JP2000351724A - 洗浄組成物 - Google Patents
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Abstract
/又はこれらに伴う症状の治療及び/又は改善に有用
で、眼に対する刺激性が低い組成物を提供する。 【解決手段】 ふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患
及び/又はこれらに伴う症状の治療及び/又は改善に有
用で、眼に対する刺激性が低い組成物が示される。この
組成物は、約0.5重量%乃至約16重量%の少なくと
も1つの両性界面活性剤と;約1重量%乃至約10重量
%の少なくとも1つの陰イオン性界面活性剤と;約0.
1重量%乃至約10重量%の少なくとも1つの非イオン
性界面活性剤と;約0.1%乃至約15%の活性成分と
を含む。ここで、活性成分はウンデシレンアミドプロピ
ルベタイン、ウンデシレン酸及びこれらの混合物から選
択される。この組成物の有効量を所望の部位へ局所的に
適用することを含むふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬
疾患及び/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善
する方法も示される。
Description
膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状を
治療及び/又は改善するのに有用で、眼と皮膚に対する
刺激性の低い洗浄組成物に関する。特に、本発明は、こ
れらの用途に適する、ウンデシレンアミドプロピルベタ
イン及びそれとウンデシレン酸との混合物を含む洗浄組
成物に関する。
ンプーに使用する多くの成分が眼に刺激性であることは
良く知られ、幼児と子供に使用するシャンプーではこの
ことに特に関心が持たれている。そのため、幾つかの刺
激性の低い界面活性剤が開発されている。
のかゆみや鱗片はげ落ち(scaling)等のふけに関する頭
皮の病気の発症に関するホルモン変化がしばしば生じ
る。残念なことに、これらの病気の治療に有効な活性成
分は眼に刺激性である。例えば、ウンデシレン酸(フラ
ンスのElf アトケム(Atochem)から市販されている)
及びそのベタイン誘導体であるウンデシレンアミドプロ
ピルベタイン(フランスのCECA-ATOから「アムホラム
(Amphoram)U」の商品名で市販されている)はシャン
プーのふけ防止作用に有用であることが知られているが
眼刺激性という欠点もある。従って、上記の皮膚病の治
療に有効で子供が使用するのに適していて、さらに眼と
皮膚に対する刺激性が低いシャンプー製剤が求められて
いる。
皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状
の治療に有用で、眼に対して非刺激性の組成物を提供す
る。この組成物は、洗浄組成物の全重量に基づき、a)
約0.5%乃至約16%の少なくとも1つの両性界面活
性剤と;b)約1%乃至約10%の少なくとも1つの陰
イオン性界面活性剤と;c)約0.1%乃至約10%の
少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)約0.
1%乃至約15%の活性成分とを含む、これらの成分か
ら本質的になる、及び/又はこれらの成分からなる。
浄組成物の有効量を所望の部位へ局所的に適用すること
を含む、このことから本質的になる、及び/又はこのこ
とからなるふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び
/又はこれらに伴う症状を治療及び/又は改善する方法
を提供する。
%乃至約11%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;
b)約1%乃至約8%の少なくとも1つの陰イオン性界
面活性剤と;c)約1%乃至約10%の少なくとも1つ
の非イオン性界面活性剤と;d)約3.5%乃至約9%
の活性成分とを含む洗浄組成物であって、活性成分は、
洗浄組成物の全重量に基づき、1)約3%乃至約7%の
ウンデシレンアミドプロピルベタインと;2)約0.5
%乃至約2%のウンデシレン酸とを含む洗浄組成物の有
効量を所望の部位へ局所的に適用することを含む、この
ことから本質的になる、及び/又はこのことからなるふ
け、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれら
に伴う症状を治療及び/又は改善する方法を提供する。
%乃至約10%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;
b)約1%乃至約6%の少なくとも1つの陰イオン性界
面活性剤と;c)約4%乃至約8%の少なくとも1つの
非イオン性界面活性剤と;d)約0.8%乃至約7%の
活性成分とを含む洗浄組成物であって、活性成分は、洗
浄組成物の全重量に基づき、1)約5%乃至約6%のウ
ンデシレンアミドプロピルベタインと;2)約0.8%
乃至約1%のウンデシレン酸とを含む洗浄組成物の有効
量を所望の部位へ局所的に適用することを含む、このこ
とから本質的になる、及び/又はこのことからなるふ
け、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれら
に伴う症状を治療及び/又は改善する方法を提供する。
が、ふけ、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又は
これらに伴う症状の治療及び/又は改善に単に効果的で
あるだけでなく、皮膚及び眼に対する刺激性が低くて効
果的であることを見出した。
組成物の全重量に基づき、約0.5%乃至約16%、好
ましくは約1%乃至約11%、より好ましくは約2%乃
至約10%の少なくとも1つの両性界面活性剤と;約
1.0%乃至約10%、好ましくは約1%乃至約8%、
より好ましくは約1%乃至約6%の少なくとも1つの陰
イオン性界面活性剤と;約0.1%乃至約10%、好ま
しくは約1%乃至約10%、より好ましくは約4%乃至
約8%の少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;約
0.1重量%乃至約15重量%、好ましくは約3.5重
量%乃至約9重量%、より好ましくは約5重量%乃至約
7重量%の活性成分とを含む洗浄組成物である。
官能基(塩基性基)及び酸官能基(例えば、カルボン
酸、酸性基)の両方を含むアミノ酸等のように酸性部位
及び塩基性部位の両方を含む分子、又は(2)同一分子
内に正負の両電荷を有する両性イオン分子を意味する。
後者の電荷は組成物のpHに依存してもしなくてもよ
い。両性イオン物質の例には、限定はしないが、アルキ
ルベタイン及びアミドアルキルベタインがある。両性界
面活性剤は対イオン無しでここに示される。当業者は、
本発明の組成物のpH条件によって、両性界面活性剤が
正負電荷のバランスにより電気的に中性であったり、ア
ルカリ金属、アルカリ土類又はアンモニウム対イオン等
の対イオンを有したりすることを容易に理解するであろ
う。
剤の例には、限定はしないが、アムホカルボキシレー
ト、アルキルベタイン、アミドアルキルベタイン、アミ
ドアルキルスルタイン、アムホホスフェート、ホスホベ
タイン、ピロホスホベタイン、カルボキシアルキルアル
キルポリアミン及びこれらの混合物がある。コカミドプ
ロピルベタインとラウロアムホジアセテートが好まし
い。
定はしないが、アルキルスルフェート;アルキルエーテ
ルスルフェート;アルキルモノグリセリルエーテルスル
フェート;アルキルモノグリセリドスルフェート;アル
キルモノグリセリドスルホネート;アルキルスルホネー
ト;アルキルアリールスルホネート;アルキルスルホス
クシネート;アルキルエーテルスルホスクシネート;ア
ルキルスルホスクシナメート;アルキルアミドスルホス
クシネート;アルキルカルボキシレート;アルキルアミ
ドエーテルカルボキシレート;アルキルスクシネート;
脂肪性アシルサルコシネート;脂肪性アシルアミノ酸;
脂肪性アシルタウレート;脂肪性アルキルスルホアセテ
ート;アルキルホスフェート;及びこれらの混合物があ
る(ここでアルキル基は約10乃至約16の炭素原子を
有する)。好ましい陰イオン性界面活性剤の例としてソ
ディウムラウレス(Laureth)スルフェート3EOがあ
る。
の一タイプはポリオールエステルのポリオキシエチレン
誘導体であり、ここで、ポリオールエステルのポリオキ
シエチレン誘導体は、(1)(a)約8乃至約22、好
ましくは約10乃至約14の炭素原子を含む脂肪酸、及
び(b)ソルビトール、ソルビタン、グルコース、α−
メチルグルコシド、1分子当り平均約1乃至約3のグル
コース残基を有するポリグルコース、グリセリン、ペン
タエリトリトール及びこれらの混合物から選択されるポ
リオールから生成され;(2)平均約10乃至約12
0、好ましくは約20乃至約80のオキシエチレンユニ
ットを含み;(3)ポリオールエステルのポリオキシエ
チレン誘導体1モル当り平均約1乃至約3の脂肪酸残基
を有する。
エチレン誘導体の例には、限定はしないが、PEG−8
0ソルビタンラウレートとポリソルベート20がある。
PEG−80ソルビタンラウレートは平均約80モルの
酸化エチレンでエトキシ化したラウリン酸のソルビタン
モノエステルであり、デラウェア州ウィルミントンのI
CIサーファクタンツから「アトラスG−4280」の
商品名で市販されている。ポリソルベート20は約20
モルの酸化エチレンと縮合した無水ソルビトールとソル
ビトールの混合物のラウレートモノエステルでありデラ
ウェア州ウィルミントンのICIサーファクタンツから
「ツィーン20」の商品名で市販されている。
には長鎖アルキルグルコシド又はポリグルコシドがあ
り、これらは、(a)約6乃至約22、好ましくは約8
乃至約14の炭素原子を含む長鎖アルコールと、(b)
グルコース又はグルコース含有ポリマーの縮合生成物で
ある。アルキルグルコシドはアルキルグルコシドの1分
子当り約1乃至約6のグルコース残基を有する。
脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴
う症状を治癒でき、眼刺激性が低い。「眼刺激性が低
い」とは、製品の眼に対する刺激性が滅菌精製水よりも
高くないことを意味する。好適な活性成分の例には、ウ
ンデシレンアミドプロピルベタイン及びこの混合物があ
る。混合物の例として、洗浄組成物の全重量に基づき、
約0重量%乃至約2重量%、好ましくは約0.5重量%
乃至約2重量%、より好ましくは約0.8重量%乃至約
1重量%のウンデシレン酸を含むウンデシレンアミドプ
ロピルベタインを挙げられる。後者の実施形態では、ウ
ンデシレンアミドプロピルベタインとウンデシレン酸
は、重量比で、ウンデシレンアミドプロピルベタイン:
ウンデシレン酸が約0.1乃至14:0乃至1.0、好
ましくは約5乃至6:0.8乃至1.0で使用できる。
物の全重量に基づき、約0.01%乃至約1.0%、好
ましくは約0.01%乃至約0.5%、より好ましくは
約0.01%乃至約0.2%の少なくとも1つのコンデ
ィショニング剤も含むことができる。好適な陽イオン性
コンディショニング剤の例には、非限定的に、陽イオン
性セルロース誘導体;陽イオン性ガール誘導体;ジアリ
ルジメチルアンモニウムクロリド;及びこれらの混合物
が含まれる。
は、ヒドロキシエチルセルロースとトリメチルアンモニ
ウム置換エポキシドの反応により得られる、ポリマー第
四アンモニウム塩である。この点に関しては、ニュージ
ャージィ州エジソンのアメコール(Amerchol)コーポレ
ィションから「ポリマーJR−400」の名で市販され
ているポリクォータニウム−10として知られている物
質が特に有用である。
ヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドであり、これ
はニュージャージィ州クランベリーのロディアから「ジ
ャガー(Jaguar)C−17」の商品名で市販されてい
る。
ーはジアリルジメチルアンモニウムクロリドモノマーか
ら生成されるポリマーである。このモノマーのホモポリ
マーはポリクォータニウム−6であり、バージニア州サ
フォークのアライドコロイドズから「サルケア(Salcar
e)SC30」の商品名で市販されている。ジアリルジメ
チルアンモニウムクロリドのアクリルアミドとのコポリ
マーはポリクォータニウム−7として知られ、これもア
ライドコロイドズから「サルケアSC10」の商品名で
市販されている。
洗浄組成物の全重量に基づき、約0.01%乃至約0.
5%、例えば約0.01%乃至約0.2%の陽イオン性
ガール誘導体、及び約0.01%乃至約0.5%、例え
ば約0.01%乃至約0.2%のジアリルジメチルアン
モニウムクロリドのホモポリマー又はコポリマーを含
む。
任意の成分を含んでもよい。任意の成分の非限定的な例
は、真珠光沢剤又は不透明化剤、増粘剤、第二のコンデ
ィショナー、湿潤剤、キレート剤及び着色剤、芳香剤、
保存剤、pH調整剤等の外観、感触、香りを改善する添
加物である。本発明のシャンプー組成物のpHは好まし
くは約5乃至約7.5、より好ましくは約5.5乃至約
7.0の範囲に維持される。
き、及び/又は消費者に製品がコンディショニングシャ
ンプーであることを示唆する傾向がある市販の真珠光沢
剤又は不透明化剤は、本発明の使用に適する。真珠光沢
剤又は不透明化剤は、組成物の全重量に基づき、約1%
乃至約10%、好ましくは約1.5%乃至約7%、より
好ましくは約2%乃至約5%の量で存在する。好適な真
珠光沢剤又は不透明化剤の例には、限定はしないが、
(a)炭素原子が約16乃至約22の脂肪酸と(b)エ
チレン又はプロピレングリコールとのモノ又はジエステ
ル;(a)炭素原子が約16乃至約22の脂肪酸と
(b)式HO−(JO)a −H(ここで、Jは約2乃
至約3の炭素原子を有するアルキレン基であり、aは2
又は3である)で表されるポリアルキレングリコールと
のモノ又はジエステル;約16乃至約22の炭素原子を
有する脂肪性アルコール;式KCOOCH2 L(ここ
で、KとLは独立して約15乃至約21の炭素原子を含
む)で表される脂肪性エステル;シャンプー組成物に不
溶性の無機固体及びこれらの混合物がある。
透明化剤は、ニュージャージー州ホーボーケンのヘンケ
ルコーポレイションから「ヨーパーラン(Euperlan)P
K−3000」の商品名で市販されている物質のよう
に、予め形成された安定化水性分散液として、シャンプ
ー組成物に加えられる。この物質は、グリコールジステ
アレート(エチレングリコールとステアリン酸のジエス
テル)、ラウレス−4(CH3 (CH2 )10CH2 (O
CH2 CH2 )4 OH)及びコカミドプロピルベタイン
を組み合わせたものであり、好ましくは、重量%比は各
々約25乃至約30:約3乃至約15:約20乃至約2
5である。
当な粘性を付与できる市販の増粘剤は本発明の使用に適
する。使用の際、増粘剤は、組成物のブルックフィール
ド粘度を約0.5kg/m/秒乃至約10kg/m/秒
(約500センチポアズ乃至約10,000センチポア
ズ)の範囲に高めるのに十分な量で、シャンプー組成物
に存在しなければならない。好適な増粘剤の非限定的な
例は、(1)式HO−(CH2 CH2 O)Z H(ここ
で、Zは約3乃至約200の整数である)で表されるポ
リエチレングリコールと(2)約16乃至約22の炭素
原子を含む脂肪酸とのモノ又はジエステル;エトキシ化
ポリオールの脂肪酸エステル;脂肪酸とグリセリンのモ
ノ及びジエステルのエトキシ化誘導体;ヒドロキシアル
キルセルロース;アルキルセルロース;ヒドロキシアル
キルアルキルセルロース;及びこれらの混合物である。
好ましい増粘剤の例はポリエチレングリコールエステル
であり、より好ましくはイタリア、ボローニャのコミエ
ル(Comiel)S.p.A.又はイリノイ州ノースフィー
ルドのステパンカンパニーから「PEG6000DS」
の商品名で市販されているPEG−150ジステアレー
トである。
リコーン等の市販の第二のコンディショナーは本発明の
使用に適する。使用の際、好ましくは、揮発性シリコー
ンコンディショニング剤の大気圧沸点は約220℃より
低い。揮発性シリコーンコンディショナーは、組成物の
全重量に基づき、約0%乃至約3%、例えば約0.25
%乃至約2.5%又は約0.5%乃至約1.0%の量で
存在する。好適な揮発性シリコーンの非限定的な例は、
ミシガン州ミッドランドのダゥコーニングコーポレィシ
ョンから「DC−345」の商品名で市販されているポ
リジメチルシクロシロキサン等のポリジメチルシロキサ
ン、ポリジメチルシクロシロキサン、ヘキサメチルジシ
ロキサン、シクロメチコン液体及びこれらの混合物であ
る。
ョニング効果を付与できる市販の湿潤剤は本発明の使用
に適する。湿潤剤は、組成物の全重量に基づき、約0%
乃至約10%、好ましくは約0.5%乃至約5%、より
好ましくは約0.5%乃至約3%の量で存在する。好適
な湿潤剤の非限定的な例は、(1)グリセリン、プロピ
レングリコール、へキシレングリコール、ブチレングリ
コール、ジプロピレングリコール及びこれらの混合物か
ら選択される水溶性液状ポリオール;(2)式HO−
(R”O)b −H(ここで、R”は約2乃至約3の炭素
原子を有するアルキレン基であり、bは約2乃至約10
の整数である)で表されるポリアルキレングリコール;
(3)式CH3 −C6 H10O5 −(OCH2 CH2 )c
−OH(ここで、Cは約5乃至約25の整数である)で
表されるメチルグルコースのポリエチレングリコールエ
ーテル;(4)尿素;及び(5)これらの混合物であ
る。グリセリンは好ましい湿潤剤である。
を保護及び保存できる物質である。好ましくはキレート
剤はEDTAであり、より好ましくはEDTA四ナトリ
ウムであり、ミシガン州ミッドランドのダウケミカルカ
ンパニーから「バーセン(Versene)100XL」の商品
名で市販されており、組成物の全重量に基づき、約0%
乃至約0.5%、好ましくは約0.05%乃至約0.2
5%の量で存在する。
であり、これはミシガン州ミッドランドのダウケミカル
カンパニーから「ダウィシル(Dowicil)200」の商
品名で市販されており、組成物の全重量に基づき、約0
%乃至約0.2%、好ましくは約0.05%乃至約0.
10%の量で存在する。
成分を合わせて、機械的撹拌プロペラ、ペダル等のこの
技術分野で良く知られている従来の混合手段を用いて大
気条件下混合して製造できる。混合の順序は重要ではな
いが、芳香剤及び非イオン性界面活性剤等の特定成分は
メイン混合物にこれらの成分を加える前に予め混合して
おくのが好ましい。
る実施形態では、陽イオン性ガールコンディショナーを
グリセリンと予め大気条件下で混合して、グリセリンに
よりガールコンディショナーを「湿らす(wet-out)」
ことができる。「湿らす」時間は変えることができる
が、典型的には約5分乃至約30分でよい。この実施形
態では、ガールコンディショナー:グリセリンの典型的
重量比は約1:100乃至約1:1、例えば約1:50
乃至約1:5又は例えば約1:15乃至約1:7であ
る。次に、得られた懸濁液を大気条件下で水と混合で
き、このとき懸濁液:水の重量比は約1:5乃至約1:
20である。次に、得られた水−懸濁液混合物を、酸
(好ましくはクエン酸)で酸性にし組成物全体のpHを
約4まで下げる。
粘剤は、約60℃乃至約80℃の温度で、組成物の全重
量に基づき、約5%乃至約20%の水と予め混合してお
くことができる。増粘剤で処理すると、予め形成した真
珠化剤を加える前に、組成物全体の温度を約45℃より
低く下げることができる。
漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う
症状の治療を目的とするシャンプー、洗剤、入浴剤、ジ
ェル、ローションクリーム等に用いられる。
特にここに示されない任意の成分又は工程が無くても実
施できる。本発明の特徴とその実施方法をさらに説明す
るために、幾つかの実施例を以下に示す。しかし、本発
明はこれらの詳細に限定されるべきではない。
ト物質を一回塗布する二重盲検、ランダム化、2セル実
験である。テスト物質は温度が37℃乃至38℃のテス
トサンプルの10%希釈液である。各パネリストの一方
の眼にテスト物質を滴下し、他方の眼には滅菌精製水を
滴下する。この研究完了のためには10人のパネリスト
が必要である。
滴下するか及びどちらの眼に滴下するかはランダムに決
定し、適当なテスト物質を1滴パネリストの第一の眼に
滴下し、続けて第二の眼に滅菌水を滴下する。各テスト
物質に新しい滅菌使い捨て点眼器を使用し、パネリスト
の1つの眼だけに使用した後に廃棄する。研究者又は訓
練された技術者により全ての滴下を行う。各眼に対し
て、別々のティッシュを用いて眼から流れる涙を拭う。
30秒以内又は滴下の後可能な限り直ぐに、以下の基準
を用いてパネリストに眼に対する刺激感の程度を尋ね
る。すなわち0=正常、1=穏やか、極僅か、2=中程
度、3=強程度である。滴下の後1/4時間及び1時間
経過して再び、パネリストに眼に対する刺激感の程度を
尋ねる。
剤を製造する。表中の「%w/w」の欄は対応する成分
に対し2つの適当な範囲を示す。
グリセリン:両成分を機械的撹拌子の付いた適当な予備
混合容器に入れて一緒に混合する。
/PEG−80ソルビタンラウレート/精製水:水とP
EG−80ソルビタンラウレートを適当なジャケットケ
トルに入れ、次に60乃至65℃の温度に加熱する。そ
こにPEG−150DSを加え溶融/溶解するまで混ぜ
る。
ーとスイープ撹拌子の付いた適当なジャケットステンレ
ス鋼容器で、約55℃乃至60℃まで加熱した水にED
TA−4Naとポリクォータニウム−10を溶解し、次
に、ガールヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド/
グリセリン予備混合物をここに加える。得られた混合物
を肉眼で見える塊が無くなるまで素早く撹拌する。
EG−80ソルビタンラウレート/精製水予備混合物を
ここに加え、続けて、ソディウムラウレススルフェー
ト、ジナトリウムラウロアムホジアセテート、コカミド
プロピルベタイン及びウンデシレンアミドプロピタルベ
タインを加える。得られた混合物をシルバーソン・ホモ
ジェナイザー・モデル450LSに通し、その後40℃
まで冷やす。
溶液を用いて所望の範囲に調整する。混合物の温度を4
0℃に保ちながら、クォータニウム−15、香料、着色
溶液及びシクロメチコンを加える。さらに20分間中程
度の速度から高速でシャンプーをこのホモジェナイザー
で混合する。ヨーパーランPK3000AMを加え、シ
ャンプーをさらに40分間均一化する。pHは5.9乃
至6.4に再調整する。
て、実施例1の方法に従って、製造する。
の製剤を上述した実施例1の方法に従って製造した。
効力テスト 実施例3及び実施例4の製剤を、ジョンソンアンドジョ
ンソン・コンシューマー・カンパニーズから「ジョンソ
ンズ・キッズ・からみ防止・シャンプー」の商品名で市
販されているコンディショニングシャンプーと共に、子
供とティーンエイジャーの中程度のスケーリングとかゆ
みの症状に対する効力をテストした。子供とティーンエ
ンジャーは治療前にこのような症状を示していた。
化実験を、年齢が8歳乃至18歳の285人の子供とテ
ィーンエイジャーについて実施した。各パネリストは9
5人からなる3つのグループの1つにランダムに配属さ
れ、各グループは上記のシャンプーのうち1つを使用し
た。スクリーニング訪問(14日前/訪問1)、資格分
け訪問(1日目/訪問2)、中間訪問(15日目/訪問
3)及び治療終了(29日目/訪問4)に、研究者はパ
ネリストを観察した。「14日前」は予備処理(洗浄)
シャンプーの使用開始第1日目に対応する。
浄)期間を含み、各パネリストは、予備処理期間に、ジ
ョンソンアンドジョンソン・コンシューマー・カンパニ
ーズから「ジョンソンズ・ベビー・シャンプー」の商品
名で市販されているシャンプーを1週間に3回使用し、
その後4週間の治療期間に各々指定のシャンプーを使用
した。
ある1日目/訪問2に、皮膚科医はふけの程度に関して
観察対象をスクリーニングした。ふけ評価では、研究者
は対象の髪をクシでとかして頭皮を6つの区域に分け、
以下のスコアに従って、遊離及び付着したふけの両方に
ついて各区域を段階分けした。すなわち0=スケーリン
グ無、1乃至2=少程度のスケーリング、3乃至4=中
程度のスケーリング、5乃至6=スケーリングが目立
つ、7乃至8=スケーリングが多い、9乃至10=スケ
ーリングが非常に多い、重程度である。この実験に参加
する資格を有するためには、対象は付着ふけのトータル
スコアが8以上なくてはならなかった。資格のあるパネ
リストがさらに次の4週間の実験に進んだ。各々の対象
に指定されたシャンプーを用いて1週間に3回髪を洗う
スケジュールが続き、1日目から開示した。パネリスト
は15日目/訪問3に中間評価のため病院に戻り、その
後29日目/訪問4に最終評価のため病院に戻った。
象によるかゆみ自己評価が含まれる。対象は各自独立し
て以下のスコアに従って頭皮のかゆみを自己評価した。
すなわち0=無、1=少程度、2=中程度、3=顕著
(中程度/強程度)、4=強程度である。実験の開始と
終了にスケーリングとかゆみの両方をスコアした。子供
全員のスコアを平均した。結果を表5にまとめた。
(29日目/訪問4)に、パネリストのふけの全体的臨
床評価を、過去のふけの評価を考慮しながら、以下の基
準を用いて実施した。すなわち1=完全に消失、2=ほ
とんど完全に消失、3=顕著な改善、4=少し改善、5
=改善無である。全てのパネリスト/製剤に対する平均
ふけスコアである、全体的評価(全スコア)結果も表5
に示す。
症状の減少に効果的であり、スケーリングの症状の減少
に市販のシャンプーより極めて効果的であることを示し
た。さらに、本発明の組成物に対する全スコアは市販の
コンディショニングシャンプーより有意に優れていた。
効力テスト 実施例3及び実施例4の製剤を、プロクターアンドギャ
ンブルカンパニーから「リジョイスふけ防止シャンプ
ー」の商品名で市販されているふけ防止シャンプーと共
に、年齢が8歳乃至12歳の子供の中程度のスケーリン
グとかゆみの症状に対する効力を、実施例5のテスト方
法に従って(ただし対象は全部で56人である)、テス
トした。子供は治療前にこのような症状を示していた。
結果を表6に示す。
ングの減少に関しては市販のふけ防止シャンプーと同程
度に効果的であり、頭皮のかゆみの減少に関してはより
効果的であることを示した。
ヒト眼刺激性テストも実施した。この実験の結果を表7
に示す。
精製水より眼に対して刺激性でなかったことを示してい
る。
イン及びウンデシレンアミドプロピルベタインとウンデ
シレン酸の混合物から選択される請求項1に記載の洗浄
組成物。 (2)前記活性成分が重量比が約0:1乃至約15:0
のウンデシレンアミドプロピルベタインとウンデシレン
酸の混合物である請求項1に記載の洗浄組成物。 (3)a)約1%乃至約11%の少なくとも1つの両性
界面活性剤と;b)約1%乃至約8%の少なくとも1つ
の陰イオン性界面活性剤と;c)約1%乃至約10%の
少なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)約3.
5%乃至約9%の活性成分とを含む洗浄組成物であっ
て、前記活性成分は、前記洗浄組成物の全重量に基づ
き、1)約3%乃至約7%のウンデシレンアミドプロピ
ルベタインと;2)約0.5%乃至約2%のウンデシレ
ン酸とを含む請求項1に記載の洗浄組成物。 (4)さらに、前記洗浄組成物の全重量に基づき、約
0.01%乃至約0.5%の少なくとも1つのコンディ
ショニング剤を含む請求項1に記載の洗浄組成物。 (5)a)約2%乃至約10%の少なくとも1つの両性
界面活性剤と;b)約1%乃至約6%の少なくとも1つ
の陰イオン性界面活性剤と;c)約4%乃至約8%の少
なくとも1つの非イオン性界面活性剤と;d)約5.8
%乃至約7%の活性成分とを含む洗浄組成物であって、
前記活性成分は、前記洗浄組成物の全重量に基づき、
1)約5%乃至約6%のウンデシレンアミドプロピルベ
タインと;2)約0.8%乃至約1%のウンデシレン酸
とを含む請求項1に記載の洗浄組成物。
ボキシレート、アルキルベタイン、アミドアルキルベタ
イン、アミドアルキルスルタイン、アムホホスフェー
ト、ホスホベタイン、ピロホスホベタイン、カルボキシ
アルキルアルキルポリアミン及びこれらの混合物からな
る群から選択される請求項1に記載の洗浄組成物。 (7)前記陰イオン性界面活性剤が、アルキルスルフェ
ート;アルキルエーテルスルフェート;アルキルモノグ
リセリルエーテルスルフェート;アルキルモノグリセリ
ドスルフェート;アルキルモノグリセリドスルホネー
ト;アルキルスルホネート;アルキルアリールスルホネ
ート;アルキルスルホスクシネート;アルキルエーテル
スルホスクシネート;アルキルスルホスクシナメート;
アルキルアミドスルホスクシネート;アルキルカルボキ
シレート;アルキルアミドエーテルカルボキシレート;
アルキルスクシネート;脂肪性アシルサルコシネート;
脂肪性アシルアミノ酸;脂肪性アシルタウレート;脂肪
性アルキルスルホアセテート;アルキルホスフェート;
及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項1
に記載の洗浄組成物。 (8)前記非イオン性界面活性剤が、ポリオールエステ
ルのポリオキシエチレン誘導体、長鎖アルキルグルコシ
ド及びポリグルコシドからなる群から選択される請求項
1に記載の洗浄組成物。 (9)さらに、真珠光沢剤、不透明化剤、増粘剤、第二
のコンディショナー、湿潤剤、キレート剤、着色剤、芳
香剤、保存剤及びpH調整剤からなる群から選択される
少なくとも1つの添加物を含む請求項1に記載の洗浄組
成物。 (10)前記シャンプーのpHが約5乃至約7.5の範
囲である請求項1に記載の洗浄組成物。
効量を所望の部位へ局所的に適用することを含むふけ、
脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴
う症状を治療及び/又は改善する方法。 (12)前記洗浄組成物が皮膚と眼に穏やかである実施
態様(11)に記載の方法。 (13)実施態様(3)に記載の洗浄組成物の有効量を
所望の部位へ局所的に適用することを含むふけ、脂漏性
皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状
を治療及び/又は改善する方法。 (14)実施態様(5)に記載の洗浄組成物の有効量を
所望の部位へ局所的に適用することを含むふけ、脂漏性
皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれらに伴う症状
を治療及び/又は改善する方法。 (15)請求項1に記載の洗浄組成物の有効量を所望の
部位へ局所的に適用することを含む皮膚の薄片はげ落ち
(flaking)及び/又は鱗片はげ落ちを治療及び/又は改
善する方法。
け、脂漏性皮膚炎、湿疹及び乾癬疾患及び/又はこれら
に伴う症状の治療及び/又は乾癬に有用で、眼に対する
刺激性が低い組成物を提供できる効果がある。
Claims (1)
- 【請求項1】 洗浄組成物の全重量に基づき、 a)約0.5%乃至約16%の少なくとも1つの両性界
面活性剤と; b)約1%乃至約10%の少なくとも1つの陰イオン性
界面活性剤と; c)約0.1%乃至約10%の少なくとも1つの非イオ
ン性界面活性剤と; d)約0.1%乃至約15%の活性成分とを含む洗浄組
成物。
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