピー機能、ファクシミリ機能を有す
る画像入出力装置が種々提案されている。例えば、特開
平８−３３１３４０号公報には、コピー機能、ファクシ
ミリ機能を有する複合デジタル複写機が示されており、
受信画像が不必要な場合に記録紙が無駄になることを防
止するために、ＳＡＦメモリに蓄積されている複数枚の
受信画像の内容を集約した受信レポートを印刷する技術
が提案されている。

【０００３】また、特開平８−３７５７０号公報には、
ファクシミリ原稿に記載された受取人の宛名を文字認識
することにより、受信したファクシミリデータを電子メ
ール網を通じて受取人に配信する電子メールシステムが
提案されている。

【０００４】また、特開平１０−３２２５５９号公報に
は、受信出力にマスクパターンを上書きすることで、セ
キュリティ機能を持たせたファクシミリ装置が提案され
ている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ファクシミリ通信装置
においては、上述したように、不必要なプリント出力を
抑制し、受信画像を電子メールで自動配信し、あるいは
セキュリティ機能を持たせることが従来より行われてい
る。

【０００６】しかし、特開平８−３３１３４０号公報で
は、受信出力とは別に受信レポートを出力するので、結
局、記録紙は無駄となる。

【０００７】また、特開平８−３７５７０号公報は、宛
先が予測される部分にあることは稀であることから、画
情報すべてを検索しなくてはならず、処理時間が長くな
ったり、コストアップしたり、誤認識が多くなったりす
る欠点がある。

【０００８】また、特開平１０−３２２５５９号公報
は、マスクパターンの量にもよるが、受信内容が分かれ
ば秘密保持にはならず、受信内容が分からなければ誰宛
なのか分からないという問題がある。ポーリング受信、
秘匿受信、親展受信など、一般的な既存のファクス機能
の方が効果的であるし、記録紙の無駄が省ける。

【０００９】本発明は、ファクス画情報の受信、転送に
際し、プリント出力の抑制と、秘密保持を図ることがで
きる画像入出力装置を提供することを目的とするもので
ある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、操作部、読取部、書込部、
通信部、ネットワークＩ／Ｆ部、全体を制御する中央制
御部を備え、中央制御部は、操作部によりファクス画情
報を自動転送するモードが選択されると、個人情報を初
期設定するための初期設定プリント及び初期設定された
内容を確認するための確認プリントを作成、出力させる
第１の機能と、ファクス受信に基づき受信レポートを作
成、出力させる第２の機能と、初期設定された個人情報
及び転送先ネットワークアドレスを基にファクス画情報
を転送させる第３の機能とを有していることを特徴とす
るものである。

【００１１】また上記目的を達成するために、請求項２
記載の発明は、請求項１記載の画像入出力装置におい
て、中央制御部は、個人情報の初期設定時に暗号鍵を生
成すると共に、個人情報が特定されたとき対応する暗号
鍵で受信データを変換し、ネットワーク上に暗号化され
たデータを転送させる機能を有することを特徴とするも
のである。

【００１２】上述したように中央制御部に、操作部によ
りファクス画情報を自動転送するモードが選択される
と、個人情報を初期設定するための初期設定プリント及
び初期設定された内容を確認するための確認プリントを
作成、出力させる第１の機能と、ファクス受信に基づき
受信レポートを作成、出力させる第２の機能と、初期設
定された個人情報及び転送先ネットワークアドレスを基
にファクス画情報を転送させる第３の機能を持たせ、さ
らに個人情報の初期設定時に暗号鍵を生成すると共に、
個人情報が特定されたとき対応する暗号鍵で受信データ
を変換し、ネットワーク上に暗号化されたデータを転送
させる機能を持たせることにより、所期の目的が達成さ
れる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図１は本発明の実施の形態を示
す画像入出力装置のブロック図である。この画像入出力
装置は、コピー制御部Ａと通信制御部Ｂに分かれてい
る。コピー制御部Ａは、操作パネルの制御、スキャナ読
み込み、プリント出力を行い、通信制御部Ｂは、各種通
信の制御部を介してデータ送受信全般を担当する。

【００１４】コピー制御部Ａは、コピー機能を制御する
ＣＰＵ１、プログラム実行、データ格納に必要なＲＯＭ
（１）２ａ、ＲＡＭ（１）３ａ、ワークＲＡＭ（１）４
ａを有する。ＲＡＭ（１）３ａは電池でバックアップさ
れる。また、コピー制御部Ａは、操作パネル５ａ及び操
作パネル制御部５ｂ、スキャナ６ａ及びスキャナ制御部
６ｂ、プロッタ７ａ及びプロッタ制御部７ｂ、各種ＩＯ
８ａ及びＩＯ制御部８ｂを有する。

【００１５】各種ＩＯ８ａとしては用紙、ドア、ヒータ
温度などのセンサやモータ類などがある。また、コピー
制御部Ａは、ファイリングに適した圧縮伸長を行う圧縮
伸長制御部９ａと蓄積用大容量メモリ９ｂを有する。

【００１６】通信制御部Ｂは、コピー制御部Ａと同様
に、ＲＯＭ（２）２ｂ、ＲＡＭ（２）３ｂ、ワークＲＡ
Ｍ（２）４ｂを有する。また、通信制御部Ｂは、通信制
御を行い、コピー制御部Ａとのデータのやり取りを行う
通信制御コントローラ１０、アナログ回線ＩＦ１１ａ及
びＧ３ファクスモデム１１ｂ、Ｇ４回線用のデジタル回
線ＩＦ１２ａ及びＧ４ファクス制御部１２ｂ、ＩＳＤＮ
電話網用のデジタル回線ＩＦ１３ａ及びＩＳＤＮ制御部
１３ｂを有する。

【００１７】また、通信制御部Ｂは、通信ポートを介し
て送受信されるデータを通信ポートに応じて圧縮伸長す
るファクス画像処理部１４、親展受信などの機能のた
め、ファクス画像を蓄積するファクス画像蓄積メモリ１
５、パソコンから通信網にアクセスするために設けられ
たパソコン接続用のＵＡＲＴ制御部（シリアル制御部）
１６、ＬＡＮ上のパソコンと通信するためのＬＡＮ制御
部１７を有している。

【００１８】コピー制御部Ａと通信制御部ＢとのＩＦ
は、ブリッジ１８を介して行われ、通信制御部ＢはＣＰ
Ｕ１によって制御される。データのやり取りは、ワーク
ＲＡＭ（１），（２）間でページ毎、ブロック毎または
ライン毎に行われる。

【００１９】次にその動作を説明する。図２は個人情報
を初期設定する際に出力される初期設定プリントの例を
示す図、図３は初期設定された個人情報を確認するため
に出力される確認プリントの第１の例を示す図である。

【００２０】ファクシミリ画像を自動的に転送する機能
を実行するに際し、まず、操作パネル５ａから個人情報
の初期設定画面を選択する。すると、プロッタ７ａから
図２に示すような内容の初期設定プリントが出力され
る。オペレータは、図２に示す初期設定プリントに自分
のサイン、または暗唱番号とする英数字を書き込み、か
つ転送先のネットワークアドレスを記入した後、スキャ
ナ６ａに読み込ませる。読み込んだ２つの情報は１対で
記憶される。そしてプロッタ７ａから図３に示す確認プ
リントが出力される。

【００２１】図４はファクシミリ受信時に出力される受
信プリントの例を示す図である。ファクシミリ受信する
と、プロッタ７ａは、図４に示すような受信レポートを
作成し出力する。また、受信したファクス情報は出力せ
ずに受信識別情報と共に蓄積メモリ１５に蓄積する。こ
の受信レポートには、ファクス手順などを基に、通信時
刻、送り主情報、原稿サイズとページ数を印字する。こ
の印字に際しては、ＲＯＭ（２）２ｂ内のキャラクタを
用いる。

【００２２】また、図１に示すように、複数／多種の通
信ポートを有する場合（図１では、アナログ、Ｇ４、Ｉ
ＳＤＮ）、回線網情報、通信種別などを備考欄に印字す
る。また、通信画像の１ページ目を、決められたサイズ
に縮小して、通信ページの四角内に印字する。これらは
専用のエディタでユーザが作成できてもよい。

【００２３】レポートの先頭には、識別のためのバーコ
ード（上記受信識別と１対１で定まっている）を印字
し、またサイン記入欄の領域を設ける。そして、出力さ
れた受信レポートのオペレータサイン記入欄に、登録し
たサインを書き込み、自動転送の動作モードを操作部パ
ネル５ａから起動させ、スキャナ６ａによる受信レポー
トの読み込み動作が実施されると、識別情報のバーコー
ドが読み取られ、蓄積されているファクス受信が認識さ
れる。

【００２４】次に、サイン記入欄をＯＣＲ読み取りし、
登録された個人情報を参照し、登録されていれば、登録
されたネットワークアドレスにファクス画情報を転送す
る。これらの制御はすべてＣＰＵ１によって行われる。

【００２５】図５は初期設定された個人情報を確認する
ために出力される確認プリントの第２の例を示す図であ
る。この実施形態は、上記の初期設定において、記入さ
れたサインの画情報から、決められたサイズの暗号鍵コ
ードを生成するものである。暗号鍵は、８桁の「ＣＤＴ
Ｙ１５４７」である。これは個人情報と共に１対で記憶
される。

【００２６】ファクス受信時にサインを読み取り、ネッ
トワークアドレスと共に暗号鍵を取得する。そしてこの
暗号鍵を用いて、予め決められた演算によりファクス受
信データを変換する。この変換データを取得したネット
ワークアドレスに転送する。

【００２７】ここで転送先の装置がファクスデータ変換
機能を持っているだけでは、画情報として正しく表示や
印字ができない。転送先で表示や印字の指示を行う場合
は、暗号鍵を入力して元データに変換し直さなくてはな
らないので、そのためのアプリケーションソフトが必要
である。

【００２８】

【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、ファクス
受信時に、受信レポートを出力はするが、ファクス画情
報は即出力せずに転送するので、プリント出力の抑制と
共に、即時出力による秘密漏洩を抑制することができ
る。

【００２９】請求項２記載の発明によれば、暗号鍵でデ
ータ変換されたデータがネットワーク上を転送されるの
で、秘密保持ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示す画像入出力装置のブ
ロック図である。

【図２】個人情報を初期設定する際に出力する初期設定
プリントの例を示す図である。

【図３】初期設定された個人情報を確認するめたに出力
される確認プリントの第１の例を示す図である。

【図４】ファクシミリ受信時に出力される受信プリント
の例を示す図である。

【図５】初期設定された個人情報を確認するめたに出力
される確認プリントの第２の例を示す図である。

【符号の説明】

１ＣＰＵ２ａ，２ｂＲＯＭ３ａ，３ｂＲＡＭ４ａ，４ｂワークＲＡＭ５ａ操作パネル５ｂ操作パネル制御部６ａスキャナ６ｂスキャナ制御部７ａプロッタ７ｂプロッタ制御部８ａ各種ＩＯ８ｂＩＯ制御部９ａ圧縮伸長制御部９ｂ大容量メモリ１０通信制御コントローラ１１ａアナログ回線ＩＦ１１ｂＧ３ファクスモデム１２ａデジタル回線ＩＦ１２ｂＧ４ファクス制御部１３ａデジタル回線ＩＦ１３ｂＩＳＤＮ制御部１４ファクス画像処理部１５ファクス画像蓄積メモリ１６ＵＡＲＴ制御部１７ＬＡＮ制御部１８ブリッジ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】操作部、読取部、書込部、通信部、ネッ
トワークＩ／Ｆ部、全体を制御する中央制御部を備え、中央制御部は、操作部によりファクス画情報を自動転送
するモードが選択されると、個人情報を初期設定するた
めの初期設定プリント及び初期設定された内容を確認す
るための確認プリントを作成、出力させる第１の機能
と、ファクス受信に基づき受信レポートを作成、出力さ
せる第２の機能と、初期設定された個人情報及び転送先
ネットワークアドレスを基にファクス画情報を転送させ
る第３の機能とを有していることを特徴とする画像入出
力装置。
【請求項２】請求項１記載の画像入出力装置におい
て、中央制御部は、個人情報の初期設定時に暗号鍵を生成す
ると共に、個人情報が特定されたとき対応する暗号鍵で
受信データを変換し、ネットワーク上に暗号化されたデ
ータを転送させる機能を有することを特徴とする画像入
出力装置。