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JP2000351701A - 水面浮遊性農薬固形製剤 - Google Patents

水面浮遊性農薬固形製剤

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Publication number
JP2000351701A
JP2000351701A JP2000105984A JP2000105984A JP2000351701A JP 2000351701 A JP2000351701 A JP 2000351701A JP 2000105984 A JP2000105984 A JP 2000105984A JP 2000105984 A JP2000105984 A JP 2000105984A JP 2000351701 A JP2000351701 A JP 2000351701A
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JP
Japan
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water
floating
solid
paddy field
active ingredient
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000105984A
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English (en)
Inventor
Kinji Tanizawa
欽次 谷澤
Hiroshi Satobi
寛 佐飛
Masakazu Tomioka
正和 富岡
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
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    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/34Shaped forms, e.g. sheets, not provided for in any other sub-group of this main group
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水面に障害物がある水田への処理や稲が大きく
なった後の処理であっても、優れた水面拡展性を示す水
面浮遊性農薬固形製剤を得ること。 【解決手段】C4〜C10アルキルアルコールのC2〜C4
アルキレンオキサイド付加物及びその誘導体からなる一
種又は二種以上の水面拡展剤及び農薬有効成分を含有す
る水面浮遊性農薬固形製剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、C4〜C10アルキ
ルアルコールのC2〜C4アルキレンオキサイド付加物及
びその誘導体からなる一種又は二種以上の水面拡展剤及
び農薬有効成分を含有する水面浮遊性農薬固形製剤、そ
れを水溶性フィルムに分包とした水田投げ込み用農薬製
剤及びそれらを用いた水田に発生する有害生物を駆除す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水田用農薬はその使用の便のため
に、種々の剤型、例えば、粉剤、水和剤、乳剤及び粒剤
に製剤され、水面又は稲体に散布されてきた。しかし、
近年、例えば、農家の高齢化、兼業化及び女性の労働負
担の増加の観点から、農薬散布の省力化が要求されるよ
うになってきた。
【0003】このため、機械を用いずに処理できるフロ
アブル剤や、製剤中の有効成分含量を高めて、製剤とし
ての散布量を低減した、いわゆる1kg粒剤が多く用い
られるようになってきた。しかし、フロアブル剤は、例
えば、風向きによって、処理時に散布者に飛沫がかかる
問題及び空瓶処理の問題があり、また、1kg粒剤は、
例えば、散布器具を必要とすること及び均一散布に難点
があることの欠点がある。
【0004】更に、最近は、農薬の固形製剤を水溶性の
フィルムに分包とし、この分包を、水田に入らずに、畦
畔等から投げ込むだけで処理可能な省力農薬製剤(すな
わち、水田投げ込み用農薬製剤)が提案され(特開平3
−173802号公報)、商品化されており、これらは
ジャンボ剤又はパック剤とも呼ばれている。
【0005】このような水田投げ込み用製剤には、例え
ば、大型の発泡錠剤をそのまま水田中に投げ込むもの
(特開平6−107503号公報)、小型の発泡錠剤
を水溶性フィルムの分包とし、これを水田に投げ込むも
の(特開平5−339106号公報)、塩化カリウム
のような水溶性のキャリヤーを水溶性のフィルム形成性
高分子とともに造粒したものに農薬有効成分を含有さ
せ、水溶性フィルムに分包とし、これを水田に投げ込む
もの(特開平5−78207号公報)、水面に浮遊拡
展するように調製した農薬固形製剤を、水溶性フィルム
に分包とし、これを水田に投げ込むもの(特開平6−3
36403号公報)、及び、水面拡展性を有するオイ
ルを水溶性の容器に詰め、これを水田に投げ込むもの
(特開平5−339103号公報)が知られている。
【0006】これらの水田投げ込み用農薬製剤は、製剤
中の農薬有効成分含量が高く、また、局所施用されるた
め、投げ込まれた地点から速やかに有効成分が拡散しな
いと、農薬有効成分の不均一による薬害や効力のムラが
起こりやすく、また場合によっては、農薬有効成分の残
留により後作物へ影響を及ぼすおそれがある。
【0007】一方、農薬有効成分の拡散を目的に水面に
浮遊拡展するように調製した農薬固形製剤としては、例
えば、(1)水浮遊性の担体を用いて浮遊させるもの
(特公昭48−15613号公報、特公昭47−124
0号公報)、(2)特定の吸水能を有する軽石やヒル石
を担体とするもの(特公昭44−8600号公報)、
(3)揮発性殺虫化合物を用いた粒剤(特公昭49−1
1421号公報)、(4)カーバメート系農薬活性成分
と、水に対する分配係数が102以上の有機化合物と
を、固体担体に保持させたもの(特開平2−17470
2号公報)、及び、(5)殺菌剤、除草剤又は植物成長
調節剤である有効成分、固体担体及び油からなる組成物
(特開平3−193705号公報)が開示されている。
【0008】しかしながら、これら農薬固形製剤は、稲
が小さく、水面に、浮草、藻及び油膜等の障害物がない
条件で処理すると、風の力にも助けられて、粒が水面で
広く拡散するので、水田に入らずに畦畔から散布するい
わゆる額縁散布でも高い効果を発現するが、稲が大きく
なり、風の力を利用できなくなった後や、水面に浮草、
藻及び油膜等の障害物がある条件で処理すると、粒が自
力で拡散しにくく、十分な生物効果を発揮できない場合
や、有効成分の局在による薬害を生じたりする場合があ
る。このような場合には、従来の粒剤と同様、水田に入
って散布することが必要となり、労力の軽減という点で
好ましくない。
【0009】このような欠点を解決するために、水面拡
展剤としてアセチレン系界面活性剤を用い、更に水面拡
展性のある水溶性フィルムに分包とする試みや、水面拡
展剤としてシリコン系やフッ素系界面活性剤又はジアル
キルスルホサクシネートを用いる試みがなされている
(特開平6−336403号公報、特開平8−9980
2号公報及び特許公報第2766973号公報)。しか
しながら、これらの技術によっても、上記のような水面
に障害物がある条件や、稲が大きくなってからの処理で
は、十分な拡がりが見られない場合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、水面拡
展性の優れた水面浮遊性農薬固形製剤を鋭意研究した結
果、C4〜C10アルキルアルコールのC2〜C4アルキレ
ンオキサイド付加物及びその誘導体からなる一種又は二
種以上の水面拡展剤を含有する水面浮遊性農薬固形製剤
が、水面に障害物がある水田への処理や稲が大きくなっ
た後の処理であっても、優れた水面拡展性を示すことを
見出し、本発明を完成した。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、C4〜C10
ルキルアルコールのC2〜C4アルキレンオキサイド付加
物及びその誘導体からなる一種又は二種以上の水面拡展
剤及び農薬有効成分を含有する水面浮遊性農薬固形製
剤、それを水溶性フィルムに分包とした水田投げ込み用
農薬製剤並びにそれらを用いた水田に発生する有害生物
を駆除する方法を提供する。
【0012】本発明において「C4〜C10アルキルアル
コール」は、炭素数が4乃至10の直鎖又は分枝鎖のア
ルコールであり、例えば、ブタノール、ペンタノール、
ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノー
ル、イソノナノール、デカノール又はエチルヘキサノー
ルであり得、好適には、炭素数が6乃至10の直鎖又は
分枝鎖のアルコールであり、より好適には、オクタノー
ル、エチルヘキサノール又はイソノナノールであり、更
により好適には、エチルヘキサノール又はイソノナノー
ルである。
【0013】本発明において「C2〜C4アルキレンオキ
サイド」は、炭素数が2乃至4の直鎖又は分枝鎖のアル
キレンオキサイドであり、例えば、エチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイド又はブチレンオキサイドであ
り得、好適には、エチレンオキサイド又はプロピレンオ
キサイドである。
【0014】本発明において「C4〜C10アルキルアル
コールのC2〜C4アルキレンオキサイド付加物」は、上
記「C4〜C10アルキルアルコール」の水酸基に上記
「C2〜C4アルキレンオキサイド」を付加させた物であ
り、但し、複数のアルキレンオキサイドを付加させる場
合、それらの付加する順番は任意である。
【0015】本発明の「C4〜C10アルキルアルコール
のC2〜C4アルキレンオキサイド付加物」は、好適に
は、下記一般式(I)
【0016】
【化2】 R1O−(AO)m−(BO)n−H (I) [式中、R1は、C4〜C10アルキル基を示し、Aは、式
−CH2−CH2−で表される基を示し、Bは、式−CH
2−CH(CH3)−で表される基を示し、mは、0〜3
0を示し、nは、0〜30を示し、但し、m及びnは同
時に0でなく、かつ、nが0のとき、mは2以上であ
り、又、m及びnが共に0でないとき、m個のAO基と
n個のBO基の結合する順番は任意である。]で表され
る化合物である。
【0017】上記式において、「m」及び「n」は、1
個の化合物(I)に付加されたエチレンオキサイド及び
プロピレンオキサイドの数を、それぞれ表し、複数の化
合物(I)に付加されたエチレンオキサイド及びプロピ
レンオキサイドの数の平均を表すことも可能である。
【0018】本発明において「C4〜C10アルキルアル
コールのC2〜C4アルキレンオキサイド付加物の誘導
体」は、例えば、前記の「C4〜C10アルキルアルコー
ルのC2〜C4アルキレンオキサイド付加物」のリン酸エ
ステル、リン酸エステルの塩、硫酸エステル、硫酸エス
テルの塩又はC1〜C10アルキルエーテルであり得、好
適には、リン酸エステル又はその塩である。
【0019】本発明における「リン酸エステル」は、モ
ノエステル、ジエステル及びトリエステルのいずれをも
含み、好適には、これらの混合物である。
【0020】本発明において「塩」は、通常農薬として
用いられるものであれば特に限定はなく、例えば、ナト
リウム塩、カリウム塩及びリチウム塩のようなアルカリ
金属塩;アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩及び
イソプロピルアミン塩のようなアミン塩;又は、カルシ
ウム塩及びバリウム塩のようなアルカリ土類金属塩であ
り得、好適には、アンモニウム塩又はアルカリ金属塩で
あり、より好適には、アンモニウム塩、ナトリウム塩又
はカリウム塩である。
【0021】本発明における「C1〜C10アルキルエー
テル」は、前記「C4〜C10アルキルアルコールのC2
4アルキレンオキサイド付加物」の末端水酸基の酸素
原子に、炭素数1乃至10個の直鎖又は分枝鎖のアルキ
ル基が結合したものであり、例えば、メチルエーテル、
エチルエーテル、プロピルエーテル、イソプロピルエー
テル、ブチルエーテル、ペンチルエーテル、ヘキシルエ
ーテル、ヘプチルエーテル、オクチルエーテル、エチル
ヘキシルエーテル、ノニルエーテル、イソノニルエーテ
ル又はデシルエーテルであり得、好適には、エチルヘキ
シル又はイソノニルエーテルである。
【0022】本発明の「C4〜C10アルキルアルコール
のC2〜C4アルキレンオキサイド付加物」は、更に好適
には、前記化合物(I)において、R1が、C6〜C10
ルキル基(より好適には、オクチル、エチルヘキシル又
はイソノニル基であり、更により好適には、エチルヘキ
シル又はイソノニル基)であり、Aが、式−CH2−C
2−で表される基であり、Bが、式−CH2−CH(C
3)−で表される基であり、mが、0〜15(より好
適には、0〜10)であり、nが、0〜15(より好適
には、0〜10)であり、但し、m及びnは同時に0で
なく、かつ、nが0のとき、mは2以上であり、又、m
及びnが共に0でないとき、m個のAO基とn個のBO
基の結合する順番は任意である、で表される化合物(I
a)である。
【0023】本発明の水面拡展剤は、特に好適には、前
記化合物(I)において、R1がエチルヘキシル又はイ
ソノニル基であり、mが0〜10であり、nが0〜10
であり、但し、m及びnは同時に0でなく、かつ、nが
0のとき、mは2以上である化合物(Ib)、そのリン
酸エステル又はそのリン酸エステルのアンモニウム塩、
ナトリウム塩若しくはカリウム塩であり、最も好適に
は、前記化合物(I)において、R1がエチルヘキシル
又はイソノニル基であり、mが2〜8であり、nが0〜
8である化合物(Ic)、そのリン酸エステル又はその
リン酸エステルのナトリウム塩である。
【0024】本発明の水面拡展剤は、市販のものをその
まま使用することができ、また、市販でないものであっ
ても、例えば、新界面活性剤(堀口博著、三共出版、昭
和50年発行)記載の方法に準じて製造することができ
る。
【0025】用いられる水面拡展剤の量は、通常、農薬
固形製剤中に、0.1〜50質量%であり、好適には、
0.5〜30質量%であり、より好適には、1〜20質
量%である。
【0026】本発明における農薬有効成分は、水面施用
処理が可能な農薬であれば特に限定はなく、液体でも固
体でもよく、例えば、殺虫剤、殺菌剤、除草剤又は植物
調節剤であり得る。
【0027】用いられる殺虫剤は、例えば、イソキサチ
オン、ダイアジノン、ダイスルフォトン、プロパホス、
トリクロルフォン、ホルモチオン、ジメトエート、モノ
クロトフォス、アセフェート、カルボフラン、カルボス
ルファン、チオシクラム、カルタップ、ベンスルタッ
プ、ベンフラカルブ、フラチオカルブ、ブプロフェジ
ン、フェノブカルブ、メトールカルブ、プロポクシュ
ア、イミダクロプリド、ニッテンピラム及びアセタミプ
リド等の浸透移行性殺虫剤;又は、シクロプロトリン、
エトフェンプロックス及びシラフルオフェン等のイネミ
ズゾウムシやイネドロオイムシのような水中又は水面近
くに生息する害虫に有効な合成ピレスロイドであり得、
好適には、イミダクロプリド、ニッテンピラム、アセタ
ミプリド、シクロプロトリン、エトフェンプロックス又
はシラフルオフェンである。
【0028】用いられる殺菌剤は、例えば、プロベナゾ
ール、イソプロチオラン、イプロベンフォス、トリシク
ラゾール、ピロキロン、カルプロパミド、オリブライ
ト、アゾキシストロビン及び7−フルオロ−1,2,
5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3.2.1−
i.j]キノリン−4−オン等のイモチ剤;フルトラニ
ル、メプロニル、チフルザミド、フラメトピル及び2−
(4−フルオロフェニル)−1−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリルプロ
パン−2−オール等の紋枯剤;テクロフタラム;又は、
ベノミルであり得、好適には、プロベナゾール、イソプ
ロチオラン、ピロキロン、カルプロパミド、オリブライ
ト、アゾキシストロビン、7−フルオロ−1,2,5,
6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3.2.1−i.
j]キノリン−4−オン、フルトラニル、チフルザミ
ド、フラメトピル、2−(4−フルオロフェニル)−1
−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3
−トリメチルシリル−プロパン−2−オール又はテクロ
フタラムである。
【0029】用いられる除草剤は、例えば、ピラゾレー
ト、ベンゾフェナップ、ピラゾキシフェン、ピリブチカ
ルブ、ブロモブチド、ブタミホス、メフェナセット、ベ
ンスルフロン−メチル、アニロホス、ブタクロール、プ
レチラクロール、チオベンカルブ、クロルニトロフェ
ン、クロメトキシフェン、ダイムロン、ビフェノック
ス、ナプロアニリド、オキサジアゾン、オキサジアルギ
ル、ベンタゾン、モリネート、ピペロホス、ジメピペレ
ート、エスプロカルブ、ジチオピル、イマゾスルフロ
ン、ベンフレセート、キノクラミン、シンメチリン、M
CPA若しくはそのナトリウム塩、カリウム塩等の塩類
又はエステル類、2,4−D若しくはそのナトリウム
塩、カリウム塩等の塩類又はエステル類、MCPB若し
くはそのナトリウム塩、カリウム塩等の塩類又はエステ
ル類、キンクロラック、ピラゾスルフロンエチル、ペン
トキサゾン、テニルクロール、クミルロン、シノスルフ
ロン、シメトリン、ジメタメトリン、シハロホップブチ
ル、エトベンザニド、カフェンストロール、エトキシス
ルフロン、アジムスルフロン、シクロスルファムロン、
インダノファン、ピリミノバックメチル、オキサジクロ
メホン、4−(2−クロロフェニル)−N−シクロヘキ
シル−4,5−ジヒドロ−N−エチル−5−オキソ−1
H−テトラゾール−1−カルボキシアミド(NBA06
1)、[3−(2−クロロ−4−メチルスルホニルベン
ゾイル)−4−フェニルチオ]ビシクロ[3.2.1]
オクト−3−エン−2−オン(ベンゾビシクロン、SB
500)、メチル=N−[4−(ベンゾチアゾール−2
−イルメトキシ)−2−メチルフェニル]カルバマート
及びメチル=N−[4−(ベンゾオキサゾール−2−イ
ルメトキシ)−2−メチルフェニル]カルバマート等の
水田所草剤であり得、好適には、ピラゾレート、ベンゾ
フェナップ、ピラゾキシフェン、ピリブチカルブ、ブロ
モブチド、メフェナセット、ベンスルフロン−メチル、
アニロホス、ブタクロール、プレチラクロール、ダイム
ロン、オキサジアルギル、イマゾスルフロン、ピラゾス
ルフロン−エチル、ペントキサゾン、テニルクロール、
ジメタメトリン、シハロホップブチル、カフェンストロ
ール、エトキシスルフロン、アジムスルフロン、インダ
ノファン、NBA061、ベンゾビシクロン、メチル
N−[4−(ベンゾチアゾール−2−イルメトキシ)−
2−メチルフェニル]カルバマート又はメチル N−
[4−(ベンゾオキサゾール−2−イルメトキシ)−2
−メチルフェニル]カルバマートである。
【0030】用いられる植物調節剤は、例えば、イナベ
ンフィド、パクロブトラゾール、ウニコナゾール又はト
リアペンテノールであり得、好適には、イナベンフィド
又はパクロブトラゾールである。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の農薬固形製剤は、水面拡
展剤及び農薬有効成分の他に、例えば、水面浮遊剤、そ
の他の水面拡展剤、崩壊・分散剤、湿潤剤、結合剤、増
量剤、造粒性向上剤、溶剤、乳化剤、安定剤及び粉砕助
剤のその他の助剤を含有することができる。
【0032】本発明の農薬固形製剤は、更に水面浮遊性
をよくするために、水面浮遊剤を含有することができ
る。水面浮遊剤は、農薬固形製剤を水面に浮かせるもの
であればよく、例えば、発泡シラス、発泡パーライト、
発泡軽石及び焼成バーミキュライト等の鉱物質;コル
ク、木粉及びセルロース等の植物質;発泡スチロール等
の発泡合成樹脂;塩ビ粉末等の合成樹脂粉末;マツモト
マイクロスフェア−F30E等のプラスチック中空体;
合成樹脂の粒状物;又はそれらの混合物であり得、好適
には、発泡シラス、発泡パーライト、発泡軽石、焼成バ
ーミキュライト、コルク、木粉、発泡合成樹脂、合成樹
脂粉末又はプラスチック中空体である。
【0033】用いられる水面浮遊剤の量は、用いる水面
浮遊剤の種類や剤型及び農薬固形製剤の大きさ等により
異なるが、農薬固形製剤を水面に浮かせるに十分な量で
あればよく、通常、農薬固形製剤中に、0.01〜90
質量%であり、好適には、0.1〜70質量%であり、
より好適には、0.5〜60質量%である。
【0034】本発明は、助剤として、種々の界面活性剤
を含有することができ、用いられる界面活性剤はその性
質により、その他の水面拡展剤、崩壊・分散剤、湿潤
剤、結合剤、造粒性向上剤又は乳化剤として働くことも
できる。また、高分子や有機溶剤も、その性質により、
複数の目的に用いることができる。
【0035】本発明の農薬固形製剤は、更に水面での拡
展性をよくするために、上記の水面拡展剤と併せて、そ
の他の水面拡展剤を含有することができる。用いられる
その他の水面拡展剤は、例えば、アクリル酸及びマレイ
ン酸等のカルボン酸の(共)重合物、アクリル酸及びマ
レイン酸等のカルボン酸にスチレンスルホン酸及びビニ
ル等を共重合させたもののナトリウム塩、カリウム塩及
びアンモニウム塩等の重合物塩のようなポリカルボン酸
型のポリソープ;オレイン酸ナトリウムやステアリン酸
カリウムのような石鹸類;ジアルキルスルホコハク酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリル硫酸ナトリウム及びパーフルオロアルキルカルボ
ン酸塩のようなその他のアニオン界面活性剤;ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル、炭素数11以上
のポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルエステル及びソルビタンのアルキルエス
テルのようなその他のノニオン界面活性剤;シリコン系
ノニオン界面活性剤;アセチレン系ノニオン界面活性剤
及びプルロニックタイプのノニオン界面活性剤;これら
のノニオン界面活性剤をリン酸又は硫酸のエステルと
し、場合によってはそれらを適当なアルカリで中和した
界面活性剤;フッ素を含有する界面活性剤;流動パラフ
ィン、ナフテン系及び芳香族系の高沸点溶媒、低粘度の
ポリブテン及びマシン油等の鉱物油類;シリコンオイ
ル;種々の植物油;松脂等の樹脂類;樟脳白油;αピネ
ン;樟脳;又は、ナフタレンであり得、好適には、アセ
チレン系ノニオン界面活性剤又は種々の鉱物油である。
【0036】用いられるその他の水面拡展剤の量は、そ
の水面拡展剤の種類や添加方法、農薬有効成分や水面浮
遊剤の種類や量及びその他の助剤の種類や量等の処方や
剤型により異なるが、通常、農薬固形製剤中に、0.0
1〜50質量%であり、好適には、0.1〜40質量%
であり、より好適には、0.2〜30質量%である。
【0037】本発明の農薬固形製剤は、粒を水中で崩壊
させ、農薬有効成分を水中に懸濁・分散させるために、
崩壊・分散剤を含有することができる。用いられる崩壊
・分散剤は、アニオン界面活性剤が好適である場合が多
く、例えば、リグニンスルホン酸塩、(アルキル)ナフ
タレンスルホン酸塩及びその縮合物、フェノールスルホ
ン酸塩及びその縮合物、スチレンスルホン酸塩の縮合
物、マレイン酸とスチレンスルホン酸との縮合物の塩、
アクリル酸やマレイン酸等のカルボン酸縮合物の塩、ポ
リアクリル酸塩、アクリル酸とマレイン酸共重合体の
塩、無水マレイン酸とメチルビニルエーテル共重合体の
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ジアルキルスルホ
コハク酸塩、ラウリルサルフェートの塩、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテルサルフェート、ポリオ
キシエチレンアリールアリールエーテルサルフェート、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアリールアリールエーテル
リン酸エステル又はこれら硫酸エステルやリン酸エステ
ルを適当なカチオンで中和した塩のようなアニオン界面
活性剤であり得、好適には、リグニンスルホン酸塩、
(アルキル)ナフタレンスルホン酸塩の縮合物、フェノ
ールスルホン酸塩の縮合物、スチレンスルホン酸塩の縮
合物、マレイン酸とスチレンスルホン酸との縮合物の
塩、アクリル酸やマレイン酸等のカルボン酸縮合物の
塩、ポリアクリル酸塩、アクリル酸とマレイン酸共重合
体の塩、無水マレイン酸とメチルビニルエーテル共重合
体の塩又はジアルキルスルホコハク酸塩である。これら
崩壊・分散剤に用いられる界面活性剤は、湿潤剤として
も有効なものが多い。更に、リン酸ナトリウム、ヘキサ
メタリン酸ナトリウム等のリン酸塩;ノニオン、カチオ
ン又は両性界面活性剤のうち適当なもの;及び、デンプ
ン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル化
デンプン及びこれらの塩、ポリビニルピロリドンの架橋
体、微結晶セルロース及び高吸水性樹脂等の水を吸収し
て膨張する性質を有するものも、崩壊・分散剤として使
用することができる。
【0038】用いられる崩壊・分散剤又は崩壊・分散剤
及び湿潤剤の量は、通常、農薬固形製剤中に、0.01
〜30質量%であり、好適には、0.03〜20質量%
であり、より好適には、0.05〜10%である。
【0039】本発明の農薬固形製剤は、粉末原料を造粒
して粒剤を調製する場合に粒に硬度を付与するため、又
は、農薬有効成分を粒核の表面に被覆するために、結合
剤を含有することができる。
【0040】前者の目的で用いられる結合剤は、比較的
低分子量のデキストリン及びα化澱粉等の水溶性澱粉誘
導体;ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸の塩、カ
ルボキシメチルセルロースの塩、比較的低分子量で鹸化
率の低いポリビニルアルコール、リグニンスルホン酸の
塩及びアラビアゴム等の水溶性高分子物質;又は、ベン
トナイト等のモンモリロナイト系の鉱物質微粉が挙げら
れる。
【0041】前者の目的で用いられる結合剤の量は、例
えば、処方構成、造粒方法及び粒の大きさにより異なる
が、通常、農薬固形製剤中に、0.1〜30質量%であ
り、好適には、0.5〜20質量%である。
【0042】後者の目的で用いられる結合剤は、上記の
固形の結合剤の他に、下記の揮発しにくい油状の結合剤
であり得る。本発明は、これらの結合剤を水又は揮発性
の有機溶剤のような溶剤に溶解させて用いることによ
り、農薬有効成分を粒核の表面に被覆し、その後溶剤を
蒸発させてよく、また、揮発しにくい油状の又は液状化
した結合剤を用いて被覆し、結合剤を蒸発させずに農薬
固形製剤中に残してもよい。結合剤を農薬固形製剤中に
残す方法は、乾燥工程を省略でき、有利な方法である。
【0043】結合剤を被覆後蒸発させる場合に用いられ
る結合剤の量は、経済性を考慮して少ない方が好まし
く、通常は、農薬固形製剤中に、0.01〜20質量%
であり、好適には、0.1〜10質量%であり、より好
適には、0.2〜5質量%である。結合剤を溶かす溶剤
としては、水が好適である。
【0044】結合剤を農薬固形製剤中に残す場合に用い
られる結合剤は、粒核の表面に農薬有効成分を均一に被
覆できるものであればよく、農薬有効成分に、例えば、
粒子成長及び分解の悪影響を与えない油状のものが好ま
しく、例えば、高沸点、低毒性、低引火性及び低粘度で
あり、比重が1より小さく、かつ、農薬有効成分が溶け
にくい溶媒が好ましい。このような結合剤は、例えば、
低粘度の流動パラフィン、塩素化パラフィン、イソパラ
フィン、マシン油、ポリブテン、パラフィン系、ナフテ
ン系及び芳香族系の高沸点溶媒のような鉱物油;ヤシ
油、大豆油及び菜種油のような植物油;鯨油及び鰯油の
ような動物油;シリコンオイル及びその誘導体;オレイ
ン酸及びヤシ油脂肪酸のようなモノカルボン酸のエステ
ル、マレイン酸、フマール酸、フタル酸及びアジピン酸
等のジカルボン酸のエステル、及び、トリブチルホスフ
ェート及びトリエチルホスフェート等のリン酸のエステ
ルのような可塑剤;エチレングリコール、ジエチレング
リコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブタンジオール及びヘキシレングリコールのよう
なグリコール類;ε−カプロラクトン及びγ−ブチロラ
クトン等のラクトン類;N−アルキルピロリドン;種々
の液状界面活性剤;又はこれらの混合物であり得、好適
には、比較的安価で有効成分に悪影響を与えないもので
あり、結合剤自身が安定でありかつ揮発性の低いもので
あり、より好適には、流動パラフィン、マシン油及びポ
リブテンのような鉱物油、モノカルボン酸エステル又は
ジカルボン酸エステルである。
【0045】結合剤を農薬固形製剤中に残す場合に用い
られる結合剤の量は、結合剤の種類、農薬有効成分の種
類や物理性及びその他の助剤の種類や量により異なる
が、通常、農薬固形製剤中に、1〜50質量%であり、
好適には、3〜40質量%であり、より好適には、5〜
35質量%である。
【0046】本発明の農薬固形製剤において用いられる
増量剤は、一般に農薬のキャリアーとして用いられるも
のであれば特に限定はなく、例えば、クレー、炭酸カル
シウム、珪藻土、無晶形二酸化珪素及びタルクのような
鉱物質;又は、デンプン、木粉、オガクズ、コーヒー豆
粉末、タブ粉、セルロース粉末、微結晶セルロース、籾
殻粉末、米糠、ふすま及びヤシ殻粉末のような植物質粉
末であり得、好適には、無晶形二酸化珪素、タルク又は
木粉である。
【0047】用いられる増量剤の量は、その他の助剤の
種類や量により異なるが、通常、農薬固形製剤中に、
0.1〜80質量%であり、好適には、1〜50質量%
であり、より好適には、2〜40質量%である。
【0048】本発明の農薬固形製剤は、農薬粒剤の造粒
性を向上させるために造粒性向上剤を含有することがで
きる。用いられる造粒性向上剤は、一般に農薬粒剤にお
いて造粒性向上剤として用いられる界面活性剤や組成物
に可塑性を付与するようなものであれば特に限定はな
く、例えば、ポリオキシエチレンアルキルアリールエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルエステル及びポリオ
キシエチレンアリールアリールエーテルのようなノニオ
ン界面活性剤;ジアルキルスルホサクシネートのナトリ
ウム塩及びアルキルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩
のようなアニオン界面活性剤;ベントナイトのような鉱
物質微粉;デキストリン及びα化澱粉のような澱粉誘導
体;アラビアガムのような天然ガム;カルボキシメチル
セルロースのナトリウム塩のようなセルロース誘導体;
又は、ポリビニルアルコールやポリアクリル酸のナトリ
ウム塩のような水溶性合成高分子であり得、好適には、
ベントナイト又はカルボキシメチルセルロースのナトリ
ウム塩である。
【0049】用いられる造粒性向上剤の量は、造粒性向
上剤の種類及びその他の助剤の種類や量により異なる
が、通常、農薬固形製剤中に、0.01〜30質量%で
あり、好適には、0.05〜25質量%であり、より好
適には、0.1〜20質量%である。
【0050】本発明の農薬固形製剤は、液状の農薬活性
成分を希釈したり、低融点の農薬活性成分を液状にする
ために溶剤を含有することができる。この目的で用いら
れる溶剤は、高沸点低毒性で、引火点の高いものであ
り、農薬活性成分の比重が1以上のとき、乳化粒子をで
きるだけ長時間水中に留め、水田に広く拡散させるため
に、比重が1より小さく低粘度の溶剤が好ましく、例え
ば、パラフィン系、芳香族系及びナフテン系の高沸点溶
剤;オレイン酸、マレイン酸、フマル酸及びヤシ油のよ
うな種々の動植物より得られる脂肪酸、フタル酸、アジ
ピン酸及びリン酸等のエステル類;ヤシ油及びナタネ油
等の植物油;又は、鯨油及び鰯油等の動物油等であり
得、好適には、流動パラフィン又は低分子量のポリブテ
ンである。
【0051】用いられる農薬活性成分を希釈又は溶解す
る溶剤の量は、農薬有効成分の種類や物理性により異な
り、農薬固形製剤の経時安定性や物理性に影響を与えな
い限りできるだけ少ない方がよく、通常、希釈又は溶解
させる農薬活性成分1部に対し、0.1〜50部であ
り、好適には、0.2〜10部である。
【0052】又、C4〜C10アルキルアルコールにC2
4アルキレンオキサイドが付加した化合物も、農薬活
性成分を希釈又は溶解する溶剤として使用することがで
きる。
【0053】本発明の農薬固形製剤は、農薬活性成分を
水中に乳化させるために乳化剤を含有することができ、
そのような乳化剤は、乳剤の乳化剤を選択するのと同様
に、農薬活性成分や溶剤の種類や物理性に応じて選択す
ることができるが、通常の乳化剤と異なり、農薬固形製
剤の使用時に人為的に攪拌することがないため、できる
だけ自己乳化性がよく、微細な乳化をするものがよい。
【0054】用いられる乳化剤の量は、通常、液状の農
薬有効成分又は溶剤に希釈又は溶解させた農薬有効成分
からなる乳化させるべき液体1部に対し、0.01〜1
0部であり、好適には、0.03〜3部である。
【0055】本発明の農薬固形製剤は、製剤中での農薬
有効成分の安定化又は物理性の安定化のために必要に応
じて安定剤を含有することができる。用いられる安定剤
は、例えば、pH調節剤、酸化防止剤、光安定剤、揮散
防止剤、固体酸活性の防止剤、色素又は乾燥剤であり得
る。
【0056】本発明の農薬固形製剤は、有効成分を乾式
粉砕するときに、粉砕性を良くしたり、機器への付着を
防止するために、必要に応じて粉砕助剤を含有すること
ができる。用いられる粉砕助剤は、例えば、無晶形合成
シリカ、タルク又は種々の粒状鉱物等であり得、好適に
は、無晶形合成シリカ又はタルクである。
【0057】本発明の農薬固形製剤は、農薬有効成分が
固体の場合は、必要な場合に、水面拡展剤、崩壊・分散
剤、湿潤剤、増量剤、安定剤及び粉砕助剤等とともに粉
砕し、得られた粉末プレミックスを、水中で浮遊する粒
核に、適当な結合剤を用いて被覆することにより製造す
ることができ、また、農薬有効成分が液体の場合は、液
体のまま、又は、農薬有効成分が固体の場合又は液体で
あっても必要な場合は、適当な溶媒に溶解させ、更に必
要な場合は、適当な崩壊・分散剤、湿潤剤、乳化剤及び
安定剤等のその他の助剤を加えて、水中で浮遊する粒核
に吸収させることにより製造することもできる。
【0058】本発明の農薬固形製剤は以下のようにして
得ることができる。
【0059】本発明の農薬有効成分が固体である場合
は、農薬有効成分の粒度が粗いと、水田の投入地点に農
薬有効成分が濃厚に沈降する原因となり、また、長期間
にわたり農薬有効成分が局在すると、効力不足や薬害な
どの不都合を生じることがある。本発明の農薬有効成分
は、水田に投入後、速やかに田面水中に溶解・拡散し、
効力を発揮する必要があり、従って、たとえ水に対する
溶解度が高いものであっても、固体の農薬有効成分をあ
る程度まで微粉砕しておく必要があり、更に水に対する
溶解度が低いものは、特に微粉砕を必要とする。このた
め固体の有効成分は、必要があれば、上記の粉砕助剤や
その他の助剤とともに、例えば、ハンマーミル及びジェ
ットミル等による乾式粉砕;又は、サンドミル及びアト
ライター等による湿式粉砕により粉砕することができ
る。
【0060】乾式粉砕した農薬有効成分は、水面浮遊剤
やその他の助剤との粒度や仮比重の差から、分級を生じ
易く、農薬固形製剤中で農薬有効成分のムラが生じ易
い。この点で、後述のように、湿式粉砕した農薬有効成
分を含むスラリーを、その他の助剤とともに定量供給
し、練合及び造粒する方法は、上記のような農薬有効成
分のムラが生じにくく、好適である。
【0061】湿式粉砕した農薬有効成分は、噴霧乾燥等
の方法により乾燥した後粉砕し、又は、無晶形合成シリ
カ、珪藻土、珪酸カルシウム及び高吸油性樹脂等の適当
な吸油能のあるキャリアーに吸収させ、必要があれば乾
燥及び粉砕し、乾式粉砕した農薬有効成分と同様に扱う
ことができる。更に、湿式造粒の際に、湿式粉砕した農
薬有効成分を含むスラリーを練合水とともに用いること
により、練合及び造粒して、本発明の農薬粒剤を製造す
ることもできる。
【0062】液状の農薬有効成分、液状にした農薬有効
成分又は低融点の農薬有効成分を使用する場合には、必
要であれば溶剤又は乳化剤に溶解させ、水面浮遊性のキ
ャリアー又は水面浮遊性の粒核に吸収させることがで
き、或は、他の助剤とともに、無晶形合成シリカ、珪藻
土、珪酸カルシウム、高吸油性樹脂及び高吸油性デキス
トリン等の吸油能のあるキャリアーに吸収させ、又は該
農薬有効成分と相溶性のある樹脂、化学物質若しくは他
の固体農薬有効成分と固溶体を形成し、上記固体の農薬
有効成分と同様に取り扱うことができる。
【0063】これらの農薬有効成分は、その他の助剤と
ともに、混合、粉砕、練合、造粒、乾燥、整粒、被覆又
は吸収等の工程を経て、本発明の農薬固形製剤とするこ
とができる。
【0064】本発明の農薬固形製剤は、粉末製剤である
場合は、農薬有効成分、水面拡展剤及びその他の助剤を
混合し、必要があれば、ハンマーミル及びエアーミルの
ような適当な粉砕機を用いて粉砕して製造することがで
きる。
【0065】本発明の農薬固形製剤は、粒剤である場合
は、例えば、原料粉末を適当な造粒機を用いて造粒する
方法(造粒法)、予め調製した浮遊性の粒核に適当な結
合剤を用いて農薬有効成分を被覆する方法(被覆法)、
又は農薬有効成分を適当な溶剤に溶解させ、これを予め
調製した浮遊性の粒核に吸収させる方法(吸収法)によ
り製造することができる。
【0066】本発明の農薬固形製剤は、造粒法により粒
剤を製造する場合は、農薬有効成分を、必要があれば、
予め他の助剤とともに濃厚プレミックスとし、これをそ
の他の成分と混合し、造粒、乾燥及び整粒することによ
り製造することができる。用いられる造粒機は、例え
ば、横押し若しくはバスケットタイプ等の押し出し造粒
機、混合造粒機、転動造粒機、流動層造粒機又は噴霧乾
燥機であり得、好適には、押し出し造粒機である。成分
中に発泡シラスや発泡パーライトを含有する場合、これ
らを強く加圧すると、バルーンが潰れ、浮力が低下する
おそれがあり、また、コルクを含有する場合も、これを
強く加圧すると、浮力が低下するので、強い圧力やせん
断力がかからない造粒機を用いるのが好ましい。
【0067】本発明の農薬固形製剤は、被覆法により粒
剤を製造する場合は、予め調製した浮遊性粒核を、攪拌
混合機に仕込み、必要があれば、液状の結合剤を加えて
粒剤の表面を湿らせた後、農薬有効成分の濃厚プレミッ
クスを加えて更に攪拌混合して粒核の表面に農薬有効成
分を被覆することにより製造することができる。用いら
れる攪拌混合機は、粒の破砕の少ない低速混合機が好ま
しく、例えば、ナウタミキサー、リボンブレンダー、ロ
ータリーブレンダー又はV型混合機であり得、好適に
は、ナウターミキサー又はリボンブレンダーである。ま
た、濃厚プレミックス中には、必要に応じて、例えば、
水面拡展剤、水面浮遊剤、その他の水面拡展剤、崩壊・
分散剤、湿潤剤、増量剤、造粒性向上剤、溶剤、乳化剤
又は安定剤を配合することができる。
【0068】本発明の農薬固形製剤は、吸収法により粒
剤を製造する場合は、一般的には、予め調製した浮遊性
粒核を上記の攪拌混合機に仕込み、攪拌しながら、液状
若しくは液状化した農薬有効成分又はその濃厚プレミッ
クスを加えて吸収させることにより製造することができ
る。前記プレミックス中には、必要に応じて、例えば、
水面拡展剤、溶剤、乳化剤又は安定剤を配合することが
できる。
【0069】被覆法や吸収法で水面浮遊性の粒剤を製造
する場合、水面拡展剤は、最外層に存在する方がその効
果をより有効に発揮させることができる。従って、水面
拡展剤は、農薬有効成分やその他の助剤を被覆又は吸収
させた後、最後に添加するのが望ましい。このように、
造粒法、被覆法及び吸収法において、造粒、被覆及び吸
収等の工程のうち必要な工程は、一度に行なってもよ
く、また、必要に応じて2段階以上に分けて行なっても
よく、例えば、農薬有効成分の一部を練り込み造粒し、
浮遊性粒核を得、これに残部の農薬有効成分を被覆して
もよく、造粒法で調製した浮遊性粒剤の表面に、水面拡
展剤を被覆又は吸収させてもよく、また、被覆法と吸収
法を同一の製剤に適用してもよい。
【0070】被覆法や吸収法で使用する粒核は、上記造
粒法の粒剤を調製するのと同様の方法で調製した粒核又
は原料の一部を除いて調製した粒核であり得、また、予
め適当な粒度に調製したコルク、発泡シラス、焼成バー
ミキュライト、発泡パーライト、発泡軽石及び発泡合成
樹脂等の水面浮遊剤を、そのまま粒核としてもよい。
【0071】本発明の水面浮遊性農薬粒剤の粒度は、通
常、0.1〜5mmであり、好適には0.3〜3mmで
あり、より好適には0.5〜2mmである。粒度が大き
すぎると、造粒法により製造する場合に粒の乾燥が難し
くなり、また粒剤が水面で風の影響を受け易くなり好ま
しくない。
【0072】本発明の水面浮遊性農薬粒剤は、粉末原料
から造粒した粒剤である場合、水中に投じたとき、崩壊
性の粒剤でも非崩壊性の粒剤でもどちらでも構わない。
【0073】本発明の水面浮遊性農薬粒剤の粒の形状
は、特に限定はなく、例えば、円柱状、球状又は不定形
であり得る。
【0074】本発明の水面浮遊性農薬粒剤の見かけ比重
は、取り扱い易さ、生産性及び水面での粒の浮き易さの
点から、通常、0.15〜0.50であり、好適には
0.20〜0.45、さらに好ましくは0.25〜0.
40である。
【0075】本発明の水面浮遊性農薬固形製剤は、高濃
度の農薬有効成分を含有するので、水面に拡展した後
は、速やかに農薬有効成分が水中に分散、溶解及び拡散
しなければならない。分散、溶解及び拡散が不十分で、
高濃度の農薬有効成分を含有する粒剤が沈降するようだ
と、沈降した地点に農薬有効成分の局在が生じ、薬害や
効力不足の原因となりかねない。また、粒剤から農薬有
効成分が遊離しないまま長時間水面に漂っていると、風
による吹き寄せの問題が懸念される。
【0076】本発明の水面浮遊性農薬固形製剤は、通常
の粒剤と同様に、水田に入って均一処理することができ
るのは当然であるが、水面における拡がりが極めてよい
ので、適当な水溶性フィルムに分包として畦畔等から
投げ込み処理する(投げ込み処理)、畦畔に沿って水
田中に振り込み処理する(額縁処理)又は当該水面浮
遊性農薬固形製剤又は当該分包を、水田に水を入れる際
に水口に処理し、潅漑用水とともに水田中に拡散させる
(水口処理)等の方法で処理することができ、多少水面
に障害物のある圃場や稲の大きくなった圃場でも、農薬
有効成分を水田中に均一に拡げることができ、薬害を生
じることがなく、十分な生物効果をあげることができ
る。
【0077】水田に投げ込み処理をするための分包の水
溶性フィルムは、水の中で溶解又は分散するような性質
を有するフィルムである。用いられる水溶性フィルムの
原料は、例えば、ポリビニルアルコール若しくはその誘
導体、プルランフィルム又はポリエチレンオキサイド若
しくはその誘導体であり得、好適には、ポリビニルアル
コール若しくはその誘導体である。
【0078】本発明の水面浮遊性農薬固形製剤は、拡展
性を有しない水溶性フィルムに分包とした場合、水溶性
フィルムが水面浮遊性農薬固形製剤の拡展を阻害してし
まうことがある。この場合、十分に水面浮遊性農薬固形
製剤が拡散する前に、水面拡展剤が水に溶け出してしま
い、拡展力を失うため、分包とせずに水面に処理した水
面浮遊性農薬固形製剤に比べ、分包の水面拡展性が劣っ
てしまう。このような場合、農薬有効成分が投下点近傍
の狭い範囲に局在してしまい、好ましい結果を得ること
ができなくなるおそれがある。従って、水溶性フィルム
は、好適には、拡展性水溶紙である。
【0079】拡展性水溶紙は、それ自体、水中で容易に
分散又は溶解し、水面浮遊性農薬固形製剤を水面に拡展
させる性質を有するフィルム又はシートである。用いら
れる拡展性水溶紙は、例えば、ポリビニルアルコール又
はその誘導体よりなるフィルム又はシート(以下、PV
Aフィルムと略す。)であり得る。
【0080】PVAフィルムは、重合度が500〜20
00であり、ケン化度が80〜98%であるポリビニル
アルコールを少量の可塑剤及び安定化剤と共にフィルム
状又はシート状としたしたものであり、重合体の中に少
量のカルボン酸又はスルホン酸のような共重合物を含有
するフィルム又はシートを包含する。
【0081】水溶性フィルムは、機械強度及び耐寒強度
が大きく水溶性であることが必要であり、その意味で原
料となるポリビニルアルコールの重合度が高すぎたり、
ケン化度が高すぎたりすると、冷水に溶けにくくなるの
で好ましくない。水溶性フィルムの厚さは、フィルム強
度や溶解時間にもよるが、通常、20〜80μmであ
り、好適には、30〜50μmである。
【0082】水溶性フィルムの端部は糊で封じてもよい
が、作業性に問題があり、また、糊付けした部分が溶解
しにくくなることがあり、この点でヒートシールできる
ものが好ましい。
【0083】水田に投げ込み処理をするための分包の重
量は、通常、1パック当たり10〜200gであり、好
適には、20〜100gであり、より好適には、25〜
60gである。この程度の重量であれば、子供、女性又
は高齢者でも、容易に15m以内の目標とした地点に分
包を投げ込むことが可能である。分包がこれ以上重い
と、投げ込むのが苦痛となり、広い面積に処理すること
が容易でなく、また、これ以下の重量では、分包が風の
影響を受けて目標とした地点に到達することが難しくな
る。
【0084】本発明の水面浮遊性農薬固形製剤は、水面
で広範囲に拡展し、農薬有効成分も広範囲に拡散するか
ら、通常の大きさの水田では、無理に遠くまで投げ入れ
る必要はなく、畦畔から2〜3m先の水面に投げ込む程
度で十分である。
【0085】水田に投げ込み処理をする分包の個数は、
多すぎると投げ込みに労力を要し省力にならず、経済的
にも不利であり、また、少なすぎると水面浮遊性農薬固
形製剤の拡展が不十分となるおそれがあり、通常、水田
10a当たり、1〜30個であり、好適には、2〜20
個である。
【0086】水田に投げ込み処理をするための分包は、
紙、樹脂、これらにアルミ箔を貼りあわせたりアルミや
シリカを蒸着したもの、金属、木等よりなる袋や箱又は
瓶に外装する。
【0087】本発明の水面浮遊性農薬固形製剤は、額縁
処理や水口処理する水面浮遊性農薬固形製剤である場合
も、上記分包を外装するのと同様に包装することができ
る。
【0088】本発明の水面浮遊性農薬固形製剤は、物理
性の点では、吸湿に対して経時的に安定である。従っ
て、発泡剤を含有する製剤に比べれば吸湿に対して注意
を払う必要はないが、水溶性フィルムは水がかかると破
れてしまうので、適当な防水加工を施した外装を用いる
ことが望ましい。
【0089】以下に実施例、比較例及び試験例を挙げて
本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。以下の部は、重量部を意味す
る。
【0090】
【実施例】
【0091】
【実施例1〜18】水面浮遊拡展性粒剤 ピロキロン原体24部、タルク(局方)3部及びカープ
レックス#80(塩野義製薬株式会社製、無晶形合成シ
リカ)1部を混合し、サンプルミル(不二パウダル株式
会社製、ハンマーミル)で粉砕し、ピロキロンプレミッ
クスを得た。また、下記表1に示した各水面拡展剤及び
カープレックス#80を1:1の割合で混合し、サンプ
ルミルで粉砕し、50%水面拡展剤プレミックスをそれ
ぞれ得た。
【0092】ヒルコンS−1号(ヒルイシ化学工業株式
会社製、焼成バーミキュライト3〜0.5mm区分)3
5部をリボンブレンダーに入れ、スーパーオイルC(日
本石油株式会社製、粗精流動パラフィン)33部を加え
ながら混合して粒表面を湿らせ、次いで上記ピロキロン
プレミックス28部を加え、混合して粒表面に被覆し、
その後更に上記50%水面拡展剤プレミックス4部を加
え、混合して粒表面を被覆することにより、ピロキロン
24%を含有する水面浮遊拡展性粒剤を得た。
【0093】なお、下記表1において、Etはエチル基
を、2-Et-C6H13は2−エチルヘキシル基を、iso-C9H19
はイソノニル基を、EOは式−CH2−CH2−O−で表
される基を、POは式−CH2−CH(CH3)−O−で
表される基を、-(EO)3-(PO)5-(EO)2-は、エチレンオキ
サイド3モル、プロピレンオキサイド5モル及びエチレ
ンオキサイド2モルがこの順に付加した基を示し、誘導
体欄の「−」記号は、水面拡展剤が化合物(I)である
ことを示し、誘導体欄の「エチルエーテル」記号は、水
面拡展剤が化合物(I)のエチルエーテルであることを
示し、誘導体欄の「リン酸エステルアンモニウム塩」記
号は、水面拡展剤が化合物(I)のリン酸エステルのア
ンモニウム塩であることを示す。
【0094】
【表1】水面拡展剤
【0095】
【化3】 R1O−(AO)m−(BO)n−H (I) ──────────────────────────────────── 実施例 水面拡展剤 番号 ──────────────────────────────── R1 -(AO)m-(BO)n- 誘導体 ──────────────────────────────────── 1 C6H13 -(EO)2- − 2 2-Et-C6H13 -(EO)2- − 3 2-Et-C6H13 -(EO)2- 2−エチルヘキシルエーテル 4 2-Et-C6H13 -(EO)5- − 5 2-Et-C6H13 -(EO)3- エチルエーテル 6 2-Et-C6H13 -(EO)3-(PO)5-(EO)2- − 7 2-Et-C6H13 -(EO)15-(PO)3- − 8 iso-C9H19 -(EO)2-(PO)7.2-(EO)5.3- − 9 2-Et-C6H13 -(EO)2- リン酸エステルアンモニウム塩 10 2-Et-C6H13 -(EO)2- リン酸エステルナトリウム塩 11 2-Et-C6H13 -(EO)2- リン酸エステルトリエタノールアミン塩 12 2-Et-C6H13 -(EO)2- リン酸エステル 13 2-Et-C6H13 -(EO)2- リン酸エステルカルシウム塩 14 2-Et-C6H13 -(EO)2- 硫酸エステルアンモニウム塩 15 2-Et-C6H13 -(EO)2- 硫酸エステルカリウム塩 16 C4H9 -(EO)2-(PO)1- リン酸エステルイソプロピルアミン塩 17 C6H13 -(EO)2-(PO)1- リン酸エステルトリエタノールアミン塩 18 iso-C9H19 -(EO)2-(PO)7.2-(EO)5.3- リン酸エステルナトリウム塩 ──────────────────────────────────── 実施例1、2、9、10及び12に記載の水面拡展剤は
市販品(日本乳化剤株式会社製)を使用した。その他の
水面拡展剤は、例えば、新界面活性剤(堀口博著、三共
出版、昭和50年発行)に記載の方法に準じて製造でき
る。
【0096】
【実施例19】水面浮遊拡展性粒剤及び水田投げ込み用
分包 発泡シラス(0.3〜1.0mm)42部をナウタミキ
サー(ホソカワミクロン株式会社製)に入れ、スーパー
オイルC25部を加えながら混合して、粒表面を湿ら
せ、次いで実施例1〜18に記載のピロキロンプレミッ
クス28部を加え、混合して粒表面を被覆し、その後更
に実施例8記載の50%水面拡展剤プレミックス5部を
加え、混合して粒表面を被覆することにより、ピロキロ
ン24%を含有する水面浮遊拡展性粒剤を得た。
【0097】得られた水面浮遊拡展性粒剤を、ハイセロ
ンC200(厚さ40ミクロンのPVAフィルム、日合
フィルム株式会社製)に50gづつ小分けし、水田投げ
込み用分包を得る。
【0098】
【実施例20】水面浮遊拡展性粉末製剤及び水田投げ込
み用分包 発泡シラス(0.03〜0.15mm)47.5部及び
塩ビ粉末22.5部をレーデイゲミキサー(松阪貿易株
式会社製)に入れ、プレチラクロール原体25部及び実
施例17に記載の水面拡展剤5部の混合溶液を加えなが
ら混合することにより、プレチラクロール25%を含有
する水面浮遊拡展性粉末製剤を得た。
【0099】得られた水面浮遊拡展性粉末製剤を、ハイ
セロンC200に30gづつ小分けし、水田投げ込み用
分包を得た。
【0100】
【実施例21】水面浮遊拡展性粒剤及び水田投げ込み用
分包 ピラゾレート原体63部及びニューコール291PG
(ジエチルヘキシルスルホサクシネートのナトリウム
塩、日本乳化剤株式会社製)0.85部を、水36.1
5部に懸濁させ、この懸濁液をダイノミル(ビーズミ
ル、シンマルエンタープライゼス社製)を用いて粉砕
し、ピラゾレート63%を含有する粉砕物を得た。得ら
れた粉砕物57.14部に、トキサノンGR31A(三
洋化成株式会社製、アクリル酸系分散剤)2.5部を加
えて混合し、ピラゾレートスラリーを得た。コルク
(0.2〜0.5mm区分)14部、ベントナイト(豊
順鉱業株式会社製、穂高印)7部、セロゲン7A(カル
ボキシメチルセルロースのナトリウム塩、第一工業製薬
株式会社製)7部及び木粉(ネオライト興産株式会社
製)14.52部をニーダー中で混合し、更に上記ピラ
ゾレートスラリー59.64部を少量の水で希釈したも
のを加えて練合し、ドームグラン(不二パウダル株式会
社製、押し出し造粒機)により、1.5mmのスクリ−
ンを通して押出し造粒した。得られた湿粒を、流動層乾
燥機を用いて100℃で乾燥し、4.76〜1.20m
mの篩いでふるいわけ、ピラゾレート濃厚粒剤を得た。
得られた濃厚粒剤80部を、ナウタミキサーに仕込み、
これにブタクロール原体15部及び実施例18に記載の
水面拡展剤5部の混合溶液を加えて混合し、吸収させる
ことにより、ピラゾレート36%及びブタクロール15
%を含有する水面浮遊拡展性粒剤を得た。
【0101】得られた水面浮遊拡展性粒剤を、ハイセロ
ンC200に50gづつ小分けし、水田投げ込み用分包
を得た。
【0102】
【比較例1〜4】水面浮遊性粒剤 実施例1に記載された水面拡展剤の代わりに、下記表2
記載の水面拡展剤を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、各水面浮遊性粒剤を得た。
【0103】
【表2】 水面拡展剤 ──────────────────────────────────── 比較例番号 水面拡展剤 ──────────────────────────────────── 1 サーフィノール104 (アセチレン系界面活性剤、日信化学株式会社製) 2 シルガード309 (シリコン系界面活性剤、東レダウコーニング株式会社製) 3 ユニダインDS101 (フッ素系界面活性剤、ダイキン工業株式会社製) 4 ニューコール291PG(ジエチルヘキシルスルホサクシネートの ナトリウム塩、日本乳化剤(株)社製) ────────────────────────────────────
【0104】
【比較例5】水面浮遊性粉末製剤及び水田投げ込み用分
包 実施例20に記載された水面拡展剤の代わりに、ニュー
コール291PGを用いた以外は、実施例20と同様に
して、水面浮遊性粉末製剤及び水田投げ込み用分包を得
た。
【0105】
【試験例1】水面が汚れた条件での農薬有効成分の拡展
性 幅25.5cm、長さ32cmの樹脂製コンテナに、水
を入れて水深を2cmに調整した。水面の乱れがしずま
った後、木粉0.25gを水面に均一に撒き、水面を木
粉で覆った。水面の中央に、実施例1〜18の水面浮遊
拡展性粒剤及び比較例1〜4の水面浮遊性粒剤0.1g
をそれぞれ投入した。粒剤投入1分後に、水面の状態を
写真撮影し、粒剤の投入によって、水面の木粉を割って
粒剤が進入した亀裂の本数及び水面の木粉が押しのけら
れた面積の、コンテナの面積に対する比率(5%単位)
を測定し、水面における拡展性を求めた。その結果を表
3に示す。
【0106】
【表3】 水面が汚れた条件での農薬有効成分の拡展性 ──────────────────────────────────── 試験粒剤 拡展性 ────────────────────────────── 水面の亀裂の本数(本) 木粉が押しのけられた水面の比率(%) ──────────────────────────────────── 実施例1 4 50 実施例2 4 55 実施例3 4 55 実施例4 4 50 実施例5 4 55 実施例6 5 70 実施例7 5 55 実施例8 6 75 実施例9 6 70 実施例10 5 65 実施例11 4 60 実施例12 7 75 実施例13 4 65 実施例14 5 60 実施例15 5 60 実施例16 6 70 実施例17 4 60 実施例18 5 75 − − − − − − − − − − − − − − − − − − 比較例1 2 25 比較例2 3 30 比較例3 1 10 比較例4 2 15 ──────────────────────────────────── 本発明の水面浮遊拡展性粒剤は、比較例の水面浮遊性粒
剤に比べて、水面の汚れた条件でも、優れた拡展性を示
した。
【0107】
【試験例2】水面が汚れた条件での農薬有効成分の均一
性 無風の室内に、幅90cm、長さ7m、深さ10cmの
枠を発泡スチロールで作成し、水平に設置した。枠の内
面に、黒色のビニールシートを張り、水を入れて水深5
cmに調整した。木粉20gを開口径0.5mmの篩い
を通して水面に均一に撒いた。水面の乱れがしずまった
後、実施例19の水面浮遊拡展性粒剤及び比較例2の水
面浮遊性粒剤3.15gをそれぞれ、枠の端から10c
mの位置に処理した。処理5分後に、投入点から、粒の
投入によって水面の木粉が押しのけられた先端までの距
離を測定し、また、処理3時間、7時間及び24時間後
に、図1に示したように、中心点b及び中心線上の両端
から50cm離れた地点a及びcで、水深2.5cmの
位置の水中農薬有効成分濃度を測定し、農薬有効成分の
均一性を調査した。その結果を表4に示す。
【0108】
【表4】 水面が汚れた条件での農薬有効成分の均一性 ──────────────────────────────────── 試験粒剤 粒剤投入点から木粉 農薬有効 水中ピロキロン濃度(ppm) が押しのけられた先 成分濃度 ─────────────── 端までの距離(m) 測定位置 処理後3時間 7時間 24時間 ──────────────────────────────────── 実施例19 5.8 a 3.62 3.02 2.80 b 3.07 2.81 2.53 c 0.05 0.65 1.58 − − − − − − − − − − − − − − − − − − 比較例2 2.9 a 8.49 6.35 5.85 b 0.04 1.31 1.83 c 0 0 0.04 ──────────────────────────────────── 本発明の水面浮遊拡展性粒剤は、比較例の水面浮遊性粒
剤に比べて、水面の汚れた条件での農薬有効成分の広が
りがはやく、水中における農薬有効成分の均一性が良好
であった。
【0109】
【試験例3】水面が汚れた圃場における農薬有効成分の
均一性と除草効果 10m×10mに区切った水田に田植をした。7日後に
水深5cmになるよう調整し、1区当たり100gの木
粉をミゼットダスター(小型の散布機、アリミツ工業株
式会社製)で均一に処理することにより、水面を木粉で
覆った。実施例20及び比較例5の水田投げ込み用分包
を各区の中央に投入し、粒剤が水面で拡がる様子を観察
した。又、処理10分後に広がりが最大になった時点
で、木粉が押しのけられた面積を測定した。更に、処理
24時間後に、図2に記載のように、投下点3及び各隅
から1mづつ離れた地点1、2、4及び5から田面水を
採取し、農薬有効成分の水中濃度を分析して求めた。そ
の結果を表6に示した。
【0110】
【表5】 水面が汚れた圃場における農薬有効成分の均一性 ──────────────────────────────────── 試験水田投げ 木粉が押しのけられ 農薬有効成分 24時間経過後のプレチ 込み用分包 た様子及び面積(m2) 濃度測定位置 ラクロールの濃度(ppm) ──────────────────────────────────── 実施例20 ヒトデ状7本、20 1(風上) 1.03 2 1.45 3(中央) 2.80 4 1.28 5(風下) 1.85 比較例5 線状2本、 3 1(風上) 0.32 2 0.94 3(中央) 6.23 4 0.72 5(風下) 1.03 ──────────────────────────────────── 更に、水田投げ込み用分包処理40日後に、水採取地点
1〜5に田植時に予め播種したタイヌビエに対する除草
効果を調べたところ、実施例20処理区では、どの地点
においても、タイヌビエの発生は見られなかった。一
方、比較例5処理区では、処理時に風上に当った1及び
4の地点に、若干の残草が認められた。
【0111】以上のように、本発明の実施例20の水田
投げ込み用分包は、水面が汚れた圃場において、農薬有
効成分の水田中での広がりが良く、処理1日後には、ほ
ぼ圃場全体に均一に広がり、除草効果も良好であった
が、比較例5の水田投げ込み用分包では、処理後1日経
過しても均一にならず、除草効果も実施例20に劣っ
た。
【0112】
【試験例4】藻が発生した圃場における除草効果試験 広さ30aの水田に田植をした。田植10日後に、水田
面積の約1/3に藻が発生しているのを確認後、図3に
示したように、実施例21の水面浮遊拡展性粒剤150
0gをそれぞれ水口処理方法(灌漑用水とともに、粒剤
を水口から水田に流し込む農薬の処理方法。)及び額縁
処理方法(両側の長畦畔を歩きながら、750gづつの
粒剤を、畦畔から約50cmの地点に振り込む農薬の処
理方法並びに実施例21の水田投げ込み用分包50g×
30パックを、投込み処理方法(両側の長畦畔を歩きな
がら、15パックづつの分包を、畦畔から約7mの地点
に投げ込む農薬の処理方法。)を用いて施用した。施用
40日後に、両長畦畔から3mの位置と中央の3列につ
いて、除草効果を観察調査した。いずれの試験区におい
ても、残草がほとんど見られず、極めて高い除草効果が
得られた。
【0113】
【発明の効果】本発明の農薬固形製剤は、藻、浮き草等
の水面の汚れのある水田でも、水面拡展性がよく、ま
た、水田における農薬有効成分の均一性が良好である。
このため、稲が大きくなってからの農薬処理や、上記の
ような障害物のある水田でも、その農薬活性成分の効果
が十分に発揮され、農家が安心して使用することができ
る農薬固形製剤である。更に、本発明の水田投げ込み用
分包は、上記のような不利な条件下で使用することが可
能であり、水田農業の省力に大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例2における農薬有効成分濃度測定位置
【図2】試験例3における農薬有効成分濃度測定位置
【図3】試験例4における農薬の処理方法
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 富岡 正和 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内 Fターム(参考) 4H011 AA01 AB02 AB03 AC01 BA01 BA05 BB09 BC03 BC18 BC19 BC20 DA02 DA04 DB08 DC01 DC05 DD02 DH02 DH03 DH25

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C4〜C10アルキルアルコールのC2〜C4
    アルキレンオキサイド付加物及びその誘導体からなる一
    種又は二種以上の水面拡展剤及び農薬有効成分を含有す
    る水面浮遊性農薬固形製剤。
  2. 【請求項2】水面拡展剤が、一般式(I) 【化1】 R1O−(AO)m−(BO)n−H (I) [式中、R1は、C4〜C10アルキル基を示し、Aは、式
    −CH2−CH2−で表される基を示し、Bは、式−CH
    2−CH(CH3)−で表される基を示し、mは、0〜3
    0を示し、nは、0〜30を示し、但し、m及びnは同
    時に0でなく、かつ、nが0のとき、mは2以上であ
    り、又、m及びnが共に0でないとき、m個のAO基と
    n個のBO基の結合する順番は任意である。]で表され
    る化合物、そのリン酸エステル、その硫酸エステル及び
    それらエステルの塩並びにその化合物のC1〜C10アル
    キルエーテルからなる群から選ばれる一種又は二種以上
    の水面拡展性化合物である、請求項1に記載の水面浮遊
    性農薬固形製剤。
  3. 【請求項3】R1がC6〜C10アルキル基である、請求項
    2に記載の水面浮遊性農薬固形製剤。
  4. 【請求項4】mが0〜10であり、nが0〜10であ
    る、請求項2又は3のいずれか1つに記載の水面浮遊性
    農薬固形製剤。
  5. 【請求項5】R1がエチルヘキシル又はイソノニル基で
    あり、mが0〜10であり、nが0〜10である化合
    物、そのリン酸エステル又はそのリン酸エステルのアン
    モニウム塩、ナトリウム塩若しくはカリウム塩である、
    請求項2に記載の水面浮遊性農薬固形製剤。
  6. 【請求項6】R1がエチルヘキシル又はイソノニル基で
    あり、mが2〜8であり、nが0〜8である化合物、そ
    のリン酸エステル又はそのリン酸エステルのナトリウム
    塩である、請求項2に記載の水面浮遊性農薬固形製剤。
  7. 【請求項7】更に水面浮遊剤を含有する、請求項1乃至
    6のいずれか1つに記載の水面浮遊性農薬固形製剤。
  8. 【請求項8】水面浮遊剤が、発泡シラス、発泡パーライ
    ト、発泡軽石、焼成バーミキュライト、コルク、木粉、
    発泡合成樹脂、合成樹脂粉末又はプラスチック中空体で
    ある、請求項7に記載の水面浮遊性農薬固形製剤。
  9. 【請求項9】水面浮遊性農薬固形製剤が、粒径が0.1
    〜5mmの粒剤である、請求項1乃至8のいずれか1つ
    に記載の水面浮遊性農薬固形製剤。
  10. 【請求項10】請求項1乃至9のいずれか1つに記載の
    水面浮遊性農薬固形製剤を水溶性フィルムに分包とした
    水田投げ込み用分包。
  11. 【請求項11】水溶性フィルムがポリビニルアルコール
    又はその誘導体よりなるフィルム又はシートである、請
    求項10に記載の水田投げ込み用分包。
  12. 【請求項12】分包の重量が1パック当たり10〜20
    0gである、請求項10又は11に記載の水田投げ込み
    用分包。
  13. 【請求項13】請求項10乃至12のいずれか1つに記
    載の水田投げ込み用分包を、10a当たり1〜30個、
    水田に投げ込み処理する、水田に発生する有害生物を駆
    除する方法。
  14. 【請求項14】請求項1乃至9のいずれか1つに記載の
    水面浮遊性農薬固形製剤を、畦畔に沿って水田中に振り
    込み処理する、水田に発生する有害生物を駆除する方
    法。
  15. 【請求項15】請求項1乃至9のいずれか1つに記載の
    水面浮遊性農薬固形製剤を、水田に水を入れる際に水口
    に処理し、潅漑用水とともに水田中に拡散させる、水田
    に発生する有害生物を駆除する方法。
  16. 【請求項16】請求項10乃至12のいずれか1つに記
    載の水田投げ込み用分包を、水田に水を入れる際に水口
    に処理し、潅漑用水とともに水田中に拡散させる、水田
    に発生する有害生物を駆除する方法。
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