JP2000344704A - 新規なアントラセン化合物、これを含有する樹脂組成物、9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製造方法 - Google Patents
新規なアントラセン化合物、これを含有する樹脂組成物、9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製造方法Info
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- JP2000344704A JP2000344704A JP2000014326A JP2000014326A JP2000344704A JP 2000344704 A JP2000344704 A JP 2000344704A JP 2000014326 A JP2000014326 A JP 2000014326A JP 2000014326 A JP2000014326 A JP 2000014326A JP 2000344704 A JP2000344704 A JP 2000344704A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】種々のカチオン重合性化合物に溶解性が良好で
光増感剤として有用な新規なアントラセン化合物の開
発、硬化性に優れ、優れた物性の硬化物を得ることが出
来る光重合性組成物の開発、及びアントラキノン類から
9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体を製造する
方法であって、触媒の回収工程を省略することが出来、
かつ収率が良好で、短時間に製造することが出来る方法
の開発。 【解決手段】式 【化1】 で示される新規なアントラセン化合物、これを含有する
光重合性組成物、アントラキノン類をヒドラジン類で還
元してロイコ体とし、ついで適当なアルキル化剤を反応
させることを特徴とする9,10−ジエーテル化アント
ラセン誘導体の製造方法。
光増感剤として有用な新規なアントラセン化合物の開
発、硬化性に優れ、優れた物性の硬化物を得ることが出
来る光重合性組成物の開発、及びアントラキノン類から
9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体を製造する
方法であって、触媒の回収工程を省略することが出来、
かつ収率が良好で、短時間に製造することが出来る方法
の開発。 【解決手段】式 【化1】 で示される新規なアントラセン化合物、これを含有する
光重合性組成物、アントラキノン類をヒドラジン類で還
元してロイコ体とし、ついで適当なアルキル化剤を反応
させることを特徴とする9,10−ジエーテル化アント
ラセン誘導体の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光増感剤として有
用な新規なアントラセン化合物、それを含有する樹脂組
成物及び9,10−ジエーテル化アントラセン化合物の
新規な製造方法に関する。
用な新規なアントラセン化合物、それを含有する樹脂組
成物及び9,10−ジエーテル化アントラセン化合物の
新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カチオン重合性化合物と光カチオン重合
開始剤を用いた光重合性組成物は、ラジカル重合性化合
物と光ラジカル重合開始剤を用いた光重合性組成物に比
べると酸素による硬化阻害を受けないというメリットが
あるが、硬化速度が遅いのが欠点である。カチオン重合
性化合物と光カチオン重合開始剤を用いた光重合性組成
物の硬化速度を上げる方法として、例えば特表平10−
502461等で9,10−ジメトキシ−2−エチルア
ントラセンのようなアントラセン化合物を増感剤として
用いる方法が知られている。更に、特開平10−147
608には、このような増感作用のあるアントラセン化
合物の具体例として種々のアントラセン誘導体が記載さ
れている。
開始剤を用いた光重合性組成物は、ラジカル重合性化合
物と光ラジカル重合開始剤を用いた光重合性組成物に比
べると酸素による硬化阻害を受けないというメリットが
あるが、硬化速度が遅いのが欠点である。カチオン重合
性化合物と光カチオン重合開始剤を用いた光重合性組成
物の硬化速度を上げる方法として、例えば特表平10−
502461等で9,10−ジメトキシ−2−エチルア
ントラセンのようなアントラセン化合物を増感剤として
用いる方法が知られている。更に、特開平10−147
608には、このような増感作用のあるアントラセン化
合物の具体例として種々のアントラセン誘導体が記載さ
れている。
【0003】また、アントラセン誘導体の製造方法に関
して、アントラキノンなどのキノン類を還元してアント
ラセンなどの芳香族化合物を合成する方法は古くから知
られている。例えば、J.P.ShaeferはJ.Org.Chem.,25,20
27(1916)において、塩酸中でSn−Hgによる方法、E.L.
MartinはJ.Am.Chem.Soc.,58,1438(1936)において、水酸
化ナトリウム水溶液中でZn−Cuによる製法を報告して
いる。またこのように金属を用いた還元については、K.
Tsuda,E.Ohki,S.NozoeらがJ.Org.Chem.,28,786(1963)に
おいてZnによる方法を、特公平7-108893においてもZn
による還元法が報告されている。また金属塩を用いた製
法については、A.J.FatiadiおよびW.F.Sagerが文献”Or
ganic Syntheses”,Coll.Vol.V,p.595(1973)において
SnCl2・2H2Oを用いた製法を、またJ.R.Hansonお
よびS.MehtaはJ.Chem.Soc.,C,1969,2349においてCrCl
2による製法について報告している。一方、金属水素錯
化合物については、H.C.BrownらがIsrael J.Chem.,1,43
0(1963)においてLiAlH(O−tC4H9)3による製
法を、J.Am.Chem.Soc.,87,5614(1965)においてLiAlH
(OCH3)3による製法を、J.Am.Chem.Soc.,88,1458
(1966)においてLiAlH4による製法を、またJ.Am.Che
m.Soc.,88,1458(1966)においてAlH3による製法につ
いてそれぞれ報告している。またG.S.PansonおよびC.E.
WeillはJ.Org.Chem.,22,120(1957)においてNaBH4を
用いた製法について報告している。しかし、ヒドラジン
類を用いてアントラキノンなどのキノン類を還元して
9,10−ジエーテル化アントラセンなどの芳香族化合
物を合成する方法は知られていない。
して、アントラキノンなどのキノン類を還元してアント
ラセンなどの芳香族化合物を合成する方法は古くから知
られている。例えば、J.P.ShaeferはJ.Org.Chem.,25,20
27(1916)において、塩酸中でSn−Hgによる方法、E.L.
MartinはJ.Am.Chem.Soc.,58,1438(1936)において、水酸
化ナトリウム水溶液中でZn−Cuによる製法を報告して
いる。またこのように金属を用いた還元については、K.
Tsuda,E.Ohki,S.NozoeらがJ.Org.Chem.,28,786(1963)に
おいてZnによる方法を、特公平7-108893においてもZn
による還元法が報告されている。また金属塩を用いた製
法については、A.J.FatiadiおよびW.F.Sagerが文献”Or
ganic Syntheses”,Coll.Vol.V,p.595(1973)において
SnCl2・2H2Oを用いた製法を、またJ.R.Hansonお
よびS.MehtaはJ.Chem.Soc.,C,1969,2349においてCrCl
2による製法について報告している。一方、金属水素錯
化合物については、H.C.BrownらがIsrael J.Chem.,1,43
0(1963)においてLiAlH(O−tC4H9)3による製
法を、J.Am.Chem.Soc.,87,5614(1965)においてLiAlH
(OCH3)3による製法を、J.Am.Chem.Soc.,88,1458
(1966)においてLiAlH4による製法を、またJ.Am.Che
m.Soc.,88,1458(1966)においてAlH3による製法につ
いてそれぞれ報告している。またG.S.PansonおよびC.E.
WeillはJ.Org.Chem.,22,120(1957)においてNaBH4を
用いた製法について報告している。しかし、ヒドラジン
類を用いてアントラキノンなどのキノン類を還元して
9,10−ジエーテル化アントラセンなどの芳香族化合
物を合成する方法は知られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来知られているアン
トラセン化合物は高融点の結晶性の強い化合物であり、
種々のカチオン重合性化合物に対する溶解性が悪く、光
重合性組成物への添加量を上げられなかったり、一旦溶
解しても保存条件によって分離してきてしまうなどの欠
点があった。
トラセン化合物は高融点の結晶性の強い化合物であり、
種々のカチオン重合性化合物に対する溶解性が悪く、光
重合性組成物への添加量を上げられなかったり、一旦溶
解しても保存条件によって分離してきてしまうなどの欠
点があった。
【0005】また、9,10−ジエーテル化アントラセ
ン化合物の製造方法に関して、有機化学反応を行う場
合、通常の合成においては重金属を使用することは余り
多くないが、還元反応においては上述したZn、Cu、S
nおよびCrといったような重金属がしばしば利用され
る。反応終了後、これら重金属は目的とする化合物に含
まれることはまずない。しかし、反応終了後には、これ
ら重金属は回収され、廃棄しなければならない。これら
重金属は、自然環境の中では生物や環境に有害なイオン
を生じ易いので、廃棄する場合には特別な処理が必要と
なる。また金属水素錯化合物の場合、水素化アルミニウ
ムリチウムや水素化アルミニウムナトリウムは水と激し
く反応して水素を発生し、反応後も過剰に残存していた
りすると水と接触したときに水素が発生して危険を伴
う。また水素化ホウ素ナトリウムや水素化ホウ素リチウ
ムは一般に高価である。なおボランやジボランを用いた
ボラン還元もキノン類を還元して芳香族化合物を合成す
るのに利用することができるが、この場合のボラン還元
の反応は非常にゆっくりしたものであり、目的とする芳
香族化合物を製造するにはコストパフォーマンスが合わ
ない可能性が高い。
ン化合物の製造方法に関して、有機化学反応を行う場
合、通常の合成においては重金属を使用することは余り
多くないが、還元反応においては上述したZn、Cu、S
nおよびCrといったような重金属がしばしば利用され
る。反応終了後、これら重金属は目的とする化合物に含
まれることはまずない。しかし、反応終了後には、これ
ら重金属は回収され、廃棄しなければならない。これら
重金属は、自然環境の中では生物や環境に有害なイオン
を生じ易いので、廃棄する場合には特別な処理が必要と
なる。また金属水素錯化合物の場合、水素化アルミニウ
ムリチウムや水素化アルミニウムナトリウムは水と激し
く反応して水素を発生し、反応後も過剰に残存していた
りすると水と接触したときに水素が発生して危険を伴
う。また水素化ホウ素ナトリウムや水素化ホウ素リチウ
ムは一般に高価である。なおボランやジボランを用いた
ボラン還元もキノン類を還元して芳香族化合物を合成す
るのに利用することができるが、この場合のボラン還元
の反応は非常にゆっくりしたものであり、目的とする芳
香族化合物を製造するにはコストパフォーマンスが合わ
ない可能性が高い。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、比較的融点が低く種々のカ
チオン重合性化合物に対する溶解性に優れ、カチオン重
合開始剤の増感剤として極めて重要な新規なアントラセ
ン誘導体を見出し、更にアントラキノン誘導体をヒドラ
ジン類で還元してロイコ体とし、次に適当なアルキル化
剤を反応させることにより、所望の構造のアントラセン
誘導体の安価で簡易な製法を確立することに成功し、本
発明を完成した。即ち、本発明は[1]式(1)で表さ
れる9,10−ジエーテル化アントラセン化合物
解決すべく鋭意研究の結果、比較的融点が低く種々のカ
チオン重合性化合物に対する溶解性に優れ、カチオン重
合開始剤の増感剤として極めて重要な新規なアントラセ
ン誘導体を見出し、更にアントラキノン誘導体をヒドラ
ジン類で還元してロイコ体とし、次に適当なアルキル化
剤を反応させることにより、所望の構造のアントラセン
誘導体の安価で簡易な製法を確立することに成功し、本
発明を完成した。即ち、本発明は[1]式(1)で表さ
れる9,10−ジエーテル化アントラセン化合物
【0007】
【化4】
(1)
(1)
【0008】(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、
R7およびR8はそれぞれ単独に水素原子、C1〜C12
のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シア
ノ基、フェニル基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジ
ル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−
ナフチル基、−O−R9、−CO−R9または−S−R9
のいずれかである。更にR9はC1〜C8のアルキル基、
フェニル基、ベンジル基、シクロヘキシル基、シクロヘ
キシルメチル基、1−ナフチル基あるいは2−ナフチル
基のいずれかである。Xは、−(CH2)lY、−
((CH2)mO)nZ、−(CH(CH3)CH2O)
nZ、−(CH2)mO(CH2)nOZ、アリル基、グ
リシジル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル
基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、3−ヒドロキシ
プロピル、4−ヒドロキシブチル、4−tert−ブチ
ルシクロヘキシル基あるいは4−メチル−3−ペンテニ
ル基のいずれかであり、さらにYはフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、フェニル基、シクロヘキシル基、1−ナ
フチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、Z
はC 1〜C8の直鎖または分岐状のアルキル基、C1〜C8
の直鎖または分岐状の飽和または不飽和アシル基、アリ
ル基、グリシジル基、フェニル基、ベンジル基、シクロ
ヘキシル基、2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシエ
チル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブ
チル基、ベンゾイル基、シクロヘキシルメチル基、1−
ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、
lは2〜8の整数、mおよびnは1〜4の整数であ
る。) [2]式(1)において、R2、R3、R6あるいはR7の
いずれか1つが水素原子、C1〜C12のアルキル基、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、フェニル
基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル基、シクロヘ
キシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、−
O−R9、−CO−R9または−S−R9(R9はC1〜C8
までのアルキル基、フェニル基、ベンジル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基あ
るいは2−ナフチル基のいずれかであり、残りの置換基
が水素原子であり、R1、R4、R5およびR8が水素原子
であり、Xは、−(CHl)Y、−((CH2)mO)
nZ、−(CH(CH3)CH2O)nZ、−(CH2)
mO(CH2)nOZ、アリル基、グリシジル基、シク
ロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル
基、2−ナフチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−
ヒドロキシブチル基、4−tert−ブチルシクロヘキ
シル基あるいは4−メチル−3−ペンテニル基のいずれ
かであり、さらにYはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、フェニル基、シクロヘキシル基、1−ナフチル基あ
るいは2−ナフチル基のいずれかであり、ZはC1〜C8
の直鎖または分岐状のアルキル基、C1〜C8の直鎖また
は分岐状の飽和または不飽和アシル基、アリル基、グリ
シジル基、フェニル基、ベンジル基、シクロヘキシル
基、2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシエチル基、
3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、
ベンゾイル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル
基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、lは2〜
8の整数、mおよびnは1〜4の整数である。)のいず
れかであり、残りの置換基が水素原子である請求項1に
記載のアントラセン化合物、[3]式(1)において、
R2、R3、R6あるいはR7のいずれか1つが水素原子あ
るいはエチル基であり、残りの置換基が水素原子であ
り、R1、R4、R5およびR8が水素原子である請求項1
に記載のアントラセン化合物、[4]式(1)におい
て、R2、R3、R6あるいはR7のいずれか1つがエチル
基であり、残りの置換基が水素原子であり、R1、R4、
R5およびR8が水素原子であり、Xが2−メトキシエチ
ル基である請求項1に記載の9,10−ジエーテル化ア
ントラセン化合物、[5]必須構成成分として、(1)
カチオン重合性化合物と(2)エネルギー線感受性カチ
オン重合開始剤と(3)請求項1に記載の9,10ジエー
テル化アントラセン化合物を含有することを特徴とする
光重合性組成物、[6]アントラセン化合物が請求項2
に記載の9,10ージエーテル化アントラセン化合物で
ある請求項5に記載の光重合性組成物、[7]アントラ
セン化合物が請求項3に記載の9,10−ジエーテル化
アントラセン化合物である請求項5に記載の光重合性組
成物、[8]アントラキノン類をヒドラジン類で還元
し、次いで適当なアルキル化剤を反応させることを特徴
とする9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製
造方法、[9]アントラキノン類が式(2)
R7およびR8はそれぞれ単独に水素原子、C1〜C12
のアルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シア
ノ基、フェニル基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジ
ル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−
ナフチル基、−O−R9、−CO−R9または−S−R9
のいずれかである。更にR9はC1〜C8のアルキル基、
フェニル基、ベンジル基、シクロヘキシル基、シクロヘ
キシルメチル基、1−ナフチル基あるいは2−ナフチル
基のいずれかである。Xは、−(CH2)lY、−
((CH2)mO)nZ、−(CH(CH3)CH2O)
nZ、−(CH2)mO(CH2)nOZ、アリル基、グ
リシジル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル
基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、3−ヒドロキシ
プロピル、4−ヒドロキシブチル、4−tert−ブチ
ルシクロヘキシル基あるいは4−メチル−3−ペンテニ
ル基のいずれかであり、さらにYはフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、フェニル基、シクロヘキシル基、1−ナ
フチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、Z
はC 1〜C8の直鎖または分岐状のアルキル基、C1〜C8
の直鎖または分岐状の飽和または不飽和アシル基、アリ
ル基、グリシジル基、フェニル基、ベンジル基、シクロ
ヘキシル基、2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシエ
チル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブ
チル基、ベンゾイル基、シクロヘキシルメチル基、1−
ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、
lは2〜8の整数、mおよびnは1〜4の整数であ
る。) [2]式(1)において、R2、R3、R6あるいはR7の
いずれか1つが水素原子、C1〜C12のアルキル基、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、フェニル
基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル基、シクロヘ
キシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、−
O−R9、−CO−R9または−S−R9(R9はC1〜C8
までのアルキル基、フェニル基、ベンジル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基あ
るいは2−ナフチル基のいずれかであり、残りの置換基
が水素原子であり、R1、R4、R5およびR8が水素原子
であり、Xは、−(CHl)Y、−((CH2)mO)
nZ、−(CH(CH3)CH2O)nZ、−(CH2)
mO(CH2)nOZ、アリル基、グリシジル基、シク
ロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル
基、2−ナフチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−
ヒドロキシブチル基、4−tert−ブチルシクロヘキ
シル基あるいは4−メチル−3−ペンテニル基のいずれ
かであり、さらにYはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、フェニル基、シクロヘキシル基、1−ナフチル基あ
るいは2−ナフチル基のいずれかであり、ZはC1〜C8
の直鎖または分岐状のアルキル基、C1〜C8の直鎖また
は分岐状の飽和または不飽和アシル基、アリル基、グリ
シジル基、フェニル基、ベンジル基、シクロヘキシル
基、2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシエチル基、
3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、
ベンゾイル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル
基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、lは2〜
8の整数、mおよびnは1〜4の整数である。)のいず
れかであり、残りの置換基が水素原子である請求項1に
記載のアントラセン化合物、[3]式(1)において、
R2、R3、R6あるいはR7のいずれか1つが水素原子あ
るいはエチル基であり、残りの置換基が水素原子であ
り、R1、R4、R5およびR8が水素原子である請求項1
に記載のアントラセン化合物、[4]式(1)におい
て、R2、R3、R6あるいはR7のいずれか1つがエチル
基であり、残りの置換基が水素原子であり、R1、R4、
R5およびR8が水素原子であり、Xが2−メトキシエチ
ル基である請求項1に記載の9,10−ジエーテル化ア
ントラセン化合物、[5]必須構成成分として、(1)
カチオン重合性化合物と(2)エネルギー線感受性カチ
オン重合開始剤と(3)請求項1に記載の9,10ジエー
テル化アントラセン化合物を含有することを特徴とする
光重合性組成物、[6]アントラセン化合物が請求項2
に記載の9,10ージエーテル化アントラセン化合物で
ある請求項5に記載の光重合性組成物、[7]アントラ
セン化合物が請求項3に記載の9,10−ジエーテル化
アントラセン化合物である請求項5に記載の光重合性組
成物、[8]アントラキノン類をヒドラジン類で還元
し、次いで適当なアルキル化剤を反応させることを特徴
とする9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製
造方法、[9]アントラキノン類が式(2)
【0009】
【化5】
(2)
(2)
【0010】(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、
R7、R8はそれぞれ単独に水素原子、C1〜C12のアル
キル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、
フェニル基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル基、
シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナフチ
ル基、−O−R9、−CO−R9または−S−R9(R9は
C1〜C8までのアルキル基、フェニル基、ベンジル基、
シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフ
チル基あるいは2−ナフチル基のいずれかである。)の
いずれかである。)で表される化合物である請求項3に
記載の9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製
造方法、[10]式(2)の化合物が、R2、R3、R6
あるいはR7のいずれか1つが水素原子、C1〜C12の
アルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ
基、フェニル基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル
基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナ
フチル基、−O−R9、−CO−R9または−S−R
9(R9はC1〜C8のアルキル基、フェニル基、ベンジル
基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−
ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであ
る。)のいずれかであり、残りの置換基が水素原子であ
り、R1、R4、R5およびR8が水素原子である請求項8
に記載の9,10−ジエーテル化アントラセンの製造方
法、[11]式(2)の化合物が、R2、R3、R6ある
いはR7のいずれか1つが水素原子あるいはエチル基で
あり、残りの置換基が水素原子であり、R1、R4、R5
およびR8が水素原子である請求項8に記載の9,10
−ジエーテル化アントラセンの製造方法。[12]アル
キル化剤が、式(3)
R7、R8はそれぞれ単独に水素原子、C1〜C12のアル
キル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、
フェニル基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル基、
シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナフチ
ル基、−O−R9、−CO−R9または−S−R9(R9は
C1〜C8までのアルキル基、フェニル基、ベンジル基、
シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフ
チル基あるいは2−ナフチル基のいずれかである。)の
いずれかである。)で表される化合物である請求項3に
記載の9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製
造方法、[10]式(2)の化合物が、R2、R3、R6
あるいはR7のいずれか1つが水素原子、C1〜C12の
アルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ
基、フェニル基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル
基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナ
フチル基、−O−R9、−CO−R9または−S−R
9(R9はC1〜C8のアルキル基、フェニル基、ベンジル
基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−
ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであ
る。)のいずれかであり、残りの置換基が水素原子であ
り、R1、R4、R5およびR8が水素原子である請求項8
に記載の9,10−ジエーテル化アントラセンの製造方
法、[11]式(2)の化合物が、R2、R3、R6ある
いはR7のいずれか1つが水素原子あるいはエチル基で
あり、残りの置換基が水素原子であり、R1、R4、R5
およびR8が水素原子である請求項8に記載の9,10
−ジエーテル化アントラセンの製造方法。[12]アル
キル化剤が、式(3)
【0011】
【化6】 (3)
【0012】で表されるpートルエンスルホン酸エステ
ル化合物または式 R1SO2OX’ (4) で表されるアルキルスルホン酸エステル化合物または式 (X’O)2SO2 (5) で表されるアルキルスルホン酸エステル化合物(式中、
R10はメチル基、エチル基あるいはトリフルオロメチル
基のいずれかであり、X’はC1〜C18までの直鎖また
は分岐状のアルキル基、ベンジル基、α−メチルベンジ
ル基、−(CH2)lY、−((CH2)mO)nZ、−
(CH(CH3)CH2O)nZ、−(CH2)mO(C
H2)nOZ、アリル基、グリシジル基、シクロヘキシ
ル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−
ナフチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシ
プロピル基、4−ヒドロキシブチル基、4−tert−
ブチルシクロヘキシル基あるいは4−メチル−3−ペン
テニル基のいずれかであり、さらにYはフッ素原子、塩
素原子、臭素原子、フェニル基、シクロヘキシル基、1
−ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであ
り、ZはC1〜C8の直鎖または分岐状のアルキル基、C
1〜C8の直鎖または分岐状の飽和または不飽和アシル
基、アリル基、グリシジル基、フェニル基、ベンジル
基、シクロヘキシル基、2−フェニルエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒ
ドロキシブチル基、ベンゾイル基、シクロヘキシルメチ
ル基、1−ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれ
かであり、lは2〜8の整数、mおよびnは1〜4の整
数である。)である請求項8、請求項9、請求項10ま
たは請求項11のいずれか1項に記載の9,10−ジエ
ーテル化アントラセン誘導体の製造方法、
ル化合物または式 R1SO2OX’ (4) で表されるアルキルスルホン酸エステル化合物または式 (X’O)2SO2 (5) で表されるアルキルスルホン酸エステル化合物(式中、
R10はメチル基、エチル基あるいはトリフルオロメチル
基のいずれかであり、X’はC1〜C18までの直鎖また
は分岐状のアルキル基、ベンジル基、α−メチルベンジ
ル基、−(CH2)lY、−((CH2)mO)nZ、−
(CH(CH3)CH2O)nZ、−(CH2)mO(C
H2)nOZ、アリル基、グリシジル基、シクロヘキシ
ル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−
ナフチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシ
プロピル基、4−ヒドロキシブチル基、4−tert−
ブチルシクロヘキシル基あるいは4−メチル−3−ペン
テニル基のいずれかであり、さらにYはフッ素原子、塩
素原子、臭素原子、フェニル基、シクロヘキシル基、1
−ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであ
り、ZはC1〜C8の直鎖または分岐状のアルキル基、C
1〜C8の直鎖または分岐状の飽和または不飽和アシル
基、アリル基、グリシジル基、フェニル基、ベンジル
基、シクロヘキシル基、2−フェニルエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒ
ドロキシブチル基、ベンゾイル基、シクロヘキシルメチ
ル基、1−ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれ
かであり、lは2〜8の整数、mおよびnは1〜4の整
数である。)である請求項8、請求項9、請求項10ま
たは請求項11のいずれか1項に記載の9,10−ジエ
ーテル化アントラセン誘導体の製造方法、
【0013】[13]アルキル化剤が、式(3)で表さ
れるp−トルエンスルホン酸エステルである請求項8、
請求項9、請求項10または請求項11のいずれか1項
に記載の9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の
製造方法、に関するものである。
れるp−トルエンスルホン酸エステルである請求項8、
請求項9、請求項10または請求項11のいずれか1項
に記載の9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の
製造方法、に関するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】上記一般式(1)においてR1〜
R8における、C1〜C12のアルキル基としては、例え
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基、n−ペンチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル
基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、イソヘプチル
基、n−オクチル基、イソオクチル基、2−エチル−ヘ
キシル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル
基、イソデシル基、n−ドデシル基、イソドデシル基等
が挙げられる。また、−O−R9としては、例えば、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、tert−
ブトキシ基、n−ペントキシ基、
R8における、C1〜C12のアルキル基としては、例え
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基、n−ペンチル基、イソペンチル基、n−ヘキシル
基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、イソヘプチル
基、n−オクチル基、イソオクチル基、2−エチル−ヘ
キシル基、n−ノニル基、イソノニル基、n−デシル
基、イソデシル基、n−ドデシル基、イソドデシル基等
が挙げられる。また、−O−R9としては、例えば、メ
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポ
キシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、tert−
ブトキシ基、n−ペントキシ基、
【0015】イソペントキシ基、n−ヘキソキシ基、イ
ソヘキソキシ基、n−ヘプトキシ基、イソヘプトキシ
基、n−オクトキシ基、イソオクトキシ基、2−エチル
ヘキソキシ基、フェノキシ基、フェニルメチルオキシ
基、シクロヘキソキシ基、シクロヘキシルメチルオキシ
基、1−ナフトキシ基、2−ナフトキシ基等が挙げられ
る。−CO−R9としては、例えば、メチルカルボニル
基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、
イソプロピルカルボニル基、n−ブチルカルボニル基、
イソブチルカルボニル基、tert−ブチルカルボニル
基、n−ペンチルカルボニル基、イソペンチルカルボニ
ル基、n−ヘキシルカルボニル基、イソヘキシルカルボ
ニル基、n−ヘプチルカルボニル基、イソヘプチルカル
ボニル基、n−オクチルカルボニル基、イソオクチルカ
ルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、フェニ
ルカルボニル基、フェニルメチルカルボニル基、シクロ
ヘキシルカルボニル基、シクロヘキシルメチルカルボニ
ル基、1−ナフチルカルボニル基、2−ナフチルカルボ
ニル基等が挙げられる。−S−R9としては、例えば、
メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イ
ソプロピルチオ基、n−ブチルチオ基、イソブチルチオ
基、tert−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、イ
ソペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、イソヘキシル
チオ基、n−ヘプチルチオ基、イソヘプチルチオ基、n
−オクチルチオ基、イソオクチルチオ基、2−エチルヘ
キシルチオ基、フェニルチオ基、フェニルメチルチオ
基、シクロヘキシルチオ基、シクロヘキシルメチルチオ
基、1−ナフチルチオ基、2−ナフチルチオ基等が挙げ
られる。
ソヘキソキシ基、n−ヘプトキシ基、イソヘプトキシ
基、n−オクトキシ基、イソオクトキシ基、2−エチル
ヘキソキシ基、フェノキシ基、フェニルメチルオキシ
基、シクロヘキソキシ基、シクロヘキシルメチルオキシ
基、1−ナフトキシ基、2−ナフトキシ基等が挙げられ
る。−CO−R9としては、例えば、メチルカルボニル
基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、
イソプロピルカルボニル基、n−ブチルカルボニル基、
イソブチルカルボニル基、tert−ブチルカルボニル
基、n−ペンチルカルボニル基、イソペンチルカルボニ
ル基、n−ヘキシルカルボニル基、イソヘキシルカルボ
ニル基、n−ヘプチルカルボニル基、イソヘプチルカル
ボニル基、n−オクチルカルボニル基、イソオクチルカ
ルボニル基、2−エチルヘキシルカルボニル基、フェニ
ルカルボニル基、フェニルメチルカルボニル基、シクロ
ヘキシルカルボニル基、シクロヘキシルメチルカルボニ
ル基、1−ナフチルカルボニル基、2−ナフチルカルボ
ニル基等が挙げられる。−S−R9としては、例えば、
メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、イ
ソプロピルチオ基、n−ブチルチオ基、イソブチルチオ
基、tert−ブチルチオ基、n−ペンチルチオ基、イ
ソペンチルチオ基、n−ヘキシルチオ基、イソヘキシル
チオ基、n−ヘプチルチオ基、イソヘプチルチオ基、n
−オクチルチオ基、イソオクチルチオ基、2−エチルヘ
キシルチオ基、フェニルチオ基、フェニルメチルチオ
基、シクロヘキシルチオ基、シクロヘキシルメチルチオ
基、1−ナフチルチオ基、2−ナフチルチオ基等が挙げ
られる。
【0016】上記一般式(1)における置換基Xにおけ
る、−(CH2)lYの具体例としては、例えば、2−
フルオロエチル基、2−クロルエチル基、2−ブロムエ
チル基、2−フェニルエチル基、2−シクロヘキシルエ
チル基、2−(1−ナフチル)エチル基、3−フルオロ
プロピル基、3−クロルプロピル基、3−ブロムプロピ
ル基、3−フェニルプロピル基、3−シクロヘキシルプ
ロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、4−フル
オロブチル基、4−クロルブチル基、4−ブロムブチル
基、4−フェニルブチル基、4−シクロヘキシルブチル
基、4−(1−ナフチル)ブチル基、5−フルオロペン
チル基、5−クロルペンチル基、5−ブロムペンチル
基、5−フェニルペンチル基、5−シクロヘキシルペン
チル基、5−(1−ナフチル)ペンチル基、6−フルオ
ロヘキシル基、6−クロルヘキシル基、6−ブロムヘキ
シル基、6−フェニルヘキシル基、6−シクロヘキシル
ヘキシル基、6−(1−ナフチル)ヘキシル基、7−フ
ルオロヘプチル基、7−クロルヘプチル基、7−ブロム
ヘプチル基、7−フェニルヘプチル基、7−シクロヘキ
シルヘプチル基、7−(1−ナフチル)ヘプチル基、8
−フルオロオクチル基、8−クロルオクチル基、8−ブ
ロムオクチル基、8−フェニルオクチル基、8−シクロ
ヘキシルオクチル基、8−(1−ナフチル)オクチル基
等が挙げられる。−((CH2)mO)nZの具体例と
しては、例えば、2−メトキシエチル基、2−エトキシ
エチル基、2−n−プロポキシエチル基、2−イソプロ
ポキシエチル基、2−n−ブトキシエチル基、2−イソ
ブトキシエチル基、2−n−ヘキソキシエチル基、2−
イソヘキソキシエチル基、2−n−オクトキシエチル
基、2−イソオクトキシエチル基、2−アセトキシエチ
ル基、2−アリルオキシエチル基、2−シクロヘキソキ
シエチル基、2−(1−ナフトキシ)エチル基、2−
(2−メトキシエトキシ)エチル基、2−(2−エトキ
シエトキシ)エチル基、2−(2−n−プロポキシエト
キシ)エチル基、2−(2−イソプロポキシエトキシ)
エチル基、2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチル
基、2−(2−イソブトキシエトキシ)エチル基、2−
(2−n−ヘキソキシエトキシ)エチル基、2−(2−
イソヘキソキシエトキシ)エチル基、2−(2−n−オ
クトキシエトキシ)エチル基、2−(2−イソオクトキ
シエトキシ)エチル基、2−(2−アセトキシエトキ
シ)エチル基、2−(2−アリルオキシエトキシ)エチ
ル基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−
(2−シクロヘキソキシエトキシ)エチル基、2−(2
−(1−ナフトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−
(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ)エチル基、
2−(2−(2−n−プロポキシエトキシ)エトキシ)
エチル基、2−(2−(2−イソプロポキシエトキシ)
エトキシ)エチル基、2−(2−(2−n−ブトキシエ
トキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−イソブ
トキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2
−n−ヘキソキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−イソヘキソキシエトキシ)エトキシ)エチ
ル基、2−(2−(2−n−オクトキシエトキシ)エト
キシ)エチル基、2−(2−(2−イソオクトキシエト
キシ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−アセトキ
シエトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−ア
リルオキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−シクロヘキソキシエトキシ)エトキシ)エ
チル基、2−(2−(2−(1−ナフトキシ)エトキ
シ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−メト
キシエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ)エト
キシ)エチル基、2−(2−(2−(2−n−プロポキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−イソプロポキシエトキシ)エトキシ)エ
トキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−n−ブトキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−イソブトキシエトキシ)エトキシ)エト
キシ)エチル基、2−(2−(2−(2−n−ヘキソキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−イソヘキソキシエトキシ)エトキシ)エ
トキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−n−オクト
キシエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−(2−イソオクトキシエトキシ)エトキ
シ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−アセ
トキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−(2−アリルオキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−ヒドロキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−フェノキシエトキシ)エトキシ)エトキ
シ)エチル基、2−(2−(2−(2−シクロヘキソキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−(1−ナフトキシ)エトキシ)エトキ
シ)エトキシ)エチル基、3−メトキシプロピル基、3
−エトキシプロピル基、3−n−プロポキシプロピル
基、3−イソプロポキシプロピル基、3−n−ブトキシ
プロピル基、3−イソブトキシプロピル基、3−n−ヘ
キソキシプロピル基、3−イソヘキソキシプロピル基、
3−n−オクトキシプロピル基、3−イソオクトキシプ
ロピル基、3−アセトキシプロピル基、3−アリルオキ
シプロピル基、3−フェノキシプロピル基、3−シクロ
ヘキソキシプロピル基、3−(1−ナフトキシ)プロピ
ル基、3−(3−メトキシプロポキシ)プロピル基、3
−(3−エトキシプロポキシ)プロピル基、3−(3−
n−プロポキシプロポキシ)プロピル基、3−(3−イ
ソプロポキシプロポキシ)プロピル基、3−(3−n−
ブトキシプロポキシ)プロピル基、3−(3−イソブト
キシプロポキシ)プロピル基、3−(3−n−ヘキソキ
シプロポキシ)プロピル基、3−(3−イソヘキソキシ
プロポキシ)プロピル基、3−(3−n−オクトキシプ
ロポキシ)プロピル基、3−(3−イソオクトキシプロ
ポキシ)プロピル基、3−(3−アセトキシプロポキ
シ)プロピル基、3−(3−アリルオキシプロポキシ)
プロピル基、3−(3−ヒドロキシプロポキシ)プロピ
ル基、3−(3−フェノキシプロポキシ)プロピル基、
3−(3−シクロヘキソキシプロポキシ)プロピル基、
3−(3−(1−ナフトキシ)プロポキシ)プロピル
基、3−(3−(3−メトキシプロポキシ)プロポキ
シ)プロピル基、3−(3−(3−エトキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−n−プ
ロポキシプロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−
(3−(3−イソプロポキシプロポキシ)プロポキシ)
プロピル基、3−(3−(3−n−ブトキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−イソブ
トキシプロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3
−(3−n−ヘキソキシプロポキシ)プロポキシ)プロ
ピル基、3−(3−(3−イソヘキソキシプロポキシ)
プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−n−オクト
キシプロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−
(3−イソオクトキシプロポキシ)プロポキシ)プロピ
ル基、3−(3−(3−アセトキシプロポキシ)プロポ
キシ)プロピル基、3−(3−(3−アリルオキシプロ
ポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−ヒ
ドロキシプロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−
(3−(3−フェノキシプロポキシ)プロポキシ)プロ
ピル基、3−(3−(3−シクロヘキソキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(1−
ナフトキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3
−(3−(3−(3−メトキシプロポキシ)プロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−
エトキシプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピ
ル基、3−(3−(3−(3−n−プロポキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−
(3−(3−イソプロポキシプロポキシ)プロポキシ)
プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−n−
ブトキシプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピ
ル基、3−(3−(3−(3−イソブトキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−
(3−(3−n−ヘキソキシプロポキシ)プロポキシ)
プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−イソ
ヘキソキシプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロ
ピル基、3−(3−(3−(3−n−オクトキシプロポ
キシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3
−(3−(3−イソオクトキシプロポキシ)プロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−
アセトキシプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロ
ピル基、3−(3−(3−(3−アリルオキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−
(3−(3−ヒドロキシプロポキシ)プロポキシ)プロ
ポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−フェノキ
シプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、
3−(3−(3−(3−シクロヘキソキシプロポキシ)
プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3
−(3−(1−ナフトキシ)プロポキシ)プロポキシ)
プロポキシ)プロピル基、4−メトキシブチル基、4−
エトキシブチル基、4−n−プロポキシブチル基、4−
イソプロポキシブチル基、4−n−ブトキシブチル基、
4−イソブトキシブチル基、4−n−ヘキソキシブチル
基、4−イソヘキソキシブチル基、4−n−オクトキシ
ブチル基、4−イソオクトキシブチル基、4−アセトキ
シブチル基、4−アリルオキシブチル基、4−フェノキ
シブチル基、4−シクロヘキソキシブチル基、4−(1
−ナフトキシ)ブチル基、4−(4−メトキシブトキ
シ)ブチル基、4−(4−エトキシブトキシ)ブチル
基、4−(4−n−プロポキシブトキシ)ブチル基、4
−(4−イソプロポキシブトキシ)ブチル基、4−(4
−n−ブトキシブトキシ)ブチル基、4−(4−イソブ
トキシブトキシ)ブチル基、4−(4−n−ヘキソキシ
ブトキシ)ブチル基、4−(4−イソヘキソキシブトキ
シ)ブチル基、4−(4−n−オクトキシブトキシ)ブ
チル基、4−(4−イソオクトキシブトキシ)ブチル
基、4−(4−アセトキシブトキシ)ブチル基、4−
(4−アリルオキシブトキシ)ブチル基、4−(4−ヒ
ドロキシブトキシ)ブチル基、4−(4−フェノキシブ
トキシ)ブチル基、4−(4−シクロヘキソキシブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(1−ナフトキシ)ブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(4−メトキシブトキシ)ブ
トキシ)ブチル基、4−(4−(4−エトキシブトキ
シ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−n−プロポ
キシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
イソプロポキシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−
(4−(4−n−ブトキシブトキシ)ブトキシ)ブチル
基、4−(4−(4−イソブトキシブトキシ)ブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(4−n−ヘキソキシブトキ
シ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−イソヘキソ
キシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
n−オクトキシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−
(4−(4−イソオクトキシブトキシ)ブトキシ)ブチ
ル基、4−(4−(4−アセトキシブトキシ)ブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(4−アリルオキシブトキ
シ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−ヒドロキシ
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−フェ
ノキシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4
−シクロヘキソキシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4
−(4−(4−(1−ナフトキシ)ブトキシ)ブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(4−(4−メトキシブトキ
シ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
(4−エトキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル
基、4−(4−(4−(4−n−プロポキシブトキシ)
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−(4
−イソプロポキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチ
ル基、4−(4−(4−(4−n−ブトキシブトキシ)
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−(4
−イソブトキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル
基、4−(4−(4−(4−n−ヘキソキシブトキシ)
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−(4
−イソヘキソキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチ
ル基、4−(4−(4−(4−n−オクトキシブトキ
シ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
(4−イソオクトキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)
ブチル基、4−(4−(4−(4−アセトキシブトキ
シ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
(4−アリルオキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブ
チル基、4−(4−(4−(4−ヒドロキシブトキシ)
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−(4
−フェノキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル
基、4−(4−(4−(4−シクロヘキソキシブトキ
シ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
(4−(1−ナフトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブトキ
シ)ブチル基等が挙げられる。−(CH(CH3)CH
2O)nZの具体例としては、例えば2−メトキシ−1
−メチルエチル基、2−エトキシ−1−メチルエチル
基、2−アセトキシ−1−メチルエチル基、1−メチル
−2−フェノキシエチル基、2−シクロヘキシルオキシ
−1−メチルエチル基、2−(2−メトキシ−1−メチ
ルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−(2−エトキ
シ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−
(2−アセトキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチル
エチル基、2−(1−メチル−2−フェノキシエトキ
シ)−1−メチルエチル基、2−(2−シクロヘキシル
オキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、
2−(2−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1
−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−(2−
(2−エトキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエ
トキシ)−1−メチルエチル基、2−(2−(2−アセ
トキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエトキシ)
−1−メチルエチル基、2−(2−(1−メチル−2−
フェノキシエトキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メ
チルエチル基、2−(2−(2−シクロヘキシルオキシ
−1−メチルエトキシ)−1−メチルエトキシ)−1−
メチルエチル基、2−(2−(2−(2−メトキシ−1
−メチルエトキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メチ
ルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−(2−(2−
(2−エトキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエ
トキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メチルエチル
基、2−(2−(2−(2−アセトキシ−1−メチルエ
トキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メチルエトキ
シ)−1−メチルエチル基、2−(2−(2−(1−メ
チル−2−フェノキシエトキシ)−1−メチルエトキ
シ)−1−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、2
−(2−(2−(2−シクロヘキシルオキシ−1−メチ
ルエトキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メチルエト
キシ)−1−メチルエチル基等が挙げられる。−(CH
2)mO(CH2)nOZ、の具体例としては、例え
ば、2−(3−メトキシプロポキシ)エチル基、2−
(3−エトキシプロポキシ)エチル基、2−(3−n−
プロポキシプロポキシ)エチル基、2−(3−イソプロ
ポキシプロポキシ)エチル基、2−(3−n−ブトキシ
プロポキシ)エチル基、2−(3−イソブトキシプロポ
キシ)エチル基、2−(3−n−ヘキソキシプロポキ
シ)エチル基、2−(3−イソヘキソキシプロポキシ)
エチル基、2−(3−n−オクトキシプロポキシ)エチ
ル基、2−(3−イソオクトキシプロポキシ)エチル
基、2−(3−アセトキシプロポキシ)エチル基、2−
(3−アリルオキシプロポキシ)エチル基、2−(3−
ヒドロキシプロポキシ)エチル基、2−(3−フェノキ
シプロポキシ)エチル基、2−(3−シクロヘキシルオ
キシプロポキシ)エチル基、2−(3−(1−ナフトキ
シ)プロポキシ)エチル基、2−(4−メトキシブトキ
シ)エチル基、2−(4−エトキシブトキシ)エチル
基、2−(4−n−プロポキシブトキシ)エチル基、2
−(4−イソプロポキシブトキシ)エチル基、2−(4
−n−ブトキシブトキシ)エチル基、2−(4−イソブ
トキシブトキシ)エチル基、2−(4−n−ヘキソキシ
ブトキシ)エチル基、2−(4−イソヘキソキシブトキ
シ)エチル基、2−(4−n−オクトキシブトキシ)エ
チル基、2−(4−イソオクトキシブトキシ)エチル
基、2−(4−アセトキシブトキシ)エチル基、2−
(4−アリルオキシブトキシ)エチル基、2−(4−ヒ
ドロキシブトキシ)エチル基、2−(4−フェノキシブ
トキシ)エチル基、2−(4−シクロヘキシルオキシブ
トキシ)エチル基、2−(4−(1−ナフトキシ)ブト
キシ)エチル基、3−(2−メトキシエトキシ)プロピ
ル基、3−(2−エトキシエトキシ)プロピル基、3−
(2−n−プロポキシエトキシ)プロピル基、3−(2
−イソプロポキシエトキシ)プロピル基、3−(2−n
−ブトキシエトキシ)プロピル基、3−(2−イソブト
キシエトキシ)プロピル基、3−(2−n−ヘキソキシ
エトキシ)プロピル基、3−(2−イソヘキソキシエト
キシ)プロピル基、3−(2−n−オクトキシエトキ
シ)プロピル基、3−(2−イソオクトキシエトキシ)
プロピル基、3−(2−アセトキシエトキシ)プロピル
基、3−(2−アリルオキシエトキシ)プロピル基、3
−(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル基、3−(2−
フェノキシエトキシ)プロピル基、3−(2−シクロヘ
キシルオキシエトキシ)プロピル基、3−(2−(1−
ナフトキシ)エトキシ)プロピル基、3−(4−メトキ
シブトキシ)プロピル基、3−(4−エトキシブトキ
シ)プロピル基、3−(4−n−プロポキシブトキシ)
プロピル基、3−(4−イソプロポキシブトキシ)プロ
ピル基、3−(4−n−ブトキシブトキシ)プロピル
基、3−(4−イソブトキシブトキシ)プロピル基、3
−(4−n−ヘキソキシブトキシ)プロピル基、3−
(4−イソヘキソキシブトキシ)プロピル基、3−(4
−n−オクトキシブトキシ)プロピル基、3−(4−イ
ソオクトキシブトキシ)プロピル基、3−(4−アセト
キシブトキシ)プロピル基、3−(4−アリルオキシブ
トキシ)プロピル基、3−(4−ヒドロキシブトキシ)
プロピル基、3−(4−フェノキシブトキシ)プロピル
基、3−(4−シクロヘキシルオキシブトキシ)プロピ
ル基、3−(4−(1−ナフトキシ)ブトキシ)プロピ
ル基、4−(2−メトキシエトキシ)ブチル基、4−
(2−エトキシエトキシ)ブチル基、4−(2−n−プ
ロポキシエトキシ)ブチル基、4−(2−イソプロポキ
シエトキシ)ブチル基、4−(2−n−ブトキシエトキ
シ)ブチル基、4−(2−イソブトキシエトキシ)ブチ
ル基、4−(2−n−ヘキソキシエトキシ)ブチル基、
4−(2−イソヘキソキシエトキシ)ブチル基、4−
(2−n−オクトキシエトキシ)ブチル基、4−(2−
イソオクトキシエトキシ)ブチル基、4−(2−アセト
キシエトキシ)ブチル基、4−(2−アリルオキシエト
キシ)ブチル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)ブチ
ル基、4−(2−フェノキシエトキシ)ブチル基、4−
(2−シクロヘキシルオキシエトキシ)ブチル基、4−
(2−(1−ナフトキシ)エトキシ)ブチル基、4−
(3−メトキシプロポキシ)ブチル基、4−(3−エト
キシプロポキシ)ブチル基、4−(3−n−プロポキシ
プロポキシ)ブチル基、4−(3−イソプロポキシプロ
ポキシ)ブチル基、4−(3−n−ブトキシプロポキ
シ)ブチル基、4−(3−イソブトキシプロポキシ)ブ
チル基、4−(3−n−ヘキソキシプロポキシ)ブチル
基、4−(3−イソヘキソキシプロポキシ)ブチル基、
4−(3−n−オクトキシプロポキシ)ブチル基、4−
(3−イソオクトキシプロポキシ)ブチル基、4−(3
−アセトキシプロポキシ)ブチル基、4−(3−アリル
オキシプロポキシ)ブチル基、4−(3−ヒドロキシプ
ロポキシ)ブチル基、4−(3−フェノキシプロポキ
シ)ブチル基、4−(3−シクロヘキシルオキシプロポ
キシ)ブチル基、4−(3−(1−ナフトキシ)プロポ
キシ)ブチル基等が挙げられる。
る、−(CH2)lYの具体例としては、例えば、2−
フルオロエチル基、2−クロルエチル基、2−ブロムエ
チル基、2−フェニルエチル基、2−シクロヘキシルエ
チル基、2−(1−ナフチル)エチル基、3−フルオロ
プロピル基、3−クロルプロピル基、3−ブロムプロピ
ル基、3−フェニルプロピル基、3−シクロヘキシルプ
ロピル基、3−(1−ナフチル)プロピル基、4−フル
オロブチル基、4−クロルブチル基、4−ブロムブチル
基、4−フェニルブチル基、4−シクロヘキシルブチル
基、4−(1−ナフチル)ブチル基、5−フルオロペン
チル基、5−クロルペンチル基、5−ブロムペンチル
基、5−フェニルペンチル基、5−シクロヘキシルペン
チル基、5−(1−ナフチル)ペンチル基、6−フルオ
ロヘキシル基、6−クロルヘキシル基、6−ブロムヘキ
シル基、6−フェニルヘキシル基、6−シクロヘキシル
ヘキシル基、6−(1−ナフチル)ヘキシル基、7−フ
ルオロヘプチル基、7−クロルヘプチル基、7−ブロム
ヘプチル基、7−フェニルヘプチル基、7−シクロヘキ
シルヘプチル基、7−(1−ナフチル)ヘプチル基、8
−フルオロオクチル基、8−クロルオクチル基、8−ブ
ロムオクチル基、8−フェニルオクチル基、8−シクロ
ヘキシルオクチル基、8−(1−ナフチル)オクチル基
等が挙げられる。−((CH2)mO)nZの具体例と
しては、例えば、2−メトキシエチル基、2−エトキシ
エチル基、2−n−プロポキシエチル基、2−イソプロ
ポキシエチル基、2−n−ブトキシエチル基、2−イソ
ブトキシエチル基、2−n−ヘキソキシエチル基、2−
イソヘキソキシエチル基、2−n−オクトキシエチル
基、2−イソオクトキシエチル基、2−アセトキシエチ
ル基、2−アリルオキシエチル基、2−シクロヘキソキ
シエチル基、2−(1−ナフトキシ)エチル基、2−
(2−メトキシエトキシ)エチル基、2−(2−エトキ
シエトキシ)エチル基、2−(2−n−プロポキシエト
キシ)エチル基、2−(2−イソプロポキシエトキシ)
エチル基、2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチル
基、2−(2−イソブトキシエトキシ)エチル基、2−
(2−n−ヘキソキシエトキシ)エチル基、2−(2−
イソヘキソキシエトキシ)エチル基、2−(2−n−オ
クトキシエトキシ)エチル基、2−(2−イソオクトキ
シエトキシ)エチル基、2−(2−アセトキシエトキ
シ)エチル基、2−(2−アリルオキシエトキシ)エチ
ル基、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル基、2−
(2−シクロヘキソキシエトキシ)エチル基、2−(2
−(1−ナフトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−
(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ)エチル基、
2−(2−(2−n−プロポキシエトキシ)エトキシ)
エチル基、2−(2−(2−イソプロポキシエトキシ)
エトキシ)エチル基、2−(2−(2−n−ブトキシエ
トキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−イソブ
トキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2
−n−ヘキソキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−イソヘキソキシエトキシ)エトキシ)エチ
ル基、2−(2−(2−n−オクトキシエトキシ)エト
キシ)エチル基、2−(2−(2−イソオクトキシエト
キシ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−アセトキ
シエトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−ア
リルオキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−シクロヘキソキシエトキシ)エトキシ)エ
チル基、2−(2−(2−(1−ナフトキシ)エトキ
シ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−メト
キシエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ)エト
キシ)エチル基、2−(2−(2−(2−n−プロポキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−イソプロポキシエトキシ)エトキシ)エ
トキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−n−ブトキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−イソブトキシエトキシ)エトキシ)エト
キシ)エチル基、2−(2−(2−(2−n−ヘキソキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−イソヘキソキシエトキシ)エトキシ)エ
トキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−n−オクト
キシエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−(2−イソオクトキシエトキシ)エトキ
シ)エトキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−アセ
トキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−
(2−(2−(2−アリルオキシエトキシ)エトキシ)
エトキシ)エチル基、2−(2−(2−(2−ヒドロキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−フェノキシエトキシ)エトキシ)エトキ
シ)エチル基、2−(2−(2−(2−シクロヘキソキ
シエトキシ)エトキシ)エトキシ)エチル基、2−(2
−(2−(2−(1−ナフトキシ)エトキシ)エトキ
シ)エトキシ)エチル基、3−メトキシプロピル基、3
−エトキシプロピル基、3−n−プロポキシプロピル
基、3−イソプロポキシプロピル基、3−n−ブトキシ
プロピル基、3−イソブトキシプロピル基、3−n−ヘ
キソキシプロピル基、3−イソヘキソキシプロピル基、
3−n−オクトキシプロピル基、3−イソオクトキシプ
ロピル基、3−アセトキシプロピル基、3−アリルオキ
シプロピル基、3−フェノキシプロピル基、3−シクロ
ヘキソキシプロピル基、3−(1−ナフトキシ)プロピ
ル基、3−(3−メトキシプロポキシ)プロピル基、3
−(3−エトキシプロポキシ)プロピル基、3−(3−
n−プロポキシプロポキシ)プロピル基、3−(3−イ
ソプロポキシプロポキシ)プロピル基、3−(3−n−
ブトキシプロポキシ)プロピル基、3−(3−イソブト
キシプロポキシ)プロピル基、3−(3−n−ヘキソキ
シプロポキシ)プロピル基、3−(3−イソヘキソキシ
プロポキシ)プロピル基、3−(3−n−オクトキシプ
ロポキシ)プロピル基、3−(3−イソオクトキシプロ
ポキシ)プロピル基、3−(3−アセトキシプロポキ
シ)プロピル基、3−(3−アリルオキシプロポキシ)
プロピル基、3−(3−ヒドロキシプロポキシ)プロピ
ル基、3−(3−フェノキシプロポキシ)プロピル基、
3−(3−シクロヘキソキシプロポキシ)プロピル基、
3−(3−(1−ナフトキシ)プロポキシ)プロピル
基、3−(3−(3−メトキシプロポキシ)プロポキ
シ)プロピル基、3−(3−(3−エトキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−n−プ
ロポキシプロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−
(3−(3−イソプロポキシプロポキシ)プロポキシ)
プロピル基、3−(3−(3−n−ブトキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−イソブ
トキシプロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3
−(3−n−ヘキソキシプロポキシ)プロポキシ)プロ
ピル基、3−(3−(3−イソヘキソキシプロポキシ)
プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−n−オクト
キシプロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−
(3−イソオクトキシプロポキシ)プロポキシ)プロピ
ル基、3−(3−(3−アセトキシプロポキシ)プロポ
キシ)プロピル基、3−(3−(3−アリルオキシプロ
ポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−ヒ
ドロキシプロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−
(3−(3−フェノキシプロポキシ)プロポキシ)プロ
ピル基、3−(3−(3−シクロヘキソキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(1−
ナフトキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3
−(3−(3−(3−メトキシプロポキシ)プロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−
エトキシプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピ
ル基、3−(3−(3−(3−n−プロポキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−
(3−(3−イソプロポキシプロポキシ)プロポキシ)
プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−n−
ブトキシプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピ
ル基、3−(3−(3−(3−イソブトキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−
(3−(3−n−ヘキソキシプロポキシ)プロポキシ)
プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−イソ
ヘキソキシプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロ
ピル基、3−(3−(3−(3−n−オクトキシプロポ
キシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3
−(3−(3−イソオクトキシプロポキシ)プロポキ
シ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−
アセトキシプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロ
ピル基、3−(3−(3−(3−アリルオキシプロポキ
シ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−
(3−(3−ヒドロキシプロポキシ)プロポキシ)プロ
ポキシ)プロピル基、3−(3−(3−(3−フェノキ
シプロポキシ)プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、
3−(3−(3−(3−シクロヘキソキシプロポキシ)
プロポキシ)プロポキシ)プロピル基、3−(3−(3
−(3−(1−ナフトキシ)プロポキシ)プロポキシ)
プロポキシ)プロピル基、4−メトキシブチル基、4−
エトキシブチル基、4−n−プロポキシブチル基、4−
イソプロポキシブチル基、4−n−ブトキシブチル基、
4−イソブトキシブチル基、4−n−ヘキソキシブチル
基、4−イソヘキソキシブチル基、4−n−オクトキシ
ブチル基、4−イソオクトキシブチル基、4−アセトキ
シブチル基、4−アリルオキシブチル基、4−フェノキ
シブチル基、4−シクロヘキソキシブチル基、4−(1
−ナフトキシ)ブチル基、4−(4−メトキシブトキ
シ)ブチル基、4−(4−エトキシブトキシ)ブチル
基、4−(4−n−プロポキシブトキシ)ブチル基、4
−(4−イソプロポキシブトキシ)ブチル基、4−(4
−n−ブトキシブトキシ)ブチル基、4−(4−イソブ
トキシブトキシ)ブチル基、4−(4−n−ヘキソキシ
ブトキシ)ブチル基、4−(4−イソヘキソキシブトキ
シ)ブチル基、4−(4−n−オクトキシブトキシ)ブ
チル基、4−(4−イソオクトキシブトキシ)ブチル
基、4−(4−アセトキシブトキシ)ブチル基、4−
(4−アリルオキシブトキシ)ブチル基、4−(4−ヒ
ドロキシブトキシ)ブチル基、4−(4−フェノキシブ
トキシ)ブチル基、4−(4−シクロヘキソキシブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(1−ナフトキシ)ブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(4−メトキシブトキシ)ブ
トキシ)ブチル基、4−(4−(4−エトキシブトキ
シ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−n−プロポ
キシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
イソプロポキシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−
(4−(4−n−ブトキシブトキシ)ブトキシ)ブチル
基、4−(4−(4−イソブトキシブトキシ)ブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(4−n−ヘキソキシブトキ
シ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−イソヘキソ
キシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
n−オクトキシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−
(4−(4−イソオクトキシブトキシ)ブトキシ)ブチ
ル基、4−(4−(4−アセトキシブトキシ)ブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(4−アリルオキシブトキ
シ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−ヒドロキシ
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−フェ
ノキシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4
−シクロヘキソキシブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4
−(4−(4−(1−ナフトキシ)ブトキシ)ブトキ
シ)ブチル基、4−(4−(4−(4−メトキシブトキ
シ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
(4−エトキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル
基、4−(4−(4−(4−n−プロポキシブトキシ)
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−(4
−イソプロポキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチ
ル基、4−(4−(4−(4−n−ブトキシブトキシ)
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−(4
−イソブトキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル
基、4−(4−(4−(4−n−ヘキソキシブトキシ)
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−(4
−イソヘキソキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチ
ル基、4−(4−(4−(4−n−オクトキシブトキ
シ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
(4−イソオクトキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)
ブチル基、4−(4−(4−(4−アセトキシブトキ
シ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
(4−アリルオキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブ
チル基、4−(4−(4−(4−ヒドロキシブトキシ)
ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−(4
−フェノキシブトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル
基、4−(4−(4−(4−シクロヘキソキシブトキ
シ)ブトキシ)ブトキシ)ブチル基、4−(4−(4−
(4−(1−ナフトキシ)ブトキシ)ブトキシ)ブトキ
シ)ブチル基等が挙げられる。−(CH(CH3)CH
2O)nZの具体例としては、例えば2−メトキシ−1
−メチルエチル基、2−エトキシ−1−メチルエチル
基、2−アセトキシ−1−メチルエチル基、1−メチル
−2−フェノキシエチル基、2−シクロヘキシルオキシ
−1−メチルエチル基、2−(2−メトキシ−1−メチ
ルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−(2−エトキ
シ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−
(2−アセトキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチル
エチル基、2−(1−メチル−2−フェノキシエトキ
シ)−1−メチルエチル基、2−(2−シクロヘキシル
オキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、
2−(2−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−1
−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−(2−
(2−エトキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエ
トキシ)−1−メチルエチル基、2−(2−(2−アセ
トキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエトキシ)
−1−メチルエチル基、2−(2−(1−メチル−2−
フェノキシエトキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メ
チルエチル基、2−(2−(2−シクロヘキシルオキシ
−1−メチルエトキシ)−1−メチルエトキシ)−1−
メチルエチル基、2−(2−(2−(2−メトキシ−1
−メチルエトキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メチ
ルエトキシ)−1−メチルエチル基、2−(2−(2−
(2−エトキシ−1−メチルエトキシ)−1−メチルエ
トキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メチルエチル
基、2−(2−(2−(2−アセトキシ−1−メチルエ
トキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メチルエトキ
シ)−1−メチルエチル基、2−(2−(2−(1−メ
チル−2−フェノキシエトキシ)−1−メチルエトキ
シ)−1−メチルエトキシ)−1−メチルエチル基、2
−(2−(2−(2−シクロヘキシルオキシ−1−メチ
ルエトキシ)−1−メチルエトキシ)−1−メチルエト
キシ)−1−メチルエチル基等が挙げられる。−(CH
2)mO(CH2)nOZ、の具体例としては、例え
ば、2−(3−メトキシプロポキシ)エチル基、2−
(3−エトキシプロポキシ)エチル基、2−(3−n−
プロポキシプロポキシ)エチル基、2−(3−イソプロ
ポキシプロポキシ)エチル基、2−(3−n−ブトキシ
プロポキシ)エチル基、2−(3−イソブトキシプロポ
キシ)エチル基、2−(3−n−ヘキソキシプロポキ
シ)エチル基、2−(3−イソヘキソキシプロポキシ)
エチル基、2−(3−n−オクトキシプロポキシ)エチ
ル基、2−(3−イソオクトキシプロポキシ)エチル
基、2−(3−アセトキシプロポキシ)エチル基、2−
(3−アリルオキシプロポキシ)エチル基、2−(3−
ヒドロキシプロポキシ)エチル基、2−(3−フェノキ
シプロポキシ)エチル基、2−(3−シクロヘキシルオ
キシプロポキシ)エチル基、2−(3−(1−ナフトキ
シ)プロポキシ)エチル基、2−(4−メトキシブトキ
シ)エチル基、2−(4−エトキシブトキシ)エチル
基、2−(4−n−プロポキシブトキシ)エチル基、2
−(4−イソプロポキシブトキシ)エチル基、2−(4
−n−ブトキシブトキシ)エチル基、2−(4−イソブ
トキシブトキシ)エチル基、2−(4−n−ヘキソキシ
ブトキシ)エチル基、2−(4−イソヘキソキシブトキ
シ)エチル基、2−(4−n−オクトキシブトキシ)エ
チル基、2−(4−イソオクトキシブトキシ)エチル
基、2−(4−アセトキシブトキシ)エチル基、2−
(4−アリルオキシブトキシ)エチル基、2−(4−ヒ
ドロキシブトキシ)エチル基、2−(4−フェノキシブ
トキシ)エチル基、2−(4−シクロヘキシルオキシブ
トキシ)エチル基、2−(4−(1−ナフトキシ)ブト
キシ)エチル基、3−(2−メトキシエトキシ)プロピ
ル基、3−(2−エトキシエトキシ)プロピル基、3−
(2−n−プロポキシエトキシ)プロピル基、3−(2
−イソプロポキシエトキシ)プロピル基、3−(2−n
−ブトキシエトキシ)プロピル基、3−(2−イソブト
キシエトキシ)プロピル基、3−(2−n−ヘキソキシ
エトキシ)プロピル基、3−(2−イソヘキソキシエト
キシ)プロピル基、3−(2−n−オクトキシエトキ
シ)プロピル基、3−(2−イソオクトキシエトキシ)
プロピル基、3−(2−アセトキシエトキシ)プロピル
基、3−(2−アリルオキシエトキシ)プロピル基、3
−(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル基、3−(2−
フェノキシエトキシ)プロピル基、3−(2−シクロヘ
キシルオキシエトキシ)プロピル基、3−(2−(1−
ナフトキシ)エトキシ)プロピル基、3−(4−メトキ
シブトキシ)プロピル基、3−(4−エトキシブトキ
シ)プロピル基、3−(4−n−プロポキシブトキシ)
プロピル基、3−(4−イソプロポキシブトキシ)プロ
ピル基、3−(4−n−ブトキシブトキシ)プロピル
基、3−(4−イソブトキシブトキシ)プロピル基、3
−(4−n−ヘキソキシブトキシ)プロピル基、3−
(4−イソヘキソキシブトキシ)プロピル基、3−(4
−n−オクトキシブトキシ)プロピル基、3−(4−イ
ソオクトキシブトキシ)プロピル基、3−(4−アセト
キシブトキシ)プロピル基、3−(4−アリルオキシブ
トキシ)プロピル基、3−(4−ヒドロキシブトキシ)
プロピル基、3−(4−フェノキシブトキシ)プロピル
基、3−(4−シクロヘキシルオキシブトキシ)プロピ
ル基、3−(4−(1−ナフトキシ)ブトキシ)プロピ
ル基、4−(2−メトキシエトキシ)ブチル基、4−
(2−エトキシエトキシ)ブチル基、4−(2−n−プ
ロポキシエトキシ)ブチル基、4−(2−イソプロポキ
シエトキシ)ブチル基、4−(2−n−ブトキシエトキ
シ)ブチル基、4−(2−イソブトキシエトキシ)ブチ
ル基、4−(2−n−ヘキソキシエトキシ)ブチル基、
4−(2−イソヘキソキシエトキシ)ブチル基、4−
(2−n−オクトキシエトキシ)ブチル基、4−(2−
イソオクトキシエトキシ)ブチル基、4−(2−アセト
キシエトキシ)ブチル基、4−(2−アリルオキシエト
キシ)ブチル基、4−(2−ヒドロキシエトキシ)ブチ
ル基、4−(2−フェノキシエトキシ)ブチル基、4−
(2−シクロヘキシルオキシエトキシ)ブチル基、4−
(2−(1−ナフトキシ)エトキシ)ブチル基、4−
(3−メトキシプロポキシ)ブチル基、4−(3−エト
キシプロポキシ)ブチル基、4−(3−n−プロポキシ
プロポキシ)ブチル基、4−(3−イソプロポキシプロ
ポキシ)ブチル基、4−(3−n−ブトキシプロポキ
シ)ブチル基、4−(3−イソブトキシプロポキシ)ブ
チル基、4−(3−n−ヘキソキシプロポキシ)ブチル
基、4−(3−イソヘキソキシプロポキシ)ブチル基、
4−(3−n−オクトキシプロポキシ)ブチル基、4−
(3−イソオクトキシプロポキシ)ブチル基、4−(3
−アセトキシプロポキシ)ブチル基、4−(3−アリル
オキシプロポキシ)ブチル基、4−(3−ヒドロキシプ
ロポキシ)ブチル基、4−(3−フェノキシプロポキ
シ)ブチル基、4−(3−シクロヘキシルオキシプロポ
キシ)ブチル基、4−(3−(1−ナフトキシ)プロポ
キシ)ブチル基等が挙げられる。
【0017】上記一般式(1)で表されるアントラセン
化合物のうち、好ましい化合物は前記[2]項のもので
あり、より好ましいものは同[3]項のものである。そ
の代表例としては、9,10−ジ(2−ブロムエトキ
シ)アントラセン、9,10−ジ(アリルオキシ)アン
トラセン、9,10−ジ(2−フェニルエトキシ)アン
トラセン、9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)アン
トラセン、 9,10−ジ(2−(2−メトキシエトキ
シ)エトキシ)アントラセン、9,10−ジ(2−エト
キシエトキシ)アントラセン、9,10−ジ(2−アセ
トキシエトキシ)アントラセン、9,10−ジ(2−ア
リルオキシエトキシ)アントラセン、9,10−ジ(2
−ベンジルオキシエトキシ)アントラセン、2−エチル
−9,10−ジ(アリルオキシ)アントラセン、9,1
0−ジ(2−シクロヘキシルオキシエトキシ)アントラ
セン、9,10−ジ(2−(2−フェニルエトキシ)エ
トキシ)アントラセン、9,10−ジ(2−(2−ヒド
ロキシエトキシ)エトキシ)アントラセン、9,10−
ジ(2−ベンゾイルオキシエトキシ)アントラセン、
9,10−ジ(2−シクロヘキシルメチルオキシエトキ
シ)アントラセン、9,10−ジ(4−メトキシブトキ
シ)アントラセン、9,10−ジ(4−(2−メトキシ
エトキシ)ブトキシ)アントラセン、9,10−ジシク
ロヘキシルメチルオキシアントラセン、9,10−ジ
(4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)アント
ラセン、9,10−ジ(4−メチル−3−ペンテニルオ
キシ)アントラセン、2−エチル−9,10−ジ(2−
フェニルエトキシ)アントラセン、2−エチル−9,1
0−ジ(2−メトキシエトキシ)アントラセン、2−エ
チル−9,10−ジ(2−アリルオキシエトキシ)アン
トラセン、2−エチル−9,10−ジ(2−(1−メチ
ル−2−メトキシ)エトキシ)アントラセン、2−エチ
ル−9,10−ジ(3−ヒドロキシプロポキシ)アント
ラセン、2−エチル−9,10−ジ(4−ヒドロキシブ
トキシ)アントラセン、2−エチル−9,10−ジ(2
−(1−ナフトキシ)エトキシ)アントラセン、2−エ
チル−9,10−ジ(2−(2−ナフトキシ)エトキ
シ)アントラセン、1−フェニルチオ−9,10−ジ
(2−メトキシエトキシ)アントラセン、2−ドデシル
−9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)アントラセ
ン、2−ステアリル−9,10−ジ(2−メトキシエト
キシ)アントラセン、2,4−ジメチル−9,10−ジ
(2−メトキシエトキシ)アントラセン、1−クロル−
9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)アントラセン、
2−クロル−9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)ア
ントラセン等が挙げられ、特に好ましい化合物として2
−エチル−9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)アン
トラセンが挙げられる。
化合物のうち、好ましい化合物は前記[2]項のもので
あり、より好ましいものは同[3]項のものである。そ
の代表例としては、9,10−ジ(2−ブロムエトキ
シ)アントラセン、9,10−ジ(アリルオキシ)アン
トラセン、9,10−ジ(2−フェニルエトキシ)アン
トラセン、9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)アン
トラセン、 9,10−ジ(2−(2−メトキシエトキ
シ)エトキシ)アントラセン、9,10−ジ(2−エト
キシエトキシ)アントラセン、9,10−ジ(2−アセ
トキシエトキシ)アントラセン、9,10−ジ(2−ア
リルオキシエトキシ)アントラセン、9,10−ジ(2
−ベンジルオキシエトキシ)アントラセン、2−エチル
−9,10−ジ(アリルオキシ)アントラセン、9,1
0−ジ(2−シクロヘキシルオキシエトキシ)アントラ
セン、9,10−ジ(2−(2−フェニルエトキシ)エ
トキシ)アントラセン、9,10−ジ(2−(2−ヒド
ロキシエトキシ)エトキシ)アントラセン、9,10−
ジ(2−ベンゾイルオキシエトキシ)アントラセン、
9,10−ジ(2−シクロヘキシルメチルオキシエトキ
シ)アントラセン、9,10−ジ(4−メトキシブトキ
シ)アントラセン、9,10−ジ(4−(2−メトキシ
エトキシ)ブトキシ)アントラセン、9,10−ジシク
ロヘキシルメチルオキシアントラセン、9,10−ジ
(4−tert−ブチルシクロヘキシルオキシ)アント
ラセン、9,10−ジ(4−メチル−3−ペンテニルオ
キシ)アントラセン、2−エチル−9,10−ジ(2−
フェニルエトキシ)アントラセン、2−エチル−9,1
0−ジ(2−メトキシエトキシ)アントラセン、2−エ
チル−9,10−ジ(2−アリルオキシエトキシ)アン
トラセン、2−エチル−9,10−ジ(2−(1−メチ
ル−2−メトキシ)エトキシ)アントラセン、2−エチ
ル−9,10−ジ(3−ヒドロキシプロポキシ)アント
ラセン、2−エチル−9,10−ジ(4−ヒドロキシブ
トキシ)アントラセン、2−エチル−9,10−ジ(2
−(1−ナフトキシ)エトキシ)アントラセン、2−エ
チル−9,10−ジ(2−(2−ナフトキシ)エトキ
シ)アントラセン、1−フェニルチオ−9,10−ジ
(2−メトキシエトキシ)アントラセン、2−ドデシル
−9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)アントラセ
ン、2−ステアリル−9,10−ジ(2−メトキシエト
キシ)アントラセン、2,4−ジメチル−9,10−ジ
(2−メトキシエトキシ)アントラセン、1−クロル−
9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)アントラセン、
2−クロル−9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)ア
ントラセン等が挙げられ、特に好ましい化合物として2
−エチル−9,10−ジ(2−メトキシエトキシ)アン
トラセンが挙げられる。
【0018】次に本発明の式(1)の9,10−ジエー
テル化アントラセン誘導体の製造方法について説明す
る。原料である式(2)で表されるアントラキノン化合
物の具体例としては、例えば無置換のアントラキノン、
1−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、1−n−プロピルアントラキノン、2−n−プロピ
ルアントラキノン、1−イソプロピルアントラキノン、
2−イソプロピルアントラキノン、1−n−ブチルアン
トラキノン、2−n−ブチルアントラキノン、1−イソ
ブチルアントラキノン、2−イソブチルアントラキノ
ン、2−tert−ブチルアントラキノン、1−n−ペ
ンチルアントラキノン、2−n−ペンチルアントラキノ
ン、1−イソペンチルアントラキノン、2−イソペンチ
ルアントラキノン、1−n−ヘキシルアントラキノン、
2−n−ヘキシルアントラキノン、1−イソヘキシルア
ントラキノン、2−イソヘキシルアントラキノン、1−
n−へプチルアントラキノン、2−n−ヘプチルアント
ラキノン、1−n−オクチルアントラキノン、2−n−
オクチルアントラキノン、1−n−ノニルアントラキノ
ン、2−n−ノニルアントラキノン、1−n−デシルア
ントラキノン、2−n−デシルアントラキノン、1−n
−ドデシルアントラキノン、2−n−ドデシルアントラ
キノン、1−メトキシアントラキノン、2−メトキシア
ントラキノン、1−エトキシアントラキノン、2−エト
キシアントラキノン、1−フェノキシアントラキノン、
2−フェノキシアントラキノン、1,2−ジメチルアン
トラキノン、1,3−ジメチルアントラキノン、1,4
−ジメチルアントラキノン、2,3−ジメチルアントラ
キノン、2,4−ジメチルアントラキノン、2,5−ジ
メチルアントラキノン、2,6−ジメチルアントラキノ
ン、3,4−ジメチルアントラキノン、1,2−ジエチ
ルアントラキノン、1,3−ジエチルアントラキノン、
1,4−ジエチルアントラキノン、2,3−ジエチルア
ントラキノン、2,4−ジエチルアントラキノン、2,
5−ジエチルアントラキノン、2,6−ジエチルアント
ラキノン、3,4−ジエチルアントラキノン、1,2,
3−トリメチルアントラキノン、1,2,4−トリメチ
ルアントラキノン、2,3,6,7−テトラメチルアン
トラキノン、1−フルオロアントラキノン、2−フルオ
ロアントラキノン、1−シアノアントラキノン、2−シ
アノアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、1
−ベンジルアントラキノン、2−ベンジルアントラキノ
ン、1−(1−ナフチル)アントラキノン、1−メチル
カルボニルアントラキノン、2−メチルカルボニルアン
トラキノン、1−エチルカルボニルアントラキノン、2
−エチルカルボニルアントラキノン、1−フェニルカル
ボニルアントラキノン、2−フェニルカルボニルアント
ラキノン、1−メチルチオアントラキノン、2−メチル
チオアントラキノン、1−エチルチオアントラキノン、
2−エチルチオアントラキノン、1−フェニルチオアン
トラキノン、2−フェニルチオアントラキノン等が挙げ
られる。
テル化アントラセン誘導体の製造方法について説明す
る。原料である式(2)で表されるアントラキノン化合
物の具体例としては、例えば無置換のアントラキノン、
1−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、1−n−プロピルアントラキノン、2−n−プロピ
ルアントラキノン、1−イソプロピルアントラキノン、
2−イソプロピルアントラキノン、1−n−ブチルアン
トラキノン、2−n−ブチルアントラキノン、1−イソ
ブチルアントラキノン、2−イソブチルアントラキノ
ン、2−tert−ブチルアントラキノン、1−n−ペ
ンチルアントラキノン、2−n−ペンチルアントラキノ
ン、1−イソペンチルアントラキノン、2−イソペンチ
ルアントラキノン、1−n−ヘキシルアントラキノン、
2−n−ヘキシルアントラキノン、1−イソヘキシルア
ントラキノン、2−イソヘキシルアントラキノン、1−
n−へプチルアントラキノン、2−n−ヘプチルアント
ラキノン、1−n−オクチルアントラキノン、2−n−
オクチルアントラキノン、1−n−ノニルアントラキノ
ン、2−n−ノニルアントラキノン、1−n−デシルア
ントラキノン、2−n−デシルアントラキノン、1−n
−ドデシルアントラキノン、2−n−ドデシルアントラ
キノン、1−メトキシアントラキノン、2−メトキシア
ントラキノン、1−エトキシアントラキノン、2−エト
キシアントラキノン、1−フェノキシアントラキノン、
2−フェノキシアントラキノン、1,2−ジメチルアン
トラキノン、1,3−ジメチルアントラキノン、1,4
−ジメチルアントラキノン、2,3−ジメチルアントラ
キノン、2,4−ジメチルアントラキノン、2,5−ジ
メチルアントラキノン、2,6−ジメチルアントラキノ
ン、3,4−ジメチルアントラキノン、1,2−ジエチ
ルアントラキノン、1,3−ジエチルアントラキノン、
1,4−ジエチルアントラキノン、2,3−ジエチルア
ントラキノン、2,4−ジエチルアントラキノン、2,
5−ジエチルアントラキノン、2,6−ジエチルアント
ラキノン、3,4−ジエチルアントラキノン、1,2,
3−トリメチルアントラキノン、1,2,4−トリメチ
ルアントラキノン、2,3,6,7−テトラメチルアン
トラキノン、1−フルオロアントラキノン、2−フルオ
ロアントラキノン、1−シアノアントラキノン、2−シ
アノアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、1
−ベンジルアントラキノン、2−ベンジルアントラキノ
ン、1−(1−ナフチル)アントラキノン、1−メチル
カルボニルアントラキノン、2−メチルカルボニルアン
トラキノン、1−エチルカルボニルアントラキノン、2
−エチルカルボニルアントラキノン、1−フェニルカル
ボニルアントラキノン、2−フェニルカルボニルアント
ラキノン、1−メチルチオアントラキノン、2−メチル
チオアントラキノン、1−エチルチオアントラキノン、
2−エチルチオアントラキノン、1−フェニルチオアン
トラキノン、2−フェニルチオアントラキノン等が挙げ
られる。
【0019】先ずアントラキノン類、例えば式(2)で
表されるアントラキノン類をヒドラジン類を用いて還元
し、ロイコ体にする場合、このときアントラキノン類を
アルカリ水溶液中に撹拌しながら加える。用いられるア
ルカリ水溶液としては、アルカリ金属塩水溶液が好まし
く、例えば水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水
溶液等の水酸化アルカリ金属水溶液、炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、炭酸水素カリウム水溶液等のアルカリ金属炭
酸塩水溶液、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸カリウム水溶
液等のアルカリ金属炭酸水素塩水溶液等の無機アルカリ
金属塩水溶液を挙げることができる。さらにアルカリ水
溶液の濃度は、水に対してアルカリ金属塩を10〜50
w%にするのが好ましく、最も好ましいのは25〜35
w%である。さらにアントラキノン誘導体の仕込量は、
アルカリ水溶液100部に対して3〜20部にするのが
好ましく、より好ましくは10〜15部である。
表されるアントラキノン類をヒドラジン類を用いて還元
し、ロイコ体にする場合、このときアントラキノン類を
アルカリ水溶液中に撹拌しながら加える。用いられるア
ルカリ水溶液としては、アルカリ金属塩水溶液が好まし
く、例えば水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水
溶液等の水酸化アルカリ金属水溶液、炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、炭酸水素カリウム水溶液等のアルカリ金属炭
酸塩水溶液、炭酸ナトリウム水溶液、炭酸カリウム水溶
液等のアルカリ金属炭酸水素塩水溶液等の無機アルカリ
金属塩水溶液を挙げることができる。さらにアルカリ水
溶液の濃度は、水に対してアルカリ金属塩を10〜50
w%にするのが好ましく、最も好ましいのは25〜35
w%である。さらにアントラキノン誘導体の仕込量は、
アルカリ水溶液100部に対して3〜20部にするのが
好ましく、より好ましくは10〜15部である。
【0020】なお、アルカリ水溶液にアントラキノン類
をなじませ、還元反応をより促進させる目的で、アント
ラキノン誘導体をアルカリ水溶液に加える前にアルコー
ル類をあらかじめ加えることもできる。アルコール類と
しては、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、イソプロパノール、tert−ブタノール、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール等が挙げられる。アルコール類を加える割合
は、アルカリ水溶液100部に対して5〜40部加える
のが好ましく、より好ましくは15〜25部加えるのが
よい。
をなじませ、還元反応をより促進させる目的で、アント
ラキノン誘導体をアルカリ水溶液に加える前にアルコー
ル類をあらかじめ加えることもできる。アルコール類と
しては、例えばメタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、イソプロパノール、tert−ブタノール、エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール等が挙げられる。アルコール類を加える割合
は、アルカリ水溶液100部に対して5〜40部加える
のが好ましく、より好ましくは15〜25部加えるのが
よい。
【0021】アントラキノン類を加えた後、ヒドラジン
類を加えてアントラキノン類を還元する。このとき用い
られるヒドラジン類としては、100%ヒドラジン無水
物を単独で使用することもできるが、安全性や取扱い易
さを考慮して、通常は水加ヒドラジン、ヒドラジン塩化
合物またはアルキルヒドラジン化合物を使用した方がよ
い。水加ヒドラジンの場合、そのヒドラジンの濃度は5
0%〜90%がよく、より好ましくは60〜85%の濃
度であるものを使用するのがよい。ヒドラジン塩化合物
としては、例えばモノ塩酸ヒドラジン、ジ塩酸ヒドラジ
ン、モノ臭化水素酸ヒドラジン、ジ臭化水素酸ヒドラジ
ン、硫酸ヒドラジン、硫酸ジヒドラジン、リン酸ヒドラ
ジン、炭酸ヒドラジン等を挙げることができる。またア
ルキルヒドラジン化合物としては、例えばベンジルヒド
ラジン、イソプロピルヒドラジン硫酸塩、tert−ブ
チルヒドラジン塩酸塩、ヒドラジノ酢酸メチル塩酸塩等
を挙げることができる。ヒドラジン類の使用割合は、水
加ヒドラジンの場合、アントラキノン類1モルに対し
て、ヒドラジン無水物成分で0.5〜10.0倍モル加
えるのが好ましく、より好ましくは0.8〜1.8倍モ
ル加えるのがよい。ヒドラジン塩化合物の場合、アント
ラキノン類1モルに対して0.8〜10.0倍モル加え
るのが好ましく、より好ましくは1.0〜2.0倍モル
である。またアルキルヒドラジン化合物の場合、アント
ラキノン類1モルに対して1.8〜15.0倍モル加え
るのが好ましく、より好ましくは2.0〜5.0倍モル
である。
類を加えてアントラキノン類を還元する。このとき用い
られるヒドラジン類としては、100%ヒドラジン無水
物を単独で使用することもできるが、安全性や取扱い易
さを考慮して、通常は水加ヒドラジン、ヒドラジン塩化
合物またはアルキルヒドラジン化合物を使用した方がよ
い。水加ヒドラジンの場合、そのヒドラジンの濃度は5
0%〜90%がよく、より好ましくは60〜85%の濃
度であるものを使用するのがよい。ヒドラジン塩化合物
としては、例えばモノ塩酸ヒドラジン、ジ塩酸ヒドラジ
ン、モノ臭化水素酸ヒドラジン、ジ臭化水素酸ヒドラジ
ン、硫酸ヒドラジン、硫酸ジヒドラジン、リン酸ヒドラ
ジン、炭酸ヒドラジン等を挙げることができる。またア
ルキルヒドラジン化合物としては、例えばベンジルヒド
ラジン、イソプロピルヒドラジン硫酸塩、tert−ブ
チルヒドラジン塩酸塩、ヒドラジノ酢酸メチル塩酸塩等
を挙げることができる。ヒドラジン類の使用割合は、水
加ヒドラジンの場合、アントラキノン類1モルに対し
て、ヒドラジン無水物成分で0.5〜10.0倍モル加
えるのが好ましく、より好ましくは0.8〜1.8倍モ
ル加えるのがよい。ヒドラジン塩化合物の場合、アント
ラキノン類1モルに対して0.8〜10.0倍モル加え
るのが好ましく、より好ましくは1.0〜2.0倍モル
である。またアルキルヒドラジン化合物の場合、アント
ラキノン類1モルに対して1.8〜15.0倍モル加え
るのが好ましく、より好ましくは2.0〜5.0倍モル
である。
【0022】ヒドラジン類を加えてアントラキノン類を
還元してロイコ体を得る場合、反応を促進させるため
に、反応液中に窒素ガス等を吹き込み、溶存酸素をあら
かじめ追い出しておくとよい。また、反応は好ましくは
20〜150℃、より好ましくは40〜90℃で行うの
がよい。反応時間は、通常、30分〜10時間で行うの
が好ましい。
還元してロイコ体を得る場合、反応を促進させるため
に、反応液中に窒素ガス等を吹き込み、溶存酸素をあら
かじめ追い出しておくとよい。また、反応は好ましくは
20〜150℃、より好ましくは40〜90℃で行うの
がよい。反応時間は、通常、30分〜10時間で行うの
が好ましい。
【0023】アントラキノン類をヒドラジン類を用いて
還元し、ロイコ体にした後、次いでアルキル化剤を徐々
に加えて反応させる。ここで反応に用いられるアルキル
化剤としては、例えば、前記[12]項式(3)で表さ
れるp−トルエンスルホン酸エステル類、式(4)で表
されるアルキルスルホン酸エステル類、式(5)で表さ
れる硫酸エステル類、もしくはハロゲン化アルキル類等
を挙げることができるが、反応収率等の点から、p−ト
ルエンスルホン酸エステル類、アルキルスルホン酸エス
テル類、硫酸エステル類を使用することが好ましい。ま
た反応に用いられるアルキル化剤として、p−トルエン
スルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、メ
タンスルホン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、ジメ
チル硫酸およびジエチル硫酸のような市販されている化
合物をそのまま使用してもよいが、所望のアルキル化剤
を合成して使用することもできる。また所望のアルキル
化剤がワックス状等の固体の場合は、反応系に関与しな
い溶剤で希釈して使用することができる。反応系に関与
しない溶剤としては、例えばトルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素化合物、ジエチルエーテル、イソプロピル
エーテル等のエーテル類、n−ヘキサン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素化合物、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類等が挙げられ
る。さらに所望のエステル化合物を溶剤に希釈して使用
する場合、その希釈の割合は通常は1〜99w%であ
り、好ましくは20〜80w%である。
還元し、ロイコ体にした後、次いでアルキル化剤を徐々
に加えて反応させる。ここで反応に用いられるアルキル
化剤としては、例えば、前記[12]項式(3)で表さ
れるp−トルエンスルホン酸エステル類、式(4)で表
されるアルキルスルホン酸エステル類、式(5)で表さ
れる硫酸エステル類、もしくはハロゲン化アルキル類等
を挙げることができるが、反応収率等の点から、p−ト
ルエンスルホン酸エステル類、アルキルスルホン酸エス
テル類、硫酸エステル類を使用することが好ましい。ま
た反応に用いられるアルキル化剤として、p−トルエン
スルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチル、メ
タンスルホン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、ジメ
チル硫酸およびジエチル硫酸のような市販されている化
合物をそのまま使用してもよいが、所望のアルキル化剤
を合成して使用することもできる。また所望のアルキル
化剤がワックス状等の固体の場合は、反応系に関与しな
い溶剤で希釈して使用することができる。反応系に関与
しない溶剤としては、例えばトルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素化合物、ジエチルエーテル、イソプロピル
エーテル等のエーテル類、n−ヘキサン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素化合物、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類等が挙げられ
る。さらに所望のエステル化合物を溶剤に希釈して使用
する場合、その希釈の割合は通常は1〜99w%であ
り、好ましくは20〜80w%である。
【0024】アルキル化剤の仕込み量は、アントラキノ
ン類1.0モルに対して1.0〜10.0モルにするの
が好ましく、より好ましくは4.0〜7.0モルにする
のがよい。なおエステル化合物仕込み時の温度は30℃
〜100℃であることがよく、好ましくは50℃〜70
℃にするのがよい。またアルキル化剤仕込み後の反応温
度は50℃〜100℃にするのが好ましく、反応時間は
0.5〜10.0時間行うのがよく、好ましくは1.0
〜4.0時間行うのがよい。
ン類1.0モルに対して1.0〜10.0モルにするの
が好ましく、より好ましくは4.0〜7.0モルにする
のがよい。なおエステル化合物仕込み時の温度は30℃
〜100℃であることがよく、好ましくは50℃〜70
℃にするのがよい。またアルキル化剤仕込み後の反応温
度は50℃〜100℃にするのが好ましく、反応時間は
0.5〜10.0時間行うのがよく、好ましくは1.0
〜4.0時間行うのがよい。
【0025】反応終了後、得られた反応物を水に撹拌し
ながら加える。このときの水の量は、得られる9,10
−ジエーテル化アントラセン誘導体の理論量に対して5
〜100倍重量部であり、好ましくは10〜30重量部
である。1時間撹拌した後、結晶をろ別し、得られた
9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の理論量に
対して通常5〜10倍重量部の10w%ハイドロサルフ
ァイト水溶液、次いで通常20〜50倍重量部の水で洗
浄し、さらに通常2〜5倍重量部のメタノールで結晶を
洗浄した後、乾燥して目的とする9,10−ジエーテル
化アントラセン誘導体を得る。
ながら加える。このときの水の量は、得られる9,10
−ジエーテル化アントラセン誘導体の理論量に対して5
〜100倍重量部であり、好ましくは10〜30重量部
である。1時間撹拌した後、結晶をろ別し、得られた
9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の理論量に
対して通常5〜10倍重量部の10w%ハイドロサルフ
ァイト水溶液、次いで通常20〜50倍重量部の水で洗
浄し、さらに通常2〜5倍重量部のメタノールで結晶を
洗浄した後、乾燥して目的とする9,10−ジエーテル
化アントラセン誘導体を得る。
【0026】得られた9,10−ジエーテル化アントラ
セン誘導体はそのまま乾燥してもよいが、有機溶剤を使
用して再結晶してもよい。再結晶に使用できる有機溶剤
としては、例えばメタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸−n−ブチル
等のエステル類、トルエン、キシレン等の芳香族化合物
を挙げることができる。これらの有機溶剤は単独で使用
してもよく、2種以上を併用してもよい。
セン誘導体はそのまま乾燥してもよいが、有機溶剤を使
用して再結晶してもよい。再結晶に使用できる有機溶剤
としては、例えばメタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸−n−ブチル
等のエステル類、トルエン、キシレン等の芳香族化合物
を挙げることができる。これらの有機溶剤は単独で使用
してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0027】なおp−トルエンスルホン酸エステルまた
はアルキルスルホン酸エステル化合物を合成して得る場
合、アルコール類にp−トルエンスルホン酸ハライドま
たはアルキルスルホンスルホン酸ハライドの何れかを混
合し、アルカリ化合物を加えることによって所望とする
エステル化合物を得ることができる。ハライドとして
は、クロライド類またはブロマイド類が好ましい。アル
コール類に対する上記ハライド類の仕込量は、1価アル
コールの場合はアルコール類1.0モルに対して0.9
〜2.0モル仕込むのが好ましく、より好ましくは1.
0〜1.3モルであり、さらに2価のアルコールの場合
はアルコール類1.0モルに対してハライド類を0.1
〜1.0モル仕込むのが好ましく、より好ましくは0.
2〜0.5モル仕込むのがよい。なおハライド類に対し
てアルコール類が反応しにくい場合は、あらかじめ水素
化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等でア
ルコラートとしてからハライド類と反応させるとよい。
反応は−50〜30℃で行うのが好ましい。反応時間は
3〜30時間であり、より好ましい反応時間は7〜15
時間である。
はアルキルスルホン酸エステル化合物を合成して得る場
合、アルコール類にp−トルエンスルホン酸ハライドま
たはアルキルスルホンスルホン酸ハライドの何れかを混
合し、アルカリ化合物を加えることによって所望とする
エステル化合物を得ることができる。ハライドとして
は、クロライド類またはブロマイド類が好ましい。アル
コール類に対する上記ハライド類の仕込量は、1価アル
コールの場合はアルコール類1.0モルに対して0.9
〜2.0モル仕込むのが好ましく、より好ましくは1.
0〜1.3モルであり、さらに2価のアルコールの場合
はアルコール類1.0モルに対してハライド類を0.1
〜1.0モル仕込むのが好ましく、より好ましくは0.
2〜0.5モル仕込むのがよい。なおハライド類に対し
てアルコール類が反応しにくい場合は、あらかじめ水素
化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等でア
ルコラートとしてからハライド類と反応させるとよい。
反応は−50〜30℃で行うのが好ましい。反応時間は
3〜30時間であり、より好ましい反応時間は7〜15
時間である。
【0028】アルコール類にハライド類を仕込んだ後、
アルカリ化合物を徐々に加えてエステル化反応を行う。
このとき用いるアルカリ化合物としては、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のア
ルカリ金属化合物、モノエチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、n−ブチルアミン、n−ジブチルアミ
ン、n−トリブチルアミン、イソブチルアミン、ジイソ
ブチルアミン、n−ペンチルアミン、ジペンチルアミ
ン、トリペンチルアミン、2−エチルブチルアミン、n
−ヘプチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、ジオク
チルアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシル
アミン、アニリン、モノメチルアニリン、ジメチルアニ
リン、ジエチルアニリン、o−トルイジン、ピリジン、
α−ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリン、2,4−
ルチジン、2,6−ルチジン、キノリン、モルホリン、
エチルモルホリン等の有機アミン類を挙げることができ
る。
アルカリ化合物を徐々に加えてエステル化反応を行う。
このとき用いるアルカリ化合物としては、例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のア
ルカリ金属化合物、モノエチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、ジイソプ
ロピルアミン、n−ブチルアミン、n−ジブチルアミ
ン、n−トリブチルアミン、イソブチルアミン、ジイソ
ブチルアミン、n−ペンチルアミン、ジペンチルアミ
ン、トリペンチルアミン、2−エチルブチルアミン、n
−ヘプチルアミン、2−エチルヘキシルアミン、ジオク
チルアミン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシル
アミン、アニリン、モノメチルアニリン、ジメチルアニ
リン、ジエチルアニリン、o−トルイジン、ピリジン、
α−ピコリン、β−ピコリン、γ−ピコリン、2,4−
ルチジン、2,6−ルチジン、キノリン、モルホリン、
エチルモルホリン等の有機アミン類を挙げることができ
る。
【0029】これらアルカリ化合物の仕込み量は、アル
コール類1.0モルに対して1.0〜10.0モルであ
ることが好ましく、より好ましくは2.0〜4.0モル
である。これらアルカリ化合物は、そのまま用いても水
溶液として用いてもよく、水溶液として用いる場合は、
水に対してアルカリ化合物を10〜50w%にするのが
好ましく、最も好ましいのは20〜30w%である。な
おアルカリ化合物を加える場合、水溶液にしないでその
まま用いる場合は少量ずつ仕込むのがよく、水溶液とし
て用いる場合は徐々に滴下するのが好ましい。アルカリ
化合物の仕込み中は液温を0〜50℃に保持するのが好
ましく、より好ましくは10〜20℃に保持するのがよ
い。
コール類1.0モルに対して1.0〜10.0モルであ
ることが好ましく、より好ましくは2.0〜4.0モル
である。これらアルカリ化合物は、そのまま用いても水
溶液として用いてもよく、水溶液として用いる場合は、
水に対してアルカリ化合物を10〜50w%にするのが
好ましく、最も好ましいのは20〜30w%である。な
おアルカリ化合物を加える場合、水溶液にしないでその
まま用いる場合は少量ずつ仕込むのがよく、水溶液とし
て用いる場合は徐々に滴下するのが好ましい。アルカリ
化合物の仕込み中は液温を0〜50℃に保持するのが好
ましく、より好ましくは10〜20℃に保持するのがよ
い。
【0030】反応終了後はアルカリ化合物を酸で中和
し、水洗した後、分液もしくは溶剤抽出等の手法を用い
て所望のp−トルエンスルホン酸エステル化合物または
アルキルスルホン酸エステル化合物を得る。溶剤抽出で
p−トルエンスルホン酸エステル化合物またはアルキル
スルホン酸エステル化合物を取り出す場合、用いること
のできる有機溶剤としては、例えば、トルエン、キシレ
ン、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸第二ブチ
ル、メチルイソブチルケトン等を挙げることができ、こ
れら有機溶剤を用いて抽出した後、溶剤を除去し、乾燥
することにより所望のp−トルエンスルホン酸エステル
化合物またはアルキルスルホン酸エステル化合物を得る
ことができる。
し、水洗した後、分液もしくは溶剤抽出等の手法を用い
て所望のp−トルエンスルホン酸エステル化合物または
アルキルスルホン酸エステル化合物を得る。溶剤抽出で
p−トルエンスルホン酸エステル化合物またはアルキル
スルホン酸エステル化合物を取り出す場合、用いること
のできる有機溶剤としては、例えば、トルエン、キシレ
ン、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロピ
ル、酢酸−n−ブチル、酢酸イソブチル、酢酸第二ブチ
ル、メチルイソブチルケトン等を挙げることができ、こ
れら有機溶剤を用いて抽出した後、溶剤を除去し、乾燥
することにより所望のp−トルエンスルホン酸エステル
化合物またはアルキルスルホン酸エステル化合物を得る
ことができる。
【0031】ここで用いられるエステル化反応のアルコ
ール類としては、例えばn−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチ
ルアルコール、tert−ブチルアルコール、n−ペン
チルアルコール、イソペンチルアルコール、n−ヘキシ
ルアルコール、イソヘキシルアルコール、n−ヘプチル
アルコール、イソヘプチルアルコール、n−オクチルア
ルコール、イソオクチルアルコール、n−ノニルアルコ
ール、イソノニルアルコール、n−デシルアルコール、
イソデシルアルコール、n−ドデシルアルコール、イソ
ドデシルアルコール、n−ステアリルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、2−フルオロエタノール、ベン
ジルアルコール、シクロヘキシルアルコール、シクロヘ
キシルメタノール、4−tert−ブチルシクロヘキサ
ノール、4−メチル−3−ペンテニルアルコール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプ
ロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチル
エーテル、エチレングリコールモノイソペンチルエーテ
ル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレ
ングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコー
ルモノ−n−ヘキシルエーテル、メトキシメトキシエタ
ノール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n
−ブチルエーテル、ジエチレングリコールアセテート、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピ
ルエーテル、プロピレングリコールモノイソプロピルエ
ーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテ
ル、1−ブトキシエトキシプロパノール、ジプロピレン
グリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ
メチルエーテル等の1価アルコール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、トリメチレングリコール等の2
価アルコールを挙げることができる。
ール類としては、例えばn−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、イソブチ
ルアルコール、tert−ブチルアルコール、n−ペン
チルアルコール、イソペンチルアルコール、n−ヘキシ
ルアルコール、イソヘキシルアルコール、n−ヘプチル
アルコール、イソヘプチルアルコール、n−オクチルア
ルコール、イソオクチルアルコール、n−ノニルアルコ
ール、イソノニルアルコール、n−デシルアルコール、
イソデシルアルコール、n−ドデシルアルコール、イソ
ドデシルアルコール、n−ステアリルアルコール、イソ
ステアリルアルコール、2−フルオロエタノール、ベン
ジルアルコール、シクロヘキシルアルコール、シクロヘ
キシルメタノール、4−tert−ブチルシクロヘキサ
ノール、4−メチル−3−ペンテニルアルコール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプ
ロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチル
エーテル、エチレングリコールモノイソペンチルエーテ
ル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレ
ングリコールモノベンジルエーテル、エチレングリコー
ルモノ−n−ヘキシルエーテル、メトキシメトキシエタ
ノール、エチレングリコールモノアセテート、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n
−ブチルエーテル、ジエチレングリコールアセテート、
トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエ
チルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピ
ルエーテル、プロピレングリコールモノイソプロピルエ
ーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテ
ル、1−ブトキシエトキシプロパノール、ジプロピレン
グリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノ
メチルエーテル等の1価アルコール、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
プロピレングリコール、トリメチレングリコール等の2
価アルコールを挙げることができる。
【0032】式(3)で表されるp−トルエンスルホン
酸エステル化合物の具体例としては、例えば、p−トル
エンスルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチ
ル、p−トルエンスルホン酸−n−プロピル、p−トル
エンスルホン酸イソプロピル、p−トルエンスルホン酸
−n−ブチル、p−トルエンスルホン酸イソブチル、p
−トルエンスルホン酸−n−ペンチル、p−トルエンス
ルホン酸イソペンチル、p−トルエンスルホン酸−n−
ヘキシル、p−トルエンスルホン酸イソヘキシル、p−
トルエンスルホン酸−n−ヘプチル、p−トルエンスル
ホン酸イソヘプチル、p−トルエンスルホン酸−n−オ
クチル、p−トルエンスルホン酸イソオクチル、p−ト
ルエンスルホン酸−n−ノニル、p−トルエンスルホン
酸イソノニル、p−トルエンスルホン酸−n−デシル、
p−トルエンスルホン酸イソデシル、p−トルエンスル
ホン酸−n−ドデシル、p−トルエンスルホン酸イソド
デシル、p−トルエンスルホン酸−n−ステアリル、p
−トルエンスルホン酸イソステアリル、p−トルエンス
ルホン酸−(2−フルオロエチル)、p−トルエンスル
ホン酸ベンジル、p−トルエンスルホン酸シクロヘキシ
ル、p−トルエンスルホン酸シクロヘキシルメチル、p
−トルエンスルホン酸シクロヘキシルエチル、p−トル
エンスルホン酸−(4−tert−ブチルシクロヘキシ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(4−メチル−3−ペ
ンテニル)、p−トルエンスルホン酸−(2−ヒドロキ
シエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−メトキシ
エチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−エトキシエ
チル)、p−トルエンスルホン酸−(2−n−プロポキ
シエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−イソプロ
ポキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−n−
ブトキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−イ
ソブトキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−
イソペントキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−
(2−フェノキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−
(2−ベンゾキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−
(2−n−ヘキソキシエチル)、p−トルエンスルホン
酸−(2−メトキシメトキシエチル)、p−トルエンス
ルホン酸−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(2−(2−メトキシ
エトキシ)エチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−
(2−エトキシエトキシ)エチル)、p−トルエンスル
ホン酸−(2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(3−フルオロプロピ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(3−ヒドロキシプロ
ピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−メトキシプロ
ピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−エトキシプロ
ピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−n−プロポキ
シプロピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−イソプ
ロポキシプロピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−
n−ブトキシプロピル)、p−トルエンスルホン酸−
(3−イソブトキシプロピル)、p−トルエンスルホン
酸−(3−イソペントキシプロピル)、p−トルエンス
ルホン酸−(3−フェノキシプロピル)、p−トルエン
スルホン酸−(3−ベンゾキシプロピル)、p−トルエ
ンスルホン酸−(3−n−ヘキソキシプロピル)、p−
トルエンスルホン酸−(3−メトキシメトキシプロピ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(3−(2−ヒドロキ
シエトキシ)プロピル)、p−トルエンスルホン酸−
(3−(2−メトキシエトキシ)プロピル)、p−トル
エンスルホン酸−(3−(2−エトキシエトキシ)プロ
ピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−(2−n−ブ
トキシエトキシ)プロピル)、p−トルエンスルホン酸
−(3−(3−ヒドロキシプロポキシ)プロピル)、p
−トルエンスルホン酸−(4−フルオロブチル)、p−
トルエンスルホン酸−(4−ヒドロキシブチル)、p−
トルエンスルホン酸−(4−メトキシブチル)、p−ト
ルエンスルホン酸−(4−エトキシブチル)、p−トル
エンスルホン酸−(4−n−プロポキシブチル)、p−
トルエンスルホン酸−(4−イソプロポキシブチル)、
p−トルエンスルホン酸−(4−n−ブトキシブチ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(4−イソブトキシブ
チル)、p−トルエンスルホン酸−(4−イソペントキ
シブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−フェノキ
シブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−ベンゾキ
シブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−n−ヘキ
ソキシブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−メト
キシメトキシブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4
−(2−ヒドロキシエトキシ)ブチル)、p−トルエン
スルホン酸−(4−(2−メトキシエトキシ)ブチ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(4−(2−エトキシ
エトキシ)ブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−
(2−n−ブトキシエトキシ)ブチル)、p−トルエン
スルホン酸−(4−(3−n−ブトキシプロポキシ)ブ
チル)、p−トルエンスルホン酸−(4−(4−n−ブ
トキシブトキシ)ブチル)等を挙げることができる。
酸エステル化合物の具体例としては、例えば、p−トル
エンスルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸エチ
ル、p−トルエンスルホン酸−n−プロピル、p−トル
エンスルホン酸イソプロピル、p−トルエンスルホン酸
−n−ブチル、p−トルエンスルホン酸イソブチル、p
−トルエンスルホン酸−n−ペンチル、p−トルエンス
ルホン酸イソペンチル、p−トルエンスルホン酸−n−
ヘキシル、p−トルエンスルホン酸イソヘキシル、p−
トルエンスルホン酸−n−ヘプチル、p−トルエンスル
ホン酸イソヘプチル、p−トルエンスルホン酸−n−オ
クチル、p−トルエンスルホン酸イソオクチル、p−ト
ルエンスルホン酸−n−ノニル、p−トルエンスルホン
酸イソノニル、p−トルエンスルホン酸−n−デシル、
p−トルエンスルホン酸イソデシル、p−トルエンスル
ホン酸−n−ドデシル、p−トルエンスルホン酸イソド
デシル、p−トルエンスルホン酸−n−ステアリル、p
−トルエンスルホン酸イソステアリル、p−トルエンス
ルホン酸−(2−フルオロエチル)、p−トルエンスル
ホン酸ベンジル、p−トルエンスルホン酸シクロヘキシ
ル、p−トルエンスルホン酸シクロヘキシルメチル、p
−トルエンスルホン酸シクロヘキシルエチル、p−トル
エンスルホン酸−(4−tert−ブチルシクロヘキシ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(4−メチル−3−ペ
ンテニル)、p−トルエンスルホン酸−(2−ヒドロキ
シエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−メトキシ
エチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−エトキシエ
チル)、p−トルエンスルホン酸−(2−n−プロポキ
シエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−イソプロ
ポキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−n−
ブトキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−イ
ソブトキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−
イソペントキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−
(2−フェノキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−
(2−ベンゾキシエチル)、p−トルエンスルホン酸−
(2−n−ヘキソキシエチル)、p−トルエンスルホン
酸−(2−メトキシメトキシエチル)、p−トルエンス
ルホン酸−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(2−(2−メトキシ
エトキシ)エチル)、p−トルエンスルホン酸−(2−
(2−エトキシエトキシ)エチル)、p−トルエンスル
ホン酸−(2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(3−フルオロプロピ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(3−ヒドロキシプロ
ピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−メトキシプロ
ピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−エトキシプロ
ピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−n−プロポキ
シプロピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−イソプ
ロポキシプロピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−
n−ブトキシプロピル)、p−トルエンスルホン酸−
(3−イソブトキシプロピル)、p−トルエンスルホン
酸−(3−イソペントキシプロピル)、p−トルエンス
ルホン酸−(3−フェノキシプロピル)、p−トルエン
スルホン酸−(3−ベンゾキシプロピル)、p−トルエ
ンスルホン酸−(3−n−ヘキソキシプロピル)、p−
トルエンスルホン酸−(3−メトキシメトキシプロピ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(3−(2−ヒドロキ
シエトキシ)プロピル)、p−トルエンスルホン酸−
(3−(2−メトキシエトキシ)プロピル)、p−トル
エンスルホン酸−(3−(2−エトキシエトキシ)プロ
ピル)、p−トルエンスルホン酸−(3−(2−n−ブ
トキシエトキシ)プロピル)、p−トルエンスルホン酸
−(3−(3−ヒドロキシプロポキシ)プロピル)、p
−トルエンスルホン酸−(4−フルオロブチル)、p−
トルエンスルホン酸−(4−ヒドロキシブチル)、p−
トルエンスルホン酸−(4−メトキシブチル)、p−ト
ルエンスルホン酸−(4−エトキシブチル)、p−トル
エンスルホン酸−(4−n−プロポキシブチル)、p−
トルエンスルホン酸−(4−イソプロポキシブチル)、
p−トルエンスルホン酸−(4−n−ブトキシブチ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(4−イソブトキシブ
チル)、p−トルエンスルホン酸−(4−イソペントキ
シブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−フェノキ
シブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−ベンゾキ
シブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−n−ヘキ
ソキシブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−メト
キシメトキシブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4
−(2−ヒドロキシエトキシ)ブチル)、p−トルエン
スルホン酸−(4−(2−メトキシエトキシ)ブチ
ル)、p−トルエンスルホン酸−(4−(2−エトキシ
エトキシ)ブチル)、p−トルエンスルホン酸−(4−
(2−n−ブトキシエトキシ)ブチル)、p−トルエン
スルホン酸−(4−(3−n−ブトキシプロポキシ)ブ
チル)、p−トルエンスルホン酸−(4−(4−n−ブ
トキシブトキシ)ブチル)等を挙げることができる。
【0033】式(4)で表されるアルキルスルホン酸エ
ステル化合物の具体例としては、例えば、メタンスルホ
ン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、メタンスルホン
酸−n−プロピル、メタンスルホン酸イソプロピル、メ
タンスルホン酸−n−ブチル、メタンスルホン酸イソブ
チル、メタンスルホン酸−n−ペンチル、メタンスルホ
ン酸イソペンチル、メタンスルホン酸−n−ヘキシル、
メタンスルホン酸イソヘキシル、メタンスルホン酸−n
−ヘプチル、メタンスルホン酸イソヘプチル、メタンス
ルホン酸−n−オクチル、メタンスルホン酸イソオクチ
ル、メタンスルホン酸−n−ノニル、メタンスルホン酸
イソノニル、メタンスルホン酸−n−デシル、メタンス
ルホン酸イソデシル、メタンスルホン酸−n−ドデシ
ル、メタンスルホン酸イソドデシル、メタンスルホン酸
−n−ステアリル、メタンスルホン酸イソステアリル、
メタンスルホン酸−(2−フルオロエチル)、メタンス
ルホン酸ベンジル、メタンスルホン酸シクロヘキシル、
メタンスルホン酸シクロヘキシルメチル、メタンスルホ
ン酸シクロヘキシルエチル、メタンスルホン酸−(4−
tert−ブチルシクロヘキシル)、メタンスルホン酸
−(4−メチル−3−ペンテニル)、メタンスルホン酸
−(2−ヒドロキシエチル)、メタンスルホン酸−(2
−メトキシエチル)、メタンスルホン酸−(2−エトキ
シエチル)、メタンスルホン酸−(2−n−プロポキシ
エチル)、メタンスルホン酸−(2−イソプロポキシエ
チル)、メタンスルホン酸−(2−n−ブトキシエチ
ル)、メタンスルホン酸−(2−イソブトキシエチ
ル)、メタンスルホン酸−(2−イソペントキシエチ
ル)、メタンスルホン酸−(2−フェノキシエチル)、
メタンスルホン酸−(2−ベンゾキシエチル)、メタン
スルホン酸−(2−n−ヘキソキシエチル)、メタンス
ルホン酸−(2−メトキシメトキシエチル)、メタンス
ルホン酸−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル)、メタンスルホン酸−(2−(2−メトキシエトキ
シ)エチル)、メタンスルホン酸−(2−(2−エトキ
シエトキシ)エチル)、メタンスルホン酸−(2−(2
−n−ブトキシエトキシ)エチル)、メタンスルホン酸
−(3−フルオロプロピル)、メタンスルホン酸−(3
−ヒドロキシプロピル)、メタンスルホン酸−(3−メ
トキシプロピル)、メタンスルホン酸−(3−エトキシ
プロピル)、メタンスルホン酸−(3−n−プロポキシ
プロピル)、メタンスルホン酸−(3−イソプロポキシ
プロピル)、メタンスルホン酸−(3−n−ブトキシプ
ロピル)、メタンスルホン酸−(3−イソブトキシプロ
ピル)、メタンスルホン酸−(3−イソペントキシプロ
ピル)、メタンスルホン酸−(3−フェノキシプロピ
ル)、メタンスルホン酸−(3−ベンゾキシプロピ
ル)、メタンスルホン酸−(3−n−ヘキソキシプロピ
ル)、メタンスルホン酸−(3−メトキシメトキシプロ
ピル)、メタンスルホン酸−(3−(2−ヒドロキシエ
トキシ)プロピル)、メタンスルホン酸−(3−(2−
メトキシエトキシ)プロピル)、メタンスルホン酸−
(3−(2−エトキシエトキシ)プロピル)、メタンス
ルホン酸−(3−(2−n−ブトキシエトキシ)プロピ
ル)、メタンスルホン酸−(3−(3−ヒドロキシプロ
ポキシ)プロピル)、メタンスルホン酸−(4−フルオ
ロブチル)、メタンスルホン酸−(4−ヒドロキシブチ
ル)、メタンスルホン酸−(4−メトキシブチル)、メ
タンスルホン酸−(4−エトキシブチル)、メタンスル
ホン酸−(4−n−プロポキシブチル)、メタンスルホ
ン酸−(4−イソプロポキシブチル)、メタンスルホン
酸−(4−n−ブトキシブチル)、メタンスルホン酸−
(4−イソブトキシブチル)、メタンスルホン酸−(4
−イソペントキシブチル)、メタンスルホン酸−(4−
フェノキシブチル)、メタンスルホン酸−(4−ベンゾ
キシブチル)、メタンスルホン酸−(4−n−ヘキソキ
シブチル)、メタンスルホン酸−(4−メトキシメトキ
シブチル)、メタンスルホン酸−(4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)ブチル)、メタンスルホン酸−(4−(2
−メトキシエトキシ)ブチル)、メタンスルホン酸−
(4−(2−エトキシエトキシ)ブチル)、メタンスル
ホン酸−(4−(2−n−ブトキシエトキシ)ブチ
ル)、メタンスルホン酸−(4−(3−n−ブトキシプ
ロポキシ)ブチル)、メタンスルホン酸−(4−(4−
n−ブトキシブトキシ)ブチル)等のメタンスルホン酸
エステル化合物、エタンスルホン酸メチル、エタンスル
ホン酸エチル、エタンスルホン酸−n−プロピル、エタ
ンスルホン酸イソプロピル、エタンスルホン酸−n−ブ
チル、エタンスルホン酸イソブチル、エタンスルホン酸
−n−ペンチル、エタンスルホン酸イソペンチル、エタ
ンスルホン酸−n−ヘキシル、エタンスルホン酸イソヘ
キシル、エタンスルホン酸−n−ヘプチル、エタンスル
ホン酸イソヘプチル、エタンスルホン酸−n−オクチ
ル、エタンスルホン酸イソオクチル、エタンスルホン酸
−n−ノニル、エタンスルホン酸イソノニル、エタンス
ルホン酸−n−デシル、エタンスルホン酸イソデシル、
エタンスルホン酸−n−ドデシル、エタンスルホン酸イ
ソドデシル、エタンスルホン酸−n−ステアリル、エタ
ンスルホン酸イソステアリル、エタンスルホン酸−(2
−フルオロエチル)、エタンスルホン酸ベンジル、エタ
ンスルホン酸シクロヘキシル、エタンスルホン酸シクロ
ヘキシルメチル、エタンスルホン酸シクロヘキシルエチ
ル、エタンスルホン酸−(4−tert−ブチルシクロ
ヘキシル)、エタンスルホン酸−(4−メチル−3−ペ
ンテニル)、エタンスルホン酸−(2−ヒドロキシエチ
ル)、エタンスルホン酸−(2−メトキシエチル)、エ
タンスルホン酸−(2−エトキシエチル)、エタンスル
ホン酸−(2−n−プロポキシエチル)、エタンスルホ
ン酸−(2−イソプロポキシエチル)、エタンスルホン
酸−(2−n−ブトキシエチル)、エタンスルホン酸−
(2−イソブトキシエチル)、エタンスルホン酸−(2
−イソペントキシエチル)、エタンスルホン酸−(2−
フェノキシエチル)、エタンスルホン酸−(2−ベンゾ
キシエチル)、エタンスルホン酸−(2−n−ヘキソキ
シエチル)、エタンスルホン酸−(2−メトキシメトキ
シエチル)、エタンスルホン酸−(2−(2−ヒドロキ
シエトキシ)エチル)、エタンスルホン酸−(2−(2
−メトキシエトキシ)エチル)、エタンスルホン酸−
(2−(2−エトキシエトキシ)エチル)、エタンスル
ホン酸−(2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチ
ル)、エタンスルホン酸−(3−フルオロプロピル)、
エタンスルホン酸−(3−ヒドロキシプロピル)、エタ
ンスルホン酸−(3−メトキシプロピル)、エタンスル
ホン酸−(3−エトキシプロピル)、エタンスルホン酸
−(3−n−プロポキシプロピル)、エタンスルホン酸
−(3−イソプロポキシプロピル)、エタンスルホン酸
−(3−n−ブトキシプロピル)、エタンスルホン酸−
(3−イソブトキシプロピル)、エタンスルホン酸−
(3−イソペントキシプロピル)、エタンスルホン酸−
(3−フェノキシプロピル)、エタンスルホン酸−(3
−ベンゾキシプロピル)、エタンスルホン酸−(3−n
−ヘキソキシプロピル)、エタンスルホン酸−(3−メ
トキシメトキシプロピル)、エタンスルホン酸−(3−
(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル)、エタンスルホ
ン酸−(3−(2−メトキシエトキシ)プロピル)、エ
タンスルホン酸−(3−(2−エトキシエトキシ)プロ
ピル)、エタンスルホン酸−(3−(2−n−ブトキシ
エトキシ)プロピル)、エタンスルホン酸−(3−(3
−ヒドロキシプロポキシ)プロピル)、エタンスルホン
酸−(4−フルオロブチル)、エタンスルホン酸−(4
−ヒドロキシブチル)、エタンスルホン酸−(4−メト
キシブチル)、エタンスルホン酸−(4−エトキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−n−プロポキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−イソプロポキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−n−ブトキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−イソブトキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−イソペントキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−フェノキシブチル)、
エタンスルホン酸−(4−ベンゾキシブチル)、エタン
スルホン酸−(4−n−ヘキソキシブチル)、エタンス
ルホン酸−(4−メトキシメトキシブチル)、エタンス
ルホン酸−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)ブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−(2−メトキシエトキ
シ)ブチル)、エタンスルホン酸−(4−(2−エトキ
シエトキシ)ブチル)、エタンスルホン酸−(4−(2
−n−ブトキシエトキシ)ブチル)、エタンスルホン酸
−(4−(3−n−ブトキシプロポキシ)ブチル)、エ
タンスルホン酸−(4−(4−n−ブトキシブトキシ)
ブチル)等のエタンスルホン酸エステル化合物、トリフ
ルオロメタンスルホン酸メチル、トリフルオロメタンス
ルホン酸エチル、トリフルオロメタンスルホン酸−n−
プロピル、トリフルオロメタンスルホン酸イソプロピ
ル、トリフルオロメタンスルホン酸−n−ブチル、トリ
フルオロメタンスルホン酸イソブチル、トリフルオロメ
タンスルホン酸−n−ペンチル、トリフルオロメタンス
ルホン酸イソペンチル、トリフルオロメタンスルホン酸
−n−ヘキシル、トリフルオロメタンスルホン酸イソヘ
キシル、トリフルオロメタンスルホン酸−n−ヘプチ
ル、トリフルオロメタンスルホン酸イソヘプチル、トリ
フルオロメタンスルホン酸−n−オクチル、トリフルオ
ロメタンスルホン酸イソオクチル、トリフルオロメタン
スルホン酸−n−ノニル、トリフルオロメタンスルホン
酸イソノニル、トリフルオロメタンスルホン酸−n−デ
シル、トリフルオロメタンスルホン酸イソデシル、トリ
フルオロメタンスルホン酸−n−ドデシル、トリフルオ
ロメタンスルホン酸イソドデシル、トリフルオロメタン
スルホン酸−n−ステアリル、トリフルオロメタンスル
ホン酸イソステアリル、トリフルオロメタンスルホン酸
−(2−フルオロエチル)、トリフルオロメタンスルホ
ン酸ベンジル、トリフルオロメタンスルホン酸シクロヘ
キシル、トリフルオロメタンスルホン酸シクロヘキシル
メチル、トリフルオロメタンスルホン酸シクロヘキシル
エチル、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−ter
t−ブチルシクロヘキシル)、トリフルオロメタンスル
ホン酸−(4−メチル−3−ペンテニル)、トリフルオ
ロメタンスルホン酸−(2−ヒドロキシエチル)、トリ
フルオロメタンスルホン酸−(2−メトキシエチル)、
トリフルオロメタンスルホン酸−(2−エトキシエチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−n−プロ
ポキシエチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2
−イソプロポキシエチル)、トリフルオロメタンスルホ
ン酸−(2−n−ブトキシエチル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(2−イソブトキシエチル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(2−イソペントキシエチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−フェノキ
シエチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−ベ
ンゾキシエチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−
(2−n−ヘキソキシエチル)、トリフルオロメタンス
ルホン酸−(2−メトキシメトキシエチル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−
(2−メトキシエトキシ)エチル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(2−(2−エトキシエトキシ)エチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−(2−n
−ブトキシエトキシ)エチル)、トリフルオロメタンス
ルホン酸−(3−フルオロプロピル)、トリフルオロメ
タンスルホン酸−(3−ヒドロキシプロピル)、トリフ
ルオロメタンスルホン酸−(3−メトキシプロピル)、
トリフルオロメタンスルホン酸−(3−エトキシプロピ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−n−プロ
ポキシプロピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−
(3−イソプロポキシプロピル)、トリフルオロメタン
スルホン酸−(3−n−ブトキシプロピル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(3−イソブトキシプロピ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−イソペン
トキシプロピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−
(3−フェノキシプロピル)、トリフルオロメタンスル
ホン酸−(3−ベンゾキシプロピル)、トリフルオロメ
タンスルホン酸−(3−n−ヘキソキシプロピル)、ト
リフルオロメタンスルホン酸−(3−メトキシメトキシ
プロピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−
(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル)、トリフルオロ
メタンスルホン酸−(3−(2−メトキシエトキシ)プ
ロピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−(2
−エトキシエトキシ)プロピル)、トリフルオロメタン
スルホン酸−(3−(2−n−ブトキシエトキシ)プロ
ピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−(3−
ヒドロキシプロポキシ)プロピル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(4−フルオロブチル)、トリフルオロ
メタンスルホン酸−(4−ヒドロキシブチル)、トリフ
ルオロメタンスルホン酸−(4−メトキシブチル)、ト
リフルオロメタンスルホン酸−(4−エトキシブチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−n−プロ
ポキシブチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4
−イソプロポキシブチル)、トリフルオロメタンスルホ
ン酸−(4−n−ブトキシブチル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(4−イソブトキシブチル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(4−イソペントキシブチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−フェノキ
シブチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−ベ
ンゾキシブチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−
(4−n−ヘキソキシブチル)、トリフルオロメタンス
ルホン酸−(4−メトキシメトキシブチル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)ブチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−
(2−メトキシエトキシ)ブチル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(4−(2−エトキシエトキシ)ブチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−(2−n
−ブトキシエトキシ)ブチル)、トリフルオロメタンス
ルホン酸−(4−(3−n−ブトキシプロポキシ)ブチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−(4−n
−ブトキシブトキシ)ブチル)等のトリフルオロメタン
スルホン酸エステル化合物を挙げることができる。
ステル化合物の具体例としては、例えば、メタンスルホ
ン酸メチル、メタンスルホン酸エチル、メタンスルホン
酸−n−プロピル、メタンスルホン酸イソプロピル、メ
タンスルホン酸−n−ブチル、メタンスルホン酸イソブ
チル、メタンスルホン酸−n−ペンチル、メタンスルホ
ン酸イソペンチル、メタンスルホン酸−n−ヘキシル、
メタンスルホン酸イソヘキシル、メタンスルホン酸−n
−ヘプチル、メタンスルホン酸イソヘプチル、メタンス
ルホン酸−n−オクチル、メタンスルホン酸イソオクチ
ル、メタンスルホン酸−n−ノニル、メタンスルホン酸
イソノニル、メタンスルホン酸−n−デシル、メタンス
ルホン酸イソデシル、メタンスルホン酸−n−ドデシ
ル、メタンスルホン酸イソドデシル、メタンスルホン酸
−n−ステアリル、メタンスルホン酸イソステアリル、
メタンスルホン酸−(2−フルオロエチル)、メタンス
ルホン酸ベンジル、メタンスルホン酸シクロヘキシル、
メタンスルホン酸シクロヘキシルメチル、メタンスルホ
ン酸シクロヘキシルエチル、メタンスルホン酸−(4−
tert−ブチルシクロヘキシル)、メタンスルホン酸
−(4−メチル−3−ペンテニル)、メタンスルホン酸
−(2−ヒドロキシエチル)、メタンスルホン酸−(2
−メトキシエチル)、メタンスルホン酸−(2−エトキ
シエチル)、メタンスルホン酸−(2−n−プロポキシ
エチル)、メタンスルホン酸−(2−イソプロポキシエ
チル)、メタンスルホン酸−(2−n−ブトキシエチ
ル)、メタンスルホン酸−(2−イソブトキシエチ
ル)、メタンスルホン酸−(2−イソペントキシエチ
ル)、メタンスルホン酸−(2−フェノキシエチル)、
メタンスルホン酸−(2−ベンゾキシエチル)、メタン
スルホン酸−(2−n−ヘキソキシエチル)、メタンス
ルホン酸−(2−メトキシメトキシエチル)、メタンス
ルホン酸−(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル)、メタンスルホン酸−(2−(2−メトキシエトキ
シ)エチル)、メタンスルホン酸−(2−(2−エトキ
シエトキシ)エチル)、メタンスルホン酸−(2−(2
−n−ブトキシエトキシ)エチル)、メタンスルホン酸
−(3−フルオロプロピル)、メタンスルホン酸−(3
−ヒドロキシプロピル)、メタンスルホン酸−(3−メ
トキシプロピル)、メタンスルホン酸−(3−エトキシ
プロピル)、メタンスルホン酸−(3−n−プロポキシ
プロピル)、メタンスルホン酸−(3−イソプロポキシ
プロピル)、メタンスルホン酸−(3−n−ブトキシプ
ロピル)、メタンスルホン酸−(3−イソブトキシプロ
ピル)、メタンスルホン酸−(3−イソペントキシプロ
ピル)、メタンスルホン酸−(3−フェノキシプロピ
ル)、メタンスルホン酸−(3−ベンゾキシプロピ
ル)、メタンスルホン酸−(3−n−ヘキソキシプロピ
ル)、メタンスルホン酸−(3−メトキシメトキシプロ
ピル)、メタンスルホン酸−(3−(2−ヒドロキシエ
トキシ)プロピル)、メタンスルホン酸−(3−(2−
メトキシエトキシ)プロピル)、メタンスルホン酸−
(3−(2−エトキシエトキシ)プロピル)、メタンス
ルホン酸−(3−(2−n−ブトキシエトキシ)プロピ
ル)、メタンスルホン酸−(3−(3−ヒドロキシプロ
ポキシ)プロピル)、メタンスルホン酸−(4−フルオ
ロブチル)、メタンスルホン酸−(4−ヒドロキシブチ
ル)、メタンスルホン酸−(4−メトキシブチル)、メ
タンスルホン酸−(4−エトキシブチル)、メタンスル
ホン酸−(4−n−プロポキシブチル)、メタンスルホ
ン酸−(4−イソプロポキシブチル)、メタンスルホン
酸−(4−n−ブトキシブチル)、メタンスルホン酸−
(4−イソブトキシブチル)、メタンスルホン酸−(4
−イソペントキシブチル)、メタンスルホン酸−(4−
フェノキシブチル)、メタンスルホン酸−(4−ベンゾ
キシブチル)、メタンスルホン酸−(4−n−ヘキソキ
シブチル)、メタンスルホン酸−(4−メトキシメトキ
シブチル)、メタンスルホン酸−(4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)ブチル)、メタンスルホン酸−(4−(2
−メトキシエトキシ)ブチル)、メタンスルホン酸−
(4−(2−エトキシエトキシ)ブチル)、メタンスル
ホン酸−(4−(2−n−ブトキシエトキシ)ブチ
ル)、メタンスルホン酸−(4−(3−n−ブトキシプ
ロポキシ)ブチル)、メタンスルホン酸−(4−(4−
n−ブトキシブトキシ)ブチル)等のメタンスルホン酸
エステル化合物、エタンスルホン酸メチル、エタンスル
ホン酸エチル、エタンスルホン酸−n−プロピル、エタ
ンスルホン酸イソプロピル、エタンスルホン酸−n−ブ
チル、エタンスルホン酸イソブチル、エタンスルホン酸
−n−ペンチル、エタンスルホン酸イソペンチル、エタ
ンスルホン酸−n−ヘキシル、エタンスルホン酸イソヘ
キシル、エタンスルホン酸−n−ヘプチル、エタンスル
ホン酸イソヘプチル、エタンスルホン酸−n−オクチ
ル、エタンスルホン酸イソオクチル、エタンスルホン酸
−n−ノニル、エタンスルホン酸イソノニル、エタンス
ルホン酸−n−デシル、エタンスルホン酸イソデシル、
エタンスルホン酸−n−ドデシル、エタンスルホン酸イ
ソドデシル、エタンスルホン酸−n−ステアリル、エタ
ンスルホン酸イソステアリル、エタンスルホン酸−(2
−フルオロエチル)、エタンスルホン酸ベンジル、エタ
ンスルホン酸シクロヘキシル、エタンスルホン酸シクロ
ヘキシルメチル、エタンスルホン酸シクロヘキシルエチ
ル、エタンスルホン酸−(4−tert−ブチルシクロ
ヘキシル)、エタンスルホン酸−(4−メチル−3−ペ
ンテニル)、エタンスルホン酸−(2−ヒドロキシエチ
ル)、エタンスルホン酸−(2−メトキシエチル)、エ
タンスルホン酸−(2−エトキシエチル)、エタンスル
ホン酸−(2−n−プロポキシエチル)、エタンスルホ
ン酸−(2−イソプロポキシエチル)、エタンスルホン
酸−(2−n−ブトキシエチル)、エタンスルホン酸−
(2−イソブトキシエチル)、エタンスルホン酸−(2
−イソペントキシエチル)、エタンスルホン酸−(2−
フェノキシエチル)、エタンスルホン酸−(2−ベンゾ
キシエチル)、エタンスルホン酸−(2−n−ヘキソキ
シエチル)、エタンスルホン酸−(2−メトキシメトキ
シエチル)、エタンスルホン酸−(2−(2−ヒドロキ
シエトキシ)エチル)、エタンスルホン酸−(2−(2
−メトキシエトキシ)エチル)、エタンスルホン酸−
(2−(2−エトキシエトキシ)エチル)、エタンスル
ホン酸−(2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチ
ル)、エタンスルホン酸−(3−フルオロプロピル)、
エタンスルホン酸−(3−ヒドロキシプロピル)、エタ
ンスルホン酸−(3−メトキシプロピル)、エタンスル
ホン酸−(3−エトキシプロピル)、エタンスルホン酸
−(3−n−プロポキシプロピル)、エタンスルホン酸
−(3−イソプロポキシプロピル)、エタンスルホン酸
−(3−n−ブトキシプロピル)、エタンスルホン酸−
(3−イソブトキシプロピル)、エタンスルホン酸−
(3−イソペントキシプロピル)、エタンスルホン酸−
(3−フェノキシプロピル)、エタンスルホン酸−(3
−ベンゾキシプロピル)、エタンスルホン酸−(3−n
−ヘキソキシプロピル)、エタンスルホン酸−(3−メ
トキシメトキシプロピル)、エタンスルホン酸−(3−
(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル)、エタンスルホ
ン酸−(3−(2−メトキシエトキシ)プロピル)、エ
タンスルホン酸−(3−(2−エトキシエトキシ)プロ
ピル)、エタンスルホン酸−(3−(2−n−ブトキシ
エトキシ)プロピル)、エタンスルホン酸−(3−(3
−ヒドロキシプロポキシ)プロピル)、エタンスルホン
酸−(4−フルオロブチル)、エタンスルホン酸−(4
−ヒドロキシブチル)、エタンスルホン酸−(4−メト
キシブチル)、エタンスルホン酸−(4−エトキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−n−プロポキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−イソプロポキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−n−ブトキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−イソブトキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−イソペントキシブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−フェノキシブチル)、
エタンスルホン酸−(4−ベンゾキシブチル)、エタン
スルホン酸−(4−n−ヘキソキシブチル)、エタンス
ルホン酸−(4−メトキシメトキシブチル)、エタンス
ルホン酸−(4−(2−ヒドロキシエトキシ)ブチ
ル)、エタンスルホン酸−(4−(2−メトキシエトキ
シ)ブチル)、エタンスルホン酸−(4−(2−エトキ
シエトキシ)ブチル)、エタンスルホン酸−(4−(2
−n−ブトキシエトキシ)ブチル)、エタンスルホン酸
−(4−(3−n−ブトキシプロポキシ)ブチル)、エ
タンスルホン酸−(4−(4−n−ブトキシブトキシ)
ブチル)等のエタンスルホン酸エステル化合物、トリフ
ルオロメタンスルホン酸メチル、トリフルオロメタンス
ルホン酸エチル、トリフルオロメタンスルホン酸−n−
プロピル、トリフルオロメタンスルホン酸イソプロピ
ル、トリフルオロメタンスルホン酸−n−ブチル、トリ
フルオロメタンスルホン酸イソブチル、トリフルオロメ
タンスルホン酸−n−ペンチル、トリフルオロメタンス
ルホン酸イソペンチル、トリフルオロメタンスルホン酸
−n−ヘキシル、トリフルオロメタンスルホン酸イソヘ
キシル、トリフルオロメタンスルホン酸−n−ヘプチ
ル、トリフルオロメタンスルホン酸イソヘプチル、トリ
フルオロメタンスルホン酸−n−オクチル、トリフルオ
ロメタンスルホン酸イソオクチル、トリフルオロメタン
スルホン酸−n−ノニル、トリフルオロメタンスルホン
酸イソノニル、トリフルオロメタンスルホン酸−n−デ
シル、トリフルオロメタンスルホン酸イソデシル、トリ
フルオロメタンスルホン酸−n−ドデシル、トリフルオ
ロメタンスルホン酸イソドデシル、トリフルオロメタン
スルホン酸−n−ステアリル、トリフルオロメタンスル
ホン酸イソステアリル、トリフルオロメタンスルホン酸
−(2−フルオロエチル)、トリフルオロメタンスルホ
ン酸ベンジル、トリフルオロメタンスルホン酸シクロヘ
キシル、トリフルオロメタンスルホン酸シクロヘキシル
メチル、トリフルオロメタンスルホン酸シクロヘキシル
エチル、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−ter
t−ブチルシクロヘキシル)、トリフルオロメタンスル
ホン酸−(4−メチル−3−ペンテニル)、トリフルオ
ロメタンスルホン酸−(2−ヒドロキシエチル)、トリ
フルオロメタンスルホン酸−(2−メトキシエチル)、
トリフルオロメタンスルホン酸−(2−エトキシエチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−n−プロ
ポキシエチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2
−イソプロポキシエチル)、トリフルオロメタンスルホ
ン酸−(2−n−ブトキシエチル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(2−イソブトキシエチル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(2−イソペントキシエチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−フェノキ
シエチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−ベ
ンゾキシエチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−
(2−n−ヘキソキシエチル)、トリフルオロメタンス
ルホン酸−(2−メトキシメトキシエチル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−
(2−メトキシエトキシ)エチル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(2−(2−エトキシエトキシ)エチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(2−(2−n
−ブトキシエトキシ)エチル)、トリフルオロメタンス
ルホン酸−(3−フルオロプロピル)、トリフルオロメ
タンスルホン酸−(3−ヒドロキシプロピル)、トリフ
ルオロメタンスルホン酸−(3−メトキシプロピル)、
トリフルオロメタンスルホン酸−(3−エトキシプロピ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−n−プロ
ポキシプロピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−
(3−イソプロポキシプロピル)、トリフルオロメタン
スルホン酸−(3−n−ブトキシプロピル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(3−イソブトキシプロピ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−イソペン
トキシプロピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−
(3−フェノキシプロピル)、トリフルオロメタンスル
ホン酸−(3−ベンゾキシプロピル)、トリフルオロメ
タンスルホン酸−(3−n−ヘキソキシプロピル)、ト
リフルオロメタンスルホン酸−(3−メトキシメトキシ
プロピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−
(2−ヒドロキシエトキシ)プロピル)、トリフルオロ
メタンスルホン酸−(3−(2−メトキシエトキシ)プ
ロピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−(2
−エトキシエトキシ)プロピル)、トリフルオロメタン
スルホン酸−(3−(2−n−ブトキシエトキシ)プロ
ピル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(3−(3−
ヒドロキシプロポキシ)プロピル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(4−フルオロブチル)、トリフルオロ
メタンスルホン酸−(4−ヒドロキシブチル)、トリフ
ルオロメタンスルホン酸−(4−メトキシブチル)、ト
リフルオロメタンスルホン酸−(4−エトキシブチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−n−プロ
ポキシブチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4
−イソプロポキシブチル)、トリフルオロメタンスルホ
ン酸−(4−n−ブトキシブチル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(4−イソブトキシブチル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(4−イソペントキシブチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−フェノキ
シブチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−ベ
ンゾキシブチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−
(4−n−ヘキソキシブチル)、トリフルオロメタンス
ルホン酸−(4−メトキシメトキシブチル)、トリフル
オロメタンスルホン酸−(4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)ブチル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−
(2−メトキシエトキシ)ブチル)、トリフルオロメタ
ンスルホン酸−(4−(2−エトキシエトキシ)ブチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−(2−n
−ブトキシエトキシ)ブチル)、トリフルオロメタンス
ルホン酸−(4−(3−n−ブトキシプロポキシ)ブチ
ル)、トリフルオロメタンスルホン酸−(4−(4−n
−ブトキシブトキシ)ブチル)等のトリフルオロメタン
スルホン酸エステル化合物を挙げることができる。
【0034】また、硫酸エステル化合物を合成して得る
場合、末端にヨウ素原子を有するヨウ素化合物に硫酸銀
を作用させる方法、塩化スルホニルにナトリウムアルコ
キシドを作用させる方法、クロルスルホン酸エステルに
ナトリウムアルコキシドを作用させる方法、硫酸とアル
コールの混合物を加熱する方法、アルキル硫酸を加熱す
る方法、亜硫酸エステルと塩化スルホニルを反応させる
方法等が挙げられる。
場合、末端にヨウ素原子を有するヨウ素化合物に硫酸銀
を作用させる方法、塩化スルホニルにナトリウムアルコ
キシドを作用させる方法、クロルスルホン酸エステルに
ナトリウムアルコキシドを作用させる方法、硫酸とアル
コールの混合物を加熱する方法、アルキル硫酸を加熱す
る方法、亜硫酸エステルと塩化スルホニルを反応させる
方法等が挙げられる。
【0035】式(5)で表される硫酸エステル化合物の
具体例としては、例えば硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、
硫酸ジ−n−プロピル、硫酸ジイソプロピル、硫酸ジ−
n−ブチル、硫酸ジイソブチル、硫酸ジ−n−ペンチ
ル、硫酸ジイソペンチル、硫酸ジ−n−ヘキシル、硫酸
ジイソヘキシル、硫酸ジ−n−ヘプチル、硫酸ジイソヘ
プチル、硫酸ジ−n−オクチル、硫酸ジイソオクチル、
硫酸ジ−n−ノニル、硫酸ジイソノニル、硫酸ジ−n−
デシル、硫酸ジイソデシル、硫酸ジ−n−ドデシル、硫
酸ジイソドデシル、硫酸ジ−n−ステアリル、硫酸ジイ
ソステアリル、硫酸ジ−(2−フルオロエチル)、硫酸
ジベンジル、硫酸ジシクロヘキシル、硫酸ジシクロヘキ
シルメチル、硫酸ジシクロヘキシルエチル、硫酸ジ−
(4−tert−ブチルシクロヘキシル)、硫酸ジ−
(4−メチル−3−ペンテニル)、硫酸ジ−(2−ヒド
ロキシエチル)、硫酸ジ−(2−メトキシエチル)、硫
酸ジ−(2−エトキシエチル)、硫酸ジ−(2−n−プ
ロポキシエチル)、硫酸ジ−(2−イソプロポキシエチ
ル)、硫酸ジ−(2−n−ブトキシエチル)、硫酸ジ−
(2−イソブトキシエチル)、硫酸ジ−(2−イソペン
トキシエチル)、硫酸ジ−(2−フェノキシエチル)、
硫酸ジ−(2−ベンゾキシエチル)、硫酸ジ−(2−n
−ヘキソキシエチル)、硫酸ジ−(2−メトキシメトキ
シエチル)、硫酸ジ−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル)、硫酸ジ−(2−(2−メトキシエトキ
シ)エチル)、硫酸ジ−(2−(2−エトキシエトキ
シ)エチル)、硫酸ジ−(2−(2−n−ブトキシエト
キシ)エチル)、硫酸ジ−(3−フルオロプロピル)、
硫酸ジ−(3−ヒドロキシプロピル)、硫酸ジ−(3−
メトキシプロピル)、硫酸ジ−(3−エトキシプロピ
ル)、硫酸ジ−(3−n−プロポキシプロピル)、硫酸
ジ−(3−イソプロポキシプロピル)、硫酸ジ−(3−
n−ブトキシプロピル)、硫酸ジ−(3−イソブトキシ
プロピル)、硫酸ジ−(3−イソペントキシプロピ
ル)、硫酸ジ−(3−フェノキシプロピル)、硫酸ジ−
(3−ベンゾキシプロピル)、硫酸ジ−(3−n−ヘキ
ソキシプロピル)、硫酸ジ−(3−メトキシメトキシプ
ロピル)、硫酸ジ−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)
プロピル)、硫酸ジ−(3−(2−メトキシエトキシ)
プロピル)、硫酸ジ−(3−(2−エトキシエトキシ)
プロピル)、硫酸ジ−(3−(2−n−ブトキシエトキ
シ)プロピル)、硫酸ジ−(3−(3−ヒドロキシプロ
ポキシ)プロピル)、硫酸ジ−(4−フルオロブチ
ル)、硫酸ジ−(4−ヒドロキシブチル)、硫酸ジ−
(4−メトキシブチル)、硫酸ジ−(4−エトキシブチ
ル)、硫酸ジ−(4−n−プロポキシブチル)、硫酸ジ
−(4−イソプロポキシブチル)、硫酸ジ−(4−n−
ブトキシブチル)、硫酸ジ−(4−イソブトキシブチ
ル)、硫酸ジ−(4−イソペントキシブチル)、硫酸ジ
−(4−フェノキシブチル)、硫酸ジ−(4−ベンゾキ
シブチル)、硫酸ジ−(4−n−ヘキソキシブチル)、
硫酸ジ−(4−メトキシメトキシブチル)、硫酸ジ−
(4−(2−ヒドロキシエトキシ)ブチル)、硫酸ジ−
(4−(2−メトキシエトキシ)ブチル)、硫酸ジ−
(4−(2−エトキシエトキシ)ブチル)、硫酸ジ−
(4−(2−n−ブトキシエトキシ)ブチル)、硫酸ジ
−(4−(3−n−ブトキシプロポキシ)ブチル)、硫
酸ジ−(4−(4−n−ブトキシブトキシ)ブチル)等
を挙げることができる。
具体例としては、例えば硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、
硫酸ジ−n−プロピル、硫酸ジイソプロピル、硫酸ジ−
n−ブチル、硫酸ジイソブチル、硫酸ジ−n−ペンチ
ル、硫酸ジイソペンチル、硫酸ジ−n−ヘキシル、硫酸
ジイソヘキシル、硫酸ジ−n−ヘプチル、硫酸ジイソヘ
プチル、硫酸ジ−n−オクチル、硫酸ジイソオクチル、
硫酸ジ−n−ノニル、硫酸ジイソノニル、硫酸ジ−n−
デシル、硫酸ジイソデシル、硫酸ジ−n−ドデシル、硫
酸ジイソドデシル、硫酸ジ−n−ステアリル、硫酸ジイ
ソステアリル、硫酸ジ−(2−フルオロエチル)、硫酸
ジベンジル、硫酸ジシクロヘキシル、硫酸ジシクロヘキ
シルメチル、硫酸ジシクロヘキシルエチル、硫酸ジ−
(4−tert−ブチルシクロヘキシル)、硫酸ジ−
(4−メチル−3−ペンテニル)、硫酸ジ−(2−ヒド
ロキシエチル)、硫酸ジ−(2−メトキシエチル)、硫
酸ジ−(2−エトキシエチル)、硫酸ジ−(2−n−プ
ロポキシエチル)、硫酸ジ−(2−イソプロポキシエチ
ル)、硫酸ジ−(2−n−ブトキシエチル)、硫酸ジ−
(2−イソブトキシエチル)、硫酸ジ−(2−イソペン
トキシエチル)、硫酸ジ−(2−フェノキシエチル)、
硫酸ジ−(2−ベンゾキシエチル)、硫酸ジ−(2−n
−ヘキソキシエチル)、硫酸ジ−(2−メトキシメトキ
シエチル)、硫酸ジ−(2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル)、硫酸ジ−(2−(2−メトキシエトキ
シ)エチル)、硫酸ジ−(2−(2−エトキシエトキ
シ)エチル)、硫酸ジ−(2−(2−n−ブトキシエト
キシ)エチル)、硫酸ジ−(3−フルオロプロピル)、
硫酸ジ−(3−ヒドロキシプロピル)、硫酸ジ−(3−
メトキシプロピル)、硫酸ジ−(3−エトキシプロピ
ル)、硫酸ジ−(3−n−プロポキシプロピル)、硫酸
ジ−(3−イソプロポキシプロピル)、硫酸ジ−(3−
n−ブトキシプロピル)、硫酸ジ−(3−イソブトキシ
プロピル)、硫酸ジ−(3−イソペントキシプロピ
ル)、硫酸ジ−(3−フェノキシプロピル)、硫酸ジ−
(3−ベンゾキシプロピル)、硫酸ジ−(3−n−ヘキ
ソキシプロピル)、硫酸ジ−(3−メトキシメトキシプ
ロピル)、硫酸ジ−(3−(2−ヒドロキシエトキシ)
プロピル)、硫酸ジ−(3−(2−メトキシエトキシ)
プロピル)、硫酸ジ−(3−(2−エトキシエトキシ)
プロピル)、硫酸ジ−(3−(2−n−ブトキシエトキ
シ)プロピル)、硫酸ジ−(3−(3−ヒドロキシプロ
ポキシ)プロピル)、硫酸ジ−(4−フルオロブチ
ル)、硫酸ジ−(4−ヒドロキシブチル)、硫酸ジ−
(4−メトキシブチル)、硫酸ジ−(4−エトキシブチ
ル)、硫酸ジ−(4−n−プロポキシブチル)、硫酸ジ
−(4−イソプロポキシブチル)、硫酸ジ−(4−n−
ブトキシブチル)、硫酸ジ−(4−イソブトキシブチ
ル)、硫酸ジ−(4−イソペントキシブチル)、硫酸ジ
−(4−フェノキシブチル)、硫酸ジ−(4−ベンゾキ
シブチル)、硫酸ジ−(4−n−ヘキソキシブチル)、
硫酸ジ−(4−メトキシメトキシブチル)、硫酸ジ−
(4−(2−ヒドロキシエトキシ)ブチル)、硫酸ジ−
(4−(2−メトキシエトキシ)ブチル)、硫酸ジ−
(4−(2−エトキシエトキシ)ブチル)、硫酸ジ−
(4−(2−n−ブトキシエトキシ)ブチル)、硫酸ジ
−(4−(3−n−ブトキシプロポキシ)ブチル)、硫
酸ジ−(4−(4−n−ブトキシブトキシ)ブチル)等
を挙げることができる。
【0036】次に、本発明の光重合性樹脂組成物につい
て説明する。本発明の光重合性樹脂組成物は必須構成成
分として、カチオン重合性化合物とエネルギー線感受性
カチオン重合開始剤と光増感剤として本発明の9,10
−ジエーテル化アントラセン化合物1種または2種以上
を含有するものであり、あらゆる用途に使用することが
できる。具体的には、例えば印刷インキ、塗料、各種コ
ーティング剤、半導体封止剤、ソルダーレジストイン
キ、カラーフィルター製造用のカラーレジスト、液晶シ
ール剤、液晶セルのスペーサー用樹脂、DVD用接着
剤、光造形用樹脂、各種注型物用樹脂等々に使用でき
る。
て説明する。本発明の光重合性樹脂組成物は必須構成成
分として、カチオン重合性化合物とエネルギー線感受性
カチオン重合開始剤と光増感剤として本発明の9,10
−ジエーテル化アントラセン化合物1種または2種以上
を含有するものであり、あらゆる用途に使用することが
できる。具体的には、例えば印刷インキ、塗料、各種コ
ーティング剤、半導体封止剤、ソルダーレジストイン
キ、カラーフィルター製造用のカラーレジスト、液晶シ
ール剤、液晶セルのスペーサー用樹脂、DVD用接着
剤、光造形用樹脂、各種注型物用樹脂等々に使用でき
る。
【0037】本発明の光重合性樹脂組成物に使用される
カチオン重合性化合物とは、エネルギー線照射により活
性化したエネルギー感受性カチオン重合開始剤により高
分子化または架橋反応を起こす化合物をいう。例えば、
エポキシ化合物、オキセタン等の環状エーテル化合物、
環状ラクトン化合物、環状アセタール化合物、環状チオ
エーテル化合物、スピロオルソエステル化合物、ビニル
化合物等であり、これらの1種または2種以上を使用す
ることができる。特に、入手が容易で取り扱い易いエポ
キシ化合物が適している。
カチオン重合性化合物とは、エネルギー線照射により活
性化したエネルギー感受性カチオン重合開始剤により高
分子化または架橋反応を起こす化合物をいう。例えば、
エポキシ化合物、オキセタン等の環状エーテル化合物、
環状ラクトン化合物、環状アセタール化合物、環状チオ
エーテル化合物、スピロオルソエステル化合物、ビニル
化合物等であり、これらの1種または2種以上を使用す
ることができる。特に、入手が容易で取り扱い易いエポ
キシ化合物が適している。
【0038】エポキシ化合物としては、通常エポキシ樹
脂組成物として用いられている物であればいかなる物で
も良く、具体的には、例えばビスフェノールA型エポキ
シ樹脂ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシ
アネートやヒダントインエポキシのような含複素環エポ
キシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、プロ
ピレングリコールジグリシジルエーテルやペンタエリス
リトールポリグリシジルエーテル等の脂肪族系エポキシ
樹脂、芳香族、脂肪族もしくは脂環式のカルボン酸とエ
ピクロルヒドリンとの反応によって得られるエポキシ樹
脂、スピロ環含有エポキシ樹脂などが挙げられる。
脂組成物として用いられている物であればいかなる物で
も良く、具体的には、例えばビスフェノールA型エポキ
シ樹脂ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノ
ボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、トリグリシジルイソシ
アネートやヒダントインエポキシのような含複素環エポ
キシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、プロ
ピレングリコールジグリシジルエーテルやペンタエリス
リトールポリグリシジルエーテル等の脂肪族系エポキシ
樹脂、芳香族、脂肪族もしくは脂環式のカルボン酸とエ
ピクロルヒドリンとの反応によって得られるエポキシ樹
脂、スピロ環含有エポキシ樹脂などが挙げられる。
【0039】本発明の光重合性樹脂組成物に使用される
光カチオン重合開始剤としては、特公昭53−3283
1号、特公昭52−14277号、特公昭52−142
78号、特公昭52−14279号、特公昭52−25
686号、特公昭61−34752号、特開昭54−5
3181号、特開昭54−95686号、特公昭61−
36530号、特公昭59−19581号、特公昭63
−65688号、特開昭55−164204号、特公昭
60−30690号、特公昭63−36332号、特公
平1−39423号、特公平2−10171号、特公平
5−15721号、特公平4−62310号、特公昭6
2−57653号、特公平3−12081号、特公平3
−12082号、特公平3−16361号、特公昭63
−12092号特公昭63−12093号、特公昭63
−12095号、特公昭63−12094号、特公平2
−37924号、特公平2−35764号、特公平4−
13374号、特公平4−75908号、特公平4−7
3428号、特開平2−150848号、特開平2−2
96514号、特開平7−61964、特開平8−16
5290号、特開平6−184170号、特開平6−1
57624号、特開平5−222112号、米国特許第
4,069,055号、米国特許第4,069,056
号、米国特許第3,703,296号、米国特許第4,
231,951号、米国特許第4,256,828号等
に記載されているスルホニウム塩、ジアゾニウム塩、ア
ンモニウム塩、ホスホニウム塩、ヨードニウム塩、ピリ
ジニウム塩、鉄・アレン錯体などを例示することがで
き、特に、ジフェニルアルキルスルホニウム塩、ジナフ
チルアルキルスルホニウム塩、トリフェニルスルホニウ
ム塩、ジフェニルヨードニウム塩、フェニルナフチルヨ
ードニウム塩、ジナフチルヨードニウム塩化合物または
それらの誘導体が好ましい。
光カチオン重合開始剤としては、特公昭53−3283
1号、特公昭52−14277号、特公昭52−142
78号、特公昭52−14279号、特公昭52−25
686号、特公昭61−34752号、特開昭54−5
3181号、特開昭54−95686号、特公昭61−
36530号、特公昭59−19581号、特公昭63
−65688号、特開昭55−164204号、特公昭
60−30690号、特公昭63−36332号、特公
平1−39423号、特公平2−10171号、特公平
5−15721号、特公平4−62310号、特公昭6
2−57653号、特公平3−12081号、特公平3
−12082号、特公平3−16361号、特公昭63
−12092号特公昭63−12093号、特公昭63
−12095号、特公昭63−12094号、特公平2
−37924号、特公平2−35764号、特公平4−
13374号、特公平4−75908号、特公平4−7
3428号、特開平2−150848号、特開平2−2
96514号、特開平7−61964、特開平8−16
5290号、特開平6−184170号、特開平6−1
57624号、特開平5−222112号、米国特許第
4,069,055号、米国特許第4,069,056
号、米国特許第3,703,296号、米国特許第4,
231,951号、米国特許第4,256,828号等
に記載されているスルホニウム塩、ジアゾニウム塩、ア
ンモニウム塩、ホスホニウム塩、ヨードニウム塩、ピリ
ジニウム塩、鉄・アレン錯体などを例示することがで
き、特に、ジフェニルアルキルスルホニウム塩、ジナフ
チルアルキルスルホニウム塩、トリフェニルスルホニウ
ム塩、ジフェニルヨードニウム塩、フェニルナフチルヨ
ードニウム塩、ジナフチルヨードニウム塩化合物または
それらの誘導体が好ましい。
【0040】また、これら塩化合物の対アニオンは非求
核性の対アニオンであり、例えばB(C6F5)4、S
bF6、AsF6、PF6、BF4などを例示すること
が出来る。光カチオン重合開始剤の具体例としては、次
に掲げる化合物を挙げることが出来る。スルホニウム塩
としては、トリフェニルスルホニウム−ヘキサフルオロ
ホスフェート、ビス(4−(ジフェニルスルホニオ)−
フェニル)スルフィド−ビス−ヘキサフルオロホスフェ
ート、ビス(4−(ジフェニルスルホニオ)−フェニ
ル)スルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネー
ト、4−ジ(p−トルイル)スルホニオ−4’−ter
t−ブチルフェニルカルボニル−ジフェニルスルフィド
−ヘキサフルオロホスフェート、4−ジ(p−トルイ
ル)スルホニオ−4’−tert−ブチルフェニルカル
ボニル−ジフェニルスルフィド−ヘキサフルオロアンチ
モネート、7−ジ(p−トルイル)スルホニオ−2−イ
ソプロピル−チオキサントン−ヘキサフルオロホスフェ
ート、7−ジ(p−トルイル)スルホニオ−2−イソプ
ロピル−チオキサントン−ヘキサフルオロアンチモネー
ト等が挙げられる。ヨードニウム塩としては、ジフェニ
ルヨードニウム−ヘキサフルオロホスフェート、ジフェ
ニルヨードニウム−ヘキサフルオロアンチモネート、テ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ほう酸ビス(ドデ
シルフェニル)ヨードニウム等が挙げられる。ホスホニ
ウム塩としては、例えばテトラフェニルホスホニウム−
ヘキサフルオロホスフェート、テトラフェニルホスホニ
ウム−テトラフルオロアンチモメート等が挙げられる。
核性の対アニオンであり、例えばB(C6F5)4、S
bF6、AsF6、PF6、BF4などを例示すること
が出来る。光カチオン重合開始剤の具体例としては、次
に掲げる化合物を挙げることが出来る。スルホニウム塩
としては、トリフェニルスルホニウム−ヘキサフルオロ
ホスフェート、ビス(4−(ジフェニルスルホニオ)−
フェニル)スルフィド−ビス−ヘキサフルオロホスフェ
ート、ビス(4−(ジフェニルスルホニオ)−フェニ
ル)スルフィド−ビス−ヘキサフルオロアンチモネー
ト、4−ジ(p−トルイル)スルホニオ−4’−ter
t−ブチルフェニルカルボニル−ジフェニルスルフィド
−ヘキサフルオロホスフェート、4−ジ(p−トルイ
ル)スルホニオ−4’−tert−ブチルフェニルカル
ボニル−ジフェニルスルフィド−ヘキサフルオロアンチ
モネート、7−ジ(p−トルイル)スルホニオ−2−イ
ソプロピル−チオキサントン−ヘキサフルオロホスフェ
ート、7−ジ(p−トルイル)スルホニオ−2−イソプ
ロピル−チオキサントン−ヘキサフルオロアンチモネー
ト等が挙げられる。ヨードニウム塩としては、ジフェニ
ルヨードニウム−ヘキサフルオロホスフェート、ジフェ
ニルヨードニウム−ヘキサフルオロアンチモネート、テ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)ほう酸ビス(ドデ
シルフェニル)ヨードニウム等が挙げられる。ホスホニ
ウム塩としては、例えばテトラフェニルホスホニウム−
ヘキサフルオロホスフェート、テトラフェニルホスホニ
ウム−テトラフルオロアンチモメート等が挙げられる。
【0041】本発明の光重合性樹脂組成物において、カ
チオン重合性化合物、光カチオン重合開始剤および増感
剤として有用な本発明の新規な9,10−ジエーテル化
アントラセン化合物の配合割合は任意に設定することが
出来るが、好ましくは光重合性化合物100重量部に対
して光カチオン重合開始剤0.01〜50重量部、新規
なアントラセン化合物0.01〜50重量部、更に好ま
しくは光重合性化合物100重量部に対して光カチオン
重合開始剤0.1〜30重量部、新規なアントラセン化
合物0.1〜30重量部である。
チオン重合性化合物、光カチオン重合開始剤および増感
剤として有用な本発明の新規な9,10−ジエーテル化
アントラセン化合物の配合割合は任意に設定することが
出来るが、好ましくは光重合性化合物100重量部に対
して光カチオン重合開始剤0.01〜50重量部、新規
なアントラセン化合物0.01〜50重量部、更に好ま
しくは光重合性化合物100重量部に対して光カチオン
重合開始剤0.1〜30重量部、新規なアントラセン化
合物0.1〜30重量部である。
【0042】本発明の光重合性樹脂組成物は、場合によ
りラジカル重合系の樹脂および開始剤を配合することが
できる。ここでいうラジカル重合可能な樹脂とは、分子
中にラジカル重合が可能なエチレン性不飽和結合を少な
くとも1つ以上有する化合物のことであり、具体的な化
合物としては、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、カルビトー
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレー
ト、ベンジル(メタ)アクリレート、ビス(4−(メ
タ)アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスルトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アク
リレート、オリゴエステル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸エステルモノマー、エポキシ(メ
タ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポ
リエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルオリ
ゴマー、アリルグリシジルエーテル、ジアリルフタレー
ト、トリアリルトリメリテート等のアリル化合物、スチ
レン等のビニル化合物を挙げることができる。またこれ
らラジカル重合性化合物を使用する場合には、1−ヒド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン、アセトフェノン
ジメチルケタール、ベンゾイルメチルエーテル等のラジ
カル重合開始剤を使用するのが好ましい。
りラジカル重合系の樹脂および開始剤を配合することが
できる。ここでいうラジカル重合可能な樹脂とは、分子
中にラジカル重合が可能なエチレン性不飽和結合を少な
くとも1つ以上有する化合物のことであり、具体的な化
合物としては、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、カルビトー
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレー
ト、ベンジル(メタ)アクリレート、ビス(4−(メ
タ)アクリロキシポリエトキシフェニル)プロパン、ネ
オペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、1,6
−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、エチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスルトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アク
リレート、オリゴエステル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸エステルモノマー、エポキシ(メ
タ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、ポ
リエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステルオリ
ゴマー、アリルグリシジルエーテル、ジアリルフタレー
ト、トリアリルトリメリテート等のアリル化合物、スチ
レン等のビニル化合物を挙げることができる。またこれ
らラジカル重合性化合物を使用する場合には、1−ヒド
ロキシシクロヘキシルフェニルケトン、アセトフェノン
ジメチルケタール、ベンゾイルメチルエーテル等のラジ
カル重合開始剤を使用するのが好ましい。
【0043】また、本発明の光重合性樹脂組成物は、例
えば電気特性を改良する目的などのため有機カルボン酸
や酸無水物を使用したり、あるいはゴム弾性をもたせる
などの目的でポリマールその他の可とう性プレポリマー
を混合することができる。さらに本発明の光重合性組成
物は、用途によっては硬化性に影響を及ぼさない不活性
な酸化チタン等の無機顔料、有機顔料、染料、充填材、
帯電防止剤、難燃剤、消泡剤、流動調製剤、光安定剤等
を添加して用いることもできる。
えば電気特性を改良する目的などのため有機カルボン酸
や酸無水物を使用したり、あるいはゴム弾性をもたせる
などの目的でポリマールその他の可とう性プレポリマー
を混合することができる。さらに本発明の光重合性組成
物は、用途によっては硬化性に影響を及ぼさない不活性
な酸化チタン等の無機顔料、有機顔料、染料、充填材、
帯電防止剤、難燃剤、消泡剤、流動調製剤、光安定剤等
を添加して用いることもできる。
【0044】本発明の光重合性樹脂組成物は、光により
容易に硬化することができる。光源としては、低圧水銀
灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハ
ライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯等が
用いられる。また、半導体レーザー、アルゴンレーザ
ー、He−Cdレーザー等のレーザー光を用いることが
できる。また、本発明の光重合性樹脂組成物は、α線、
β線、γ線、中性子線、X線、加速電子線のような電離
性放射線によっても容易に硬化することができる。単独
もしくは任意に混合して使用することができる。
容易に硬化することができる。光源としては、低圧水銀
灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハ
ライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯等が
用いられる。また、半導体レーザー、アルゴンレーザ
ー、He−Cdレーザー等のレーザー光を用いることが
できる。また、本発明の光重合性樹脂組成物は、α線、
β線、γ線、中性子線、X線、加速電子線のような電離
性放射線によっても容易に硬化することができる。単独
もしくは任意に混合して使用することができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明は以下のもののみに限定されるもので
はない。
明するが、本発明は以下のもののみに限定されるもので
はない。
【0046】実施例1 500mLの四口フラスコに30w%水酸化ナトリウム
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール40
mLおよび2−エチルアントラキノン23.6gを加
え、窒素気流中で撹拌して分散させた。さらにこの溶液
に80%水加ヒドラジン10.5gを加え、昇温して7
5℃で2時間反応した。黄色い粉末が分散していた溶液
は、暗赤色な透明な溶液に変化した。次にこの溶液にp
−トルエンスルホン酸メチル130.2gを滴下し、滴
下した後、75℃で2時間撹拌して反応させた。冷却
後、反応液を10w%ハイドロサルファイト溶液300
mLに撹拌しながら注ぎ、ろ過することにより未反応の
ロイコ体を除去した。得られたケーキを撹拌しながら水
300mLに加え、ろ過した後、さらにケーキを水30
0mLで洗浄し、乾燥して目的とする2−エチル−9,
10−ジメトキシアントラセン18.2g(収率68.
4%)を得た。得られた2−エチル−9,10−ジメト
キシアントラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純
度は98.1%(高速液体クロマトグラフ:面百%)で
あり、融点は118℃であった。得られた化合物の分析
データを以下に示す。
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール40
mLおよび2−エチルアントラキノン23.6gを加
え、窒素気流中で撹拌して分散させた。さらにこの溶液
に80%水加ヒドラジン10.5gを加え、昇温して7
5℃で2時間反応した。黄色い粉末が分散していた溶液
は、暗赤色な透明な溶液に変化した。次にこの溶液にp
−トルエンスルホン酸メチル130.2gを滴下し、滴
下した後、75℃で2時間撹拌して反応させた。冷却
後、反応液を10w%ハイドロサルファイト溶液300
mLに撹拌しながら注ぎ、ろ過することにより未反応の
ロイコ体を除去した。得られたケーキを撹拌しながら水
300mLに加え、ろ過した後、さらにケーキを水30
0mLで洗浄し、乾燥して目的とする2−エチル−9,
10−ジメトキシアントラセン18.2g(収率68.
4%)を得た。得られた2−エチル−9,10−ジメト
キシアントラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純
度は98.1%(高速液体クロマトグラフ:面百%)で
あり、融点は118℃であった。得られた化合物の分析
データを以下に示す。
【0047】 (イ)Mass*1 :m/e=266 (ロ)NMR*2 :(a)4.13ppm 6H (b)2.86〜2.93ppm 2 H (c)1.37〜1.42ppm 3 H (ハ)UV−Vis*3(λmax*4) :425nm (ε*5) :表1 (ニ)元素分析 :表2 *1:Massは質量スペクトルの略記。以下の実施例でも同様である。 *2:NMRはプロトン核磁気共鳴スペクトルの略記。CDCl3 溶媒テトラ メチルシラン標準。 *3:UV−Visは紫外可視吸収スペクトルの略記。 *4:λは波長、λmaxは最大吸収波長の略記。 *5:εはモル吸光係数の略記。
【0048】 表1 ピーク波長(nm) ε 221 14260 252 66790 258 67410 342 2660 360 5230 379 7180 400 6010
【0049】表2 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 81.21 81.16 H 6.81 6.83
【0050】実施例2 500mLの四口フラスコに30w%水酸化ナトリウム
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール50
mLおよび2−エチルアントラキノン37.8gを加
え、窒素気流中で撹拌して分散させた。さらにこの溶液
に80%水加ヒドラジン22.0gを加え、昇温して7
5℃で2時間反応した。黄色い粉末が分散していた溶液
は、暗赤色な透明な溶液に変化した。次にこの溶液にp
−トルエンスルホン酸メトキシエチル147.3gを滴
下し、その後、75℃で2時間撹拌して反応させた。冷
却後、反応液を5w%ハイドロサルファイト溶液300
mLに撹拌しながら注ぎ、ろ過することにより未反応の
ロイコ体を除去した。得られたケーキを撹拌しながら水
300mLに加え、ろ過した後、さらにケーキを水30
0mLで洗浄し、乾燥して目的とする2−エチル−9,
10−ジ(メトキシエトキシエトキシ)アントラセン3
6.5g(収率64.4%)を得た。得られた2−エチ
ル−9,10−ジ(メトキシエトキシ)アントラセンは
蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は99.1%(高
速液体クロマトグラフ:面百%)であり、融点は53℃
であった。得られた化合物の分析データを以下に示す。
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール50
mLおよび2−エチルアントラキノン37.8gを加
え、窒素気流中で撹拌して分散させた。さらにこの溶液
に80%水加ヒドラジン22.0gを加え、昇温して7
5℃で2時間反応した。黄色い粉末が分散していた溶液
は、暗赤色な透明な溶液に変化した。次にこの溶液にp
−トルエンスルホン酸メトキシエチル147.3gを滴
下し、その後、75℃で2時間撹拌して反応させた。冷
却後、反応液を5w%ハイドロサルファイト溶液300
mLに撹拌しながら注ぎ、ろ過することにより未反応の
ロイコ体を除去した。得られたケーキを撹拌しながら水
300mLに加え、ろ過した後、さらにケーキを水30
0mLで洗浄し、乾燥して目的とする2−エチル−9,
10−ジ(メトキシエトキシエトキシ)アントラセン3
6.5g(収率64.4%)を得た。得られた2−エチ
ル−9,10−ジ(メトキシエトキシ)アントラセンは
蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は99.1%(高
速液体クロマトグラフ:面百%)であり、融点は53℃
であった。得られた化合物の分析データを以下に示す。
【0051】 (イ)Mass m/e=354 (ロ)NMR (a)8.12〜8.35ppm 4 H (b)7.32〜7.47ppm 3 H (c)4.29〜4.33ppm 4 H (d)3.84〜3.88ppm 4 H (e)3.55ppm 6 H (f)2.82〜2.90ppm 2 H (g)1.34〜1.37ppm 3 H (ハ)UV−Vis (λmax) :420nm (ε) :表3 (ニ)元素分析 :表4
【0052】 表3 ピーク波長(nm) ε 221 16200 252 74500 259 80600 360 6140 380 8120 401 7220
【0053】
表4 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 74.50 74.54 H 7.43 7.41
表4 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 74.50 74.54 H 7.43 7.41
【0054】尚、ここで使用したp−トルエンスルホン
酸メトキシエチルは次の方法で合成した。即ち、1Lの
4口フラスコに2−メトキシエタノール114.2gを
入れ、撹拌しながらp−トルエンスルホン酸クロライド
316.4gを加えた。更にこの溶液に30wt%水酸
化ナトリウム水溶液400.0gを0〜20℃で2時間
かけて滴下し、更にそのまま0〜20℃で4時間撹拌し
て反応させた。さらにこの反応液に水120gを加え、
塩酸で中和し、水層を除去した。残った有機層を水10
0gで2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して濾
過し、p−トルエンスルホン酸メトキシエチル253.
5g(収率73.4%)を得た。得られたp−トルエン
スルホン酸メトキシエチルは、比重1.205(20
℃)の淡黄色透明な液体であり、純度は98.6%(高
速液体クロマトグラフ:面百%)であった。
酸メトキシエチルは次の方法で合成した。即ち、1Lの
4口フラスコに2−メトキシエタノール114.2gを
入れ、撹拌しながらp−トルエンスルホン酸クロライド
316.4gを加えた。更にこの溶液に30wt%水酸
化ナトリウム水溶液400.0gを0〜20℃で2時間
かけて滴下し、更にそのまま0〜20℃で4時間撹拌し
て反応させた。さらにこの反応液に水120gを加え、
塩酸で中和し、水層を除去した。残った有機層を水10
0gで2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥して濾
過し、p−トルエンスルホン酸メトキシエチル253.
5g(収率73.4%)を得た。得られたp−トルエン
スルホン酸メトキシエチルは、比重1.205(20
℃)の淡黄色透明な液体であり、純度は98.6%(高
速液体クロマトグラフ:面百%)であった。
【0055】実施例3 実施例1および実施例2と同様な方法で、p−トルエン
スルホン酸メトキシエチルあるいはp−トルエンスルホ
ン酸メチルの代わりにp−トルエンスルホン酸イソブチ
ル159.6gを用い、2−エチル−9,10−ジイソ
ブトキシアントラセン21.1g(収率60.3%)を
得た。得られた2−エチル−9,10−ジイソブトキシ
アントラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は
98.3%(高速液体クロマトグラフ:面百%)であ
り、融点は96℃であった。またこのもののλmaxは4
20nmであった。このものの元素分析の結果は表5の
とおりである。
スルホン酸メトキシエチルあるいはp−トルエンスルホ
ン酸メチルの代わりにp−トルエンスルホン酸イソブチ
ル159.6gを用い、2−エチル−9,10−ジイソ
ブトキシアントラセン21.1g(収率60.3%)を
得た。得られた2−エチル−9,10−ジイソブトキシ
アントラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は
98.3%(高速液体クロマトグラフ:面百%)であ
り、融点は96℃であった。またこのもののλmaxは4
20nmであった。このものの元素分析の結果は表5の
とおりである。
【0056】表5 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 82.26 82.23 H 8.68 8.64
【0057】なお、ここで使用したp−トルエンスルホ
ン酸イソブチルは次の方法で合成した。即ち、2Lの四
口フラスコにイソブチルアルコール100.0gを入
れ、撹拌しながらp−トルエンスルホン酸クロライド1
90.5gを加えた。さらにこの溶液に30w%水酸化
ナトリウム水溶液540.0gを0〜10℃で10時間
かけて滴下し、さらにそのまま0〜10℃で24時間撹
拌して反応させた。さらにこの反応液に水300gを加
え、適当な酸で中和し、水層を除去した。残った有機層
を水100gで2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥してろ過し、p−トルエンスルホン酸イソブチル24
3.5g(収率79.1%)を得た。得られたp−トル
エンスルホン酸イソブチルは比重1.155(20℃)
の淡黄色透明な液体であり、純度は98.1%(高速液
体クロマトグラフ:面百%)であった。元素分析の結果
は表6のとおりである。
ン酸イソブチルは次の方法で合成した。即ち、2Lの四
口フラスコにイソブチルアルコール100.0gを入
れ、撹拌しながらp−トルエンスルホン酸クロライド1
90.5gを加えた。さらにこの溶液に30w%水酸化
ナトリウム水溶液540.0gを0〜10℃で10時間
かけて滴下し、さらにそのまま0〜10℃で24時間撹
拌して反応させた。さらにこの反応液に水300gを加
え、適当な酸で中和し、水層を除去した。残った有機層
を水100gで2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥してろ過し、p−トルエンスルホン酸イソブチル24
3.5g(収率79.1%)を得た。得られたp−トル
エンスルホン酸イソブチルは比重1.155(20℃)
の淡黄色透明な液体であり、純度は98.1%(高速液
体クロマトグラフ:面百%)であった。元素分析の結果
は表6のとおりである。
【0058】表6 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 57.94 57.86 H 7.02 7.08 S 14.07 14.04
【0059】p−トルエンスルホン酸エステル化合物を
用いたその他のアントラセン誘導体の合成例 以下、実施例2および実施例3に準じた方法でp−トル
エンスルホン酸エステル化合物を合成し、さらに実施例
1〜3に準じた方法でp−トルエンスルホン酸エステル
化合物とアントラキノン誘導体をヒドラジンもしくはそ
の誘導体を用いて還元した化合物を反応させて、下記の
アントラセン誘導体を合成できる。
用いたその他のアントラセン誘導体の合成例 以下、実施例2および実施例3に準じた方法でp−トル
エンスルホン酸エステル化合物を合成し、さらに実施例
1〜3に準じた方法でp−トルエンスルホン酸エステル
化合物とアントラキノン誘導体をヒドラジンもしくはそ
の誘導体を用いて還元した化合物を反応させて、下記の
アントラセン誘導体を合成できる。
【0060】・2−エチル−9,10−ジ(4−t−ブ
チルシクロヘキシルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(4−メチル−3−ペンテ
ニルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセ
ン ・2−フェニルチオ−9,10−ジメトキシアントラセ
ン ・1−クロル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ドデシル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ステアリル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2,4−ジメチル−9,10−ジ(2−ヒドロキシエ
チルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(2−n−ブチルオキシエ
チルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(3−アセトキシプロピル
オキシ)アントラセン
チルシクロヘキシルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(4−メチル−3−ペンテ
ニルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセ
ン ・2−フェニルチオ−9,10−ジメトキシアントラセ
ン ・1−クロル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ドデシル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ステアリル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2,4−ジメチル−9,10−ジ(2−ヒドロキシエ
チルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(2−n−ブチルオキシエ
チルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(3−アセトキシプロピル
オキシ)アントラセン
【0061】実施例4 500mLの四口フラスコに30w%水酸化ナトリウム
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール40
mLおよび2−エチルアントラキノン23.6gを加
え、窒素気流中で撹拌して分散させた。さらにこの溶液
に80%水加ヒドラジン10.5gを加え、昇温して7
0℃で2時間反応した。黄色い粉末が分散していた溶液
は、暗赤色な透明な溶液に変化した。次にこの溶液にメ
タンスルホン酸メチル77.0gを滴下し、滴下した
後、70℃で2時間撹拌して反応させた。冷却後、反応
液を10w%ハイドロサルファイト溶液300mLに撹
拌しながら注ぎ、ろ過することにより未反応のロイコ体
を除去した。得られたケーキを撹拌しながら水300m
Lに加え、ろ過した後、さらにケーキを水300mLで
洗浄し、乾燥して目的とする2−エチル−9,10−ジ
メトキシアントラセン18.0g(収率67.7%)を
得た。得られた2−エチル−9,10−ジメトキシアン
トラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は9
8.1%(高速液体クロマトグラフ:面百%)であり、
融点は118℃であった。得られた化合物の分析データ
を以下に示す。
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール40
mLおよび2−エチルアントラキノン23.6gを加
え、窒素気流中で撹拌して分散させた。さらにこの溶液
に80%水加ヒドラジン10.5gを加え、昇温して7
0℃で2時間反応した。黄色い粉末が分散していた溶液
は、暗赤色な透明な溶液に変化した。次にこの溶液にメ
タンスルホン酸メチル77.0gを滴下し、滴下した
後、70℃で2時間撹拌して反応させた。冷却後、反応
液を10w%ハイドロサルファイト溶液300mLに撹
拌しながら注ぎ、ろ過することにより未反応のロイコ体
を除去した。得られたケーキを撹拌しながら水300m
Lに加え、ろ過した後、さらにケーキを水300mLで
洗浄し、乾燥して目的とする2−エチル−9,10−ジ
メトキシアントラセン18.0g(収率67.7%)を
得た。得られた2−エチル−9,10−ジメトキシアン
トラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は9
8.1%(高速液体クロマトグラフ:面百%)であり、
融点は118℃であった。得られた化合物の分析データ
を以下に示す。
【0062】 (イ)Mass :m/e=266 (ロ)NMR :(a)4.13ppm 6H (b)2.86〜2.93ppm 2H (c)1.37〜1.42ppm 3H (ハ)UV−Vis (λmax) :425nm (ε) :表7 (ニ)元素分析 :表8
【0063】表7 ピーク波長(nm) ε 223 14360 250 66800 259 67470 342 2530 361 5240 379 7180 403 6000
【0064】
表8 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 81.13 81.16 H 6.82 6.83
表8 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 81.13 81.16 H 6.82 6.83
【0065】実施例5 実施例4と同様な方法で、メタンスルホン酸メチル7
7.0gの代わりにメタンスルホン酸−n−ブチル10
6.5gを用い、2−エチル−9,10−ジ−n−ブト
キシアントラセン22.8g(収率65.1%)を得
た。得られた2−エチル−9,10−ジ−n−ブトキシ
アントラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は
98.3%(高速液体クロマトグラフ)であり、融点は
99℃であった。このもののλmax 420nmであっ
た。このものの元素分析の結果は表9のとおりである。
なおここで使用したメタンスルホン酸−n−ブチルは合
成したものであり、n−ブチルアルコールとメタンスル
ホン酸クロライドをジエチルアミンの存在下で反応して
得たものである。
7.0gの代わりにメタンスルホン酸−n−ブチル10
6.5gを用い、2−エチル−9,10−ジ−n−ブト
キシアントラセン22.8g(収率65.1%)を得
た。得られた2−エチル−9,10−ジ−n−ブトキシ
アントラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は
98.3%(高速液体クロマトグラフ)であり、融点は
99℃であった。このもののλmax 420nmであっ
た。このものの元素分析の結果は表9のとおりである。
なおここで使用したメタンスルホン酸−n−ブチルは合
成したものであり、n−ブチルアルコールとメタンスル
ホン酸クロライドをジエチルアミンの存在下で反応して
得たものである。
【0066】表9 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 82.24 82.23 H 8.65 8.64
【0067】アルキルスルホン酸エステル化合物を用い
たその他のアントラセン誘導体の合成例 以下、実施例5に準じた方法でアルキルスルホン酸エス
テル化合物を合成し、さらにアルキルスルホン酸化合物
とアントラキノン誘導体をヒドラジンもしくはその誘導
体を用いて還元した化合物を反応させて、以下に示され
るアントラセン誘導体を合成できる。
たその他のアントラセン誘導体の合成例 以下、実施例5に準じた方法でアルキルスルホン酸エス
テル化合物を合成し、さらにアルキルスルホン酸化合物
とアントラキノン誘導体をヒドラジンもしくはその誘導
体を用いて還元した化合物を反応させて、以下に示され
るアントラセン誘導体を合成できる。
【0068】・2−エチル−9,10−ジ(4−t−ブ
チルシクロヘキシルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(4−メチル−3−ペンテ
ニルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセ
ン ・2−フェニルチオ−9,10−ジメトキシアントラセ
ン ・1−クロル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ドデシル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ステアリル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2,4−ジメチル−9,10−ジ(2−ヒドロキシエ
チルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(2−n−ブチルオキシエ
チルオキシ)アントラセン
チルシクロヘキシルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(4−メチル−3−ペンテ
ニルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセ
ン ・2−フェニルチオ−9,10−ジメトキシアントラセ
ン ・1−クロル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ドデシル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ステアリル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2,4−ジメチル−9,10−ジ(2−ヒドロキシエ
チルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(2−n−ブチルオキシエ
チルオキシ)アントラセン
【0069】実施例6 500mLの四口フラスコに30w%水酸化ナトリウム
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール50
mLおよびアントラキノン36.3gを加え、窒素気流
中で撹拌して分散させた。さらにこの溶液に80%水加
ヒドラジン20.6gを加え、昇温して75℃で2時間
反応した。黄色い粉末が分散していた溶液は、暗赤色な
透明な溶液に変化した。次にこの溶液を30℃まで冷却
し、硫酸ジエチル167.4gを滴下した後、75℃で
2時間撹拌して反応させた。冷却後、反応液を5w%ハ
イドロサルファイト溶液300mLに撹拌しながら注
ぎ、ろ過することにより未反応のロイコ体を除去した。
得られたケーキを撹拌しながら水300mLに加え、ろ
過した後、さらにケーキを水300mLで洗浄し、乾燥
して目的とする9,10−ジエトキシアントラセン3
3.2g(収率71.6%)を得た。得られた9,10
−ジエトキシアントラセンは蛍光を有する黄色の粉末で
あり、純度は98.7%(高速液体クロマトグラフ:面
百%)であり、融点は149℃であった。得られた化合
物の分析データを以下に示す。
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール50
mLおよびアントラキノン36.3gを加え、窒素気流
中で撹拌して分散させた。さらにこの溶液に80%水加
ヒドラジン20.6gを加え、昇温して75℃で2時間
反応した。黄色い粉末が分散していた溶液は、暗赤色な
透明な溶液に変化した。次にこの溶液を30℃まで冷却
し、硫酸ジエチル167.4gを滴下した後、75℃で
2時間撹拌して反応させた。冷却後、反応液を5w%ハ
イドロサルファイト溶液300mLに撹拌しながら注
ぎ、ろ過することにより未反応のロイコ体を除去した。
得られたケーキを撹拌しながら水300mLに加え、ろ
過した後、さらにケーキを水300mLで洗浄し、乾燥
して目的とする9,10−ジエトキシアントラセン3
3.2g(収率71.6%)を得た。得られた9,10
−ジエトキシアントラセンは蛍光を有する黄色の粉末で
あり、純度は98.7%(高速液体クロマトグラフ:面
百%)であり、融点は149℃であった。得られた化合
物の分析データを以下に示す。
【0070】 (イ)Mass :m/e=266 (ロ)NMR :(a)8.28〜8.31ppm 4H (b)7.46〜7.50ppm 4H (c)4.21〜4.29ppm 4H (d)1.60〜1.65ppm 6H (ハ)UV−Vis (λmax) :420nm (ε) :表10 (ニ)元素分析 :表11
【0071】表10 ピーク波長(nm) ε 218 15200 251 65000 361 6080 380 8960 402 7650
【0072】
表11 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 81.20 81.16 H 6.78 6.83
表11 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 81.20 81.16 H 6.78 6.83
【0073】実施例7 500mLの四口フラスコに30w%水酸化ナトリウム
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール40
mLおよび2−エチルアントラキノン23.6gを加
え、窒素気流下で撹拌して分散させた。さらにこの溶液
に80%水加ヒドラジン10.5gを加え、昇温して7
5℃で2時間反応した。黄色い粉末が分散していた溶液
は、暗赤色な透明な溶液に変化した。次にこの溶液を3
0℃まで冷却し、硫酸ジメチル88.2gを滴下した
後、75℃で2時間撹拌して反応させた。冷却後、反応
液を5w%ハイドロサルファイト溶液300mLに撹拌
しながら注ぎ、ろ過することにより未反応のロイコ体を
除去した。得られたケーキを撹拌しながら水300mL
に加え、ろ過した後、さらにケーキを水300mLで洗
浄し、乾燥して目的とする2−エチル−9,10−ジメ
トキシアントラセン18.7g(収率70.3%)を得
た。得られた2−エチル−9,10−ジメトキシアント
ラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は98.
6%(高速液体クロマトグラフ:面百%)であり、融点
は119℃であった。得られた化合物の分析データを以
下に示す。
水溶液215.0gを加え、この溶液にエタノール40
mLおよび2−エチルアントラキノン23.6gを加
え、窒素気流下で撹拌して分散させた。さらにこの溶液
に80%水加ヒドラジン10.5gを加え、昇温して7
5℃で2時間反応した。黄色い粉末が分散していた溶液
は、暗赤色な透明な溶液に変化した。次にこの溶液を3
0℃まで冷却し、硫酸ジメチル88.2gを滴下した
後、75℃で2時間撹拌して反応させた。冷却後、反応
液を5w%ハイドロサルファイト溶液300mLに撹拌
しながら注ぎ、ろ過することにより未反応のロイコ体を
除去した。得られたケーキを撹拌しながら水300mL
に加え、ろ過した後、さらにケーキを水300mLで洗
浄し、乾燥して目的とする2−エチル−9,10−ジメ
トキシアントラセン18.7g(収率70.3%)を得
た。得られた2−エチル−9,10−ジメトキシアント
ラセンは蛍光を有する黄色の粉末であり、純度は98.
6%(高速液体クロマトグラフ:面百%)であり、融点
は119℃であった。得られた化合物の分析データを以
下に示す。
【0074】 (イ)Mass :m/e=266 (ロ)NMR :(a)4.12ppm 6H (b)2.84〜2.94ppm 2H (c)1.37〜1.43ppm 3H (ハ)UV−Vis (λmax) :425nm (ε) :表12 (ニ)元素分析 :表13
【0075】表12 ピーク波長(nm) ε 221 14570 252 66660 258 68270 342 2670 360 5450 379 7230 400 6020
【0076】
表13 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 81.23 81.16 H 6.83 6.83
表13 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 81.23 81.16 H 6.83 6.83
【0077】実施例8 実施例7と同様な方法で、硫酸ジメチル88.2gの代
わりに硫酸ジ−n−ブチル147.1gを用い、2−エ
チル−9,10−ジ−n−ブトキシアントラセン22.
8g(収率65.1%)を得た。得られた2−エチル−
9,10−ジ−n−ブトキシアントラセンは蛍光を有す
る黄色の粉末であり、純度は98.0%(高速液体クロ
マトグラフ:面百%)であり、融点は98℃であった。
またこのもののλmax は420nmであった。このもの
の元素分析の結果は表14のとおりである。
わりに硫酸ジ−n−ブチル147.1gを用い、2−エ
チル−9,10−ジ−n−ブトキシアントラセン22.
8g(収率65.1%)を得た。得られた2−エチル−
9,10−ジ−n−ブトキシアントラセンは蛍光を有す
る黄色の粉末であり、純度は98.0%(高速液体クロ
マトグラフ:面百%)であり、融点は98℃であった。
またこのもののλmax は420nmであった。このもの
の元素分析の結果は表14のとおりである。
【0078】表14 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 82.14 82.23 H 8.66 8.64
【0079】なお、ここで使用した硫酸ジ−n−ブチル
は次の方法で合成した。即ち、2L四口フラスコに乾燥
したn−ブチルアルコール547.2gを入れ、撹拌し
ながら塩化チオニル400.0gを2時間かけてゆっく
りと滴下した。滴下すると発熱が大きいので、水浴中で
反応液の温度を35〜40℃に保持し、塩化水素の発生
と同時にゆっくりと加温してさらに35〜40℃の温度
で滴下した。滴下終了後、オイルバスを用いて昇温して
反応を完結させ、残存する塩化水素を追い出した後、残
分を15mmHgの圧力で減圧蒸留して110〜115
℃で留出した亜硫酸ジ−n−ブチルを回収した。回収し
た亜硫酸ジ−n−ブチルは425.3g(収率65.2
%)で、無色透明な液体であった。さらにこのようにし
て得られた亜硫酸ジ−n−ブチル425.3gを1L四
口フラスコに入れ、水冷しながら塩化スルフリル14
7.8gを1時間かけてゆっくりと滴下した後、100
〜110℃で1時間反応した。この間、発生する二酸化
硫黄を気体吸収トラップに接続して除去した。二酸化硫
黄の発生が弱まってから、130〜135℃で3時間加
熱して副生成物である塩化n−ブチルを留去した。残っ
た反応液を300mL分液ロートに入れ、飽和炭酸ナト
リウム水溶液50mLで洗浄し、有機層を分離して無水
炭酸カリウムを入れ、一晩放置して乾燥した。乾燥後、
反応液を減圧留去し、おおよそ4mmHgで110〜1
13℃で留出した硫酸ジ−n−ブチル172.6g(収
率、塩化スルフリルより75.0%)を回収した。得ら
れた硫酸ジ−n−ブチルは無色透明の液体であり、純度
は98.0%(ガスクロマトグラフ:面百%)であっ
た。元素分析の結果は表15のとおりである。
は次の方法で合成した。即ち、2L四口フラスコに乾燥
したn−ブチルアルコール547.2gを入れ、撹拌し
ながら塩化チオニル400.0gを2時間かけてゆっく
りと滴下した。滴下すると発熱が大きいので、水浴中で
反応液の温度を35〜40℃に保持し、塩化水素の発生
と同時にゆっくりと加温してさらに35〜40℃の温度
で滴下した。滴下終了後、オイルバスを用いて昇温して
反応を完結させ、残存する塩化水素を追い出した後、残
分を15mmHgの圧力で減圧蒸留して110〜115
℃で留出した亜硫酸ジ−n−ブチルを回収した。回収し
た亜硫酸ジ−n−ブチルは425.3g(収率65.2
%)で、無色透明な液体であった。さらにこのようにし
て得られた亜硫酸ジ−n−ブチル425.3gを1L四
口フラスコに入れ、水冷しながら塩化スルフリル14
7.8gを1時間かけてゆっくりと滴下した後、100
〜110℃で1時間反応した。この間、発生する二酸化
硫黄を気体吸収トラップに接続して除去した。二酸化硫
黄の発生が弱まってから、130〜135℃で3時間加
熱して副生成物である塩化n−ブチルを留去した。残っ
た反応液を300mL分液ロートに入れ、飽和炭酸ナト
リウム水溶液50mLで洗浄し、有機層を分離して無水
炭酸カリウムを入れ、一晩放置して乾燥した。乾燥後、
反応液を減圧留去し、おおよそ4mmHgで110〜1
13℃で留出した硫酸ジ−n−ブチル172.6g(収
率、塩化スルフリルより75.0%)を回収した。得ら
れた硫酸ジ−n−ブチルは無色透明の液体であり、純度
は98.0%(ガスクロマトグラフ:面百%)であっ
た。元素分析の結果は表15のとおりである。
【0080】表15 元素 実測値(重量%) 計算値(重量%) C 45.62 45.68 H 8.65 8.64 S 15.23 15.25
【0081】硫酸エステル化合物を用いたその他のアン
トラセン誘導体の合成例 以下、実施例8に準じた方法で硫酸エステル化合物を合
成し、さらに実施例7および実施例8に準じた方法で硫
酸エステル化合物とアントラキノン誘導体をヒドラジン
もしくはその誘導体を用いて還元した化合物を反応させ
て、以下のようなアントラセン誘導体を合成できる。
トラセン誘導体の合成例 以下、実施例8に準じた方法で硫酸エステル化合物を合
成し、さらに実施例7および実施例8に準じた方法で硫
酸エステル化合物とアントラキノン誘導体をヒドラジン
もしくはその誘導体を用いて還元した化合物を反応させ
て、以下のようなアントラセン誘導体を合成できる。
【0082】・2−エチル−9,10−ジ(4−t−ブ
チルシクロヘキシルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(4−メチル−3−ペンテ
ニルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセ
ン ・2−フェニルチオ−9,10−ジメトキシアントラセ
ン ・1−クロル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ドデシル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ステアリル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2,4−ジメチル−9,10−ジ(2−ヒドロキシエ
チルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(2−n−ブチルオキシエ
チルオキシ)アントラセン
チルシクロヘキシルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(4−メチル−3−ペンテ
ニルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジベンジルオキシアントラセ
ン ・2−フェニルチオ−9,10−ジメトキシアントラセ
ン ・1−クロル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ドデシル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2−ステアリル−9,10−ジメトキシアントラセン ・2,4−ジメチル−9,10−ジ(2−ヒドロキシエ
チルオキシ)アントラセン ・2−エチル−9,10−ジ(2−n−ブチルオキシエ
チルオキシ)アントラセン
【0083】実施例9〜11 実施例1〜8で調製した9,10−ジエーテル化アント
ラセン誘導体をセロキサイド2021(ダイセル化学
(株):脂環式エポキシ樹脂)に加熱溶解した後、5℃
の冷蔵庫に1週間保管して結晶の析出状況を確認した結
果を表16に示す。本発明の新規なアントラセン化合物
である2-エチル-9,10-ジ(メトキシエトキシ)アントラセ
ンは、公知のアントラセン化合物2-エチル-9,10-ジメト
キシアントラセン、9,10-ジエトキシアントラセンに比
べて明らかに溶解性が向上していることが判る。
ラセン誘導体をセロキサイド2021(ダイセル化学
(株):脂環式エポキシ樹脂)に加熱溶解した後、5℃
の冷蔵庫に1週間保管して結晶の析出状況を確認した結
果を表16に示す。本発明の新規なアントラセン化合物
である2-エチル-9,10-ジ(メトキシエトキシ)アントラセ
ンは、公知のアントラセン化合物2-エチル-9,10-ジメト
キシアントラセン、9,10-ジエトキシアントラセンに比
べて明らかに溶解性が向上していることが判る。
【0084】 表16 実施例No 化合物名 造の新規性 濃度(外割) 結晶析出 9 2-エチル-9,10-ジ(メトキシ エトキシ)アントラセン 新規 15% なし 10 2-エチル-9,10-ジメ トキシアントラセン 公知 5% あり 11 9,10-ジエトキシ アントラセン 公知 5% あり
【0085】実施例10および実施例11で用いたアン
トラセン化合物を含有する樹脂組成物で塗膜を形成した
とき、樹脂に対する濃度が外割で5w%の添加量の場合
は膜面に各々のアントラセン化合物の結晶が析出し、均
一でフラットな膜面が得られない可能性が極めて高く、
実施例9で用いた新規な構造を有するアントラセン化合
物を含有する樹脂組成物と比較した場合、非常に塗工性
が劣る。
トラセン化合物を含有する樹脂組成物で塗膜を形成した
とき、樹脂に対する濃度が外割で5w%の添加量の場合
は膜面に各々のアントラセン化合物の結晶が析出し、均
一でフラットな膜面が得られない可能性が極めて高く、
実施例9で用いた新規な構造を有するアントラセン化合
物を含有する樹脂組成物と比較した場合、非常に塗工性
が劣る。
【0086】実施例12 次のようにしてエポキシ基含有ポリカルボン酸樹脂を合
成した。フェノール・ノボラック型エポキシ樹脂(日本
化薬(株)製、EPPN−503、エポキシ当量18
0.5)361.0g(2当量)、ジメチロールプロピ
オン酸134.1g(1モル)カルビトールアセテート
86.7g及びソルベントナフサ37.1gを仕込み、
90℃に加熱撹拌し、反応混合物を溶解した。次いで反
応液を60℃まで冷却し、トリフェニルホスフィン1.
86g(0.007モル)を仕込み、100℃に加熱
し、約20時間反応し、酸価が0.7mgKOH/g以
下になったら、次いで、50℃まで冷却し、クメンハイ
ドロパーオキサイド1.07g(0.007モル)、カ
ルビトールアセテート169.4g及びソルベントナフ
サ72.6gを仕込み、約3時間反応し反応触媒である
トリフェニルホスフィンを酸化して触媒活性を失活させ
た。次いで、テトラヒドロ無水フタル酸184.2g
(1.21モル)を仕込み、95℃で10時間反応を行
い、エポキシ基含有ポリカルボン酸樹脂(固形分濃度6
5%)を得た。生成物(固形分)の酸価は、約100m
gKOH/gであった。
成した。フェノール・ノボラック型エポキシ樹脂(日本
化薬(株)製、EPPN−503、エポキシ当量18
0.5)361.0g(2当量)、ジメチロールプロピ
オン酸134.1g(1モル)カルビトールアセテート
86.7g及びソルベントナフサ37.1gを仕込み、
90℃に加熱撹拌し、反応混合物を溶解した。次いで反
応液を60℃まで冷却し、トリフェニルホスフィン1.
86g(0.007モル)を仕込み、100℃に加熱
し、約20時間反応し、酸価が0.7mgKOH/g以
下になったら、次いで、50℃まで冷却し、クメンハイ
ドロパーオキサイド1.07g(0.007モル)、カ
ルビトールアセテート169.4g及びソルベントナフ
サ72.6gを仕込み、約3時間反応し反応触媒である
トリフェニルホスフィンを酸化して触媒活性を失活させ
た。次いで、テトラヒドロ無水フタル酸184.2g
(1.21モル)を仕込み、95℃で10時間反応を行
い、エポキシ基含有ポリカルボン酸樹脂(固形分濃度6
5%)を得た。生成物(固形分)の酸価は、約100m
gKOH/gであった。
【0087】このようにして得られたエポキシ基含有ポ
リカルボン酸樹脂を用い、次の表17に示される樹脂組
成物を調製した。
リカルボン酸樹脂を用い、次の表17に示される樹脂組
成物を調製した。
【0088】 表17 実施例12 比較例 エポキシ基含有ポリカルボン酸樹脂 5g 5g CYRACURE UVI−6990*6 0.490g 0.490g 2-エチル-9,10-ジ(メトキシエトキ シ)アントラセン 0.245g − プロピレングリコールモノメチル エーテルアセテート 3.860g 3.860g *6ユニオンカーバイド社製光カチオン重合開始剤(有効成分50wt%)
【0089】上記樹脂組成物をガラス基板上に1000
rpm、30秒でスピンコートし、80℃のオーブンで
30分間前ベーク後、高圧水銀灯を用い2000mJ/
cm2の露光量でステップタブレット(コダック社製
No.2)を焼き付けた。次に、90℃のオーブンで3
0分間後ベークし、次いで1%炭酸ソーダ水溶液で現像
後、現像により溶解して除去されない硬化膜、即ち残膜
が残ったステップ段数を確認した。その結果、2-エチル
-9,10-ジ(メトキシエトキシ)アントラセンを添加しない
比較例では、5段(露光量315mJ/cm2)迄しか
残膜が残らなかったのに対し、2-エチル-9,10-ジ(メト
キシエトキシ)アントラセンを添加した実施例12で
は、9段(露光量79mJ/cm2)迄残膜が残り、2-
エチル-9,10-ジ(メトキシエトキシ)アントラセンの明ら
かな増感効果が確認された。
rpm、30秒でスピンコートし、80℃のオーブンで
30分間前ベーク後、高圧水銀灯を用い2000mJ/
cm2の露光量でステップタブレット(コダック社製
No.2)を焼き付けた。次に、90℃のオーブンで3
0分間後ベークし、次いで1%炭酸ソーダ水溶液で現像
後、現像により溶解して除去されない硬化膜、即ち残膜
が残ったステップ段数を確認した。その結果、2-エチル
-9,10-ジ(メトキシエトキシ)アントラセンを添加しない
比較例では、5段(露光量315mJ/cm2)迄しか
残膜が残らなかったのに対し、2-エチル-9,10-ジ(メト
キシエトキシ)アントラセンを添加した実施例12で
は、9段(露光量79mJ/cm2)迄残膜が残り、2-
エチル-9,10-ジ(メトキシエトキシ)アントラセンの明ら
かな増感効果が確認された。
【0090】
【発明の効果】以上の結果から明らかなように、本発明
の新規なアントラセン化合物は公知のアントラセン化合
物に比べて種々のカチオン重合性化合物に対する溶解性
が高く、必須成分としてカチオン重合性化合物とエネル
ギー線感受性カチオン重合開始剤とこの新規なアントラ
セン化合物とを含有する光重合性組成物は、優れた硬化
性能を示す。また、アントラキノン類の還元にヒドラジ
ン類を用い、更に適当なアルキル化剤を反応することに
よって、所望の構造のアントラセン誘導体を短時間に収
率良く簡易かつ安価に製造することが可能となった。こ
の製造方法は金属系還元剤を使用しないので、触媒の回
収工程を省略する事が出来、工業的に有用である。
の新規なアントラセン化合物は公知のアントラセン化合
物に比べて種々のカチオン重合性化合物に対する溶解性
が高く、必須成分としてカチオン重合性化合物とエネル
ギー線感受性カチオン重合開始剤とこの新規なアントラ
セン化合物とを含有する光重合性組成物は、優れた硬化
性能を示す。また、アントラキノン類の還元にヒドラジ
ン類を用い、更に適当なアルキル化剤を反応することに
よって、所望の構造のアントラセン誘導体を短時間に収
率良く簡易かつ安価に製造することが可能となった。こ
の製造方法は金属系還元剤を使用しないので、触媒の回
収工程を省略する事が出来、工業的に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/028 G03F 7/028
Claims (13)
- 【請求項1】式(1)で表される9,10ージエーテル
化アントラセン化合物 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8
はそれぞれ単独に水素原子、C1〜C12のアルキル基、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、フェニル
基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル基、シクロヘ
キシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、−
O−R9、−CO−R9または−S−R9のいずれかであ
る。更にR9はC1〜C8のアルキル基、フェニル基、ベ
ンジル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル
基、1−ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれか
である。Xは、−(CH2)lY、−((CH2)mO)
nZ、−(CH(CH3)CH2O)nZ、−(CH2)
mO(CH2)nOZ、アリル基、グリシジル基、シク
ロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル
基、2−ナフチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−
ヒドロキシブチル基、4−tert−ブチルシクロヘキ
シル基あるいは4−メチル−3−ペンテニル基のいずれ
かであり、さらにYはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、フェニル基、シクロヘキシル基、1−ナフチル基あ
るいは2−ナフチル基のいずれかであり、Zは、C1〜
C8の直鎖または分岐状のアルキル基、C1〜C8の直鎖
または分岐状の飽和または不飽和アシル基、アリル基、
グリシジル基、フェニル基、ベンジル基、シクロヘキシ
ル基、2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシエチル
基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル
基、ベンゾイル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフ
チル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、lは
2〜8の整数、mおよびnは1〜4の整数である。) - 【請求項2】式(1)において、R2、R3、R6あるい
はR7のいずれか1つが水素原子、C1〜C122のアルキ
ル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、フ
ェニル基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル基、シ
クロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナフチル
基、−O−R9、−CO−R9または−S−R9(R9はC
1〜C8までのアルキル基、フェニル基、ベンジル基、シ
クロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチ
ル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、残りが
水素原子であり、R1、R4、R5およびR8が水素原子で
あり、Xは、−(CH2)lY、−((CH2)mO)n
Z、−(CH(CH3)CH2O)nZ、−(CH2)m
O(CH2)nOZ、アリル基、グリシジル基、シクロ
ヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル
基、2−ナフチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−
ヒドロキシブチル基、4−tert−ブチルシクロヘキ
シル基あるいは4−メチル−3−ペンテニル基のいずれ
かであり、さらにYはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、フェニル基、シクロヘキシル基、1−ナフチル基あ
るいは2−ナフチル基のいずれかであり、Zは、C1〜
C8の直鎖または分岐状のアルキル基、C1〜C8の直鎖
または分岐状の飽和または不飽和アシル基、アリル基、
グリシジル基、フェニル基、ベンジル基、シクロヘキシ
ル基、2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシエチル
基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル
基、ベンゾイル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフ
チル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、lは
2〜8の整数、mおよびnは1〜4の整数である。)の
いずれかであり、残りの置換基が水素原子である請求項
1に記載のアントラセン化合物。 - 【請求項3】式(1)において、R2、R3、R6あるい
はR7のいずれか1つが水素原子あるいはエチル基であ
り、残りの置換基が水素原子であり、R1、R4、R 5お
よびR8が水素原子であり、Xは、−(CH2)lY、−
((CH2)mO)nZ、−(CH(CH3)CH2O)
nZ、−(CH2)mO(CH2)nOZ、アリル基、グ
リシジル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル
基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、3−ヒドロキシ
プロピル基、4−ヒドロキシブチル基、4−tert−
ブチルシクロヘキシル基あるいは4−メチル−3−ペン
テニル基のいずれかであり、さらにYはフッ素原子、塩
素原子、臭素原子、フェニル基、シクロヘキシル基、1
−ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであ
り、Zは、C1〜C8の直鎖または分岐状のアルキル基、
C1〜C8の直鎖または分岐状の飽和または不飽和アシル
基、アリル基、グリシジル基、フェニル基、ベンジル
基、シクロヘキシル基、2−フェニルエチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒ
ドロキシブチル基、ベンゾイル基、シクロヘキシルメチ
ル基、1−ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれ
かであり、lは2〜8の整数、mおよびnは1〜4の整
数で示される請求項1に記載のアントラセン化合物。 - 【請求項4】式(1)において、R2、R3、R6あるい
はR7のいずれか1つがエチル基であり、残りの置換基
が水素原子であり、R1、R4、R5およびR8が水素原子
であり、Xが2−メトキシエチル基である請求項1に記
載の9,10ージエーテル化アントラセン化合物。 - 【請求項5】必須構成成分として、(1)カチオン重合
性化合物と(2)エネルギー線感受性カチオン重合開始
剤と(3)請求項1に記載の9,10ジエーテル化アン
トラセン化合物を含有することを特徴とする光重合性組
成物。 - 【請求項6】アントラセン化合物が請求項2に記載の
9,10ージエーテル化アントラセン化合物である請求
項5に記載の光重合性組成物。 - 【請求項7】9,10−ジエーテル化アントラセン化合
物が請求項3に記載の9,10ージエーテル化アントラ
セン化合物である請求項5に記載の光重合性組成物。 - 【請求項8】アントラキノン類をヒドラジン類で還元
し、次いでアルキル化剤を反応させることを特徴とする
9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製造方
法。 - 【請求項9】アントラキノン類が式(2) 【化2】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8はそ
れぞれ単独に水素原子、C1〜C12のアルキル基、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ基、フェニル
基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル基、シクロヘ
キシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、−
O−R9、−CO−R9または−S−R9(R9はC1〜C8
までのアルキル基、フェニル基、ベンジル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基あ
るいは2−ナフチル基のいずれかである。)のいずれか
である。)で表される化合物である請求項7に記載の
9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製造方
法。 - 【請求項10】式(2)において、R2、R3、R6ある
いはR7のいずれか1つが水素原子、C1〜C12のア
ルキル基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、シアノ
基、フェニル基、シクロヘキシル基、水酸基、ベンジル
基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナ
フチル基、−O−R9、−CO−R9または−S−R
9(R9はC1〜C8のアルキル基、フェニル基、ベンジル
基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、1−
ナフチル基あるいは2−ナフチル基のいずれかであ
る。)のいずれかであり、残りの置換基が水素原子であ
り、R1、R4、R5およびR8が水素原子である請求項8
に記載の9,10−ジエーテル化アントラセンの製造方
法。 - 【請求項11】式(2)において、R2、R3、R6ある
いはR7のいずれか1つがエチル基であり、残りの置換
基が水素原子である請求項8に記載の9,10−ジエー
テル化アントラセンの製造方法。 - 【請求項12】アルキル化剤が、下記式(3) 【化3】 で表されるpートルエンスルホン酸エステル化合物また
は式 R10SO2OX’ (4) で表されるアルキルスルホン酸エステル化合物または式 (X’O)2SO2 (5) で表される硫酸エステル化合物(式中、R10はメチル
基、エチル基あるいはトリフルオロメチル基のいずれか
であり、X’はC1〜C18までの直鎖または分岐状のア
ルキル基、ベンジル基、α−メチルベンジル基、−(C
H2)lY、−((CH2)mO)nZ、−(CH(CH
3)CH2O)nZ、−(CH2)mO(CH2)nOZ、
アリル基、グリシジル基、シクロヘキシル基、シクロヘ
キシルメチル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、2
−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4
−ヒドロキシブチル基、4−tert−ブチルシクロヘ
キシル基あるいは4−メチル−3−ペンテニル基のいず
れかであり、さらにYはフッ素原子、塩素原子、臭素原
子、フェニル基、シクロヘキシル基、1−ナフチル基あ
るいは2−ナフチル基のいずれかであり、ZはC1〜C8
の直鎖または分岐状のアルキル基、C1〜C8の直鎖また
は分岐状の飽和または不飽和アシル基、アリル基、グリ
シジル基、フェニル基、ベンジル基、シクロヘキシル
基、2−フェニルエチル基、2−ヒドロキシエチル基、
3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、
ベンゾイル基、シクロヘキシルメチル基、1−ナフチル
基あるいは2−ナフチル基のいずれかであり、lは2〜
8の整数、mおよびnは1〜4の整数である。)である
請求項8、請求項9、請求項10または11のいずれか
1項に記載の9,10−ジエーテル化アントラセン誘導
体の製造方法。 - 【請求項13】アルキル化剤が、式(3)で表されるp
−トルエンスルホン酸エステルである請求項8、請求項
9、請求項10または請求項11のいずれか1項に記載
の9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000014326A JP2000344704A (ja) | 1999-01-29 | 2000-01-24 | 新規なアントラセン化合物、これを含有する樹脂組成物、9,10−ジエーテル化アントラセン誘導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2118799 | 1999-01-29 | ||
JP7327599 | 1999-03-18 | ||
JP11-73275 | 1999-03-29 | ||
JP8507099 | 1999-03-29 | ||
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